★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK58 > 691.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 「死刑大量執行」って、それだけ残酷な罪を犯した人が日本にいる という現実を示している。執行は役人の義務 投稿者 東京音頭 日時 2009 年 2 月 01 日 00:32:59)
>死刑執行云々より、そういう残酷な犯罪を犯す人を減らすしかないではないですか。
* たぶん、的外れなレスになりますが・・
死刑制度に重大犯罪を減らす効果があるかというのが、論点の中の「犯罪抑止力」の問題です。
読めば分かると思いますが、死刑が懲役よりも犯罪抑止力がある、かどうかの調査がなされているのですが、「死刑が懲役よりも犯罪抑止力がある」という結果は出ていないんです。廃止派は「差がないから廃止しろ」、存続派は「差がないから今あるものを廃止するな」という主張です。
* 「社会に対する影響」の「人命を軽んじる風潮と人心の荒廃を招く」のか「法秩序の維持のために死刑は必要」なのかというのも犯罪抑止力に関係あるでしょう。最近では絶望して死刑になりたいから無差別殺人を犯す人もいるようなので、その場合には逆効果ですね。
犯罪抑止には(上に上げた「一般予防」の他に)「特別予防」という考え方もあります。同一の犯罪者が再度犯罪を犯すことを防止するという意味です。この意味では死刑にしてしまえば、同一の犯罪者が再度犯罪を犯すことはあり得ませんね。
* 「社会に対する影響」の《死刑存置論側の主張》の「死刑をなくすことは(釈放後に再度犯罪を犯した場合に)自らや自らの家族などが犯罪被害にあうことに直結する恐れがある」というのは、たぶん、特別予防の主張でしょう。
−−−−
http://ja.wikipedia.org/wiki/死刑存廃問題
《論点》
犯罪抑止力
《死刑廃止論側の主張》
死刑は懲役と比較して有効な予防手段ではない。死刑の抑止効果が仮に存在するとしても、他の刑との抑止効果の差はさらに小さい。明確な抑止効果が証明されない以上、死刑にあると言われている犯罪抑止効果は科学的に疑わしい。死刑に相当する犯罪行為の目撃者を死刑逃れのため「口封じ」することさえある。
《死刑存置論側の主張》
終身刑や無期懲役にしても、「統計的」には明確な抑止効果は証明されていない。死刑の抑止力を肯定する統計も存在する終身刑や無期懲役が死刑と同等の抑止効果を持つことが証明されない限り、死刑を廃止すべきではない。また死刑の存在が累犯を防止する役割を果たす場合もある。
《論点》
社会に対する影響
《死刑廃止論側の主張》
死刑は、人命を軽んじる風潮と人心の荒廃を招く。法律的にも人間の生命に対する冒涜である。凶悪犯といえども、その命を奪うことを法的に正当化することは出来ない。人心の荒廃によよって、凶悪事件が多発するようになるとすれば、本末転倒ではないだろうか。
《死刑存置論側の主張》
凶悪事件に対する死刑は、生命権に対する冒涜をいさめるものである。凶悪犯罪に対して死刑を適用しないのは感情論である。法秩序の維持のために死刑は必要である。特定の事件、裁判に無関係な自らも犯罪被害予備軍であることから、死刑をなくすことは自らや自らの家族などが犯罪被害にあうことに直結する恐れがある。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK58掲示板
フォローアップ: