http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/983.html
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(回答先: ボッタクリ アンプ _ FM Acoustics の世界 投稿者 中川隆 日時 2017 年 9 月 11 日 16:27:41)
3万円のドイツ製プロ用パワーアンプ thomann S-75mk2 と数百万円のハイエンドアンプとでは電源ケーブルを変えた位の差しか出ない
– 最強のアンプ – WE越え、クラウン越え!! 至高のパワーアンプ
プロケーブルがお贈りする至高のアンプです!
ドイツ製(設計はドイツ、製造は中国)の、このアンプのアンプの音を聴かれますと、何もかもが逆転してしまいます。
予測外の事が起きてしまった!、まさしく、そういうアンプです。
このアンプこそ、メルセデス・ベンツの国、BMWの国、ポルシェの国がパワーアンプを作ると、まさしくこうなる、レーシングカーまがいのアンプが出来上がるという、非常に良い例になるのでしょうか。
https://procable.jp/crown
ドイツ製パワーアンプ thomann S-75mk2
プロケーブル社 販売価格29,300円(税込、一年保証付き)
・75watts×2/4 ohm
・45watts×2/8 ohm
・soft-start protection
・damping >150
・balanced XLR and TRS Phone inputs
・Speakon and binding post output
・input Gain 0,775Vrms, 1,4Vrms
・Dimensions: 483mm x 250mm × 44mm
(両側の耳を含まない幅=420mm『耳は取れません』)
・S/N比 80db以上
・Weight: 7.5kg
https://procable.jp/crown/s_75.html
ドイツ製パワーアンプ thomann S-100mk2(税込、一年保証付き)
プロケーブル社 販売価格33,300円(税込)
100 watts×2/4ohm
65 watts×2/8ohm.
Softstart protection
damping >150
balanced XLR and TRS Phone inputs
Speakon and binding post outputs
input Gain 0,775 Vrms, 1,4Vrms
Dimensions: 483mm x 250mm × 44mm
(両側の耳を含まない幅=420mm『耳は取れません』)
S/N比 80db以上
Weight: 7,5kg
https://procable.jp/crown/s_100.html
ドイツ製パワーアンプ thomann S-150mk2
プロケーブル社 販売価格39,300円(税込、一年保証付き)
150watts×2/4 ohm
85 watts×2/8 ohm
soft-start protection
damping >150
balanced XLR and TRS Phone inputs
Speakon and binding post outputs
input Gain 0,775 Vrms, 1,4Vrms
Dimensions: 483mm(幅) x 270mm(奥行き) × 88mm(高さ)
(両側の耳を含まない幅=420mm『耳は取れません』)
S/N比 85db以上
Weight: 11,5kg
https://procable.jp/crown/s_150.html.html
現代最高のプリアンプ Allen & Heath アレン&ヒース ミキサー
https://procable.jp/allen
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楠 薫のオーディオ三昧 Thomann S-150 Mk2でSonus Faber Stradivari Homageを鳴らしてみる
http://www.kusunoki.jp/audio/experiment/ex20130901.html
今回、TANNOY Reveal 601aとpでメインシステムとガチで勝負して、最終的にはアンプ付きの601aはThomann S-150 Mk2 を得た601pに敗れ去り、601pが生き残りました。
8月15日版ではセンター・ラックのトップを飾っていたALLEN&HEATH DJ用ミキサー XONE:92は、 音源からThomann S-150 Mk2へのダイレクト接続に変更となったため、舞台から退散することになってしまいました。
Thomann S-150 Mk2には入力ボリュームがあるため、そういうことも可能となったのですが、問題は、その、「音」です。 ALLEN&HEATH DJ用ミキサー XONE:92を使用していた時には、フレッシュで勢いがあり、好ましいと感じていたのですが、 ダイレクト接続を行ってみて、驚きました。
ALLEN&HEATH DJ用ミキサー XONE:92を使っていた時には良いと思っていた、音の勢いが、ダイレクト接続では、 それほどではなくなりましたが、変わって懐の深さ、色彩感に加え、透明感まで出てきたのです。
メインシステムで聴かせてくれた、フルカラーのシンバルとまではいきませんが、表情が単調だった音に、幅が出てきたというか、 芯があって、勢いもあるのに、濃密さ、懐の深さもあって、メインシステムに近い音になってきたのです。
ひょっとしたら、まだ残っているメインシステムとの差は、音源の差ではないか、と考え、Renew DSとアップデートしたKlimax DSの差が どれくらいあるのか、試してみることにしました。
可能な限り、メインシステムとの差をなくすため、電源ケーブル、ラインケーブル、ともにAET Evidenceシリーズとしました。
スピーカーケーブルは、残念ながらEvidence SPにスピコンという選択肢が無く、 逸品館で手に入れた、その次のランクのAET SIN 切り売りケーブルを自作加工した、 AET SIN SP NEUTRIK NL4FX --> WBT0681Cuでの実験となりました。
Renew DSとKlimax DS(アップデート後)の音の違いですが、比較すると、Renew DSでは中低域が少し軽めに出てきます。 空間分解能は、Klimax DS(アップデート後)の圧倒的な透明感に比べると、Renew DSではモヤがかかった感じがします。
その差がそっくりメインシステムとの差か、というとそこまでではなく、やはり、VIOLA SOLO & LEGACYで鳴らすDD66000の圧倒的な中低域の厚みには及びませんし、 First Watt SIT-1で鳴らすSonus Faber Stradivari Homageの見事な空間分解能、音像定位には敵いません。
