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小沢一郎氏の顔に見えるリアリティ(神州の泉)
http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/229.html
投稿者 忍 日時 2009 年 4 月 04 日 10:56:03: wSkXaMWcMRZGI
 

(回答先: ネオリベ日本は貧民層の徴兵を始めるのか!?(神州の泉) 投稿者 忍 日時 2009 年 4 月 04 日 10:52:29)

小沢一郎さんの顔にはリアリティがある(読者・一葉さんの投稿)

 国民の間に国策操作への認知が行き渡るようになり、検察批判がテレビで語られるようになったことが、私には信じられないような変化に思えるのです。

 その親中、親韓に見える姿勢が多くの人に小沢代表への拒否反応を起こさせる主原因だと思われ、特に、在日参政権付与の賛成に対しては、激しい怒りの感情が向けられているようです。(岡田克也氏の、それは悲願であるとの心情の元には何があるのでしょう。)

 私は、小沢一郎さんの毀誉褒貶相半ばする人間像を前に何も言えず、立ちすくむしかないのですが、只、一人の人間一人の男性として見たとき、私にとってこれほど魅力のある人はいないのです。

 若い女性の価値基準はカワイイ、カワイクナイということのようですが、私の場合はリアリティがあるかどうか、或は美しいかどうかということになります。いうまでもなく、美しいとは心の持ち方、精神のあり方を指します。また、日本人のこころが生み出した「形」の美しさです。

 私は小沢さんの顔にリアリティを感じるのですが、政治家の顔のリアリティとは何かと考えて、それは腹が据わっていること、覚悟があることではないだろうかと思いました。

 反対に、リアりティのない顔とは、たまたま昨日テレビに出ておられたので引き合いに出させていただきますが、石原伸晃さんの顔です。伸晃さんは道路公団民営化のとき、その対応を「軽い」と批判されたことに深く傷つかれたのか、以来ポーカーフェイスの仮面をつけてしまわれたように見えます。彼に限らず、政治家の顔からリアリテイが失われて久しいのですが、よくもこれだけ現実感のない即物的な顔が集まったものだと感心します。

 明治維新では、尊皇攘夷派が開明派を退けて開国を成し遂げ、早々と列強と手打ちしたことなどを考えると、政治のベクトルがどこへ向かっていくのかはほんとうに分からないものですね。

 そういうことを考えると、これは私の強い願望なのですが、小沢代表が権力を握った暁には親中派、親韓派をばっさり切り捨てるということも有り得るかな、と思わずににはいられません。あくまで願望です。

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管理人の感想

 一葉さんは主婦ということだが、私は女性の感性や洞察力には一目置いている。ある人物を評価する時、その評価基準に、基本としては男女の差異はないと思っているが、そうは言っても、一般に男性は論理や客観性に傾倒し、女性は情緒や感覚的な直感力が強く出る傾向はあると思う。私はジェンダーフリー論者ではないが、男女に関わらず、ある知的レベル以上に達した人間は、ジェンダーに起因する意見の差異はないように思う。

 そうは言いながらも、女性の直感的洞察力は、男性のそれをはるかに凌駕する鋭敏さがあり、そのことは否定できない。これを私のいい加減な知識で無理に解釈すると、かつて、卑弥呼という女王がいて、彼女は鬼道を操り、権力者として邪馬台国を統括していたように、女性には強い巫女(シャーマン)的要素を持って政治に影響を与える者がいた。これは普通、高い論理能力よりも、ある種の霊感というか、直感的シャーマニズムの能力に長けた人物の方が人々に強い影響力を与えることができたからだ。

 そういう呪術的色彩を持つ女性は現代でも、相当数いるように思う。たとえば、田中真紀子女史などは、発する言葉にかなりの強さがあり、父親の田中角栄譲りの意志の強さはあるとしても、彼女には女性特有のシャーマン的な要素があるように見える。ある種の女性には呪術的・巫女的要素が開眼することがあり、恐山のイタコなどもそういう部類に入るのだろう。

 男性は、さまざまな材料を論理的に組み立てて、総合的に推論したり判断したりする論理過程をたどることが多い。これは論理や理性に傾注する性質があるからだ。しかし、女性は論理能力も高いが、男性と違って、わずかな変化や人間の表情などで、いきなり直感的に物事の真相を把握してしまうことがある。論理的帰趨はその後に来ることが多い。これが右脳系感覚なのかどうかわからないが、女性は直感的把握能力が確かにあって、そういうのが突出したのが、卑弥呼クラスの指導者になることも昔はあったようである。

