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ソフトパワーの限界: ジョゼフ・ナイが駐日大使を辞退!! (ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 )
http://www.asyura2.com/09/senkyo63/msg/808.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 5 月 23 日 12:58:45: twUjz/PjYItws
 

(回答先: 新駐日米大使ルース氏 格落ち人事?政府困惑(東京新聞) 投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 5 月 23 日 12:55:03)

http://amesei.exblog.jp/9750744/

2009年 05月 20日
ソフトパワーの限界: ジョゼフ・ナイが駐日大使を辞退!!

アルルの男・ヒロシです。大ニュースである。

 まだ未確認ですが、あのジョゼフ・ナイが駐日大使を辞退したようです。彼は今後も三極委員会の北米理事長のポストにとどまるでしょう。

 なぜ、「ナイであるか、ナイでないか」という報道が大新聞で二転三転したかというと、ジョゼフ・ナイの日本政治への露骨な介入が、アメリカ国内でも大きく問題になっていたからだろう。

 そして、今回の小沢一郎事件では、当時の民主党の代表の相次ぐ発言に対し、ナイが前原を通じて繰り返し不快感を示していた。「今の民主党の外交政策がそのまま採用される場合には反米と見なす」とナイは言っていた。

 ここまで来ると、当初から小沢一郎事件に関して、ナイ主犯説を唱えてきた私自身も、ある種の当事者の一人に成ってしまったということになる。

 「朝日新聞」は、これについて、以下のように報じている。

(貼り付け開始)

米駐日大使に弁護士のルース氏 オバマ氏の選挙を支援2009年5月20日3時0分

 【ワシントン=加藤洋一】オバマ米政権は、駐日大使ポストに、シリコンバレーでIT企業の合併・買収などを手がける弁護士で、大統領選でオバマ氏の勝利に大きく貢献したジョン・ルース氏(54)を指名することを決め、19日、日本政府に通知した。ハーバード大教授のジョセフ・ナイ氏を指名する方向で政権内部の最終調整が進められていたが、大統領との個人的な関係の緊密さを優先、土壇場で差し替える形 となった

 日本政府からの返答を待って、近くホワイトハウスが発表する見通しだ。上院の指名承認を経て任命される。

 駐日大使の最終決定は、政権の政治任命プロセス全体の遅れのあおりを受け、先送りが続いていた。が、先週の駐中国大使の指名発表を受け、日中のバランスを考えて急きょ人選が進められた。

 ルース氏はスタンフォード大ロースクールの出身。カリフォルニア州シリコンバレーにある弁護士事務所に入り、現在、最高経営責任者(CEO)。事務所のウェブサイトによると、専門は「企業の資金調達、企業関連法・企業統治」など。国際経験としては「イスラエル」を挙げており「外国語」の欄は空欄だ。

 米メディアの報道を総合すると、ルース氏はオバマ氏が大統領選に立候補表明をする前に自宅で資金集めパーティーを開くなど、早くから支援に動いた。ニューヨーク・タイムズ紙は08年8月「オバマ陣営の最も早い段階からの、かつ最大の資金調達者の一人」と報じている。日本との関係に関する記述は全く見あたらない。

 ナイ氏のようなアジアや日本との外交関係に関する知見や経験よりも、大統領との個人的な関係の深さを優先した選択と言える。歴代大使の中では、ブッシュ大統領との親密な関係で知られたシーファー前大使がこの例にあたる。関係者によるとホワイトハウスは、この「シーファーモデル」を選び、ナイ氏の指名を退けたという。

http://www.asahi.com/international/update/0520/TKY200905190426.html

====

弁護士ルース氏指名へ=オバマ大統領の選挙に貢献−駐日米大使

 【ワシントン19日時事】オバマ米政権は次期駐日大使にカリフォルニア州の有力弁護士ジョン・ルース氏を起用する方針を固め、日本政府に事前承諾(アグレマン)を要請した。日米政府筋が19日、明らかにした。ルース氏はオバマ大統領に近く、大統領選での勝利にも貢献したが、日本での勤務経験などは知られていない。
 駐日大使については、クリントン国務長官ら国務省サイドは知日派のジョセフ・ナイ・ハーバード大教授を推し、同教授が起用されるとの見方が強かった。しかし、オバマ大統領や側近は、大使人事を大統領主導で決めるべきだとの考えが強く、最終的にルース氏の起用が固まった。 (2009/05/20-08:44)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009052000109

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<NHKニュース>

アメリカのオバマ大統領は、新しい日本駐在の大使に、さきの大統領選挙でみずからを資金面で支援した弁護士のジョン・ルース氏を起用する方針を固め、大統領本人との個人的な関係の強さを重視した人事だとみられています。

