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(回答先: 「検察の劣化」魚住 昭×郷原信郎 (魚の目:今旬のトピック) 投稿者 旅烏 日時 2009 年 5 月 18 日 22:52:33)
田中良紹×田中康夫「西松献金事件から見える“この国の病”」(THE JOURNAL/ニュース・スパイラル)
http://www.asyura2.com/09/senkyo60/msg/102.html
投稿者 i^i 日時 2009 年 3 月 11 日 18:14:11: uYCM.EuCxbqec
7分23秒から
良紹:
実はね、わたしね、1990年からですね、アメリカのですね、ワシントンにわたし事務所を持って、でアメリカの政治をね、ずっと見てきたんですね。でわたしは今回のこういうことが起きてですね、アメリカがどういう目で見てるかなと、この日本をですね。えーおそらくね、プーチンのロシア。まあプーチンという人はKGBの出身でですね、あの政敵をね、次々ね、そのいわゆる警察権力を使ってですね、えー追い落としてきたっていう人なんですが。あのアメリカの民主主義というね、わたし十年ぐらいアメリカを見てきてですね、アメリカからするとね、おそらくロシアのプーチン政権みたいに見えてるんじゃないかなと。んでそれはひとつはですね、1990年にわたしがそのアメリカの政治を見始めたころ、実はアメリカにとって最大の敵はね、ソ連ではなかったんですよ。日本の経済だったんです。で、日本の経済をどうするかってことでみんな議論していたと。したがってそのわたしが提携しているシースパン(C-SPAN)という政治専門チャンネルにですね、
康夫:
アメリカの議会を全部流すというテレビ・・
良紹:
政治専門チャネル。そこにですね。しばしば日本専門家が、アメリカ人のね、いわゆる知日家といわれているですね、日本に精通している学者とかですね、そういう人たちが出てきて、日本という国がどういう国かということをですね、しゃべってたんですね。わたしも何人かその知日家といわれている人たちの議論を聞いていて、彼等がこう言うんですね。ま、わたしなんかもちょっと抵抗があったんですが。日本という国は異質な国であると。つまりどういう異質かというとね、アメリカから見ると、まだ中国ロシアはね、われわれと近いと。ところがね、日本はそれよりも違うと。北朝鮮と同じ異質な国だと。こういう言い方をするわけ。ですから、いや我々は民主主義国家だとわたしなんかは思っていてですね、冗談じゃないと。北朝鮮と何が同じかと思ったんですが、しかしアメリカの知日家から見るとですね、北朝鮮と同じような国であると。何が違うかというと、彼等が言うにはですね、司法とメディアがつまりアメリカというか民主主義国家とは違うと。つまり日本の司法とメディアはですね、民主主義とは思えない。つまり行政権力の手先になってるというのがね、そのアメリカの知日家のですね、分析なんですよ。
康夫:
それはまさに司法とメディアがロシア的であったり、もっと言えば中国的であったり・・
良紹:
まあ彼らはもっと北朝鮮的だと・・
康夫:
北朝鮮的でもあったと。しかし考えてみれば北朝鮮もロシアも中国もあるいはもっといえばアメリカもですね、中南米でいろんなことしてきてるかもしれませんけど、戦略性を持った上での外交というのがあって、また、その、アメリカの中でも政敵をつい落とすためのさまざまなことはウォーターゲートも含めてあったわけですよね。日本はその両方が何か外交もあまちゃん国政もあまちゃん・・
良紹:
あのね、権力闘争はもちろんアメリカでもあります。で権力闘争やってスキャンダル追求もやってます。あのー別にそのスキャンダル追求をやらないわけではない。ただそのやり方がですね、日本とアメリカでは全然ちがう。でその、つまり彼等から見るとね。彼らはつまり日本の権力というのはどこにあるのかというと実は政党ではなくて霞ヶ関にあると。これがもう140年間続いてきたですね、官僚支配。
康夫:
官治ですね。
良紹:
つまり統制国家であるということなんですね、日本というのは。統制国家であり、それが国民にはねわからないようにメディアがそれに利用されていて。あのー国民は目くらましをされていると。その中でも特にね、ひどいのがその司法の独立が守られていない。裁判も、捜査機関もですね、ある意味では行政権力の側に立って、えー捜査をやり、ハン、裁判を下していると。いうのがアメリカの見方なんですよ。
康夫:
それはあの今回も鳩山由紀夫さんがですね、その逆に連日新聞にそれぞれ関係者の話でわかったと一面に載ってるけど、新聞てそんなに取材能力が一夜にしてあるの?で、その関係者って誰なのよ?と。それはもしかして捜査中にもかかわらず国家公務員の守秘義務がある人たちが流していて、それをさも関係者といって書いてないかって疑問を提起したんですけど・・
良紹:
あのー私も実はね社会部の取材経験があります。あの警察と検察とね。これ同じようで違うのはね。警察を取材する時はですね、現場を我々行ってみることができるんですよ。
康夫:
なるほど
良紹:
ところがね、検察というのはね、現場がないんですよ。つまり取調室という密室で捜査されてると。これね、裏の取りようもなければつまりどういう取調べをしたのかということについてはね、検察からの情報でしか知りえないわけ。
康夫:
だからそういう関係者というのはみんなそうした権力側からのリークだと報じられている・・
良紹:
ま、今度なんか見てると、西松建設も早々とつまり自分たちの保身を図っていてですね。ある意味では検察に喜ばれるようなこと言ってますよね。そうなってしまうと。これ実はね。ここがアメリカと違うのは、アメリカのメディアの場合にはね。取調べの過程での情報というのはね。本当かどうかわからないわけですね。これ裁判で初めてわかるわけですよ。で、今までも色んな事件を見てきてみなさんご存知かもしれませんが、調書というのはどうつくられるかと。これ元検察官の方も本にも書いてますよね。つまり検察官が書いてそれにサインをさせると。そすとそれがですね。その時はもうサインをしちゃうと。後になって・・
康夫:
逆にストーリーが作られてこういう具合だと。君早く保釈してあげるよ楽になるよと。これはまあ私と考え方は違う部分ずいぶんあるけど堀江貴文さんが最近言ってることは、自分の後のライブドアの社長もみんな保身で、今の西松建設の経営陣を見てるようだと。ストーリーが作られちゃう・・
良紹:
ですからね。事件というのは先に検察が書いたシナリオ通りにですね。あるところまでは進んでいくと。で裁判なって初めてひっくり返ったりですね、するってことがよくあるわけじゃないですか。ていうことは、それまでの間はその情報は一方的な一方の側の情報だということをつまりちゃんと認識しないとアブナイよって話なんで、それをあのー。例えばアメリカのメディアだったらですね。そういうちゃんとですね。これはこういう情報ですよと言った上で、これが真実だと言う形ではこれ報道しないと。が、まあメディアなんですね。そこがまあ向こうから見ると日本は非常に著しく違うと。言ってるように見える。
・・以下略・・
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