しかし、ストレートで勢いのある音の出方は、他のシステムには見られない優れた美点で、ALLEN&HEATH DJ用ミキサー XONE:92 を通して聴くと、いかにもフレッシュでさらに勢いがあるように聴こえてしまいますが、その分、音が単調。 今まで聴いていたThomann S-150 Mk2の音は、ALLEN&HEATH DJ用ミキサー XONE:92 によって修飾されていた部分が多いことに、改めて気付かされました。
さて、Reveal 601pを奥に引っ込ませたのは訳があります。
今まではReveal 601pのプロ用モニタースピーカー的性格からして、比較対象が主にジャズによるDD66000のラインナップでしたが、Thomann S-150 Mk2 を得たReveal 601pなら、今まであまり比較してこなかったクラシック音楽による、両横のSonus Faber Stradivari Homageとの比較が出来るのではないか、 と思ったからです。それには、Sonus Faber Stradivari Homageの音道を邪魔をしない、この位置がベスト。
残念ながら、スピーカーケーブルの端末がスピコンという特殊なプラグな上、 AET SIN SP NEUTRIK NL4FX --> WBT0681Cuでは長さが 足りず、今まではThomann S-150 Mk2をSonus Faber Stradivari Homageにつないで聴くことが 出来なかったのですが、アンプの位置を、写真のような真ん中ではなく、少し左にずらしたり、Sonus Faber Stradivari Homageを少し内側に寄せたり して、何とか、AET SIN SP NEUTRIK NL4FX --> WBT0681Cuを使って、 Thomann S-150 Mk2のアンプに繋ぐことが出来ました。
そしてその音出し一発目の感想。
「Sonus Faber Stradivari HomageがTANNOY Reveal 601pになっちゃった」
実際はまったく同じになることはないのですが、傾向が実に似通っていて、Thomann S-150 Mk2の 音の支配力の強さを実感しました。
よく音を聴きこめば、Sonus Faber Stradivari Homageの方が音の色彩感は豊かで、超高域まで素直に伸びています。そして低域も伸びていて ワイドレンジ。
でも、Reveal 601pでもそうでしたが、筋肉質ではありますが、ギュッと圧縮された、どうかしたら寸詰まりでストレスを感じさせる鳴り方です。
First Watt SIT-1で聴かせてくれた、目の前が開けていくような広がりや、空間に吸い込まれていくような感じとは対照的で、音を緻密に並べて ギュッと圧縮し、それをどんどん投げつけてくる感じです。 解像度、透明感もイマイチで、開放感、伸びやかさにも欠けます。
とは言うものの、それはFirst Watt SIT-1を聴いて知っているから言えることで、知らなければ、DD66000ほどではないけれど、音が前に出てくる、 パワーあふれる鳴り方、と驚いたことでしょう。
購入価格29,800円のパワーアンプでFirst Watt SIT-1と比較すること自体、無理があると言われればそれまでなのでしょうが、 100万円を超えるパワーアンプで、First Watt SIT-1と比較して話が出来るアンプが数少ないことを考えると、 Thomann S-150 Mk2は、恐るべきパワーアンプと言えましょう。
それに、VIOLA LEGACYでDD66000を鳴らしてクラシック音楽の室内楽曲を聴く気にはならないのと同様、単にThomann S-150 Mk2は、 クラシック音楽よりもジャズに相性が良い、しかもある程度パワーを入れて聴くことを前提にしたアンプ、と考えれば、用途的にもプロ用で あることにも納得がいきます。実際、そういう使われ方をしているアンプなのでしょう。
と、ここまで書いて、条件を同じくすべく、今まではLANケーブルには BELDEN 1874A CAT6を使用していたのですが、 メインシステムと同じAIM SHIELDIO NA3を使用してみることにしました。
写真のAIM SHIELDIO NA3はメインシステムに使用している1.5mモノですが、それでは長さが足りないので、 3mモノ(製品名称はAIM SHIELDIO NA3-R030)を発注。 8月31日に届いて、入れ替えしてみてビックリ。
今まであった圧縮感、圧迫感、寸詰まり感が皆無とはいきませんが、ほとんど感じられなくなり、筋肉質のコリッとした歯ごたえは残しながら、超ワイドレンジ。 特に高域、シンバルの色彩感が、メインシステムにいっそう近付いた感があります。繊細さも格段にアップ。ひょとしたら、今まで不満に思っていた寸詰まり感は、 BELDEN 1874A CAT6によるものだったのかもしれません。ただ、現状でもわずかながらFirst Watt SIT-1に較べたら圧縮感、寸詰まり感がないわけではなく、 これはむしろFirst Watt SIT-1のレベルの高さを物語っているのかもしれません。 本日の試聴会ではThomann S-150 Mk2で鳴らすSonus Faber Stradivari Homageの音を最初に聴いて、圧迫感、 寸詰まり感があると感じた方は居なかったのですが、First Watt SIT-1で鳴らした時には、「おおぅっ!」と声が漏れるほど、空間描写能が素晴らしく、伸びやかで懐が深い音でした。
ただ、これも、まだスピーカーケーブルがAETのSINとEvidenceと違うので、完全にアンプの音を反映しているとは言い難く、本来ならEvidence SPに スピコンを取り付けて聴きたいところですが、エスアイエスに問い合わせたところ、 加工費用が別途4万円発生し、AETのWebを見ると AET Evidence SP 2.7m Pair / 1,134,000円とのこと。
とても29,800円のアンプにテストのためだけに購入する金額ではなく、あとは以前使用していたSIN SPと今のEvidence SPとの音の違いから、 想像するしかないという状況です。
バイワイヤリングで鳴らしているJBLDD66000は、ケーブルもさらに倍の2ペア必要ですし、スピコンの構造上不可能で、アンプを2台用意して、 マルチで鳴らす方法が無いわけでは無いのですが、それならVIOLA LEGACYのマルチとの比較も必要になり、そこまでやるのは現実的ではなく、どなたかから資金を800万円ほどいただければ 出来ないこともないですが、オーディオを生業としているわけでもない私が、いくらなんでもそこまでする必要はないと思います。
それにしても、Renew DSとアップデートしたKlimax DSの差より、LANケーブルの差の方が、聴感上大きかったのは予想外でした。 デジタル音源を50万円クラスからハイエンドの300万円クラスに替えたくらいの差があると思います。怖るべし、LANケーブル!
でも、デジタル信号なのに、どうしてここまで差が出るんでしょうか? 不思議でなりません。
条件を同じくする、ということで、さらに一歩進んで、今まではSonus Faber Stradivari Homageを鳴らすためには、プリの OCTAVE HP500SE/LEから6.5mのAET Evidence LINE RCA を介してFirst Watt SIT-1に繋がっていましたが、本当に条件を同じにするなら、Thomann S-150 Mk2と同様、LINN Klimax DSから 直結にしなければなりません。
残念ながらFirst Watt SIT-1にはボリュームが付いていないため、普通なら出来ない相談なのですが、なんと、LINN Klimax DSはファームウェアのバージョンアップ後、 操作・再生ソフトである、LINN Kinsky Desktopというソフトウエアを使用すると、ボリュームコントロールが出来るようになっていたのです。
早速、やってみました。
First Watt SIT-1は、やっぱり凄い!
Thomann S-150 Mk2のように、音が弾んで迫ってくる感じはありません。
でも、この色彩感の豊かさ、音色の豊富さ、透明感、ローエンドも超高域も伸びきって、ストレス感無く、実に表情も豊か!
あのThomann S-150 Mk2が、First Watt SIT-1と較べると、数枚、ベールがかかったように 聴こえてしまうのです。
Thomann S-150 Mk2は、スピーカーの尻を叩いて音を前へ前へと飛び出させているような感じです。 遠くの人に声が聴こえるよう、手ラッパで大声を上げている感じ、と言った方が良いでしょうか。
だから、時に音を絞り出すような、ちょっとストレスがかかった音がします。
対してFirst Watt SIT-1は、スピーカーが目の前にやって来て、耳元で囁いたり、吐息が顔にかかるくらいの距離で私だけのために、 プライベート・コンサートで歌ってくれたり、手を伸ばせば本当にその歌手に触れるのではないかと思えるほど、距離感が本当に近いのです。
そのくせ、スピーカーの位置関係はしっかり守って、両チャンネルのスピーカーの間に驚異的な分解能で緻密な舞台を繰り広げながら、 一つ一つの音が決して他の音に埋もれてしまうことなく、それでいてスピーカーの存在を忘れさせるほどのリアリティーで聴かせてくれるのです。
考えてみたら、拙宅の歴代の並み居るメインアンプを押しのけ、VIOLA LEGACYとは別の魅力でもって、見事、その地位を獲得したわけですから、 29,800円のアンプがあっさりその地位を奪えるほどヤワじゃ、ありません。改めて、First Watt SIT-1に惚れ直した次第です。
LINN Klaimax DSとFirst Watt SIT-1の直結、本当にこれ、イケるんですが、そうするとSonus Faber Stradivari Homageが、LINN Klimax DS専用機になって しまい、アナログやFMを聴くことが出来なくなってしまいます。それも困りものです。
そうそう、書き忘れるところでした。
8月15日版にも書いたのですが、この、Thomann S-150 Mk2は、ドイツ製のプロ用パワーアンプのため、 電源電圧が240V、あるいは115Vで動作するようになっており、日本のような100Vでは内部の保護回路が働いて、音が出ないケースがあるようです。
電源電圧昇圧トランスを使用すると良いようですが、今度はそのトランスの音も乗っかってくるので、 単純にThomann S-150 Mk2の音、というわけにはいかない部分があります。
Thomann S-150 Mk2が、日本仕様に電源トランスに100Vタップがあるものを使用し、 日本に輸出する場合は、切り替え出来るようにしてもらうと良いのですが、どなたか、交渉していただける方、いらっしゃらないですかねぇ。
ちなみに旧型は、保護回路がそこまでシビアな設定していないのか、働かないため、日本の100Vでも音が出ているようです。
拙宅は柱上トランスからの距離も短く、電源電圧の低下が少ないせいか、新型でも大丈夫のようです。
http://www.kusunoki.jp/audio/experiment/ex20130901.html
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楠 薫のオーディオ三昧 プロ用ステレオ・パワーアンプを使用してみる
http://www.kusunoki.jp/audio/experiment/ex20130815.html
Thomann S-150 Mk2
中央下段のアンプは、PRO CABLE社のWebで見つけ、ヤフオクで落札した、 ドイツThomann社のプロ用ステレオパワーアンプ、Thomann S-150 Mk2で、601pに繋がっています。
さすが、楽器メーカーだけあって、芯のある、浸透力の強い、誤解を承知の上で敢えて言わせていただくなら「生音に近い音」を奏でます。
ただ、このアンプ、欧米をターゲットにしているので、電源電圧が240V、115Vの対応がメインで、日本のような100Vには 基本的には対応しておらず、マイナーチェンジした最新のアンプでは保護回路が働いて、音が鳴らない場合があるようです。
さらにスピーカー接続には、NEUTRIK NL4FXという、特殊なスピコンという接続プラグを使用しなければなりません。このスピコンは、半田を 使わない優れもので、それなりに評価したいところですが、実際に作ってみると、これがなかなか難しい!
