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・森田実/2009.4.18(その1)
「最近の日本の政治状況について」――海外のプレスのE記者のインタビューで私が語ったこと(その1)
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C05261.HTML
以下は海外のプレスのE記者とのインタビューの記録(要旨)である。
【E記者】最近の日本の世論の動きは「麻生自民」が上昇傾向、「小沢民主」が下降傾向だが、この傾向は今後もつづくか?
【森田】小沢氏が民主党代表の地位にある間は、この傾向はつづく。しかし小沢代表が辞任すれば流れは変わる。少なくとも「麻生自民」の上昇傾向は止まるだろう。
【E記者】政権交代と民主党への国民の期待は? 小沢代表への期待は?
【森田】国民の政権交代への期待、すなわち民主党政権への期待は強い。しかし、「小沢政権」への期待は低下している。民主党が小沢代表を首相にすることにこだわれば、国民の民主党政権への期待は落ちる。国民は小沢氏を「古いタイプの金権政治家」と見ている。国民は「小沢首相」を支持しない。
【E記者】小沢氏が代表を辞任した場合、小沢氏の地位はどうなるか?
【森田】小沢氏は民主党の最高実力者という形で民主党内に強い影響力を残すだろう。かつての中国の最高実力者・ケ小平のような立場になると思う。
【E記者】小沢氏が民主党内で強い影響力を持っている原因は何か。
【森田】小沢氏は個人的に強い影響力をもっている。小沢氏個人に忠誠を誓った議員と党員の集団「一新会」は一枚岩的な強力な組織集団だ。彼らは小沢氏のもと一致団結して行動する。小沢氏は一新会において独裁的「教祖」のような存在。一新会と小沢支持の議員は全民主党国会議員の約4割を占める。残りの6割のうち2割程度の議員は、小沢代表支持が自らの利益になるという立場から小沢氏を支持している。残りの4割の議員は小沢代表への恐怖心から小沢氏に従っている。
小沢氏に対して率直に自らの意見を述べる勇気ある議員はほんの少数だ。民主党議員のほとんどは小沢代表におとなしく追従している。民主党内には言論の自由はない。小沢独裁的な政党だ。
【E記者】小沢氏を「絶対的教祖」のように信奉する一新会という集団はどうして生まれたのか?
【森田】小沢氏は自民党時代に田中角栄、金丸信という超実力者にかわいがられ、田中派の後継者の地位についた。若い時からリーダーになった。竹下派分裂後、新生党、新進党、自由党、民主党と変わる間、小沢氏に忠誠を尽くす政治家と活動家を固めてきた。これが一新会のルーツだ。自由党を解党し、民主党に合流するときにできた。一新会は小沢一郎氏を絶対的盟主とする政治集団であり、独自に行動する。一新会は民主党内の「党中の党」だ。小沢氏が民主党内で少数派になれば分裂する可能性は大である。(つづく)
・昨秋はこんな記事もあった!−『マスコミが小沢政権樹立をお膳立て』
http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/790.html
投稿者 仁王像 日時 2009 年 4 月 18 日 09:23:48: jdZgmZ21Prm8E
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