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拉致問題を解決困難にした政府と外務官僚の罪(天木直人のブログ)
http://www.asyura2.com/09/senkyo58/msg/981.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 2 月 09 日 23:32:45: twUjz/PjYItws
 

(回答先: もう一歩踏み出す事の重要性(天木直人のブログ) 投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 2 月 09 日 23:31:07)

2009年2月10日発行 第0048号

 拉致問題を解決困難にした政府と外務官僚の罪


  アジア記者クラブという有志の組織がある。本物の情報を得たい、真実を知りたいと思うフリーランスのジャーナリストやそれを支持する有志数名が集まって1992年にはじまった組織である。今では177名の会員を擁するまでになったという。
   その「アジア記者クラブ通信」の最新号(09年2月5日号)が私の手元に送られてきた。そこに元拉致被害者家族連絡会の副代表であった蓮池透氏の本年1月の講演録が掲載されていた。読み始めてすぐに引き込まれていった。一気に読了した。

 この蓮池透氏の証言こそ、拉致問題の真実を語る、日本で存在する唯一の、超一級の外交資料である。拉致問題についてはこれまでに、様々な立場から、様々な思惑で、語られ、書かれてきた。それらすべての正しさと誤りを、蓮池氏の講演は指摘してくれている。

 このメールマガジンでそのすべてを紹介する余裕はない。(興味のある方はアジア記者クラブに連絡し入手してもらいたい。連絡先は 電話兼ファックス03−6423−2452 メール apc@cup.comである)。

 一言で言えば拉致問題を解決困難にしてしまったのは日本政府と外務省の対応の間違いにあったという事である。すべての始まりであった小泉訪朝とその結果発表された「5人生存、8人死亡」のシナリオが北朝鮮と日本が事前に結託してつくりあげたもので、平壌宣言に署名した上で国交正常化に突っ走ろうとした。そのシナリオを世論の声に押されて政府・外務官僚が変更した時点で拉致問題は解決困難になってしまったのだ。政府・外務省の罪は深い。政府・外務省のいう事を垂れ流してきたメディアの責任は大きい。


 

 

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