これはアメリカ政府の高官が19日、NHKの取材に対して明らかにしたものです。それによりますと、オバマ大統領は、退任したシーファー駐日大使の後任として、弁護士のジョン・ルース氏を起用する方針を固めました。ルース氏は54歳。カリフォルニア州にある先端技術企業の集積地であるシリコンバレーを中心に、企業の合併や買収を手がけてきたビジネスマンで、現在は弁護士事務所のCEO=最高経営責任者を務め、日本企業との取り引きも数多く手がけた経験があるということです。また、ルース氏は、去年の大統領選挙でオバマ大統領を特に資金面で支援してきた熱心な後援者で、大統領とは個人的にも親しい間柄にあるとされています。今回の駐日大使の人選過程では、ハーバード大学教授で、日米同盟の強化をめぐる政策提言でも知られるジョセフ・ナイ氏の起用も検討されるなど難航しましたが、オバマ大統領は、ブッシュ前大統領が親しい友人だったシーファー氏を駐日大使に起用したように、最終的にはみずからとの個人的な関係の強さを重視して、ルース氏の起用を決めたものとみられます。ルース氏の起用は、近く正式に発表される見通しです。


http://www3.nhk.or.jp/news/k10013083581000.html#
====

米駐日大使にルース氏濃厚 大統領有力後援者の弁護士

 【ワシントン19日共同】オバマ米政権の新駐日大使に、オバマ大統領の有力後援者でカリフォルニア州の弁護士事務所経営者ジョン・ルース氏(54)が指名されることが19日、濃厚となった。日米関係筋が明らかにした。同筋は「近く正式発表される見通しだ」と述べた。

 日本政府の同意と米上院の承認が得られれば、日米同盟を「アジア政策の礎石」と位置付けるオバマ氏の名代として、対日政策の最前線に立つ。

 駐日米大使人事に関しては、1月のオバマ政権発足前、知日派のナイ・ハーバード大教授の起用がいったんは固まった。しかし大統領本人とのパイプが細いとの指摘があり、昨年の大統領選でカリフォルニア州など西海岸地区の有力後援者としてオバマ氏の政治資金集めに貢献、個人的なつながりを深めたルース氏に白羽の矢が立った。大統領との近さでは、ブッシュ前政権時代の大使だったシーファー氏に匹敵する。

 ただルース氏は日米双方の関係者の間でほとんど無名の存在。外交手腕も未知数であることから、対日外交の窓口役として不安視する向きもあり、一部で流動的な要素も残っている。

http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052001000057.html

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新駐日大使にルース氏指名へ オバマ大統領が論功行賞人事
2009.5.20 08:57

 【ワシントン=有元隆志】オバマ米大統領は19日までに、次期駐日大使にカリフォルニア州シリコンバレーの弁護士ジョン・ルース氏(54)を指名することを決めた。近く正式発表する。ルース氏は昨年の大統領選で、同州でのオバマ氏の資金調達の共同責任者になるなど早くから大統領を支援していた。これまで候補として名前が挙がったハーバード大ジョセフ・ナイ教授やノーマン・ミネタ元運輸長官と比べ、日本との関係は深くはなく、大使指名は事実上の「論功行賞」といえる。

 これまで駐日大使は、モンデール元副大統領、べーカー元上院院内総務らいわゆる「大物」が選ばれるケースが多かった。政界出身ではないルース氏は、前任のシーファー大使と同様、大統領との近さが“売り物”といえる。

 駐日大使をめぐっては、ナイ氏やミネタ氏の名前が挙がったが、大統領は自らの選挙戦を支援するなど、「気心が知れている」(米政府関係者)ルース氏を選んだという。

 ルース氏はスタンフォード大法科大学院を修了後、弁護士となり、IT(情報技術)企業の合併や買収などを手がけてきた。現在約600人の弁護士を抱える法律事務所の最高経営責任者(CEO)を務めている。

 政治活動では民主党のケリー上院議員らの選挙の支援をしてきた。昨年8月6日付米紙ニューヨーク・タイムズはルース氏を「オバマ氏の最も早くからの、しかも最大の資金調達協力者の一人」と形容している。昨年8月の民主党全国大会には、同州選出の代議員の一人として参加した。
 政治監視団体オープン・シークレットによれば、ルース氏は昨年の民主党予備選、本選挙でそれぞれ個人献金限度額の2300ドル(約22万円)をオバマ氏に献金した。昨年7月には予備選で敗北したヒラリー・クリントン氏(現国務長官)の負債返済に協力するため2300ドルを献金した。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/090520/amr0905200859004-n1.htm

===

米駐日大使に弁護士ルース氏、オバマ大統領の選挙資金支援

 【ワシントン=小川聡】オバマ米政権は19日、駐日大使に、シリコンバレーの弁護士事務所最高経営責任者(CEO)で、オバマ氏の大統領選を資金集めの面から強力に支援したジョン・ルース氏(54)を指名する方針を決めた。

