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http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009010301000364.html
東京「派遣村」340人超す 横浜寿町も前年の1・5倍
派遣契約打ち切りなどで仕事や住居を失った人たちに宿泊場所や食事を提供する“年越し派遣村”(東京・日比谷公園)に集まった労働者らは3日午後も増え続け、約340人を超えた。
ボランティアから生活保護申請の方法などを教わり「希望が出た。仕事を見つけ、再び自立したい」と笑顔を見せる人もいたが、前日に厚生労働省が開放した庁舎講堂が週明けに使えなくなるため、実行委員会は対策を検討、同省と交渉中だ。
例年、野宿者の支援活動が行われている横浜市中区の寿町にも前年の1・5倍の人が集まり、今年は30−40代が激増している。これまでは60代が中心だったという。
支援団体「寿支援者交流会」の高沢幸男事務局長によると、この年末年始に寿町周辺で市民団体や行政の支援を受けている人たちは400人を超えた。20歳の若者や30代前半の女性までいる異変が起きているという。
高沢事務局長は「ハローワークで『寿町に行けば支援が得られる』と言われて来た若者もいる。民間の方が動きが早いから協力できれば利点もあるが、権限も資金も与えず、困っている人に『行け』というだけとは無責任だ」と指摘している。
2009/01/03 18:37 【共同通信】
■関連記事「朝日新聞」
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200901020018.html
働き盛りの若者も 大阪や神戸の「派遣村」では
2009年1月2日
大阪や神戸でも、民間団体が炊き出しをする公園に、職や住まいを失った人たちが集まっている。
大阪市北区の扇町公園では2日、約90人が煮物やご飯を食べながら、たき火を囲んだ。ボランティア団体が活動を始めた先月28日の約60人から1・5倍に。団体はさらに100人程度まで増える可能性があるとみている。
約25人が寝泊まりするテントは四つ。5日朝まで張られるが、ボランティアの男性は「働き盛りの若者も目立つようになってきた」と危機感を募らせる。 新聞を見て来たという男性(33)は、堺市で自動車部品の検品をしていたが、年末に契約を打ち切られたという。「保険証がなく、病気や寒さに耐えられるか不安だ」と話す。
神戸市中央区の市役所南側にある東遊園地でも、野宿者支援団体「神戸の冬を支える会」が5日まで、炊き出しや生活・医療相談に応じている。2日は約310人がけんちん汁で暖を取った。同会の青木茂幸事務局長は「ここ数年と比べて2割ほど多い」と話す。
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