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(回答先: 暮らし「苦しくなった」54%に急増…読売世論調査 (5月3日20時14分配信 読売新聞) 投稿者 新世紀人 日時 2009 年 5 月 04 日 11:45:48)
http://blog.goo.ne.jp/hakenmura/e/4907ac0f16721ddcd5c926f1a397b351
派遣村ブログ
08年12月31日から09年1月5日まで、日比谷公園に開設された「年越し派遣村」実行委員会のブログです。
増補版「春の派遣村アクション」パンフレットのご案内
2009-04-28 11:24:47 | 日記
私たちは日比谷公園に集結した失業者と共に「年越し派遣村」を開設
した派遣村実行委員会です。私たちは、年度末に再び断行された「派遣
切り」に対抗すべく、「切るな! 切らせるな! 春の派遣村アクション」
を起こしました。
その一環として孤立した現場の人たちを繋ぐべく作成されたのがパンフ
レット「あたたかな春を迎えるためのマニュアル」です。このパンフレット
には切られる前、切られた後に何とか行きぬくための最低限の知恵と、
仲間と繋がるための連絡先が書かれています。
各地の心あるみなさんのご協力のおかげで、3月に緊急に刷った8,000冊
を全て配布し切りました。
しかし、まだまだ厳しい状況が続いています。各地では未曾有の状況に
対抗しようと「派遣村」の取り組みも続いています。そして未だ孤立し続け
ている失業者たちがいます。
そこで私たちはこのパンフレットの改訂版を作り、1万冊を印刷しました。
全国のみなさん、パンフレットの配布にご協力ください。
冊子代・送料には、「年越し派遣村」に集められた皆さんのあたたかい
カンパを再び活用させていただきました。冊子をご希望の方は、希望冊数と
送り先を明記の上、メール又はファックスで派遣村実行委員会までご連絡
ください。よろしくお願いします。
派遣村実行委員会
事務局連絡先:080-4123-7027
mail hakenmura@mail.goo.ne.jp
fax 03-6458-3670
**********************************
『あたたかな春を迎えるためのマニュアル』
(発行:派遣村実行委員会)
**********************************
A4版、24ページ
◎PDFファイルがこちらからダウンロードできます。
url:http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/hakenmura/hakenmura.pamphlet09haru.html
< も く じ >
まえがき(村長:湯浅誠)
◎解雇・雇い止めを通告されたときに
【1】とにかく認めない、認めても撤回する
【2】契約満了、更新しない「雇い止め」でもあきらめない
【3】解雇通知などに同意のサインをしていたら、無効を通知する
【4】有給休暇は遠慮なく消化する
◎住まいを追い出されそうなとき、追い出されてしまったときに
【5】居住権があります。出て行く必要はありません。
【6】こうやって寮や社宅に住み続けよう
【7】もしすでに寮を追い出されてしまっていたら・・・
◎労働組合に相談しよう
【8】労働組合でできること
【9】スタッフのサポートを受けながら会社と交渉する
◎困ったときにはセーフティネット
【10】雇用保険の失業給付
【11】「就職安定資金融資」事業
【12】生活に困ったときの生活保護制度
◎女性たちへ ? もしあなたがこんなことに困っていたら
<資料編>(生活保護関連資料など)
<各種支援団体の連絡先>(労働組合、生活保護支援団体など)
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春の派遣村報告 相談内容の概要
2009-04-14 17:56:07 | 日記
ボランティアでご協力いただいた皆様。お忙しい中、お越し頂きあり
がとうございました。
4月8〜9日の「春の面談・電話相談村」には相談が殺到し、10日にも
生活保護申請への同行をおこなったほか、その後も相談電話が相次いで
います。そのため、まだ十分な分析ができていませんが、とりあえず、
