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(回答先: 、「かんぽの宿」の所管が「かんぽ生命保険」でなく、親会社の日本郵政会社になったときから譲渡は筋書きだったのか? 投稿者 TORA 日時 2009 年 2 月 03 日 14:45:29)
保坂展人のどこどこ日記
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/539b38b53cdcf6f449106034e3f65009
かんぽの宿、「競争入札」とは名ばかりの経緯が判明
政治 / 2009年02月03日
今日は衆議院第2議員会館で日本郵政担当者を呼んで「第1回社民党・かんぽの宿・郵政民営化調査PT」を開催した。前日に下打合せをしていたこともあって、私たちの疑問に対して日本郵政は文書で回答を寄せてくれている。福島みずほ党首・重野安正幹事長他、計7人の議員が参加した。報道陣も大きな関心を示して、この問題の基本的構図を理解するために、1時間余に及ぶヒアリングは、十分な成果があった。
とくに重要な点は、「今回の『入札』の形態について」だ。新聞各紙の社説をはじめとしたマスコミ論調の多くが「ちゃんとした公開された競争入札を行っているのだから、高値をつけたオリックスが受注するのにどこに問題があるのか」という言い方をしている。私は、「いろは」の「い」から突き詰めていかなければ気がすまないので、日本郵政と「入札の形態」について随分と時間をかけて話をした。そして、昨日になってようやく「今回の入札は一般競争入札ではない」ことを日本郵政は認めた。昨日のブログをここで読み返しておこう。
[かんぽの宿、「競争入札」とは「企画提案コンペ」だった]
「この入札は一般競争入札ではないと認識しているが、どんな呼び方をしたらいいのか」という質問に対して、日本郵政の担当責任者は「企画提案コンペでしょうか。コンペというのは日本語で競争入札と言うんで、公募型の企画提案競争入札です」と初めて、今回の入札は一般競争入札とは異なることを認めた。さらに、企画提案の締め切りはあっても、入札日などが決まって「札入れ」が行われるものではないということも確認した。これは、当初から私がにらんでいたように、官庁で「企画随契」と呼ばれるもので公募をともなう企画競争を付したものと整理していい。
[引用終了]
そして日本郵政が文書で回答してきたのは次のような文面だった。
[今回の「入札」の形態について]
・本件は単なる不動産の売却ではなく、従業員も含む事業全体を譲渡するものであり、雇用の確保や事業の発展・継続性についての提案も評価する必要があるため、譲渡価格のみを入札して候補先を決定する、単純な「競争入札」は馴染まない判断し、今回の手続を選択したものです。
・具体的な手続としては、平成20年4月1日から平成20年4月15日までホームページにおいて競争入札による譲渡を実施する旨の公告を行った後、各応募者から提出された、従事する社員の取扱い、取得後の事業戦略、ホテルの運営実績(投資実績)、応募先の信用力、取得価格等の企画提案内容を総合的に審査した上で、最終的に最も有利な条件を提示した応募先と契約を締結しており、手続の内容としては「競争入札」の範疇に入るものと認識しております。
[引用終了]
「不動産売却ではなく事業譲渡なので、単純な『競争入札』は馴染まないと判断した」と言い切っているところに注目する。「総合的な審査をした上で最終的に最も有利な条件を提示した応募先と契約を締結。手続きの内容として「競争入札」の範疇に入るもの」としている日本郵政だが、官公庁の発注事業であれば「企画随契」ではないのかと昨日は感じた。しかし、今日になって関係書類を専門家に見てもらうと、「いやこれは企画競争型の随意契約と言えるでしょうか」「契約内容が変更された時点で、それから後は単なる密室の商談に変化していませんか」という指摘だ。その重要なポイントが、「世田谷レクセンター」だ。ふたたび、昨日のブログに戻る。
[引用開始]
さらに、重大な証言を得た。当初、4月に公募された物件の中には「世田谷レクセンター」は入っていたということはすでに伝えた。それではいつ外れたのかと問うと、何と「11月中旬です」という答えが返ってきた。8月15日に7社が企画提案に参加し、10月31日に3社が継続して参加した企画提案の締め切り後、事後交渉で「世田谷レクセンター」は外れたというのである。これでは到底、一般競争入札とは呼べないものだ。
[引用終了]
日本郵政が第2次入札と呼ぶ10月31日まで「譲渡対象」に含まれていた世田谷レクセンターが、突然に「一括譲渡」のリストから外れていく。そんな無手勝流の入札ってありなのか。日本郵政は、「いつでも、どこでも、契約内容を随時撤回・変更することが出来る。応募企業は文句が言えない」という随意条項が応募要項に記載されているのでOKだという見解だったが、この点についても文書で回答が寄せられた。
[世田谷レクセンターが外れた経緯について]
・第2次(最終)入札時の提案において、同入札参加者より、屋内外のスポーツ施設を中心とする施設である「世田谷レクセンター」の事業評価として、温泉・宿泊を中心とする他のかんぽの宿とは施設の特徴が異なり、事業評価に直結するネットワーク性との関連性も低いとの考えが示されたことから、当社としても、同センターが適正な評価を得られないと判断し、一括譲渡の対象施設から除外したものです。
・なお、応募先各社には対象施設の変更があり得ることについて、事前にご理解を頂いております。
[引用終了]
質疑応答のやりとりからも興味深い事実が浮かび上がってきた。また、明日以降に報告していきたい。
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