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2009/06/14
憲法9条改憲を許さない6.14全国集会
二日連続で同じようなメンバーの集会に出た。
しかしこちらは、民主党、社民党、新社会党、国民新党など、超党派で野党を巻き込んだ幅広い集会である。
社民党本部のある社会文化会館三宅坂ホールに集まったのは550名。
準備のドタバタや内容を考えると、よく集まった。
オープニングはヤスミン植月千春さんのカーヌーンという民族楽器の演奏。
この楽器は小さな琴のような楽器で、映画『第三の男』で有名なチターに形も音も似ている。
とてもよく知っているはずの曲名をなかなか思い出せず、それが「アランフェス」であることを思い出したのは家に帰ってから。
ずっともやもやしていた霧が晴れた。
この日のゲスト講師は中央大学名誉教授の伊藤成彦氏。
フランスやドイツやスイスの憲法(ドイツは基本法という)と日本国憲法の改正にかかわる条項を比較しての講義はおもしろかった。
フランスの「共和政体」、ドイツの「人間の尊厳」「連邦国家、権力分立、社会的法治国家、抵抗権」などは、改正することを許されていない。
日本の憲法にはそうした項目はない。
「基本的人権」や「戦争の放棄」「主権在民」は変更してはならない項目にするべきではなかったか。
また、ドイツなどはファシズムを犯罪と規定しているが、日本の憲法では侵略戦争が犯罪であるという規定がない。
日本国憲法第99条は「憲法尊重擁護の義務」だが、その対象となる天皇または摂政、国務大臣、国会議員、裁判官その他公務員は、この条項を守っていない。
なぜなら、この条項には罰則がないからである。
「憲法前文は法律ではない」という国会議員までいるそうだから呆れる。
「この憲法を制定した当時は、まさか守られないことがあるなど想定していなかったのだろう」
そうかもしれない。
後半のオープニングに行われた、池邊幸恵さんの「ピアノとスライドによる平和のメッセージ」は実に良かった。
クラシックの名曲が原爆やイラクの悲惨の映像をやわらげてくれる。
安保条約無効確認訴訟事務局長の山崎康彦さんは、最近話題になっている岸信介密約が明るみに出た現在、そのような形で結ばれた日米安全保障条約は無効であると言う訴訟を起こしている。
詳細は文藝春秋社発行の『CIA秘録』にあるそうだ。
今年も「合唱『戦争の法規』」(ベートーベン「第9交響曲」)を全員で合唱する。
3時間半の集会が終わって、5時からデモ行進に向かう。
その出発点でひともんちゃくあった。
竹馬で参加した若者が警官に止められたのだ。
警官は「危険だからおりなさい。主催者はそれを指示しなさい」と若い機動隊員が権力を笠に着てスピーカーでえらそうに喚く。
危険かどうかはこちらの問題で他に迷惑がかかるわけではない。表現の自由の侵害で、明らかな嫌がらせだ。
坂道だけはおりるということで、決着。
もう少しもめることを期待していたが、メットも何も用意していなかったので、一応の平和決着でまあOKか。
社会文化会館前をスタートするデモ隊。
右翼らしき白い車が激しく警笛を鳴らしてシュプレッヒコールの邪魔をする。
もちろん警官隊はなにもしない。
赤坂見附付近を通過するデモ隊。
機動隊だけでなく公安が何人も張り付いていた。
帽子とマスクで顔を隠すいかにも怪しい格好をして、それなのに無線機が胸元から顔を出しているのですぐにわかる。
それがどいつもこいつもやたらと若い。
そいつらにカメラを向けたり声をかけたりしてかまい過ぎたものだから、逆に写真を撮られた。
元気な活動家はことごとく60歳以上になってしまったと思っていたら、今回は昨年末からの「派遣切り」のこともあって、若い参加者がちらほら。
20代以下の若い人にもっと参加して欲しいものだ。
今回も壇上に上った多くはアラカンだ。
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