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http://netallica.yahoo.co.jp/news/80913
これは鳩山総務相の方が正しい
2009/6/8 10:00
●西川郵便社長の再任問題を「麻生政権の火種」などと流しているが…
「的はずれ議論」とはこのことだ。日本郵政の社長人事の一件である。まともな庶民感覚なら、国民の資産を不当に安くたたき売る犯罪を許した西川善文社長の更迭・追放は当たり前である。クビをかけて辞任を迫る鳩山総務相に分があるのは子供だってわかることだ。それなのに大マスコミは、すべて知っていながら、わざと焦点をスリ替え、歪曲しているから悪質このうえない。
たとえば、4日朝日新聞の1面記事だ。「西川氏続投 総務相が麻生政権の火種に」とやっていた。日経や読売も似た記事を流したが、そうじゃないだろう。西川続投を永田町話に矮小(わいしよう)化するのは筋違い、目くらましだ。問題の本質は、2400億円で建設した「かんぽの宿」などの国有施設を、郵政民営化にかこつけて、たった109億円で民間にたたき売ったり、1万円の売却物件が6000万円で転売されていた仰天事件だ。それを許し、国会でもウソをついた西川社長が何のケジメも落とし前もつけずに、厚かましく続投なんて許されるのか。そこを論じるのが本質であり、社会の木鐸(ぼたく)の仕事だろう。国が100%株をもっている日本郵政の不正義が許されるなら、官公庁のムダ遣い、デタラメは何でもオーケーとなってしまう。大新聞の記者はそれでいいのか。「本当に腹立たしいですよ」とエコノミストの紺谷典子氏が言う。
「西川社長という人は、住友銀行頭取時代は郵政民営化に反対だったのに、ゴールドマンや竹中元総務相とくっつくや一転、民営化のトップに立ってしまった。そんな信用できない人だから、いろいろ疑惑が出ても驚きませんでしたが、それを財界人や自民党幹部がかばったり、テレビや新聞まで擁護するからア然です。“鳩山大臣の狙いは郵政票”みたいにスリ替えた情報を流す記事もある。不正のケジメを求める鳩山大臣が孤立化し、許されないことをした西川社長が続投なんてなったら、正義はどうなるんですか。この国は本当に終わりですよ」
そもそも郵政民営化は、小泉・竹中に群がる財界人と企業、さらにバックにいるアメリカが、国有資産の切り売り山分けで儲けようと仕組んだもの。その一角が、「かんぽの宿」売却問題で表面化した。となれば、大マスコミは鳩山大臣を後押しして、疑獄事件を暴くのが義務なのに、逆にグルになって隠そうとしている。全くおかしい。大マスコミがこのレベルだから、麻生首相のように「オレは郵政民営化に反対だった」と国会で開き直りながら、「盟友」の鳩山大臣も守れないぶざまな腰砕け首相が生き永らえる国になっているのだ。
(日刊ゲンダイ2009年6月5日掲載)
2009/6/8 10:00 更新
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