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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu182.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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村山社会党党首の談話や河野洋平の談話を「党是」とする自民党は
左翼政党に変わった。だから田母神論文は容認できず処分したのだ。
2008年12月27日 土曜日
自民党はなぜ処分理由を明示して処分出来なかったのか?
◆更迭された田母神俊雄航空幕僚長の論文を読んでみた 11月1日 宮島理
http://miyajima.ne.jp/index.php?mode=res_view&no=103#nmjp104
更迭された田母神俊雄航空幕僚長の論文「日本は侵略国家であったのか」を読んだ。要約してみる。同意できる部分には「◎」、同意できない部分には「×」、判断しづらい部分には「△」をつけた。
△大陸における国際法上合法的な権益を守るために日本は合法的に軍隊を動かした。
◎中国国民党のテロ行為により大陸における日本の軍事行動は泥沼化した。
△張作霖列車爆破事件、廬溝橋事件、日米開戦にはコミンテルンの関与があった。
◎日本が侵略国家であるなら列強すべてが侵略国家である。
◎日本は比較的健全な植民地統治を行い満州、朝鮮、台湾を発展させた。
◎日本の植民地統治では、現地人の教育、階層移動が行われた。
◎対中融和外交が日本の一貫した外交方針であった。
△ハルノートを受け入れたとしても最終的に日米戦争は不可避であった。
×大東亜戦争によって非白人国家が解放された。
×東京裁判は日本にすべての責任を押し付けるためのマインドコントロールだった。
×マインドコントロールによって日本のあらゆるシステムがアメリカ追従となっている。
◎集団的自衛権も行使できない歪な日米同盟は改善されるべきだ。
以上。ここからはすべて私のコメントである。
戦前の日本は、大陸に巨大な権益を抱えており、国民もその権益護持を期待していた。そのために必要に応じて軍隊を動かすことは当時の常識的な発想である。これは日本だけでなく、当時の列強すべてがそうだった。現在のように独立国家が自由な市場システムを共有している世界ではないため、広大な「市場外」を列強が軍事力で奪い合っていた。
日本の外交方針は、一貫して協調外交路線であった。それは、対中国だけでなく、対アメリカもそうだった。しかしながら、中国国民党によるテロ行為が続いた。「われわれが血を流して獲得した大陸権益を守れ」と叫ぶ国民と、「われわれが汗を流して獲得した道路計画や年金計画を守れ」と叫ぶ国民とは同じである。だからいつの時代も国民は政府を非難して、自分たちの「生活」に積極介入させる。軍部も「省益」のために暴走した結果、日本は泥沼の戦争に突入した。
日本の植民地統治は比較的健全であり、フェアなものだった。日本は収奪するどころか、与えるものの方が多かった。戦後日本の「謝罪と賠償」は、戦争に負けたことによるペナルティと、関係各国の「心の傷」に対するものである。対韓国で賠償金ではなく経済援助という形になったことが代表的な例だ。
以上のような点では、田母神論文に同意できる。日本はいつまで敗戦のペナルティを負い続け、関係各国の「心の傷」に配慮しなくてはならないのかという苛立ちもわかる。ただ、同意できない点もある。
コミンテルンの関与については、私もある程度はあったと思うが、その種の工作はお互い様という気もする。いろんな勢力がどんな工作をしようと、国家の戦略や外交がしっかりしていれば、破滅に至ることはない。
たとえば満州事変は日本側の工作だったが、その後、インドシナ半島に侵攻したりせずに、あくまで満州で既成事実をどんどん積み上げていれば、軟着陸も可能だったのではないか。また、ハルノートにまで事態が悪化したとしても、適当に守るふりをして、ゆるやかな「冷戦」に持ち込むことも可能だったのではないか。日米による「権力闘争」は不可避だっただろうが、それが多大な犠牲を払う大戦争でなければならなかったかどうかは疑問が残る。
もちろん、私が当時の日本にいて、時代の勢いに飲まれないという自信はない。おそらく、多くの国民と同じように、中国国民党のテロ行為に怒り、「暴支膺懲」という公憤に乗っかる一方で、泥沼化する状況に閉塞感を感じながら、何となく「南進」にも賛成して、真珠湾攻撃の一報で雲が晴れたような気分になっていたことだろう。後出しジャンケンで当時の状況を一方的に断罪するつもりはないし、日本人でありながら戦勝国に便乗して日本を糾弾するような都合のいい頭の構造にもなっていない。
大東亜戦争によって非白人国家が解放されたという意見には賛成しかねる。非白人国家の解放は、それぞれの現地人による努力の成果だろう。少なくとも、日本人の側から積極的に主張するようなことではない。あまり言い過ぎると、「日本はGHQのおかげではじめて民主化された」「日本は朝鮮戦争のおかげで高度成長できた」というような一方的な主張に似てくる。
東京裁判によるマインドコントロールで、戦後日本がおかしくなっているという意見にも同意できない。確かに戦後日本は軍隊アレルギー、国家アレルギーが強かった。しかしそれは、マインドコントロールというよりも、極度の厭戦気分から来るものだったと思う。何でもかんでも「アメリカ、日本、自民党が悪い」としながら日米安保と自民党政治に依存する「戦後レジーム」感覚は、厭戦気分と現実世界との矛盾から生まれたものだ。
しかしその厭戦気分も薄れ、現実的な感覚を取り戻しつつある。だからこそ、「日本は侵略国家であったのか」という神学論争に持ち込まれやすいテーマではなく、真正面から国家戦略、外交を論じた上で、集団的自衛権行使へと議論を進めてほしかった。田母神論文をダシに、国会やメディアでは神学論争と現実論をごっちゃにした状況が続くだろうが、いい加減そういった惰性は最後にしてもらいたい。もっとも、それは田母神氏自身がまいた種ではあるのだが。
「戦争が起きたら国のために闘うか」という問いに
日本は「はい」と答えた人が僅か15%しかない!
