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BGM用にしか使えなかった高額なジョーダンワッツのスピーカー _ 天才 E.J.Jodan は結局何がやりたかったのか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/859.html
投稿者 中川隆 日時 2018 年 5 月 18 日 15:17:47: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 投稿者 中川隆 日時 2017 年 2 月 11 日 15:19:57)


BGM用にしか使えなかった高額なジョーダンワッツのスピーカー _ 天才 E.J.Jodan は結局何がやりたかったのか?

Jordan Watts 製品一覧 ジョーダン・ワッツ
http://audio-heritage.jp/JORDANWATTS/index.html

JORDAN WATTS モジュール - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=WlpUB0qbO7k

ジョーダンワッツ モジュールユニットと真空管アンプで聴く女性ジャズボーカル - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=wHT60k3jHZ4

ハイファイ堂メールマガジン 第721号 国宝級?!レアなオーディオ 京都商品部
http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/171124/index.html


私、ハイファイ堂に入社しまして7年ほどになりますが、この仕事での役得と言いますと、やはり一般ではまず見られない様々なオーディオ機器に出会えることかと。
そんな中にはマニアにとっては国宝級(は、少し言い過ぎか、)に珍しいものもあったりします。

ということで、私が、ハイファイ堂で出会ったレアなオーディオ(スピーカー類ばかりになってしまったのですが)を振り返って見たいと思います。


まずは、異質感で印象的だったのがこちら
JORDAN WATTS FLAGON CERAMIC
http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/171124/index.html



やはりこれかと思います。

入社年の日本橋店勤務時でした。京都店からの転勤でまだ日本橋店にあまり慣れない時期だったのと、外観に似合わずというか、外観どおりというか印象的な音がしました。忘れられないです。

当時は、その独特のエンクロージャーの影響による音かと思ってましたが、様々に学んだ今は、使われているそのユニットに音の本質があることを知ります。

JORDAN WATTS社は、1963年、Goodman社で、エンジニアであったE.J.ジョーダンと同僚であったレスリー.E.ワッツにより興されたメーカーです。

「Module Unit」と名付けられた、小さなフルレンジユニット(10cm口径のアルミニュームコーンで、3本のベリリウム銅線のワイヤーカンチレバー式サスペンション、四角いケースに、ケーブルは直出しになった、かなり特殊な代物。)と、そのユニットが、使用されたスピーカーシステムを販売していたようです。



最大のスピーカーシステムが、上向に6個、左右に一個ずつの計8個の「Module Unit」を一つの木製エンクロージャーに収めた「STEREOLA DSP-100」です。


JORDAN WATTS STEREOLA DSP-100 (1967)
http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/171124/index.html



画像はステレオ産業史webページより
http://history-of-stereo.com/w-jordan-watts.html

やはり、このユニットの弱点が低域の再生のようで、エンクロージャーによる低域再生の工夫がされたモデルがいくつか作られてます。


「GT」2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式

「JODELL」2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式

「JUPITOR TLS」2ウェイ・3スピーカー・バックロードホーン方式
(パッシブラジエーターの物も見れます。)


画像はpreservationsound.com webページより
http://www.preservationsound.com/wp-content/uploads/2013/09/Jordan_Watts_GT_Jodrell_Jupiter.jpg



画像はオーディオの足跡webページより
http://audio-heritage.jp/JORDANWATTS/speaker/juno.html
http://audio-heritage.jp/JORDANWATTS/speaker/jupitertls.html


FLAGON CERAMICの場合は、ほぼユニットそのままの音かと思われます。

(コルク栓部がバスレフぽいですが)アルミコーンの金属的な響きが、まるでワイン壺の底から響き渡る様に音を出すところから、メタファーとしての陶器壺のエンクロージャーが見事に嵌り、また、生活空間に溶け込まそうとの(オーディオ機器に囲まれるとかなり異質です。)狙いからの奇跡的に完成されたプロダクトかと感じます。

陶器ゆえの壊れやすさで、後半は素材(形状も少し)変更され、また、このユニットは、メンテナンスが不可能なので、この陶器製のモデルで、ユニットの状態の良いものは、かなり希少かと思います。(かと言って、価格が上がってる様ではないです。)

2010年の入荷後は、2015年に素材違いの後期モデルが秋葉原店に入荷していた記録があります。
http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/171124/index.html


 

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コメント
 
1. 中川隆[-12445] koaQ7Jey 2018年5月18日 15:18:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14017]

ステレオの産業史|ジョーダン・ワッツ
http://www.history-of-stereo.com/w-jordan-watts.html

モージュールと名付けられた10cm口径のフルレンジで、異色のシステムラインアップ。

ジョーダンワッツのモジュールユニット 1964年(昭和39年)

MODULE UNIT(モジュール・ユニット)
10cm フルレンジスピーカーユニット ¥15,500

設計者、ジョーダンの確信が貫かれたモジュールユニット。

 英グッドマン社の英明なるスピーカー・エンジニアとして、「AXIOM80」などの名作ユニットを手掛けた E・J・ジョーダンが、仲間のレスリー・E・ワッツと共に立ち上げたジョーダン・ワッツ社初の製品。長いこと、このユニットのみので、ここに紹介するシステム・バリエーションを展開させた。

 当時、シングルコーンのフルレンジユニットというと、わが国では16cm、アメリカとイギリスでは20cm〜30cm口径のものが主流であったから、この10cmというツイターのような小さな口径で、ハイファイたる音が鳴るのか疑問であった。特性図を見ても、カマボコ型の特異なカーブを描き、5,000Hz付近からだらだらと下降し、指向特性もよろしくない。それなのに高価。為替の事情があったとはいえ、ダイヤトーン「P610」の10倍もしたほどである。また、ジョーダン・ワッツ社のモジュールというコンセプトも、当時のマニア諸氏の中には実践する人が多くいた。こんな印象からも長らく興味の対象外にあったユニットである。

 ユニットの特長は、アルミ合金製のコーンと、その口径を上回るマグネットを背負い、コーンを支えるダンバーは、「AXIOM80」と同様の、ワイヤーカンチレバーによる3点支持構造が採れられている。その後、基本を変えることなくMKIIIまでマイナーチェンジが行なわれた。

*再生周波数帯域:25~20,000Hz *最低共振周波数:41Hz *重量:3.6kg

ジョーダンワッツ ジャンボ1966年(昭和41年) 

JUMBO(ジャンボ) 
密閉型 10cmフルレンジスピーカーシステム ¥24,800(1台)

セカンドシステムとして、 聴き疲れしない上品なまとまり。

 「モジュール・ユニット」を使った第一弾のシステム「ミニ 12」、「ミニ12A」から、この「JUMBO」になった。柄は小さくても、音はジャンボという洒落なのだろう。容積は僅か6リッター。それにしても、こんな小さな密閉箱に押し込まなくてもいいと思うが、音は以外と適度な解像度を保ち美しい響きをもつ。

 ただし、実力をつけてきた国産の同価格帯システムと比べて、コストパフォーマンスは高いとはいえない。箱のフィニッシュは、チークとホワイトアイボリーの色違いが選べたが、デザインは、「ミニ12」の方が安っぽさがなく一種の趣きがあった。

*使用ユニット:モジュールユニット
*再生周波数帯域:70〜20,000Hz
*外形寸法:W203×H420×D89mm
*重量:6.8kg

ジョーダンワッツ ステレオラ DSP-1001967年(昭和42年) 
STEREOLA(ステレオラ) DSP-100

間接放射バスレフ型 10cmフルレンジ 8ユニットステレオスピーカーシステム ¥380,000
家具調コンソールの発想で作られたステレオスピーカーシステム。

 「モジュールユニット」をエンクロージャーの天板バッフルに6本、左右両サイドに2本を配し、角度可変のパネルに音を反射させてステレオの方向感を得るもので、シングルコーンユニットの特徴である音の定位感は望めない。

 この間接放射型といえるシステムは、日本ビクターが、モノラルとステレオが混在する時代のアンサンブル型ステレオに好んで採用した方式で、ライブな部屋であれば、モノラルでもムード的なステレオプレゼンスが楽しめた。ともかく、この38万円という価格を考えると、当時では、かなりハイグレードなコンポーネントを組み合わせてシステム一式が構成できたわけで、コストパフォーマンスの点では競争力に欠けていた。

*使用ユニット:モジュールユニット×8 
*再生周波数帯域:不明 
*外形寸法:W1043×H745×283mm 
*重量:73.8kg


ジョーダンワッツ フラゴン1974年(昭和49年)
 
FLAGON(フラゴン) 
バスレフ型 10cmフルレンジスピーカーシステム ¥45,000(1台)

オブジェとしての魅力と独創性。

 エンクロージャーに陶器を使用したのは、世界でもジョーダン・ワッツが最初であった。写真のモデルは、その2代目にあたる。陶器製のメリットは、不要な共振と定在波のないことが挙げられる。まあ、そうした理屈よりも、スピーカーを意識させないオブジェとしての魅力と、バックグラウンド用の贅沢なセカンドシステムとしては、貴重な存在であった。

*使用ユニット:モジュールユニット
*再生周波数帯域:60〜20,000Hz 
*外形寸法:W330×H320×D165mm 
*重量:6.1kg

ジョーダンワッツ ジュピター TLS1974年(昭和49年) 

JUPITER(ジュピター)TLS バックロードホーン型 2ウェイ 3ユニット スピーカーシステム ¥116,000(1台)

意欲的なシステムで、モジュールユニットの可能性を十分に引き出していたと思われる。

 奥行のスリムなバックロードーンシステムで、一般に見られるその構造とはかなり異なっていることが興味深い。ユニット構成は、「モジュールユニット」を並列にドームツイターを加えた、ジョーダン・ワッツ初の2ウェイシステム。ネットワークは、ツイターにハイパスのコンデンサーと減衰用の抵抗を入れただけのシンプルなもので、アッテネーターは設けられていない。この価格を考えると、他の選択肢は豊富にあり、市場競争では武が悪い。とはいえ、音の表情はかなり上質で棄て難い良さは確かにあった。

*使用ユニット:モジュールユニット×2、ドームツイーター 
*再生周波数帯域:20〜20,000Hz 
*外形寸法:W381×H876×D267mm 
*重量:34kg

ジョーダン・ワッツ雑感

 長いこと、英グッドマン社で才腕を奮い、異端の名作「AXIOM80」の設計者、E・J・ジョーダンが、仲間のレスリー・E・ワッツと1964年に起業したのが、このジョーダン・ワッツ社である。とにかく、発足当初から「モジュールユニット」一本やりで押し通し、エンクロージャーのバリエーションで種々のシステムを製品化するという、一風変わったラボラトリー的性格の強い組織であった。 

 この両者の人なりを知る資料は何もなく、正確に記すことはできない。ただ、これらのシステムをとおして見た場合、アマチュアイズムから一歩抜けきれないもどかしさが残る。オーディオ大国として躍進目覚ましかったころの日本市場をビジネスとして意識するならば、なおさらのことで、一部の好事家を相手にしては企業は成り立たない。

 1980年代に入いると、モジュールユニットのシステムラインナップから、PAの分野への進出も試みたようではあったが、その具体的な製品の登場を見ないままにジョーダン・ワッツのブランドは、やがて消えていった。それでも、ジョーダンの残した「モジュールユニット」は、一部の支持者に今もって大切に扱われ、美音を鳴らし続けているようである。それは、経年変化に強いアルミ合金の振動板と、ワイヤーカンチレバーのダンバーを持つ類いまれなユニット構造の所以であろう。
http://www.history-of-stereo.com/w-jordan-watts.html

JORDAN WATTS 社のこと(今井商事株式会社1989年10月のカタログ) 

 「ジョーダン・ワッツ社は、独創的発想をする Leslie.Watts と Edward.J.Jordan によって1963年に設立された、英国の個性的なスピーカー・メーカー。

英国人らしいインスピレーションに満ち溢れた二人のエンジニアの設計したスピーカーは、聞く人を唸らせる、巧みなアイデアが随所に生かされています。

彼等の考えたスピーカーの独創的な点は、そのユニット自身にあります。

一般に、スピーカーのコーンは寸法が大きくなると、高音の再生が難しくなると同時に、混変調歪を発生し易くなります。普通のスピーカー・システムでは、口径の異なる幾種類かのスピーカー・ユニットに、それぞれの再生帯域を分割して受け持たせる、マルチウエイ方式によってこの問題を解決していますが、帯域によって違うスピーカー・ユニットを使うため、全体の音質が一貫しない。各ユニットに入力信号を分割して供給するネットワークシステムによって音質が損なわれる等、別の面で問題が生じます。

振動板の放射特性や音質、混変調歪など音質を考慮した結果、10cm口径のフルレンジ・ユニットがベストであるとの結論に達し、考える限りの可能性をユニットに与えたのです。それが、ジョーダン・ワッツ製品すべての基本を構成する、独創のモジュールユニットなのです。」


2. 中川隆[-12443] koaQ7Jey 2018年5月18日 15:29:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14017]


Edward James Jordan(通称テッド)


E.J.Jordan氏は有名なスピーカーデザイナーですが、日本ではあまりよく知られていないようです。個人的には、最後の伝説的スピーカービルダーではないかと思っているので、これを機会にまとめてみようと思います。


氏の経歴については、TNT-Audio のインタビューが詳しいので、英語が得意な方は是非原文にあたってください。
http://www.tnt-audio.com/intervis/jordan_e.html


経歴は


GEC → Goodmans → JORDAN WATTS → E.J.Jordan Design / ALR JORDAN GEC


Goodmansは巨大メーカーですが、JORDAN WATTSとE.J.Jordanは家内制手工業のような小さな会社です。ALR Jordanは、ドイツのALR社との合弁会社です。小さい会社のほうが自由に作りたいものが作れたのでしょう。

GEC在籍時代に、スピーカーの開発に携わります。多分、工業高校とか専門学校を出て、GECに就職したものと思われます。音楽好きな家族だったとのことなので、教育水準は高い家庭だったのでしょう。

GECには当時としては非常に珍しい、先進的なメタルコーンスピーカーがありました。これをきっかけに、メタルコーン振動版スピーカーの音質に興味を持ったようです。(ちなみに、このGECのメタルコーンスピーカーはフルレンジとして使うには少々高域が不足しており、セレッションのHF1300型ツィータのGEC向けOEM版と組み合わせて同軸化されたバージョンがあります。)


その後、Goodmansに入社し、コーン型スピーカーの再生レンジの拡大についての研究に携わります。その成果がAxiette型8インチフルレンジスピーカー(AXIOMは10インチ以上に使われた名前)で、これは本当の意味で全帯域スピーカーと呼べる高性能のものであったようです。これは、GECのメタルコーンより、色付けの少ない音でしたが、Jordan氏には、メタルコーンの音にあった、活気/生命 のようなものがかけている点が、不満だったそうです。ですが、Jordan氏は、Goodmans在籍中には、メタルコーンのスピーカーの開発をすることは出来ませんでした。Goodmansはメタルコーンのスピーカーを発売していないので、会社の方針だったのでしょう。

他の大きな実績として、Goodmans社のキャビネットに採用された音響抵抗ARUユニットや、(QUADのピーターウォーカーとほぼ同時期に)ESL型スピーカーの開発等、多岐に及んでいます。ARUについては、発明者の中にJordan氏の名前を含むパテントが4件残っています。

なお、発売当時、AXIOM80は戦前のスピーカーユニットの復刻版のような位置づけのもので、当時のGoodmans社のカタログをみても、値段、サイズ、仕様すべてをとって、かなり特殊な位置づけのスピーカーです。戦時中は軍用通信のモニター用に使われていたという話もあるようです。声の帯域がよく通り、低域が出ない。というつくりとも一致します。

従って、AXIOM80はJordan氏の設計ではなく、ARUを用いたAXIOM80のシステム化がJordan氏の実績です。(上記、TNT AudioのインタビューにもAXIOM80の話題は出てきません。また、数年前に秋葉原のヒノオーディオの招待で来日した時にも、日向野社長にそのように話したそうです。あまりにも誤解が広まっているので、訂正するのも面倒だとか。)


彼のGoodmansでの最後の仕事は、Goodmans MAXIMという小型スピーカーシステムの開発と言われています。4〜5インチのウーファーと同じく4インチ程度のコーン型ツィータの組み合わせの超小型密閉箱。ユニット、キャビネットを別々に購入してユーザーがスピーカーシステムを作るのが常識だった時代に、初めて登場したシステム化済のスピーカーといわれている。また、これが、小型高性能スピーカーの先鞭をつけたともいわれています。

1964年発売ということなので、JORDAN WATTS社の設立1963年とほぼ一致しています。 ちなみに、このMAXIMのツィータは非常に飛びやすかったそうです。アンプが真空管からトランジスタに切り替わった時期の製品だったことも関係しているのでしょう。私も海外、国内のオークションや販売店で探したことがありますが、中古市場で売られているものの多くが、ツィータがオリジナルから交換されているか、ツィータ断線状態の但し書きがあり、手に入れることができませんでした。ユニットの仕様も複数存在するようです。

Blog MasterはDouble MAXIMというスピーカーシステムを所有しています。これは、高分子系のドーム型ツィータと5インチ程度の高分子系ウーファー 2発からなる小型密閉システムです。1972年の発売なので、Tedの設計ではないでしょう。

1963 Jordan-Watts Ltd設立。

Goodmans社の同僚であるWatts氏と独立し、Jordan-Watts社を設立します。Watts氏は、営業畑の方だったようです。後にJordan氏が独立した後も、Jordan-Watts社を続けますが、数年前に、Watts氏の逝去によって会社の歴史を閉じたそうです。また、当時の代理店の今井商事さんも、ながらくスピーカーのメンテナンスをされていましたが、補修部品が無くなったため、メンテナンスを終了しました(2010年12月追記)


Jordan氏は、JW社でかねてからの念願であった、金属振動板のスピーカーの開発に着手します。それが、MODULE UNIT(MODULARともいう)mk2です。以後、Jordan氏の開発したスピーカーユニットは、すべてメタルコーン系です。MODULE mk1は、紙コーン&丸型ケースのモデルだったようで、ごくわずかしか製造されなかったのでしょう。私も中古市場ですら流通しているのを見たことがありません。


同社のスピーカーユニットは、基本的にMODULAR一種類で、これを1個〜複数本エンクロージャーに組み込み、システム化したものを販売していました。(システム用にはツィータがついたものがありますが、GOODMANS等からのOEMだったようです)

また、DIY市場向けにユニット単体を積極的に販売していたようで、カタログには複数の推奨箱の図面が掲載されています。(中には、完成品として市販されなかった寸法比のモデルもあります。)


これは、ちょっと珍しい振動板が金色のアルマイト処理されたモデル。(ほかに黒色や樹脂コーティングモデルがあります) MODULEは個々のユニットに音響負荷を組み込むことにより、同一キャビネットに複数ユニットを使用するしても相互干渉が少ない点が特徴のひとつです。それが、MODULEの名前の所以でしょう。


Jordan氏は、Goodmans在籍当時、AXIOM 80 4本を使用したバックローデッドホーンキャビネットの設計などをしており、Goodmans時代より、複数ユニットを使用したスピーカーシステムの研究もしていたようです。

1975年 E.J.Jordan設立すでに、Jordan-Watts社から独立していたのか、別途会社を立ち上げていたのか?その点は良く判りません。Jordan Watts社のJH200という製品は、E.J.JordanのJX92に似たスピーカーユニットを採用しています。 TNT Audioのインタビュー記事に出てくるJordan 50mm moduleというのは、後のJX53やJR6HDの原型になるユニットです。ブリティッシュ・テレコムで電話機のテスト用途にも使用されていたそうです。同社は、1995年に日本でE.J.Jordanのユニットが扱われるようになった時点で、フルレンジとして、JX53, JX62, JX92, ウーファーのJX125, JX150を販売していました、現在はJX53の後継モデルのJR6HDとJX92S(防磁タイプ)の2種類のみがラインナップされています。

現在は、Jordan氏はユニットの権利をEsoteric Audio Design社に譲り、スピーカー設計の活動からは離れているようです。(2010年12月追記)

JORDAN社のWEB SITEより、JX92, JX92S用のトランスミッション(transmission line)型エンクロージャーの図面です。この図面を元に、システム化したものを販売している販売店やメーカー(海外)もあるようです。 余談ですが、1984年にBandorという会社が出来ます。Jordan氏の元夫人であるドロシー女史の会社で、最初はBANDOR版の50mm MODULEを生産していました。

現在は、Bandor-50, 100, 150, 300の4種類の口径のメタルコーンスピーカーを製造しているようです。日本でもラジオ技術社が、50mmの50ADW8(8オーム仕様)と100ADW8を販売していました。


ひとりの設計者が作ったスピーカーユニットを年代別に並べ、音を出してみると、なかなか面白いです。

私の手元には、前述のGEC同軸(これはJordan氏設計ではないが、影響を与えたものとして)、GoodmansのAXIETTE-8や、AXIOMシリーズの幾つか, JORDAN WATTS MODULAR, E.J.JORDAN JX53, 62, 92, 125があります。


時代の要求に合わせてなのか、新しい設計のものほど、高域方向にワイドレンジになっていくのがわかります。

MODULARとJXを比べると、後者の方がベールが1〜2枚はがれたようなクリアな音がします。

一方、中域の厚みや音の柔らかさはMODULARのほうが心地よい様に思います。

どちらが優れているというのではなく、どちらが好きな音か、そのとき聴きたい音か?で、判断すると良いでしょう。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2005-06-02


3. 中川隆[-12442] koaQ7Jey 2018年5月18日 15:29:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14017]


天才 E.J.Jordan の手掛けた作品


1. Goodmanns Axiom80

1936年に開発された最初期のユニットを E.J.Jordan がオーディオ用に転用

ステレオの産業史|グッドマンズ
神格化された異端の名作。AXIOM 80
24cmフルレンジスピーカーユニット 1952(昭和27年) ¥26,500
http://www.history-of-stereo.com/w-goodman.html

AXIOM80 の先駆けとなった英SOUNDSALES社のスピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/448.html

酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html


GOODMANS AXIOM80
http://1st.geocities.jp/gemhall2/cqrlm-axiom80.html
 
 最初に取り上げるのはイギリスのスピーカー、 Goodmans(グッドマンズ が正しい読み)の Axiom80。

スピーカー史上に名高い伝説的な技術者、E.J.ジョーダンが設計したと言われている。

  だが、真実は、このスピーカーの特質を最大限に発揮するために特異な形のエンクロージャーやARUユニットを開発したこと。

 Axiom80のユニット自体はすでに Goodmans 社で軍用に開発されていたというのが真相だ。

 軍用にハイファイ・スピーカーを開発する訳はないから、当初はおそらく、主に前線基地の指令室や、航空母艦や戦艦等での指令の伝達用として開発されたものと考えられる。
 
 ダブルコーンで中高域が10dB以上も盛り上がった特性は、戦闘や射撃の大騒音下でも確実に指令が伝わることを目的に設計されたのではないか。 

 しかし、この優れたスピーカーを、戦後のハイファイの黎明期に何とかハイファイ用に転用すべく、E..J. ジョーダンが起用され、伝説とまで呼ばれるに至ったスピーカー・システムが出現した。

  スピーカーの音はユニット単体ではなく、それを収める箱の設計次第で大きく変貌する。 

とりわけAXIIOM80のような特異なスピーカー・ユニットでは箱の造りと構造とが再生音を決定すると言っても過言ではないから、このユニットの特性を最大限に発揮させるシステムを完成させた E.J.ジョーダン の功績が伝説とまでなったのも無理からぬことだ。


再生周波数帯域 : 20 - 20kHz
磁束密度 : 17,000 gauss
最大入力 : 6W(UK), 12W(U.S.A.) 総磁束 : 62,000 maxwells
最低共振周波数 : 20Hz 寸法 : Ø24.1cmx16.2cm
インピーダンス : 15 ohm 重量 : 4.2kg



朱色に塗られた磁気回路カバー等々独特な姿と構造のスピーカーユニット ARU(Acoustic Resistance Unit) 取り付け部 指定エンクロージャ寸法図



ダイアトーンの6インチフル・レンジP−610 との周波数特性の比較 指定エンクロージャ―

未だLPレコードが開発される遥か昔、第2次世界大戦中に Goodmans 社で開発されたスピーカーが、CDやSACDが普及した現在でさえも通用するという稀代のスピーカーの一つだ。


AXIOM80の特徴

*  世の中のほぼ全てのスピーカー・ユニットは振動系をゴム、紙、ウレタン等のエッジで支えている。

ところがAXIOM 80にはエッジがない。 その代わりにコーン紙と振動系をねじ止めされた前後3組のベークライト製の細いカンチレバーで吊っている。 この構造は、本来軍用に開発されたため、劣化しやすい振動系を簡単に交換できるようにとの配慮からとのこと。

 古いスピーカーでは避けられないエッジの劣化の問題が、AXIOM80 では構造的に起こり得ない。 

*  ベークライトで吊られた軽量の振動系は結果として、強力な磁気回路と、中央につけられた小口径のダブル・コーンとにより極めて広帯域で、92dBの高能率の再生を可能にした。

 Axiom80の再生音の最大の特徴は、軽量の振動系を強力な磁気回路で駆動する構造により、入力に対して鋭敏に反応することだ。

 すなわち、人の声、様々な楽器の、とりわけ2次、4次・・・・、ピアノの場合には20次にも及ぶ偶数の高調波を忠実に再生できることが、多彩な楽器や音声の繊細な音色と自然な空間再生で、圧倒的な威力を発揮することだ。

 ただし、周波数特性が中域から広域にかけて相当上昇している。 このグラフは高域が圧縮されている対数表であり、無響室でのデータだから、普通に反響のある部屋で聴いた印象とは全く異なる。

 とは言え、この高域上昇特性をバランスの取れた特性にするためには、このユニットに合わせたキャビネットが不可欠だ。

 それがE.J.ジョーダンの仕事であり、特異な形のキャビネットと、低音域を増強し全体のバランスをとるために開発されたARUなのだ。

 ARU (Acoustic Resistance Unit)とは、音響負荷器を意味する ;
 
 一般にはバスレフ (Bass Reflex :位相反転) 型と呼ばれる、スピーカーの箱の一部に開口部を設けて、スピーカーの背面から出る音の位相を反転して放射する技術だ。 これにより低音を増強して全体の音のバランスを整えることが可能になる。 ARUは一般の位相反転型のダクトと比べて、内部に適量の負荷材を詰めた異例に大きな面積の開口部を備え、中高域が相当上昇しているスピーカーを、システムとしてうまくまとめ上げている。 従って、指定寸法の箱とARU無しでは、本来の性能を発揮できない。

 日本で発売された1952年当時、1個 26,500円は、英ポンドが1008円の時代としても、きわめて高価であった(現在の価値観からすると数十万円か?)から、やっとユニットを手に入れても、取り合えずはありあわせの箱に入れてでも聴いてみようとしたオーディオ・マニアが大半だったに違いない。

 結果は中高域のみがキャンキャン鳴るひどい音というのが現実で、AXIOM80は鳴らすのが難しいという悪しき伝説が広まったのもこのためだ。

 グッドマンズ社は、このスピーカをユニットのみで販売し、指定のキャビネット入りのシステムとしては販売しなかったから、当時、指定箱に入った本来の音を聞いたマニアはほぼ皆無だったろう。

 AXIOM80は本来は軍用の音声伝達用として設計されたスピーカーユニットだが、鋭敏で、広帯域、高能率の特性から、相応しいキャビネットに取り付けて初めてバランスの取れた、音楽用としても素晴らしい能力を発揮するスピーカーなのだ。

 
AXIOM80にまつわる無知な噂と誤解

 とおの昔に生産中止となったため、今や伝説的な存在となり、オークション等で呆れるほどの高値で取引されている。

 実際に聴いたり持っている人が少ないせいか、世の中には荒唐無稽な伝説が罷り通っている ;

*   AXIOM80は真空アンプに限る。 トランジスター・アンプではろくな音がしない、といった与太話だ。

 一部のオーディオ・マニアと称する人の中には過剰なまでの真空管アンプ信仰がある。

過去に5台の真空管アンプを組み立て、現在も3台を使っているが、真空管アンプがトランジスターアンプより ”音が良い” などという事は決してない。
 
 大昔の発明直後のトランジスターならともかく、技術的にすっかり成熟した現代のトランジスターアンプであれば、多くのマニアが馬鹿にするAVアンプでも過不足なくAXIOM80をドライブし、音楽を美しく奏でてくれる。
 
 真空管の魅力は、本来の素性の良さから、単純な回路で済み、高度な測定器等を持たない素人でも容易にアンプを組み立てられるということ、さらに見た目の存在感がある、の二点に尽きる。

音質面でトランジスターに勝るということは決してない。 

 かつて視聴室で聴いた時も、コーラル製の安いトランジスターアンプでも十分美しい音色を奏でてくれたものだ。


*  日本での高い要望に答えて、グッドマン社では1980年代末に補修用に残っていた在庫から選別した部品で250ペアのユニットを組み立てて、日本市場に売り出した。

 ところが、このレプリカは自分の所有するオリジナルに遥かに劣る。レプリカは偽物、などと声高に騒ぎ立てるマニアが少なからず存在する。

 そんな馬鹿なことはあり得ない。 スピーカーは実は消耗品だ。 とりわけ、絶え間なく高速で振動するコーン紙や、サスペンションやヴォイスコイルは年月とともに劣化が避けられない。

 まして過酷な環境下で使われる軍用のスピーカーともなれば、劣化はさらに早い。
 
そのための補修部品だが、戦後30年ともなれば、もはや使われなくなって補修部品も不要となる。

 涼しいイギリスの倉庫で保存されていた未使用部品はほとんどが当初の性能を保っていると考えられるが、万一不良品があったとしても、Goodmans 社は良品のみを選別してユニットを組み立てたはずだ。

 レプリカと言っても、元々AXIOM80用に生産した部品を後日組み上げた、オリジナルと寸分違わない、真正の Goodmans のユニット以外の何物でもない。
 Goodmans社のスピーカーの品質を知るエピソードがある ; 1980年代央、既に完成品のスピーカービジネスからは撤退していたが、部品メーカーとしては依然としてスピーカー・ユニットを生産、販売していた。

 当時イギリスでテレビを生産していたSONYの工場を訪れた際に、 Goodmans のユニットが使われていたのに気づいて、やはり、と納得した。

 欧州製のSONYのテレビを日常使っていて、音楽やナレーション等々何とも良い音がするので、何故だろうと、不思議に思っていたが、キャビネットを開けてスピーカーを確かめることまではしなかったのだ。 

 工場の品質管理の担当者と話したところ、他の部品納入メーカーと比べても Goodmans のスピーカーユニットの品質と信頼性は際立って良いと評判だった。 
 今になって思えば、丁度 Goodmansが AXIOM80 のレプリカを日本向けに組み立てていたころの話だ。
http://1st.geocities.jp/gemhall2/cqrlm-axiom80.html

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2. ジョーダンワッツ モジュールユニット


Jordan Watts Module Unit \17,000(1台、1970年代前半頃?)