工具もPOZIDRIV TIP SCREWDRIVERS(=ポジドライバー)という、ちょっと変わった尖端の ドライバーを使用しなくてはなりません。それに太めの2芯を絡めて使用するケーブルは、10AWGを超える場合は、よっぽど うまく絡めないと、スピコンの金属穴部の奥まで入りません。入っても特殊なポジドライバーで十分な締め付けを行わないと抜けやすく、 素人には少々製作が難しいように思います。
スピーカー用のターミナルはあるのですが、なんと、普通のYラグが使えないのです。 ケーブルを差し込む穴はあります。ですから、10AWGくらいまでの裸線を入れることは出来ますが、軸式ではないので、Yラグは使用できません。
その上、楽器用なのでアンバランス入力はphone、バランス入力はXLRという対応。
何度もくじけそうになりながら、逸品館で手に入れた AET SIN 切り売りケーブルを、スピーカー側は同じWBT0681Cuのままですが、アンプ側はNEUTRIK NL4FXに変更し、音出ししてみて、息を飲みました。
それまでは、アンプにYラグが使えないため、スピーカーケーブルは裸線を直接差し込める、 AET PRIMARY F150を使用していました。
これはこれで、アンプの性格をきちんと出して、浸透力のある見事な音を奏でていましたが、 一つ前の世代ですが、AET PRIMARY F150よりも5ランクほど上の、 AET SIN SP NEUTRIK NL4FX --> WBT0681Cuでは解像度が一気に増して、 見通しも良くなり、ますます浸透力のある、熱気あふれる音を奏でるようになりました。
どなたか、電源トランスを100V対応にして載せ替え、スピーカーターミナルをWBTに、phone入力をRCAに変えて出してみませんか?
あるいはそういった交渉を、ドイツThomann社に対してやっていただける方はいませんか!
ヤフオク落札価格は29,800円。
現在、通常販売しているPRO CABLE社のWebでも4万円を切る価格帯です。
ちょっと手を加えてこういった対応が出来るなら、59,800円で出しても、飛ぶように売れると思います。
でも、そんなことしたら、国内外のオーディオメーカーが百万円超で出しているアンプがまったく売れなくなってしまいそうです。 それくらい、凄い音だと思います。
それなら拙宅のVIOLA LEGACYやSOLOの魅力はなくなったか、と言うと、そうでもありません。
SOLO --> LEGACYの組み合わせで聴く、いざとなったら部屋の窓硝子が割れるくらいの圧倒的なパワー感を秘めた、余裕のある音 というのは、これまた格別です。
さらに、AETのEvidenceシリーズのケーブルを全てに使用しているアドバンテージもあるでしょうが、VIOLAで聴かせる色彩感の豊かさ、 七色のシンバルなんか遙かに突き抜けてしまった、フルカラーのシンバルの音には、さすがのThomann S-150 Mk2 も及びません。VIOLAの音を一度でも聴いてしまうと、Thomann S-150 Mk2では、色彩感の乏しい、 一本調子の音に聴こえてしまいます。
しかも常に全力で突っ走っていて、いつも声を絞り出すように張り上げている感じで、少々、聴き疲れする音です。 これほど浸透力のある音を受け止めなければならない聴き手に、それ相応の体力や精神力までをも要求される音、でもあります。
否定的なコメントを書いてしまいましたが、でもそれは、VIOLA LEGACYやSOLOの音と比較してのことで、あまたのコンシューマー用オーディオ製品 の中で、Thomann S-150 Mk2と比較してモノが言える製品は、そう多くはないことを、改めて、重ねて 申し上げておきます。
Thomann S-150 Mk2の音は、車で言うところの、エンジンを常に高回転でまわしていないと 本領発揮できない、F1用スポーツカータイプ。
一方、VIOLA LEGACYは、同じスポーツカーでも、アウトバーンを軽快に走る目的で作られたポルシェ911。 もしくは乗り心地を考えると、ベンツのSクラス、五味康祐氏風に言うなら「ジャガー」と言ったところでしょうか。
ライブをはじめとするプロの現場ではThomann S-150 Mk2が再生する生音に近いサウンドが好まれるのでしょうが、 一般家庭にそれをそのまま持って来て、リラックスして楽しめるかというと、なかなかそういうわけにはいきません。
真空管アンプの、たとえばEAR V12で聴かせてくれた、ふわりと浮き上がるような空気感や優しい肌触り、とろけるような舌触り、ゾクリとさせられる ようなデカダンスを感じさせる色気というのは、Thomann S-150 Mk2にはありません。
でもそれは、最初から求める方向性、視点が違うのですから、仕方がないと言うか、当然の結果で、ここまでのレベルとなると、 好みの問題もあります。どちらが良い音、劣る音と決めつけるわけにはいかないし、その必要性も感じません。
そういったところの音作りの難しさというか、奥深さが、今回のテストで、よくわかった次第です。
ある意味では、拙宅のメインシステムの素晴らしさ、存在意義を再認識させられた、と言って良いかもしれません。