「春の面談・電話相談村」の概要についてご報告します。
なお、相談者に対するアフター相談会を当面、毎週おこなうなど、ア
フターフォローを実施していますので、困窮した生活再建の生活保護申
請だけでなく、ハローワークへの相談や労組結成による派遣先・派遣元
企業に対する交渉などにも今後とりくんでいく予定です。
【解雇相談相次ぐ】
【モノのように軽く扱われる人のいのちと生活】
【製造業派遣だけでなく、事務系や正職員などからも多くの相談】
【相変わらず多い、派遣契約の中途解約】
【やっぱり派遣は調整弁】
【雇用保険未加入が半数以上】
【短期雇用で対象外、違法な未加入も目立つ】
【深刻な不況のもとで、見つからない仕事】
【失業手当切れもめだつ】
【相次ぐ生活保護申請】
【深刻な生活実態、他にない緊急生活再建の道】
【深刻な健康実態】
【路上生活と栄養不足、治療中断で急速に悪化】
【行政からの紹介による相談も】
【相変わらず相談者はたらい回し】
1.相談件数について
来場相談 124人
(うち女性10人)
電話相談 351件
(うち女性60人、ただし、相談表に性別未記入の不明あり)
注)いずれも8〜9日の件数であり、その後の相談は含まない
うち、生活保護申請 66人(8日12人、9日24人 +10日22人、13日8人)
ハローワーク申請 3人+α(生活を安定させてから、雇用問題にすすむ
ため、今後、増えていく予定。なお、「+α」となっているのは、アドバ
イスはしたが、本人がハローワークに行ったことを最終確認していないため)
医療相談 38人(病院受診5人、うち入院2人。保険有13人・なし25人)
疾病・障害関係 47人(心のケアなどの医療相談を含む)
2.相談事例と問題点
A.労働
(1) 2008年4月から9月まで派遣社員としてトヨタ関連の工場で働いた。
9月から別の派遣会社となり別の工場に移り11月末まで働いてきたが、
切られてしまった。失業給付を受けようとしたが、派遣会社がハローワーク
から督促されても、1ヶ月以上も離職票を出さず、失業給付が受けられない。
(30代、男性)
(2) 8年間、同じ派遣会社で派遣先を移しながら働いてきたが解雇された。
会社が雇用保険未加入であったため、失業給付が受けられない。
(39歳、男性) →ハローワークに雇用保険の確定請求をおこなう
(3) 4年半の間、派遣→期間工→派遣と雇用形態を切り変えながら、
同じ工場で働き続けてきた末に切られた。(40代、男性)
(4) 派遣で働いてきたが寮を追い出され、そのまま野宿生活に。居所が
無いために離職票が受けられず、失業給付が受けられない。(30代、男性)
(5) 京都で派遣切りされた。神奈川に来て雇用促進住宅に入居したが、
所持金が200円しかなく、失業給付が出る5月14日までもたない。市役所に
も行ったが、貸付を受けられなかった。
(6) 雇用促進住宅に入居したが、5月で6ヶ月になる。就労先と保証人が
なければ、出ていくようにと言われている。
(7) 栃木にある大手自動車メーカーに派遣で働いていた。6月までの労働
契約なのに、3月31日に中途解除された。しかも自己都合に追い込まれた。
(8) 2007年からトヨタ、ホンダ、日野、ホンダと、自動車産業を渡り
歩くような働き方をしてきた。ホンダでは、募集要項に最大11ヶ月の契約
と記載され、期待したのに、4ヶ月で切られた。慰労金13万円と再就職特別
支援金3万円=16万円が払われた。しかし、寮は雇い止めの翌日に追い出さ
れた。納得できない。11か月分の賃金を支払ってもらいたい。(30代、男性)
(9) 1月31日に契約期間満了で雇い止めされた。ハローワークに行ったら、
「被保険者期間10ヶ月で、失業給付がうけられない」と言われた。
(3月31日改正の新しい雇用保険法なら救われたのに)
(10) 4月28日で雇用保険が打ち切りになる。どうしたらいいか。
(11) 派遣で働いてきたが不況で仕事が減って、ワークシェアリングという
ことで勤務時間が大きく減った。その後、解雇されたが、「勤務時間が短い」
ということで、失業手当が受けられなかった。→ハローワークへの再相談へ
(12) 1年4ヶ月働いてきたのに、雇用保険に未加入だった。ハローワークに
行っても、だめだった。
B.生活
(1) 雇用保険の待機期間を、どうやってくらしたらいいのか。生活保護は?