E.J.ジョーダン氏が開発したフルレンジスピーカーユニット。

振動板には口径10cmのアルミ合金ダイアフラムを採用しており、エッジ及びセンターに特殊な設計を施すことで有害な共振を防止しています。

ダイアフラムのダンパーには3本のベリリウム銅線を用いたカンチレバー・サスペンション・システムを採用しています。また、重低音再生時の大きな振幅に対しても軽量なボイスコイルがマグネット・ギャップ内に細くされるよう設計されています。

スピーカーフレームには独自の構造を採用しており、内部に音響抵抗を施す事で、エンクロージャーに 2本以上のユニットを納めた場合に起きる相互干渉を防いでいます。
http://audio-heritage.jp/JORDANWATTS/unit/moduleunit.html

JORDAN WATTS

今日紹介するのはジョーダン・ワッツです。

原 産 国   : イギリス

口  径    : 100mm

再生周波数特性 : 30Hz - 20kHz

インピーダンス : 8 Ω

最大 入力   : 20W(rms)

出力音圧レベル : 91dB W/m

外形 寸法   : 172(W)x155(H)x65(D)mm

重  量    : 3.6kg(マグネット2.7kg)


このユニットはとにかくマニアックで、10cmのアルミの振動版をゴムウレタンの複合エッジ、3本のベリリウムのカンチレバーサスペンションで支えているという特徴的なユニットです。


ジョーダン博士は昔グッドマンで名機『AXIOM 80』を開発した人物で、その後ジョーダン・ワッツを設立し数々の名機を残しています。

代表作は『ステレオラ』、『フラゴン』です。


ステレオラはこのユニットが8個使用されており、左右4個ずつで驚くことに一つのエンクロージュアでステレオにしています。

それだけではなく直接の音は一つもなく、すべてが間接音という変わった設計になっています。

フラゴンはエンクロージュアが陶器で出来ていて、このユニットが中に入っています。

このユニットはバイオリンなどのソロの曲が本当によくなります。
近年聞いたスピーカーでバイオリンのサウンドは別格に良い音でこれほど美しい音がするユニットは聞いたことがありません。

このユニットで初めて聴いた曲がハイフェッツの『シャコンヌ』でしたが人生観のある音に感動して涙が出るほど良い音でした。けして大げさではないと思います。

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3. フラゴン

フラゴンを所有してますが本当に楽器的なスピーカーだと思います。

お書きになっているようにバイオリン、チェロなどの「コスリモノ」の音は原音とは違うでしょうがなんともいえない良い音で歌ってくれますね。


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本当に珍しい物なのに凄いです。フラゴン数も出ないし価格も現在25万〜位ですよね。

チェロも本当に最高です。

このユニットで聞く音は確かに原音とは違いますよね。しかし何故かそれがとても心地良い音なんです。

巨匠アンドレ・ナヴァラ氏のバッハの無伴奏チェロ組曲は本当に感動してしまいました。


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ジョーダンワッツはなんといっても弓系の弦楽器がとても美しいですからきっと音楽ライフをよりいっそう楽しませてくれると思いますよ☆


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私は70リットルのバスレフにモジュール1発で使ってます。モーツァルトの交響曲なんか最高です。他のスピーカーでは得られない安らぎがあります。

写真にある初期型がいいですね。MK3 に交換して、音の密度が小さくなりました。エッジの違いだと思います。それで、初期型を再度入手して、戻しました。素晴らしい私の宝物です。

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ジョーダンワッツはクラシックの鳴り具合はとても素晴しいと思います。
大型のタンノイやグッドマンなどを所有していますが弓系の美しさは他のスピーカーでは表現できないと思います。私も一生大切に使用したいと思っています。
http://blogs.yahoo.co.jp/rio_de_carnival1978/12479700.html

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4. Jordan Watts スピーカーシステム
http://audio-heritage.jp/JORDANWATTS/speaker/index.html


1) ジョーダン・ワッツ ステレオラ 


螺旋館Blog @ So-net JORDAN WATTS ステレオラ 
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2004-11-28

珍しい陶器製のエンクロージャーのフラゴンで有名なジョーダンワッツ社の フラッグシップモデルが、このステレオラです。

ステレオラには、いくつかのシリーズがあり、私が所有するタイプは、DPS-100という型番のようです。


アンサンブル型(左右一体型)のキャビネットに高価なモジュールユニットを8本使用し、そのすべてを天板と側面に配し、リスナーには反射音を聞かせるという風変わりなシステムです。キャビネットはバスレフ。バスレフダクトは底に配置されています。古い資料を調べてみたところ、1969年に輸入された時の定価は36万円と、かなり高価なシステムです。

ステレオラのシリーズで、このフルレンジ8本版の DPS-100 のほかに、フルレンジ 4本+ツィータのタイプがあったようです。そちらは、前面のモジュール 2本と、側面のモジュール 2本+ツィータのシステムでした。


反射音を利用するシステムなので、設置位置近くは空間を広く空ける必要があり、設置には充分なスペースの確保が必須です。キャビネットも幅があるので、普通に2本スピーカーをおくよりは場所をとり、私も設置位置の確保には苦労し、未だに充分な活躍の場を与えられずにいます。

ソースも相当選びます。再生レンジもかまぼこ型です。万人向けではないが、はまった時には魅力的なふわっとした音場が広がる… 天井からの反射音は、一種独特のよさがあります。

私は、音場再生型のスピーカーには興味がありましたが、視聴会などで聞くそれらの音は、音像定位が不明確で違和感を感じることも多かったのです。

ところが、ステレオラはアンサンブル型のスピーカーで、中央に全帯域用ユニットを配置しているため、センターに明確な定位があります。ステレオでありながら、モノラル的な音の出し方をするスピーカーです。その点が私に好ましかったのかもしれません。

現在は NAIM NAIT2 と繋いでいますが、押入れで眠っているQUAD 44+405 あたりと組み合わせるのが、ベストかな?などと考えています。

コメント

なかなか風変わりなシステムですね。天板のSP3本と側板の1本で片チャンネル分ですね。ユニットの配線は2本ずつ直列に繋いでそして、それを並列に繋いでいるのでしょうか。
by 郷ひろみ (2008-03-09 14:28)


各ユニットは、ネットワークで帯域分割されて4ユニット4WAY動作をしています。
単純な、シリパラ接続ではありません。
by YAS (2008-03-09 14:41)

実は私はジョーダンワッツの GT を所有していますが、このユニットに惚れ込み全てのオーディオをジョーダンワッツを楽しむために揃えました。
趣味が嵩じてついにステレオラのエンクロジャーが雑誌「ステレオ」の売ります欄に載ったのを幸いに京都の家具屋さんと言われる方から購入しました。

しかし、エンクロージャーを眺めるうちに家を選ぶシステムであることを理解しました。
最低、リスニングには10畳は必要だと思いました。
そこで何年か後にログハウスを建ててリスニングルームを確保したつもりでしたが、家が出来上がるとすぐに空白が埋まり、設置できるスペースが圧倒的に不足になりました。
ユニットを購入するつもりが決断に至らなく現在に至っています。
by carol (2015-01-26 18:32)
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2004-11-28



螺旋館Blog @ So-net JORDAN WATTS ステレオラ DPS-100 

JORDAN WATTS ステレオラ DPS-100 は、MODULAR スピーカーユニットを片チャンネル 4発ずつ合計 8発を左右共通のキャビネットに納め、すべての音を反射音と回折音で聞くと言う、非常に変わったシステムです。

4 個のスピーカーユニットはフルレンジ駆動ではなく、すべて異なるネットワークに接続されています。

このスピーカーは、リビングで BGM 的に音楽を聴くときに活躍しています。BS のクラッシック音楽番組とも絶大な相性の良さを誇ります。その、独特なモノーラル的な音の広がり方から、スピーカーに集中しなくても、音楽が耳に入ってきて、とてもよいのです。


我が家のリビングは天井高が 3m 以上あり、傾斜しているので、上に音を放射するステレオラには相性が良いのでしょう。大げさに言えば、西洋の教会の音響効果のイメージです。

一般的なスピーカーに対する評価方法とは全く異なった魅力を持つスピーカーで、好き嫌いはあると思います。また、見識の低い人には評価は難しいと思います。

現在、組み合わせている装置は、QUAD の 77CD と 77Integrated Amplifier です。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2009-06-23


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2) ジョーダン・ワッツ フラゴン

audioagent 2005年11月29日
JordanWatts Flagon ジョーダンワッツ フラゴン

●ヤフオクにてあの JordanWattsのFlagon をみつける
これは、陶器のワインボトルのもので、最近はあまりオークションでも見かけなくなった。
私が一生のうちには購入しておきたいと願っているものである。

以前パンド−ルというメタルコーンのユニットがあたったがこれもジョーダンに関係があり元カノ(つまり前妻)が設立した会社の製品である、

夫婦でメタルコーンが得意だったらしい、本人はその後 ALR.Jordan を設立している。

●これはE.J.Jordan氏がまだJordanWatts社に在籍していたころの作品で、ワインボトルをイメージした陶器製のエンクロージャにモジュールユニット1発をマウントしたダンプドバスレフ型である。

搭載モジュールユニットは初期型でエッジがウレタンに特殊塗装を施したものである(最終形はエッジがゴム)。

見た目ダクトがないように見えるが、ワインボトルの口にコルクがささっておりこのコルクに穴があいている。

陶器製ボックスには二種類あり
前期タイプはもっと褐色のあるワインボトルのデザインで
次期タイプが今回のもので背面にジョーダンワッツのロゴが描かれている、

いずれにしても輸送中の破損が多く、後期型はアルミダイキャストになりモジュールユニットも MkV へ変更となった、、、
音が変わってしまってこれはかなり残念な事件であった。

●フラゴンは容積があまり大きくないので、デザイン性は高いが音質は同社のジャンボや GT などには劣る。

しかし定在波の発生しにくい形状でモジュールユニット自体が強力な磁気回路をもっていることもあり、室内楽など見かけによらずいい音がする。
弦楽の描写は見事で大型スピーカの必要性を感じさせない。

オケはさすがにスケール感に乏しくステレオラ(同社の最高峰モデル)のようにモジュールユニットを複数使いたいと思ってしまう。

私は 2本並列で使っていたが干渉による濁りもなくいろんなバロックを聴いていた。
チェンバロのジャックの引っ掻き音までも再現、弦楽の松脂のこすれる感じまでよく再現できており 10cmのユニットにしては驚異的な再生能力を持っていた。
http://audioagent.wordpress.com/2005/11/29/jordanwatts-flagon/

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JORDAN WATTS FLAGON 「おしゃれなワインボトルの様なスピーカー」


 ワインボトルをアレンジしたエンクロージャーにモジュールユニットを組み込んだスピーカーらしからぬスピーカーそれがフラゴンです。

 昔〃から気になっていて欲しかったのですが、円(縁)が無く, 今回ようやく見つかり、縁あって購入することが出来ました。これは初期の陶器製のタイプでは無く、アルミダイキャストで出来ています。程度もとても良くて、持って見ると思ったより随分重く感じます。

 以前(10年程前)に知人にこのモジュールユニットを勧めて、小さな素敵なBOXの制作を業者に依頼し組み込みました。これに6L6(GAY)PPの専用アンプを2台制作しました。この一台を使い、今回ようやく巡り合えたフラゴンを鳴らします。

 メインのヴァイタボックスもフラゴンと同じく英国製です。

 再生音色は素晴らしく、10cmのユニットが鳴っているなんて、とても信じられません。メタルコーンだからなのか信号に対して反応が良く、チェンバロの音色再生もなかなかです。

声はもちろんすばらしく、小編成の曲から交響曲までも旨く再生してくれます。ネットワークを使わないフルレンジ1本と、単純な構造の利点が出ています。音像定位も素晴らしく、何より感心したのは雰囲気を旨く出していることです。この音楽の雰囲気が出せると言うことは、特に重要でこれさえあれば楽しく聞くことができます。大入力は無理ですが小入力でも部屋中を浪々と鳴らします。

 うっかりすると、あれ!どっちが鳴っているのかな?(ちょっと大げさですが) 
http://www.h5.dion.ne.jp/~asobi/streo/flagon.htm


ジョーダン・ワッツ Flagon 瀬川冬樹
ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)

 いわゆるハイファイ用の範疇で評価すべきでない、遊びの要素の強いおもしろいスピーカー。アンプ、プレーヤーを棚に隠してしまえば、純和室に置いてもおかしくない。
http://audiosharing.com/review/2011/01/-flagon.html


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ジョーダンのようなスピーカー 2009/09/19


このスピーカ、ジョーダンワッツというメーカーのフラゴンと名づけられた、珍しい陶器をエンクロージャーに使用したスピーカシステムです。


システムといっても、10Cmのメタルコーンのシングルウェイ。


しかも、スピーカケーブルは直だしなので、今のように、オーディオ用と銘打ったスピーカケーブルを使うことが出来ません。

このメタルコーンは、どうもアルミ製のようですが、出てくる音はしなやかで弾力のある音が印象的です。

実はこのスピーカ、メインのJBL4311の上において、たまにクラッシック音楽などを聴いておりました。 この駆動するアンプは、メインのJBLと同じ、トランジスタのAB級アンプ。 電圧増幅段はなんとICを使っています。 


ところが出てくる音は、JBLとは正反対の音でした。


JAZZはメインのJBL4311がすばらしいスピード感と芯がしっかりした音を聞かせるにもかかわらず、しっかりと柔らか味のある余韻が印象的です。

そして、この冗談のような格好をした、ジョーダンワッツのフラゴン。このスピーカの音は、どう表現したらよいのでしょう。


一番印象に残っているのは、バイオリンソナタを聴いたときです。

リードのバイオリンが奏でる音、弓が弦を引く音と同時にでるヤニにの音、その余韻が程よく分離して、まさにそこでバイオリンを弾いている。


こんな表現がぴったりなスピーカシステムです。


とても10cmのメタルコーンをフルレンジで使っているスピーカの音ではありません。 もちろん、オーケストラなどの音楽をこれできこうとは思っていませんが、4重奏程度の少人数でのクラッシックには、最適なシステムです。


現在は、真空管のアンプで駆動しています。真空管のまろやかで張りのある中域の音は、このジョーダンワッツのフラゴンに、まさにぴったり組み合わせです。

この組み合わせで聴く、弦楽器の奏では普通のスピーカではとても出せない音をだしてくれます。 今は、友人宅でサブシステムとして貸し出し中ですが、そのうちに自宅に戻して、ゆったりとした真空管アンプとフラゴンの組み合わせでクラッシックなどを聴くのが本当に楽しみです。


そう言えば、このフラゴンを購入してから、某有名オーディオメーカーのスピーカ技術者が、ウチにフラゴンを聴きにきました。その技術者の言葉、

「いやぁー、こんなスピーカからとんでもない音がでますねぇー、これはスピーカもたいしたものだけど、アンプの音のバランスもすばらしい」

とお褒めの言葉をいただいたことも印象的でした。
http://akihabara.areablog.jp/blog/1000007946/p10140046c.html


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3) ジョーダン・ワッツ GT

Jordan Watts GT \48,000(1台、1970年代前半頃?)

2ウェイ構成のブックシェルフ型スピーカーシステム。

全帯域用には10cmコーン型フルレンジであるModule Unitを搭載しています。また、高域用としてドーム型トゥイーターを搭載しています。

後面のレベルコントロールでバランスを調整が可能です。エンクロージャーはジョーダン・ワッツ独特の変形バスレフ構造を採用しています。また、外観の仕上げはチーク仕上げとローズウッド仕上げの2種類のバリエーションがありました。
http://audio-heritage.jp/JORDANWATTS/speaker/gt.html

ジョーダン・ワッツ GT 瀬川冬樹
ステレオサウンド 29号(1973年12月発行)


 男声の音域、オーケストラの内声部の音域、つまり音楽の最も大切な支えになる中低音域が抜群に滑らかで豊かで、おっとりと穏やかな鳴り方をする。燻んだ渋い響きが実に快く上質で、聴けば聴くほどに、そしてこの独特の音質になじむにつれて、いつまでもこの音に身をまかせていたいような本当に心のなごむ雰囲気に包まれる。

こういう音質こそ、近ごろめったに聴くことのできなくなったヨーロッパの上質のグラモフォンの伝統を汲むひとつの素晴らしい虚構の美学だという気持になってくる。言いかえればこの音には近ごろのハイファイ・スピーカーを評価する尺度があてはまらない。

音域も決して広くない。背面を壁にぴったりつけて低音を補強してもいわゆる重低音は必ずしも充分出ないし、高域のレインジもそう広いようには思えないが、ガサついたりざわついたところのない安定な鳴り方。音の芯がほんとうにしっかりしているから、耳当りは柔らかくともごまかしがない。いわば力で支えるのでなく質の良さで音楽を確かに支える音質といえる。パワーはあまり入らない。特性も音色も個性が強いが、独特の魅力が欠点を上まわる。
http://audiosharing.com/review/2011/03/-gt.html


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4) ジョーダン・ワッツ JUPITER

Jordan Watts JUPITER TLS \120,000(1台、1970年代前半頃?)


バックロードホーン方式を採用したブックシェルフ型スピーカーシステム。

全帯域用として10cmコーン型ユニット Module Unitの16Ωタイプを2個搭載しています。また、高域にはドーム型トゥイーターを搭載しています。

エンクロージャーは、ジョーダン・ワッツ社のチーフエンジニア David Lyth 氏が、ウェンブリーにある Hayes & Hist Research Labo. で開発した特殊バックロードホーン方式を採用しています。また、エンクロージャー内部の各面には鉛板が張られており、内部での共振を低減しています。外観はチーク仕上げが施されています。
http://audio-heritage.jp/JORDANWATTS/speaker/jupitertls.html

ジョーダン・ワッツ Jupiter TLS 瀬川冬樹
ステレオサウンド 36号(1975年9月発行)


 抑制の利いた端正な鳴り方。低音から高音まで、でしゃばらず、しかし独特の魅力的な渋い光沢で聴かせる。周波数レインジも相当に広く、明らかにイギリスの新しい、フラットネスとワイドレンジを目ざした作り方だ。箱鳴りを完璧なまでに抑えてパワーを上げても低音をやや増強しても、低音楽器の音階が明瞭で、オルガンのペダルトーンも、ファンダメンタルが気持よく聴ける。

あらゆる音に、イギリス紳士のような節度があって、しかしそこによく練り上げられた周到なバランスが作り上げられ、オーケストラからソロものまで、さらにジャズ系まで、ほどよい張りと明瞭度の高い自然な響きをともなって、こころよく聴き込むことができ、テストであることをつい忘れさせる。ハードな現代のプログラムもけっこうこなせるだけの力を持っているし、

カートリッジやアンプもEMT、マークレビンソンといった緻密で新鮮な傾向がよく合う。壁にぴったりつける方がよさそうだ。バルバラのインティメイトな声が忘れがたい。
http://audiosharing.com/review/2011/02/-jupiter-tls-1.html

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JORDAN WATTS MODULE / MODULAR UNIT 


ジョーダンワッツ社は1963年にGoodmansのエンジニアのEdward James Jordan氏と営業系のLeslie.Watts氏が独立して作った小さなスピーカーメーカーです。

MODULE もしくは MODULARと名づけられた、12cm口径のアルミ振動板のシングルコーンのスピーカーユニットが主力商品で、このユニットの単体発売と、このユニットを使用したシステムの販売をしていました。DIYも推奨しており、当時のカタログには、推奨キャビネットの図面と、自作を推奨する言葉が載っています。

モジュールユニットの初期型は、マグネットカバー部分が円柱形をしていたそうですが、これは生産量もすくなかったようで、すぐにフレーム部分も真四角に変更されます。これが、mk2と呼ばれるタイプです。


これが、一般的に良く見られるMODULAR mk2です。

インピーダンスで、4オーム、8オーム、16オームの3種類。メタルコーンの色がゴールド、シルバー、ブラックの3種類と、多種の仕様がありました。(シルバー以外はスペシャルモデルかもしれない。)上にツィータを追加し、MODULARをミッドレンジユニットとしてつかったJupiter TLS(トランスミッションライン)では、樹脂状のものをメタルコーンの上に塗布して高域の特性をコントロールしています。

ゴムエッジに変更されたmk3の時代は、コーンの色はシルバー、インピーダンスも8オームに統一されたようです。

金属振動板というと、再生音に金属の固有音が乗る事を想像される方が多いと思いますが、実際には響きが制御されていて非常にナチュラルな再生音を奏でてくれます。確かに、一部の弦楽器などの再生で、金属コーンの微妙なキャラクターがプラスにはたらいていると思われる事はありますが、逆にボーカル再生で、声に金属音が付帯するような事はありません。

高域も低域もそれほどレンジは広くありませんが、バランスよく、ナチュラルな再生音が楽しめます。コーンの形状や表面処理、フレーム内に吸音材を入れて、ユニット単体で背圧を制御。ベリリウムダンパーによる支持、など、数々のノウハウが活きているのでしょう。

とりたてて高能率ではありませんが、駆動するアンプは真空管アンプでもトランジスタアンプでも組み合わせ可能です。

Jordan氏はGoodmans以前にGECのスピーカー開発部門に在籍したことがありうます。当時、GECではすでに金属コーンのスピーカーの開発を行っていました。8吋口径のそれは、フルレンジと呼ぶには高域の帯域が狭く、CelestionのHF1300型ツィータのGEC仕様のモノと組み合わせて同軸として使うものでした。

JORDAN氏は、この開発に関わっていたようで、色づけはあるが活気ある音として、スピーカーの振動板としての金属素材の利用に興味を持ったようです。ただ、このメタルコーンというテーマは次の在籍先のGOODMANSでは実現できませんでした。おそらく彼はメタルコーンスピーカーの製品化のために、自社を立ち上げたのではないでしょうか?

JORDAN WATTSの製品で、このMODULARを使ったシステムは、壷のFLAGON、最小サイズのJUMBO、フラッグシップモデルのSTEREOLA DSP-100、タイル張りのQUBIC等が有名です。


5リットル程度の密閉から使用可能で、小型バスレフや、ユニットを2本使ったJUPITORやJUNO等の制作例もあります。複数ユニットを自在に組み合わせるのは、まさしく、モジュールの考え方。これは、Jordan氏がGoodmans在籍当時にAXIOM80を複数個組み合わせたシステムを開発していたのに、端を発するといわれています。

Jordan氏は後に独立し自分の会社で新型メタルコーンスピーカーのJXシリーズを立ち上げます。その後はWatts氏が会社を運営していましたが、数年前に引退したようで、Jordan Watts社は、その40年ほどの歴史の幕を閉じている。(Wattsは亡くなったそうです)

秋葉原の専門店にいけば、定番商品でいつでも手に入ると思っていたスピーカーが、何時の間にか、入手難になってしまうというのは、寂しい事ですが、仕方ないのでしょう。

なお、JXシリーズと聞き比べたMODULE UNITは、音の明瞭度、高域、低域のレンジ感では、JXに劣りますが、音色の暖かさ、音の柔らかさと中域の充実度では上回ります。どちらも、私のお気に入りのスピーカーユニットです。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2005-07-11


4. 中川隆[-12495] koaQ7Jey 2018年5月21日 11:42:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14137]

本物のA.R.U.搭載 美しい抜群の音質は圧倒的!
例を見ない低域& 高域特性&リアリティー!独 LORENZ 12” COAXIAL
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p608130055


A.R.U.搭載により最上級の抜群の音質となっている

軽く「フゥ」と風のように出る最も上質の低音である

この低音を聴くともうバスレフの低音はあまりにも不自然で聴くに耐えないであろう

A.R.U.をしのぐ これ以上良質の低音は未だかつて聴いたことがない

これらは他のいかなるスピーカーとも大きく異なっている

この音こそが本物の真の音楽を聴くことができる音質である

クラシックだろうがジャズだろうがボーカルだろうが抜群によく鳴ります

なぜなら 過度特性が抜群によいからです

目の前で自分のために唱ってくれているような、

そして、演奏をしてくれているかのようで手を伸ばすと届きそうな感じさえする

この盤はどう鳴るだろう、あの盤はどうだろうと、次々音楽が聴きたくなる音です

音楽の歓びや哀しみが心を熱くする音楽表現力に優れている

時には甘く切なく唱い、心に深く訴えてくるこの音に目頭が熱くなる

好きな音楽が美しい音で聴ける幸せを噛みしめる

バスドラやべース、チェロの音の輪郭や音程がボケずに明瞭に聴き取れる

ヴァイオリンもピアノも響きがキリッとしていて、しなやかである

ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲(蘭 PHILIPS シェリング盤)では

「むせび泣くかのような」ヴァイオリンの音色に涙する

綿みたいな雲に乗って深い感動の世界で時を忘れて朝まで聴いてしまう

これはあたかも音楽の遊覧飛行のようだ

寝静まった夜中にヴォーカルを聴いていると夢多き頃のことが次々思い出され

夢心地の幸せと心に染み入る感動で満たされる

オーケストラは遠近感があり、トゥッティにも優れている

フォルティッシモでは部屋の空気を揺るがす強烈なパワーに鳥肌が立つ


抜群の音質の根拠:

@ 〈A.R.U.搭載であること〉

A.R.U. (Acoustic Resistance Unit) = 音響抵抗器 を取り付けることにより、

他のスピーカーでは決して得られない最も理想的な低域再生が可能となった

この低域再生はバスレフや密閉箱では決して得られないとても「自然で良質な低音」である

A.R.U.以上質のよい低音は聴いたことがない

A.R.U.は英国Goodmans Axiom 80 で一躍有名になったもの

昔このAxiom 80 のオリジナルA.R.U.付を使っていたので、A.R.U.が最も理想的な低域再生を

可能にすることを実感している

この音は実際に体験してみないと分からないかもしれない

よくできた後面開放や平面バッフルはまだ自然な低音が出るほうだが、

欠点はいかんせん100Hz以下が出にくいことである

しかし、このA.R.U.搭載機は違う。100Hz以下がちゃんと出るから理想的といえる

ここが重要なところである

Frequency Analyzerで測定してみると、40Hzまで出ていることを確認した

A.R.U搭載だからこそ40Hzまで伸びているのである

中々ない抜群の低域特性といえる

これが重要! 「自然で良質な低音」が出るようになると中域及び高域の音質もがぜんよくなる

A.R.U.は英国GOODMANS社のE.J.ジョーダン氏が発明しパテントをとっている

当時の英国科学雑誌に発表されたA.R.U.の論文(英文) を読み

理論、構造、使用方法等を理解し研究を続け、これまで多数製作してきました
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p608130055


5. 中川隆[-13534] koaQ7Jey 2018年7月01日 16:19:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16300]

ゲルマン民族であるイギリス人は音楽への豊かな文化があるが吝嗇家で有名で、日本で云うエントリークラスの小型スピーカーと薄型アンプしか売れない。

そうやってコツコツと貯めたお金は長期のバケーションでパーッと一気に使う

英国のハイエンド製品はほぼ輸出用である。国民性による価値観の違い。


6. 中川隆[-13356] koaQ7Jey 2018年10月25日 21:48:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19534] 報告

オーディオ・マエストロ 素敵な装置1(2001年記載)
是枝重治


写真でお見せしているシステムはそれとは全然違うものでこれこそ今後あるべき個人シアターシステムと言うべきものでしょう。音も大変にチャーミングです。


http://www.audio-maestro.com/su_dina_zhuang_zhi1.html


スピーカは英ジョーダンワッツ社のフラゴンでモニタは泣く子も黙るアップルの大型液晶機、シネマディスプレーであります。

ただしこれはMacのG4専用モニタで、この組み合わせではDVDの画面しか見ることができません。でもそれで良いのではありませんか。G4内蔵のATI 社グラフィックカードの性能はファロージャと比べるわけには参りませんがまずまず納得できる画質であります。普通はこれ以上何が必要でしょうか。

これに相応しいアンプは47研究所の2706CあたりでしょうしCDプレーアも同じく47研の2713になりましょう。

フラゴンは1974年に発売されましたがアスティカ遺跡の出土品を参考にしてデザインされたようです。

ジョーダンワッツからはその後アラビア紋様のタイルを貼ったキュビックスタイルのアラベスクが出ております。これも実に魅力的でアップルの最新機G4キューブと並べると最高でしょう。


先ほどの話しに戻りますがアラベスクは音はよくありません。フラゴンのほうが圧倒的にクリアで良い音でした。

20年以上前のこと、ボザークの大型スピーカの上にフラゴンを載せて鳴らしていたところ、お客さまが異口同音に「今日のボザークはいい音がする」と仰ったのには参りました。それはほんとうのことで私も同感でしたから。

ジョーダンワッツのモデュールユニットを早くから認めた方が評論家の故瀬川冬樹氏であります。

当時瀬川氏はモデュールユニットをおさめた小型システム;ジャンボ;を3ウエイのスコー カとして使用されておられました。

当時のジャンボは素敵なデザインでその後のものとは全然異なります。

そう言えば47研の木村さんは本職のプロダクトデザイナーで瀬川冬樹さんの仕事仲間でした。パイオニア時代の代表作にあのMU-41があります。47研の製品は、国内で唯一といってよいほど音楽ファンにとって真に優れたオーディオ機器であります。眼を海外に広げればたとえばLINNのClassik-Tなどもそういう機械でありましょう。
http://www.audio-maestro.com/su_dina_zhuang_zhi1.html

7. 中川隆[-11149] koaQ7Jey 2019年9月26日 18:08:10 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1657] 報告

やっちまったよ・・。衝動買い・・の巻 2011/11/11
https://blogs.yahoo.co.jp/cfil0/1522760.html


 今回は、今は亡きクライスラーSPの・・と思っておりましたので、写真を撮らねばなるまいと、えっちらおっちらと物置きの奥からスライスラーSP群(と言ってもたいした数じゃないのですが)を取り出そうとしてしていましたが・・、急遽、本企画は取り辞めです。というのは、別なSPの話を書いて見たくなったからです。


実は、やってしまいました・・。久々のYO衝動買い!