自民党が行なってきた「反戦教育」で日本は滅びる
◆田母神前空幕長の論文で思うこと(小野盛司) 11月12日 信州の泉
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/11/post-78c7.html
これは「戦争が起きたら国のために闘うか」という問いに答えたものである。日本ははいと答えた人が僅か15%、それに対してベトナムが94%、中国が89%という現実をどう判断するか。
確かに、もう戦争などこりごりという気持ちは分かる。二度とあのような戦争に巻き込まれたくないという強い日本人の気持ちがあって、反戦教育となったのだろう。しかし、やりすぎたというのは、このデータからも明らかだ。愛国心が育っていない。日本は悪い国だと教えてばかりいたら、日本は守らなくても良い。中国や韓国に将来占領されても仕方がないではないか、あるいは米国の一つの州になっても仕方がないという気分になるのではないか。本当に愛国心を教えなくてもよいのだろうか。
過去の戦争のように再び近隣諸国を占領せよと教える必要は無いし、それは絶対にやってはならないことだ。しかし、日本民族は立派な民族だと教えるのはよい。日本は守る価値がある国だと教えるのはよいことだ。戦争というものは、勝てば侵略も正当化されるし、負ければ侵略は非難され悪者扱いされる。しかし、我々が生まれる前に起こったことで永遠に我々が悪者扱いされるのはまっぴらだ。我々が生まれる前に起きた戦争に関しては日本は3勝1敗なのだから、75%が善、25%の悪で、そんなに卑下することはない。いずれにせよ、戦後生まれの我々は過去の歴史に対しては第三者的な立場で十分だ。
村山談話や河野談話で自民党は左翼政党に変わったのだ。
(私のコメント)
昨日の日本テレビの「太田総理の証人喚問」に、東京のテレビとしては始めての登場になる番組に出ていた。ワンドショーや「朝まで生テレビ」などでは本人不在の欠席裁判を行なっていたが、どこがどう問題なのかがよく分からない。国会でのテレビ中継も行なわれなかったのはNHKの自粛によるもののようだ。
テレビ中継も出来ないほどの内容なのかよく分かりませんが、うやむやのまま更迭されて定年退職で片付けられた。いったい田母神論文のどこが問題なのか二ヶ月近くたっていろいろなブログなどを読んでみても、どこが問題で処分対象になったのかが分からない。要するに自衛隊員は文民統制に従って何も言ってはならない、ということなのだろうか?
しかし「文民統制」という言葉が一人歩きをして、自衛隊員が政治的発言をすることが「文民統制」違反になるらしい。自衛隊員には言論の自由が無いのだろうか? 自衛隊員には共産党員だっているだろうし、民主党員だっているだろうし、公明党員だっているだろう。自衛隊は国民軍であり一政党に所属するものではない。
だから自民党の政策を批判する発言があったからと言って処分するのは問題ではないだろうか? 信州の泉の小野盛司氏の示したグラフを見てもらえば、自衛隊のトップとしては自民党を批判したくなる理由もよく分かるだろう。日本のために戦うという人がたったの15%しかいないのは異常ではないだろうか?
小学校の社会科で、学校の先生から「日本は侵略戦争を行なった犯罪国家」などと教え込まれてくれば、日本に誇りの持てない国となり日本のために戦うという人がいなくなるのは当然の話だ。自民党は左翼に妥協に妥協を重ねてきて政権を維持してきましたが、自民党は党是を守って野に下るという気がないようだ。その結果いつの間には自民党は保守政党から左翼政党になってしまった。
「村山談話」を踏襲するという事は「日本は侵略戦争をした犯罪国家」ということを認めたことであり「河野談話」を踏襲するという事は従軍慰安婦問題を肯定するという事であり、日本軍は組織的に韓国の女性を強制連行して強姦してきたという事を認めるということだ。従軍慰安婦は20万人もいたという話ですが、20万人も強姦したというのなら強姦によって生まれてきた孤児がかなりいるはずですが、ニュースなどでは聞いたことがない。
宮島理氏のブログでは具体的に論点を整理して同意、不同意、不明と分けて整理して論じているが、「×」の付いた三つの問題は意見の分かれるところだろう。東京裁判史観から見れば当然「×」なのでしょうが、東京裁判が公正に行われたものであるという人はいないだろう。にもかかわらず東京裁判史観を受け入れて戦後教育が行なわれてきたのだから15%という数字になったのだ。
マインドコントロールがあったかなかったかをマインドコントロールにかかった人に聞いても無かったと答えるだろう。酔っ払いが「俺は酔っ払っていない」と言っているようなもので、時間が経てば分かる事だ。大東亜戦争も60年以上経ってマインドコントロールから覚めてきた人も出始めたという事が、田母神論文の正体なのだ。
今までなら右翼の一部が言っているだけといわれていた事が、自衛隊のトップが言い出した事に自民党は慌てているのだ。田原総一郎などは自衛隊の言論クーデターだと騒いでいますが、マインドコントロールが効かなくなって来た事に慌てているのだ。テレビマスコミは国民をマインドコントロールするための道具なのですが、インターネットが出てきて、国民の中にもテレビの言っていることが正しいのかと疑問を持つ人が増えてきたのだ。
だから自民党は田母神氏がテレビに出ることを嫌うのであり、マスコミに圧力をかけてテレビに出させないようにしているのだろう。自民党は保守政党ではなくなった事で国民の支持を失い、野党に転落するのは時間の問題だ。これは小泉内閣で保守政党の支持基盤であった地方を切り捨てたことである。
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