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(回答先: 海自、基本なおざり― 「父と兄、悪くなかった」(毎日新聞) 投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 1 月 23 日 08:24:02)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090123ddm041040027000c.html
海自イージス艦・漁船衝突:あたご海難審裁決(その2止) 「漁船に原因」なお持論
◇前艦長、頭下げつつ
裁決後、スーツ姿で記者会見に応じた前艦長の舩渡健1佐(53)は冒頭、「謹んでお悔やみ申し上げます」と深々と頭を下げ、「もう船に乗るつもりはありません」とうつむいた。一方で、「清徳丸の右転が原因」との主張が裁決で退けられたことについては「大きな原因だったのは間違いない」と持論を繰り返した。【池田知広、杉埜水脈】
舩渡1佐は護衛艦隊司令部付となり、現在は地上勤務。「海上勤務はないと考えている。海自組織への勧告は組織に属する我々に対するものと受け止めている」と淡々と語った。審判では清徳丸との位置関係に異議を申し立て、独自の航跡図を作り証拠提出した。裁決の言い渡しで「合理性に欠ける」と一蹴(いっしゅう)されると、首をひねり納得のいかない様子を見せた。
あたご側が主張した再発防止策に触れつつも、第3護衛隊(旧第63護衛隊)に勧告するとした裁決は、防止策が不十分と断じたに等しい。
当時の隊司令だった末次富美雄1佐(53)は「裁決書をさらにそしゃくして、足りないことがあれば実施していく」と話すのが精いっぱいだった。
あたご側の補佐人を務めた弁護士は「舩渡さんの航跡図は信頼できると今でも考えており、簡単に否定されるのは残念。審判官はあまり吟味していないのではないか」と不満を述べた。
◇防衛事務次官「省全体の問題」
海上自衛隊は事故後、艦橋と戦闘指揮所(CIC)間など艦内の連絡体制やチームワークを深める訓練を実施。船舶の往来が多いのに事故直前まで使用していたと批判された自動操舵(そうだ)の運用基準も見直した。また、昨年12月には隊員の教育・処遇の改善などを推進する指針を新たに策定し、不祥事の再発防止に取り組む姿勢をアピールしていた。
それだけに、あたごの所属する部隊に対し、艦内の連絡や見張り体制について、改めて総合的な改善や実効性のある取り組みを求めた勧告が出たことに「予想はしていたが、残念」という声も漏れた。
増田好平事務次官は定例会見で「(勧告は)自衛隊の一組織ではなく、防衛省全体にあてられたもの。改善すべき事項があればさらに改善したい」と話した。赤星慶治海上幕僚長も「再発防止に万全を期したい」とコメントした。【本多健】
毎日新聞 2009年1月23日 東京朝刊
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