皆様は・・、ぷるぷると指が震えて、気が付いたら、落札ボタンを押してしまってたぁ!と言うご記憶がありませんか?

(↑知らないフリして?という処が・・・確執犯的に?かも?)

私は、有ります・。偶ぁ〜に!です(←またかぁ!って訳じゃ、無いですよ?本当ですよ?)。


さて、何を買ってしまったか・・と言いますと、コレ

                            ↓

                            ↓

                            ↓


イメージ 1


まぁ、ここに来る方は知ってる方が少なく無いと思います。

イメージ 2


イメージ 9
テッドおじさん(Edward James Jordan←今はじいちゃん)が昔に作った、

名機と呼ばれたフルレンジ(5インチ:アルミコーン)です。


其の名は、


E.J.Jordan/JX92S です。


ブリティッシュ香り豊かな紳士の国からやって来た小憎い奴です。

私にとっては憧れの・・(高額で手が届かない-笑-)存在でした。

何しろ、当時は、コレ↓でさえ、ちっと高いなぁ〜と購入を見送った位です。

             ↓


イメージ 10


Alpair 10ですね。

新規モデルになって、この型はいつの間にか市場からも消えちまいました。

今のモデルは、偽ジョーダンと笑いが取れない処が、気に食わ〜んから、要らん!

                                             (↑高いから買えないだけ-笑-)

で、まぁ、当時、ジョーダンに手が届かなかった私が・・・、

代替???(ファンに怒られそう・・) 入手したのは、コレ↓

イメージ 11

Fountek/FR88EXです。 いいユニットですよ? CP高いし・・。

似てないって?


いやいや、コレのグレードUp版がコレ↓

イメージ 12

Fountek/FR89EX(4Ω)です。

ちょっと似てるでしょう?(笑) こいつも、良いユニットらしいですよ? (←持ってないけど-笑-)

と言う訳で、

似非、E.J.Jordan/JX92S シリーズ、2連発でした(笑)。

まぁ、要するに、FR88EXのグレードUp版:FR89EXすら買えなかったんですね〜。

(みんな貧乏が悪いんや〜!−泣−)

余談はさて置き、コーンに傷有りで、まぁ、安かったんですよ(笑)

ペアで\10k台でしたので、私でも、かろうじて手が届きました。

とは言え、私には高額・・・。

しかし、滅多に出ないこの獲物(出物)!! 清水舞台から飛び落ちて、冬ボーナスの前借りじゃ〜!!

とばかり、クリックしちゃったんですね。

獲った瞬間・・・、我にかえり、「やっちまったぁ・・。」と思いましたが、やっちまったものは仕方ない!です。

腹水、盆に帰らず!です。

・・と、言いつつ、数日間は、ニヤニヤ笑いが止まりませんでした(笑)。


さて、

現物が届きましたので、じっくり眺めます。

高級ユニットだけあって、作りが良いです。


結構、重いので、重さを測ってみましたら、片chで1.5kg位ありました。

このサイズとしては、立派なものです。

最近は、ネオジウムばっかりで、軽いユニットばっかりですから・・。


とりあえず、いつも通りに、まずは、"転がし"で鳴らしてみました。


・・・さすが・・。です。


一言で言うと、美音系のユニットなのですが、かなりの高分解能です。

転がしの癖に、結構低域も出ていますし、高域の伸びも素晴らしい。

これなら、ツイーターは要りません。

しかも、メタルコーンの癖に、耳障りな感じがありませんので、本当にアルミなの?と疑いたい位でした。

アコースティック系小編成に変えてみました。

・・弦の余韻の表現とかも秀逸です。

その出来に、思わず笑ってしまいました。

次々とソフトを変えて行く手が止まりません。


・・・結論。

ほぼ、オールマイティに使えます。

クラシック良し、ボーカル良し・・。

Jazzは、ちょっと大人しめになりますが、高品位と言いますか、大人の雰囲気!とも言い変える事が出来ます。

転がしでも、コレだけ聞かせるユニットは稀です。


・・なるほど、名機と呼ばれ、人気が高い訳だよなぁ〜と、納得のユニットでした。

最近の現代的風潮に近い音ですが、音楽性もかなり高い言うか・・。

現代的録音にも、旧時代の録音にも十分耐え得るユニットだと思います。


しかしながら、残念なのが(私にとっては)、低能率である事です。

イメージ 8

イメージ 7


当家のSP群が高能率のものが多いため、Amp群も小出力のものが多いので・・、使えるAmpが限られてしまうのです。

私の聴感上では、聴かせる音量を出すには、最低でも20Wクラス以上のAmpが必要だと思いました。

逆説的ですが、この能率でこの分解能が出せる事自体が凄い事だと思います。


・・さて、残念ながら、箱(エンクロージャー)がありません。

箱無しユニットのみの1ペアでゲット!だから当然です。


箱の作成事例は・・、とネットでググります。

・・いや、有名なユニットだけあって、たくさん有ります。有り過ぎる位です。

しかも、ユニットが高価だけあって、箱も高そげなモノばっかりです。


私にとっては、とにかく、それなりに聴ければ良いので、単純なバスレフでOK!

ありました。

ヒノ・オーディオさんから、過去に出てました。

イメージ 13

*ttp://www.hino-audio.co.jp/s001/001-01.html

W231×H341×D260mm

そう、こんな感じでOK!

でも、やっぱ高ぇ。。。(当時、ユニット込みのキット箱で、\84k・・・)


さて、推奨箱は?と・・。

ありました。

大きさ的には、上記箱と、非常に、ニアリー。容量も殆ど変わりませんね。

イメージ 3

ざっと計算して、内容量15gです。

ふむふむ・・と。ちょっと大きめですな。

通常、出来合いの箱だと、10〜13cm級の箱だと、大概は10g以下です。

Fostexの市販箱も、大抵そんなものです。


手持ち箱を片っぱしから、当たりますが、小型フルレンジ用箱は、最大11〜12gでした。

考えが甘かった・・。

入れる箱が無きゃ、本来の音が楽しめない!! じゃぁ、あ〜りませんか!


でも、13cmなら・・当家には、こんなのが有ります。

イメージ 4


PARC Audio/DCU-F131Wです(←もちろん中古でYOゲット)。

*ttp://www.parc-audio.com/image/DCU-F131W-7.pdf


又、こんなのも有ります。

イメージ 5

PARC Audio/DCU-F131P (←同じく中古でYOゲット)

*ttp://dream-creation.jp/image/2nd%20model/DCU-F131P.pdf

ちなみに、こっちは絶版ですが、見つけたら入手をお勧めします。

PARC Audioさんの小型フルレンジ群のなかでは、最高傑作だと思っています(個人的主観ですが)。


と言う訳で、径は似た様なものだから・・と、PARC Audioさんの13cm群の推奨箱のキットを見に行きました。

13cm用のキット箱ですね (型番は、DCK-F131W-A.です。)

イメージ 6

・・・ぶはぁ〜!! 呑んでたお茶を吹きそうになりました。

馬鹿受け!でしたよ。

上と、おんなじやん!!!


まぁ、当家のDCU-131シリーズは、10gに入れておりますので、実力を発揮できていないかもしれませんね。

さて、JX92Sの箱を何とかしなければなりません。

しばらくは、YOチェックが続きそうです。

( ↑この程度の箱ぐらい、作れよ!! と言う突っ込みは、ご勘弁下さい・・。

 基本、ものずさ太郎さんなんで・・爆!)


次回!ですが・・。

まぁ適当に・・。予定は未定と言う事で・・(笑)

.

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「日記」書庫の記事一覧


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皆様、お久しぶりです。 久々の更新です。正月以降、面白いSPユニットが集まったので、せっせと箱に入れて聴いていました。 それ

2012/3/31(土) 午後 2:01


あれば便利!と言う「お道具」の話

気が付いたら、一ヶ月もの間があいてしまいました・・。 なんとまぁ、情けない・・。 さすがに反省しております。子供が中学

2011/12/21(水) 午前 1:12


箱に入れてみました。

しばらく、間が空いてしまいて済みません・・・。 そろそろ、記事を入れたいな・・と思いつつ、仕事の方が複数案件の同時平行処理が短期

2011/11/27(日) 午後 8:54


P-610ワイドレンジ化計画発動!(最終回)

記事を更新しなければ・・、と焦っておりましたが、随分間が空いてしまい、申し訳御座いません。 PCが不調になるやら、家族行事にて休

2011/11/6(日) 午前 0:14


P-610ワイドレンジ化計画発動!(その3)

・・・前回の続きです。何とか、YOを勝ち抜き、目的の物件(NW&Sony-OEM品)を入手出来ました(笑)。

2011/10/22(土) 午前 3:21


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おはようございます。
また、YOで落札・・・・ジョウダンでしょ(*_*)
冗談(じょうだん)ばかりおっしゃるから・・
真面目に 何か マグネット大きく CP有りそう。
BOX での音だしコメント気になりますね。

2011/11/11(金) 午前 5:39[ Mr JKO ]
.

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スピーカーおたくさん、おはよう御座います。
「久々のYO衝動買い」・・は、週に何回ぐらいなのでしょうか?

・・今度はこのシリーズで”どんな実験”が繰り広げられるのか!!
・・応援”ポチ”・・

2011/11/11(金) 午前 5:40[ プリウス ]
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クフィールさん、こんばんは〜

このユニットはどのような音がするのか、楽しみです。
箱作りは、厄介なものですね^^
学生時代色々やりましたが、皆駄目でした。

ラワン材9mmでは、やはり駄目でしょうね〜
スピーカーが鳴っていると言うより、
箱が鳴ってるような音がしてました。

やはり、色々フルレンジはお持ちなんですね〜^^

2011/11/11(金) 午後 6:23[ とうや ]
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私も、衝動買いだらけです〜〜(-_-;)

2011/11/11(金) 午後 6:35[ とうや ]
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MR.JKO様
なんで、皆さんこんなに早起きなんですか〜(笑)
も〜、ジョウダンがホントにお好きなんですから・・。
(私も、好きになりそうです。気に入りました−笑−)
こんな高額ユニットは、私にとってはCP悪いっす。
でも、所有する喜びがあるから良いんです(自己満足の世界・・)
Boxでの音出しがいつになるかは分かりませんが(入れてないのも結構あるんで)、箱に入れたら、又、記事を上げます。

2011/11/11(金) 午後 8:19[ クフィル ]
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プリウス様
応援のポチ、有り難う御座います。
更新が滞り気味ですが、見捨てないでやって下さい(笑)。
>週に何回ぐらいなのでしょうか?
ヒィ〜、そ、そんなあからさまに・・・。正直に言ったら嫁に殺されます・・。

このユニットでの実験報告は、ちょっと後になると思います。
その際は、又、ご意見をお願いします。

2011/11/11(金) 午後 8:25[ クフィル ]
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私、ヒノ製を今も使っています。
ただ、米松使用ですが良いですよ。

2011/11/11(金) 午後 8:40[ smart3158 ]
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とうや様
確かに箱作りは大変ですよね〜。
ですから、私の場合は、出来合いの中古箱とか、市販のHO(ハードオフ)箱改造品とかが多いです(メーカー箱は出来が良いので-笑-)。自分で一から作った箱って言うと・・、ゲッ!学生の自分に作ったバックロード箱だけだってりしますがな・・・。なさけな〜(苦笑)。
箱鳴りですが、和製SPはがっちりタイプが多いですけど、海外箱はわざと薄い板で箱鳴りを積極的に利用して音作りをしているSPも少なくないので、一概に箱鳴りは駄目とも言えない処が(笑)。まぁ、楽器と一緒ですかね?
フルレンジですが、個人的に、小型のが好きで色々集めてます(プリウスさんはロクハンみたいですよ?)。小型フルレンジの良い処は、数が増えても場所を取らない事です(爆)。手持ちの最小は、1インチです(笑)。そのうち出します。みんなそれぞれに特徴がある音色があり、鳴り方の違いが面白いです。でも、私の様に、虻蜂取らずにならない様に、腰をすえて、一つのユニットに取り組んだ方が良いかも・・です。私の方は、反面教師にして下さい。
でも・・、衝動買いって、楽しいですよね!!⇒後で後悔するけれど・

2011/11/11(金) 午後 8:54[ クフィル ]
.

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smart3158様
>ヒノ製を今も使っています。
実は、プログを拝見させて戴いておりました(笑)。
お陰様でクリックする勇気が持てました。
と言う訳で、私の衝動買いの一端を担って下さいましたですよ(笑)。
いや、入札ボタンをクリックして大正解でした!
有り難うお座いました。感謝しています(笑)。
米松使用ですか・・。Altec系を彷彿としますね。
今や米松材は輸入禁止にて、これから値が上がる一方でしょうかね・・。
残念な事になりました。
今は、とにかく材料問わずで、規格に合う箱が入手したいで〜す。

2011/11/11(金) 午後 11:02[ クフィル ]
.

クフィルさん

おはようございます\(^-^)/

プリウスさんのブログからの訪問です。宜しくお願いします。

私もフルレンジ大好きです。JX92Sは2組買いまして、1組は友人に聴かせたら 相当気に入ったのか返してくれませんで、もう1組買った次第です。

励磁型のフルレンジ ハークの7吋も相当に良い音でした、、、これはもう 古いレンジ ですけどね。


ではでは これからもよろしくお願いします。

2018/2/13(火) 午前 7:40[ Yさん ]


https://blogs.yahoo.co.jp/cfil0/1522760.html

8. 中川隆[-11148] koaQ7Jey 2019年9月26日 18:12:23 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1658] 報告
EJ jordan 15cnフルレンジ Eikona2
https://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=139506155


こちらの商品はペア梱包になりますので2個単位でのご注文になります

有名なJordan JX92Sなどの成功を基に、優れた性能を発揮する世界クラスのスピーカーユニット。
英国の伝説的なスピーカー設計者のTed Jordanにより設計され、デンマークのScan-Speak A/Sが英国で作られた主要部品を基にデンマークで製造しています。


【15cmメタルコーンフルレンジ】

ー特徴ー
・バランスが良く洗練されたパフォーマンスパラメーター
・小型エンクロージャーでの広帯域再生
・ツイーターやクロスオーバーのいらない設計
・自然な高域再生
・優れた低域
・信頼できる高品質な部品と製造

インピーダンス:8Ω
周波数特性:43Hz〜20kHz
出力音圧レベル:85.2dB
入力:50W/100W
Fs:43Hz
Qts:0.355
Qes:0.407
Qms:2.816
Vas:10.99L
Mms:10.7g
Cms:1.269m/N
Bl:6.546T*m
Xmax:+/- 5mm(linear)
   +/- 10mm(maximum)
外径:φ149mm
開口径:φ115mm
取付奥行(埋め込み):5mm
ネジピッチ:136.5mm
ネジ穴:φ5.3mm
奥行:66mm
重量:1.035kg

詳しいスペックはこちらへ
http://www.ejjordan.co.uk/products/eikona/

※こちらの商品はネジは付属しておりません


ーメーカー推奨エンクロージャー図面ー
小型での再生をお考えの方にはこちらのReflex7がお勧めです。
Eikona Reflex 7:小型バスレフ型エンクロージャー

比較的コンパクトなフロア型で低音の反応は早く、40Hz以下まで鳴らします
Eikona SL:フロア型エンクロージャー

オーケストラやピアノの最低音まで鳴らしたい方はDCRかArrayシステムをお勧めします。
Eikona DCR:デュアルユニット型エンクロージャー
Eikona Linear Array Reflex:ラインアレイ型エンクロージャー
Eikona Triangular Array:ラインアレイ型エンクロージャー

その他の作例
Eikona VTL:VTLトランスミッションラインエンクロージャー
Eikona MLTL38:フロア型スリムエンクロージャー
Eikona MLTL30:フロア型スリムエンクロージャー(MLTL38小型ver)
Bigger-is-Better:大型エンクロージャー


・ 型番 EIKONA2

・ 定価 49,000円(内税)

・ 販売価格 41,895円(内税)
https://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=139506155

9. 中川隆[-11143] koaQ7Jey 2019年9月27日 07:24:19 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1664] 報告
Jordan JX92S バスレフ
http://www7b.biglobe.ne.jp/~yakushi/av/av21.html


憧れのユニット Jordan JX92Sを手に入れました。以前から欲しかったのですが,高価なので・・・。円高の恩恵でしょうか?少し安くなっていたので購入しました。
Jordanのサイトで推奨しているトランスミッション・ラインなるエンクロージャーに挑戦してみようか,それとも無難にバスレフでいくか。悩みましたが,小型にしたかったのでバスレフでいくことにします。


カット・組み立て spedを利用していただいている縁で,材料のカットはウッドポケットさんにお願いしました。親切にアドバイスをしていただいたり,要望に応えていただけました。やっぱりプロにお願いすると組み立てが楽です。


研磨前回と同様,80番,150番,240番,400番の順でやってみました。


塗装今回はオイルステインによる着色に再び挑戦してみました。以前合板でやった時にはムラが多くなり断念しましたが,MDFはきれいに塗れました。布で塗り込んでいくという感じです。3回塗ってみました。透明ラッカーで仕上げました。


試聴一聴して今まで聴いたどのユニットとも違う感じがします。今までのユニットでは聞こえなかった音が聞こえてきます。細かい音がよく出て、余韻などがはっきり聞こえてきます。軽い振動板の良さが出ている感じです。CDによってはアラが出る感じもします。良い録音のCDはいい音で,そうでないものはそうでないように・・・といった感じです。ソースによってはアルミくさい音という感じもしないでもないですが,とにかくきれいでダイナミックレンジの広い音という印象です。高価なだけのことはあると実感します。低域方向もしっかり伸びています。PARC AudioのDCU-F131Wを使っていなければ,これがフルレンジかと驚いたかもしれません。箱をもう少し大きくすれば低域方向はさらに伸びると思いますが,小型ならではのクリアな音色は捨てがたいです。もう少し振動対策をきちんとするとさらによさそうな気がします。
バスレフでこれだけの音を聞かせてくれるとなると,推奨箱のトランスミッション・ラインはどんな音になるのか気になるところです。

もう少し聞き込んでみてエージングも進みJX92Sは繊細な音を聞かせてくれています。
こういう音のことをモニター的な音というのでしょうか。20cmウーハーを使った2WAYスピーカーと聞き比べてみると,音が違うのは当然ですが,録音の良し悪しがよく分かります。手元にある2つの真空管アンプの微妙な音の違いも感じ取ることができます。逆に言えば,アラが出てしまいそうなソースも2WAYスピーカーの方がうまくごまかして聞かせてくれると言えそうです。それぞれの良さがあるということですね。
総合的にみて,JX92Sの方が音楽を聞かせる表現力は上です。音離れがよく,スピーカーの前に音楽が広がる様子を感じることができます。よい録音のCDを聞くとシステムの性能が数段上がったかのような気にさせてくれます。
そのうち,トランスミッション・ラインの箱を作って入れてみようかな。

繊細で音楽性豊かな音 JX92Sは本当に美音です。思わず聞き入ってしまいます。そういった意味では,”聞く”気でかからないといけないような所があるのかな。BGM的にちょっと気楽に聞きたい音とは少し違う気がします。贅沢な悩みですが・・・もう少し肩の力を抜いて聞きたいように思うことがあります。次回はもう少しゆったりと聞けるスピーカーを作ってみようかと思うこの頃です。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~yakushi/av/av21.html

10. 中川隆[-11142] koaQ7Jey 2019年9月27日 07:31:11 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1665] 報告

長谷弘工業(株)−気ままじょんのび日誌 2008年7-12月月号
JORDAN JX93Sのサウンド。


先日スピーカーユニットのページにUPしましたが、JORDANのJX93Sをあらためてご紹介します。

メタル・コーン・ユニットの第一人者、E.J.ジョーダンの飽くなき研究から生まれたこのアルミコーン13cmユニットは暫く日本の市場から消えていましたが、EAD社がその技術を伝承して生産を引き継ぎ、新生ジョーダンとして日本に再入荷することになりました。


第一印象はアルミコーンらしくスパッと切れの良い音質。メタル特有のピーク感もなく、透明度、解像度も素晴らしいです。音の立ち上がりが早く、音離れも良いのでパーカッションなどの演奏はスパッと小気味で大変気持ち良く聴けます。MM−161Tに入れて聴いてみましたが、低域は十分過ぎるほど出ています。ジャズを中心に聴かれる方には自信を持ってお勧めしたいユニットです。生産中止になったアルテックサウンドの歯切れの良い音が好きだった方にはきっと気に入っていただけけると思います。

事実、「アルテックユニットがどうしても欲しい」と試聴室に来られたお客様にこのユニットを裸のまま聴いてもらったら、たった3秒聴かれただけで「あっ!これいい。凄くいい!」と言われ1ペアご予約をお受けしました。

しかしこのユニット、大変美しい仕上がりで、眺めているだけでも楽しいユニットです。装着する前から良い音がしそうな予感を感じさせます。小箱のデザインにもこだわりがあり、こんなところからも製作者の思い入れ、入魂が感じられます。
13cmフルレンジで1本24,150円ですが、その音質と比べれば決して高い買い物ではないと思います。
MM−151T、161T。MM−151S、161S。MM−151、161が装着対象になります。

老舗の名機、JX93Sサウンドを是非お楽しみ下さい。

http://www.hasehiro.co.jp/old/jyonnobi/jyonnobi2008_07_12.html

11. 中川隆[-11135] koaQ7Jey 2019年9月27日 11:51:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1675] 報告
JX92S用 スピーカーエンクロージャー

  E J Jordanの傑作フルレンジユニット JX92S を対象として設計を行い製作したスピーカーエンクロージャーです。 


音はフルレンジとは思えない低域と見事に分解される楽器音の粒立ちの良さというところではないかと思われます。 

このエンクロージャーの特長はバスレフポートをバッフル板と同じ板をくり貫いて積層で製作している点、 音響特性がいいとされるロシアンバーチ合板を使用している点、また前面バッフルを 取り外し可能とし、ある程度の内部変更が出来る様にしている点です。  

※本製品は組み立て塗装済み完成品です、従ってユニットを取り付けていただくだ けで聴くことが出来ます。(ユニット取付け用の木ネジの下穴はありません)

※オプションとしてユニット取付け穴の鬼目ナット仕様にも対応可能です。 (ただし、この場合ユニットをお客様負担で送っていただくことが必須です。  オプション費用:1,000円/1台)


 ■商品名  :JX92S専用スピーカーエンクロージャー( 商品コード:
      JX92SEN )

 ■設計対象ユニット:JX92,JX92S (E J Jordanのフルレンジユニット)

 ■外形寸法 :幅21cm高さ38cm奥行27cm (ポストの出張りは含まず)

 ■ユニット取付け穴寸法 :直径 113mm (ザグリ加工を追加)

 ■使用材料 :15mm厚ロシアンバーチ合板、オイルフィニッシュ塗料、サー
      モウール (吸音材)、ポスト(ターミナル)、スピーカーケーブル、
      銀入りハンダ、木ネジ

 ■設計製造 :吉野工房

 ■価格   : 40,000円/ペア (送料:120サイズ) 

http://www.r15.7-dj.com/~yoshino.kobo/JX92SEN.html

吉野工房 HP
http://www.r15.7-dj.com/~yoshino.kobo/

12. 中川隆[-11134] koaQ7Jey 2019年9月27日 12:03:07 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1676] 報告

ヤフオク! -Jordan Wattsの中古品一覧
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=1&p=Jordan+Watts&fixed=0&x=0&y=0


ヤフオク! -ALR JORDANの中古品一覧
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=1&p=ALR+JORDAN&fixed=0&x=0&y=0


ヤフオク! -E.J.JORDAN の中古品一覧
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=1&p=E.J.JORDAN%E3%80%80&fixed=0&x=0&y=0

13. 中川隆[-11133] koaQ7Jey 2019年9月27日 12:57:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1677] 報告

E J Jordan Designs 英国ホームページ
http://www.ejjordan.co.uk/products/


EJ Jordan Designs(@ejjordandesigns)さん Twitter
https://twitter.com/ejjordandesigns


EJ jordan 代理店 コイズミ無線
https://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=139506155


14. 中川隆[-11132] koaQ7Jey 2019年9月27日 13:11:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1678] 報告

EJ Jordan Eikona - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Jordan+Eikona&sp=mAEB
15. 中川隆[-11130] koaQ7Jey 2019年9月27日 16:05:47 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1680] 報告

オーディオの部屋(雑談・相談) - 過去ログ
http://audiofan.net/board/log/tree_381.htm


 ■題名 : コーラルのフルレンジユニットについて
 ■名前 : 愉快な鍛冶屋
 ■日付 : 03/11/24(月) 22:25
 -------------------------------------------------------------------------

SPの自作を目論んで、コーラルのユニットを探しています。

フルレンジを探しているのですが、BETAというシリーズとFLATというシリーズがあることに気づきました。BETAのシリーズはバックロードホーンで使うことが前提であると知っているのですが、FLATのシリーズはどんな箱で使うものなのでしょうか?

ちなみに、私は平面バッフルを考えています。コーラル以外にもおすすめのユニットがあれば、アドバイスいただければありがたいです。

どうかよろしくお願いいたします。


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:コーラルのフルレンジユニットについて
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/11/25(火) 1:39
 -------------------------------------------------------------------------
▼愉快な鍛冶屋さん:

はじめまして

フルレンジは4つ下記のものを使っています。 

1,DIATONE P610MB+ダイアトーン製指定箱

2,PIONEER PE16M(復刻)+コイズミ無線36リッター

  バスレフ箱

3,アンペックス製20センチフルレンジ(型式不明)+トール

  ボーイ箱

4,E.J.JORDAN JX92S+ヒノオーディオ5リットル

  小型密閉箱

このうち別にお書きしたELAC310ジュビリー、アコースティ

ックラボ ボレロ、ソナスファーベル ガルネリオマージュなどの

マルチウェイも聴いています。

上記PE16Mはやや音の粗さが目立ってあえなく物置に撤退して

います。

アンペックスは古い30年代、40年代の音源を聴くため、ダイア

トーンは丁度ヤマハNS−10Mが卓上モニターで平均的な音の

標準として使われるのと同じ意味で、自分で録音したものの小型

モニター的な意味合いで使っています。

個人的に楽しんで聴いているのはJORDANのJX92Sだけ

です。これは個人的にはヒットしたALR JORDAN「エント

リーS」より、ユニットの品質が高く、品位が高いと感じています。

したがってコレをお勧めします。

箱は47研究所のこのユニットを納めた既製品を参考になさって

ください。なおネットでスペックを探すと、小さな箱で足りるユ

ニット設計がなされています。


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 ■題名 : Re:コーラルのフルレンジユニットについて
 ■名前 : 愉快な鍛冶屋
 ■日付 : 03/11/25(火) 18:14
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▼KOBAさん:

貴重なアドバイスありがとうございます。

たくさんのシステムをどう使い分けていらっしゃるのか興味ありますが、

ジョーダンのユニットはとてもよい音がしそうですね。

ジョーダン=ワッツのフラゴンはたいへんよい音がした記憶があります。それはたしか陶器エンクロージャのものでした。

私は、一発でモノラル専用のシステムにしたいと思っております。

1度、秋葉で音を確かめてみます。ありがとうございました。


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 ■題名 : Re:コーラルのフルレンジユニットについて
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/11/25(火) 18:25
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▼愉快な鍛冶屋さん:

>私は、一発でモノラル専用のシステムにしたいと思っております。

>1度、秋葉で音を確かめてみます。ありがとうございました。

いえいえ すでにご承知のとおりヒノオーディオさんにあります

JORDANはクラシックからJAZZ、POPSまでオール

マイティですね。さすがはグッドマン時代から数々の名ユニット

の設計をされてきたJORDANさんです

うちのはご指摘のフラゴンを意識した小型のものですので、ユニ

ットの実力を生かし切っているとはいえません。

こんな小さなものでも音場感たっぷりに出ますので、秋の夜長に

はなかなかです

コーラルのように音が前に前に元気いっぱいに出るような感じで

はないのがお気に召すかどうか。

いい音に出会えることを祈念しております。


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:コーラルのフルレンジユニットについて
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/12/4(木) 1:03
 -------------------------------------------------------------------------
E.J.JORDANイギリス本社のサイト内に推奨エンクロージャー

寸法がありましたので、リンクしておきます。

http://www.ejjordan.co.uk/enclosures.html

http://audiofan.net/board/log/tree_381.htm

16. 中川隆[-11119] koaQ7Jey 2019年9月28日 14:30:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1695] 報告

ヤフオク! - E.J.JORDAN Eikona2 新品同様 13センチフルレンジ ペア
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m331253121


即決価格 71,500円(税 0 円) 送料 無料


コイズミ無線で、創立何周年とかで、10セット限定入荷されたもの。
E.J.JORDANによる有名なユニット、JX92Sの流れをくむメタルコーンフルレンジです。

販売元のE.J.JORDAN DESIGNSという会社は、このユニット一本で運営している(JORDAN氏はかつてもそういう展開をしたようです)ので、かなり考えて作っているはずです。

製作は、ScanSpeak社が行っています。メタル調を抑えて現代ハイエンドの雰囲気のある音色です。

推奨エンクロージャーはネットにたくさん出ていますが、小型でも大型でも対応できます。

ファストン端子で1度抜き差ししただけで、数時間しか使用しておらず新品同様です。

メーカーが推奨して付いていたガスケット(パッキン)も、そのまま使える状態です。
梱包も新品到着時と同じ状態です。
動作確認していますが、万一不具合あれば、コイズミ無線にいうことが可能だと思います。納品書もそのままお譲りします。

それから、同じJX92Sを源流に持つ、EAD社のE100HDmk2を同時出品しています。これもScanSpeak社の製造で、フレームサイズは同じ型、マグネットサイズもほぼ同じです。2つはめてみて、気に入ったほうを残すことが可能です。音色は、気のせいかEikona2のほうがブリティッシュな感じがします。エッジがEikona2のほうが大きくて、口径はかなり違いがあります。小音量や小さめのキャビネットにはEikona2のほうが合いそうです。Eikona2は、メタル臭さを消すためのダンプ処理で音色をコントロールしています。ルックスも、かなり違うので、この2ユニットにご関心ある場合、二つ同時に使ってみて、一つを残すという作業を強くおすすめいたします。E100HDは手元に残そうかなとも思っているのですが、Eikona2を試される方のためにも出品しています。

取り付けサイズですが、ネジ穴取り付けは直径136.5ミリの円周上。
バッフル開口は、直径115ミリとありますが、こちらは125ミリでもいけていました。

17. 中川隆[-11118] koaQ7Jey 2019年9月28日 14:50:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1696] 報告

E.J.JORDAN Eikona2 の正体


E.J.Jordanのあだ名は確かにTedですが、彼はとうの昔に引退していて、EAD社に全権を売り渡しているはずです。

よしんば彼の設計した物が出てきたとして、果たして誰が最終の音決めをしたんでしょうか? 

