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(回答先: Re:【守秘義務を破れば裁判員も刑務所行き。誰がこんな制度を望むのだろうか】守秘義務なお課題 裁判員制度施行へ1カ月 投稿者 官からアメリカ人へ 日時 2009 年 4 月 22 日 19:53:47)
米国の裁判には裁く側の席に陪審員がいる…
2009年4月22日 10:45 カテゴリー:コラム > 春秋
米国の裁判には裁く側の席に陪審員がいる。ドイツやフランスなどには参審員がいる。日本では凶悪事件の審理に裁判員が加わる日が近い
▼裁きへのかかわり方でいうなら裁判員は参審員と似ている。有罪か無罪か、有罪の場合は量刑を、いずれも裁判官と一緒に決める。米国の陪審員は、通常は有罪か無罪かだけを裁判官抜きで評決する
▼犯罪統計に従えば日本の裁判員は死刑判決にもかかわっていく。参審員などとはそこが違うようだ。独仏には死刑制度がない。米国には死刑制度がある州が少なくないが、量刑の判断は通常は裁判官が行う
▼職業裁判官でも迷いや苦痛なしに死刑判決を下すことが難しいのは洋の東西を問わない。一種神聖な職業意識があればこそ、と日本では考えられてきた領域に市民が入っていく。裁判員制度はそんな一面も持つ
▼ことし1月に毎日新聞が行った全国世論調査では、市民が死刑判決に関与することへの反対が6割を超えていた。死刑求刑事件の裁判員になった自分を想像してみよう。例えばきのう最高裁でも死刑判決だった和歌山の「毒物カレー事件」
▼動機が不明なうえに状況証拠だけでもプロの裁判官は1審から断罪してきた。それを可能にする高度な知識も判断力もない裁判員は多分うろたえる。そもそも、市民に極刑判決への関与を国が強いることはできるのか。以前からある疑問は、開始が1カ月後に迫っても消えない。
=2009/04/22付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/90915
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