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(回答先: 「ガダルカナル」化する特捜捜査(郷原 信郎) 投稿者 外野 日時 2009 年 3 月 17 日 08:11:58)
佐藤優は小沢民主党の動きをガダルカナル戦の日本軍にたとえて、その行く末を悲観的に語ったが、元東京地検特捜部の郷原信郎は、東京地検側を敗走し悲惨な末路をたどる日本軍にたとえた(はたして佐藤の議論を知っていて、郷原はガダルカナル戦の例を持ち出したのだろうか)。
現役時代に数多くの政治資金関連の案件を手がけたという郷原ならではの、冷静で精緻な議論で、特捜の暴走捜査を分析し、難点を指摘し、行く末を案じている。
素人目には、郷原の議論は一点の穴もないように見え、その結論は地検側の完敗である。
当然とはいえ、このような議論が身内の側から出てくることに、検察関係者にも正義感と良心を持った志士がいたことに、感銘を受けた。
ある意味で身内を裏切ることだから、相当の非難を受けることも覚悟の上だろう。
もちろん、元身内ならではの同僚をかばうような個所(甘い所見)もないではない。
「この時期に検察があえて強制捜査に着手したことについて、「国策捜査」などの見方もあったが、どうやら、どうやら、今回の検察の強制捜査着手は、これ程までに大きな政治的影響が生じることを認識したうえで行われたのではなく、むしろ、検察側の政治的影響の「過小評価」が現在の混乱を招いているように思える。」
冒頭の文章だが、本当にそうなのか。
秘書を逮捕すれば、小沢は代表を辞任せざるを得なくなり、次の選挙で多少なりとも民主党にダメージを与えることができる。
こんなことは中学生でも想像できる事柄である。
それをまったく期待していなかったということはあり得ない。
そこには、自民、公明、官僚の(一部の)意向が働いていたはずだ。
そして、明らかに当初は自民党への波及は考えていなかった。
これを国策捜査と言わずして、何が国策捜査になるというのか。
もっとも、検察側が「過小評価」していたことがあるにはある。
豪腕、乱世の政治家、小沢の徹底的な抵抗だ。
田中や金丸の逮捕劇を直近で体験して、小沢は検察や官僚のやり口を熟知していたはずである。
多少のあら探しでは何の容疑もかからないように(田中や金丸ようにならないように)準備万端整えていたはずだ。
官僚や検察内部にも小沢シンパを配していただろう。
小沢の徹底抗戦は破れかぶれの作戦ではなく、周到な調査、情報収集のうえのものだったはずだ。
もっとも、検察側は小沢を過小評価しすぎたとは、さすがの郷原も書けないだろうが。
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