(2) 60代の夫と20代の息子と一緒に住んでいる。息子が派遣切りにあい、
収入が足りない。生活保護を申請しようとしたが、「一人暮らしでないと
生保申請はできない」と言われて断られた。
(3) 生活保護の開始までの期間、所持金ないのに、どうしたらいいのか。
(4) 生保受給を希望し、開始決定を待っているところなのに、就職安定化
融資貸付を受けるようにと、福祉事務所で誘導される。
(5) 宿泊施設で保護費をピンハネされ、逃げ出した。
(6) 生活保護を受給しながら、千葉の民間宿泊所で暮らしてきたが、劣悪
な条件のために逃げてきた。助けて欲しい。通帳・印鑑も取りあげ(注:本
人は見たこともない)られている。
→ここには生保受給者が500名近くを収容されているが、生活保護費から
宿泊代などが差し引かれ、手元には毎月3万円程度しか残らない
(人身売買まがいの無認可宿泊所。Cf.たまゆら火災事件)
(7) 生活保護申請し、宿泊所「春風寮」を紹介されたが、門限が4時半、
手元現金が残らず、就職活動などもできないことを理由に、入所を拒否
したが、「だったら申請を受けられない」と水際作戦にあった。
→同行者と一緒に粘りづく交渉し、翌日、別の施設に入所劣悪な施設へ
の入所を強要される。
C.医療・障害
(1) 発達障害であると、1年半前に診断を受ける。倉庫の荷積み等の派遣
をして、月10万円程度の収入と、同居する母の収入で生活をしていた。
今年3月で母が定年で退職した。これから母の年金と自分の収入で生活
しなければならない。1月くらいから派遣の仕事も減って月5万いくか
いかないかの収入。生活し続けることができるかどうか不安。職を安定
させたくて相談にきた。(34歳)
→身近な地域の発達相談支援センターを紹介
(2) 通風と高血圧の薬が必要だが、年末に派遣切りに合い、社会保険から
はずされ、無保険になってしまった。
(3) 4〜5年前から新聞配達をやってきたが働けなくなり、居候中。
半年前から聞こえが悪くなった。就職活動がうまくいかない。(57歳、男性)
→生保申請、障害者の相談機関へのつなぐ。
(4) 慢性リウマチで薬が切れており、痛みが強く入院が必要。障害認定され
ているが、生活保護以外の支援機関につながっていない。(59歳、男性)
→ヘルパー以外の生活支援で整備する必要がある。
◎ 医療とココロと身体の相談から見えてきたこと
来場相談に来られた方の3分の1の方が医療、ココロと身体の相談が必要で
あったことを考えると、医療保障、医療後の生活保障の問題も貧困問題の
主要な側面であることがうかがえる。
心不全、腎不全、脳外傷からくる痺れ、糖尿、精神疾患やアルコール依存
の問題など、いずれの疾病においても、長期化しており、体に無理して
働き続け、病気を隠して働くものの、無理が利かずに離職、解雇を繰り
返しながら、症状を悪化させ、生活環境も悪化させていく相談が多かった。
早めに対処できるセイフティーネットが現状ではなく、資産を使い果たし
てからの生活保護がようやく機能する状態であることがわかる。
相談に来られた稼働能力に制限のかかった方、長期に離職せざるを得ない
方が排除されない、雇用対策、セイフティーネットの構築も急務になっている。
また、心不全、糖尿病等を併発し、救急で入院が必要なまでに症状が悪化
していた方の生活保護対応について、自治体間で押しつけあう事例もあった。
北九州市や大阪住吉区などで相次いだ患者の餓死事件や、東京都の救急医療
におけるたらいまわしなどの状況が、いっこうに改善されていないのでは
ないのではないかと危惧せざるをえない場面があった。
人の命や救急対応の重要性を再認識し、入り口で排除しない、しっかりした
受け入れ態勢をとることが自治体や行政の側に求められているのではないか。
D.女性相談
(1) 70代の母と娘の2人暮らし。娘は重い病気で、治療しつつ働いている。
収入18万。母は年金で2〜3万円。2人対象では生活保護は無理ではないか?
→申請に同行
(2) 60代母と30代娘。ずっと母子家庭。去年より娘が派遣。パソコン入力
という約束が、棚卸から英文翻訳までなんでもやらされ、体調不良に。
腱鞘炎になったことで、イジメにあい、12月に突然解雇された。しかも
自己都合ということにさせられ、退職。雇用期間が満たず、失業給付を受け
られない。娘はうつ病になり、入院が必要なほどに。現在、収入は母の年金
6万のみ。所持金2万円程度。生保申請に行ったが、罵倒されて怖くて何も
言えなかった。
(3) 現在、求職中だが、なかなか見つからない。所持金11万円でウィーク
リーマンション(家賃8万円)に住んでいる。本日電話相談をしたところ、
生保申請が妥当であると判断して、具体的な相談に来所した。(40代、女性)
(4) 4月末に雇い止めになる。これまで登録型派遣で契約を更新しながら、
5年2ヶ月働いてきた。離職票は自己都合になるのか? また直接雇用申し
入れ義務について質問したい。くわえてセクハラがあり、派遣会社に相談
したが、対処してもらえなかった。
(5) 2月末に派遣切りにあった。月収は17万円だった。離職票が届いていない
ので、失業給付が受けられない。くわえてセクハラがあった。女性対象のユニ
オンの紹介を受けたい。(30代)
以 上
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