それにしてもThomann S-150 Mk2の費用対効果と言うか、コストパフォーマンスの 高さは異常です。(笑)
ちなみにソースは中段にあるLINN Renew DS(Klimax DSの中身をupdateする際、抜き出した前のDS本体を再利用したもの)です。
面白いことに、このDSの電源ケーブルは、PRO CABLE社お勧めの 「WATTGATEプラグ A2D SOLUTINS シールド電源ケーブル」 は、 高域の線が細く、ドンシャリの安っぽい音になって、本当に合いません。
こういう時の出番は、やはりAET Evidence ACで、他のLINNのDSも含め、断然、相性が良いようです。
LINN DSのシリーズのように、コンシューマー用に作られた製品は、コンシューマー用の最高峰と思われるAET Evidence ACの 方が相性が良いのかもしれません。
あんなにWATTGATEプラグ A2D SOLUTINS シールド電源ケーブルは、 Thomann社のアンプやALLEN&HEATHのDJ用ミキサーには相性が良かったのですが・・・・・・。不思議なものです。
すでにお気づきになった方がいらっしゃるかと思いますが、中央のオーディオラックは、クアドラスパイアの新しい、 Q4シリーズ・スリット入り・チェリー・追加棚板(QUADRASPIRE Q4SL/CH/SO)を使用したものです。
板厚が従来品よりあり、奥行きはQ4 Midiと同じで幅はQ4Dと同じ。つまり、少し横長タイプで、パワーアンプのThomann S-150 Mk2 のサイズにピッタリ。しかもスパイクやポールは流用可能。 拙宅のようにセッティングがしょっちゅう変わるようなユーザーには、うってつけです。
ALLEN & HEATH XONE:92
中央上段にあるのは、前回にも説明しましたが、PRO CABLE社のWebで見つけた、 ALLEN&HEATH DJ用ミキサー XONE:92です。 これをプリアンプ代わりに使用しています。
入出力が豊富で、音がフレッシュ。ちょうど、ルボックスのオープンリールやSTUDER A730を初めて聴いた時のような印象です。
Thomann S-150 Mk2にも通じる、音の芯の強さ、があるように思います。
前面のTANNOY Reveal 601だけでなく、後方のVIOLA LEGACYに繋げて、メインのJBL DD66000を鳴らしてみたりしています。
さすがにVIOLA SOLO経由の、野太いのに繊細、ローエンドは見事に伸びていながら腰の据わったガッチリとしたピラミッド構造の 低域に支えられ、空気を切り裂くような芯があって一直線に飛んでくる色彩豊かなシンバルの音、 というわけにはいきませんが、 とても148,300円とは思えない、勢いのあるフレッシュなサウンドは、それはそれで非常に魅力的です。
アナログプレーヤー用のフォノ入力が4系統も使えるのはさすがDJミキサーと言いたいところですが、入出力端子がフォーン・プラグ(phone plug) 前提だったりする部分があって、変換ケーブルを作らないと十分活用出来なかったりします。
ちょうど、このALLEN&HEATH XONE:92 DJミキサーを販売しているPRO CABLE社で、バランス専用ケーブル BELDEN 8423を取り扱っており、しかもTRS phone plug-->XLR変換の製作まで行ってもらえるので、ALLEN&HEATH XONE:92 の性能を存分に発揮したサウンドが楽しめます。
熱収縮チューブ
AETのPRIMARY F500やSIN,HHLなどのケーブルの端末加工、処理には12mmと6mmの熱収縮チューブがあれば、十分です。
けっこう、綺麗に出来ます。もちろん、それなりの工具も必要です。
RELIEF heat gun RHG-1500
温度調節の出来る、高熱量1500Wタイプの、熱収縮チューブを収縮させるためのヒート・ガンです。
60℃〜1500℃まで調節出来るとのことですが、温度の目安は印されていないので、まずは一番低めでしばらく暖めて、少しずつ温度を 上げていかないと、火傷してしまいます。
また、高温で使用後、すぐ電源を切ると、熱で内部がやられてしまうようです。いったん、最低温にまで下げて数分間、空冷してやる必要があるようです。
先端の形状は箱の中にあるようなものに差し替えできますが、シリコングリスを塗って差し替えしないと、次第に抜け難くなってくることがあるようです。
ちなみにAmazonでは4,000円を切る値段で出ていたりします。
スピコン(SpeakON) NEUTRIK NL4FX
ノイトリック社がPA用に開発した、抜け防止機構付き大電力対応のプラグです。
NEUTRIK NL4FXは4芯対応ですが、実際に使用するのは、爪側の「1+」と「1-」の 2つだけ。2番はBTL接続などに使用するようです。2芯用のものは抜け難いということなので、この「NL4FX」がスピコンのデフォルトになります。
半田を使わないのはありがたいことですが、実際に作ってみると、これがなかなか難しい!
