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<09.01.22>ソマリヤ沖に鬼退治にでも行くつもりなのか(?)<9条改憲阻止の会>
9条改憲阻止の会 連帯・共同ニュース第3号 2009年1月22日
■ 節分というにはまだ早いけど、なにやら鬼は外という声が聞こえてきそうだ。鬼退治ならぬ海賊退治のために麻生首相は自衛艦をソマリヤ沖に派遣する。人気取りのためなら何でもやるつもりで渡りに自衛艦とでも飛びついたのか。それとも、ソマリヤ沖の海賊対策なら国民のさしたる反発も起きまいと踏んでいるのか。
■ ソマリヤ沖で起こっていることについて僕らは正確な情報を持ってはいない。さしあたり、そのように言うしかない。海賊的な行為が頻繁に起こっているという新聞報道などしか手掛かりはないからだ。そうだからといって、海上自衛隊を派遣するという政府の考えを僕らは簡単に認めない。桃太郎さん、桃太郎さんなんて拍手喝采とは行かないのである。
■ イギリスの現外相が「反テロ戦争」はテロの土壌を拡大するだけであったと反省的弁を述べていた。ところで日本政府はどうだ。確かに、イラクから残っていた航空自衛隊は引き揚げた。しかし、これに対する政府の国民に対する説明は何もない。イラクへの自衛隊派遣についての報告や説明もない。自衛隊の海外派兵の道を開いたこと、その第一歩を踏み出す道筋をつけただけある。これは考えてみれば、恐るべき事態である。政府の勝手な判断で自衛隊を容易に戦場に送り出せるということだ。戦争の認識も判断も曖昧で、国民的合意の形成もなく、結果に対す責任もなく、海外に軍隊を派遣する前例だけを開いたことを意味するからだ。
■ 自衛隊のイラク派遣やインド洋沖の給油支援活動を見ていて改めて思うことは、戦争の口実や入口は人々が反対しにくい警察的・治安的名目でなされ、簡単のところからずるずる深入りしていくということだ。はじまれば終結することの難しさは今にはじまったことでなく、戦争の歴史が教える通りだ。僕らは今、大義ではなく、人々の反対しにくい簡単な口実や治安的行動という理由が戦争の糸口になることを理解すべきだ。この一見すると当たり前で、さして疑いのないことを疑ってかかろう。僕らはその背後の動きまで想像力を延ばし、本当の意図や野望をつかもう。僕らの豊な想像力で現在的な戦争への道程に対抗しなければならない。
■政府は自衛隊法でまず「当面の応急措置」をし、その後、新法を制定するという。このやり方は入りやすい口実を使う危険で狡猾な方法である。アフガニスタンへの自衛隊派遣の準備を含め、戦争への地ならし的動きに反対だ。反対行動の提示に注目を。
(文責 三上治)
9条改憲阻止の会
HP http://9jyo.asia/
Tel&Fax : 03-3356-9932
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔comment443:090122〕
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