アマゾンのおせちみたいに何処そこの料亭の有名料理人誰それの監修みたいなもんです。2万7千8百の見た目3万2〜3千円のおせちを物は試しと注文しましたが、味は2万円の域を出る物ではありませんでした(涙)。

Tedを買ったと思わずにJordan(冗談)を買ったと思えば救われるかも。。。(笑)。

私の新スピーカー
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1970266281


オーディオマニアにとってメインスピーカーの交代というのは、引っ越しにも相当する事件だ。

いやそれに最近、宅配業の送料も上がっているので、やたら大きなものをやり取りすること自体が大ごとだったりする。

思想的に言っても、迫力を希求する姿勢からトシを経て音場型に転向するとか、フルレンジに回帰するとか、いやいや念願の38センチ4ウェイに拡大するとか、やはり事件なのである。

私はと言えば、スピーカーをとっかえひっかえしていたのは10代から20代半ば、その後は、スワンのキャビネットと、10年ちょっと前に加わったネッシーMIDのキャビネットがあって、そこのユニットが入れ替わっていく感じ。

スワンは木工業者さん入魂の作にピアノ塗装だし、ネッシーもシナアピトンとフィンランドバーチを組み合わせて、何度も板加工の業者さんとやりとりした作品。塗装もクリア塗装だがプロの手になる。

正直、フォステクスとか長岡鉄男とかいう枠から出られないのは飽きるというか、Kisoの新作ぐらいなら手が届く額だし、最近元気なソナスファベールの小型でヴァイオリンの品格でも味わってみたいものだ。

iPadでステサンの最新4号分は読めるので、熟読してると、ますますそういう気分になるのだった。

FE108Solという良作ユニットを得て劇的にフロントスピーカーに復帰したスワン、デジタルプリのイコライザー機能で左右の特性やレベルをそろえ、うるさい弱点も抑えられ、サブウーファーやスーパーツィーターとの連携も悪くない。
同一ユニットでのマトリックスサラウンドは違和感なし。
パワーアンプも、高能率に合わせたファーストワットの特殊な小出力型。
もういじるところがないなと思って、音楽に専念するかというところだが、ある日私の中で何かが終わった。
あまり楽しくないのだ。
気づけばちょうど3年であった。

だからといって上記のキャビネットをオークションに出しても、まあまあの値段はつくだろうが、自分の思い入れからすると泣くような額になりそうだとか、説明が細かくてめんどくさいとか、特にネッシーなんか送料が幾らになるか想像もつかない。

ふと考えたのだが、バックロードホーンはユニットが限定されるし、真鍮リングにとりつくユニットも限られる。
しかし、ネッシーのほうは、後面開放箱のようなものなので、まあなんでもつくといえばつくのだ。
アダプターの金属リングとか板とかをつけてやれば、けっこういける。

そう気づいてから1週間、10センチから15センチ(海外ではフォスの13センチは15センチ)のフルレンジとウーファー、ミッドレンジを調べまくった。

結論だけ言えば、13から15センチの入魂作はとても少ないのである。
また、ウーファー扱いになると、振動板が重すぎて、スーパーツィーターと一気にはつながらなさそうだ。

結局、ScanSpeakのペア10万ちょっとする10センチミッドレンジかなあと諦めつつあった。

しかし、コイズミ無線の広告で見かけていた、ダサいパンダのようなルックスの限定10ペアのユニット。

ああ中華製かとスルーしていたが、ふと開いて、角度を変えてよくみれば、カッコいいイギリスのオヤジだと判明した。

かの伝説のTed Jordan。

と、あまり知らないのだが、ALR JORDANのメタルコーンのEntrySはすごくカッコよかった。

こいつが15センチのユニットで、ネッシーはフォスの13センチ用だが、一回り小さいぐらいで、適合するのだ。

真鍮リングは、知り合いの業者さんにメール中だが、メールをみない人なのでまだ返事はない。ただ、さいあく木工でもいけるはずと考え、限定品なので発注してしまった。

落ちついたら、上記ScanSpeakとか、マークオーディオの10センチフルレンジ限定品が取り付けられる穴を開けてもらって、気軽に3種のユニットを交換して味わい分けてみるか。

ただ部屋が破綻しない音を調整する時代は終わった。
目指すはポチの夢!?


コメント

mixiユーザー2019年02月05日 01:17
Bswanさんもついに大転換でメーカー製のシステムが入ったのかと思いましたが、やはり自作というラインは守られたわけですね。
フルレンジでしか出てこない音があるのは確かですが、良いトゥイーターならではの細やかな音も魅力ですよ。
まあそのあたりでいろいろ悩んだり工夫したりするのも一つの楽しみかもしれません。

それにしてもポチの夢氏を目指されるというのは・・・。またフルレンジ大会でお目にかかりましょう。


mixiユーザー2019年02月15日 22:23
お久しぶりです。名指しでご指名されるような大した者ではあrません(汗)。

E.J.Jordanのあだ名は確かにTedですが、彼はとうの昔に引退していて、EAD社に全権を売り渡しているはずです。

よしんば彼の設計した物が出てきたとして、果たして誰が最終の音決めをしたんでしょうか? 

one pair 10万円近い代物なので、すぐ飛びつかれるのはどうかと。。。でもじっと指を咥えているとせっかくのチャンスが目の前から消えていくのも事実で、もどかしいところです。ScanSpeakの監修なら、早々間違いはないとぐらいしか言えません。

アマゾンのおせちみたいに何処そこの料亭の有名料理人誰それの監修みたいなもんです。2万7千8百の見た目3万2〜3千円のおせちを物は試しと注文しましたが、味は2万円の域を出る物ではありませんでした(涙)。

Tedを買ったと思わずにJordan(冗談)を買ったと思えば救われるかも。。。(笑)。

それにしても限定品販売ばやりですなあ。。オススメはMarkAudioのMAOP 11ですが(pair 6万8千円)16cm?としては、良心的な値段だと思います(内容と比べて)。でもMAOPのシリーズは静かなドライバーと称されているだけあって、これまたbswanさんとの相性がイマイチかも。。。(笑)。 話は変わりますが私ポチの夢はまたまた極度の金欠病に見舞われまして、今年もフルレンジ大会を予定はしているもののNew Face不在の古株ばかりで場を繋ごうという作戦です(笑)。

ご都合よろしければ、又にぎやかしにやって来てください。そろそろmixiにも復帰の予定ですので、そこんとこ夜・露・死・苦って古すぎるってか!?   

mixiユーザー2019年02月16日 01:47
やはりパンダでしたか・・・
というか、金属リング作成の業者さんと連絡がつかず、昔お世話になった材木店にもオーディオ加工は断られで、ユニットがとりつくかも不明です。誰か助けてくれー
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1970266281

18. 中川隆[-11117] koaQ7Jey 2019年9月28日 14:53:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1697] 報告

という事で、天才 E.J.Jodan は結局ジョーダンワッツで終わっているのですね。


ヤフオク! -Jordan Wattsの中古品一覧
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=1&p=Jordan+Watts&fixed=0&x=0&y=0

19. 中川隆[-11116] koaQ7Jey 2019年9月28日 15:25:25 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1698] 報告
E.J.JORDAN Eikona2

E.J.JORDANによる有名なユニット、JX92Sの流れをくむメタルコーンフルレンジです。

販売元のE.J.JORDAN DESIGNSという会社は、このユニット一本で運営している(JORDAN氏はかつてもそういう展開をしたようです)ので、かなり考えて作っているはずです。

製作は、ScanSpeak社が行っています。


▲△▽▼


EAD
ScanSpeak社と共同開発した新ドライバー販売開始。(H29.6)
http://www.maronieaudio.com/item/spdrv/ead.html


High End Audio Transducers
E100HDMKU
5インチフルレンジ
1個 27,200円(税別)


EJ jordan 5インチフルレンジ Eikona2と音質比較された方の話では

100HDMK2の音質の方情報量が多く高域も伸びてフラットでバランスが良いとのことです。


コーンの性格状(サンドイッチコーン)、すっきり、くっきりの超解像度、女性ボーカルの発音もよく聞き取れ、低音も比較的良く出るユニットです。

音楽はロック、J-POP,ブルース、ジャズ、クラシックなどジャンルを選びません。
http://www.maronieaudio.com/item/spdrv/ead.html

▲△▽▼

2015.09.22 Tuesday横浜ベイサイドネットは『Scan Speak』の正規代理店になりました! .
http://baysidenet.jugem.jp/?eid=221

 今月、2015年9月18日「株式会社 横浜ベイサイドネット」は、『Scan Speak』の日本における正規代理店契約を交わしたことを、喜びをもって、ここに発表いたします。

 上の画像は、『Scan Speak』の、同時に、世界の最高級のツィーター『D3004/664000』ベリリウム・ドーム ツィーターですが、今後は、当社で日本における販売価格を、全面的に、見直ししますので、もう少し「リーズナブル」な価格で販売することが出来るようになりますので、お楽しみに!


 また、今後、国内における卸しにつきましては、『横浜ベイサイドネット』が直接卸すのではなく、日本のオーディオ業界に広い人脈を持っている方(卸会社)に、全面的にお任せすることにしました。
 昨年の『Jantzen Audio』のようなことにならないよう、メーカーである『Scan Speak』と、その輸入元である『横浜ベイサイドネット』との間で、きちんと「ソロ ディストリビューター」契約を文書で交わし、輸入元である『横浜ベイサイドネット』と、国内の卸し販売をやっていただく方とは、正式な『国内販売代理店』契約を交わし、お互いが、お互いの立場を尊重していけるような信頼性の有る体制にしていきたいと思っています。


 当社のような小さな会社が、『Scan Speak』のような、高価で「Hi-End」な製品を扱っていくことの難しさは、本当に、切実に感じてはいますが、『ロッキーインターナショナル』さんがやめた後、もしも、誰もなり手がないような状況が続くと、あの『Scan Speak』でさえも、現在の『Vifa』や『Peerless』のように、並行輸入業者の「えじき」となって、中国製のスピーカーと変わらない『二束三文』の安物スピーカーになり下がってしまう危険性を否定出来ないからです。

 


 左の画像は、2004年当時、当ショップのメイン・スピーカーだった、『Vifa』のユニットを使用したBSNオリジナル・システム。

 左のシステムに使用されている『XT25TG30-04』は、当時は、『ソナス・ファベール』に採用されていたこともあって、最高級ツィーターのひとつとして、人気が有りました。

 その後の『Vifa』の凋落は、皆さんご存知の通りで、一時は、『Dayton Audio』の「低価格」ユニット以下の値段になったことも有りました。

それもこれも、『Vifa』と言うブランドの価値も、『XT25TG30-04』と言うユニットの価値も知らない並行輸入業者の値下げ競争の結果が招いた悲劇と言っても、言い過ぎではないと思っています。

 2003年の『横浜ベイサイドネット』スタートの時から、『Vifa』や『Peerless』などの『ダニッシュ(デンマーク)サウンド』を中心に、ショップを運営して来た当ショップとしましては、何が何でも、『Scan Speak』を、同じような目に合わせてはいけないと思っています。

 これは、本当に、日本における『DIYオーディオ』業界と、日本の『DIYオーディオ』ファンに突き付けられた問題でも有ると思っています。

 世界的に知られている『Hi-ENDスピーカーユニット』のひとつである『Scan Speak』を、並行輸入商売によって、その価値と価格を貶めることは、ひいては、世界中の『Scan Speak』を採用している『Hi-ENDスピーカー』ブランドの価値を貶めることに、他なりません。

 モラルハザードを起こしている、今の日本人に、こういったことが、どれほど理解されるかは不明ですが、一人でも多くの方に、『並行輸入はしない!させない!買わない!』を実行していただきたいと、切に、お願いいたします。

 「株式会社 横浜ベイサイドネット」は、『Scan Speak』と「ソロ ディストリビューター」契約を交わすに当たって、どうしても、認めていただきたいことが有りました。

 それは、世界中の『Scan Speak』のディストリビューターは、自国以外の顧客・業者に販売してはならない、と言う条項を付け加えることで、認めていただけ、安心しています。

 従いまして、今後は、他の国のディストリビューターが日本の顧客に『Scan Speak』を販売することは出来なくなりますので、日本のオーディオショップの皆様は、安心して、『Scan Speak』の販売をお願いしたいと思います。
http://baysidenet.jugem.jp/?eid=221

▲△▽▼

Scanspeak 10cm Wooferのテスト 2015年05月27日
https://www.highcraft.org/diary-detail/349


Scanspeak 10F/8414G10 10cmのウーハーです。

テストのために取り寄せました。Scanspeakと言えば、世界で最も有名な高級オーディオスピーカー・ユニットメーカーで、今日では、日本の一般ユーザーでもご存じの方が随分多くなりました。

今までは、欧米を中心とした富裕層向け高級機ばかりを生産していましたので、10p程の小さなフルレンジなど見向きもしていなかったようですが、 最近の小型・高性能の流れから、本気で開発をしたラインナップの一つです。このほかに5pのフルレンジも同時に発売されました。


小さいからと言って、その製品に妥協は無く、背面から見れとその精工さが伺えます。 10年ほど前には、この会社も中国で生産していましたが、あまりの人気ユニットを持っていたため、 裏ルートで出回ったり、技術を保護出来なかったりと、問題も多く、更には親会社の会社更生法申請で、経営方針の転換もあったようで、 現在では、小さなユニットでも全て本国のデンマーク生産になりました。


殆どの高級オーディオメーカーが、申し合わせたように採用したScanですが、アメリカでの生産地標記の厳格化が行われ、 超高級機に中国製は使いにくいとか、生産地が不透明で扱いにくいと言った問題から、 唯一生産地が確実なSEASに人気が移る等、その地位が揺らぐ時期もありました。 今では、かつてのVifaのラインナップも、デンマーク生産に変更し、ディスカバリーのシリーズでこのメーカーが生産しています。


音の方は、さすがと言わざるを得ません。10pペーパーコーンフルレンジは、高域にかったるさが有ったのですが、もちろん全く感じられず、 ネオジムマグネットの強力磁気で、極めて歯切れの良い、スピード感のある音質です。 ハッキリ聴こえるユニットですので、硬くも感じられるかもしれませんが、これが曇りなしの音とも言えるでしょう。


そもそも、その磁気力ですが、通常のフェライトや昔のアルニコでも、マグネットの大型化をすれば同じ磁気力にはなります。 ですが、問題は磁気密度にあり、単位面積当たりの磁気力では、他のマグネットとでは明らかな差があります。 その磁気力で、ボイスコイルを動かす訳ですが、瞬発力も確かに磁気力の賜ではありますが、もっと重要なのは止める力だと思います。 ダンパーやラバーエッジ、更には慣性の法則がある訳で、これを瞬時に止めるのは容易ではないのです。 この言わばブレーキが利いた音が、不要な余韻を残さない曇りのない音となると思っています。


コーン紙を限界まで軽く(薄く)し、フィックスドエッジの様にすれば、弱い磁気力でもブレーキの利いた音は出せそうですが、 それでは、サイズ以上の低音は出せず、軽すぎるコーン紙は、共振を招きピークに悩まされます。 磁気力に依存しすぎも問題かもしれませんが、総合的な答えを感じさせるユニットではないでしょうか。

今後の国内での販売方法にもよりますが、Yosegi-Mの次期型に、このユニットをオプション設定できればと考えています。
https://www.highcraft.org/diary-detail/349


20. 中川隆[-11115] koaQ7Jey 2019年9月28日 15:31:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1699] 報告
ヤフオク! -
EAD E100HD Mk2(JORDAN JX92S最新改良型)2か月使用 13センチフルレンジペア
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b388420616


即決価格 49,000円(税 0 円) 送料 無料


E.J.JORDANによる有名なユニット、JX92Sの改良型メタルコーンフルレンジです。
スウェーデンのEAD社がジョーダン氏からライセンスを受け販売しているようです。

JX92Sから4回改良され、今回はScanSpeak社と共同開発で徹底的にリファインされ、サイズも一回り大きくなっています。
音も、FOSTEXみたいな元気な感じより、ハイエンド系の品位がありました。

ファストン端子で抜き差ししただけなので、新品に近いです。 梱包も新品到着時と同じ状態です。 動作は全く問題ないですが、万が一初期不良があれば、しばらくは販売店で対応してくれると思います。送料無料です。

画像は、共鳴管の低音があまり出ないはずのキャビネットに取り付けて、とりあえず鳴らしてみたときの測定値です。ワイドでフラットで驚きました。 能率も低くなくて、他社のユニットとの比較でと、カタログ値より高い感じです。改良されてよくなっているそうです。 それでも真空管アンプよりは、トランジスタアンプでのびのび鳴らしてやる方が合っていそうです。 それから、同じJX92Sを源流に持つ、E・J・JORDAN DESIGNS社のEikona2を同時出品しています。これもScanSpeak社の製造で、フレームサイズは同じ型、マグネットサイズもほぼ同じです。つまり、二つ使って、気に入ったほうを残すということが可能です。 エッジがEikona2のほうが大きく、小口径です。

音色と小音量ではEikona2、コスパではE100HD2かもしれませんが、うちでは大音量なのと、E100HD2がキャビや部屋のルックス的に合っていたので、こちらを採用しました。

不思議とEikonaはブリティッシュ、E100HDは北欧っぽく感じます。
ぜひ二つご試聴ください。鳴らしてみないとわからないことが多いです。

取り付けサイズですが、ネジ穴取り付けは直径136.5ミリの円周上。 バッフル開口は、直径115ミリとありますが、こちらは125ミリでもいけていました。 あと、パッキンはもともと付属しませんが、うまくできていて、とりつけると微妙にパッキンの役割を果たす部分があります。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b388420616


E.J.Jordanのあだ名は確かにTedですが、彼はとうの昔に引退していて、EAD社に全権を売り渡しているはずです。

よしんば彼の設計した物が出てきたとして、果たして誰が最終の音決めをしたんでしょうか? 

21. 中川隆[-11146] koaQ7Jey 2019年9月29日 07:50:57 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1671] 報告

北欧からの旅人 EAD E100HD2
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971402262


かつてE.J.TED.JORDANという、スピーカー造りの名匠がいたという。

私には縁もゆかりもない、というところだが、実は、知人がALR JORDANのEntrySというスピーカーを使っていた。あのジョーダンかという感じだ。

自分が使うことになるとは思わなかったが、GWを前に数か月ほど、このジョーダン氏の傑作フルレンジ、JX92Sという5インチもしくは13センチ前後のスピーカーを源流に持つ、2種類のユニットを購入することになったのだ。

世界にはフルレンジにこだわる人がいて、日本では長岡氏が目立つが、アメリカのBOSE、イギリス・ヨーロッパではこのJORDAN氏もいたのだろう。
家庭用で、理想は10センチから15センチの間ぐらいじゃないかというのは共通している。

そして、このたび5インチフルレンジを物色していた私がJX92Sの末裔に出合ったのは偶然とはいえまい。
メタルコーンというのが異色。

通勤中のスマホでJORDAN氏の活動の記録を読む。
最近はなんでも情報が手に入る。
アダプターリングがなかなか作れないので、手元に大事に置いてあった2種類。
ついに鳴る日が来た。

まずは、スウェーデンEAD社のE100HD2。

EADのEはESOTERICのEだったりする。
JORDAN氏が老いて事業を縮小するにあたり、ユニットの製造ライセンスを譲った(?)のがEAD社。
歴史があるので、3回ぐらいは改良しているようだ。

ルックスをみると、北欧家具の雰囲気が漂う。
写真は照明が良くないが、実際はけっこういい感じ。これならフィンランドバーチにしたかった。

何年か前、ロンドンを旅したが、フィンランド航空を使ったことで、北欧とイギリスのつながりを知った。

BBC響は実に自然にシベリウスを演奏した。
航空機のデザインも素晴らしくて、このラインの文化は大好きだ。

また、製作はデンマークのScanSpeak。ウィルソンオーディオやPIEGAなど、ため息が出そうなハイエンドスピーカーのユニットを作っている。


E100HD MK2

能率 86.2デシベル
Q0 0.44
m0 5.3
1キロちょっと
メタルコーン

国籍:スウェーデン
   製作:デンマーク ScanSpeak
   原案:イギリス
価格:6万ぐらい


音はどうか。

キャビネットと全く合わないこともありうる。
とりつけてすぐの測定で、拍子抜けするほどワイドレンジでフラットな特性。
能率を低くして、管理が完璧なのだろう。

ドイツの雑誌による2017年のレポートでは、インピーダンスのコントロールが巧みで、高域の上限が伸びたという。確かに、スーパーツィーターが不要なほどの特性。

造りは、もっと高額のEikona2に酷似していて、むしろマグネットはより大きく、なぜか銅色になっている。

原案は古いユニットなので、フルトヴェングラーをかけてみると、AUDAXの味は出ない。
弦楽器が得難く素晴らしいという評が何人かからあったので、ヤンセンとロンドン響でブリテンのヴァイオリンコンチェルト。デッカの新しい録音。

これがドハマりで、ちょっと聴くつもりが聞き惚れてしまった。
ヤンセンの沈み込んで弾くスタイルが見えるよう。

ヴァイオリンコンチェルトは、歪んだ音を辞さずオーケストラに戦いを挑むような、どこかロックな感じがあるが、その気迫が良く出る。
ヴァイオリンの木の感じは出ないが、弦の金属の感じが出る。これが、弦が絶賛される理由だろう。

もたもたした感じの音ではなく、木の共鳴管のボワボワ感も一掃された。
ポップ系は軽快に鳴る。
メーカーは、ジャズやブルース、ボーカルが得意と書いている。

メタルコーンというと、フィルジョーンズという人もいて、AE1とかAE2が有名。
確かに、いまみるとすごく魅力的な感じ。

吉田苑というショップが推していて、ハイスピードでヤンチャな音という。
鈴木哲氏のかかわる機器(一時のLHHとか)と共通する感じだろう。

メタルを小口径で使うとそうなりそう。一方で、MG130HRは独特の甘い感じがあって、メタルのコーティングかもしれないが。

E100HDはどちらの方向性も感じるが、扱いがうまくて成熟した音だ。

求心的な表現が得意で、基本的に気に入った。
欠点は、何を聴いても単色というか、特定の色になるようだ。

ただこれは、コーンの銀色が印象的で、それを想起してしまうからかもしれない。
私は機器の色をかなり気にして、アンプのブルーのライトは黒テープで覆ってしまうほどなので、個人的な問題かもしれない。
コーンが黒塗装なら、どうか興味はある。

ラトルのモーツァルトを聴いていて、ずっとこの印象でオケを聴くかな?、と。処分になるなら調整をこだわることもない。
急遽本命のEikona2に変更を試みた・・・


コメント

mixiユーザー2019年05月05日 13:55

意識したわけでは無いのですが、現在フロントがオーディオフィジック、リアはEntrySとアルミコーンで揃っています。
元気だけど暴れが少なく、やんちゃな方向では無いですね。たまにFEが懐かしくなります。


mixiユーザー2019年05月05日 14:17
> mixiユーザー 

オーディオフィジックかっこいいですね。さすがドイツ。0Qさんはウィルソンオーディオ使ってた人だから、スピーカーには最大限の思いがありますよね。
やんちゃかどうかは、結局、紙やメタルの問題でなく、製作者かもしれないですね(笑) 私は当分やんちゃはいいですが、求心的であるがゆえの過激さには惹かれます


mixiユーザー2019年05月05日 14:55

長らく使ったユニットでした。やや金属の音が乗りませんか?
マークオーディオのマークさんによると、マークさんがそのユニット開発にか関わったそうです。
東京オーディオベースでマークさんにJX92Sを使った自作スピーカーの写真を見せたら、「懐かしい!」といろいろ昔話に繋がりました。
その発展で今のマークオーディオの金属コーンの各ユニットがあるそうですよ。

mixiユーザー2019年05月05日 17:22
> mixiユーザー 

そうですか、お使いでしたか。
マークオーディオは取付穴が合わなかったので泣く泣く候補から外しました。
共同制作されてたのは知ってましたが、ジョーダンかジョーンズか、どっちだったっけと検索すると、いまはわからなくなってました。
ユニットは、オークション出品のため写真を撮ったところですが、デザインが凄く綺麗です。AUDAXに戻すとすごく紙の音で、逆に言えば金属の音だったんでしょうね。でも、改良ゆえかいかにもという感じはないです。
紙の、中低域があいまいでもごもごして(味になる?)というところがクリアになるようです


mixiユーザー2019年05月05日 18:21
このユニットを15年以上前に積極的に輸入していたヒノオーディオの亡くなった親父さんによると、製造はすでに中華だったそうです。中華ユニットや台湾のオーディオトランスに早くから目をつけていたあたりも、さすがはヒノオーディオでした。


mixiユーザー2019年05月05日 19:51
> mixiユーザー 

ヒノオーディオで検索するといろいろ出てきました。文化が終わっていく感じは残念です。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971402262

22. 中川隆[-11143] koaQ7Jey 2019年9月29日 08:50:44 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1674] 報告

EAD Sweden AB Webshop - OEM
https://www.eadsweden.com/oem/

EAD 販売代理店 マロニエオーディオ 
http://www.maronieaudio.com/
http://www.maronieaudio.com/item.html


▲△▽▼


“EAD(Esoteric Audio Devices) E100HD”用、ブックシェルフ型バックロードホーン(前面開口DD-BH)〜 2015年12月22日
https://community.phileweb.com/mypage/entry/3708/20151222/


■EAD E100HD(13cm Full-Range)
https://community.phileweb.com/images/entry/497/49763/1L.jpg?1450875257


■DDBH-E100【設計図】
https://community.phileweb.com/images/entry/497/49763/2L.jpg?1450875257


【推奨ユニット】
EAD E100HD
EAD E100
Jordan JX92S
EMS LB6
PARC Audio DCU-F131W
PARC Audio DCU-F131PP
PARC Audio DCU-C131W(コアキシャルスピーカー)
PARC Audio DCU-C131K(コアキシャルスピーカー)
CIARE HX135


■DDBH-E100【板取り図-01】
https://community.phileweb.com/images/entry/497/49763/3L.jpg?1450875257


■DDBH-E100【板取り図-02】
https://community.phileweb.com/images/entry/497/49763/4L.jpg?1450875257

https://community.phileweb.com/mypage/entry/3708/20151222/

23. 中川隆[-11142] koaQ7Jey 2019年9月29日 08:59:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1675] 報告
E.J.JORDANの体制に変更 2007-09-23


E.J.JORDANのWEB SITE情報によると、ESOTERIC AUDIO DEVICESと提携する事になったようです。今後、E.J.JORDANのユニットは、EAR社が担当します。JORDAN氏も高齢ですので、負担の少ない形を選んだのでしょう。JORDAN氏はシニア・アドバイザーに就任するようです。

http://www.ejjordan.co.uk/

EAD社のリンクです。現在は、JX92Sのみ生産しています。(JX92Sが生産完了になったという情報を流している人がいますが、その情報は間違っています。)

http://www.esotericaudiodevices.com/

気になるのは、部品供給の関係で製造完了となっているJX125、JX150の再生産が検討されている事です。JX6rHDも生産が止っていたのですね。Yahooオークションで某Sellerがオークションに出している、Jordan 6T wide band Tweeterが見当たらない事もポイントです。体制の変化により、一時的に、在庫の混乱が生じているようですが、だまされないようにしてください。

J6T drive unitについては、E.J.Jordan社のWEBに下記の記述があります。

The J6T is a low cost, OEM driver, developed by Mark Audio. E J Jordan Designs will not be selling this unit nor can we offer technical support.

Mark AudioはE.J.Jordanの香港の代理店です。つまり、J6Tは一代理店により開発された、本家E.J.Jordanとは無関係の廉価版OEMユニットという事になります。当然ですが、JORDAN本社も技術サポートも行わないとの事。注意しましょう。私は、所詮は紛い物と思っているので、興味を持っていません。
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2007-09-23

24. 中川隆[-11141] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:08:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1676] 報告

Mark Audio ユニット Alpair7


音工房Z ■Z600-Alpair7■オールインワン自作キット
http://z-sound.biz/z600/alpair7.html



(※写真はZ600-ALPAIR7組み立て⇒完成までをイメージした写真になります。

発送される商品は高音質ベニヤ、スピーカーユニット、内部配線、フェルト、ビスのフルセット商品です。組み立てはお客様自身で行う必要があります。

※スピーカーユニットは付属しますが、お持ちの方は -15,000円でキットのみの購入も可能です。

※写真のクランプ用ラワン捨板は付属しません)

Z600-Alpair7 ユニット特徴

「Mark Audio」 というスピーカーブランドをあなたはご存知ですか?

5年ほど前にできた新しいメーカーのため、長く自作スピーカーを取り組んでいらっしゃる方にも比較的馴染みのうすいメーカーかもしません。


しかし、ちょっとオーディオに詳しい方なら「Edward James Jordan(ジョーダン博士)」 を知らない人は恐らくいないでしょう。

言わずとしれたSPユニットのエンジニアで「メタルコーンの世界的権威」です。
市販スピーカーでは「グッドマン」「ALR JORDAN」というメーカーなどのユニット設計を行っています。

Mark Audioの代表「Mark Fenlon氏」はそのJordan博士が抱えていたトップ3人の弟子の一人でした。

現在は別々の道を歩むことになったマークとJordan博士ですが、マークオーディオのユニットにはJordan博士のノウハウをさらに改良したメタル系のドライバーを中心に香港に住み着いて商品の開発・販売を行っています。

イギリス人のマークが何故香港に住み着いているかというと、
商品の生産拠点がすぐ近くの中国にあるのですが、
工場で自ら陣頭指揮をとり徹底的な品質管理を行わないと
納得がいく商品ができないからだそうです。
(職人魂に頭が下がります)

マグネシウム振動板の製造は今でも技術的に難しく
その高いクオリティーを保持されるのはとても大変なんだそうです。

今回、音工房ZのZ600シリーズに採用いたしました
ユニットAlpair7の特徴をちょこっと書きたいと思います。

まず、振動板ですがこれは「マグネシウム合金」です。
現在のHI-ENDスピーカー界で最もホットな振動板で、市販メーカーでも
高級スピーカーを中心に利用が広がっているのでご存知の方も多いと思います。


私がZ600シリーズの第1弾として発表し、今も爆発的な
売れ方をしてくれているZ600-SAF80AMGもマグネシム合金を利用
していますが、そのマグネシウム含有量はそれほど多くなく
数%どまりです。


しかし、アルペア7の振動板のマグネシウムの含有量は非常に多く
アルミ70に対し、マグネシウム30ぐらいの割合です。


このマグネシウムの振動板の音は一言でいってしまうと
「金属だけど金属臭さがほとんどない」
ということだと思います。このスピーカーを目隠しされて聞
いたら、金属系のユニットを利用していることはほとんどの人が分からないでしょう。

スピーカーユニット(特にウーファー部分)の振動板に求められる性能は
■剛性が高いこと■内部損失が高いこと■質量が軽いこと
ですが、この3つを同時に満たす夢の物質はなかなか
容易ではなく、これまで多くの振動板が生まれては消え
伝統的な「紙」に勝てませんでした。

もちろん紙は安価ですし、大型ウーファーなどには
今後もスピーカーの振動板として利用され続けることは
間違いないです。しかし以上の3つの性質をバランス
良く持ちあわせているマグネシムは高級ツィーター
や高級フルレンジなどにおいては一つの地位を獲得
したと言っても過言ではないでしょう。


アルペア7は振動板だけでも凄いのですが、それ以外の
パーツにも非常に強いこだわりとポリシーを持って仕様の
決定をされています。

エッジ・ダンパー

ゴム系のエッジですが、極薄で一見するとゴム系のエッジとは
思えない精度で一瞬ウレタン系かと思ってしまいました。


この薄いいエッジとダンバーは音が篭ることなく前にでてくる感じで、
一昔前のFOSTEXの限定ユニットで現在でも非常に評価の
高いFE108Sにも匹敵する音離れの良さを彷彿させるものがあります。

この軽量エッジ、軽量ダンバーが音離れがよく篭もりの少ない
低音につながっていることは良い面ですが、デメリットとしては
対入力はさほど高くありませんのでパワーの入れすぎにはご注意ください。

マグネット

マグネットはアルニコやネオジムなど一般的にオーディオ界で良いと
言われているものを複数試作を作ってブラインドテストをしたところ
効果の差が確認できなかったそうです。そのため一般的なフェライトマグネット
で十分という結論に至ったそうです。

コイル

日本のメーカー製でFOSTEXの限定高級ユニットに
採用されいるゴトウ電子製とのこと。

フレーム

一般的にフレームは剛性を求めて「アルミダイキャスト」や「亜鉛ダイキャスト」
などを用いるのですが、テストを繰り返した結果アルペア系には金属系の音が乗っかってしまって駄目だったそうです。

 一般的にフレームの音はユニットの音全体の少なくて10%多くて20%ぐらいが 音として乗っかってくると言われていますが、コーンの音を120%活かすために 3種類の特殊なプラスチックを混ぜて作った特注品です。

振動板形状


すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、マークオーディオの振動板はコーンの形状が三角錐が潰れた形状をしていますよね。

これはちょっと説明が要りますが、振動板は何故三角錐の形状をしているかと思いますか?答えは剛性を保つためですね。

三角錐のコーンを完全に潰してしまうと平面になります。20年近く前に平面振動板ブームというのがあったのを 覚えている人もいるかと思います。振動板は完全な剛性が保たれていれば平面のほうが理論的には音質上有利なのですが、入力が高くなると剛性が保てずに歪が増えてしまい、得失を 考えると結局平面よりかコーンのほうが良いのではないかということになって現在のウーファー、フルレンジはコーン形状を採用しています。

ちょっと話しが長くなってしまいましたが、アルペア7の潰れた三角錐は剛性を保った上で「平面振動板」に近づけたぎりぎりの所を狙った形状です。

Z600シリーズの特徴


Z600シリーズは非常に評価の高いフルレンジユニット
の実力を200%引き出すために、ユニットごとに何度も
試作を繰り返して商品化された音工房Zのオリジナル
バスレフ型エンクロージャーキットです。


外観的にはシンプルなデザインですが、綺麗に組み立て塗装しても
らえれば高級家具に負けず部屋のインテリアにマッチした
おしゃれなスピーカーに仕上ります。

外観のベニヤにはスピーカーエンクロージャー材として
最高級のフィンランドバーチベニヤを利用しています。
バフルには45度の斜めカットを予め施した上、音工房Z
特性の積層バーチダクトも美しさを引き立てています。


キットの特徴は
●ベニヤからユニット、内部配線までを全てセットにしてご提供
<”ユニットのみ”のご選択も可能です>
●ターミナル穴、ユニット、バスレフポート穴は全てあけてありますのでドリル不要  (ネジ穴はありませんので、錐であけてください)
●バフル斜め45度カットは結構大きなルーターで通常削りますがカットしてあるので不要
●小さな吸音材がカットしてはいっておりますので別途購入不要


▲一点だけご注意▲

半田づけが必要です。


アルペア7のVer3.0からユニット側の端子には、直接ハンダ付けをしな
いで済むような脱着可能なプラグがセットされています。(ファストン端子に
近いイメージです)このプラグに半田付けをすることでユニットに直接
ハンダ付けした時に起こりうるリード線が溶けてしまう等のトラブルを防ぐ
ことができます。

この端子はユニットの中に付属していますので、ユニット⇒内部配線⇒ターミナルの半田付けはお客様自身で行っていただく必要があります。


Z600-Alpair7のエンクロージャー特徴

   

エンクロージャーは2台の試作を行い積層ポートを複数用意、両面テープを使ってポートの厚みを調整しながら 様々なソース、ピンクノイズによるテストを行ってきました。

ポートから出る音の設定は50hzあたりから125hzあたりまでを全て細かく試しては視聴ソースを聞いてきました。

さすがに100〜125hzあたりのポート設定では特殊なソースを除いて低域のドコドコ感が強すぎ。逆に60hz以下では全体的に低域の量感不足という結果になりました。

70〜100hz以下の間に設定が決まったのですが、ここの間ではソースや視聴環境によってどれでもほぼOKになるゾーンなのでありましたが、

今回のAlpair7というユニットは非常に中高域の分解能が高く、特にフルレンジ1発ではなかなか難しいと思われてきたオーケストラソースに関しては他のフルレンジ1発のユニットに比べ非常に大きな差を感じました。

そこで、低域の山と感じやすい80〜125hzあたりの部分より下に共振周波数を持ってくることにいたしました。ドラムスやウッドペースのパンチ力、男性ボーカルの声の太さはあまり重視せず、

いかにクラシックの中高域を聞くのにバランスの良い低域はどのあたりかというところに低域の量感ラインを設定いたしました。

視聴環境(部屋、ソース、好み)による低域不足(80hzより上の低域)はポート設定 ではなく容積を大きくすることで調整可能なので、内部に詰め物をすることで 容易でポートの周波数を上げることができまし、Alpair7からは防磁マグネットのカバーが外せるようになりましたので、カバーを外せばポートの周波数 を下げることもできます。

Z600-Alpair7の音全体の傾向


このエンクロージャーから出てくる音を様々なソースで視聴しましたが、
一言でいって全体的な分解能が非常に高いことに加え、音が軽やかに
前にでてくるという印象があります。前述しましたが、金属臭さは全くと
言っていいほど感じません。

ここまで中高域分解能が高いスピーカーは マルチでもかなり限られたものになるでしょう。 (私自身あまりに音が良いので完成後に聞き惚れてしまいました。)

イギリス人エンジニア設計による高級ユニットに加え、
徹底調整された最高級材エンクロージャーで至福のひとときをお過ごしください。

●Z600-Alpair7を購入して欲しい人は以下のようなお悩みをお持ちの方です●

10センチフルレンジ1発の最高レベルのものを聞きたい人
本物のマグネシウム振動板の音を聞いてみたい人
低域の量感よりか中高域の分解能を求める人
バーチ合板の箱は100万円払わないと手に入らないと思っていた人
ナローレンジでもバランスよく綺麗に鳴るスピーカーをほしいと思っていた人
ネットワークがなく鮮度の高い自作の音を一度も体験したことのない人
Alpair7を購入したが箱の設計で迷っている人

●以下に該当する人はZ600-Alpair7を購入しないでください●


大入力を入れるかた。
JBLの38センチウーファーより低域がでると思っている人
やっぱり「ウーファーは紙に限る」と自信をもって断言できる人
  

 

MarkAudioの「Alpair7」に合うエンクロージャーです。数多くの試作・視聴を繰り返してて生まれた音工房Zの自信作です。

※スピーカーユニットは付属しますが、お持ちの方は -15,000円でキットのみの購入も可能です。

   

全15mm厚のフィンランドバーチベニヤを全面的に採用いたしました。側板の斜め45度は予めカットしてあります。

バーチベニヤを高圧接着後に円形のカットを施してあります。 ダクトからでる低音域に加わった天然のバーチの響きをご堪能ください。

    

バックロードホーンを作り続けてきた工房だからこそ可能な超高精度な合板カットでお客様の作りやすさをバックアップします。

(※ボンドをつける前に仮組みをしていただき、相対誤差が±0.2mmを超える場合は返品してください。新しいものと交換いたします。)


Z600-Alpair7は他に書ききれないほど徹底的な細部へのこだわりを持ったスピーカーです。


バナナプラグ対応の金メッキターミナル採用
内部配線に高品位OFCスピーカーケーブルを標準付属
埼玉県の自社工場で一台づつ手作りで作っており100%ハンドメイドインJAPANです。


さらにZ600-Alpair7をご購入したいただいた方には
以下の特典を全て無料でプレゼントいたします。


大山へ直接メールによる相談することができます。
スピーカーの制作、塗装、音出し、セッティング等で
迷われたことがありましたらメールでご質問ください。
2営業日以内のご返信を心がけています。
(購入時メールサポート”希望する”をチェックしてください)



音工房Zの商品を購入したいただいたお客様だけが受け取る
ことができる”サポートメルマガ”を定期的に受け取ることができます。
サポートルマガでは新商品の割引案内や、通常メルマガには書かない
超レアな木工動画、塗装動画、オーディオ動画を配信予定です。

過去のものは全て閲覧することが可能です。配信は月1程度
で内容は変更になる場合があります
(購入時メールサポート”希望する”をチェックしてください)


        

(サービス希望 の方は申し込みページの”サポートメール希望する”
にチェックを必ずいれてください。)

現在6980円で販売している木工塗装動画セミナー
Z200基礎クリヤー塗装編を、Z600-Alpair7との同時購入に限り+980円でご提供いたします。
Z200シリーズについて詳しくはこちらをごらんください。
<商品発送完了時のメールで動画閲覧先URLとパスをお知らせします>

写真はイメージです。DVDではありませんのでご注意ください。お客様のPC、スマートフォン等で動画をストリーミング試聴していただく商品です。


スピーカーを組む時にあると完全接着が可能なZのオリジナルクランプZ203を
定価4,980円(送料1200円)のところをZ600-Alpair7との同時購入に限り2,480円(送料0円)でご提供!!
(キットとの括りつけての配送になります)


Z600-SA/F80AMG 動画

Z600-Alpair7お客様の声



木村 正道様

「全般に、音が明瞭で、それぞれの音がはっきりと聴こえます。」

バックロードホーンと違い、半日あれば組み立てられると簡単に考えていましたが、鬼目ナットの穴が合わない等の苦戦を強いられたAlpair7でした。 ただし、HPの組み立て手順に従っていけば、誰でも簡単に組み立て可能です。

工程は4日かかりました。
第1日目、前面と上面に木口テープを貼る。
第2日目、組み立て終了
第3日目、鬼目ナットを打って、ユニット取付、の予定が失敗。
第4日目、ナットを外して、ダボ穴を開け、ダボ打ちで穴を塞ぎ、ユニット取付。
通算の時間数は、10時間かかっていないかと思います。

さて、試聴です。

<Jazz Vocal>
Jacintha  Here`s to Ben
Emilie-Claire Barlow  Like A Lover
Nicki Parrott  Fly Me To The Moon

予想通りの音でした。
女性ヴォーカルの声はみんな素直に伸びてきます。
特に音の分解能が抜群に良いので、息継ぎ時の息遣いの音がしっかりと聴こえて、録音している部屋で声の残響がゆっくりと消えていくのも聴き取れるので、 リアリティーがあります。音の定位がいいので、口の位置がしっかりと感じられます。


<Jazz>
Bill Evans  Waltz For Debby
Paul Chambers  Bass On Top

Waltz For Debbyのライブでのお客さんのグラスの音やおしゃべりがはっきりと聴き取れます。 むしろ、はっきりと聴こえすぎて、今までこんなにうるさく感じることがなかったので、 ここでもリアリティーに息をのみます。

ただし、ベースの迫力が不足気味です。 エージングが進めばもう少し出るようになると思いますが、低音は出ているのです。 でも、そこで鳴っているという感じで、部屋を包み込むような低音の迫力がありません。

その代わり、シンバルの音がきれいにです。 ギターやサックスの音も、凄く前に出てきます。 そうなると、音の好みということで意見が分かれるところでしょう。迫力の拘らずに、きれいな音の流れを楽し見たいときにはいいと思います。

<Classic>
天満 敦子   :望郷のバラード/天満・無伴奏ベスト
ベートーヴェン :弦楽四重奏曲 Razumovsky & Op.131(アマデウス弦楽四重奏団)
ベートーヴェン :ピアノ・ソナタ (グレン・グールド)
       : ピアノ協奏曲 第5番 (エフゲニー・キーシン)
ツィゴイネルワイゼン :(諏訪内晶子、Anne-Sophie Mutter)
バーンスタイン :ウェスト・サイド・ストーリー

オーケストラの音は全般に明るめです。
コンチェルトはピアノでもクラリネットでもかなり、ソロ楽器が明瞭に前に出てきます。 ウェスト・サイド・ストーリーの声楽部分もくっきりと前に出てきます。

グールドのピアノ・ソナタもグールドのうなり声というのか唄というか、しっかりと聴こえます。 そして、ピアノの線(弦)の残響がしっかりと伝わってきます。

全般に、音が明瞭で、それぞれの音がはっきりと聴こえます。
全帯域とも音は出ていると思われますが、中音からやや高音部にかけての音域が前に出てくるので、女性ヴォーカルやバイオリン、クラリネット、ピアノなどの楽器が合奏時にも前に出てくるので、 メロディー領域が聴きやすいです。
残響や話し声などの雑音もはっきりと再生され、ライブのリアリティーも感じます。

しばらく、このスピーカーを聴く時間が増えそうです。


山下充広 様

「Z600-Alpair7は弦も管楽器も、一音一音が粒だったように澄んで音場は遠近感に富み、オケのスケール感を余すところなく伝えてくれます。」

                            ※グリルはお客様の自作品です。

3連休の前日という絶好のタイミングで商品が届き、一日で組み立ては終了。翌日に素地調整まで済ませたのですが、湿度の高い日が続いて塗装に思いのほか時間を取られ、初の音出しまで2週間かかりました。

 塗装は、狭い庭の一角にラティスで風除けの囲いを作り、隣近所の目を気にしながらスプレー作業をするという具合で悪戦苦闘しましたが、併せて購入した木工塗装動画セミナー(基礎・クリヤー編)の通りに進めたおかげで、自分でもほれぼれする仕上がり。妻も「無印(良品)の家具みたいね」とちょっぴり見直した様子です。

 さて肝心の音ですが、2年ほど前に寝室用に初めて自作したBS-10(FOSTEX:FE-103E)との比較です。一部ネットで話題の中華デジアンDT-2050Aにつなぎ、大山さんがメルマガで紹介されていた独グラモフォン111周年記念コレクターズ・エディションにも収められている名盤中の名盤、リヒテルのラフマニノフの第2番を試してみました。

 能率はFE-103Eが若干勝っているようで、冒頭の教会の鐘を模したピアノ独奏部は、BS-10もリヒテルの力強いタッチを十分に伝え、なかなかの健闘ぶり。しかし、バイオリンが奏でる第1主題に入った途端、勝敗は決してしまいました。薄く靄がかかったようなBS-10に比べ、Z600-Alpair7は弦も管楽器も、一音一音が粒だったように澄んで音場は遠近感に富み、オケのスケール感を余すところなく伝えてくれます。

 Alpair7の分解能が高いと言ってしまえばそれまでですが、E-103Eだって名機といわれたユニット。おそらく、密度の高いフィンランドバーチを奢ったエンクロージャーが大いに貢献しているのではないかと思う。

 10cmフルレンジ一発、さすがに重低音は辛く、オルガンのべダル音階のような腹の底に響くような低音は期待できないでしょう。ですが、先の「111周年記念」にも収録されているバッハのトッカータとフーガニ短調を聴いてみると、ハッタリこそないが、実に上品で滋味に富んだ響きを醸し出している。就寝前に小音量で楽しむ寝室用には最適だろう。文字通り「お払い箱」になってクローゼットの片隅に追いやられたBS-10がちょっと哀れです。

改善して欲しい点 :  寝室のチェストの上に置くため、コーン紙保護のグリルネットを作り装着しました。9ミリ厚の合板をくり貫いてネットを張り、本体とずれないように細心の注意をはらってグリルホルダーを挿す穴を電動ドリルで開けました。オーディオ的にはマイナスでしょうが、一定のニーズはあるのでは…。オプションでグリルネットも用意していただければと思います。


有信 博之 様

「まだ鳴り始めですが、期待していたB&Wの素直さに近い音を奏でてくれています」

ようやく組立、塗装が終わり、試運転を開始しました。
まだ鳴り始めですが、期待していたB&Wの素直さに近い音を奏でてくれています。 B&Wよりすこしメリハリがあるようにも感じられますが、この大きさのキャビネットでのバランスに満足しています。当分は、このスピーカーがメインになるでしょう。半年ほどしたら、もっと潤いがでてくると期待もしています。
そんな感想を言っていますと、大きいスピーカーは不燃ごみにいつ出すのですか?と、鋭いお言葉が掛かりました。確かに、置く場所はもうありません。

小杉哲史様


「これまで、大山様から数台のスピーカーキット
を購入してきましたが、これまでで一番感動した
キットです。」

これまで何台か購入してきましたが、相変わらずキットの精度は完全です。梱包もよく考えて良くこれだけ、ずれや隙間の無いようにできるものだといつも感心しています。
 製作については、だいぶ経験を積んできたことと、これまでで一番小さいこともあり、ビスを使わず手持ちのクランプとハタガネで全て組み上げました。
組み立て後、我慢できずに早速スピーカーユニットを仮付けして試聴しましたが、本当にびっくりしました。
 こんな小さな箱から鮮明で、量感のある音が出てくるとは思ってもいませんでした。一週間ほど、ジャズ、カントリー、ヴォーカル、クラシックの室内楽、ピアノ曲、交響曲等を聞きまくりました。
 全てのジャンルで迫力のある音が聞かれます。意外にも、クラシックが素晴らしく、これまで、もこもこした音で聴いていたのがすっきりとした音で、しかも低音も必要にして十分に響いてきます。このスピーカー一台でオールマイティーに使える感じです。
 その後安心して、ユニットを外し、塗装を行いましたが、早く聴きたいがため、手抜きをしてオイル塗装で行いましたが、バーチベニヤの木目がきれいに出て落ち着いた風合いになりました。
 ユニットを本付けして一週間ほど聴いていますが、その後の感想は石のアンプではやはり、ユニットのメタルコーンの特徴か、やや中、高音に歯切れはよいのですがきんきんとした感じが出ます。いろいろ試した中で、真空管アンプが一番相性が良く、現在はその組み合わせで聴いています。
日頃は、あまり音量を大きくしないのですが、このスピーカーは自然と音を大きくして聴きたくなり、家人の顰蹙を買いながらも、ついヴォリュームを上げてしまいます。
 これまで、大山様から数台のスピーカーキットを購入してきましたが、これまでで一番感動したキットです。失礼ながら、一段と腕を上げてきたなと感じます。


KS様

「特に小音量でのリニアリティは群を抜いていると感じます。」

1.組立て
  クランプ4本でボンドを乾かしながら、4日間かけてゆっくり 組立てました。
今回組み立ての手順を少し変えてみました。  側板2枚を貼りつける前に、内部をクリヤーラッカーで軽めに 塗装し、側板の内側部分(ボンドを塗る部分は養生テープを貼って) にも同じ塗装を行いました。

 その後、自分で別途購入しておいたSP端子(+/ー独立)に 配線材を半田付けして箱に取付けました。 そして、吸音材をボンドで貼りつけた後、側板を取付けました。   ボンドが乾いてからペーパー掛け後、クリヤーを3回塗って
仕上げました。 キット部材の精度が高く、今まで自作した箱の中では最高の
出来映えとなりました。

  ユニットを取付ける際、付属の木ねじは、テーパーが少なくてねじ込みにくく、かつ6角レンチ穴も浅めなので、力を入れてねじ込もうとすると、はずれてユニットを傷つけてしまいそうになりました。 大山様よりメルマガで、ネジ穴は事前に大きめに開けておくようにとの注意がありましたが、大きめに開けるとバカになるのも 早まるため、今回は市販の「ステン丸木ねじ3.5φ×20mm」を使いました。

  これは結果として正解だったと思います。これで十分に締め付けられるうえに、このネジ穴がバカになったら次は3.5φ×25mmや 4.0φ×20mmなどを使うことができます。


2.音出し

 完成後、一日おいてから音出しをしました。初めからかなり良い音で、響き(余韻)、があり、ユニットの 解像度の高さが感じられ、大変期待が持てました。
 数日間ならした後は、音の出方に余裕がでて、自然な響きと、 ボーカルの美しさに心惹かれています。特に小音量でのリニアリティは群を抜いていると感じます。


3.要望

 これと組み合わせる、サブウーハーを販売して欲しいと思います。長岡先生のモアイ(SS-66)と同じように、このZ600-ALPAIR7の下に置けるものを希望します。そうするとサイズによっては SPスタンドも不要になるかも知れません。

辻田様

「市販品なら間違いなく10万円オーバーの音質でしょう」

大山さんのスピーカーはZ600-SA/F80AMGに続き2台目になります。
前回の反省を踏まえ、今回は組立、塗装ともに完璧な精度を目指しましたが、最後のユニットの取り付け時にコーンを少し凹ましてしまう痛恨のミス。
幸い音への影響は感じないのですが、精神的にかなり凹みました。ここは本当に要注意です。

さて音質ですが、これはもう本当に素晴らしいです。
中高域の解像度がSA/F80AMGとは比較にならないほど上で、特に中域の美しさは絶品ですね。販売ページの文面やF特から低音が出ないのでは?と正直心配していたのですが、これも杞憂に終わりました。期待以上の十分な量感が確保されています。
ロック系で迫力が欲しい時のみFrieveAudioでドンシャリ気味にイコライジングして聴いていますが、ほぼオールジャンルなんでもいける感じです。

当方のメインSPであるFostexG1300との比較では、高域の解像度こそ純マグネシウムツィーターのG1300に及ばないものの、中域の質感は互角以上と感じます。 また、低音の量感については完全に上で、聴いていて楽しいのはZ600-Alpair7のほうですね。価格には10倍近い開きがあるんですが…

ローからハイまで全体のバランスが良く、音のクオリティも非常に高く、アルペア7のおかげでデザインもインパクトがあって良い。 これで3万円台は価格破壊です。市販品なら間違いなく10万円オーバーの音質でしょう。 リーズナブルに良い音を聴きたい方はもちろん、かなり耳の肥えた方でも満足できる逸品だと思います。 これから綺麗に塗装して大切に使っていきたいと思います。

このたびは素晴らしいスピーカーをありがとうございました。
これからもお体には気をつけながら、素晴らしいスピーカーをどんどん生み出し続けてください。


改善して欲しい点 : ユニットとターミナルを中央に取り付けるのが地味に難しいので、これを簡単にしてくれるような印刷物のようなものが付属していると嬉しかったです。(サイト上のPDFでもいいです)
あと、このアンケートを送信する時に、添付した画像のサイズが大きすぎるとせっかく記入した感想文が全部消えてしまうのを何とかして欲しいです。
(前回も今回も書き直す羽目になりました…)


福田様

「こんなきれいな音を聞いたのも記憶にありません」

 Z600-Alpair7については文句がありません。
こんなきれいな音を聞いたのも記憶にありません。
一つ一つの音がしっかり自己主張しているのに全体が一つになっている。
大山様はクラシックを引き合いに出されておりましたが、JAZZばかり聞いている私にとっても申し分のないスピーカーです。 きちんとしたレビューとしてお送りしたいのですが、皆さんのような耳も文才もなく失礼させていただいております。 ついでに付け加えたような感想で申し訳ありません。

守 様

「個人的にはFX-01に近く、より低音が出て全体バランスも取れているので、これをメインSPとすることにしました。」

初めてキット品を購入し、主に休日作業で約1か月かかりましたが、ようやく完成しました。 30cmクラスの組立ては初めてでしたが、動画を見てから始めたので、不明な点もなく作業できたのですが、1本めが偶然にもキチンと直角がとれていたのに安心して、2本めの直角チェックを忘れてしまい、気づいてチェックしたら微妙にズレており、ボンドが硬化していたため修正ができませんでした。 どうやら、ハタガネでの締付けが少し早かったせいで、締付け時に天板に僅かな段差が生じたようです。

サンディングで修正したところ、今度は削りすぎて地が露出してしまい、慌てて中止しましたが、僅かな段差は残ったままとなりました。

塗装は、初心者向けのクリア塗装にしようと、サンディングシーラーを2度塗りまでしたのですが、天板の地の露出部分の色違いがどうしても気になってしまい、ここで無謀にも着色塗装に急遽変更することにしました。

使用したのは黒のラッカースプレーですが、スプレー塗装も初めてことで結構難しく、どうしても垂れができてしまいます。結局、塗装は垂れ防止のため、垂直塗りから水平塗りに変え、塗装・サンディングを5回繰り返し、最後はコンバウンド(細目〜極細)を3回磨きで何とか完成までこぎつけました。出来は正直60点ですが、初めてなので「これも勉強」と割り切り、次に活かしたいと思います。

音出しは家を空けた日に10時間ほど鳴らした後、本格的に試聴を開始しました。環境ですが、デスク両脇に御影石ボードを置いて設置、アンプ:TRIODE TRV-4SE + TRV-34SE、CDP:マランツSA8260です。スピーカーに取り付けたネットは、ネットオークションで入手した手製の品です。
これまでのメインSPは、audio pro BRAVO FX-01で、華やかな高音に特色のあるSPです。密閉型のせいか低音はそう出るほうではなく、曲によっては少し不満がありました。

そこでZ600-Alpairですが、まずはオーケストラでダイナミックレンジの広そうな
ホルスト 惑星(レヴァイン/CSO)
ストラヴィンスキー 春の祭典/ペトルーシュカ(C.デイヴィス/コンセルトヘボウ)
サン=サーンス オルガン付き(デュトワ/MSO)
を選曲、FX-01との比較になりますが、低音が意外なほどよく出るのにまず驚きました。高・中・低音のバランスも良く、音場の拡がりも感じられます。 ペトルーシュカの木管の絡みの部分で一瞬だけ鳴る楽器の音も明確に聴こえます。

独奏曲でも
バッハ 無伴奏チェロ組曲(ヴァシリエヴァ,vc)
ショパン 練習曲集(ポリ−ニ,p)
を聴いてみましたが、スピーカーの後ろ辺りに定位がピシっと決まっています。
特にチェロの箱鳴りというか、低音の響きはFX-01では感知できないものでした。

最後にクラシック以外はどうかと、手元にあったアルバムから適当にピックアップし、
スティング Englishman in New York (Symphonicitiesより、オケバージョン)
サラ・ブライトマン Time To Say Goodbye
尾崎亜美 VOICE
ヴァンゲリス 炎のランナ−
と、毛色の違うものをチョイスして聴きましたが、ヴォーカルのサ行も聴きやすく、リズムを刻むベース音も焦点がキッチリ決まっています。「炎のランナー」では、今までのFX-01では聴こえなかった音もはっきりと聴き取れ、これほど多彩な音を重ね合わせていたことを初めて知りました。

と、ここまでで4時間聴きっ放しですが、聴き疲れすることもありません。音色的にはどちらかというと明るめで、モニターSP的な音色が好きな方には少し脚色した音色に感じられるかもしれませんが、個人的にはFX-01に近く、より低音が出て全体バランスも取れているので、これをメインSPとすることにしました。

どのジャンルでも満足できる音質をもたらせてくれるスピーカーだと感じましたが、音工房Zさんのこのエンクロージャがあってこそなのでしょう。 これからも魅力的なキットを定期的に出して欲しいと期待しております。

改善して欲しい点 : 特にありません。要望としては、Z202の上級塗装編の動画を早く出して欲しいと思います。

松崎様


「自分が製作したもので音を聴くことにえも言われぬ満足感、そしてモノづくりの楽しさを教えていただきました。」

 Z600-SA/F80AMGに続いて購入させていただきました。 丁寧な解説もあり、キット精度の高さもあり、不器用な私もあまり苦労することなく製作することができました。  

 音楽を聴くだけで、自分がスピーカーつくることなど想像もしていませんでした。ふと目に止まった音工房Z様のホームページのレビューを読んで自分にもできるのでは?!がきっかけで購入し製作しました。 自分が製作したもので音を聴くことにえも言われぬ満足感、そしてモノづくりの楽しさを教えていただきました。ありがとうございます。  

 今、難易度も高いZ700-FE108EΣ製作に挑戦中です。  音について云々できる力はありません。皆様が書いておられるとおり、Z600-ALPAIR7も、Z600-SA/F80AMGもそれぞれすばらしく、出てくる音に心も揺さぶられ満足しています。  大山様に感謝する次第です。  末筆ながら、音工房Z様の益々のご発展を祈念しております。

中澤茂雄様


「自作の道にはまりそうです。」

 
以前より、休日や夜間にまったり、うたた寝をしながら聞く小型で効率の良いスピーカーを探しておりました。 大山様のHPをみて皆さんの声を読み私も挑戦させていただきました。 SPの製作は初めてでしたので、製作、木工塗装セミナーを何度もみて開始いたしました。精度はすばらしく 思ったよりすんなり形になりました。 

 初めは待ちきれず塗装前にSPをセットし聞いてみました。やや金属的な感じがしましたが透明感のあるお気に入りの音でした。部屋の壁が白色でしたので同色にしてみました。塗装、乾燥に2週間ほどかかってしまいました。 普段は大型のSPで聞いておりますが、それもまたお気に入りなのですが、長時間鳴らすとやはり疲れます。 その後約1週間で、金属感もだいぶ落ち着き肩の凝らない気持ちの落ち着く鳴り方をしてくれ、自然体でいられるSPです。 聞きたい条件が上記なので、ボリュウームを絞って聞いているのであまり低音が強くなくて、中高音が中心なので、私には理想的です。 大変よいSPを安価に提供していただきましてありがとうございました。自作の道にはまりそうです。 

 改善して欲しい点 : 精度、音質等十二分に満足しておりますが、デザインが大山様独特の物ができるとなおよろしいかと思います。デザインに凝ると製作が大変になりますが、デザイン性(オリジナリティ-)があって製作が簡単なものの開発を期待しております。大山・がんばれ!!


長久保政俊様

「解像度が高いのに音が耳に刺さることが全くないのは不思議な気がします。 」

 音工房Zのスピーカーキットは今回で4本目(FE83EN&FE103ENS&DCU-F122W)となりますが、毎回新鮮な驚きがあります。 今回のZ600-alpair7では、ユニットによる中高音の超高解像度とフィンランドバーチエンクロージャーによる美しい響きの絶妙なバランスに連日酔いしれております。

  ユニットの中高音解像度が高く量感も多い為、初めて聞くと相対的に低音の量感不足を感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には低音と中高音とのバランスはちょうど良い具合にチューニングされていると思います。 音楽に癒されたい気分の時はZ600-ALPAIR7は最高で、仕事で疲れて帰宅した時や就寝前にZ600-ALPAIR7の解像度の高い透明感のある音は私に至極の一時を与えてくれます。 解像度が高いのに音が耳に刺さることが全くないのは不思議な気がします。 実は私はalpair7より一回り小さいALPAIR5を用いたフルレンジスピーカー(無垢材バスレフタイプの完成品)を所有しているのですが、今回バージョン3となったALPAIR7は数年前に販売されていたALPAIR5よりも解像度は更に上がっているように思いますし、 ユニットと箱が一回り大きい分、全体的に非常に余裕のある音を奏でてくれます。 ALPAIR5の時に当初感じた金管楽器や女性ボーカルの「さ行」が耳につく事もなく、大山さん設計のバーチ製エンクロージャーがユニットの性能を余すところなく引き出しているようです。

  私のようにJAZZやPOPSのみでも十分楽しめますが、楽器数の多いクラシックではZ600-ALPAIR7の実力が更に遺憾なく発揮されるのではないでしょうか。

 今回製作にあたっては爪付きナットを用いたのですが、ユニット取り付け用穴のエッジから取り付け用ネジ中心までの距離が6.5_しかなく、そこへ爪付きナット用の直径5.5_の穴を開けなけれならないのでかなりの精度が必要でした。 しかもユニットのネジ穴に余裕が全く無いので少しでもずれるとボルトを締め付けられなかったり、穴開け時にバッフルエッジが崩壊したりする危険性があります。 爪付きナットや鬼目ナットを取り付けるには正確な位置決めとバッフルに対して垂直に穴を開ける加工技術が必要になるのですが、 今回加工がうまくいったのは、大山さんお勧めの電機ドリルガイドを使用した為です。 このガイドに電機ドリルを取り付けると、バッフルに対して垂直に穴を開けることができるので失敗がありません。 とはいっても穴の位置決め精度は完璧にやらないと失敗しますので、腕に自信のない方は大山さんのおっしゃる通り木ねじを用いたほうが無難だと思います。 私は少し難しい事にチャレンジして自分のスキルを上げたかったのでやってみたのですが、こうした事を経験できるのもキット品を購入する大きなメリットのひとつですし、 こような制作上のアドバイスを惜しみなく教えていただける事も私が音工房Zのキット品をリピート購入している理由のひとつです。

 時代がCDや圧縮音源からロスレス&ハイレゾ音源へとシフトするなかで、Z600−ALPAIR7は高音質音源にも十分対応できる能力を持ちながらも3万円台という価格を実現したコストパフォーマンスの非常に高い装置の先駆けとなったといえるでしょう。 音工房Zさんには今後もこうしたキット品の販売を是非継続していただきたいと思います。 大山さん、今回も素晴らしキットスピーカーをどうもありがとうございました。

金村昭光様


「最初からきれいな音が出ていたのであまり聞か
なかったクラッシックを聞いたら気持ち良くなり
ました。」

 Z工房から送られてきた梱包を開けるとプチプチシートにくるまれた板材が整然と隙間無くびっしりと収められているのに感心しました。

   製作は仮組みのときは板のカットの精度の良さでぴたっと吸い付くように組み立てれましたが、接着剤を使用した本組みではなかなか直角に収まらずに苦労をしました。動画セミナーを何回も繰り返してみたけど実際に作るのは難しいですね。  それでも製作にかかった時間は3日で出来ましたが、塗装を水性ウレタンニスの艶有り塗装を施しましたので3週間ぐらいの時間がかかっつて仕舞いました。出来上がりは満足しています。これも動画セミナーのおかげです。コンパウンドは自動車用のソフト99リキッドコンパウンドというものを使用しましたら樂に磨き上げることが出来ました。

  音については最初からきれいな音が出ていたのであまり聞かなかったクラッシックを聞いたら気持ち良くなりました。それでamazonn.comのドイツグラモフォンのboxセットをポチッとしてしまいました。とても安く買えてグッドでした。これも大山さんのおかげです。ありがとうございました。


嶋澤様

「一つ一つの楽器の音が分離して聞こえてきます。」

大山様 単身赴任のせいで半田付けに手間取ってしまい、なかなか音出しができず報告が遅れてしまいました。

 板材のカットの精度は前回同様文句の付けようがなく、今回も楽に組立てができました。フィンランドバーチ合板は緻密で固く重いため、スピーカーボックスの材料として理想に近い物ではないでしょうか。Alpair7は色だけを見ると銅製コーンのようで、重苦しい音が出るような印象を持ちましたが、そうではないようですね。

 最初の音は薄っぺらで安っぽく感じましたが、エイジングが進むと激変しました。現在50時間程度経過しましたが、中高域は粒立ちの良い解像力豊かな感じがします。一つ一つの楽器の音が分離して聞こえてきます。低域はSAF80AMGに負けず劣らず迫力があります。これもこのサイズを考えると感動ものです。そしてSAF80AMGに比べてスケール感のある雄大な鳴りっぷりですね。勿論SAF80AMGがダメだということではなく、あくまで比較論ということです。

 今回も大手メーカー品を遥かに凌ぐコストパフォーマンスでした。これは全て大山先生の溢れる情熱が生み出したものと考えます。これからも頑張って下さい。 改善して欲しい点 : スピーカーマウントネジがアーレンですが、心得のある人ばかりではないので、滑らせてしまう確立が高いと思います。これはフィリップスタイプが宜しいと思います。


N様

5年くらい前にハセコウのバックロードを組立てましたが、本格的な初めてのスピーカー制作でした。とはいえ、どちらもすべてパーツがそろっており、とても簡単にできました。


  オーディオから暫らく遠ざかっており、日常のつまらない生活を打破するため、簡単なデジタルアンプ(キット)を作ったのをきっかけに再び熱が入りました。次に真空管アンプ(キット)を作成し、その次にこのスピーカーに行き着きました。大山さまのHP等により、作成は簡単にできましたが、着色でかなりの時間をとりました。一度、完成しましたが、塗装が納得できず、塗り直しを3回行ったためです。結局、妥協しましたが。。。


 一度目の完成で、吸音材を入れ忘れていましたが、自分にとってはそれぞれいい音でした。個人的に透き通っているイメージの音と感じております。
 自分としては、いずれバックロードにチャレンジしてみたいと思っていますが、家の都合上、この大きさがちょうどよく、また、同じくらいの大きさで、このようなすべて揃っているものなら、また購入してみたいです。
大山さまには、カスタムメイドならではのオリジナルの良い製品をこれからも期待いたします。

田中善之様

2回目のスピーカー制作でした。
1回目はstereoの付録のスピーカーだったので今回が初めてのようなものです。
ゆっくり1週間くらいかけてしようと思っていましたが、いざ作り始めると早く音が聞きたくて2日程で作ってしまいました。塗装はクリア塗装をしました。
音は出し始めはややシャリシャリした音かなと思いましたが、すぐに変化して聴きやすい音になり、いまエージング中ですが大変満足しています。


クラシック音楽を聴いています。写真のラックに並べたお気に入りのCT(特に音がよいと思っているお気に入りのものです)をとっかえひっかえ聴いています。
やはり自作すると愛着がわいて音楽を聴く喜びもひとしおです。 2wayのシステムも発売が発売されればぜひ購入してみたいと思います。

Z600-Alpair7仕様

ユニット   Alpair7 Ver3 GOLD
周波数特性    63hz〜30khz
最大入力     20w
インピーダンス   6Ω
寸法      幅190mm×高さ300mm×奥行き230mm
エンクロージャー形式   バスレフレクス型
ターミナル    埋め込みタイプ(バナナプラグ対応)
内部配線    OFCケーブル
エンクロージャー材  
フィンランドーバーチベニヤ15mm


不明なことがございましたらこちらより大山に直接ご質問ください。


Z600-Alpair7 Q&A

商品に付属されるものは何ですか?


 下の写真にありますとおりスピーカーを音出しするまでに必要なもの
全て入っております。フィンランドバーチベニヤ、 スピーカーユニットAlpair7 Ver3 GOLD 、ターミナル、内部配線OFCケーブル、 フェルトです。捨板はバーチベニヤのみになります(以前セットしていたハタガネ用のラワンはクランプの同時販売と同時に廃止いたしました)。全てペア分です。

ユニットなしでの販売は可能でしょうか?


ユニットなしでも可能です。その場合15000円引かせていただきますので、
ご注文の際ショッピングカートの連絡欄に”ユニット不要”とお書きください。


送料はいくらかかりますか?


全国一律1500円になります。

返品は可能ですか?
輸送中の事故、精度不良などは当方で対応させていただきます。
  以下のものは返品・交換・返金の対象になりません。


    ★板のそり、木口の色合いの違い、突き板の継ぎ目などがあること
   ★主観的な音に関わること   
   ★バーチベニヤには補修のパッチがある場合があります(写真1)。
    機器をセットしたらほとんど見えなくなる場所にくるようにカットしてあり     ます。バーチベニヤの木口には節に当たる部分が焦
     げていたり、一部抜けていることがあります。(写真2)また木目
     方向に毛羽立ってしまう感じになる場合があります。(写真3)          


■Z600-Alpair7

 

  
   ペア特価
  42,800円
       

●Z600-Alpair7は写真のエンクロージャー、ユニット、吸音材ペアの価格となっております。
●代金引換の配送には630円の手数料がかかります。
●送料は別途全国一律1500円かかります。(沖縄のみ別途見積もり)
●専用のSPスタンドはご一緒のお申込みでスタンドの送料が無料になります。


在庫放出につき2015年1月末頃に配送手続きをとらせていただきます。

在庫:


数量: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ペア


木工塗装セミナー Z200不要 木工塗装セミナー Z200ダウンドード必要(+980円)
↑↑特典3が必要の場合は変更してからお申込みください


Z203 自作式クランプ 不要 Z203 自作式クランプ 必要(+2,480円)
↑↑特典4が必要な場合は変更してからお申込みください


Z102 SPスタンド不要 Z102 SPスタンド必要(送料無料)(+19,800円)
↑↑専用スタンドZ102同時申し込みでスタンドの送料無料

個人情報記入欄は256bitSSLで暗号化通信
を 行っておりますのでご安心してご利用くださいませ。


■Z600-Alpair7 組み立て・塗装済み完成品

10ペア限定
特価 79,800円

キット商品を弊社で組み立て、
クリヤー塗装を施した仕様になります。


●代金引換の配送には630円の手数料がかかります。
●送料は無料です。(沖縄のみ別途見積もり)

http://z-sound.biz/z600/alpair7.html

25. 中川隆[-11140] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:11:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1677] 報告
MOOK付属のMARK AUDIOのフルレンジユニットの音を聴いてきました。:螺旋館Blog 2018-07-12
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2018-07-12


音楽之友社のMOOKの付録のMark Audioのスピーカーユニットの音を聴いてきました。以前はステレオ誌の付録だったのですが、独立したMOOKに変わったのですね?最初のFOSTEXのユニットのキットのころから購入していたのですが、いい加減飽きて、去年のパイオニアとFOSTEXのものは購入していませんでした。

私はMark Audio主催のMark氏のスピーカー設計の師匠と言われる、E.J.Jordan や Bandor のユニットを多数愛用しています。弟子のMark氏のスピーカーの音質は、全てのモデルを聴いたわけではないですが、秋葉原の小泉無線の店頭で聴く限りでは、反応が鈍く、あまり関心したことはなく、自分で所有したことはありませんでした。また、上手に鳴ったときのJordanやBandorの様な蠱惑的な音は出ていないと思います。

発売前ですが、今年のMOOKのMark Audioのフルレンジスピーカーの試作機を試聴する機会がありました。上記の様な理由で、それほど期待していなかったのですが、前言撤回。これは、なかなか良いです。小口径フルレンジならではの気持ちよく歯切れのよい音質で、箱やアンプとの組み合わせにもよるでしょうが、口径の印象以上に低域がしっかり出ていました。部屋のサイズにもよるでしょうが、音量も不足感無いくらいの音量が出ていました。箱によりますが、低音も割と出ています。「小さなスピーカーが頑張って、ちょっと驚くくらいの音が出ている。」くらいの評価は与えられます。

Stereo誌の過去のスピーカーユニット付録では、個人的には最高の音質と思いました。このスピーカーがペア6000円以下で入手できるのは、かなりのお買い得だと思います。ただし、私は、メタルコーンフルレンジの高域のキャラクターはあまり気にならない方ですから、あくまでレビュアーの好みにあったと思ってください。

複数使って耐入力をアップしたり、サラウンド用の使用も面白いでしょう
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2018-07-12

26. 中川隆[-11139] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:43:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1678] 報告


2018年02月04日
こちらのMARK AUDIOというフルレンジユニットでスピーカーを展開するメーカーは開発者のMARKさん自ら来日。
https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:c2NSc93h9osJ:https://community.phileweb.com/mypage/entry/1966/20180204/+&cd=4&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_ja

オーディオ評論家の和田先生。

開始前に先生と音楽談義。自分も元ドラマーだったのでオーディオより音楽演奏話しの方が楽です。
前日はベーシストとして参加されていた「はちみつぱい」と頭脳警察と合同で渋谷でライブ演奏をされたとか。

マークさんは、E.J.JORDAN社、バンドール社で小口径フルレンジ開発をしてきたベテランだそうです。
バンドールの13センチ?フルレンジユニットの裏にはマークさんの名前もあると。

うちにもヒノオーディオから購入したE.J.JORDAN社のJX92Sフルレンジユニットを使った自作スピーカーがあります。

ジョーダンワッツ社共同開発者ジョーダンさんがあのフラゴンらに搭載のアルミコーンフルレンジの進化型として購入したのですが・・・

ただ、どうも上記の最新金属振動版フルレンジからは、過去の品質のようです(と輸入代理店の代表からはっきり断言されました(>_<))。

それは同じアルミベースでも、表面加工技術、例えば非常に強い電圧(700v)をかけたアルカリ電解槽の溶液中で、長時間かけてアルミマグネシュームのコーン表面に酸化結晶化させるプロセスetc


こちらの開発経緯は http://www.fidelitatem-sound.com/a_detail%20Alpair10%20MAOP.html

ダンパーレスで前後の動きをさらにフレキシブルに、バッフルより出っ張っているコーンの形状見直しら

こちらのの製品もフルレンジシステムとすれば最右翼になりそうです。

当初後ろの席で聞いていましたが、和田先生に促されるまま、最前列で聴いた方が使い方に合っているようでした。

こういうイベントは大人の事情で、輸入代理店にアンプらがなければ別の出展から借りるのが常になっているようです。

そこでケーブルは合同ブースのゾノトーンで統一。

当初はTOKYO AUDIO BASEに出展の47研のCDプレーヤー、ROTELのアンプで鳴らされていました。

Markさんはこのアンプが気に入らないようです。
途中から輸入代理店代表作の自作真空管300Bシングルアンプにチェンジ。


この方が和田先生チョイスのシャンソンのライブらボーカルに艶が出ました。
こういうイベントの限界は好きな機器の組み合わせがかなわないことでしょうか(^_^;)。
https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:c2NSc93h9osJ:https://community.phileweb.com/mypage/entry/1966/20180204/+&cd=4&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_ja

27. 中川隆[-11138] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:45:15 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1679] 報告

MARKAUDIO SOTA
http://www.markaudio-sota.jp/

Mark Audio - コイズミ無線NET
https://dp00000116.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=479279


28. 中川隆[-11137] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:52:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1680] 報告
フィンランドバーチとロシアンバーチ JORDAN JX92 自作箱 製作編:螺旋館Blog 2009-05-04
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2009-05-04

何時もお世話になっている、米屋材木店さんから、新しくロシアンバーチ合板という素材が入荷したという情報を頂いたので、早速テストしてみました。


カット済みのロシアンバーチ合板


こんなに綺麗に梱包されてきました。これなら、輸送中に板同士がぶつかり合って、傷む心配はありません。

フィンランドバーチ合板との最大の違いは、勿論、原産国ですが(笑 木目方向が短尺方向に伸びているフィンランドバーチと異なり、ロシアンバーチ合板は、国内で普通に流通しているラワン合板などと同じように、木目が長尺方向に伸びています。背の高い棚や、スピーカー工作だと、サブロク合板で板取された既存の設計を流用する時に便利だと思います。また、フィンランドバーチ合板の表面には制作上に出来ると思われる微細な傷があるのですが、ロシアンバーチ合板にはそれがありません。手で触ったときの感覚が微妙にしっとりしているようです。そのせいか、カットした面の毛羽立ちが少ないように思います。

今回は、できるだけ正確な比較実験ををしたかったので、ロシアンバーチとフィンランドバーチで同一寸法のボックスを2組作って、同じスピーカーユニットを使用してスピーカーを2組作る事にしました。たまたま(?)、E.J.JordanのJX92を2組所有しているので、これを使う事にします。最近のMADE IN CHINAのEsoteric Audio Design扱いのJX92Sではなく、Jordan氏自らがハンドリングしていた英国製の時代のものです。流石に2Wayスピーカーを2個作るのは大変ですが、これくらいの高級フルレンジスピーカーを使えば、それなりの説得力を持つ実験になるでしょう。素人が出来る実験では、最大級に贅沢なものではないかと思います。

※2010年12月追記
EADに問い合わせたところ、JX92Sは以前はScanspeaksで製造していましたが、CHINAの工場に移った時に、最終的な組立はインドの工場に切り替えたそうです。メタルコーン部分については、一環してイギリスで製造しているそうです。

標準箱として公開されている何種類かの設計の中から、サイズも手ごろな8リットルタイプの密閉箱を使うことにしました。フロントバッフルをネジ止めして交換できる設計にして、後日、別のスピーカーに変更できるような工夫も組み込んでおきました。

小型の箱ですから、写真のように、平らな台(接着剤でくっつかないもの)の上で、スイコで直角をとりながら、圧着固定してくみ上げました。接着剤は何時ものタイトボンドです。速乾性で接着力も強力。硬化したあとは、ヤスリで削れるので、塗装時に邪魔になりません。


スピーカー組み立て中


接着時の圧着には、ラチェットバークランプを利用しました。ハタガネより作業性が良いです。圧着力はそれほど強くないですが、このくらい大きさの箱ならば充分でしょう。


ハタガネでスピーカー工作

この時点では、バッフルは写真用に置いているだけです。


私は、基本的に底面は1枚の板で構成するように板取りしています。これでがたつきを排除できます。接着剤が完全に乾いたところで、オービタルサンダーで、微妙な段差を取り、最終的に240番くらいで表面を綺麗にしました。フィンランドバーチ、ロシアンバーチともに表面がかなり綺麗なので、今回もツキ板などを使わず、そのままオイルフィニッシュで仕上げます。塗料は、今回もオスモオイルのクリアです。まだ使い切ってないので^^;


DSC04608.JPG

吸音材は、羊毛を使用したサーモウールを使いました。建材として、もっとも高価な部類の断熱材ですが、スピーカーの吸音材として使用したときの音質も非常に優れています。

現在、TV用スピーカーとしてAVアンプに接続してエージング中。ロシアンバーチとフィンランドバーチのキャビネットの材質の違いによる音質差のレポートはこちらをご覧ください。

現在、 米屋材木店さんではオーディオ関係の木材カットは受け付けていないそうです。

TAラチェットバークランプ200mm 14446

TAラチェットバークランプ200mm 14446
出版社/メーカー: ミツトモ製作所
メディア:


タイトボンド・Franklin Titebond

タイトボンド・Franklin Titebond
ショップ: 底値楽器屋
価格: 1,575 円


オスモカラー エキストラクリアー 0.75リットル

オスモカラー エキストラクリアー 0.75リットル
ショップ: 塗料専門店オンラインshop大橋塗料
価格: 5,150 円

コメント 2


miya
面白そうな実験ですね。
箱の材質でどれほど音質が変わるか興味津々です!
by miya (2009-05-05 03:33)

YAS
ラワンとバーチ合板の比較なら、全然違うのは明らかなのですが、同じバーチ材系での違いですから、私のDIYやJORDANのユニットの偏差以下かもしれません。大差ない、なら大差ないで、情報としては価値のあるものだと思います。バッフル取り付け前の箱を手で軽くたたいたときの音は大差ないようでした。

現在、TV用にAVアンプにエージングをしていますから、もうしばらく経って落ち着いたら、JORDANと相性の良いQUADのアンプと組合わせてレポートしようと思います。

普段のTV用のスピーカーはPMCのTB1ですが、TVで音声帯域だけ聞いている分には、メタルコーンの共振が多少あっても、フルレンジ一発の良さというのは、やっぱり捨てがたいものと再確認してます。
by YAS (2009-05-05 04:18)
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2009-05-04

29. 中川隆[-11136] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:54:24 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1681] 報告

E.J.Jordan JX53 Jordan Linear Array:螺旋館Blog 2008-12-31
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2008-12-31

E.J.Jordanの50mmフルレンジスピーカー JX53を片チャンネル4個使用して、トーンゾイレタイプのスピーカー、Jordan Linear Array を製作しました。

Jordan推奨図面ではフロントバッフルは30度傾いているのですが、簡単のため、完全な直方体デザインに変更しています。高価なJX53を4個使う以外はシンプルな最小バッフルサイズの小型密閉箱です。写真では判りにくいですが、高さ300mm強の小型箱です。

JX53 JORDAN LINEAR ARRAY

JORDAN LINEAR ARRAY front

箱の素材は、12mm厚のフィンランドバーチ合板を使用しました。材料のカットはいつもの通り米屋材木店さんにお願いしました。現在、すべての厚みのフィンランドバーチ合板を在庫しているそうです。いつものように正確なカットで組みたてやすかったです。

今回、小型で簡単に組みあがったので製作中の写真はこれだけです。バッフルと側板を固定しているところ。角材と長ネジで工夫した自作の工具で圧着しています。

この箱の容積は6リットル程度です。これは、単純にJX53の標準箱の4倍の容積になります。このくらいの大きさだと、12mm厚のバーチ合板で充分な強度が得られます。あとで、内部にイコライジング用の素子を組み込む予定もあり、小型の箱ですが裏板をネジで固定する構造にしました。

仕上げはこれからです。手元にオスモカラーのストックがあるので、それを利用するつもり。

JORDANのメタルコーン(英国製造時代のもの!)の、生々しく解像度の高い音が出ます。複数使いのため、金属共振の音はほとんど気になりません。(メタルコーンは、金属共振も音色の一部として聴くものと思いますが)。2インチフルレンジですが、4個使うことにより、意外と低音も出て、音に余裕もあります。なかなか、面白いシステムになりそうです。

皆さんも学校の講堂などで、中にスピーカーユニットを4〜8個ほど搭載した縦長のスピーカーに見覚えがあるかもしれません。このタイプのスピーカーはトーンゾイレといって縦方向にスピーカーを並列使用することにより、水平方向の音のサービスエリアが広く、遠くまで音が通る特性を持ちます。複数のスピーカーユニットを使うことにより耐入力もアップしています。一方、垂直方向の指向性は制限されるので、スピーカーのセッティングは耳の高さにする必要があります。

2個ではゾイレとしての効果は出ず、4個くらいから、ゾイレとして動作するように思います。(私は、BANDOR版のJX53ともいえる、50ADWを2個使うブックシェルフも所有)小型フルレンジもx4となるとコストが馬鹿になりませんが…

私は、オーディオの自作については、市販品のコピーや競合するようなものを作るのには、あまり意味が無いと考えています。やはり、プロが作るものにはそれなりの意味や完成度の高さがあり、素人の自作でそれを超えることは困難だからです。だから、プロが作らない(商品として成立しにくい)ものや、プロではここまでコストをかけられない。といった、コダワリをもったものが、自作オーディオの意味と考えています。

現在、JX53は生産完了になっています。Jordan社の業務を引き継いだEsoteric Audio Reserchのもとで、JX92が再生産されていることから、今後、JX53の後継モデルのJXR6 HDの再生産も開始されるのではないでしょうか。

接着剤は、フランクリンのタイトボンドを推奨します。硬化が早いのと、硬化後にヤスリで削り取る事が出来、塗装の邪魔にならないからです。

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https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2008-12-31

30. 中川隆[-11135] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:57:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1682] 報告

GoodmansとJordan-WattsとE.J.Jordanとその周辺:螺旋館Blog 2005-06-02
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2005-06-02

E.J.Jordan氏は有名なスピーカーデザイナーですが、日本ではあまりよく知られていないようです。個人的には、最後の伝説的スピーカービルダーではないかと思っているので、これを機会にまとめてみようと思います。

氏の経歴については、TNT-Audio のインタビューが詳しいので、英語が得意な方は是非原文にあたってください。
http://www.tnt-audio.com/intervis/jordan_e.html

経歴は
GEC → Goodmans → JORDAN WATTS → E.J.Jordan Design / ALR JORDAN

GEC, Goodmansは巨大メーカーですが、JORDAN WATTSとE.J.Jordanは家内制手工業のような小さな会社です。ALR Jordanは、ドイツのALR社との合弁会社です。小さい会社のほうが自由に作りたいものが作れたのでしょう。これは後述。

GEC在籍時代に、スピーカーの開発に携わります。多分、工業高校とか専門学校を出て、GECに就職したものと思われます。音楽好きな家族だったとのことなので、教育水準は高い家庭だったのでしょう。GECには当時としては非常に珍しい、先進的なメタルコーンスピーカーがありました。これをきっかけに、メタルコーン振動版スピーカーの音質に興味を持ったようです。(ちなみに、このGECのメタルコーンスピーカーはフルレンジとして使うには少々高域が不足しており、セレッションのHF1300型ツィータのGEC向けOEM版と組み合わせて同軸化されたバージョンがあります。)

その後、Goodmansに入社し、コーン型スピーカーの再生レンジの拡大についての研究に携わります。その成果がAxiette型8インチフルレンジスピーカー(AXIOMは10インチ以上に使われた名前)で、これは本当の意味で全帯域スピーカーと呼べる高性能のものであったようです。これは、GECのメタルコーンより、色付けの少ない音でしたが、Jordan氏には、メタルコーンの音にあった、活気/生命 のようなものがかけている点が、不満だったそうです。ですが、Jordan氏は、Goodmans在籍中には、メタルコーンのスピーカーの開発をすることは出来ませんでした。Goodmansはメタルコーンのスピーカーを発売していないので、会社の方針だったのでしょう。

他の大きな実績として、Goodmans社のキャビネットに採用された音響抵抗ARUユニットや、(QUADのピーターウォーカーとほぼ同時期に)ESL型スピーカーの開発等、多岐に及んでいます。ARUについては、発明者の中にJordan氏の名前を含むパテントが4件残っています。

なお、発売当時、AXIOM80は戦前のスピーカーユニットの復刻版のような位置づけのもので、当時のGoodmans社のカタログをみても、値段、サイズ、仕様すべてをとって、かなり特殊な位置づけのスピーカーです。戦時中は軍用通信のモニター用に使われていたという話もあるようです。声の帯域がよく通り、低域が出ない。というつくりとも一致します。従って、AXIOM80はJordan氏の設計ではなく、ARUを用いたAXIOM80のシステム化がJordan氏の実績です。(上記、TNT AudioのインタビューにもAXIOM80の話題は出てきません。また、数年前に秋葉原のヒノオーディオの招待で来日した時にも、日向野社長にそのように話したそうです。あまりにも誤解が広まっているので、訂正するのも面倒だとか。)

彼のGoodmansでの最後の仕事は、Goodmans MAXIMという小型スピーカーシステムの開発と言われています。4〜5インチのウーファーと同じく4インチ程度のコーン型ツィータの組み合わせの超小型密閉箱。ユニット、キャビネットを別々に購入してユーザーがスピーカーシステムを作るのが常識だった時代に、初めて登場したシステム化済のスピーカーといわれている。また、これが、小型高性能スピーカーの先鞭をつけたともいわれています。1964年発売ということなので、JORDAN WATTS社の設立1963年とほぼ一致しています。

ちなみに、このMAXIMのツィータは非常に飛びやすかったそうです。アンプが真空管からトランジスタに切り替わった時期の製品だったことも関係しているのでしょう。私も海外、国内のオークションや販売店で探したことがありますが、中古市場で売られているものの多くが、ツィータがオリジナルから交換されているか、ツィータ断線状態の但し書きがあり、手に入れることができませんでした。ユニットの仕様も複数存在するようです。


Blog MasterはDouble MAXIMというスピーカーシステムを所有しています。これは、高分子系のドーム型ツィータと5インチ程度の高分子系ウーファー 2発からなる小型密閉システムです。1972年の発売なので、Tedの設計ではないでしょう。

1963 Jordan-Watts Ltd設立。
Goodmans社の同僚であるWatts氏と独立し、Jordan-Watts社を設立します。Watts氏は、営業畑の方だったようです。後にJordan氏が独立した後も、Jordan-Watts社を続けますが、数年前に、Watts氏の逝去によって会社の歴史を閉じたそうです。また、当時の代理店の今井商事さんも、ながらくスピーカーのメンテナンスをされていましたが、補修部品が無くなったため、メンテナンスを終了しました(2010年12月追記)

Jordan氏は、JW社でかねてからの念願であった、金属振動板のスピーカーの開発に着手します。それが、MODULE UNIT(MODULARともいう)mk2です。以後、Jordan氏の開発したスピーカーユニットは、すべてメタルコーン系です。MODULE mk1は、紙コーン&丸型ケースのモデルだったようで、ごくわずかしか製造されなかったのでしょう。私も中古市場ですら流通しているのを見たことがありません。

同社のスピーカーユニットは、基本的にMODULAR一種類で、これを1個〜複数本エンクロージャーに組み込み、システム化したものを販売していました。(システム用にはツィータがついたものがありますが、GOODMANS等からのOEMだったようです)また、DIY市場向けにユニット単体を積極的に販売していたようで、カタログには複数の推奨箱の図面が掲載されています。(中には、完成品として市販されなかった寸法比のモデルもあります。)


JORDAN WATTS MODULER


これは、ちょっと珍しい振動板が金色のアルマイト処理されたモデル。(ほかに黒色や樹脂コーティングモデルがあります)

MODULEは個々のユニットに音響負荷を組み込むことにより、同一キャビネットに複数ユニットを使用するしても相互干渉が少ない点が特徴のひとつです。それが、MODULEの名前の所以でしょう。Jordan氏は、Goodmans在籍当時、AXIOM 80 4本を使用したバックローデッドホーンキャビネットの設計などをしており、Goodmans時代より、複数ユニットを使用したスピーカーシステムの研究もしていたようです。

1975年 E.J.Jordan設立
すでに、Jordan-Watts社から独立していたのか、別途会社を立ち上げていたのか?その点は良く判りません。Jordan Watts社のJH200という製品は、E.J.JordanのJX92に似たスピーカーユニットを採用しています。

TNT Audioのインタビュー記事に出てくるJordan 50mm moduleというのは、後のJX53やJR6HDの原型になるユニットです。ブリティッシュ・テレコムで電話機のテスト用途にも使用されていたそうです。同社は、1995年に日本でE.J.Jordanのユニットが扱われるようになった時点で、フルレンジとして、JX53, JX62, JX92, ウーファーのJX125, JX150を販売していました、現在はJX53の後継モデルのJR6HDとJX92S(防磁タイプ)の2種類のみがラインナップされています。

現在は、Jordan氏はユニットの権利をEsoteric Audio Design社に譲り、スピーカー設計の活動からは離れているようです。(2010年12月追記)


JORDAN JX92 TL Cabinet


JORDAN社のWEB SITEより、JX92, JX92S用のトランスミッション(transmission line)型エンクロージャーの図面です。この図面を元に、システム化したものを販売している販売店やメーカー(海外)もあるようです。

余談ですが、1984年にBandorという会社が出来ます。Jordan氏の元婦人であるドロシー女史の会社で、最初はBANDOR版の50mm MODULEを生産していました。現在は、Bandor-50, 100, 150, 300の4種類の口径のメタルコーンスピーカーを製造しているようです。日本でもラジオ技術社が、50mmの50ADW8(8オーム仕様)と100ADW8を販売していました。

ひとりの設計者が作ったスピーカーユニットを年代別に並べ、音を出してみると、なかなか面白いです。

私の手元には、前述のGEC同軸(これはJordan氏設計ではないが、影響を与えたものとして)、GoodmansのAXIETTE-8や、AXIOMシリーズの幾つか, JORDAN WATTS MODULAR, E.J.JORDAN JX53, 62, 92, 125があります。

時代の要求に合わせてなのか、新しい設計のものほど、高域方向にワイドレンジになっていくのがわかります。MODULARとJXを比べると、後者の方がベールが1〜2枚はがれたようなクリアな音がします。一方、中域の厚みや音の柔らかさはMODULARのほうが心地よい様に思います。どちらが優れているというのではなく、どちらが好きな音か、そのとき聴きたい音か?で、判断すると良いでしょう。


コメント 2


HT
metalコーンの話、大変興味深く、特にGECのメタルコーンの
詳しいSITEはあるのでしょうか?。
最近、このスピーカーを1本購入しました。

by HT (2008-08-26 20:47)

YAS
良い情報がわかったら、教えてください。

GECの事ですから、学術文献の2つや3つは発表していると思います。
by YAS (2008-08-27 20:37)

https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2005-06-02

31. 中川隆[-11020] koaQ7Jey 2019年10月06日 09:51:07 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1805] 報告

フランス孤高の花 EMSのLB6(1) mixiユーザー(id5343821)の日記 2019年08月23日19:57

今年のGWを中心に、世界のフルレンジを集めて、スワン(バックロードホーン・10センチ・5インチ用)とネッシーMID(共鳴管・13センチ・6インチ用)のキャビネットに装着、相性のよいものを探すという祭りを始めた。

こんなことができるのも、クラッセのデジタルプリのサブウーファー用チャンデバ・グライコ機能と、イクリプスのサブウーファーが素晴らしいからでもある。
低音は、弱い部屋の床・壁・天井をできるだけ共振させないようにコントロールする。

フォステクスのFE108-Solは、FEとしては、壁を越えたなという高品質で、3年から3年半使った。

特に文句はなかったが、フォステクスの限定ユニットばかり使って15年も経ち、飽きたので換えることにした。

オークションに出すと48000円で落札された。ちなみに、1年使ったファーストワットのパワーアンプJ2も非常に高価で落札。

最近、使って儲けも出るものが続き、ちょっと金銭感覚が変わるが、よいことではないだろう。まあ、下記実験したユニットを手放すので、ちゃんと損は出ます。

・108Sol(10センチ)は、口コミや一部雑誌で絶賛され、それだけのことはあるユニットだ。
しかし、日本製の生真面目なハイファイ調とか、3キロヘルツ前後の盛り上がり、明るい乾燥感などが好みでない場合は、決してベストなユニットではない。

・AUDAX 13LB25AL(13センチ)・・・ここからスタート。フランスの伝説のブランド。黒ペーパーコーンで、音色はまさに古色蒼然、カラヤンのフィルハーモニア時代、モノラル録音のよさがはじめてわかった。能率も極めて高く、真空管があればもっとよかった。一方で、新しい録音への対応はやや違和感が。
ある段階から、妙に違和感が出たので、下記のE100HDに取り換えることを繰り返した。

ユニット取り付け穴の都合で、キャビへの取付を2つのネジでやる等、試行錯誤していたので、かわいそうな条件だった。108Solからまったく音が変わってオオと思った、コスパはすごく高いユニット。


・EAD E100HD2(13センチ)・・・これは、ジョーダン氏の伝説のメタルコーンユニットJX92Sを4回改良し、ハイエンドブランドのScanSpeak製造という執念のユニット。北欧家具というか、ルックスはめちゃくちゃよい。キャビとアルミリングによく似合って、今回のナンバーワン。

音は、最初はいかにもメタルの色がつくなと思ったが、その後そうでもなくなった。高能率軽量コーン系と較べると、トランジェントが僅かに甘いか。でも、能率はメーカー公表より高くてたぶん90デシベル近くはある。
ハイエンドな音色が出ることもあり、大型の高級パワーアンプで鳴らすと化けそうだ。処分するのが惜しい。

・E・J・ジョーダン Eikona2(13センチ)・・・上記ジョーダン氏直系のイギリスのユニット。サイズはE100HD2とまったく同じ。これは85000円近くもした、今回の本命ユニット。これもScanSpeakがかんでいる。

音色は、メタル臭さをうまくダンプしてあり素晴らしい。ただ、ちょっと聴いて違和感があってひっこめた。その後落ちついて1度だけ戻したが、まあ普通によい音だった。ルックスの相性でE100HDのままにしたが、実力はE100HDと同等かそれ以上のはず。

エッジが広くて、実際はE100HDの一回り小さいコーンで、小型キャビの小音量ではE100HDよりよいはず。デザインも、環境や設計で、E100HDよりよい感じに仕上がってもおかしくない。

ほぼ新品だが、76000円でも売れていない。誰か買ってくれ〜

そうこうしてるうちに、マロニエオーディオさんが紹介・輸入してくれた、フランスEMS社のLB5・LB6が届いた。続く。

コメント

mixiユーザー2019年09月15日 22:04

思い出しました確かに退院直後に読ませて頂きました。面白そう!古風というのが気に入りました! 17cmと合わせて手に入れたいです!!(笑)。

mixiユーザー2019年09月16日 00:26
> mixiユーザー 

AUDAXはおもしろいです。キャラがあります。年がら年中フルトヴェングラーとかワルターとかオールドジャズを聴いている人には至福じゃないか。ハイ落ちなのでツィーターもコンデンサーのみでつながります。ここまできたら真空管使うしかないという音です。やっぱり時代ですね。

mixiユーザー2019年09月16日 00:5295dB

以下はスピーカーユニットじゃねえ!!みたいな(笑)。こう言うの好きです!!。今時96dBでぶちのめす!!いいんじゃない的な(笑)。割り切ってるところがすごい!!。ハイ落ちでますます今風じゃないなんて!!。本当時代が来てますね!!(笑)。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972716104


▲△▽▼

北欧からの旅人 EAD E100HD2
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971402262


かつてE.J.TED.JORDANという、スピーカー造りの名匠がいたという。

私には縁もゆかりもない、というところだが、実は、知人がALR JORDANのEntrySというスピーカーを使っていた。あのジョーダンかという感じだ。

自分が使うことになるとは思わなかったが、GWを前に数か月ほど、このジョーダン氏の傑作フルレンジ、JX92Sという5インチもしくは13センチ前後のスピーカーを源流に持つ、2種類のユニットを購入することになったのだ。

世界にはフルレンジにこだわる人がいて、日本では長岡氏が目立つが、アメリカのBOSE、イギリス・ヨーロッパではこのJORDAN氏もいたのだろう。
家庭用で、理想は10センチから15センチの間ぐらいじゃないかというのは共通している。

そして、このたび5インチフルレンジを物色していた私がJX92Sの末裔に出合ったのは偶然とはいえまい。
メタルコーンというのが異色。

通勤中のスマホでJORDAN氏の活動の記録を読む。
最近はなんでも情報が手に入る。
アダプターリングがなかなか作れないので、手元に大事に置いてあった2種類。
ついに鳴る日が来た。

まずは、スウェーデンEAD社のE100HD2。

EADのEはESOTERICのEだったりする。
JORDAN氏が老いて事業を縮小するにあたり、ユニットの製造ライセンスを譲った(?)のがEAD社。
歴史があるので、3回ぐらいは改良しているようだ。

ルックスをみると、北欧家具の雰囲気が漂う。
写真は照明が良くないが、実際はけっこういい感じ。これならフィンランドバーチにしたかった。

何年か前、ロンドンを旅したが、フィンランド航空を使ったことで、北欧とイギリスのつながりを知った。

BBC響は実に自然にシベリウスを演奏した。
航空機のデザインも素晴らしくて、このラインの文化は大好きだ。

また、製作はデンマークのScanSpeak。ウィルソンオーディオやPIEGAなど、ため息が出そうなハイエンドスピーカーのユニットを作っている。


E100HD MK2

能率 86.2デシベル
Q0 0.44
m0 5.3
1キロちょっと
メタルコーン

国籍:スウェーデン
   製作:デンマーク ScanSpeak
   原案:イギリス
価格:6万ぐらい


音はどうか。

キャビネットと全く合わないこともありうる。
とりつけてすぐの測定で、拍子抜けするほどワイドレンジでフラットな特性。
能率を低くして、管理が完璧なのだろう。

ドイツの雑誌による2017年のレポートでは、インピーダンスのコントロールが巧みで、高域の上限が伸びたという。確かに、スーパーツィーターが不要なほどの特性。

造りは、もっと高額のEikona2に酷似していて、むしろマグネットはより大きく、なぜか銅色になっている。

原案は古いユニットなので、フルトヴェングラーをかけてみると、AUDAXの味は出ない。
弦楽器が得難く素晴らしいという評が何人かからあったので、ヤンセンとロンドン響でブリテンのヴァイオリンコンチェルト。デッカの新しい録音。

これがドハマりで、ちょっと聴くつもりが聞き惚れてしまった。
ヤンセンの沈み込んで弾くスタイルが見えるよう。

ヴァイオリンコンチェルトは、歪んだ音を辞さずオーケストラに戦いを挑むような、どこかロックな感じがあるが、その気迫が良く出る。
ヴァイオリンの木の感じは出ないが、弦の金属の感じが出る。これが、弦が絶賛される理由だろう。

もたもたした感じの音ではなく、木の共鳴管のボワボワ感も一掃された。
ポップ系は軽快に鳴る。
メーカーは、ジャズやブルース、ボーカルが得意と書いている。

メタルコーンというと、フィルジョーンズという人もいて、AE1とかAE2が有名。
確かに、いまみるとすごく魅力的な感じ。

吉田苑というショップが推していて、ハイスピードでヤンチャな音という。
鈴木哲氏のかかわる機器(一時のLHHとか)と共通する感じだろう。

メタルを小口径で使うとそうなりそう。一方で、MG130HRは独特の甘い感じがあって、メタルのコーティングかもしれないが。

E100HDはどちらの方向性も感じるが、扱いがうまくて成熟した音だ。

求心的な表現が得意で、基本的に気に入った。
欠点は、何を聴いても単色というか、特定の色になるようだ。

ただこれは、コーンの銀色が印象的で、それを想起してしまうからかもしれない。
私は機器の色をかなり気にして、アンプのブルーのライトは黒テープで覆ってしまうほどなので、個人的な問題かもしれない。
コーンが黒塗装なら、どうか興味はある。

ラトルのモーツァルトを聴いていて、ずっとこの印象でオケを聴くかな?、と。処分になるなら調整をこだわることもない。
急遽本命のEikona2に変更を試みた・・・

コメント


mixiユーザー2019年05月05日 13:55

意識したわけでは無いのですが、現在フロントがオーディオフィジック、リアはEntrySとアルミコーンで揃っています。
元気だけど暴れが少なく、やんちゃな方向では無いですね。たまにFEが懐かしくなります。

mixiユーザー2019年05月05日 14:17
> mixiユーザー 

オーディオフィジックかっこいいですね。さすがドイツ。0Qさんはウィルソンオーディオ使ってた人だから、スピーカーには最大限の思いがありますよね。
やんちゃかどうかは、結局、紙やメタルの問題でなく、製作者かもしれないですね(笑) 私は当分やんちゃはいいですが、求心的であるがゆえの過激さには惹かれます

mixiユーザー2019年05月05日 14:55

長らく使ったユニットでした。やや金属の音が乗りませんか?
マークオーディオのマークさんによると、マークさんがそのユニット開発にか関わったそうです。
東京オーディオベースでマークさんにJX92Sを使った自作スピーカーの写真を見せたら、「懐かしい!」といろいろ昔話に繋がりました。
その発展で今のマークオーディオの金属コーンの各ユニットがあるそうですよ。


mixiユーザー2019年05月05日 17:22
> mixiユーザー 

そうですか、お使いでしたか。
マークオーディオは取付穴が合わなかったので泣く泣く候補から外しました。
共同制作されてたのは知ってましたが、ジョーダンかジョーンズか、どっちだったっけと検索すると、いまはわからなくなってました。
ユニットは、オークション出品のため写真を撮ったところですが、デザインが凄く綺麗です。AUDAXに戻すとすごく紙の音で、逆に言えば金属の音だったんでしょうね。でも、改良ゆえかいかにもという感じはないです。
紙の、中低域があいまいでもごもごして(味になる?)というところがクリアになるようです

mixiユーザー2019年05月05日 18:21
このユニットを15年以上前に積極的に輸入していたヒノオーディオの亡くなった親父さんによると、製造はすでに中華だったそうです。中華ユニットや台湾のオーディオトランスに早くから目をつけていたあたりも、さすがはヒノオーディオでした。

mixiユーザー2019年05月05日 19:51
> mixiユーザー 

ヒノオーディオで検索するといろいろ出てきました。文化が終わっていく感じは残念です。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971402262


▲△▽▼


Eikona2登場、退場
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971417544?org_id=1971402262


https://open.mixi.jp/show_diary_picture.pl?owner_id=5343821&id=1971417544&number=36
https://open.mixi.jp/show_diary_picture.pl?owner_id=5343821&id=1971417544&number=100

本命のEikona2が満を持して登場。

買値ダントツ最高額で、今回のフルレンジ祭りも、このユニットの存在を知ってから現実味を帯びた。

コイズミ無線に発注して1か月たって届き、各所に作ってもらえなかったアダプターリングを発注して、構想3カ月。

Eikona2
能率 85.2デシベル
Q0 0.355
m0 10.7
1キロちょっと
メタルコーン
国籍:イギリス
   製作:デンマーク ScanSpeak
価格:8万4000円弱

造りはE100HDに酷似している。エッジの幅が広く柔軟で、コーン口径としてはひとまわり小さい。
m0が10.7とあるのは何かの間違いというか、ダンプ材が表、裏にある斬新な構成のため、それが加わっているのか。
ルックスはパンダというか、近づくとオシャレなのだが、わが環境ではE100HDのほうがクッキリしてよい。ネッシー単体だとヌボーとしてしまうのが欠点で、大きいアクセントが欲しい。

音は、E100HDよりさらに金属のクセがおさえられている。
ムターの「四季」は圧倒的な艶と音色、ビートルズAbbeyRoadもブリティッシュサウンドで、しかしAUDAXのようなヨレヨレのジャケットという感じではなく、現代ハイエンド調で聴かせる。
簡単な調整でも、周波数特性も完璧に近い。

ただ、柴田淳等、ポップ系を近づいて聞くと、音場が奇妙。
マトリックスサラウンドのスワンが能率高すぎでヘンなバランスもあるのだが、切ってもやや奇妙。
これはスピーカーユニットのせいではなく、いまの環境とうまく合っていないのだ。
昔なら、ここから必死でスピーカーに合わせる旅が始まるのだが、合うものを使うほうが早い。

そんなわけで、1日持たずに退場、ヤフオク行。
AUDAXが復活。デジタルプリのイコライザー調整で、サブウーファーとも-24デシベル/octの80Hzクロス設定でも、まあまともになることが判明。意外なことに、低音足りな過ぎ問題は深刻ではなくなった。
中低域の量は谷になって少ないはずなのだが、音色としてはそこにアクセントがあり、ペーパーのあいまいさ、あたたかみというか、古風な艶消しの美音を聴かせる。タンノイに似ている。

3万円台のAUDAXが刺客になったが、クールなジャズとポップ系、弦独奏中心ならメタルコーン系だろう。現代ハイエンド調の音色で追い込むならEikona。今回は、フルトヴェングラー以降の古典クラシック再生を好み、LP時代の雰囲気を疑似的に再現したい、黒大好きという、個人的な嗜好が強い。
値段ではなく、いろいろ鳴らしてみてよかった。

古風で高能率で黒いコーンの方向に進めばいいとわかった。
パワーアンプもファーストワット(疑似真空管?)だし。
重量路線でAudioNirvanaのClassic5と、高級路線でEMS社のLB5とLB6を試す。
その前にユニット処分しないと・・・ FE108solは大人気なので心配ないのだが、日本にほとんど存在しないユニットは、価値がわかる人がいるかどうか。。

新鮮味に欠けるので、今日また、E100HDにつけかえて、売れるまではそれで行こうかなと思いたった。それだけ思い入れのあるユニットなのだ。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971417544?org_id=1971402262

32. 中川隆[-11019] koaQ7Jey 2019年10月06日 09:54:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1806] 報告

木か金属か mixiユーザー(id5343821)の日記
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971360769?org_id=1971340799


少し前、ステレオサウンド誌で騒ぎがあった。

柳沢先生が金属製の超高級スピーカーの評で、「誰が何と言おうと金属のキャビネットは金属の、木のキャビネットは木の音がする」「今回は、テスターとスピーカーの不幸な出会いだった」みたいなことを書き、同時に木製のソナスファベール系の製品を絶賛。

ステサン編集長が、どこかで、このメーカーの関係者に「今後こういうことがないようにします」と謝罪したとか。

1000万とかいう規模の商品なので、斜陽オーディオ市場に与える影響力は大きい。
「雑誌は雑誌で真実を貫く」とつっぱっていられる時代ではないのかも。
柳沢先生の文章自体は、決して低い評価でもないし、俺は木が好きだと言っているだけなのだが。

しかしこの騒ぎは、実はけっこうおもしろいオーディオの最先端だったりもする。
最近増えてきたように思う、金属キャビネットのスピーカーである。
確か、和田先生は自宅に導入で、「最新技術で解析して形状を決め、余計な音を徹底して抑えられるようになった」みたいなメリットをあげていた。
三浦先生も、マジコを自宅で使っているようだ。

森林伐採の問題もあるだろう。
ただ金属スピーカーは、いまのところ超高額な感じがある。
むしろ普及価格帯で大量生産でエポックメイキングなヒット作ができれば、スピーカーは金属だ、というぐらいの変動があるかも。
キャビが薄くて、形状が自由にしやすいのはメリット。
音場型は木以外が人気だ。

もし手元に無限に資金があるとして、最高のスピーカーを発注できる。
そのとき選ぶのは、木か金属か。

理論上の正確さは金属がよさそうだが、木の色付け込みで音楽を聴いてるんだというのは、再生であり感覚的な快不快であるかぎり、正当だ。
柳沢先生のいうとおりなのだ。

クラシックホールにいくと、あちらこちら木材だらけ。
改築後のフェスティバルホールも、反射板含め、木の印象が強く、音もかなり木質の響きがつく。
金属キャビのスピーカーで、あの雰囲気にもっていくのはきついだろう。
一方、ロックの野外フェスを聴くなら、そんな心配はなし。

小規模だが、私自身が最近、似た話題でいろいろやってるのだ。
写真はアルミリング。手書きのひどい図面から、黒アルマイト処理済のきちんとしたものを作っていただいた。
昔は砲金や真鍮で作ってもらっていたが、アルミのほうがかなり安い。使い続けるかわからないようなものなので、そんなに大金は出せない。ありがたい。

木で作ろうかと業者さんにきいてみたら、ひとつは、オーディオの依頼自体を一時的に断っているということで、もうひとつは、見積もりを出しますといったまま音沙汰なし。
加工が無駄に複雑な割にもうからないのだろう。
M4キャップボルトのキャップ部が沈み込まないといけないが、ここが、金属加工なら普通にできる感じ。

真鍮よりかなり軽くて驚いた。真鍮は叩くとキ〜ンというような音になるが、アルミはコツコツという感じで、変な方向にいく可能性は低そう。華やかさの演出とかはいまいちだろう。
あまり重いものが重心の高い位置につくのはよくないと感じるようになったので、軽いのはよい。

総じて、木と真鍮の中間ぐらいの印象。1円玉の安っぽさはあるが、10ミリ厚なのでまあ大丈夫。

このリングが届くまでは、AUDAXを無理やり2つのネジで仮留めのスタイル。
共鳴管含めて木質系の音がすごく強くて、ハイファイ用途からは疑問がつくほど。
どうなるかと思ったが、アルミリングを諸工夫も含めてガッチリ取り付け後にユニットをつけると、絶縁された感じであきらかに改善された。
ふとDAC64っぽい音にもなった気がして、DAC64はアルミの塊である。

いまはメタルコーンのユニットで、キャビネット内部の反射音がコーンから出てくるのも減っているはずで、木質系で気になるというよりは、何を聴いてもメタル系の感じが乗るという問題のほうが出てきている。
低い次元でいえば、要はバランスなのかなあと思う。

コメント


mixiユーザー2019年05月02日 19:14

アルミは金属の中では軽い方なので「軽薄」「重心が高い」というイメージを持たれがちですが、比重は2.7あります。
確かに鉄の7.9、銅の8.9、金の19.3、タングステンの19.3あたりと比べると小さいですが、木と比べると圧倒的に重いです。
木のほとんどは水に浮きますから水の比重1.0より軽い訳です。

例えば比重0.7の木であればアルミはそれの3.5倍であり、全く同じ寸法で作ったエンクロージャだと3.5倍の重さになります。
木で作られた43kgのエンクロージャはアルミで作ると150kgになり、もし鉄で作ったら480kgにもなって運送も困難になります。うかつに金属エンクロージャに手を出すと後が大変です。

mixiユーザー2019年05月02日 19:22

一連の論争は当事者の柳沢氏を外した外野のケンカ論争のようで後味が悪いものでしたね。

mixiユーザー2019年05月02日 20:34

オーディオはとにかく材質の音が乗りますね。一般人に「ケーブルは被覆の音が乗る」と言ったら、「嘘をつけ」という顔をされたことがあります。


mixiユーザー2019年05月03日 01:18
> mixiユーザー 

なるほど、それでだいたいアルミなんですね。あまり憧れもないんですが、今回は引き締まってたいへん助かりました。

mixiユーザー2019年05月03日 01:27
> mixiユーザー 

あの文章を書くのがダメならライターやめたくなりますが。スポンサーがからむとややこしいので、平蔵さんのような実験記事が参考になります。まあ、メーカーさんと知り合いになると似てきますけど。。

mixiユーザー2019年05月03日 01:33
> mixiユーザー
 
極太ケーブルがうねっていると、そのストレスか、被覆の音がきわだちます。といって、説得された感じはないです(笑)


mixiユーザー2019年05月03日 06:22

昔、あるマニアが鉄板でエンクロージャを作りましたが、動かすこともできず、音も変な響きがついてしまってガッカリしていた記事がありました。


mixiユーザー2019年05月03日 06:51

> mixiユーザー 

材質のQ(共振尖鋭度)や内部損失も関係してきますね。おなじ鉄でも鋳鉄と鉄板ではまるで違います。鋳鉄は叩いてもポンポンという感じで鳴りにくいので、アルテックのホーンなんかに使われております。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971360769?org_id=1971340799

33. 中川隆[-14909] koaQ7Jey 2020年1月04日 17:06:58 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1908] 報告
Eikona2で聴くシベリウス
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1974215783


2019年は、思い立って、手持ちの無駄にゴージャスなスピーカーキャビネット2つを使って、フォステクスを超えていろんなユニットに挑戦した年だった。

イクリプスのサブウーファーと、クラッセのデジタル多機能プリ(簡易チャンデバ)、測定器のおかげで、いろいろ音作りができた。

このたび、ほぼ結論といえるシステムに絞ってこられたが、そうするとまた、新しいシステムを夢想してしまうのが欲張りな人間の性である。
とはいえ、キャビネットの処分は難しいので、手持ちのまだ処分できていないユニットを再度登場させたりする。

Eikona2、ジョーダンのメタルユニット直系で、イギリス発案ScanSpeak製の実に凝ったもの。
ペアで8〜9万もする。手持ちでは最高価格で、もともとは昨年の挑戦の本命だった。

これは、今回落ち着いて鳴らすと、さすがというパフォーマンスであった。
うちの使用法では、やや小さめで能率も低いので、他ユニットより不利なところがある。
ルックスもカッコイイが、遠目からだとシンプルなE100HDmk2が映える。もう少しアットホームに使う人向けのユニットだ。
最初使ったときの違和感は、ツィーターとリアスピーカーの能率が高すぎてバランスしていなかったのだろうと感じた。
絶賛ヤフオク中なので、誰か生かしていただけたら。

ところで、このユニットを使っていて、不思議なことがあった。
コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団、シベリウスのハイレゾ。
こういうと、わかる人にはわかる、ある種の「本場もの」「専門家」の期待がある。
しかし、これがどうも、良い音で鳴らないのである。
ロンドン響自体が、ショルティ・アバド・ラトルと、最強の指揮者たちとたくさんレコーディングしている名門なのだが、よさはわかりにくい。

しかし、Eikona2でだけは、「ああなるほど」という感じで鳴ったのだ。
AUDAXでは、カスだと思っていたカラヤンとフィルハーモニア管のベートーヴェンがうまく鳴った。
これに近い体験で、不思議である。
冬になって毎日朝はシベリウスばかり聴いているのだけど、E100HDmk2もスウェーデンなので適性があるはずなのだが、Eikona2のブリティッシュなシベリウスはなんとも印象的であった。
表現が難しいが、楷書の良さ、格調の高い、硬質な鉛筆でしっかり描き上げたような表現というか。

いろいろなユニットを使っていると、「この音楽のときだけはこのユニットで」みたいなことはある。
実際はそんなことは難しいのだが、ユニットを並べているYoshiさんの気持ちが少しわかる。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1974215783

34. 中川隆[-12805] koaQ7Jey 2020年5月04日 17:39:09 : owBDVMWD72 : SWV6ak1UeDZPWFE=[14] 報告

Eikona2の逆襲(1)mixiユーザー(id5343821)の日記
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1975545345

FE103Aはエージング中だが、その前に、この一年のスピーカーユニット遍歴をまとめておきたい。

昨年の3月ごろから、大量のユニットと工具を購入して、いろいろやってみた。
これは大変よかった。いろんなことがわかった。
逆に言えば、最初の想定はどれも外れた。

最初の想定では、そもそも、

・スワンキャビ(バックロードホーン) 10センチユニット
・ネッシーキャビ(共鳴管) 13センチだが真鍮リングで10センチ装着可

このうち、スワンがゴールでネッシーはサラウンドと思っていた。
しかし、それ用にEMSのLB5を2ペア買ったものの、あっさり無駄になった。

スワンは確かに音場感などに優位性はあるが、私の環境は奥行きが取りにくいのでイマイチなのと、測定値だとネッシーが優秀なのに対し、スワンは800Hzの落ち込みと右チャンネル160Hzに盛り上がりが出て、1.25キロから3キロあたりが盛り上がる特性になりやすい。

広い部屋ならスワンが面白いだろうが、こちらでローカットしてサブウーファーと組合わす分には、ネッシーを後面開放箱のように使うのが無難だった。
あとは、スーパーツィーターT90A-EXはなかなかよいのだが、10センチフルレンジだと高音が喧嘩するのに対し、13センチぐらいだとナチュラルに最高域が落ち込むので、つながりが良い。

・AUDAX
・EMS LB5
・EMS LB6
・EJ/JORDAN Eikona2
・EAD E100HDmk2

このあたりの比較になる。LB5以外はフォスでいう13センチ。

AUDAXは、古典的な高能率ユニットで、高域も低域も出ない。中音がしっかりしていて、今回の用途にはとてもよい。サブウーファーとスーパーツィーターは前提だからだ。

1940〜60年代クラシックがそれらしく鳴るのでは随一。セールで買って近い値で処分できたが、これだけキャラがハッキリしているなら、LB6処分でAUDAXのみ残すほうが良かった。

EMSは、セルロース振動板で、もとは励磁型の超高額ユニットを扱っている。スペックは過激なQ0の小ささでフォスそっくりなのだが、キャラはフランス的というか優雅だ。

上品で、AUDAXほど古すぎる音でもなく、もうこれで結論でよいかと思えた。高能率だから真空管に向く。

EADは、有名なジョーダンのJX92のライセンスを買い取っている?スウェーデンのメーカー。

最初はメタルコーンのクセをどのソフトでも感じて、これが結論にはならないだろうと思って一時ヤフオクにも出していた。しかし、なんだかんだ飽きたりして、交換を繰り返すうちに、いつも最後に鳴っているのはこいつなのだった。

いまではメタルコーンのクセというのもあまり感じず、LB6の少しモワっと雰囲気を出してくる感じと比較してニュートラルとも思う。輸入代理店によると、PPとのサンドイッチコーンだという。

日本では知られていないが、これは素晴らしいユニットだ。ScanSpeakの製造でもあるし。現代ハイエンドの品位がある。後述のEikona2と、コーンの工夫以外は同じ造りか、銅メッキがマグネット部にある分上回っているが、買値は私は5万以内で買えた。

能率86デシベル程度とあるが、Eikona2の85.2表示より3デシベル以上高く、92.1表示のLB6よりそんなに低くない。真空管でも大丈夫だ。

この中で、もっとも高価、いまは9万近くで売っていて、そもそもこの遍歴のきっかけになったのがEikona2の限定輸入販売をみたことだ。

だから、13センチ組ではこいつが本命だった。(画像)

が、装着して鳴らして、翌日には外して転売に出していた。
その後何度か再試して、よさもあるかなというとこだったが、新品同様での処分にはこだわっていた。が、57500円まで下げても、1年近く売れない( ´∀` )
もう新品同様もくそもないなと思って、ある程度結論となっていたE100HDmk2を外し、5分ぐらいで交換。遊びであったが、まさかの逆襲が・・・(続く)
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1975545345

Eikona2の逆襲(2)mixiユーザー(id5343821)の日記
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1975545675?org_id=1975545345

Eikona2は、Jordan氏直系の会社の扱いだが、ここはこの一つのユニットのみで経営している。

フルレンジの口径の理想が何かという議論があって、BOSEは11.5センチ、フォスは一時(笑)13センチと言っていた(FE138ESR発売時)。
Eikona2は、フォスでいう10センチと13センチの中間よりは13センチよりの、12センチぐらいの振動板で、エッジが大きい。

聴く距離とか、低音重視とか高音重視とかで変わると思うが、フルレンジの基本はこのあたりだろう。

ツィーターを拒否するなら10センチがよく、ツィータープラス前提なら13センチのほうがスケールに余裕が出ると思う。

Eikona2だが、最初は音色は抜群で、ムターの四季など素晴らしかったが、近づいて聞くと音像とか音場が異様な感じ。
懲りに凝った構成のせいではないかと感じた。振動板もなぜか10.7gもある。何かの間違いではと思うほど。

ルックスは、普通の振動板のデザインであるEADのほうが、スッキリして、うちのキャビネットや部屋には合っている。

・・・と思ったのだが、Eikona2の能率が、思ったより低いことと、単体で鳴らすと思ったよりツィーターやウーファー、サラウンドが大きく鳴っていることに着目し、最後に、Eikona2以外の要素を下げてみた。

ツィーターのコンデンサーは0.33から0.1にする。イコライザーでも下げられるが、コンデンサーから小さくする。
サブウーファーはだいぶ下げたので10目盛りのうちついに1台に突入。リアは、トマンのパワーアンプでボリューム付きなので、目立たない程度に落とす。

これで、真空管でドライブしたEikona2は、日ごとによい感じで、やはりヴァイオリンの音色が素晴らしく、ムターの四季は合う。
オーケストラの音色表現が、全体に素晴らしい。

ルックスも、もともと細部がかなりおしゃれなデザインで、見慣れると悪くない。
EADのほうがルックスは好きだが、オーケストラの音色表現だとEikona2では。
EADのほうが能率が高いので、真空管のQUAD2で鳴らすには伸び伸びして有利だ。
ハイパワーアンプ所有者でルックスが気にならなければEikona2の勝ちではないか。

辰吉が薬師寺に敗れたコメントではないが、「強かったよ。いろいろ言って悪かった。詫びを入れたい」という感じだ。

なにせEADとかEikona2とかになると、日本で使っているのは1桁かもしれない( ´∀` )

私などのコメントが、ネット検索すると出てきたり、輸入代理店みたいなとこにも引用されたりしている。日本代表の見解だ。これは失礼だと思う。

オーディオでは、使いこなせず悪口を言うなんて日常茶飯事だ。すべてにおいてそういうことはあるものだが、反省しきりである。

Eikona2は、能率と振動板の重さ(たぶん、ダンプ材が駆使されてるのでその重さ)が問題なので、逆に、置いておいて夏用に中華デジアンを買ってドライブしてもおもしろそう。Toppingの2万のものは気に入った。

FE103Aは、この絶頂時に交代なので、たいへんに不利だ。

写真は、真鍮リングにつけたもの。

真鍮リングは、ペーパーで磨いたがかえってくすんでしまうなど。油で磨くと鏡面ぽくなると気づいたのが、装着後だ。プロは凄いなといつも思う。
振動板中央に黒い点があって、シールでも貼ってあるのかと思うが、角度によって内部のボイスコイルが透けて見えているようだ。こんなのは初めてだ。異形のスピーカーユニットである。

https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1975545675?org_id=1975545345

35. 中川隆[-12804] koaQ7Jey 2020年5月04日 17:57:37 : owBDVMWD72 : SWV6ak1UeDZPWFE=[18] 報告

FE103アニヴァーサリー(4) mixiユーザー(id5343821)の日記 2020年05月03日14:12
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1975557409

写真は、サブウーファーをつけて、ツィーターのコンデンサーを0.15μにして、まあいいかなと思った時点でのもの。低音の特性は単体時より悪い。

これは、最近は欅坂の東京ドームBD大音量を基準にしているので、低音・超低音が多いと部屋が破綻してしまうのだ。綺麗な測定値を求めるあまりの無理をしないことにしている。

Eikona2に学んだのが、やはり中音とサラウンド以外の部分が大事だ。

スワンと108solは、音はよい感じだったが、特性はよくなかった。800Hzが落ち込んで、1キロから3キロあたりにピークがある。この展開はうるさくなりがち。
キャビもユニットも、ヘッドが独立しているよさはないけど、今回のほうが無難。

音はどうか。

おもしろいのは、ユニットごとに、おはこのソフトがあるようなこと。

AUDAXではカラヤンとフィルハーモニア管のモノラルベートーヴェン。古色蒼然だがフレッシュ。LP時代の佐野元春もよかった。

Eikona2はムターの四季。艶やかなヴァイオリンと濃い音色。あとデイヴィスのシベリウスのイギリス調。

E100HDmk2では、ヤンセンのブリテン・ヴァイオリンコンチェルト。現代ハイエンドの豊かさ。

LB6は、1970年代録音ぐらいのフィーリングがある。


103Aは、直感的にかけたのはショルティとシカゴ響のベートーヴェン交響曲1・2番。

これはデジタル再録のほうだが、隠れた名盤で、重々しいベートーヴェン像から、小編成オリジナル楽器・奏法で軽く速く演奏する時代への先駆けという感じ。
シカゴ響の明るい輝かしい響きで、スリリングに駆け抜けていく。

これは音色含め非常にキャラが合っていて、音の刻みの連続にワクワクする。
この流れで、似たアプローチのラトルとベルリンフィルの最近のベートーヴェンだが、やはり素晴らしい。エロイカの革命的な躍動が伝わる。

スケールは13センチに劣るが、音場感自体はむしろ広々とする印象もある。
中低音の実体感みたいなものは落ちる。重みと厚みのある振動板からの直接的な低音だろう。

音色は最初無機質というかのっぺらぼうのツルツルな明るさがあり、ポチの夢さん宅でも気になり、デジアンと相性悪い感じもした。コーティング剤とか何かのクセかもしれないが、エージングで落ちそうな部分ではある。

大音響では、ホワホワした芯のない感じもある。メタルコーンを聴き慣れたからもあるだろう。Eikona2の濃いヨーロピアンな音色は失われた。

このあたりは予想もしていたのだ。Eikona2の最近のバランスは絶妙だった。まだ飽きてもいないし、とても勝てるとは思えない。1か月我慢して使って退場の覚悟はできていた。

ただ、そこまで悪くもないのは、スーパーツィーターやサブウーファーに助けてもらったり、音色面はQUAD2の真空管のサポートがある。アルニコユニットの、私のイメージするビクタートーンみたいなのはあまりないけど、アルニコ以外よりは気品がある気もする。

FEの絶叫感がほぼ気にならないのは、上記の特性のおかげもあるし、超低音はほぼカットされてコーンが目に見えて振幅しないのもある。

コメント

mixiユーザー2020年05月04日 09:08

すでにサブウーファー・スーパートゥイーターを持っていると箱作りはそれ込みで考えますので、いわゆる「自作派」とはかみ合わないですね。巨大な共鳴管にサブウーファーを使っていたネッシーの例がありますが、サブウーファーがあるなら、できるだけ筐体はコンパクトにしたい。3組スピーカーを飼っていると当然そうなります(笑)


mixiユーザー2020年05月04日 12:21
> mixiユーザー
 
最近は「マルチ派」かもしれませんが、手元にあるものでそれなりに鳴らす自信は出てきました。いまは処分できない過去の情熱のデカい箱が二つあるので、それで考えています。あきらかに共鳴管の容積は不要で、パイプ外そうかとすら思いますが、どっちにせよ置くところはない(笑) しかし、長岡先生のいう「背圧のかからないよさ」というのは確実にあると思います。

mixiユーザー2020年05月04日 14:20
> mixiユーザー 

後面開放箱というのがあります。これは確かに音離れはいいのですが、背面の音が混ざって色がつくのとパワーが入らないので、メリット・デメリットを勘案すると結局、ダンプド・バスレフ(効果の低い小穴ダクトつき)が無難という結論に落ち着いています。箱も小さくて済みますしね。「背圧のかからないよさ」はあこがれますが、共鳴管を置いてしまう他のスピーカーを置く場所なくなりますし・・・

https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1975557409

36. 中川隆[-12645] koaQ7Jey 2020年5月22日 22:51:56 : 7SgHMdb7uM : Mk05TTkycW91WmM=[18] 報告

Jordan Watts Module Unit  ジョーダン/ワッツのユニットは? 2014-01-13
https://ameblo.jp/evergrjp/entry-11749345733.html

2020年に東京で再びオリンピックが開かれることになりましたね。

最初は1940年に開催の予定でしたが、戦時ということで開かれず、戦後24年ほど経った

1964年に開かれたのが第一東京大会でした。

それから、すでに半世紀50年が経過しているわけですから時代の流れは、何て早いんでしょう。

さて、今日の話題は、東京オリンピックのことではなく、

    その年に発売が開始されたスピーカーについてです。

       Jordan Watts Module Unit  


       こんなスピーカーユニットです。

本体正面

    シルバーのメタルコーンでハウジングは真四角。

    とってもユニークな形をしています。


    

  さて、このスピーカーが最初に発売されたのは、1964年ですが

  このユニットを製作したのは、イギリスのグッドマン社でスピーカーを設計し

  あの有名な「AXIOM80」などの設計にも携わたE・J・ジョーダン氏がレスリー・E・ワッツ氏と

  立ち上げた ジョーダン・ワッツ社です。


  このユニット当時(50年前) 1個 15,500円でした。  

  当時、大卒の初任給が12,000円位でコーヒーが一杯60円位の時代にです。


  その頃に販売されていた国産のスピーカーユニットにDIATONE(三菱)のP-610A

  という16cmのシングルコーンスピーカーの名器があります。


  

  このユニットの価格が1960年当時1本1,700円ということですから

  Jordan Watts のこのモジュールユニットは10倍程の値段で大卒の初任給より高かった

  んですね。

さて、このユニットユニークな形をしていますが

正面
   iPhoneと大きさを比較してみてください。


   10cmの口径ですからそんなに大きくはない。

背面
    反対側から見ると


    こんな具合です。


    ハウジングは、ほとんど真四角の

    鋳造製のようです。


    その為か、重量は3.6Kgもありとても重いです。

     (マグネットも大きいとか)


側面    側面から見ると


    櫛の歯の様な感じにスリットが・・・


    スリットの中はウレタンのスポンジが充填

    されています。

   


   
シリアル    製造番号です。


    手持ちの2個は連番になっています。

    


背面ラベル  

     
    私が手に入れたこのユニットには

    製品名が上のような簡単なシールに

    なっていますが、一般的には

    右の様な物が多いですね。

   

   

     


 
ケーブル長


    そして、ユニットからはケーブルが

    直出しになっています。

    長さは30cm強というところです。


    0.75sq(もう少し小さいかも)

    程度の2芯ケーブルです。

コーンとエッジ
    コーンは、シルバーでアルミ合金の

    ようです。

    結構厚さを感じます。


    又、エッジはゴム製でこれも厚さを

    感じる造りです。

    センターキャップはなく、ウレタンのスポンジが

    充填んされています。

    又、私の入手したモノには、こんなエンブレムが


    (2.5cm×2.5cm)のプラスチック製両面テープ貼り付け


エンプレム

 さて、このユニットの特性ですが


   ・インピーダンス    4、8、16Ωとかがあったらしいですが 私のは8Ω

   ・感度          91dB/W/m

   ・最大入力       20W(rms)  40W(music)

   ・再生周波数帯域   30〜20000Hz

   ・大きさ        W:172×H:155×D:65(mm)

   ・重量          3.6kg


   アルミ合金製のコーンとそれを上回るマグネット。ダンパーがワイヤーカンチレバーによる

   3点支持構造。


  ジョーダン・ワッツ社はこのユニットをMKVまで改良し製造しました。

  私のモノはこれらしいですが・・・

  さて、これはどんな箱に入れるのがよいのやら・・・  悩むところです。

https://ameblo.jp/evergrjp/entry-11749345733.html

37. 中川隆[-12644] koaQ7Jey 2020年5月22日 23:03:34 : 7SgHMdb7uM : Mk05TTkycW91WmM=[19] 報告

Jordan Watts Module Unit  ジョーダン/ワッツのユニットを使う 2014-01-16
https://ameblo.jp/evergrjp/entry-11751235686.html?frm=theme


今回は、Jordan Watts Module Unit  ジョーダン/ワッツの

ユニットを使ったエンクロージャーについて考えて見たいと思います。


エンクロージャーの設計に関しては、使用するユニットのT/Sパラメータが解かれば

設計ソフトを使いおおよその設計は出来ますが、このユニットについては、詳細がわかりません。

そこで、Jordan Watts (ジョーダン/ワッツ)について検索していると、手頃な箱がみつかりました。

https://ameblo.jp/evergrjp/image-11751235686-12815684809.html


というか、これ以外に図面らしきものは見当たりません。


仕方ないので、このメーカー公表の図面を参考にして、箱を作ることにします。

    こんな箱です。

ウノ写真    名前を  ”JUNO”  といいます。

    何の変哲もない、薄型の箱としかみえませんが


    1970年当時、36,600円ですから結構いい

    値段がしておりました。


    当時の仕上げは 

    チーク仕上げとホワイトカラー仕上げでした。

  [主な定格]

     ・ 形式 1ウェイ1スピーカー ブックセェルフ

     ・ユニット     全帯域10cmコーン型

                 (Module Unite)

     ・周波数特性    40〜20KHz

     ・許容入力      40W

     ・インピーダンス    8Ω

     ・外径         W:305×H:622×D:165

     ・重量        13.6Kg


この箱の図面を書いてみます。

   ネット上にある図面を参考に、使用する板厚を20mmとして書いてみました。

   (ダクト部の板厚はメーカー図面に近い12mmとしています。)


   変わっているのは、ダクトの開口部がユニットの開口部とつながっている点です。

   基本的には、バスレフになるとおもいますが、ダクトの長さが長いですね。


   ちょうど、ダクトの箱の上にユニットを置き、上の補強板で鋏こむような格好になっています。

寸法図

https://ameblo.jp/evergrjp/image-11751235686-12815684808.html


 続いて、この絵に、ユニットを載せてみたいと思います。

 ユニットの寸法は、公表されているものと、私が持っているもでは、若干の違いがあり

 ますので、私の持っているユニットを実測して図面化してみました。

  (あくまで、素人測定ですので誤差があると思いますが・・・)

ユニット取付図

https://ameblo.jp/evergrjp/image-11751235686-12815684807.html

このタイプは、図面上3種類ありましたが、みな薄く壁に取付て使うのを目的としていたんでしょうね。
 

コメント(4)


Re:Juno 使ってます

>光さん
情報ありがとうございます。
エンクロージャーを現在製作中ですが、光さんは、どんな箱に入れて使っておられますか。
ぶら下げて使っておられるということなので
やはり、薄い形状なのでしょうね。
お住まいが英国ということで、ユニットもこちらと違い数は豊富なんでしょうか。
気になるところです。
ハコが出来ましたら、又アップしますのでまた
ご意見をいただけたら幸いです。

平成の伊能忠敬になりたい男

2014-02-12 11:25:54

Juno 使ってます

Juno使っています。こちら(英国)で中古をebayでペア1万円くらいで購入しました。もし、サイズなどでお知らせできることがあればと思いまして。勉強部屋の正面の壁にぶら下げて使っています。アンプはYamaha CR600ですけど。もっと良いアンプをおごってあげた方がスピーカーにはよいのでしょうけど、、、

2014-02-12 06:54:42

Re:キャビネットの奥行き

>Lansing150さん

そうねんですね。
奥行によっても音質的に変化があるんですね。
このユニットの特徴を出す為に薄くしているのかと思いました。
一度聞いてみないといけないですね。


平成の伊能忠敬になりたい男

2014-01-17 00:10:13

https://ameblo.jp/evergrjp/entry-11751235686.html?frm=theme

38. 中川隆[-12643] koaQ7Jey 2020年5月22日 23:12:24 : 7SgHMdb7uM : Mk05TTkycW91WmM=[20] 報告

Jordan Watts Module Unit 用のエンクロージャーを作る その9)2014-05-19
https://ameblo.jp/evergrjp/entry-11852919250.html

Jordan Watts Module Unit 用のエンクロージャーを作る の最終回です。


まず、いつものごとく周波数特性の測定から


測定
     周波数特性の測定は

     「MySpeaker」というソフトを使っています。

     パソコンからサインスイープさせた信号を

     アンプに接続した被測定スピーカーに入れ

     出てきた音をマイクロフォンで拾って


     再びパソコンに入力し分析し

     周波数特性を測定します。


LR特性

https://ameblo.jp/evergrjp/image-11852919250-12943896923.html


    今回作製した箱の特性です。

    黒がLch 赤がRchとなります。


    特性的にほぼ同じ。   ユニット的にも、箱的にも差は無いと言うことでしょう。


    ただ、いつもの特性と違うのが、1Kz以上の周波数のレベルと下がっており

    低域はかなり伸びがあるものの、中域から高域にかけて伸びが無いという特性の

    ようです。


今回は、初めてサランネットを取り付けてみました。


ネットを取り付けることで高域の成分がどの位障害を受けるのかを見てみます。


次の 周波数特性がそれです。   黒がサランネット有  赤がサランネット無 です


ネット減衰

https://ameblo.jp/evergrjp/image-11852919250-12943919011.html


   これを見ますと、2KHz以下の周波数では問題はありませんが、それ以上では2dB程度の

   減衰を生じている様です。

 

   少しでも、フラットな音を聴こうとすれば、ネットはやはりとるべきなんでしょう。

次に、3KHz辺りに強い落ち込が(谷)があります。 これが気になると処ですが

吸音材で何とかなるでしょうか。


今回、吸音材として使用してみたのが、こんな材料です。

吸音材
   サーモウール


   いつもの、ニードルフェルトと違って

   ウールというぐらいですから、羊毛のようです。

   

 


  化学繊維ではなく、純粋な羊の毛のようです。

 毛の様子


   厚さが10cmほどあり、このまま入れたのでは  


      

   ぎっしりと詰まってしまいます。

   そこで、これを半分に裂いていれることにしてみます。


入れた状態
   それでもこんな感じです。

   今回の箱は有効奥行が10cmしかない為

   しかも、中央部にはバスレフのダクトが存在してい

   る為、こんな感じでいっぱいになってしまいます。

   40年ほど前に販売された”JUNO”の内部は

   どうなっていたんでしょうね。

  

 さて、この吸音材の効果はどうでしょう。


吸音効果

 https://ameblo.jp/evergrjp/image-11852919250-12943919010.html

   黒が吸音材なし  赤が吸音材ありの状態です。


   300Hz〜2KHz位でピーク(山谷)が減っていますが、3KHzの深い谷はそのままです。

   まあ、入れないよりは、入れた方が特性的には良いか  というものでしょうか。


ホリーコール
ホリーコール

       ベストオブホリーコール 「私の時間」


       

      いつもの定番CD

      1曲目の I can see clearly now

     

      この曲をボリュウムを上げていると

      いきなりパワーのあるベースの厚みの

      ある低音にびっくり。


      「こんなに、出るんだ」しかもぶ厚い。

      ドスン体に感じる低音。


      続く、ホリーのボーカルは・・・

      少し、透明感がない?  張はあるが何となく平面的な感じがする。


      しかし、全体的には、非常にまとまった音。

      このユニットの人気が高い理由もなるほどいった感じ。

      このユニットは入力が12Wしか入らないのでそんなにパワフルとはいかないが

      とっても、力強い音である。

      

ルパンJASS
      次に、LUPIN THE THIRD JASS


この曲もイントロからベースの厚みの

      ある音が心地よい。


      その後に続くギター、パーカッション

      ピアノがそれぞれ良く分離して

      気持ち良く演奏が聴ける。


      これは、ジャズ向き!!

      ついついボリュウムが上がってしまう。

ノラジョーンズ

    そして、もう一枚は、又女性ボーカル

    ノラ・ジョーンズ


    これも、気持ち良く聴ける。

    ノラのピアノと」気怠い感じの歌い方が
    雰囲気でている。


    こんな感じの曲は結構あう。

    

 まだまだ、聴きたらないところですが

 我家に来た Jordan Watts Module Unit は未使用という感じでしたが

 1個がアルミのコーンが少しへこんだ感じでその分エッジも引っ張れている感じで

 音に影響があるんじゃないか と心配していました。

 しかし、音出ししてみると、そんな心配は、無用でした。

 こんなに薄く、奥行の無い箱にもかかわらず、とっても分厚い低域がとっても気持ちが良いで

 す。 良い低域に高域はガンガンはでませんが、品のある感じにまとまっており、

 さすが、長く聴ける音になっています。

 ご覧の様なった様に、周波数特性は、決して良くありません。

 しかし、このユニットで聴くジャズは好きですね。

 曲の雰囲気が伝わってくる。 


 これは、やはり、一つは、コレクションにほしい、一品と思いました。

 


 しばらく、楽しめそうです。


https://ameblo.jp/evergrjp/entry-11852919250.html

39. 中川隆[-12642] koaQ7Jey 2020年5月22日 23:14:53 : 7SgHMdb7uM : Mk05TTkycW91WmM=[21] 報告

Jordan Watts Module
平成の伊能忠敬になりたい男・楽しみと生きがいを見つけたい!!

Jordan Watts Module Unit 用のエンクロージャーを作る 
https://ameblo.jp/evergrjp/theme-10077937434.html

40. 中川隆[-12203] koaQ7Jey 2020年6月29日 08:30:24 : bYNcda6VNQ : b3N1UUw2cEdIMkU=[2] 報告
E J Jordan Designs - ホーム | Facebook
https://www.facebook.com/EJJordanDesigns/
41. 中川隆[-12202] koaQ7Jey 2020年6月29日 08:32:06 : bYNcda6VNQ : b3N1UUw2cEdIMkU=[3] 報告
products - E J Jordan Designs ホームページ
http://www.ejjordan.co.uk/products/
42. 中川隆[-10742] koaQ7Jey 2020年10月21日 10:09:33 : ycHLX8xZDg : UXNKVlM3dUpybDY=[15] 報告
四本並列システムのこと

さて私は、と云えばいろんなスピーカを手掛けていますがメインスピーカはやはりアキシオム80の四連装です。 (写真2)がそうなのですがこのスピーカのインピーダンスとQの特性を図5に示します。定電圧駆動と定電流駆動での傾向は変わらずインピーダンス変動もQの変動もたいへん滑らかで全く申し分ありません。 こんなにスムースな特性のスピーカも本当に珍しいでしょう。アキシオム80四連装の音の良さは筆舌に尽くし難いものがありますがその一端はずらされた音軸にあるのだと思います。 何度か実験した上での結論ですが80の複数使用では単純な縦配置でも横配置でもいけません。 軸が一点に集中するように少しずつ角度をずらしたこの配置が想像を遥かに超えるピュアでパワフルなエネルギー感をもたらすのでしょう。 感度の視点からも1.5Wの45シングルで今どきのハイエンドスピーカを1KWのアンプで鳴らすのと同じ音量が出ます。このあたり何度か作った2連装システムなどとは全く別物です。 良く知られているようにスピーカを2本並列に接続すると3dB音圧が上昇します。仮に1Wのアンプで鳴らして一本で97dBの音圧が出たとしますと二本で100dBになるわけです。 ただその2本の並べ方が大事で2本を近接して集中する場合でも単に並べただけとある程度の角度を持たせるのとでは相当異なるように思いました。

昔ジョーダンワッツのモジュールユニットを4本使用したシステムを実験したとき、縦でも横でも一列に並べると2本並列使用と比較してさほど能率が上昇したとは感じられず、 アテネータで1ノッチほどつまりは2dB程度であろうかと思いました。2本と4本では理論上は+3dBですからまあそんなものでしょう。 アキシオム80の二本並列は縦でも横でもさらには角度付き横並列もすべてためしていますが指定箱の角度付き横並びが一番鳴りっぷりは良かったようです。 スピーカが具合良く接近するので相互放射インピーダンス効果がよく働いて、そうなるのかとも感じました。指定箱の角度付き二本横並びと比べると普通の縦二本並列は2dBほど低いような感じがしました。 まあこれはあくまで印象ですし部屋でも変わるでしょう。

さて今回、4本を指定どおりの角度を付けて指定どおりに集中配置したところその効率の良さには腰を抜かすほど仰天しました。 正確な比較ではありませんがアテネータで5〜6ノッチほど絞らないと1本とおなじになりません。効率にして10〜12dBも上がったようです。 スピーカのこのあたりの理屈は良くわからないのですが4本を近接して、あたかも一点から出たように集中配置したときは放射インピーダンス以外の作用が働くのでしょうか。 箱鳴りの問題やアンプの特性も関係するわけですが不思議なことです。カエデの12mm薄板で作りましたから確かに箱は鳴ります。 でも2本では高域が明らかに減衰して聴こえますが4本使用では1本の時よりも更に延びて聴こえますので箱鳴りでは説明がつきにくいのです。

理論とはぜんぜん合いませんが12dB上昇だとするとこのスピーカシステムの効率は110dB程度になります。 でもWE-555に段ボールで大きなメガホンを作って仮に付けたシステムと効率はさほど変わりませんし極めて明解な音は全く不思議と云うほかなく、納得できる理由は思いあたりません。

https://www.audio-maestro.com/gleaners2.html

43. 中川隆[-9177] koaQ7Jey 2020年12月21日 09:34:18 : 3zP1R1s2bc : MG41NHJjem1sTW8=[8] 報告
ダブルウーファーは直列か並列か
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1126.html

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