工具もPOZIDRIV TIP SCREWDRIVERS(=ポジドライバー)という、ちょっと変わった尖端の ドライバーを使用しなくてはなりません。それに太めの2芯を絡めて使用するケーブルは、10AWGを超える場合は、よっぽど うまく絡めないと、スピコンの金属穴部の奥まで入りません。入っても特殊なポジドライバーで十分な締め付けを行わないと抜けやすく、 素人には少々製作が難しいように思います。
スピコンは、PRO CABLE社のWebから注文が、けっこう値段も安くて即納なので、重宝しています。
スピーカー・ケーブル製作工具
右端にあるのは、ケーブル・ストリッパー。ストリップする長さを一定にするゲージが付いていて、スピコンなどの製作時に、 正確に12mm指示に対して、対応しやすく、また、+と−で露出させる芯線の長さが違ってしまうことも防止できます。
左端はケーブルカッター。スパッと綺麗な切り口で、ニッパーで切ると外皮が綺麗に切れなかったりするので、頼もしい逸品です。
ニチフ Yラグ 5.5AWG 6mm
ニチフ Yラグは、普通のホームセンターで売っています。
ただ、TANNOY Reveal 601p用のねじ穴6mmで、ちょっと太めの5.5AWGケーブル用となると、「お取り寄せ」になってしまうようです。
しかも、ばら売りはしない、100個入り。でも、ご安心ください。ニチフ裸端子 先開形 品番5.5Y-6 数量100pcs. お値段は1,433円。
圧着ペンチが必要なことはもちろんですが、Yラグの汚れ取りには「セーム革」を使用してやると、微粒子が取れて密着度が良くなるのか、 音もクリアになるようです。「銅磨き布」でも良いのですが、艶出し剤が入っている製品が多く、音的にはあまりセーム革とは差はない ように感じますが、精神衛生的観点及び入手し易さからも、「セーム革」がお勧めです。
手で触って凹凸が感じられる場合は、IH用消しゴム(焦げ落とし)でこすって凹凸を無くし、仕上げは「劇落ちくん」等の「メラミンフォーム」 (メラミンスポンジ)を使用。水で洗ってティッシュで綺麗に水を拭き取り、拭き上げは「セーム革」で行います。
これだけ手をかけてやると、あら不思議。気持ちの問題もあるのでしょうか、音がとてもクリアになった感じになります。
ただ、これを100個全部にやろうとすると大変です。気力も持ちません。「セーム革」だけでも良いのではないか、と思っています。
音の特徴に関しては、「ありません」というのが特徴かもしれません。
正確に言うと、銀やロジウムメッキ等にくらべて少し音が野太くなって、落ち着く感じです。
WBTのYラグ、WBT0645Cuのような鮮やかさ、透明感はさすがにありませんが、ケーブルの本来持っている音をねじ曲げるような感じ、 ベクトルの向きが変わるような感じはしません。
そういう意味で、基本中の基本、reference的なものかと思います。
http://www.kusunoki.jp/audio/experiment/ex20130815.html
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楠 薫のオーディオ三昧DJ用ミキサーをプリアンプ代わりに使用してみる
http://www.kusunoki.jp/audio/experiment/ex20130803.html
「DSやアンプをスピーカー台の上に置くなどとはもってのほか。ちゃんとオーディオ・ラックに設置して評価すべき」 「VIOLAのLEGACY、JBL DD66000とソースが同じで比較しないと、アンプとスピーカーの差がわからない」
等々、試聴会でのご批判が相次ぎ、とうとう、QUADRASPIRE Q4 Midiの オーディオラックを使用することにしました。
しかも、ソースを振り分けるのに3系統必要なので、プリアンプを導入することにしました。
PRO CABLE社のWebでDJ用ミキサーをプリアンプとして使用する例が載っていて、値段も148,300円と、比較的お手頃。
入出力が豊富で、アナログプレーヤー用のフォノ入力が4系統も使えるのはさすがDJミキサーと言いたいところですが、 入出力端子がフォーン・プラグ(phone plug)前提だったりする部分があって、変換ケーブルを作らないと十分活用出来なかったりします。
ちょうど、このALLEN&HEATH XONE:92 DJミキサーを販売しているPRO CABLE社で、バランス専用ケーブル BELDEN 8423を取り扱っており、しかもTRS phone plug-->XLR変換の製作まで行ってもらえるので、ALLEN&HEATH XONE:92の性能を 存分に発揮出来そうだということがわかり、早速、注文してみました。