 デジャ・ブ(既視感覚)なども、そういう直観力とかかわる能力なのだろう。これは有名な話であるが、歴史学者のA・J・トインビーは、ある古代遺跡に佇んでいたとき、その史跡にまつわる、古い時代のリアルで強烈な過去ビジョンを体験している。また、有名な考古学者のハインリッヒ・シュリーマンは、少年期にホメロス叙事詩の挿絵入り本を読んで、そこに強いリアリティを汲み取り、後年、伝説の都市トロイヤを発掘した。どこまで本当かわからないが、彼が伝説に強烈な現実感を感得したのも、一種の直観力であろう。男性にもそういう直観力の優れている人物が時々現れるようだ。しかし、こういう直観力は圧倒的に女性に多くみられる能力だと思う。

 なぜこういう話を振ったのかと言えば、元来女性は、そういうビジョン(洞察的幻影)を見る能力に長けているからだ。一葉さんは政治家の顔にあらわれるリアリティに言及した。じつはこういう感覚は、そうとうな年齢を重ね、多くの人間を観察してきた古老なども、自然に培っている能力だと思う。一葉さんによれば、小沢一郎氏の顔にはかなりのリアリティが感じられるそうである。

 彼女は若い娘の言いがちな可愛い、可愛くないという価値基準とは異なった、リアリティの有無、審美的要素の有無を第一の判断基準に置いている。リアリティも美の要素も論理地平とは別の場所にある判断基準である。こういうことは数値化できない意識の問題であるから無視されがちである。しかし、じつは人間には、論理に進む前に、大なり小なりそういう直感的な部分で思考の原点を定めていることが多い。論理の進展は後に来るのだ。そして論理の基になる論理基盤が形成される誘因には、情念や情緒の方が先行する。物事の本質を把握するには、論理構成能力よりも直感的洞察力が重要かもしれない。

 小沢一郎氏の唱える「永住外国人の地方参政権」については、私自身は反対の立場である。その理由をここに書けば長くなるので、また稿を改めて考えてみたい。少し言及すると、大日本帝国は、李氏朝鮮に対して日韓併合を行った。これは植民地政策というよりも同化政策であり、韓半島を日本本土と同じ国体にしようとした。これについては欧米の植民地化とは異なるものであり、同化政策の理屈から言えば、もし大東亜戦争に日本が勝利していた場合は、自動的に韓半島の人たちには参政権を与えられたと思う。同化政策とは日本国民と等しいということである。台湾総督府を体験した台湾人は日本に感謝し、朝鮮総督府を体験した韓半島人は日本を責める。この両総督府には統治政策上の違いはなかったはずであるが。

 敗戦の結果、東京裁判を無理やり認めさせられた日本は、まだ自国の国体が回復しているとはいえない状況である。東京裁判史観は間違った歴史観であり、日本人自身が修正する必要がある。つまり、日本自体がGHQの歴史観から脱却していない状況で、在日外国人がその東京裁判史観を肯定したまま、本来の日本国体を否定する状況であれば、彼らに地方参政権を付与することは間違いなのである。東京裁判を認めた状態を前提とする日本の再建や健全化は、いかなる意味でもけっして不可能である。

 私は小沢氏の唱える「永住外国人の地方参政権」には反対であり、彼の国連中心主義の自衛隊国際派遣という考え方にも反対である。そういう大きな瑕疵を小沢氏が有していても、国賊の自民党に比べたらまだましである。小泉・竹中構造改革路線を支持する自民党の方が数百倍も悪質である。今政治に求められるのは、小泉政権が産み落とした悪しきネオリベ体制を力技で止め、軌道修正を行うことだ。それには宰相の巨大な意志が必要だ。

 小沢氏の恩師である田中角栄はとても剛毅(ごうき)な人物であった。ブレジネフ書記長が率いるソ連時代に、田中角栄は北方領土問題の話し合いのためにクレムリンに赴いた。その時、田中はクレムリンの雰囲気に気おされないで堂々としていた。並外れて度胸のある人だったらしい。今の政治家にこういう腹の据わった人間ははたして何人いるのだろうか。小沢氏はそういう田中角栄の薫陶を受けている貴重な人物だ。

 饒舌さもなく、風説にもまれた東北人らしい風情で、どっしりと構えた小沢氏には、一旦決めたらブルドーザーのように政策を貫徹する角栄譲りのエネルギーがあるに違いない。それが、一葉さんの言うリアリティとなって、顔に出ているということも言えるだろう。

http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2009/04/post-0bae.html
 

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