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・森田実/2009.4.2(その4)
【もう一つの小沢論】旧友S氏との対話A――小沢代表をめぐる巨額の企業献金と政党助成金の私物化の問題
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C05191.HTML
【S氏】ぼくは今回のことで強い疑問をもったのですが、野党の政治家である小沢さんがどうして巨額の企業献金を集めることができたのか、大企業が無理をしてまで小沢さんに多額の献金したのか…。
【森田】小沢氏は1980年代末から90年代初期に、自民党幹事長と自民党の最大派閥を率いていた超実力者金丸信の代理を務めていて、巨大な資金網をもった。この資金力があったからこそ、その後の野党生活のなかでも力を持ちつづけることができた。
それと、1990年代以降、東北地方に次々と野党系の知事が登場し、小沢氏はこれらの知事に対して強い影響力を持っていた。小沢氏の地元の岩手県知事は二代十数年にわたって小沢氏がつくった知事だ。秋田県知事もそうだ。今、東北で自民党系知事がいるのはいまは宮城県だけだ。こうした多くの野党系知事の登場が、ゼネコンに対する小沢氏の無言の圧力になっていた。小沢氏の建設会社からの多額の献金の背景に小沢氏の無言の圧力があったのではないか。
【S氏】小沢氏の政党助成金問題が国会で取り上げられたことがあったが、あの問題はどうして立ち消えになったのか。政党助成金が私物化されたとすれば、政党助成金制度の根幹にかかわるのではないか。これを放置することは、政治腐敗ではないか。
【森田】政党助成金の小沢氏による私物化≠フ問題がどうして議論されなくなったのか――これは不思議なことだが、「大連立」の仕掛けにその秘密があると言われている。自民・民主の「大連立」をつくれば、小沢氏は自民党の味方になる。自民党が政党助成金問題の追及をやめた背景として語られているが、はっきりとした証言があるわけではない。
ただ、政党助成金の私物化があるとすれば、政界全体としてきちんと議論しなければならないと思う。最近よく話題になるのは自由党の政党助成金の行方だ。自由党が分裂したときの自由党の国会議員数は25名。このうち23名が保守党へゆき、12名が小沢自由党に残ったが、自由党の政治資金(ほとんどは政党助成金)は小沢自由党が独占した。
その後、民主党と自由党とが合併する際、この政治資金は小沢氏個人の資金団体に移された。政党助成金が巧みに政治家個人の政治資金に変わったのではないかといわれている問題だ。この問題がこれまで政界でまったく議論されていなかったのは大きな問題だと思う。
【S氏】それにしても不思議なのが民主党議員の態度です。この問題が民主党内で大議論になって当たり前なのに誰も声を出さない。その上、自民党もこの政党助成金の私物化問題に触れようとしない。脛に傷をもつからでしょうか。これでは日本の政治の浄化は「夢のまた夢」です。民主党は自分の問題(小沢氏の多額の企業献金問題と政党助成金問題)を棚上げして、自民党を攻めても、説得力がない。まず自分自身の問題を解決すべきではないか。(この稿つづく)
・小沢一郎氏はどうして巨額の資産を所有することができたのか? /森田実
http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/143.html
投稿者 仁王像 日時 2009 年 4 月 02 日 19:46:11: jdZgmZ21Prm8E
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