音はと言うと、とても148,300円とは思えない、勢いのあるフレッシュなサウンド。まるでルボックスのオープンリールやSTUDER A730を 初めて聴いた時のような印象です。
これで前面のTANNOY Reveal 601だけでなく、後方のVIOLA LEGACYに繋げて、メインのJBL DD66000を鳴らして比較試聴することが出来ます。
さすがにVIOLA SOLO経由の、野太いのに繊細、ローエンドが見事に伸びて腰の据わったダイナミックレンジの広大なサウンドには敵いませんが、 価格抜きにして、けっこう楽しめます。
ちなみにソースは中段にあるLINN Renew DS(Klimax DSの中身をupdateする際、抜き出した前のDS本体を再利用したもの)です。
ティアックのUSB/ネットワーク対応プリメインアンプNP-H750の ネットワーク対応が今ひとつだったので、どうせネットワークのLANを使用しないのなら、USB,光,RCA入力のティアックの ティアック USB DAC STEREO INTEGRATED AmplifierA-H01と同じなので、 下段にはA-H01を入れてみました。
残念なことに、TEAC A-H01は、USB接続だと音が途切れることがあります。ポロッと 音が転げるような感じです。
24bit/192kHzにこだわりすぎて、Windowsでは96kHzまでで24bit/192kHzはサポートされていないため、USB接続では独自のソフトウエアを 使用しないといけないため、でしょうか。
光接続では音が途切れることなく、安心して聴くことが出来ます。
メーカー側は音が途切れるのは、パソコンで他のソフトを使用している時に出る症状という説明をしていますが、 光ではそんなことはまったくなく、最近のパソコンはWindows7以降では、バックグラウンドでいろんなソフトを動かしていたりしますので、 USBの対応をしっかり行ってもらいたいものです。
むしろ、24bit/96kHzまででも良いから、しっかり途切れることなく、安心して音楽を楽しみたいものです。
ALLEN & HEATH XONE:92
ごちゃごちゃと、いろんなツマミがあって、最初は戸惑います。
でも、慣れると視覚的な配置がとてもわかりやすく、DJ用ミキサーとして音も含めて評価が高いのが頷けます。
実際に使っている機能は、左側の列と右端のMASTERレベルボリュームくらいです。
低域(LO)をわずかにブーストしています。ツマミが上の3つは12時方向で、LOは2時方向くらいになっています。
上から3個目のボリュームのツマミは入力のLEVELボリュームです。 1番のフェーダーと併せて使用しています。
背面ですが、MIX1にはXLRのバランスの出力があり、通常よく見るバランス用XLRプラグのメスを使用することが可能です。
ちなみに撮影時には、これがVIOLAのLEGACYにつながっています。
XLRプラグの左斜め上、BOOTHとあるところに、バランス用のTRS phone plugが刺さっていて、これがReveal 601aにバランス 接続でつながっています。
右端のRETURN 1につながっている phone plugは、LINN Renew DSからの入力です。
LINN Renew DSはXLRのバランスで受け、お気に入りのBELDEN 8423を介してTRS phone plugで接続しています。
AUX1はTEAC A-H01にTRS phone-NEUMAN cable-RCAアンバランスでつながっていて、 TEAC A-H01は入力をパソコンから来ているWIREWORLD Super NOVA 6 TOSLINKと 切り替えして試聴できるようになっています。
WIREWORLD Super NOVA 6 TOSLINK
パソコンのTOSLINK端末から直接、TEAC A-H01につなぐことが可能です。
画像は2mモノですが、パソコンからだと5m必要です。
WIREWORLD Super NOVA TOSLINKは5mモノでも購入価格では 3万円を切り、Joshin Webで購入すると、29,400円です。
音的には、オーディオクエストのDiamondよりもちょっと華やかですが、オーディオクエストは1.5mモノまでなので、必然的に 長尺モノを入手しようとすると、それなりの水準のものを選ぶなら、あとはサエクくらいでしょうか。
光接続では、けっこうエネルギー感もあり、LINN Renew DS -->ALLEN & HEATH XONE:92 --> TEAC A-H01もけっこう良い音ですが、決して負けていません。
ただ、ノートパソコンには光出力が無いものがほとんどなので、皆さんにお勧め出来るというわけではないのが、本当に残念!
