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2009/3/21 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/70841
「小沢はやっぱり、代表を辞めるのか」――。こんな情報が永田町で広まっている。西松建設の違法献金事件による公設第1秘書の逮捕で窮地に立たされた小沢代表。当初は強気の姿勢を見せていたが、連日の検察リーク報道や、それに伴う民主党の支持率、小沢自身の求心力低下が鮮明になってきたからだ。「ここはいったん引くのではないか」との見方も飛び交っている。
「いずれそう遠くない時に当局の判断が示されると思うので、その結果が出た時に判断したい」
小沢は17日の記者会見で、自らの進退についてこう発言した。おそらく、秘書は拘置期限が切れる24日、起訴される。それを見て進退を決断するということだ。
「何らやましいことはない。(代表)辞任は考えていない」。事件発覚直後の会見では強気の姿勢を示した小沢。自らの「潔白」を強く主張するとともに、激しい検察批判も繰り広げた。
だが、そんな小沢に世論が厳しい現実を突き付けた。この会見後の共同通信の世論調査では、小沢の説明に「納得できない」とした人が8割近くに及び、「代表を辞めた方がよい」とする回答が6割以上に達した。時事通信の調査では、政党支持率で、自民が2.4ポイント増えたのに対し、民主は2.3ポイント減少。読売新聞の「首相にふさわしい人」では5位に転落である。小沢は「次期衆院選の勝利が行動基準」と強調してきただけに、こうした世論を受け、自らの去就については「辞任の方向」との見方が強まっているのだ。
民主党関係者がこう言う。
「小沢代表は10日の常任幹事会で『続投』を明言しましたが、実は前日に側近議員と話していて、その雰囲気を察知したメディアが『代表辞任へ』と打とうとした。翌日の続投宣言は火消しの意味合いだったのです。党の幹部は『小沢氏は裁判で争う決意を固めているが、選挙への影響を考えて代表職は辞任するだろう』と話している。党内も『総選挙で勝つために代表辞任は避けられない』との空気が大勢です」
●ここはいったん退く方が政治的にプラスの判断
司法ジャーナリストの鷲見一雄氏もこう見る。
「検察が小沢代表を一度も聴取せずに今に至っている状況からみて、すでに秘書を有罪にするための証拠はそろっていると考えていい。検察は起訴した段階で、小沢氏の出方を見て、意地を張り続けるなら別の事件も掘り下げる。小沢氏も検察の意図を理解していると思います」
現時点では(1)不起訴(2)政治資金規正法違反容疑(虚偽記載)で起訴(3)小沢の監督責任を追及(4)さらに秘書をあっせん利得処罰法容疑で再逮捕――など複数の展開が考えられる。
小沢の元側近は「不起訴ならもちろん、規正法違反だけなら、辞めないだろう」とみているし、「辞めるべきではない」という幹部もいるが、別の関係者は「不本意ながらも選挙のためにいったん、潔く身を引く方が『政治的にプラス』との判断もある」と言う。スパッと辞めて、企業・団体献金の全面禁止を打ち出せばサプライズになる。小沢のことだ。したたかに計算しているのは間違いない。
(日刊ゲンダイ2009年3月18日掲載)
2009/3/21 10:00 更新
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