 米関係者が明らかにした。駐日大使ポストには、日米関係に造詣の深いジョセフ・ナイ元国防次官補が内定していたが、最終段階で差し替えられた。

 関係者はルース氏起用の理由について「大統領と極めて親しい友人だ。大統領との個人的なつながりの深さが大使の仕事に最も必要な点を考慮した判断だ」と説明。ルース氏は、日本の経済や文化は知っているものの、安全保障関係の知識はないという。

 ルース氏が大統領選中に米地元メディアに語ったところなどによると、ルース氏は2007年1月のペロシ下院議長の就任式の際、友人の仲介でオバマ氏と会談し、支援の依頼を受けた。オバマ氏の出馬表明前の同年2月初め、自宅で資金集めパーティーを開いたのを手始めに、大統領選を通じて多額の献金を集めたという。大統領就任式では、オバマ氏から数列目のVIP席を用意された。

 日本への着任は議会の承認を受けた後、夏ごろになるものとみられる。
(2009年5月20日11時42分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090520-OYT1T00451.htm

(貼り付け終わり)

 この人物に関しては、詳しい情報が入り次第、さらに報告する。

 ジョゼフ・ナイ=黒幕説を唱えてきた私としては、この情勢の急転about-turnは拍子抜けであるが、この辞退報道、日米関係にあまり深い関わりがなさそうなオバマの友人を指名するあたり、岡田克也が民主党代表選で負けたことによる、「シナリオの変更」のにおいを感じさせる。

 マスコミを動員して、あれほど岡田、岡田とあおってみたのに、結局、民主党代表選では鳩山が粘り勝ちした。夕刊フジによると、小沢一郎本人も岡田容認だったが、後に本人の「原理主義ぶり」に嫌気がさしたので、腹心の鳩山に急遽乗り換えたという。

 (引用開始)

 民主党中堅議員は「小沢氏は代表辞任に際し、当初は後継を『岡田氏でもいい』と思っていた。しかし、
原理主義の岡田氏が自分の意向を聞かない可能性があることから鳩山後継にシフトした。一方の岡田氏サイドも、側近議員が『鳩山代表が小沢氏に選挙を丸投げするなら、幹事長を受けない』との情報を流し、『小沢院政』を牽制していた」と語る。

http://www.zakzak.co.jp/top/200905/t2009051910_all.html
 (貼り付け開始)

 いずれにせよ、ヨーロッパ・ロシアとの連携を模索する、鳩山由紀夫新代表は小沢一郎前代表を、本来の得意分野である「選挙対策責任者」に抜擢し、敵だった岡田克也を幹事長に抜擢、前原グループからの隔離を計っている。

 そして、今回のジョゼフ・ナイ大使辞退の報道である。これはアメリカが日本の政治への直接的なコントロールを控えつつあるという前兆かもしれない。今、民主党と自民党内のアメリカべったり派には、急速にインフルエンザの蔓延のように、動揺が広がっていることだろう。はははは、ざまあみろ。

 ジョン・ルースは、企業弁護士なので、年次改革要望書や、G2(米中連合)の実現の線で、日本に協力を求め来るのだろう。だから、今後も油断は禁物だ。

 が、とりあえずは、我々は「ナイ大使を辞退に追い込んだ」という一時的な勝利の果実を味わうことになったわけである。 

 ナイを推していたのは、ヒラリー・クリントンに近い、国務省サイドだったという。今回の件で、少しはオバマを見直した私であった。

====

<参考>

John Roosってドンだけ変な名前なんだ。産経さんの記事がなければスペルはわからなかったよ!


August 6, 2008
Big Donors, Too, Have Seats at Obama Fund-Raising Table
http://www.nytimes.com/2008/08/06/us/politics/06bundlers.html?_r=1&sq=obama%20donors&st=nyt&scp=1&pagewanted=print

Lawyer John Roos likely choice as next U.S. envoy to Japan
http://www.breitbart.com/article.php?id=D989J94G0&show_article=1

John Roos '80: Lawyering To Silicon Valley's Elite
http://www.law.stanford.edu/publications/stanford_lawyer/issues/72/JohnRoos.html

所属事務所

http://www.wsgr.com/WSGR/index.aspx

http://www.wsgr.com/WSGR/DBIndex.aspx?SectionName=attorneys/BIOS/117.htm

Podcast: Life Inside a Law Firm - John Roos (WSGR)
Published on Mar 08, 2006 in Education > Formal Education
http://odeo.com/episodes/22079512-Podcast-Life-Inside-a-Law-Firm-John-Roos-WSGR

Obama for America National Finance Committee
As reported by the Chicago Sun-Times on March 24, 2008
http://www.gwu.edu/~action/2008/obama/obamafinancecomm.html


 

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