BELDEN 8423 TRS phone-XLRsilver
ベルデンのバランス専用8423ケーブルを使用して、TRS phoneからXLRに変換するケーブルです。
phone側に金メッキを使用した場合、XLR側はsilverを使用するのがポイント。
音がドンシャリになって暴れることなく、実にバランスよくワイドレンジ、透明感があるのにメリハリもあって、とても気に入っています。
TANNOY Reveal 601aでジャズを鳴らすと、生き生きしたスイング感をよく出してくれます。
PRO CABLE社のWebではTRS phoneの選択肢がないので、メールで注文しなければなりません。
NEUMANN TRS phone-XLR silver
ノイマンのマイクロフォン用ケーブルを使用して、TRS phoneからXLRに変換するケーブルです。
ノイマンやベルデンに限らず、phone側に金メッキを使用した場合、XLR側はsilverを使用するのがポイント。
キチッとした高域の粒立ち、ローエンドもあるところまではしっかり伸びていて、それ以下は比較的シャープに切れている感じが しますが、超低域も出ているように感じさせるところは、さすが、です。定位が実にシャープ。音像がキッチリしているあたりは、 「やっぱりドイツだなぁ」って気がします。
TANNOY Reveal 601aでクラシック音楽を聴く時には、超低域は出ていないのに、このケーブルで聴くと、弦バスやバスドラムの音が しっかり芯を伴って聴こえてくるから不思議です。 PRO CABLE社のWebから注文が可能です。
FiiO Coaxial Optical to RL Audio Converter
光出力をRCAに変換する機器です。
最初、RCA側に付いているUSBをUSB入力と勘違いしてしまいましたが、これは左側にある電源アダプターを接続するためのUSBで、ここに USB入力を入れることはできません。
CoaxialとOpticalの切り替えスイッチで、入力を切り替えます。
Amazonで3,780円で購入出来ます。
光のお陰なのか、後述するNEUMANNのケーブルのお陰なのか、かなり良い音だと思います。 少なくとも、LINN Renew DS-->ALLEN & HEATH XONE:92を介して出てくる音に負けていません。
当初はTopping DAC [D20]を狙っていたのですが、これが品切れになって入手できず、他を探している時に見つけた シロモノです。Topping DAC [D20]はUSB、Coaxial、Optical(TOSLINK)の入力があって、値段は10,980円と ちょっと高価ですが、いろいろ入力があってテストするのには最適だと思ったのですが・・・。
他にもToppingにはいろいろ面白い機器があって、試してみたいのに、品切れ続き、入荷の予定も立っていないようで、ガッカリです。
NEUMANN RCA-XLR silver
ノイマンのマイクロフォン用ケーブルを使用して、光からRCAに変換した信号を、TANNOY Reveal 601aにダイレクトに つなぐ変換ケーブルです。3mモノを使用しています。後述の光ケーブルと共に使用すると、鮮度が良くて、クッキリ、クリアな サウンドが見事です。
これもまた有り難いことに、PRO CABLE社のWebから注文が可能です。
Acoustic Fun's German State of the Art Multi Fiber
「国産の水晶」のオーディオ光ケーブルより優れているとPRO CABLE社の 光ケーブルのコーナーで説明されていますが、光学特性云々よりもなによりも、ノイマンのケーブルと組み合わせると、 俄然、音の鮮度が上がって、エッジが立ち、音のつながりが良いのには驚かされました。
よくよく考えてみたら、ノイマンのマイクロフォンケーブルも、この光ケーブルも、同じドイツ製。 音のベクトルが似ているんですね。
ただ、2mモノまでしかなく、値段も15,800円と、少々高価。
試しに、パソコンを近づけて、WIREWORLD Super NOVA 6 TOSLINKの代わりにTEAC A-H01に 繋げてみました。WIREWORLDよりも浸透力のある中高域と、エネルギー感あふれる低域が魅力的で、つくづく、長尺モノを出して欲しいと 願う次第です。
PRO CABLE社のWebから注文が出来ます。
ニチフ Yラグ 5.5AWG 6mm
ニチフ Yラグは、普通のホームセンターで売っています。
ただ、TANNOY Reveal 601p用のねじ穴6mmで、ちょっと太めの5.5AWGケーブル用となると、「お取り寄せ」になってしまうようです。
しかも、ばら売りはしない、100個入り。でも、ご安心ください。ニチフ裸端子 先開形 品番5.5Y-6 数量100pcs. お値段は1,433円。
圧着ペンチが必要なことはもちろんですが、Yラグの汚れ取りには「セーム革」を使用してやると、微粒子が取れて密着度が良くなるのか、 音もクリアになるようです。「銅磨き布」でも良いのですが、艶出し剤が入っている製品が多く、音的にはあまりセーム革とは差はない ように感じますが、精神衛生的観点及び入手し易さからも、「セーム革」がお勧めです。
手で触って凹凸が感じられる場合は、IH用消しゴム(焦げ落とし)でこすって凹凸を無くし、仕上げは「劇落ちくん」等の「メラミンフォーム」 (メラミンスポンジ)を使用。水で洗ってティッシュで綺麗に水を拭き取り、拭き上げは「セーム革」で行います。
これだけ手をかけてやると、あら不思議。気持ちの問題もあるのでしょうか、音がとてもクリアになった感じになります。
ただ、これを100個全部にやろうとすると大変です。気力も持ちません。「セーム革」だけでも良いのではないか、と思っています。
音の特徴に関しては、「ありません」というのが特徴かもしれません。
正確に言うと、銀やロジウムメッキ等にくらべて少し音が野太くなって、落ち着く感じです。
WBTのYラグ、WBT0645Cuのような鮮やかさ、透明感はさすがにありませんが、ケーブルの本来持っている音をねじ曲げるような感じ、 ベクトルの向きが変わるような感じはしません。
そういう意味で、基本中の基本、reference的なものかと思います。
http://www.kusunoki.jp/audio/experiment/ex20130803.html
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