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5月1日に放送された「緊急報告 新型インフルエンザ」で、新型ブタインフルエンザは、約90年前に流行ったスペイン風邪ウィルスの遺伝子情報を持っていると報じた。昨日か一昨日のNHKニュースでも同じことを言っていた。
ところが、本日5月5日付けの南日本新聞では、全く反対のこと、つまり、スペイン風邪の病原性遺伝子は持っていないと報じている。
NHKによる訂正報道は無いから、一体何が本当のことか、さっぱり分からない。両方とも正しいとすると、今回のブタインフルエンザウィルスは、90年前に流行ったスペイン風邪の病原性を表さない部分の遺伝子を持っているということになる。
更に、まだまだ分からないことがある。
1.なぜ、最初に発生したと言われるメキシコのベラクルス州の小さな村での死者数が少ないのか?La Gloriaと言う名前の人口3000人ほどの小さな村で、6割の人がインフルエンザのような症状にかかったと言う。そして、2歳未満の幼児が2人死亡したとされる。しかし、メキシコでの死者数は群を抜いて多く、感染確認者だけでも26人だ。新型インフルエンザの疑いがある症例を入れれば、100名は軽く越えているはずで、既にメキシコ当局は、未確認者についての死者数を公表しなくなっている。メキシコでの死者数が多い理由として、貧困層がなかなか医者にかからないから、重症化してしまい、治療が間に合わないからだと説明されている。しかし、それなら、明らかに貧しい村であるLa Gloriaで、1700名ほどが罹患して二人しか死者が出ていないのはおかしいのでは無いだろうか?
2.上のことの絡むが、なぜ、メキシコ政府は、感染未確認者の死者数を公開しないのか?現場では、これは新型インフルエンザにかかっているとかいないとかはかなりの程度の確かさで分かるはずだ。それとも、通常のインフルエンザが、50人も60人も死に至らしめるほどメキシコで流行っているのだろうか?メキシコはアフリカの小国ではなく、アメリカの隣国であり、かなりの程度の規模の経済を持つ国だ。世界の主要国の一つに入っている。そんな国で、なぜ、死者数の統計や感染源についての確認がきちんとされないのか?感染源になっているはずのブタ、または養豚場の確認もされていない。メキシコと言う国自体が、何か、ブラックボックスになってしまっていて、全く情報が出てこない。なぜ、WHOやアメリカが、メキシコ政府に情報の公開や、感染源に付いての確認をしろと言わないのか、非常に疑問だ。
3.アメリカでの感染者数の半分以上を占めていたニューヨークの私立高校生の感染源は、メキシコのカンクンへの旅行であったという。15名ほどが春休み中に旅行して帰国後4日ほどで発症し、それが学校中にすぐに広まったと言われる。しかし、家族にはほとんど感染したという報道が出ないし、地域社会での感染もあまり報道されていない。更に、感染源であったはずのカンクンでも新型インフルエンザ罹患の報道は無いようなのだ。
4.メキシコ北部の州での感染確認者数はゼロだという。フジテレビの日曜日の番組でやっていた。しかし、メキシコに陸続きで接しているアメリカのテキサス州やカルフォルニア州での感染確認者数は、ある程度の数になっている。それに、googlemap( http://maps.google.com/maps/ms?ie=UTF8&hl=en&t=p&msa=0&msid=106484775090296685271.0004681a37b713f6b5950&source=embed&ll=32.546813,-101.953125&spn=95.342233,203.90625&z=1 )で、新型インフルエンザの感染地域の分布を見ることができ、それには、メキシコ北部の州での感染例も出ている。ここでも情報が互いに矛盾する。何が本当のことか、それが分からないのだ。
5.その他、考えてみると矛盾するように思えることがかなりの数あるのだ。ともかく、今回の新型インフルエンザは、ブタを感染源にしていて、今後重症化、または、強毒性化する可能性があるとされる。日本国内でどの程度の被害が出るか、世界でどの程度の被害が出るか、それが、結局今回の騒動の意味を明らかにするのかも知れない。しかし、次のような可能性は無いだろうか?つまり、今回の感染騒ぎは完全にコントロールされたものであり、何らかの取引条件として使われたと言う見方だ。例えば、中国が課そうとしていた輸入電子情報機器に組み込まれたソフトウェア情報の公開を、中国政府当局はあっさりと一年先延ばしにしてしまった。この先延ばしの報道と今回の騒動は非常に時間的にぴったりと来る。そして、感染騒動自体が完全にコントロールされたものだとすると、いろいろな疑問が氷解するのだが、どうなのだろうか?
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