★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK62 > 315.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/amaki_fan/archives/51645496.html
2009年04月27日
裁判員制度は、止めなければならない!?
雑誌『正論』5月号において4名の方々の「私たちが裁判員制度に断固反対するこれだけの理由」が書かれている。
以下の方々である。
東京高裁元判事 大久保太郎
新潟大学教授 西野喜一
東京大学名誉教授 小堀桂一郎
高崎経済大学教授 八木秀次
西野喜一氏は『裁判員制度の正体』を、大久保太郎氏は『裁判長!話が違うじゃないですか〜国民に知らされない裁判員制度の”不都合な真実”』を池内ひろ美共著で書かれた。
4月1日に国会議員による「裁判員制度を問い直す議員連盟」(代表世話人亀井久興衆議院議員)が出来、その後郷原信郎氏をはじめ伊藤真氏、大久保太郎氏を招いて勉強会をし裁判員法を凍結する法案作成を目指すとしているが、その経過状況は保坂展人氏のブログと郷原信郎氏のホームページから知ることが出来るだけで、大久保太郎氏が何を国会議員の前で話し、それに対してどのように対応しようとしているのか、詳しいことが分からない。
そこで仕方なく『正論』その他の関連の本を買い求め読むことにする。
この場に及んでも諦めてはいけない。マスコミは積極的に報じないけれど、専門家も必死で発言している。
西野喜一:裁判員制度の4つの問題点
@国民が求めていない制度である。
A憲法に違反する。
B審理も判決も粗雑になる。
C裁判員として呼び出される国民に多くの迷惑を及ぼす。
大久保太郎:刑事裁判制度の重大な変革だから慎重厳格な検討が必要
@憲法に違反していないか。
A事案が複雑、あるいは大規模な事件を含む全ての事件で裁判が円滑に行われ、適正な判決を得ることができるかどうか。(例えば、オウム事件や和歌山の毒カレー事件)
小堀桂一郎:
自由競争社会の中では現行の司法が対応しきれない事例が多くなるから司法制度を改革するというのが裁判員法の発想だと聞こえる、それはつまり、司法側の責任逃れに他ならない。素人の裁判員を導入することで、本来自分の取るべき責任を分担してもらおうという横着な発想だと詰問しました。
八木秀次:
私もマスコミの責任が大きいことを最後に指摘しておきたいと思います。産経も含めてどこの新聞も同じことを書いている。これは翼賛報道体制ですよ。朝令暮改であっても、この制度は止めた方がいい。で、もし制度が始まったら出来る限り多くの方々が裁判所の出頭要請には応ぜず、行政罰の過料十万円以下の罰金をめぐる訴訟を通じて、この制度の非を問うてほしいとすら思っています。
など書かれている。この4者の<徹底討論>を是非一読されることをオススメする。もう遅いということはないし、またそのような悠長な見方をしている場合ではないと思う。
<関連情報>
『正論』5月号目次
http://www.sankei.co.jp/seiron/wnews/0904/mokji.html
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK62掲示板
フォローアップ: