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CD 専用プレーヤー EAR Acute Classic _ ティム・デ・パラヴィチーニの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/853.html
投稿者 中川隆 日時 2018 年 5 月 03 日 13:58:12: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: CD プレーヤーは進歩しているのか?  投稿者 中川隆 日時 2018 年 4 月 18 日 14:08:55)


ティム・デ・パラヴィチーニの世界


CD 専用プレーヤー EAR Acute Classic
メーカー希望小売価格 890,000円(クロム仕上げ・税別)・798,000円(ブラック仕上げ・税別)


Ear , Acute Classic - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Ear++Acute+Classic


Acute Classic - ヨシノトレーディング
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/acute-classic/


この一台で、DAC/真空管プリアンプがついていて、ヘッドフォン使用も可能なワンボックスデジタルプレーヤー。


CD の販売が落ち込み、CD プレーヤーをラインアップに揃えるオーディオブランドも年々減ってきています。

CD 再生に対する音の追求は、もはや時代遅れなのでしょうか?
CD はもはやその音楽メディアとしての役割を終えようとしているのでしょうか?

全世界のミュージックファンのCD ラックに納まったコレクションは、かつてのアナログレコードのように廃棄の運命をたどるのでしょうか?

「いいえ、そんなことはさせません...」

EAR の主催者でありオーディオデザイナーである「ティム・デ・パラヴィチーニ」は、それらの問いに対して、1つの回答を託したCD プレーヤーをここにリリースすることを決定いたしました。

その名も「EAR Acute Classic」。

これは、SACD でもなく、Blue-Ray でもなく、純粋に「CD」の音を音楽的に追求した CD 専用プレーヤーです。

そして今や貴重な「真空管」を採用するチューブ式CD プレーヤーです。

しかしなぜ「King of Analog」と呼ばれるパラヴィチーニが、このタイミングでCD プレーヤーをリリースするのでしょうか?

アナログが脚光を浴び、多忙を極めるにもかかわらず、あえてデジタル機器でしかもSACD でもなく、CD 専用機を世に問う理由は何でしょうか?


パラヴィチーニは、かつて「EAR Acute」というモデル名でCD プレーヤーをデザインしています。

2005 年にデビューしたAcute はその後、「Acute 3」までバージョンアップしましたが、部品供給が難しくなったことから惜しまれつつも生産が終了していました。

気がつけば音楽を聴くスタイルは、音楽をデジタルコンテンツ化してデータ送信する方式となり、有形なモノとしての音楽メディアの需要は減る一方です。

しかしCD は1982 年の発売開始からすでに34年(2016 年現在)が経過し、アナログ盤が主役だった50年代から80年代半ばまでの期間と同等か、実質的にはそれ以上の長期に渡って、流通量を含め音楽メディアの第1線を走ってきました。

世界に現存する有形音楽メディアとしては最大の枚数が音楽を楽しむ人たちのすぐ手元にあるわけです。

ある意味、もっとも手軽に音楽を楽しめるメディアです。

ダウンロードしたり、パスワードを入力したり、アプリを立ち上げたり、そんな煩わしい作業は一切必要ありません。

電源を入れて、トレイにCD を載せたら、あとは「プレイ」を押すだけです。

これほどまでに普及した音楽ソフトであるにも関わらず、人類はまたしてもアナログの時と同じように、新技術の優位性を謳い文句に CD を過去の遺物として葬り去ろうとしているのでしょうか?

新技術を否定するわけではありません。

まだやるべき事があるはずだ、と言っているのです。

パラヴィチー二がアナログにこだわり続けているのは、まだやるべき事がたくさんあるからなのです。

同じように、CD にもまだやるべき事がたくさん残っているということなのです。

アナログ界の巨匠であるパラヴィチーニが「CD 専用プレーヤー」を、また作ろうと決心した理由は、まさにそこにあるのです。

特にハイエンドのCD 専用機は、各メーカーのラインナップからモデルが姿を消し、安価な普及機以外は なかなか見られない状況になりつつあります。

そんなCD プレーヤーが次々に姿を消していく状況を目の当たりにし、CD が本来持っているポテンシャルを引き出せなくなることが、かつてのアナログが「アナログ=ノイジーで悪い音」という先入観を音楽ファンに根付かせてしまったように、何としてもそれを阻止する必要があったのです。

つまりパラヴィチーニの純粋な音楽に対する熱き想い、そして音源という資産に対する想い、さらには再生装置に対するチャレンジ精神が、今回の「Acute Classic」発表の原動力となったのです。


「King of Analog」の異名を持つパラヴィチーニは、当然のことながらアナログサウンドの響きを愛してやみません。しかしそれは、パラヴィチーニが到達したい「理想のサウンド」という明確な目標があり、そこへ到達するための手段としてアナログが最適だったということが言えます。

つまりパラヴィチーニにとって理想の目標地点に着くためには、デジタル街道を進むよりも、アナログ街道を進んだ方が、やりやすく、尚且つ理想に近づけたわけです。

これが「Acute Classic」の場合、その理想の目標地点に着くためにデジタル街道を歩いていかなければなりません。しかしそれがパラヴィチーニのチャレンジ精神をさらに刺激したのです。 

「Acute Classic」は、デジタルとは思えないほどアナログ感覚に溢れた、アナログ/ デジタルハイブリッドとでも言うべきCD プレーヤーです。

新しくデザインされたエクステリアはEAR のアイデンティティであるクロムフィニッシュのフェシアを奢り(アルミヘアラインブラックフィニッシュも選択可)、モダンでシンプルなスタイルを採用しました。

また、真空管の配置を水平方向の横置き仕様とすることで、これまでのどのモデルよりもシャーシ全体のスリム化に成功し、シャープなイメージを醸し出しています。

最新のモダンなインテリアにもマッチして、美しいコントラストが目を楽しませてくれることでしょう。

回路構成で特徴的なポイントは、デジタル信号は全てパラヴィチーニがデザインしたアナログフィルターを経由して、他のEAR のプロ用オーディオ機器と同様にトランスフォーマーをカップリングしたチューブ式{ ECC88 (PCC88) x 2 } ライン出力段へ送られ出力されます。

この時デジタル信号は、あたかもアナログレコードのグルーブから発せられたような音質に変換されます。

チューブの特性にマッチするように仕立てられたEAR の心臓部である出力トランスは、パラヴィチー二自身が手巻きで納得する音が得られるまで、幾度と無く試行錯誤を繰り返した後に完成させたオリジナルスペシャルメイドのデザインを採用しています。

出力はアナログアウトプット(フローティングバランスXLR、及び同等クオリティーのアンバランスRCA)を備え、アナログアウトにはバランス/ アンバランスともに最大5Vrms の出力を持たせました。

これによりプリアンプを介さずとも、ダイレクトにパワーアンプに接続して駆動する事が可能となり、フロントパネルのアナログ式ヴォリュームで出力をコントロール出来ます。

「Acute Classic」はまた、Wolfson 社製 WM8741 DAC、及びS/PDIF レシーバーを搭載し、3系統のデジタル入力(USB、Coaxial S/PDIF、Toslink Optical S/PDIF)により、PC 等のデジタルセットからのソースで音楽を楽しむことも可能です。

いずれのデジタル信号もパラヴィチーニの理想とするアナログレコードのようなサウンドを奏でるように全てがデザインされています。

昨今、有形メディアとして再びアナログが注目され、その音の素晴らしさに気づいた人々が再びアナログ盤を買い直しているという現象がおこっています。

CD が登場した時にアナログ盤を処分してCD に買い換えたことを思えば、じつに滑稽な話です。

今後、配信やストリーミングを中心とする無形の音楽メディアが主流になっていったとしても、いずれ有形の音楽資産である「CD」にスポットライトが当てられる時がどこかでくるはずです。

なぜなら音が良い/悪いという判断の仕方は、数字や再生の手段で判断されるのではなく、いずれ、好きか/嫌いかという主観に頼るところに行き着くからです。

手段がどうであれ、パラヴィチーニが目指すものは「いい音を届けたい」という信念です。

ゆえにデジタル/ アナログという領域に関係なく、現在のパラヴィチーニの理想に最も近い音を奏でる再生機が、この「Acute Classic」です。

パラヴィチーニの新たなる挑戦を是非お楽しみ頂き、その音の響きを味わいください。

Specifications:


●Playback:
CD 44.1KHz, 16bit PCM 
SPDIF upto 192KHz, 24 bit PCM、 Toslink upto 96KHz, 24bit PCM
USB 2.0 44.1K - 192KH, 16 - 24 bit PCM


●デジタル入力:
1)USB 
2)SPDIF (RCA)
3)SPDIF (Toslink)

●アナログ出力:
1)Phono; 5V rms シングルエンド
2)バランスXLR; 5V rms XLR ピン 2 ポジティブ
3) ヘッドフォン(1/4” ) 16 - 100Ω

●使用真空管:2 x ECC88 (PCC88) / 6DJ8 (7DJ8)

●サイズ( 突起物含まず):W435 x D285 x H65 mm

●重量:8kg
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/acute-classic/


▲△▽▼


2016年12月 marantz SA10とEAR Acute Classic 音質比較 (字幕修正版) - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=CvEMKdasY34


オーディオ逸品館 2016年11月 
EAR Acute Classic vs. marantz SA10 音質比較テスト
https://www.ippinkan.com/ear_marantz_sa10.htm


真空管らしい艶やかで滑らかな音質が高く評価された「Acute(アキュート)が、2016年10月「Acute Classic」として、純粋に「CD」の音を音楽的に追求するためのCDプレーヤーとして再登場しましたが、CDプレーヤーの需要は年を追うごとに縮小し、「EARのような小規模メーカーがCDプレーヤーを制作する」には、高いコストとリスクが生じるようになりました。新発売されるAcuteも、非常に簡単なメカニズムしか搭載しないにもかかわらず、90万円近い高価な製品になっています。

他方、Esoteric や marantz(DENON)などの大規模オーディオメーカーは、「自社でメカニズムを作る」という手段を講じながらも企業規模の利点を生かし、販売される製品は高級デジタルプレーヤーとしては、比較的低価格に収まっています。

Acute Classic と対照的に、marantzからは「オリジナルメカニズム」と「オリジナルDAC」を搭載しながら60万円という挑戦的な値付けがなされた「SA10」が新発売され、双方のデジタルセクションや機能などを比較すると「SA10」の最新ないメース時に対して、「Acute Classic」はやや時代遅れとさえ感じられてしまいます。そして、その価格は内容を考えると高額に思えます。

そこで「実際の音」が価格に比例するのか?あるいは、Acute Classicが無為に高い機器なのか?を両機を比較試聴して見極めることにしました。


EAR Acute Classic メーカー希望小売価格 890,000円(クロム仕上げ・税別)・798,000円(ブラック仕上げ・税別)


EARの創始者であり主任設計技師である「パラヴィチーニ氏」は、「King of Analog」の異名を持ほど真空管を使ったアナログサウンドの響きを愛してやみません。しかし、パラヴィチーニ氏は、日本で広く愛された「Musical Fidelity A1」の画期的なトランジスター回路の設計も行うなど、彼は真空管アンプだけではなくトランジスターアンプの設計にも鬼才を発揮できるのです。

このようにトランジスター回路と真空管回路のどちらにも優れた手腕を持つ彼が、CDプレーヤーに「真空管出力回路」を使ったのは、単なる彼のノスタルジーではなく、彼が目標とする「理想のサウンド」の実現には、真空管アナログ回路が不可欠だからです。「Acute Classic」は、最新の優れたデジタル回路と、パラヴィチーニが理想とする真空管アナログ回路が組み合わさった、アナログ/ デジタルハイブリッドと言うべきCDプレーヤーなのです。

「Acute classic」がこれまでのモデルと大きく違っているのは、真空管の配置を水平方向の横置きとすることで、シャーシ全体のスリム化に成功し、シャープなイメージを醸し出す薄型デザインが採用していることです。また、このデザインの実現のため筐体や回路のすべてが新設計されています。フロントパネルには、伝統のハンドポリッシュのクロムメッキ仕上げのパネルが採用され、最新のモダンなインテリアにもマッチして、美しいコントラストが目を楽しませてくれることでしょう。

EAR伝統のチューブ・サウンドをこのモデルにしっかりと宿らせるために、パラヴィチーニ氏は他のEAR のプロ用オーディオ機器と同様にトランスフォーマーをカップリングしたチューブ式{ ECC88 (PCC88) x 2 } ライン出力段をアナログフィルターと出力回路に用いました。そしてチューブの特性にマッチするように仕立てられたEAR の心臓部である出力トランスは、パラヴィチー二自身が納得する音が得られるまで、手巻きで幾度と無く試行錯誤を繰り返した後に完成させたオリジナルスペシャルメイドのデザインが採用されます。


この優れたトランス出力回路は、アナログアウトプット(フローティングバランスXLR、及び同等クオリティーのアンバランスRCA)に備わり、バランス/ アンバランスともに最大5Vrms の出力を持っています。これは一般的なCDプレーヤーの2Vrmsの約2.5倍の高出力ですが、出力を高めたことで音楽のダイナミズムが拡大しています。また、この高出力をフロントパネルのアナログ式ヴォリュームにより音量可変出力することで、「Acute Classic」はプリアンプの助けを借りずに、パワーアンプを良好な音質で駆動することを可能としています。

さらにAcute Classicは、Wolfson社製「WM8741 DAC」とそれに対応するS/PDIF レシーバーが搭載され、USB1系統を含む合計3系統のデジタル入力(USB、Coaxial S/PDIF、Toslink Optical S/PDIF)が装備されています。もちろん、いずれのデジタル入力を使っても、パラヴィチーニの理想とするアナログレコードのようなサウンドを奏でるように音質が整えられています。

手段がどうであれ、パラヴィチーニが目指すものは「いい音を届けたい」という信念です。デジタル/ アナログという音源の違いに関係なく、現在のパラヴィチーニの理想に最も近い音を奏でる再生機が、この「Acute Classic」です。パラヴィチーニの新たなる挑戦を是非お楽しみ頂き、その音の響きを味わいください。

CD:44.1KHz, 16bit PCM

S/PDIF:同軸(RCA) 192KHz, 24 bit PCM、Toslink upto 96KHz,24bit PCM

USB 2.0:44.1K - 192KH, 16 - 24 bit PCM


marantz SA10 メーカー希望小売価格 600,000円(税別)


SA11S3の後継機として発売される、SA-10にはマランツオリジナルのディスクリートD/Aコンバーター「Marantz Musical Mastering(MMM)」が搭載されています。このディスクリートDACは、プログラムしたアルゴリズムでデジタル演算を行える「DSP(Digital Signal Processor)を使用することで、一般的なDACチップが行うすべての処理をmarantzがプログラムしたオリジナルのアルゴリズムと専用設計の回路に置き換えることで、より理想的なサウンドを実現するために開発されました。

DACに必要な機能

デジタル信号をアナログ信号に変換するために使われる「DAC」は、オーバーサンプリング・デジタルフィルター、ΔΣモジュレーター、DAC、I/Vコンバーターで構成されます。

・オーバーサンプリング・デジタルフィルター

DACに入力されるデジタル信号の「細かさ」を向上するための演算ロジックです。
オーディオで使われるPCM信号は、縦軸が音量で横軸が時間に当てはまる方眼グラフ上の交点にデーターが置かれるような変換方式でアナログ信号をデジタルにしています。

PCMデジタル信号をアナログに戻すと、出力される波形はサンプリングされる前の「曲線」ではなく、「階段状の線」として出力されます。オーバーサンプリング・フィルターを使うことで、この「階段の段差」が細かくなり、出力される波形がアナログ信号の「曲線」に近づきます。

このとき「元々なかった点(デジタルデーター)」を作り出さなければいけないのですが、前後のデーターの中間にデーターを追加するだけでは、もとあった曲線の膨らみが再現されません。そこで、前後いくつかのデーターを参照にしながら「元々の曲線により近いデーター」を演算により生成します。

「MMM」には、元フィリップスでアプリケーションラボに所属し、「DAC7」でビットストリームDACの開発を担当、「CD-7」のデジタルフィルタの開発者でもあり、現在はマランツヨーロッパリージョンの音質担当者でもあるライナー・フィンク氏が、そのフィルター演算プログラムの開発に参加しています。


・ΔΣモジュレーター

PCMデーターは、「方眼紙上の点」です。この点は「電圧軸・時間軸」の絶対的な座標を持っているので、マルチビットDACではその座標に従って、定められたタイミング(時間軸のデーター)で定められた電圧(電圧軸のデーター)を連続して発生し「階段状の曲線」を出力します。後にこの「階段の角の部分」をローパスフィルターで削ることにより、元のアナログ曲線が出力されます。

ΔΣ変換とは、あらかじめ「点座標」で供給されるPCMデーターを「連続する点(ビットストリーム)」に置き換える変換です。わかりやすく言うなら、PCM信号をDSD信号に変換するための仕組みです。


・DAC
デジタルデーターから、アナログ信号を作り出す仕組みです。
ここまでの「3つの仕組み」が、「MMM」ではmarantzがプログラムしたDSPで行われます。


・I/Vコンバーター
電流として出力されるDACの信号を、オーディオ機器が扱う電圧に変換するための回路です。SA10ではこの部分にビシェイの高精度・高音質抵抗が使われるなど、一般的なICではなくディスクリート回路で構成されます。


・新世代のオリジナルメカエンジン「SACDM-3」
ディスクドライブには、marantzがピックアップの制御とデコードを行なう回路を新開発し、回路を最短、最小化。余分な電流やノイズの発生を抑えた、最新世代のオリジナルメカエンジン「SACDM-3」が採用されます。

出力回路
アンバランス出力、バランス出力は完全に同等グレードで構成され、バランス出力のHOT/COLDの反転は、信号劣化のないデジタル位相反転機能が採用されています。

アナログ基板
左右のアナログ出力回路はシンメトリーにレイアウトされ、チャンネルセパレーションや空間表現力が高められています。

高音質パーツ
アナログ出力回路には、純銅箔を採用した最上グレードのオリジナルフィルムコンデサ「ブルースターキャップ」や、高音質電解コンデンサなどを投入され、電源トランスには、SA-7S1と同等コアサイズのトロイダルコアトランスが採用され、巻線には高純度なOFCが使われます。

アナログ回路とDAC回路に給電するブロックケミコンには、4,700μFのマランツ専用カスタム品が使われます。

アナログ出力端子には、純銅削り出しのピンジャックが使われます。


ヘッドホンアンプ
フルディスクリートで、HDAM-SA2による高速電流バッファアンプが使われ、3段階のゲイン切り替えもできる。本格的なヘッドホンアンプが採用されています。この回路は、メイン回路を高音質化するためOFFできます。


試聴環境

メーカーから届けられた「Acute Classic」を箱から出して聞いたときは、「やはりEARのような小規模メーカーが、CDプレーヤーを初発売するのは無理がある」と感じました。

音の滑らかさ、雰囲気の良さは感じられるものの、同じ条件で聞いたことのある、marantz SA10と比べて情報量(音数)が明らかに少ないと感じられたからです。

試聴は、その後60時間近く連続で再生してから後に行いました。


 Vienna Acoustics Beethoven Concert Grand(T3G) 

 AIRBOW PM11S3 Ultimate 

 AIRBOW MSS-i5 MsHD 6.7


試聴したソフトは、いつもの5曲です。これらの曲をダビングしたCD-Rを聞きました。

さらにCDの音とUSB入力の音を比較するため「新世界より」をAIRBOW MSS-i3 MsHD(HQ Player、88.2kHz/24bit出力)と組み合わせて聞いてみました。


2016年12月 marantz SA10とEAR Acute Classic 音質比較 (字幕修正版) - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=CvEMKdasY34

Della
「せせらぎ」

Liza Ferschtman
「BACH VIOLIN SOLO」

Grace Mahya
「Last Live at DUG」

noon
「500 Miles」

DENON
「新世界」

・EAR Acute Classic 890,000円(クロム仕上げ・税別)

 せせらぎ

水の流れる音には十分な高周波成分が含まれ、SACDの助けを借りなくてもすっきりと伸びきったサウンドがCDから再現されます。これは、真空管とトランスを使った良質なプリアンプ「EAR 912」をCDプレーヤーに接続したときに得られる、音質改善と同じです。音の広がりも自然で、手前の水音と近くの鳥の鳴き声、遠くの鳥の鳴き声が、部屋の壁の向こう側から聞こえてきます。

特徴的なのは、音の重なりに一切の濁りがなく、手前の音の向こう側に遠くの音が透けて見えるように聞こえることですが、この透明感の高さにアナログの鬼才と呼ばれるパラヴィチーニの技術が生かされています。

ただ、CDのメカニズムやDACといった「デジタル構成部」は、特別なものが使われているわけではありませんから、marantz SA10のようなぎっしりと音が詰まった密度の高さ、4Kデジタル映像のような緻密さは持ち合わせていません。
フィルム映画を見るような透明感とデリケートな色彩の再現能力を持つ、Acute Classicはディスクに記録された音を「情報」としてではなく、あたかも生演奏を聞く時のような豊かな響きと色彩で「生々しく」再現してくれました。

 バッハ バイオリンソロ

バイオリンから一音が出るその瞬間、弓と弦が触れた音だ出て、それから弦全体が安定した音階で鳴り、それが楽器全体に広がってゆく、その「響きのイメージ」がとても正確に再現されます。今聞いているのは「生楽器の音である」、「生演奏の再現である」ということがダイレクトに伝わってくる音の出方です。

従来のAcuteとの違いは、良い意味でその「響きの乗せ方」にEAR臭さがなく、アナログ回路で「特別な音作りをしている様子」を一切感じさせないことです。

高音はすっきりと伸び、中音は太く響き、低音は豊になる。本当に生楽器をホールで聞いているのと同じような音が出ます。

これこそがEARマジックなのですが、最新のAcute Classicは、本当に自然でその魔法が「見えない(感じられない)」ことが、一番の特徴だと思います。

こういう生々しい音を出すCDプレーヤーは、真空管を使うEARでなければ作れないでしょう。

 モナリザ

ギターの響きが部屋いっぱいに広がります。ボーカルは滑らかで艶やか。レコードを聴くときと寸分違わぬイメージでこの曲が鳴ります。今聞いているのは、ハイブリッドディスクのCD層をリッピングし、今はもうない高音質の「ゴールドCD-R」に焼いたものですが、下手なSACDプレーヤーで聞くSACD層を上回る程高域が滑らかで、高域の倍音もすっきりと伸びています。

驚かされるのは、デジアルのつきものの「ノイズ感」や「粉っぽさ」が全く感じられず、本当にレコードやアナログテープを聴いているのと同じ感覚で、CD(デジタル)が鳴ることです。

こういう音作りに、アナログサウンド30年以上の歴史を持ち、現場でのレコーディングの経験も深い、パラヴィチーニの経験が生きていると思います。

目の前で、人間が、生楽器を演奏している音で、モナリザが美しく鳴りました。

 500miles

ピアノの音と人間の声の違いが、とても良く伝わります。
特にこのディスクでは「ピアノの高い音」がやや硬く、ピアニストのタッチが粗く聞こえがちなのですが、そういう荒々しさは全く感じられません。ピアノの音は滑らかで響きが豊かですが、濁りが少なく透明感たっぷりに美しく響きます。
ボーカルはボディーがしっかり出て、肉付きのよい女性らしい柔らかな音で鳴ります。

驚かされるのはピアノの最低域の基音、そしてペダルを踏む音まではっきりと「生々しく」聞こえることです。今までこれほど深みのある自然な低域をこのディスクから再現するプレーヤーに出会ったことはありません。Acute Classicでこの曲を聴くと、中音が少し前に出てピアノがその後方に位置し、ピアノの高音が上方向に広がり、低音がやや遅れて地を這うような、「音の高低による時間差」が本当に見事に再現されます。

こういう音は、「現場の音」をしっかりと記憶している、パラヴィチーニが「生音に近くなるようなアナログ回路」をAcute Classicに与えたからこそ実現した音で、デジタル回路だけで作られた機器ではとうてい実現できないでしょう。なぜなら、再生時の「響き」がなければ、実現しない音だからです。

私は2016年末発行のDMにオーディオ機器は、失われた響きを再現し、入力される音よりも出力される音をより「生々しくできる」という持論を掲載しましたが、今聞いている音は、まさしくそういう「失われた響きが見事に復元された音」です。

 新世界より

楽曲が始まる部分での、金管楽器の響き、弦楽器の響きの再現が見事です。Acute ClassicはEAR製品全般に通じることですが、「響き」の再現性、その「芸術性」の醸し出し方が実に見事です。

デジタルの音はアナログに比べると、動きが少なく「静止して」感じられる事があるのですが、Acute Classicで聞く新世界よりには「生きた時間の流れ」が感じられます。

演奏が進むにつれて刻々と変化する「響きの変化」に夕日が雲を照らし、刻々とその美しさを変えて行く様子が感じられます。響きの広がりと収束。色彩感の変化。本格的な交響曲ならではの「リッチな時間の味わい」が見事に再現されます。
今聞いているのは「音」ではなく、演奏そのものです。それも、生よりもさらに素晴らしく作り上げられた、再生芸術(演奏)そのものです。オーディオ機器は、生演奏をより美しく、生々しく再現出来るという「事実」をAcute Classicは、聞かせてくれます。

  新世界より(USB入力)

CDに比べるとほんの少しだけ響きが減った分、演奏が落ち着いて感じられます。CD-Rで聞くこの曲が「春から初夏」にかけての雰囲気だとすれば、USB入力で聞くこの曲は「夏の終わりから秋」に欠けての雰囲気です。

音質的にそれほど大きな変化は感じられませんが、雰囲気が一ついて少し「客観的」な部分が醸し出され、普段聞いているこの曲の雰囲気に近くなります。

素晴らしいと思うのは、CDの再生、USBでの再生に関わらず、CD(44.1kHz)にありがちな高域の閉塞感が全く感じられず、高域の倍音がすっきりと伸びていることです。

今聞いている音であれば「ハイレゾ」でなくても、十分アナログに匹敵するサウンドが得られます。少なくとも下手なデジタル機器で聞くハイレゾよりも、遙かに高域ののびは良く、楽器の音が自然に聞こえます。

色彩感も豊かで、この音であればUSB-DACとしても価格相応の価値を十分感じ取っていただけることでしょう。


・marantz SA10 メーカー希望小売価格 600,000円(税別)

 せせらぎ

今までのフラッグシップモデル「SA11S3」では少し気になっていた、高域のざらつきや堅さが完全に消えているところに「MMM」を採用した「SA10の良さ」が感じられます。水の流れる音、鳥の鳴く声は柔らかく、十分な厚みがありますが、すっきりと明快なサウンドで「ぼやけた感じ」が一切ありません。

Acuteとの違いは、水泡がはじけたときに飛び散る「細やかな水しぶき」が伝わる感覚、いわゆる「空気感」が弱いことです。しかし、これはSA10が弱いのではなく、Acuteの「真空管を使った音作り(本来録音されていないものを、あたかも存在するように感じさせる力)」を褒めるべきでしょう。

立体感はスケールが若干小さいですが、それが逆に「空間の密度感を上昇」させることにつながっているので、善し悪しではなく、好みの判断になるでしょう。
PCMのように輪郭が強くなりすぎる事がなく、下手なDSDのように滑らかになりすぎる事もなく、marantzらしい暖かく滑らかな音でせせらぎが鳴りました。

 バッハ バイオリンソロ

Acuteで聞くこの曲に比べると、SA10は表現がやや穏やかですが、細やかな楽器の音の変化や奏法のバリエーションがきちんと再現されるので、演奏にじっくりと耳を傾けたくなります。

Esotericのように堅くなく、LUXMANのように柔らかくなく、Accuphaseのように色が薄くなく、SA10のバランスはとてもニュートラルです。音が滑らかで密度も高く、バイオリンの鋭さと柔らかさのバランスが秀逸です。

Acuteのような「海外製品」と比べると、落ち着いたムードになりますが、フェルシュトマンが自分の音のじっくりと耳を傾けながら、知的にバッハを奏でている様子が伝わります。

プレーヤーで極度に色づけしない「端正な音」が魅力的に感じられました。

 モナリザ

切れ味の良い透明な響きを聞かせたAcuteとは違って、ギターのサイズが一回り大きくなったように、低音の響きが太くなり、その部分の余韻が長く感じられるようになります。けれど、変わるのは低音だけで、中高音の響きの量や余韻の長さは、Acuteと同じです。

ボーカルはギターと分離して聞こえます。この部分、ギターとボーカルの絡みがとても親密に感じられたAcuteとは一線を画します。

質が高く端正な音ですが、Acuteと比べるとやや「艶」が少なく感じられました。

 500miles

Acuteで聞くこの曲は「生演奏を聞いている雰囲気」を持っていました。SA10では「レコーディング現場」が見えてきます。

ピアノとボーカルの立体関係はややあやふやで、音像も肥大します。密度は高いのですが、それぞれの音が出てくる「タイミング」が同一なので、音が空間でかぶっています。

一つずつの音は悪くない、むしろ優れているのですが、音楽表現で重要な「間」が形成されません。

B&Wのスピーカーもそう聞こえますが、B&Wをモニターとして作られたSA10も同じ傾向を感じさせます。

 新世界より

録音の良いこのソフトではSA10の持つ「音の良さ」がしっかりと発揮されます。
PCMをすべてDSDに変換してからD/A変換する良さでしょうか?音が本当に滑らかで、良質なアナログソースを聞いているような「厚み」も感じられます。

金管楽器や弦楽器の音が重なる部分では、それぞれの音が見事に分離し、団子状に重なることがありません。あくまでも、細やかな音が美しく重なり合っているように聞こえます。

演奏の流れはとても穏やかで、不安なく新世界に踏み出していける、希望にあふれた音楽に聞こえます。また、ノイマンの指揮らしい「一糸乱れぬ統一感」も強く出ます。
音の量、厚み、すべてが満足できるレベルです。


  新世界より(USB入力)


S/N感、密度感、低域の安定感でUSB入力はCD-Rを上回ります。

しかし、その差はそれほど大きいものではなく、CD-Rでの再生とほとんど変わらない雰囲気で新世界よりが聞けます。黙って切り替えられたなら、どちらがそれとは言い当てられないほどの差でしょうか。

それでも中低音のハーモニーの厚み、小音量部の音の数、音が消え入る部分の静寂感など、回転していないものからデーターが取り出されているという「安定感」が感じられます。

ダイナミックレンジも少し拡大し、最大音量部の音量がわずかに大きくなっているようにも感じられます。

USB入力でこの音が出るのであれば、CDの再生でディスクにこだわる必要はないと思います。


試聴後感想

試聴レポートの最初に書きましたが、「最新技術を惜しみなく投入した marantz SA10」と「ノスタルジックな真空管を搭載したAcute Classic」では、全く勝負にならないと考えていました。

しかし、比較試聴を追えた今、その考えが全く違っていたことを知りました。

私自身
「デジタル機器はスペックではなく、出てくる音で選ぶべきだ」、
「デジタル機器の音質のキーポイントは、デジタル回路のスペックではなくアナログ回路の優劣だ」

と何度も書いてきていたにもかかわらず、今回はあまりにも違う「スペックの差」に完全に目が曇ってしまったのです。

SA10 はこの価格でよくぞここまで!と賞賛できる音質です。同じ国産製品で比較するならば、その価格は他社製品の1.5〜2倍くらいに匹敵するでしょう。特に、今回はメカニズム、DAC共にオリジナル化してこの価格ですから、その努力の実現は高く評価されるべきです。

しかし、EAR Acute Classicは「音楽の再現性」において、SA10をあっさりと退けてしまいました。

詳しい音質の違いは「試聴レポート」に記述したので省きますが、Acute Classicは「出力回路にEAR 912をおごっている」あるいは「CDプレーヤーと素晴らしいプリアンプが一体化したモデル」と考えなければなりません。

良質なプリアンプをCDプレーヤーとパワーアンプの間に使うと、音質がワンランクあるいはそれ以上アップすることはよく知られています。Acute Classicはまさしくそういう「プレーヤー」です。

このプレーヤーなら、高級なプリアンプを使わずに内蔵のボリュームを使ってパワーアンプに直結したり、あるいはプリメインアンプに繋いでも、100万円以上のプリアンプを使ってそれらを繋いだときと同等の「響きの良さ」が実現するでしょう。そう考えれば、その価格は思わず「バーゲンプライス!」と叫びたくなるほどの価値を持ちます。

少なくともクラシックやバラードなど、じっくり聞きたい本格的な演奏では、私は SA10 ではなく Acute Classic を選びます。

また、USB入力でもそのアナログ的な雰囲気が味わえる Acute Classic は、SA10 を超えるムードの濃さで音楽を再生したのです。

Acute Classic が SA10 を超えたのは、パラヴィチーニの経験が成し遂げた奇蹟でしょう。

聞かなければ信じられない。聞けば虜になる。それが、Acute Classicの魅力です。

逸品館代表 清原裕介
https://www.ippinkan.com/ear_marantz_sa10.htm
 

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コメント
 
1. 中川隆[-11839] koaQ7Jey 2018年5月03日 14:15:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13012]

EAR Products - ヨシノトレーディング
https://www.yoshinotrading.jp/products/ear/

EAR 真空管アンプ 逸品館
https://www.ippinkan.com/ear/ear_page1.htm

ヤフオク! - 「EAR」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search;_ylt=A7dPDi01WVxa1w8AAiR8WDd8?p=EAR&aq=-1&oq=&fixed=0&ei=UTF-8&slider=0&tab_ex=commerce&auccat=23792&x=0&y=0

▲△▽▼

ティム デ パラヴィチーニ
https://www.yoshinotrading.jp/ear-tim-de-paravicini/

アナログ音楽再生芸術に人生を捧げる「King of Analog」と呼ばれる生ける伝説、


「ティム・デ・パラヴィチーニ」。


その男が目指す音、それは...


”アナログ・マスター・サウンド”。


「アナログレコード音楽は、いまだ完成されたアートではない」。

                  ............ by Tim de Paravicini

アナログ・レコードを造る時の音響装置、そしてアナログ・レコードの音楽を再生する時の音響装置、まさに音楽の入口から出口に至るまでの音響デバイスを1人で創造する事ができるスペシャルエンジニア「ティム・デ・パラヴィチーニ」。

ポール・マッカートニー、リンゴ・スターといったビートルズのメンバーや、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアやジェームス・ガスリー(グラミー受賞プロデューサー)、またケイト・ブッシュ、ジム・ケルトナー、ゲイリー・バーロウ(Take That)等、ミュージシャンのスタジオへの機材提供を始め、クィーン、ジミ・ヘンドリクス、レッド・ツェッペリン、ローリングストーンズ、ザ・フー、ブルース・スプリングスティーン、ZZ トップ等、超ビッグネームのマスタリングを行う世界屈指のエンジニア;「ボブ・ラドウィック」が主催する「ゲートウェイ・マスタリング・スタジオ」(マスタリングを担当したダフト・パンクくの大ヒットアルバム「ランダム・アクセス・メモリーズ」は、2014年の第56回グラミー賞で「ベスト・エンジニア・アルバム」を受賞)、さらには高音質レーベルとして、その限定リリースされたアナログ盤には常にプレミア価格が付くマニア垂涎の「モービル・フィデリティー」等々、音に対して凄まじくシビアなプロフェッショナルスタジオにパラヴィチーニ(EAR)の様々な音響機器が導入されています。

その世界のトッププロ達が、こぞってパラヴィチーニ(EAR)の機材を使う理由はただ1つ、「音が心地いいから」。

英国で育ったパラヴィチーニは幼少の時から目の前に時計やラジオがあれば決まってバラバラにしてしまうので、「彼の前に機械を置くな」と言われるほどメカ好きでした。

ある怪我で病院に入院した時にも、退屈を持て余したパラヴィチーニが病院内の調子の悪いラジオやテレビを全て直してしまったという逸話が残っているほどです。

10代後半にロックンロールバンドに夢中になりドラムスを担当する傍らで、PAやスタジオ機材のリペア/ カスタマイズを手掛けるようになっていきます。そして20 代前半には南アフリカに自身のアンプ/ トランス製造工場を設立。

ここでの活躍が評判となり、当時日本からやってきたLUX 社がパラヴィチーニをオーディオデザイナーとしてヘッドハンティングして日本へ連れてきます。

その後、約4 年間日本でアンプデザイナーとして腕をふるい、後に銘機と呼ばれるLUX 社の50周年記念モデルのアンプ開発等を手掛けています。

英国に戻ったパラヴィチーニは、1978 年にいよいよ自らのブランド「EAR 社(Esoteric AudioReserch)」を始動させ、自らが理想とする音響装置造りに乗り出します。

80 年代にはアナログ・レコードに溝を刻んでゆくための装置である新型のレコードカッティングシステムをデザインし、ミュージシャン達が音楽を記録したマスターテープに近い鮮烈なサウンドのアナログ・レコードが作れると評判になります。

1993 年にはパラヴィチーニ(EAR)のオーディオ装置を駆使してレコーディングされたスライド・ギターの名手「ライ・クーダー」のアルバム「A Meeting by the River」が、グラミー賞のベストワールドミュージック賞を受賞し、パラヴィチーニ自身も「技術貢献者/Technical Contribution」として表彰されています。

1996 年にも「ベラ・フレック」のアルバムでグラミー賞にノミネートされています。

2002 年には、オーディオドリームチームのメンバーとして、高音質レーベルで有名なサンフランシスコにある「モービル・フィデリティー」に招かれ、チーフオーディオデザイナーとして現在考えうる最高グレードのアナログシステムをデザインし機材を導入しています。

ハーフスピードマスタリングと呼ばれる技巧を駆使して造られたここでのアナログ・レコードの再生音は、まさにマスターテープクオリティーとも言うべき高音質で、音楽の持つ躍動感や生命感、そして楽器や歌声のナチュラル極まりない響きは、現在リリースされる音源としては世界屈指のクオリティーを誇ります。

一方、プロスタジオのハイクオリティー機器の技術をフィードバックしたホームユース用の再生装置の設計、デザインも妥協なく同時に進められて来ました。特にアナログ・レコードによる音楽再生においては、最高の音質、音色、そしてエネルギーが奏でられるようにチューニングされてます。

また、プロ機器、及びホーム機器同様にパラヴィチーニが目指す音を得るために、好んでアナログ素子である「真空管」を装置に多用する所もパラヴィチーニ(EAR)のアイデンティティーとなっています。このためパラヴィチーニは「King of Tube」の別名を持ちます。

音楽が人々に大きな影響力を持っていたと言われる1960 年代から1980 年代後半にかけてとアナログ・レコードの繁栄期とは時期的に重なります。これは単なる偶然でしょうか?

パラヴィチーニは言います。「当時のミュージシャンやエンジニアやレコード会社の連中はとにかくクオリティーに拘った。皆が誰も今までに聴いたこともない音楽や音が出るレコードを作ってやるぞと競い合った。その想いが詰まった、まるで昨日に録音されたばかりのようなマスターテープの圧倒的な音を聴くと、中途半端な仕事など私には絶対にできない。私のやるべき仕事は、彼らの目指した音楽をそのままリスナーに届けることだ。そしてそれを最も近い形で表現できるのがアナログだ。」

つまり「心地いい音」とは、「”マスターサウンド”に近づくこと」と、パラヴィチーニ / EAR は考えます。なぜなら、その音こそがミュージシャンやエンジニア達が試行錯誤の末に到達した音楽の完成形だからです。

アナログ=手数(プロセス)の多さ=感性の刺激=豊かな感受性と想像力の育成

クオリティーにこだわった音楽の創り手/送り手側、それに応えるように聴く耳を持ったリスナー/受け手側。お互いの期待と感動がシンクロしていたアナログレコード時代の音楽界の繁栄は、このような要因に支えられていたのではないでしょうか。

音楽の主流がCD や他のデジタルメディアに移行して行った90年代以降もパラヴィチーニのアナログレコードによる音楽再生芸術探求は絶え間なく続けられてきました。

妥協すること無くアナログのクオリティーにこだわり続けたその匠の技は、今、アナログ・レコード需要の再燃と共に新たな脚光を浴びています。

レコードをパラヴィチーニ(EAR)の装置で聴いてみて下さい。

そこには理屈抜きに音楽から感動できる何かがあることを体感して頂けると確信致します。

Biography

1945 英国人両親のもとアフリカ・ナイジェリアで生まれる。

1965 英国にてロックバンド用機材のカスタムデザイン、スタジオ機器のモディファイに着手。

1967 南アフリカにてアンプ/トランス製造工場を設立。

1972 日本のLux社へオーディオデザイナーとしてヘッドハンティングされる。C1000/M6000 プリ/パワーアンプをデザイン。3045 tube mono block 等をデザイン。

1976 英国に戻り、ALBAラジオステーション、Tangentスピーカーのデザインコンサルタントを務める。Michealson & Austin tube amplifier にてTVA10、M200 mono blocks製作に従事。

1978 Esoteric Audio Research (EAR社)設立。

1979 EAR 509 100w professional tube mono block power amplifier 発表。

1985 新型レコードカッティングシステムを発表。

1993 米国グラミー賞にてBest World Music Album 受賞作品 Ry Cooder & V.M.  Bhatt "A Meeting By The River" Technical Contributionに選出される。

1994 ベストセラーEAR 859、834P発表

1996 米国グラミー賞にてBest World Music Album ノミネート作品 Bela Fleck, V.M. Bhatt & Jie-Bing Chen "Tabula Rasa" Mastering Engineerに選出される。

2002 米国:モービル・フィデリティー社にGAIN2(Greater Ambient Information  Network)マスタリングエレクトロニクスを導入。

2012 世界最大のオーディオソサエティー「The Los Angeles and Orange County  Audio Society」の最高栄誉賞に選出される。

その他、数々のアナログ作成、マスタリング、コンサルティング、EAR製品デザインを手がけ今日に至る。
https://www.yoshinotrading.jp/ear-tim-de-paravicini/


▲△▽▼


37 :ヤフオクの詐欺師、denden95でございます。:2008/06/07(土) 16:44:45 ID:w+QT+D9P

EAR はイギリス人のティム・デ・パラビチーニが日本人スチュワーデス吉野をなんぱして、手篭めにしああげく女房にして立ち上げた管球オーディオブランドなのです。

造るやつがエロいので、音のほうもエロいんですが内部の真空管がロシア製なので、エロいアンプが台無しです。


45 : 仙人短 ◆TANPanX3xc : 2008/06/07(土) 17:12:21 ID:UbVbvxUd
>>37
エロいので〜

オーディオにエロさが無くなれば、それはよもや、オーディオではない。
僕等がそれに注目出来る訳は、そこに、理(タナトス)ではなく。感情(エロス)と見ているからです。

魔王「あんたの話も、ようワカランが。つまり?」

閻魔「エロい方が、むしろ正解。オーディオ的には、だけど・・・」

短「閻魔は最近、凄い事言うよね・・・」

58 : 自称ヤフオクのアタナトス帝王、denden95でございます。 : 2008/06/08(日)

EAR MC-4 は買わないほうが良い。あれはティム自身がトランス巻いてないぞ。

どうやら部下にやらせているのだ。

狙い目は初期のMC-3だ。

834P−5 もダメ。5Ωからで2〜3Ωには対応できていないし、下っ端の技術者にトランス巻かせてる。

初期の834P を中古で手に入れて真空管を全て交換するのがベストじゃ。

現行品には手を出さないほうが良い。


859/861/834L/834P/V20 まではティムの本物の手巻きのトランスだ。

それ以降はやめておくことじゃ。

EAR の製品の価値はティムの手巻きのトランスにあるのだからな。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1212015207/

EARのV20 1998年4月

 以前、ダイナミックオーディオ・サウンドハウスで試聴し、好感を持っていたので、さっそくこれも自宅試聴することになりました。

 一聴して、伸びやかな低域と高域、独特の色気と艶、そしてプレゼンスの見事さに引き込まれてしまいました。

 回路に詳しい友人達は、片チャンネルに10本も12AX7を使って、しかも元々、出力管でない真空管をこのように使うこと自体、無理があり、良い音になるはずは無い、と言うことなのですが、あの音を聴いてしまっては、そんな言葉も空虚に聞こえてしまいます。

 このサウンドを一言で喩えるなら、「デカダンス」でしょう。

 かつての名女優デートリッヒの、ちょっとけだるくタバコをくゆらす姿が浮かんでくる様です。

 制作者パラピービッチーニ氏は、きっとこの「デカダンス」がわかるアンプ制作者ではないでしょうか?
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/history99.html


2. 中川隆[-11838] koaQ7Jey 2018年5月03日 14:25:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13012]

E.A.R|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10097864431.html

楠 薫のオーディオ三昧 EAR paravicini 312 & EAR912
http://www.kusunoki.jp.net/audio/ListeningReport/ListeningReport20131203.html

楠 薫のオーディオ三昧 EAR V20
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/V20.html

楠 薫のオーディオ三昧 EAR V12
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/EAR_V12.html



3. 中川隆[-11837] koaQ7Jey 2018年5月03日 14:38:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13012]


真空管プリアンプ EAR 912 \1,980,000(税別)
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/


真空管プリアンプ EAR 912 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=EAR+912


EAR 912 Professional Tube Control Centre
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/


真空管ートランスカップリングの技巧が全ての音楽に艶と潤いを与える。パラヴィチーニの集大成とも呼ぶべき最高級プロ仕様プリアンプ。


「EAR 912 / Professional Tube Control Centre」は、半世紀近くに及ぶティム・デ・パラヴィチーニのプロスタジオワークの経験に基づいたノウハウが結晶した、音楽再生装置の集大成とも言える最高級管球式プリアンプ(コントロールアンプ)としてデザインされています。

アナログレコードファン、また最新のマルチソースラインシステムにおいても、最高音質が楽しめるように、パラヴィチーニサウンドの奥義とも言える「真空管ートランスカップリング」の技巧がサーキット全編に渡って散りばめられています。

この「真空管ートランスカップリング」の可能性を全て引き出すために、トランスフォーマーのドライブ側とフィードバック側にそれぞれ独立したワインディングが施され、ハイクオリティー、ハイパフォーマンスなサーキットがここに完成しました。

特に高いヘッドルームとローノイズを実現させるために、最大限の配慮がなされ、最高級管球式プリアンプ(コントロールセンター)として考えうる音質と豊富な機能を有します。

特徴的な機能の1つとしてパラヴィチーニが新たにデザインしたMCカートリッジの昇圧トランスを内蔵したハイクオリティーなフォノステージが挙げられます。

トランスカップリングされたMCフォノ入力は、3、6、12、40Ωのタップが設けられ、様々なMCカートリッジのインピーダンスに対応できます。

MMセクションは47kΩとし、入力はダイレクトに初段の双三極管(PCC88)へ接続されます。スイッチでMM/MCの切換えが可能です。Stereo/Monoスイッチも設けられ、Decca、RCA、Capitol等の1950年代の素晴らしいMono録音を楽しむことが出来るでしょう。

また2系統が設けられたフォノ入力により、2つのターンテーブルを接続したり、ダブルアーム仕様によるトーンアームやカートリッジのサウンドの違いを楽しむことも簡単に出来ます。

管球をベースとしたRIAAイコライゼーションサーキットには、キャパシターよりもオーバーロードが少なく、耳障りにならないように、パラヴィチーニがカスタムワインディングしたインダクターが使用され、またフォノステージからラインステージへの移行もトランスフォーマーを介して行われます。

これにより、高いスタビリティーとヘッドルーム、ローノイズ、低歪みを実現しています。「EAR 912」は全てシングルエンドのピュアクラスAサーキットです。

トランスフォーマーによるサーキットアプローチは、電気的な効率やピュアなサウンドクオリティーを高めるためのものだけではなく、機能を多様化できるメリットも生みます。

フロントパネルに設けられた3ポジションのアッテネータースイッチは、トランスの2次側にタップを設け、フルゲイン、-6dB、-12dBが選べます。これにより抵抗式アッテネーターで問題となる様々なソースとのインピーダンスのマッチングに関係なく容易にアッテネートが可能となり、様々なカートリッジのベストなセッティングを引き出せます。

全てのバランス/アンバランス入力はリレーを介して切換えられます。

内部回路を可能な限り短くして音質劣化を防ぐ配慮がなされ、ヴォリュームコントロールも最高品質のパーツが使用されています。

使用される真空管は、豊富な供給量を誇る双三極管:PCC88(7DJ8)が、フォノステージに3本、ラインステージに2本使用され「真空管ートランスカップリング」サーキットの一翼を担います。

アウトプットステージにおいても、「真空管ートランスカップリング」のスペシャル技法が採用されています。

「EAR 912」にはそれぞれフォノとXLRステージの出力段に、特性に合わせて個別にワインディングされた出力トランスを持ちます。出力トランスの1次側は最終段の双三極管:PCC88のアノードサーキットへ、そして2次側はそれぞれ2系統づつ設けられたバランス(XLR)とアンバランス(RCA)のアウトプットへ接続され、ハムのループをも排除しています。

また、バランス、及びアンバランスのアウトプットは同時出力が可能となっており、トータルで4つのステレオシステムに接続が可能です。バイアンプ接続はもちろん、それ以上のシステムアップにも対応でき、贅沢なミュージックライフを堪能出来るでしょう。

エクステリアは、パラヴィチーニのプロフェッショナルスタジオにおけるハイエンド機器のエッセンスがフェードバックされたラックマウントスタイルとなっており、EARエンスージアスト達の心をくすぐることでしょう。

また、「スペード・タイプ・ポインター/針」を持つ、印象的なカスタムメイドのアナログVUメーターは、ラインステージのヴォリュームコントロール前に配置され、アベレージのラインヴォルテージを表示します。

クリームカラーの文字盤は、離れた場所からもおおよそのラウドネスが読めるように配慮され、様々なインピーダンスやアウトプットヴォルテージを持つフォノカートリッジのセッティングを楽しくしてくれるでしょう。

パラヴィチーニがリファインを重ね、進化を続けてきた「真空管ートランスカップリング」というオリジナルのスペシャル回路がふんだんに使われた「EAR 912」。

驚異的な静寂性は、かすかな音の瞬きをも逃さず捉え、楽器の持つ固有のアタックを瞬間的に豊かな音圧で発音し、倍音を艶やかに、豊かに響かせながらナチュラルに減衰してゆくサスティーンを追い続け、さらには減衰しながら耳に届く残響や反射音、自然なリバーブ感やエコー感が、その音楽が録音された時の部屋の様子までをも目の前に描き出します。

サウンドステージは、あくまでもナチュラルに横方向と縦方向へのパノラマ感を映し出しながらも、圧倒的な奥行きを感じさせるパラヴィチーニ/EARならではの立体的な3Dサウンドが、いつもの愛聴盤から新たな喜びを感じさせてくれることでしょう。

世界最高峰の耳を持つ音のプロフェッショナル達が探し求め、そして録音された超一流の音楽を、ナチュラルに、艶やかに、そしてドラマチックに再生する「EAR 912」。

美しい音楽を、さらに美しく、感動的な音色を、さらに感動的に。

新たな音楽からの衝撃を体感したいミュージックエンスージアストの方々へ贈るパラヴィチーニ渾身の作品です。


スペック:

フォノ入力:RCAx2系統

ライン入力:RCAx3系統、XLRx2系統

テープアウト:テープモニターx1 系統

出力:RCAx2系統、XLRx2系統

フォノセクション:  入力2系統(MM / MC)

使用真空管:     PCC88 (7DJ8) x 5またはECC88(6DJ8)x 5

重量: 13.5kg

サイズ:       W485 x H145 x D300mm

リモコン:     ボリュームのアップダウンのみ
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/


EAR 912 \1,980,000(税別)
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/


EAR 912 音質評価 2011年 10月 逸品館代表 清原裕介
https://www.ippinkan.com/ear_912.htm

EAR社の創立25周年を記念し、またEARのチューブ・テクノロジーの集大成として作られたプリアンプが912です。最高級プロ仕様のMCヘッドトランス付フォノイコライザーを搭載しLINE入力PHONE入力の双方で、最高の真空管サウンドを実現します。


試聴機が届けられる前と届けられたとき、正直これが「198万円」という印象がぬぐえませんでした。

しかし、その音を聞いた後ではその価格が「高い」とは思えなくなってしまいました。今回のテストではCDプレーヤーとトランジスター・プリメインアンプの間に繋いで音質をチェックした(プリアンプのテストでは、音質がどの程度"失われるか?”を確認するため、必ずこのチェックを行います)のですが、驚いたことにCDプレーヤーの価格が一桁上がった!?のではないかと思えるくらい音が良くなったからです。

単なる音量/音質調整器としてのプリアンプを超えた、「音を良くできる(失われた音を復元できる)」プリアンプ(アナログコンピューター)としての能力を兼ね備えプリアンプがEAR 912です。

これ以上の音はあるかも知れませんが、これ以上の音を望まないという意味ですべての項目を満点の10点としました。


使用機材

912のLINE入力の音質テストは、

CD/SACDプレーヤーに AIRBOW X05 Ultimate
アンプにトランジスター方式の AIRBOW PM11S2 Ultimate

を使い、912を使わずに X05 Ultimate と PM11S2 Ultimate を直結したときの音質と、間に912を入れたときの音質を比較しました。

Phono入力の音質テストは、アナログプレーヤーNottingdam Interspace HD(カートリッジは、Phasetach P-3)を912にダイレクトに接続して行いました。スピーカーは、Vienna Acoustic The Musicを使っています。


音質テスト結果


Hilary Hahn Bach Concertos
Los Angels Chamber Orchestra
Jeffrey Kahana (SACD)
Grammophon

 

912を通すと音が浄化されます。

デジタルとトランジスターの組み合わせでは、避けられない「粉っぽさ」や「とげとげしさ」が完全に消え、高域が透き通ってバイオリンの倍音が美しく伸びてゆきます。響きに潤いが出て、部屋の天井を取り払ったように大きく音が上に広がります。

電気的に感じられた倍音の硬さが取れ、弦楽器の高音がまるで生演奏のようにスムースでスィートになります。

どうすればこんな音が出せるのか?全く理解できませんが、アンプやスピーカーが消えて演奏会場に居合わせているような雰囲気です。

過去に数多くの真空管プリアンプを聴きました。驚くほど音が良い製品も沢山ありましたが、これほど「色づけを感じさせないプリアンプ」は今までに聴いたことがありません。優しく透明で、スムースな音。解像度感も抜群です。

Orange Pekoe
10th Anniversary
BEST ALBUN
SUN&MOON (CD)
BMG JAPAN

濁っていた響きが整理され、各々の楽器の音がクッキリします。ボーカルの定位が改善し、口元が引き締まります。

ボーカルと伴奏の前後関係が改善し、立体感が増しています。

中でもボーカルの明瞭感の改善は驚くほどで、CDをSACDに変えたくらい音が良くなります。最高の電源ケーブルとラインケーブルを奢っても、これほどまで音質が改善するか?俄には信じられないほど、音が良くなりました。

極端な例えではなく、20万円のCDプレーヤーを200万円のCDプレーヤーに変えたくらい、音が良くなります。

シンバルの切れ味や響きのリアルだけではなく、すべての音の実在感とリアルさが大きく向上します。クラスの違うシステムを聴いているようです。プリアンプだけでこれほど音が良くなるのは、驚きを通り越して衝撃ですらあります。


ドヴォルザーク 交響曲9番
新世界より
ノイマン/チェコ・フィル
(CD)
DENON

響きの長さ、演奏会場のサイズがまるで変わります。

楽器の織りなすポリフォニックの構造の精度、大きさ、美しさは912を使う前とまるで別物です。現在使っているCDプレーヤーは58万円のX05/Ultimateですが、このプレーヤーをトップモデルのUX1SE/Limited+Antelope OCXの組み合わせにしても、ここまで音は良くならないかも知れません。

CDで聞き比べましたが、912の音質改善をたとえるなら「CDがSACDになったよう」ではなく、「CDが高音質レコードになったよう」という例えが正しいと思います。すべてにおいて改善が著しいので、どこがどうなどと個別に音を評価できません。

外観は素っ気なく少々安っぽい感じも受けますがその音は素晴らしく、メーカー希望小売価格を遙かに超える価値を感じます。真空管プリアンプでこれほど感動したのは、10年以上前に中古で入荷したAudio Research SP10を聞いて以来かも知れません。

同価格帯あるいは遙かに高額なトランジスター・プリアンプを聴きましたが912と比べれば、私にはそれがただの「音量調節器」としか思えないほど912が素晴らしい音に感じられました。



ムソルグスキー
展覧会の絵
チェリビダッケ
/ミュンヘン・フィル
(Analogue Record)
AUDIOR

かなり高性能なプレーヤーとカートリッジを使ったにも関わらず、解像度はCDの方が少し高く感じられました。

響きの透明感や、ポリフォニックの分離もCDがレコードを上回ったように感じました。何よりも中低音の厚みでレコードはCDを大きく上回ります。30cm口径のウーファーが38-40cmにサイズアップした感じと言えば、それが伝わるでしょうか?レコードらしく低音がすこし緩く響きが残るのですが、そのパワー感、押し出し感からは、超大型パワーアンプを連想させます。その低音がAIRBOW PM11S2/Ultimateから出るのですから驚きです。また、少しの濁りやエッジの丸さは感じられるのですが、CDと比べ有機的に感じる”音の濃さ”は凄まじいものがあります。

しかし、最新デジタル機器の素晴らしい音に慣れた今となってはサーフェイスノイズやスクラッチノイズが音に入り、チャンネルセパレーションが悪く、定位も悪いレコードを聴こうとは思えません。音は素晴らしいですが、デジタルの音もすでにレコードを凌駕するほどに進歩したからです。

特別な日にノスタルジーに耽りながら、お気に入りのレコードに針を落とす楽しみは格別ですが、普段はCDで十分です。音も良いですし、音楽もきちんと伝わり、何よりもレコードを痛めるという心配から解放され、より深く音楽に集中することができるからです。

総合評価

プリアンプはパワーアンプには欠かせない「音量調節器」なので、一般には「音を良くできる」という認識はないと思います。また、CDとパワーアンプの「間に入る」のに「情報量が増える」というのは、理解しにくいことだと思います。しかし、今までの経験から良いプリアンプは確実に音を良くすることがわかっています。

電気的には、プリアンプを使うことで信号のインピーダンスが下がり伝達能力が増すため「伝わりきらなかった細かい信号が消えずに伝わり」情報量が増えると説明されます。実際聞いた感じも説明のイメージに近く、良いプリアンプを使うことで細かい音が出てレンジが広くなります。しかし、 私は、ちょっと違う考え方をしています。それを説明しましょう。

プリアンプではなくケーブルでも音が良くなりますが、プリアンプと同じように電気的に説明すると「ケーブルによって消えていた(損なわれた音)が、良質なケーブルを使うことで伝わるようになる」となります。しかし、それでは「測定器のケーブルを変えると得られるデーターが良くなる(改善する)」という矛盾を抱えることになります。測定器ではケーブルの良否を判断できない、聴感上はあれほど音が変わるケーブルを測定できない。測定器に使われているケーブルは、オーディオ用よりも遙かにお粗末なのに得られるデーターは正しい。この矛盾をどのように解釈すればよいのでしょう。私は電気的な説明と違うことが起きているに違いないと思いました。

聞こえる音が変わるのは、電気的な情報損失ではなく人間側(聴覚)の問題だと考えています。人間の聴覚は類似する音に非常に敏感です。関連がある音の「あるなし」の聞き取りでは、測定器を遙かに超える感度を持っています。しかし、物理的に耳殻の構造を調べても、それほど小さな感度の音を拾えるようには思えません。そこで人間の驚くべき聴覚の秘密は、耳ではなく脳にあると考えました。耳が電気信号に置き換えた「音」が脳の中を広がるとき、信号の強い弱いで伝達速度が変わるはずです。また、類似する信号は重なって強まるはずです。つまり、細胞内を伝わってゆく電気信号の形は、音の大小ではなく「神経刺激の伝達パターン」に大きく左右されると考えられるからです。

ケーブルやプリアンプの中を音楽信号が通過すると、その振動(エネルギー)により、響き(付加振動)が発生します。それによって「特定の音響(神経刺激)パターンが強化される」ということは十分考えられます。つまり電気的な情報の変化よりも、「音響パターンの変化」に注目することで、些細なことで音が大きく変わって聞こえることを説明できると思うのです。

真空管プリアンプ(真空管アンプ)は、真空管という「物理的な響きを伴う増幅素子の存在」によって、物理的に信号に響きを付加します。エコーチャンバーやエフェクターのような働きです。EARはこの「響き」を見事に味方に付けて、失われた音楽信号の「パターン」を復元し、人間がいい音と感じる「パターン」を作り出す(強化する)に違いありません。 そう考えると912の素晴らしい音質を理解できますし、失われた音を復元できる装置(つまり非常に高度なアナログコンピューター)と考えれば、その価格も十分納得できると思うのです。

912は単なるプリアンプではなく、最高の音楽復元装置でした。 以前高価な真空管プリアンプとしてEMT JPA66を聴きましたが、さすがにレコードは超高価な昇圧トランスを搭載するJPA66に敵いませんでしたが、CDの音質に関してEAR 912はJPA66を足下にも寄せ付けないくらい素晴らしい音を出しました。

オーディオ機器を単純な「増幅装置」と考えるのは間違っています。それは失われた「音と音楽」を復元できる非常に高度な装置なのですから。
https://www.ippinkan.com/ear_912.htm


4. 中川隆[-11836] koaQ7Jey 2018年5月03日 14:46:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13012]

2016インターナショナルオーディオショー感想+おまけ - Innocent Key
EARです。

http://innocent-key.com/wordpress/?p=7036


ここは完全に独自の世界です。個人的に真空管はそれほど好きじゃないのですがEARは聞かせます。好みではないが確かな説得力が有るというのは相当の実力がある証拠です。非常にレベルが上ってくると好みを超越した絶対的な説得力が出てきますがEARはそれを持っています。EARは何を聞いても悪いと思ったことがありません。それだけ圧倒的な世界観を構築しています。

音は明らかに個性的で、原音忠実とか無色透明とは程遠い方向性です。かなり濃厚でどろっとしている雰囲気があります。古いジャズとか艶めかしいボーカルの曲とかが合いそうです。ただし重要な事があります。この説明だけだと典型的な見通しの悪い、濁った質の悪いアナログとか真空管のイメージとかぶってしまうのですが、EARは優れた透明感がありアナログの質感と両立しています。そこは重要な違いです。

現代ハイエンドの典型的な描写がアクリルとかガラスのような硬質なものを透明に磨き上げて風景を見ているイメージなのですが、EARはそうじゃなくて粘性がありながらもかなり透明度の高い液体がゆらゆらゆれている水面ごしに風景を見ている感じでしょうか?表現が難しいです。決して忠実ではないとわかっていてもその音は心地よいのです。

悪い真空管やアナログは水面が不純物だらけで濁っているのですが、EARは真空管でありながらもレベルの低い価格だけのハイエンド機よりおそらく透明度が高いです。なのでEARはオーケストラとかも良い雰囲気でなると思いますが、音数が少ない曲のほうが一つ一つの音色にじっくり集中できていいでしょうね。とにかく理屈じゃない魅力があります。
http://innocent-key.com/wordpress/?p=7036


▲△▽▼


オーディオ万華鏡(真空管徒然日記) 2016年 03月 02日
http://tubeaudio.exblog.jp/25439473/

プロフェッショナル用のレコーダーやアナログレコードのカッティングマシン、マイクロフォンアンプ、イコライザー等々を含むレコーディング機器のみならず、ハイエンド民生用真空管機器で知られるイギリスの EAR(Esoteric Audio Research)の音をたっぷり聴いてみようということでヨシノトレーディングのKさんにゲストでお越しいただきました。

設計者ティム・デ・パラビッチーニさんの主張やEARの音の魅力を実際自分の耳で聴いて確認できる2時間です。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12344154.jpg


スタジオに登場した最上級真空管プリ

EAR 912
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/


レコーディング/マスタリングスタジオでのプレイバック用にデザインされた多機能プリアンプです。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12343831.jpg


写真に写っているターンテーブルは同じくヨシノさん扱いの Clear Audio。

収録では

ラックスマンのベルトドライブターンテーブル + オーディオテクニカAT33

をリファレンスに使いました。


http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12343687.jpg


最初に登場したのは

EAR V12
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/v12/


EL84 の3パラPPで 50W/chのプリメインです。

面白いと思ったのは電圧増幅段に ECC83(12AX7)が 5本/ch使われていること。

Kさんによれば前作 V20 の回路の名残りとのことでした。

Kさんの指示で単独でなくプリ(912)を使って音出し。
やはりプリは必要なんだよね!という点で激しく同意!!

EAR の音というと暖色系でしなやかさと艶があり、Kさんはこれを”Moist”(湿度感のある)と表現されていましたが、まさにそんな音。

或る意味個性的でありながらも、一度この妖しい音に魅せられると他のブランドのアンプの音では物足らなくなる…そんなコアなファンに支えられている EAR の世界観です。

フワッとしたヴェールを一枚被ったような空気感が独自の世界観を作り上げています。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12343189.jpg


続いて登場は

EAR 890
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-890/


ここからはアッテネータレスのパワーアンプです。

このアンプは KT90 のパラPPでステレオ 70W/モノ140W の切り替えが可能。

EARのアンプは東欧製の現行球を使っていることが多いのですが、ボンネット越しに見える KT90 はJJ製かな?…という感じでした。もちろん EARマーク入りの選別品です。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12342872.jpg


これが上からのショット。

電源トランスが全面中央、出力トランスが背面左右にレイアウトされた独特のデザインです。

これを見るとパラヴィッチーニさんが 70年代に設計した

マイケルソン&オースチン TVA-1
http://audio-heritage.jp/MICHAELSONandAUSTIN/amp/tva-1.html


に共通した何かを感じます。

ちなみにパラヴィッチーニさんは一時期、ラックスに招聘されていたことをご存じの方も多いかもしれませんね。

この 890 はひと言で言えば更に”熱い音”。

ざっくりと大きめの粒立ちを際立たせながら豪放磊落に鳴らすのに向いているアンプと感じました。

日本製の真空管アンプでは決して聴けない何か…それが何かと言っても適当なワードが思い浮かびませんが、ある意味”追い込み過ぎない”良さというか、磨き上げすぎて音ばかりに耳が行ってしまいがちな現代オーディオに一石を投ずる存在としてこのパワーアンプの存在は愉悦的ですらあります。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12342262.jpg


そして3機種目は EAR のファーストモデルにして今でもリファレンスとして君臨する

EAR 509
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-509/


スタジオユースのために設計された PL519 のモノラルPP(100W/ch)です。

PL519 は元々 TV用の水平出力管。

私もこのアンプを聴くの初めてだったので興味津々でしたが、この 509 は他の EARアンプとは全く違った表情を見せました。


暖炉の前で人々が集うようなリラックスを感じさせる EAR のイメージとは一線を画すシャープでハイディフィニッションな音。

低域の締まり具合も他のモデルとは全く異なります。

スタジオでのモニター用途というだけあって他のモデルよりかなり客観性のある表現で、V12 や 890 からは聴こえてこなかった音のエッジも現代スピーカーとのマッチング上、有利といえます。

初めて Marantz9 を聴いた時のことを思い出しました。
そんなリリシズムを感じさせる表現です。


Kさんとの対談のなかで、EAR というブランドはオーディオ用途以外の真空管をファイナルに使ったり、Enhanced Triode Mode というある種エキセントリックな動作回路を発明したりされていますが、コンベンショナルな回路や真空管はなぜ使わないんでしょうね、300B や 2A3 というタマは決して EAR からは出てきませんね…

という風に水を向けたところ、Kさんが仰るには

既にあるものを焼き直したり改善して何かを良くするという発想ではなく、パラヴィッチーニさんば常に他にないもの、新しいものを指向しているんです…

と仰っていました。ナルホドそれは素晴らしい!
http://tubeaudio.exblog.jp/25439473/


5. 中川隆[-11835] koaQ7Jey 2018年5月03日 14:52:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13012]

無限の宇宙感(観)に腰を抜かす

パラビッチーニ EAR V20
ハンチングトン Yoshino Ltd
http://www.tamaroya.com/sugoude/V20/EAR_V20.html


エンハンスドトライオード回路とか使ってる。

そんな事よりパラビッチーニデザインのトランスがEARワールドを築いている感じ
おいおい! 未だビニールがかぶってるじゃん! びりびりっと剥がしてね。
エージングとか講釈抜きで直ぐ音出しましょう。

何でも地べたで作業するので敷いてある安物じゅうたんが写り込んじゃってます。
EAR V20サウンドを堪能するためにプリとか入れません
効率が良く速度型のビンテージ平面バッフルスピーカーで鳴らします。

ピカピカの厚みのあるクロームメッキでしょうか?つまみはゴールド全く傷など有りません。
トランスを止めているネジ類も金メッキされています、とても厚いメッキなのか
組み立て時のスレなども全くありません。

ずらっと並んだ可愛い見た事有る球達のヒーターが点灯しています。
放熱、発熱がとても少なく頬ずりできます。

ソロボーカルからメジャーなJazz、モノ収録のピアノやバイオリン
そして冨田でしょ!
完璧な明るい明瞭系、解像度も高く速度感も良い、全ての音が完璧に出ているその上に・・・・
パラビッチーニが薄笑いしている音です。

美音系なのでしょうかね?? 
解像度を上げるだけ上げてクッキリ系にしたら味も素っ気も無い

だからといって美音を加えるとオペアンプの音が前に出てきてホームセンターで売っているコンポの音になっちゃいます、安い日本製コンポを批判しているわけでは有りません。

表現出来ない域を美音と味で誤魔化していないんです、全て出して更にその上にパラビッチーニが脳を刺激し無限の広がりといつまでも聴いていたい味付け?何かを加えています。

120%の音なんです、20%がパラビッチーノの腕なんですね。
トランスは自分で巻いているという噂も本当だね。

何かが加味された音って病みつきになります、マークレビンソンの音を聞いたときと同じ感動です
決してブランド信仰じゃないんですが偶然体質に合う音でした。
球は音とは関係無しにブランド信仰が先走りしていますけどね。


相も変わらず全く表現力に欠けます、そんな球露屋は自己満足です。
理論や計算は詳しい方にお任せします。
自分が楽しければそれでオーライ そんな調子で迷走中です。
計算や理論など好きな方には鳥肌が立つほど不快なページです。
ココまで見てしまったそんな方にはお詫び致します。
楽しくオーディオしちゃってる余裕な貴殿に見て笑ってもらえれば嬉しいです!
http://www.tamaroya.com/sugoude/V20/EAR_V20.html

無限の宇宙感(観)に腰を抜かす EAR V20 Amp
http://www.tamaroya.com/sugoude/EAR834L/EAR834L.html

パラビッチーニの世界を注入


EAR834Lがやってきた


EAR V20でパラビッチーニの世界を知ってしまった。
ESL57をフル制動させるKRELLとパラビッチーニのコラボが目的


バイアンプ仕様の出力も有るのでピオニールアンプも834Lを使えるようにしました。

回路は3段構成の真空管プリ、12AU7は某有名先生が大推薦大推奨する師と球露屋で探し当てた超優れ球に換装済みピアノの音が研ぎ澄まされてます、数秒でわかるもの凄さ

先生も感動した球だけ有りました。

情報が漏れて一時期某ショップが売ってたけど実際に音出ししてなきゃ格好悪いですね。

球露屋は実際愛用アンプに最高の状態でその球が使われています。
師と球露屋で調査入手した球と同じロット品を834Lに使いました。
ビューグルボーイの12AX7にも換装しましたが全然音は変わらす馬鹿に高いだけ
美音を聞いていない証拠かな、球の響きは不要です。


大げさに高低音を強調することなく繊細な伸びる高音は間違いなくParavicini

強力なKRELLで駆動されるESL57からは目を瞑ってもParaviciniとわかる高音に
高精度な低音から湧き出る音は間違いなく初期KRELLサウンドだった、目論み通りな感じ

強力な制動力で締まる音をESLから出す事には成功かな
簡単な構成のプリだけど何か秘密があるのでしょう、繊細でいてボリューム感もあり情報量の欠落どころか増えてるような・・

ピオニールも平面バッフルから出る音に更に締まりが出てタバコ噴かしながら繊細な中高音を楽しむお気楽セットとなりました。

聞き入るのも束の間・・こいつの出番でVR移植改造を行いました。
音が悪ければ戻しますけどね。

結果は見えてるんですね、クリアーさが更にさえました。
パラビッチーニサウンドを消さないために抵抗、コンデンサは変えません。
無限の宇宙感?宇宙観?を感じるパラビッチーニを消さないためです。

マイクロフォニクス対策も何気に施されています、ブチルテープで元に戻して完了です。

今後は球自体のマイクロフォニクス対策をする予定。
その予定は後にしてコンデンサ交換改造が先になりました。

その前に色々球を変えて検聴してからの作業になります。

シンプルなのに皆が認める音がする・・

デ・チューンにならないように注意して・・

左からイギリス製MKP、ロシア製の緑と白のポリコン

以前から素な音を出すロシアのミリタリコンデンサ、気持ちウエット感があり素晴らしいとプロからも評価をもらっているコンデンサ達

猿まねではないのですが。。本当に艶やかに奥行きも更に増し一皮むけたEAR834Lになりました。

もう修理も不可能かな?でも部品パーツは分けてくれるでしょ!
そんな事怖がっていてはパイロットランプ割ったり出来ません(汗)

こんな滅茶苦茶重い一枚物のパネルにも秘密有るかな?
ツマミも削り出しのずっしりした物でした。


気休めお呪いアップグレード

業務用プロ仕様のシリコン製真空管ダンパーを付けました。
音が落ち着いてるのか?換えたコンデンサが正解だったのか??
つけて置いても適度な力で止まっているダンパーは良い事はあっても悪さはしないと思い付けておく事にしました。

大きなMKPをグルーガンで付けちゃいました・・

ついでにダブルクラウンを付けたDACの音も聴きました。
ダブル王冠は伊達じゃないですね、王冠無しでも全く不満はありませんが聴いてしまうと繊細な所が出ている事に気が付き全体的に静寂感が増しています。
でも次期DACは違う物で照準は合っていますロックオン。
検聴が済み愛用のOPAMP無しのDACに戻して

球露屋にはあわないって・・それはないでしょ!
デュトワ指揮 ラ・メール(読み方わからん)を聴いちゃいましょう。
ドビュッシーの再起をかけた威信作見事ですね・あっそうだ

8パラDACの音も聴いてみました。

全部の楽器が一同に前に迫り出しています、特に低音が凄いです。
好きな人にはたまらない迫力です。

自分にはポスターを連想させるような音で何となく綺麗にペターッという感じ
音達が水彩画していないんです?
引くところは引いて出る時は出てと言う感じが欲しいです。

そんなわけで元のDACに戻して再検聴

まだ余熱で熱いグルーガンの上でわざわざ寝なくても良いでしょ!
結構な音量で聞き比べしていても良い音が出てるとそこで寝ちゃいます
これ以上の邪魔は無いと言うところでゴロゴロ言いながら寝てしまいます。
良い検聴スタッフです。
音にうるさい球露屋のロゴにもなっている超老猫は元気です。

どこにでもあるDACだと思い置いてあったDACもEAR834Lが調子が良いので
聞き比べする事にしました。

何だかなぁ〜 艶っぽくて独特な。。。好きな音

IVをトランス処理した奴じゃんタムラの小型トランスが付いています。
良い部品使ってるし音いいわけね。

続いてLITEの真空管バッファー付きDACは球露屋スペシャル!
と言っても球露屋の球にしただけど・・・音の違いが凄すぎです。
十分高級機に迫る繊細な音に”使える”感触

球露屋の球で一皮剥けた可愛い奴になりました。

オペアンプが見えませんね(秘)

フルエンシーDAC FN1242を搭載した"EMISUKE"氏デザインのDACの音を聴いてみました。
EMISUKEさんって凄いね! 数多くの楽しい完成度の高いPCBの配布本当にありがたかったですね。
今は配布を止めている様で残念です、何かあったのでしょうね?何となくわかる気もします。

フルエンシー理論とかそれに準じたデジタルフィルター回路等々
20Kcから上の所を補正している感じなんでしょうかね? レコード耳をお持ちの方に良いとか言われていた様な記憶があります。
講釈は技術のある方にお任せして先へ

おなじみのケースにギッシリとレイアウトされてます。
勿論フタもあり放熱フィン一体型のようなしっかりしたケースに収められています。
同軸入力か光り入力かは基盤上のSWで切り換えます

音は、重厚でウエット感があり艶やかとかそんな感じではなく軽快です。
軽やかで爽快な音でした。
音の違いがしっかり出るDACですね。
好き嫌いはあるでしょうが機会が有れば聞いてみても楽しいDACですよ。

つづいては”お気楽DAC”とか何かそんな愛称が付いている可愛い奴
TDA1545が2発付いたコンパクトなDACです。

EMISUKEさんの物とは違う作りのケースに収められています。

光りは無しの同軸入力のみです。

電源は小型でも電流が流せるスイッチング電源です。
全くノイズとか有りませんよ。

TDA1545のパラとオペアンプはOPA2134のシングルですね。

球露屋のメインDACと少しOUTレベルが低くてあわないのですが聞いた感じは軽い音です。
明瞭感は有りますが奥行き感とか重厚さは余り感じませんがデッキから直接出した
アナログ信号より断然解像度は上だと思います。
正しく愛称通りのお気楽DACでした。

偉そうな事言わせて頂くとDACから出た信号の処理がどれも同じようなんですね。
音の傾向が同じようなのはそんなところからも来ているのかも知れません。
完成度の高い音を出す役目をOPAMPに委ねた事で再現性が格段にアップし手軽に
上質な音を楽しめる様になった事は本当に感謝と敬意を表したいと思います。


アンプとスピーカーが接近してても100円均一のRCAケーブルでも良いじゃないですか
楽しければそれでオーライ
大会に出るわけでもないし・自分も楽しく装置も楽しく喜ぶそんな使い方をすれば
性能以上の音を出してくれますよ。
理論もあるでしょうが球露屋には到底分かりません!

理屈抜きで遊んでいます理屈好きな方理論的な方には不向きな球露屋ページです。
http://www.tamaroya.com/sugoude/EAR834L/EAR834L.html


6. 中川隆[-11834] koaQ7Jey 2018年5月03日 15:06:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13012]

EAR V20 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=EAR+V20


EAR V20 プリメインアンプ

2011年05月17日 21:56
今日はEAR社が世界に衝撃を与えたインテグレーテッド・アンプV20の概要を技術的に論考してみたいと思います。

当該V20の特長は何と言っても ECC83/12AX7Aという、どう考えても電圧増幅にしか使えそうにないハイμ双三極管を出力段に10パラ・プッシュプル増幅にて採用したことです。

ではその無謀なと言いたくなる増幅回路がどのようにして実現できたのかと言いますと、

プラスバイアス領域にアイドリング・ポイントをもってきて低インピーダンス動作として、加えてプレート負荷巻き線と同じ巻き線をカソード負荷にしてAC結合スイングさせた訳です(回路図参照)。

これをEAR社は「エンハンスド・トライオード・モード」と呼んでいますが、つまりグリッドに電流を流してまで低インピーダンス・スイングし、更にプレート・スイングとカソード・スイングを負荷トランスにて加算合成するという手法です。


概算ですが、仮にプレート電圧250V、プレート電流 4mAx10、負荷5kΩとするとスイング電圧360Vp-p前後、更にプレート・スイングとカソード・スイングを加算合成した出力は23W程度となります。

よってカタログスペックの20W+20Wは問題なく保証できる訳ですね。

更にはオーバーオールNFB無しでDF10を実現しているのですから、立派としか言い様がありません。


よくもまあ、このようなことを考えついたものです。その上当該モデル専用にECC83まで特注製造させたとのことですから、パラビッチーニ氏の考察力と情熱には敬服します。

但し、出力管ECC83の経年劣化を考えると、当初の音質性能が何時まで聴けるかは何とも言えません。実際に僅かながら濁りを感じる、という変化も試聴したことがありますので。メーカー発表の推定ライフは8千時間だそうですので、この辺りも考慮に入れておくべきでしょう。


尚、メーカー発表のオリジナル回路は拝見しておりませんので、掲載した回路図はあくまで私個人の推測であり、細かな部分は実際と異なります。が、概略としては近い筈です。

また、ドライブ段(ECC82/12AU7A)にはNESTフィードバック方式なる回路が採用されているとのことですが、これがどのようなものかは不明です。


個人的見解ですけれども、スピーカーのドライブ性能や音楽的エネルギー、音像表現性能という観点からすると、EAR社を超えるアンプ製品は他メーカーにはなかなか存在しないと感じています。

しかしながら同社アンプはベターではあってもベストであるとは申しません。量産製品であるが故の妥協もあるのでしょうから。

私は技術屋としてアンプを完成させた際に特性測定に加えて必ず確認することがあります。

それは音像表現性能なのですが、ウィーンフィルやベルリンフィルの名盤(ステレオ・ワンマイク録音盤)の音像がどのように表現されるかをじっくり観ます。それが理想に近いか否かが私の性能判断基準なのですけれども、この観点からするとアンプ製品の多くは不合格と言わざるをえない状況です。

しかしながらパラビッチーニ氏の作品はすべてではないにしても合格の範囲内に入る製品があり、その好例が前項に挙げたV20である訳です。

それがEAR社アンプ製品をベターであると申す理由です。


またこれまで何度か言及した真空管アンプの放熱についてですが、これから暑い季節を迎えますからメーカーも一般愛好家も是非空冷ファンを活用されますようにと申し添えたいと思います。

最近は技術も進んで大変優れた静音ファンが容易に入手可能です。これを底板などに装備されるだけで真空管に限らずアンプ自体の信頼性や寿命に貢献するでしょうから、機構的に環境的に取り付け可能であれば是非とも。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1008581&id=26531942


EAR V20です…素晴らしいデザインですよね
パラビチーニは「奇才」でもあります(笑)

そりゃぁEARのアンプ群を見れば分かるのですが一番異彩放っている「V20」なんて常人じゃぁ考えもしないデザイン(設計)だと思いますよ…無茶です(笑)


「気品」と「空気感」

こう書くとなんか気高そうですが、言い換えれば「ガッツがない」「蜃気楼的イメージ」な音色でもあります。

「雰囲気上等!」な方には、その造作、デザイン共に「これ以上のものはない」と言わしめると思います。

EARのアンプって美しいですよね…いやぁ、本当に飾りにするなら最高です。

でも、この「はかない」デザインは音にも現れている気がします。

この「儚い立体感のある蜃気楼なような音」がお気に召せば最高のアイテムだと思います。
http://rhrsp.exblog.jp/14656892/


516 名前:K :2001/07/28(土) 14:55

現時点での我が家のシステムは、下記の通りです。

CD12 → Red Rose Music Silver 1(インターコネクトケーブル)
→ EAR V20 → S/A Labs High End Horse3.5(スピーカーケーブル)
→ オートグラフ・ミレニアム


721 名前:K :2001/08/24(金) 21:07

カンタベリー15とEARのV20の、妖艶な組み合わせも捨てがたいものがあります。


485 名前:K :2001/07/27(金) 16:06

EARのV20で鳴らした時の音を聴いてしまうと、もう、後戻りは出来ません。

CD12のお陰もあるのでしょうが、凛として清々しく、透明感(これはSPケーブルのお陰?)あふれるタンノイサウンド……。

どこかで聴いたことがあるようだと思ったら、なんとあの、長野県原村のペンション・ムジカの清々しさに相通じるものがあるんです。もう少し、我が家の方が、低域は出ていますし、V20なら曇らずに、スッと出てくれます。分解能では、圧倒的に我が家の勝ちです。

時代が変われば変わったで、オートグラフで鳴らす音楽の楽しみ方も、新たな展開を見せてくれるものだと、感心した次第です。

それにしても、V20で良いとなると、コニサーや是枝300Bプッシュプルアンプが、宙に浮いてしまいます。コニサーが160万。是枝300Bが168万。合わせたものが、55万円少々のプリメインアンプに敗れてしまったと言うのは、なんとも皮肉な話です。
http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html


21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 20:02:44.75 ID:Ft8kG6Bh
かつて、九州のソナス遣いのお宅にお邪魔した時、エレクタ・アマトールに
EAR V20を組み合わせ聴かせていただいたが、色気ムンムンで、弦の艶っぽい
響きにたまげたことがあった。
今はEAR V12となっているようだが、これなんかはいかが?


23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/28(木) 14:26:46.75 ID:WAzqpW2T
>>21
V20初めて聞いたので、ググってみたら凄いアンプですね(汗)
これに繋げたら良い音出るでしょうね
欲しくなりました


24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/28(木) 14:44:44.89 ID:ifrAneP/
>>23
オクに出てるよ。
管の数と寿命のこともあるから補償なしはリスキーだけどね。
高寿命の選別管使用を謳ってはいる。

音質は癖がある。
同じEARなら859(869)のほうが扱いやすいかも。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1339161872/


EAR V12は V20の後継機とのことですが、EARでも特異なV20独特な妖艶さは薄れました。

願わくば、V20の独特な艶のある中高域と890のような歯切れのいい低域、861のような濃厚さをを兼ね揃えたパワーアンプを出してほしいです。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3260/20120126/28305/


■ EAR V20 ■
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/V20.html

EARの名を一躍有名にしたのは、同社を主催するティム・ディ・パラビッチーニが1980年に ピンク・フロイドのプライベート・スタジオに同社のプロ用パワーアンプが入ったのに続き、 ポール・マッカートニー所有の STUDER のデッキをチューンしたあたりからでしょう。

知る人ぞ知る、1977年に颯爽と登場した Michaelson&Austin の TVA-1 の回路設計も彼が手がけています。

EAR(エソテリック・オーディオ・リサーチ)は1979年ケンブリッジ近郊のハンティングトンに 設立。日本には1995年発売されたテレビの水平偏向出力管であるEL519/6KG6という真空管を 使用した EAR859 で初登場となります。

技術的にはエンハンス・トライオードモードという回路を使用しているのが特徴。
その彼がお気に入りの真空管 12AX7(ECC83) を片チャンネルあたり10本使って作り上げたのが V20。 日本では1997年年末に初めて紹介されています。

プレート損失1Wのハイμ小型三極管の12AX7を10本パラレルで使用し、プレート損失10W、 プラスグリッド・ドライブのプッシュプル動作として20Wの出力となっています。

出力トランスにはプレート巻線とカソード巻線が同一インピーダンスで4巻線設けてあり、 プレート負荷、カソード負荷を同時に出力トランスに送り込む「バランスト・プッシュプル・サー キット」なる回路技術で作り上げた、正面から見るとミッキーマウスの顔の様で、愛嬌もあり、 見た目にも美しいアンプの一つだと思います。

ちょっと線が細くて、力強さはあまり感じませんが、浮遊感の描写にも長けた、艶やかでしなやか、 美音の極値を聴くことが出来る、数少ないアンプの一つであることは間違いありません。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/V20.html


248 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/09/14 23:28 ID:H02y/roY [1/1回]
聴けば判ると思うよ。
V20はマターリとしたイメージがある。


249 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/09/14 23:41 ID:k0U65/NE [1/1回]
やはりV20はマターリ系なんですかね。
899は少しはしゃっきりしているのかな?


251 : EAR859[...] 投稿日:02/09/23 18:30 ID:???
 久しぶりに、ジュリアフォーダムを聴いたら、うっとりした。


252 : しけーむ[] 投稿日:02/09/27 21:36 ID:OXmFKDR1 [1/1回]
V20はボサノバ聴くのにいい!


254 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/09/28 00:00 ID:???
V20って新品はもう手に入らないの?
生産完了??


255 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/09/30 15:37 ID:???
保守させていただきます。
>>254
V20は年間生産台数が限定されているそうです。

8 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/04 13:20
EARのプリメインアンプはそれそれ特徴があって面白いですね。
8L6は真空管の濃い音なのに音がしっかり前に出てきます。
低音にこだわる人、鳴らしにくいSPを使用している人ならこれでしょうね。


146 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/03 09:50
8L6ユーザーがいないですね〜。さみし。
859, 869ではスキーリしすぎで物足りない人はみんなV20に流れてくのかな?
非常に個性的な(マニアックな??)V20よりも、癖の少ないマターリ系として8L6のほうが万人向けのような気がしてます。
ストレートだけど味のあるいい音します。
V20買う前に是非8L6も聴いてみて欲しいです。

余談ですが、私の彼女はV20みて「耳がミッキーみたいでかわいい」といってました。


148 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/05 00:01
うちの妹が旦那を連れてきたときは
「なんと言ったら良いのかわからないけど、それ何?」ときかれた。
たしかに圧倒的にへんてこりんな存在感だよV20.


4 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/03 21:40
V-20使っていますがとても満足していますよ。
低域に関してはそんなに出る方ではないですが、高域、中域に関してはあくまでも私見ですがジェフ・ロ-ランドのコンセントラより上ではないかと思っています。
小編成の弦楽、ピアノトリオ、ソナタ、女性ボーカルなどはV-20でなければ出ない世界があると思っています。


12 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/04 23:04
うちもV20を使っています。
使っている部品の点数を考えると正直いって故障は恐怖そのものです。特に正バイアスで球を使っているV20の場合、真空管の動作が保証されている領域外での利用をしていることになりますから、事実上メーカーに球の交換をお願いするより方法がありません。
日本での値段は知りませんがUS$300ぐらいという話しは聞いたことがあります。
しかしそういう話はおいといて満足度は高いです。
869もいいと思いますが個人的には8L6のほうが良いと思います。
音質という観点からの話しではありませんが、869は出力がとれないのでスピーカーで悩むのではないでしょうか。
V20 に Concerto の組み合わせでもときどき物足りなくて12時で私は聴いています。これで869はちょっと不足かなと私は思いました。


417 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:03/04/02 02:08 ID:???
EAR869欲しいです。
一つ心配なのはいままで真空管アンプを使った事がないのです。
スレを読んでるとかなり発熱があるようですね。
取り扱いが難しそうですね


418 : V20信者[] 投稿日:03/04/03 01:01 ID:dxgVkxu0 [1/1回]
>>417
そんなに心配する事はないと思います。
発熱に関しては、通気の悪いラックを避ける事さえ気をつけていればまず大丈夫だと思います。
あと、電源スイッチのON/OFFを頻繁に行わない事。一旦電源を落としたら、次にONにするまで5分ぐらい間隔をあけた方がよい事と、何時間も音楽を聞かないのであれば一旦電源をOFFにする事。
一般的に真空管にとって良くない事を避けていれば、普通の真空管アンプよりEARはロングライフですから意外と取扱いはいいと思いますので、あまり神経質にならなくてもいいと思います。
それより、EARの音の世界を楽しむ方がずっとすばらしいオーディオライフを満喫できると思います。


5 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/03 23:36
V-20って真空管を20本使ってるそうですがメンテナスにお金かかりませんか?
真空管の寿命がきた時かなりの金額になりそうなのですけど。


257 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/10/01 23:26 ID:U3vzsnr8 [1/1回]
真空管って保守は大丈夫なの?
何年目でいくらかかるとか? その時期には部品が無いとか・・


9 : 1[] 投稿日:02/01/04 14:06
5さんが言ってるように、真空管アンプが欲しいんだけどちょっと・・・、
と考えてる人のほとんどが、真空管が壊れた時のことを考えてるんだと思うけど、寿命とかはどうなんですか?


258 : EAR859[。。] 投稿日:02/10/02 15:59 ID:???
 真空管の寿命は1万時間以上と書いてあったと思うが、詳細不明。
とりあえず、6年以上使用しているが、問題なし。
ただ累積で何時間使ったかはわからない。


259 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/10/03 01:20 ID:ezBSKQkK [1/1回]
1日2時間で13年程度って事?


6 : 4[] 投稿日:02/01/04 10:58
v-20に使用している真空管ですが、EARの創始者ティム・デ・パラビッチーニが真空管メーカーと共同開発して高音質、ロングライフなものになっているようです。


11 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/04 21:38
869のカタログには真空管の2万時間の耐久テストをクリアしたと書いてあった記憶があります。
取扱店なら交換可能だし、1度に全部切れるわけでもないし、EARの音が好きなら、気にするほどのものではないと思います。
気にするべきなのは発熱がスゴイのと、リモコンが無いことぐらいでは?


99 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/04 18:54
V−20の電源入れたときに真空管が「ピカッ!!」て光るのが気になるんですけど・・。


100 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/05 13:27
>>99
あれはオレもコワイ


22 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/05 14:32
V20でクラシックもいいけど、ブルーズとかボサノバのギターもいいよ。
熱くなることについては半端でないです。ボリュームも熱くて触れない(少々大袈裟ですが)くらいです。冬になったらオイルヒーターの代わりにもなります。


58 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/14 14:41
V20 と 8L6 ではどっちのほうが熱くなりますか?


63 : EAR信者[] 投稿日:02/01/16 22:59
>58
店でアンプに手をかざして感じる熱さではそんな差はないと思われるにょ。
(端から見るとあやしい行為だよなぁ〜)


64 : 58[] 投稿日:02/01/16 23:38
>>63 EAR信者様
V20 かっこいいのでほしいんだけど、使ってるSPが6オーム 84dBなので、やっぱ 8L6 の方が適当かなと、でも20wよりは50wの方が熱いかなと、思案してたら、中古でV20があったので注文しちゃいました♪
届くのが楽しみ♪♪
そこで素朴な質問です。インピーダンス6オーム標記のSPはアンプ出力8オームにつなぐべきでしょうか、それとも4オーム??
教えてください。


67 : EAR信者[] 投稿日:02/01/17 22:45
>64
うちのSPも6オームだがお店にきいたら8オームにつないだほうが音いいっていわれた。
でもってうちは8オーム端子につないでるね。
534モノ使いなんでつなぎ返るの面倒で4オーム端子との音質差は試してないなりよん。


68 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/17 23:17
>>64
EARではないですが4オームのスピーカーに真空管アンプ組み合わせています。アンプには8、4、2の端子が付いていますが、8オームが圧倒的に音は良いです。4オームの端子につなぐと、驚くほど平板で広がりのない、かつ周波数レンジ的に上も下も伸びがないつまったような音になります。技術的にあまり詳しくないので理由はよくわかりません。どなたか解説していただけるとうれしいのですが...


72 : EAR信者[] 投稿日:02/01/21 22:12
V20使っておしゃれなセカンドシステム組みたいなぁ。
534の取説みたらステレオ使用の場合、スピーカーのインピーダンスが8オームと16オームになってる^^;。
モノブロック仕様にすると4オームと8オームってことは最初からモノブロック仕様を意識してるなぁ。
もしかして同じパワー段の8L6もそうなのかな。


73 : 58[] 投稿日:02/01/21 22:20
めでたくV20設置♪
心配だったパワーハンドリングの点もおっかなびっくり鳴らしてますが、とりあえずOKみたいです。
出てきた音は、もう、笑いが止まらない♪♪
EAR信者II名乗りたい気分っす。


74 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/21 22:28
わたしも最初に音だししたときの感動は忘れません。
裏蓋開けるときはネジまわしたときに塗装がパリッとゆくので御注意を。
どうでもいいことだがEARのアンプって奥行きが深くて置きにくいです。


76 : V20信者[] 投稿日:02/01/22 22:51
>>73=58
わたしもV20にはまって、はや二年。
この崇高な音を一度聞いたらもう一生手放さないでしょう。


84 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/30 13:31
V20報告
冬の低い室温のせいか、心配されたほど熱くなりません。
フロント・パネル、ボリューム・ノブともに暖かいていど。
メイン・トランス・カバー、真空管のカバーはさわれなくはないていどに熱くなってます。
熱くなります。


85 : V20信者[] 投稿日:02/01/30 22:41
私が使いはじめた頃は夏だったこともあって、その熱さにビビッてしょっちゅうウチワで扇いでました(自爆)
今ではクワドラスパイアに替えたこともあって、気にせず使っています。
ただし御存じだと思いますが電源入れたままで音楽も聞かずほっておくのはチューブアンプでは禁物ですが、特にV20においてはとてもよくないと販売店、輸入元からいわれていますので、しばらくの間でも音楽を聞かないのであれば電源のスイッチを切ってやって下さい。


108 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/12 00:37
V−20使ってます。
>>85
いつも、使用後に真空管を冷却するつもりで1時間程度アイドリングしてから電源を切っているのですが、全く温度が下がっていない気がします。
真空管の寿命を考えると、さっさと電源を落としたほうがいいのでしょうか?


119 : V20信者[] 投稿日:02/02/14 03:37
>>108
音楽を聞き終わったらあんまり間を置かずに電源OFFにしたほうがいいですね。
いくらロングライフに特別設計していても真空管ですから寿命があります。
ですから少しでも長く現状の状態で聞きたいのであれば電源は早めにOFFです。


120 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/14 16:46
>>108
V20はA級アンプだそうなんで、無音時もどんどん電気流します。
http://www.ear-yoshino.com/productdetails.asp?page=1&id=1

EAR V20はスペック上の実行出力は20wだが、所有していた友人の話では草が生えるほど非力で「本当に20wあるのかこれ?」という製品仕様だったそうです。

Realonの真空管アンプは凄い。10wで89dBしかないスピーカーをピーク100dBまで鳴らし切る。巨大なブロックコンデンサーやトランスが基礎体力を支える


7. 中川隆[-11833] koaQ7Jey 2018年5月03日 15:15:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13012]

パラヴィチーニ伝説はここから始まった : Musical Fidelity A1 1984年


Musical Fidelity A1 1984年
アントニー・マイケルソンとティム・パラヴィチーニの共同設計


Musical Fidelity A1 1984年発売 \128,000(1990年頃)

小出力ながら多くのユーザーに好評を得てロングランとなったらプリメインアンプ。
全段純Aクラス動作となっています。
電源部には大型トロイダルトランスと40,000μFの電解コンデンサーを搭載しています。
MCヘッドアンプを搭載しています。


定 格

型式 プリメインアンプ
定格出力 20W+20W(8Ω)
消費電力 85W(連続)
外形寸法 幅408×高さ60×奥行249mm 重量 5.5kg
http://audio-heritage.jp/MUSICALFIDELITY/amp/a1.html

Musical Fidelity A1シリーズの歴史

A1(前) SP端子はバナナのみ、天板2分割、ボリュームの品質悪し
A1(後) サイドパネル穴あき、ジョンソン端子、Alps製ボリューム
A100 A1の回路そのまま、電源電圧と定数を変更して出力アップ、ファン付き、
A1 Reference 定数を変更し出力25Wへアップ
A1 Special(10th anniv.) 限定品 ゴールドパネル、Referenceをブラッシュアップ
A1 Junior 限定品 黒艶パネル、オリジナル回路にSpecialのパーツ+αの在庫一掃最終モデルだが、兄弟の中ではベスト
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1325756963/

Musical Fidelity A1 は真空管アンプのTVA−1で有名なマイケルソン&オースチン社のアントニー・マイケルソンが作ったアンプ。

設計は真空管アンプのE.A.R(エソテリック・オーディオリサーチ)で有名なティム・デ・パラビチーニが担当したらしい。

TVA−1もE.A.Rも真空管アンプでNFB量が極めて少ないアンプであり、トランジスタアンプであろうと、A1もNFBをほとんどかけていない。

このためか、スピーカーからの逆起電力の影響を受けにくいと言われており、 そこらへんの音の印象を 1986年秋、日本初登場の紹介記事で井上卓也氏がステレオサウンド誌No.80において、

「 JBL4344を使っての平均的音量ではとくに不満感はなく、予想以上にドライブ能力があり、鳴らし難いアポジーのシンティラをドライブできるという噂もかなり信頼性があるという印象だ。」 と書いている。

また、柳沢功力氏はステレオサウンド誌No.83の「いまこそ聴きたいエキサイティングコンポーネント特集」において「抱き締めたくなる」 とまで書いている。     
火傷しますけど・・・(笑
http://blogs.yahoo.co.jp/vabit1954/archive/2014/04/29

Musical Fidelity A1 というプリメインアンプ

これが今も愛用中のアンプ

僕がこのアンプを気に入っている大きな理由の1つは、このデザイン(見た目)のクールさ。 もう随分昔の製品なのですが、今でもその洗練された美しさには卓越したものを感じてしまうのです。

次に、その音です。決して今時の広帯域高速アンプのような迫り来る情報量の多さと精密さという感じはしないのですが、独特の繋がりの良さ、滑らかさと心地良さを感じます。特にバイオリンなどの弦楽器ではその良さが際立ちます。それと、低出力なんですけど、不思議な量感のある音です。人によっては、よく三極管アンプの音に近いと評されているようですが、このアンプの魅力にはまると、なかなか他の最新アンプに替える気はしないのは事実です。


このアンプの主な特徴は

●パワーアンプ(出力アンプ)はコンプリメンタリのバイポーラトランジスタにより構成されA級動作である。

●パワーアンプ(出力アンプ)部はNonNFBとなっている。従って高調波歪み率は0.3〜0.5%程度ある。

●原理的にクロスオーバー歪みは無く、かつ、NFBのもつ悪癖も無いピュアな音を実現する。

●出力は20W+20W。

●A級動作(A級バイアス設定)が故に発熱量は無茶大きい(音量によらず常に75W程度の発熱)。

●筐体の上部パネル全てがヒートシンク(アルミ材)となっている。

●回路構成は極めてシンプル。出力に遮断リレーは無くダイレクト。もちろんミューティング回路も無い。


簡単に言うと、発熱や信頼性低下を覚悟の上、音楽性を重視するため負帰還を廃したA級動作としたアンプ。

ちょっと驚きなのはA級動作の常に高温になるアンプに85℃耐熱のコンデンサーを用いていること。

あまりにもマージンが少なすぎる。ついでに耐電圧もぎりぎりの設計だ。 日本製の家電製品では、まず考えられないマージンの少なさです。

ということでヒートシンク部の温度を測定しました

下写真のように上面パネル(ヒートシンク)に温度センサ(熱電対)を取り付けて温度を測定。

元々の状態(変更なし)とヒートシンクの塗装を全て完全に剥離し高熱放射シリコン塗装に改造した状態と、さらに冷却ファン(PC用の低騒音タイプ)2機をヒートシンクの上にゴム足で1cmほど浮かせて設置してファンを運転(風向は下向き)した状態の合わせて3種類を測定。

これが測定結果を温度上昇値に換算(測定温度−初期温度)したグラフ。
元々の状態場合、37℃程度まで温度が上昇する。これは例えば夏場の気温35℃の時には 35+37=72℃まで上昇するということ。かなり熱い。殆ど触れない温度です。これはヒートシンクの外での測定温度であり、内部は更に数℃高い可能性がある。

しかし、これで85℃耐熱の電解コンデンサーを使うというのは、驚きの設計です。
コンデンサーが破損しないまでも劣化スピードはかなり加速されると思われます。

ファンを運転した場合、温度上昇が16℃程度に抑えられています。
(ファン無しに比べると20℃程度の低下) やはりファン(強制空冷)の効果は抜群です。


このアンプを長く愛用しようと思うなら冷却ファンはMUSTかも

一般的に、温度が高くなると寿命が指数関数的に短く(つまり故障率が飛躍的に高く)なります。

これはアレニウスの法則に従い、概ね温度が10℃上昇で寿命が2倍短く(故障率が2倍に)なると言われています。

つまり、暑い中、このアンプで音楽を聴いていると、壊れないまでも、どんどん劣化して行っていると考えると、熱々になっているアンプのことばかり気になり音楽を楽しむどころではありません。 これは精神衛生上まったく良くありません。 だから冷却は必項なのです。

ということで、こんな感じにファンを取り付けています。というかファンにゴム足を付けて置いています。

ゴム足等で隙間を開けるのがミソです。もちろん風をヒートシンクにたたきつける方向(下向きの風)です。
http://abcdefg.jpn.org/audio/mfa1/cc.html


このアンプは設計的に無理があります。設計的に無理がある場合、どんなに素材や部品が良くても根本的な問題の解決にはなりません。

「自らを燃やして歌うアンプ」

そんな言葉がピタリの罪深いアンプなのです。

A1は、なんとも言えない魅力のあるアンプです。「甘い」と言う方がいますが、音の「甘さとはこれ如何に」と考えるのですが、私なりの解釈では輪郭の立ったフォーカスの鋭さでなく太い線で書いた太めの色彩ではないかと。写真と違う油絵の具の絵画のような存在、音に忠実(Sound Fidelity)でなく音楽に忠実(Musical Fidelity)とは良く言ったものです。

この傾向は海外の特に欧州のアンプに多い気がします。しかし、真空管では出せない音だと思うのです…真空管の音は「透明感」が高いのです。A1は透明ではないのです…


きゃーる at 2009-08-03 22:49 x

二個のファンが壮観ですね!
A1という機種、私的には石アンプなのにNonNFBというのが興味を引きます。
コンデンサの容量抜けですか・・・
A1の関連サイトをみてみましたが、耐熱、耐電圧がぎりぎりだそうですね;;
ファンをつけるのもうなづけます。

>石アンプなのにNonNFB
これは設計者・パラヴィッチーニ氏のよくやる手法です。
私の所有するアルケミストのパワーアンプ(石)も同様です。
そうでないと、彼の望む音にならないのでしょう。
http://rhrsp.exblog.jp/10771900/

不滅の音色を持つプリメインアンプ Musical Fidelity A1 2012年07月22日

昨日地元のオーディオショップでMusical Fidelity A1なるものを発見。しかも激安。

Musical Fidelity、しかもA1という名を知っているだけで「どうだ、最近オーディオ始めたんじゃないわい!」という明白な証拠にもなる、まさに往年の銘機なのです。

たまたま店長がおられ、試聴を頼みました。

店長の「(*^_^*)ああ、この目玉焼きアンプですね」という冗談(笑)でその後の会話が弾む弾む。

一聴して「これは、あのマッキンの潤いが、英国的ジェントルマン気風で仕上げられた「音楽」を聴かせる楽器だ」と判明。自宅試聴を購入前提でさせてもらいました(笑)。

純A級アンプで20W。しかも、なんともクラシカルなデザイン。一瞬、プレステ2はこのデザインを真似したなって思えるほど似ている。プレステを真似したんじゃない、このアンプ、なにを隠そう、20年以上も前の設計なのだ。


このアンプの音、いや単なる音では決してない。

その音楽を奏でる有機的な、そして実に麻薬的な音色は、まさに「生き物」であるかのように音楽信号をスピーカーを通して目の前へ「再生」つまり「再び蘇らせ」る力があります。

しかしそう、良いことばかりではありません。

このA1の発熱量は想像をはるかに絶するほど高く、先程の「目玉焼きアンプ」は決して冗談ではない。日本の夏、クーラーを使わない部屋で使うと「アンプのいずれかの部品が溶けるのではないか」と100%断言できるほど高温になる。(写真では上にキンキンに凍らした保冷剤をのせたところ。しかしその程度ではA1の燃えゆるほどの情熱は冷やすことままならないのが判明した。)

まさに、鶴の恩返し的なアンプで、ユーザーに使ってもらうお礼として、我が身を犠牲にし「惚れ惚れさせる女」「男を虜にして共に心中させる女」へたちまち変身してしまうのです。

A1はネットでお調べになっても分かりますが、「愛用者」といいますか「A1の毒牙(笑)に犯されてしまったユーザー」が極めて多くおられ、私も当地のA1ユーザーのお一人から「放熱対策のあれこれ」をご教授頂いた。

サイドパネルを外し底を浮かして通気性を向上させる。
気持ち、放熱対策前よりも音質がやや開放的になった。

何はともあれ、この「燃えゆる単なる黒い箱」が、実にいい加減なポン置きをされて完全に拗ねていたスターリングを完全に支配し、5ヶ月以上日々共に格闘続けたXRT-22+C46+MC500の「音のプラネタリウム」に一石投じたことは、ここで改めて言うまでも無いだろう。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3055/20120722/31932/



34. 中川隆 2014年6月19日 21:15:44 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc

現代の真空管アンプとは、「甘さ」や「こく」には少々遠いように思えます。
ダンピングファクター自身は、半導体に負けると思いますが「高解像度」「ハイスピード」を感じずにはいられません。

逆に部品そのものの見た目になんの透明感も暖かさもないレジンで封入された半導体の方が「甘さ」や「コク」の演出は現代の真空管アンプより得意だと感じずにはいられません。

前述のサンバレー VP-mini300MKUが我が家でお蔵入りしたのは、音の透明度と拡散性、瑞々しさはあるのですが「サラダ」のような存在で確かに葉っぱの表面に丸く球になった水分がトマトやレタスをテラテラ照らしているような感覚はあるのですが、それは「あっさり」感が強く

「ああん…」(スンマセン!)

と言うような「官能的」なサウンドではないのです。私が良く言う「透明水彩絵の具」や「パステルカラー」であって「油絵」ではない感じを受けます。

「官能的な色合いやコクを求めるのは結局半導体アンプなのか?
バイポーラよりMOS FETあたりがいいのか?」

なんて、半導体アンプの Musical Fidelity A1 を聴き、半導体プリのM8をつないで感じている今日この頃なのです。

誤解のないように言いますが、私は真空管アンプの透明度と意外とハイスピードで高解像度な音が嫌いではありません。これは、これで極めたいと思っているのです。でも「真空管アンプは見た目と違うよ」と言いたい今日この頃です。
http://rhrsp.exblog.jp/11713787/

半導体アンプでないと艶やかな音は出せない?
「濃い味」「情感」を出すアンプとして私が直ぐに思い出すのが「ミュージカルフィデリティ」のAシリーズです。しかしこのアンプみなさんご存知の通り

「自分の身を燃やしながら奏でている」

ような存在で、中古市場で見つかる個体はセレクターやボリュームにがりがあったり分解してみると電解コンデンサーが壊れているものが多数あります。
半導体にとって「熱」は最大の「敵」なのですが

「そんなこと十分承知しているけど、この音を出すにはこれしかなかったんだ」

と設計者が語っているようなアンプです。

その出てくる音は、「艶」「とろん」と言う言葉が良く似合う音なのです。この音が好きな人にはたまらない音です、そして以外とドライブ力も強いのがこのアンプの恐ろしいところ、平気でJBLやTANNOYの15インチを奏でます。

 こんなミュージカルフィデリティのAシリーズですが、日頃出入りしている中古ショップの店長に網を張ってもらって、ついにひっかかりました。
「使えるだけ使って使いきってよ」と店長に言われたその個体はガリもなく元気そのものでした。

実は、Aシリーズ修理しようと思えば修理できるのですがその修理金額は、新品の半分くらいの値段が必要です、使い込んで惚れ込めばそこまで投資するかもしれませんね。


Commented by たっちん at 2009-05-26 16:21 x
>「艶」「とろん」

これは、私の好きなテイストのひとつです。
今回手に入れたコンチェルティーノもその線ですし、引退寸前のルボックス、メリディアンなどのCDPもその線に沿ったものです。

鳴らそうとする対象は、nallyさんの日本語の歌に対して、私はヴァイオリン(独奏、合奏)に、艶を求めておりますが、ヴァイオリンは声に近く、これが艶っぽく鳴れば、声もほぼOKです。


Commented by すけ at 2009-05-28 00:26
じつはウチのメインは艶&情熱的&肉感的な音を目指して組みました。
大衆派カンツォーネのMILVAを聴く際、イタリア女の情念のようなものを感じたいなと(^^;

あまりに濃くなりすぎたんで今は軌道修正かけましたけど。。。

艶に関してはSPに素質があるかないかですよね。
情熱的、肉感的な部分は「彫の深さ」と「彫のディテール」で決まると思います。

彫の深さは一音一音の奥行きなんですが、深くしすぎると滑らかさが減じます。
彫のディテールは一音一音の輪郭のタッチです。

0.3mmのシャーペンで描くのか、太い鉛筆で描くのかのような感じです。
これはアンプ周りなんですが、これは凄い難しいです。
僕もよく分かりません(^^;

受動部品の変更だけでは出来ない領域だというのは分かりましたが。。。
これは真空管と動作・回路の領域みたいです。
CHORDのピンケーブル「CHORUS系」は、そういう音を出してくれるんですが、ちょっと高いので。。。


Commented by rhr_nally at 2009-05-28 12:29
バイオリンと声は通じるものがあるとは、知らなかったです。
私は、FUSIONを聴く機会が多いのですがアコースティックな音では、「ギター」が好きです。ギターの音で弦を弾く指の動きや残像みたいなものを想像しながら聴きます。

バイオリン、ギターの弦ものはやはり「艶」ですよね。
サックスは「突き抜け!」だと感じているのですが(笑)
でもやっぱりサックスのバラードは「艶」ですね…。
http://rhrsp.exblog.jp/10309269/


なんでしょう?この「艶?」「濃さ?」 2009年 05月 31日

 A1のフォノイコライザーでレコードを聴きつづけ、まったりし過ぎるので、側にある 300Bシングルアンプの

VP-mini300MKU+TU-875
http://digicamek.exblog.jp/11928802/
http://www.elekit.co.jp/product/54552d383735


につなぎ変えて同じレコードを聴いてみました。
内容は、ボーカルもの(JPOP)です。

まず300の方が一聴して抜けが良いのです。TU-875を加え、中域を厚くしたにもかかわらずA1比、抜けがよくSPから「ポンポン」音が離れ宙を舞います。音離れがよく、普通に聴くと「ああ、いい音だなぁ」だと思うのです。

ところがですよ。

 確かに300の音は、いいのです。でもA1は「あと味引かれる」のです。

上手い料理、それは食べた後のあの「味の余韻」が続くのです。
なんなんでしょう?この余韻は?

これを「艶」「まったり」と言うのだと今更思いますが、これは何でしょう?

同じ系列と言いますか似たようなEAR859とも違います。
EAR859は、「艶」と言う意味では似ていますが音的に「綺麗」です。

私が所有するサンバレーさんの真空管アンプや過去聴いた真空管アンプでもこの「あと味」みたいなものは巡り会えません。アキュフェーズのあの繊細な美音でもない…なんだか濃くて濁りがあるような…。

でもやはりこの音は、トランジスタならではではないかと…。

 恐らく、声の帯域(中域)の再現性に力が入れられているのだと思います。
英国ポップスなんかも、このアンプなら独壇場ではないでしょうか?
それほど、このアンプはこの帯域に特化しているような気がします。
ワイドレンジによくばらず、中域中心の再生…。

 前にA1が調子悪くなった時、現行品を買おうと色々なショップを廻りましたが、だいたいどのショップも「A1ですか…うーん」と代替するアンプをなかなかご指名頂けないほど個性の強いアンプなのでしょうね。
ただ、現在のMFはそれほど強い個性ではなさそうです。

なかなか代わりがいない存在のようです。


Commented by たっちん at 2009-06-02 10:26 x
このA1は、日本の各メーカーに衝撃を与えたのだと、業界に詳しい人は位置づけていますね。
シンプルな回路、A級動作による密度の濃い再生音。
日本の技術陣の概念を超えるものだったようです。

メーカーこそ違え、これも設計はEAR859と同じパラヴィッチーニ氏ですね。
発熱でパーツの劣化が激しく、常態の良いものは少ないようですが、
今でもこのアンプへのニーズは高いです。

私のはなんちゃってA2(デザイン共通)のE11でAB級ですが、カンドコロを押さえた素敵な音を聴かせます。少し低域をふくらませ、高域に華やかな艶をまぶした英国のブックシェルフSPに通じる伝統の音で、内気なkitLSを、演歌も聴ける音に演出しますよ〜。
MF好きです(*^-^*)


Commented by rhr_nally at 2009-06-02 12:48
そうそう、たっちんさんに

「メーカーこそ違え、これも設計はEAR859と同じパラヴィッチーニ氏ですね」

と教えて頂いたのを覚えています。このパラヴィッチ−ニ氏のアンプは不思議だと思います。

 私がよく覗くアンプ修理のwebでもあまり多くは語らない(ほとんど語らない?)のですが、A1のアンプ修理の最後のコメントで「日本の設計者も…」とこのアンプのシンプルで音の良いことをほめていました。
http://rhrsp.exblog.jp/10344706/



8. 中川隆[-11877] koaQ7Jey 2018年5月03日 21:56:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13066]

EAR DAcute

真空管アンプで有名なEARです。このDACはかなりアナログ的で濃い音がするのですが、中身はこんな感じです。真空管関係はあまり詳しくないので正確なことはさほど言えませんが、真空管とトランスがこのDACの音の秘密だとは思っているのでそれについて書きます。間違ってるところもあるかもしれませんのでこの項目は話半分でお願いします。

正直DAC基板自体はとても平凡な設計です。これだけではまず大した音は出ないです。それ以降のアナログ段に音の秘密があります。EARのパラヴィチーニが発言していたことですが、実は真空管はなんでもよく重要なのはトランスだそうです。トランスは市販品では満足できず元々手巻きで自作していたというお話があります。トランスの特性が音を決めるということですね。

トランスの特性で重要なのはアイソレートとLPFを兼ねていることだと思っています。特に現代のDACの場合はどちらの特性も重要です。現代のDAC基板は音声を作り出す源流でもありますが音声帯域外ノイズ源にもなっています。現在ではほとんどのDACが帯域外ノイズを吐き出すデルタシグマ式です。このDACも例外ではなくWM8741を使っています。DAC素子が直接置かれている基板はDACの動作とクロック信号によって汚れています。なので直接この基板にアナログ回路を接続することは帯域外ノイズの音質的影響が無視できません。この帯域外ノイズは配線を接続しただけでGNDにも伝わりますしアナログ信号路にも伝わります。マルチビットDACだと無対策でもこの帯域外ノイズが圧倒的に少ないことが最大の優位性だと考えています。

そこでトランスの出番です。GNDを物理的に分割できる上に周波数特性も制限されるトランスはこの帯域外ノイズをGNDからも音声信号ラインからも除外する役割を果たします。EARの設計は信号伝達の全段にトランスを挟み込むのが特徴ですが、このトランス段を通過する度に帯域外ノイズを遮断し基板間のノイズ伝達を防ぎます。それが結果として広帯域で見ればSNを向上させることになります(帯域内SNは変わらない)。これがEARの音の良さの秘密その1であると考えます。

次に真空管です。よく真空管は特性が悪いが音は良いと言われますが、真空管の最大の音質的優位性はその動作電圧だと考えています。動作電圧と信号電圧が高いということは外来ノイズや抵抗から発生するノイズを見た目上小さくすることが可能です。真空管では電源が300Vで信号が50Vとかが普通にあります。特に抵抗ノイズは音質的影響がかなり大きいですのでこれは重要です。抵抗は値が2倍になってもノイズ発生量は2倍になりません。真空管をつかうと信号レベルを大幅に上げることができるので半導体アンプと比べて伝達中の信号SNの観点で優位性がある、これが音の良い理由だと思います。

以上のようにEARの優位性は多段トランスと真空管の組み合わせによって広帯域SNの向上と信号帯域SNの確保、この2つの要因によって達成されていると思っています。このような設計なら緻密なノイズ対策や部品選定など一切やらなくてもよくなると思います。だからEARの内部は音が良さそうに見えません。

補足ですが、SNという概念で重要なのが音質では実測ノイズフロアだけが支配的ではないところです。オーディオではノイズ成分にも音の善し悪しがあって脳がノイズNを分離処理できるときは同じノイズフロアでも音質は悪化しません。そういうNは音質劣化の小さいNです。なので一見SN性能が同じように見えてもN成分の由来によってそこには音の善し悪しが発生します。人間の脳はNに埋もれた情報を取り出す能力があります。それは下記記事にまとめています。


人間の聴覚と音質について

帯域外ノイズの半導体への影響についてはこちらの記事に記載しました。


オーディオ小ネタあれこれ
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=8087


要はいかに質の悪いNを排除するか、それが高音質のDAC設計には重要だということです。質の悪いNには帯域外ノイズ成分が含まれることもありますし、帯域外ノイズが半導体によって帯域内に変換されて入り込んでくることもあります。これも重要です。

EARの設計はこの人間的な要求事項に最適化した設計であるからこそ、測定値が悪くても人間が聞いて高音質に感じるのだと思っています。測定至上主義の無意味さは人間が測定器ではないこと=測定器と原理も方式も違うことが理由です。測定データはメーカーの技術力指標として、まともなものを作っているかどうかの最低限の評価にしかならず、それだけで音はわかりません。
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=9015


9. 中川隆[-12001] koaQ7Jey 2018年5月04日 20:41:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13225]
>>8 リンク追記

人間の聴覚と音質について
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=5214


10. 中川隆[-12098] koaQ7Jey 2018年5月07日 06:01:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13411]

EAR V12


EAR V12は V20の後継機とのことですが、EARでも特異なV20独特な妖艶さは薄れました。

願わくば、V20の独特な艶のある中高域と890のような歯切れのいい低域、861のような濃厚さをを兼ね揃えたパワーアンプを出してほしいです。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3260/20120126/28305/


楠薫さん

EAR V12 はまだ買ったばかりですが元、EAR V20 所有者です。

現在、福岡在住で、まだ購入したばかりですが、V12 はとても良いプリメインアンプだと思います。

http://k-d.jpn.com/audio/audioindex.html

に詳細を記していますが、アンプの支配力が高くて、スピーカーをEAR V12 色に染めてしまいます。

中でもソナスファベールと HARBETH との相性は良いようで、他のアンプではなかなか聴くことのできない色気のあるサウンドは、見事です。

ただ、解像度や空間分解能を追い求める方には、ちょっと方向性が違うように思います。

その場合は、First Watt 等の製品が良いかも知れません。
2014/02/08 20:07 
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000385643/SortID=16358115/

EAR V1 2と HARBETH HLCompact 7ES-3 の相性

by 楠 薫 2014年2月08日(土) 04:06

V20とHARBETH Compact 7 の時もそうでしたが、EAR V12って、HARBETH HLCompact 7ES-3 と相性、良いですね。

低域の伸びやかさも、一歩間違えると、モッコリ寸詰まり音になるところを、ギリギリのところで止めて、いかにもローエンドが鳴っているような響きの良さを聴かせてくれます。

たぶん、実際の周波数帯域は、そこまで出ていないのでしょうが、らしく聴かせてくれます。

中高域は十分伸びているのにうるさくなく、みずみずしさに透明感もあって、V20 の時のような、ややこぢんまりした感じでは無く、等身大の色気を感じさせます。

Re: EAR V12 by 楠 薫 2014年2月09日(日) 10:31

EAR V12 で鳴らす HARBETH HLCompact 7ES-3 と Sonus Faber Stradivari Homage。

意外にも、その差は EAR V12 色に染まってしまって、値段ほどには感じません。

First Watt SIT-1で鳴らすHARBETH HLCompact 7ES-3 と Sonus Faber Stradivari Homage では、その解像度と空間描写能の圧倒的な差を感じさせて、Sonus Faber Stradivari Homage にすぐ軍配が上がったのですが・・・・・・。

Sonus Faber Stradivari Homage と First Watt SIT-1 の組み合わせは、超高解像度のせいもあって、まるで指揮者の立ち位置で細かな音の一つ一つをチェックしているような感じ。

一方、HARBETH HLCompact 7ES-3 と EAR V12 の組み合わせは、細かな音の一つ一つよりも、響きの良さを楽しむと言うか、やや残響の多い極上のホールで音に包まれて聴いている感じです。

HARBETH HLCompact 7ES-3 の箱を程よく鳴らして低域の量感を出し、いかにも低域が出ているような、そう、タンノイのスターリングの時にも感じた、音像型のスピーカーの良さをうまく引き出しているように思います。

中高域の色気については、さすがの First Watt SIT-1もEAR V12 には敵いません。

ステレオサウンドなどでは、HARBETH HLCompact 7ES-3 と First Watt J2 の組み合わせが絶賛されていましたし、私も以前はその組み合わせが HARBETH HLCompact 7ES-3 を一番よく鳴らす組み合わせと思っていましたが、頑張ってもうちょっとお金を出して、EAR V12を入手する方が、ゆくゆくは余計な出費を控えて、音楽を心から楽しめる組み合わせかと思った次第。

p.s.
 EAR V12 と Sonus Faber Stradivari Homage の組み合わせは、某中二病患者に言わせると「エロい音」だそうです。(^^;

 中学生でも、音の違いがわかるくらいですから、EAR V12って、本当に凄いものです。

 「それはいいけど、ちゃんと受験勉強、しろよな」と言ったら、
 「うち、中高一貫だから、今の成績なら余裕」だと。まるで凸守みたいなヤツだな。

 姉は大学受験で大変な時期に、自分はそれを横目に遊んでいるとは・・・・・・。

EAR V12 & HARBETH HLCompact 7ES-3 by 楠 薫 2014年2月12日(水) 00:32

今、EAR V12 & HARBETH HLCompact 7ES-3 の組み合わせで、シノーポリのブルックナーを聴きながらこれを書いています。

ブルックナーの交響曲は音の饗宴みたいな部分があって、インバルのようにそれを豪華絢爛に鳴り響かせてくれるのも良いのですが、チェリビダッケのように思索的に聴かせてくれたりするのも、一つの手法だとは思いますが、シノーポリはカラヤン顔負けの美しさと色彩感、細部の練り上げ方も見事で、EAR V12 & HARBETH HLCompact 7ES-3 の色気のある美しいサウンドは、ドレスデン・シュターツカペレの響きの良さをうまく引き出してくれるようです。


Re: EAR V12 by Grand Chariot 2014年3月02日(日) 12:43

いやぁ、同じハーベスES-3ユーザーにしてみれば心穏やかならず!
イヤなアンプ買いましたね(^_^;)。

あんなふうにどんなふうになるか、おおよそ想像がつくところが実にイヤらしい(笑)

僕が進行性膵癌にでもなったら、こんな麻薬パッチ貼って頂戴!

Re: EAR V12 by 楠 薫 2014年3月03日(月) 19:04

ども、です、Grand Chariot さん。

>いやぁ、同じハーベスES-3ユーザーにしてみれば心穏やかならず!
でしょ、でしょ。

>イヤなアンプ買いましたね(^_^;)。
イヤなことはないですよ。ちょっとエッチっぽい音ですが。(^^;

>こんな麻薬パッチ貼って頂戴!
エロ・パッチですね。了解しました。(^^)/

それにしても驚いたのが、ソナスで聴く音と、HARBETH HLCompact 7ES-3 で聴く音の差があまりないこと。

よっぽど、EAR V12の支配力が強いのでしょうね。

Re: EAR V12 by 楠 薫 2014年3月14日(金) 19:10

なんだか最近、EAR V12 と HARBETH HLCompact 7ES-3でしか聴いていないような気が・・・・・・(^^;

エージングが効いてきて、実に伸びやかに色っぽく、男心をくすぐるツボを心得た鳴り方、してくれます。

特に女性ボーカルの、ブレスの瞬間の息づかいのバリエーション、ここまで違うとは驚きでした。

改めて、坂本真綾さまの発生時の舌の使い方に、脱帽でございます。
http://f-av.info/bbs/viewtopic.php?f=3&t=103&sid=fcb3e203464562f9233a90bad4e05b6e


■ EAR V12 ■
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/EAR_V12.html

拙宅にEAR V12がやって来ました。
これ、試聴機ではなく、発作が起きて、購入してしまったシロモノです。


入力はRCAアンバランス入力が系統5。今やほとんど使わなくなってしまったTAPE OUTもあります。

使用真空管はECC88(12AX7) 10本、EL84 12本。

入力段にECC88を片チャンネル2本使用し、さらに3本のECC88で位相反転し、出力段に送られ、V20とは違って、片チャンネル6本のEL84と EARオリジナルのスペシャルトランスの組み合わせで、50Wの出力を叩き出します。

V20のような細身ではなく、中低域は実に分厚く濃厚です。

V20では高域がやや荒く、僅かに歪みっぽさがありましたが、V12はボリュームを上げていってもまったくそのような感じがありません。

それでいて繊細さに加え、透明感もV20を遙かに凌駕しています。

幼い頃は膝上にだっこして一緒に音楽を聴いたりしていた遠縁の親戚の子が久しぶりに姿を見せたと思ったら、アニメ顔負けの はちきれんばかりの胸元Yラインの見事な美少女に成長していて、「こんなに大きくなっちゃったら、だっこしてエスカフローネを聴かせて、 なんて、もう、言えないね」と、ソファーに並んで座って、鼻が触れ合うくらいの距離、吐息が頬を撫でていく近さでニッコリ微笑まれ、 しどろもどろになってしまう感じ、と言いましょうか(あ、これ、今年のお正月の実話です)、 元V20遣いとしては、いやはや本当にビックリ、目を見張るほどの音です。

First Watt SIT 1の解像度抜群、透明感、空間描写能抜群の音には、そりゃぁ、敵わないでしょう。

おそらく音を聴かせたら、10人中8人は、First Watt SIT 1の方が良い音、正しい音、と答えると思います。

でも、個人的には、何かよそよそしいというか、距離感を感じていました。

昨秋には、EAR paravicini 312 や、EAR912 の試聴機をわざわざ取り寄せ、Paravicini氏には申し訳ないことに、プリアンプの購入には至りませんでした。

しかも、一度、V12は拙宅で試聴機を貸し出してもらって拙宅で試聴しているにもかかわらず、その時には解像度、空間分解能抜群、 切れ味抜群のFirst Watt SIT-1に軍配を上げたはずなのに、今回はまったく結果が違ってしまいました。

いったい、あの時と何が違っているのか?

答えは、AETのEvidence ACの電源プラグをフルテックに交換したこと、です。

実は、フルテックの電源プラグに換えて、一時、気になっていた高域の一部の帯域のエネルギー感がおさまったと同時に、ローエンドも、 高域も伸びやかになって、ストレスのない音を奏でるようになってしまって、驚きを禁じえませんでした。

かつてのV20の音も好きだったのですが、ああ、やっぱり、僕はこういった音が好きなんだ。

良い音と好きな音は違うということを、改めて実感した次第です。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/EAR_V12.html


11. 中川隆[-12097] koaQ7Jey 2018年5月07日 06:27:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13411]

Paravicini 312 Control Centre
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/312/

Paravicini M100 シングルエンド100W×2、クラスA モノブロック パワーアンプ
https://www.yoshinotrading.jp/products/ear/others/


EAR 912 Professional Tube Control Centre
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/

EAR 509 II プロスタジオ仕様パワーアンプ
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-509/


楠 薫のオーディオ三昧 ■ EAR paravicini 312 & EAR912 ■ 2013.12.3
http://www.kusunoki.jp.net/audio/ListeningReport/ListeningReport20131203.html


11月28日の夕方、拙宅にEAR912の試聴機がやって来ました。

試聴して、まず、思ったこと。

「やっぱり、Paraviciniの専門は真空管アンプだ」

トランジスターアンプとしては、EAR paravicini 312 は確かにかなり良い出来映えですが、 EAR912 は、その上を行くようです。


EAR paravicini 312 もトランス接続で Paravicini作らしい音作りですが、 それはあくまで最も得意とする真空管プリアンプの延長線上で、最新のトランジスター・アンプならではの音作りまでは至っていないように思います。

あるいは、かつて、EAR paravicini 312 とセットで出た

Paravicini M100
https://www.yoshinotrading.jp/products/ear/others/

と組み合わせることを前提とした音作りだったのかも知れません。

拙宅で使用している OCTAVE HP500SE/LE は、いかにもドイツを思わせる堅実な音作りで、 少し引いた感じで客観的に描写しようとするのに対して、EAR912 の音は、人肌の温もりが伝わって くるほど演奏者との距離感が近く、吐息や唇の濡れ具合まで目前に迫ってくる感じで、その色気たっぷりのサウンドは、かつて私をとろけさせた、EAR V20の延長線上にあります。

先だって10月25日に試聴した EAR paravicini 312 は音が少し硬質で、やや単調になりがちでしたが、EAR912 はバネのようなしなりがあって、それでいて弾ける時はパーンと、勢いよく目一杯弾けてくれます。

その弾け方が色気も伴いながらの、しなって弾力のある、ちょっとエロチックな感じで、やっぱり Paravicini はスケベだなぁ、と改めて感心した次第。

と、ここまで持ち上げといて書くのもなんですが、ダイレクトに LINN Klimax DS から First Watt SIT-1 に接続、音出ししてみて、思わず唸ってしまいました。

それと言うのも、フルテックの電源プラグ、

Fl-50M(R) & Fl-50(R)
http://www.furutech.com/ja/2013/01/26/912/
http://www.furutech.com/ja/2013/01/26/928/

に換装した AET Evidence を繋いで、ダイレクト接続では今まで聴いていなかったのです。

そのクリアさ、色彩感の豊かさ、前後感・奥行きの深さ、空間の広がりの見事さ……。

ヴェールがかかっていたのが数枚、取り払われたような感触です。

EAR paravicini 312 の時もそうでしたが、プリアンプを繋いだら EAR色のヴェールが かかってしまって、色彩感とか、空間の広がりとかが減弱してしまいます。

ローエンドの出方も、ダイレクト接続に較べて自然な伸びやかさが影を潜め、ちょっと帯域が狭くなったような感じがします。

一方で、EAR独特の色気は加味され、力感は増します。

OCTAVE HP500SE/LE では色彩感やローエンドの出方にそこまでの減弱感がなく、これはひょっとすると 拙宅の OCTAVE HP500SE/LE は真空管がテレフンケンとムラードに換装しているお陰なのかもしれません。

そういえば、昨年、12月6日に OCTAVE の最上位プリアンプ、Octave Jubilee を試聴した時にも、音が荒く、しなやかさが乏しく、音に余裕がないように感じました。 その時も真空管を交換したらどうだろう、という話もありましたが、結局、現状の OCTAVE HP500SE/LE を上回る魅力を感じる部分がなく、購入は諦めたという経緯があります。

かつて、プリアンプ無しで LINN CD12 からダイレクト接続を試みていた頃は、間にボリューム・パッシブコントローラーを入れないといけなくて、 そうすると音の力感が落ちるだけでなく、色彩感等まで色褪せてしまっていました。

それが、DS だと DS側で出力ボリューム調整が出来てしまい、しかもフルボリュームだとアンプの音が歪んでスピーカーが飛んでしまう のではないか、と思うくらい出力電圧十分高くて、通常の音量では音の鮮度といい、空間描写能といい、かなり満足いくレベルに到達しています。

と言うか、プリアンプを間に入れることによって、Klimax DS から First Watt SIT-1 へのダイレクト接続を上回る魅力のある音を聴かせてくれるプリアンプが、 今のところ、見当たらないのです。

これは困りました。

拙宅で使用している OCTAVE HP500SE/LE は、鮮度や前後感は若干落ちるものの、最もダイレクト接続の音質に近く、 音の魅力では EAR912 も捨て難いけれど、素直さ、鮮度、色彩の豊かさの点でダイレクト接続に一歩譲ります。

EAR912 の真空管を交換して、手持ちのムラードの 6DJ8 を使用してみれば、 EAR912 の更なる可能性を確認することが出来るかもしれません。

これが試聴機でなければさっさと試してみるところですが、さすがに購入して試すには、大枚200枚はたかねばならず、ちょっと躊躇してしまいます。
しかもそういう改造を加えると、保証が効かなくなってしまいます。
本当に悩むところです。

そして、もう一つ。

せっかく、EAR912 買おうかな、という気が少しなりとも出ている時に、「納期は1月下旬」と 言われてしまうと、正月休みに真空管を替えて鳴らし込んで、遊んでみようかな、という気も失せてしまいます。

高額オーディオ製品が売れない売れないと嘆く前に、購入者の気持ちも少し考えて欲しいものです。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/ListeningReport/ListeningReport20131203.html

OCTAVE HP500SE-LE
http://www.kusunoki.jp.net/audio/OCTAVE/OCTAVE-HP500SE-LE/OCTAVE-HP500SE-LE.htm

First Watt J2
http://www.kusunoki.jp.net/audio/FirstWatt/J2/FirstWattJ2.htm

First Watt SIT-1
http://www.kusunoki.jp.net/audio/FirstWatt/SIT-1/FirstWattSIT-1.htm


12. 中川隆[-12096] koaQ7Jey 2018年5月07日 06:39:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13411]

楠 薫のオーディオ三昧 2017年12月現在のオーディオシステム
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/AudioSystem2017/audiohistory20171230.html


EAR の EAR864B と EAR 861 は故障することもなく、修理を終えたタンノイのスーパーレッドモニターと共に元気よく 鳴っています。

http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/AudioSystem2017/AudioSystem20161225-2.jpg

EAR912 と EAR509 II は Kubala・Sosna ケーブルを介して Sonus Faber Stradivari Homage を鳴らすと、実にエロティック、 デカダンスの極みのサウンドを聴かせてくれます。

バッハ(Johann Sebastian Bach)のヴァイオリン・ソナタや教会音楽、中でも女性2声による Couperin 'Motets' には 高貴さを通り越して、禁断の香りが漂います。

Tim de Paravicini 氏はまだ健在で、アナログレコードに現在は精力を傾けている模様。
長生きされることを心より祈るばかりです。


たまたまMAXオーディオのオーディオフェアに Tim de Paravicini 氏が来訪する旨を伝え聞き、ご尊顔を拝したく EAR のブースを訪れた際、 Yoshino Trading(ヨシノトレーディング)社長で、奥さまの芳野さまより、 Yoshino Tradingが輸入代理店を務める、「

Kubala・Sosna」 のスピーカーケーブル、Expression(エクスプレッション)
https://www.yoshinotrading.jp/products/kubala-sosna/


をお借りして鳴らしてみることにしました。

国内はおろか、アメリカの「ケーブルカンパニー」という、ケーブル専門店でも識らない、超マイナーな アメリカのケーブルメーカーだったりします。

しかしそのサウンドは高域のみずみずしさと色艶が見事で、この点に限ってはNORDOST Odinをも凌ぐ程のレベルでした。

もっとも、低域がボテボテ気味で切れ味がなく、NORDOST Odinの芯があって、コリッとした中〜低域の歯ごたえ のようなものが感じられず、この時点では取って代わることはあるまい、と思っていました。

値段が識りたくてホームページを見て、これがベーシック・モデルと知って驚きました。

なんと、NORDOST Odinの10分の1の価格!

これはトップ・モデルのElation(イレーション)を試すしかない、と発作が起きて試聴機をお願いしたのですが、 残念ながらないとのこと。それならば、と、注文してしまいました。

トップモデルでも、NORDOST Odinの3分の1近くの値段!

ちなみに画像の最下の電源ケーブルは Eau Rouge ER-PS Signatureです。

このケーブル、

年末に届いて繋いだ当初は、ボテボテ気味の低域でしたが、翌日には引き締まってきて、高域が繊細でいながら、 粒立ちが良く、透明感もあり、低域がふくよかで重厚なのにキレもある、実に良いとこ取りのような不思議なケーブル なのです。

確かに華かさ、ゴージャスさ、中低域のキレの点ではNORDOST Odinに及びませんが、懐の深い伸びやかで、 それでいてボテボテにならない低域は、見事です。

もし、Sonus Faber Stradivari Homage を鳴らしているクラシック音楽用のシステムでなく、ジャズを鳴らしている DD66000 のラインナップなら、NORDOST Odin の方を選ぶでしょうが、まるで拙宅のクラシック音楽用のシステムの、 NORDOST Odin ですら不満に思っている部分をオーダーメイドで一つ一つ解決して作り上げたケーブル、と言っても 良いくらいです。

ひょっとしたら、メーカーの試聴機が拙宅と同じ、ということは、まずあり得ないでしょうから、非常に近い 組み合わせなのかも知れません。

しかも、これ、ヨーロピアン・ジャズなどをかけると、しなやかで色彩感豊か。
DD66000 のラインナップより高解像度なのも手伝って、最近の音の良いジャズ・ディスクやハイレゾをダウンロードして 聴くには、むしろ好ましく思える程。
これには再度、驚きました。

DD66000 のジャズ用ラインナップに関しても、進展がありました。

それはEau Rouge ER-SP735のスピーカー・ケーブルです。

音の粒立ちの点では NORDOST Odin に軍配が上がりますが、シンバルの伸びやかな響きと、伸びていながら、 切れ味の良い低域を聴かせてくれるこのケーブルは、そんなに太くはないし、電源ケーブルの Eau Rouge ER-PS Signature ほど凝った造りをしているわけではありません。

しかし高域の芯の部分とローエンドまでしっかり伸びていながら、だぶつかない点は共通するものがあります。

たぶん、Eau Rouge の製作者は、そういった音が好みなのか、目指す音のイメージがそうなのでしょう。

NORDOST Odin という高い授業料を払って、拙宅のシステムにさらに適合するケーブルがあることを識ることが出来て、 ケーブルの選択肢がさらに広がった感があります。

しっかし、まさか NORDOST Odin がシステムから消えてしまうとは、夢にも思いませんでした。

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団(=キーロフ歌劇場管弦楽団)のストラビンスキー作曲「火の鳥」 は、録音がとても良いのですが、弦バスの密やかでいながら、凄みのある音をうまく再生出来るシステムはなかなかありません。

Kubala・Sosna「Elation」は、それを見事に聴かせてくれました。

静謐性に優れ、緻密でダイナミックレンジが広く、美しくしかも芯のある高域。
低域はスケール感があって深々としていながら、いざとなった時には量感を伴いながらも切れ味のあるサウンドは、 なかなか他では聴くことが出来ないかと思います。

もう少し華やかですが、これに良く似たサウンドを、かつて耳にしたことがあります。

1957年にMC型ステレオカートリッジを開発。
1974年にはFB(フラックス・ブリッジ)型カートリッジ(MI(ムービング・アイアン)型カートリッジと同じ原理)を開発し、 2015年2月6日に90歳で亡くなった、Joseph Grado氏のライン・ケーブルやヘッドフォンを彷彿とさせるのです。

1983年にニューヨーク市ブロードウェイに建設され、マンハッタン区リンカーン・センター内に1966年移転、開業した 「メトロポリタン歌劇場」でテノール歌手として出演。

ウェストフィールド交響楽団の演奏会では歌劇「オテロ」の主役を演じたりもした、Joseph Grado氏。

Kubala・Sosna「Elation」を聴いていて、Joseph Grado氏の手によるラインケーブルを最初に聴いた時の記憶がまざまざと蘇ってきました。

Kubala・Sosnaが目指す響きの最終到達地点は、「リッチでウォーム、なおかつ音楽の響きが高い透明度を持つ」 ニューヨーク市マンハッタン区セントラルパークのすぐ南に1891年創設、ミッドタウンのランドマークでもある 「カーネギー・ホール」サウンドだとか。

このホールは、クラシック音楽だけではなく、ビートルズやローリングストーンズ、フランク・シナトラ、ボブ・ディラン スティーヴィー・ワンダー、デヴィッド・ボウイらも公演したコンサートホールで、ある意味、オールラウンドのサウンド が求められます。

しかし個人的に聴き込んでみて、やはりクラシック音楽が一番。

でも、ヨーロピアン・ジャズや女性ボーカルがこれまた見事なのです。

DD66000 のグイグイ迫って来て、「カツーン」と鋭く突き刺さるシンバルの音も魅力なのですが、Kubala・Sosnaケーブルを 得て Sonus Faber Stradivari Homage で奏でるこのサウンドは、別の魅力を引き出してくれます。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/AudioSystem2017/audiohistory20171230.html


13. 中川隆[-12117] koaQ7Jey 2018年5月07日 07:04:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

EAR 861
標準販売価格:¥978,000(税込\1,026,900)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-861/

EAR V12
標準販売価格:¥898,000(税込\942,900)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/v12/

ヤフオク! - アンプ - 「EAR」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search;_ylt=A7dPDi01WVxa1w8AAiR8WDd8?p=EAR&aq=-1&oq=&fixed=0&ei=UTF-8&slider=0&tab_ex=commerce&auccat=23792&x=0&y=0


____


独特の美音を放つ EAR のアンプは熱狂的なファンが多く、僕もその一人かもしれない。数年前になるが新宿のダイナミック・オーディオで数台のEARを聞く機会がありEAR861のその美音には驚いた。視聴スピーカーのヨーロッパ小型スピーカーとの相性もあったのだろうが、とにかく美しいの一言。

それ以来レビンソン LNP2 と合わせたらどうなるのだろう?と思っていたが過去に真空管パワーを使い失敗しているのですんなりと手が出なかった。数ヶ月前、会社近くのオーディオショップに EAR861 があったので、相場よりも安いので失敗してもともと、と購入してしまった。サブとして置いてある

ガラード → ML6 → LNP2 → NO.29 →ロジャース LS5/9

に早速、NO.29をEAR861に換え視聴。

ロジャース LS5/9
http://audio-heritage.jp/ROGERS/speaker/ls5-9.html

いやぁ〜マイッタ。今までこのような絶品のLS5/9を聞いたことがない。何とも繊細で甘く美しい音なのだろう。
一つ一つの音の密度感はこのパワー独特のものでありEARのパワーの中では一番「濃い」音で、とてもトランジスタのアンプでは表現出来ないかもしれない。

EAR のプリアンプの組み合わせで過去何度か聞いた美音とは別物の美音で LNP と EAR の良いところが両方いい感じで出ている。EAR は比較的聞く機会が多かったがスピーカーとの相性で時には独特の美音が消えてしまう組み合わせもあった。チョイ聞きでは判断できないアンプである
http://more.main.jp/zakkichou01.html  

ティム・デ・パラヴィッチーニといえば、いわずと知れたヨーロッパ・アンプ界の重鎮で、鬼才という形容詞が冠される。その理由は、独創的な回路デザインにある。たとえば、これまで出力管としては使われなかったミニチュア管(ECC82、83)を30本も使ったEAR−V20など、ユニークこのうえないアンプを考案し、しかもその音が極めて音楽的であることなど、凡人の域をはるかに越えた活躍をしている。

そのフィールドは、自らの会社EARにとどまらない。英国各社のアンプづくりにそのアイディアを提供しているのである。

私のメイン機になっている、アルケミストAPD20ASSもそうしたアンプの1つである。そして、魅せられながら入手を果たせずにいるミュージカルフェディリティのA2もまた、彼の作品である。

名前からも偲ばれるように、彼のルーツはイタリアにある。何でも、中世、税金徴収のためローマ法王からイギリスに派遣されたのが彼の祖先であったという。

彼はまた、日本とも格別縁が深い。70年代の初め、かのラックスで設計者として数年を過ごしている。C1000、M6000、MB3045等が彼の関与したアンプだとのこと。彼はスチュワーデスをしていた日本女性を妻にして76年英国に帰り、EARを設立した。

彼のつくるアンプは決して力では押さない。あくまでも情感豊かに、音楽の楽しさを伝えようとするかのようである。

日本のある評論家が、彼の目指す音について質問したことがある。答えは「Hifidelity」すなわち高忠実度だった。評論家氏が案外当たり前の答えに拍子抜けしていると、「ただし」と彼は続けた。「誰もが Hifi を目指しているが、結局は開発者の音、Myfi になってしまうのさ」

音作りなどと言われるが、そんなことをしようとする技術者はいない。誰もが色付けのない高忠実度の再生装置を目指している。それでも、出てくる音はその人の音になってしまうのだと彼は笑ったそうである。

再生される音もまた然り。オーディオが趣味として成り立つ所以がここにある。


コメント

V20ですかぁ…凄いアンプですよ、熱も凄い。私はEAR859を使っていましたがいいアンプでした。この人のアンプは目で愛でることができるのも素晴らしい、ただ奇抜でなく操作系や機能も十分設計した人ですね。

イタリア系てのもうなずける、EARを設立してデザイン面が開花したんですね、音は、MFの頃から開花していたと思います。

日本にもたくさん優秀な設計者はいますが、欧米の方の設計するAUDIOはどこか違うオーラを感じます。余裕があると言うか優雅であると言うか、日本人も「わびさび」的な設計すればいいと思うのですが。
2009/7/24(金) 午前 10:43 [ Nally ]


>欧米の方の設計するAUDIOはどこか違うオーラを感じます。
私も同様です。音楽との距離の取り方が日本の技術者とは違うのではないでしょうか。

アキュ、ラックスがかろうじて残っているというのも、故あることだと思います。オーディオ製品は単に音が出れば良いというものではなかったということでしょう。
2009/7/24(金) 午後 1:34
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/42163876.html


14. 中川隆[-12116] koaQ7Jey 2018年5月07日 07:12:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

EAR EAR859 \380,000(1996年頃)
http://audio-heritage.jp/EAR/amp/ear859.html


Tim de Paravicini(ティム デ パラビッチーニ)氏が設計したインテグレーテッドアンプ。純三極管の音質と信頼性を確保した新開発EL519エンハンストライオードモードを採用しています。新開発の前段DCカップリングにより、音質を損なうコンデンサーを段間から排除しています。


出力トランスには、Tim de Paravicini氏自身が数10年に渡り開発してきたスペシャルトランスを彼自ら巻き上げて使用しています。


入力は5系統設けられており、インテグレーテッドアンプとしてもパワーアンプとしても使用が可能です。
 

  
定格

型式 プリメインアンプ

フルパワー時の歪率 2%未満(1kHz)2%未満(20Hz〜20kHz)

出力 13W+13W(8Ω)

出力管 EL519(プロ用)エンハンスシングルエンドクラスA

外形寸法 幅400×高さ150×奥行400mm

重量 19kg
http://audio-heritage.jp/EAR/amp/ear859.html

2009/5/30 ティム デ パラビッチーニ  

 CEC TL-3・・・ベルトドライブ駆動という独自の方式を採用するCDトランスポート。そのデザインも異次元的。

 MUSICAL FIDELITY TUBAROG・・・真空管式のDAコンバーター。ティム デ パラビッチーニの設計である。

 EAR 859・・・鬼才ティム デ パラビッチーニの設計で、EARを代表するプリメインアンプ。クロームと金メッキを使い独自の質感表現がなされている。
出力 13W+13W


 QUAD ESL57・・・コンデンサー式のスピーカー。ピーター・ウォーカーの設計による孤高の存在である。

許容入力:定格15W

出力音圧レベル:100dB−70〜7,000Hz
         93dB−50〜10,000Hz

 これらはK氏のお宅のオーディオ・ラインナップ。その顔ぶれを一瞥しただけで何かしら一筋縄ではいかない「こだわり」を感じさせてくれる。構成メンバーの全てが一癖あるのである。

 K氏のお宅に着いたのは夕方の5時を少しばかりまわっていた。まずはESLが目に入る。なんとパネルの色はブラック。一般的なブロンズとは違い、この色はかなりめずらしいのでは・・・受ける印象も結構違う。

 そして駆動系は上記のような独自のラインナップ。この駆動系でESLがどのように鳴るのか、興味深々である。

 さて、その音の印象は・・・自然な質感の音像であるが、我が家のESLと比べるとより鮮明でその実体感が高い。

 真空管アンプらしい音の表面の滑らかさや艶やかさはあるが、音の土台が実にしっかりしている。「やわ」な感じはない。その土台の堅牢さは「ソリッドステート」をも感じさせる。何かしら両者の良いとこ取りをしたような音の質感である。EARは当然ティム デ パラビッチーニの設計。ティム デ パラビッチーニの指向する音がこのEAR859には端的に表れているような気がした。

 ティム デ パラビッチーニは自宅ではQUAD ESL57 を使っているという。そして、雑誌のインタビューでもEARの製品と組み合わせる推奨スピーカーとしてQUAD ESL57をあげている。EARとQUADはなかなか良い組合せのようである。

 この組合せによると、中高域の鮮度感は損なわれることなくクリアで透明度も充分。それでいて音像に不自然な隈取がない。

 EAR & QUADのコンビ・・・真空管アンプとコンデンサー型スピーカーとの組合せからイメージする幽玄な雰囲気よりもより地に足の着いた正確さが印象的な組合せであった。
http://moon.ap.teacup.com/tao7637/1182.html

▲△▽▼


お客様サポート - ヨシノトレーディング
https://www.yoshinotrading.jp/customer-support/


EARの製造中止及び休止モデルの修理に関して - ヨシノトレーディング
Copyright 2015 Yoshinotrading Ltd.


重要:EARの製造中止及び休止モデルの修理に関して

EAR859 / EAR869 / EAR861

使用出力管 EL509(519) /6KG6、PL509(519)/40KG6 、またはEL309

※同じ真空管名でも形状が異なる場合がありますのでご注意ください。

EAR890 / EAR899

使用真空管 KT90

上記の使用出力管に関しまして、現在入手が既に非常に困難になっている状況です。このため、弊社にて上記使用真空管の交換を伴う修理は終了とさせていただきます。

ただし、市場に流通している該当真空管を直接お客様側でご用意頂き、お送りいただければ弊社サービスにて交換作業を行うことも可能です。但し、真空管については保証の対象外となりますので予めご了承ください。

※ご注意:EAR 861 の場合は必ず形式の同じタイプを2本セット(例. PL509 x2/EL519 x2)でお送り下さい。(1つのチャンネルに特性の異なるPL509とEL519を取付けることは出来ません。)

尚、現行のEAR509に関しましては、引き続き修理対応をさせていただきます。
https://www.yoshinotrading.jp/customer-support/ear859-869-861-890-899-repair/


15. 中川隆[-12115] koaQ7Jey 2018年5月07日 07:15:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

58 : 自称ヤフオクのアタナトス帝王、denden95でございます。 : 2008/06/08(日)

EAR MC-4 は買わないほうが良い。あれはティム自身がトランス巻いてないぞ。

どうやら部下にやらせているのだ。

狙い目は初期のMC-3だ。

834P−5 もダメ。5Ωからで2〜3Ωには対応できていないし、下っ端の技術者にトランス巻かせてる。

初期の834P を中古で手に入れて真空管を全て交換するのがベストじゃ。

現行品には手を出さないほうが良い。


859/861/834L/834P/V20 まではティムの本物の手巻きのトランスだ。

それ以降はやめておくことじゃ。

EAR の製品の価値はティムの手巻きのトランスにあるのだからな。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1212015207/


オヤイデ電気にはCSシリーズという25年間製造し続けているダウントランスがあります。これはCSトランスの組み立て前。トランス巻き職人さんから納入されたトランス本体に、オヤイデ電気で各種配線を施して完成となります。

CSトランスは、機能的には通常200V-100V、希望によりアメリカ製品などに適合する200V-117Vの電圧変換を行えるダウントランス。電圧変換ができるのはもちろんのこと、絶縁トランスとしても機能しますので、電源経路に乗ったノイズを遮断できるメリットもあります。ただ、これはCSトランスに限ったことではなく、ダウントランス全般に言えることです。

CSトランスは、その道数十年のトランス巻き職人さんお一人の手作業により、一台一台丁寧に造られています。トランス巻きは本当に技術と経験と勘が必要な仕事らしく、その職人さんの腕次第で、唸なりが出たり出なかったり、音質の善し悪しも雲泥の差になるそうです。

正直、CSトランスを造っている職人さんはオーディオ界の人間国宝のようなもので、この職人さんがいなくなったら、CSトランスは誰にも造れないので製造終了となるでしょう。


そういえば、フォノイコライザー834Pや管球アンプで有名なEARも、主催のティム・デ・パラビッチーニ氏自らが巻いたトランスを搭載した比較的初期のモデルが、その後のモデルより音が良いとか言われてますね。

ちなみに、以前、オヤイデのCSトランスを真似たダウントランスをどこかのメーカーが製品化したのですが、巻き線がきちんとされておらず、唸りは出るわ、使い物にならないわで、すぐに市場から消えたそうです。
http://oyaide-blog.blogspot.jp/2010/06/cs.html


16. 中川隆[-12114] koaQ7Jey 2018年5月07日 07:18:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

EAR 859 は QUAD ESL57 専用アンプ
他のスピーカーに使うと:

2006/11/25

今回は過去に使っていたアンプの紹介です。

今のアンプセット(Citaion XXP+Threshold STASIS-2)の1つ前に使っていたのが、このプリメインアンプ。

ホントはZIA FUSION+EAR 859+Acustik-Lab STELLA Melodyの組み合わせで使う予定の機器だったのですが、ひょんなことから、CelestionのSL700に手を出してしまい、それがこのアンプとのお別れのきっかけでした・・・。

オーヲタ世界の住人にはあまりにも有名な、ご存知、ティム・デ・パラヴィッチーニ氏作のプリメインアンプ。

薄型筐体ですが、重量は約19kgもある、割と重量級♪

・・・人によっては、軽量級だ!!って人もいるでしょうが、一人で運ぶときに腰が”ギックリ”いいそうなアンプは押しなべて重量級です。(さもえど理論)

クロームメッキの仕上げは、だいぶ個人の好みに左右されそうな気もしますが、さもえど的にはお気に入りで、音も”奏でる”感じの独特の雰囲気を持ってました。
ボーカル系も不思議と”奏でる”雰囲気があり、女性ボーカル大好き人間の私としては、正直、手放すのが惜しかったものです。

13W+13Wという、(トランジスタアンプに較べれば)小出力でしたが、それを感じさせない駆動力と、現代的な(トランジスタアンプ並みに)クリアな音を合わせ持っているアンプという印象です。

オマケに、この小出力でCelestionのSL700を(さもえど的に)ソコソコ鳴らしてくれていたので、満足度はとても高かったですね。♪

このアンプを手に入れた時には、”当分手放さねぇ!!”って思ったもんですが、駆動力のあるアンプでSL700を鳴らした時の魅力に負けちゃいました。^^;

それがなければ、今でもずっと使ってたと思う、所謂”良いアンプ”だと思います。


コメント:


杉ちゃんさんのコメント...

EAR859を使ってらっしゃったのですか?、私もルーツさんから試聴に借りたとき、本気でそのまま買い取ろうかと思いました。・・・・

じゃ、何故諦めたかと言いますと、出力管EL519の補充がきかないのとエンハンスドトライオード回路が出力管に相当無理を強いていることが分かったからです。(あの300Bでもシングルでは8Wです。)

それと,こじつけ的になりますがB&W802のダブルWには、非力・・・ということにしてルーツさんに後ろ髪引かれる思いで、返却!
9/10/2008 1:35 午後
http://audiosamoedo.blogspot.jp/2006/11/ear-859.html

左のアンプはEAR-859、特別に開発された真空管を使い、話題になったアンプである。トランスも職人が一つずつコイルを巻いて作っていると聞いた。

このEAR-859はオークションで売ってしまった。すぐに売れたところをみると、フアンは多いのだろうと思った。パラピッチーニの設計とか、先ほどの新開発真空管とか、トランスとかの雑音(?)に惑わされた感もなくはない。実際に手にしてみると、物量を投入しているところから、価格競争で優位に立とうとした製品ではないこともわかる。

13W×2という出力は、率直に言って小さいと感じる。

だが、真空管アンプの話となると、真空管アンプは小出力でもドライブ能力が高いという話が必ずというぐらい出てくる。もちろん、ドライブ能力さえあれば数字はどうでもよい。やたらに馬力の数値だけは高いが、運転してみると実感がないという車もよくないのと似ている。

結論、売ってしまったのはドライブ能力に不満があったからである。

ドライブ能力だけでなく、音質も試してみた。先入観として、これで高音を再生したらきっときれいだろうなと思っていた。それで、私のスピーカーはトライワイヤー接続ができるので、高音にこのアンプを持っていった。

中音、低音にはそれぞれ150W×2のトランジスタアンプを使った。つまり、アンプ3台でドライブしたわけである。これは、当初、EAR-859だけで試みたが、とてもスピーカーを鳴らしきっているとは感じられなかったからである。さすが、アンプ3台でのドライブは余裕があった。ところが、高音がどうしてもきつくなる。それで、このスピーカーの個性と思ってあきらめていた。

ある日、実験のつもりで、中音域の150W×2のトランジスタアンプと高音域のEAR-859(13W×2)と入れ替えてみたところ、驚いたことに高音がすごくきれいになった。その上、スピード感が出るようになった。

何台ものアンプを使ってドライブするとき、高音域にはパワーは必要ない、それより高音のきれいなアンプを使うべきとある。具体的には、高音域は数ワットもあればよいとされている。

しかし、実際に試してみると、アンプの持つパワーは数値だけではわからないドライブ能力を持っていると感じた。非力なアンプでは高音が汚くなる(音が暴れた感じになる)し、スピード感がない。不思議なのは、周波数特性を見ると、20KHzを遙かに超えているのに、高音はストレスを感じ窮屈に聞こえる。

結果的に最新のアンプを売り払って、いにしえの名器VICTORのM-L10を2台手に入れて中高音用と低音用に分けてバイアンプでドライブすることになった。パワーは160W×2で、フラグシップのアンプとしては驚く数値でもない。
http://bestmusic.seesaa.net/article/112344376.html


55 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/03/19(月) 07:44:59 ID:/QjZ7nym [1/2回発言]

ESLはアンプ次第っていう話ですが、玉系はどうなんでしょうか?
純正は玉ですが、話題のトライオードとかユニゾンRとかの相性が気になります


56 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/03/19(月) 14:34:35 ID:TSlv/83K [1/1回発言]
>>55
 EARのパラビッチーニはアンプ設計で想定しているスピーカーとして、
 ESLの初期型をあげていたのを見たとおもう。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1171701565/


投稿者:K 2009/5/11 23:58

 うちにもQUAD ESL57がありますが、EAR859,EAR864L+QUAD405-2を使用しています。

 ご存知かもしれませんが、EARのパラビッチーニは、以前QUAD ESL57を良く鳴るスピーカーと管球王国のインタビューに答えていました。 859は10年以上に渡り、トラブルフリーですので、試聴されてみてはどうでしょうか?

http://moon.ap.teacup.com/tao7637/1162.html

Q: papageno1121さん 2009/8/11 18:29:11

英国のティム・デ・パラヴィチーニの設計したEAR 8L6というプリメインでQUADの静電型 スピーカーESL57を鳴らしてます。これにEARのプリ、834Lを繋いだら音質向上しますか?

EARアンプの濃厚、芳醇、メロウでクリーミーな方向が大変気に入っていますが、EAR8L6は切換えスイッチでプリメインにもパワーアンプにもなるので、今はプリメインとして使っています。

ただ一般的に、別のプリを噛ませると表現に繊細さ、緻密さが加わるのは他で経験済みなので、これがEARのケースにも当てはまるのかどうか? 経験豊富なオーディオ愛好家諸氏の見解をお聞かせください。


ベストアンサーに選ばれた回答
kazumyclassさん

間違いなくワンランクあがりますね。音像が一回り大きくクッキリなり低〜高域迄の伸びが変わります。個人的にはEARのプリはシンプル過ぎて他メーカーの方が真空管らしさが出るような気がしますがEARの音が気に入ってるなら満足すると思いますよ。
回答日時:2009/8/11 21:56:48
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1029316630


真空管交換に向けて 2008年10月13日

あれから色々調べてEAR859の真空管交換をやってみることにしました。 EARの球交換はとにかく音が化けるとの評判にも後押しされました。まずは第一弾として出力管を交換してみようと思います。

オリジナルのEAR859は出力管はEL519という球が使用されております。 このアンプはシングルなので左右で2本。

写真でいうとちょうど丸い形状をした黒いカバーの中にあり、灯を入れるとヒーターが入ってほんのり橙色になります。EL519を抜くのにはこのカバーを先に外さなければなりません。 カバーは内側からビスで固定されているため、底蓋を外してからの作業となります。さらにカバーのビスを抜いてもシール材で管とカバーがくっついているためこれを外す必要があります。(絶縁と固定の意味があるのでしょうか?)

少しカバーをねじるようにしてやればシールがはがれ、カバーと管が分かれます。次は管頂部にハンダ付けされている線をハンダこてを使って外してやります。ここまでやってEL519がソケットから抜けます。

オリジナルのEL519は英国はCVC製でした。 外観的には異常は見られませんでしたが、14年間お疲れさまでした。

今回管交換にあたり、あと準備したのはプレートキャップです。 いちいちハンダ付けしていたら面倒なのでワンタッチで抜きさしができるキャップを取り付けました。あとは新しい(といっても古い!?)管がくるの待つだけです。

http://community.phileweb.com/mypage/entry/943/20081013/

ムラード球に替えました 2008年10月14日

EAR859の出力管を交換しました。オリジナルであるCVCのEL519からムラードの6KG6Aです。早速音だしして1時間ほどなのですが、一聴して音の変化に驚いております。まず、音の雰囲気がゴロッ変わりました。

倍音がしっかり出ており、実在感がかなりアップしました。 簡単にいえば今までのCVC球をモノクロとするとムラード球はカラーです。とにかく音の彩りが出て2ランクも3ランクも上のアンプに変えたみたいです。高域は若干刺々しさを感じますが、これは使っていくにつれて落ち着くでしょう。

これが音の第一印象です。 はじめてヴィンテージ管を経験しましたが、正直いってこれほどのものとは思っておりませんでした。これでまたしばらくは楽しめそうです♪

http://community.phileweb.com/mypage/entry/943/20081014/7699/

次の真空管は!? 2008年10月19日

電力管をムラードに替えてから少し経ちました。 替えた直後に気になった高域の硬さはなくなりました。実在感の高さ、豊かな音というのはやはり素晴らしいです。 音量を上げめにしてやると何ともいえない芳醇な音で小生の好きな女性ボーカルは絶品です。 こうなれば残りも球も変えてみようということでアンプ内部をのぞいてみました。

これはEAR859筐体内部の電圧管です。「TRIGON」 PCC88が使われておりますね。トライゴンと言えばドイツのオーディオメーカーが一番頭に浮かびますが・・・
この「TRIGON」は英国製みたい。

http://community.phileweb.com/mypage/entry/943/20081019/7847/

王者!?テレフンケン  2008年10月25日

EAR859の真空管交換もいよいよ大詰め。 電圧管を手に入れました。
テレフンケンのPCC88 ダイヤマーク入&軍用管です。EARは英国製アンプですので使用されている真空管も 英国製でした。

今回交換した球のうち、出力管はムラードで英国製なのですが この電圧管はテレフンケンなので独逸製。

はたして英国―独逸の融合はどのような音になるのか!?
明日にでも交換してみようと思います。

http://community.phileweb.com/mypage/entry/943/20081025/7957/

EAR859(改!?)完成 2008年10月27日

EAR859の真空管(PCC88)をテレフンケンに交換しました。まずは底蓋を外し、古い管を外します。 TRIGONの真空管でした。よくみると3本中1本だけ表示の大きさが違〜う

これがどういう影響を及ぼしていたかは考えないことにします(^^ゞ
次に交換するテレフンケンの真空管です。ソケットにしっかり差し込んで完成〜
この作業はカンタン、カンタン
早速音だし〜 聴いてまず一言

「音が濃い〜〜!」

「上から下まで音の芯がしっかり通り、非常に気持ちいい」

音の実在感はさらに磨きがかかり、ボーカルものはノーマルの妖艶の上を いく妖艶さ
木目もさらに整ってこのクラスのアンプとしては申し分ない表現力・・・・だと思う。。。
ただ、音が真ん中に集まりすぎる傾向があるので、スピーカーセッティングで 微調整したいと思っております。

これでアンプ内の真空管は全部交換したことになります。

長年使ってきて古くなってきているとはいえ、今までのEARは何だったのか!?
という驚きを隠せません。

カンタンに書くなら曖昧でモヤモヤしていた音でした。これがEAR859のよく言われる短所だったりしたわけです。

一般のオーディオ製品と比べればEARは生産数が少ないほうでしょうが やはり工業製品としてのアンプとしては球の選択に限度があるのは事実でしょう。ヴィンテージ管を手を出すにあたりはじめは躊躇しましたが、結果的にはEARの 真価を発揮できるようになったようになり満足しております。
設計者のティムはそれを望んだかどうか分かりませんが(^^ゞ


レス一覧


ボーカルの妖艶さに磨きがかかりましたか〜〜。

あの独特の魅力に更に磨きがかかったんですね〜〜。

もはや想像もつかんほど良さそうデス。(^^♪

byさもえど at2008-10-28 00:07

 そうですか?そんなに変わるんですね〜?私はスペア持っていないし、10年くらい真空管を換えずに使っているので、そろそ考えなくてはと思っていました。貴重な情報をありがとうございます。

 一本だけ寿命を迎えた時があり、販売店でサービスで頂いた管を着けた事がありましたが、音にとても違和感があったことがあります。管の表示が2本ずつ違い(4本のうち)、並べ替えてみたところ音がそろったことがありました。とくそう屋さんのEARの一本表示が違うのは何しら影響していんじゃないかな?なんて想像します。

byzyan at2008-10-28 08:42


古くなった球アンプは球の交換はもとよりコンデンサも物凄く効くんですよ。ケミコンは元々他の種類のコンデンサより諸特性も著しく劣る上寿命が短いのに加えて高電圧だと余計に駄目なんです。ここは奮発してフィルムコンを使うべきなんです。寿命の点でも安心出来る上に一番肝心の音が素晴らしく良くなるんですよ。と経験者は語る。

bykobaman at2008-10-28 12:44
http://community.phileweb.com/mypage/entry/943/20081027/


37 :ヤフオクの詐欺師、denden95でございます。:2008/06/07(土) 16:44:45 ID:w+QT+D9P

EAR はイギリス人のティム・デ・パラビチーニが日本人スチュワーデス吉野をなんぱして、手篭めにしああげく女房にして立ち上げた管球オーディオブランドなのです。

造るやつがエロいので、音のほうもエロいんですが内部の真空管がロシア製なので、エロいアンプが台無しです。

45 : 仙人短 ◆TANPanX3xc : 2008/06/07(土) 17:12:21 ID:UbVbvxUd
>>37
エロいので〜

オーディオにエロさが無くなれば、それはよもや、オーディオではない。
僕等がそれに注目出来る訳は、そこに、理(タナトス)ではなく。感情(エロス)と見ているからです。

魔王「あんたの話も、ようワカランが。つまり?」

閻魔「エロい方が、むしろ正解。オーディオ的には、だけど・・・」

短「閻魔は最近、凄い事言うよね・・・」


58 : 自称ヤフオクのアタナトス帝王、denden95でございます。 : 2008/06/08(日)

EAR MC-4 は買わないほうが良い。あれはティム自身がトランス巻いてないぞ。

どうやら部下にやらせているのだ。

狙い目は初期のMC-3だ。

834P−5 もダメ。5Ωからで2〜3Ωには対応できていないし、下っ端の技術者にトランス巻かせてる。

初期の834P を中古で手に入れて真空管を全て交換するのがベストじゃ。

現行品には手を出さないほうが良い。


859/861/834L/834P/V20 まではティムの本物の手巻きのトランスだ。

それ以降はやめておくことじゃ。

EAR の製品の価値はティムの手巻きのトランスにあるのだからな。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1212015207/


17. 中川隆[-12113] koaQ7Jey 2018年5月07日 07:19:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

17 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/24 08:35 ID:???

パラヴィチーニ自身が、妖しい雰囲気の人物だよな。

日本の真面目で実直な技術者とは全くタイプが違う・・・。

彼は、ラックスに在籍してたし、夫人(旧姓:吉野)は日本人だし、親しみが持てるけど、彼の出自は先祖は錬金術師という感じ。

惚れ込む人には絶対的な魔力を秘めてるね。

>>13がどんなSPを鳴らしたいのか不明だが、EAR内でのモデル比較はあり得るが、他メーカーとの比較はあまり意味がない。

アルファロメオ好きな人は殺されたってマークUやクラウンには乗らないし、比較しようなんて考えもしないでしょう。

試聴してこれ!と思えばそれで決まり、迷うことなどないでしょう。
http://hifi.denpark.net/1053590239.html

EAR859を振り返って… 2009年 04月 11日


今日は、もう手放してしまった"EAR859"についてです。

独特のデザインですよね (CANON IXY)


EAR859は、言わずとしれた鬼才Tim de Paravicini℃≠ェデザインしたプリメインアンプです。

私が真空管アンプを気にしだしたのは、ユニゾンリサーチ社のSimply TWOでした。
あの見事なデザイン…しかし、手を出せずじまいでした。

 そして最初に手に入れた真空管アンプがEAR859…やはり私はデザインから入る奴でした(笑)

でもこのアンプがなかったら、真空管アンプには目覚めなかった貴重で罪深い一台でした。

 音質は勿論、

「外観」=見た目、格好よさ、所有欲を湧かせるか、満足度を満たせるか

「操作性」=操作する時の感触などです。

「作り易さ」=キットの場合、私的に作り易いのか、難しいのか

「チューン度」=チューニングする余地はどの程度あるのか、手に入れ易い部品か

「音質」=私独自の偏見と独断の感想

「価格」=コストパフォーマンスを含めています。

「ブランド力」=私の独自のブランドイメージです。


各項目を☆の数3個までで表現させて頂きます。


「外観」
どうです、このデザインと格好よさ。

私は惚れ惚れとしてしまいます、このEL519(後日PL519)を囲う真空管ボンネットもやけどを防ぐための機能とデザインを合せもっています。

それにこのトランスの配置の見た目のよさ、持った時に「ずしり」感も得も言えません、非常に密度が高く感じるのです、EL519以外の真空管はボンネット内部にしまい込み見えないようにしています。それ故にすっきりとしたデザインです。

見て下さいこのフロントパネルの厚み…高級感に満ち満ちています。

それに、このEARのロゴも格好いいです。パイロット表示もLEDでなく「ランプ」と言うのが泣かせます。ランプは断線する可能性があるのにあえて使うこの思い切りの良さ。真空管の灯りとよくマッチングしています。

個人的には、外観は満点です。
☆☆☆

「操作性」
各ノブが重量のあるムクで出来ているようでクリック感も「クッ、クッ」と動きいい感じです。

この操作性も相当意識して作り込まれているのではないしょうか。
☆☆☆

「作り易さ」  完成品なのでなしです。


「チューン度」
EL519は入手が難しく、互換性のあるEL509も入手が難しい。

そこでPL519に変わったのですが、もともとTV用の真空管です、なかなか色々な会社の製品がなく色々なメーカーの真空管に交換して楽しむことは、できなくもないですが次に交換するためにボディをそこそこ分解する必要があり、「気軽に交換」と言う訳にはいきません。

むしろ、Paravicini氏は音質保証のため交換を嫌ったのではないでしょうか。

「音質」
フォログラフィと言われる方もいらっしゃるようですが、まさに綺麗に「漂う」この感覚に酔いしれたい人には向いています。

濃厚ではありませんが、ミネラルを含んだ綺麗な水みたいなイメージです。
JAZZと言うより弦ものやクラッシックが好きな人に向いているのではないでしょうか。

ドライブ力もありJBLなんかも平気で鳴らします、EARとJBLなんて違和感ありそうでうすが面白いです。
☆☆

「価格」
後継機種EAR869は新品で819,000円ととても手が出ない値段です。
でもこの値段でも欲しい方にはたまらないアンプでしょうね。

「ブランド力」
私の住む地域近辺では凄い人気です。
私の行きつけの中古屋さんは、EARの仕入れが多いのですがあっと言うまに売れます。

確かにEARのブランドは感じますし、うんちくを語る時「俺のEAR×××は…」なんてaudio談義には一目おかれること間違いなしだと思うのです。

またその異様な設計手法も個性が強いです。EAR V20なんて12AX7を片側10本も使うなんて真空管の知識の浅い私ですが

「プリ管を10本×2セットなんて何考えてるんだろう?」

と狂気の沙汰にしか思えないのですが、あのデザインの憎さミッキーマウスみたいな面構え、まさに鬼才プラビチー二!

これはもう脱帽です。
☆☆☆


 こんな個性の強い見た目のうっとりするアンプに付き合えたのは、幸せなことでした。

しかし、このあまりに綺麗なアンプはだんだん私のFUSION、JAZZ系好きから離れていく気がし、日本のJPOPやニューミュージックみたいなどこか「ぬか臭い」音には合わない気がしてきました。

 でも本当にこのアンプが、20万円以下で販売されていたらヒットしたと思うのですが。

あまりに高価過ぎることが残念な限りです(でもその高嶺の華さ加減がブランド力を維持できるんですかね)

ありがとうEAR859、ひと時の素敵な時間を。


Commented by たっちん at 2009-04-13 06:23

EAR859、素敵ですよね。パラビッチーニ氏は、英国アンプ界に君臨している感があり、私の手元にある、ミュージカルフェディリティE11、アルケミストAPD20ASSは、いずれも彼が基本設計したものです。

このうち、APD20ASS(パワーアンプ)は、トランジスタですが、まさにnallyさんが「音質」のところで指摘されたのと同じ音がします。


イタリア風の名前ですが、先祖がローマ帝国から派遣された収税監。
奥様が元スッチーの日本人。LUXMANに技術者として勤務など、経歴も面白い人物です。


Commented by rhr_nally at 2009-04-13 07:58

 私も気が付けばA1→EARと同じ巨匠のアンプを使用しておりました。

この人の大胆さと繊細さにはあきれるばかりですが「楽器」的な色が濃い設計をする人だなぁと思います。

そこに日本での修行と日本人の奥さんなんですよね…。
いいとこどりかもしれません(笑)


 「合理性の中に美あり」=機能美ですが、情緒的には「無駄の中に美あり」と考えている私なのですが、どちらもそのたたずまいが好きで…。

やはり見た目第一のNally工場長と私なのです(笑)
http://rhrsp.exblog.jp/10028468/


18. 中川隆[-12112] koaQ7Jey 2018年5月07日 07:22:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

2012年01月26日
自宅試聴でお借りしたのがEAR V12です。


鬼才ティム デ パラビッチーニ氏の最新作です。

コレ、今結構売れてるらしく、あちこちで絶賛の声があがっています。

デザインが独特ですが、とても高級感溢れる緻密な仕上がりで、所有する喜びを味わえると思います。デザインは好みが分かれるところだと思いますが、個人的にはアリでした。2歳になる息子がこのアンプを初めて見た瞬間に「ぱんだちゃん!」とか言ってましたw

で、音ですが低域が先のMystereより駆動力が高いようで、さらに出ます。C1はまだ駆動しきれてなかったのかと驚かされました。明るめの音調で、音場の広がりもMystereより奥行き方向で広がります。SNが良く静寂の表現とか、背景が静かなので微細な音まで掘り起こして聴かせてくれます。

ただ、残念な点がいくつかありました。。。

曲によってですが、低音が中域に干渉してボーカルが埋もれてしまう「かぶり」が発生していました。(普段良く聞く曲じゃないけど、残念!)
それと、Mystere比ですが、明るめの音調で少しドライ。好み的には陰影感のある暗めの音調が好みなので、その点も残念でした。


____


EAR V12は試聴したことがあります。EARは仰られる通り奥行き方向といった前後感の広がりが秀逸かと思います(リファインされる前のEAR869はフワッとした横の広がりがあって、そっちも好きです)。

V20の後継機とのことですが、EARでも特異なV20独特な妖艶さは薄れましたが、低域の制動力はかなり向上し、もったり感が解消されたと思います。

願わくば、V20の独特な艶のある中高域と890のような歯切れのいい低域、861のような濃厚さをを兼ね揃えたパワーアンプを出してほしいです。C1と真空管は結構合ってるのかなと思います。

EAR Acute+834+C1 Signatureの組み合わせはEARの中では比較的ストレートな音の鳴り方でした。

また、JEFF ROWLAND CONCERTO INTEGRATEDとFocus110で使用してますが、シンバルンといった金属楽器やピアノの表現はJeff特有の煌びやかさが、また適度な濃さと軽さの中低域の表現力は気に入ってます。

by我が心の軍曹 at2012-01-26 22:27
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3260/20120126/28305/


19. 中川隆[-12111] koaQ7Jey 2018年5月07日 07:47:22 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]


因みに、EARのプリアンプは EAR912 と Acute Classic 以外は不出来だそうです。

一言で言って、EAR834L は音が"粗い"。

真空管プリアンプ EAR 834L 、868L 音質比較の内容を説明します。
http://www.youtube.com/watch?v=qv5gUIOBnL8

EAR 868L , 912 真空管プリアンプ音質比較試聴
http://www.youtube.com/watch?v=fcSTzf1f_n4


EAR 真空管アンプ 逸品館
https://www.ippinkan.com/ear/ear_page1.htm


EAR 834L 標準販売価格:Deluxe仕様 ¥488,000(税別)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/834l/


EAR 868PL/868L

標準販売価格:868PL:¥980,000(税別){フォノセクション付}
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/868/

868L: ¥738,000(税別)
http://www.yoshinotrading.jp/product-detail/868/

EAR 912 【 Professional Tube Control Centre 】 標準販売価格:\1,980,000(税別)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/

Paravicini 312 Control Centre 標準販売価格:\2,980,000(税別)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/312/


E.A.R|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10097864431.html

▲△▽▼


写真は EAR834Lラインアンプ

 私が学生の頃やたらと「ダイレクト」が流行った。

「余分な接続は害である、ピュア・ダイレクト!」と絶賛したもので、雑誌も「ダイレクト」一色。

アンプも「ダイレクトポジション」なるものが大流行。

バランス、トーンコントロールも悪、そんなものプリメインの中に入れるな、可能ならパワーにボリュームを付けるだけでよい!

そんな雰囲気でした。

そして、煽動された我々は冷静さを失い「ダイレクト」教に入信し盲目的に信じたものです。
確かに一理ある面もあると感じる、これは感じているだけだ。

  真空管アンプはどうやら様子が違う。

話は変わりますが「真空管」と言うだけで「ナロー(狭い)」と考える人には一聴願いたいものです、イメージと出てくる音にはギャップがあり「生々しい」音がします。
ボーカルものには最高ではないかと考えます。

これを「歪み成分が多く、これが”味”を出している」と説明される方もいます。
確かに写真では「粒状感」が意外と生々しさを出したり、レンズで言われるところの「味」が収差や歪み成分であることは事実です。

収差や歪みが完全になくなると物理的には100点でしょうが、人間の目にはどう映るのでしょうか?しかし未だ歪み”0”、収差”0”の映像は見たことがないので分りません。

別の事例でミュージシャンの方の「ギーターアンプは真空管方式の方が音が飛ぶ」との意見。

若いミュージシャンに感性で選ばれている「いいものはいいんだ」偏見がないのは嬉しいですね。

 真空管アンプは、プリメインの場合でもボリュームが問題になっている、プリメインでもプリを付けると良いと聞く(これはサンバレーさん意外のショップのオーナーも同意見だった)。

じゃぁ実際はどうなのだろう?

 試験をしたのは、EAR859単機とEAR859+EAR834L。

一聴して違うのは、859オンリーだと箱庭的音が聴こえる、これはこれで美声だ。
ところが、これに834Lを接続し859のボリュームを解放(正確にはハムノイズの関係で15時の位置に絞っている)すると、859が美声だけでなく高域で意外と鋭い一面を見せることに気づく。

これは、859単機では気づかない音だ。

一般的にEARは「フォログラフィ」的美声が強調されているが、実際は能力一杯で意外な鋭さを見せるし、似つかわしくないJBLでもグイグイドライブする、それも古いアルニコの機種でも負けていない。

しかしくどいが、859単機ではこの隠れた性格を見抜けない。

 真空管アンプには、プリメインでもチューンナップの選択肢としてプリアンプがありそうだ。

 プリアンプとしてのEAR834Lの私のインプレッションは「音を広げる」だ。

ここに「EARのフォログラフィ」的要素があるのだろう、ただし昔聴いたアポジーのような霞がかった音ではない。
http://rhrsp.exblog.jp/8799463/


20. 中川隆[-12110] koaQ7Jey 2018年5月07日 07:53:47 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

EARは元々安物部品を使った廉価アンプのメーカーだったのですね

EARのアンプは素晴らしかった(過去形)


130 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/24 21:35
EARの音楽性にほれてます。真空管じゃあNO1でしょう。


131 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/24 22:01
んだ。よってあまり語るべきものもない。
ヲタの業を忘れて音楽を聴くだけだ。
あんまり内輪で褒めまくるのもほめ殺しみたいで気持ち悪い。


45 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/09 22:01
世界的に有名なミュージシャンがEARの機材を使ってレコーディングしているとか店員が言ってたが本当?誰?


47 : 名無しさん@お腹いっぱい[] 投稿日:02/01/09 22:34
>>45
ミュージシャンの特注で、マイクアンプその他機材を作ったり、手巻きでシコシコとトランスを巻いているらしい。
そんな記事を読んだ事がある。


48 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/09 23:10
>>45
レニー クラビッツ様
ポール マッカートニー様
エアロスミス御一行様
です。

50 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/10 07:33
ピンクフロイドも使ってるようです


26 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/05 23:38
関係無いけど
パラビッチーニの奥さんって日本人だって噂を聞いた。


27 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/05 23:52
>>26
yoshino(よしの)といいます。
実は『EAR』はアンプの名前で会社名は『yoshino Ltd.』という名称です。
パラビッチーニは日本人である『よしの』さんを溺愛していて
会社名に奥さんの名前をつけた様です。


28 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/06 00:05
アウトプットトランス/パワートランスに YOSHINOの名前がついてるよ。


29 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/06 00:07
奥さんはスチュワーデスだったらしいよ。
機内でナンパだ。


30 : 名無しさん@お腹いっぱい[] 投稿日:02/01/06 00:11
彼は大昔、日本に滞在して某メーカーのアンプの設計をしたことがあるらしい。


33 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/06 12:35
>>30
ラックスでしょう。EARのサイトの自己紹介に書いてあったよ。
C1000/M6000 pre/power amplifier ってわし知らんけど。
銘機なの?


LUXMAN C-1000 \200,000(1975年1月発売)
http://audio-heritage.jp/LUXMAN/amp/c-1000.html

LUXMAN M-6000 \650,000(1975年2月発売)
http://audio-heritage.jp/LUXMAN/amp/m-6000.html


1 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/02 15:12
EARのプリメインがほしいんだけど、それぞれの特徴を教えてたもれ。

7 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/04 12:54
869がいいんじゃない?人気モデルの859の後継機。
パワーも少し上がってるし。
多少癖の強いV20よりも万人向けな印象。
女性ボーカルもので試聴したが、低音はあまりでなかったが、中高音の程よい濃さ、透明感、音の浸透力?はかなりいけてた。
安く手に入れるなら859の中古買ったほうがいいかもね。
869が出たおかげで、859の中古価格は下落するのでは?
859と869の比較したひといないかな?


35 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/06 20:25
859と869の音の違いわかる人っているのかな?


36 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/06 21:18
>>35
聞いたけどわからんかった。パワーが少しあがってるみたいだけど、体感できん。


EAR 869
http://www.yoshinotrading.jp/product-detail/ear-869/

EAR859
http://audio-heritage.jp/EAR/amp/ear859.html

EAR V20 
http://www.heinz-company.jp/earv20.html
http://k-d.jpn.com/audio/EAR/V20.html


13 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/05 00:19
今は手放したけど、859を使っていた。
いい音だったよ。869の登場で859の価格が下がったら、もう一度入手しても良いな。
10年くらい前かな、859はキットだったんだよ。ボディもメッキなしのそっけないものだったが、価格は10万円台半ばくらいで、めちゃくちゃCPが良かった。

俺は859が日本に登場したタイミングで買ったから、値段も32万円くらいで、CPも、そんなに悪くなかったが、今の価格設定はちょっと高い感じはします。

それでも、マッキン(クラリオン)→すがーの やら、上杉にお布施をするよりははるかに良いと思います。

75 : EAR信者[] 投稿日:02/01/22 22:29
EARのアンプって出力値でイメージするよりドライブ能力高いよね。

最初にパラビッチーニサウンドにハマッたのはアルケミストのAPD15AIISSだったなぁ。
お店で何気に流れてる音の透明感と響きに釘付けなったもんなぁ。

アルケミスト社製のパワーアンプ
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/32501181.html

41 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/07 20:55
EARの869 と Musical Fidelity のA3CRどっち買おっかな〜♪

Musical Fidelity A3CR A3.2CR
http://www.tukipie.net/bbs/test/read.cgi/audio/1048296382/


43 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/07 23:51
>>41
真空管を意識した音造りのA3CRを買うなら、素直に真空管アンプの869買えば?


44 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/08 11:48
>>43 
激しく同意。
A3CRって、決して悪くないどころかCP考えたら素晴らしいアンプだと思うけど、EAR869 が比較対照ということは41さんは真空管の音に魅力を感じているということですよね?
だとすると「素直に真空管アンプの...」という指摘は正しいと思う。
最終的には好みの問題になるけど。

122 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/17 00:46
EAR、V20の音が欲しいけど金のない漏れに、なんかいいアンプない?
20万以下で。


123 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/17 16:06
>>122
パラビッチーニ設計で、やっぱり熱対策に窮するミュージカルフィデリティA1なんてどうだ?

Musical Fidelity A1 1984年発売 \128,000(1990年頃)
http://audio-heritage.jp/MUSICALFIDELITY/amp/a1.html


124 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/17 16:12
あの目玉焼きが焼けることで有名なA1ってパラビッチーニ設計なの?
知らなかったYO!


125 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/17 16:16
アントニー・マイケルソンとちゃうん?>A1


127 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/19 08:11
>>125
Throughout the past twenty years,
Tim has worked with many different manufacturers.
For London based Musical Fidelity,
Tim designed the amazing A1,
taking the concept of a cut down ‘High End’ audiophile amplifier,
the only compromise being the 10 watts output,
albeit pure class ‘A’. Other products designed for ‘M.F.’
include the A470/370, P270, Digilog, CD-T, etc.

http://www.ear-yoshino.com/tim_bio.php?n=2


274 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/10/04 23:34 ID:???

ミュージカルフィデリティの社長のフルネームはアンソニー・マイケルソンで、彼が学生だった頃、会計士のオースチンと共に興した会社がマイケルソン&オースチン。
ここでTVA-1の改良とTVA-10、M200の設計を行ったのがパラヴィチーニ。
オースチンが本業に戻った後、アンソニー・マイケルソンが興した会社がミュージカル・フィデリティで、A1を初めとする数々の機種の設計を、 再びパラヴィチーニは行った。


181 : 177[] 投稿日:02/04/15 23:45 ID:BFWk6XKE [3/3回]
ミュージカルフィデリティ−のA1を昔聴いたことがあって、とても個性的で好きな音作りをしていたので、パラビッチーニ氏の作品に興味がありました。ありがとうございました。

51 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/10 22:09
EAR869欲しいと思ってるんですけど、消費電力とか心配する必要はないでしょうか?
親兄弟と同居している身のわかぞーですので、 電気代はねあがったら肩身がせまくなってしまうので、、、


52 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/11 07:43
全然へいきですよ。


53 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/11 19:43
せいぜい小さなヘアドライヤーの半分くらいでしょう。


54 : 51[] 投稿日:02/01/11 23:28
>>52,53
つけっぱなしにしないかぎり心配なさそうですね。
869に決めてしまいます。
そういえば、上部のカバー(?)部分が金のバージョンは終わってしまったようですね。
僕は金よりクロムの方が好みだからいいですけど。

15 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/05 04:08
私は869を購入しました。
SPは H&K のみ扱いの小型トールボーイ(リボンツィータ&15cmウーハー1個で、8Ω能率89dbのやつ)を使用していますが、パワー不足は感じていません。
数字以上のSP駆動力を感じるのは私の気のせいでしょうか?
聴く音楽は女性ボーカルものメインの私にはベストの選択だと確信してます。
柔らかく体に染み込むような音は、トランジスタでは得られなかったものですね。
プリを足してパワーとして使用⇒パワーを足してバイアンプ
というステップアップの道が残されているのも楽しみです。

プリメインを選ぶなら、まず859 or 869を試聴し、もっと艶が欲しければV20、パワー不足を感じたら8L6でどうでしょう?
まあ、全部聴いてみるのが一番ですが。

EAR 8L6
http://www.yoshinotrading.jp/product-detail/ear-8l6/


21 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/05 12:54
V20は音楽を少し演出する感じ。低音は多めです。
クラシック中心ならいいと思います。
ただ真空管の本数が多いんで熱くなります。アフターも少し心配。
H&Kでは確保してあると言ってますが。

859(今は869)はもっと素直な音、ピュアな音。V20に比べて明瞭な音。
能率の高い小型スピーカーで鳴らすといいと思います。

861(セパレート)は基本的には859と同じ音の傾向です。
859より少し膨らむ感じです。トールボーイとかの中型でも結構鳴らせます。

EAR 861
http://www.yoshinotrading.jp/product-detail/ear-861/

8L6はほかのものよりいわゆる真空管アンプ的な音です。聞いた感じでは861よりもパワーは高いけど、パワー感が感じられませんでした。スピーカーの問題かもしれません。

僕が聞いた感じではこんなところです。実際に聞かれたほうがよいと思われます。
どれもコストパフォーマンス的に言えば文句は無いと思います。

46 : EAR信者[] 投稿日:02/01/09 22:33
EAR534のモノドライブ最高ぉ〜。
100Wもあると低域の再現性もかなりいいっす。
でもEAR890の躍動感の良さにも惹かれるのぉ〜。
今度、EAR890のモノドライブで試聴してみたいなぁ。


EAR 534
http://www.yoshinotrading.jp/product-detail/ear-534/

EAR 890
http://www.yoshinotrading.jp/product-detail/ear-890/


247 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/09/14 00:09 ID:zqqjo7ba [1/1回]
899とV20のキャラクターの違いはどんな感じなのでしょうか?
教えてください。

EAR 899
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-899/


248 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/09/14 23:28 ID:H02y/roY [1/1回]
聴けば判ると思うよ。
V20はマターリとしたイメージがある。


249 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/09/14 23:41 ID:k0U65/NE [1/1回]
やはりV20はマターリ系なんですかね。
899は少しはしゃっきりしているのかな?


251 : EAR859[...] 投稿日:02/09/23 18:30 ID:???
 久しぶりに、ジュリアフォーダムを聴いたら、うっとりした。


252 : しけーむ[] 投稿日:02/09/27 21:36 ID:OXmFKDR1 [1/1回]
V20はボサノバ聴くのにいい!

254 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/09/28 00:00 ID:???
V20って新品はもう手に入らないの?
生産完了??


255 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/09/30 15:37 ID:???
保守させていただきます。
>>254
V20は年間生産台数が限定されているそうです。


8 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/04 13:20
EARのプリメインアンプはそれそれ特徴があって面白いですね。
8L6は真空管の濃い音なのに音がしっかり前に出てきます。
低音にこだわる人、鳴らしにくいSPを使用している人ならこれでしょうね。

146 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/03 09:50
8L6ユーザーがいないですね〜。さみし。
859, 869ではスキーリしすぎで物足りない人はみんなV20に流れてくのかな?
非常に個性的な(マニアックな??)V20よりも、癖の少ないマターリ系として8L6のほうが万人向けのような気がしてます。
ストレートだけど味のあるいい音します。
V20買う前に是非8L6も聴いてみて欲しいです。

余談ですが、私の彼女はV20みて「耳がミッキーみたいでかわいい」といってました。

148 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/05 00:01
うちの妹が旦那を連れてきたときは
「なんと言ったら良いのかわからないけど、それ何?」ときかれた。
たしかに圧倒的にへんてこりんな存在感だよV20.

4 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/03 21:40
V-20使っていますがとても満足していますよ。
低域に関してはそんなに出る方ではないですが、高域、中域に関してはあくまでも私見ですがジェフ・ロ-ランドのコンセントラより上ではないかと思っています。
小編成の弦楽、ピアノトリオ、ソナタ、女性ボーカルなどはV-20でなければ出ない世界があると思っています。

12 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/04 23:04
うちもV20を使っています。
使っている部品の点数を考えると正直いって故障は恐怖そのものです。特に正バイアスで球を使っているV20の場合、真空管の動作が保証されている領域外での利用をしていることになりますから、事実上メーカーに球の交換をお願いするより方法がありません。
日本での値段は知りませんがUS$300ぐらいという話しは聞いたことがあります。
しかしそういう話はおいといて満足度は高いです。
869もいいと思いますが個人的には8L6のほうが良いと思います。
音質という観点からの話しではありませんが、869は出力がとれないのでスピーカーで悩むのではないでしょうか。
V20 に Concerto の組み合わせでもときどき物足りなくて12時で私は聴いています。これで869はちょっと不足かなと私は思いました。

417 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:03/04/02 02:08 ID:???
EAR869欲しいです。
一つ心配なのはいままで真空管アンプを使った事がないのです。
スレを読んでるとかなり発熱があるようですね。
取り扱いが難しそうですね


418 : V20信者[] 投稿日:03/04/03 01:01 ID:dxgVkxu0 [1/1回]
>>417
そんなに心配する事はないと思います。
発熱に関しては、通気の悪いラックを避ける事さえ気をつけていればまず大丈夫だと思います。
あと、電源スイッチのON/OFFを頻繁に行わない事。一旦電源を落としたら、次にONにするまで5分ぐらい間隔をあけた方がよい事と、何時間も音楽を聞かないのであれば一旦電源をOFFにする事。
一般的に真空管にとって良くない事を避けていれば、普通の真空管アンプよりEARはロングライフですから意外と取扱いはいいと思いますので、あまり神経質にならなくてもいいと思います。
それより、EARの音の世界を楽しむ方がずっとすばらしいオーディオライフを満喫できると思います。

5 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/03 23:36
V-20って真空管を20本使ってるそうですがメンテナスにお金かかりませんか?
真空管の寿命がきた時かなりの金額になりそうなのですけど。

257 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/10/01 23:26 ID:U3vzsnr8 [1/1回]
真空管って保守は大丈夫なの?
何年目でいくらかかるとか? その時期には部品が無いとか・・

9 : 1[] 投稿日:02/01/04 14:06
5さんが言ってるように、真空管アンプが欲しいんだけどちょっと・・・、
と考えてる人のほとんどが、真空管が壊れた時のことを考えてるんだと思うけど、寿命とかはどうなんですか?

258 : EAR859[。。] 投稿日:02/10/02 15:59 ID:???
 真空管の寿命は1万時間以上と書いてあったと思うが、詳細不明。
とりあえず、6年以上使用しているが、問題なし。
ただ累積で何時間使ったかはわからない。


259 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/10/03 01:20 ID:ezBSKQkK [1/1回]
1日2時間で13年程度って事?

6 : 4[] 投稿日:02/01/04 10:58
v-20に使用している真空管ですが、EARの創始者ティム・デ・パラビッチーニが真空管メーカーと共同開発して高音質、ロングライフなものになっているようです。


11 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/04 21:38
869のカタログには真空管の2万時間の耐久テストをクリアしたと書いてあった記憶があります。
取扱店なら交換可能だし、1度に全部切れるわけでもないし、EARの音が好きなら、気にするほどのものではないと思います。
気にするべきなのは発熱がスゴイのと、リモコンが無いことぐらいでは?

99 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/04 18:54
V−20の電源入れたときに真空管が「ピカッ!!」て光るのが気になるんですけど・・。


100 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/05 13:27
>>99
あれはオレもコワイ


22 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/05 14:32
V20でクラシックもいいけど、ブルーズとかボサノバのギターもいいよ。
熱くなることについては半端でないです。ボリュームも熱くて触れない(少々大袈裟ですが)くらいです。冬になったらオイルヒーターの代わりにもなります。

58 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/14 14:41
V20 と 8L6 ではどっちのほうが熱くなりますか?


63 : EAR信者[] 投稿日:02/01/16 22:59
>58
店でアンプに手をかざして感じる熱さではそんな差はないと思われるにょ。
(端から見るとあやしい行為だよなぁ〜)


64 : 58[] 投稿日:02/01/16 23:38
>>63 EAR信者様
V20 かっこいいのでほしいんだけど、使ってるSPが6オーム 84dBなので、やっぱ 8L6 の方が適当かなと、でも20wよりは50wの方が熱いかなと、思案してたら、中古でV20があったので注文しちゃいました♪
届くのが楽しみ♪♪
そこで素朴な質問です。インピーダンス6オーム標記のSPはアンプ出力8オームにつなぐべきでしょうか、それとも4オーム??
教えてください。


67 : EAR信者[] 投稿日:02/01/17 22:45
>64
うちのSPも6オームだがお店にきいたら8オームにつないだほうが音いいっていわれた。
でもってうちは8オーム端子につないでるね。
534モノ使いなんでつなぎ返るの面倒で4オーム端子との音質差は試してないなりよん。


68 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/17 23:17
>>64
EARではないですが4オームのスピーカーに真空管アンプ組み合わせています。アンプには8、4、2の端子が付いていますが、8オームが圧倒的に音は良いです。4オームの端子につなぐと、驚くほど平板で広がりのない、かつ周波数レンジ的に上も下も伸びがないつまったような音になります。技術的にあまり詳しくないので理由はよくわかりません。どなたか解説していただけるとうれしいのですが...


72 : EAR信者[] 投稿日:02/01/21 22:12
V20使っておしゃれなセカンドシステム組みたいなぁ。
534の取説みたらステレオ使用の場合、スピーカーのインピーダンスが8オームと16オームになってる^^;。
モノブロック仕様にすると4オームと8オームってことは最初からモノブロック仕様を意識してるなぁ。
もしかして同じパワー段の8L6もそうなのかな。


73 : 58[] 投稿日:02/01/21 22:20
めでたくV20設置♪
心配だったパワーハンドリングの点もおっかなびっくり鳴らしてますが、とりあえずOKみたいです。
出てきた音は、もう、笑いが止まらない♪♪
EAR信者II名乗りたい気分っす。


74 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/21 22:28
わたしも最初に音だししたときの感動は忘れません。
裏蓋開けるときはネジまわしたときに塗装がパリッとゆくので御注意を。
どうでもいいことだがEARのアンプって奥行きが深くて置きにくいです。

76 : V20信者[] 投稿日:02/01/22 22:51
>>73=58
わたしもV20にはまって、はや二年。
この崇高な音を一度聞いたらもう一生手放さないでしょう。

84 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/30 13:31
V20報告
冬の低い室温のせいか、心配されたほど熱くなりません。
フロント・パネル、ボリューム・ノブともに暖かいていど。
メイン・トランス・カバー、真空管のカバーはさわれなくはないていどに熱くなってます。
熱くなります。


85 : V20信者[] 投稿日:02/01/30 22:41
私が使いはじめた頃は夏だったこともあって、その熱さにビビッてしょっちゅうウチワで扇いでました(自爆)
今ではクワドラスパイアに替えたこともあって、気にせず使っています。
ただし御存じだと思いますが電源入れたままで音楽も聞かずほっておくのはチューブアンプでは禁物ですが、特にV20においてはとてもよくないと販売店、輸入元からいわれていますので、しばらくの間でも音楽を聞かないのであれば電源のスイッチを切ってやって下さい。


108 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/12 00:37
V−20使ってます。
>>85
いつも、使用後に真空管を冷却するつもりで1時間程度アイドリングしてから電源を切っているのですが、全く温度が下がっていない気がします。
真空管の寿命を考えると、さっさと電源を落としたほうがいいのでしょうか?


119 : V20信者[] 投稿日:02/02/14 03:37
>>108
音楽を聞き終わったらあんまり間を置かずに電源OFFにしたほうがいいですね。
いくらロングライフに特別設計していても真空管ですから寿命があります。
ですから少しでも長く現状の状態で聞きたいのであれば電源は早めにOFFです。


120 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/14 16:46
>>108
V20はA級アンプだそうなんで、無音時もどんどん電気流します。
http://www.ear-yoshino.com/productdetails.asp?page=1&id=1


121 : 108[] 投稿日:02/02/16 02:01
>>119
>>120
マニュアルに「スピーカーケーブルを繋ぐ前に電源を入れるな」という記載があり、もしや電流が流れっぱなしなのかなぁ、と考えてはおりました。
なるほど。


126 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/17 17:36
>>121
スピーカーケーブルの話はA級でなくともダメでしょ。実際にはやってまうけど。
真空管に流す電気とは別の話だと思います。


87 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/31 01:28
>>85
私も夏に使い始めました。
フロントパネルは凄い熱さ。
半円のウッドがぽろりと落ちたときは泣けました。
あれって軽く接着してあるだけなんですね。
電源に関しては、子どもがスイッチ連打しないように気を遣いましたよ。


89 : V20信者[] 投稿日:02/02/01 00:01
>>87
あの熱さはEAR特有ですね。一度販売店にその熱さについて問い合わせたことがありましたが、気にせずに使って下さいといわれました。
電源についてもおっしゃる通りで、スイッチのON,OFFは頻繁にしない、一度OFFにしたら最低5分、できれば10分以上おいてからスイッチONする事。
これはV20を扱う時の注意事項として守った方がいいですね。
真空管はパラビッチーニスペックでロングライフと音楽性を追求しているようですが電源の頻繁なON,OFFでかなり痛むようです。


91 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/02/02 20:44
他のスレ言って大声で言いふらしたいけど、でも、コワイからここだけの話、
V20あったら、他のアンプいらない!
10倍近い値段のいわゆるハイ・スピード・アンプ使ったこともあったけど、ぜんぜん比べものにならない。
EARって思いっきりスゴクないか!!

93 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/03 04:42
V−20使ってるよ。
もうこれがあればアンプ買い替えようだなんて
全然思わないし、もし壊れたらもう1台同じの買う。

ただ、特別仕様の真空管がいつまであるかが心配だけど。


94 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/03 10:32
同感じゃ。おれのは859なんで真空管のもちがいいらしいけど。
H&Kの話では真空管のストックは十分にあるらしいよ。

223 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/07/22 01:43 ID:BNlcoOa. [1/1回]
V20を買ってはじめての夏です。
本当に熱くなりますね。


224 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/07/22 13:43 ID:???
たしかに、うちでも熱いです。
フロント・パネルもボリューム・ノブも低温やけどくらいしそうな熱です。
この熱で壊れたという話はないのでしょうか?


227 : EAR859[。。] 投稿日:02/08/17 17:13 ID:???
 859を6年使っているが、特に熱による問題は無い。
勿論、真夏の昼に使用した事は殆ど無いが。


228 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/08/17 17:23 ID:???
なぜ「勿論」なのだ?

229 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/08/17 17:27 ID:???
>>228
暑くてかなわん(笑


230 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/08/17 21:51 ID:???
エアコンくらいつかわんのか?
それともエアコンが効かないくらい熱を出すのか?


231 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/08/17 23:02 ID:???
後者だろう。


232 : EAR859[...、、] 投稿日:02/08/20 10:18 ID:???
 夏の暑い昼間にエアコンをつけながら、放熱量の多いアンプを使うのは貧乏性のせいかできないので、石のアンプを使っている。(苦藁)


233 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/08/21 02:41 ID:???
V20は製造中止ですか?

239 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/08/29 19:03 ID:vTn96NB0 [1/1回]
V20ってかっちょエエけど
球んちょ切れた時全部とっかえるのメンド臭


95 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/03 11:34
V20ユーザーが多いけど
V20 と 859(869) と 8L6 じゃ値段通りV20が一番良いの?


96 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/03 13:00
良い悪いというより音の傾向がそれぞれ違う。
音の傾向としては
V20はマターリ。859はスキーリ。(8L6は未聴)
好みによって選べばいい。
もちろん同じEARだから似たところのほうが多いのだが


97 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/03 14:01
V20ですが、私なりの稚拙な文章表現ですが、
透明度高く、ワイド・レンジ、、何より三次元的空間表現力が素晴らしい・・・
とべた褒め状態です。
残念ながら859も8L6も聴いたことがありません。
使用中のSPが84dBと低能率のため、8L6に興味津々なのですが。
今はV20にベタ惚れの大満足状態なのですが、もしや8L6聴いたら、パワーの限界に気づくのかなとチョト心配。。。


102 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/02/07 19:45
>>97
逆に言うと、真空管って言ったらイメージされるようなマターリ感求めたら
裏切られるってこと?


103 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/02/08 01:18
>>102
マターリ感って言われるとチョトわかんないけど、歪み感とか、帯域内に妙に固まったり引っかかったりするとこは無いから、音そのものはシルキーでメロウ、でも立ち上がり速いから、必要な場面では鋭い音も楽々と出してくると、まあ結局べた褒め。
真空管とは本質的にハイスピード素子であるということを実感しました。
こんなんで参考なりますか?


106 : 105[] 投稿日:02/02/09 22:22
EARのアンプは真空管アンプのキャラとしては高域が出ていて、コモリが少ない気がするので、マターリ感と表現したくない気持ちがわかるような気がする。
でも、高域の艶とか中低域の弾力とか真空管アンプの味わいを強く持っていないですか?
特に V20 は音が濃密な傾向にある気がしているので、 人によってはマターリ感と表現したくなる気持ちもわかる気がする。


107 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/09 23:04
>>106
禿同
マターリしてるがモターリしてない。

98 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/03 14:48
V20使っているひとが多いのでびっくりしました。
この機種については多くを語る必要はないと思います。
わたしの場合は「欲望」がすっきりおさまりました。
その分、音楽を聴く時間とCDに使うお金が増えました。
一見奇抜なデザインですが、それもわたしの家の場合はかえってしっくりと馴染んでつくづく良いものを買ったと思います。毎週、金曜の夜から日曜の夜までは電源いれっぱなし というのがV20が来てからのわたしの習慣です。

このまま行くと景気が上向いたころにV20の修理が必要になって、 修理待ちの間になんか買っちゃうんだろうなあ。8L6とか。
なんだ、ぜんぜん病気治ってないじゃん!とおもたよー。

111 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/12 12:43
859はたまに中古みるけど、V20はみたことないなあ。


112 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/12 13:58
V20、たまにオークションで見ますよ。
知ってるだけで3回。落札は20万ちょっと。
先月、パワーダイレクトに改造したV20が出ていたけど、だれか落札したのかな?もう無くなってる。


132 : 名無しさん@お腹いっぱい[] 投稿日:02/02/25 19:27
2chにしては珍しく高評価ばかりのスレですね!
このたび友人に感化され初めて高額アンプを買おうと思ってるのですが、V20
凄く独特のデザインが気に入り買う予定ですが、Bestで合うスピーカのお勧めありますか?(8畳ほどの狭い?部屋っす)ジャズ・ロックメインですが..


133 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/26 22:49
>>132
8畳で狭いと言われると漏れの出る幕無いんだけど。。。
本質的に優れたアンプはSPを選ばない。V20 はそういう種類のアンプだから低い次元での相性問題など気にせず、気に入ったSPと組み合わせてよろし。長所も短所も含めて、そのSPの限界まで能力をさらけ出すでしょう。
ただ、極端な大音量再生を好む場合のみ、SPの能率が88dB以上あるものを勧めます。


138 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/01 19:58
V20 ロックもいけるの?どんな感じですか?
EAR ほんとほれぼれするよね。

140 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/01 22:16
>138
たまにAJICOを聞いているけどいいよ。
あほだから細かく表現できんけど、ボーカルはもちろん、ギター、ベース、ドラムもいい。
これ買ってから高音がどうとか低音がどうとか解像度がどうとかの理屈から解放された。ぱらびっちーに感謝。
ほんとに音楽を楽しむためのアンプだと思うよ。

でも個人的には8L6のほうがロック向だと思ってる。
スキーリ系なら859, 869だし。
ほんとにEARのアンプはそれぞれいい個性をもってるので是非聴き比べてみてくださいな。


195 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/04/28 12:00 ID:tdUWBbXM [1/1回]
すっきりの859です

177 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/04/15 18:06 ID:BFWk6XKE [1/3回]
プリアンプに興味あるのですが、音はどうですか?


178 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/04/15 18:26 ID:MHCqki26 [1/1回]
音が少しまるくなるよ。カリカリのパワーアンプ使っている人は音がしなやかになります。


179 : 177[] 投稿日:02/04/15 18:53 ID:BFWk6XKE [2/3回]
私は周波数のバランスについてはあまり気にしないのですが、音の前後、左右、上下への広がりかたには神経質になってしまいます。なるたけ広大なサウンドステージが展開されるタイプのプリアンプが欲しいのですが、EARのプリはそれについてはどうですか?


180 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/04/15 20:58 ID:Lg0Z0gl2 [1/1回]
サウンドステージはどちらかといえばこじんまりする印象があります。
でも立体感などはしっかり出て不満は無いと思いますよ。


212 : 名無しさん@お腹いっぱい。[.] 投稿日:02/06/09 21:18 ID:???
EARの834L使ってます。中はスッカラカンのアンプですが良い音ですね。最高!
でもなんであんなに部品点数が少ないのか分かりません。音がいいからいいけどね。

EAR 834L
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/834l/


214 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/06/10 16:42 ID:.OVrhECo [1/1回]
回路がわからないひとは、中身がつまってるとかスカスカだとか
言わないほうが良いでしょう。

139 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/01 20:00
EARの石アンプってどんな音する?
Paravicini 312持ってる人いる?

Paravicini 312 Control Centre
http://www.yoshinotrading.jp/product-detail/312/


141 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/01 22:38
>>139
持ってマース!
球よりは若干温度感低めです。でも、それほど大差ないです。
綺麗に伸びる余韻、広がり、パワー感、奥行き、良いです。音も濃いし・・・
自分のセッティングの悪さだと思うのですが、ヌケが今一つです。
でも音を聞くんじゃなくて、ホントに音楽を聴いてる感じがします。
視聴しないで買ったのですが、本当に良かったです。
ちなみにロットナンバー4です。
すいません。少し自慢させてください。


142 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/01 22:51
い〜な〜>141
いくらだった?
パワーはParavicini M100Aだったりするの?

Paravicini M100
http://www.yoshinotrading.jp/products/ear/others/


149 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/06 16:26
>>141
312ですか、うらやましいですね。
EARの真空管アンプのような濃さにくわえて、高域の繊細さや開放感も出るのですか?
また、入出力両方にトランス搭載ということで、コモリとモタリが気になりますが、いかがでしょう?


150 : 141[] 投稿日:02/03/06 22:01
>>149
コモリ、モタリは特にありませんです。
EARの真空管アンプのような濃さはありますが、球までは無いです。
高域の繊細さ、開放感はあります。
なんだか生々しい、美しい音楽を奏でてます。でも、音に慣れてきてしまって他に比べてどうだとかこうだとかの印象は薄れてます。

151 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/07 02:03
>>150
「ヌケが今一つ」という話が気になったのですが、コモリ、モタリというほどではないのですね。
濃さと繊細さの両立という求める方向に近いようなので、ぜひチェックしてみたいです。


18 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/05 12:13
フォノイコおよび昇圧トランスを使われている方、インプレお願いします。


57 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/14 13:40
>>18
834Pを使っているが、EARの音がする。EARのアンプの音色が好きならば問題無いぞ。
EAR最大の欠点は、アップグレードパスが無いことか(笑)
859で満足して、はや何年だ。


244 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/09/13 01:04 ID:???
念願の834Pを購入した。
V20の隣に設置した。。。。。かっこ悪い。
834Pは熱くならなかったのでラックの中に置き直した。
めでたしめでたし。。。

834P MM/MC Black、834P MM/MC De-Luxe
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/834p/

439 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:03/04/25 21:44 ID:GeE2/vlY [1/1回]
864のイコライザ部はどうですか? MC対応のプリアンプってあんまり見ないのでちょっと興味あるのですが・・・


440 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:03/04/26 09:32 ID:2cDzmpZH [1/1回]
>>439
H&Kの話によると834Pとほぼ同じみたいだよ。
834Lと834Pを一緒にしたような製品じゃないかな?

134 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/26 23:01
EAR使いのみなさんはCDPは何使ってるの?


143 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/01 23:05
>>134
859にZIAのFUSIONの組み合わせで使ってます。組み合わせるスピーカーですっきりくっきりの音も出るよ。バイワイヤリングで高域の方に太いケーブルさしてる。

ZIA FUSION
http://long-for-audio.blog.ocn.ne.jp/long/2010/10/zia-fusion.html
http://audiosamoedo.blogspot.jp/2006/10/zia-fusion.html


145 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/02 09:45
>143
ZIAのFUSIONいいね。
わしも狙ってます。

154 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/10 06:20
ここに来てるEARユーザーの人、
スピーカーは何使ってるの?
私はV−20にタンノイのスターリング。
定番的な組み合わせだけどやはりクラシックはいいよ。


155 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/10 10:35
うちは 8L6 にsonusのコンチェルトなんだけど、もうちっと解像度みたいなのがほしくて、 スピーカー買い換えたい気分
音色はすごく気に入っているんで、この方向性でいきたいと思うけど、どの辺のスピーカーまでならちゃんと鳴らせるのか気になる。
今のシステムではボリュームあげてもあんまり量感があがっていかないんで、駆動力面でちと心配。

156 : V20信者[] 投稿日:02/03/10 17:02
私はウイルソンベネッシュのACTORを使っています。
この組み合わせで出てくる音、特に高域・中域の艶や響き、音の消え際、なんともいえない官能的な音色にはまっています。89dBあるしドライブ能力十分有ると思うし我ながらすばらしい組み合わせだと思っています。(自爆)


158 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/10 19:44
うちではV20でプラティナムのREFERENCE1、84dB/6Ωを鳴らしてます。
アナログ聞くときは、だいたいボリューム位置3時、レコードによって最大まで廻します。CD聞くときはボリューム12〜1時です。ちょっと恐いけど、耳で聞く限りクリッピングは感じられませんので良しとしています。

168 : 名無しさん@お腹いっぱい。[///] 投稿日:02/03/30 22:06 ID:???
この前、859をダリのブックシェルフ(能率は86〜7ぐらい?)で鳴らしたら、ボリュームが12時を越えたあたりから、音が歪み始めたんだよね。
やっぱりパワーが足りないのかな。8L6なら楽々鳴らすのかな。


342 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/11/08 16:39 ID:???
E.A.R.で4Ω、88dBのSPってムリですか?
ソナス Grand Piano Home です。

343 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/11/12 12:02 ID:???
>>342
859,869,V20,8L6 or 899 ?


344 : 342[age] 投稿日:02/11/12 13:15 ID:???
>>343
スキーリ系の859か869で。
部屋は10畳の洋室です。
そんなに大音量では聴きませんが、テンション上がってくると割と大きな音で聴きたくなります。
音の面ではOKなのですが、4Ωってのが気がかりです。

347 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/11/12 19:08 ID:???
88dBあれば859 or 869 の15W程度でも問題なしと思われ。
4Ωはさらに問題なし。
トランス抱いてる真空管アンプはインピーダンス面ではトランジスタより有利。


348 : 342[sage] 投稿日:02/11/13 13:20 ID:???
そうですか。安心しますた。
冬ボーナスで逝っちゃいます♪


206 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/05/24 22:01 ID:H.JD6iag [2/2回]
EARの真空管アンプがあって違和感のない部屋ってどんな部屋だろね?


207 : 名無しさん@お腹いっぱい。[0] 投稿日:02/05/26 21:16 ID:???
英国アンティーク調のお部屋はどですか?


241 : わたしも859[sage] 投稿日:02/09/10 20:50 ID:???
ところで、859に合う電源ケーブルって何だろ?


242 : 859[...、、] 投稿日:02/09/12 13:15 ID:???
>>241
値段が安かったので、アクロテックの6Nを使っている。で、タップはデジタル系のものとは分けて使っている。どの程度の差があるのかは、私の耳ではよくわからない。


243 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/09/12 22:01 ID:fB5VSYyx [1/1回]
>>241
同じく値段が安かったのでハイエンドホースヲ。
球の低音が幾分かシェイプアップされるね。


382 : ponta[] 投稿日:02/12/14 11:15 ID:z3EHS87m [1/1回]
今度、中古で859を買うのですが、YラグのSPケーブルはどのように、つないでますか?

383 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/12/14 11:23 ID:???
中古買うならバイアス調整の済んだもの買うべし。めちゃ狂うんだよ。
ボケボケの音になる。

384 : V20信者[] 投稿日:02/12/15 16:48 ID:DOjvso1C [1/1回]
>>382
基本的には無理だと思います。バナナプラグを買って
それにYラグを差し込んで使うべきでしょう。
以前、V20のSPターミナルの半透明のガードをはずしてやろうと試みましたが
結局無理で、ペンチでグリグリ廻したりしたのでターミナルが心無しか
ぐらついているような気がします 藁)

________


90 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/02 18:49
ヘッドホンアンプのあの値段は何?
手がだせん。EARの音がするヘッドホンアンプのもっと安いのを出してくれ。

EAR HP4
http://www.yoshinotrading.jp/products/ear/headphone-amps/


92 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/03 03:30
EAR HP4いいすよ。
Sennheiser のHD-580でも解像度高いし、柔らさは出てるし。
気持ちよくて段々ボリューム大きくしてしまいがちなので、耳が悪くなってしまいそうなのが難点。長時間聴いてしまうし。


102 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/02/07 19:45
>>92
HP-4ってプリとしては使えないの?スルーだけ?スルーしたら音劣化する?


105 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/09 19:09
>>102
フォノイコ+ラインプリ機種以外に、ラインプリ+ヘッドフォンパワーを出して欲しいねえ。

メーカーはHP4にプリ機能があるとは謳っていないよ。
細かいこというと、インにはプリアンプからの出力をつなげとマニュアルに書いてあって、プリアンプ「やCO」とは書いてない。

パワーアンプへのアウトをオン/オフできるとは書いてるけど、 スルーうんぬんは書いてないけど常識的に考えてスルーだろね。
アウトは使ってないから劣化するか知らない。


_________


276 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/10/07 00:25 ID:LEVgmyl3 [1/5回]
ハインツさんはメンテはいいかげんです.理由は次を早く売りたい。
ブイ20はヒトツキたてば特性バラバラ。月 一回はテスターかけてね。
でないと寝ぼけた イイ音だ。


277 : EAR859[。。] 投稿日:02/10/07 01:13 ID:???
>>276
実際、どんな感じの音になるのですか?


279 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/10/07 21:33 ID:LEVgmyl3 [2/5回]
スピーカーの間にピシット小さく浮かんでいたオンゾウがだらしなく大きくなり
輪郭もあいまいになる。あと音が前に出てくる。


287 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/10/08 12:02 ID:???
僕もオーディオを舐めた商売をしている店や製品を作っている会社は嫌いです。
ハインツ&カンパニー、クラ○マン&●ン、H&○は消費者を舐めているとしか考えられない。
ガチャガチャの音で試聴させていて「音楽性があるでしょ」なんて音楽性って何?
念力で音楽を聴けって事?
「音が悪い」と指摘するとまだエージング中との事!
エージングのせいにするな!!!!

知らずに買った人が本当にかわいそうです。
こんな店で買ってオーディオをやめてしまわないか心配です。


288 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/10/08 16:46 ID:???
で、EARはどうなのよ?


262 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/10/03 23:36 ID:PexHzhf5 [1/2回]
アホ−.ハインツの作戦にのるなよ。日本で日本人が企画してイギリスで製造した機械をステサンでバンバン宣伝してあたかも海外の名品のように売るんだぜ。
その証拠に限定台数だろ?これは部品の発注ロット単位でおしまいってこと。。
中の部品も 日本で指示して日本製の安いヤツ使うんだぜ。


265 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/10/03 23:56 ID:???
>>262
そうかなぁ?・・・
http://www.ear-usa.com/v20reviews.htm
などを見ると、stereophileやabsolutesoundなどのアメリカでの評価も高そうだし、Hi-Fi News & Record ReviewのKen Kesslerはイギリスを代表する評論家だし、ティムのCheskyとのコラボレーションなどを見ると、日本より欧米での評価が高そうだぞ・・・。
ついでに言うと日本製のパーツはスペクトラルでもマドリガルでもゴールドムンドでも至る所に見られる。

289 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/10/08 17:32 ID:???
>で、EARはどうなのよ?

外観の部品、ひとつひとつ見ても精度は悪いし、メッキで隠しているだけ
内部も高い部品は使っていません。
ウソだと思うなら、真空管を自作する方に見てもらいましょう!
あれだけの真空管をパラで使っていたら、特性を維持できるのは一ヶ月ぐらいでしょう。
V20をお持ちの方はL RチェックのできるCD(テクニカなどのCDピックアップ クリーナーに録音されています。)再生してみてください。
V20の形が好きだという方には何も言いませんが、音で買う方にはお勧めできません。


290 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/10/08 18:31 ID:???
>>289
>あれだけの真空管をパラで使っていたら、特性を維持できるのは
>一ヶ月ぐらいでしょう。
買ってチェックしたのか?


291 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/10/08 19:57 ID:???
>買ってチェックしたのか?

実際にそうだったんです。出てきた音はモノラルでした。


292 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/10/08 22:21 ID:???
ハァ??
出てきた音はモノラル??
漏れのV20は購入以来2年以上たってるが、 漏れの腐った耳には劣化がよくわからん。
check diskなら腐るほど持ってるので、チェックの方法を教えてくれ


293 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/10/09 02:16 ID:MjFpiHK4 [1/1回]
>>289
漏れの知り合いは真空管アンプを自分で設計できるぐらいの人だが、その人がいうには、

EARのアンプは使っているパーツは、ハッキリいって安物だがその回路(特にV20)が独特でそのパーツも多分ヒアリングで追い込んだのかパーツのグレードから考えられない音をだしていると。
EARに関しては音のグレードを上げようと高いパーツに変えても良くなるとは限らない。
むしろバランスを崩してとんでもない事になりそうだ、私なら絶対にさわらないともいっていた
あなたの場合はたまたまハズレだったのでは?
漏れのV20は4年近くなるが絶好調だが。


295 : 元859使い[sage] 投稿日:02/10/09 03:29 ID:???
>>293
859の中のパーツは確かに安物だったけど出てくる音はたしたものだった。
859について言えば英国では20万円以下のキット(パネルのめっきはない)で売られていたものらしいけどね。

安物のパーツなんだけど、コンデンサでも全部別のブランドのものを組み合わせて使ってるんだ。あれはあきらかに音をきいてバランス込みでチューニングしている。実際、そういう音を出していたよ。

アンプ買い替えの資金にするため売り払ったけど、手放してちょっと後悔してるよ。 → EAR-859


294 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/10/09 02:44 ID:???
たまたまハズレってのが多い気が・・・
>>292
チェック方法教えてくれって・・・
オーディオ歴短い方?(失礼な物言いでスマソ)
取り敢えず、チェックCDで左チャンネル再生時に、左SPケーブルを外す(ショートしない様注意して+か−一方だけ)
右SPから出る音が「クロストーク」ってヤツ。
当然、逆もやってミソ。
で、クロストークが多いほど音場再生出来なくなるヨ。

296 : 元859使い[sage] 投稿日:02/10/09 03:32 ID:???
おいおい、球の特性がずれてきたって、クロストークとは全然関係ないだろう。


297 : 292[sage] 投稿日:02/10/09 12:57 ID:???
> オーディオ歴短い方?(失礼な物言いでスマソ)

マイッタなぁ。。。

CD使ってクロストーク計りたいなら、SPはずさなくていいから、アンプの CD INPUTの片側をショート・ピンさして計ってくれ。
この意味がわからないなら、スピーカー壊すかも知れないから、やめれ。


298 : 292[sage] 投稿日:02/10/09 13:01 ID:???
あ、296も言ってるけど、クロストークは球の特性劣化/バラツキとは関係ないからね。

多並列管の動作のバラツキを見るには、やっぱりオシロで歪率計るしかないんじゃないかなぁ?
ただ、ここで測定された歪率が、そのまま管のバラツキを表してると言い切れないところがムツカシイ

268 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/10/04 00:03 ID:x5BF5LDC [1/2回]
EARは MJ誌に掲載されないメーカー。
価格のわりに中身があまりにもひどいと載せてもらえないんです.読者からの苦情が多くて。。。。
ハインツのモノはソーユウのが多いです。


349 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/11/13 16:30 ID:???
え〜EAR 買っちゃうの?
「知る人ぞ知る」って本国イギリスじゃ誰も知らないよ
輸入商社のでっち上げだって!
あまりの粗悪さに「無線と実験(MJ)」にも取り上げられません
すでに信者になった人はしょうがないけど、これからの人はね〜
やめたほうがいいよ


350 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/11/13 16:34 ID:???
MJ誌ワイロ効かないみたいだね。プライド高いから。技術誌だからかな?


351 : 342[age] 投稿日:02/11/13 17:05 ID:???
む〜ぅ そうなのか?粗悪なのか?
実際どうなんだ〜?
ちらっと聴いたけど良いかんじだったのに。

353 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/11/13 18:05 ID:KLtZC0Ru [1/1回]
869の購入を考えているものです。
粗悪品なんですか?
部品とか設計の問題なのでしょうか?
故障しやすいとか、すぐ所期の性能が出なくなるとか?
チラッと聴いた感じでは、小型ブックシェルフをすばらしく芳醇な感じでドライブしているように思えましたが・・・。


354 : 349。[age] 投稿日:02/11/13 18:15 ID:???
EARを輸入しているのはH&Kという愛知県の岡崎市にあるオーディオショップで
もちろん、クラブマン&サンやハインツ&カンパニーもいっしょです
どんなお店かは「。oO○名古屋地区のショップを語るスレ○Oo。」
http://hifi.denpark.net/1018155097.html

特に753や774を見てね
H&K周辺のハードオフはH&Kの売った商品がたくさんあります
みんなマインドコントロールから醒めたんだね

________
753名無しさん@お腹いっぱい。age02/11/10 11:53 ID:???

HKセールストーク集
その1.ささやき戦術
「お客さん、このアンプ、日本に1台だけですよ」・・・試作品も売るんかい!
「お客さんは運がいい!あと1台だけあります。今決めていただければ
 この値段になります」・・・お前、この前も同じ事言ったじゃないか!

\\\\\\\\\\\\\\\なんの店かわからなくなってきたぞ!\\\\\\\\\\\\\\\

その2 ホスト戦術
「お客さん、この真空管アンプ、男の宝石って感じでしょう!」・・・笑うしかない

その3 HKも音で勝負
「お客さん、この音、音楽性があるでしょう」・・・このガチャガチャの音がかい?

音、悪いねと言うと「すいません、まだエージング中です」・・・またまた笑うしかない

\\\\\\\\\\\\\\\ホントにオーディオショップか!\\\\\\\\\\\\\\\

他にもこんなセールストークを聞いたという方、募集しています。

774名無しさん@お腹いっぱい。02/11/12 20:19 ID:advJLpsb

H&Kのフォロー無いね。
ぼくも初心者で、あの店にいったら最初に伝えた予算よりも高いもの薦められたな〜。
煽られて欲しくなったが手持ちがなかったので金がたまったらまた来ると言って帰ろうとしたら、
更なる煽り文句のオンパレードだったな。
「今決めればボーナス一括払いで金利手数料無しでよい。
みんなローンで買っている。私もローンで買っている。」
「スピーカーは壊れないからずっと使える。」
「入荷が少ないから次にいつ入るかわからない。」
「作っている人が死んじゃったら二度と手に入らない。」
「輸入だから戦争が起こったら入荷されない。」
「あなたの為に言っている。」
と凄い勢いで即決を求められた。遠まわしに待ってくれと言っても無駄だった。
気の弱い人、意思の弱い人は気を付けて下さい。

うーん。今でもあそこのneatのSPとかEARのアンプとか欲しいと思ってるんだが、 初心者が手を出すものじゃないのかな〜。。。
でも良い音だったような。。。洗脳がとけてないのかな〜。。。
もーすぐボーナスだけどどーしよ。。。
_______


355 : 349。[age] 投稿日:02/11/13 18:20 ID:???
カタログに「天才」だとか「奇才」だとかミュージシャンの「誰々」が愛用なんて製品はやめたほうがいいよ。50万円もする製品なんだから、よく聴いて買わなくちゃ
342さんが聴いて判断したならこれ以上は言いませんが・・・

357 : EAR859[。。] 投稿日:02/11/13 18:41 ID:???
EAR859を使い始めて6年余り。特に問題は無い。
勿論、自分の耳がどれほどのものであるかは、判断できない。
しかし、代理店の事はわからないが、EARは良いものであると思う。
勿論、WHAS`S HIFI等のイギリスのオーディオ雑誌にも、EARは載っていた。
商品と代理店は直接は関係ないと思うがどうだろうか?
 最終的には自己責任だが。

360 : 349。[age] 投稿日:02/11/13 21:18 ID:???
EAR859さん、日本にしても英国にしても雑誌の評価は当てにならないよ。
そんなものは何とでもなってしまう。
事実、H&Kの常套手段だからね。
それから商品と代理店ですが、EARと日本の代理店は密接な関係があります。
あなたが色んなアンプを聞き比べて本当にEARの音にほれ込んでいるのならかまわないが、それを初心者に勧める事はどうかと思うよ。


361 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/11/14 01:17 ID:???
EARも初期の価格ならまだ許す。


362 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/11/14 12:48 ID:???
>>349
MJだけは別だけど?(藁

漏れの知ってるイギリス人に訊いてみた。
「一番有名なオーディオメーカーは?」
「PANASONIC」
「一番高級なオーディオメーカーは?」
「BANG & OLUFSEN」
「QUADって知ってる?」
「No」
「LINNって知ってる?」
「No」
ま、トーキョーの街頭で同じこと100人に訊いても
「BANG & OLUFSEN」という答え以外は同じだろう。

364 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/11/14 14:08 ID:???
MJ誌のほうがプライドはあるよ。ステサンなどは金積めば何でも書く。
編集長丸め込めば安くて早い。ゼーンブかーット。修正ー。


366 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/11/15 05:52 ID:???
>>362
東京で日本人に「一番高級なオーディオメーカーは?」って聞いたら
「BOSE」って答えそう。


367 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/11/15 10:48 ID:3c4SZRZQ [1/1回]
High Figh News/Records Review ? というイギリスのオウヂオ雑誌があります。 
859アンプが回路図とともに8年ほど前に紹介されました。
大変ユニ−クな回路でした。
キットとトランスキットの発売の案内がありました。
勉強のため両方を買いました。キットの方は8000時間以上つかいました。
トランスキットの方はモデファイし完成しました。両方とも善いアンプでした。
両方とも売ってしまいました。理由は自作アンプ道楽が始まり値の付く物は整理しています。今キットは発売されていません。組み立て、新品として売る業者がよその国であったからです。

トランスキットは今も発売されています。麻乃さんとパラビッチニイさんから直接聞きました。自作できる人でしたら、859アンプが欲しい人でしたら、麻乃さんに日本語で手紙またはファックスし、購入したらいかがですか。真空管も一緒に購入できます。びっくりするような安い値段で。自作者も大事にしてくれます。

369 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/11/20 00:38 ID:lM+B8tQe [1/1回]
>>367 さん。
すいませんよく分からないんですけど、キットとトランスキットはどう違うんですか。
キットは発売されていないとありますが、その後の文脈では、今でも 859 の組み立てキットは売っているという解釈でよいのでしょうか?


370 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/11/20 11:28 ID:???
>>367
確か、パラビッチーニ氏の奥さんは「よしのさん」だと思いましたが、
「麻乃」と書いて「よしの」と読むのか・・・
本国では組み立てキットも販売されているようですね。
日本の価格を考えたら、輸入したほうが良さそうです。
空輸するか、50万円出そうと思ったら、英国旅行+859購入でもお釣りが来たりして・・・


372 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/11/22 14:43 ID:8y6bjeXR [1/1回]
すみません間違えてしまいました。吉乃さんだとおもいます。これもあやふやかな。

859の組み立てキットは売っていません。
トランスキットは、電源トランス(1)、 シュツリョクトランス(2)、チョ−クトランス(2)、だけです。その他の物は自分で調達します。
YOSHINO PARAVICINI. YOSHINO LTD. FAX 01480 432006 
United Kingdomの国内版番号です 日本からですと 00144
1480 432006となります。日本語で連絡できます。


379 : 名無しさん@お腹いっぱい。[  ] 投稿日:02/12/12 01:16 ID:???
EARは日本向けで海外ではまるで評価されていないようなカキコが見られるけど、
ちゃんとStereophileでも高い評価を受けてますね。

October 2002 Recommended Componentsにも出ています。それも、評価Aです。
評価Aを受けているのは、V20で、こう書かれてます。(拙訳失礼)

「V20は12AX7をチャンネル当たり10個使用し、『エンハンスト・トライオード』モードのプッシュプル動作で4、8、16Ωにおいて24Wpcを叩きだしている。CSは、みずみずしくリッチでテクスチャーに富み、若々しく、陰鬱なところは微塵もないという。彼はロウレベル時の情報のコントロールも軽々とディテールを持っていることを見出した。CSは最良のセパレート型管球アンプよりも優れているとすら言えるという。

『強いアタック音とかコンサートレベルの大音量とかは、表情の純粋さより重要とは言えない。
この点に同意するリスナーにとってV20のゆったりと落ち着いていつつも堅固なボトムエンドとスムーズでナチュラルな表情のトップエンドには十分に満足するだろう』と。」

ちなみに、この2002/10月のインテグレーテッドアンプ部門で評価Aは、

Cary Audio Design CAD300-SEI
Chord CPM 3300
Creek 5350SE
EAR V20
Magnum Dynalab MD208
Mark Levinson No.383
McIntosh MA6900
Musical Fidelity M3 Nu-Vista
Sharp SM-SX100
YBA Ingegre DT Delta

の10機種です。


380 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/12/12 09:02 ID:???
>>379
Stereophileも当てにならない!
自分で聴いて評価せよ


381 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/12/12 20:45 ID:???
結局何でもいいってことかー。

404 : 名無しさん@お腹いっぱい。[0] 投稿日:03/01/30 12:42 ID:???
859を使い始めて約7年、いまだノントラブル。
壊れてっていう人いる?

427 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:03/04/20 20:55 ID:DwBoSiU/ [1/1回]
E.A.R.にすごい興味があるんですが、まだ実際に音を聴いたことはありません。
このスレでずいぶんひどいけなされ方をしていて、気になります。
ただけなしている人は実際に持っている人ではないようにも思えます。
このスレでも所有者からはかなり高い評価が出てきていると思うし。

日本の輸入元が日本向けに企画しているんだ、といったレスはちょっとおかしいと思います。
海外のオーディオ掲示板(AudioAsylum等)でもE.A.Rのことはちょくちょく出てきますよ。

内部がチープだ、というのは、ディスクリート構成でないと認めないということでしょうか?
ディスクリートであろうがなかろうが、CR等にブランド品を使おうが使うまいが、 最終的には音が良ければそれでいいと思うんですが。


428 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:03/04/20 21:39 ID:???
ものの価値を、部品の値段でしか計れないのがニポーン人なのです。


429 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:03/04/21 20:05 ID:I7YgBrOZ [1/1回]
素人には「原価」しかわかるものがないからね。
うちはV20を使っています。デバイスの安全動作領域外で使ったり、へんな設計だと思うが、ものは悪くないと思うよ。
気に入ったら買えばいいじゃない。高い買い物でもないし。


430 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:03/04/21 23:47 ID:???
叩く奴は要するにカンパのマグネシウムホイールでモモのステアリングでレカロのシートでない車はダメっていう理屈だよな。ドキュソそのものだわな。
昔のプジョー505とかルノー25みたいな「高級」もありうるんだってことが理解できない奴がE.A.R. みたいな製品を叩くんだろ。

431 : 427[] 投稿日:03/04/22 01:22 ID:2B0ggvTM [1/1回]
昔から無線と実験を購読していたわけではないので判らないのですが、けなしている人は無線と実験誌に相手にされないのはコンストラクションがあまりにチープだから、といったことも言っていますよね。その辺、どうなんでしょう。
もしかすると輸入元の側がMJ誌を無視しているだけなのかもしれませんが。
逆に、ステレオサウンド誌はいつもDYNAUDIOのスピーカに不当に低い評価を与えているように見えますし、STEREO誌は最近まで国産偏重が露骨でした。
評論家でEARを高く評価してるのは、フウさんとか、結構いるみたいですが。

>>428
私も日本人なのでああいう批判には正直ちょっと動揺しちゃうのも確かです。

>>429
ぜひ音を聴いて気に入ったら買いたいと思います。
雑誌でのインプレでは音が「濃い」「こってり」「脂っこい」「暗い」「翳りがある」といった表現が目立ちますが、やはりAirTightとかと比べると音に独特のトーンがあるんでしょうか。
その辺が気に入るかどうかのポイントになりそうです。


434 : EAR859[] 投稿日:03/04/23 22:36 ID:c3cjmwVD [1/1回]
EAR859は脂っこいとか、こってりではないと思うよ。
どちらかというとすっきり系といわれているよ。
ミッションサイラス2と比べても、滑らかさはあるが、こってりという感じはしない。834Pも使い始めたけど、とても良いよ。


435 : 名無しさん@お腹いっぱい。[0] 投稿日:03/04/23 23:24 ID:???
859使ってるけど、結構すっきりしてるような気がする。
小型スピーカーを鳴らしていた時は結構良かったけど、中型スピーカーに変えたら少し制御できてない感じになった。でも音は悪くないよ。


436 : 427[    ] 投稿日:03/04/24 03:27 ID:???
>>434
すっきり系でしたか。
管球王国で独特の癖があるようなことをさんざん読んでいたものですから。
とにかく一度聴いてみなくちゃ。

>>435
やっぱりすっきりしてるみたいですね。

みなさん859とかで音量の方は十分ですか?


437 : EAR859[] 投稿日:03/04/24 08:54 ID:DueSIW4X [1/1回]
>>436
うーん、音量は個人差があると思われ...ただ、自分の部屋で(大体10畳くらい)はAE-1を鳴らすのに特に不自由は感じません。


438 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:03/04/24 12:39 ID:???
859使ってるけどもう少し分析的な音になってくれたらいいんだけど。
早いパッセージだとあいまいな表現になるような気がする。


441 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:03/04/30 23:29 ID:???
S805をEAR834で鳴らしています。
中高域がバシーンとややきつめだけど、バイオリンとか金管楽器は生々しくて
良いです。もっとも主に聴くのは女性ヴォーカルですが。


444 : 名無しさん@お腹いっぱい。[0] 投稿日:03/05/07 12:20 ID:???
859使ってるけどスピーカーによっては確かに高域がきつくなる。
電源入れたては特にそうだね。


_______


322 :  [] 投稿日:02/10/28 19:35 ID:Qd7rPLQj [1/1回]
864のヴォリュームのつまみがバカになってしまいました。(意味わかる?)
鬱だ。


323 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:02/10/29 19:50 ID:???
>>322
六角レンチの小さい奴でしめる事が出来たと思うけど、どう?


324 : 322[ ] 投稿日:02/10/30 05:57 ID:???
>>323
コメントありがとうございます。経験がおありですか?
先の書き込みはちょっと正確でなくて、緩んだのは、つまみ自体ではなく、つまみに連動するシャフトとヴォリューム本体との間です。
シャフトとヴォリュームをつないでるゴムのカヴァーを外してみても、どうも締め付ける箇所を発見できないのですが。


325 : 323[sage] 投稿日:02/10/30 09:33 ID:???
859のボリュームノブには、シャフトと締め付けるための六角のネジが仕込まれていたのです。

322は、シャフトとボリュームノブはしっかり固定されていると言うこと?
シャフトとボリューム本体(アッティネータの部品と言う事だよね?)の間が緩んでいると言うのが、あまりうまくイメージできません。

ボリュームの部品がアンプ本体のシャーシに固定されているはずだけど、そこが緩んでいるのかなぁ???


326 : 859あげ[age] 投稿日:02/10/30 11:23 ID:???
>>324
マジですか?ミニコンやラジカセじゃあるまい。
部品が安物って書き込みは本当だったんですね。
買おうと思ってたのに〜


328 : 名無しさん@お腹いっぱい。[???????] 投稿日:02/10/30 20:43 ID:???
>>326 おーマジだよ。こんなところでウソついてもしょーがない。
中古で激安なら別だが。。。それもお店の保証6か月付きなら許す。


329 : 名無しさん@お腹いっぱい。[???????] 投稿日:02/10/30 20:46 ID:???
中古で保証付きでキレイデ 10万以上出す価値ないぞー。
MJ誌で組み立て済みのキットのがマダマシだ。


330 : 322[] 投稿日:02/10/30 20:50 ID:HLHb/NW1 [1/2回]
皆さま今晩は、哀れな322でございます。

延長シャフトとヴォリュームノブはしっかり固定されてます。
で、延長シャフトとアッテネータの接続部が緩んでるのです。
(緩窮王国Vol.22の55ページに内部の写真が出てます。)

通常の使用時にはあんまり影響ないのですが、左へ回して音を絞っていくと、左下の零点で止まるはずが、そのまま先へ回ってしまうのです。そうすると、零点が不明なので次回使うときには音量がどれくらい出るか見当がつかず、パワーアンプのヴォリュームを絞って起動しないといけない、まったく惨めな状態です。

自分で蓋を開けてしまったので、販売元にも相談しにくく、こんなところに愚痴を書いてる次第です。

出てくる音自体にはほとんど不満がないのですが・・・。


331 : 名無しさん@お腹いっぱい。[???????] 投稿日:02/10/30 20:57 ID:???
所有しちまってるならしょうがないから ナントか修理すべきでアール。
販売元の修理はいいかげんだぞ。他に出すべきである。


332 : 322[] 投稿日:02/10/30 20:59 ID:HLHb/NW1 [2/2回]
いっそ瞬間接着剤で・・・ という誘惑にも駆られるのですが、将来、本格的な修理が必要になったとき、はずしにくくなると困るかなと勇気が出ないのです。


335 : 名無しさん@お腹いっぱい。[???????] 投稿日:02/10/30 22:26 ID:???
>>332 どこか知り合いのショップないんですか?測定機持っているような。


336 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/10/30 22:30 ID:nL9WBS5v [2/2回]
単なる機械的なトラブルだから、測定器より手先の器用さの方が役立つかもね。


337 : 名無しさん@お腹いっぱい。[???????] 投稿日:02/10/30 22:36 ID:???
日本からの依頼でイギリスの町工場で作っているからしかたないよー


338 : 名無しさん@お腹いっぱい。[ ] 投稿日:02/10/31 09:10 ID:???
さんざんやねえ・・・
http://www.logsoku.com/r/pav/1009951953/


18. 中川隆 2014年6月14日 22:38:50 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc
>>11, >>12 が何故か削除されてしまいました。
『削除コメント表示切り替え』を押して表示して下さい。


19. 中川隆 2014年6月15日 11:32:17 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc

EARのアンプは素晴らしかった(過去形) _2

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/22 16:57 ID:GjkcxWjP

英国の最高級管球アンプメーカー、EAR。
ティム・デ・パラヴィッチーニ氏の独創的回路。
艶やかで透明感のあるサウンド。
そして意外にリーズナブルな価格。

既に所有している幸福なユーザーも、 今購入を検討中の未来のユーザーも、ともに語り合いましょう。


71 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 16:22 ID:???
EARの中古は愛知にたくさんあります
http://www1.ocn.ne.jp/~playbach/amp.htm
http://www.hm2.aitai.ne.jp/~trade-up/used%20amp.htm
http://www.berrys-napix.co.jp/new/audio_goods/goods.cgi?mode=one&id=2545&key=


76 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 18:20 ID:???
何故愛知かというと。。。輸入元社長直営店が有る。
10年前のステサンでは名古屋が輸入元電話でした。
056 411なんてね。
名古屋は052   0564は名古屋市外だ。


78 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 19:34 ID:???
>>76
そのへんは周知の事実だと思うが。
ハインツとクラブマンが同一会社で、東京に電話しても実は愛知につながってるとかね。
最新号の管球王国では同じ広告にクラブマンとハインツの両方の名前と電話番号が出てるし。
で、だからEARが悪いという話になるのかというと、全然関係ないじゃん。


6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/22 23:20 ID:???
EARはデザイン料と輸入元が儲けすぎ。


7 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/22 23:31 ID:???
EAR859のキットが復活してくれないかな。


8 名前:EAR859 :03/05/23 00:31 ID:???
 パラビッチーニにメールでCDプレーヤーを作らないのかと聞いてみたら
その予定はないと返事が来た。
 一般のユーザーにも、気軽に返事をくれるみたいだ。


10 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/23 04:25 ID:???
ある意味究極のアンプでは?


12 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/23 18:08 ID:???
どうゆう意味で究極のアンプなの?


13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/23 21:57 ID:???
漏れは#859使い。もう5年くらい使っていますか。
#859の一番の魅力は音質の美しさ。
シングルアンプなので力感溢れるというわけではないが、音色の魔術的チャームはEARならではでしょう。こういうのって、国産には絶対ない。「いい音」に対して「美しい音」。こりゃあスペックでは計れない罠。


14 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/23 23:54 ID:???
>>13
不具合などはありませんでしたか?
また、購入時に比較された機種は何でしょうか。

わたしは現在真剣にEARのアンプの購入を検討中なのですが、まずEARの製品の中で、859にするか、8L6にするか、V20にするか、899にするか、という選択肢があり、さらに、真空管アンプとしてはAir Tightの製品も魅力的に思えますし、Musical Fidelityの製品も比較対象に入っています。

ぼちぼちと試聴をしながらじっくり決めようと思っているので、是非ご経験をお聞かせ下さい。


15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/24 07:52 ID:???
>>14
13です。今のところ、不具合・故障は皆無。比較対象機種はありません。
SPは一目惚れというのが多いけど、アンプでも稀にビビッと来ることもある。
つまりアンプは好きなSPを上手く鳴らす為に選ぶことが多いが、アンプ自体に惚れ込んであとからSPをあてがうという風な。
EARの放つオーラは一言でそういう感じ。誰かがこれをデンパと呼ぶならば、デンパは受信機を持たない人には無縁だと答えよう。


16 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/24 08:29 ID:???
>>13
SPは何をお使いなのですか?


18 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/24 08:57 ID:???
>>16
13です。ビクターのHMVシリーズのSX−V1です。
精密な音場と弦とヴォーカルの妖艶さは格別です。単独ではスケール感不足なのでスーパーウーファー足して3D再生してますがこれは極く僅かな味付け用です。とにかく、組み合わせの妙というか、独自の世界ですね。


17 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/24 08:35 ID:???
パラヴィチーニ自身が、妖しい雰囲気の人物だよな。
日本の真面目で実直な技術者とは全くタイプが違う・・・。
彼は、ラックスに在籍してたし、夫人(旧姓:吉野)は日本人だし、親しみが持てるけど、彼の出自は先祖は錬金術師という感じ。惚れ込む人には絶対的な魔力を秘めてるね。

>>13がどんなSPを鳴らしたいのか不明だが、EAR内でのモデル比較はあり得るが、他メーカーとの比較はあまり意味がない。

アルファロメオ好きな人は殺されたってマークUやクラウンには乗らないし、比較しようなんて考えもしないでしょう。試聴してこれ!と思えばそれで決まり、迷うことなどないでしょう。

22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/24 10:24 ID:???
やはり859には大型より小型2wayのスピーカーの方が合いますかね。


24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/24 13:54 ID:???
私は、パッシブバイアンプの高域用として、EAR859使ってます。
低域はマランツ#8Bで、スピ−カーはタンノイ・スターリングTWW。
EAR単独ではやや線が細く、#8B単独ではやや繊細さに欠けるのを、見事にカヴァーできます。


25 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/24 16:14 ID:???
愛知県のオーディオショップにはEARの中古がたくさんあります。
愛知県のハードオフにはミュージカルフィデリティーの中古がたくさんあります。
みんな、H&Kのキャッチセール商法にやられて購入。
下取り価格のあまりの安さにH&Kのマインドコントロールから覚醒。
EARの日本価格はボッタクリすぎ。つくりから見れば20万円以内の商品。


26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/24 17:01 ID:???
機械ヲタは中身にこだわるよね。
音が良ければそんなことどうでも良いのにさ。
音楽よりもオーディオ機器が好きなんだろうな


27 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/24 20:59 ID:???
いや、オーディオ機器より部品が好きなんだよ。


28 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/24 21:52 ID:???
安くていい音が得られれば言うことはない。
もう少し安くEARのクオリティが求められるアンプはないものか?


31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/25 04:42 ID:???
>>28
EARがすでに、より安価に、超高級真空管アンプの音質を楽しめる製品であることを忘れてはいけないよ


32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/25 07:28 ID:???
EAR 高くないと思うよ。日本価格もかなり良心的。

37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/25 20:42 ID:???
EARに興味を持って、899と869をダイナ新宿で聞かせてもらいました。
つないだスピーカーが全方位スピーカーで聞き慣れない上に素性の分からない奴だったのでなんとも言えないのですが、とりあえず899の印象はすごく暖かい音で、低域の量感がある。
869に繋いで欲しいと言うと「こっちはパワーないよ、聞くまでもないよ」と言われましたが、自分の駄耳ではそのパワーの無さがあまり分かりませんでした。少し細くなったと感じるくらい。

ともあれ、あの店では今いち「これはすごい!!」とは思えなかった・・・
しかしここの書き込みを見ていると、インプレの内容が激しく自分好みで、ひょっとして聞いた環境が悪かったのか?と思ってしまう。店での印象は、本当に暖かくて膨らみがあって低音ボワボワくらいにしか感じなかったんだよなあ・・・


38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/25 21:50 ID:???
>>37 
冷静に価格を考慮して比較すればそのとおり。
あなたが感じたままなんですが ココの住人アバタモエクボ てやつでさー。
そのとおりの


42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 01:26 ID:b2qAF97N
>>37
全方位スピーカーがそんな音でしょ、反射音で音像のぼけた締まりのない音
EARのせいではないのでは?

39 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/25 22:01 ID:???
37です。
うーむ、やっぱりEARって甘くて緩めで、地味な音なのかしら。
しかし今のマイシステム、若干音が明るすぎるきらいがあるので、心持ち抑えるにはちょうどいいかな?なんと言っても所有満足度は高そうだし。
暗くなっても音の輝きが失わなければ全然OKなんですが、ユーザーの皆さんその辺りはいかがでしょうか?
まあ買うとしても869か859の中古までが限界なんだけどナー(´・ω・`)。。


94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/27 10:10 ID:XMm+18AG
>>37 あたりで869と899の感想を書いた者ですが、昨日859を聞かせてもらいました。
今度は、素性をよく知っているN805をつないでもらいました。

これって独特の艶が乗りますよね。
乾いた音で悪く言えば素っ気ないイメージがあったN805が、表情を帯びた感じがします。
ただ音色に独特なものがあって、JAZZボーカルや小編成のクラシックでは気になりませんでしたがスティービー・ワンダーをかけた時に音色の癖が若干わざとらしく思えました。
レンジは適度にある感じで、ナローと言うほどでもありませんが特に広くもなし、ノーチラス特有の高域の分離感や尖鋭感も、EARのアンプにかかっては影をひそめて、柔らかささえ感じました。
音場も広々とした印象はなく、濃密さを描くと言った感じでしょうか。
スケールや迫力を出すタイプではなく、音色の妙で酔わせるアンプだと思います。
低音は結構出ますね?N805にしては量感がありました。
適度にまるくて、音質全体的に見ても特に緩んでる印象は無し。
印象的だったのは室内楽のヴァイオリンとピアノの美しさです。
これは得意分野だなと思いました。うっとり、思わずニンマリするような心地よさがありました。
好きな人が「魔術的チャーム」と言われるのも分かるような気がします。
ただ、本当に個性的な、悪く言えば癖のある音だと思いますので、購入に踏み切るにはもう少し色んなアンプを聞いてみたいですね。
個人的には心地よい音を聞かせてくれて好印象でした。

以上、できるだけ客観的にと思い感想を書いてみました。
できればもう一回違う場所で、今度は自分の良く聴くソースを持参して聞いてみたい。

97 名前:EAR859 :03/05/27 13:53 ID:???
 弦の艶についてはまさにその通りだと思います。しつこく言わせてもらえば、クレーメルが出す激しい弦の音はそれなりに再現していると思うので、 唯、滑らかなだけではないのかと感じますし、弦の張りつめた感じもでると思います。
 ミックジャガーのジャストアナザナイトのハイファット?の音は少し
角が取れたように聞こえます。
 女性ボーカル(ベスニールセンチャップマン、宇多田)は声が消えていく
その最後のかすかな震え?に湿気を感じさせるところがあります。
 何れにせよ、人それぞれに好みにあったオーディオが見つかると良いと思います。 


101 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/27 15:37 ID:???
典型的な真空管の音だが
何か?


99 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/27 15:22 ID:???
>>94.97
真空管アンプの音を書いてるだけ


104 名前:94 :03/05/27 16:51 ID:???
>>99
ふふふ、語彙が少なくて申し訳ありませんね。
あの音色の感じは、僕にはちょっと言葉で表すのは難しいです。
ただ、聞けばすぐにEARの音色だとわかるかなり強烈なカラーを持っています。
その辺りが、信者(失礼)とアンチの出てくる所以みたいですね。

>>97
所有者さんを前に差し出がましく拙いインプレを書いてしまいましたが、 一番気に入ったところは、耳に心地よく自然に聞けそうなところでしょうか。
だいたい店頭で聞いて「いい音だ!」と思って買うと、自宅では耳に障る音だったりして失敗した経験が過去にありますので、今はとにかく耳に馴染みそうな物を探しています。
自分はどうも店頭では高域にキレがある物をいい音だと感じる癖があるみたいで、それで過去に1bitなどを買ったものの高域のきつさに辟易してしまいました。
だからEARの音には感動や衝撃が走ることはないのですが、うっとり聞き入ってしまうような良さがあると思いました。長く聞くにはこういう物がいいのかな・・・。


105 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/27 16:58 ID:???
>104
ナニ聴いても同じだから飽きる。
腕無し置くだけユーザーだったらEARでも良いだろうが


122 名前:EAR859 :03/05/28 17:06 ID:???
 私が以前書いた音の感じは球のアンプ特有のものだと思いますか?
 良かったら教えてください。


123 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/28 17:30 ID:???
>>122
思いません。


125 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/28 19:18 ID:???
>>123
スピーカーから音が離れにくく、音の前後感が出せない
完全カマボコ型真空管アンプですが、何か?


126 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/28 19:47 ID:???
まさに前後感ゼロ。情報おおいに欠落。がお昼寝にはもってこい。


133 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/28 21:18 ID:???
>スピーカーから音が離れにくく、音の前後感が出せない
>完全カマボコ型真空管アンプですが、何か?

そのとおり!!!正解です。
でも、音色が気に入っていますが、何か?


134 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/28 21:32 ID:???
音の前後感が出るアンプを教えて欲すぃ(´・ω・`)


135 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/28 21:39 ID:???
球ならVAC クイックシルバ。


137 名前:94 :03/05/28 22:13 ID:???
859ユーザーさん、音の前後感出ませんか?
僕が聞いた時は特に立体感があるという印象はありませんでしたが、スピーカーから音が離れにくいということはなかったような。
音場に関しては何というかスピーカー間にぼっと滲むように浮かび上がるような印象を受けました。前後感ゼロはちょっと言い過ぎかな。


138 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/28 22:24 ID:???
普通、プッシュプルよりシングルの方が音離れのよいような気がしますが・・・


139 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/28 23:01 ID:???
どんなスピーカー使ってますか?


141 名前:EAR859 :03/05/29 00:18 ID:???
 音の前後感。
うーん、ロバの耳だが(藁)ヴォーカルが始まると多少なりとも声が楽器の音よりも前になると思う。
坂本龍一のピアノトリオ(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)ではピアノソロで始まる戦メリではその後に加わるチェロ、ヴァイオリンが両側から前に出てくるように感じる、更に音がする高さも違うように感じる。
 流石に大編成のものに関してはロバの耳なのではっきりしない。

 あと、こんな事を言うのは何ですが、スピーカーのセッテイングの影響もかなりあるのでは?

180 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 02/04/15 20:58 ID:Lg0Z0gl2
サウンドステージはどちらかといえばこじんまりする印象があります。
でも立体感などはしっかり出て不満は無いと思いますよ。


205 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [0] 投稿日: 02/05/24 21:33 ID:???
音は最高なんだが、デザインと仕上げはもうちょっと何とかならんのか?


168 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [///] 投稿日: 02/03/30 22:06 ID:???
この前、859をダリのブックシェルフ(能率は86〜7ぐらい?)で鳴らしたら、ボリュームが12時を越えたあたりから、音が歪み始めたんだよね。
やっぱりパワーが足りないのかな。8L6なら楽々鳴らすのかな。


169 名前:EAR859 :03/05/29 21:01 ID:???
使いこなしの件ですが、まあ、大した事では無いかもしれませんが。

入力切り替えを頻繁に使用していないと接触が悪くなる所が出る。
スイッチオフの時にぐりぐりと切り替えると戻るので時々やっている。

スイッチを入れてから60秒で使用可となっているが、数分はアイドリングの気分で待つ。

スピーカーは小型2ウェイだけの使用なので、何とも言えないが、ロジャースLS3/5Aでも音量が不足するとは思わない(個人によって最適な音量が異なるので、絶対的なものではない)
 88−89dBの小型2ウェイではストーンズのStrippedの再生はかなりの迫力だった。
 聴いている部屋は約10畳の洋間でスピーカーからの距離は2m弱
ほぼ3角形の頂点上で聴いている。


170 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/29 21:52 ID:???
>>169
うちは90dBの小型2wayで更に狭い部屋ですので、充分そうですね。


178 名前:muimui :03/05/29 23:36 ID:???
>>170さん
前後感と美音に当っては同意です。私の所ではケーブルの反応は良く出ます。
録音スタジオの件はちょっとという感じですが…音楽性を楽しむには本当に良い製品だと思います。
ただもう一歩踏み込んだ時が重要になってくるかも知れません。


171 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/29 22:14 ID:???
使いこなしは特にありません。
インシュレーター、ケーブル類の反応は余りありません。

但し、パラヴィッチーニ氏の録音スタジオでの名声はホンモノでしょう。
美音を作り出す事とピュアオーディオとは別ですから

スピーカーから音が離れにくく、音の前後感が出せない
完全カマボコ型真空管アンプです。

日本の悪徳商人と組まずに録音スタジオで名声を得ていればよかったのでつ

179 名前:V20信者 :03/05/29 23:46 ID:IDj43u11
V20の場合ですが、電源ケーブルを変えた時の差はトラポやDACのACケーブルを変えた時に比べて変化は少なかったですね。
(NBS monitor-0,Custom power cord Topgun)
ただ、インタコは音質変化がよく出ました。
現在はインタコにトランスぺアレントのリファレンスを使っていますが音離れもいいですし、音像も空間にしっかり定位しますしケーブルの選択を間違わなければ、>>171のような事はあまりないと思うのですが。

また、音の伸びもプリ部・パワー部共にミニチュア管を使っているせいか高域はけっこう立ち上がりの早いヌケのいい音ですし、低域もそこそこ量感ありますし、不満は少ないです。

現状はトラポにNBS電源ケーブル、デジタルケーブルにトラぺRDL、
V20の電源ケーブルにCustom power cord TOPGUN HCFI、インタコ トラぺ リファレンス
V20の良さ(特に高・中域)を殺さず伸ばし、少し不満のあった低域をいい方向に持っていけたかな?と思っています。


183 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/30 13:42 ID:???
>>179
そんなことには反応しません。お昼寝用です。
そこがEARです。オーディオ誌を読む人は買わないことです。

184 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/30 18:18 ID:???
ATCのSCM10という小型スピーカーを譲り受けました。
EARのアンプでしたら、どの機種が合いますか?

◼️UK製
◼️形式 2way密閉型
◼️クロスオーバー周波数 2.8khz
◼️インピーダンス 8Ω
◼️出力音圧レベル 80dB/W/m
◼️w180. h380 d225
◼️質量 10kg×2台

atc scm10
https://www.google.co.jp/search?q=atc+scm10&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=kPicU9uaAY_-8QWUkYLIAQ&sqi=2&ved=0CBsQsAQ&biw=1045&bih=924


185 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/30 20:53 ID:???
ATCには全て無理。お金の浪費です。専門店でよく相談してね。


186 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/30 21:00 ID:???
>>184
確かにEARでならすタイプのSPじゃないね。
駆動力がないとボケボケになるよ。
トランジスタの方が合うはず。


190 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/30 23:52 ID:???
>>184
パワー食いのスピーカーなので、最低でも100Wくらいあるトランジスタアンプが良いでしょう。おそらく、国産の普通のアンプじゃ歯が立たない。
基本的に真空管アンプ向きじゃないです。


187 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/30 21:03 ID:???
>>185、186
ありがとうございます&残念です
雑誌で見たEARがおしゃれで気に入ったのですが・・・


193 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/31 10:24 ID:3Yl03a1q
真空管ド初心者なんですけど、861(中古)に一目惚れ。
音も好みでした。
ただ今使用してるSP(セプター1001)との相性が心配です。
視聴したSPが全然違うタイプの物だったので・・・


195 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/31 11:32 ID:???
>>193
出力的には、193が相当広い音で大音量で使っているのでなければ特に問題ないと思います。100Wのアンプが必要なシチュエーションって、そんなにあるもんじゃありませんからね。(ただし、トーンコントロールを多用している場合は除く。)
音色的な相性であれば、つないで見ないと分らない部分はあります けどね。


198 名前:193 :03/05/31 11:57 ID:???
>>195
トーンコントロールはほとんど使用していません。
大編成のオケが好きなんですが、どちらかと言えば不向きなんでしょうか?


200 名前:195 :03/05/31 12:10 ID:???
EARの特徴の一つに、美音と共に、一般的な真空管アンプのレベルを超えた解像度の高さがあると思う。大編成オケでも音を混濁させずに楽しませてくれるだろう。
193はどういう点を最も大切にするのかな?
「コントラバスの低音がズドーンとこなくちゃだめ!」ならば、真空管アンプ
なんて試聴していないとは思うけどね^^;

193は店頭試聴でどういったタイプのスピーカーを使ったの?
いまからでも、比較的大きなウーファーを使って試聴しなおすことは出来ないかな?


210 名前:193 :03/05/31 13:49 ID:???
>>200
もちろん「コントラバスの低音がズドーン・・・」は求めてません。
もっと自然な耳に優しい、それでいて雰囲気のある音?
上手く表現できませんが・・・
ちなみに現在はラックスL509S使用中です。
高音かきつい、硬い、そんな感じです。
ちなみに視聴はN804でした。


211 名前:195 :03/05/31 14:15 ID:???
ラックス使いの人でしたか。私はラックスは使ったことは無いですが、L570はかなり気に入っていました。発熱がもうちょっとすくなければ、10年前に買っていたかも。最近は当時のトーンとは変わってきているようですが…
210で仰っている事を志向してEARを気に入ったというのも納得できる話だと思います。

N804で大丈夫だったのならば、駆動力とかそういう問題はクリア出来ていると考えてよいでしょう。なんとなく、小型2Wayで試聴されているのではないかと思っていたのですが、その点は心配無用でしたね。

中古だから自宅試聴というのは難しいだろうけど、惚れてるのならば悪くないと思うよ。あまり無責任に煽るわけにもいかんがね。

真空管初心者ということなので、余計な一言を。
中古だから球の使用状況は確認しておいたほうが良いな。
球の内側が酷くすすけている様なら、価格交渉とか、保障の延長くらいを要求しても良いかも(笑

EARはメンテナンスフリーで使えるようになっているけど、蛍光灯だって長持ちするものや、すぐに切れちゃうものがあるでしょ。
寿命を考えて作っているとはいえ、そういう運不運のようなものはあります。あと、真空管が切れたときのメンテナンスは、自分でやるのと代理店にお願いする、どっかのショップ。とかがあるけど、自分でやるには知識と技術が必要。業者に頼むにはお金が必要ってこと。
5000円で売ってる球なのに、メーカーに頼んだら2万円かかった。
とか言わないでね。


225 名前:EAR859 :03/06/02 14:08 ID:???
ピンケーブルや電源ケーブルはこれに換えたらよかったというのがありますか?
具体的にジャズでピアノが好きでこのケーブルにしたら良かったとか、ヴァイオリンの音がこのケーブルにしたらこう変わったとかの情報キボン


228 名前:EAR834 :03/06/02 20:41 ID:???
電源ケーブルをECOSSE(エコッセ)のBig Red PowerChords HCにしてます。
効果があったかどうかは自信無いけど、刺激的な音が無くなり落ち着いた音になった。音がふっと佇む感じ。
恐らく低音の量感が出たのかな。
スタンウェイのピアノでは高音の角が丸くなった分、左手のガガーンは腹と脳を直撃。ベーゼンドルファーはもう漏れそう。
アマティのヴァイオリン(五嶋みどり)はずっと聴きやすくなった分、ムターのは(ストラディバリ?)ガリガリッとした実在感が薄れたかなぁ。
ちょっとオーバーに書きました。


230 名前:EAR859 :03/06/03 00:11 ID:???
>229 
 なるほど、やはりケーブルで変化するみたいですね。
 ミドリも好きですが、ヴィクトリアのほうが更に好きなので 良く検討しないと(藁)  
 他の方でケーブル情報をお持ちの方インプレキボン


233 名前:EAR834 :03/06/11 22:09 ID:???
電源ケーブルは色々試した結果、DENONのAVアンプ用に付いていた安物ケーブルにしました。ECOSSEの方ははCDP用に回して今は落ち着いてる。
ECOSSEは低音が出る代わりに、なんとなくボヤっとしててキレが無いような気がする。DENONのケーブルはやっぱDENONの音?。
これはあくまで個人の好みだと思うけど、おれは量感よりも透明感や響きのある低音が好みなので。
試聴ソフト:ヘル・フリーゼス・オーヴァーからホテルカルフォルニア他、
ブルックナー8番から第3楽章、ラフマニノフ・ピアノ協奏曲3番(アルゲリッチ)。


235 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/06/17 15:26 ID:???
834P持ってます。MCもMMも両方対応できて便利だし、音も魅力的。
CD時代に出て来たフォノイコって、やはりそれなりに個性的だ。


236 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/06/18 08:17 ID:???
某サイトでの評価
オルトフォン EQA-1000Tα(艶色気完璧+知性あり、女優の黒木瞳)
EAR 834P(色気ありすぎ、叶姉妹??)
シェルター Model 916(真面目なキャリアウーマン、松たか子)
ラックス(穏和なアルバイト女性、岡江久美子)

だそうです。ハアハア


238 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/06/19 01:44 ID:???
>>236
その評価だと俺はオルトフォンが好みだなw
叶姉妹は妹のほうならOKでつ。


_______

40 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/25 23:13 ID:???
寿命が短い。内部。機械的に、


41 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/25 23:15 ID:???
>>40
>>13さんは5年仕様でノントラブルらしいですが。
内部とか、機械的とか言ってる時点で煽り臭いけど


43 名前:37 :03/05/26 05:42 ID:???
>>40
球の長寿がEARの売りではないのですか?


44 名前:EAR859 :03/05/26 14:49 ID:???
 うーん、一応マジレス。
EAR859を7年程使用。現時点ではトラブルなし。他の機種は聴いたことがないのでわからないが、持っている石のアンプ(ミッションサイラス2)と比較して極端にしまりが無いという感じはない。
サイラスの音に滑らかさが加わるという感じがする。
スピーカーはロジャースLS3/5Aなどのイギリス系の小型2way。
 まあ、かなり主観的な評価だが(藁)


45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:04 ID:???
滑らかというのはナローレンジで情報欠落の間違いです。注意。
何をどのようにつないでも同じ音で滑らか。
ケーブル変えてもどんなソフトも近似した音になります。


47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:07 ID:???
SACD CD DVD FM カセット MD どれつないでも同じにキコエル。
でも滑らかならいいのですか?


48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:09 ID:???
まだ マッキンのプリメインがマシ。あれほどナローではない。


50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:13 ID:???
>>47
それは大変ですね。

対策をお教えしましょう。
1.SACDPやチューナ、MDP等を交換する。
2.スピーカーを交換する。
3.部屋の音響特性を改善する。
4.耳鼻科に行く。

場合によっては全部必要かもしれませんね。あなたの場合。


117 名前:EAR859 :03/05/28 09:03 ID:???
これからの季節、ただでさえ暑くなるのでA級のアンプや球のアンプにはキビシイ。859も以前に使っていたPASSのアンプも真夏でも問題なく使えたが、部屋の温度があがってエアコンの効きが悪くなる。
そろそろサイラスか(藁)


119 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/28 11:36 ID:???
夏は管球アンプユーザーにはツラい季節ですね。
EARの場合は他と比べたら発熱はどうなんでしょうか。


120 名前:859ユーザー :03/05/28 16:01 ID:???
>>119
シングルアンプなので、発熱少なめです。長期安定性に寄与しているかも。 
300Bプッシュのステレオアンプも持ってるけど、凄い熱さ。
真冬はとてもいいんですが・・。


121 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/28 16:44 ID:???
>>120
859を開発したとき、パラヴィッチーニ氏は、それまでのSETアンプよりも長寿命にすること、安定した性能を発揮すること、この二つを重視したようなことがHPに書いてありました。


122 名前:EAR859 :03/05/28 17:06 ID:???
>120
なるほど、私は859が初めてで唯一の球のアンプなので これでもかなりの熱だと思っていました。

132 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/28 20:45 ID:4dWqzaek
V20使っています。
たしかに夏場は発熱は気になります。
ボリュームノブなんかはじっともっていたらつらいかもしれません。
しかしもともとV20なんでこんなものかもしれません。
ボリュームいじることはあんまりありませんし。
発熱で壊れるようなことはないと思いますよ。
しかし隣にCDは置かないほうがいいかもね。


133 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/28 21:18 ID:???
>>132
一度、チェックディスクを再生したほうが良いですよ。
友人のV20は左右のバランスに異常がありました。


49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:13 ID:???
日本からの注文でイギリスで製作した。
ピカピカアンプの大金払わなくてもいいのでは?  
トライオードなら新品で20マンで同性能だ。
お金持ちはいいね。


53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:15 ID:???
まあどちらにせよかなり個性の強い音であることは間違いないようで。
今使っている石のアンプは1BITだけど、音の硬さと薄さに不満がある。
濃密で滑らか美音というEARの音はかなり気になる。


55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:20 ID:???
美音は確かだがね。他にもたくさんありますよ。美音。
日本人が日本人の欲しがる仕様にして高値で販売。許せない。


56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:22 ID:???
本国で認知されてない。買ってくれると大もうけ。


63 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:37 ID:???
>>55
そうかな。
まず国産は全滅だよ。美音という観点で言うと。
外国製でも、EARなんかより一桁高い製品なら美音もいろいろ選べるが、この値段でこれだけのクォリティの音は滅多にないと思う。
正直、安い。


59 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:31 ID:???
>>55-56
本国でも、アメリカでも、高い評価を受けており、定評があるよ。EARは。
売ってる店も結構あるし、ブランドそのものの認知度も高い。
雑誌でレビューされてすごい高評価もされてる。
日本向けに開発された日本専用モデルで高値、みたいなネタ、いったいどこから仕入れたんだ?

57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:25 ID:???
限定何台は最小ロット部品発注単位の数字です。
ボケがダマサレールね。色々扱ってる販売店に中身のこと聞いてみるがいい。


58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:27 ID:???
やっぱ高いよね?EAR。
最近は中国製でもカインとかいい音の球アンプが出てきてるし、
叩かれるの覚悟で言うけどサンバレーやサンオーディオもいい線行ってると思う。
EARがほんと魅力なのは、ブランド性、デザイン、パラビッチーニのカリスマ性。
漏れの主観ですが。


60 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:33 ID:???
>>58
独創的な回路、超長寿命設計も魅力。


62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:37 ID:???
>>60
独創的ってのは魅力的なキーワードだね。
漏れみたいな素人はそれだけでコロッと逝ってしまいそうだよ(w
まあそれもパラビッチーニのカリスマ性に含まれてるわけだが。
しかし実際音を聞いて、「おお!独創的な音だ〜!」と打ち震えるわけでもないんだろうがな。つかそんなオーディオやだなw


61 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:33 ID:???
>>58
高いか?
ソニックフロンティアやCARYより全然安いと思うが。


64 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:39 ID:???
>>61
58の比べてる物を見れ。
カインやサンバレーやサンオーディオよりは遥かに高い。

65 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:43 ID:???
>>64
それは比較対象が間違ってるよ。
もっともサンバレーはともかくカインやサンオーディオにはEARより高いものもいろいろあるけどね。
出てくる音のクォリティで比較すると、
クレルやレビンソンが比較対象になるから、やっぱり安いね。


67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 16:04 ID:???
>>65
>クレルやレビンソンが比較対象になるから、やっぱり安いね。

ぷっ!マジで言っているのか?
ステサンの受け売りを信じているのか?
岡崎のH&K、クラブマン&●○ズ、ハインツ&カンパニーの社長はみな同じ
ステサン編集部にずいぶんつぎ込んだそうな。
小林○君は犬ライター。
あまりの粗悪さに無線と実験誌には取り上げてもらえない。
管球アンプでありながら、MJに載らないのは、致命的欠陥アンプの証拠


66 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 15:52 ID:???
うーん・・・欲すくなってきまつた、E.A.R。
パラヴィッチーニ氏の独創的な幻想世界に浸りたい。
高いとか安いとか言われてるけど、EARって割と製品群の値段集中してるよね。
だいたい30万後半〜60万後半くらいですか。
極端に安いやつとか高いやつとかない。フラッグシップでいきなり高くなってるけど。
それだけに選ぶ方も悩みがいがあるわけだが。


69 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 16:18 ID:???
あるショップでV20の中古を視聴したよ
そしたら、全員おかしい事をハケーン
チェックディスクをかけたら、モノラルだった
その後、修理もできる人が承知して購入
最初から誤配線だったようだ
その人が言うには「良い部品は使ってない」との事
クロムメッキの外観にだまされてはいけません。

72 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 16:23 ID:???
>>69
部品が良きゃええんか。
おりゃ音が良ければ良い。


73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 17:04 ID:???
>>69
部品とか中身とか言う香具師はだいたい煽りだから気をつけるべし。


74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 17:58 ID:???
音もワリーのだが・・・
良いのはその商法だけ

78 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 19:34 ID:???
日本の輸入元の要望に基づいて日本向けに作っているブランドなんて話は真っ赤な嘘。
Audio Asylumにも欧米のEARユーザーがどっさり投稿してるし、欧米のオーディオ雑誌にも販売店の広告がいくつも出ている。
内外価格差についても日本だけバカ高いということは全然ない。
内部のコンストラクションは、あのサイズを考えるとプリント基板なのはしょうがないというか、
別に空中配線の方がプリント基板より音がいい訳じゃないんだし、空中配線だとあのシャーシには納まりきらない規模の回路であることは確かでしょ。
すくなくともムンドあたりよりずっと価格相応の中身と言えるのでは?

部品が高級品ではない、という話もまあその通りだろうけど、高価な部品を使ったからといって音がいいわけじゃない。
自作派だってちゃんと判ってる人間はむやみに高価な部品を使ったりしないものだよ。


79 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 19:38 ID:???
EAR とか Musical Fidelity みたいに比較的安いのに出てくる音が「音楽的」でワンランク以上上とかいって評価されているメーカーは、どうも目の敵にしてるヤシが多いな。
そいつらはきっと音の善し悪しを自分の耳で判断できなくて「定価」が高いほど、「物理特性がいい」ほど、「有名ブランドの部品を使ってる」ほど、いいと思いこんでるんだろう。 かわいそうにね。


80 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 20:54 ID:???
>>78、79
綺麗にまとめてくれたね。多分、粘着にはまともな返事は出来ないと
思うけど

EARトランスはかなり凝った特注品。中のコンデンサ類、たしかにあまり高額なパーツではないけど、あちこち異なるブランドの物を使ってるんだよ。

馬鹿には分らないと思うけど、ちゃんとパーツの音を吟味してチューニングしている証拠なんだ。

そういう細かい部分に手間隙をかけているから、当然販売価格には関わってくるけど、結果としてクラスを圧倒的に超えた素晴らしい音が出てくるんだよ。

権威に寄りかかりたい人も居るだろうが、パラビチーニはまちがいなく、超一級。ソウル・マランツ氏なみに歴史に残るだろう。
相当な変わり者なのは事実らしいがね。


81 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 22:32 ID:???
V20を例に取れば、イギリスでは2798.95ポンドなので約53万8000円。日本での定価は55万8000円。

869に至ってはイギリスで2528.85ポンドなので約48万6000円。
日本の定価が39万8000円。
イギリス価格にはVATが含まれ、日本の定価には消費税が含まれないのでその分を考慮しても、「日本仕様を高値で売っている」とは到底言えないと思うが。
球アンプの価格のことになるとどんなメーカーでも必ず粘着が現れるのが不思議だ。


82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 22:44 ID:sIx/C9f8
V20のユーザーやけど、たしかにあのひとは変わりもんやと思うで。
だいたい正バイアスで使うか?
(というのは知り合いのデバイス師匠の受け売りですが)

割高とかなんとか言うけど、50万円のアンプで高いも安いもないじゃないの。
ラジカセ買うんじゃないんだし。


83 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/26 23:42 ID:???
>>81
そうなんだよ。
ハインツの値付けはバカ高とはとても言えないと思うよ。
アメリカ価格(消費税抜)と比べても、
869は3995ドル(46.5万程度)
V20は4595ドル(53.5万程度)
だからね。しかもアメリカだと値引きが超渋い。

日本だけ特に高くしてる、と思うのは勝手なんだけど、
どこかで聞きかじったデマを裏も取らずに信じ込むのは痛すぎだよね。


84 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/27 00:15 ID:???
>>83
デマを聞きかじってるのではなく、デマを作ってるんじゃないかね。
EARが売れなかった分、ほかのくずアンプが売れるわけじゃないのにね。


85 名前:EAR859 :03/05/27 00:36 ID:???
いやー、かなりはでな反響が(苦藁)
個人的にはこの音が好きな人が買えば良いというだけだと思うのだけど。
音については本当に個人差が大きいと思うのだけど。
アンプの価格はイギリスやアメリカのサイトを観てもあまり差はないかと。
どこかできちんとした試聴ができると良いのだろうけど。
最終的には自分の耳がどう判断して、それを良いと思えるだけの自信(単なる自己満足かも?)があるかどうかだと。
自信の無い人間は何かにすがらないではいられないし、弱い人間の中には他人を貶めることによって自己の弱さを紛らそうとする者も居る。

他人のシステムをけなすのではなく、お互いに気に入ったシステムについて前向きな話題が展開すると良いと思ったりする。


89 名前:V20信者 :03/05/27 02:20 ID:Ljp7jN/R
以前のスレでも一時誹謗・中傷・煽りがありましたが、EARを使っている方は多分長いオーディオ歴を経てその魅惑的な音質、パラビッチーニ氏の人間性や逸話に惚れ込んで使用されていると思いますので、ぼったくっているだの、パーツが安物だの 意に介していないはずです。
ちなみに、ぼったくりは全くのデマですし、パーツに関しては安物ながらかなり選別して、パラビッチーニ氏が充分なヒアリングで組み合わせているようです。
実際あるメーカーの技術者や、真空管アンプの自作マニアの方が音質アップを狙ってブランドメーカーのパーツに変更してあれこれ試してみたがダメだったと聞いています。

私の場合、セパレートアンプからの買い換えで価格的にはかなりのダウンですが、 音楽性はかなりアップしたと思っています。

特性は下がっているでしょう、SN比や低域のドライブ能力云々。
でもEARは、特性や、価格や、パーツのブランド性を超越して素晴らしい音楽を聞かせてくれます。
かなりマンセ−はいっていますが、オーディオを永年やっていると新しいオーディオ機器の音でマンセ−することが無くなってきますし、はまる価値は充分あります。


92 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/27 03:43 ID:???
ようするに、
「人が好きで使ってる物にケチつけんなやヴォケ」ってことだな。
無理やり他人に「EAR買え!」って勧めてるわけじゃないんだしさ。
褒めちぎってる香具師がいるのはホントにEARの音がツボにはまっただけの話。
決して宣伝目的ではないと思う。
っていうか宣伝しても売れるような製品じゃないと思う(w


93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/27 06:45 ID:???
音はいいです。ホントです。全然不満ありません。
でも、金ぴかのつまみが錆びてきたりするとちょと悲しいです。

95 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/27 10:11 ID:???
音は良い。ただアフターが日本で一番悪いディーラーが扱っているというだけだ。
数年後は悲惨。MFが良い例だ。バブル時代のものは悲惨。
http://hifi.denpark.net/1053590239.html


20. 中川隆 2014年6月15日 20:48:27 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc

【入信勧誘】パラヴィッチーニ研究所【信者救済】


1 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/27 16:52 ID:???

>パラビチーニはまちがいなく、超一級。
>ソウル・マランツ氏なみに歴史に残るだろう。

信者キモ


8 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/28 17:10 ID:???
パラヴィッチーニ研究所とパナウェーブ研究所は同じなんですか?


9 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/28 19:20 ID:???
信者のキモさはいっしょでつ


10 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/28 22:50 ID:???
パラヴィッチーニは、ただの拝み屋


11 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/28 22:53 ID:???
自称、秘教的だもんな・・・

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 09:54 ID:???
元々、EARは録音用のアンプやマイクで人気の高いメーカだった。
私もEARのアンプとマイクを使ったレコードを一枚(Water Lily)持っているが、音は良い。


160 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/13 00:20 ID:Aa2kgvjp
パラビッチーニはポール・マッカートニーのスタジオの何をチューンしてたの?

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/16 19:26 ID:jl+Kjx8+>>160
コンセントだと誰か言っていたような?


151 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/02 21:46 ID:dLwllAcG>>147
夏ごろ銀座松屋の食堂街でパラヴィッチーニを見かけたよ。
あ、あれ、だれだっけ、ほら、ひげの、真空管、アンプ、イギリス、変人・・・・
と見る間に、軽食堂に入っていった。
日本人女性と一緒だったから、あれが噂の吉野さん?


12 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 00:07 ID:???
氏は天才。
氏の作り出すアンプは、誰も真似できない音を奏でる。
もっとも、生に近い音である。


13 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 00:15 ID:???
>>12
もっとも生に近い音であるかどうかはともかく、誰も真似できない音なのは確かだね。
パラヴィッチーニの後にパラヴィッチーニ無し。
氏が逝ってしまったらEARはどうなるんだろう。


14 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 00:48 ID:???
>>13
MJで回路が分析されるようになり、自作ヲタの間に差動アンプが普及し、
○○○○ーがイミテーションを作りはじめます。



21. 2014年6月15日 20:50:14 : 3cdYZYbVIc

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/27 23:39 ID:???
不運の天才。日本の悪徳商人と手を組んだのが間違い。

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 01:52 ID:???
氏は天才、氏の日本に持ちこむ機器は誰も真似できないほど儲かる。
カンドーリークン。

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/27 23:40 ID:???
H&K元社員
社員の皆さん
月間の販売目標は今でも1000万円ですか?(もちろんひとりあたり)
ノルマが到達できないあなた!せっせとダイレクトメールを書きましょう!


19 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 09:19 ID:???
天才錬金術師?
カンド−リークンって日本人?

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 09:40 ID:???
カンドーリークンはH&K、クラ●マン&●○ズ、ハインツ&カンパニーの社長でアール


34 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 23:15 ID:???>>33
EARの製品はカンドーリークンの指示による値付け
したがって、日本発世界発信のボッタークリー商品
カンドーリークンは錬金術師でアール


16 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 01:55 ID:???
>>15
儲かるという点では、EARはマークレビンソンには勝てないな。
なにしろMLは本国価格の2.5倍の値付けだ。
本国価格と殆ど変わらないEARの値付けではまるで歯が立たない。

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 09:14 ID:???
>>16
EARの製品はカンドーリークンの指示による値付け
したがって、日本発世界発信のボッタークリー商品
カンドーリークンは錬金術師でアール


21 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 09:52 ID:???
>>16
今、No.383の本国価格($5995)を調べて、日本での価格(\1,080,000)と較べると、約1.5倍の値付けにしかなっていない事が分かるよ。
最も値付けが高いNo.31.5でも本国価格($100000)に対し、日本での価格(\2,000,000)
で、2倍だ。

2.5倍なんて何処から出てきたんだろう。


24 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 10:12 ID:???>>21
自己フォロー。
何を計算しているんだろ(笑)
今の為替レートは1$=118円だから、No.383は大体正しいが、No.31.5は1.69倍。
本当に2.5倍なんて何処から出てきた値段なんだ?
レヴィンソンへ八つ当たりは止めてくれ(笑)

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 12:23 ID:???>>24
社員はボッタークルーことしか考えていません
2.5倍は1HKという単位でアール


26 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 12:46 ID:???>>25
しかし、ある一定在庫を持たなければならないとか、ショップにもデモ機を貸し出さないと売れないとか、評論家対策(笑)とかを考えれば1.5〜1.6倍位の値付けは良心的だろう。
アキュなんて海外では3倍近いという話も聞くし、オーディオノートに至っては10倍(核爆


27 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 12:54 ID:???
アキュは1.5〜2倍だよ。



22. 2014年6月15日 20:51:46 : 3cdYZYbVIc
28 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 19:09 ID:???>>24
EARの場合は何倍なの?

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 22:43 ID:???
EARの価格は内外価格差が非常に少ない。
マーク・レヴィンソンの日本価格がぼったくりかどうかはともかく、EARの日本価格より内外価格差が大きいことは事実だ。
その差が、アフターサービスなどに起因するのであればそれはそれで好ましいことではあるのだが・・・



23. 2014年6月15日 20:52:30 : 3cdYZYbVIc
35 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 23:19 ID:???
ステサン、AA、ステレオ誌の関係者も読むスレ
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/pav/1054181186/l50

より

60 :名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/29 21:26 ID:???
>>59
でもMFやEARって内外価格差が少ない方だよね。

66 :名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/29 21:31 ID:???
>>59
内外も何も日本からコントロールだよ。デザインも価格も。


68 :名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/29 21:37 ID:???
>>66
なんだ、まともな話してるのかと思ったらデムパか。

>日本からコントロールだよ。デザインも価格も。

それは全くの妄想だ。ちゃんちゃらおかしい。

MFもEARもアメリカでは滅茶苦茶評価高いよ。
Stereophile誌、読んだことある?



24. 2014年6月15日 20:54:12 : 3cdYZYbVIc

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 23:22 ID:???
というわけで、

結論

MFやEARは世界的に高い評価を得ており、
日本発世界発信のボッタクリ商品ではない。



25. 2014年6月15日 20:54:47 : 3cdYZYbVIc
37 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 23:23 ID:???>>35
EARの製品はカンドーリークンの指示による値付け
したがって、日本発世界発信のボッタークリー商品
カンドーリークンは錬金術師でアール
38 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 23:26 ID:???
>>37は、今に至るも何の根拠もソースも示せないわけだな。



26. 2014年6月15日 21:31:02 : 3cdYZYbVIc

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 23:29 ID:???
EAR V20: $4595
The V20 knocks out 24Wpc into 4, 8, or 16 ohms using ten
12AX7s per channel in push-pull configuration in “enhanced triode”
mode. Lush, rich, textured, and bloomy, per CS, and not a
bit lugubrious about it either. He found its control of low-level
information effortless and detailed. Best used with coherent,
high-sensitivity two-ways. CS said it compared favorably with
some of the finest tube separates. “Slam factor and concert-level
volume are less important issues than purity of expression, and
such listeners will be more than satisfied with the V20’s laid-back
yet solid bottom end and smooth, natural portrayal of the top
end.” (Vol.22 No.10)


41 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 23:31 ID:???
>>39
は、StereophileのRecommended Componentsから。
ちなみにランキングはA。


43 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 23:35 ID:???

StereophileのRecommended Componentsから

Musical Fidelity M3 Nu-Vista: $4500
MF thinks this hybrid, 275Wpc integrated amp has style, but
“Appearance aside, there’s no mistaking its build quality: beefy
and substantial inside, with circuit boards stacked like floors in a
high-rise.” Impressively neat and orderly, MF pronounced. Dualmono
output stage, miniature nuvistor tubes in the preamp
stage, and choke power-supply regulation. “Tended toward the
smooth,” MF wrote about the M3 in comparison with the Nu-
Vista power amp, “but it had the power, dynamic presentation,
and finesse to rock hard and reproduce lush massed strings and
female vocals with equal aplomb.” He was less sanguine about
the phono section, however, which he regarded as “serviceable.”
Still, “I don’t know how a relatively small company like Musical
Fidelity can offer this level of power, performance, flexibility,
superb build quality, and aesthetic refinement at such a reasonable
price.” (Vol.24 No.2)

ちなみにランキングはA。

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 23:36 ID:???
>>39
を見ても、ピュアオーディオの再生を語っていないのだが・・・
EARは所詮、管球のプリメインの域を脱していない、音色重視のアンプである。


47 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 23:45 ID:???あ、わかった。

EARが日本発世界発信で、世界的に高い評価を得ている、ってことは、
Accuphase や AirTight みたいな製品(ただしイギリス製)ってことを言いたいわけ?
で、ぼったくってるのは、海外ユーザーから、と。


73 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/30 00:25 ID:ajIgU2wF
おまえら馬鹿!
EARの弁護もミョウチキリン粘着だが相手もたんなる馬鹿粘着

EARのアンプは好きなやつが買う。
たかが50万くらいでがたがた高いの安いの言うやつは他をあたればよろし。
嫌いなやつは放置すればいいだろう。
EARなんてクソアンプだと言ってるわけだから。

俺はV20使ってるが、だから何ということもない。
飽きたらレビンソンでも買う。
今のところは自分の好みにあっているので使っている。
それだけだ。


79 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/30 01:21 ID:???
50マンならアメリカからCary買ってくるわ。

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/30 02:08 ID:???
50マソならアメリカからオーディオリサーチ買ってくるわ。

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/30 02:08 ID:???
50マソならアメリカからクラウン買ってくるわ。

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/30 03:17 ID:???
たしかにEARにはアメリカで買って来るメリットないね。内外価格差ゼロだからな。

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/30 03:25 ID:???
まったくだ。


84 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/30 06:19 ID:???
>>79-81
良いんじゃないの?好みの問題だし。
まあ、俺はV20買うけどね。


85 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/30 12:50 ID:???
EARの製品けなしてる人ってどんなアンプ使ってるの?

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/30 13:39 ID:???
トランジスタアンプ。


87 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/30 21:13 ID:???
カンド−リークンが携わってなけりゃどれでもいいよ。
理由は金もらったらアトシランポイ。
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/pav/1054021978/


27. 2014年6月15日 21:56:24 : 3cdYZYbVIc

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/27 10:53 ID:FNodhcsw
今何才なのか知らないけど、このメーカーはやはり パラヴィッチーニ氏が逝ってしまったら終わりなのかな。。

290 : :03/10/25 18:28 ID:JdxqgKRC
859持ってます。
音質的には満足してますが、ボディの塗装や防食処理が雑だと思います。
私は雪国に住んでますので、冬季にはいつも湿気に気を使っています。
結露ですぐパネルが曇ってしまいます。
中古品を買われる方は、なるべく雪国で使われたモノは遠慮した方がイイ
かなと。


291 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/25 20:33 ID:TyxUARHi
そうそう、つまみなんかが錆びてくるんだよね。。。


293 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/03 20:23 ID:rn4w2EIc
859を7年使用。不具合一度も無しです。POWERランプがつかないときがあるけど、しばらくするとつきます。それくらいかな。

音はまあまあ気に入ってますよ。以前は小型スピーカー使ってたんだけど、今は大きいのに変えました。小型スピーカーのときは満足してたんだけど、今は少し不満あり。もう少し音の分離がいいといいんだけどね。パワーももう少し欲しいかな。
834Pももう少し解像度を上げて欲しい感じかな。古い録音のジャズはかなり いけますけどね。打ち込み系などの最新録音には向かないかもね。


264 :859&834使い:03/07/23 17:07 ID:???
私の859は、パッシブバイアンプ駆動の高域用です。
プリはマランツ#7で、同#8Bに低域を受け持たせ、859のボリュームでレベル調整しています。この使い方で、低域の力感と高域の繊細な高解像度とを両立させています。
パラヴィチーニはやはり凄いと思います。


297 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/12 23:21 ID:RlI3f+yJ
V20を使っていますが、真空管カバーの中にホコリがかなり溜まってきたんですが
皆さんどのようにして掃除していますか?
あのカバー、簡単に取れないように思うのですが。


304 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/23 23:50 ID:Xp91zqqh
>>297 
裏面のカバー外してプリント基板を裏から外せば心置きなくそうじができる。
しかしわたしは放置している。
どうにも気になるのであれば細いパイプ掃除用ぶらしを使うがよい


305 :861:03/12/01 23:58 ID:iIC75YGx
861を使用しています。いいかげんTubeの交換時期なのですが(6年経過)
861のEL519を自分で交換された方います?
Tube保護カバーのネジって、普通のドライバーで外せるものなのですか?
(なめそうなので...)
また代理店に聞くと「マッチングをとった、EL519を使います」といいますが、 素人がTubeのマッチングをとるにはどうしたらよいのでしょうか?
質問ばかりで申し訳ありませんが、先達の方がいらっしゃいましたらお教え下さい。資金がふんだんにあればよいのですが、そうではない事と、 可能な限り自分でできる事はしたいとおもいまして。・・・


306 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/07 15:56 ID:8CTXaT6b
私も自分で交換しようとしたのですが、交換時にソケットにストレスがかかるなどしてそれ以来、ちゃんと固定できなくなりました。
また、マッチング調整も簡単ではないようです。
結局、修理に出しましたが、機器を壊さないためにも、代理店に頼んだほうが
よさそうです。


307 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/07 21:25 ID:Lgw4YsVx
>>305
わるいが、この程度の事を自分で判断できないのならば、自分で交換などするべきではない。
メーカーにお願いしなさい。
306の話もあるが、305にとっては、そちらのほうが最終的に安上がりだろう。


308 :861:03/12/08 18:01 ID:46Y6JmLn306 & 307 さん
アドバイスありがとうございました
やめたほうがよさそうですね
代理店に依頼する方向で資金を用意します


317 :EAR859:04/03/07 01:20 ID:tDQ83WRy
もう、8年使っているけど真空管の寿命はどの位なのでしょうか?
 この2,3年は週3,4時間ほどしか使ってないけど。


320 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/18 20:21 ID:0hs3Yf9h
>>317
測定してみろ 
できない素人さんなら球を交換して音を聴け 
はっきり違ったらもう劣化していたということだ
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/pav/1053590239/


28. 2014年6月15日 23:28:11 : 3cdYZYbVIc


17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/13(土) 21:08:00 ID:kPsqVJG+

やっぱEARの管球アンプだなぁ
パラビッチーニ、マンセー!
タンノイやモニターオーディオと組み合わせてみたい


228 :混血英国人:2007/11/11(日) 09:18:24 ID:2VAS6GIG

乱暴な云い方になってしまうが、エゲレスのオデオ製品は立派ですが何かマターリ してる、良くも悪くも・・
かく云う漏れはEARとノッテンガムアナログでスイスのアクラボのSPを鳴らす混血英国人。


229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 10:40:25 ID:hcsjo31I
アクラボが、趣味よろし。


231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 17:47:27 ID:G8HeCAH+
>>228
まったりつーかガツンとはこないよな。
ぱっと聴きはそういうのもいいんだけど長時間聴いてるとのんびり英国サウンドでいいのです。
しかも地味だけど質が高い。


232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 23:19:23 ID:Nc18RyVC

EAR, GOLDRING, AE, MUSICAL FIDELITY, QUADとTHORENS
うちも一つ英国以外、EARのディスクマスターがあれば、すべて英国になるが、金額的に無理orz
 どういう訳か英国ものには好きなものが多い。


259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/07(金) 22:51:36 ID:/85Av+LE 
久しぶりにインプレを。
EAR834LにQUAD405-2を組み合わせてみた。

EAR859と比べると、やはり低音の力強さが出る。ただ、透き通るような響きはEAR859のほうが良い。


260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/09(日) 09:11:26 ID:Rv1FEMPl
405-IIよりも303の方が透明度高い。


436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/15(木) 13:25:26 ID:3HOm0kKU
迷った末、EARのV20を手に入れた。
869や8L6より癖があるけど、これはこれで良いものだ。
さすがに今の定価1239000はどうかと思うがw

真空管30本使用のせいで、今から修理費が不安ではあるけど(・∀・)キニシナイ


442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/20(水) 23:48:46 ID:w5tZbvl+

EAR 834Lイヤッッホォォォオオォオウ!

            ∧∧ ∩
           ( ゜∀゜)/ フロントパネルは立派だけど筐体はペラペラだよ
          ⊂   ノ   パネルとノブは安っぽくなるけど、BLACK Ver.でもいいかもね
           (つ ノ
            (ノ


464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/21(日) 15:18:12 ID:nSJxxPzH
EARアンプのパネルとツマミに曇りが出て悲しい。
ブラックモデルの方が経年後は良いよなあ(´・ω・`)


549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/22(金) 20:02:59.95 ID:amm98Sg6
モデル名忘れたけどマクラーレンのプリアンプ、知人が使ってる。
すっきりしててバランスの良い音でうらやましい。

うちにあるメリディアンはプリメインの551なんだけど。中域の濃さを殺さずにもう少し見通し良くスッキリ鳴らしたいって感じ。


550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/22(金) 23:39:04.70 ID:bYCPLuv+
手持ちの英国物だと、MUSICALFIDELITYのA1.20slがそれっぽいかな。
すっきりが良いならEARの869(859)が好きだけど、濃さは控えめな方かも。

551を活かすなら、店に持ち込んでプリアウトからパワーアンプに繋いで試聴させてもらうとか。

まあ、アンプよりスピーカーを変えたほうが望みの方向に行く可能性高いかもなあ。


785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/19(日) 01:43:14.99 ID:3swtXMKd
EARのDACUTEを買ったので、ちょっとインプレ。
ケンブリッジオーディオのDACMAGICとは、価格も違う訳だけど、なんか、音が濃い感じがします。真空管ありのアナログ回路の影響でしょうか。
やったと思って聴いていたら、数日で慣れてしまって、以前とあまり変わらないような感じが。でも、EAR好きだから良いかって、インプレ成ってない、orz

D/A コンバーター DACute(ダキュート)
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/dacute/

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/19(日) 23:45:51.37 ID:wiuh2Zy0
>785
acuteのDAC部分を商品化したのかと思いきや、価格が……。
acuteもいつのまにかIIIまでVer.UPしてるんだねえ。


576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/18(土) 21:33:03.86 ID:U/fq+EjU
EARの代理店が変更になったらしい。
サービスはどうなるのか?


577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/19(日) 02:50:46.94 ID:dqjb5J+S

EARとノッティンガムアナログスタジオ社の代理店がヨシノトレーディングに変更
http://www.phileweb.com/news/audio/201106/08/10958.html

修理業務も引き継ぐから大丈夫なんじゃないか。
ClearaudioやMF、audiovectorはどうなることやら。
こりゃあ、代理店関係は解体で目当ての車部門を残す腹積もりかな(´・ω・`)
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1168511244/


29. 2014年6月15日 23:42:47 : 3cdYZYbVIc

((_)) ソナス・ファベール Sonus faber 20 ((_))

Sonus faber ELECTA AMATOR \265,000(1台、1988年頃)
http://audio-heritage.jp/SONUSFABER/speaker/electaamator.html

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 20:02:44.75 ID:Ft8kG6Bh
かつて、九州のソナス遣いのお宅にお邪魔した時、エレクタ・アマトールに EAR V20を組み合わせ聴かせていただいたが、色気ムンムンで、弦の艶っぽい響きにたまげたことがあった。

今はEAR V12となっているようだが、これなんかはいかが?


97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/07(火) 14:20:17.30 ID:adkZEbK4
ストラド遣いの楠氏は、かつてファーストワットJ2で鳴らしていたが、
今はファーストワットSIT-1で鳴らしている
http://k-d.jpn.com/audio/audiohistory/AudioSystem2010/audiohistory201010.html

個人的にはEAR V12の美音が好み。


100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/09(木) 20:06:49.87 ID:NU4o7KP0
EAR V12はクレモナで確かめた限りにおいては、確かにソナスには合っていると思う。


22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/28(木) 07:54:55.80 ID:ifrAneP/
どこかでV20との組み合わせ見たなあ。
ウチもV20あるから繋いでみるか……。


23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/28(木) 14:26:46.75 ID:WAzqpW2T
>>21
V20初めて聞いたので、ググってみたら凄いアンプですね(汗)
これに繋げたら良い音出るでしょうね
欲しくなりました


24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/28(木) 14:44:44.89 ID:ifrAneP/
>>23
オクに出てるよ。
管の数と寿命のこともあるから補償なしはリスキーだけどね。
高寿命の選別管使用を謳ってはいる。

音質は癖がある。
同じEARなら859(869)のほうが扱いやすいかも。


122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/12(日) 01:45:19.60 ID:fkcq2HWc
プリメインだけど、一度、EAR V12を聴いてみる、よろし。
そして、垂涎モノの色気とやらを味わってみる、よろし。


126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/12(日) 12:32:54.41 ID:ztCqBqxc
>>122
V12は聴いた事がないけど890での組み合わせは聴いた事がある。

求める方向は少し違ったものの、トロンとした色気の音は凄く良かった。
あれが欲しい人は一発でハマるだろうね。


128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/12(日) 23:56:12.92 ID:ztCqBqxc
俺のお勧めは古いけどLuxmanのMB-300。 上に出てるEARも良いね。
出力が少なくても上質なアンプだと音楽に浸れるよ。

そうした意味で球アンプ>A級アンプ>AB級アンプ>デジアンって印象。

但し球アンプの中でも人気のある Octave はアンプとしての性能は高いものの球の音色が弱めなので注意が必要かな。


129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/13(月) 10:56:12.66 ID:FtYtFdKj
>>128
同感です
ただ Octave のパワーアンプについては標準のKT88を6550に変えると一気に真空管の音色らしくなりますよ
もし機会があれば聴いてみて下さい


130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/13(月) 11:25:40.38 ID:7s7sLMqr
>>129
OCTAVEのEL34版はちょっと線が細くて押しが足りないと感じる方がいるかもしれませんが、ソナスの密度としなやかさを損なわない、良いアンプだと思います。

EAR890とV12の比較では、V12の方が線が細くならずに色気もあって、きちんと音に芯があるのが見事だと思います。

さらに、吐息が耳元で漏れるようなゾクッとさせる音作り。

あれはいったいどうやったら出来るのやら。
きっと設計者は、よっぽどの好き者なのかと。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1339161872/


30. 中川隆 2014年6月17日 21:38:46 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc

EARのアンプは素晴らしかった(過去形) _ 3

36 :短アラレ ◆TANPanX3xc :2008/06/07(土) 16:28:45 ID:UbVbvxUd
・・・ところで、EARってなんだお?


37 :ヤフオクの詐欺師、denden95でございます。:2008/06/07(土) 16:44:45 ID:w+QT+D9P
EAR はイギリス人のティムが日本人スチュワーデス吉野をなんぱして、手篭めにしああげく女房にして立ち上げた管球オーディオブランドなのです。
造るやつがエロいので、音のほうもエロいんですが内部の真空管がロシア製なので、エロいアンプが台無しです。それで試行錯誤した挙句、このスレにたどり着きました。
ワシも若い頃にはイチモツが暴れて仕方なかったが、いまではしおれてしもうた。

45 :仙人短 ◆TANPanX3xc :2008/06/07(土) 17:12:21 ID:UbVbvxUd
>>37
エロいので〜

オーディオにエロさが無くなれば、それはよもや、オーディオではない。
僕等がそれに注目出来る訳は、そこに、理(タナトス)ではなく。感情(エロス)と見ているからです。

魔王「あんたの話も、ようワカランが。つまり?」
閻魔「エロい方が、むしろ正解。オーディオ的には、だけど・・・」
短「閻魔は最近、凄い事言うよね・・・」

46 :ヤフオクの詐欺師、denden95でございます。:2008/06/07(土) 17:32:05 ID:w+QT+D9P
先日、富士山見ながら独り孤独にセンズリこいていたら孫娘に「おじいちゃん何してるの?」と見つかってしもうた。
あわてて「セ、センズリじゃ!」と答えると、「なんだか分からないからお母さんに聞いてくる」と走って行ってしまった。
後日娘に手篭めにされてしもうた。今後はこれにしよう。


58 :自称ヤフオクのアタナトス帝王、denden95でございます。:2008/06/08(日) 23:19:01 ID:Ll60Lz4p
EAR MC-4 は買わないほうが良い。あれはティム自身がトランス巻いてないぞ。
どうやら部下にやらせているのだ。狙い目は初期のMC-3だ。

834P−5 もダメ。5Ωからで2〜3Ωには対応できていないし、下っ端の技術者にトランス巻かせてる。

初期の834P を中古で手に入れて真空管を全て交換するのがベストじゃ。
現行品には手を出さないほうが良い。

859/861/834L/834P/V20 まではティムの本物の手巻きのトランスだ。それ以降はやめておくことじゃ。
EAR の製品の価値はティムの手巻きのトランスにあるのだからな。


MC 昇圧トランス EAR MC4
http://www.yoshinotrading.jp/products/ear/mc-step-up-transformer/


77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 11:53:21 ID:OKsa97Ys
EARの仕様やデザインはね、日本からの提案なんです。
御安心下さい


78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 11:56:57 ID:OKsa97Ys
限定、という言葉に勘違いされていますが、部品の手配においての最小ロット単位、と考えて下さい。

 次に発注してロスを出すよりも、モデルを変更した方が安い。
それに売上も伸びる。  客も納得し購買意欲をそそる。
 このように商売に徹しています。 

デザインも日本の皆様がウットリする様に日本人が考え提案しています。
 安心してお買い上げ下さい


100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/08(火) 18:02:48 ID:gC57os6R
regaの輸入元は東京のハインツ&カンパニー. だが、rega社のサイトでは岡崎のH&K。
EARも同じなので、詳しい事は、岡崎のオーディオショップH&K、に尋ねた方がはやいよ。
社長も同じだから安心。

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 10:03:14 ID:Z47b9Fya

EARはね。輸入元の社長さんの指示で、デザインや仕様を決めてるからカッコいいんだよ。 新製品の企画も同じだよ。

 指示のもと、サンプルが日本に届いたら、再度輸入元の社長さんのチェックを受けて、日本のみんなが嫌いそうな箇所を、修正指示受けるんだよ。

 で、その後、部品部材の発注最小ロット単位で生産されるわけさ。

限定生産というやつだ。 こうすれば売れ残りも少ないし確実にさばけるし。
物価や為替の関係も、次のモデルで値上げすればよいことだ。
とにかく、安心な商品だから迷わず買うことが肝心だ。

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 15:55:49 ID:9JlKg/2/
だからかっこいいんだな。日本人好みのデザインなんだね。
よーし買おう。


116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 16:08:42 ID:EJ6kECXw
かっこいいっつーか ケバイよね。
それにしても非オーナーの書き込みが多い。

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 02:35:18 ID:m1jsNE1T
最近のEAR製品なんであんなに値上げしたんだ?あまりにも高杉ww

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 13:28:14 ID:Zde5Y+tN
でも3流の球アンプを何台もかうのなら、一発ビシッと本物を買って長く愛用するほうが最終的には得だと思う。
EAR の価格は全世界共通だから、高すぎることはないと思う。

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/04(水) 06:53:48 ID:MaGJug+z
V20以外いらないよね


18 :ヤフオクの帝王、denden95様だ!:2008/06/04(水) 08:46:22 ID:1JVn1lPS
確かにV20は宵アンプだが、ギャングエラーなどが気になる。
ECC83が5〜6本切れても音が出てしまう。常に綿密に面倒を診てやれば、確かに最高のアンプになると思う。


19 :ヤフオクの帝王、denden95様だ!:2008/06/05(木) 17:02:16 ID:x5i+FN5r
ワシはシングルエンドの、第1号機の859が最高傑作だと思う。
パワーでは負けるが、861よりも音が澄み切っている。


68 :はむはむ・・@:2008/06/23(月) 00:36:07 ID:tmsTzAYW
13WのEAR859の持ち味を生かすスピーカーは何がいいのかなぁ?
ちなみにオラは8Ωで90dB前後の物を買ったんだけど・・・
4Ωや6Ωでは出力管が早く消耗してしまうのでチョイスに結構悩んだ。
f特がフラットでワイドレンジかつ(これが難しい)能率が高い物って意外に少ないんだよね・・・
大抵、能率の高いスピーカーってナローなヴィンテージ物ばかりで、現代的な録音にそぐわない。
アンプを決めてスピーカーを選ぶなんてオデオのジョーシキには合わないのかもしれないけどアンプに惚れてしまったのだからしょうがないもんね、はは・・・。


69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 01:35:48 ID:BL3xc3N9
>>68
うちではAEのAE-1を使っている。
 


70 :私の息子はEL34:2008/06/23(月) 06:11:13 ID:O3UIooqo
>>68
うちの859には、アルテックとKLIPSCH を使っています。
感度は平均96デシ位が良いと思います。ただ低音域がどうしても不足する感じがします。やはり861 を1度は聴いてみなければなりませんね。


120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 17:42:26 ID:u11dkF9E
861が欲しい。でも金がない。859で我慢しとくか。
859にPHILIPS PL519 使ったらまるで別の次元の音になった。
EARも所詮真空管にこだわらないとダメだね。


121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 20:48:04 ID:irp8fzh4
861使ってるけど859のが音がクリアでいいよ。


122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 13:55:59 ID:/vH+AFRK
>>121
859をもう少し追い込んでみます。
PL519のシングルエンドのほうがピュアな音がでるのでしょうか?


123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 21:30:06 ID:v+NERuem
パワーや音の厚みは861のが有るかなぁ。
音楽がゆっくり聞こえる気がするんですよね。
音色は859のすっきりしてて僕は好みです。

参考までに


真空管アンプとトランジスタアンプの音質と性能比較リポート
C.R.Developments    Woodham 300B Classic
EAR              V20
EAR              859
LUXMAN           C7i/M7i
AURA             VA80SE TUNED BY IPPINKAN/Ver.2
http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage120.htm


真空管アンプ聴き比べ
EAR              859
EAR              V20
EAR              834L + 861
ROGERS           E20a TUNED BY IPPINKAN
http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage124.htm


124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 00:09:01 ID:8Y37U7fm
859は所謂、球アンプのイメージと異なり、温か味のある音ではない音だが石アンプでは絶対出ない鮮度感と安定感が有って他に代わりがない感じです。

後もう少し出力が有れば今のスピーカーを鳴らし切るのになぁ〜と思っていますが、もう10年以上使っています。13Wと云うだけでサブシステム扱いにされてるのは勘違い だと思う。


125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/27(水) 01:00:22 ID:woVdywAt
861をモノブロックにすると、別世界でした。
それと、200Vで鳴らしはじめました。
調子いいのでオトマール・スイトナーのベートーベンをアマゾンで注文いたしました。

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 01:40:54 ID:PoLlqdre
EARはNF型何だが、その共通の特徴として音が真中に集まる傾向ってない?


80 :EAR 万歳!:2008/06/28(土) 01:57:18 ID:tZzp3F5C
>>79
それは純正のロシアのソヴテック球使ってる場合だけ。
EAR は買ったら即球全部交換すること。
ヴィンテージ球にすれば、至福の世界が待っている。
スタジオ録音が、ホールで生演奏してる感じで再生されるぞ!試しにやってみろ!

20 :ヤフオクの帝王、denden95様だ!:2008/06/05(木) 18:38:36 ID:x5i+FN5r
834PはエアータイトのATC-1 のほうが良かった。低音域の出方がかなり違う。
ただ問題はエアータイトはMC対応になっていないが、EAR 834P はMCにも対応できる。
これぐらいだった。


22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/06(金) 02:01:12 ID:2p3UT47l

20のカキコ取り消します。
EAR 834Pの蓋を開けて挿してある真空管を見た。ECC 83 3本ともなんとロシア製のソヴテックだった。はっきり言って、あきれ果てた。ハインツはこんなところでケチって、音をクソにしている。
早速1960年製のTELEFUNKEN ECC83 NOS に替えた、すると驚いたことに重心が下がり低域の音が前に出て中音域もガッツが出た。その上に高音域が乗ってくるので、バランスが完全に整った。
S/Nもかなり改善されて、最高の音になった。

エアータイトのECC 83 もTele に替えてあった事を思い出してEAR 834P にも実験してみた。最高の激変音になり大満足である。
日本全国のEAR 834P の所有者達、ハインツの純正のソヴィテックECC 83で聴くのは絶対に辞めましょう。
絶対にだめです。834Pを売り払う前に、必ず真空管をヴィンテージ管に替えてからにして下さい。
あなたの眼からウロコが落ちるでしょう。

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 04:56:13 ID:VmtQJ9+5
>>22
ハインツと関係ないだろ。海外仕様も同じ真空管だ。


23 :ヤフオクの詐欺師、denden95でございます。:2008/06/06(金) 03:15:27 ID:2p3UT47l
フォノイコのEAR 834P の初段のECC 83をTele から、SIEMENS E83CC 3 mica 軍用管に替えました。
するとスピーカーの中心に、高倉健が立っていました。

スタジオ録音がまるでホールで録音されたライヴのような音で響き渡り。かなり大満足しています。

なにが「ティムデパラビッチーニ氏の選別真空管」だ!
ただのロシア製のソヴテックECC 83じゃねえか!
ふざけんなー!ハインツのばかやろー!
ハインツよ!ワシを怒らせると怖いんだぞ!もう相当な年の頑固爺だからな。
ワシの熱いイチモツは、ハインツの社長の尻に穴と石川にぶち込むことにしました。

全国のEAR ファンの方々、アンプを買ったら必ず中の真空管を全部替えましょう。
もう悩むことはありません。安心してください。


57 :自称ヤフオクの帝王、denden95でございます。:2008/06/08(日) 06:09:59 ID:Ll60Lz4p
これ面白いよ。

QUAD QC24P
PHASETECH EA-3
フォノイコライザーアンプ 音質比較テスト
http://www.ippinkan.com/QUAD_QC24P.htm

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 19:13:22 ID:JDEGzz0A
QUADの球プリはパラビッチーニの設計らしいけど、843Lと比較するとどうなんだろう?
 同じ傾向なら、お買い得か?


71 :私の息子はEL34:2008/06/24(火) 17:29:12 ID:hh+/FZma

ちなみに今はEAR 834P-5 など買わないほうが良いよ。
イギリスではもうこんなのが発売されているから、これが日本で発売されるまで待つほうが良い。

EAR 88PB
パラヴィチーニの傑作管球式プリアンプ「EAR 912」のフォノステージ。
標準販売価格 \689,000(税別)
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/88pb/


72 :私の息子はEL34:2008/06/24(火) 17:42:19 ID:hh+/FZma
このEAR 88PB が発売になると現在の834P-5 / 834L / 864 / 864Bなどが値崩れするよ。
買うのなら値崩れした過去のEAR か、最新の EAR 88PB に絞られる。


73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 18:01:44 ID:+z+GARH5
>>72
EAR 88PB はどこがどういいの?


74 :私の息子はEL34:2008/06/24(火) 18:20:48 ID:hh+/FZma
>>73
EAR 88PB は所謂EAR 834L+EAR 834P-5 の合体したものだと思います。
つまりPHONO ケーブルをターンテーブルから直接持ってきて、パワーアンプに送れるわけです。ケーブルで繋げばそれだけ接点が増えて音質が劣化しますが、このEAR 88PBはそれを可能にできるモデルです。
まだ定かではありませんが、MC受けが出来ればMC 3/ MC 4 はもちろんいりませんし、834P-5 / 834L / 864 / 864B も全ていらなくなります。現在アナログレコードが約20年ぶりにひそかなブームになっていますのでそれの火付け役にも成り得る優れものです。これは手に入れておいても決して損はないと思います。
MC 3/ MC 4 /834P-5 / 834L / 864 / 864Bなどの所有者は未だ値崩れする前に売り払って88PB購入の資金にするほうが得策です。

________


7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 00:55:37 ID:iFG4CMa7
 ところで、EARの球は純正のものと、他のもので交換して、比較した方がいたら、インプレ求む。お願いします。


8 :denden95のTESLA ECC802S は中古管:2008/05/30(金) 05:29:10 ID:tfDaM8Eb
859のEL519はMullard ブランドのTESLA 6KG6A に替えて、PCC88は全て軍用TELEFUNKEN . 834L ECC83/ECC82 は全てTELEFUNKEN にした。
ぼやけた音が鮮明になって、フォーカスがさだまった。実在感がまるで違う。
やはりEiの球ではダメだね。
ちなみにフォノイコの834P の ECC83 3本は Amperex Bugle Boy 12AX7 にする予定。


12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/01(日) 16:14:28 ID:+beW3DHh
>>8
859のEL519は交換するのって自分でできますか?
 なんか、あのケージに直接真空管の上の部分が着いてるように見えるんです
が。
 御教示ください。


13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/01(日) 20:55:42 ID:bk8TUgk6
>>12
EL519 の頭のキャップはそのまま外れます。(但し金属部分がサビついている場合は、メーカーに頼むほうが良いでしょう)くれぐれも線を切断しないように。
EL519=6KG6A=PL519 でもOKです。
まだ試してはいませんが、オランダPHILIPS PL519 が4本あるのでいずれはそれに替えるつもりです。
出力管がEiではアンプと釣り合いが取れません。
またPCC88 もTELEFUNKEN に替えるほうが良いと思います。
ボケた音に芯がでて、フォーカスが定まります。
お試し下さい。


15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/02(月) 23:32:21 ID:IoUgsqK9
861が電源ONで立ち上がるとき、SPから「バチ」「バチ」と大きい音がするのですが、どこが悪いんでしょうか。


16 :ヤフオクの帝王、denden95様だ!:2008/06/04(水) 03:27:51 ID:1JVn1lPS
>>15
とりあえず真空管を全部交換してみる。それでも症状が出るのならば、出力トランスが疑わしいです。球をかえてもだめなら、メーカーでメンテでしょう。
メーカーで球替えると、ゴミみたいな真空管で5万円以上取られるから出来れば自分で球くらい交換しましょう。
EARはもともとセルフバイアスだからだれでも球替えられますよ。

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/06(金) 12:39:01 ID:28DTcPBk
>>16 ありがとうございます。
真空管の交換にチャレンジしてみます。
861の管で、お奨めなどありましたら、ご教示ください。
出力管 : EL519x8
他   : EL519X4
: PCC88x6


26 :ヤフオクの詐欺師、denden95でございます。:2008/06/07(土) 05:59:49 ID:w+QT+D9P
とりあえずまずはPCC 88からだ。
まずはヤフオクでTELEFUNKEN PCC88 と検索してご覧。


27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/07(土) 10:32:53 ID:gQdKrclD
>>26
>TELEFUNKEN PCC88 よいものですね。
861をモノアンプとして2台運用しています。
PCC88だけでも10万オーバーですね。
あこがれます。


28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/07(土) 10:54:40 ID:gQdKrclD
>>16 >>26 真空管の記載が誤っておりました。
861の管で、お奨めなどありましたら、ご教示ください。
:EL519X4
:PCC88x6
:ECC83x2
手もとにあるパンフレットに861の出力管が「出力管 : EL519x8 」と記載してありますが、4本の間違いであるような気がします。


29 :ヤフオクの詐欺師、denden95でございます。:2008/06/07(土) 15:27:15 ID:w+QT+D9P
>>28
EL519=6KG6A=PL519 ちなみにPL519 を使用したほうが断然良い音になります。
お勧めはPHILIPS PL519 made in Holland 僣eerlen plantです。値段は高めですが20000時間以上使えると考えると最終的にはお得だと思います。
PHILIPS PL519 はEARなら最高のマッチングです。
同様にMullard 6KG6A も素晴らしい音に激変します。

PCC88はオークションでTELEFUNKEN ダイヤマークが手ごろな値段で出ていますのでそれを購入するといいでしょう。もう少し背伸びが出来るのであれば PHILIPS E88CC SQ 管をお勧めいたします。とても芸術的な再生のできる優れた選別品です。
ECC83に関しましては基準はやはりTELEFUNKEN ダイヤマークですが、オークションの中古だけはダメです。ヘタすると3ヶ月で球が切れます。ダイヤマークなしはゴミです。
購入するのであればちゃんとgm相互コンダクタンスを記載しているものにしておくことです。1600/1600 mhos程度あれば十分でしょう。
コストパフォーマンスで考えると、PHILIPS ECC83 あるいは、MINIWATT ECC83 などが良いでしょう。
いずれにしても1960年代のドイツ/オランダのヴィンテージはとても質が良いので今後は入手がとても難しくなると思います。


56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/07(土) 22:25:31 ID:gQdKrclD
>>29
ご親切にありがとうございます。
PHILIPS PL519 made in Hollandですね。
第一候補にしておきます。
急ぎのものではありませんので、長期でねらっていこうと思います。

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 01:38:21 ID:N/z1Oxdw
エロ元気のいいdenden95さん
EAR 834Pのソビエト球の代わりにムラードはダメですかい?


65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 09:05:59 ID:sAoPMenh
通りすがりですが、Mullard も良い球だと思いますが、使用するのであればQUAD 22
などが良いのではないでしょうか?

元々EAR 自身が英国製ですので、他の国の質の良い球をブレンドしたほうが面白い と思います。


130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 00:14:15 ID:JtLs5YUo
859の球を交換しようとしたら、EL519のトッププレートに配線が半田で直づけだった。
今後のメンテを考えてプレートキャップでもつけようかな。
交換済みの皆さんはどうしましたか?


131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 00:39:56 ID:u8m8q3Xi
>>130
うちの859もそうなんですよ。で、買ってから10年以上経つので、どうしようかと思っているんですが、このスレの上の方で、キャップになっているらしいのが出ているんで、後期?の859 はキャップかもしれません。
 

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 15:14:58 ID:JtLs5YUo
>>131
市販のプレートキャップってあんまりスマートなのがなくって、
自作派でよくヒューズホルダーの金具を代用している人がいるけど、感電怖いし・・・。
ところでデフォの球って何が入ってました?
イギリスのChelmer Valve EL519?


133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 21:57:41 ID:g9w0+BFE
131氏でなないですが うちの859(94年製)はCVCのEL519です。
そろそろ変えようかと思って色々探っているのですが
キャップなのかカバーなのか分かりませんが黒い丸いものがついています。
バルブ交換について情報あれば宜しくです。


134 :133:2008/10/05(日) 22:38:47 ID:g9w0+BFE

気になったのでばらしてみました
電圧管はTrigon PCC88×3
EL519の上部とケージがシール剤のようなものでくっついている模様で無理に外すと何だかやばそうです。


135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 23:54:57 ID:JtLs5YUo
>>133
裏側からグリルのビスを外して、シール剤とグリルの間に指をしのばせて
グリルを引っ張るとうまくいきますよ。
それから球と配線の被膜に付いたシール剤を丁寧に剥がせばオッケーです。
くれぐれも配線を強引に引っ張らないように、くれぐれも感電しないように。


136 :131:2008/10/08(水) 18:25:32 ID:9V7kQSmF
>>132
うちの859はEdicronというのが使われています。


137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 00:30:56 ID:WK9ldbz8
>>135
ありがとうございます。
うまくとれました。
プレートはやはりハンダ付けだったのでキャップ化しました。
これで好きな球に替えられます。


138 :136:2008/10/16(木) 18:27:00 ID:PGsyPZr7
>>137
キャップ化するのって、初心者には難しいですか?
 レベルとしてはRCAプラグのハンダ付けができる程度なんですが。


139 :137:2008/10/18(土) 23:25:57 ID:fiWYUbC/
>>136
ケーブルが作れるのなら全然問題ありません。
球から配線外して、その外した配線をキャップにハンダ付するだけなので簡単です。
ちなみにプレートキャップは6.35mm用です。


140 :136:2008/10/19(日) 12:57:54 ID:gQh+pJ6M
>>137
ありがとうございます。
 今度、プレートキャップ化してみようとおもいます。
 さらに、質問で申し訳ないのですが、入力セレクターの接触不良はでていませんか?
うちのはPhonoやAuxで右のスピーカーが鳴らないことがあり、ぐりぐりすると治ります。


141 :137:2008/10/22(水) 23:07:57 ID:9AT7A/7D
>>136
うちも接触不良ありますが、入力は1系統でしか使っておりませんので特別問題にしておりません。
ハインツでボリューム、セレクタ交換してもいいかもしれませんね。
それよりノブを新品交換したいですかねwww
あとはコンデンサ交換でしょうか。
そんなところです。


142 :136:2008/10/25(土) 20:11:22 ID:KLURy4Ex
>>137
 アノードキャップの取り付けができました。  
 セレクターは結局ぐりぐりまわしでなんとかしています。
ところで、ECC88は見ますが、PCC88というのは少ないみたいですね。

 

143 :137:2008/11/09(日) 09:28:14 ID:lUddTFng
>>136
実際やってみると案外簡単だったと思います。
PCC88(7DJ8)はテスラやテレフンケンなら手に入ると思いますよ。
オリジナルは何が刺さっているかわかりませんが、交換されるのなら極上ヴィンテージ管にすれば859は今までの音は何だったのかというくらい全くの別物になります。


144 :136:2008/11/09(日) 21:24:35 ID:KTA8O1TR
>>137
簡単というほどではなかったですが、できました。どちらかというと、あの黒いゴムみたいなのをはがすのがたいへんでした。  
 確か、CVCというPCC88だったと思います。テスラ、テレフンケンですか。
 探してみます。
 それと、真空管アンプは熱量が違うから、他の部分の耐用年数はどうなのかが気になってきました。
  うーん、こうやって、アンプいじりにはまる人は入っていくんだな。


145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 22:36:40 ID:WNf02ohy
テレフンケンやテスラのPCC88に変えると具体的にどんな風に変わるのか教えて欲しいです。859に惚れ込んでいるので・・・プリ部のクォリティアップ と言う考え方ですよね。場合によっては即断即決で実行したい。


146 :136:2008/11/12(水) 23:06:07 ID:1r8qn7eO
>>145  
 テレフンケンのPCC88に3本とも交換してみました。音数が増えるというか、情報量が増えたような感じがします。
 音場も以前に比べて拡大しような感じです。


148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 01:08:22 ID:uJnGjups
859の使用真空管はEL519×2、ECC83×3、ですよね。
869の場合EL519×2、PCC88×2、ECC85×2と、少し違いますがこれでいいのかな?


149 :137:2008/11/14(金) 23:35:32 ID:m31+FINd
>>148
859はEL519×2、PCC88×3ですよ。

>>136
ワタシの場合はプリ管(テレフンケン)を替えた時の音の変化量より
パワー管(ムラード)を替えた時の変化のほうが大きかったですね。


151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 08:43:42 ID:O3S/tmy8
>149、ありがとうございます。
そうです859はEL519×2、PCC88×3ですね、中覗いたら、パラビッチーニのマークがプリントされていましたので球のメーカーはわかりません
テレフンケンのPCC88って入手困難なものなんですかね?初心者なので・・・


152 :137:2008/11/26(水) 21:43:29 ID:y56sgoCq
>>151
EARマークの入った球はどこ製なんでしょうかね。
テレフンケンPCC88は国内オクをチェックするとか、海外オークションでしょうか。
現在では通常のショップなどでマッチドトリオはまず手に入らないと思います。


153 :136:2008/11/27(木) 12:40:51 ID:Y1PHB5UH
>>137
EARの球は確か、ユーゴスラビアのものだと、管球王国で見たような気が。
>>151
 私はPCC88でググって買いました。


154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/18(木) 22:08:33 ID:CZGNr+UZ
EAR509が気になりますが、使っている人いますか?


155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/24(水) 09:09:17 ID:tncL7+Nt
>153
テレフンケンの◇マーク、ファルコンロゴのPCC88入手しました。
エコーの消え入り方が伸びやかで美しくなり、ディテールの表現が細やかで豊かになりましたね。
空間表現も広くなりました。
音でなく、より音楽的に充実した感じになったよ。


156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/27(土) 15:41:22 ID:8HfxOtRW
859の真空管は、EL519/509だったが供給できない(JJもあるけどトッププレートがない
859はトッププレートが必要)から、EARはPL519へスイッチしている。
実際、修理に出して純正EARマークをプリントされたPL519がついて戻ってきた。
音質はEARてだけで浮かれる人にはEARの純正マークがプリントされていれば、どうでもPLだろうがELだろうがいいんじゃぁない?
PL519自体はテクソルさんのHPみるとごまんと在庫があるので問題はなさそう。
但し、純正プリントじゃぁないからEARブランド至高主義の人には受けないか?
 俺は別ルートでフィリップスのPL519の新品を2本1万数千円で手に入れた。
PL519自身はそんなに入手が困難じゃぁなさそう。
マックトンさんなんか、EL519のOTLでたくさんEL519を使っているからストックしてるとこにはあるんだろう。
だけど俺は、859に興味がなくなり更に良い球アンプを見つけたから別れた。

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/08(火) 07:13:42 ID:+KdZFTs8
昨日uchiy1961さんから、NOS のTELEFUNKEN ECC83 for marantz #7 original 6本が届いた。
もちろんオクを通さない直接取引きです。(直だとuchiy1961さんは送料を無料にしてくれます)

早速届いた箱を開封して超驚いた!
発注してあったTELEFUNKEN ECC83 はもちろん最高の品だったが、頼んでもいないのに未使用新品元箱入りの旧TESLA ECC803Sが1本入っていました。
手紙が同封されていて、「比較試聴にお使い下さい。uchiy1961」と書いてあった。

真空管買うのならuchiy1961さんから買うほうが良いよ。1年間保証付けてくれるし。とても安心して買えます。
uchiy1961さんは、本当に親切な人だと思います。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1212015207/


21. 中川隆[-12109] koaQ7Jey 2018年5月07日 07:56:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

パラビッチーニの真空管アンプの原点 Michaelson & Austin TVA-1


Michaelson & Austin TVA-1 \590,000(1979年発売)
https://www.google.co.jp/search?q=Michaelson+%26+Austin+TVA-1&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=MkqgU5yyGoP98QXPgIGoBw&ved=0CBsQsAQ&biw=1045&bih=924

TVA1 - KT88 Michaelson & Austin
http://www.youtube.com/watch?v=Bn2U7qfUC_w

出力管には選りぬかれたGEC製KT-88を採用しています。このKT-88の良さを最大限生かしつつ欠点を補うため、特別注文の巨大な出力トランスを搭載しています。回路構成はAB1クラスとしNFBは14dB以下に抑えられています。

管球式ステレオパワーアンプ
実効出力 70W+70W
外形寸法 幅457×高さ190×奥行280mm 、重量 32kg
http://audio-heritage.jp/MICHAELSONandAUSTIN/amp/tva-1.html


マイケルソン&オースチン TVA-1 1981年6月25日 菅野沖彦
 同社の代表機種として、すでに多くの機会に紹介され好評のアンプだ。私もステレオサウンド誌上で何度も、そのよさについては書いてきた。70W+70Wのパワーは、このパワー管としてはマキシマム・パワーに近く、この点で耐久性が気にならないではないが、俗にいう管球アンプらしさを超えたパフォーマンスが魅力の製品。創りはしっかりしているが、仕上げは高いとはいい難いく、欲をいうと、もう一つ緻密な味わいがほしい。
音質の絶対評価:9
http://audiosharing.com/review/?p=792


マイケルソン・オースチン TVA-1は、初段がECC83(12AX7)差動プッシュプルです。共通カソード側は定電流回路ではありませんが、マイナスに引き込んだ電源を使い、高抵抗で定電流回路に近い動作を実現しています。ドライバ段はECC81(12AT7)を使った半直結差動プッシュプルで、共通カソード側はここも定電流回路ではありませんが、それなりの高抵抗が入れられていますので、立派に差動回路として動作します。
流石に出力段だけは差動ではありませんが、それでもこのアンプは他のプッシュプル・アンプとは一味違う音がします。大いに触発され、参考になったアンプのひとつです。
http://www.op316.com/tubes/specialx.htm


マイケルソン&オースチン TVA-1 真空管パワーアンプです。奇才パラヴィッティの設計です。
回路は普通のKT88のPPですが、75W+75W出せるのは巨大な電源トランス+出力トランスによるものです。
音は非常に派手で、ドスが利きます。 ALTECのA5が吠えます!凄い!
ところが1時間も過ぎると音が変わります!!!!
しっとり聞かせるTVA-1と言える音です。
http://www.auduo-1.com/newgoods/M-N/MichaelsonAustin/TVA-1/TVA-1.html


たかはしたかはし 2006/01/12 16:50
現在メインアンプは自作者から落札した6550三結ppで25Wぐらいのものなんですけど、今度は定格どおりの70W、マイケルソン&オースチンのTVA−1にしました。
じゃじゃ馬でしょうね。かつての憧れのアンプです。
球も消耗しますけど、何かあるとスピーカーからとんでもない轟音が発っせられるとか。ちょっと怖いですが、それでも一度は使ってみたくて・・。オークションでいろいろ売りまくって、なんとか資金ができそうなので買っちゃいました。


WaldstimmeWaldstimme 2006/01/12 17:15
TVA-1ですか、いいですね。たしか設計はパラヴィッチーニ? 
届いたら、感想をぜひ聞かせてください(^^


たかはしたかはし 2006/01/14 12:47
TVA−1届きました。現在サブスピーカーで様子みてます。一応ハイパワーアンプらしい厚みが感じられます。しかし、修理に出した明細も一緒に付いてきたのですが、それを読むと電源トランスの100V入力を120Vタップに変更してあるとのこと、出力データも付いてましたが、それによるとクリップポイントで40Wあまり。Epが高いのでそうした方が良いとの説明がありました。

25年ぐらい前のアンプでしょうから、当初の性能が維持できないということなんでしょうが、それだったら最初にそれを説明してくれよ、という気分です。専門ショップを通して客の委託品を買ったのですが、これは売買契約としては重大な瑕疵ですよね。70W出力に惚れて買っているのですから・・。
修理済みですなんて言われたら当然それを期待しますよね。後で修理したところから連絡が入ることになってますが・・・。ものすごく重くて、もはや再梱包する元気もなく・・。これからメインスピーカーに繋ぎますが、いい音がしたとしても、今ひとつ心情的に乗り切れない気がします。オーディオにはそういうメンタルな部分も大きいですよね。なんだかなあ〜って感じですよ。「管球王国」の比較試聴で使っている新氏のアンプのコピーを自作者に作ってもらおうか、なんて考えも頭をよぎりますが、それだとこのアンプの購入価格の倍以上は軽くかかるでしょうし・・・。うまくいかないですね。


platycerusplatycerus 2006/01/14 13:47
たかはしさん、TVA-1は設計にかなり無理があるようで経年劣化が激しいみたいですね。。。初期性能を期待するのはちょっと無理かと(^^;;
http://topseller.jp/store/member/amp8/vv-amp/michaell/michaell.htm
にかなりの修理記録があります。


たかはしたかはし 2006/01/14 15:01
platycerusさん、ありがとうございます。メインのスピーカーに繋いでみました。エネルギッシュな音です。ただこれはいわゆるUL接続の音なんだろうな・・という感じです。修理した方とも連絡が取れて一応納得しました。

最大出力ってクリップ時の出力ということではないのですね。オリジナルに近づけたいのであれば117Vに電源を昇圧するトランスを使えばよいとのことです。まあ、安ければやってみようか、ぐらいな感じです。教えて頂いたサイトの方に修理を依頼するば、初期性能が復活するような感じですが、でも10万円かかるようですし・・、それに私には三結や2A3ppの音の方が合っているようで・・。付いていた真空管が新品なのでエージングしてみて、やっぱり合わないようならオークションに出品して、300Bppを買うときの原資にしようか、なんて考えてます。アホですね。


Waldstimme(WS)Waldstimme(WS) 2006/01/14 23:22
>たかはしさん。たしかに釈然としませんね。わたしのSA-5.1もじつは独立電源のアース回路がトランスメーカーによって変更されていてはじめのうちは戸惑いました。これは、近々自分でトランスを交換するのでもとにもどりそうですけど。platycerusさんのリンク先はなかなか評判が良くて、わたしもメンテをお願いしようと思ったことがありました。
でもせっかく憧れの機器を入手されたわけですから、しばらく音を聴くという原点を充分堪能したほうが精神衛生上いいですよ(^^


たかはしたかはし 2006/01/15 04:58
WSさん、どうもです。6時間ぐらい経過したら音が良くなってきました。当分はこれでいけそうだな、という感じです。音の透明感は2A3ppに譲るとしても、力強い低域に支えられた独特の味があって、ちょっと癖になりそうな気もします。原音とはちょっと違った方向でしょうが、情熱的な、官能的なとでも言いましょうか、オーディオならではの愉悦という感じです。
そのサイトの人に修理について相談したら、春ごろに、ということでしたので、それまでゆっくり考えようと思います。このアンプを修理した所の話では1年やそこらでは絶対に壊れないとのことですので、まあ春までだったら安心できそうです。サブシステムを売り払って修理代を捻出しようか、なんて今は考えてます。でもすぐに飽きたりして・・。
http://d.hatena.ne.jp/Waldstimme/comment?date=20060112


今使っているのはプリはマッキンのC-29ですが、パワーは ミカエルソン&オースチンのTVA-1というイギリスの真空管アンプです。

これがまた熱い音を出してくる。KT-88なんでMC-275系の音なんだろうけど力感と程良いレンジ感と鳴りっぷりの良さと余韻感、繊細感もしっかりありと、相当バランスが良いのです。

80年前後のオーディオ誌では、瀬川先生をはじめほとんどの評論家の方々も

「久々の熱い、惚れ惚れする音」

と絶賛していたのを思い出す。ちなみに、アキュのC-280とこのTVA-1が620Bを鳴らすベストな組合せとしていた。
http://www.fsinet.or.jp/~ash-k/ALTEC%20Site/altec010.htm


音を聞くと、初めTR(トランジスター)AMPと思わせる、これ真空管AMPと疑う!
この巨大(強力)なトランスがその原動力でしょう
マッキンのMC60/275の「サンドイッチ巻き+カソード帰還」による、高域の歪みの軽減の音とは対照的な、力強いく荒々しい低音の音が光ります。真空管AMPの中では、一度は聞きたい機種です
http://amp8.com/vv-amp/michaell/tva-1-7.htm

Michaelson & Austin TVA−1です。

80年代に一世を風靡した管球アンプ。これもひとつの憧れでした。で、買っちゃいました。

しかし、修理済みということで期待したところ、付けられてきた修理明細をみると、安全のため電源トランスの入力を100Vから120Vのタップに変更したとのこと。つまりこれを100Vのコンセントに繋げば設計よりも低電圧駆動ということ。

このアンプは真空管を定格どおりに働かせているところが売りだった。真空管は消耗品、ある程度早く切れても構わない、それと引き換えに、なんともエネルギッシュで「熱い」音を聴かせる、それがコンセプトだったはず。

かなりがっかり。最初に言ってくれよ、そんな大事なこと。それを事前に知らされたとしても結局は買ったとは思うが、それにしてもね、知っていたのと後から気づかされたのでは偉い違い。

修理した所に問い合わせたところ、部品の経年変化で設計どおりの電圧を掛けるのが危険だということ、それから真空管の長寿命化、そして、それぐらいの減圧は聴感上では違いがない、という長年の経験による、ということらしいが、私がこのアンプに求めているのは、そんなことではない。

目一杯働かせているという、そういう危険な香りと、その代償としての高音質、なのである。

頭に来て返品しようかと思ったが、なにせ38Kgの重量。もはや再梱包する元気もなく・・。

とりあえずサブスピーカーで音出しして様子をみた後で、メインスピーカーに繋ぐ。

たしかに「熱い」音は体感できたが、やはりいまひとつ、の感。これはUL接続の音なんだろうな、ぐらいな感想。

とあるサイトで、オーバーホールで初期性能を復活させてくれるという人のサイトを教えてもらって、見てみたら10万円かかるらしい。

ますますムカムカしてたら、そのうち音が良くなりだした。

これは・・・、いいんじゃないか。原音とはちょっと違った方向の音だが、思わず引き込まれる。力強い低域に支えられた、まぎれもなく「熱い」音である。大げさにいうと麻薬的、癖になりそうな音質。
http://blogs.yahoo.co.jp/magagiok/22580135.html


MICHAELSON & AUSTIN TVA-1

かなりのハイパワーアンプですので、チョイ寿命が短めです。もう使っている人いないかな?

何台か修理(改造)しましたので、僕なりの経験です。整流直後に入っている800μのコンデンサー二個。ブルーの奇麗なコンデンサーですが、兎に角パンクしやすいです。単にパンクだけで済めば良いのですが、其のコンデンサーの下側に電源基板があって、電解液が掛かり全てオジャン。

良質な国産に替える事をお勧めします。此れの設計者は半導体に慣れてしまっている様で、800μは大き過ぎ。精々100μ。でも此れではリップルが取れ切れない。

そこでチョークです。2〜3Hで十分です。チャントしたπ型フィルターを作って上げましょう。残留ノイズも減り、音質もはるかに上質に。更に故障も減る一石三鳥の改造です。

プッシュブルですから理論上はリップルが有ってもハムの発生は無い。との設計でしょうが、経験不足を露呈しています。

バイアス回路の22μのコンデンサーの質で、音色は面白い程変わります。好みのコンデンサーを見つける楽しみが有ります。

KT88のカソードに入っている47Ωは電流チェック用ですが、完全に狂っているのを何個か見受けました。それに気付かずに電流調整をしますと、プッシュブル動作が出来ません。シッカリとした抵抗に交換です。

トランス類は丈夫ですので、若干手を入れるだけで使えるアンプです。
http://hayashilab.syuriken.jp/autva101.htm


22. 中川隆[-12108] koaQ7Jey 2018年5月07日 08:06:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

ソナス・ファーベル特別試聴会 PHILE WEBコミュニティ 2008年8月28日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1519/20080828/6853/


ソナス・ファベールの特別試聴会とやらへ行ってきました。


試聴した機種は次の3つ。

Guarneri Palladio
Cremona M
Minima Vintage


試聴会は、Guarneri Palladio から。

アンプは、プリが EAR 868 でパワーが EAR 509mk2 という組み合わせ。


EAR 868は、一般的にはあまり知られていないと思うので、簡単に紹介します。

EARには912というチューブプリアンプの傑作がありますが、その基本的な内容をEAR 864の筐体に移植したものです。この製品、かなりお買い得だと思います。

個人的なことを言えば、EARの912 は、私のお気に入りのプリアンプの一つです。

私は、ソナス同様に EAR も大好きなのですが、残念なことに、この組み合わせは、好みに合いませんでした。おそらくこの組み合わせを好む人もいるかと思いますが、私の好みからすると、少し音が膨らみすぎで、もっとシャープさが欲しいと思いました。

EAR の押し出しの強さが、重苦しくなってしまったような感じをうけます。

大好きなスピーカーと大好きなアンプを組み合わせて、うまくいけばいいのですが、そうはならないのがオーディオの厄介なところです。

実は、今回だけでなく、以前にも何度か EAR とソナスの組み合わせを聴かせてもらった事があるのですが、個人的には、相性は良くないと思っています。

EAR の音は、行きつけだった店のリファレンスなので、良く知っているのですが、タンノイやオーディオベクターとの組み合わせで聴くEARの素晴らしさがソナスとの組み合わせでは感じられないのです。

しかし、面白いことに、プリもパワーも別のメーカーにして、フォノイコだけをEARにすると、EAR とソナスとの相性は良いのです。

ワン・クッション(プリとパワーで2クッションか)あるからでしょうか。
それにしても、こうなるとオーディオの相性なるものは、さっぱりわかりません。


最後に、Minima Vintage を試聴。

CDプレーヤーは、ミュージカル・フィデリティのA1 CD PRO2

アンプは、同社のA1。あの名機A1の復刻です。

言うまでもなく、ミニマも復刻です。

試聴会の開始前には、私一人でじっくり聴かせてもらっていたのですが、この組み合わせは、実に素晴らしい。まさしくベスト・マッチでした。

たしかにクレモナMに比べればスケールの面で劣りますが、そんなことはどうでもよくなります。

音楽がここにある、これで充分と思わせます。

特に、ベースと女性ボーカルのシンプルな組み合わせの浜田真理子の『ラストダンスは私に』の浸透力のあるサウンドには、まいりました。

私の当てにならない記憶では、オリジナルのミニマとミュージカル・フィデリティA1の組み合わせは、もう少し中域が濃かったような気もしますが、 私の好きなオールド・ソナスのあのえもいわれぬ甘美な音が、かなりの割合で再現されています。

この組み合わせは、プレーヤー、アンプ、スピーカーのトータルで100万円ほどで、今回の3つの組み合わせのなかでは、もっとも安価ですが、 一番欲しいと思ったのがこの音でした。

この組み合わせでは一つの世界が見事に出来上がっています。
別の見方をすれば、完結しているといえるかもしれません。
可能性とか発展性ということでは、他の二つのほうがあるでしょう。


当たり前のことですが、スピーカーを生かすのも殺すのもアンプ次第ですね。

ミュージカル・フィデリティのA1とミニマの組み合わせは、シンプルに音楽を楽しむには最高の組み合わせだと思います。昔、実際にこの組み合わせ(両方ともオリジナル機)で使っていた知り合いがいたのですが、実にセンスがいいと感心したものでした。

ほんとうに、組み合わせの妙というのは、オーディオの面白さですよね。

相性がよさそうと思ったものがうまく行かなかったり、逆に意外なもの同士の相性がよかったり、まったく不思議です。


ミニマ・ヴィンテージ、これはすごいです。

どのようにすごいかといいますと、今回、家で音楽を聴いているならともかく「オーディオ試聴会」に来ているのですからオーディオ機器の再生音の微妙な差異のほうに聴覚を集中させていました。

それにもかかわらず、ミニマ・ヴィンテージとA1の組み合わせでは、いつのまにかオーディオとしてどうのこうのということは考えなくなっているのです。

音楽に浸りきっていたのです。すごい浸透力です。

そして、聴き終わったときには、Guarneri Palladio やCremona M を差し置いて、「ミニマで十分」という結論になってしまうというすごさ。

今回の試聴会のメインは、ミニマ・ヴィンテージだったのか?と思ったぐらいです。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1519/20080828/6853/


EAR は基本的には QUAD の静電型スピーカーと ハーベス、スペンドール、ロジャース等の BBC Monitor スピーカーにしか合わないのですね。


23. 中川隆[-12107] koaQ7Jey 2018年5月07日 08:09:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

EAR V12とHARBETH HLCompact 7ES-3の相性
by 楠 薫 2014年2月08日(土) 04:06


V20とHARBETH Compact 7の時もそうでしたが、EAR V12って、HARBETH HLCompact 7ES-3と相性、良いですね。

低域の伸びやかさも、一歩間違えると、モッコリ寸詰まり音になるところを、ギリギリのところで止めて、いかにもローエンドが鳴っているような響きの良さを聴かせてくれます。

たぶん、実際の周波数帯域は、そこまで出ていないのでしょうが、らしく聴かせてくれます。

中高域は十分伸びているのにうるさくなく、みずみずしさに透明感もあって、V20の時のような、ややこぢんまりした感じでは無く、等身大の色気を感じさせます。

Re: EAR V12 by 楠 薫 2014年2月09日(日) 10:31

EAR V12で鳴らすHARBETH HLCompact 7ES-3とSonus Faber Stradivari Homage。

意外にも、その差はEAR V12色に染まってしまって、値段ほどには感じません。
First Watt SIT-1で鳴らすHARBETH HLCompact 7ES-3とSonus Faber Stradivari Homageでは、その解像度と空間描写能の圧倒的な差を感じさせて、Sonus Faber Stradivari Homageにすぐ軍配が上がったのですが・・・・・・。

Sonus Faber Stradivari HomageとFirst Watt SIT-1の組み合わせは、超高解像度のせいもあって、まるで指揮者の立ち位置で細かな音の一つ一つをチェックしているような感じ。

一方、HARBETH HLCompact 7ES-3とEAR V12の組み合わせは、細かな音の一つ一つよりも、響きの良さを楽しむと言うか、やや残響の多い極上のホールで音に包まれて聴いている感じです。

HARBETH HLCompact 7ES-3の箱を程よく鳴らして低域の量感を出し、いかにも低域が出ているような、そう、タンノイのスターリングの時にも感じた、音像型のスピーカーの良さをうまく引き出しているように思います。

中高域の色気については、さすがのFirst Watt SIT-1もEAR V12には敵いません。

ステレオサウンドなどでは、HARBETH HLCompact 7ES-3とFirst Watt J2の組み合わせが絶賛されていましたし、私も以前はその組み合わせがHARBETH HLCompact 7ES-3を一番よく鳴らす組み合わせと思っていましたが、頑張ってもうちょっとお金を出して、EAR V12を入手する方が、ゆくゆくは余計な出費を控えて、音楽を心から楽しめる組み合わせかと思った次第。

p.s.
 EAR V12とSonus Faber Stradivari Homageの組み合わせは、某中二病患者に言わせると「エロい音」だそうです。(^^;

 中学生でも、音の違いがわかるくらいですから、EAR V12って、本当に凄いものです。

 「それはいいけど、ちゃんと受験勉強、しろよな」と言ったら、
 「うち、中高一貫だから、今の成績なら余裕」だと。まるで凸守みたいなヤツだな。

 姉は大学受験で大変な時期に、自分はそれを横目に遊んでいるとは・・・・・・。

EAR V12 & HARBETH HLCompact 7ES-3 by 楠 薫 2014年2月12日(水) 00:32

今、EAR V12 & HARBETH HLCompact 7ES-3の組み合わせで、シノーポリのブルックナーを聴きながらこれを書いています。

ブルックナーの交響曲は音の饗宴みたいな部分があって、インバルのようにそれを豪華絢爛に鳴り響かせてくれるのも良いのですが、チェリビダッケのように思索的に聴かせてくれたりするのも、一つの手法だとは思いますが、シノーポリはカラヤン顔負けの美しさと色彩感、細部の練り上げ方も見事で、EAR V12 & HARBETH HLCompact 7ES-3の色気のある美しいサウンドは、ドレスデン・シュターツカペレの響きの良さをうまく引き出してくれるようです。

それにしても、2001年に急逝したシノーポリ。まだ若かっただけに、残念でなりません。

シノーポリは1987年1月、フィルハーモニア管弦楽団と共に来日した際、桐朋学園の卒業生も含めた選り抜きの奏者でベルディ「運命の力」序曲の非公開授業を行ったそうで、
http://www.korngold.jp/sinopoli.html


その時の演奏を聴くことが出来ます。

桐朋学園は弦楽器の音の厚みで有名ですが、なんのなんの、管楽器も好演しています。

個人的には1977年の吹奏楽コンクール全国大会で聴いた、西宮市立今津中学校吹奏楽部の演奏が今まで聴いた中では、プロのオケも含め、ピカイチだったのですが、さすが、桐朋学園。

特に管楽器の音の伸びやかさやアーティキュレーションが格段に優れています。
シノーポリの細部の磨き方は本当に素晴らしいですね。
それにしても、これ、勝手にDLして聴いても良いんでしょうか? (^^;

Re: EAR V12 by Grand Chariot 2014年3月02日(日) 12:43

いやぁ、同じハーベスES-3ユーザーにしてみれば心穏やかならず!
イヤなアンプ買いましたね(^_^;)。

あんなふうにどんなふうになるか、おおよそ想像がつくところが実にイヤらしい(笑)

僕が進行性膵癌にでもなったら、こんな麻薬パッチ貼って頂戴!


Re: EAR V12 by 楠 薫 2014年3月03日(月) 19:04

ども、です、Grand Chariot さん。

>いやぁ、同じハーベスES-3ユーザーにしてみれば心穏やかならず!
でしょ、でしょ。

>イヤなアンプ買いましたね(^_^;)。
イヤなことはないですよ。ちょっとエッチっぽい音ですが。(^^;

>こんな麻薬パッチ貼って頂戴!
エロ・パッチですね。了解しました。(^^)/

それにしても驚いたのが、ソナスで聴く音と、HARBETH HLCompact 7ES-3で聴く音の差があまりないこと。
よっぽど、EAR V12の支配力が強いのでしょうね。

Re: EAR V12 by 楠 薫 2014年3月14日(金) 19:10

なんだか最近、EAR V12とHARBETH HLCompact 7ES-3でしか聴いていないような気が・・・・・・(^^;

エージングが効いてきて、実に伸びやかに色っぽく、男心をくすぐるツボを心得た鳴り方、してくれます。

特に女性ボーカルの、ブレスの瞬間の息づかいのバリエーション、ここまで違うとは驚きでした。

改めて、坂本真綾さまの発生時の舌の使い方に、脱帽でございます。
http://f-av.info/bbs/viewtopic.php?f=3&t=103&sid=fcb3e203464562f9233a90bad4e05b6e


24. 中川隆[-12106] koaQ7Jey 2018年5月07日 08:34:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

EAR の 『Acute Classic』は CD も掛けられる USB-DAC付、ハイレゾ対応プリアンプだと思った方がいいです。

値段からしても、音質からしても、EARのプリアンプの中で唯一のお薦め品でしょう


EAR 真空管アンプ 逸品館
https://www.ippinkan.com/ear/ear_page1.htm


EAR Acute Classic
標準販売価格: 890,000円(クロム仕上げ・税別)・798,000円(ブラック仕上げ・税別)

EAR 912 【 Professional Tube Control Centre 】
標準販売価格:\1,980,000(税別)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/

Paravicini 312 Control Centre
標準販売価格:\2,980,000(税別)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/312/

EAR 834L 標準販売価格:Deluxe仕様 
標準販売価格:¥488,000(税別)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/834l/

EAR 868PL 標準販売価格:¥980,000(税別){フォノセクション付}
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/868/

EAR 868L 標準販売価格: ¥738,000(税別)
http://www.yoshinotrading.jp/product-detail/868/



▲△▽▼

2017年11月17日
イギリス・EARのCDプレーヤー『Acute Classic』

『CDは既に過去の物となり、打ち捨てられていく物なのか?』

マーケットを見回せば、確かに多くの高級機メーカーがCDプレーヤーの製造を止め、
ファイル再生プレーヤー(ネットワークプレーヤー等)やUSC-DACにシフトしています。

国内メーカーでも、CDプレーヤーの高性能な高級モデルは、

高級機を主体としたブランドとしてはAccuphase、ESOTERIC、LUXMAN、TAD、
中堅価格帯では、DENON、marantz、YAMAHAに、
後はC.E.C.が頑張ってるところ・・・といった状況。

海外ブランドに関しては、正直著名なブランドとしてはMcIntoshが頑張っていますが、
その他は高級機ブランドの少量生産のハイエンドモデルのみというのが実情です。

と言っても、こちらはかなり製品が絞られてきており、
CDプレーヤー時代には有名だったブランドは、もうほとんど残っていません。


でも、思い出してください。CDの登場は1982年。今から35年も前です。
そしてこの35年、パッケージメディアの王者として君臨し、
今なお大きなマーケットを握っているのは、やはりCDなのです。

アナログレコード(LP)を考えてみると、

モノラルの時代は普及したのが1950年代後半と言われていますから、
10年でステレオ盤LPに役目を引き継ぎました。

そのステレオ盤LPでさえも、マーケットを支配したのは、
オーディオシステムで音楽を聞くのが一般家庭に浸透した1960年代から20年程なのです。

しかもその終焉はあっという間で、現在のCDの様に粘り強くマーケットに残りませんでした。

※近年アナログレコードが再評価され、販売枚数を延ばしているとは言え、

(これはすごい事なのですが)現実的には、そのマーケットシェアは2%弱と言われています。

現在でも世界の音楽マーケットの3割以上はパッケージメディア(主にCD)が、
日本においては約8割のマーケットを実質持っているのです(ともに2016年の統計)。

もちろんこれは、その年に支払われた金額ですから、
いままでの35年間の累計を考えると、いかに多くのCDが皆さんの手元にあるかが想像できます。

そして、その中の多くの音楽が未だに配信されておらず、
また今後も配信される見込みの無い物が多く含まれているのです。

ファイル化しているから大丈夫という方も多いかもしれません。
が、そのファイル形式は何ですか?

iTunesも、WindowsMediaplayerも、デフォルト設定のままでは、
AACやWMA、MP3等の圧縮音源として保存されています。


LPをCDの登場に合わせ処分して後悔した先達と、同じ過ちを犯す必要はありません。

CDがアナログレコードに対して、ただ便利なだけのメディアだったら、
こんなにも長い間、多くの音楽ファンに支持され続けたでしょうか?
皆さん、もう一度、そしてもう少し、CDを見直してみませんか?
35年という時間は、CDの再生クオリティを、

発売当時からは考えられないほど高いレベルへと引き上げています。


『今、あなたが所有しているCDは宝物なのです』


という事で、今回の製品です。

イギリスの真空管アンプブランドであり、フォノイコライザー等アナログ再生にこだわる、EARから発売されているCDプレーヤー『Acute Classic』

※EAR Acute Classic USB-DAC機能搭載CDプレーヤー

D/A変換された信号は、真空管(ECC82)を通過した後、
EARの主催者であるティム・パラヴィチーニ氏自身が、
納得を行くまで試行錯誤を繰り返し完成させた、出力トランスを介して出力されます。

アナログ出力は通常より高めの最大5Vrmsに設定されていますので、
フロントのボリュームを介して、パワーアンプを直接ドライブする事も可能です。
デジタル入力を3系統(USB、同軸、光)装備していますので、
デジタル機器専用のコントロールセンターとして使用する事も可能です。

もちろんそれらの出力は、CDと同様にEARこだわりのアナログ回路を介して出力されます。


通電してから30分絶ってからの、充実したボーカルは一聴の価値があります。
また、弾むような低域は他社の製品ではなかなか聴く事の出来ないサウンドです。

よりサンプリング周波数の高い信号の変換を実現する事を優先する、
高解像度感を優先した最新鋭モデルとは一味違うサウンドがこのモデルにはあります。

スピーカーの前面に音楽を押し出すような再現と、
一つ一つの音が有機的につながるような密度感のあるサウンドは、
このモデルでなくては・・・と強く感じられる方が必ずやいらっしゃるはずです。

現代のD/A変換技術と、真空管の組合せによる充実したサウンドを、
ぜひこの機会にご体験頂きたいと思います。


EAR Acute Classic USB-DAC機能搭載CDプレーヤー

定価890,000円(税別) : クロムバージョン
定価798,000円(税別) : ブラックバージョン

使用真空管 : ECC88*2

アナログ出力(可変) : RCA端子*1系統、XLR端子*1系統

アナログ出力インピーダンス : <60Ω

デジタル入力
 ・USB-B端子*1系統 : PCM系・最大192kHz/24bit
 ・同軸(RCA端子)*1系統 : 最大192kHz/24bit
 ・光*1系統 : 最大96kHz/24bit

ヘッドフォン出力 : φ6.3mm*1系統 / 16〜100Ω

サイズ : W435mm*H65mm*D285mm
重量 : 8kg 
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2017/11/earcdacute-classic.html


25. 中川隆[-12103] koaQ7Jey 2018年5月07日 09:03:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]
最近は、

EAR / V20 / ¥498,000
http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage124.htm

のヤフオク落札価格が 40万円前後まで上がってきましたね:


ヤフオク! - 「EAR」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search;_ylt=A7dPDi01WVxa1w8AAiR8WDd8?p=EAR&aq=-1&oq=&fixed=0&ei=UTF-8&slider=0&tab_ex=commerce&auccat=23792&x=0&y=0


26. 中川隆[-12102] koaQ7Jey 2018年5月07日 09:19:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

EAR V20 はスペック上の実行出力は20wだが、所有していた友人の話では草が生えるほど非力で「本当に20wあるのかこれ?」という製品仕様だったそうです。


27. 中川隆[-12105] koaQ7Jey 2018年5月07日 14:02:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13444]

2006年05月03日 B先輩宅試聴会:EAR Acute

EAR Acute先週のことだが、地元オーディオ同好会の会長であるB先輩宅を訪問してきた。「ちょっと遊びに」行ったのだが、オンライン・マガジンでレビューアーを務めるB先輩の家には、いつも何かしら新しい機器やアクセサリーが持ち込まれている。

Avalon Eidolonを始めとする主な機器は昨年9月に訪問したときから変わっておらず、プリアンプはPass LabsのX1、パワーアンプは真空管式のEAR890(KT90を使用)である。

ケーブル類はすべて Harmonic Technology から、Kubala-SosnaのEmotionシリーズに変わっていた。


そして今回の訪問の目玉は、真空管アンプで有名な英国EARの天才エンジニア Tim de Paravicini が初めて開発したというCDプレーヤー"Acute"である。

B先輩をして「SACDを超えるCDプレーヤーがついに現れた!」とかなり興奮させている本機は、Arcam の CDプレーヤーを改造したもの。


イギリス-ARCAM(アーカム)

ARCAM(アーカム)は1972年に英国ケンブリッジに誕生したイギリスで最もメジャーなオーディオ・ビジュアル機器専業メーカーです。エントリークラスからミドルクラスにかけてアンプとCDプレーヤーを中心に多くの機種を抱え、英国内で売れるCDプレーヤーの2台に1台は ARCAM と呼ばれる程、本国ではコンシューマ向けオーディオ市場に於いて確固たる地位を築いています。
http://www.audiostyle.net/archives/cat_arcam.html

ドライヴ・メカニズムやコントロール部、24ビット・192kHzのアップサンプルを行う DAC までは Arcam のプレーヤーそのままで、その後のアナログ部を換骨奪胎。

単なる出力段というよりも「トランスを使った真空管式ラインアンプ」を追加してしまったのである(使用真空管は種類の豊富な6DJ8/6922/ECC88)。

リモコン操作が可能なアナログ・ボリュームを備え、最大出力は5Vと高いので、プリアンプなしでパワーアンプをドライブできる。


「SACDより音が良い」かどうかを検証するため、ハイブリッドSACDからの試聴となった。対象となるSACDプレーヤーは、ソニーの DVD/SACDプレーヤー DVP-NS999ESを改造したもの。

まずクラシックのハイブリッドSACD をいくつか聴いたが、先輩のいうことに誇張はなかった! 

ベートーベンのピアノ・トリオでは、通常とは逆に、CDの方が SACDより情報量が多く、きめ細やかな感じなのである。SACDでぎらついていたピアノは、CDではほんの少し丸みを帯びて、より聴きやすく、いうなればより「アナログライク」な再生だ。OrffのCarmina Burana (Telarc)では、広大な空間に広がるエコーの誇張感がなくなり、各楽器の音像がよりピンポイントで定位した。

しかし、僕が持参した2枚では若干異なる結果が出た。まず、ロシアのDSD録音専門レーベルCaro Mitisのモーツァルト"Oboenspitze"では、明らかにSACDの方が情報量が多く、音楽性の高い再生だった。ひょっとしたら、CDフォーマットへのダウンコンバートに問題があるのかもしれない。

また、MA Recordings の Sera Una Noche / La SegundaのオリジナルCDと、最近出たSACDサンプラーに収められた同じ曲を比較したところ、これは微妙な勝負だった。これで、どんな場合でもSACDを上回るとは限らないことが判明した。もっとも、Sera Una Noche の曲は僕の家では SACDの方が圧倒的に良いので、「微妙な勝負」になること自体がAcuteの優秀さを示しているともいえる。

その後同じCDを2台のプレーヤーで再生してみて思ったのだが、ソニーのプレーヤーは全体的に音が「ビッグ」である。音場や音像が大きく、エネルギーに満ちあふれて前に出てくるのに対し、Acuteは音のサイズがほん少し小さめで、音像も少し後ろに下がる。その代わり音場に深みが出て、なんとも魅力的だ。僕の頭に繰り返し浮かんだ言葉は、"liquid"である。日本語でいうと「瑞々しい」ということになろうか。特に中域の質感が細やかで豊かである。

B先輩はこれまで、Acuteの魅力は"additive"、すなわち音に何かをつけ加える方向にあると思っていたようだ。しかし今回、比較的ドライといわれる録音をかけてみると、Acuteで聴く方がドライに感じたので、ふたりで「うーん」としばし唸ってしまった。ドライだけれども、誇張感がなくて魅力的なのだ。僕たちは、Acuteは「真空管らしい艶やかさをつけ加える」というよりも、「ディスクに刻まれている情報をより忠実に引き出している」というほうが当たっているのではないかと考えるようになった。

大変魅力的な、素晴らしいCDプレーヤーだ。瑞々しく、きめ細やかで、正確。エッジを立てず、誇張せず、深いサウンドステージの中で音像を艶やかに描いていく。CDだけの再生で約5500ドルという値段は安くはないけれど、数万ドル規模の再生システムが珍しくない中で、得られる音質を考えればお買い得といえるかもしれない。僕も、数年後にCDPを買い換えることがあれば、その候補の筆頭にあげたいと思う。


この記事へのコメント


1. Posted by voice and breath 2006年05月03日 20:17

うわ〜!聴いてみたい!!
いまだにCDオンリーの私にとっては、とても刺激的なお話です。
お財布はついていきませんが・・・(笑)

>SACDを超えるCDプレーヤーがついに現れた!
>最大出力は5Vと高いので、プリアンプなしでパワーアンプをドライブできる。

並みのSACDを超える情報量のCDですか!わかる様な気がします。
実は私も今年に入ってから同じような体験をしたからです。

メーカーに我侭を言い、試行錯誤を繰り返して3度に渡ってプリ・アンプを特注した際、もっとも解像度・情報量において劇的な変化がおきたのは、最終段階でした。
(つづく)

2. Posted by voice and breath 2006年05月03日 20:18

それは、デュアル・モノの回路だったプリのシャーシを左右に独立させ、今まで左右で共用していたトランスもひとつ追加して完全に独立させた時のことです。
この結果として、設計上は変更を加えていなかったにも係わらず、ゲインが相当に高くなった様です。
電気に素人の私でも、同じボリュームで音がデカくなるのですから、すぐわかります。

その際の感想ですが、「今までもこんな音がCDに入っていたんだ!!」という驚きの連続でした。
(つづく)


3. Posted by voice and breath 2006年05月03日 20:19

どうやらオーディオでは、微細な電力の段階で、相当な情報をロスしているようです。
また三つ子の魂・・・ではないですが、ある程度、音の骨格もこの段階で決ってしまうような気もしました。

以上が私のプリ段での体験でしたが、これを更に上流のCDで行っているのですから、そのすごさは想像がつく次第です。


4. Posted by Roberto 2006年05月04日 09:13

AH!より音がいいですか?
真空管CDP、ほすい〜
LPやFMに慣れて、CDの音の荒さが気になる今日この頃。


5. Posted by JT 2006年05月04日 10:20

パワーアンプ直結は試されましたか?
貴兄は「プリを通した方が音が良い」派らしいですが、このPlyerはどうだったのでしょう?

6. Posted by jazzaudiofan 2006年05月04日 13:41

>voice and breathさん
プリアンプの電源でそれだけ大きな差が出たというのは大変興味深いですね。プリアンプの設計者が電源にこだわるわけです。微少電力の段階で情報が失われてしまうというのも分かる気がします。

>Robertoさん
直接比べてませんが、きっとAH!より数段レベルの高いCDPだと思います。何せB先輩のはうちと比べると雲の上のシステムですから^^。真空管CDPはいいですよ♪ AH!の他にはイタリアのAudio AnalogueやUnison Researchなんかも良さそうです。

>JTさん
今回はSACD Playerとの比較が目的でしたので、パワーアンプ直結は試しませんでした。一度は直結で聴いてみたいですね。
http://blog.livedoor.jp/jazzaudiofan/archives/50522378.html


EAR Acute 2012年02月04日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1750/20120204/28524/


本日、午前にEAR AcuteVが無事届きました。

外箱を外した中身
あとこれにリモコンがつきます(リモコン、しょぼ過ぎw)

さて、少しAcuteの紹介を。

Acute は元々 ARCAM の CDプレーヤーを改造したもので、D/Aコンバータまでを使用し、送り出しの回路をパラビチーニお手製のプリアンプ相当の回路を組み込んだものとなります。

今回購入しましたAcuteVはこの Acute の後継機になります

Acute との最大の違いはデジタルインターフェースが追加され、単体DAC としても使用可能となった点でしょう。

初めて、Acute を聞いた時、EAR869 との組み合わせた時は柔らかく、広がりのある音を奏でていましたが、今回購入の際に EAR834 Custom と聞いた時は EAR としては比較的ストレートな感じでした。

アンプやスピーカーの特徴に合わせてくれるプレーヤーかもしれません(単純に世代間差かもしれません)。とはいえ、EARの特徴の空間の前後感がよく出ており、艶やかさ、肉厚なヴォーカルは他のCDプレーヤーとは一線を画するものです。

電源投入時はヴォーカルが引っ込んでいた印象でしたが、時間が経つにつれて、低域がよく出るようになり、量だけでなく解像度も上がっていきました。当初のヴォーカルの引っ込みもなく、Acute のイメージが段々と表れてます(とはいえ、本領発揮はまだまだ先でしょうが)。

CDだけでなく、試しに USB で PC と繋ぎましたが、PC でも十分な音を奏でてくれます。動画を見た際、キャストの立ち位置が正確に表現され、サラウンドのような感覚を感じました。

今回、CDプレーヤーを購入するに辺り、以下の点で選定しました。

1.自分の感性に合うか
2.デザインは悪くないか
3.単体DACとしても使用可能
4.できたら、SACDも・・・

1については語彙が少ないので、何んともですが、ヴォーカルが気持よく聞けて、中高域が艶やかなものでしょうか。聞いた際に背中がゾクゾクする感じですね。

2については長く愛用したいので、やっぱデザインにも拘りたいです。

AcuteVはクロム仕上げもありますが、ブラックの方が落ち着いていて好印象です(クロムだと指紋が残りそう)。

3にいついてはAcute購入前まで、PCでしか聞くしかなかったのですが、PCの利便性に慣れてしまい、CDを聴くのも週末程度ですので、単体DACとしても使いたいと考えてました。

4について、SACD は PureやPure2 しか持ってませんが、せっかくなら SACDも聴きたいと思ったのですが、今回は縁がありませんでした。

購入するに辺り、検討した器機は以下の通りです。

1.Metronome T2i Signature

私の中で、CDプレーヤーといえばこれがリファレンスです。

このプレーヤーが表現する躍動感は心踊るという表現がぴったりかと。ただデジタル入力がない点と価格的な面から断念。すでに生産完了というのが残念です。また、下位機種に CD One T Signature がありますが、USB入力しかない点と T2i Signature の持っていた濃さというか、艶やかさというか、そういったものが薄まってしまったことがあり、Acute の方がそういった点で優れているのかなと思いました。

解像度といったオーディオ的な基本性能は CD One T Signature の方が勝っているように思いますが。


2.Luxman D-08

実は上記の希望する点全てを網羅するプレーヤーなんです。しっかりとした低域があるにもかかわらず、清々しい気持ちにさせてくれるプレーヤーかと。ただ、SACD/CDどちらも優秀に奏でてくれますが、ことCDプレーヤーとして見たとき、Acuteの方が気持よかったです。

最後に購入経緯を。本当は購入するのはもう少し先かなと思っていたのですが、EARと Confidence C1 Signature との組み合わせを聞いたことはありませんでした。

そのため、サウンドサポート様にお願いをして、試聴しました。聞いた瞬間思わず顔が綻んでしまったのを覚えてます。そして、試聴目的が思わず、ローンの話とか、下取りの話とか・・・(以下略)

こうして、今日AcuteVが届いた次第です。

サウンドサポート様にはご無理をいって、試聴の為にAcuteを借用して頂きありがとうございます。この場を以って、改めてお礼を申し上げます。

今後は憧れの C1 Sigにしようか、アンプにしようか悩みは尽きません。



レス一覧


by我が心の軍曹 at2012-02-04 20:21

ACUTE ですが、随分前にとあるショップで試聴したことがあります。もう記憶が遠いのですが、一言で言えばアナログ的な音色とでもいいましょうか、他にはない存在であると力を込める店主の言葉通りでした。

ユニークな機種なので、永く付き合えるといいですね。

byQ at2012-02-04 23:33

Qさん
仰られるとおり、おそらくパラビチーニはアナログを意識して作られたと思います。ただ、意外とテクノ系もいけます(YMOもいい感じです)。一部違和感を感じたのも確かですが。。。

もちろん、長く愛用して行きたいと思います。

by我が心の軍曹 at2012-02-05 00:23
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1750/20120204/28524/


28. 中川隆[-12104] koaQ7Jey 2018年5月07日 14:07:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13444]

同じ EAR Yoshino でも英国と日本では販売している製品がだいぶ違っていますね:


EAR Yoshino Hifi Product Range 本国ホームページ
http://www.earyoshino.com/Acute-CD-Player/

EAR Products - ヨシノトレーディング
https://www.yoshinotrading.jp/products/ear/

Yoshinotrading - ホーム Facebook
https://www.facebook.com/Yoshinotrading-478376515530782/


29. 中川隆[-12108] koaQ7Jey 2018年5月08日 05:44:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13456]

オーディオ逸品館 製品テストリポート
http://www.ippinkan.com/test_menu.htm


オーディオ逸品館 真空管アンプ聴き比べ アンケート結果 1998年
http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage124.htm


真空管アンプ比較テスト。

EAR              859
EAR              V20
EAR              834L + 861
ROGERS           E20a TUNED BY IPPINKAN

雨後の竹の子のように、次々と真空管アンプが発売されています。何故、今更一度切り捨てられた技術である「真空管アンプ」が生産されたり、挙げ句の果ては「復刻」されたりするのでしょう。それは「音質的に魅力的である」ことに他なりません。

しかし、「音質的に魅力的」であることは、「音楽を楽しむためにはかえって有害」であったり、「特定のジャンルのソフトしか上手く鳴らせない」などの弊害を生むことが多々あります。そこで、4種類の真空管アンプを「公平」に試聴いただいてアンケートにご協力いただきました結果を報告させていただこうと思います。


比較のポイント


1.価格と音質は比例するか?


2.方式(シングル・プッシュ)と音質に関連はあるか?


3.使用真空管と音質に関連はあるか?



使用機材 種別 メーカー 型式番号 標準価格

スピーカー :タンノイ キングダム15 \2,400,000

CDトランスポート : エソテリック P−0 \1,200,000

DAコンバータ : エアボウ DAC−1A \290,000


※今回、イオンツィーターなどの補助スピーカーは使用していません。

比較しようとするアンプ


@ EAR / 859 / ¥448,000

5極管EL519をクラスAエンハンスド・トライオード接続にて使用した「シングル」アンプ。

出力        13W × 2
周波数特性    20Hz−20KHz (±0.5dB)

A EAR / V20 / ¥498,000

出力段に、傍熱3極管ECC83(12AX7)をChあたり10本使用して、出力20Wを得ている前衛的真空管アンプ。


出力        20W × 2
周波数特性    10Hz−100KHz (±0.5dB)

⓷ ROGERS.E20a TUNED BY IPPINKAN
               / ¥290,000

ROGERS/E20aをベースに、電解コンデンサー・カップリングコンデンサー・真空管を「全数交換」してチューンナップされた逸品館オリジナルアンプ。出力管は6L6GのプッシュプルA級増幅。

出力        18W × 2
周波数特性    20Hz−20KHz (±0.5dB)

C EAR / 861 / ¥588,000     
EAR / 834L / ¥198,000

861はパワーアンプ、出力管はEL519のプッシュプル。
834LはECC83とECC82を使用したラインレベル・プリアンプ。

出力        32W × 2 (64Wモノラル)
周波数特性    20Hz−20KHz (±0.5dB)


比較試聴に用いたソフトとアンケート結果

試聴に先立って、各アンプの出力を同一に設定(CD最大音量時に6W)。
すべてのアンプは前日より通電し、十分ヒートアップされた状態で試聴開始しました。

1) J.S.BACH:BWV1001-1006
NATHAN MILSTEIN

バイオリンのソロ。演奏と録音が素晴らしく、バイオリンから直接耳に届く音とホールの残響音の区別がハッキリとできるかを聞き取るのが狙い。
アンプの立ち上がりが悪いと、バイオリンに冴えがなくなり、楽器の音が混濁してしまう。


結果:キングダム15との組み合わせでは、[834L+861が平均的に点数が高く」、音質的に優位だと認められたようです。
他の3機種の製品については好みの差程度の差であると判断できそうです。
http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage124.htm

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2) ANTON BRUCKNER:No.7
MUSSORGSKY:展覧会の絵
 SERGIU CELIBIDACHE

「海賊版/オーディ・オール/AUD-7009-10」・2枚組の内、「展覧会の絵/第一楽章」を試聴しました。
低音から高音、ピアニッシモからフォルテまで非常にレンジが広く、アンプの基本的性能を聞き分けることができます。


結果:交響曲でも、[834L+861の平均点が高く]バイオリン・ソナタのテスト結果とほぼ同じ傾向となりました。
http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage124.htm


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3)xrcd/SAMPLER

CDのフォーマットには一切の変更なしに、「マスターテープ再生機器やケーブル、CDプレス機器」の品質にこだわって高音質化をはかったCDソフト。
楽器にマイクを近接させて「明瞭度」を高め、「ミキサーで音場を作り」マルチマイク録音されています。今回は、一曲目を試聴しました。
各アンプの音の癖が、楽器の音にそのまま反映されるため、アンプの音作りを聞き分けることができるはずです。


結果:このテストでは[859]の点数が低くなりましたが、他のアンプと比べて中・低域の厚み(シングルアンプでは限界)が不足した結果だと思われます。サックスの厚みが他の3機種より寂しかったように感じました。
http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage124.htm


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4)A Song for You
   Chie Ayado

自主制作盤に近いJAZZヴォーカル。録音機材もプアで音質も褒められたものではありませんが、「奏者のハート」が熱く聞こえてきます。
「録音の善し悪し」による「音の善し悪し」ではなく、アンプの持つ「JAZZ的な音楽表現力」を聞き分けるのが目的です。


結果:今まで最も高得点をマークしている[834L+861]と[E20a]が、ほぼ同等の評価を得ています。もちろん、他の2機種もそれに劣らない得点をマークしています。E20aが高音質なパーツを使用していること、「音楽の躍動感」を重視して音造りをを行った結果ではないでしょうか。


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5) TITANIC
ORIGINAL SOUND TRACK

アンプの「歪み」が大きければ「音が変わって聞こえる」ため、「アンプの物理特性」が、「音楽性」に反映され易いソフト。
一曲目を試聴に用いました。



結果:ここでも、[834L+861]と「E20a]が高得点をマークしています。個人的な音の好みが反映しにくいテストで高得点をマークした「この2機種のアンプ」が基本に優れていると考えられそうです。V20の得点がそれらに比べて低いのは「個性的な音のアンプ」であるためでしょう。
http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage124.htm


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各アンプの音質評価のアンケート (文章による)

A)
859:音がきれい
V20:859に比べて明るい音
E20a:デザインがいまいち、音は軽い
861:パワー的な余裕を感じる


B)
E20a:個人的にはこれが一番好きだ

機種が多く比較が疲れる、オーディオはデザインも重要だと思うがやはり音質(E20a)の方が重要だと感じた

C)
859:少しざわついたような印象、曇った感じ、低音が弱い
V20:アルトサックスの低音の響きがよい、極低音の響きがわざとらしい
E20a:量感があって良い、歯切れがもう少し欲しい、中域が少しうるさい
861:すっきり感があって良い

評価には、個人的な好みがかなり入っていると思います

D)
859:透明感があり、あっさりしている
V20:他のアンプと表現がまったく異なり、逆相成分を拡大しているように聞こえる
E20a:ノーブルではあるが、キレが良くない、厚みがない
861:厚みがある


E)
859:今回の組み合わせでは一番好き、リラックスできる
V20:アピール度は一番、華やかで低音の押し出しもすごい、癖が強そう
E20a:上手く表現できないが他の3機種とは何か違う、音のきめが粗く感じた
861:859を濃厚にした感じ、傾向としては好きだがこってりしすぎ

大型のフロアスピーカーは低域が分厚くてうらやましい。全身を音で包まれているみたいでとても気持ちがいい。859が良いと感じたのは自分の聞き慣れた音に近いからでしょう。

F)
859:こじんまりとバランスが取れていて良い
V20:音の情報量の多さを感じたが、長く聴いていると疲れるような気がした
E20a:音作りが優しい感じがする
861:高音がすごくきれいで奥行きがある、長時間聴いていても疲れないと感じた


G)
859:滑らかで艶もあるが、レンジ感が狭く平面的に聞こえる場合もある
V20:張りがある、透明感も高く音楽的、タイタニックは音離れが悪かった
E20a:音場が大きい、透明度もある、少し粗い感じがある。
861:エネルギッシュでゆとりがある、音場も広く深い、解像度も高い

今回300Bが聴けなかったのが少し寂しかった。


H)
859:しっとりしていて優しく感じるが、ソースによっては力強さに欠ける場合がある
V20:音に幅がありしっかりしている、メリハリがあるが長時間聴くと疲れるかも
E20a:ソースを選ばずそれなりに聴けるが、これといった特徴がない気もする
861:セパレートなのでもっと力強いかと思ったが、以外と優しい音に感じた


I)
859:真空管アンプらしい暖かく聞き易い音で音楽が楽しめる
V20:真空管アンプらしくない音の立ち上がりの速さ、反応の良さが魅力的
E20a:全帯域を豊潤かつキレの良い感じで音が出て来る感じがする
861:859より空間の透明度が高く、スケールの大きな音が聴けるように感じる

ウッドハム300Bが入ったら聴いてみたい。

J)
859:高音部の声は4台中ベスト、他に比較してやや奥行きがない、低域がやや薄い
V20:サウンドステージが広い、低域がやや出過ぎている、音のバランスがやや悪い
E20a:中域の濃密さが心地よい、バランスがよい、低域の重心がやや高い
861:E20aと近いイメージ、ただし濃密感な帯域が低域よりな感じ、声がやや薄い

アンプの違いもさることながら、ベースの音の良さに驚いた。楽しかったので次回も是非参加したい。


K)
859:音のスケールがやや小さい、硬さがある
V20:丸みがあるが、全体にややぼける
E20a:高音が切れる、やや硬さがある、透明な音質
861:バランスがよい、柔軟な音質

ソフトとの相性でアンプの評価が変わることを初めて知りました。クラシックにおける金管と弦の響きの違いがあることがわかった。このような聴き比べは自分と機器の相性を探る上で適していると感じた。


L)
859:バランスがよく明瞭だが厚みがやや足りない
V20:ゆったりとして厚みがありレンジも広いが、明瞭度が低い
E20a:中域の響きがよい、素直
861:音楽性が大きい

いつも参加でき感謝している

M)
今回のように性格の似ているアンプの比較も面白いが、個性的なアンプの比較も是非行って欲しい。いずれにしても今後も様々な製品の試聴会を行って欲しい。

N)
859:4機種の中では一番標準的
V20:独特の響きの柔らかさが魅力的、ヴォーカルでは力が足りない
E20a:細かな表情が少し欠けるがそれが艶になっている気がする、ヴォーカルはよい
861:音色、響きともに最高

O)
859:全般に質感がある
V20:質感がある
E20a:ヴォーカルは気持ちいい、雰囲気がある
861:情報量は多いと感じる

初めての経験であり評価は難しい。機器の長所と短所の説明は、機器購入に際して参考になると感じた。

P)
大変有意義な会と思っています。毎回参加したいと思います。特に、真空管やアナログ関係の試聴会を希望します。

Q)
859:分離がよく、透明感解像度に優れる。
V20:音の角が丸い、全体にダレた印象
E20a:楷書的、細かな変化に乏しい気がする、オーソドックス
861:開放感があり、力強い、解像度も十分

点数については相対的な評価をしています。[834L+861]の開放感は魅力ですが[859]透明感は捨てがたいものがあります。


___



総評

アンケート結果から見て、キングダム15には「834L+861]が最も良い選択であろうと考えられます。実際に私が聴いていても「癖が少なく、音楽をきちんと表現」していることに好感を持てました。

859は、高域の透明感には非常に優れたものがあり、大型スピーカーよりむしろ切れ味の良い小型2WaYスピーカーとの相性がよいのでしょう。小型−中型のスピーカーで小編成の音楽や、バラード系のヴォーカルを聴くには、真空管アンプ中で現時点でもベストアンプであると思います。

V20は、「良くも悪くも個性的なアンプ」であるといえるでしょう。各人のアンケートの点数もばらつきがやや大きいようです。特定の装置や特定のCDソフトを心地よく聴きたい場合や、V20の音質に惚れ込むなら、ベストなアンプだと思います。

[E20a/TUNED BY IPPINKAN]は、他のアンプに比べて半分以下の価格であるにも関わらず、「同等の評価」を得ることができました。キングダムとの組み合わせでは、獲得得点は「第二位」だったのですからりっぱだといえるでしょう。

自画自賛などしたくはありませんが、「逸品館チューン」の有効性が認められたことは嬉しい限りです。外観には癖がありますが、音質は癖が少なく透明感も高く、現在発売されている真空管アンプの中でもベストサウンドな一台であることは間違いないと思います。




追記

98年12月5日に、C.R.D / Woodham 300Bをモノラル接続して試聴する機会を得ました。

結論だけ述べれば、このアンプは「モノラル」で使用すべきです。音質の癖がとれ、帯域は広がり、解像度は上がり、にわかには信じられないほど音質は向上します。また、ステレオで使用する場合でも、プリアンプを併用することで音質はかなり向上するでしょう。

おすすめのプリアンプは、EAR-834L・C.R.D-カルメンタです。
http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage124.htm


30. 中川隆[-12107] koaQ7Jey 2018年5月08日 06:26:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13456]


オーディオ逸品館 真空管アンプとトランジスタアンプの音質と性能比較リポート アンケート結果 1998年
http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage120.htm


真空管アンプ vs トランジスターアンプ 比較テスト。

C.R.Developments    Woodham 300B Classic
EAR              V20
EAR              859
LUXMAN           C7i/M7i
AURA             VA80SE TUNED BY IPPINKAN/Ver.2

アンプはコンポーネントの心臓部。当然、その選択はとても難しく、また楽しいことでしょう。
しかし、アンプはスピーカーと組み合わせたときに、初めてその本当の姿を現すのです。
なぜなら、テストベンチで使われる「負荷」は変動しない抵抗ですが、「スピーカーという負荷」は、音に合わせて常に変動するからなのです。

今回は、実際に使用される状態に近い負荷をかけてテストしました。

使用機材をご紹介いたしましょう。


スピーカー          B&W     MATRIX 802シリーズ3
CDトランスポート      CEC      TL−5100.Super
DAC             AIRBOW   DAC−1A



比較したアンプ

@ C.R.Developments  Woodham 300B

精密に復刻された、「ウエスタン300B/レプリカ球」(正規輸入品・完実電気保証付き)を使用した、300Bシングルアンプ。

ドライブ段は、6SN7.A級2段増幅+3段目はカソードフォロアー。
出力トランスに300Bアンプとしては、世界で初めてトロイダルトランスを採用。

直流点火方式により、残留ノイズを低減。(0.3mV以下)
革新的な回路設計で、10KHz−50KHz/0−3dBの広帯域を実現。
完全無帰還回路。
出力は、7W+7W。
価格は¥398,000(40台まで) ¥450,000(41〜80台)

特徴
リンク端子と、リンクケーブル(付属)を使い、スピーカー端子の接続を変えれば、出力12Wのモノラルアンプとして作動。
従来のパラシングル(出力トランスを並列接続)ではなく、完全なパラシングル(出力トランスを直列接続)アンプとして作動。

リンクケーブル
  付属のリンクケーブル



A EAR  V20

小型双3極管・ECC83を、出力段片チャンネルあたり10本使用した、世界で初めての「大出力ミニチュア管」アンプ。

出力 20W+20W ・ 周波数特性 10Hz−100KHz/0−3dB
価格 ¥498,000(9月現在)

特徴
完全無帰還回路にも関わらず、出力トランス式・真空管アンプとしては異例の周波数特性を実現。
トランジスターアンプ並の「物理特性」を持つ真空管アンプ。

⓷ EAR  859

EL519(5極管)をエンハンスド・トライオード接続により、3極管と同等の動作を実現。
全段DCカップリング接続により、音質劣化の原因となるカップリングコンデンサーを排除。

出力 13W+13W ・ 周波数特性 20Hz−20KHz/0−0.5dB
価格 ¥448,000(9月現在)

特徴
逸品館で一番人気のある真空管アンプ。ベストセラー(50台以上)を記録。
真空管アンプとは信じがたいほどの「濁りのない透明感」と「音の立ち上がりの速さ・明瞭度」

C LUXMAN  C7i / M7i

98年にマイナーチェンジを受けた、C7/M7の後継モデル。
プリアンプでさえ、18Kgに及ぶ「高剛性・物量投入」アンプ。

出力 150W+150W(8Ω) ・ 周波数特性 10Hz−100KHz/0−1dB

価格 C7i/¥350,000  M7i/¥350,000

特徴
多機能・価格以上の立派な外観・ロングライフ製品による信頼性・安全性
国産アンプに要求される、品質を低価格で実現。
BTL接続により、460W(8Ω)のモノラルアンプとして使用可能。(M7i)


DAURA    VA80SE TUNED BY IPPINKAN Ver2.0

97年に生産を完了した、AURA VA80SE の逸品館オリジナルチューンナップ最終モデル。
10台限りの限定生産。(残り5台・9月8日現在)

MOS−FET・シングルエンドプッシュプル回路による高純度サウンド。
出力 45W+45W ・ 周波数特性 未発表


特徴
AIRBOWの開発で培った「高音質化テクニック」を惜しみなくVA80SEに投入。
通常オーディオ機器には使用されないような高価なコンデンサーを始め高音質パーツを多数投入。
各部コンデンサーの次定数を最適化。S/Nの大幅アップ、低域の充実、透明感の飛躍的向上を実現。
輸入代理店「ユキム」の公認を獲得。無改造品と同等のアフターサービスを実現(メーカーにても修理可能)。


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低域再現能力テスト

真空管アンプとトランジスターアンプの最も大きな違いは、「アウトプット・トランスの有無」です。

「アウトプット・トランス」とは「磁気結合により信号を伝える」ことを示しますが、この方式では「周波数が低くなればそれに比例して、出力の低下・歪みの増加」が避けられません。

従って、「能率の低い小型スピーカー=アンプの駆動力を必要とするスピーカー」を駆動することが理論的には難しくなります。

しかし、逆に「フィードバックが少ない・あるいは無帰還」回路や、トランス結合による長所として「スピーカーの逆起電力の影響を受けにくい」という長所も合わせ持っています。


低域再現能力は、

真空管シングル(300B/859)<真空管プッシュ(V20)<トランジスタ−(C7i+M7i/VA80)

となるはずです。


まずアンプの出力を一定にするため、CDからホワイトノイズ/−20dBを入力してスピーカーを駆動して(音を出しながら)
交流出力を0.3Vに設定しました。
これで、理論的にはCDのOdB(最大出力)時には交流出力3V=約1.1Wとなりますから、どのアンプの最大出力も越えません。

ずいぶん、小さな音のように感じられるかも知れませんが、CDの録音レベルによっては「静かなリスニングルーム」で時としてボリュームを下げなければ周りが気になる位の音量は出ます。この設定は、通常家庭で使用される程度の音量です。

 

この表
http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage120.htm


は実際に0dBの各周波数の正弦波を入力し、測定したスピーカー端子の交流電圧(単位はV)をテスターで測定した簡易な実験ですが、アンプのスピーカー駆動能力のある程度の傾向はつかめるはずです。また、この程度の実験なら誰でもできる(追試も可能)と思います。

「音源」は、テスト信号が録音されたCDソフトを使用しています。この装置で発生させる「20−20KHz」は、DACの開発時に、きちんしたデーターがとられており、簡易ではあっても「信頼できるテスト音源」になり得ます。

一番上の行にある、「−20dB」は、ホワイトノイズ−20dB入力時の出力電圧です。LUXMANのみ電圧が異なるのは、ボリュームがアッテネーター方式であったため、同一にできなかったものです。

出力電圧は、ほぼ出力音圧(音の大きさ)に比例しているとお考えいただいて差し支えありません。実際の聴感もこの表とほぼ同じでした。

電圧が低いと言うことは出力が小さいと同時に、「歪みも大きい」ことを示しています。

10KHzを越える、高い周波数ではどのアンプも出力電圧が低下していますが、これは「スピーカーのインピーダンスの上昇」によることも大きいと思います。この辺りは「テストベンチ」では、決して再現しない現象です。

ウッドハムの公称・出力周波数特性 10Hz−50KHz(+3dB−3dB)という数字は、ぎりぎりの線だと思われます。ただし、フィードバックをかけない(無帰還)のシングルアンプであることを考えれば納得できます。

低域の再現を他の4台は、だいたいクリアーしています。トランジスターアンプ2台の特性がよいのは当たり前ですが、V20の低域の出力低下の少なさが目を引きます。


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実際の低音や音質はどうでしょうか?

テストに際して、すべてのアンプは「5時間以上」ヒートアップされています。ただし「300B」だけが「十分にエージングを完了している」とは言えない状況であったことを前もってお断りしておく必要があると思います。
テスト時点での「300B」の当社における総運転時間は、「約70時間」程度です。メーカーで出荷前にある程度の時間は鳴らされていると思いますが「十分」ではないでしょう。


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1) チェンバロのソロ(エディット・ピヒト・アクセンフェルト/バッハ:パルティータ全集/カメラータ:20CM−464−5)
を再生してみました。

http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage120.htm

このテストではアンプの基本的な物理的再現能力が判ります。

 
各弦の分離/解像度感
直接音とエコーの分離
直接音とエコーバランス
右手と左手の分離
全体のバランス
音の立ち上がり
音の立ち下がり
レンジ感
S/N感


コメント

300B
楽器と空間が一体となって鳴る感じ。
楽器から離れて聞くイメージ


V20
強調感がなく全体のバランスがよい。
独特の艶が乗る。


859
バッハらしく端正な表現。
辛口の音質


C7i/M7i
ややメリハリが強い感じ


VA80
一度でもお聴きいただければ御納得いただけると思います。

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最初の項目、「各弦の分離」でアンプの解像力が判ります。この項目の評価が高ければ、細かな音が聞こえることになります。

次の項目、「直接音とエコーの分離」で微少信号の分解能が判ります。この項目の評価が高ければ、「交響曲のフォルテ」で十分に音像が広がり、空間が広く取れると判断できます。しかし、組み合わせるスピーカーやCDプレーヤーでこの結果は変わりますのでご注意下さい。

「直接音とエコーのバランス」で「音楽全体への色づけの度合い」を判断できます。
この項目で「◎」がなければ、「個性の強いアンプ」であるといえるでしょう。


「右手と左手の分離」で「低域と高域のバランス」が判ります。この項目の評価が高ければ「全体のバランスがよい」と判断できます。しかし、分離が悪いということは、「ある種独特の一体感」を生むのでポイントにはまれば、非常に魅力的な音作りができるでしょう。


「全体のバランス」。これは個人的なイメージです。評価が高ければ「正しく音楽を聴ける」と判断して下さい。
逆に、「◎」が付いていないと言うことは、「個性的な魅力がある」と判断できるでしょう。


また、このテストは「優劣」の判断基準ではありませんし、テスト結果は「あくまでも感覚的な印象」に基づいています。
雑誌のテストなどでもいえることですが、「この表でアンプの音質の優劣」を判断でませんのでご留意下さい。

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2) 教会での女性の歌声(アカペラ・ソロ)(カンターテドミノ/PRCD7762の10曲目です)

http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage120.htm

コメント

300B
独特の艶があり、リラックスさせてくれる。


V20
EAR独特の艶が濃い。好き嫌いが分かれる。


859
品位が高く、クリアーなサウンド。


C7i/M7i
正確だがやや硬さがある。


VA80
正確で深い。


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真空管アンプは、それぞれ「独特の艶」がのります。この「艶」が好みの分かれるところです。

しかし、この「独特の艶」こそ真空管アンプの持てるすべてであるといっても過言ではないはずです。時として「刺激過ぎる音」を真空管が和らげ「あたかも包み込むような一体感を音楽に与え」て心地よい世界に誘ってくれるでしょう。緊張感を殺ぎ、一体感をかもし出し、あなたをリラックスさせてくれるでしょう。

コンサートの座席に例えるなら、真空管アンプは「一階席中央から後ろより」ないし「2階席の中央」辺りに例えられるでしょう。音はやや濁るかも知れませんが「ホールとの一体感」が心地よい座席です。

比較してトランジスターアンプは「一階席前より」ないし「二階席・ベランダ席最前列」辺りの音です。楽器のきしみ、いわゆる「松ヤニの飛び散るような音」を出すことができますが、「CDの録音や演奏がまずい」と、その「傷」をカバーしてくれる優しさは持ち合わせていません。

ただし、その「厳しさや正確さ」の中にこそ「音楽の神髄」が隠されているのです。音楽から何かを「強く学び取ろう」とされるなら、良くできたトランジスターアンプが有利です。

リスニングルームを「コンサートホールのどの座席にするか?」
適度に「リラックス」するサウンドを選択するか?
それとも「迫真の気迫」を感じ取るか?

そういう感じでアンプをお選びいただければ、イメージが浮かぶかも知れません。


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3) タイタニック・サウンドトラックより15曲目

http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage120.htm

 
コメント


300B
ナローレンジの中に独特の味わい。一体感がある古典的300Bサウンド。


V20
レンジは思ったほど広くない。独特の艶と混濁感が心地良い。


859
V20よりもストイックな表現。クリアーさが出色。


C7i/M7i
全体的にがっしりしてソリッドな感じ。現代的ラックストーン。


VA80
コンパクトな回路なので、音の純度が高い。


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最後の締めくくりに、最新版「タイタニック」のサウンドトラックより15曲目を聴いてみました。このサウンドトラックは「PMCのモニター」を使って本当にお金をかけて作ってある音です。また、電子音と人間の肉声、アコースティックな楽器の音がミックスされていますが、それぞれ良く考慮されお互いの良さを引き出すよう作製されています。

このソフトを「心地よく」再現することはさほど難しくありませんが、このソフトを「正確」に再現するには「音の精度=物理特性」も高くないと駄目なのです。

出だしの「低音部」は50Hz以下の「低音再現性」のテストに最適です。B&W802S3ではぎりぎりの線です。

この低音を量感豊かに再現できれば「低音の量」は確保できているといえるのですが「音階・音程」が明瞭に聞き分けられなければ「量があっても歪みが大きい」といえるのです。


V20はその代表例です。
「量は確保」できていますが「低域のダンピングが不十分」で「音階が不明瞭」です。


もっとも再現性が高いのは「ラックス」ですが、このアンプは中高域が「やや粉っぽくなる」という、ハイパワー・トランジスターアンプに共通する欠点をかかえています。

しかし、この結果は「あくまでも、「B&W/802との組み合わせにおけるテスト結果」です。スピーカーを変えれば、結果は変わることもあります。


次に「女性の声が長いエコーを伴って」聞こえてきます。このエコーの長さで「アンプの聴感上のS/N感」が判断できます。

ここで300Bは「独特のエコー感」をかもし出しました。この「品位あるエコー感」こそ「300Bサウンド」といえるのではないでしょうか?

エコーが長いということは「短音のS/N」の良さを示しますが、V20の結果が「カンターテドミノ」の場合と異なっています。これは「生のホールトーン」と「電子エコー」の差であるとお考え下さい。

「生の音」と「電子サウンド」はその再現性が根本的に異なるのです。「生のエコー」はアンプで何らかのエコーがかかれば「時として混濁し短く」なりますが「電子エコー」はアンプでエコーが付加されれば「長く」なります。


つまり、300BとV20はアンプ内で「何らかのエコー」が付加されたとご理解下さい。
しかし、その「エコー」こそ「味わい」だとも言えるのです。


「声の表現」は、そのまま「アンプの色気・艶っぽさ」に通じます。
この項目の評価は、そのアンプの「音楽に対する表現力」であるとお考えいただいて差し支えありません。


もう少し曲が進むと「リード楽器」と「笛の音」が入ってきますが、この二つの音をどれだけ分離できるかで、そのアンプの「異なった音の楽器の分解能」の高さが判ります。なぜなら「どちらの楽器も管で音が共鳴します」がその音波の発声が「根本的に違う」からです。

「リードは鋭い音の成分」が強く「笛は柔らかい成分が多い」のです。

リードと笛の分離が悪いと、アンプの音の立ち上がりが遅く「多くの楽器が重なったとき、音が混濁する可能性が高い」ことを示しています。


このテストで300BとV20の評価が低いのですが、逆に「きつすぎる音を和らげてくれる=音が柔らかい」と評価することもできます。

「バックと笛の分離」の項目は、「似通った楽器の音の分離」を示しています。

この項目での評価が低いと、「楽器の数が増えたとき分解できなくなる可能性」が高くなりがちです。

やはりこの項目での評価が低い300BとV20は、どちらのアンプも「ある種の混濁感」が存在することを示めしています。

しかし、「混濁感が強い」ことは「楽器の響きに一体感がある」と評価することもできるのです。善し悪しの問題ではなく、ステージから「300Bの座席が一番遠く」ついで「V20の座席が遠い」ことを示しているとお考え下さい。


その他の項目はご覧いただいたとおりです。

「全体の抑揚」が大きいと「音楽の躍動感」は大きくなるでしょう。
レンジ感が狭いと「一体感」が生まれるでしょう。

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総括コメント

今までのすべてのテストは「できるだけ好き嫌いを交えず」公平に行ったつもりです。そして、すべての項目での評価は「アンプの性能や音質を決定付ける」ものではないことをご理解下さい。

評価が高ければ「音や音楽への色づけが少ない」ことは間違いありませんが、評価が低いことは「音が悪い」のではなく「個性的な音作りがなされている」とお考え下さい。

完璧な「再生装置」などあり得ません。また「人によってその完璧=求める音」もまったく違うのです。お皿で料理の味が変わって感じられるように「オーディオ機器も外観の好き嫌いで音が違って聞こえる」かも知れません。

いずれにしても「組み合わせるスピーカー」によっても音は変わるでしょうし、これだけのテストで「ある程度の指標」は示せると思いますが、「実際にアンプをお選びになるときには必ず試聴の上ご確認」を御願いしたいと思います。

「あなたが聴く」ものは、「あなたが選ぶ」それが「趣味」のすべてなのですから。

追記

98年12月5日に、Woodham 300Bを2台使って、「モノラル」での試聴を行うことが出来ました。
結果は、にわかには信じがたいほどの音質向上が実現したのです。

帯域が広がり、繊細さが増し、立ち上がりが早くなり、力感が増し、癖がとれてバランスが良くなり・・・
絶対に同じアンプとは思えないほど、音質は向上しました。

このアンプは、本来「モノラルで使用」することを念頭に設計されているに違いありません。

また、モノラル・ステレオにかかわらず、「プリアンプ」を必要とするようです。

EAR-834LやC.R.D-カルメンタなどのプリアンプと組み合わせることで、音質は明確に向上しました。

2台の販売価格を考えると、手放しではおすすめできませんが、「Woodham-300Bをモノラル」使用すれば、「300Bファン」のあなたの期待を、決して裏切らない、「透明で品位の高いウエスタン300Bの音」を聴かせてくれる「本物の300Bアンプ」であると断言できます。
http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage120.htm


31. 中川隆[-12106] koaQ7Jey 2018年5月08日 07:29:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13456]

最近は、300B や PX25 の様な大昔の伝説の出力管を使った真空管アンプが持て囃されていますが、ティム・デ・パラヴィチーニとは設計思想が根本的に違うのですね:


ヨシノトレーディングの Kさんとの対談のなかで、EAR というブランドはオーディオ用途以外の真空管をファイナルに使ったり、Enhanced Triode Mode というある種エキセントリックな動作回路を発明したりされていますが、コンベンショナルな回路や真空管はなぜ使わないんでしょうね、300B や 2A3 というタマは決して EAR からは出てきませんね…

という風に水を向けたところ、Kさんが仰るには

既にあるものを焼き直したり改善して何かを良くするという発想ではなく、パラヴィッチーニさんば常に他にないもの、新しいものを指向しているんです…

と仰っていました。ナルホドそれは素晴らしい!
http://tubeaudio.exblog.jp/25439473/


EARのパラヴィチーニが発言していたことですが、実は真空管はなんでもよく重要なのはトランスだそうです。トランスは市販品では満足できず元々手巻きで自作していたというお話があります。トランスの特性が音を決めるということですね。

トランスの特性で重要なのはアイソレートとLPFを兼ねていることだと思っています。特に現代のDACの場合はどちらの特性も重要です。現代のDAC基板は音声を作り出す源流でもありますが音声帯域外ノイズ源にもなっています。現在ではほとんどのDACが帯域外ノイズを吐き出すデルタシグマ式です。このDACも例外ではなくWM8741を使っています。DAC素子が直接置かれている基板はDACの動作とクロック信号によって汚れています。なので直接この基板にアナログ回路を接続することは帯域外ノイズの音質的影響が無視できません。この帯域外ノイズは配線を接続しただけでGNDにも伝わりますしアナログ信号路にも伝わります。マルチビットDACだと無対策でもこの帯域外ノイズが圧倒的に少ないことが最大の優位性だと考えています。

そこでトランスの出番です。GNDを物理的に分割できる上に周波数特性も制限されるトランスはこの帯域外ノイズをGNDからも音声信号ラインからも除外する役割を果たします。EARの設計は信号伝達の全段にトランスを挟み込むのが特徴ですが、このトランス段を通過する度に帯域外ノイズを遮断し基板間のノイズ伝達を防ぎます。それが結果として広帯域で見ればSNを向上させることになります(帯域内SNは変わらない)。これがEARの音の良さの秘密その1であると考えます。

次に真空管です。よく真空管は特性が悪いが音は良いと言われますが、真空管の最大の音質的優位性はその動作電圧だと考えています。動作電圧と信号電圧が高いということは外来ノイズや抵抗から発生するノイズを見た目上小さくすることが可能です。真空管では電源が300Vで信号が50Vとかが普通にあります。特に抵抗ノイズは音質的影響がかなり大きいですのでこれは重要です。抵抗は値が2倍になってもノイズ発生量は2倍になりません。真空管をつかうと信号レベルを大幅に上げることができるので半導体アンプと比べて伝達中の信号SNの観点で優位性がある、これが音の良い理由だと思います。

以上のようにEARの優位性は多段トランスと真空管の組み合わせによって広帯域SNの向上と信号帯域SNの確保、この2つの要因によって達成されていると思っています。このような設計なら緻密なノイズ対策や部品選定など一切やらなくてもよくなると思います。だからEARの内部は音が良さそうに見えません。

補足ですが、SNという概念で重要なのが音質では実測ノイズフロアだけが支配的ではないところです。オーディオではノイズ成分にも音の善し悪しがあって脳がノイズNを分離処理できるときは同じノイズフロアでも音質は悪化しません。そういうNは音質劣化の小さいNです。なので一見SN性能が同じように見えてもN成分の由来によってそこには音の善し悪しが発生します。人間の脳はNに埋もれた情報を取り出す能力があります。それは下記記事にまとめています。


人間の聴覚と音質について
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=5214

帯域外ノイズの半導体への影響についてはこちらの記事に記載しました。

オーディオ小ネタあれこれ
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=8087


要はいかに質の悪いNを排除するか、それが高音質のDAC設計には重要だということです。質の悪いNには帯域外ノイズ成分が含まれることもありますし、帯域外ノイズが半導体によって帯域内に変換されて入り込んでくることもあります。これも重要です。

EAR の設計はこの人間的な要求事項に最適化した設計であるからこそ、測定値が悪くても人間が聞いて高音質に感じるのだと思っています。測定至上主義の無意味さは人間が測定器ではないこと=測定器と原理も方式も違うことが理由です。測定データはメーカーの技術力指標として、まともなものを作っているかどうかの最低限の評価にしかならず、それだけで音はわかりません。
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=9015


トランスを使用すると低域において時定数を1段、高域においては2段、つまり低域に於いては位相が90度、高域に於いては位相が180度偏移します。R・C結合では、低域の時定数が1段、位相が 90度ズレてしまいます。

そう言う意味では、トランスよりもR・C結合の方が、出来ればカップリング・デヴァイスなど無い方が良いわけなのですが、ところがどっこい、実際に音を聴いてみると、帯域の狭い筈のウエスタンのトランスの奏でる音の、何と伸びやかで聴きやすく落ち着いていることか。

電話の中継トランスとして作られた111Cに至っては、これをライントランスとして使った方が高域も素直に伸びやかで、低域には芯があり、かえって帯域が広く感じられるほどです。本来ならノイズをカットし電話の会話を聴きやすくするために帯域を制限しているトランスの筈なのですが……。

「真空管アンプってのはね、トランスに一番お金をかけなきゃ駄目だよ。マッキントッシュやマランツの音が良いのは、あれはトランスに金がかかっているからだよ」

とおっしゃった大先達の言葉が、今更のように思い出されます。

現代でも音が良いアンプ、EAR861やC.R.ディベロップメンツ、そして国産のウエスギ・アンプにおいても、トランスが十分吟味され、その性能を発揮されているからこそ、あれだけの音が出てくるのだと思います。
http://k-d.jpn.com/audio/audionote.html


現在販売されている真空管アンプの中で EAR の製品だけがノイズが出ない


こんなノイズの酷いアンプは現代では使い物にならない


今 WE91B や マランツ7C の中古品を買うと下記の様なノイズに悩まされる事になります。 オリジナルの回路をそのまま再現したレプリカ・アンプも同様です。

一方、EAR の様な欧米の現代真空管アンプではそういうノイズの対策を完璧に行っています。

やはり ティム・デ・パラヴィチーニの様な天才が作った真空管アンプと日本のオーディオ・オタクが作ったイミテーション・アンプとでは、完成度が天と地 程違うのですね。

半導体アンプに慣れていると、無音時のノイズが気になるかもしれません、特に高能率のスピーカーをお使いなら目立ちます。

サンバレーさんに無音時のノイズを相談しても

「こんなものです」

と断られますのでご注意願います。
http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=14678057/

これがノイズ満載の大昔の有名アンプのレプリカを売っている SUNVALLEY AUDIO

SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋)[真空管アンプ,オーディオ,スピーカー販売]
https://www.kit-ya.jp/

WE91B型を 10畳以下の部屋で楽しむには?

オリジナルのWE91Bはそのまま一般の家庭の部屋に設置して聴くというのには結構問題が多く 静かに音楽を楽しむためには知識とあきらめ(妥協)が必要になってきます 

まぁ簡単に入力低いし
全体ゲインは高いし 
は取れないし・・・・

などなど

時にはSPからブーンブーンうるさいくらいになっているのに大きな音を聞かせて

どう 91Bはいい音するでしょう?

みたいなWEフリーク?さんもおられます(-.-)
http://www.audio-collections.com/cgibin/nik/nik.cgi?log=201105&id=1305034755


WE91Bタイプの残留ノイズ対策

WE91Bタイプの残留ノイズが気になっていたが、下手に手を加えて音質が変わってもいけないので、そのままにしていた。しかし、スピーカーが高能率な分、やはり深夜などはどうしても気になる。

手持ちの関係で100Ωのハムバランサーを使用しているが、以前、MJ誌で300Bは100Ωのハムバランサーで問題ないが、2A3は100Ωではハムが取れにくいにで50Ωのハムバランサーを使用すべきだ、というような記事をみたような気がする。

参考に他の300Bsの回路図を見ると100Ωを使用しているのが多いようだが、50Ωを使用しているのもある。案外、50Ωのハムバランサーの方がハムが取れるのではないかと思い込むようになった。

ということで、50Ω2WのVRを手に入れたので、早速取り替えることに。

また、入力VRが中古だったため少しガリがでていたのでこれを新品に交換、

更に入力のシールド線をMIL規格の高級品に変更、

更に更に、310Aのグリッドキャップを中国製からUSA製に変更

となかなかの設備投資をすることになってしまった。


結果、2A3だけでなく300Bでも100Ωよりも50Ωのハムバランサーの方が少しだがハムを低減できることが確認できた。

ハムで悩まれている方、一度ハムバランサーを50Ωに変更されてみてはいかがでしょうか。
http://yuzurin.blog.bbiq.jp/blog/2010/03/we91b-da03.html


Club SUNVALLEY-私のオーディオ人生-第26回 300Bの交流点火
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-026


外装をステンレスパネルに合うように黒色塗装を施したSV−91Bアンプ


300Bの本当の音

 名出力管の王様と云えば皆さんもご存じの鳴く子も黙るWE−300Bになります。刻印タイプのWE−300B、オールド管のプリントタイプ、最近まで生産されていたWE−300Bその他に中国製やロシア製、日本製の300Bが沢山あります。

 巷で云われている300Bアンプはフィラメントへの供給は直流点火がほとんどで交流点火の300Bは一部を除いてありません。また再生産のWE−300B、中国製、ロシア製の300Bは音が悪いとケチを付ける真空管マニアの方が沢山いますがその様なマニアは直流点火でしか聴いた事の無い音を判断して評価しているのではないだろうか、

 オールウェスタンを愛用しているスーパーマニアで小松市にお住まいの中氏に言わせると本来の300Bは交流点火で動作するのが本物の音と力説していますが、この件に関しては私も同感ですが残念ながら交流点火の音を一度も聴いた事がありませんから正直わかりません。

 大橋氏の店主日記にヒーターの交流音と直流音の違いの日記が載っていた記憶がある。直流点火は音痩せするが交流点火の場合はゾリゾリ感のある音になるらしい、またハムノイズを嫌ってバッテリー電源でフィラメントを供給すると確かに残留雑音は低下しますが痩せ細った音になるらしい、またすべての300Bアンプを交流点火に変更すれば良いとは云えない、

 雑誌の記事で発表している先生方、俺こそは自作アンプの師匠とか達人と豪語しているマニアでも残留雑音の多さに悩まされるのを避けて直流点火の300Bアンプで製作されるのがほとんどだ、

 その昔、故浅野勇氏が設計された75−76−300B−274B、伊藤喜多雄先生が発表された6SH7−6SH7−300B−274Bはすべてオール交流点火のアンプです。

 かの有名なウェスタンの91Bアンプも交流点火である。確かに300Bアンプを安易に交流点火にすれば膨大なハムに悩まされるのは間違いないと思うが製作の基本を守ってきちんとセオリー通りに組み立てればそれなりに上手くいくのではないだろうか、

 私の聴いた300Bはすべて直流点火になりますから交流点火の300Bは聴いたことがありません。一度自分で組立ながら交流点火の音と直流点火の音の比較をこの耳で確かめてみたい好奇心がある。
 

交流点火の残留雑音

 300Bをプッシュプルにして交流点火で行うとハムの打ち消しで残留雑音は少なくなりますがシングルの場合は打ち消しがありませんから一つ間違えるととんでもないハム音に悩まされます。

 また直流点火方式は上手く作れば残留雑音は0.5mmV以下に抑えることは可能だが交流点火の場合は下手をすると10mmV以上の膨大なハムに悩まされ音楽を聴くどころの騒ぎではなくなるから自作アンプマニアはハムに悩まされるのを嫌がって簡単な直流点火で逃げてしまう、またこのWE−300Bに限ってと思うがこの球はフィラメントノイズの多い球であるのがわかったのとフィラメント電圧が5Vであるがため難しさが先に来る。回路図も読めない、修理や回路変更、改造も出来ないマニアには絶対無理であるから簡単に交流点火方式に改造することは望ましくない、

 今回は自分のノウハウを注ぎ込んでこのWE−300Bを交流点火にして実験を兼ねて挑戦することにした、もし上手く行かなければダイオード、3端子レギュレターを残して何時でも直流点火に戻せば失敗しても気にはならないはずだ、目標としている残留雑音は3mmV以内に抑えれば成功と思う。また比較対象にしているPP5−400シングルアンプは全段交流点火に係わらず残留雑音は1.3mmVに抑えてあるアンプですからこの91Bアンプも全段交流点火方式にすれば完成後に交流点火同士の音の違いを十分比較することができる。
 

テスター1本と永年のノウハウと耳だけで作る91Bアンプ

 本来は周波数発振器、ミリバル、オシロ、歪率計等の測定器を駆使して調整しながら1台のアンプを仕上げるが91Bの回路は決まっていますから今回は測定器にご厄介にならずテスター1本と永年のノウハウと耳だけで作ることにした、

 お医者様なら聴診器と永年の感だけで病気を当てて治すようなものと良く似ている。また折角今迄使用してきた91Bアンプだが皆さんは自分で完成されたアンプを再度オーバーホールして作り直す阿呆な方はまずいない、完全にオーバーホールするのには勇気がいるがY下は異端者ですからAC点火のためならオーバーホールも苦にならない、
 

91B回路の変更点

 今回は自分の納得のいくパーツを使うことにした、例えば抵抗器はアーレンブラッドレーに統一、カップリングコンデンサーはスプラグのバンブルビー、カソードパスコンは銀タンタルコンデンサー等である。また配線色は多色を使えば誤配線は少なくなるのをあえて同一の線色にして製作したが誤配線の元になる恐れがあるから真似をしないでほしい、

 問題となるフィラメントの供給電圧はSV−91Bの場合は300Bのトランスのタップは7Vですからダイオードブリッジを使って直流に変換後3端子レギュレターで5Vにして供給していますが交流点火にする場合は7Vタップからドロッパー抵抗を入れて5Vに下げないと使えない、また310Aのフィラメント供給電圧は10Vですからこの部分もドロッパー抵抗が必要になってくる。91Bのヒーターのタップはセンタータップが出ていませんからハムバランサーを使わなくてはならないのが少し不利な条件になってくるのと91Bのシャーシースペースが直流点火用の設計であるがため製作は大変困難を要するからパーツ配置、引き回し配線等を十分考慮しないと改造することは難しい、
 

7回も作り直した91Bアンプ

 SV−91Bアンプの回路を変更してフィラメントを交流点火にするのはシャーシースペースが不足しているので無理のような気がする。本来は交流点火にする場合はモノラル2台で作るのが正しいと思う、特に電源部からのノイズの影響もあるので対策を施さずに製作すると失敗してしまう、今回は直流点火に戻したり再度交流点火に変更したり試行錯誤を繰り返して7回も作り直したため人には見せたくない汚い中身になってしまったのだが交流点火には限界があるような気がしてきたがこれが最後と思い電源回路を手配線からプリント基板に作り直すと今迄悩んだハム音が少なくなってきた、

 もう少し抑えれば完璧である。最後は皆さんには教えられないマル秘テクニックを使ってテストをしてみたら自分でも納得のいく雑音レベルまで下げる事に成功した、

 直流点火方式に戻しても91Bアンプはこの状態で聴いているのには何ら不満はない、スピーカーのそばに耳を近づけても微かなノイズしか聞えない、直流点火の場合は残留雑音の少ない優秀なアンプに仕上がるが交流点火方式にすると確かにスピーカーの近くで微かにブーンとハム音が聞こえてくるが2〜3mぐらい離れたポジションで音楽を聴くにはほとんど気にならないぐらい小さいが今回ほど悪戦苦闘するアンプには苦労を通り越して嫌気が刺したのは偽らざる事実だ、

 最後の確認でミリバルを使って雑音レベルの測定をしましたらLチャンネル側は20mmVでRチャンネル側は2.4mmVであった、Rチャンネル側の雑音レベルが高いのは多分電源トランスの磁気の誘導の影響と思われるがこのレベルなら合格である。
 
 電源回路はパターン設計を行い基板で実装、ダイオードが4本実装されているが失敗を考慮して直流点火でも動作させる予定であった、


全体の内部配線と部品実装、7回も改造をしたSV−91B

今回は作り直しが多かったため引き回し配線等は納得いかない

使用機器と音源

 同じ300Bでも交流点火にしたプッシュプルとシングルとは根本的に出音の表現力が違いますから一概に絶対この音とは云えないのをご理解して頂きたい、

早速スピーカーに接続して音出しを確認した、使用機器と音源は以下の通りです。

アナログ系は

カートリッジ ELAC EMC−1 MCカートリッジ

デジタル系

CDプレーヤー CEC TL51X

D/Aコンバーター Model2

ライントランス UTC A−21

プリアンプ マランツ#7(改)

スピーカー GOODMANS 3Wayのホーンタイプ、ネットワークは自作、ボックスは米松合板を使った特注品


使用音源は

アナログ盤 
ナタリーコール Still Unforgettabie

デジタルCD
マイスキー バッハ無伴奏ソナタ 


以上のシステムと音源を使って試聴


≪試聴ソース≫

ナタリーコールの名盤Still UnforgettabieのLPレコードで録音は大変良く一番のお気に入りだ、CDとは違う温かみのあるアナログらしい音、
 
いつものリファレンス用マイスキーのバッハのチェロ
 


交流点火と直流点火の音の違い

 まずはテスト的に交流点火と直流点火のフィラメントの切り換えは配線を少し変えるだけで分かるように全段交流点火と全段直流点火にした、全段直流点火の音ですが、まったく問題なくいつも聴くWE−300Bらしい音色で中域の厚みと抜けと味わい深い音で油の乗りきった素晴らしいサウンドだ、ナタリーコールの歌声は色気満点で心地よいサウンドでさすがアナログレコードらしく心に響く、

 デジタルCDはマイスキーのチェロの胴鳴りが大変心地よく聴かせてくれる。もうこれ以上は望まないと云えるぐらい良い、自分で納得しながら電源を落としてすぐに配線を変更して再度投入、投入後はブーンとハムが聞こえ始めたが時間の経過と共に無くなっていく、15分後に早速マイスキーの無伴奏チェロをトレーに入れて音出し開始である。不安と期待でこの時ほど緊張した事はなかった、

 チェロが鳴り始めると先程の音とは別な音質と音色を持っているのがわかる。今迄聴いてきたチェロの響きや音色が違うのが一目瞭然で何とも云えない心地よくゾリゾリ感にふくよかさと奥行き感を伴ってしかも不思議と先程の直流点火と違って暖かい響きが特徴だ、

 ナタリーコールは濡れ色的な甘い囁きのある声で男心を燻ぶるのには参った、これがWE−300Bの音なのか今迄聴いてきた音とは違う、直流点火のWE−300Bを交流点火にすると別の300Bに聞こえて来る。WE−300Bの音は交流音と直流音の2種類の系統を持ち合わせている新しい発見でもあった、

 直流点火でも不満はないがマニアの間で評価されているWE−300Bや他の300Bの音は直流点火の音を聴いて良い悪いと評価しているが交流点火の音は言葉では言い表せないもっと奥が深い音に変わるがこれこそ本当の300Bの音なのかも知れない、
 

PP5/400 vs. WE300B

 PP5/400はイギリスのEdiswan Mazdaが1920年〜30年代ごろに製造されたオーディオ用の直熱三極管になります。同等管は有名なPX−25があります。このPP5/400も全段交流点火を採用したアンプですからWE−300Bなら相手にとって不足はありません。早速鳴き比べを行いました。使用音源はナタリーコールとマイスキーのバッハのチェロソナタです。

 先にPP5/400を聴いてからWE−300Bに切り換えて聴き比べしました。

 PP5/400は高域の抜け具合、中域の瑞々しい爽やかな透明感のある素直な音質は大変好感が持てて特にマイスキーのチェロの響きは直熱三極管らしくさすが英国の名出力管の面目躍如で音の押し出し感は見事です。次に300Bと比較しますと300Bは高域の抜けも然ることながら音に粘りがあり低域の安定感のある土台のしっかりした音作りと味のあるサウンドになっている。此処まで来ると正直好みの世界になる。

 最近のWE−300Bはオールド管でも新しいタイプでもあまりにも高価になってしまったのでどうしても中国球に頼らざるを得ないが上手く作れば中国球でも十分使えるはずだ、今回はWE−300Bで行ったが中国球で交流点火すれば今迄とは違う顔の表情が出ると思うから一度テストしてみたいものである。PP5/400はウェスタンに負けないヨーロッパの名球の一つでもあるが音質音色これは好みと云えば好みですがこの球も大変希少価値があるのと非常に高価になってしまった、

WE−300Bと比較に使用した自作のPP5/400アンプ

左側がヨーロッパの名出力管PP5/400ナス管、右側はウェスタンのWE−300Bになります。


あとがき

 今回のコラムはWE−300B交流点火の音を題材にしましたがWE−310Aを含むすべて交流点火方式を採用した為一概にこれが300B交流点火の音とは断言できないのと前段とドライバー管の310Aのみ直流点火にすれば残留雑音は少なくなるような気がします。

 今回は交流点火を試みたが決して直流点火は悪いとは思っていない、300Bは直流点火のSN比の良さで比較すると点交流点火は惨敗だが暖かみのある特徴もあるからこのコラムを鵜呑みにして無闇に改造しないで頂きたい、一つ間違えるとトランスや大切な球を壊す恐れもあります。  
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-026

こんなノイズの酷いアンプは現代では使い物にならない


今 WE91B や マランツ7C の中古品を買うと下記の様なノイズに悩まされる事になります。 オリジナルの回路をそのまま再現したレプリカ・アンプも同様です。

一方、EAR の様な欧米の現代真空管アンプではそういうノイズの対策を完璧に行っています。

やはり ティム・デ・パラヴィチーニの様な天才が作った真空管アンプと日本のオーディオ・オタクが作ったイミテーション・アンプとでは、完成度が天と地 程違うのですね。

吟醸電源 _ 電源にまとわりつくノイズを退治する話

  現代に適したアンプ回路  

古い時代に設計されたアンプの回路を見ると、そのシンプルさに驚く。現代では、このような回路では、電源の影響で、音質の劣化が著しいだろう。私は、昔の回路設計が悪いとは思わない、むしろ現代の設計が見習うべきところも多いのではと思っている。私が申し上げているのは、おそらくは、20年前、さらにもっと以前は、オーディオ装置は、同じ装置であっても、もっといい音で鳴っていたに違いないということだ。

これは、AC電源の品質による。現代の家庭用の100Vの電源は、あまりにノイズで汚染されているのだ。特にディジタル装置から発せられるノイズの凄まじさには、おそろしいものがある。ACに乗った高周波のノイズは、電源トランスを貫通し、信号経路に混入し、混変調を発生させ、ひずみの元凶となる。電源雑音による音の違いは、システムのグレードが上がると顕著になる。時間帯により、音質に大きな違いがあるというのは、AC電源品質が時間により変わることが、音に反映しているということであり、システムのグレードがかなり高いという証拠でもある。
 
  真空管アンプがブームであるが、多くは古い時代の回路が基本になっている。これらの回路は、昔、AC電源が”清流”だったころに考案されたもので、当時は、問題なく優れたものだったが、現代の電源事情では、十分な性能を発揮できない。反面、現代に設計された、アンプでは現代の電源事情下で設計されてあり、電源の影響を考慮した回路化が成されている。そのため、昔の名器が、ソリッド・ステートのアンプの音に及ばないこともあり得るのだ。

 
  AC電源の影響を受けにくいアンプ

  私の製作した大星夜級のアンプでは、電源に重点を置いている。2A3PPアンプのB電源は、6段のパイ型フィルターで、高圧から、チョーク・インプット経由で所望のB電圧まで落としており、AC電源の影響を受けにくくなっているので、時間による音の違いは少ない。当初パイ型フィルターの段数と次第に増やしていったが、増やせば増やすほど、音質の向上がみられた。まるで、吟醸酒を造るために、精米歩合を上げて、米の外側を削って、糠としてどんどん捨てていくようなものである。

4段までやった段階で、かなり良くなったが、夜9時近辺の時間帯では、やはり音質が劣化する。2003年12月の段階では、総段数6段、最終の3段は、左右独立になっている。当然電解コンデンサーは使用していない。このアンプの詳細は、別のところで述べることにする。(2003年12月に7段に変更、音質の向上より、バランスの取り直しの目的での変更)
 
  アンプの内側で、このような電源対策をしたが、これ以上段数を増やすよりは、AC電源側に、ノイズ・カット・トランスを入れて、アンプに入る前の対策を加えてはどうかと考えた。アンプの回路的には、真空管からは定電流に近いかたちに電源が見えているはずなので、ノイズ・カット・トランスを入れても飛躍的に良くはならないだろうと考えていた。下の写真は、ユニオン電機さんの 100V : 100V 500VAのノイズ・トランス。一次と二次が上下に別々に巻いてある。2000VAのものも購入したが、やはり容量には、重たいが、余裕があったほうが良い。
   
  ところが、予想以上に大星夜性が向上したのである。回路理論の予測以上の音質の向上があったのだ、そこで徹底的にやるタイプの私は、ノイズ・トランスをもう一個作って、2段の構成にしてみた。結果は、驚くことにさらに大星夜性が向上したのである。ただし、私のメインアンプのほうは、それなりに追い込んであるので、バランスが若干崩れ、繊細な音にはなっていったが、音が弱くなるきらいが出てきた。ノイズ・トランスを使用する場合は、それを入れることを前提にした、システム・バランスを取る必要があるだろう。


 
  古典回路とノイズ・トランス
 
  昔のウエスタン・エレクトリックのアンプや、その回路を元に設計されたアンプを使用している方も多いと思うが、これらの回路は、電源にノイズが少なかった時代の設計なので、現代の環境では、その実力を発揮していないだろうと思われる。現代の電源事情を考慮した、回路の設計が必要である。まずは、ノイズ・カット・トランスを(一段でよい)入れてみよう。電源は、清流でなければならない。  

  2006年現在では、電鍵精機社、ユニオン電機社、サウンド社、ライン・ノイズ・フィルターなど、その他自作のものまで含めて十種類ものノイズ・フィルタリング機器を使用している。但し、あまり多段にフィルタリングをすると音が弱くなることもあるし、雑音も音としての役割があるので、本HPの音の謎のコラムも参照して戴きたい。
http://homepage3.nifty.com/western/audio/noise1/noise1.htm


ノイズ除去装置を作る。導入する。

ノイズ・カット・トランスを作ったり、システムに導入する話


  ノイズを減らす装置
 
  トランスというのは、一次側と二次側の巻線の太さと数の比で、電流と電圧を変換するものだ。出力トランスというのは、とても難しい。理由は、広い伝送周波数特性を実現しなければならないからだ。一次側と二次側をただ単純に二層に巻いただけでは、5KHzくらいまでしか周波数特性を得られない。20KHz迄伸ばそうと思うと、複数のサンドイッチ構造で、重ねて巻いていかなければならない。ここでひらめくと、逆に”特性を落とす”のは容易だということである。一次側の雑音成分を二次側に伝えないようにするには、高周波成分の雑音を二次側につたえないように巻くわけだから、どうしたら、周波数特性が落ちるかを考えればよい。
簡単な話では、一次コイルと二次コイルは、離して、別々に巻けばよい。このような巻き方で電源トランスを作ってくれれば、音質のよいトランスができるのに残念である。メーカーは、みんな重ねて巻いている。


 
  簡易ノイズ・トランスの試作
 
  ノイズ・カット・トランスは、結構いい値段がするので、余って、ころがっているトランジスタのメインアンプ用のトランスなどを工夫してノイズ・トランスの実験をしてみることができる。方法は、二次側のタップをシリーズにつないで、合計で一次と同じ電圧になればよい。

注意すべきことは、巻き線の方向を同じに接続しないと電圧が加算されない点だ。シリーズにつないで電圧が下がるようであれば、線の巻き方向が逆になっているので、反対側とつなぎかえればいい。どのくらい電流がとれるかは、二次巻線の容量に依存するから、プリアンプでは1A、2A3PPのメインでは、5Aは欲しいところである。巻き線をシリーズに接続して電圧を稼ぐ場合でも、途中の巻き線に容量が少ないところがあると、その最低容量が全体の性能になり、容量が不足すると発熱したりして危険である。
 
  下の写真は、ジャンクで1000円でころがっていたトランスで作ったノイズ・カット・トランス。二次側のタップをシリーズに接続して100Vの電圧が出るようにしてある。これがまた効果があり、暫く貸し出し先から戻ってこなかったくらいである。1000円程度で試せるならば、とても面白い。効果があれば、なおさら嬉しくなる。ノイズに関しては、非常の広い帯域に渡ってスペクトルが分散しているので、特定のフィルターで雑音をとりきることはできない。雑音吸収スペクトルの異なるものを何段か重ねて使用せざるを得ないのが実態である。ノイズの問題と理論はとても奥が深いので、専門のホームページを熟読することをお勧めする。  
   


  外部ノイズと内部ノイズ
 
  ノイズというとACラインから混入する外部ノイズは、すぐに気がつくが、使用しているオーディオ装置自身が発生しているノイズには、気づかないことが多い。実は、CDプレーヤーなどのディジタル機器は、盛大に雑音を発生しており、この雑音が共通のコンセントに差し込まれている他の機器に伝播する。ためしにアナログ・レコードをかけたりして、CDプレーヤーだけの電源を深夜にON/OFFしてみればよろしい。

音がまったくかわらない場合は、とても高性能なCDプレーヤーか、システムがおっとりとしていて、その変化に反応しないか、お聴きなる方の人格が十分に陶冶されているかのいづれかであろう。LINN LP-12のプレーヤーのバルハラ電源でさえ起動時に若干ではあるがノイズを発生する。機器間にノイズ除去装置を入れて、内部で発生した雑音の他の装置への伝播を最小限に抑える必要がある。  
http://homepage3.nifty.com/western/audio/noise2/noise2.htm

JBLの#075でヴァイオリンが艶やかに鳴らない場合、まず使っているケーブルに粗悪な物が使われています。アンプやCDPの高価な装置を使っていてもそれらを接続するケーブルが粗悪な物ではその機器の実力の1/10も出していないでしょう。

ケーブルには電源ケーブル、ラインケーブル、SPケーブルが一般的に考えられますがそれだけでしょうか?。私の場合、電源とは壁コンからタップまでとタップから機器までを定格消費電力数の合計で使い分けています。

デジタルだアナログだでは区別はしていません。システムの場合「小信号」を扱う部類とパワーアンプ群の様に比較的大きな電力を食う物と分けてタップとりします。

電源ケーブルは機器の「性能」を決定するばかりか「質感」をも左右します。良い電源ケーブルが必要です。メーカーオリジナル配線の電源ケーブルはほとんど使い物にならないと考えて差し支え有りません。それらのほとんどのケーブルが「ノイズ」を拾っています。古い機器はオリジナル配線も極端に粗悪な物が多いです。

(この頃は電源ケーブルの重要性が理解されていなかったから)・・・マランツの#7、#2、#8b、#9、マッキンのC-22、MX-110やMC30,MC275等も当時は良かったかもしれないけれど今となっては「粗悪」なものの分類のケーブルに入ります。

次にラインケーブルやSPケーブルですがこれも電源ケーブルと同じで「ノイズ」をシャットアウトできるケーブルでないと使えません。いづれの箇所でもノイズ(ハムノイズ)を拾うようでは音が粗くて使い物になりません。

そして皆さんが「盲目的」に何の疑問を示さないのがSP箱内配線です。このユニットへの配線やネットワークへの配線が「とんでもなく粗悪」だと言う事です。

他にもアンプやCDP、チャンデバ内に使ってあるプリント基板や半田材、半田材の材質も粗悪な物が多いです。半田に鉛が入っているだけで電気が流れにくいです。

私の場合アンプの内部配線も手配線ができる管球式を使いたくなります。そしてその配線材も良いものを使い、半田材も鉛なしの銀入り半田、管球も中国製ではなく1940年から1960年代くらいまでの「本物」にこだわっています。

SPユニットにも半田付け部分が有ります。オールドユニットは歴史的に見てまず間違いなく「鉛半田」が使われています。これを交換してやるだけで情報量が「?倍」になりリアクション(応答性・反応)が飛躍的に良くなります。

オーディオ評論家達が「ヒアリングテスト」と称して雑誌の為に色々書いて有りますが、私から言わしめれば「4〜5時間聴いて何が判るのか?」と思います。良いケーブルは「大容量」になります。それらのケーブルは100時間以上のエージング(馴染ませ)が必要で、(ケーブルのバーンイン+機器の馴染み)とてもとっかえひっかえの駆け足評価で判るような代物ではないということです。

「あわてモノの間違い」、「うっかりの間違い」のケアレスミスの塊だと思います。雑誌の評論に振り回されていたのでは真の「良い音」は追求できません。

機器がどんなに優れていてもそれらを繋ぐ「ケーブル」が粗悪な物では使い物にならないサウンドしか出ません。

機器とケーブルの総合力+セッティング術の技術力の差が「出てくるサウンド」の差になります。

ケーブルに求めるのは「瞬時伝送能力」です。そのため「大容量」でないといけません。これにノイズが入れば大容量とはいえなくなります。

伝送容量は水道の配管です。これは大きいほど沢山流せるでしょう。ノイズがこの配管に付くスケールに相当します。このスケールが微量でも有ると水が濁ってしまいます。この濁った音がヴァイオリンが綺麗になってくれない原因です。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/04/jbljazz_8012.html

電源について考えてみる 2008年 12月 22日

 商用電源は汚れていると言います。極性も気にする必要があると…

しかしながら、昨日から悩みを告白した


SV-722(マッキントッシュ C22 のイミテーション・アンプ)
SV-722(マランツ7C のイミテーション・アンプ)
https://www.kit-ya.jp/products/list?category_id=10&bland_id=14

のノイズについても実は商用電源の汚れが問題ではないかと考えています。

対策として200V電源を引きステップダウントランスで100Vにすることです。

バランス電源なのでコンセントの極性も気にしなくてよいとか…。

 そこで今夜は「電源」について考えてみようかなと。

 真空管アンプにしてから電源に非常に敏感な気がする。

メインの方は電源を専用にとっているが、プリ側はデジタル機器と同一コンセントであり「悪い」と知りながら使用している。すると電源のループだろうか、リスニングルームのリビングと接する台所の電源を落とすと軽くノイズが飛び込む。

同じ環境下でトランジスタアンプは問題なかった…。

さらにサンバレーさんのアンプは電源に敏感か気がする。
恐らく回路も相当シンプルで音の鮮度を優先していて、電源などにもろ影響を受ける気がする。

ここに根拠はないので本当なら電源を切り分けるためにまずはタップを購入しデジタル機器と同居するプリの電源を分けるテストをしようとしたが、近所のホームセンターには三極のタップはなかった…テストはおあずけだ。

 しかしながら、200Vをステップダウンして100Vにすることが良いことは何度も耳にしており実際にこの目でも見た(変な表現だが)。

SV-722にのるノイズもSV-722自身がもっていると言うより拾っている可能性が高い。

無論、ピンケーブルも購入品と自作での比較もしてみたがピンケーブルの差によるノイズの載りはなさそうだ。

「うーん、やはり…」

手をつけるべくは、電源かな…。
アースも確実にとる必要があるし…。

あまり深入りしたくない内容だが粗悪ガソリンで良いエンジンが回る訳はないし、良いガソリンでエンジンは見違える程伸びるし、改質軽油でないとエミッションをパスするディーゼルは成り立たないし…。
それほどベースのエネルギーは大切なのだ…。


Commented by 103 岡山 at 2009-01-17 02:30
電源のデジ・アナ分離、その後進められましたか? デジタル系は2Pプラグでアースループが出来ないようにされた方が聴感上好結果が得られるようです。 またSV-722の球のグリッド線をシールド線がしっかりした(例えばRCAケーブルを切ったもの)とかに換装されるとグンっとノイズが減る可能性がありますよ。(私はSV-91Bのグリッド線を交換してノイズが皆無になりました)


Commented by rhr_nally at 2009-01-17 07:38
「SV-722の球のグリッド線」がどれになるのか、回路がさっぱり分からない私です。回路図をよーく見ながら挑戦しますね。


Commented by 103 岡山 at 2009-01-17 07:48
12AU7のピン配置は2番、7番になります。
 http://www.mizunaga.jp/tubepin.html


まず1本線を作って気になるチャンネル(LorR)側で一箇所取り替えてみる度に試聴されれば対策が早いと思います。
 http://homepage.mac.com/elanmiki/SV722/Sites-Pages/Image18.html


透明被覆の配線材かもしれません。
http://rhrsp.exblog.jp/9262286/


シンプルが故の難しさ… 2009年 07月 12日

久しぶりにRHRの音を聴いてみると…

「重い音だなぁ…歯切れが悪いなぁ…梅雨だしなぁ…
おや?なんだこのノイズ…」

曲の音量が下がってくるとリズミカルな「ポッ、ポッ、ポッ…」とノイズが出ているのです。そのノイズは、プリアンプの音量に関係なく一定な音量で出ています。

「…またトラブルかぁ…」

なんとなく

「プリアンプSV-722」が影響しているのではないか?

と予測してプリの電源を切りますと、コンデンサーに残された電荷を吐き出しながら、リズミカルなノイズは消えて行きます。

「やっぱり…」

夜聴くときはこんなことはないのですが(今夜も夜はノイズがのりません)。
いままでこんなことはなく折角の日曜の昼間なのですが…。

シンプルな構造故、外乱に敏感な気がします  


 前に中途半端なネットワークだったRHRの頃、半導体アンプONKYO P-308をつないだ時、発振して困りました。この時、SV-722(C22)はボンネットを軽く叩くと「ボンボン」とボンネットを叩く音がSPから聴こえるのです。

まるで、レコードプレーヤーのターンテーブルのハウリングの様でした。

この問題を解決するのに、地中アースを取り全ての機器を接続したところ、P-308は激しい発振を起こさず普通に聴ける状態になりました。

 しかし、アースは曲者かもしれません。

今回の正体は突き詰めていませんが、722に乗ったノイズはアースを通じて入ったのではないかと推測しています(原因追及前にそのノイズは消えました)。

 我が家の商用電源は測定すると100Vをやや下回り97V程度です。

会社のオシロを利用して波形を見てみればいいのですが、おそらく相当なノイズが乗っていると思います。

当然、AUDIOについては極性とデジタル系とアナログ系の音源を分けています。
しかし、どんなにコンセントを分けてもリスニングルームであるリビングの配電盤を見るとブレーカーはひとくくりでした。

これでは、どこからとっても同じ電源だと思います。

 200V化を考えているのですが、いい機会なので投入しようかなぁと考えています。

200Vは極性を考えなくてもよいので煩わしさから開放されますし。
我が家は、200V化には有利な環境にあり安い工賃で200V化は可能です、後はどんなステップダウントランスを選択するかなのですが…。

 しかし我が家のSV-722を含む真空管機器は構造が単純なせいか「外乱」に非常に弱い気がします、シンプルが故に外乱をそのまま音に反映する、商用電源の汚れやノイズの影響をもろに受けるのではないかと。

トランジスタ機器ではこんなことで悩むことはありませんでした。音の鮮度優先でこの辺のフェイルセイフ(こう言っていいのかなぁ?)が甘いのが良くも悪くもなのでしょうね…

ここらへんは、同じ真空管アンプでもEARはしっかりしていました。

すると真空管アンプや真空管機器を良い音で聴くには電源造りが大切なのではないかと…。
当たり前な結論かもしれませんが、ここを改造するには結構お金がかかりますし…うーむ…。


 シンプルが故のハンドリングの難しさ。

真空管アンプを使用している人たちは、皆さん同じような経験がおありなのでしょうか?
(今回の問題が再発した場合、プリのアースを外してみようと考えています)


Commented by きゃーる at 2009-07-12 23:03
実は私もこの間604のユニットにTU-879を繋いだ時、左側から、ポッ、ポッ、ポッと音がしました。
ケーブルを左右入れ替えたらノイズも入れ替わったのでアンプのノイズだと思います。
アート・ペッパーのミーツ・ザ・リズム・セクション(XRCD版)も曲内の音が出てないところでサーノイズがでます。

これは今まで私が持っている最も能率の高いSP(ダイアトーンDS-37B 能率90db)では気づかなかったことでした。
TU-873やSV-722はまだつないでませんがイヤな予感が・・・

高能率SPってシビアなんですね。

私の場合は片CHなのでキットの工作精度っぽいですが、rhr_nallyさんは電源周りですか・・・

「電源の最終回答」なんてうたっているメーカーがありますが、
どうなんでしょうね。怪しすぎますが(汗)


Commented by rhr_nally at 2009-07-12 23:29
もし電源をいじりステップダウントランスを購入するならオヤイデのトランスがいいみたいです。

Commented by 欄太郎 at 2009-07-13 05:12
>どんなにコンセントを分けてもリスニングルームであるリビングの配電盤を見るとブレーカーはひとくくりでした(

私は、2階から1階に移動して、家電周りのノイズをほとんど拾わなく成りました、 rhr_nallyさんのノイズが空中ノイズだとすると電源を分けても効果がありませんよね、私の場合大きいブレーカは1個、小さいブレーカーで8カ所に分かれていて、下の部屋は小分けに分けたブレーカーのせいか、家電から一番遠い、下の部屋のせいか分かりませんが、ノイズは気にならなく成りました。

スピーカーの湿気の影響ですが、ウッドコーンが動きが鈍く、高域の抜けが非常に悪いです、2時間ほど聴いてとそれでも良く成ります、コーンが振動しながら乾燥するのでしょうか(笑)、今使っているスピーカーは3台はマグネシューム系の合金、1台はパークの17pパルプコーン(表面に樹脂製のコーティング有り)全て元気に鳴ります、特にマーク、オーディオのフルレンジは高域の抜けは最高です。


Commented by altum at 2009-07-13 09:25
>高能率SPってシビアなんですね。

高能率のスピーカーで聴いて、異常が認められなければどんなスピーカーに繫いでもOK!・・・最終的な試験機としても使えますよ
特に直熱管シングルのハム音!(笑)
家でも、A7で近くでは若干ハム音は感じますがM8DMT以下他のスピーカーでは傍に居てもウン・・・とも、聴こえて来ません(笑)


Commented by きゃーる at 2009-07-13 11:49
直熱管はもっとやばいのですね(汗)
とりあえず異音がなくなるように処置してみます。


Commented by koba at 2009-07-13 13:53
家のスピーカーも38とホーンで能率が107あるので直熱管が使いづらくなってしまいまして300Bとか使わなくなってしまい遊んでます。EL34でやっと我慢できるかも?

前段のお遊びによる音の変化がよーく出てくることよ  
他人の家で僅かな変化しかしなくても家ではびんびんに変化するんですわ。


Commented by 元新潟のU at 2009-07-13 21:58
100Vじゃだめですか?nallyさん。
入力・出力共に100Vの絶縁トランスを使用して、2次側の中点タップをアースすれば同じだと思うのですが・・・
余り見かけないトランスなので2次側50Vのトランスを2台使用する手もあります。
あと、電源プラグを逆に挿すと音が変わりますが如何でしょうか。


Commented by rhr_nally at 2009-07-13 23:03
「直熱感シングルのハム音」…。「グさっ!」と来ました(笑)
今の我が家の一番悩ましいのがこの内容なんです。
2007のハム音がなんだかなぁです。
どこをどうすればいいのか分からないし、何を点検すれば良いのか…ハムバランサーをいじっても…。


Commented by rhr_nally at 2009-07-13 23:06
EAR859は本当にハムノイズのないアンプだったんですよ。
直熱管じゃぁないからですかね…うーむ面白い。


Commented by koba at 2009-07-13 23:08
能率が高いと小出力のアンプでOKなんですが同時に交流点火が×になってしまうんですよ。ハムがしっかり聞こえてしまうんです。泣


Commented by rhr_nally at 2009-07-13 23:14
いや、100Vがだめな訳じゃぁないんですよ。
実は私もきゃーるさんにお知らせした、オヤイデのトランスを知ったのが実はサンバレーさんの試聴室でした。

それ以前は、例の「究極の回答」で有名な(実際はたいしたことないですよ(笑))ショップで盛んに叫んでいる電源を注視していました。
サンバレーさんの評価云々でなく、200Vとこのトランスに注視している方が結構います。

私は、たまたま環境が整っていて(今の家の電源事情はそんなこと意識していませんでした、本当にたまたまです)200Vを2万円以下で工事できそうなんです。
極性を考えなくてよい。200V化で他の電源から切り離される、SV-18Dを調整しても不安定な電源みたいな我が家…なんかを考えると200V化をどこかで必ずしようと考えていたのでまぁいい機会かなぁと。


Commented by altum at 2009-07-14 09:21
>2007のハム音がなんだかなぁです。

これは211と同じ電圧(10V)&電流(3.25A)と思いますので・・・
フィラメントの整流回路にチョーク・コイル&トランスは入っていますか?
コンデンサーの容量は?・・・市販の小さなフィラメント用のチョークを売っています

0.5H/3.5A・・・それにコンデンサーの容量と耐電流10000μF&4A位は必要かと思います・・・私はここに当時販売していたタンゴの専用チョークと業務用コンピュータの電源に使われている大きな姿のブロック形のコンデンサーを使っています

今の2007(845)のケースには入らなくなるかも・・・です
ここまで、書いてかわら版を見ましたチョーク!は無いですね
抵抗0.2Ω/10Wがここにチョークを入れるとかなり改善が期待できますよ

フィラメントの電源にスイッチング電源の12V5A位を使って10Vに調整すれば一番良いとは思いますが・・・電源ユニットケースの後ろ辺りにを背負わなくては・・・

接続箇所は抵抗0.2Ωを出た所のコンデンサーの所・・・

この電解コンデンサーは要らないと思いますよ・・・ユニットは完成品!ですからこれが一番の安上がり!の方法かもチョーク・トランスも結構高いですから(笑)
私も、カレコレ組上げて30年近くになってきてますので、それこそ電解コンデンサーが不安なので、今度はスイッチング電源を使おうかなと思っています・・・省スペースにもなる
http://rhrsp.exblog.jp/10601189/

2009年 04月 04日
722と言うアンプはなかなか面白いアンプです。

失敗の連続でなかなか灯を入れることが出来なかった苦い思い出のアンプなのですが、出てくる音はご機嫌なものです。

 SV-722(C22)の嫌いなところは、以前所有していたEARと比較してハムノイズが大きいことです。

これは、最初に722を聴いていれば別に気にしなかったと思いますが、EARを先に聴くとその差が耳につきます。能率の高いSPだと更に耳につくらしいです。

 しかしそのハムノイズに目をつぶっても音の鮮度は、EARと比較して目を見張るものがあり私は722を入手しました。722はマッチングバランス(妥協点)で音の鮮度を優先して、このハムノイズをやや犠牲にしたのでしょう。

私の722は、標準の真空管12AX7 SOVTECからμの低い(増幅能率が低い意味らしいです)5751に差替えました。

SV-2(2007)の6SN7GTBのバリエーションでRCA 5672を手にした時「高信頼性管」と言うものの頼もしい作りに惚れ、高信頼性管系統の5751を選びました。

レコードイコライザー部は、東芝の5751でフラットアンプ部は、自衛隊の流出品だと言うGEらしい5751に入れ替えています。

5751にしてμが低くなり(100→70)「大人しい音になる」との話もありましたが、フラットアンプ部にはGEらしい快活な音を出し、フォノイコライザー部はRIAA特性の「精確」な再現を考えて、生真面目な国産らしい東芝の端正な音としてみました。
余談ですが、東芝の5751をフラットアンプ部に入れると真面目過ぎて私の好みではありませんでした。

 こんなふうに真空管チューンした722は高域まで伸びた音だと思うのですが、「キーン」とした鋭い伸びでなく私には「マッシブ(塊)」的音に感じます。
但し、「マッシブ」と言っても低分解能な塊ではありません。

その反面マランツタイプは、「キーン」としたタイトな高域のようで非常に興味深く感じています。

 ただ、722は音の鮮度を優先するあまり非常に構造がシンプルなのでしょう。

冬場の静電気が帯電した体で触ると「パチッ!」と音を立て、同じ部屋の電気機器のスイッチON/OFFに非常に敏感に反応します。

これだけ電源に敏感に反応すると言うことは、家庭の電源を200V化してステップダウントランスで改善した電気を流すとその鮮度は更に上がるのではないかと期待もしています。

 このように、SV-722と言うアンプはチューニングしがいがあり、そのチューニング結果を素直に出すアンプだと感じています。

 SV-722を賞讃する反面、

「プリアンプは極力カラー(色)をつけず、ドライブ(CDPやレコード)の信号を正確に再現するのが良いのではないか…」

とも感じています。すなわち、半導体プリ+真空管メインと言う組合せもありではないかと考え込んでいます。


Commented by へうたむ at 2009-04-05 04:12
ハムノイズについては、サンバレーさんのマニュアルに、シャーシ・アース・ポイントなどの説明はあるでしょうから、そのとおりにはされていますよねえ‥‥
管球プリは、アースの引き回し、シャーシのアース・ポイントでずいぶんハムが違ってくるように思います。


Commented by Rocky at 2009-04-05 06:39
私もSV-722(C22)を持っています。Jensen化もしましたが、何とか取り付けました。(手違いで左にある0.22uFも買ってしまい、一緒に交換しています。こちらはあまり効果はないと思いますが、、)

ハムノイズは私もあります。電源コンセントを逆に差し替えたらハムノイズが少しは減ったので、まあいいかと思っています。真空管アンプのボリュームを絞るとノイズは減りますが、音が曇ってしまうので全開で聴いています。

Commented by 103 岡山 at 2009-04-05 11:07
半導体プリ+真空管メインはC-200X改+SV-91Bをちょくちょくやっています。

C-200X改+SV-91Bは 過不足ない というかSX-710との組み合わせに比較すると音のエッジがしっかりしてSV-91Bからズーンと腰の入った低音が聴けます。
これが半導体プリのおかげと言えるのか、C-200X改の個性(良さ)なのかはWE310Aラインアンプとの組み合わせで改めて比較してみます。


Commented by rhr_nally at 2009-04-05 11:08
電源コンセント、すなわち電源極性ですよね。
一時、気合いを入れて合わせていたのですが、色々試聴で機器を出したり入れたりしているとついつい面倒になり…。
アドバイスありがとうございます、検電ドライバーを手に頑張ってみます。


Commented by 103 岡山 at 2009-04-05 13:26 x

半導体プリ+真空管メイン、真空管プリ+真空管メインと比較してどうか?
 難しい! です。
WE310Aラインアンプは残留ノイズが少々高目だったのでP-300に比較して91Bはゲインが低目なのでノイズが耳に付き難くなりました。
球(WE310A)同士の接続なので相性は文句なし。音が弾みます。
C-200X改に比べて前後方向が少し向上と言えるかもしれませんが、大きな変化なし。

単純に 球プリ、 半導体プリ と論じられないです。
それぞれの機器の個性で デバイスの差を語れない というのが感想です。
ご期待に添えなくて申し訳ないです。
http://rhrsp.exblog.jp/9980527/

AIR TIGHT ATC-1 〜真空管プリアンプ 世評の罪〜 2010年 08月 19日

 サンバレーさんの真空管プリアンプ"SV-722"を手放した後でも真空管プリアンプの音質には強く心惹かれるものがありました。
真空管と言えばノスタルジックな「暖かさ」などが世評ですが、最近の真空管プリアンプは半導体にはない鮮烈さを実感できます。

 私の真空管アンプ・キャリアは、プリメインのEAR859に始まりプリアンプではEAR834Lと2台のEARを経験してきました。

EARシリーズは、真空管アンプとは思えない無音時の静粛感、音質は英国アンプらしく華麗で柔和、但し鮮烈さと言う面ではやや弱いです。

そしてサンバレーSVー722は、真空管フォノイコSVー6、真空管パワーアンプSVー2(2007)と言った極めて組立が簡単な(基板1枚をハンダ付けすれば出来上がり)キットを2台組立てただけに過ぎない私のスキルには、あまりに難易度の高いアンプでした。
音が出せるまで何度もハンダや配線をやり直し最終的にギタギタになってしまい「大丈夫か?」と思いましたが、出て来る音の鮮烈さのとりこになってしまいました。

しかし悲しいかな、無音時のノイズは盛大でEARとは比較になりません。

「EARの無音時の静粛性」と「SVー722の鮮烈な音」を組合わせたような真空管プリアンプを探していました。

そこで目にしたのが「AIR TIGHT」ブランドの「ATC-1」と言うプリアンプでした。
AIR TIGHT ATC-1は、EAR834L+SV-722となるのでしょうか?
さて肝心の出て来る音なのですが…

 世評では、AIR TIGHT社の社員の方はLUXMANから独立し設立したこと「真空管の良さを残したアンプ」「いや、そんな古いノスタルジィに捕われない音」と色々な世評があります。

私も後者の「ノスタルジィに捕われない音」とSVー722の持つ無音時の不快なノイズが消えていることを期待しました。

ところが様相は少々違ったようです…

電源ONし出て来るノイズは「質」は違いますが「量」はSV-722同等…これには正直がっかりしました。

「熟練工の組立てる完成品」と「素人が失敗しながらなんとか組立てたキット」に大きな差がない…。

また「真空管プリアンプのノイズはこんなものなのか?」と考えてしまいました。

実は12AX7と互換球で低ノイズの5751、しかも東芝の5751に換装したのですが変化は見られませんでした…

ノイズの「質」の違い、
SVー722のノイズは高域の目立つ「シャー」と言う高めのノイズ、
ATC-1のノイズは中低域の目立つ「ズー」と聴こえるノイズ。

 そして、このノイズの傾向が不思議なことに音質にも出ています。

ATC-1の音は、中低域を中心とした太い線で描写した押し出しの強い音。
私が期待したのは、やや線の細いシャープな音でしたので、これは全く目論み違いでした。

この「太い線で描く音」が「暖かい音」と支持する人がいるのでしょう。
ヤマハC-2X同等のシャープさで、半導体では得られない真空管の「ガラス」をイメージするような透明度をもったハイスピードな音を期待していました…。
ATC-1は私の期待した

「EAR834Lのノイズレス+SVー722のハイスピード」

とはなりませんでした。

 SVー722のシャープでキレの良い音が懐かしいですねぇ…。

私のSV-722は、マッキントッシュC22タイプだったのですが次はマランツ7タイプにトライしてキレの良い音に浸りたいですね。

手放して分かるSVー722の良さ(笑)

SV-192Sにはなんの未練もないのですがSVー722には悔しさが残ります。
自分のスキルが未熟な時に出会ってしまった音楽性の高いアンプ…
もし今2台目を作るとするなら、カウンターポイントやYAMAHA、そしてMFと言った優秀な半導体アンプを手にしていますので焦ることなくじっくり構えて組立できるでしょう…。

今ならアンプマイスターのくまさんがSV-722に新しい「対策・改良」の施し方をブログで記事にされていますので、進化したSV-722に出会えるかもしれません。

Commented by きゃーる at 2010-08-19 01:25
AIR TIGHTといえば、かなり高級な球アンプブランドですよね^^
いい質感ですね。電源部も遮蔽されてますね^^
しかし好みの音質ではなかったですかorz

SV-722手放したんでしたっけ・・・
クマさんチューニングすごそうですよね^^
SV-722はアンチキット屋さんでも一目置くプリのようです。
操作性は・・・ですが音は申し分ないです^^
私のSV-722(マランツ)もいつかSBD化するかなあ・・・

プリといえば、マッキンC22オリジナルの結構程度のいいもの(らしい)が30万台で売られてましたが、買いなんでしょうか?^^;


Commented by へうたむ at 2010-08-19 05:24
アンプのノイズはシステム全体として計算づくで処理すべきものだと思います。かなりの高利得を持たせたプリ(マッキンやマランツなど、過去の名機に倣った回路構成では、どうしてもこうなります)に、ヴォリューム全開のパワーをつなげば、どんな高級品でもホワイトノイズは出ます。

EARは、システム全体でゲインを調整したり、何らかの回路デザインを施していたのでは?


Commented by 元新潟のU at 2010-08-19 05:42
無音時の静寂性を追求するなら半導体では?という気がします。
音楽性で言うなら別ですが…
SV-722 クマさんスペシャルには興味がありますね〜。


Commented by rhr_nally at 2010-08-19 08:25
EARは、システムトータルと言うより、単品のノイズの少なさは極まっていると思います。

私が使用していた時は、当然メインは全開ですよ(メイン全開でないと気がすまないたちです(笑))。パラヴィチーニ氏は、動的な特性もさることながら、静的な良さ「デザイン」「ガジェット」「ノイズ」を上手にコントロールされていたのではないかと考えてます。


Commented by rhr_nally at 2010-08-19 08:31
>無音時の静寂性を追求するなら半導体では?という気がします。

はい、しかしながら世の中には半導体並の無音時の静粛性の高いアンプも存在するんですよ。でも今回の経験で、真空管プリのノイズについて整理出来てきた気がします。

確かaltunmさんはプリの前にトランスを入れて電源の持つノイズを減らすことをされていたのでそれも奥の手と考えていまして、無音時のノイズ対策は色々ありそうですね。

我が家の主力プリは全て半導体なので、無音時のノイズは悩みませんが、SV-722には「音楽の鮮度」と言う面で心惹かれますね(個人的には「アドバンスさん凄い」と感じています(笑))

くまさんスペシャル"SV-722"は、大変参考になるのでもっと色々知りたいところです。


Commented by へうたむ at 2010-08-19 22:16
2ch板ですが、A&Mはノイズの件で送っても何もしてくれない、云々の書き込みを見ました。

ATC-1は、高利得の12AX7を5本使っているということなので、ラインアンプも全部12AX7なのですね。これではやはりノイズ多くなりそう‥‥
ラインアンプは、低利得・低インピーダンスの12AU7や6DJ8を使うのが、近来のプリでは主流ではないか、と…。

お値段的に比べるべくもない感じはしても、TU-875と比べられたでしょうか? たぶん TU-875のほうがローノイズですよ。

ノイズが増えても12AX7を多用して彫りの深い音色を出そう、というのが、むしろマランツやマッキンなど古典プリに学ぶ日本のマニア、技術者の多数かもしれません。もちろん、これはこれでポリシーです。
が、近代的な低雑音を狙うと、また別の回路構成が必要でしょうし、その辺の独創性は、あのパラヴィッチーニのオヤジなんかの独擅場なんでしょうね。


Commented by なめ仙人 at 2010-08-20 16:20
プリアンプは難しいですねぇ〜! 微小信号を取り扱うプリアンプは、ノイズ問題、SN比は大きなウェイトを占めますから。。。 如何に音色感が素晴らしくても、ノイズで微小レベルの信号が消失してしまうのでは意味が有りません。

そのような意味で、タマのプリ選びは非常に難しいでしょうね。カウンターポイントのハイブリッドプリでさえ、石の圧倒的な高SN感(例えばマクレビNo.38SL等)を経験した後だとノイジーに感じましたからね。

しかし、AIR TIGHT ATC-1、見た目は魅かれます。ロゴプレートといい、全体のつくりといい、ラックに置いておきたい雰囲気がありますね。ホント、ノイズの問題さえクリアになれば・・・・ですねぇ〜σ(^_^;


Commented by rhr_nally at 2010-08-22 10:20
利得とμの関係を知らないのですが、12AX7に対してμが70%程度しかない5751でもこの傾向は変わりませんでした。
12AU7や6DJ8のことは、へうたむさんに説明されると頷いてしまいますね(説得力があります)。

TU-875はご指摘の通りです。
電源も別体ですからね、ただTU-875のポテンシャルはもう少し欲しいところです(欲かいてます)
パラヴィヴィチー二氏の回路理論は理解出来ていませんが、独創性は目を見張りますよね。
マランツ7やマッキントッシュC22の回路のオマージュ(嫌いな表現です(笑))的なものではなく「現代真空管回路」的なところで攻めて欲しいものです…勝手な言い分ですけど、そこをAIR TIGHT に私は求めたのだと思います。


Commented by rhr_nally at 2010-08-22 10:33
レビンソンとマッキンなら私はレビンソンの方が雰囲気が好きかなぁ…。
はい「球のプリ」は難しそうですが、なかなか鮮烈ですよ。

AIR TIGHTは「次世代の真空管アンプ」を期待したのですが、パラヴィチー二氏
ほど前衛的ではなかったようです、
AIR TIGHTの人が読まれたら激昂されるかもしれませんが、過去の範疇だった気がします。過去の範疇で良いなら、私はAIR TIGHTは選ばないかな…。
ガジェット的には最高ですけどね(笑)


Commented by merlion at 2010-08-25 07:36
実はATC-1のノイズは先日AvantgardeのDuo Mezzoとの組み合わせで聞いたときに妙に気になったことを思い出しました。私もチューブを使っていますが、「古いノスタルジィに捕われない音」を志向してAudio Research (VT200MK2+LS26)の組み合わせです。ノイズで悩まされたことはなく、ローインピのPL300でもうまくドライブしてくれています。


Commented by rhr_nally at 2010-08-27 08:57
ATC-1は同じ感想を頂け「やはり」と感じています。
また同時に今までの経験ではEARを除いたところの「真空管プリのノイズってこんなものかな」って解釈してます。
http://rhrsp.exblog.jp/13108804/

SUNVALLEY試聴記 〜前編 プリ試聴…2年ぶりです〜 2011年 07月 08日

サンバレーさんで試聴するのも久しぶりですね…2年ぶりかなぁ…。
サンバレーさんの試聴室に出入りしなくなった理由は簡単で「聴きたい機種がなかった」からです。

しかし反面、SV-722(TYPE:C22)を手放した後にあの鋭く伸びる高域と透明感のある音色が忘れられず「チャンスがあったらまた手に入れたいなぁ…」と思っていました。

「真空管プリが欲しい…」と言う思いは強くあるイメージを持ちながら途中、AIR TIGHT ATC-1を手に入れたりしましたが私のイメージと少し違っていました。
あと個人的にEAR 834Lも一時所有していたのでEARも気になるのですが834Lの上のクラスになるとなかなか手が出ません。

 そんな時、耳にしたのが「サンバレーさんのSV-310がV型になって復活した」との情報。あのプリアンプは、個性的なプリなのでこれには非常に興味があります、そしてネット上で試聴コメントをなかなか見かけない「SV-192A/D」も興味があります。 そんなこんなで試聴室に出向いたのです…

SV-722(TYPE:M7)

以前私は、C22タイプと呼ばれるものを所有していました。
このプリは、非常に澄んだ音色を聴かせるアンプでした。
この「澄んだ音色」を聴かせる プリアンプは非常に貴重だと思うのです。
音色は真空管のもつイメージの「暖かさ」と言うより「切れ味の鋭いソリッド感」が非常に心地良く私の好きなMALTAのサックスなんか抜群の切れ味。
手放した後に分かる良さですね(笑)

 今回は、C22ではなくより高域が冴え渡ると評判のM7タイプを試聴させて頂きました。予想通りの伸びの良さですね…真空管のガラス管の澄んだイメージそのものだと思います。このソリッドな感じがツボに入ると心地良い…私的にはこのプリの出すサックスやトランペットの音色はいいですねぇ…。
タイプとしては「音場型」
広く澄んだステージが広がる感じがなんともいいですね。

このプリの難儀なところは「キット作製」でしょう。
もちろん、完成品もあるので完成品を選ぶ選択肢もあります。

SV-310V
どうです、この個性的なデザイン…ガジェット感にこだわる私の心をグラグラさせます(笑)
他でも出会わない「異様な形状なプリアンプ」ですよね…。
今回私が一番注目しているアンプです。ただ

「音質についてはトランスの支配力が強いのではないか」

と先入観を持ってしまいます。レコードプレイで言うところのMCカートリッジの「フォノイコの音色」と「昇圧トランスを通した音色」的なイメージでしょうか…。

先入観はさておき、実際の音を聴いてみましょう…
これが良い意味で期待を裏切ってくれます。

SV-722対比極端なトランス色がついている訳ではなく、サンバレーさんのプリらしく「透明感のある澄んだ音色」を基礎に「やや温度感のある」トランスの音色を足した感じです。

カートリッジの昇圧トランスの様な音色でなく、このトランスは上品に上手くまとめられていると思います。

ひょっとすると以前のトランスの方が「濃い」音色だったかもしれませんが、V型の橋本電気製トランスは「適度な濃さ」に感じます。

タイプとしては「音像型」ですが、SV-722をやや「音像型」にした程度で「音場」は広いと思います。
これは、見た目も音色もなかなか楽しいプリですね…いや、予想外(笑)

SV-192A/D

このプリの多機能さは、ここでは説明のしようがありません(笑)
さて出てくる音なのですが…
思わず腕組をしてうなってしまいました(笑)
どうして「うなってしまった」のか…このプリは、SV-722との差が見つけにくい…SV-722系の音色です。

透き通り伸びる高域と広がる音場…ただ、よーく聴きこんでみると個人的にどこかSV-722の方が音が「シンプル」に聴こえます…
まぁ、これだけ機能てんこ盛りになりますと回路も複雑ですからね…。
ここは、機能差で選べばいいかと思います。

と久しぶりに3機種ものプリを試聴させて頂きました。
非常に興味深い試聴でしたが一貫して言えるのは、どのプリも「澄んだ音色」がすることでしょうか。
http://rhrsp.exblog.jp/15084601/


22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/02(土) 22:30:32.57 ID:xINzPju6

マッキントッシュMC275に回路がそっくりのアンプあるけど・・・

本物のMC275  :歪率0.5%以下/75W時(保証値)
275のそっくりさん:歪率10.0%/55W時(社内試作時の結果)

いや分ってる。そう・・・、特性なんて関係ない。値段だって全然違うんだ。
そんなこと疑問に思うことが間違いなんだ・・・!

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/03(日) 12:38:33.51 ID:q3KTU1uR

こういうのってマッキントッシュに許可取ってんの?

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/03(日) 15:22:25.01 ID:HHyZwMUQ
>>23
取ってない。
この他にもそっくりさん商品多数有り。技術情報等も他所から無断引用多数。
コンプライアンス、モラル無視のデタラメ業者。

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/03(日) 15:38:34.57 ID:q3KTU1uR
マジで?w

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/03(日) 16:56:30.56 ID:MZAF2vma

バイファイラー巻きはマッキンに許可取らなくてもよかったと思うよ。
たしか特許の有効期限はとっくに過ぎてる。
模倣するのはいい。取り入れる事は悪いことではない。
本物のスポーツカーを買えない人が、模型を買って愛でるということはある。
おもちゃ相手に熱くなっても仕方ないさ。それはそれで趣味の世界。

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/03(日) 19:00:52.62 ID:BH7cVKl/

技術が全く無くて中華に丸投げなのに、本家に勝るかのような誇大表現なセールス手法。

中身は当然本家と同じ訳もない粗悪品。

外観と型番をそっくりにし、本家を連想させ期待をさせる詐欺的誇大表現で、
また煽るような売り方を数々行ってきた悪質な業者。

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/04(月) 05:03:36.65 ID:pHCC/xcK

英国本家QUADUの本物     :歪率0.3%/12W(保証値)
産婆霊のQUADUのソックリさん :歪率 10%/15W
ラジオ技術QUADUレプリカ(非買):歪率0.3%/20W(実測値)

言論の自由は結構ですからね。でもね、特性と音は関係ありませんよ。
批判するなら聞いてからにしてくださいよ。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1334442103/

RE787さん
私は、サンバレーのSV-722(C22)を所有していました。

まず、価格を優先してキットタイプを購入すると制作難易度が結構高いです。特に、6本の真空管と基板から出ている素子の足をハンダ付けするのは、かなり難しいです。

オリジナルマッキンC22もチャンスがあり試聴しましたが、SV-722(C22)とは全く別物です。

オリジナルの様な「熱い」「ネットリとした」音色を求めると外れます。
SV-722はマランツ7タイプとマッキンC22タイプの双方ともにどちらかと言うと澄んだ」「透明度」の高い音色です。

サンバレーブランドですが、中身はアドバンスと言うメーカーの製品です。

ADVANCE AUDIO
http://www.advance-audio.com/


アドバンスカラーの強いプリアンプと理解して下さい。

トーンコントロールは、内部にディプスイッチが付いていて、ON/OFFの2段階で調整できますが、連続可変でないため期待する程のトーン調整が出来るか不明です。
またいちいちボンネットを開けなくてはならず、実用的かと言われれば疑問です。

もし、興味をお持ちなら同じアドバンスさんの08-TEQをお勧めします。
こちらは制作難易度も低い(ブロック枚の基板ハンダ付けする程度)価格もSV-722に近似しておりお求めのトーンコントロールも充実しています。
2012/06/19 22:18 [14701193]


サンバレーは色々なメーカーの寄せ集めですね。
やはりオリジナルのC22を買うしかないなのでしょうかね?
フェイクは近い音にすら届かないのでしょうね?
独自で負けないようなプリアンプはないものでしょうか?
とても参考になりました。ありがとうございました。
2012/06/23 22:33 [14717251]
http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=14678057/

 エレキットさんのキットアンプは有名でその音質も高い評価を受けている。
アドバンスさんのキットアンプも有名でその音質の評価も高い。
ソフトンさんのDAC MODEL2もその音質の高さとコストパフォーマンスの良さから有名。

 そんないずれの商品もサンバレーさんは取り扱っている。
サンバレーさん自身は製造出来る訳でなく、商社機能が中心。ただ、単なる商社でなく一般的な知名度はなくて優秀なアンプメーカーなんかをプロディユースしてサンバレーさんの販路で販売しているのだと思う。

このプロディユースの際、音作りの意向を明確に伝えるのだろう。そこでは、セールスエンジニア的にある程度の技術力がないと話もできない。そして有名ではないが優秀な技術と製造ラインをもつメーカーとタッグを組むもんだからコストパフォーマンスの優れたaudio機器が生産出来るのだろう。

そしてこれは邪推だが、「キット」と言う手法を使うことで商社にとって一番リスクの高い「品質保証」を自己責任にしてクレーム費用を回避するのだと思う。小さな会社(豊田自動織機グループだから決して小さくはないけど)がクレームのリスクを背負うのは非常に厳しい。「作ることの喜び」と「クレーム費用の回避」を上手くミックスした商売だと思う。
http://rhrsp.exblog.jp/9236569/

おかえりなさい… 〜Sunvalley SV-722修理完了&Modefai〜 2010年5月15日

春の武者修行を前に私の真空管キットプリ、サンバレーさんのSV-722が沈黙したことは、レポートさせて頂きました…。

いや、本当に機器の故障とは悲しいものです。

「どないすんねん…こいつ」と呆然とSV-722を眺めていて、ふと…「そうだ!Altumさんに相談しよう」と思いついたのを通り越してAltumさん宅に持ち込んでしまった次第(笑)

Altumさんは、私のド厚かましいお願いに嫌な顔一つもせずSV-722を修理してくれました。
今日、我が家に戻ってきたSV-722に灯を入れてみました。

「おかえり、SV-722…」

でもAltumさんは、ただ修理しただけではなかったのです…。


 SV-722について、少しおさらいしておきますと。

この製品は、サンバレーさんのキットアンプですが基本設計・製造は「アドバンス」さんの様です。

マッキントッシュのC22を範としたものと、マランツ7タイプを範としたものの2種類があります。

双方共に共通なのは「澄んだ音」がすることでしょうか。
半導体のプリとは、趣を変えた「鋭い」音がします。

これは、真空管にノスタルジーを求める人には向きません…ね(笑)。

個人的な感想では、

マッキンタイプは、どちらかと言うことコントラストに主眼をおいたタイプ、
マランツ型は「その鋭さ」を伸ばしたタイプでしょうか。

私は、マッキンタイプを選んでいます。


 このアンプはハンドリングとノイズに難があります。

そもそも、プリのような繊細な信号を扱うアンプを「キット」として組立てていいのかなぁ…と言う疑問はありました、アクロバティックな配線に焦げそうなリード類。

悪戦苦闘の末、完成し恐る恐る灯を入れてみて、ぐったりとした体に飛び込む鮮度の高い澄んだ音…

「やった!」とほくそえまずにはいられないのです(笑)

しかし…その「音の鮮度」とトレード・オフしてしまった無音時のスピーカーから聴こえる「シャー音」の大きさ、

確実に電源を落とさずにピンケーブルの交換なんぞしようものなら「ボンボン」と共振と言いますか振動音と言いますかSPから出てきて「ぎょっ!」とします、半導体アンプとは大違いです(いや、半導体アンプも電源落とさないといけないんでしょうが、横着効かないですねぇ…)。

もちろん「ガジェット」感を求めてはいけません(笑)
このアンプの一番寂しいのがこの部分です…ね。

 プリアンプは、ユーザーにとって操作頻度が一番高く、システムを支配する一番偉い人(笑)。
そんなアイテムには「ガジェット」感は欠かせないと思うのですが…確かに「キット」ですよ…でも二桁万円払う訳ですから…

いえね、マッキンやマークレビンソンに追いつけだの、EARやアルケミストを追い越せなんて絶対言いませんけどメーカーさん…
でもまぁこんなものかも知れませんね(笑)

最近同社から出たプリは、私には業務用機器にしか見えませんから数倍プリらしいか…(やばいやばい(笑))

 機能・音質最優先で得たハイスピードで鮮度の高い澄んだ音。

CounterPoint Solid-M8の熟れたオレンジの柑橘系的甘さを含んだ音と対照的な音が聴けるものです。
(これも組合せ次第だと思います、我が家では真空管メインとM8の相性がいいみたいです)

SV-722は、まるで辛口の口に含むと痛いウイルキンソンのジンジャエールみたいな味です。
これがクロックチューンしたTL51X改とサンバレーさんの細身に傾くDAC SV-192Sと合わせると真空管のノスタルジーなんて微塵も感じさせない鋭い突き抜けたモニター調の音が聴ける…なかなかいない個性の持ち主なのです。


でも…「もう少し、無音時のノイズが少ないならなぁ…」

これは、SV-722ユーザーの皆さんの悩み(私だけでしょうか?(笑))のようです。
特に高能率な、TANNOYのユニットとは相性が悪いようです(笑)

そんな手放し難いSV-722がAltum工房にて修理完了し戻ってきました。

測定結果メモ…さすがです…


 久しぶりにワクワクして音だしです。

まず一聴して驚いたのが、いつも聴く音量での無音時のノイズの減少です。

「シャー音」が確実に減ってます。

もちろん、ボリュームMaxの状態ではノイズ「シャー」「ブーン」はしますよ、でもいつもの音量ではステップダウントランスの唸りの方が耳につきます(これも最近なんですよ…嫌だなぁ…)。

 いやぁ驚きました。Altumさんからは「少し減りましたかね」とのコメントでしたが私には十分過ぎます。

こうなってくるとですよ…
少しでもノイズを減らそうとして装着していた12AX7の互換球5751を元のSOVTEC12AX7-LPSに戻してみようかな?と言う気にさせます。

露球は、個人的にチャイナ球なんかとは違い「鋭さ」や「硬さ」が出せる球だと思うのです。

私が、このSV-722に求めている「澄んだ鋭さ」にまさにジャストミートするのではないかと…。

さて12AX7-LPSに交換してみます。

ここで大活躍するのが、以前ご紹介したテクソルさんで販売しているエレハモ印の「チューブグローブ」です。

SV-722ユーザーになら分かってもらえるのですが、6本の12AX7を交換するのに5分とかからないのですよ!(このグローブを手に入れる前は、ひどい時、1時間は必要としたかもしれません、特にSOVTECは他の12AX7より太いのです)。
これは、もう奇跡としか言いようがないのです(笑)

出てくる音は…

 あれぇ…以外ですねぇ…このキットのマッキンらしさが出てしまいました(笑)
中域が厚く、線が太くなるんです…いや当然十分分解していますよ音を…でも5751の時の方が細身な音がしていたと思います。

でもこれが開発者が意図した音でしょうから「元に戻っただけ」なのですが…悪くはないですが、また5751に戻そうかなぁ…(笑)


Altumさんに頂いた東芝製12AX7です。日本の真空管の出来映えはさすがですねぇ…


コメント

Commented by rhr_nally at 2010-05-18 08:42
この記事の後、SV-722の数名のユーザー様よりノイズ低減の打診を受けました。
このプリが抱える共通の悩みですが、店主さまに相談しても極めて丁寧に断られるでしょうから(笑)

みんな悶々としているんでしょうね…。

本当なら、我がSV-722を実験台に提供して徹底的にAltumさんにメスを入れて頂いてもいいのですが…なにせAltumさんの300Bアンプなんて、アルテックの高能率SPを通して、ましてや三極管でシングルとノイズ的に不利にも係わらず、静寂そのものでしたから…。

SV-722も手術次第では生まれ変わるんだと思いますけど…。
でも元の音を維持できるか…ここが何事も難しい「塩梅」ですよね…。


Commented by rhr_nally at 2010-05-18 08:46
初めてメール致します。自分はSV-3を作ったのですが、全く同様にホワイトノイズが至近距離のスピーカーから耳について困っていました。

SV-3をサンバレーに送って店主様にチェックして貰っても、ノイズはおかしくないとの反応。TESLAにしても変らず。

しかし、e-bayで購入したSIEMENSのNOSのE88CC/6922(RCAブランド)に差し替えた途端、急にノイズがほとんど聴こえない状態になりました。

しかも透明感、定位、響きも素晴らしい。球による違いの大きさを実感した次第です。特に小音で聴く夜に違いを感じますね。同じ悩みの方々がいて納得しました。今後ともよろしくお願い致します。

Commented by rhr_nally at 2010-05-24 09:05
このノイズの件ですが私も低ノイズの真空管(5751)に交換してやや薄れました。

そうなんですよね、低音量でクラッシックなんかPPの時に「サーっ」では興ざめします。

サンバレーさんも「現代の真空管アンプ」と言うことで、昔は避けて通れなかったノイズ問題を「PPでもノイズは皆無」みたいなものを売り文句にしてくれれば、「最近の真空管アンプは凄い!」になってインパクトはあるのですが

「問題ないノイズレベルです」

と言われると困りますよね(笑)

そしてそれは「キットだから仕方ないか…自分の自作の腕も低いしね」と言った暗い気分にさせます。トランジスタ世代の私にしてみれば、音質に影響させず、ここはなんとか解消して欲しいところです。「昔の常識」を覆して欲しいものです。
http://rhrsp.exblog.jp/12644806/



32. 中川隆[-12105] koaQ7Jey 2018年5月08日 07:37:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13456]

オーディオ史上で最も評価が高かった真空管アンプは

Lowther(ローサー、ラウザー)の真空管アンプ
http://www.lowthervoigtmuseum.org.uk/lowtheramps.html

真空管アンプは基本的に


1. 真空管アンプの音質や音色は出力トランスで殆ど決まってしまう

2. 真空管アンプは佐久間アンプみたいに高級なトランスを沢山使えばいい音になる

3. 出力管は出力が小さい程音が良い

4. 出力管は製作年代が古い程音が良い

5. 直流点火より交流点火の方が音が良い

6. CR結合よりトランス結合の方が音が良い

日本のガレージメーカーの真空管アンプについては


一番音が良いパワーアンプは VT-52 シングルアンプ?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/440.html

究極の出力管 _ 伝説の DA100
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/441.html

DA30 はあらゆる点で PX25 や WE300B より優れているんだけど…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/446.html

英国の気品 PX4 シングルアンプ 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/443.html

今 大人気の WE101D _ 出力0.6Wのシングル・アンプで鳴らせるスピーカーは?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/445.html


33. 中川隆[-12104] koaQ7Jey 2018年5月08日 07:57:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13456]

EAR は元々安物アンプのメーカーなので、以下で出て来る様な高価な出力管は一切使わないのですね:


ウェスタンエレクトリック伝説
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/208.html

妖女ローサーと佐久間 駿 _ 失われた音を求めて
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/210.html

ドイツの真空管 1 _ RV258
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/463.html

ドイツの音楽はドイツの真空管アンプで聴こうよ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/698.html


オーディオ仲間の新年会で WE252A〜Ed まで真空管聴きくらべ
http://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10139&i=10210


2010年1月9日に行った、地元長野県を中心とするオーディオ仲間の新年会として行われた「真空管聴きくらべ」のレポートです。


上段左から 210、250、WE300B、WE252A、PX25、DA30
下段左から RE604、LK460、Eb、AD1、Ed新、Ed旧、RV258旧、RV258新、RV239
http://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10210_801.jpg


写真は当日聴いた真空管のうち、わたしが用意したもので、このほかに、

45、71A、WE252Aプリント、WE275Aナス管、4300B、AD1直管、ValvoのEd

を聴きました。ウエスタン・エレクトリックの各種丸管など、さらに多数の真空管を用意してあったのですが、途中で「このままでは肝心のドイツ球にたどり着けない」ということになってしまい、以上の真空管を聴きました。

アンプはバラック作りのユニバーサル機で、6SN7パラレル1段によるトランス・ドライブ、半固定バイアス、直流安定化電源、そして出力トランスはU808という構成でした。

お世辞にも立派なアンプとはいえませんが、これといった見どころが無い代わりに、最近の高性能トランスを使ったアンプのような個性も無く、球の違いがストレートに聴き取れました。

音源は某メーカーの音質評価用CD、スピーカーは Europa Junior KL43004 でした。

意外かもしれませんが、Europa Junior はとなりにあった フィールドの Eurodyn 以上に明瞭、かつ正確に真空管の音のちがいを表現し、比較には最適なスピーカーでした。


はじめに聴いた45は、まさしく中庸で癖のない音でした。意外にひ弱でなくて45と大差の無かった71Aに対し、210は色彩を控えた古風な音で個性的に聴こえました。250もややモノトーンながら、厚みがあって魅力的でした。なお、45と71Aのみ、別のアンプで聴き、続けて71Aを試聴アンプでも聴きました。

ここでおなじみの WE300B をリファレンスとして聴きました。写真では不鮮明ですが、3桁シリアルの1950年代のオールド球でした。繊細でありながら厚みがあって悪い音ではないのですが、ありふれているためか、みなさんの印象は薄いようでした。続いてWE252Aの刻印にしたところ、250をウェスタン風にカラフルにしたような魅力的な音に、みなさんの表情が変わり、「いいね」といった声が数人から出ました。プリントのWE252Aに換えてみると、刻印よりも少しだけ薄味ながら同様にすばらしい音でした。

このあたりで「このペースでは時間が足りない」ということになって、WE275A のナス管でウエスタンを締めくくることにしました。WE300Bを引き締めたような音で、みなさん好ましく感じていました。

ここからイギリス球で、スタートは4300Bでした。300Bを透明で格調高くした雰囲気の音を聴いたみなさんは、オーナー氏の「WE300Bより良い」という説明に納得していました。続いてはDA30で、1本目がエミッションが出ないというトラブルに見舞われましたが、2本目はこれまでの真空管とは格のちがう、スケールの大きさと繊細さを兼ね備えた音を出してくれました。音の色付けの少なさと低域の明瞭さでも優れていました。続いてはPX25で、予想どおりDA30に近い音色でしたが、若干伸びの無い感じで、全体的な印象は思ったよりも異なりました。

ここで宴席に移動してネパール料理を食べたあと、いよいよドイツ球を聴くことになりました。まずはRE604の真鍮ピンで、初期の球です。RE604にはさらに古いトップシールの球もあるそうですが、現物を見たことはありません。イギリス球はアメリカ球に比べて伸びやかな傾向がありますが、ドイツ球はそれに加えて色彩感と厚みがあるように感じます。45よりも鮮明な音でした。つぎのLK460はRE604を少し地味でソフトにした感じで、悪くありませんでした。

中型管に移って直管の Klangfilm のAD1(製造は Valvo)を聴いたところ、これまでのどの真空管とも明らかに違う音でした。みなさんしきりに「透明で癖が無い」と溜息のような感想を漏らしていましたが、そんなに癖が無いと感じるということは、逆説的に個性が強いということになるのでしょうか?そのつぎはValvoのEbで、これぞドイツという感じの厚みがあって雄大な音は、じつに魅力的でした。

AD1は写真のように即席のRV258型ソケット用アダプターを付けて聴きました。Ebよりも引き締まった、緻密な音でした。続くEdシリーズも同様なアダプターで聴きました。ValvoのEdは、たった1本なので確証はありませんが、内部構造、特性、そして音もEbと同じでした。Siemensの新型Edは、これまで聴いた古い球に比べると少し硬質な音で、「やっぱり新しい球の音だ」と、みなさんの評判は良くありませんでした。それに比べて旧型のEdは、EbとTelefunkenのAD1の中間くらいのバランスの良い音でした。ただ、音自体には高価なこの真空管を買うだけのメリットは感じられませんでした。

最後は大型管シリーズで、はじめの旧型RV258は少し硬い音でしたが、「低域がとても良い」という意見がありました。つぎの新型RV258は旧型とは異なって、色彩が豊かに感じられるのに、落ち着きのある魅力的な音でした。最後はバイアスの深いRV239でしたが、PX25とDA30のような差は感じられず、RV258の新型とよく似ていました。深夜0時までかかってドイツ球を聴き終わり、楽しい新年会は幕となりました。

さて、新年会と同じくこの記事も長くなってしまいましたが、みなさんの評価を大雑把に集計すると、直管のAD1が1番、新型RV258が2番、3番以降は意見がまとまらず、といったところでした。45系といえるRE604やLK460と45自身、(一枚プレートの)2A3系といえる300Bや275AとAD1やEdなど、製造国による傾向のちがいを越えた、共通するニュアンスを聴き取れたのも収穫でした。レンズでいえば45〜RE604系がコントラストが良くて明解なテッサー型なら、300B〜AD1系が繊細で解像度の高いガウス型といったところでしょうか。

もちろん、このような短時間の試聴で各真空管の本質的な音が理解できるはずもありませんし、1本だけのサンプルでは不正確でしょうが、ふだんから「どの球を買うべきか?」「どの球でアンプを作るべきか?」と悩める参加者のみなさんは、とても真剣に聴いておられました。もっとも、真空管による音のちがいなんて、アンプ全体からすれば一つの要素に過ぎないのですが、ついつい夢中になってしまった新年会でした。
http://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10139&i=10210

真空管聴きくらべパートII(RV258, RV239 編)2010年5月16日
http://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10139&i=10212

新年会の真空管聴きくらべで好評だった RV258 系の真空管について、第2ラウンドの試聴会を行いましたのでご報告します。

参加者は会場の都合で突然中止になった、サウンドパーツさんのイベントから流れて来たみなさんです。米国系〜英国系で遍歴を重ね、WE300A や DA30 などの主要球を所有する大ベテランの諸氏ですが、ここに来てドイツ系の球へと切り替えつつあります。

左から古い順に並べた RV258 と P41/800
http://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10212_801.jpg


RV258 は1928年に登場したとされる TELEFUNKEN 製の球です。

古い設計なので、プレート電圧が 700 〜 800 V と高いものの、フィラメントが 7.2 V 1.1 A で 7.9 W なのに対して出力 10 W と、非常に効率が良い球です。グリッド・バイアスも -70 〜 -80 V とちょうど良いレベルで、価格も Ed や Da などのポスト・チューブや AD1 系の球に比べれば安く、とても実用的です。

R は真空管を、V は増幅器を表しますので、RV は増幅器用の真空管という意味になります。RS237 などの RS が通信用の真空管なのに対し、RV が本来のオーディオ管というのは使っていて気分が良いものです。じっさい、211系などの送信管よりも素性の良さを感じます。

300Bが実際のオーディオ用途でそれほど使われなかったのに対し、プロ用の大出力アンプで大成功を納めた RV258/RV239 は、戦前・戦中のドイツ球にしては数多く現存していますが、さすがに最近は入手が難しくなってきました。


RV258 の音は一言でいうとニュートラルです。初期の直熱3極管全般の明るく澄んだ音色に通じるところがり、特別にドイツの音だ!というほどの個性はありません。パワーに余裕があることもあって、音楽のジャンルを選ばない万能選手といえる球です。

AD1 や Ed のように暗いフィラメントの球とはちがって、明るいトリア・コートのタングステン・フィラメントなのが良いのかもしれません。いっぽう、パワーがあっても大型送信管のような鈍い音ではなく、210/VT25 のように古風な音でもありません。ニュートラルなのですが、RV258 を聴いたあとだと、ほかの球はつまらない音に感じてしまうことが多いから不思議です。


試聴は新年会と同じ 6SN7 パラレル+結合トランスのバラック・アンプに EUROPA JUNIOR で行いました。

初めはシリーズIの球で1930年4月の製造でした。TELEFUNKEN のこの系統の球には、エッチングで製造月年の表示があるので、正確な年月がわかります。最古のシリーズという先入観のためか、みなさんは少し渋めの音に感じたようです。もちろん、同じ RV258 の音のなかでの微妙な差ですし、こちらのほうが柔らかくてシリーズIII以後の球より聴きやすいという感想もありました。

2本目はシリーズIIで、1930年10月の製造でした。シリーズIIはIとほぼ同じ構造で、プレートもこの2本は同じ茶色で、シリーズIII以降の灰色とは異なります。また、電極の支持方法が少しだけ改良されています。このプレートの茶色は、純粋なニッケルを高温炉で酸化させたときの色ですので、コーティングなども無い単純なニッケルのプレートかもしれません。音もシリーズIとほとんど同じでした。

3本目はシリーズIIIで、1931年8月の製造でした。プレートの色が変わったということは、材質か表面仕上げが変わったということです。そのせいか音も変わって、非常に良いバランスです。これといった癖もなく、ニュートラルに感じました。

4本目はシリーズIVで、1932年9月の製造でした。ここまでの製造年月はわずか2年ほどで、ごく短期間に改良が進められたことになります。シリーズIIIとの違いはやはり電極の支持方法で、頂部に大きなマイカが使われるようになりました。正直なところ、わたしにはシリーズIIIとIVの間には、ほとんど音の差が無いように感じられました。


プッシュプル用に4本揃えるのは困難になりつつある RV258IV

5本目もシリーズIVですが、ベースが黒から白に変わっています。1934年7月の製造でした。シリーズIVは長期間製造されていて現存する本数も多いので、これがメジャーなモデルということになります。黒ベースのシリーズIIIとIVの差がほとんど無かったのに反して、同じシリーズIVどうしなのに、黒ベースと白ベースでは明らかな差がありました。1本だけでは個体差かも?ということになりますが、写真の物も含めて黒白ともに4本づつあって、この差は明らかでした。ベースの色のように、少し現代的でワイドレンジに感じました。ベースの材質は黒が真鍮、白がアルミです。

6本目はシリーズVで、1940年5月の製造でした。シリーズVになってようやく、1920年代の名残をとどめるトップシールから普通の形状に変わります。ここから戦中の球になりますが、作りはしっかりしており、けっして粗悪品ではありません。音も白ベースのシリーズIVに少しだけ艶を乗せた印象で魅力的でした。

7本目はシリーズVIで、1943年4月の製造でした。大戦が激化したこのころになると、わずかに品質が落ちているように見えますが、シリーズVの音にしっとりとした落ち着きを加えた聴きやすい音で、けっして悪くありませんでした。人によってはもう少しスッキリしたほうが良いと思うかもしれませんが、個人的には一番好きな音かもしれません。

8本目はシリーズVIIで、1952年9月の製造でした。これだけが戦後の球で、構造もかなり変わっています。とくに、プレートの断面が楕円形から8角形になっていて、かなり異なる印象を受ける外観です。品質は非常に高く見えます。音もガラリとちがう雰囲気で、ちょうど新型 Ed の音が旧型 Ed や AD1 よりも良くいえば明瞭で鮮やか、悪くいえば硬くて上ずり気味なのと同様でした。わたしたちの言葉では「新しい球の音」ということになりますが、もちろん微妙な差ですので、この新型管の個性がちょうど良いスパイスになることも多いでしょう。

最後はタングスラム製の RV258 である Tungsram P41/800でした。概観は金色の真鍮ベースに大きな ST管が乗ったような独特の形です。また、この球は普通の酸化物コート・フィラメントで(トリアも酸化トリウムですが)、プレートの形状も含めてナス管の PX25 に近い構造のせいか、音も普通の真空管に近い印象でした。


点灯中の RV258IV(抵抗はヒーターON時のラッシュ・カレント防止用)

以上の結果から、RV258 はどのシリーズも優れた球であって、300B のように製造年代が古いほうが良いということもなく、どれを購入しても損は無いといえます。

シリーズIとII、およびIIIとIVは見た目も音も差が小さいので、ペアで使っても良いと思います。また、シリーズVとVIのペアも許容範囲だと思いますが、シリーズVIIをVI以前とペアにするのは厳しい気がします。

その後、II、IV、VIと偶数シリーズの RV239 も聴きましたが、同じシリーズの RV258 と共通する特徴が聞き取れました。もっとも、同じシリーズなら構造や材質が同じで、ちがうのはグリッド巻き線のピッチだけですから、当然の結果といえます。

また、RV239 は RV258 よりも内部抵抗が若干低いことが音にも表れますが、PX25 と DA30 のような明らかな優劣はなく、-150 〜 -180 V とバイアスの深い RV239 で増幅段が1段増えるばあいには、かえって RV258 のほうが良い音になってしまうかもしれません。
http://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10139&i=10212 



34. 中川隆[-12102] koaQ7Jey 2018年5月08日 08:40:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13456]

管球アンプのブーンと云うノイズについて - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年10月19日


管球アンプを自作したり、使って有る処を訪ねてみると、「ブーン」と云うノイズが殆どの所で入っている。

私はこのノイズを出す事を許せない。音楽を楽しむのに邪魔だからだ。

大体ノイズが出る原因は5つ位に原因が有る。複合型ももちろん有る。


1)電源ケーブルでノイズを拾う・・・グレードの低い直出し電源ケーブル自体がノイズを拾う

2)内部配線がノイズを拾う・・・・内部配線のグレードが低いので配線自体がノイズを拾う

3)グランドラインに粗末な配線を使って有る・・・グランドラインにも信号は流れている

4)真空管ソケットと真空管のピンとの馴染みが取れていない・・・クリアランスが有る

5)真空管自体がノイズを発生させている・・・出来の悪い真空管では止まらない


以上がノイズの大きな原因だと自分の経験で知っている。

それぞれに対策が必要で、特に真空管自体がジーっというノイズを出すのはロシア製・中国製に多い。

真空管の場合は致命的だ。他の真空管に変えるべきだ。

手作りの時代の真空管は結構作りが良い。古典管と呼ばれるものはノイズが出ないか少ない傾向にある。合わせて長寿命だ。

キチンと理解し対策を摂ればノイズは皆無に出来るし、¥100万円超のTr型アンプに引けを取らないSN比の管球アンプも作れる。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/55ccf03eae81ba7c1259060fea9393ba

オールドJBLでクラシックもJAZZも - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2008年04月27日


オールドJBLのユニットを使ったシステムでクラシックもJAZZの同時に楽しめるシステムを作っています。

クラシックもJAZZも両極端のサウンドが有りますが、(例えばチェンバロ独奏を観客席で楽しむ聴き方とど迫力のJAZZドラムスを眼前で浴びるような聴き方)を除いて、一般的な範囲での聴き方に対しては同じシステムで可能と思っています。

JBLの#075でヴァイオリンが艶やかに鳴らない場合、まず使っているケーブルに粗悪な物が使われています。アンプやCDPの高価な装置を使っていてもそれらを接続するケーブルが粗悪な物ではその機器の実力の1/10も出していないでしょう。

ケーブルには電源ケーブル、ラインケーブル、SPケーブルが一般的に考えられますがそれだけでしょうか?。私の場合、電源とは壁コンからタップまでとタップから機器までを定格消費電力数の合計で使い分けています。

デジタルだアナログだでは区別はしていません。システムの場合「小信号」を扱う部類とパワーアンプ群の様に比較的大きな電力を食う物と分けてタップとりします。

電源ケーブルは機器の「性能」を決定するばかりか「質感」をも左右します。良い電源ケーブルが必要です。メーカーオリジナル配線の電源ケーブルはほとんど使い物にならないと考えて差し支え有りません。それらのほとんどのケーブルが「ノイズ」を拾っています。古い機器はオリジナル配線も極端に粗悪な物が多いです。(この頃は電源ケーブルの重要性が理解されていなかったから)・・・マランツの#7、#2、#8b、#9、マッキンのC-22、MX-110やMC30,MC275等も当時は良かったかもしれないけれど今となっては「粗悪」なものの分類のケーブルに入ります。

次にラインケーブルやSPケーブルですがこれも電源ケーブルと同じで「ノイズ」をシャットアウトできるケーブルでないと使えません。いづれの箇所でもノイズ(ハムノイズ)を拾うようでは音が粗くて使い物になりません。

そして皆さんが「盲目的」に何の疑問を示さないのがSP箱内配線です。このユニットへの配線やネットワークへの配線が「とんでもなく粗悪」だと言う事です。

他にもアンプやCDP、チャンデバ内に使ってあるプリント基板や半田材、半田材の材質も粗悪な物が多いです。半田に鉛が入っているだけで電気が流れにくいです。

私の場合アンプの内部配線も手配線ができる管球式を使いたくなります。そしてその配線材も良いものを使い、半田材も鉛なしの銀入り半田、管球も中国製ではなく1940年から1960年代くらいまでの「本物」にこだわっています。

SPユニットにも半田付け部分が有ります。オールドユニットは歴史的に見てまず間違いなく「鉛半田」が使われています。これを交換してやるだけで情報量が「?倍」になりリアクション(応答性・反応)が飛躍的に良くなります。

オーディオ評論家達が「ヒアリングテスト」と称して雑誌の為に色々書いて有りますが、私から言わしめれば「4〜5時間聴いて何が判るのか?」と思います。良いケーブルは「大容量」になります。それらのケーブルは100時間以上のエージング(馴染ませ)が必要で、(ケーブルのバーンイン+機器の馴染み)とてもとっかえひっかえの駆け足評価で判るような代物ではないということです。

「あわてモノの間違い」、「うっかりの間違い」のケアレスミスの塊だと思います。雑誌の評論に振り回されていたのでは真の「良い音」は追求できません。

機器がどんなに優れていてもそれらを繋ぐ「ケーブル」が粗悪な物では使い物にならないサウンドしか出ません。

機器とケーブルの総合力+セッティング術の技術力の差が「出てくるサウンド」の差になります。

ケーブルに求めるのは「瞬時伝送能力」です。そのため「大容量」でないといけません。これにノイズが入れば大容量とはいえなくなります。

伝送容量は水道の配管です。これは大きいほど沢山流せるでしょう。ノイズがこの配管に付くスケールに相当します。このスケールが微量でも有ると水が濁ってしまいます。この濁った音がヴァイオリンが綺麗になってくれない原因です。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/ba4845002b947f5f36eacb887d33e3c6?fm=entry_awp


ディネッセンのアンプは息子宅行を予定 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年11月03日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/ddde5ac6ea2ab5fc34428564aaf1f59d

ディネッセンのアンプは最初サブシステム用に考えて購入しましたが、サウンドを聴いて息子宅の低域用に使った方が良いと思いました。

息子宅はWフロントロードRCA箱にD130×2発にオリンパスと同じ中高域ユニットを使って、ホーンのみ「お化けホーン」(HL90・・・古いタイプ)を組合せ、3ウェイマルチアンプでシステムを組んでいます。現在パワーアンプは全て管球式です。

(アンプ・ソース機器部は大幅に変わっています)

当人の希望で、低域はTr型のパワーアンプの方が良いと云っていましたので、丁度良いだろうと思います。(150W/chも有るとサブでは過剰)アンプの入れ替えでGE6550プッシュプルのアンプが出て来ますので、そのアンプをサブシステムに使おうと思います。そのアンプにはゲイン調整が出来る様にしていますので、サブシステムでもプリのボリューム位置を合わせやすいからです。


息子宅も伝送ケーブルはバランス方式で全てXLRケーブルで接続しています。(オリンパスと同じ)今回のアンプはRCA接続になっていますので、ケーブルを1.5mで準備をしました。チャンデバはアキュフェーズF-25を使っていますので、RCAとXLRの切り替えが出来る様になっています。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/ddde5ac6ea2ab5fc34428564aaf1f59d


GE6550ppパワーアンプ - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年12月11日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/ed4db22dfbc3e63a51ed066017fa3e4a

息子宅のRCA Wフロントロード箱システムの低域用(D130×2)用のパワーアンプ。当該GE6550ppパワーアンプは「内部配線」を全て最高峰ケーブル材に交換済。

前日まで「ノイズ」に悩まされていたらしいので、ディネッセンのアルタイルパワーアンプと交換して持ってきた。

交換した直後、息子曰く

「三段落ちしたみたいな音だなあ。低域が吹き出してくるような圧力が無い。ドライブ力が違いすぎる・・・」

と非常に辛口なコメントが・・・ディネッセンのアンプに浴びせられた。


個人的にはこのGE6550ppパワーアンプが欲しくてもがいていた。
このアンプには@バランス と Aボリューム が付いているので非常に使い勝手が良いのです。

上述写真の様に「自家製プリ」との組み合わせでは、クラロスタットのボリュームを9時の方向以上で使える。

実際に音出しして確認したがノイズはない。

真空管を抜いて綺麗に掃除をしただけで「ノイズ」は消えてしまった。

息子宅ではXLRプラグで使っていたのに対し、現在はRCAプラグで使っている。内部を開けて配線関係の外れ等を確認したが問題なし。「あのノイズは何だったんだろう???」

多分このままXLRプラグで使ってもノイズは出ないだろう。

(このアンプの入力はXLRとRCAの2系統を装備)出力も20W/ch有ります。来週一旦息子宅に返します。その後、このアンプに見合うTR型アンプを手に入れて交換する予定。

ちなみに隣のアキュフェーズのC200+P300の組合せより、はるかにSN比が良く、音数が多く、音の厚みを感じます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/ed4db22dfbc3e63a51ed066017fa3e4a

息子宅のアンプを元に戻す - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年12月17日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/5644c0e5aa28e9e3095bf76a47c1eec7


先週息子宅にディネッセンのパワーアンプを持って行きました。低域のD130×2発をドライブする為に使ってもらっていましたが、「ドライブ力不足・音に力が無い・音の厚みがない・三段落ちの音質・・・」等非常に辛口の評価でした。その後使ってもらっていましたが、パワーを上げるとドライブ力が出て来るとの事でしたが、そうなると中・高域とのバランスが崩れるとの事で使いづらいとの事。


「ブーン」と云うノイズが出ていた自作のGE6550ppパワーアンプも真空管の差し替え(抜き差しのみ)でノイズが消え、静寂の中から音が出て来る本来のサウンドになりました。

RCA接続で確認していましたが、息子宅でXLR接続してもノイズは皆無になりました。


音の厚みやドライブ力がまるっきり違うのが一聴しただけで分かります。GE6550ppパワーアンプのサウンドを聴いてからディネッセンのパワーアンプは聴けませんね。これで息子宅も本来のサウンドになり、仕事の疲労を癒してくれるでしょう。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/5644c0e5aa28e9e3095bf76a47c1eec7


etangailleさん 2014/5/7 12:44:39
真空管アンプで「がさがさごそごそ」という音が、無音溝のときに聞こえるのは、出力管よりも前の段階での球に、老朽劣化があるためだと考えられるでしょうか?

補足
説明不足で済みません。レコード再生時だけでなく、何も音源を接続していないAuxにセレクターを合わせているときでも、ボリュームをゼロにしないときは、聞こえます。それで、メインアンプの初段あたりの真空管の劣化なのかと推理しているのですが、新品に変えても変わらず同じだったら無駄になるので、まずお尋ねしています。

asakaranemui900さん 2014/5/7 16:11:08

真空管の宿命です、プリアンプの最前段12AX7の真空管はヒータ点火A電源のハム雑音が混入するからです

またこの真空管が通電時間とともに劣化エミ減するとプレート電流が流れにくくなり増幅率が悪くなり,そのため内部雑音が無信号時目立つからです、また真空管は手作業で製造するので個体差が出るので、左右の雑音を比べて両チャンネルから同じ雑音が出るときは+B電源回路のデ・カップリング電解コンデンサの容量抜けです

並列に神品のコンデンサをつないで電源を入れて雑音が減ればこのデ・カップリングコンデンサの不良です

左右、違う雑音が出るときは左右の真空管を差し替えてみるとどちらか真空管の劣化かどうか判断できます

真空管アンプの宿命ですので、高性能、高級トランジスタアンプをお薦めします

補足を読んで、おそらくアース配線が不良が考えられる、またはバイパスコンデンサの不良、金属製シャーシを軽く叩いて音がするならアース配線不良
スピーカーのウーハーのコーンが無信号時、動いていたら,これはモータボーティング現象というモータボートのエンジン音に似た低音域で異常発振をしているのです

電源プラグを一度抜いて左右を入れ替えて差し込んで電源を入れて見てください、これで雑音が減るかどうか、減れば電力供給線を通じて近所の電化製品の雑音ガ混入しているかどうか分かります

接続していないAUX端子にはショートピンを接続すれば雑音がでない

uchujin2014さん 2014/5/13 09:47:38

ボリュームそれ以前のところでノイズが出ていると思われます。
ボリュームそのものの場合には、音楽を聴いているときに、ボリュームを回したときに、ガリッという音が聞こえるのが普通です。
ボリュームより前が、真空管回路なのかそれとも半導体回路なのかが気になります。
どちらでも、何等かの微調整用ボリュームや半固定抵抗の接触不良で、ガサゴソという音がでることはあります。真空管そのものの劣化でそういうノイズになることは少ないので、他の原因も考えなくてはなりません。
たとえば、コンデンサ類のリーク電流の増加、高電圧配線の絶縁の劣化。
推測が難しいので、アンプのメーカー名、商品名をお教えいただけると分かるかも知れません。

vwvw8873さん 2014/5/9 15:26:36

>何も音源を接続していないAuxにセレクターを合わせ・・・・
>ボリュームをゼロにしないときは、聞こえます。
この症状は出力管の前というよりは、正確にはボリュームより前の回路の部品に原因があります(ボリュームの回転位置に関係なく聞こえるのであれば、ボリュームより後の回路の部品に原因があるということです)。

ボリュームより前の真空管の劣化と思います、該当するのは2本程度の真空管でしょうから取替したら解決すると思います。

>メインアンプの初段あたりの真空管の劣化なの・・・・
初段であればボリュームより前であり多分そうだと思います、電子の放出・流れが乱れているものと思います。
同規格の真空管があれば差替してテスト・確認だけはできると思います。

tomickyhomepencilさん

ボリュームを絞ると出ないのであれば、ボリュームより前段の故障ではないでしょうか。
おそらく、トーンコントロール回路の真空管の不良と思います。
片チャンネルのみノイズが出るのでしたら、左右の真空管を入れ替えてみればよいんですよ。
真空管の不良なら、ノイズが反対のチャンネルから出るようになりますから。
そのあと、新品の真空管に差し替えれば良いんです。

ただ、私があなたのアンプを拝見させていただいた診断結果ではありませんので、もし、違っていても責任は持てませんよ。
今までの修理経験から述べさせているだけです。


imoanpandaさん

原因がメインアンプであることを前提にお答えしますと(プリアンプが原因ではない)、一番可能性として高いのは初段〜2段目の接触不良です。具体的にはプリント基板を使用していればサーキット間のショート、ハンダ付けのクラック、真空管ソケットの接触不良等を疑ってください。また、症状が具体的ではありませんが、片チャンネルのみの発生であれば左右の前段真空管の差し替えで真空管が原因かどうか分かります。後は入り口から回路を辿って行けば分かると思います。

yh_175さん

「Volumeをゼロにした時は出ない」のでVolumeから前で発生しています。
先ずは初段管抜き差しで接触性障害回復処置、次に初段管交換等で対処して下さい。
グリッド抵抗等が原因の場合もあります。
いずれにしてもかなり絞られていますので根気良く特定し解決して下さい。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10128717725



35. 中川隆[-12100] koaQ7Jey 2018年5月08日 09:45:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13456]
真空管アンプの存在 audio identity (designing) Date: 5月 18th, 2009

真空管アンプの存在(その47)


以前書いたように、長島先生は1932年生まれ。菅野先生、山中先生も同年生れ。
岡俊雄先生は1916年、岩崎先生は1928年、井上先生は1931年、瀬川先生は1935年、黒田先生は1938年である。

みなさん、SP時代からレコードで音楽を聴かれている。
SPがモノーラルLPに、そしてステレオLPになり、CD、さらにSACD、DVD-AUDIOと、
それぞれのパッケージメディアを、すべて同時代で経験されてきている。

パッケージメディアの変化は、ノイズの低減の歴史でも有る。
いまでこそSN比といっているが、昔のラジオやSPには、ノイズの方が多くて、
NS比と言いたくなるものもあったと聞いている。

「そんななかで音楽を聴いてきたんだ、ぼくらは」ということを、長島先生からきいたことがあるし、
他の先生から聞いたこともある。

ノイズの中の音楽、弱音に耳をすまして聴き逃すまいと集中してきた経験が、
いまの耳をつくっているとも言われた。
http://audiosharing.com/blog/?p=621


真空管アンプの存在(その48)

最新のコントロールアンプは、フォノイコライザーアンプを搭載していないことも有利に働いて、
マランツ#7よりも、残留ノイズの値は、2桁ほど低いだろう。
最新のアンプのなかでも、残留ノイズの差はあり、1桁くらい異なるときいたことがある。

残留ノイズの測定値が同じアンプが2台あったとしよう。
どちらもノイズフロアー領域でも、微小信号が失われないとなかったとしても、
聴こえ方は、聴感上のSN比は差があるように感じられることもある。

微小信号とノイズの聴こえ方の違いが生じているからだ。

消え入るような音にノイズがまとわりついて聴こえるアンプもあれば、
分離して聴こえるアンプもある。
ノイズの分布の仕方も違う。どこかの周波数帯域に集中しているのか、
それともサーッと拡げて薄めたような感じなのか。

長島先生は、前のめりになって聴かれる。
ピアノの余韻が消え入るようなところでは、どこまでも音が続く限り、
音の気配がわずかでも感じられるかぎり、その音にピントを合わせるため、
息をひそめ聴かれている、そんな印象をいつも受けていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=622

真空管アンプの存在(その49)


長島先生が、接点のクリーニング、スピーカーユニットを留めているネジの増し締めについて、
うるさいほど言われるのは、微小な音の明瞭度をすこしでもよくするためである。

長島先生は、試聴レコードに、よくラヴェルを使われた。
モニク・アース(Monique Hass)のレコードは、長島先生に教えてもらい、その魅力を知ることができた。

モニク・アースのレコードは、五味先生の「オーディオ巡礼」の中にも出てくる。
「続オーディオ巡礼(三)」で、ステレオサウンドの原田社長(当時)のリスニングルームを訪問されたとき、
そのとき原田氏がかけられたレコードの1枚が、モニク・アースのラヴェルのパヴァーヌである。

おそらく長島先生が、原田氏に教えられたのだと思う。

「音の色彩がきちんと再現されないと、ラヴェルはつまんなくなるからね」──、
これも、よく言われていた。

長島先生は、よく出来た真空管アンプは「色数が多い」とも言われていたし、
トランジスターアンプは「まだまだ色数が少ない」のが不満だとも、この言葉も何回聞いたことだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=623

真空管アンプの存在(その50)

そういえば、こんなこともあった。
ステレオサウンドで働くようになって、まだそんなに経っていない頃、
ある国産メーカーから、パワーアンプが登場した。
そのメーカー独自の回路を採用しながらも、実験機的な印象は完全に払拭した、
大人の雰囲気を感じさせるアンプで、
編集部のNさんとふたりで、「いい音だなぁ」と盛り上がって聴いていた。

なめらかで純度も高く、パワーを上げていっても、不安定さを感じさせない。
聴いていると、ついついボリュームを上げていることに気がついた。

それにいい音なのに、なぜだか、音楽を聴いた満足感が希薄なことにも気がついた。

翌日も、ひとり試聴室にこもり聴いていた。
それでわかった。
ピアニシモに力が感じられない。だから無意識にボリュームをあげていた。

しばらく経ち、長島先生の試聴があった。
長島先生と会うのは、これが2回目だったと記憶している。
このとき、このアンプが話題になった。
「どう思う?」ときかれた。
http://audiosharing.com/blog/?p=624


真空管アンプの存在(その51)

長島先生とは親子ほど歳が違う(父は長島先生よりも2つ下だ)。
だから本音を隠して、当たり障りのない感想を言ってごまかすなんてことも通用しない。
ストレートに、感じたことを言うしかない。

ピアニシモ(ローレベル)において力を感じないことを伝えた。
「どう思った?」ときかれたときは、やや厳しい表情だったのが、にこりとされて、
「やっぱり、そう感じたか。ちゃんと聴いているな」と言ってくださった。

長島先生も、そのアンプに対して、私と同じ不満を感じておられ、そのため、評価はかなり厳しいものだった。
そのときは、正直、なぜそこまで厳しい評価なのかが、完全には理解できていなかった。

たしかにローレベルの力のなさに不満を感じていたが、良さも、いくつももっているアンプであるのだから。

長島先生の試聴に、2回、3回……と回を重ねていくごとに、
「なぜだったのか」が次第に、自然と理解できてくるようになっていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=664

真空管アンプの存在(その52)


「音の色数」「色彩」ということばからもわかるように、長島先生は、音の変化に対して、
鋭敏であるものを好まれていたし、その点を、集中して鋭敏に聴きとろうとされていた。

「オーディオで原音再生はとうてい無理」──、そう長島先生は言われていた。
けれど、ほんのわずかな変化にも鋭敏な音がきちんと出てくれば、
「ぼくは錯覚できる、ナマを感じる」とも言われていた。

音の帯域的なバランスがすこしおかしかろうと、微小レベルの音の変化が出ていれば、
音楽にのめり込んで、聴かれていた。

だからこそ、一見きれいな音を聴かせようが、見事な帯域バランスをもっていようが、
その点に鈍感なものに関しては、手厳しい評価を下されていた。


真空管アンプの存在(その53)

長島先生は、はっきりしておられた。
微小レベルの変化に鈍感なモノは、いくら愛情をもって使いこなそうとも、
鈍感なものは鈍感なままで、決して敏感、鋭敏になることはない。
本質は変らないからだ。

オーディオ機器だけでなく、演奏に関しても、そのことは共通していた。

1980年代後半、ステレオサウンドでも、よく試聴に使っていたエリアフ・インバルによるマーラーの交響曲。
第4番と5番は、なんど聴いたことか。
特集の試聴でも使い、新製品の試聴でも使う。
すべての試聴に立ち会っていた私は、おそらく当時、
もっともインバルのマーラー(一部だけだが)を、聴いた者だっただろう。

正反対のマーラーを聴きたいという欲求がたまりはじめていた。


真空管アンプの存在(その58)

絶対にあり得ないことと、はじめにことわっておくが、もし長島先生が、
バーンスタインよりもインバルのマーラーを高く評価される人だとしたら、
この項の(その50)、(その51)に書いた国産パワーアンプを、高く評価されていただろう。

私にしても、インバルのを好む耳(感性)をもっていたとしたら、
その国産パワーアンプの欠点には気がつかずに、「いい音だ」と満足していただろう。

インバルの演奏(音といいかえてもいいと思う)と、その国産パワーアンプの音には共通するものがある。
先に、ピアニシモの音に力がない、と書いたが、これに通じることでは、
音の消え際をつるんとまるめてしまう、そんな印象をも受ける。
それに力がないから、だらっとしている。消えていくより、なくなっていく。

だから、ちょい聴きでは、「きれいな音」だと感じるが、決して「美しい音」とは、私は感じない。
長島先生も、「美しい」とは感じられないはずだ。

この手の音を、「ぬるい」「もどかしい」と感じるところが私には、どうもあるようだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=861


真空管アンプの存在(その59)


「きれいさっぱり」という表現がある。

きれいさっぱりに洗った、という場合には、汚れの落とし忘れもなく、清潔なこと。
きれいさっぱりあきらめた、という使い方もある。
潔くあきらめて、さっぱりしている、という意味だ。
また、何もかも失ってしまったときにも、きれいさっぱり、を使うこともある。

洗濯の例のようによい意味で使われることもあれば、そうでない使い方もある。

バーンスタインのマーラーには、きれいさっぱり、という表現はまったく無縁だ。
インバルのマーラーには、きれいさっぱり、という言葉を使いたくなる、なにかを感じる。
というより、何かがたりないから、そう感じる、といったほうが正しい。

きれいさっぱりな音のアンプ、は、褒め言葉ではない。
そう受けとる人もいるかもしれないが、音の表面的な綺麗さにこだわるあまり、
なにか大事なものまで捨ててしまった音、そんな意味が含まれている。

バーンスタインの感情移入の凄まじさは、ある種のノイズなのかもしれない。
その「ノイズ」は、人によっては、音の汚れとして、または、きわどい音として受けとめるのか……。

バーンスタインのマーラーの第5番を「チンドンヤみたい」と受けとめた編集者にとっては、
バーンスタインの発する「ノイズ」は、単なる汚れにしかすぎなかったのか。
だから、その種の「ノイズ」をきれいさっぱりと洗い流したインバルのマーラーを選ぶのか……。

その一方で、きれいさっぱりなものに物足りなさを感じる者も、またいる。

真空管アンプの存在(その60)


モーツァルトの最後の作品、K.626には、ある種の官能性が感じられる演奏に出逢うときがある。

そういう官能性が希薄な演奏も、また多い。
どちらが優れた演奏なのかは、ここでは語らないが、
私個人としては、官能性が希薄な演奏には惹かれない傾向がある。

官能性といっても、この曲の性格からして、みょうにべとついていては困る。
官能性のうちに、清潔感がなくてはならない、とも思う。

薄汚れてしまっている官能性も困るが、消毒しすぎてしまっては、おわりだ。
ただ、この官能性は、演奏だけの問題にとどまらず、アンプの性格によっても変ってくる。

アンプによっては、官能性をきれいさっぱり洗い流してしまうものがある。

真空管アンプの存在(その61)


昨夜の(その60)を書きながら、タイトルは、
「Noise Control/Noise Designという手法」に変更しようかと迷った。

通常、ブログを書く時は、タイトルを書いて本文を書き始める。

新しいテーマのときは、その逆もあって、本文を書いている途中、書き終えたあとに、
タイトルを考え、つける。

続き物を書いているのに、途中でタイトルを変えることはないにもかかわらず、
昨夜は、どっちにしようかと迷ったし、
あえてほぼ同じ本文を2本書き、それぞれのタイトルをつけて、
最後の数行のみを変えるということも、ちらっと考えた。

モーツァルトのレクィエムにただよう、ある種の官能性を、オーディオ側でなくしてしまうのは、 やはり「ノイズ」とのかかわりのあることだと、書きながら思っていたからだ。 この項(その61)も、その意味では、境界が曖昧なところがある。

真空管アンプ(もちろんよくできたモノにかぎる)の良さ、 そのなかでも、ウェスターン・エレクトリックの真空管(もちろんすべてのモノではない)の独得の味わい、 これらは、ノイズと深く関わっている、と、ここ数年考えるようになってきた。 だから、高S/N比を実現するために、安易にノイズを打ち消すことは、避けるべきこと、と言い切ってしまおう。 長島先生が、ノイズの打消し手法について否定的だったのも、同じ理由からで、まちがいないはずだ。

真空管アンプの存在(その62)

瀬川先生が、こんなことを書かれている。
     *
ドルビー(ただし一般的なBタイプでなくプロ用のAタイプ)をはじめとするノイズリダクションシステムを通すと、ヒスノイズを含めてそこにまつわりつく何かよごれっぽい雑音がきれいさっぱりと除かれると共に、極めてわずかながら音の余韻の最後のデリケートな響きをあるレベル以下できっぱり断ち切ってしまうようなところもある。
     *
長島先生も、表現は異るものの、同じことをよく言われていた。

アンプ内部には、ドルビーシステムのようなノイズリダクション回路は存在しないが、
トランジスターや真空管といった増幅素子の並列仕様によるノイズの打ち消しにも、こういう面がある。

真空管アンプの場合、S/N比を高めるために、安易にヒーターをDC点火する。
なかには三端子レギュレーターを使い、より低インピーダンス・低リップルの直流点火を行っているものがある。
たしかにハムやノイズは低下する。きれいさっぱりな音になり、S/N比は測定上も、一聴すると聴感上も、向上している。

なにもハムやノイズが盛大に出ているのがいい、と言いたい訳ではない。
もちろんハムは確実に、ノイズもできるかぎり減らしていくべきではある。
けれど安易にノイズを減らすことだけに集中してしまうと、なぜノイズを減らすのかを忘れてしまっている。
そんな印象を受けるアンプがある。

大事なのは微小レベルの音、
瀬川先生の言葉をかりると「音の余韻のデリケートな響き」のきわめてわずかなところを、
どこまでクリアーに聴きとれるようにするか、である。

真空管アンプの存在(その63)

高級なノイズストレッチャー回路を通したような、とてもよく磨かれた汚れのないクリアーなイメージがある。
一種人工的な美しさといったらいいだろうか。

つづけて瀬川先生は、こんなふうに書かれている。あるパワーアンプについての記述である。
こういう音は、清潔感のある音、と表現されることも少なくない。

あるレベル以下の微小レベルの音をなくしてしまっているけれど、
ノイズはそれ以上になくしているから、ノイズという汚れのない、きれいな音であることはまちがいない。
この手の音のアンプは、気配を感じとりにくい。気配の再現力が弱かったりする。
だから、ときに、音楽が、いきなり唐突に鳴ってくる。
それを、静寂の中に音楽のみが現れた、とも表現することはできる。

けれど、私はそういう音に満足できない。
私だけではない、長島先生もそうだった。瀬川先生もそうであろう。

とにかくノイズを聴くのが嫌という人もいる。
ごくごく微小レベルの音が失われても、それ以上にノイズが減って、
耳につかなくなればそのほうが好ましい、とする人。

一方で、ノイズが多少出ていても、できるかぎりどんな微小レベルの音であろうと再現してほしい。
とにかく鳴ってくれれば、ノイズの中に埋もれがちであろうと、
耳を澄ますことで聴きとることができるから、という人。

ノイズの中から音を拾っていく。それは慣れていないと、しんどい。
理想は、ノイズのみがない音である。いっさい微小レベルの、どんなこまかな音も失われない音。
かなり近づきつつあるものの、それでもまだ、一部の高S/N比のアンプと評価をもらっているアンプの中には、
微小レベルの音を、きれいさっぱりなくしてしまっているものがあるように感じている。
もちろん、瀬川先生が書かれた時代からすると、「あるレベル」はずっと低いところにまできているけれど……。

真空管アンプの存在(その64)

真空管アンプは、ソリッドステート(半導体)アンプにくらべて、真空管そのものの構造から、
どうしても物理的なノイズに関しては不利な面がいくつかある。

その代表的なひとつが、ヒーターおよびフィラメントの存在であり、その点火方法であろう。

ときどき、こんな記述をみかける。
「EL34のフィラメントが赤く灯り……」
書いているご本人は、ヒーターと表記せずに、あえてフィラメントとすることで、
言葉の雰囲気に酔われているのかもしれないが、真空管においてヒーターとフィラメントは異る。

フィラメントとは熱電子源である。つまり直熱管においてのみ、フィラメントは存在する。
ヒーターは熱源ではあるが、熱電子源ではない。ヒーターで熱せられたカソードから熱電子が放出されるからだ。

EL34やKT88などは、傍熱管だからヒーターであって、フィラメントは持たない。
ECC82、ECC83といった電圧増幅管も傍熱管だから、フィラメントはない。

これもチョークコイルを、わざわざチョークトランスと呼ぶ人がいるのと同じことなのかもしれない。
トランスは “transformer” であり、”transformer” の意味を調べれば、
チョークはコイルであってトランスではないことはすぐにわかる。

ヒーターよりもフィラメントと、コイルよりもトランスと、とあえて誤記することが、
字面のうえでかっこいい、と思っているのだろうか。

意味さえ通じれば、そんなこまかなことはいいじゃないか、という反論もあろうが、
そういうこまかなことをきちんとせずに、おろそかに取り扱っていたら、それはその人の音に出てしまう。


真空管アンプの存在(その65)

真空管アンプでS/N比を高くするためには、ヒーター、フィラメントの直流点火がもっとも手っとり早い方法である。

けれど、以前から、直流点火よりも交流点火のほうが、ノイズは多いけれど音は良い、という人が少なくなかった。
プッシュプルアンプではハムは打ち消されるものの、シングルアンプでは、交流点火はノイズの増加だけでなく、
ハム対策もめんどうになってくる。
それでも、交流点火にこだわる人たちはいなくならない。

この項の(その25)で使った「遅れてきたガレージメーカー」がつくる管球式コントロールアンプでは、
三端子レギュレーターを使って定電圧の直流点火している。

交流点火よりも非安定化(定電圧回路を使わない)の直流点火、それよりも定電圧電源による直流点火のほうが、
リップル除去率は高くなるし、一見、ノイズは減っているように受けとめられている。

だが昔からの真空管アンプのマニアになればなるほど、三端子レギュレーターによる直流点火は、最悪だという。
最悪なのは、もちろん音に関して、である。
それも直熱管におけるフィラメントの点火だけでなく、傍熱管のヒーターの点火に関しても、
三端子レギュレーターに対して、ひじょうに厳しい。

直熱管における点火方法の違いによる音の変化は実際に試聴したことはないが、
傍熱管(電圧増幅管)では、その機会があった。

たしかに三端子レギュレーターでの直流点火の音は、聴くとがっかりする。

真空管アンプの存在(その66)

ついつい非安定化電源よりも定電圧電源(安定化電源)のほうが、性能(安定度)の高さだけでなく、
使用部品点数も格段に多くなり、音質的にもメリットがあると思いたくなる。

増幅回路のヴァリエーションがじつに多彩なのと同じように、定電圧電源の回路にもいろいろある。
だから、すべての定電圧電源が非安定化電源よりも勝っているわけではないし、
十分に練り上げられた定電圧電源でも、音質面で非安定化電源よりも優れているとは、必ずしもいえない。
それこそじつにさまざまな要素が絡み合ってのことだから、
いまもって結論は出ていない……、私はそう受けとっている。

三端子レギュレーターは、もっとも手軽に定電圧電源がつくれる。
実験用としては便利な部品のひとつである。
けれど、便利だからといって、ただそのまま何の工夫もせずに使ってしまっては、
よりよい音を求めようとしたときには、いくつか問題がある。

要は使い方が大事なのだが、ヒーターなんて直流点火さえしておけば十分、
さらに定電圧化しておけば、もうなにも問題はない、
そんな発想からヒーターの点火回路に三端子レギュレーターを使っているアンプは、
ずいぶんと、真空管アンプの音の特質を損なっている、と私の試聴した経験からいえることだ。

三端子レギュレーターの安易な使用より、
非安定化電源(つまり整流ダイオードと平滑コンデンサー、それに抵抗を組み合わせたπ型フィルター)が、
すっきりとした、清々しい音を聴かせる。
それは、頭の中で、傍熱管であってもヒーターの点火方法は重要なことだとわかっていても、
実際に耳にする音の差には、多くの人が驚くと思う。

そして、誰しもが、直熱管のフィラメントだったら、
もっとこの違いはより大きくはっきりとするのか、と思うはず。

真空管アンプの存在(その67)

いちどでもヒーターの点火方法の違いによる音の差を聴いてしまうと、
三端子レギュレーターなんて、と全面否定したくなるところだが、
それでも安易な使用の三端子レギュレーターとしたのは、もうひとつ別の体験があるからだ。

もうずいぶん前のことだから書いてもいいだろう。
ステレオサウンドでEMTの管球式イコライザーアンプの製作記事を掲載していたときの話だ。
この記事を読まれた方は、カウンターポイントの協力によって、この企画は実現したことを知っておられるだろう。
このときプロトタイプのSA139stのヒーターは、いわゆる安易な三端子レギュレーターの使用だった。
それを長島先生が、カウンターポイントの主宰者マイケル・エリオットに電源に関しても、
じつに細かいアドヴァイスをされて、いくつかのノイズ対策処理をがおこなわれた電源でを聴くことができた。
三端子レギュレーターの使用をやめたわけでなく、小容量のコンデンサーをいくつか後付けを中心とした改良だった。

そこにかかった費用も手間もそれほどのものではない。でも、出てきた音は大きく変化していた。

もちろん長島先生による電源部の改良はヒーター回路だけでなく、高圧のB電源に対しても行なわれていたから、
その音の違いはヒーター回路の違いだけではない。それでも、ヒーター回路への改良がもたらした面も大きいはずだ。

SA139stの製品版の外付け電源の内部を見る機会はなかった。
だから、私が聴いたのと同じことが施されているはずだが、はっきりとしたことはわからない。
http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=4



36. 中川隆[-12099] koaQ7Jey 2018年5月08日 10:00:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13456]

真空管アンプの存在 audio identity (designing) の全文は

http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=8
http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=7
http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=6
http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=5
http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=4
http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=3
http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=2



37. 中川隆[-12114] koaQ7Jey 2018年5月08日 18:19:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13480]


元来、イギリス人はケチ(倹約家)なので高価なオーディオ機器を買わない。TANNOYや B&W の大型スピーカは日本向けに特別に作っているものなんですね。

イギリスの音楽ファンに人気があるアンプや CD は ARCAM みたいな上品だけど廉価なものだけです:

オーディオの足跡 ARCAM アンプ機器一覧
http://audio-heritage.jp/ARCAM/amp/index.html


March 10, 2005
"ARCAM"アーカム ブリティッシュサウンドのスタンダード
http://www.audiostyle.net/archives/cat_arcam.html

ARCAM(アーカム)は1972年に英国ケンブリッジに誕生したイギリスで最もメジャーなオーディオ・ビジュアル機器専業メーカーです。エントリークラスからミドルクラスにかけてアンプとCDプレーヤーを中心に多くの機種を抱え、英国内で売れるCDプレーヤーの2台に1台はARCAMと呼ばれる程、本国ではコンシューマ向けオーディオ市場に於いて確固たる地位を築いています。

アーカム_ピュアオーディオアーカム製品の魅力は何と言ってもオーディオ機器としての機械的な自己主張が少ない点です。家具としてスムーズに部屋に溶け込みやすいシンプルでモダンなスタイリングと誰にでも使いやすい快適な操作感、国産機とも肩を並べる手ごろな価格でありながら、ミニコンポでは無く、あくまでピュアオーディオとしての十分なクオリティを感じさせる音質と、優れた感性に裏付けられた音楽性の高さが高い次元でバランスしているのが ARCAM の魅力です。

ホワイトシルバーを基調にした現行デザインのアーカムは、オーディオ的な作為を感じさせないプレーンで素直な音質が持ち味。個々のCDに録音されている情報を、多くのピュアオーディオ機器にありがちな機器の作り手側の思い入れという色付けや個性的なバイアスをかける事無く、ありのままの姿を素直に引き出してくれる点が特徴と云えるでしょう。それ故に表面的な音質面でどうかとなると、格別ワイドレンジ・高情報量といったハイファイ性を強調するタイプではなく、分解能・実体感・パワーハンドリング・レンジ感など全てが程々にまとまっていて、虫眼鏡でえぐり出すかの如くオーディオマニア的な聴き方をした場合はやや食い足りない印象が残るかも知れません。

筐体の薄さや軽さも、全体に薄味で穏やかさを伴うやや軽い傾向の音質に拍車をかけているきらいがあり(低価格機種になる程この傾向が目立ってきます)、この点は代理店であるDENON製品の日本的でワイドレンジで重い音調とは180度異なるのが興味深いところです。しかし、押しつけがましさのない穏やかで豊かな音場の広がり方や、長時間聴き続けても違和感を感じない耳当たりの優しさ、CDに刻まれた情報を過不足無く引き出す自然なバランス感覚は、オーディオマニアとしてではなく音楽ファンの再生装置として捉えた場合、これ以上他に何か必要でしょうか?と思わせてしまう懐の深さがあるのも事実です。

こういった書き方をすると、アーカムの音質は悪いと誤解されるかも知れません。しかしそれは大きな間違いです。高音質を強調しない=低音質ではありません。多くの人々が高音質を楽しめるようローエンドにもラインナップを広げている分、音質面で他社上位クラスと比較されて低い評価を受ける傾向があるようですが、ARCAM本来のリファレンスモデルであるFMJシリーズに目を向けてみると、実はミドルクラスの英国系箱庭システムの中でもトップクラスの音質を備えています。FMJの広い音場感を伴う現代的な再現性は、管理人が使っているTAG McLaren F3とも互角以上の音質で良いライバル関係にあると感じます。

特に、現行CDプレーヤー FMJ CD33Tの先代機種にあたるFMJ CD23Tは、ハイエンド製品で名高い dCS と共同開発した24bit Ring DACを搭載し、その音楽性豊かで暖かみのある音色は、イギリス製品の質を理解する音楽愛好家の間で根強いファンを獲得しています。(2008/1追記:最新の後継モデルは FMJ-CD36T になります。)

アーカムは音楽の持つ楽しさ、表現をスポイルしません。音質を誇張してリスナーの耳を機器の"音質"に向けさせるのではなく、聞き手がいつのまにか音楽に聴き入ってしまう誠実な質感です。その意味で、オーディオ機器は"音楽再生"の黒衣に徹すべきという、本来再生装置がそうあってしかるべき姿に忠実なのです。ARCAMは音楽性をスポイルしないより上質で血の通った再生機を、オーディオマニアに限らず音楽ファン一般に向けて、広く普及させることをポリシーとしているように感じます。ですから音質がどうとかオーディオ的にどう?やれケーブルだアクセサリだといったマニアックな視点ではなく、ライフスタイルの中に真のポリシーや美学を求める上質で洗練された価値観を持つ人々に向けてお薦めしたいブランド、それがARCAMなのです。
http://www.audiostyle.net/archives/cat_arcam.html

EAR の現在の値付けは超円安なのを考慮しても、日本のガレージメーカーの同等品と比べて高過ぎます。

EARは元々は安物部品だけを使った廉価アンプのメーカーだったのですね。

従って、EAR は基本的には値段が安いハーベス、スペンドール、ロジャース等の BBC Monitor 系小型スピーカーと QUAD の昔の静電型スピーカー(イギリスでは安く売っていた)にしか合わないのですね。

EAR が使用を想定しているスピーカー

QUAD ESL-57, QUAD ESL-63
ROGERS LS3/5A, SPENDOR BC-II, HARBETH HLCompact
TANNOY IIILZ, TANNOY Super Red Monitor


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1) QUAD ESL-57 1953年発売

3つのエレメントを使い、うち2つを低域、1つを中高域と高域の 2Wayとして使用して、 全体としては 3Wayスピーカーとしていました。

許容入力:定格15W

出力音圧レベル:100dB(0.0002dyens/cm2、70〜7,000Hz)
         93dB(0.0002dyens/cm2、50〜10,000Hz 、2m軸上)

周波数特性:45Hz〜18,000Hz(両端は18dB/8Ve)

インピーダンス 
100Hz:28Ω
1kHz:12Ω
6.3kHz:10Ω

外形寸法:W×880 D×265 H×790mm
重量:18Kg
http://audio-heritage.jp/QUAD/speaker/esl.html
http://vintage-audio.jp/?p=499


ティム デ パラビッチーニは自宅では QUAD ESL57 を使っているという。
そして、雑誌のインタビューでも EAR の製品と組み合わせる推奨スピーカーとしてQUAD ESL57をあげている。
EAR と QUAD はなかなか良い組合せのようである。
http://moon.ap.teacup.com/tao7637/1182.html

投稿者:K 2009/5/11 23:58
 うちにも QUAD ESL57 がありますが、EAR859, EAR864L+QUAD405-2 を使用しています。
 ご存知かもしれませんが、EAR のパラビッチーニは、以前 QUAD ESL57 を良く鳴るスピーカーと管球王国のインタビューに答えていました。 
859は10年以上に渡り、トラブルフリーですので、試聴されてみてはどうでしょうか?
http://moon.ap.teacup.com/tao7637/1162.html

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2) QUAD ESL-63 1981年発売 ¥430,000(1台、1986年頃)

片チャンネル4枚のエレメントで出来ています。
エレメントは4枚ですが、同軸ユニットの様に動作するように、同心円上に、 電気的に8分割されていて、球面波が出るようになっています。 (リングの外周になるにしたがって、高域成分を落とす工夫をしているので、 ESL-57 は 3WAYだが ESL-63はフルレンジという表現は、必ずしも正しくないように思います。)

2つの保護回路を内蔵しており、不慮のアクシデントにも対応しています。
過大入力により壊れやすかった ESL-57 と比べて、保護回路を徹底することにより、相対的に壊れにくいスピーカーとして仕上がっています。

搭載しているのは入力電圧を制限するリミッターと、異常な入力信号や瞬間的なショートを検出してスピーカーに流さない回路となっています。
ESL-63 は ESL57 と違いSWオンですぐに最大音圧が得られます。

通電時 5000V掛かっていますので、空気清浄機の如く部屋の埃を吸い寄せます。試聴中以外の通電は百害有って一理無しとご理解下さい。

型式 コンデンサー方式・フロア型
出力音圧レベル 86dB/W/m
最大入力 100W(8Ω、ピーク)
最大許容入力:55V
公称インピーダンス 8Ω
再生周波数帯域 35Hz〜20kHz
(35Hzで-6dB、20kHzで-6dB)
外形寸法 幅660x高さ925x奥行270mm(150mmの底板を含む)
重量 18.7kg
http://audio-heritage.jp/QUAD/speaker/esl-63.html
http://www013.upp.so-net.ne.jp/rasenkan/audio/esl63.htm


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3) ROGERS LS3/5A ¥89,000(1台、1980年頃)

BBC仕様のポータブルモニタースピーカーシステム。

低域には10cmベクストレンコーン型ウーファーであるKEF B110を搭載し、高域には2.0cmドーム型ツィーターであるKEF T27 SP1032を搭載しています。
これらのユニットはBBCの厳密な規格に応えるため、入念に選ばれたものをペアマッチで仕様しています。

ネットワーク部にも厳選されたパーツを使用しています。
エンクロージャーにはピアノ材としても有名な英国北部産の樺材を使用しています。

型式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型

出力音圧レベル 82.5dB/W/m
最大許容入力 25W

使用ユニット
低域用:10cmコーン型(KEF B110)
高域用:2.0cmドーム型(KEF T27 SP1032)

再生周波数帯域 70Hz〜20kHz ±3dB
入力インピーダンス 15Ω(BBC規格)
クロスオーバー周波数 3kHz(BBC規格、FL6/23)
外形寸法 幅185x高さ305x奥行160mm
重量 5.3kg
http://audio-heritage.jp/ROGERS/speaker/ls3-5a.html

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4) SPENDOR BC-II 価格不明(1台、1973年発売) ¥138,000(1台、1980年代後半頃)

スペンドールの代表的なスピーカーシステム。
低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットには世界的特許の真空成形工法によって作られたベクストレンコーンを採用しています。

高域には3.8cmドーム型トゥイーターであるHF-1300を搭載しており、超高域にはドーム型スーパートゥイーター4001Gを搭載しています。
エンクロージャーはバスレフ方式を採用しています。
また、外観の仕上げにはチークやウォルナットなどの複数の仕上げがありました。
別売で専用に設計されたキャスター付きスタンドがありました。

方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
最大入力 50W
使用ユニット
低域用:20cmコーン型
高域用:3.8cmドーム型(HF-1300)
超高域用:ドーム型(4001G)
周波数特性 40Hz〜20kHz
インピーダンス 8Ω
クロスオーバー 3kHz、13kHz
外形寸法 幅305x高さ635x奥行298mm
重量 14kg
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/bc-ii.html


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5) HARBETH HLCompact ¥118,000(1台、1987年発売)

アラン・ショーが、ダドリー・ハーウッドからハーベス社を受け継ぎ最初に開発したスピーカーシステム。
低域には、コーンに新素材TPXを採用した20cmコーン型ウーファーを採用しています。

HL TypeIVにも採用されたこの素材は、セルフダンピングに優れた軽量の熱可塑性物質で、加工が困難なのが難点でしたが、これを克服し、コーン紙に採用しています。
ユニット中央には、長い突起状の音響レンズが取り付けられています。

高域にはアルミドームを採用した2.5cmドーム型ユニットを採用しています。
右ユニットと左ユニット、ウーファーとトゥイーターなど、HLコンパクトを組みあげるプロセスで、一つ一つの特性をチェックし、ベスト・マッチングするものとペアを組ませています。

エンクロージャーには、コンピューター解析を駆使したバスレフ・ポートを設計・採用しています。
また外装は、ナチュラル・チーク材による仕上げとなっています。

スピーカー端子はバイ・ワイヤリングに対応しています。
別売りで専用スタンドがありました。

方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
出力音圧レベル 87dB/W/m
使用ユニット
低域用:20cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
再生周波数帯域 60Hz〜20kHz±3dB
インピーダンス 8Ω
外形寸法 幅273x高さ525x奥行287mm
重量 13kg
http://audio-heritage.jp/HARBETH/speaker/hlcompact.html


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6) TANNOY IIILZ in Cabinet mkII ¥87,500(1台、1967年発売)

IIILZ Monitor Goldを組み込んだブックシェルフ型スピーカーシステム。
エンクロージャーはバスレフ型となっています。

型式 2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
最大入力 15W
使用ユニット 10inch同軸2ウェイ(IIILZ Monitor Gold)
周波数特性 30Hz〜20kHz
クロスオーバー周波数 1.3kHz(メカニカル)
インピーダンス 8Ω
外形寸法 幅380x高さ583x奥行240mm
重量 13kg
http://audio-heritage.jp/TANNOY/speaker/iiilzmkii.html


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7) TANNOY Super Red Monitor SRM10B ¥150,000(1台、1980年発売)

Super Red Monitorシリーズの小型ブックシェルフ型スピーカーシステム。
ユニットには10inch(25cm)の同軸型2ウェイスピーカーユニットを採用しています。
クロスオーバーネットワークを内蔵しており、前面から調整が可能です。

方式 2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 全帯域用:10inch(25cm)同軸型(2558)

許容入力
70Hz〜1kHz: 80W(連続), 300W(ピーク)
1kHz〜20kHz: 50W(連続), 100W(ピーク)

出力音圧レベル
90dB/W/m(55Hz〜20kHz)
110dB/100W/m(70Hz〜20kHz)
115dB/300W/m(ピーク)

公称インピーダンス 8Ω(5.5Ω最小)
クロスオーバー周波数 1.2kHz(12dB/oct)
内容積 35L
外形寸法 幅350x高さ524x奥行270mm
重量 18kg
http://audio-heritage.jp/TANNOY/speaker/srm10b.html



38. 中川隆[-12113] koaQ7Jey 2018年5月08日 18:25:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13480]

EAR が一番輝いていた時代のアンプはアメリカの有名なアンプと比べると信じられない位安かったですね:

Michaelson & Austin TVA-1 ¥590,000(1979年発売)

Michaelson & Austinが最初に発表した管球式ステレオパワーアンプ。

出力管には選りぬかれたGEC製KT-88を採用しています。このKT-88の良さを最大限生かしつつ欠点を補うため、特別注文の巨大な出力トランスを搭載しています。
回路構成はAB1クラスとしNFBは14dB以下に抑えられています。

型式 管球式ステレオパワーアンプ

実効出力 70W+70W

外形寸法 幅457x高さ190x奥行280mm
重量 32kg
http://audio-heritage.jp/MICHAELSONandAUSTIN/amp/tva-1.html


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Musical Fidelity A1 1984年発売 ¥128,000(1990年頃)

小出力ながら多くのユーザーに好評を得てロングランとなったらプリメインアンプ。

全段純Aクラス動作となっています。
電源部には大型トロイダルトランスと40,000μFの電解コンデンサーを搭載しています。
MCヘッドアンプを搭載しています。

型式 プリメインアンプ

定格出力 20W+20W(8Ω)

入力感度/インピーダンス Phono MC:200μV/120Ω
Phono MM:2mV/47kΩ
CD、Tuner、Aux、Tape:200mV/47kΩ
外形寸法 幅408x高さ60x奥行249mm
重量 5.5kg
http://audio-heritage.jp/MUSICALFIDELITY/amp/a1.html


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EAR859 ¥380,000(1996年頃)

Tim de Paravicini(ティム デ パラビッチーニ)氏が設計したインテグレーテッドアンプ。

純三極管の音質と信頼性を確保した新開発 EL519エンハンストライオードモードを採用しています。

新開発の前段DCカップリングにより、音質を損なうコンデンサーを段間から排除しています。

出力トランスには、Tim de Paravicini氏自身が数10年に渡り開発してきたスペシャルトランスを彼自ら巻き上げて使用しています。
入力は5系統設けられており、インテグレーテッドアンプとしてもパワーアンプとしても使用が可能です。

型式 プリメインアンプ

出力 13W+13W(8Ω)

出力管 EL519(プロ用)エンハンスシングルエンドクラスA
外形寸法 幅400x高さ150x奥行400mm
重量 19kg
http://audio-heritage.jp/EAR/amp/ear859.html


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EAR834L  1996年 ¥198,000

ティム・デ・パラヴィッチーニ氏の設計・開発による真空管式コントロールアンプ。

3極管クラスA3段増幅回路を採用。プリアウト2系統装備し、パワーアンプを2台使用してのバイアンプ駆動も可能。
同社パワーアンプEAR859とのマッチングが図られたデザインで同アンプとの組み合わせにも最適です。

●使用真空管:         ECC83×1/ECC82×2
●最大出力:          20V
●ライン入力:         RCAx5系統
                テープ/モニター切換え、PhonoEQは別売。
●ライン出力:         2系統
●サイズ:            W245 × D335 × H108mm
●重量:             5.6kg
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/834l/

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EAR 861 発売 1996年12月 ¥588,000  
   
出力管にEL519(プロ)を使用。クラスAエンハンスシングルプッシュプル構成。高精度なゲインコントロールを装備。

■パワーアンプ クラスA級 パラレルプッシュプル 

●出力:        32W/ch(8Ω)、64W(8Ω)モノ

●入力端子:       RCAアンバランス1系統、XLRバランス1系統
●使用真空管:     ECC83x2、PCC88x6、EL309x4
●サイズ:      W400×D420×H150(mm)
●重量:         29kg
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-861/

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EAR V20 発売時期 1997年10月 ¥498,000

同社20周年記念モデルとして登場した、双3極管ECC83/12AX7を20本使用した管球式プリメインアンプ。

片チャンネル10本のプッシュプルにより20Wの出力を得ている。
本機に採用のECC83は、同氏とユーゴの真空管メーカーとの共同開発によるスペシャル版。

管球式プリメインアンプ

■実効出力:20W+20W(4Ω、8Ω/A級動作時)

■使用真空管:ECC82×4、ECC83×26
■入力端子:RCA×5
■TAPE出力端子:RCA×1
サイズ W(幅) : 427 mmH(高さ) : 139 mmD(奥行) : 426 mm
重量 21 kg
http://www.audiounion.jp/ct/detail/used/49643/


39. 中川隆[-12137] koaQ7Jey 2018年5月09日 08:41:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13516]

今、世界で最も評価が高い真空管アンプメーカーは イギリスの EAR, ドイツの OCTAVE, イタリアの UNISON RESEARCH の御三家ですが、

EAR
http://www.earyoshino.com/products/
https://www.yoshinotrading.jp/products/ear/
https://www.facebook.com/Yoshinotrading-478376515530782/
https://www.ippinkan.com/ear/ear_page1.htm
https://ameblo.jp/507576/theme-10097864431.html

OCTAVE
http://www.fuhlen.jp/octave/philosopy.html
http://www.fuhlen.jp/octave/news.html
https://ameblo.jp/507576/theme-10103088288.html

UNISON RESEARCH
http://www.unisonresearch.com/en/home.html
http://ippinkan.jp/shopbrand/BC016500/
http://audio-heritage.jp/UNISONRESEARCH/index.html

1960年代に御三家だった イギリスの QUAD 、アメリカの Marantz、McIntosh も伝説になっている昔の真空管アンプのレプリカや後継機を出しています。

一方、1950年代に一番評価が高かったイギリスの LOWTHER と LEAK はステレオ時代を生き残れなかったのですね。

1980年代に評価が高かったアメリカの Counterpoint と conrad-johnson も何時の間にか名前を聞かなくなってしまいました。


Marantz
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/635.html

McIntosh
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/627.html

QUAD
http://www.soundbox.co.jp/QUAD/QD-II.htm
http://www.soundbox.co.jp/QUAD/japanese_1.htm
http://www.rocky-international.co.jp/quad_index.html#q2
http://www.quad-hifi.co.uk/index.php

Counterpoint
http://ariajp.cocolog-nifty.com/aria_ltd_jp/
http://audio-heritage.jp/COUNTERPOINT/index.html
https://ameblo.jp/507576/theme-10097864426.html

conrad-johnson
http://www.conrad-johnson.jp/


日本にも真空管アンプのマニアックなガレージメーカーは沢山有りますが、どこも 300B や PX25 等の伝説の出力管を使った 20ワット以下のアンプしか作っていないので、何時まで経ってもマイナーのままなのですね:


Shindo Laboratory , Inc.
http://www.shindo-laboratory.co.jp/Front/indexj.html

真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/

サウンドパーツ
http://www.soundparts.server-shared.com/index.html

チューブ オーディオ ラボ
http://shinkuukan2.web.fc2.com/

イシノラボ
https://www.ishinolab.com/


40. 中川隆[-12136] koaQ7Jey 2018年5月09日 09:46:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13516]

>>39 の日本のメーカーに オーディオテクネ も追記


オーディオテクネ
http://www.audiotekne.com/index.html


ここは超高級トランスを使ったハイエンド真空管メーカーですが、欧米で人気なのですね。

ティム・デ・パラヴィチーニの様に自分でトランスを巻けば安くなるのですが、オーディオテクネみたいに外注すると 300万円、400万円するパワーアンプになってしまいます。


イタリアではたいへん有名なAudioTekne社。

同社の代表今井清昭氏は、イタリアのオーディオ誌『AUDIOPHILE』の表紙を飾るほどです。

オーディオテクネ社の球パワーモノラルアンプであるTM-8501PCは、300Bを使用したオールトランス結合で、 重量35kgです。

1987年当時、定価\350万しました。

音色が非常に自然で、いわゆる「オーディオ的」には鳴りません。
それほどに自然に聞こえます。

その本来の音質を引き出すためには、 同社のプリアンプ/TP-8601PC(定価\250万)が必要となります。プリ+パワーで¥600万近い品物です。
http://www.auduo-1.com/trivia/visit/Audiotekne/TM-8501pc_visit/TM-8501pc_visit.html

高級オーディオ機器製造のマエストロ 今井清昭さん(68歳)
http://www.jeed.or.jp/data/elderly/elder/download/2011_04-03.txt


オーディオテクネ.若者よ 本物を知れ!!
http://hachioji.mypl.net/mp/work_hachioji/?sid=3740


オーディオテクネ インコーポレイテッド
我々が目指すこと・・・それは『原音の探求』
http://www.cyber-silkroad.jp/2003/02/25/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8D%E3%80%80%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89/


「工房で試聴して気に入ったお客さんだけに買ってもらえればいい」
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/lcs/20091013/1029599/?P=2

オーディオテクネ訪問
http://www5b.biglobe.ne.jp/~keina/Audio/AudioTekne/AudioTekne.html


 オーディオテクネサウンドとは?
http://www.rosenkranz-jp.com/kaiser/Visitor_visit%20(Trip%20of%20audio%20clinic)/Visitor_visit%20(Trip%20of%20audio%20clinic)/20040811kn.htm


トランス結合プリアンプの導入

トランス結合のプリアンプ+トランス結合のメインアンプの完成


 20年以上に渡り、私のアンプは、マッキントッシュC−22+トランス結合のWEの300Bシングルアンプを使ってきました。

私の装置の要は、音楽性豊かなパーロイトランスで作られたカンノ製作所の300Bのシングルアンプです。このアンプだけの持つ、やさしく上品であり、質の高い再生音に見せられてきました。

どんなトランジスタのプリアンプを持ってきてもうまくいきませんでした。

これにあうカンノ製トランス結合のプリアンプは、70万円もして、私の手にははいりませんでした。C−22を使いながら、いつかは、メインアンプと同じパーマロイのトランスを使ったプリアンプが欲しいと長年望んでいました。

 しかし、手頃な価格では、なかなかトランス結合アンプには、巡りあえませんでした。20年が過ぎ、全くの偶然ですが、トランス結合のアンプが1台手頃な価格で出ていました。思い切って、今回の最後の取り組みだと自分を言い聞かせて、オーディオテクネのTP−8202というトランス結合のプリアンプを手にしました。

写真では、よくわかりませんでしたが、品物が自宅に届いてみると、何とパーマロイトランス7個が並んだ、見事なデザインのアンプでした。300Bの横に並べても、まったく見劣りがしません。プリとして堂々たるものでした。オークションでの小さな写真だけで判断し、衝動買いしていたので不安も大きいでした。オークションで買ったのは、自己責任なので覚悟して落札しました。予算もこれで底をつきました。最後の賭けでした。

 さて、このプリアンプをC−22からオーディオテクネのTP−8202に変えました。20年前にこのプリアンプで出会いたかった。

QUADの33、66、マッキントッシュのC−26、C−22それから数台のプリと色々と取り替えてきました。このアンプに出会っていれば、プリを交換することは、なかっただろうと思います。今回、直感的にこれだと思い導入しました。


 まず、とても自然な音作りです。少し物足りなく感じます。
しかしじっくりと聞き込む内に、段々と印象が変化してきました。

この自然な音が、本当の音ではないか。

今まで、かなり癖のある高域や低域で個性的なプリで音作りをしてきたようだと気づきました。

さらにTP−8202+300Bのオールトランス結合のアンプは、ローレベルの音がバランスがとれていて素晴らしいことが、わかってきました。

この組み合わせで、はじめて空間が広がり、オーケストラの重心が下がります。また、楽器の音色が正しく出てくるのです。疲れない音であり、固定バイアスによってさらに音の立ち上がりが良くなりました。オーケストラでフォルテで音が詰まらず広がるのが、私の装置から初めて聴けました。

 長年求め続けていた、楽器のハーモニー、音色というコンサートホールの再現が表現できるまで成長してきました。

 このTP−8202に出会い、最初に良いプリアンプを買う必要がある。後ろに接続される機器の性能が、優れていればいるほど、性能を発揮してくれるようになるからです。改めてプリアンプのしめる音楽再生の大切さを感じています。
http://www.geocities.jp/fuku25252/018.html


オーディオテクネ ライントランス

LT-8310, CDライントランス


CDの音がアナログに近付く

このライントランスを各々の機器の間に接続しますと、聴感上歪が減少して奥行き、広がり、響きのある原音に近付きます。聴感上歪が改善される為、特に高音域の刺激音が無くなり、高音が無くなったように感じます。その理由は、聴感上歪により、高音域が伸びているように錯覚しているからです。

初めて使用された時に余りにも音質改善される為に、迫力がなく、物足りない音に聞こえますが、長時間お聴き頂きますと、歪の少ない自然な音に気が付きます。試しに、取外しますとうるさい音に聞こえる事に気が付きます。

LT-4181はより音質改善を求めるために、LT-8310のコアーを大きくしたもので、更に LT-4818はLow(-12dB)とHigh(-6dB)の出力端子あります。S/Nのよいアンプを御使用の場合はLow出力を御使用下されば、より一層の音質改善されます。

LT-8310  
USA 1インチ スーパーパーマロイコアー使用
15kΩ:3.75kΩ(2:1)
周波数特性 10Hz〜50KHz ±1dB以内
重量 750g
外形寸法 W10.0×D5.0×H8.0cm

LT-4818  
大型スーパーパーマロイコアー使用
15kΩ:3.75kΩ(2:1),940Ω(4:1)
周波数特性 10Hz〜50KHz ±1dB以内
重量 1.9kg
外形寸法 W13.0×D7.0×H11.5cm

※特注大型ライントランスあります。
非損失巻線比型ATT組込み、5系統入力セレクター付き
LT-9701    LT-9501
http://www.audiotekne.com/products_lt-8310.html


ALT-8905 ACライントランス


AC100Vライン入力に、ALT-8905セパレート型ACライントランスを使用しますと、想像を遥かに超えたS/N比、聴感上歪が改善され、全帯域、自然な音になります。


今現在、かなりうるさい音でお困りの方には、特にお使いになる事を御奨め致します。


LT-8310 CDライントランス(マッチングライントランス)


CDとプリアンプ、チューナーとプリアンプ、プリアンプとメインアンプ等、機器と機器の間に、CDライントランス(マッチングライントランス)を接続してください。S/N比、聴感上歪が改善され、奥行き、広がり、響きの再生が豊かになります。特に、トランジスターアンプを使用されている方は、絶大な効果が得られると自負しております。


LT-8310以外に、比損失巻き線型ATT、5系統入力セレクター付き、特注モデルLT-9701、LT-9501があります。
http://www.audiotekne.com/policy_4.html


ALT-8905 AC ライントランス

聴感上歪が大幅に改善

各々の機器の電源をこのライントランスに接続しますと、驚くほど聴感上歪が減少して、奥行き、広がり、響きのある原音に近付きます。聴感上歪が改善される事により、機器を取り替えたような錯覚を感じます。

初めて御使用頂いたとき、余りにも音質改善される為、物足りない音に聞えますが、長時間使用いただきますと聴感上歪の改善された自然な音に気付きます。試しに取外しますと、うるさい音になることに気が付きます。

大型カットレース使用
このライントランスをCDデッキとアンプ系に別々に使用しますと、更に音質改善され、その威力は想像を遥かに越えるものです。


AC100V AC100V
出力 550VA ACアウトレッ6個
重量 11Kg
外形寸法 W22.0×D11.8×H30.0cm
その他 USA ACパワーコー 1.5m
http://www.audiotekne.com/products_alt-8905.html


オーディオテクネはどうよ

1 3P田中クンニ==2001/06/08(金) 14:01

ここの真空管アンプ、海外で人気らしいがどうよ。

2 親父==2001/06/08(金) 23:07

八王子カルトショップ筆頭、クサカベ、ムラウチはまだ普通。

3 名無しさん@お腹いっぱい。==2001/06/08(金) 23:49

価格がとにかく異常
数百万するものが多買ったと思う


4 名無しさん@お腹いっぱい。==2001/06/09(土) 03:42

かーぼんふぇち。とらんすふぇち。おっさんのかねもうけ。


6 ふらふら==2001/06/09(土) 16:50

カーボン・ブロックは結構使えるな。
http://like2ch.com/ag/ebi/pav/991976513/1-


オーディオテクネってどうよ?


1 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:04/12/17 18:38:15 ID:wsw7pN07 [1/1回]

ダイヤトーンの16センチフルレンジで原音再生って
言ってるけど、現実問題どうよ?イタリアで評判高いって言うけど、値段も高いが、カルトの教祖か?

97 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2005/04/28(木) 07:20:10 ID:UAYNayCr [1/1回]

昔、トランスだらけのアンプだったと記憶してるが...。

3 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:04/12/18 19:07:09 ID:NfIuqdoL [1/3回]

高域も低域も出てないんじゃねえの?


5 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:04/12/18 21:15:08 ID:3bUSb0zW [1/3回]

ここのカーボンインシュレータを使ってます。
市販のSPには効果大かと。
私の場合はFSKの信者(笑)なのでカーボンインシュレータはSPや機器には使用せず床との振動遮断に使用してます。

ここの音は聴かせていただきましたが、フラットで聴きやすい、市販のハイエンドよりは良い音でした。
ただ個人的には、FSKと比較して音楽が持つ躍動感、瑞々しさが足りない...ですけどね。


11 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:04/12/19 14:38:19 ID:QO6aj+cT [1/1回]

元ビクター社員だっけ?


12 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:04/12/19 22:56:39 ID:DzyOKdvo [1/1回]

そうだよ。


13 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:04/12/20 00:43:41 ID:9iVdWYg7 [1/1回]

テクネのカーボンエンクロージャーの90万のフルレンジシステムで
ビートルズのア・デイ・イン・ザ・ライフを聴いたが、迫力がなく、
スカスカの音だったのは何故?あれが原音再生?


14 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:04/12/20 09:04:56 ID:E5gC7o4x [1/1回]

オーディオテクネの世界は解脱ですか?


130 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2006/01/31(火) 22:11:09 ID:0M+RwhtH [1/1回]

ここのインターコネクトケーブルはいいよ。
高くないし。いちどためしてごらん。

30 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:05/02/18 17:00:16 ID:T/FsEAj4 [1/1回]

ここのカーボンインシュ使ってますけど悪くないと思う
固有の付帯音みたいなのは少ないように感じます
キレの悪い低域は改善され音場はあるていど整理されるようです

ただし値段はボッタクリでしょう
同じモノ安く入手できる人いるんじゃないのかな?


31 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:05/02/18 17:59:38 ID:a29uSObf [1/1回]

ローゼンクランツと比べりゃ安いもんでしょ。


104 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2005/05/29(日) 18:09:07 ID:kvBT76+u [1/1回]

高杉ない?


105 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2005/06/02(木) 10:09:12 ID:bYBajL03 [1/1回]

昨日友達に話したらボッタクリだって言っていたよ

37 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:05/02/19 13:29:10 ID:ToZxlN1V [1/1回]

音は悪いもんじゃないよ。
ただ割高なのはそれで食うためだからしょうがないのかね

63 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:05/03/18 20:45:28 ID:QKCFai4F [1/3回]

せめて今の半分の価格設定なら納得も行くし、食指も動くのだか・・

64 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:05/03/18 20:55:28 ID:i8N/2p65 [1/3回]

半分の値付けじゃ、親子3人食っていけないのかね?


102 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2005/05/14(土) 14:51:49 ID:8p5kw6qw [1/1回]

原音再生って言ってもいろいろあるでね。

118 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2005/07/22(金) 21:49:38 ID:XZUS21nE [1/1回]

テクネの音はシーメンス オイロダインを使っている人が

「ありゃ眠くなる。全く生に近くない。」

と言っていた。


120 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2005/07/29(金) 21:25:47 ID:0XID0DzE [1/3回]
>>118
確かにあの音は眠くなる罠。
もともと高域が伸びていないダイヤトーンのフルレンジにカーボンなんか塗るから余計にそうなるのでは?
生のコンサート行って比較してみたが、生はもっとダイナミックだったぞ。
もちろん聴く席にもよると思うが。


121 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2005/07/29(金) 21:26:57 ID:0XID0DzE [2/3回]

あと、テクネの真空管アンプって、相当寝ぼけた音しかしないのでは?


123 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2005/08/02(火) 21:54:40 ID:0PzhQdoX [1/1回]

眠くなるってことは、α波が出て癒されるってこと?
それだけ音が良いってこと?


129 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2005/12/10(土) 16:42:34 ID:ycvdNzaz [1/1回]

本当にα波が出て眠くなるならいいんですがだるくなるだけ。
波形変わり過ぎ。ある意味佐久間のお友達?
http://www.logsoku.com/r/pav/1103276295/

うーん、オーディオテクネの話を聞いてこれを思い出してしまいました:


高域がまったく出てない音を、まろやかと勘違いしている。


湯布院のアーデンという喫茶店にタクシーで直行。

装置は午前中はTANNOY、午後はパラゴン。

レビンソン、マッキン、WadiaのDACと、まあ、客を呼ぶ材料はそろっている。


で、音は悪い^^


品のいい女性がやってるから悪口を書く気は毛頭ない。ただ、俺は妥協はしない、そーゆうオトコ・


癒しの音楽だ、聴きやすい音楽だ、なんていうならBOSE301と90年代の国産アナログプリメインで充分。けれども、これだけの装置をそろえて、HPを開いて、東京在住のみっちゃんにまで宣伝をしてるってことは、それだけの自負心、気概、プライドがあると、俺は思う。

だとしたら、少なくとも無量塔あたりに足を運んで、他店の音をチェックすべきだろう。

石野の声はドーマ声だし、エリックドルフィーのバスクラは何の刺激も与えない木管奏。これではパラゴンが泣く。


パラゴンは70年代以前のソフト用、中高音が強いので、倍音を響かせた鳴らせ方をしないと聴くに耐えない音になる。だから、真空管マッキンとトーン回路が必需品。

ハイを微妙に調整する。

プリにレビンソンをもってきたら、高域がキツくなるからATTで絞るしかない。

高域がまったく出てない音を、まろやかと勘違いして聴くことになる。

あのダルイ音は、バックがコンクリか石だったので、低域がかぶっているのかもしれない。

TANNOYの下にはTAOCと思われる鉄の台が置いてあったようだが、あれもダメ。

TANNOYの低域はそもそもユルイ。

それを締めるために鉄の台を置くというのは、邪道、音が死んでしまう。

せめて置くなら堅い木か、銅板のカマシ。

アタイクラスになると、畳とか、ソファーを置く。

まあ、日本で10人もいないね、畳なんて天才的な発想は、ばははは・

俺が調整したら1週間で、西日本最高の音になるんだけど、仕方がない。

もし、このblogを読む機会があったら、怒る前にぜひ装置を再設定してちょーだい。また、聴きにいくから。。
http://sniperfon.exblog.jp/7719098/


41. 中川隆[-12135] koaQ7Jey 2018年5月09日 10:36:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13516]

オーディオテクネに比べれば EAR のハイエンド機は超お買い得ですね:


EAR 912 2012年発売 \1,980,000(税別)
Professional Tube Control Centre

真空管ートランスカップリングの技巧が全ての音楽に艶と潤いを与える。パラヴィチーニの集大成とも呼ぶべき最高級プロ仕様プリアンプ。

「EAR 912 / Professional Tube Control Centre」は、半世紀近くに及ぶティム・デ・パラヴィチーニのプロスタジオワークの経験に基づいたノウハウが結晶した、音楽再生装置の集大成とも言える最高級管球式プリアンプ(コントロールアンプ)としてデザインされています。

アナログレコードファン、また最新のマルチソースラインシステムにおいても、最高音質が楽しめるように、パラヴィチーニサウンドの奥義とも言える「真空管ートランスカップリング」の技巧がサーキット全編に渡って散りばめられています。

この「真空管ートランスカップリング」の可能性を全て引き出すために、トランスフォーマーのドライブ側とフィードバック側にそれぞれ独立したワインディングが施され、ハイクオリティー、ハイパフォーマンスなサーキットがここに完成しました。

特に高いヘッドルームとローノイズを実現させるために、最大限の配慮がなされ、最高級管球式プリアンプ(コントロールセンター)として考えうる音質と豊富な機能を有します。

内部回路を可能な限り短くして音質劣化を防ぐ配慮がなされ、ヴォリュームコントロールも最高品質のパーツが使用されています。

使用される真空管は、豊富な供給量を誇る双三極管:PCC88(7DJ8)が、フォノステージに3本、ラインステージに2本使用され「真空管ートランスカップリング」サーキットの一翼を担います。

アウトプットステージにおいても、「真空管ートランスカップリング」のスペシャル技法が採用されています。

「EAR 912」にはそれぞれフォノとXLRステージの出力段に、特性に合わせて個別にワインディングされた出力トランスを持ちます。出力トランスの1次側は最終段の双三極管:PCC88のアノードサーキットへ、そして2次側はそれぞれ2系統づつ設けられたバランス(XLR)とアンバランス(RCA)のアウトプットへ接続され、ハムのループをも排除しています。

パラヴィチーニがリファインを重ね、進化を続けてきた「真空管ートランスカップリング」というオリジナルのスペシャル回路がふんだんに使われた「EAR 912」。

驚異的な静寂性は、かすかな音の瞬きをも逃さず捉え、楽器の持つ固有のアタックを瞬間的に豊かな音圧で発音し、倍音を艶やかに、豊かに響かせながらナチュラルに減衰してゆくサスティーンを追い続け、さらには減衰しながら耳に届く残響や反射音、自然なリバーブ感やエコー感が、その音楽が録音された時の部屋の様子までをも目の前に描き出します。

サウンドステージは、あくまでもナチュラルに横方向と縦方向へのパノラマ感を映し出しながらも、圧倒的な奥行きを感じさせるパラヴィチーニ/EARならではの立体的な3Dサウンドが、いつもの愛聴盤から新たな喜びを感じさせてくれることでしょう。

世界最高峰の耳を持つ音のプロフェッショナル達が探し求め、そして録音された超一流の音楽を、ナチュラルに、艶やかに、そしてドラマチックに再生する「EAR 912」。

美しい音楽を、さらに美しく、感動的な音色を、さらに感動的に。

新たな音楽からの衝撃を体感したいミュージックエンスージアストの方々へ贈るパラヴィチーニ渾身の作品です。

スペック:

使用真空管:  PCC88 (7DJ8) x 5またはECC88(6DJ8)x 5


フォノ入力:RCAx2系統
ライン入力:RCAx3系統、XLRx2系統

テープアウト:テープモニターx1 系統
出力:RCAx2系統、XLRx2系統 フォノセクション: 入力2系統(MM / MC)

重量: 13.5kg
サイズ: W485 x H145 x D300mm
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/
http://www.dynamicaudio.jp/5555/5/osusume_hard_29.html
https://www.ippinkan.com/ear_912.htm
http://kodo-alma.blogspot.jp/2014/02/ear-912-4.html


EAR 509 II 1978年発売 ¥1,890,000(モノラル・ペア・税別)


鬼才パラビッチーニ氏がEAR社創立当時に開発したパワーアンプ「EAR509」は、当時どのアンプにも使用されていないハイグレードなキャパシティバルブを使用しており、その正確でシンプルなセルフバイアスの素晴らしさは実証されていました。

その後、様々な管球式アンプを発表しましたが、彼を満足させるには「EAR509」でしかなく、中古市場でこのアンプを探し続ける人々のためにも、今ここに「EAR509U」を発表しました。


パラヴィチーニ/EARの名を世に知らしめたプロスタジオ仕様パワーアンプの歴史的傑作。プロ録音現場が生んだウルトラナチュラルな音世界。

1978年、ティム・デ・パラヴィチーニは自らが主宰するEAR社を英国に設立しました。 そのEARブランドの顔となるべく、満を持して発表されたプロフェッショナル仕様 100Wモノブロック パワーアンプが「EAR 509」です。

この業務用パワーアンプは、世界中のプロ録音スタジオやプロエンジニア、更にはオーディオファイル達の間でもビッグヒットとなり、瞬く間にEAR/パラヴィチーニの名前を世に広めることとなりました。

パラヴィチーニ自身が「最も愛しい作品」と語るほどに、彼の情熱と天才的な感性と技巧が結晶した製品で、発表以来、Mk.I、Mk.II とリファインされながら、実に30年以上に渡ってEARエンスージアスト達から羨望の眼差しで見続けられるロングセラーモデルです。

パラヴィチーニ/EARサウンドの源泉となる出力トランスと真空管をカップリングしたパラヴィチーニオリジナルの特別回路「バランス・ブリッジ・モード」をここに採用しました。

これはアノードとカソードをそれぞれ2重巻きの出力トランスの捲線へ50/50の比率でキャパシターと併せてクロスカップリングし、常にスイッチオン側のデバイスが、反対側のスイッチオフデバイスに作用するようにして、アノードとカソードが同一のインピーダンスで反応しあうという斬新なデザインになっています。

また、パラヴィチーニのトレードマークでもあるネガティブフィードバックを掛けないという大胆な回路設計により、パワーバンドは 9Hz - 85KHz (-3dB)までに及び、同時に真空管の音は決して「レトロ」ではなく、現代的な素晴らしい音楽を再生する能力に長けている事を実証する事にもなりました。

伝統的な真空管アンプの回路デザインでは、トランスの能力が適切でない限り、ハイフリークエンシー時におけるプッシュプル動作が追従しきれなくなり、また同時にハイフリークエンシー時には出力トランスからインプットへ掛けられたネガティブフィードバックが、出力トランスのディレイ(遅れ)により、ややポジティブ側へ振れてしまう事が多々あります。

これによりアウトプットダンピングファクターや歪率が悪化し、クリアーな高域を再生することが困難になってしまうのです。

「EAR 509 II」はパラヴィチーニがデザインした”機械独自の音を持たない” 、まさにプロフェッショナル仕様のパワーアンプです。

多くの真空管アンプが先に述べた構造的な理由から高域が伸びないために「温かい/ウォームな」という言葉で表現されますが、「EAR 509 II」はその言葉の範疇に収まらない、特筆すべきクリアーさと高い透明度、そしてリアルなベースとナチュラルなトップを持ち、音楽のディテールと生命感を力強く伝えてくれることでしょう。

プロスタジオの現場で培われたパラヴィチーニの最先端の技術と感性が結晶した「EAR 509 II」。全てのパラヴィチーニ/EAR製品の起源は、まさにここにあるのです。

パラヴィチーニのデビュー作でもある EAR509 パワーアンプに1978年当時、テレビ管のみに使用されていた PL519 をオーディオ出力管として世界で初めて採用したことで、オーディオ界に衝撃を与えました。


Specifications:

■パワーアンプ クラスAB級  プッシュプル

●入力端子:         バランス1系統         

●出力:           100W(モノ)

●出力ダンピングファクター: 20(0.4Ω+ 4uH)

●使用真空管: 
PL509/PL519(40KG6)または EL509/EL519(40KG6 )x2 、ECC83 x 2, ECC85 x 1

●重量:           14.8kg (ペア29.6kg)

●サイズ:          W320 x D255 x H167mm
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-509/


EARのファーストモデルにして今でもリファレンスとして君臨するEAR 509。スタジオユースのために設計されたPL519のモノラルPP(100W/ch)です。PL519は元々TV用の水平出力管。私もこのアンプを聴くの初めてだったので興味津々でしたが、この509は他のEARアンプとは全く違った表情を見せました。


暖炉の前で人々が集うようなリラックスを感じさせるEARのイメージとは一線を画すシャープでハイディフィニッションな音。

低域の締まり具合も他のモデルとは全く異なります。

スタジオでのモニター用途というだけあって他のモデルよりかなり客観性のある表現で、V12や890からは聴こえてこなかった音のエッジも現代スピーカーとのマッチング上、有利といえます。

初めて Marantz9を聴いた時のことを思い出しました。そんなリリシズムを感じさせる表現です。
https://tubeaudio.exblog.jp/25439473/

EAR の中で最高潮であり、唯一のモノラルパワーアンプ EAR 509U
 
何と小さいと思います。かなり小型ですね

となりの通常の大きさのEAR 861と比べると以下に小型かわかると思います

モノラル構造を上手く使った最高級パワーアンプです。
サイズも小型でありながら設置もしやすく非常に好感度が増すアンプですね


そしてこの509Uですが、何とパラヴィッチーニが EAR設立年からの設計という事ですから何と30年以上のロングランなのです!!
そしてその間にMK1→MK2などに変更されていますが、これはパラヴィッチーニのやりたいことを具現化した唯一のモデルなのです


ですからモデルチェンジの必要性がないのです。こういった方向性においてがこれが完成だ、と言わしめるのです。非常に潔く安心できるものです。


パラヴィッチーニいわく一番好きなアンプと言わしめるアンプです


実際に鳴らしてみるとこれが良く鳴るのです!
鳴りっぷりがよく、気持ちよいのです


AB級で100Wですから、MAGICO Q3 でも十分ですし今までの EAR の音色はそのままに更にパワー感を兼ね備えた特徴です。

EAR でここまでパワー感を持ったのも初めて体験するものです。

やはりその過程を聞くと、世の中にはかなり低能率なSPも多くありますので、それらを十分に駆動するためにでもあるのです。(もちろんこれまでの 861や 890でもフロアのSPは十分鳴りますが)


ですからあえて純Aクラスに拘らず、ABクラスとしてこれまでの真空管の良さに加えてパワーを持たせたのです。パラヴィッチーニが表現する 100Wのパワーは凄いですね


そしてこのサイズですからね。やはり只者ではないパラヴィッチーニです!


しかしこの音楽の説得力や奥深さはEARの独壇場ですね!!!

ハィファイさやレンジ云々ではなく音楽を音楽として空気のように浸透する魅力ですね!

ここがEARの最大の特徴であり魅力です!!
https://ameblo.jp/5555-5f/entry-11436147358.html


42. 中川隆[-12154] koaQ7Jey 2018年5月09日 20:59:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13552]

EAR フラッグシップモデル試聴会予告編 - YouTube動画
EAR 912、509MK2、V12、Acute3 試聴会予告編
https://www.youtube.com/watch?v=J78c0bhv83E

EAR 912と864、509Mark2 の説明 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=oHC3gVZO_PA

EAR 868L , 912 真空管プリアンプ音質比較試聴 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=fcSTzf1f_n4

2016年12月 marantz SA10 と EAR Acute Classic 音質比較 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=CvEMKdasY34

EAR912 と EAR509 II は Kubala・Sosna ケーブルを介して Sonus Faber Stradivari Homage を鳴らすと、実にエロティック、 デカダンスの極みのサウンドを聴かせてくれます。

バッハ(Johann Sebastian Bach)のヴァイオリン・ソナタや教会音楽、中でも女性2声による Couperin 'Motets' には 高貴さを通り越して、禁断の香りが漂います。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/AudioSystem2017/audiohistory20171230.html


EAR912 はフォノイコライザー付きプリアンプ

EAR Acute Classic は CD も掛けられる USB-DAC付プリアンプ

という位置付けです。

EAR Acute Classic のプリアンプ部は EAR912 と同じです。

デジタルソースを聴く場合は EAR912 を通さず、EAR Acute Classic を直接パワーアンプに繋ぐだけで OK です。

Acute Classic 2016年発売
890,000円(クロム仕上げ・税別)・798,000円(ブラック仕上げ・税別)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/acute-classic/


EAR 912 2012年発売
\1,980,000(税別)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/


43. 中川隆[-12153] koaQ7Jey 2018年5月09日 21:27:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13552]

Sonus Faber を EAR で鳴らす場合は


大型のストラディヴァリ・オマージュには EAR912 + EAR509 II

小型のミニマ、エレクタ・アマトール、ガルネリには EAR V20


の組み合わせが一番いい音になります:


21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 20:02:44.75 ID:Ft8kG6Bh

かつて、九州のソナス遣いのお宅にお邪魔した時、エレクタ・アマトールに
EAR V20を組み合わせ聴かせていただいたが、色気ムンムンで、弦の艶っぽい
響きにたまげたことがあった。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1339161872/


因みに、ソナス・ファベールでは ガルネリ・オマージュが最高傑作です。

詳細は

ソナス・ファベール「オマージュ・シリーズ」
http://www.noahcorporation.com/sonusfaber/HOMAGE.html

Sonus faber アンプ-スピーカーシステム一覧
http://audio-heritage.jp/SONUSFABER/speaker/index.html

伝説の ソナス ファベール ガルネリ・オマージュ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/684.html


44. 中川隆[-12152] koaQ7Jey 2018年5月09日 21:41:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13552]

EAR V20 はスペック上の実行出力は 20wだが、所有していた友人の話では草が生えるほど非力で「本当に 20wあるのかこれ?」という製品仕様だったそうです。

45. 中川隆[-12158] koaQ7Jey 2018年5月10日 10:00:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13564]

EAR アンプのドライブ力


EAR は元々、安物部品だけを使った廉価品アンプのメーカーで、ハーベス、スペンドール、ロジャース等の BBC Monitor 系小型スピーカーを鳴らす事を想定しています。

従って、タンノイ や JBL の38cm ウーハーを使った大型スピーカーを駆動できる程のドライブ力は有りません。

EAR で大型スピーカーに使えるのは プロ用アンプの EAR912 + EAR509 II だけでしょう:

EAR-859 は音が良いか? 2009年01月08日
http://bestmusic.seesaa.net/article/112344376.html

左のアンプは EAR-859、特別に開発された真空管を使い、話題になったアンプである。
トランスも職人が一つずつコイルを巻いて作っていると聞いた。
気になる値段は ¥448,000。

この値段が高いか安いかは、個人の関心によって違うだろうが、一般の家電品の値段と比べるとかなり高いだろう。

興味を持った一家の主が買おうとしても、奥さんの理解が得られないかも知れない。
一般サラリーマンの年収が500万ぐらいとすると、その1割近い金額は家計を考えると非常識かも知れない。

筆者はかねがね思っていることに、洗濯から乾燥まで一気にやってくれるドラム式洗濯機があったらどんなに便利だろうと思い、いつか欲しいと思っている。

家電店の展示を見て歩くと、25万ぐらい用意すれば買えると思うのだが、これが高いと感じてしまう。
ところが、EAR-859 の ¥448,000 はそんなことを考えずすぐに買ってしまった。
生活のバランス感覚が狂っていると言われても仕方がないかも知れない。

本題から大分はずれたが、このEAR-859 はオークションで売ってしまった。
すぐに売れたところをみると、フアンは多いのだろうと思った。

パラピッチーニの設計とか、先ほどの新開発真空管とか、トランスとかの雑音(?)に惑わされた感もなくはない。

実際に手にしてみると、物量を投入しているところから、価格競争で優位に立とうとした製品ではないこともわかる。
13W×2という出力は、率直に言って小さいと感じる。

だが、真空管アンプの話となると、真空管アンプは小出力でもドライブ能力が高いという話が必ずというぐらい出てくる。

もちろん、ドライブ能力さえあれば数字はどうでもよい。
やたらに馬力の数値だけは高いが、運転してみると実感がないという車もよくないのと似ている。

結論、売ってしまったのはドライブ能力に不満があったからである。
ドライブ能力だけでなく、音質も試してみた。
先入観として、これで高音を再生したらきっときれいだろうなと思っていた。
それで、私のスピーカーはトライワイヤー接続ができるので、高音にこのアンプを持っていった。

中音、低音にはそれぞれ150W×2のトランジスタアンプを使った。

つまり、アンプ3台でドライブしたわけである。
これは、当初、EAR-859だけで試みたが、とてもスピーカーを鳴らしきっているとは感じられなかったからである。

さすが、アンプ3台でのドライブは余裕があった。
ところが、高音がどうしてもきつくなる。
それで、このスピーカーの個性と思ってあきらめていた。

ある日、実験のつもりで、中音域の150W×2のトランジスタアンプと高音域のEAR-859(13W×2)と入れ替えてみたところ、驚いたことに高音がすごくきれいになった。
その上、スピード感が出るようになった。

何台ものアンプを使ってドライブするとき、高音域にはパワーは必要ない、それより高音のきれいなアンプを使うべきとある。
具体的には、高音域は数ワットもあればよいとされている。

しかし、実際に試してみると、アンプの持つパワーは数値だけではわからないドライブ能力を持っていると感じた。

非力なアンプでは高音が汚くなる(音が暴れた感じになる)し、スピード感がない。
不思議なのは、周波数特性を見ると、20KHzを遙かに超えているのに、高音はストレスを感じ窮屈に聞こえる。

結果的に今の装置で浮気は起こらず落ち着いているのだが、最新のアンプを売り払って、いにしえの名器VICTORのM-L10victor_ml10_2.jpgを2台手に入れて中高音用と低音用に分けてバイアンプでドライブすることになった。

PL-10はVICTORのオーディオが一番元気な時に作られた最後の製品で、中をあけてパーツを見ると、VICTORが力を入れた様子がわかる。

VICTORに限らず、この頃のいわゆるオーディオのバブル期には各社の力作があり、その力を発揮させれば現在でも十分ハイクオリティな音を楽しむことができる。
現在でもというより、この頃オーディオは頂点に達したと言ってよいと思う。

だから、あえて、このころの重量級のアンプの中古を買い使っている人もいる。
決して、安くあげたいからではない。
問題は修理体制である。

メーカーに依頼しても、部品がないと言って断られることがほとんどである。
AMP修理センターとかAMP修理工房では、メーカーに修理不能と言われたものでも、オーバーホールや修理を引き受けてくれる。
部品がない場合は代替部品などを使ったり加工したりして、元の性能に復帰させてくれる。
10万円以上かけてここへ依頼している人もいる。

私の使っているM-L10は3台入手して相互に部品を融通して2台にしたものである。
パワーは160W×2で、フラグシップのアンプとしては驚く数値でもない。
だが、アンプのドライブ能力はパワーの数値だけではないということは、現在お休みしているプリメインで、やはりパワーは同等ぐらい出るものと換えてみると、みすぼらしい音になることからはっきりわかる。

違いは何か?

両者を比較して一目瞭然は電源部である。
空けてみると、M-L10は大半がトランスである。
そのトランスを囲むようにして大容量のブロックコンデンサーが囲んでいる。
トランスだけで15Kgありアンプの総重量は30Kgぐらい。

電源が70%ぐらいアンプの性能を支配するというのが、この頃のVICTORの開発部の文献にある。

VICTORに限らず、このころ競った製品としてはDENON、ONKYO、EXCLUSIVE、LO-D、YAMAHA、ACCUPHASE、SONY、SANSUI、Technics、KENWOOD、LUX、Aurex、などなどの製品に修理代を投入してもそれだけの価値があるものも多い。

これらはオーディオ懐古録というサイトが参考になる。

オーディオ懐古録掲示板
https://jbbs.shitaraba.net/music/11602/

この記事へのコメント


すみません、45万ですか? いまなら半値でもっと優秀なアンプが購入できますよ
そうですVintageです真空管アンプは新品を買ってはダメです!

アンプを買うと思っちゃダメです、巨大なトランスを買おうと思うのです、

50年前の真空管全盛時代50年代〜60年代のアメリカ製管球アンプがお勧めです。

e-bayにたくさん出ていますよ。あ、アンプの自作修理の出来ない人は手を出してはダメです、先生になれとは言いませんが、生徒なら誰でもなれるはず、がんばってください。
Posted by 管球マニア at 2011年02月27日 15:41

管球マニア 様
>すみません、45万ですか? いまなら半値でもっと優秀なアンプが購入できますよ

具体的にはどんなアンプですか?
真空管がおすすめなのですか?

ドライブ能力で難点があると思っていますが、いかがでしょう?
現代のスピーカーでは、ドライブしきれないと思っていますが。
Posted by dolce at 2011年02月28日 15:45
http://bestmusic.seesaa.net/article/112344376.html

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大型スピーカーはいくら能率が高くても 50W 以下の真空管アンプではドライブできない 1


たこ焼きとオーディオ 2012年03月06日
http://bestmusic.seesaa.net/article/256045958.html

下の写真は、パワーアンプの電源部である。

http://bestmusic.seesaa.net/article/256045958.html

前面に見える円柱状のものが、ブロックコンデンサーで、その奥の四角な箱のようなものが電源トランスである。
この電源トランスだけで15Kgある。
コンデンサーは15000μFの容量のものが4本。

http://bestmusic.seesaa.net/article/256045958.html

この強力な電源がアンプの良し悪しの大半を左右する。
ところで、このようなアンプの電源スイッチを入れると、この大きなコンデンサーにためるための大電流が流れる。この電流を突入電流と言い、このままでは何百Aという電流で端子が溶けてしまうほどになったりする。

そこで、徐々にコンデンサーへ電気をためるようにしなければならない。
つまり、いきなり大電流が流れないようにするわけである。
そして、ゆっくり電気をためた後に回路が動作するようにするわけである。
この説明は、以前に回路図を用いて説明した。

http://bestmusic.seesaa.net/article/256045958.html

アンプのスイッチを入れても、すぐに起動しないのは、電気がたまるのを待っているからである。

徐々に電気をためるためには、回路図にあるように直列に抵抗を入れる。
言い方を変えれば、抵抗が直列に入ることにより電流は小さくなり、動作は遅くなるということだ。

これは、電気回路としては「たこ焼き器」も同じだ。

たこ焼き器にはコンデンサーは使ってないが、消費電力はおよそ1000Wぐらいである。
これは、電源が100Vであるから10Aの電流が流れることになる。

たこ焼き器を電源につなぐと、たこ焼き器は10A要求するわけである。

だから、10Aを瞬時に供給できれば、たこ焼き器はすぐに加熱されるわけであるが、10Aも流せない細いコード(ケーブル)を使うと、ケーブルの抵抗が大きいので、電流は小さくなりあたたまり方は遅くなる。

結局、これはケーブルが細いと、スピーカーからの音の出だしが遅くなるのと同じである。
http://bestmusic.seesaa.net/article/256045958.html


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大型スピーカーはいくら能率が高くても 50W 以下の真空管アンプではドライブできない 2

オーディオ訪問記〜2017・6・8〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e16281b44609e98769590adb619fce87

オーディオを長くやっていると誰しも一つや二つぐらいは「想い出の音」というのがあるはず。

自分の場合は以前のブログにも記載したことがあるが、たしか30代の頃だったと思うが、フラリと入ったオーディオショップで聴いた「CN191コーナーホーン」の音がそれだった。まるで宝石をちりばめたようなキラキラ光る音が音響空間のすべてを埋め尽くしているみたいで、思わず茫然として立ちすくんだ。

「なんていい音なんだろう!」

駆動しているアンプは忘れもしないパイオニアのA級アンプ「M5」(モノ×2台)だった。

もちろん当時は安サラリーマンの身なので、「CN191」は当然のごとく「高嶺の花」だったが、とうとう現在に至るまで縁がなく手に入らず仕舞いだった。しかし、今でも「想い出の音」として脳裡に深〜く刻み込まれている。

そして、このほどようやくその「初恋の人」に巡り会った。

         

奥に鎮座しているのが、その「CN191コーナーホーン」(ヴァイタボックス:オリジナル)である。

しかも、組み合わせられている機器が凄かった。

まずプレイヤーが「927ST」(EMT)。「930ST」ならよく見かけるが1ランク上の「927ST」となると極めて珍しい。中古の相場をググってみると450万円なり(笑)。

          

そして駆動しているアンプはプリアンプがマッキントッシュの「MC22」で、パワーアンプが「MC275」。もちろん、いずれもオリジナル。

           

カーティス・フラーの「ブルースェット」を聴かせていただいたがサックスのふてぶてしい音にぶったまげた!

           

日頃から「フルレンジ」スピーカーのミニチュア的で端正な音の世界に慣れ親しんでいる人間にとっては出てくる音のすべてがカルチャーショック以外の何物でもなかった。

低音から高音までレンジが広くて密度がメチャ濃い感じ。この音ならスーパーウーファーもツィーターもまったく必要ない。

ウ〜ン、参った!

一般的に「いい音」の判断材料とされる「音像定位」とか「奥行き感」とか、「音の艶」などがやたらにチマチマしたものに思えてきて、まるでそういうものを吹き飛ばすかのような「野太さと力感」の勢いにまったく言葉を失ってしまった。

「低音なんか二の次、三の次でいい」と、豪語していたのはいったい誰だ!(笑)

それにしても「MC22」と「MC275」のコンビのオリジナルの純正品を聴くのは初めてだったが、有名なアンプなのでこれまでいろんな噂を耳にしてきている。

どちらかといえば否定的な評価が多かったが、実際に聴いてみるとこの弩迫力はこのコンビしか出せない音だと感心した。その昔、このコンビを称して「ネス湖の怪物だ」(「ステレオ サウンド」誌)と記載されていたが、成る程とようやく合点がいった。

持ち主さんによると、八方手を尽くしてこのアンプを手に入れたものの、音質に不満があったので開けてみたら内部のコンデンサーに国産のものが使ってあってガッカリ。以後、海外も含めてオリジナルのコンデンサーを時間をかけて手に入れすべて入れ替えられたそうでようやく現在の音に辿りつかれた由。

出力管「KT88」についても今や稀少管となった「ゴールド モナーク」ブランドを4ペア完備されているとのこと。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e16281b44609e98769590adb619fce87

可愛い子供を旅に出してはみたものの・・・ - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年06月30日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

昔から憧れのスピーカーだった「CN191コーナーホーン」(ヴァイタボックス)を使っておられるUさん。

       

大のレコード愛好家で使用されているプレイヤーが「927ST」(EMT)、プリアンプがマッキントッシュの「MC22」、パワーアンプが同じくマッキンの「MC275」という豪華メンバーだ。

そのUさんが先日我が家にお見えになったときに、「AXIOM80」の繊細なヴァイオリンの音がいたく気に入られたご様子なので、「よろしかったら71系のアンプが遊んでますので1台お貸ししてもいいですよ。マッキンのアンプにはない音が期待できるかもしれませんね。」と、持ちかけたところ「それはありがたいですね。ぜひお願いします。」というわけで、めでたく話が成立。

この5月に「WE300Bシングル」が1年2か月ぶりに戻ってきたので、随分と71系アンプの出番が減ってしまったのも水を向けた理由の一つ(笑)。

さあ、どのアンプをお貸ししようか。71系アンプは3台あって「171シングル」をはじめ「71Aシングル」、そして「71Aプッシュプル」(ナス管4本使用)といろいろある。

「いずれアヤメかカキツバタ」といったところだが、相手が大物の「CN191コーナーホーン」となると選抜も厳しくなる。

散々迷った挙句、結局「171シングル」を持って帰っていただくことになった。とてもいい音色だし、使ってある真空管は1940年代前後の製造の滅多に手に入らない古典管ばかり使ってあって、何だか最愛の子供を旅に出すような気分だ(笑)。

          

初段管がMH4(マルコーニ:メッシュプレート仕様)、出力管が171(トリタン仕様)、整流管が480(SPARTON)、インター・ステージ・トランス入り(UTC:アメリカ)というシンプルな構成。


さて、2週間ほど経過してから「お返しします。」とUさんがアンプを我が家に持参されたのは去る25日(日)のことだった。

興味津々で「どうでしたか?」

すると、「ヴァイオリンは良かったのですが、どうしても(音を)押し出す力が弱くてイマイチでした。」との率直なご返事。

「そうですか・・・」とうれしさ半分、悲しさ半分といったところかな(笑)〜。

実を言うと、Uさんの使っておられる出力が70ワット近くあるアンプと比べると、力感上ではたかだか出力1ワット前後のアンプが太刀打ちできるはずはないのだが、繊細さと音色の美しさで勝負できるかもしれないと淡い期待を抱いていた。

あのタンノイあたりの焦点のぼやけた低音ならうまくいきそうな気もするが、CN191の引き締まった音とは相性が悪かったようだ。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi


S. Mcintosh MC275 の仕様(マニアル・カタログより)

型式 管球式ステレオパワーアンプ MC275
定格出力 Stereo=75W+75W(4Ω、8Ω、16Ω)
Mono= 150W(2Ω、4Ω、8Ω)
周波数特性 16Hz〜60kHz/−0,5dB

使用真空管
電圧増幅・ドライバー管=12AZ7、12BH7、12AU7、12AX7
出力管 =KT88×4

スピーカー出力端子 1系統×3=4Ω/8Ω/16Ω
入力端子 RCA=3系統

最大外形寸法 幅311mm×高さ203mm×奥行438mm
重量 30.5kg
http://amp8.com/vv-amp/mcintosh/mc275-5.htm


音機館ジャズ|オーディオ史に残る名器、マッキントッシュMC275 (文 葛西唯史) 2016/07/11
http://onkikan.com/mcintosh/

今回はオーディオ史に残る名器として、マッキントッシュのMC275を取り上げたいと思います。
MC275以外にも少々触れますが、これらのビンテージ真空管アンプ時代のマッキントッシュを考察すれば、
トランジスター・アンプになってからのマッキントッシュの総体も見えて参ります。

1・マッキントッシュMC275登場の背景

McIntosh275_01
http://onkikan.com/mcintosh/

マッキントッシュは大出力を誇る真空管アンプとして、マランツの#2、#9共々に、1950年代後半から
アメリカ国内を中心に注目をされていました。

1950年代の後半にマッキントッシュ社は、出力管に6L6GCを用いたMC30、6550を用いたMC60を開発、販売していましたが、
その2機種は、群を抜くスピーカーのドライブ能力を有していました。
当時のスピーカーは、オール・ホーン型のものが多く、高能率のスピーカーも多かったのですが、
例えばイギリスのタンノイ・オートグラフ、アメリカにおけるエレクトロ・ボイスのパトリシアン600の様な大きなスピーカーもあり、
そうした巨大なスピーカーを十分に鳴らしきる為には、スピーカーを「箱鳴り」させる必要がありました。
それを踏まえますと、小出力のパワー・アンプでは、「箱鳴り」をさせることができず、スピーカーから
出てきた音楽に生命力を宿すことが不可能でした。
そうしたことから、マッキントッシュ社は巨大なオール・ホーン型のスピーカーを十分に鳴らすことを目的として、
MC30やMC60の様な、高いドライブ能力をもったパワー・アンプを開発し、販売していました。
されど、1960年代に入ってから、スピーカー・メーカーにもアンプ・メーカーにも「コスト」という概念が定着しました。
コストを度外視して製品を作っていたのでは、会社の存在自体が危うくなります。
そうしたことから、製造コストが高いオール・ホーン型のスピーカーは徐々に消え去っていきました。
アンプ・メーカーであるマッキントッシュ社も例外ではなく、コストを度外視して作ったMC30とMC60に代わる
パワー・アンプを開発せざるを得なかったのです。
そこで、マッキントッシュ社はステレオ型のパワー・アンプの開発、販売に踏み切りました。
そして、MC275やMC240と言ったステレオ型のパワー・アンプが登場しました(MC75、MC40という
モノラル機もありましたが、その生産台数は少なかったのです)。
マッキントッシュのライバルであるマランツは、#8(B)を除けばモノラル型を堅持していましたが、
コスト高の為に、会社が行き詰まってしまいました。


2・マッキントッシュ真空管アンプの大いなる遺産

McIntosh275_02
http://onkikan.com/mcintosh/

筆者はMC275を愛器とし、MC30もMC60も使用していたから解るのですが、MC275の方が、スピーカーのドライブ能力は
MC30とMC60より低いのです。

また、整流管を用いたMC30とMC60の方が、音が瑞々しくて良いと思います。
ですが、マッキントッシュ社は、スピーカーのドライブ能力が落ちようとも、音質が落ちようとも、
なかば強引にステレオ・パワー・アンプに切り替えました。

ただ、マッキントッシュ社には、それでも十分なドライブ能力と音質の良さを併せ持った技術があったのです。

それが、ユニティ・カップルド・サーキットという回路なのです。
このユニティ・カップルド・サーキットは未だにその全てが解明されてはおらず、筆者自身もユニティ・カップルド・サーキットに
関するウンチクを語る術がありません。
オーディオ評論家の弁も当てにはならず、多分、ユニティ・カップルド・サーキットを一番解明している人は、
極めて優秀な一握りのビンテージ・マッキントッシュの修理屋さんでしょう。
しかし、これだけは断言できます。ユニティ・カップルド・サーキットとは、極めて効率よく(短時間で)音楽信号を流せる回路である、と。

このユニティ・カップルド・サーキットが、MC275、MC240、MC225と言ったステレオ機にも搭載可能であったことにより、
後のマッキントッシュのアンプづくりにおける大きな遺産となったのです。


3・トランジスター・アンプにおけるマッキントッシュ

McIntosh275_03
http://onkikan.com/mcintosh/

時代は変わり、大方が真空管アンプからトランジスター・アンプへと変更されていきました。

ですが、真空管アンプからトランジスター・アンプへ巧く切り替えられたのは、クォードもありますが、
何と言ってもマッキントッシュになるでしょう。

マッキントッシュ社はMC2300の開発に当たって、ユニティ・カップルド・サーキットにアレンジを施した回路を搭載しました。
すなわち、大出力を保証し、極めて効率よく(短時間で)音楽信号を流せる回路です。

現に、マッキントッシュのトランジスター・パワー・アンプは、他社のパワー・アンプに比べるとNFBを余りかけられていないのです。
また、マッキントッシュがトランジスター・アンプになってもアウトプット・トランスを搭載している理由を簡単に述べます。

マッキントッシュ社のゴードン・J・ガウ氏が言ったように、「音が良いから」、ということがあるのかも知れません。

ただ、某オーディオ評論家の弁による、「アウトプット・トランスを搭載しているから、如何なるインピーダンスにおいても
同一の出力を保証する」、というものは真空管アンプならOTLのものを除けば当然のことであって、的を射ていません。

最大の理由は、NFBを余りかけることなく、大出力と共に極めて効率よく(短時間で)音楽信号を流せる回路を搭載している以上、
アウトプット・トランスにより動作を安定させることを目的としていることにあります。

これが現在までのマッキントッシュのトランジスター・パワー・アンプに受け継がれています。

筆者は、音楽を聴く際に、MC275をよく見ますが、MC275を見る度に、マッキントッシュ社への尊敬の念を覚えずにはいられません。
http://onkikan.com/mcintosh/

VITAVOX CN-191 Corner Horn エンクロージャー:¥483,000(1台、1970年代前半頃)

通称”クリプッシュホーン・リプロデューサー”で知られる最高級コーナー型スピーカーシステム。

クリプッシュ氏の原設計になる音響的にきわめて優れたコーナー型ホールデッド(折り曲げ)・ホーン・エンクロージャーにAK-157、S-2を組み合わせた2ウェイ構成となっています。

低域には38cmコーン型ウーファーAK-157を搭載しています。
大型の強力な磁気回路とキャストフレームに良質繊維をハードプレスしたコーン・アッセンブリーを組合せ、過渡特性の良い低音再生を実現しています。

高域にはドライバーユニットS-2とホーンを組み合わせたトゥイーターユニットを搭載しています。

音質と優美なデザインのエンクロージャーは、熟練した木工技術者による丹念な手仕上げによるものでで、最高級品にふさわしい美しさを誇っています。


方式 2ウェイ・2スピーカー・オールホーン方式・コーナー型
キャビネット コーナー型・ホールデット・ホーンエンクロージャー

使用ユニット 初期 後期
低域用: 38cmコーン型(AK-155) 38cmコーン型(AK-157)
高域用: ホーン型(S-2+CN-157) ホーン型(S-2+CN-481)
その他: ネットワーク(NW-500)

出力音圧レベル(未公表) 100dB/1m 程度

定格インピーダンス 15Ω
再生周波数帯域 20Hz〜20kHz
クロスオーバー周波数 500Hz

最大入力
80W(初期)
100W(後期)

外形寸法 幅760x高さ1,300x奥行684x684mm
重量 115kg
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/cn-191.html
http://audiosharing.com/review/?cat=88

CN-191 CLASSIC “Corner Horn” 復刻版
英国製オリジナル・キャビネット 現行復刻版 販売価格 ¥8,000,000
http://www.imaico.co.jp/
https://audiodripper.jp/vitavox-cn191-used

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大型スピーカーはいくら能率が高くても 50W 以下の真空管アンプではドライブできない 3


B&W Signature 800 \3,600,000(2台1組、2001年11月発売)

B&W創立35周年記念モデルとして開発されたNautilus800のスペシャルバージョンであるフロア型スピーカーシステム。  

方式 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・フロア型

ユニット
低域用:25cmコーン型×2
中域用:16cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型

出力音圧レベル 91dB/2.83V/m

公称インピーダンス 8Ω(最低3.0Ω)

クロスオーバー周波数 350Hz、4kHz
推奨パワーアンプ出力 50W〜1,000W
外形寸法 幅450×高さ1,197×奥行645mm
重量 125kg
http://audio-heritage.jp/BandW/speaker/signature800.html

49.オーディオ/音楽・ネタ / 蔵 2011/10/25(Tue) 09:05

しかし昔のアルテックやJBL、エレボイの技術力は高かったですよね。
局長曰く

「JBLとアルテックはWEの直系、子どもだから」

だそうです。それに比べると ウィルソンやB&W、アヴァロンなどはゴミに等しいとも言われましたが、同感ですね。

と、嘗て一時期JBLを離れ、B&Wの800シグネイチュアーに走った私は語ります。いえ、それを使ったが為、逆にJBLやアルテックの素晴らしさを再認識した次第です。


1: テツオ 2011/10/25(Tue) 09:16
>蔵さん
ダメですよ、800シグネイチュアーに走っては。(笑)
きんどーさんが

「アンプ依存症のスピーカーなんて欠陥商品だ」

と明言しましたが、その通りだと思います。
http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/mode/all/49/0


6: 蔵 2011/11/15(Tue) 08:45

友人宅へ。何でも94年に690万円で発売されていたクレルのKASを導入した為です。その友人は私が譲ったB&W800シグネイチュアーを使っていますが、そのKASで真価を発揮。

しかしA級動作、8Ωで350Wのモンスター・アンプでやっと真価を発揮するスピーカーって何か解せません。


7: テツオ 2011/11/15(Tue) 09:23

B&Wの800シグネイチュアーですか。
記憶違いでなければ、ノーチラス801が出た頃、アビーロード・スタジオでノーチラス801を鳴らすアンプとして、クラッセのオミクロンが大量にあったのを覚えています。

ああいう超弩級のアンプでしか鳴らないものなのか、とびっくりしたものです。
こういうスピーカーは果たして本当に正しいスピーカーなのか疑問ですね。ウィルソンもですが。
http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/page/35

54.音楽&オーディオ・ネタ / きんどーちゃん 2011/11/15(Tue) 21:33

>蔵さん
蔵さんはいつも800シグネイチュアーの話になると話題を変えようとしますよね(笑)。
何かトラウマでも?
蔵さんは800にパスのX600やクラッセのオミクロンMKUを使用なさったそうですが、それでもご不満だったようですね。
クレルのKASで鳴ったのですか。これは、そういうスピーカーは欠陥商品としか言いようがないですね。


2: 蔵 2011/11/16(Wed) 09:18

いえ、何と言ったら良いのか。やはりトラウマでしょうか。
800シグネイチュアー。(苦笑)

800シグネイチュアーを鳴らしきる為に、クラッセのオミクロンMK2まで導入しました。

それでなる鳴るようになったのですが、クラッセ、私の嫌いな音でした。(笑)
それで完全に鳴らなくともいいや、と思いレビンソンの336Lに換え、数年後、こちらに来た次第です。

それまではアルテックの自作スピーカー、JBLの4435のマルチと来て、何故、B&Wに走ったのか、自分でもよく解りません。
多分、新鮮な音に聞こえたんでしょうね。

でも紆余曲折を経て、今のJBLとオートグラフに出会え、嬉しく思っています。


3: マロン 2011/11/17(Thu) 07:57

>蔵さん
クラッセのオミクロンMK2って、評論家の三浦某が使っていた重量100キロ以上のアンプですよね。
すごいですね。


5: 蔵 2011/11/18(Fri) 09:42

>マロンさん
そうです。ただ三浦某氏がウィルソンを鳴らしていたのはMK2化される前のモデルですが。

800シグネイチュアーか・・・・・。私のオーディオ・ライフにおける最大の汚点だな。
http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/page/30


46. 中川隆[-12171] koaQ7Jey 2018年5月10日 12:16:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13582]
ケーブル作りして疑問に思う事? - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2018年05月10日

ケーブルの断面積や材質を変えて「音質アップ」をして来たが、疑問に思う事が有る。それは、

1)機器はどれだけ「情報」を出しているんだろうか?

2)ケーブルの太さは何処まで出来るのか?

3)電気信号がどれだけ「音変換」されているのか?

4)セッティング(主にスピーカー)による音の表情とスピーカーの性能?

まだまだ疑問点は有るが主な処を上げて見た。

¥10万円の機器と¥100万円の機器・¥500万円の機器と作りと価格で差別化されているが、情報量の読み取り性能や送り出し性能はどれくらい差があるのか「指標」がない。


・・・個人的な考えであるが、実は10万円の機器でも本当はもの凄い情報量を送り出している可能性が有る。

何故なら、CDPを例に出して説明すると、「CDピックアップ」は10万円の機器も500万円の機器も同じものが使われている可能性が有る。

ピックアップを作っているメーカーはそんなに多くはない。金額差もそう大きくないはずだからだ。だから「読み取り性能」に大差はないと思っている。


その読み取った情報を、その機器がそのまま送り出しているとすればとんでもない情報量を出している事になる。

信号ラインとしては、

@CDP〜プリアンプ間 
Aプリアンプ〜パワーアンプ間 
Bパワーアンプ〜SP端子間(SPケーブル) 
CSP端子〜SPユニット間(SP箱内配線)

が有るが、どの部分のケーブルを太くしても「大幅な情報量アップ」をする。

・・・どこまで太く出来るのか?・・・を非常に感じている。

RCA・XLR・BNCプラグ等は本当にそれで良いのか?・・・と非常に疑問に思う。

BNC端子など細いケーブルしか使えないので、オーディオ用としては論外である。

残るRCAプラグやXLRプラグでも・・・「これで良いのか?」と素朴な疑問が出て来る。

RCAやXLRプラグももう50年以上前に開発されたもので、現在では更に別な「接続方式」を採用する必要性に迫られていると思う。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/71e0350019cf036449b6256fc6765482


47. 中川隆[-12170] koaQ7Jey 2018年5月10日 13:12:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13582]
ウェスタン・エレクトリックのアンプは小出力でも駆動力は最高だけど…


振動系は軽く帯域を欲張っていないスピーカーが良い


部屋の大きさやスピーカーの能率によって必要なアンプの出力が違ってくることは当然です(スピーカーの能率が10dB/m違えば、同じ音量を得るのにアンプの出力は10倍違う)

昔のスピーカーは、振動系が軽く、低音を出すためには大きなエンクロジャーに入れないといけないようなものが多かったのですが、同じ口径のユニットであっても、今日のユニットは振動系を重くしてボイスコイルのインピーダンスを下げること、ストロークを大きく取ることで、小容積のエンクロジャーでも、ある程度しっかりした低音が出てくるような設計が多くなっています。

その結果、アンプの駆動力に寄りかかるようなスピーカーが多くなりました。まず、能率が低いこと、インピーダンスが低いこと、ネットワークが複雑化しその結果、周波数−インピーダンス曲線のうねりの大きいものが増えて、ダンピング・ファクタが大きくても10程度で出力が10W程度の管球シングルアンプでは充分にドライブしきれず、スカスカの音でしか鳴ってくれないものがあり、大出力で低インピーダンス負荷に強く、ダンピングファクタも大きなソリッドステートアンプの方が鳴りっぷりが良いスピーカーが多くなっています。

アルテック604−8Gのような古いユニットでは、低音を充分伸ばすためにはバスレフでもかなり大きな箱が必要で、38cm口径のユニットが入るエンクロジャーも必然的に大型となります。

    

自作620Aもどきに入ったアルテック604−8Gウーレイ仕様


ミスマッチの状態では、良い音は得られない

管球アンプが好きでいろいろおやりになっているのに、使っているスピーカーが管球アンプに不向きな機種だったら、それこそ泥沼です。でも、そういう人をみかけます。アンプとスピーカーのマッチングは重要です。アルテック/ウーレイ604−8Gの入った620Aもどきのスピーカーは、わずか2W程度の出力しかない6EM7ロフティン・ホワイトアンプでも充分な音量が得られ、もっとグレードの高いアンプと聴き比べさえしなければ、結構満足のいく音で鳴ります。

しかし、この6EM7ロフティン・ホワイトアンプは、能率が90dB/mもないソナス・ファベール コンチェルティーノを充分に鳴らすことはできません。ソナス・ファベール コンチェルティーノは、もっとドライヴ能力があって出力の大きなアンプが欲しいです。

10W弱の出力の自作300Bシングルで何とか鳴る感じで、30W程度の出力がある三栄無線845シングルや自作F2a11プッシュプルだとそのウーハーが一回り口径が大きくなったような低音が出て、かなり鳴りっぷりが良くなります。

逆に、アルテック/ウーレイ604−8Gの入った620Aもどきのスピーカーは能率が高いので、出力が小さくてもS/Nが良く高品位な音のするアンプのほうがマッチングが良く、残留雑音が2mV程度ある三栄無線845シングルでは、深夜に至近距離で聴くのにはハムが気になって音楽を楽しめません。

アルテック/ウーレイ604−8Gの入った620Aもどきでは、至近距離で使う場合にはアンプの残留雑音の許容は0.7mVぐらいまででしょう。
http://www.geocities.jp/asd2251sxl2001sax2251/speakerfortubeamp.htm


スピーカーの能率

■能率の低いスピーカーは鈍感でボロいものしかありませんから、騙されてはなりません。

■80dB台の低能率の「ボロい」スピーカーなどに数十万円も支払っていてはなりません!

■高能率スピーカーはレンジが狭いなどというデタラメがあちこちに書き込まれています(要注意!)。


■スピーカーの能率(最重要・基本中の基本)

スピーカーの能率は、オーディオの最も重要な基本事項であって、まず最初に知るべきことです。スピーカーには、「能率」という表示がされています。それは、「dB」という単位で表示されています。

ごく普通の能率のスピーカーは、その能率は、90dBくらいでしょう。ヤマハのNS1000MやNS10Mあたりのスピーカーで、能率90dBです。

年齢50代以上の経験豊かなマニアのかたの大半は、スピーカーの能率につきましては、知っておられます。30代以下のかたのほどんどは、その逆で、何も知らないことが大半であることが分かりました。ごく初歩の基本すら知らないということは、非常に危険です。


■スピーカーの能率の計算方法(最重要)

能率が3dB違いますと、音量が、2倍違います。87dBの能率のスピーカーは、能率90dBの、NS1000Mに比べて、同じワット数を入れても半分の音量しか出ません。逆に、能率93dBのスピーカーは、同じワット数を入れても、能率90dBのYAMAHA NS1000Mあたりのスピーカーの、2倍の音量が出ます。

さて、ここから先が重要です。能率が6dB違っていますと、2×2=4倍違います。9dB違いますと、2×2×2=8倍の音量の差になります。

アルテック(Altec)A7、A5というような往年のプロ用スピーカーを例にします。世界中のコンサートホール、映画館用のスピーカーで、今も、あちこちのホールで使われているものです。アルテックA7、A5の能率は、105dBにも及びます。90dBと比較すると、15dBも違いますから、3dBが5回分です。能率90dBのスピーカーとの音量差は、32倍です。能率の計算は、2×2×2×2×2です。

32倍も音量が違うということは、能率90dBのスピーカー、YAMAHA NS1000Mで、100Wのアンプを使わなければ鳴らせなかった場所でも、能率105dBのスピーカーさえあれば、たったの3W程度で、同じ音量で鳴るということを意味します。

スピーカーの品質、能率は、時代とともに、どんどん落ちているかのようです。ひどいスピーカーですと、能率がたったの84dBしかない小さなスピーカーが、50万円や100万円近い値段であったりします。その84dBという能率と、105dBという能率で、再計算してみます。

2×2×2×2×2×2×2=128倍の音量差です。

能率84dBのスピーカーで普通に聞くのに、50Wのアンプが必要だとします。能率105dBのアルテック A7、A5というようなスピーカーには、たったの、0.4Wのアンプがあれば十分です。1Wもいらないです。

さて、この話には先があって、さらに面白くなります。1930年代頃のWE(ウェスタンエレクトリック)の38センチや46センチ口径などのフィールドスピーカーというような類のスピーカーの能率は、実に、115dBもあります。こればかりは、あまり知られていません。

115dBー84dB=31dBの能率差です。

2を10回かけた数字より上ですから、1024倍よりも上で、1200倍くらいでしょうか。仮に、3万ワット×2のステレオアンプがなければ、84dBのスピーカーでは、武道館でのコンサートは出来なかったとします。しかし、能率115dBのフィールドスピーカーを持ってくれば、たったの25W×2のステレオアンプで、つまり、クラウンD45で、武道館ですら鳴らせるということを意味しています。コンサートホールだから大きなアンプが必要なわけではなく、スピーカー次第、全くもって、スピーカーの能率次第です。

数字が大きすぎて分かりにくいかもしれません。能率84dBのスピーカーに100Wのアンプをあてがうとします。115dBのフィールドスピーカーに、0.083Wのアンプをあてがうのと、全く同じ音量です。0.1Wもいらないことになります。

このことを知っているか知らないかによって、アンプの選択は、根底から変わってしまうと思います。スピーカー次第で音量が簡単に100倍以上、場合によっては、1000倍以上も違ってしまうのですから、50Wのアンプか100Wのアンプかなどという選択など、まったく無意味であることは、誰にでも分かることです。

また、能率90dBのスピーカー、ヤマハのNS1000Mなどで10Wもあれば十分過ぎるほど十分な爆音が出ます。したがって家庭での使用に300Wや500Wなどのアンプなどは、全く不要であり、音も悪いので、使う意味があるとは思えません。

ただし、能率115dBというような、WE(ウェスタンエレクトリック)のフィールドスピーカーの本物は、あまりにも高性能過ぎて、非常に危険なものであるうえ、非常に高額です(誰が本物のF1マシンを運転できましょうか?)。絶対に近づかないでください。あまりにも鋭く敏感であるゆえ、セッティングできるはずがありません。この種のものを使い切るには、クラウンD45など、プロ用の中でも、小型の、超高性能アンプが、まず第一に必要ですが、それだけでうまくいくとは思えません。近づかないほうが無難です。

オーディオやスタジオモニターには、100dBくらいの超高性能ではあるが、危険というほどでもないという程度のスピーカー、100dBというのは、そのギリギリのラインですが、そのあたりこそが理想的でしょう。

ボロくて高額というようでは、お話にならないのです!!


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これより先は、「お客様の声」とします。
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Aさんのコメント: WE社の本当の技術力! 

Subject: WE社の技術力

貴社のサイト上にて度々紹介されている「ウエスタン・エレクトリック」という会社がいかなるものか、非常に興味が出て来た為に調べてみましたら○○○○○○○で以下の様な記述を発見致しました。

「1929年ごろ、ウェスタン・エレクトリックは映画館の音響システムの製造も行っていた。ウェスタン・エレクトリックの Universal Base は、サイレントの映写機しかない映画館でトーキーを上映できるようにするシステムであった。また、映画館用広音域ホーン・スピーカーも設計している。これは効率が高く、3ワットのアンプで映画館全体に音を響かせることができた。当時、高出力のオーディオ用真空管はほとんどなかったため、この開発は重要だった。」

・・・ハッとしました。
「3ワットのアンプで、映画館全体に音を響かせることができた」

ウエスタン・エレクトリック社のスピーカーの能率がいかに高かったものか、心底思い知らされました。また、それと共にプロケーブル様がおっしゃる「スピーカーの能率の重要性」が「基本中の基本」であるかも再認識致しました。「まったくもってスピーカーの能率次第」・・・まさにおっしゃる通りです。

現状のオーディオメーカー各社のホームページにてどのスピーカーを調べても、せいぜい高くて能率は90dB程度にとどまっています。
それに対し、貴社のサイト上で見かける記述では「ウエスタン・エレクトリックのスピーカー能率は115dB」(アルテック?間違いでしたらすいません)音量差は500倍以上です。

アンプの増幅デバイスが真空管からトランジスタへと変わり出力ワット数が飛躍的に高まりました。本来それはそれとしてスピーカーの能率は下げるべきでは無かった所を、アンプの高出力化=アンプの高性能化という「勘違い」もしくは「メーカーにとっての、都合の良い解釈」により、コストダウンの為スピーカーの能率は下げられてしまったとしか考えられません。

結果、高額なだけの「ボロいゴミスピーカー」ばかりが溢れかえってしまっているのが現代なのでしょうね。

「デジタルは音質劣化が無い」という文句と同等に、「アンプは出力が高ければ高いほど性能が良い」という様な文句もオーディオメーカー内では「邪教の念仏」としてはびこってしまっているのではないかと推測している次第です。

「アンプのワット数の違い=使用用途の違い」であり、アンプのクオリティの差では無いという事をメーカー各社は再認識すべきではないかと考えます。

耳に届く音量は能率の高い低い関係無く同じにする事は出来るかと思いますが、その出音の「内容」はやはり能率が高い方が有利なのでしょうね。


プロケーブル注:)素晴らしいコメントをいただきました。まさにこの通りです。

90dBと115dB、この数字はおそらく300倍くらいと思います。
80と115ですと、もうとんでもない事になって、3000倍!くらいの違いになります。


1Wのアンプと3000Wのアンプで同じ音量?? 

誰だって、「ふざけるな!!」とまで言いたくなるような、そこまでの事でしょう。

しかし同時に他のページでも書かせていただいている通り、能率の高過ぎるスピーカーは扱うのが非常に危険でデリケートです。そこまで高くては普通は扱えませんので、多くとも100dB前後を限度にしたほうが安全と感じています。アルテックともなると100を完全に越えますので、すでに完全なる危険領域です。


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Aさん再登場!:

Subject: サイト掲載御礼

我々の世代は、自分で金銭を稼いで自分でオーディオ機材を買える様になった頃、アンプの増幅デバイスは既にトランジスタ全盛。アンプの高出力化をいい事に民生オーディオメーカーがスピーカーの性能を既に下げてしまった時代です。

私個人の見解としては真空管はごく一部のもの好き(失敬)な人向けの物くらいの認識でした。

またアンプの出力は2ケタワットで当たり前、スピーカーの性能は再生可能な周波数範囲で決まる、という価値基準でした。それらを高らかに謳っているオーディオメーカーのカタログしか見た事なければ、誰もが間違いなく同じ様な認識となって しまう事は無理の無い事かと。これがまさしく、知識のない消費者へのメーカーによる「洗脳」ですね。

プロケーブル様が推奨される「SR用スピーカー」ですが、以前お伝えした様に私は かつてバンド活動を盛んに行っておりまして、ライブハウスなんかではその類のスピーカーを良く目にしており、また、その出音も知っていたつもりでした。

「音楽を流していない時は常に「サー」という音がする、ノイズの多いスピーカー」

と捉えていました。 今にして思えば、スピーカーの個体差もあったかも知れませんが、この様なノイズは

「感度が高い故に、わずかな電気信号のノイズまでも耳に届くレベルにまで拡大していた」

という事なのでしょうね。もちろん、その他の機材のアナログケーブル・電源ケーブルから伝わってくるノイズなど複合的要因の結果が「サー」音の原因と思われますが。

だからこそ、オーディオにはまずもって「電源」「電源ケーブル」が大事という事であると今では認識しております。電源類の重要性は「電気信号を忠実に再生する、性能の高いスピーカー(言わば、スピーカーとしての本来あるべき役割を果たせるスピーカー)」・・・高額なだけのオモチャではない「真のスピーカー」に対してこそ、 活きてくる事でありましょう。

能率の低いスピーカーでは「わずかな」電気信号のノイズを感知する事自体が夢の また夢で至難の業=音声信号に対しても鈍感、なのですね。


プロケーブル注:)ミキサーの使い方を一つ間違えると、コンサートホールやライブハウスなど大音量で鳴らす場所では、このかたの言われるような「サーッ」というノイズが入ります。結局、SN比が悪い場合です。このかたの言われている要因もあるでしょうが、まずは、SN比です。

これはミキサーの0dB管理を徹底して行う事により、かなり静かになります。

が、家庭ではそこまで大音量にしませんので、SN比が悪くとも気付かないケースが多いのです。で、最良の音になっていないケースが発生します。ミキサーを購入されたかたは、まずは説明書を読まれて、0dB管理、つまりミキサーに付いているメーターの使い方をしっかり覚えられてください。

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プロの中のプロのレコーディングエンジニアが低能率スピーカーを斬る!

これは鬼門コーナー61番、マイクの使い方の最終回答(検証中に)登場してこられた熟練のレコーディングエンジニア、関井さんというかたから低能率スピーカーをモニターに使った際の現象などの実例を報告いただいたものです。


プロケーブル様

○○○のスピーカーはモニターには不適切です。

音の輪郭は出ていますが音楽の表現が薄い状態です。

理由は簡単で能率が88dbのスピーカーでは音楽の微妙なニュアンスは表現出来ておりません。

その具体的な例を書きます。

高能率のスピーカーでは例えばリバーブの消えて行く様子が最後まで聞き取れますが、低能率のSPではあるレベルまで小さく成るとストンと消えてしまいます。
そうとう大きな音で再生しなければ繊細で微妙な弱音まで聴こえず、大きな音は部屋の影響も大きく、多くのその他の問題が生じます。

○○○の持ち主は皆さん大きな音で聴いています。
決して悪い物ではありませんが、値段を考えると、全面的に無条件に相談を受けた場合に推薦するとは限りません

個人的な意見としては私はモニターとして使用しません

ただニアフィールドモニターはあまり能率にこだわる必要はありません、距離が近いので解像力が高ければ能率が低くても上記の問題は生じません。

今回、貴殿に送ったCD「b-flat」高能率のSPと低能率のSPでは聴こえ方が全く違います。ぜひ同じ音量で聞き比べして下さい。
Moon Cold Studio 関井久夫

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Bさんのコメント: 能率88dBのスピーかーでは、本当にダメだった!

メールのタイトル:「能率の違い」これほどとは…。

実は、小型スピーカーを「○○○○sch ○○-51?」に買い替えまして能率の違いに驚いているところです。

今までは88dbでしたが、今度は92db。
その差は4db。
音量の差もさることながら音の濃さが全然違う。
88dbでは「リバーブが消える。」と書いてあった記憶がありましたが、まさにそうですね。

ネットで見た「スピーかーの能率の差」という事で面白かったのが、低能率のスピーカーでは「さっきの音は無かった事にしておこう。」とありました。

つまり、その情報に音として反応出来ない。
低能率スピーカーはまさに鬼門ですね。

聞き比べると、全く面白くない。全然音楽じゃないです。ゴミというのがよくわかります。

スピーカーの能率が90dbを超えないとアンプの性能の比較は出来ないんじゃないでしょうか?

88dbという低い能率のスピーカーですと音が薄くて判別が難しい。92dbあると細かい音がよく出ます。
非常にリアルで、分解能力にアンプの限界すら感じます。

個人的には「○○○○sch ○○-51?」は良いスピーカーのように思えます。
と言うのも、慣らし(エージング)が2.3時間も鳴らせば十分だからです。とにかくウーファーが軽い。

とにかく、出てくる音が段違いで楽しいです。
これは非常に貴重な体験でした。

○○ ○○


プロケーブル注:)当店もスピーカーの性能差を分ける基準は、90dB以上か、未満か、というところで、ラインを引いています。そのあたりが、高性能とゴミとを分ける基準でしょう。

ただ、小型スピーかーのところで、当店が記述している通り、音楽というのは、ラジカセ的、AMラジオ的に楽しむということが、本当に貴重な体験として、貴重な趣味として、あるのです。むしろそのほうが良かったりもするくらいですので、分かっていたうえで、88dBのスピーかーを使われるには、それでいいでしょう。
http://www.procable.jp/setting/03.html

エジソンが出た直後から米国には、「WE」(ウェスタン・エレクトリック)という会社が登場しています。途中で社名をルーセント・テクノロジーに変えており、米国では、一種の謎めいた、帝国的な存在になってしまいましたが、今もそれは伝説的に、「WE」(ウェスタン・エレクトリック)と呼ばれています。

50年も60年も前の「WE」(ウェスタン・エレクトリック)の真空管アンプは、とてもタフで、今も映画館などで現役で使用されており、それが放出されると、200万円だの、状態の良いものですと、それ以上の値段で取引されている代物です。勿論、音が素晴らしく良いから、その値段が付くものですが、60年前の骨董品のようなプロ用アンプに、民生用のどれを持って来ても、到底かなわないという事実が、面白いと思います。それは、スピーカーケーブル一つとっても、全く同じ現象が起きています。
http://www.procable.jp/products/replica_we18.html


■WE(ウェスタンエレクトリック)の、最高峰の真空管アンプにつきまして

60年から70年前の、WEの真空管アンプが、今でも、どのような民生用アンプをも越えていることは事実です。なぜそうなのかは、それが往年のプロ用のアンプだったからに他なりませんが、その後トランジスタアンプが出現し、最初にそれを使ったプロのかたがたは、トランジスタのものは使えないと、結論づけてしまいました。

「WE」(ウェスタン・エレクトリック)の音とはなんぞや、ということについては、実態が良く分からないかたもおられると思います。

それは、ハイエンドオーディオの世界とは全く別の次元の世界であり、レースで言えば、F1級の世界であり、そこにおられるかたがたは、まさしく「僧侶の修行」というような様子を呈しておられるかたがたが多いと、証言させていただきます。それは悟りにも近い世界であるがゆえ、我々凡人では、まかり間違うと、人格さえ崩壊しかねない世界ですので、その種の次元のかたにしか存在できない世界であると言えます。したがって、おおざっぱではありますが、どなたにでも、こう言えます。

「WEの世界には近づかないほうがいいです。」。

それは刀で言えば、戦国時代の妖刀さながらの危険なものです。「妖刀」は、使い手次第では、己自身を斬ってしまいます。

「フィールドスピーカー」というWEの1930年頃のスピーカーは骨董品どころか、現代のスピーカーなど、おもちゃ同然で全く問題にもならないほどの、F1級のものです。スピーカーだけは、昔のもののほうが圧倒して優れていて、能力が、「月とすっぽん」というほどに、高いのです。このことは、どなたも知っておかれたほうがいい事実です。ただしそれはスピーカーだけです。

アルテックのオールドスピーカーあたりから先が「F1」の世界であり、それを鳴らすには、とんでもないレベルのアンプが必要です。

オーディオ界で名機と呼ばれているアンプはいくらでもあります。プレミアムが付いているほど、非常に高額なものもあります。しかし、「名機」では、妖刀クラスのスピーカーは扱いきれません。力不足もはなはだしいのです。このことこそが、アルテックやWEのスピーカーを(アルテックはWEの技術部門が独立して出来たメーカーですのでWEの一部と言えます)、一生涯かけてもオーディオマニアのかたが鳴らしきれず、「泥沼」に陥ってしまわれる最大の理由です。

「名機」と、それらのアンプとでは、実力があまりにも遠く、隔たっています。その距離感、隔たりの度合いが分かりにくいです。「名機」のアンプを使って「化け物」を鳴らすことが、どういうことを意味しているのか、分かりやすく、極めて正確に表現するよう、言葉を選びます。

「F1マシンに、ゴーカートのエンジンを乗せて、無理矢理走らせようとする、愚行」


驚かれるかたもみえるかもしれません。「実態」は、その表現で、適正です。

ですから、生涯にわたってそれを続けても、得られるものは何もないことは明らかです。それどころか、F1マシンが走らない理由も分からず、次々に高額でぼろい「名機」ばかり買い集めなくてはなりません。それは泥沼です。

これは「オーディオ地獄」の最も代表的なものであり、あちこちで、非常に多く見受けられるパターンの一つです。悩み抜いても打つ手が分からなければ、巷で聞く噂、デタラメの真似ごとに終始するしかなく、それこそ「フランケンシュタイン症候群」の重度障害になってしまいます。

したがって、WEチームのかたがWEレベルのアンプを必要とされているのは当たり前のことであって、いたって自然なことです。

そうかといって、それでは、F1のエンジンを乗せたF1マシンが、ここにあるとします。そんな大それた代物を、誰がいったい操れましょうか。それができるのはプロフェッショナルだけです。

アンプがいかに優れていても、いや、優れていればこそ、それは本物のF1になってしまいますから、我々は、やはりそのような化け物には、近づかないほうがいいのです。

さて、「化け物」「妖刀」などという表現をしなくてはならない種類のスピーカーとはうってかわって、WEのアンプのほうは、全く違う顔を持っています。とても優しい顔をしているうえ、高性能スピーカーが秘めている危険性とは180度違って、非常に安全です。それは文字通り「刀」ではありません。


■理想のパワーアンプ

自宅利用で、理想のパワーアンプは、スピーカーの能率さえ高ければ、25W〜50Wほどのアンプです。真空管アンプをお使いのかたは、このあたりの事情は良く分かっておられると思います。

シングルエンド回路の3Wのアンプ、5Wのアンプ、プッシュプルでも8W 程度のアンプこそが、最も音が良いことを、体で理解されてきておられることと思います。

アンプというものは、最大出力の60%ほどを出している時こそが、最も性能を発揮します。最大が5Wのアンプの、3Wを使えば(自宅ではせいぜい3Wくらいの使用です)最も良い音になるという事実、このことは、メーカーのエンジニア、電気に詳しいエンジニアのかたならば、誰でも知っている周知の事実です。

パワーが大きいほうが余裕がある・・・・、そのような真っ赤なデタラメが、呪文のように繰り返されて、価格だけが、どんどん吊り上がっていったということです。

プロ用には、とことん大きなアンプも存在します。1000W×2などというものもありますが、それは、屋外ホール、野球ドームなどを鳴らさなければならないからであって、音の良さのためのものではありませんので、家庭使用には全く不向きです。レコーディングスタジオとて、それは全く無意味どころか逆効果で、最近の1000Wのアンプ内蔵モニターなどというものではいけません。

能率90dBのスピーカーで、爆音で鳴らして、約10W使用です。それを基準にされてください。その10Wの爆音は耳が痛いほどであり、近所の苦情が集中するほどであり、普段は、オーディオの場合、2Wか3Wしか出していないのが、実態です。
http://www.procable.jp/products/s_75.html



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ウエスタン・エレクトリックという迷路

欧米のハイエンド製品を手にしても満足が得られなかったユーザーは、次に禁断の世界に入り込みます。

ご承知の通り米国の頂点、ウエスタン・エレクトリック(WE)の扉を開くことになります。

この時、この道を歩む人は冷静さを失っていました。なぜならば、WEの機器を使用している環境や背景を全く考慮していなかったからです。

この時代の米国には優れた業務用の機材がたくさんあります。1920年以降米国の優れたエンジニアは通信や映画産業に関わりをもちます。その結果WEのみならずRCAやランシング、アルテック等がすばらしい製品を生み出しました。しかしこれらのポテンシャルが如何に優れていても映画館や大きいホールで発揮されるものです。

少なくとも50畳以上の部屋があればある程度本来の能力を発揮するとは思いますが、こうした恵まれたリスニングルームを所有できる人は例外中の例外ではないでしょうか?

私もかつては、音楽再生ではWE594Aを上回る最高級ドライバーといわれるランシングのドライバーに、ウーファーの最高傑作の一つであるRCAのユニットをダブルで使用しました(もちろんフィールド型ユニットです)。 ベートーベンのシンフォニーをかけると30m離れた隣地のテニスコートで、街の雑音に打ち消されることなく明確に聞こえ驚きました(駆動アンプは300Bシングルで最大出力は7Wです)。

なんと家の中よりはるか離れた外の方がしっかり聞こえるのです。ここにWEの業務用機器の本質があるのではないでしょうか?

多量の空気があって初めて素晴らしく聞こえるのです。

また、現存するこれらの機器で良品は少なく、その上相当高額です。家一軒分をつぎこんでも多くの人はオーディオのターミナル(終着駅)とは感じないようです。 日本人特有の舶来信奉とWEという究極のブランドがそうさせるのかも知れません。
http://www.rrltd.co.jp/rrplaza/episode/vol04.html

個々の機器は小さな原子核反応炉のようなものであり、それが相互に結びつくと、大きな反応体として動作していると想像してみてください。 私自身の体験からいって、反応炉どうしが反応し合わなければ、いかに大型フロアスピーカーでも、ラジカセ並みの音しか出ません。 

デッカアーク型スピーカーを例に挙げてみましょう。 キャビネットに組み込まれているグッドマン社製20cmフルレンジユニットのマグネットは、500円硬貨より少し大きい位で一見非力なスピーカー。 それに極めて小さな出力(1Wそこそこ)のパイ社製ブラックボックスアンプリファイアーを接続すると、50畳あまりのオフィスいっぱいに良質な再生音で満たされるます。 それを一度聴いていただければ、たちどころに反応力というものを理解していただけます。 現代の数百ワット出力アンプリファイアーを使用して低能率スピーカーを駆動するのとは、まったく異なったスタイルで動作しているとしか考えられません。 

ここに電気信号再生の本質的な問題の根源があります。 ヴィンテージオーディオの時代、電気信号の伝達に使われる電流の量は、質的なものを伝える為だけ有れば十分でした。 電気信号という船を浮かべ進めるだけの水量があれば、それ以上必要はなく、それ以上あると、かえって反応力を損なってしまうのでした。 それゆえにむやみな大出力アンプは製造されませんでしたし、必要もなく、当時のスピーカーに接続しても良い成果は決して得られません。 例をあげてみましょう。 今日のヴィンテージオーディオファンであればどなたでも御存じである、WEのトーキー用スピーカーで説明してみます。

WEシアターサプライスピーカーは、基本的に低域、高域にホーンロードをかけています。 そのため巨大なものになり、初期の555レシーバーをフルレンジに使ったシステムでも長大なホーンロードと開口部が必要です。 のちのTA4181Aと594A型ユニットを搭載したミラフォニックシステムは、さらに巨大な仕掛けのものになります。
 
スピーカーは大きいのに、アンプリファイアーの出力はとりわけ大きなものではなく、555レシーバー専用アンプリファイアーであった41、42、43アンプリファイアーでも、今日のトランシスターアンプ出力から考えれば、特別大きな出力ではありません。 そうした比較的小出力で劇場での使用に耐え、なおかつ効果的な広告が可能です。
 
WEのトーキーシステムの中で働いている、電気信号自体の性質が、現代のオーディオとは全く別の力を保持しているのです。 それこそが核反応的な連鎖であり圧縮、拡張と言うやり取りの後に、再生結果として提示されるのです。 ただアンプリファイアーが連結して圧縮、拡張を行っていっても、そのままでは核反応を発生させることは出来ません。 問題は電気信号の圧縮と拡張が、何のために行われているかです。 

今日のオーディオでは、この圧縮と拡張は利得を得る為であるとか、アンプリファイアーの出力の増大として解釈されていますが、この時代のシアターシステムはそうではありません。 それは電気信号の加工に使われたのです。 加工され、可変された電気信号は、アンプリファイアーの出力という船に乗って、スピーカーに送り届けられ確実に爆発します。 しかしこれだけでは核反応爆発力を長続きさせることは難しい。 確実に誘爆させ、それを連続的爆発に導くには、スピーカーを臨界に保ち、いったん電気信号が入ったらそのまま臨界点に達する様にしなければなりません。 

そこでコンシューマーユースホームオーディオとは、全く別の仕掛けを持った機材が必要になってきます。 WEのアンプリファイアーがその大きさの割に出力が小さいのは、ここに仕掛けが施されているからです。 出力より反応力の方に重きを置いたアンプリファイアーだったのです。 アンプリファイアーに限らず、光学式サウンドトラックフィルムの入力から、終段のスピーカーシステムに到るまで、あらゆる個所に反応する仕掛けが仕込んであります。 つまりWEのトーキーシステム全体が反応体の固まりであり、そのシステムブロックの一個一個が原子核反応炉みたいなものです。 こうした仕掛けがあるからこそ、小さな出力であっても大規模な拡声が可能です。 逆にいえばWEのスピーカーシステムの優秀さの証しでもあります。 

およそWEのトーキーシステム全体を見渡し、その反応力の値を考えた場合、もっとも強力な力を示すのはスピーカーです。 WEに関わらずRCAやヴァイタヴォックス、BTH、アルティック等のシアターシステムのスピーカー能率は大変高く、標準的には1W入力あたり105〜110 dbほどになります。 これはコンシューマーユースのものと比べればかなりの高能率であり、音圧も出るのですが、それはあくまで1W入力時の話です。 劇場で使用する際は、もちろん1Wで済むはずがありません。 当然もっと多くの入力信号を送ることになりますが、さて、ここで能率と音圧の秘密をお話ししなければなりません。

WEのトーキースピーカーは、入力信号の上昇に対してリニアに追従して働きます。 入った分だけ音圧が大きくなるのです。 なんだそれは当り前ではないかと思われるかもしれませんが、失礼ですがそう思う方は真のトーキー用スピーカーの何たるかを知らず、ちゃんと聴いたことが無い方です。 何故ならWEだけでなく真のトーキー用システムが、圧縮、拡張、反応力の三つの力を総動員して、核反応力を発生させたなら、人間はそのすさまじい音圧にリスニングルームに座っていることすら不可能です。 トーキーシステムとはその様なものです。

 スピーカー自体の入力信号に対する変換効率、能率がコンシューマーユースのものとはまったく別物であることを意味しています。 WEトーキーシステムにとってスピーカーの能率とは、再生音における最低保証値であり、1W入力−105/110dbという値は、アイドリング時のエンジン回転数と同じ状態にあるのです。 

ところがこの値はコンシューマーユースにあってはこの値はむしろ、最大音圧レベルに近いものであり、これを考えると両者のIW入力−105−110dbという値は業務用の場合は最低値を示し、コンシューマーユースは最高値であると言うことになります。 そして反応力という立場からみると、両者の能率、音圧レベル特性値とは、1W入力に対する反応力の値であるということに思い当たります。 これがマジックです。 

私達はこのことを知らずに来てしまった。 

確かに能率という面から見ればシアター用スピーカーは1Wでも鳴ります。 しかしそれは反応力がなければ、ただ鳴っているだけです。 シアタースピーカーシステムを鳴らすには、たとえ1Wでも確実に核反応を発生させるアンプリファイアーでなくては、シアタースピーカーの真の能力を示すことは出来ません。 しかしシアタースピーカーを家庭で使用する場合、そのほとんどが核反応力が殺されているのが現実です。 そうでなければ、すさまじい音圧レヴェルでレコードを鑑賞することになり、これは劇場かそれに準じるスペースを確保されている方にのみ許されることです。 

たとえ、そうした空間で映画を上演するならまだしも、レコードを再生するとなると、それは家庭で鑑賞するために制作されたレコード本来の音質とは程遠いものであるのは、ユーザーご自身が良くわかっていることでしょう。 それでは反応力で動くスピーカーが、他の様式で動作して生み出される再生音は、どうでしょうか。
 
シアターサプライ用システムを開発した会社は、家庭での音楽の繊細な表現に用いるためのコンシューマーユースも研究開発しました。 シアターシステムを家庭でそのままレコード再生に使用するとなると単なるPAにすぎなくなり、ホームユースオーディオシステム全体が難聴患者のための拡声機となってしまいます。 したがって転用するにあたって、シアター用とはまた異なる仕掛けが必要になってきます。 特にフォノイコライザーとその後のラインプリに重きを置き、多種多様な可変機能を付属させていきます。 それはレコードという音楽媒体に対して反応させるものです。 一時流行した入力信号を可変させないプリアンプが、大出力パワーアンプと組み合わされた時、拡声機的な再生音となることを思い出していただきたいのです。 

こうした拡声器的再生音は、ヴィンテージ時代のハイフィデリティではまずありえないものでした。 信号とは可変されるもの、というのがポリシーだったからです。 

それではここでシアターシステムスピーカーを汎用転用して、ホームユースとして製造されたモデルについて書いてみましょう。  これらの品は生まれはPAですが、ホームユース品として販売され、なおかつ評判も良いスピーカーシステムです。 米国JBL・ハーツフィールド、パラゴン、エレクトロヴォイス・パトリシアン、英国ヴァイタヴォックスコーナーホーン型等がざっと思い当たります。 アルテック、A7、A5を入れなかったのは、これらは完全なPAであるためです。 又独オイロダインもPAの部類に入るので書きません。 

上記のスピーカーシステム群における共通点は、クリップシュ型の変形コーナーホーンを採用していることです(パラゴンはフロントロードですが。 これらのスピーカーシステムは、一見1Wあたりの入力をコンパクトなボディで、シアターシステム並の音圧レベルを得る為のものにみえますが、実際にPAとして使うと問題が生じます。 PAにとって必要欠かさざる音の到達距離がより短いのです。 確かに家庭用としては他の形式のものより、格段に音は飛びます。 しかし、純粋なシアターPAと比べるとかなり落ちるのです。 

私はこれを試したことがあります。 アルテック1570Bアンプリファイアーで音圧レベルは小さな劇場並みで実験したのですが、10mまではヴァイタヴォックスコーナーホーンもロンドン・ウエストレックスホーンシステムも、音圧と浸透力いずれも変わりません。

 15mを過ぎると途端にヴァイタヴォックスの方が落ちてきて、20mを過ぎると完全にウエストレックスによる再生音が到達してきます。 これは1570Bの入力ボリューム目盛6くらいのポジションでのことで、ゲインをもっと開放するとその差はさらに広がります。 これがクリップッシュ型コーナーホーンの特性で、ハーツフィールド、EVパトリシアン、英ヴァイタヴォックス各社が、コーナー型クリップッシュホーンを用いたのは、業務用機のPA臭を取り除き、ホームユース用に仕立てる為、絶妙なる仕掛けを仕込んだからです。
 
これらはいずれもコーナー型である為、中高音用ホーンがリスナー正面に向くことはなく、中高域を反射させてきつくなるのを避けています。 それでもコンプレッションドライバーの再生音は、他のコンシューマーユースのモデルと比較すれば相当エネルギーは強いのです。 そこで製作者は、中高音ホーンをキャビネットでカバーしたのです。

 ヴァイタヴォックスコーナーホーンや、EVパトリシアンの中高音ホーンがキャビネットに内蔵されているのは、ただ全体としてのデザインを考慮しただけではなく、それなりの理由があります。 ヴァイタヴォックスコーナーホーンの中高音カバーを取り去ると、再生音は途端にPAくさくなります。 そして低音ホーン開口部面積と、中高音ホーンの開口面積比率にも念入りに計算された意味があります。 中高音ホーン開口面積に対し、低音ホーンの開口面積はかなり大きくなっており、それはとりもなおさず、ホームユース的に豊かな低音再生を狙ったがゆえなのです。
 
反応力という観点から見れば、反応力自体をコントロールしていることにもなります。

 それは事実であり必要なことでもあります。 ホームユースは最大音圧というものが限定されているからです。 それは慎重に製作者側の意図する所によって音響デザインされており、シアター用スピーカーをホームユースに使われる方がしばしば陥る音優先のシステムとは異なるのです。 なぜなら、これらのスピーカー群はレコード再生に必要な音色とゆたかな音楽性を備えています。 全ては有能なエンジニア達が音楽の為に考案製造したシステムであり、反応力の抑制は音楽の女神へ捧げられた供え物でもあったのです。
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51748646.html
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51749181.html
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51749261.html





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我が、蹉跌のオーディオファイル#01. 現装置 ヴァイタボックス・システム にたどり着くまで


終戦直後、まだ音楽など聴く余裕は我々国民には無かったが、当時レコードといえばSP、若い諸君にはピンと来ないかもしれないが、78回転でぶんぶん回るレコード盤に竹や鉄の針で音を拾い、ザーザーいう雑音の中から音楽を聴き分ける。超アナログの世界しかなかった。

片面の演奏時間はせいぜい5分だから、頻繁に裏返したりレコードを換えたり、とてもじゃないが落ち着いて音楽を聴いては居られないのだが、この時代にはこれしかないのだから、それを特に不便とも煩わしいとも思わず、音楽鑑賞の妨げになるものは何も感じなかった。適応とはそういうもので、より便利なものを知りさえしなければかなりラフな 環境にも人間はちゃんと順応するように出来ている。

アマゾンやボルネオの密林深く住み着いた人々を不幸と思うのは文明(と云っても多寡が知れているが)の中に居る我々 の思い上がりと勘違いでしかない。

我家にも数枚のSPと電蓄があった。

ワインガルトナー指揮する第9もその中にあり、8枚組だから第9一曲聴き終わるまでに16回立ったり座ったりしなければならなかった。
だから滅多に聴くことはなく、その分聴いたときの感動は何時も新鮮だった事を覚えている。

その後 SP から LP時代に移行した
レコードは一気にステレオの世界に突入した。

巷ではコンソール型ステレオが発売され、やがてコンポーネントステレオで自由に機器を組み合わせることが出来るよう になった頃から今迄は極限られた少数の音キチという奇妙な人種が次第に一般化し始め、互いの持ち物に羨望の眼差しを向け合い、電機メーカーと提灯持ちのオー ディオ評論家達の巧みな話術に乗せられ、悲惨な出費をする者が多発した。僕がこの人たちに担がれてこの世界に巻き込まれたのは昭和48年だった。

オーディオ評論家を信用しなくなったのは彼らが異口同音に誉めちぎる JBL のがさつな音に起因するが、それはさておき、その1年後にはVITAVOX(ヴァイタヴォック ス)CN191、Machintosh(マッキントッシュ)C-22、MC-275、MARANTZ(マランツ)10B,TEACのオープンデッキに換わった。

昼はレストランで御飯だけ頼み、塩をかけて食べた。

やがてマッキンのブワブワした音が気になり始め、色々物色したけれども、これといったものに当たらず、ものは試に本郷の小さな新藤ラボラトリーに飛び込んで実情を話すと、答えは明快で、C-22 と MC-275はそういう音なのだと云う。

VITAVOX CN191もオリジナルその儘では低音がぶわつく傾向がある。

「だからお前は悩むべくして悩んでおるのだ。お気のどくなことだ」だと。

そう云うかい。ならば買おうじゃないか。ということになってこの新藤ラボラトリーの アンプを買った。

それにプレイヤー装置は Garrard(ガラード) 301とOrtofon(オルトフォン)RMG309と SPU-A。

ご飯が小盛りになった。それから35年このシステムを持ち続けた。

このシステムで鳴らすレコードの音は一つの完成をみている事は確かで、大概何処の音を聴いても羨ましいと思ったことは無かった。

この35年の間に、オーディオ界はデジタル時代に突入していて今やレコードなどはすっかりCDに駆逐された。しかし断言してもよいが、その現在にあってまだ、CDの音はレコードの音に遠く及ばない。

我家にあったSPの第九をCD化したものがあったので過日買い求めたが、雑音だらけのSPの方が 遥かに音楽的なのに吃驚したことがある。それ以来CDはずっと敬遠してきた。
http://audio-file.jugem.jp/?month=201007

僕がヴァイタボックス・コーナーホーン(Vitavox CN-191)を見付けたのは、当時良く通っていたオーディオ店の小部屋であった。まるで隠すように置いてあったのを目敏く見付け「これを聴かせて欲しい」と云ったら何となく渋っていた。

値段を聴いたら156万円だとどういう訳か渋々答え、「買う」と云うと値が張るのでローン会社の信用がつくかどうか、とまた渋った。

僕の誤解かもしれないが、余り売りたくない様子が見て取れ、ローン会社の信用が付くととても残念そうだった。どうしてだか解らなかったが、このVitavox CN-191は最後のUKオリジナル品と後でわかった。

が、兎も角このVitavox CN-191が僕の部屋に安置された。

素晴らしい音だ、とは残念ながら云えなかった。原因がこのスピーカーを鳴らすアンプやカートリッジその他のレベルが低すぎるところに有ることは解っていた。

色々探した結果、最終的に選んだのはマッキン(Mcintosh C22、MC275)だった。当時最高のアンプだと各誌が誉め讃え、評論家も挙ってこれ以上のアンプは無いと絶賛しているから間違いは無かろうと思ったのである。当時の趨勢はとっくにトランジスタに換わっていたのと、このアンプを手放す人が少なかったのか市場には殆ど出回る事が無く、探すのには時間が掛ったが。

何とか見付けて欣喜雀躍音を出したがそれは酷いものだった。
LAXの真空管アンプよりはスケールが大きかったが音質は大差ない。
僕が評論家に疑問を持ったのはこの時である。

プレイヤーはこれも彼らが絶賛するトーレンス(THORENS TD124)。
アームは矢張り先生方ご推薦のSME3012,
カートリッジはエンパイア(EMPIRE 1000ZEX)。

低音がぶかぶかで、音は出たが音楽にならなかった。

プレイヤーが悪いかと思ってマイクロの、巨大なターンテーブルを空気で浮かし、糸で回す奴に買い替えたが、これは一段と酷い物で空気が漏れてターンテーブルが傾きシャーシーに触れて一周毎にゴトゴト音がした。アフターサービスも最悪で新品の欠陥品は結局治らないまま、正常なものとの交換も無かった。当時力は滅法あったので海に投げ込んだ。売るにも売れないし、付け物は家では付けて居なかったし、バーベルなら持っていたのでもういらない。第一見るのも嫌だった。

だが、音の悪い原因がプレイヤーに有る訳ではなかった様だから、ならば原因はアンプしかない事になる。買ったばかりのマッキンを買い替えねばならんとは不愉快の極みだが駄目なんだから仕方あるまい。

とは云うもののどんなアンプがあるか知っているわけではないし、当てがあるわけでもなかった。しょうがないから当時出版されていたオーディオ機器の総目録を隅から隅まで読んだ。巻末のスペック集は論評なしだったから、そこばかり何回も読み直したが、本から音が出る訳でなし決定打が打てる筈も無かったが、藁おも掴む思いで印象に残ったものを拾い出し、それを何回も見比べて最後に残ったものの音を聴いて確認することにした。

最後に残ったのは「RA1474」 とメインアンプの「124D」だった。
メーカーは新藤ラボラトリーとある。聞いたことが無い。
どうせ碌でも無かろうが音が悪けりゃ買わなければいい。
兎も角行ってみることにした。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=4


救世主、新藤ラボ 

新藤ラボラトリー
http://www.shindo-laboratory.co.jp/Front/indexj.html


小さな扉を見付けるのに苦労し、やっと探し当てて開けると狭い階段があって、登り切った所が新藤ラボだった。

音が鳴った。素晴らしかった。

RA1474はフォノ専用のイコライザーアンプ。

124DはWE-350Bプッシュプルのメインアンプで迫力満点、加えて繊細でもあるからVitavox CN-191を鳴らすのには理想的だろうとこの時半ば確信していた。

数日後再度新藤ラボを訪ねた時、体中の全ての輪郭が猛烈にはっきりした人物が入ってきた。その人が新藤さんだった。

新藤さんは好人物であった。嘘を言わず、云った事はやり、出来ない事は云わない人だった。この時の印象は35年たった今でも変わることは無い。メーカーや販売店に有り勝ちな虚飾が一切なく、右だと云ったら左でも中間でもなく徹底して右だから解り易くもあった。

Mcintosh C22,MC275に関してはぼろ糞で、そもそも音全体に締りのないアンプだから、音のバランスを期待する方が間違っている。

「あそう、買っちゃったの」・・・・
「お気の毒」・・・

の一言でちょん。もう少しやさしい言葉はねーのかい。ねーんだなこれが。

RA1474 と124Dはキットで買うことになり週2度程此処に来て自分で組み立てることになった。キットと云っても部品は既に取り付けられており、配線だけすれば良い状態だったから不器用な僕にも出来たのだが、半田鏝と机が用意され、それから一ヶ月半程通った間新藤さんとは随分色々な話をした。

常に明快な人だから解りやすく、物事に対する考え方は良く理解できて、音造りと云うのは要するに人柄だということがこの時良くわかった。

僕は写真をやるが、写真は撮り手の性格が出る。怖いほど出る。
撮った被写体の影に自分が映っているのである。
音造りもやはり造り手の音が鳴っているものだ。

日本人の美に対する感覚は欧米人とはちょっと違って、音でいえば水琴窟や鼓、といった単音に感じ入る様な繊細さを持っている。反面グランドキャニオンの巨大な静けさやナイアガラの爆音の様なスケール感に欠けるところがある。

環境が違うから当り前のことだが、音楽にはこの二つの要素が必要で、新藤さんの音はそれに近かった。最近では新藤アンプは寧ろ海外で注目されているというところが、何やらこんなところにも国情が反映されているようで悲しい。65年の間に我々日本民族が失ったのは、こうした無形の心に拘わる感性ではなかったか。


Vitavox CN-191は見違えるような音で鳴り出した。

結構僕は満足していたが、新藤さんはVitavox CN-191の欠陥を二つばかり挙げ、これだけは直しておこうという事になった。

中高音用S-2ドライバーの裏蓋がプラスティックなので此処で音が死んでいる、従ってこれをステンの削り出しで造り直す。
ネットワークがチャチでここでも音が死んでいるのでしっかりしたものに造り直す。

という2点だった。特性のコイルとオイルコンデンサーを使って造り直し、この2か所の改良で夢の様な音に変身した。
序にスピーカーの内部配線も良質の物に換えた。

これで僕は充分満足だった。有難うを僕は連発したが、まだあった。
これはスピーカーの欠陥ではなく、我家の普請の問題だった。

このスピーカーは部屋のコーナーに嵌めこむように造られていて、裏から見るとだから骨組みだけでがらんどうである。
従って壁が低音ホーンの一部を代用するように出来ているので、理想的な低音を出すには壁がしっかりしている必要がある。我家は2×4の安普請だから、建てるときに気を使って壁に木の板を張り付けていたが充分ではないとのことで、裏蓋を付ける事になった。

これで低音はぐっと締りが付いて、音全体のバランスがぴったりとれた。
序にウーハーを外し、エッジに何やら塗り、乾くとこれで孫の代までエッジがへ垂れることは無いという。

Vitavox CN-191に施した改良は以上である。おそらくこれでVitavox CN-191コーナーホーンの持つ可能性の殆ど全てを引き出すことに成功したと僕は思っている。
新藤さんは何も言わなかったが、おそらく同様に思っていることだろう。それ以降スピーカーについては発言が無い。

これをRA1474と124Dで鳴らし、プレイヤーはGarrard 301のセンタスピンドルを改良してでかいターンテーブルを乗せ、アームにOrtofon RF297に厳選したSPU-Aをチューンアップした眼も眩むようなカートリッジ, という組み合わせが出来上がった。

それから35年僕はこのシステムで音楽を聴いた。オーディオには幾つか頂点があるが、このシステムも一つの頂点だったと思っている。

当然、これ以上の音が存在することを僕は知っているが、果たして家庭に持ち込むに相応しいかどうか聴いてみて疑問を感じたことがあった。


ウェスタンの15Aホーン である。

某所で聴いたがこれは凄かった。
ピアノがピアノよりピアノらしかった。もう桁違いで比較対象の問題ではなかった。

15Aホーンは御承知の通り劇場や映画館用であり、客席は20〜50メートル以上離れたところにあり、且つ天井はビルの数階分の高さがあることを想定して、観客に如何に心地よくしかも巨大なスケール感を味あわせるかという事がコンセプトだったろうから桁違いは寧ろ当然の性能と云ってよいが、それをこの時は距離約4メートル程、天井高2.5メートル程の所で聴いたのだから、それは腰も抜けよう凄まじさだった。

この時ハスキルは正しく男だった。「げー」と僕はのけ反った。僕の大好きなハスキルが。

家に帰っていそいそと僕は同じレコードをVitavox CN-191で聴いた。
紛れもなくハスキル はエレガントな女流ピアニストだった。

ハスキルのモーツアルト、これ程無心で典雅な音楽は無い。Vitavox CN-191ならずともこれがちゃんと聴けるなら、スピーカーは何だっていい。

新藤ラボの音造りは要するにハスキルのピアノをハスキルのピアノで聴かせてくれるのである。

この人に出会わなかったら、僕は未だに迷い続けていただろう。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=5


ウェスタンサウンドは人の声が良い

 今まで沢山のウェスタンサウンドを聴いてきましたがどのサウンドも一つの共通点がありました、

ウェスタンの音は一言で云うなら音にコクと味が少なくしかも奥に展開するサウンドにはならない、

聴いていると味のない食パンを食べているようなサウンドだ、

また劇場用のサウンドは観客席に攻めてくるサウンドが特徴ですが、以前有名な方がウェスタンの594を持ち込んで試聴会を開いたことがありましたが、ウェスタン特有の音の浸透力に乏しくこのサウンドには魅力を感じなかったのが残念であったが人の声だけは良かった、

 ウェスタンのシステムを採用した劇場を調べますとピンク映画館が多いのがわかった、

なぜならピンク映画館の女性の声は生々しく聞こえないとしらけますね、

特に人気のあった日活ロマンポルノあれは良かった!

 ウェスタンで聴かされる大事な場面での彼女達の声に色気があった、

今思うとウェスタンサウンドは人の声は素晴らしい!
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-036.html

AD-1アンプの調整を続けている間は、久しぶりにZeissのアンプを繋ぎました。

さて、これが何とも色気と風格(あるいは古格)のある音で、確かにシングル三極管の爽やかさや切れの良さも捨てがたいものはありますが、長年現場で評価を得てきた名器の色香にすっかり酔わされてしまいました。


このアンプは1950年頃の製造と思われますが、使われている部品は当時の最高級のモノがフンダンに投入されており、半世紀を過ぎた今でも交換すべき部品はカソードのバイパスCが5個(2台で)だけでした。

夏頃に、前段のカソードから取り出すところのコンデンサが抜けているようでしたので、間に合わせの部品を取り付けつつ、純正の部品を取り寄せておりました。

今日は音の良さに気を良くしてこのコンデンサの交換に及びます。
http://blog-imgs-38.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC02559.jpg

本来の規格は4μFですが、同じものが無く、2μFのキャンタイプに2.2μFのチューブラーを足して使っていました。

なんだか、もっさりとした音で、Zeissらしい都会的な感じが出なかった。

そして・・
http://blog-imgs-38.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC02561.jpg


こちらがBoschの4μF MPコンデンサ。やっぱりスッキリと収まりがいい。
アンプ好きは、こんな肢体を見ただけで感動したり、素晴らしい音を想像できる類稀な(おめでたいとも言う)人種ですね

もう1枚、あまり見ることの無い、プリアンプの写真を載せておきます。
http://blog-imgs-38.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC02565.jpg


これもカッコいいなあ。
RIAAも取れるそうなんですが、怖くて(ノイズが)触れたことがありません。老後の楽しみに取っておきましょう。
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-119.html


ドイツのアンプの音を特徴付けている MPコンデンサ
http://blog-imgs-30.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC02242.jpg

写真上がSIEMENSのもの。右はRFTのアンプで使われていた抵抗です。左はある人が「ドイツのアンプの音を特徴付けている」と言っていたMPコンデンサです。


今回の一件は私に、以前、遠来の客人に訪ねて頂いた時のことを思い出させました。その時は、Zeissのアンプに不備があり低音が薄く、高音で刺激的な音が出ていたと思います。遠路来て頂き、全く申し訳ないことをしたと今思い出しても赤面の至りです。

その方は、所謂「凄耳」といえるタイプの方で、帰りしなに、控えめにアンプの不備を指摘され(凄すぎる!)

「300Bを使ったアンプなどいかがだろうか」

とご提案を頂きました。大人の振る舞いと、的確なご指摘に深く感謝をしましたが、当面アンプを代える心算も、経済的余裕もありませんでした。そして、今回の抵抗事件でその時の自分の気持ちがはっきりしたように思います。


バイオリンを例に取ると、教育を受けた先生の系列でボウイングの仕方に個性があるように感じます。ドイツではK・フレッシュやクーレンカンプに代表されるような、高音が若干丸くなる、というかくすんだ感じを受けます。

オーケストラになってもその個性は発揮され、各地域の楽団の特徴を形作っているようです。

英国のオケのバイオリンは「サーーー」と流れるように弾かれます。
(しかし近年、地球が狭くなりオケの個性が消えたと嘆かれています。なんとウィーンフィルに女性がいた!!!)

今回米国の抵抗から、ドイツの抵抗に換えたことでドイツのボウイングの音を取り戻すことになりました。

確かに、300B(知人のご指名は WE91B アンプ)はたいそう立派なアンプで、その素晴らしさは充分に存じております。我が家の幾つかあるアンプよりも、多くの面で勝っているかもしれません。

しかしながら、どれ程素晴らしい「音」に成ったとしても、バンベルグ響のボウイングが英国や米国、その他の地域の楽団のように聴こえてしまっては、私にとってはとても困ったことになってしまいます。


私は、一流の社の物であれば、部品や製品に優劣は無いと思っています。
使う人間が何を求めるかによって、選択をするだけのことです。

「A」という製品はずば抜けて良い。などという表現は全くおかしなことで、
「B」から「A」に代えることによって、得る物もありますが同じだけ失う物もあることを知らなければなりません。

ドイツの抵抗に変えることによって、金属の強さを得た代わりに木目の暖かさを失ったのです。

米国の抵抗が劣っているのでも、優れているのでもなく、私の個性が逆の物を選択したに過ぎません。

オーディオのマーケットやジャーナリズムに溢れている「最高」や「理論的に優れている」という台詞に振り回されてはいけません。以前は自身がそちら側にいたことに自戒の念も含めて書き止めておきます。
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-98.html


クラシックの核心 片山 杜秀 (著)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%A0%B8%E5%BF%83-%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%81%BE%E3%81%A7-%E7%89%87%E5%B1%B1-%E6%9D%9C%E7%A7%80/dp/4309274781

「フルトヴェングラー」の章では「音は悪くてかまわない」と、小見出しがあって次のような記述があった。(137頁)

「1970年代以降、マーラーの人気を押し上げた要因の一つは音響機器の発展があずかって大きいが、フルトヴェングラーに限っては解像度の低い音、つまり『音がだんごになって』聴こえることが重要だ。

フルトヴェングラーの求めていたサウンドは、解析可能な音ではなくて分離不能な有機的な音、いわばオーケストラのすべての楽器が溶け合って、一つの音の塊りとなって聴こえる、いわばドイツの森のような鬱蒼としたサウンドだ。したがって彼にはSP時代の音質が合っている。」

オーディオ的にみて興味のある話で、そういえば明晰な音を出すのが得意の我が家の JBLシステムでフルトヴェングラーをまったく聴く気にならないのもそういうところに原因があるのかもしれない。

通常「いい音」とされているのは、端的に言えば

「分解能があって奥行き感のある音」

が通り相場だが、指揮者や演奏家によっては、そういう音が必ずしもベストとは限らないわけで、そういう意味ではその昔、中低音域の「ぼやけた音」が不満で遠ざけたタンノイさんだが、逆に捨てがたい味があるのかもしれないと思った。

「いい音とは」について、改めて考えさせられた。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/9426791e31fc7636d184b63f894b6d3f


2012.12.13
やはり、ヨーロッパの装置で聴けるクラシックというのは、アメリカの装置で聴くクラシックとは何かが違っている。ほとんど苦労しないで、ちゃんとクラシックが聴けるというところで、最初から全くレベルが違う。

アメリカ製品を使い始めて、濃厚な感じにどっぷりと嵌ってきたので、久々にこういう音を聴くと、こっちも必要だと思うようになった。

最初はちょっと物足りない感じがしたが、次第にこの方が正しいのじゃないか?と思い始めた。

前に、ムジークフェラインの1階のど真ん中で聴いたときに、ずいぶんと物足りなさを感じた。

ああ、実際は、こんな音だったんだ・・・と思ったのを覚えている。

どこから音がとんできているのか、さっぱりわからないくらいに、音がブレンドされまくっていて、その響きがまさにムジークフェラインのホールの特質というか、美点というのか、だろう。

オーディオで聴くような、セパレーションの良い音なんて、全くのウソっぱちだった。

じゃー、アメリカの音響製品は、ウソっぽいのか?ということになる。

デフォルメされた音、メリハリのきいた音は、面白くないかというと、ものすごく面白く感じるわけで、実際の音に迫る必要がないというところに立てば、全くのエンターテイメントであっていいわけで。

そこらへんは、マッキンアンプは実に上手いと思う。
家庭での音楽の楽しみ方というものを、実に上手く提示してくれる。
それは全くのウソっぱちの音だとしても。
http://blogs.yahoo.co.jp/gonta4350a/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=2


低音欠乏症からの脱皮 2012年10月08日
http://bestmusic.seesaa.net/article/296346494.html

昔はボンボンとかドンドンという低音(?)に憧れていた時代がありました。

しかし、オーディオ歴が長くなるにつれ「なんだか変だぞ」という気持ちになってきました。

それは「実際、演奏でそんな音が出ているの?」という疑問が湧いてきたからです。

いくら低音が好きと言っても、実際に存在しない音が聴こえてくるのは邪魔なのです。

音楽を聴く上では、邪魔です。

つまり、オーディオへの関心とともに、音楽を聴く方向が強くなっていったのだと思います。

ある高級車を買った人が、カーオーディオに不満を抱いていました。

「低音が出ない」という不満でした。

その車のオーディオのブランドは「マーク・レビンソン」でした。

マーク・レビンソンの名前だけ車のメーカーが買ったのかも知れませんが、それでもその名前を入れるにあたっては、マーク・レビンソンが全く関与していないということはないでしょう。

そうすると、それは「ない音は出さない」という方向であると想像できます。

某高級オーディオ店で偶然、耳に入っていた話ですが、年の頃20代の男の人が、店員に「Accuphase・・・全然おもしろくない」と言っていました。

Accuphase におもしろさを期待するのは疑問です。

だって、Accuphase は創業以来の会社のポリシーが、春日社長の言う「アンプは太い導線でなければいけない」なわけですから。

Accuphase のアンプは何も足さない、何も引かないというアンプで、忠実に信号を増幅することを目標にしているわけですから、アンプを通すことにより何かおもしろい音が出てくると期待する方が間違っているでしょう。

Accuphase に変えたら低音が出なくなったと嘆く人がいるかも知れません。

それに、今日の高級スピーカーをつないだら、ますます低音が出ないと感じるでしょうね。

■ウーファーの難しさ

純粋な低音を再生するのはかなり難しいことだと思います。

多くの人は低音でないものを低音と思って聴いているフシがあります。

例えば、コントラバスの音ですが、低音と言っても多くはその倍音や高調波を聴いているのだと想像されます。

だから、コントラバスを生々しく再生するにはスーパートゥイーターもあった方がよいのです。

四弦のコントラバスの最低音は40Hzです。

http://bestmusic.seesaa.net/article/296346494.html

しかし、この音を弾いても40Hzの正弦波だけが聴こえるわけではありません。

オシロスコープを通して見るとわかりますが、基音である40Hzの正弦波に細かくギザギザに見える波形が含まれていることがわかります。(写真のオシロスコープは、フリー百科事典「ウィキペディア」より)

倍音と倍音ではない周波数の音が混じって、コントラバスの音色を作っているわけです。

40Hzの音はコントラバスの最低音であることからわかるように、大変低い音です。

このような低い音は振幅も大きいので、エネルギーが必要です。

アンプもパワーが必要だということですが、今日のアンプでは必要なパワーを出すことは難しいことではありません。

http://bestmusic.seesaa.net/article/296346494.html

問題は、その大きなエネルギーで揺れたスピーカーのコーンを止める時です。

大きな車体の車は動かすときにもエネルギーが必要ですが、止めようとする時は惰性でなかなかすぐには止められないのと同じです。

つまり、実際に音はないのに動いているのは、スピーカーでは余計な音を出していることになります。

右の図にその様子を表します。

http://bestmusic.seesaa.net/article/296346494.html

入力信号は、瞬間的なものでも、一度揺れたコーンはなかなか止まりません。

大きなスピーカー(ウーファー)は、重いので惰性で動く分が多いのです。

それで、再生波形は下の図のようになってしまいます。

このことをもう少し詳しく説明したのが、下の図です。

http://bestmusic.seesaa.net/article/296346494.html

オーディオは時代とともに、原音を忠実に再生しようという方向がより強くなり、録音にない音を出さないようになってきています。
(スピーカーを小型化しているのも、スピーカーの余計な振動を止めやすくするためとも言えます)

高級路線がそうであると言えます。

あの、箱を鳴らしていたタンノイでさえ方向は転換しています。

高級オーディオショーで紹介された、タンノイのTANNOY KINGDOM ROYALは新しい行き方のタンノイです。

しかし、オーディオ使って、体が揺れるような原音にはない低音を好む人を否定するものではありません。

それは、個人の好みですから。

気をつけることは、誰それがいいと言ったとしても、その好みに注意しないと、自分には合わないかも知れないということです。
http://bestmusic.seesaa.net/article/296346494.html



48. 中川隆[-12178] koaQ7Jey 2018年5月10日 16:17:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13597]

パラヴィチーニも建前はあくまでも原音再生なんですけど…

ティム デ パラヴィチーニ(EAR社)

「オーディオ装置は独自の音を持ってはいけない。」

音楽好きで機械好き「ティム・デ・パラヴィチーニ」の好奇心と探究心が、半世紀以上を 費やして未だ追い続けるテーマです。

「入ってきた音を、そのまま出してあげるだけ。」

この一見簡単そうに聞こえる言葉は、パラヴィチーニが研究開発に費やした膨大な時間と、妥協を許さず理想へ挑戦し続けてきた自信に支えられているのです。

そしてそれは同時に今日のオーディオや音楽業界での評価を築く礎となりました。

時として「鬼才」「天才」などと形容されることもありますが、その実は人知れず努力と試行錯誤を積み重ねた「苦労人」であることは、あまり語られることはありません。

パラヴィチーニ独自のロジックに基づいて生み出された数々のオーディオ装置類は、どのモデルも明確な目的を持ったアーティスティックな作品としてロングセラーとなり、世界中のオーディオ愛好家やスタジオのプロエンジニア、そしてミュージシャン達からも長く愛用されています。

凛としながらも英国クラフトマンシップの温もりを感じさせる佇まい、真空管ならではの甘さに頼らない上品な優しさと、繊細な美しさ、そして空気が澄み渡って行くような深い奥行きのある音の舞がパラヴィチーニ作品の真骨頂と言えるでしょう。 

時代は加速度的にデジタル化が進んでいます。パラヴィチーニはそんな急速なデジタル至上主義に警鐘を鳴らしながらも、留まることを知らない音への挑戦はデジタル領域へも拡がりつつあります。

しかしいくらデジタルと言えど、その根底には、あくまでもアナログの持つ「感性」と「音楽性」に拘った音の再現がテーマとなっています。 

真空管に対する深い造詣、それにマッチングするための独自のトランス造り、パラメーターの数値からではなく、耳に届く音を頼りに回路を導き出す。

全ての数値が突出しているだけでは「いい音」は作れても「心地いい音」は描けません。

その極めた者でなければ分からない音の「バランス感覚」をパラヴィチーニは大切にして、音と音楽の「スイートスポット」を探るのです。

この世に音楽がある限りパラヴィチーニの旅に終わりは無いようです。
https://www.yoshinotrading.jp/ear-tim-de-paravicini/

楠薫さん

V12 はアンプの支配力が高くて、スピーカーをEAR V12 色に染めてしまいます。

中でもソナスファベールと HARBETH との相性は良いようで、他のアンプではなかなか聴くことのできない色気のあるサウンドは、見事です。

ただ、解像度や空間分解能を追い求める方には、ちょっと方向性が違うように思います。

その場合は、First Watt 等の製品が良いかも知れません。
2014/02/08 20:07 
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000385643/SortID=16358115/


EAR V1 2と HARBETH HLCompact 7ES-3 の相性
by 楠 薫 2014年2月08日(土) 04:06

V20とHARBETH Compact 7 の時もそうでしたが、EAR V12って、HARBETH HLCompact 7ES-3 と相性、良いですね。

低域の伸びやかさも、一歩間違えると、モッコリ寸詰まり音になるところを、ギリギリのところで止めて、いかにもローエンドが鳴っているような響きの良さを聴かせてくれます。

たぶん、実際の周波数帯域は、そこまで出ていないのでしょうが、らしく聴かせてくれます。

中高域は十分伸びているのにうるさくなく、みずみずしさに透明感もあって、V20 の時のような、ややこぢんまりした感じでは無く、等身大の色気を感じさせます。


Re: EAR V12 by 楠 薫 2014年2月09日(日) 10:31

EAR V12 で鳴らす HARBETH HLCompact 7ES-3 と Sonus Faber Stradivari Homage。

意外にも、その差は EAR V12 色に染まってしまって、値段ほどには感じません。

First Watt SIT-1 で鳴らす HARBETH HLCompact 7ES-3 と Sonus Faber Stradivari Homage では、その解像度と空間描写能の圧倒的な差を感じさせて、Sonus Faber Stradivari Homage にすぐ軍配が上がったのですが・・・・・・。

Sonus Faber Stradivari Homage と First Watt SIT-1 の組み合わせは、超高解像度のせいもあって、まるで指揮者の立ち位置で細かな音の一つ一つをチェックしているような感じ。

一方、HARBETH HLCompact 7ES-3 と EAR V12 の組み合わせは、細かな音の一つ一つよりも、響きの良さを楽しむと言うか、やや残響の多い極上のホールで音に包まれて聴いている感じです。

HARBETH HLCompact 7ES-3 の箱を程よく鳴らして低域の量感を出し、いかにも低域が出ているような、そう、タンノイのスターリングの時にも感じた、音像型のスピーカーの良さをうまく引き出しているように思います。

中高域の色気については、さすがの First Watt SIT-1もEAR V12 には敵いません。

ステレオサウンドなどでは、HARBETH HLCompact 7ES-3 と First Watt J2 の組み合わせが絶賛されていましたし、私も以前はその組み合わせが HARBETH HLCompact 7ES-3 を一番よく鳴らす組み合わせと思っていましたが、頑張ってもうちょっとお金を出して、EAR V12を入手する方が、ゆくゆくは余計な出費を控えて、音楽を心から楽しめる組み合わせかと思った次第。

p.s.
 EAR V12 と Sonus Faber Stradivari Homage の組み合わせは、某中二病患者に言わせると「エロい音」だそうです。(^^;

 中学生でも、音の違いがわかるくらいですから、EAR V12って、本当に凄いものです。

 

Re: EAR V12 by 楠 薫 2014年3月03日(月) 19:04

それにしても驚いたのが、ソナスで聴く音と、HARBETH HLCompact 7ES-3 で聴く音の差があまりないこと。

よっぽど、EAR V12の支配力が強いのでしょうね。


Re: EAR V12 by 楠 薫 2014年3月14日(金) 19:10

なんだか最近、EAR V12 と HARBETH HLCompact 7ES-3でしか聴いていないような気が・・・・・・(^^;

エージングが効いてきて、実に伸びやかに色っぽく、男心をくすぐるツボを心得た鳴り方、してくれます。

特に女性ボーカルの、ブレスの瞬間の息づかいのバリエーション、ここまで違うとは驚きでした。

改めて、坂本真綾さまの発生時の舌の使い方に、脱帽でございます。
http://f-av.info/bbs/viewtopic.php?f=3&t=103&sid=fcb3e203464562f9233a90bad4e05b6e


49. 中川隆[-12183] koaQ7Jey 2018年5月10日 17:23:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13603]

因みに、今は TANNOY も JBL も Sonus Faber も原音再生の方向に変わっています:


Tannoy Kingdom Royal @ 2010 High End Munich - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=dStBwz9BqCk


オーディオは時代とともに、原音を忠実に再生しようという方向がより強くなり、録音にない音を出さないようになってきています。

(スピーカーを小型化しているのも、スピーカーの余計な振動を止めやすくするためとも言えます)

高級路線がそうであると言えます。

あの、箱を鳴らしていたタンノイでさえ方向は転換しています。

高級オーディオショーで紹介された、タンノイの TANNOY KINGDOM ROYAL は新しい行き方のタンノイです。
http://bestmusic.seesaa.net/article/296346494.html

2011年10月13日
オーディオの評価で「いい音」というのは誤解を生むおそれがある。
それを考慮して言うなら、私の求める音は「ソースに忠実な音」である。

だから、振動は抑える方向である。

私のスピーカーは黒いピアノの塗装と同じ塗装がしてある。
それを知ったある人は「ピアノ塗装すると、音が響かなくなってしまいます」と言った。

「いや、塗装することによって共鳴を防いでいるのです」

と言ったら、その人は沈黙してしまった。

今の装置は、かけるCDによってみな違う音になるという方向になってしまったので、どれがこの装置の音(キャラクター)なのかわからなくなってきた。

あるCDをかけた時

「あれ、装置のどこか具合が悪いのか」

と思ったりすることもある。

だいたい、どのメーカーも共振を止めることに工夫を凝らしているようだが、例外としてはタンノイがある。

タンノイは箱がまるで楽器のようで、弦楽器の胴を想像させるところがある。

ある、タンノイの所有者は

「タンノイは良いも悪いも、すべての音をタンノイ色に染めてしまう」

誠に、短い言葉でタンノイの特徴を表していると思う。

そのタンノイも KINGDOM ROYAL を最近発売して、従来のタンノイの音から脱却しつつあると感じた。
http://bestmusic.seesaa.net/article/230252960.html


タンノイが変わった 2011年02月06日
http://bestmusic.seesaa.net/article/184575378.html


TANNOY.jpg2010年8月、タンノイ社はKINGDOM ROYALというスピーカーを発売した。
このスピーカーの発売によって、タンノイは伝統のスピーカー、音をわずかに残しながら、大きくこれまでの方向を変えたと言える。

従来のタンノイは家具調で、エンクロージャーは弦楽器の胴のように積極的に鳴らしてきた。

壁や床を利用し低音を稼ぐという設計であったとも言える。

しかし、近代的なスピーカーはむしろ壁から離し、床から離すか振動を伝えないという方向である。

それは、トランジスタアンプになってから、アンプの駆動力は大きくなり、壁や床を利用することなく、スピーカー単体でアンプ強力な駆動力を背景に低音再生も可能になったからだと言える。

オーディオファンには様々な傾向の人がいるが、昔の音を懐古的に楽しむ人から、より生音に近くという人までいる中で、生音、リアル感を求める人が多くなってきたと思う。

それは、メーカーの主力製品をみることでもわかる。

タンノイやJBLは日本人のファンに受け入れられ、一時代を作ってきたと思うが、タンノイはクラシック向きでジャズを聴くスピーカーではないとか、JBLは反対にジャズ向きで、クラシックには向かないとされてきたのが大多数の人が認めるところであろう。

しかし、近代的なスピーカーはジャズ向き、クラシック向きではなく、何でもソースを忠実に再現するという方向に変わってきた。

JBLはエヴェレストというスピーカーを発売し、タンノイは KINGDOM ROYAL によって何でも忠実にこなすスピーカーに舵を切ったと思う。
http://bestmusic.seesaa.net/article/184575378.html


2018九州ハイエンド・オーディオ・フェア - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2018年04月19日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0c186ce30301a4edc1cab900c1fb40ab


去る15日(日)、「2018九州ハイエンド・オーディオ・フェア」(会場:福岡市、「マックス・オーデイオ」主催)に行ってきた。

         

昨年に続いて2回目の訪問だが、九州の片田舎では日ごろ聴けない高級機が一堂に会する得難い機会なのでオーディオ仲間(4名)で押し掛けた。

10か所ほどのブースを聴いて回ったが、機器の「エージング不足」を割り引く必要があるし、我が家の旧式な音と比較しての個人的な感想なのでどうか「真に受けないようにね」とお断りして、腹蔵のない意見を述べてみよう。

何しろ他人のシステムを云々するときとは違って、いくら貶(けな)してもいっこうに構わないのがとてもいい(笑)。

まず個別のスピーカーごとの感想からいこう。

   

JBLの「エベレスト」(648万円)だが、妙に低音域が膨らんでいて嫌な音だった。2本のウーファーのうち1本はサブウーファーの役割とのことだが、「コルトレーン&ハートマン」(レコード)では音像(歌手の口元)がやたらに大きくなってとても聴けたものではなかった。

同行の仲間曰く「カートリッジの選択ミスですね。昔のレコードをこんなところで鳴らすものではありません。」

「成る程、スピーカー側の一方的な責任ではないかもしれませんがそれにしてもねえ。こんなスピーカーならただでくれるといっても願い下げですよ。」(笑)。

    

アバロン(580万円)というスピーカーだったが、もう弦の音が固くて硬くて・・・。このスピーカーの存在価値がどうもよく分からない。

     

タンノイさんの「カンタベリー」(356万円)だが、これも感心できなかった。やたらに高音域がうるさく何だか金属的な響きがするし、低音域の沈み込みも明らかに足りない。

昔のタンノイは良くも悪くも「いぶし銀のような音」に特徴があったのだが、まさに隔世の感がある。

クラシック再生に限らずジャズの再生も併せて狙ったような音だったがどうも周波数レンジを広げ過ぎて音の密度を薄くしたような印象で、このスピーカーもただでくれるといっても要らない。

   

モニターオーディオ(イギリス)の「PLー300U」(160万円)だが、これが一番気に入った。日本のイギリス大使館に収めてあるそうだが、とてもバランスが良く品のいい音で感心した。

低音域の沈み込み、独特のツィーターによる高音域の自然な佇まいなど非の打ちどころがなく、これは欲しいなあ、一瞬、我が家のウェストミンスターを叩き売ろうかと思ったほど(笑)。

ただし、仲間に「モニターオーディオが一番良かった!」と言っても皆さん「?」だったが、それぞれが個別に回ったので聴く機会がなかったのかもしれない。

    

これは大きな真空管ですねえ!「CSーport」のシングルアンプ(5、378千円)だそうで、見かけに応じてどうせ大味な音だろうと思ったがそうでもなかった。

しかし、こういう大型管を使う必然性とメリットについては短い試聴時間ではどうもよくわからなかった。

以上のとおりだったが、総合的な所感は次のとおり。

☆ 総じて周波数レンジが広くてよく言えばブライト、悪く言えばギラギラした音が多かった。こういう音は「ちょっと聴き」はいいのだろうが長時間聴くとなると耳が疲れそうで、ついていけない気がした。少なくとも静謐感のもとでクラシック音楽に浸れる音ではない。まあ、瞬間風速向けのデモ用に調整された音なのかもしれないが。

☆ オーディオはどんなに高価な機器でも必ずしも「気に入った音は出ない」ことを改めて感じた。「パワーとお金は、かければかけるほど音が悪くなる」という通説は一面の真実ではありますなあ。

いずれにしても今回のフェアを通じてアンプにしろスピーカーにしろ昔と比べて進歩したのだろうかという思いが沸き起こったが、一方では自分の耳がガラパゴス化した可能性もありそうだ(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0c186ce30301a4edc1cab900c1fb40ab


50. 中川隆[-12182] koaQ7Jey 2018年5月10日 18:23:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13603]

今は TANNOY も JBL も Sonus Faber も原音再生の方向に変わっています(続き)

Project EVEREST DD67000 フロア型スピーカー JBL by HARMAN
標準価格 ¥3,000,000(税抜)/1本

時代を超えてフラッグシップとしてあり続けるために、DD66000 の登場以降に開発された最新の技術やマテリアルを投入し、数々の改良を施した『アップグレード・モデル』です。

創立60周年の年に登場したJBLの誇るフラッグシップモデル、Project EVEREST DD66000 をベースに、さらに最新の技術と最高のマテリアルを投入。新開発15インチ径ウーファー2機と4インチ径コンプレッション・ドライバー、優美なラウンドキャビネットなどの構成要素を共有しながら新たな再生芸術の世界へと昇華させた、新世代フラッグシップの誕生です。

形式 2×380mm径3ウェイ・フロアスタンディング・スピーカー

使用ユニット
LF380mm径ファイバーコンポジットコーン・ウーファー 1501AL-2 ×2
HF100mm径ベリリウム・コンプレッション・ドライバー 476Be
UHF25mm径ベリリウム・コンプレッション・ドライバー 045Be-1


インピーダンス 8Ω

許容入力 500W(RMS)

出力音圧レベル 96dB(2.83V/1m)

周波数特性 29Hz 〜 60kHz(-6dB)

クロスオーバー周波数
LLF 150 Hz
LF/HF 850Hz
UHF 20kHz

寸法(W×H×D)
全幅:965mm
全高:1,109(足含む/スパイク含まず)mm
奥行き:469mm

重量 137.0kg(グリル含まず)/142kg(グリル装着時)

カラー ローズウッド
http://jbl.harman-japan.co.jp/product.php?id=dd67000

DD67000 はマイナーチェンジだが DD66000 がボケた音に感じる程劇的進化。

音数が大幅に増えており研ぎ澄まされた感覚が向上、
ハーマンの試聴室で聴き比べて買い替えたアホが大勢います。


量産品に関しては、
ファーストロッドが物としては一番立派に造られていて
ロットが降るほど「予告なき改良」と言う名のコストダウンと手抜きが重ねられて行くのは周知の事実です

なのに、最新製品や後継機種に買い換える人が居るのは全く有り難いことです
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-516.html


「DD66000」  2007/11/17

昨年から今年にかけてのオーディオシーンを独占している感があるのが、JBL創立60周年記念モデルのDD66000である。

全国各地で賞賛の雨あられ、下手にケチをつけようものなら、貧乏人のやっかみ扱いである。

菅野さんも菅原さんも賞賛しているのだから、いいスピーカーではあるのだろう。しかし、私はまだ自分の耳で確かめていないので評価を下すことは控えたい。

それに、評論家も店の人もジャズ喫茶のオヤジもこぞって賞賛していることに違和感を覚えるのである。

あらゆる音楽を、時には美しく、時には荒々しく、聴き手の思うような音で奏でてくれるスピーカーは理想的である。

しかし、各メーカーのエンジニアが、それを求め続けていながら、未だにスピーカーの個性はなくならない。

私はそれで良いと思っている。大体、現代スピーカーのツルツルピカピカの音が、批判され、ヴィンテージスピーカーの個性豊かな音楽性(人によってはどうしようもない癖)が見直されていたはずである。

私もエジンバラHWのエンクロージュアの響きの載った豊かな再生音楽の愛好者として、その個性を尊重しつつ、クラシックからジャズやポップスまで楽しんでいるが、その中でもシンバルはJBLに叶わないとか、スピード感はアルテックに及ばないことを承知の上で聴いている。

叶わないものはどうしようもない、しかし、自分の好みにはピタリと合わせよう、というのがスピーカーの使いこなしではなかっただろうか?

そうDD66000の賞賛の嵐の中で、そこが見えないのである。万能スピーカーなど有り得ないことを承知の面々が手放しで礼讃することに私は違和感を覚えるのだ。

このブログをリンクしてくださっているきんどーさんは、その点を極めて冷静に判断されているようである。

世の中貴重な少数意見をバッサリ切り捨ててはいけないと思うが、いかがであろうか?
http://ivory.ap.teacup.com/tannoy-edinburgh/84.html

きんどーちゃん・怒りの鉄拳

2007年6月5日(火)

何故、「オーディオ武者修行の旅」に2泊3日で行ったかなんだけれども、先ず第1に、それはきんどーちゃんのマルチ・アンプ駆動によるJBLシステムが正しい方向に行っているかどうか確認する為で、第2に、そのJBLシステムに「現代性」をちょっぴり加えたかったから。

375や075を使用しているのだが、それらをただのヴィンテージ・サウンドに
仕上げるのなら比較的容易なのだけれども(オリジナルMC275を買い375
に付け、MC240を075に付けるとか)、以前の日記で、きんどーちゃんのJB
Lシステムを「現代のスピーカーに対するアンチテーゼに育てたい」旨、書
いたと記憶しているが、その為には現代スピーカーの「使用できる要素」が
あれば取り入れたいと思った訳。

それで首都圏の6つのオーディオ店に、スピーカーを中心にいろいろ聴きに行った、という次第。

では、何故、そう思ったか、何だけれども・・・・・・。

キーワードは、「現代スピーカーに対するアンチテーゼ」。

ネットを含むメディアで誰も言っていないから、きんどーちゃんがハッキリ言おう。


JBL・DD66000は空前の「駄作」である!


そうしたことからきんどーちゃんのJBLシステムを「DD66000に対するアンチテ
ーゼ」に育てたかった訳。それがホンネ。

その為にも、きんどーちゃんのJBLシステムにちょっぴり現代性を加味させたかったのだ。

んで、きんどーちゃんが何故、4ウェイ・マルチアンプ駆動の4344から、今
のJBLシステムに変えたかの理由なんだけれど、第1に、何度か書いてい
るようにアーデンのアルニコ・サウンドに惹きつけられたこと、第2に375と
075が大好きであることに気づき、Wウーファーにチャレンジしたくなった
為。

そして、実はもう1つ、第3の理由がある。

それは、昨年11月に地元の某オーディオ店がDD66000の試聴会を行い、初めてDD66000を聴いたときの事。

きんどーちゃんは、眼を白黒させてしまった。

音場重視で音像は奥に引っ込み、音はキレイキレイで、また、躍動感が著しく欠け、しかも375のように歌いまくらないコンプレッション・ドライバー。。

その時は、「DD66000が梱包から出されたばかりだから・・・・」とも思った。

そして、DD66000の素性を確かめるべく11月下旬に東京まで行き、2件のオーディオ店でDD66000を聴いた。

したら、印象は変わらなかった。

しかも、ジャズやレッド・ツェッペリンをかけると、見事におとなしい。

クラシック専用機のJBL。。

これはエージングの問題ではなく、機器の素性の問題だ。

きんどーちゃんがよく言うことに、

「高額機器には音はあれど音楽なしのものが多い」

というのがあるけれど、JBLもそうなってしまった。。

それが60周年記念モデルで、また フラグシップ機。。

それで、DD66000に腹が立ったこともあって、JBLのスピーカーを「先祖返
り」させたのだ。

そして、それから今日まで、15回は DD66000を聴いているが、聴く度にDD66000を嫌いになってゆく。

嫌いだ。

嫌いだ。

嫌いだ。

大っ嫌いだー!


それで、

「本来のJBLはこうあるべきだ!」

ということで、きんどーちゃんの闘いが始まった次第。


まぁ、悪口ばっかり書いていると、精神衛生上よろしくないので、DD66000 についてはこれまでとする。


でも、2泊3日の旅で、いろいろ感心したこととかあったよ。

埼玉の或るオーディオ店で、ブルメスターの808・MK5というプリ・アンプを聴いたけれど、1音1音の彫りが深くて、音楽をキッチリ描写する。

現代アンプにありがちな冷たさもない。

ボルダーの2010より凄いと思ったよ。

また、マッキントッシュのプリ・アンプ、C1000はやはり素晴らしいプリ・アン
プだった。

昨年の4月に名古屋のオーディオ店でC1000の増幅部が真空管のものを聴いたけれど、今回はトランジスター。

何れにせよ優秀なプリ・アンプだ。

雑誌で余り騒がれず、冷遇されているけれど、ハッキリ言ってマーク・レビ
ンソンのNO32Lより上(32Lが登場したときの雑誌での扱いは異常なほど
凄かった)。

マーク・レビンソンはプリがNO38SL以降、パワーが33シリーズ以降は、音に躍動感が無いんだよね。

マーク・レビンソンは2桁NOで終わった。


その日の夜は吉祥寺のとあるジャズ喫茶にパラゴンを聴きに行ったけれども、ここに来る度に思うのだが、ここのパラゴンは鳴ってねえ!

大体が、MC352をパラゴンの上に乗せていること自体が誤り。
箱鳴りを変に抑えるから。

ガッツのないパラゴン。

これなら、同じ吉祥寺でもY・Tさんのやっている○○の方が、ガッツがある
ってもんだ。

ああ、可哀想なパラゴン。。

あと、翌日、或るオーディオ店でとんでもないものを聴いた。

DD66000をゴールドムンドのSACDプレーヤーをトランスポートにして、同
社のDAC・ミメイシス20MEに繋いで、プリはボルダーの2010、パワーはゴ
ールドムンドのテロス600で鳴らしたもの。

もう、「音はあれど音楽なし」の世界。

あれだけ、パサパサに乾いた無味乾燥のマイルス・デイヴィスの「タイム・
アフター・タイム」を聴いたのは初めてだ。

それを聴いて「俺のまだ攻略の入り口に立てていないJBLシステム(アン
プ・プレーヤー含む)の方が勝っている!」という妙な自信をもたせてくれた
(- -;)。

また、その日、TADのR−1を聴いたが、キレイキレイで、音楽性がゼロだ
と思ったよ。

何か思うに、日本人ってスピーカーをつくるのにふさわしくねえ人種なんじゃね
えか?

キレイキレイなら、ソナスファーベルやアコースティック・ラボくらいの「楽器」のようなスピーカーをつくってみろ!

もう国産スピーカーなど全滅した方がいい。


んで、翌日。

アキュフェーズのDP800・DC801とエソテリックのP-03・D-03の比較試聴。
双方を別々な場所で何度も聴いているけれど、同一場所での比較試聴は
初めて。。

スピーカーは耳に馴染んだB&Wの802Dを選択。

アンプはマッキンもあったが、リファレンスに使えて何度も聴いているアキュ
フェーズのC2810とA60を選択。

先ず、エソのシステムは
「彫りが深く、音がドーン!と来て、躍動感たっぷり」、しかし、音質が少々淡泊。


次にアキュのシステムは
「空気感があって、繊細さもあり、ほのかな情緒感がある」

というものだ。

双方の良いとこどりした一体型のプレーヤーはないもんかね。。
はぅ。。(´0`)=3  100万円くらいで。。


しかし、福島に帰ってきて、馴染みのオーディオ店2件のそれぞれの店主
に、きんどーちゃんのJBLシステムに合うのはどちらだ?と訊いたら、2人
とも「エソテリック」と言った(やはりな〜・・・・)。


でも、ここでは書けなかったけれども、良い刺激をいっぱい受けて有意義な
旅だったよ。

それを、今後、うまく活かし、JBLシステム攻略の入り口に立つことだ(未だ
人様には聴かせられん音だ)。

にゃんばるぞ〜!!

2007年6月24日(日)

昨日、所用があって東京に日帰りで行ったのですが、某所で、JBL・DD66000とTAD・R−1の比較試聴をしました。

そしたら、R−1って結構イケるスピーカーでした。
ハッキリ言って、DD66000より上。

M−1に比べて、中高域を同軸ユニット一発にしたため、音の密度感が高く、低域とのつながりも良く、音像・音場感も申し分なかった。でも、ジャズを聴いても、身体の芯が熱くならない、というのは困ったものだが。まぁ、その辺は、スピーカーという「楽器」をつくるのに不得手な日本人の製品だからやむなし(実際は多国籍軍でつくられたが)。ただ、パイオニアは本当によく頑張って良いスピーカーをつくったよ、ホント。

あ、あと、6/5の日記で、「DD66000は駄作だ」と書いたことには、予想どおり結構な反響があり、「よくぞ言った、きんどーちゃん」という方、16名、「いや、DD66000は素晴らしい」という方、15名から、メールを頂きました。

そして、それらの皆様方、31名に

「ご使用されているスピーカーは何ですか? 一番お好きな音楽は何ですか?」

とアンケートをとったところ、

DD66000肯定派の方々はアヴァロン、ティール、ウィルソン・オーディオ、B&W等々をご使用されており、即ち、音場重視派であること、また一番好きな音楽はクラシックであること、

DD66000否定派の方々は、従来のJBLをご使用されている方がほとんどで、即ち、音像重視派で、一番好きな音楽はジャズ、ということでした。

まぁ、何にしても、JBLのスピーカーだから、こういう風にいろいろ話題になるんだね。そうした点から考えると、やはりJBLは凄いんだな〜、と改めて思いました。

2007年10月29日(月)
あ〜あ、言っちゃった。。

過日、秋晴れの爽やかな日差しが降り注ぐ東京の都心部。

そのなかで、きんどーちゃんは某オーディオ店にいた。

JBL・DD66000を聴いていて、それを買うかどうか迷っているお客さんが1名、そして、「買えよ、買えよ」と眼をギラギラさせている店員さんが1名。

きんどーちゃんは黙って、2人の成り行きに注視していた。

かかっているアルバムはソニー・ロリンズの「ワーク・タイム」。

そして、その客は首を傾げ、

「なんか・・・・、今使っているS9800SEの方が、音が前に来ていますね」

と言った。

すると店員は、DD66000の優秀性を誇示する発言をした。それでも客は

「あ、でも、S9800SEと違いこれは音場感の陰に音像が隠れてしまっている感じがします」

と言った。そして、店員は、事もあろうか、客に

「貴方はオーディオを解っていない」

的なことを婉曲的に言った。

ここで、きんどーちゃんはキレた。。そして、その客に、

「このDD66000はAV用のスピーカーとして開発され、本国アメリカではAV用のスピーカーとして販売されているんですよ。現在のAVのサラウンド効果を巧みに演出する音づくりがなされているんです。

従って音場感過重視という貴方の言葉は正確なんです。アジア市場向けに“音楽鑑賞”中心につくられたS9800とは、血統が異なるんです。

あとですね、このDD66000、商社を経由せず並行輸入で買おうものならば、お値段は300万円前後です」


と言った。

ら。

(/゜□゜;)/「お客さん(←きんどーちゃん)!

そんな本当なことを言わないで下さい!!」

と慌てふためき、きんどーちゃんの腕を捕まえてきんどーちゃんをその場から外した。

しかし何だね、ピュア・オーディオ専用、AV専用のスピーカーという区分けはアメリカでも日本でも明確になされていない訳だけれども、少なくともアメリカ・ヨーロッパでは、例えば、ウィルソン・システム8とかアヴァロン・アイシスやダイヤモンドとかは、“音楽鑑賞”用のスピーカーとして開発・販売されている。

や、それらのスピーカーを本国で使用されている人々も、ジャズ・ロックのライブ、オペラ等のDVDを観る際には、AV用のスピーカーとして使用するけれども、メインは“音楽鑑賞”用、即ち、ピュア・オーディオ用、とし使用ている。

だけどDD66000は、本国では、サラウンド効果をギッチリ表現するようなAV中心用のスピーカーとして開発され、市場投入されているのが現実。

そう考えると、皆さん、「あれっ?」と思うでしょ?

日本では、

DD66000は“ピュア・オーディオ・スピーカーの最高峰”

と喧伝されて、あろうことかピュア・オーディオの総本山「ステレオサウンド」で異常に高く評価され、そしてあろうことか、

嘗て、AV用のオーディオと識別する為に“ピュア・オーディオ”という言葉を創りだしたオーディオ評論家
(←皆さん、解りますよね、10年ほど前までパイプをくわえ、「レコード演奏家」なるアホな戯れ言を振りかざし、貴族趣味にこだわる変態ジジイ)

が高く評価するという、この事態。

こう考えると、日本では正統な“オーディオ・ジャーナリズム”は永久につくられないでしょうな。

2007年10月31日(水)
10月も終わりだにゃ〜。。
それは、10/6のインターナショナル・オーディオショーでの出来事であった。

大場商事でのブースで、きんどーちゃんはアヴァロン・アイシスが奏でるサウンドに身を委ねていた。

「す、すげえ、まるでコンプレッション・ドライバー&ホーンのようなトランジェント感の良さ、音像の強さ、音の芯の強さ、これはS9500、M9500が正常進化していったら、こういう音になっていただろう・・・・」

と感心していた。すると、隣に俯き加減に、あらゆる苦難を受け入れ茨の道を歩むことを決意したシオニストのような青年(中年?)が1人。

それで、その青年が離席し、ブースの外に出るのを追って、きんどーちゃんも外に出た。そして、その苦難のシオニストに話しかけた、

「アイシス、どうでした?」と。

すると、その苦難のシオニストは、「あ、いや・・・・」と口ごもった。

「何か、JBLがS9500、M9500を正常進化させたら、DD66000ではなく、アイシスのような音にさせたでしょうね」

とその苦難のシオニストに話した。すると、その苦難のシオニストは、

「ああ! そう! そうですねえ! そう思います!」

と頬を紅潮させ、そう言った。それからすかさず、その苦難のシオニストは

「私はM9500を、マッキントッシュのMC2000をドライバーに、MC1000をウーファーに、MC275をS・ツイーターに使用してマルチ・アンプをやっているんです。プリはLNP-2Lです」

と語った。

「おお!兄弟よ!\(⌒▽⌒)/」

と心で叫んだきんどーちゃん。

「私、実は何度聴いてもDD66000に馴染めず、ですがあのアイシスには惹かれるものがあったのですが、貴方の言葉からその理由が解りました!」

とその苦難のシオニストは言った。そして、暫し雑談。

「ところで、“JBL SOULTRAIN”ってHP知っていますか?」とその苦難のシオニストはきんどーちゃんに訊いてきた。

「ハイ!(^▽^)/」

ときんどーちゃん。

「あれ、いいサイトですよね」

とその苦難のシオニスト。

「そうですかあ?(*^ ^*)」ときんどーちゃん。

「ところで、最近、あの日記、更新されていませんけれど、あの管理人さん本当にボケてますね」

「(殴)!!」


という訳で、日記を更新したぞ、M9500使いの君。
http://homepage3.nifty.com/penny-lane-12/homepage/diary0710.html

2007年11月12日(月)
こういう理由なんですよ
や、今夜、hotmailを覗いたら、

「管理人さんは、7月下旬に、DD66000を使用している人の自宅に伺ってDD66000を聴いたのに、“off meeting”にアップしないのは、そんなにDD66000が嫌いだからですか?」

というメールがとうとう10件になったので、サイトにアップしない理由を書きます。

つか、アップしたくとも、できないんですよ、旦那さん。

7月下旬のとある日に、横浜のオーディオ・ファイルの叔父&従兄、共通の友人(68歳)の方がDD66000を導入したというので、その方の住む東京都内まですっ飛びましたでやんす。

やっぱ、オーディオ店で聴いただけじゃ、その全貌は解らないですから。

それで、叔父&従兄と一緒に、その方のお宅へお邪魔しました、デジカメ持参で。

そうしたら、リスニング・ルームが凄いの!(/゜△゜)/

広さ、約22畳、完全防音なのだが、ストイックなオーディオ・ルームではなく、書斎兼用なんです。

それで、ドーン!と構えるDD66000。

また、その方はAVも凝っていらして、リヤ・スピーカーにはS・ツイーター付きのS5500。

その方はピュア・オーディオ用のアンプには、マーク・レビンソンのNO32LとマッキントッシュのMC1201で駆動し、面倒ながらも、AV使用の際にはパイオニアのAVセンターにクレルの6chパワー・アンプに繋ぎ変える、という徹底ぶり。

それで、私たちは先ず最初に当然のことながら、ピュア・オーディオとしてDD66000を聴かせて頂きました。

ここで驚いたことは、ピークもなければディップもない、ということで、短期間でDD66000をここまで調教したその方の凄腕に脱帽しました。

かかっているレコードは、ハンク・モブレーの「ワーク・アウト」。

その方は、大変なジャズ好きで、聴く音楽の8割がジャズ、2割がクラシック、とのこと。

きんどーちゃんは、DD66000より、その方の凄腕ぶりにまずは感心しました、というより敬服しました。

しかし、その方の眼が虚ろなのを私たちはすぐに察知しました。

そして、その方は、深い溜息をつかれました。

「こんなにDD66000を鳴らして、まだ不満があるのかな?」

と思ったのですが、その後すぐにその方は、

「ジャズが鳴らないでしょう?ハンク・モブレーが何処にもいないでしょう?」

と口にされた。

「以前まで使っていた、S9500の方が遙かに良かった、全然良かった・・・・・・」

と仰った。

「オーディオ店で聴いたときには、鳴らし方だ、と思い、思い切って買ったのですが、オーディオ店の人間と雑誌や評論家に騙された気がします」

とも仰った。落胆しているその方。

そりゃそうだ、DD66000ではハンク・モブレーが白人になってしまっている。。(−−;)

ジャズ再生なら、S9500の方が100%勝っている、と思いました。

「AVにしてみます?」

とその方は映画“プラトーン”のDVDをかけてくれたのです。

いや〜、そうしたらDD66000の迫力の凄いこと、凄いこと、きんどーちゃんと叔父と従兄は仰天しました。

そして、その方は、続けて“ルパン3世・カリオストロの城”のDVDをかけてくれました。

もう、DD66000のサラウンド表現にはびっくりしました。

そして、その方は

「ジャズが鳴らないこんなスピーカー、買うんじゃなかった」

と仰いました、虚ろな眼と深い溜息とともに。

\(⌒▽⌒;)
「DD66000を売って、S9500を再度手に入れられては如何ですか?」

ときんどーちゃんはその方に提案しました。したら、

「孫がこれで“ルパン3世”を鑑賞するのが気に入ってしまったもので・・・・、S9500の買い直しは息子夫婦にも反対されているんですよ〜」(深〜い溜息)


こういう理由で“off meeting”にアップ出来なかったのです。皆さん。

あ、S9500でジャズを聴きたくなってきた。。
http://homepage3.nifty.com/penny-lane-12/diary0706.html


〜オーディオ随想録〜
2007年、インターナショナル・オーディオショー

去る10/6(土)に、「07年、インターナショナル・オーディオショー」行ってきました。以下に、写真と雑感を記した簡単な文章を掲載致します

先ず最初に、ハーマン・インターナショナルのブース。
ここには、新しいマーク・レビンソンのタワー型のモノ・アンプが出品されていると思い、音が聴けるのかな、と期待して行ったのですが、「参考出品」だけでした(怒!)。

下の写真でも解るでしょうか?
「MarkLevinson」のロゴが変わっていました。

私は、マーク・レビンソン・アンプに関して、NO32LはたいへんOKですが、それ以外のアンプ(パワー・アンプ含む)は、21世紀に入ってから迷走している感じがしてなりません。

「マドリガル」から「ハーマン」に開発・製造が移管されたので、この辺で地に足をつけた製品を出して欲しいと心から願っています。

また、32Lの登場から8年(26SLから32Lの登場まで8年)が経つので、新しいリファレンス・プリが登場するのかな?と思っていましたが、今暫くは32Lで行くようです。

そして、ハーマンのブースでのJBL・DD66000は本当に酷い音で鳴っていました。
プリ・アンプがNO32L、パワー・アンプがハルクロだったのですが、何か音が「ボコボコ」していて、聴くに耐えませんでした。

しかし、ハーマンさん、DD66000の内部構造を示すことはよした方がいいですよ。
箱がMDF材で作られているのがモロ・バレです。

「MDF材で作っていて、定価600万円はないでしょう、しっかりボッタくってますね♪」

ということが簡単に解ります。

「60周年記念だから600万円♪」

という安易な考えで価格設定をしたのでは?と思ってしまいますよ。
とにかく、ハーマンのブースはつまりませんでした。


3番目にはアキュフェーズのブースに行きました。

アキュフェーズの社員はいつも紳士的で、丁寧に製品の説明をしてくれます。しかし、敢えて冒頭で苦言を呈したいのですが、高松重治氏の様な、本当に解りやすい説明をしてくれる人材は若手社員のなかにはいません。従いまして、人材育成を上手にしてほしいと切に願います。

ところで皆さん、アキュフェーズはやってくれましたよ。

DF45を使っての、DD66000のマルチアンプ・ドライブ(>▽()。

新製品のSACDプレーヤー、「DP700」をDG38を通してC2810を経由して、A60を2台、BTLでウーファーに、A45を中高域に使用していました!

私はかねがね、DD66000のマルチアンプ・ドライブ・サウンドを聴きたいと願っていましたが、この日、その希望が叶いました!

音の純度は格段に増し、音が“相応に”前に来て、立体音場感、音の奥行きも増していました。
そして、児玉麻里のSACD「熱情」を聴きましたが、正直に「良い!」と思いました。
但し、「クラシックならば」と。

ジャズをかけると、相も変わらず、見事に線がか細く、か弱く聴こえる為、クラシックを中心に音楽を聴かれる方に対してなら、DD66000はお薦めできると思いました。

但し、DF45を使用して、アキュフェーズのアンプでマルチアンプ駆動してほしく願います。

DD66000は20数回聴いていますが(実は7月下旬に、横浜の叔父の友人がDD66000を導入したというので聴きに行きました。その方はNO32LとMC1201で鳴らされていました)、DD66000のベスト・マッチ・アンプはアキュフェーズだと思います(や、ホブランドも試してみたいが)。

DD66000の音が脆弱な為、アキュフェーズの“切れ味の鋭さ”を加えるのです。
そして、クラシックを中心に音楽を聴く。
これなら、ハーマンに600万円をボッタくられても、満足できる世界だと思います。


但し、敢えて言うなら、

「DD66000、マルチアンプ・ドライブしてもこの程度か、なら、S9800SEをマルチアンプ・ドライブした方がいいな、よりガーン!と音がエネルギッシュに前に出てくるから」

と感じました。


それで、7番目、アッカのブース。
ここで私は強烈な体験をしました。

YGアコースティックのアナットリファレンス(のニュー・モデルらしい?)。
ホブランドのHP200とストラトスでドライブされていたのですが(←これもいつ聴いても本当に良いアンプだ!)、ブース全体に「音楽」が雄大に拡がっていたのです。
「音」ではありません、「音楽」です。

虚飾に彩られない、鮮明で躍動感のある「音楽」があったのです。
まるで、コンサート・ホールにいるような錯覚を覚えました。

最初に女性ヴォーカルのブルースがかけられていたのですが、そのヴォーカルの質感やアコギの質感といった表現を拒否する、ただただ素晴らしい「音楽」の世界です。
オートグラフが正常進化したら(実は、私はウエストミンスターをオートグラフの後継機とは考えていない)、21世紀の現代において、こんな音楽表現をしただろう、と思いました。

私が信頼しているオーディオ評論家の和田博巳さんを虜にした理由が解った気がします。
これ、買える人がいたら買った方がいいですよ、幸せになれますから。
本当にすごい体験でした。


8番目は、ノアのブース。

ここでは、ストラリディヴァリ・オマージュがブルメスターの808MK5と911MK3でドライブされていましたが、これは何度聴いても吟醸の組合せ♪
ストラリディヴァリ・オマージュは、巧みに箱を振動させ、その箱鳴りを巧く音楽に同化させているのが特徴ですね。

オーケストラ、ヴァイオリン、ピアノ、その何れの音も巧みに演出し、音楽に没頭させてくれる「楽器」です。

何度聴いても素晴らしいスピーカー、否、楽器です。


それと、ブルメスターの808MK5。
これは、何度聴いても本当に凄いプリ・アンプです。

一音一音の克明な描写、隈取りの仕方は、他の追随を許さず、その上、「音」ではなく「音楽」を聴かせるのに長けたプリです。

私は本当はこの808MK5が欲しかったのですが、マッキントッシュのパワー・アンプ群とは相性が悪いと思い、泣く泣く断念した製品です(←ん?なんかプリ・アンプを買ったのですか?きんどーちゃん?)。


9番目は、ナスペックのブース。

このダールジールのアンプは本当に素性の良いアンプです。
何度も聴いていますが、本当にそう思います。
躍動感に溢れ、活き活きと音楽を活写するのです。

あ、そうそう、JBL・S9800SEをこのダールジールのアンプで鳴らしているのを聴いたときには、その際に私は時間を忘れ、約2時間、音楽を聴き込んでいました。


11番目に、ティアック・エソテリックのブース。

また、アヴァンギャルド・・・・・・。
このメーカーのスピーカーは各種モデルを数多く色んな場所で聴いていますが、

「ジャズを鳴らしても全然スウィングしない、こんなアヴァンギャルドの何がいいんだ?!

評論家と有名人と雑誌と悪徳オーディオ店による洗脳から早く解放されよ!諸君!」

と悪態を付き、すぐに退散しました(笑)。


13番目には、今井商事のブース。

私は、コンパージェント・テクノロジーの「SL1・アルティメット」も欲しかったのですが、何故か、最終的には候補から外してしまったのです。
そうしたら何と、上位機種の「SL1・レジェンド」が出品されていました!

「す、すげえ!音が生きている!生命力みなぎる実在感のある音、否、音楽が鳴っている!!」

と驚嘆しました。
嗚呼、これをもっと早く出していてくれたならば・・・・・・(号泣)。

これで、私の好きなプリ・アンプ、ベスト5は、

1位、コンパージェント・テクノロジー・SL1・レジェンド、
2位、ブルメスター・808MK5、
3位、ボルダー・2010、
4位、マーク・レビンソンNO32L、
5位、マッキントッシュ・C1000T/C、

といったところか。


そして、最後、大場商事のブース。
ここで私はすごいものを聴いてしまいました。
それは、アヴァロンのアイシスです。

私は、「!!!!!」となってしまいました。

「こ、これは、JBLが、S9500、M9500から正常進化していたなら、こんな音になっていたろう!」

という鮮烈な音でした。

ヴィンテージJBLにある「音楽をかぶりつくように聴く」、というそれが、このアイシスにはありました。

私が使用しているJBLシステムが正常進化していったなら、2007年現在、JBLのフラグシップ機はこういう音を出していただろう、と思いました。

箱鳴りが巧みに音楽に同化され、引き締まった音像が全面で定位し、その背後に雄大な音場感が拡がる・・・・・・、そして生命力溢れる強靱なサウンド。

まさに、嘗てのJBL(※私はS9800SEは好きだし、認めています)が得意としていた要素が、このアイシスにはあった!

JBLの本流・血脈は、DD66000ではなく、アヴァロン・アイシスに流れ込んだ模様です。
私は唸ってしまいました。

「せ、せめて、このアイシスの半分の音を、我が家のJBLで出したい・・・・・・」、私は驚くと同時に、新たな目標を見つけました。

アヴァロン・アイシス、YGアコースティック・アナットリファレンスともども、私が近年聴いたスピーカーのなかでも傑作中の傑作です!

と、以上、駆け足で、ショーの印象を記してきましたが、現代オーディオ(特にスピーカー)に批判的な私をアイシスとアナットリファレンスは大いに魅了させてくれました。

こうして新鮮な驚きとともに私はショーを後にしました。
そして向かうはアキバの「ヒノ・オーディオ」・・・・・・。

ここの“ヒューガー・オートグラフ”を聴くのは、今回で4度目ですが、

「やはり、オートグラフ最高!!」

となりました。。

カラヤン/BPOの「ベト7」、クレーメル&アルゲリッチの「クロイツェル」をかけてもらいましたが、自然な楽器の質感は素晴らしく、目の前にステージが現れました!

オートグラフ万歳!!(←結局、これがオチかい?きんどーちゃん?)

と、まあ、有意義な1日でした。

07年10月8日・記
http://homepage3.nifty.com/penny-lane-12/homepage/audioessay12.html


51. 中川隆[-12413] koaQ7Jey 2018年5月12日 13:49:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13882]

JBL のフラグシップ機 DD66000 を今 世界で評価断然 No.1 の FM Acoustics の大出力アンプで爆音で鳴らしている超有名なジャズ喫茶が有りますね


Jazz Spot CANDY
http://blog.livedoor.jp/jazzspotcandy/
http://jbl.harman-japan.co.jp/soundofjbl/shop/candy/
http://tabelog.com/chiba/A1201/A120104/12007256/

千葉県千葉市稲毛区稲毛東3-10-12 
Tel 043-246-7726

jazz spot CANDY (稲毛)に行ってきました 2011-02-13


CANDYは総武線稲毛駅より徒歩2〜3分位の場所にあるジャズ喫茶です。オーディオと音のことでお世話になっているダイナミックオーディオの厚木店長が、

「ジャズ喫茶は、一関のベイシーと稲毛のキャンディーの二つに行けば充分」

と言っている名店です。

音の感想を言葉に表すと難しいですが

「一つ一つが強くはっきりとして、且つ数が多く、しかもばらばらにならず、丁度いい塩梅にブレンドされている。」

といった印象でとても心と体に染み渡りました。店内はコンクリート打ちぱなっしですが、よく音が調整され、変な音の響きも有りません。

こちらで使われているオーディオ機材は、ホームページを参考にすると次の通りで、何れもハイエンドの名機ばかりです。


LP Player EMT930ST
CD Player Studer D730
Fader Crescend 205
Power Amp FM Acoustics 801&1000
Speaker  JBL DD66000 EVEREST

しかもハイエンドのオーディオ機材を揃えても、宝の持ち腐れ的な鳴らし方をしている店が多い中、機材のポテンシャルを充分に活かし、生きたジャズオーディオを聴かせてくれます。遠方からでも足を運ぶ価値が有りますよ!
http://ameblo.jp/wfp-taka/entry-10800309277.html


721 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] : 投稿日:2008/07/13

DD66000 を駆動するアンプはFMなの?

722 : 720[] : 投稿日:2008/07/13 05:20:56ID:AJjMKhBt [1/2回]
>>721
FMのモノラルアンプです。
(バイアンプで使用。サブが FMステレオアンプのようです。)

726 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] : 投稿日:2008/07/13
>>720
そりゃあすごいですね。FMでモノラルアンプといえば 801のモノ仕様でしょうね。気が遠くなる(笑)

727 : 720[] : 投稿日:2008/07/13 16:00:21ID:AJjMKhBt [2/2回]
>>726
今発売している、ステレオサウンド誌の菅野氏の「レコード演奏家訪問」コーナーで CANDY が紹介されてますが、
FM801 のモノ仕様のFM1000 (ステサン誌から引用すると、『2オーム負荷で900Wを叩き出す大出力機』)のようです。


728 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2008/07/13

パワーだけなら 1Kw+1Kw(2Ω負荷) ブッリッジ 1.4Kw(4Ω負荷)で42800円 


FM1000のどこにそんなに金が掛かるのかよく解らん w

729 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2008/07/13

パーツの選別が半端ないと聞いたことがあるな>FM


730 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] : 投稿日:2008/07/14

プロ機はファンノイズ対策や外観に金かけずに済み、一方民生機は音の味付け(ブランド) に拘り、そこに金掛けているからじゃないのかな。


286 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] : 投稿日:2007/12/04

今は、FM Acoustics 801を2台をバイアンプで使用し JBL DD66000 EVERESTを鳴らしているが、その他に使用していないFM Acoustics 1000が1台あるように思われる。


538 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2008/01/08

CANDY、FM801で駆動しているようだね。
あれは見映えはしないが、1000万くらいはするコンシェマーのやつよりは音がいいらしいね。
駆動力のある真空管って感じらしい。

539 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2008/01/08

でも壊れやすいんだよね>FM801 
正直、よく頑張って使ってると思う。

541 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] : 投稿日:2008/01/08
>>539
CANDY、モノアンプ FM1000 を2台使用し、それぞれのSPに接続しているように思えるが・・・

ブログ読むと、たまに FM1000 をメンテに出している間、サブ(というのも凄いが)のステレオアンプ FM801 を使用しているようだ。

確かに、CANDYに行くと、使用していない FM が1台あるので、それが FM801 じゃないかと思う。


545 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2008/01/08

FM1000つうのはFM801のモノラルバージョン。
確かに壊れやすいね。俺の知人はトランジスターを熱に弱いモトローラ(スイスと違って日本暑いからね)から東芝のそれに替えて安定したね。
音質は柔らかさが後退し歯切れがますが、そう差がなく、音質を大きく決定しているのはあのモジュールだね。


766 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] : 投稿日:2008/12/16

キャンディ で1000万ぐらいかな、
それくらいする FM811 を聴いたが、プロ機の古い 801 の良さも再確認したよ。
まあ好き好きかな。店主は 801 に愛着があるようだがね。


971 : 最強スピーカ作る1[age] : 投稿日:2010/05/08 01:34:43ID:Yqifwd6P

しかし分からんのは

EMT→これは良いとして、JBLのユニット組→も良いとして、なんでFMアコースティクスなのかということだ。

某オーディオ評論家もFMアコースティクスにJBLを組み合わせていたが・・
あと66000エベレストも良く分からんし。


973 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2010/05/08

JBLのような高能率ホーン型スピーカーって小出力のアンプの方が実用音量なら良くなりそうな感じがするんだが。
なんでハイパワーマンモスアンプでみんな鳴らすんだろう。
そうしないとならないのだろか?
数Wの消費電力なら、マンモスアンプより小出力アンプで鳴らした方がアンプの歪みとかいいところで使えるはずなんだがな。
久保テックのハニワなんてトライオードの10Wくらい?のアンプで十分鳴っていたし。
だだっぴろい部屋で低能率のスピーカーを爆音で鳴らすのなら解るけどさ。

974 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2010/05/08
>>973
電源の強力なアンプの方が大体音が良い
そしてアンプの歪み率を考えると電圧を掛けた方が良くなる
但し最大出力重視設計で出力素子を大量に並列接続した物は音がヌルかったり…


975 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2010/05/09
>>973
そんな机上の話をしたって、さして意味は無いよ。
オーディオは聴いてこそ。

ちなみに、アベレージで3〜5wも入れれば十分に大音量だが、この程度でも60wの
アンプと220wのアンプでは、ピークの再生において、決定的な差が出てくる。
アベレージが5wでも、ピークでは100wとかに達するから、当然といえば当然。

976 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2010/05/09
>>975
> アベレージが5wでも、ピークでは100wとかに達するから、当然といえば当然。

まさかアベレージで4Wなんて大音量はまともに聞いてらんないよ。
2Wとか3Wとかは勿論ピークでの話ですよ。

977 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2010/05/10

DD66000 の能率って 96dBくらいですね。
100Wぶち込んで 116dB。
CANDY では普通にそのくらい出してますから。


978 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2010/05/10
>>977
そんな大音量で聞き続けてると、つんぼになるぞ


979 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2010/05/10

確かに音圧的には 2〜3W有れば充分だが、ハイパワーアンプのドシッとした音の座りの良さはまた別物。
昔 Altec A7 にサンスイ BA5000 で300Wぶち込んでる奴がいたが結構平気で聞いてたな。


772 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] : 投稿日:2009/02/05

FM の 801 は、当時 TAD の木下モドキを多く販売した蘇我の GT サウンドが、彼女に勧めました。
一週間続けざまに聴きに通ったそうです。
人の感性はさまざまで洗脳されたとは申しませんが、彼女は FM がトランジスタアンプの最高峰で唯一「生音を再生できるアンプ」と言っています。

私は FM は良いアンプですが、なま音(原音)を再生できると感じた事はありません。
むしろ、プリアンプの導入にもう一度チャレンジし欲しいと願ってます。


787 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] : 投稿日:2009/02/27

CANDYの 機器レイアウトだとプリアンプ選びは難しそうですね。
パワーアンプまで10m強はありそうです。

788 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 投稿日:2009/02/27

バランスケーブルで延ばせば何の問題も無いと思うけどな。
お金あるんだったら、肺炎度を買えばいいし、無ければフェーズテックのCA-3でいいと思うけどな。あのフェーダーをアンバランスで長いこと引き回して、よく使っていると思う。

775 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] : 投稿日:2009/02/05 20:14:24ID:vnVYvMiE [1/1回]
>>772
プリアンプの導入、賛成です。
店主は頻繁にライブ演奏を催してますね。
それといつも比較してオーディオの出音に違和感がないと感じているのでしょう。
あの SP には疑問府がつきますが、、、、、、
http://www.logsoku.com/r/pav/1169556508/
 


夜には稲毛のキャンディに初めて訪れました。
http://blogs.yahoo.co.jp/supt11g/GALLERY/show_image.html?id=9060953&no=0

JBL の DD66000 を導入しているジャズ喫茶で有名です。


ただ私の今まで聴いた経験では DD66000 は高音が硬くてつらいイメージがあるのであまりいいイメージがありませんが、FM の組み合わせでどのような音をだしているのか楽しみに訪れました。


店内はコンクリートの打ちっぱなしです。ママさんが一人で切り盛りしていますが、穏やかで清潔な印象です。男性マスターの狭くて汚いジャズ喫茶のイメージでは無いですね。


http://blogs.yahoo.co.jp/supt11g/GALLERY/show_image.html?id=9060953&no=1


音のほうですが、残念ながら DD66000 のイメージを覆すものではなかったです。


硬い高音とルームアコースティックがコンクリの打ちっぱなしのため低音が場所によってかなり違います。私のいた壁際はボワンボワンですし、場所によってはかなり痩せて聴こえます。柱状拡散装置などやコーナーの吸音体などかなり頑張っているのはわかるんですけどね。この空間に 38CMダブルウーファーは厳しいと思います。


ただお店で流れている音楽をよりらしく聴かせるならば、古い JBL 38cmシングルとマッキンのほうがいいんじゃないかな〜


音はこんな感じなんですが、ママさんのフレンドリーな積極とお店の雰囲気、そしてボワンボワンの低音がうるさい高音(笑をマスキングして居心地は良かったです。

今後も頑張って千葉のジャズ文化の拠点として頑張ってほしいですね。


コメント


JBLの66000は聞いたことがありませんでしたが、硬い音なのですか!
最高峰のJBLのSPですから、ご用評論家は決して悪口を書きませんので、おおいに参考になりました。

大昔の 4343 のジャンク品を入手しまして、ウーハーを TAD に載せ替えたり、ネットワークに一部手を入れたり、ホーンを別のモノにしたりと大改造して、やっと音楽的にまとまりました。

JBL の基本性能はすばらしいのですが、どうもまとめ方がイマイチのように感じています。
2011/7/14(木) 午前 10:24 [ sh0*01a* ]


所有していない人は皆 66000 の音をけなすのですが、所有者の方はみな褒めちぎるという不思議なSPです(笑 9500 もそうですがウッドではないホーンスピーカーは癖が強すぎると感じています。

吊るしの 43系はあまりいい印象はありませんが、改造されまとまった状態はすばらしいのでしょうね。
2011/7/14(木) 午後 5:21 [ しんた ]
http://blogs.yahoo.co.jp/supt11g/9060953.html


ココのJAZZ喫茶最高! ©2ch.net

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/01/31(日) 09:36:35.37 ID:zdPfMP8x

キャンディーへ逝け!


69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/01(月) 23:56:43.48 ID:q4N8CVOo

とても疲れる音だった

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/02(火) 17:29:42.57 ID:ugwYUMFW
>>69
コンクリ部屋で38cm4発はキツいよね
俺は静かに30分で退散してきたよ

まあ、アレがママさんのサウンドなんだから外野がとやかく言う事ではないけどね…
音の良いジャズ喫茶っていったいどこにあるんかねぇ


74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/02(火) 18:13:17.12 ID:7yNV/wva
>>69
あれは回転良くしたいからかなあとか思ってたw

ホント30分位で限界来るからw
ライブの日でも3時間位は聴いてるんでしょう?ママさんは
凄い精神力だと思うよ

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/12/05(土) 13:33:33.38 ID:th4CeiL

最新の JBLが聴けるのはあそこだけだと思う
アンプはFMアコースティックスだしなぁ
オレが昔聴きに行った時の音は・・・ まだ馴らしがすんでいなかった、というコトにしておこう


90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/27(土) 13:03:14.70 ID:AOt6aEt7

ここ最高とは逆だけど稲毛のC は最低だった...。


92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/27(土) 13:42:43.11 ID:3wl9VFyY
>>90
誰が言ったか知らないが日本で三本指に入る音の良いジャズ喫茶なんだぜ?
デカイ音 三本指じゃねぇのかと思うけど…

デカイ音三本指なら稲毛C 一関B 今はなき浅草G かな


93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/27(土) 21:39:45.32 ID:NdHYN2Ij

3本の指が入るの間違いじゃねえの?
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1448778622/

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/26(金) 23:56:48 ID:79bsM6JH

千葉のCANDYっていうジャズ喫茶でエベレストを鳴らしてますよ。
現行器ではないが FM1000・801とFMアンプオンリーですた。


832 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/02(月) 00:55:01.00 ID:Sonog6aQ

CANDYの機器構成は以下。

LPプレーヤーはEMT930ST。

SPはJBLDD66000。

FM Acousticsのプロ仕様 801 & 1000(801x2)。

CDプレーヤーは STUDERD730、

イルンゴオーディオのフェーダーを使用。


168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/30(火) 22:39:13 ID:4uUCWsS/

FMについてだけど

パワーも良いけど FM じゃなければダメってほどでもないと思う、
プリのほうがより魅力的だと思うけどどう? 255 欲しい。


173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/30(火) 23:41:28 ID:U2nODUKV
>>168
へー、俺はどちらかというと逆に見えるな。

801A はしばらく借りたことあったけどとてもよかったな。
どの程度のスペックなのか全然知らないけど、なにより音に欠点がなかった。
あ、唯一は置き場所が近いとファンの音が若干気になる事くらいか。
本気で置いたままにしてほしかった。。。


186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/02(木) 23:05:47 ID:HGUywIe0

168氏が聴かれたパワーアンプは?

FMの真髄はやはり800系にあると思う。
173氏の聴かれた801はコンシェマの810や811
と比べて、より真空管の音だと分かるね。

Candyの店主もそう言っていたよ。


239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 18:48:48 ID:VSgyIIG/
>>FMは薄味の音

パワーアンプではそう感じますね。


240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 20:59:07 ID:0Bg9vrqG
>>239
近くなら千葉の稲毛にあるJazz Spot CANDYに聴きにいったら?


243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 23:30:59 ID:OVJYEG+y
>>240
行ったことあります。薄味の音です


245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/09(水) 00:04:06 ID:zHFInTyM

FM の薄いということはない、FM の音は軽い
しかもそれは二階席最前列で聴けるような低音が遠くまで軽く飛ぶような音だ

ああいう音を出したい人にはあれ以外のアンプがあるかどうかと聞かれると正直、答えに困る
コンサートに足繁く通う人、生の音をよく知ってるにとっては指折りの音だよ


246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/09(水) 00:44:14 ID:uWBF2y9N

>FMの薄いということはない、FMの音は軽い

言葉は違えど感覚的には似たようなことなのかもね?


247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/09(水) 05:25:08 ID:RbSXof+f

軽い薄いじゃなく速いという話ではないの?


248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/09(水) 16:14:35 ID:Gk2Je1Ls

FMは薄味、軽くて速い音といった意見が出てるがいずれもまとはずれじゃない。
要するに平凡な自然に近い音が好きかどうかということだど?

JBL DD66000 を鳴らすならもっとよいアンプは当然ある

CANDY には、もっとよいアンプを入れて DD66000 のポテンシャルを引き出してもらいたい

ただ、FM1000 を残して DD66000 を別のSPに変えると
JAZZ喫茶として客が呼べるかどうかちょっと いやかなり疑問かも


289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 12:24:54 ID:qVosg8ER
>>240
CANDYのオーナーの書いた記事読むと、パワーアンプがしょっちゅう故障してるらしいけど、いくら電源入れっぱなしとはいってもそんな頻繁に故障するものなの?

ベイシーの店主の本では、プレーヤー以外の故障なんてほとんど出てこない


290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 10:49:55 ID:JkNIPEhW

あの記事読んだけど JBL DD66000 中心の構成だったよね
言わなくてもいい故障をばらしてるとこみるとやっぱ FM はあまり良くないのかもな・・
上でも出てたけど DD66000 鳴らすなら LEVINSON とかいくらでも選択肢はあるけどな


407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/22(金) 13:50:54 ID:sywfbSpZ

Candy の FM1000 や 801 は AXISS じゃなくて、別のところで修理してもらってるみたい。


408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/23(土) 08:23:03 ID:61mRB8SN

やはりそうだったか
でもなんとなく安心したというか熱き心ある電気屋さんに修理してもらって
今日も元気に魂ゆさぶる JAZZ 聴いて頂戴って感じでよろしいんじゃないでしょうか
修理するたびに60まそもかかってたら JAL みたに潰れると思うよ

けど、JAZZ なら FM はないよ


409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/01(月) 15:42:55 ID:zVdKhgjX

過去に本国に送って、OH や整備、しているようだ。
しかし、送料以外に、40から50万円はかかえるようだ。


826 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/30(土) 13:20:57.73 ID:S8qOVSqI

稲毛のCANDYへ行ってみた・・・
一聴 凄いと思えたが・・・しだいに疲れてきた
何でしょうね あの疲れる音は。。。


827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/30(土) 13:32:46.57 ID:WlFdYFOi

音量大き過ぎ


828 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/30(土) 16:15:04.70 ID:09jRve5X

本当にバランスが良ければ大音量で長時間でも疲れない


831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/30(土) 20:23:44.43 ID:S8qOVSqI
≫826です
音量には問題ないのですが
トゲがあると言おうか 妙にドライと言おうか
やはりバランスが少し特異なのですかね 


846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/21(火) 19:24:15.61 ID:OBL79NjN
>>826
candy は内装がコンクリの打ちっぱなしになってて音がめちゃ響いて少しうるさいんだよね
そこに JBL 入れてるからうるさく感じる
店の構造の問題だと思うな


503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/18(月) 17:28:22 ID:9Me8EPkO

canndyの女店主に、エベレストと 801 の組み合わせで聴かせてもらったけど、
音は酷かったよ。


505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/19(火) 20:22:40 ID:JnYpzP

FX811 と 801 をツンボ店主とツンボ客たちが一緒に比較試聴したが、どちらもそれぞれ良さがあってOKというツンボ結果に。(笑
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1240449248/

▲△▽▼

FM Acoustics FM801A 

型式 メインアンプ FM801A
出力(r.m.s、チャンネル当り) 2Ω=850W、4Ω=600W、 8Ω=400W
周波数特性(50W出力時) 5Hz〜300kHz -3dB
ダンピングファクター 最大 800
モード stereo、mono、null
外形寸法 幅483×高さ110×奥行254mm
重量 29kg
http://amp8.com/tr-amp/foreign/fm-acous/fm801a.htm


FM ACOUSTICS  FM801 比較試聴 2011/2/6
https://blogs.yahoo.co.jp/supt11g/7572357.html

ちらほら店内を見ていると珍しいアンプを発見です。それはFM ACOUSTICS(以下FM)の FM801 でちょうど修理が完了したものでした。

このアンプはFMの業務用だそうでコンシューマーの FM711 と同等の能力だそうです。
有名どころでは稲毛のキャンディにも置いてあるようですね。
私もFMのアンプは世間での評判や訪問宅で聴いたことがありますが、実際にじっくり聴きくらべはしたことがありませんでした。
「お願〜い、聴かせて〜ん」と甘えさせてもらい、ゆっくり比較試聴をさせてもらいました。

比較するパワーはアキュフェーズの M-6000,プリは C-3800 といういつものラインナップです。

簡潔にM-6000と比べると

利点
音が柔らかくて美音、いわゆる艶のある音がする(使用者によると通電してから2時間までは落ち着かないらしい)。
中高域は出来の良い真空管アンプのような感じ。
だが真空管アンプにありがちな解像度の低下や低域のふくらみを感じない。
個人的には高録音のヨーロッパ系ジャズなんかをおしゃれに楽しく再生するには最高なのではないかと感じました。
TADでこの手のおしゃれなジャズを聴く人にはおススメのアンプです。

欠点
まずファンがかなりうるさいです。
またそれなりの味付けを感じるので、長期間使っているうちに鼻につくかもしれません。
音的には事前の世間の評価そのままという感じです。
ぱっと聴くと美音なのでお!っと魅かれるのですが、どうもそのお上品さ加減が気に障るというか音の本質をごまかしているような感じも無くはないです。
ですがこれが大好きという人の気持ちもわかる音色ではあります。
さて一通り試聴を終えた後はかつて代理店であったGT店主のオーディオ歴史話(FM暗黒史)がはじまったのですが、問題ありすぎてここでは書けません(笑う   残念!!!

結論としては、音以外の全てに問題ありすぎるメーカーなので個人的には全く使う気は起こりませんが、TADやレイオーディオのユーザーでパトロン気質がある大金持ちの人にはおススメです。さすがかつて推奨アンプに選ばれただけのことはありますよ。

コメント

>ありがちな解像度の低下や低域のふくらみを感じない

本論から外れますがこれを気がつかない人が意外に多くいることに驚きます
2011/2/6(日) 午後 10:10 flattwin

そうですね、人によって注意が行くところはずいぶん違うときがあるようです。
2011/2/6(日) 午後 11:53 [ しんた ]

私はResolution Seriesを使ってるのですが、FMの音は好みで別れると思います。
Resolution Seriesはパワーを生かすにはFMのプリを使うと本来の音が聴けるでしょう。
価格が高いのと修理代が高いので一般には薦められませんが、はまると病みつきです。
2011/2/8(火) 午前 0:08 [ 大佐 ]

Syuさん、こんにちは。私もFMの音は素晴らしいな〜と思いました。ただ値段とアフターが厳しすぎますね。
私は基本ずぼらなのでメンドクサイもの、不安定なものは選択しないんですよ。趣味としては FM のアンプも十分ありだとは思うんですけど…
https://blogs.yahoo.co.jp/supt11g/7572357.html

FM Acoustics FM266 2005-12-27

 FM Acousticsは、今年2005年のインターナショナル・オーディオ・ショーで lumen white diamond light とのセットでの実演を聴いた。

甘ったるい音という印象だった。
ディテールまで分析的に聴かなかったし、それが FM Acoustics の音なのか lumen white の音なのかも分からなかったが、とにかく甘ったるい音という強い印象を持った。
思えば贅沢なセットであった。

 ヌルッとしたあま〜い音。
この日の試聴も先入観が手伝ってか、第一印象は同じような音に聴こえた。
そうかこの甘さは FM Acoustics の音だったのか、そう思った。

何がどう甘いのかよく聴いてみる。

 まず、それぞれの音の出だしがエッジのないヌルッとした出かた、そしてそのままヌルヌルッと長く尾を引く。
楽器にローションを塗ったかのようだ。音にアタック感がなく、切れが悪く、そのせいかテンポがゆっくりと聴こえる。
まるで別アレンジの曲を聴いているような気になる。体の力が抜け、けだるくなるような音。
寝る前に聴くにはいいかもしれないが、朝一番には聴きたくない音。

 しかし、しばらく聴いて慣れてくると、悪い印象は薄れ、なんとも艶やかに聴こえてきた。
ヴァイオリンの弦の響きなどは、まるで光沢を放っているかのようにツヤツヤと美しく心地よい。
コーラスの声も若々しく張りがありツルツルだ。
だんだん聴き惚れてくる。

 ヌルヌル、ツヤツヤ、ツルツルといった印象だが、何かごまかしているということではなく、解像度もあり、微弱音の表現もしっかりしていて、密度が高い。

 場がにぎやかな感じがするのだが、Metronome PA1 Signature と比較すると分かりやすいだろうか。PA1 は、倍音成分の響きが多く、霧のように場全体を満たす。FMは主音に伴う倍音よりもむしろ残響音が長く尾を引く。霧のような感じではなく、いく筋もの水の流れがそこにあるよう。音と無音がはっきりとしてノイズフロアは低い。かえって分かりにくい比較かな?

 ここで頭に入れておきたいのは、マスタークロックOCXの設定が176.4kHzであることと、P-03がPCMをDSDにコンバートし、D-03にてDSDをDA変換している点だ。つまり、音が高密度になり、ツルツル感が倍増されていると考えられる。その分は割り引いて聴かないといけない、けどそんなこと難しいか。

 とにかくFMはハマると抜け出せなくなるような麻薬的な魅力、ということがよく分かった。自分はお金持ちじゃない、という意識をしっかり持っていれば大丈夫なハズだ!

 エキシビションのFM Acousticsにちょっと力が入ってしまったが、いよいよ本戦に望もう。

 その前にちょいと余談。最初、JM Lab Altoは久しぶりの音出しで、SPがまだ硬いとのことであった。確かにウーファーの動きが鈍いようで、低域の音がボワボワ。それを指摘すると、ちょっと待てとのことで、ベースを強調した曲を1曲、相当な大音量で再生し始めた。見ているとウーファーが2〜3cmほども動いている。すごい。こんな大音量、うちのマンションでは到底出せない。

 1曲終わった後試聴に戻ったが、驚くほど低域のスピードが速く軽やかに変わっていた。低域ばかりか高域も引っかかりが取れスムーズ。エイジングとか暖機運転とか大切なんだなぁ。新品のSPで早く音出しをしたいときは、指でエッジをマッサージすると効果があるなどと教えていただいた。へぇ〜。
http://hei30per.blog34.fc2.com/blog-entry-27.html

詳細は

FM ACOUSTICS|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10078694024.html

ボッタクリ アンプ _ FM Acoustics の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/754.html


52. 中川隆[-13535] koaQ7Jey 2018年7月01日 16:19:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16300]

ゲルマン民族であるイギリス人は音楽への豊かな文化があるが吝嗇家で有名で、日本で云うエントリークラスの小型スピーカーと薄型アンプしか売れない。

そうやってコツコツと貯めたお金は長期のバケーションでパーッと一気に使う

英国のハイエンド製品はほぼ輸出用である。国民性による価値観の違い。


53. 中川隆[-13433] koaQ7Jey 2018年7月10日 09:20:10 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16429]

ケーブルのお薦め品


アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) BELDEN 8412 
アメリカ録音の再生用 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/878.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) VITAL VAM-265
デッカ、EMI等のイギリス録音の再生用   
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/879.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) neumann ケーブル
ドイツ・グラモフォン等のヨーロッパ録音の再生用
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/880.html

スピーカケーブル BELDEN 8460 (撚線, 18GA, 0.823mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/885.html

スピーカケーブル BELDEN 8470 (撚線, 16GA, 1.309mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/886.html

スピーカケーブル BELDEN 8473 (撚線, 14GA, 2.081mm2) 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/887.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 18GA (撚線、 0.823mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/882.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 16GA (撚線, 1.309 mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/883.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 14GA (撚線, 2.081 mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/884.html

スピーカー・パワーアンプ切り替えにはノイトリック社 スピコンを使おう
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/888.html

音がわからないアホ・オーディオマニアが良く引用する「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/881.html


54. 中川隆[-13535] koaQ7Jey 2018年9月30日 07:10:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18916] 報告

ヤフオク! - アンプ - 「EAR」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search;_ylt=A7dPDi01WVxa1w8AAiR8WDd8?p=EAR&aq=-1&oq=&fixed=0&ei=UTF-8&slider=0&tab_ex=commerce&auccat=23792&x=0&y=0

ヤフオク! - オーディオ機器 - 「EAR」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?auccat=23764&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=1&p=EAR&fixed=0&x=0&y=0

中古オーディオ通販のショップアフロオーディオ横浜
メーカー:EAR 検索結果
http://afroaudio.jp/products/list.php?transactionid=5212e33e81cbe3bc3de2962765df86e94bad1dfd&mode=search&category_id=&maker_id=220&name=&price_min=&price_max=

55. 中川隆[-13465] koaQ7Jey 2018年10月03日 12:22:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18973] 報告

ティム・パラヴィッチーニが LUXMAN MB-300を「あれは俺が作ったんだよ!」

貴重な話を聞きました

56. 中川隆[-13454] koaQ7Jey 2018年10月04日 06:14:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18997] 報告

LUXMAN MB-300 モノラルアンプ
定価: ペア 1,300,000円
日本 1984年発売

WesternElectric/300B使用の希少なモノラルアンプ。
300Bシングルながら8Wもの出力を稼ぎ出す名機です。
LUXMANらしいマイルドな質感に、300Bの瑞々しさが加わった美音で楽器や声の実在感は天下逸品。

主な仕様:
ランス結合 
シングル 出力8W 
使用真空管 6AQ8/12BH7A/5U4G/WE300B 
寸法W410×H205×D255mm 重量20.5kg
https://www.hifido.co.jp/sold/16-06587-03873-50.html


LUXMAN MB-300 は、メーカーがお金をかけすぎて、製造終了時、最後まで原価価格が分からなかったという代物です。

米、WE社の300B真空管を使用。
このアンプ広帯域を再生する目的ではなく、中域の厚みが素晴らしくボーカルを再生するのに力が入っている様子。ボーカルミュージシャンが目の前にいる様な感覚を与えてくれます。
http://www.kobutu.com/6964

2007/1/4 幻の銘機 LUXMAN MB-300

 「隠れた銘機」あるいは「幻の銘機」と呼ばれるオーディオ機器がある。今日は私が見たことも聞いたこともなかった銘機に出会うことができた。もっとも私の浅いオーディオ歴と乏しいオーディオ知識からして、私が全く知らない銘機は星の数ほどあるのであろうが・・・それはおいておいて、今日出会った「隠れた銘機」は LUXMAN MB-300 である。

 MB-300は真空管のモノラルパワーアンプ。WE300Bを出力管に用いており、20年以上前のモデルである。そのデザインはとても美しく気高さすら感じる。LUXMANというメーカー、正直に言うとノーマークであった。最近、創立記念として最高級のプリアンプとパワーアンプを出したことは雑誌の記事で知っているが、聴いたことはなかった。しかも、20年以上前の真空管のパワーアンプとなれば全く関心の対象外であったのである。

 出会った場所は、オルフィさんのリスニングルームである。今日は仕事を午前中で切り上げ、オルフィさんのお宅にお邪魔した。私の自宅から車で1時間ちょっとの距離である。オルフィさんのお宅はどこか懐かしさを感じる純和風の建物で、リスニングルームは2階にあり、縦に長い部屋である。その周囲及び天井はQRDのパネルで完全武装されており、音の響きに対する対策は念入りに行われている。

 部屋に入るとソナスファベールのガルネリオマージュが凛とした姿ですくっとたっている。背筋が伸びた良い姿勢である。見ていて本当に気持ちの良いスピーカーである。そして予想に反してそのスピーカーの間の後方には4台のLUXMAN MB-300が陣取っていた。実は先日オルフィさんとお会いした時にグラスマスターのSD-2を購入されたと伺っていたので、てっきりガルネリの間にはSD-2の見目麗しい姿が並んでいるだろうと予想していたのである。

 そのSD-2は部屋の脇に置かれていた。その美しい姿はどこか寂しげであった。「えっ!SD-2ではない・・・このLUXMANってそんなに凄いの?」と内心思った。なにせSD-2はハイエンド真空管パワーアンプの雄であると思っていたのである。そのSD-2と争って主役の座を守っているというのであるから、LUXMANも侮れない。

 そして、その音を聞いて「そうでしょう・・・そうでしょう・・・このMB-300の音はまさに王者の風格、玉座を譲ることはないであろう。」と納得したのである。モノラルパワーアンプ4台を使ってのバイアンンプ駆動。このバイアンプ駆動もそうでない場合と比べて全く別格の音を奏でてくれる。
 
 MB-300を4台使ってのバイアンプ駆動でのガルネリはそれはそれは素晴らしい音を奏でてくれる。得意中の得意の弦楽器はもとよりピアノも女性ボーカルもオーケストラも滑らかで密度感のある音色で音の厚みや実体感も充分ある。そして空間表現においても、リスニングルームとしては決して豊かな空間が確保できているわけではないにもかかわらず、ホールの空間を感じさせる広がりと奥行き感が出ている。

 送り出しはワイスのペアでプリはFMアコースティックス。ガルネリはユニットをキャビネットに取り付けているネジをチタンに換え、内部配線もプラチナに変更。プリは2度クライオ処理をするという念の入れようである。電源にも様々な対策が施され、ケーブルはSTEALTHが多用されている。まさに抜かりがなく緻密な構成である。

 「緻密」この言葉がまさにピッタリのシステムと音である。ガルネリでビバルディが素晴らしいのは比較的予想がつくが、マーラーの交響曲第2番第1楽章を素晴らしい躍動感で鳴らしきったのには感服した。約4時間ほどの間に様々な実験も行った。とても興味深い実験の連続であった。その詳細は明日にでも・・・

コメント

2007/1/5 22:26 投稿者:tao
オルフィさん昨日はありがとうございました。
MB-300の前段が TELEFUNKEN によりさらに魅力的になるとどうなるのでしょう?
ぜひ、聴いてみたいですね。
最後に聞いたマーラーの音が脳裏に焼き付いて離れなくて困っています。



2007/1/5 1:56 投稿者:オルフィ
今日はお忙しい所、お疲れ様でした^^
大体4時間ぐらいの音楽鑑賞でしたが時間が短く感じましたが楽しかったです♪
グラマスのSD-2もいいアンプですが
LUXMANのMB-300はそれ以上に魅力ある音を奏でる管球アンプでしたよね?

MB-300によるバイアンプの魅力も十分に感じて頂けて良かったです♪

ガルネリはバイアンプで鳴らしたらジャンパーには戻れなくなります(笑
taoさんが持ってきて頂いたCDはどれも良くどっぷり浸れてました!
狭い空間でもホール感のような広がりが感じられましたよね。

次回、来られる時は手前のMB-300にもセラベースがセットされて、
MB-300の全ての前段が松下の6AQ8からTELEFUNKENのECC85に入れ替わった
状態で音楽をお聴かせ出きると思います。
http://moon.ap.teacup.com/tao7637/306.html



▲△▽▼


ラックスマン、銘機「MB-300」をモチーフにした管球ステレオパワーアンプ「MQ-300」(2015/9/18 11:35)
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/721862.html

 ラックスマンは、直熱三極管「TA-300B」を搭載したステレオパワーアンプ「MQ-300」を10月下旬に発売する。価格は160万円。カラーはシルバーヘアライン。


ステレオパワーアンプ「MQ-300

 1984年に発売された真空管モノラルパワーアンプ「MB-300」(当時ペア110万円)の外観デザインや基本的な回路構成をモチーフにしながら、現代の最新パーツを投入。設計も新たに行なったモデル。出力管には、高槻電器工業製のTA-300Bを使っている。

 回路は、6SN7GTBのパラレル接続2段による電圧増幅ブロックと、ラックスマン・オリジナルのオイルコンデンサで結合された300Bシングルのパワーブロックを採用。全体を無帰還とすることで、「数値上の大出力やハイファイ性能よりも300Bの特質を生かした、ナチュラルで音楽性にあふれる音調を実現した」という。出力は8W×2ch(4/8/16Ω)。

 電圧増幅段の6SN7GTBとTA-300Bには、ハムの発生を抑えるヒーター直流点火方式を採用。整流管には、内部インピーダンスが低くレギュレーション性能の高い傍熱管「5AR4」を使っている。

 カソード抵抗には、伝送信号に有害な誘導成分を発生しない、米デールの無誘導メタルクラッド抵抗を採用。最大出力時にも全帯域で均一なエネルギーバランスを実現するために、大型のオリエントカットコアを採用した大容量出力トランスを搭載している。

 チョークコイルには、低磁心損失・低磁歪の特徴を持つファインメットコア材を採用。電源トランスの2次側巻線を含む整流管、チョークコイル、ブロックコンデンサを左右完全独立とすることで、チャンネル干渉を抑えている。

 デザインはMB-300をモチーフに、トランスケースや銘板、ピアノ塗装仕上げのウォールナット木枠など、細部にこだわった仕上げ。1.6mm厚の鋼鉄製シャーシと2mm厚の底板、12mm厚のアルミ押出材トップパネルを組み合わせ、シャーシの剛性を高めている。脚部はグラデーション鋳鉄製レッグ。

 入力端子はRCA×1系統で、銅の導電率と真鍮の硬度を併せ持つというカッパーアロイ製。スピーカーターミナルは、スピーカーのインピーダンスに合わせて4、8、16Ωそれぞれに大型したたんしを備えている。ACインレットには、非磁性ニッケル処理と金メッキを採用。電源ケーブルは、ノンツイスト構造の3.5mm2高純度OFC線と金メッキ仕上げのプラグを採用したJPA-15000を同梱する。

 消費電力は160W。外形寸法は460×340×237mm(幅×奥行き×高さ)、重量は29kg。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/721862.html

57. 中川隆[-13401] koaQ7Jey 2018年11月02日 11:27:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19834] 報告

TAMURA や TANGOのトランスフォーマーを使ったアンプはその時点で EAR より格下の音しか出ない。

真空管アンプの音質の7割はトランスによって左右されてしまう為。EAR のアンプは安い汎用部品やプリント基板で構成されているが、真空管は自作勢も多く、EAR の初期のプリメインは中古で十数万で買えるので、EAR のトランスだけ取り外して使う自作派もいる。

EARトランスは現代的で洗練され、かつ官能性も高いので人気があるが、線が細くハイプレッシャーサウンドからは遠いので JBL にはミスマッチ。

ティム・パラヴィチーニが雑誌インタビューで「私のトランスだけ使っても EAR の音にはならない」とわざわざ言及。

プリント基板を使った製品は真空管のマニアからは格下に見られるので、真空管を熟知した人はアンプの中身を見てプリント基板が使われていたら即座に興味を失ってしまう。だけど TAMURA よりも EAR の方が現実として音は良いので、手配線で高価なパーツを使えばと考える訳です。

ちなみにTAMURA>>TANGO。


58. 中川隆[-12996] koaQ7Jey 2019年1月15日 06:16:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-22225] 報告

ヤフオク! - 「EAR acute」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=1&p=EAR+acute&fixed=0&x=0&y=0

ヤフオク! - 「EAR acute」の落札相場 - 中古品(終了分)


EAR Acute//ピックアップ新品交換品//英国製 真空管+トランス増幅段//パワーAMP直結駆動 発売価格¥880,000
出品者at160ml(評価)
175,000円

EAR Acute CDプレーヤー 真空管式
出品者rask412(評価)
カテゴリ オーディオ機器 > CDデッキ > 一般
205,000円


EAR Acute2//英国製 真空管+トランス増幅段//パワーAMP直結可 発売価格¥880,000 
出品者at160ml(評価)
224,000円

美品 EAR ACUTE 真空管式CDプレーヤー 英国製 ヨシノトレーディング正規品 リモコン付き △ 541AC-2
出品者toomookaanaa(評価)
204,000円

https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?p=EAR+acute&va=EAR+acute&b=1&n=20&slider=undefined

59. 中川隆[-10445] koaQ7Jey 2019年5月16日 20:15:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1854] 報告


現在、マジコA3を鳴らす真空管アンプと言えば、Tim de Paravicini氏のEARでしょう。

と言うわけで、真空管プリアンプのEAR 864とEL34のプッシュプルパワーアンプEAR 534を置いているのです。

以前使用していた、EAR 861は、と言うと、出力段の 真空管、EL309がヨシノトレーディングにも無くなったため、メンテナンスが出来ない状況となってしまい、その代わりがこのEAR 534なのです。

サウンド的にはEAR 534の方が少し低域側にシフトして、 野太い印象。
しかし基本的にはTim de Paravicini氏のEARサウンドを受け継いでいて、濃厚でありながら みずみずしい中高域、しなやかで懐の深い低域が見事です。

ちなみに現在、Tim de Paravicini氏は300Bのパワーアンプを試作しているとの情報がありました。

また、ヨシノトレーディングは、Tim de Paravicini氏の奥さまの郷里に一緒に住まわれている ようで、ヨシノトレーディングの本社は、拙宅から車で2時間ほどの、福岡県朝倉市秋月今小路307に移転しています。
http://www.kusunoki.jp/audio/audiohistory/AudioSystem2019/audiohistory20190501.html

A3 MAGICO - エレクトリ

価格: 1,500,000 円 (2本1組 税別、送料別途)

MAGICOは、より手頃な価格帯の製品をラインナップに加えたいと考え続けていました。この目標を達成するコスト削減のための様々な方法と研究とテストを繰り返してきましたが、今まで結果は常に”M” マークの意味を満たすには足りませんでした。MAGICOは、自信を持って今ここに”A3” を発表します。MAGICOの蓄積した技術とノウハウを惜しみなく投入した”A3” は、幅広いカスタマーが導入可能な”M” マークを有するMAGICO製スピーカーです。


ツィーター

新設計の28mm ベリリウム振動板採用。ドーム表面形状は、2014 年に発表された限定モデル『M Project』のツィーターを基本設計プラットフォームにしています。専用設計のネオジウムマグネット磁気回路は、最新のダンピング素材を使ったバックチャンバー内に収納され、ボイスコイルの正確なストロークにより、超低歪みと高いパワーハンドリングを実現しています。

ミッドレンジ / ウーファー

1個の6インチ径ミッドレンジと2個の7インチ径ウーファーには、新しいGen 8 Magico Nano-Tec コーンユニットが採用されています。振動板表面にナノグラフェン(XG Nanographene)を使用した超硬マルチウォールカーボンファイバー織布(Multi-Wall carbon fiber)により理想的な重量強度比で新設計されました。

ユニットフレームも同様に剛性とダンピング(減衰)の最適な組み合わせをシュミレーションしています。その結果、エアーフローを最大にしながらも歪みに繋がる固有振動モードの最小化に成功しました。新たなオーバーハング型(ギャップの深さよりも長いボイスコイル長を持つ構造)でネオジウムマグネット採用の非常に強力な磁気回路は、超安定磁場を生み出し75mm 径ピュアチタニウム・ボイスコイルボビンの正確なピストンモーションを約束します。

ミッドレンジとウーファーに使用されているユニットは、周波数領域と時間領域の両方において最新の有限要素解析(FEA) を用いてデザインされてます。この解析方法は、製品の構造または性質における潜在的な問題や既知の問題を特定して、それらの解決を目的としてバーチャル環境でのシュミレーションを行います。具体的には、複数の要素( 音響、構造、電磁、温度) における挙動を包括的な単一プラットフォーム上でシュミレーションします。

クロスオーバー

すべての4つのドライバーは、ドイツのムンドルフ製パーツによって構成されたMAGICO独自のクロスオーバートポロジー(Elliptical Symmetry Crossover Topology)によってコントロールされ、リスニングルームにおいて最高の音楽再生を実現します。そのネットワークは、24dB オクターブ Linkwitz-Riley フィルターを備え、位相リニアリティーを確保しつつ、混変調歪みを減少させ、再生周波数帯域を最大限に広げることに可能にしました。

エンクロージャー / ブレーシング内部構造

すべてのMAGICO製スピーカー共通の強固な密閉型エンクロージャーは、MAGICOエンジニアリングの代名詞と言えます。A3 エンクロージャーは、同じ素材、同じ職人技、類似したデザインとディテールから、シンプルなQ シリーズデザインとも言えます。エンクロージャー素材は、Q シリーズ用に開発されたエンクロージャと全く同じ6061 T6 航空機グレードのアルミニウムで作られています。ブレースを多用した複雑な内部構造は、エレガントなブラシ加工を施されたブラックアルマイト” スキン” と呼ばれる外装材と結合され密閉型エンクロージャーを形造っています。


仕様

ユニット
1 x 28mm MB7 Beryllium Dome
1 x 6” Midrange Graphene Nano Tec
2 x 7” Bass Graphene Nano Tec

能率 88dB
インピーダンス 4ohms
再生周波数帯域 22Hz ‒ 50kHz
推奨パワー 50 Watts 以上
外形寸法 112.6cm(H) x 32.9cm(D) x 27.3cm(W)
重量 50Kg

備考 スパイク付属、送料別途
別売オプション グリル(サランネット) 80,000円(ペア、税別)
A POD 8(アップグレードスパイク) 230,000円(8本1組、税別)
https://www.electori.co.jp/magico/A3.html

60. 中川隆[-9772] koaQ7Jey 2019年6月07日 17:58:15 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2669] 報告


ヨシノトレーディング株式会社
EARの製造中止及び休止モデルの修理に関して


EAR859 / EAR869 / EAR861

使用出力管 EL509(519) /6KG6、PL509(519)/40KG6 、またはEL309

※同じ真空管名でも形状が異なる場合がありますのでご注意ください。

EAR890 / EAR899

使用真空管 KT90

上記の使用出力管に関しまして、現在入手が既に非常に困難になっている状況です。このため、弊社にて上記使用真空管の交換を伴う修理は終了とさせていただきます。

ただし、市場に流通している該当真空管を直接お客様側でご用意頂き、お送りいただければ弊社サービスにて交換作業を行うことも可能です。但し、真空管については保証の対象外となりますので予めご了承ください。

※ご注意:EAR 861 の場合は必ず形式の同じタイプを2本セット(例. PL509 x2/EL519 x2)でお送り下さい。(1つのチャンネルに特性の異なるPL509とEL519を取付けることは出来ません。)

尚、現行のEAR509に関しましては、引き続き修理対応をさせていただきます。
https://www.yoshinotrading.jp/customer-support/ear859-869-861-890-899-repair/

61. 中川隆[-13130] koaQ7Jey 2020年3月04日 11:43:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[402] 報告
「真空管アンプと音の響きについて」のネット記事の紹介
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/2c67fa684e71ad82afe94a6cfedd509c

「真空管アンプは、真空管の差し替えで音が変わります。最近私は真空管アンプに注目していますが、それは音源がPC/ネットワークオーディオになると、ますます潤いや音を作る楽しみが小さくなってしまうからです。

たしかに、PC/ネットワークオーディオでもケーブルを変えたり、再生ソフトを変えると音が変わるのですが、カートリッジの交換だけで1枚のレコードがまるで違う歌のように雰囲気までがらりと変わってしまったアナログ時代の音の変化とは、何かが根本的に何か違うように感じています。

デジタル時代の音の変化は、音の細やかさや透明感、立体感など「音質」に関わる部分で、音楽の雰囲気つまり「情緒」に関わる部分での変化が少ないように思います。

また、アナログ時代には「再生時の音作り」で生演奏よりも素晴らしい雰囲気で音楽を楽しめたのに対し、デジタル時代ではどう頑張っても生演奏を超えられないように思うのです。このアナログとデジタルの根本的な違いは、「響きの差」から生まれていると考えています。

音楽は響きの芸術です。音楽は、音の響きが多いか少ないかで情報量が変化します。良い例が「クラシック・コンサート」で、響きの美しいホールでなければ情緒深く美しい演奏が奏でられません。

演奏をより美しくするためには、楽器そのものの響きをさらに「響かせる」ことが必要です。音源がアナログオーディオの場合、再生プロセスではレコード盤そのものの響き、カンチレバーの振動など録音されていない「響き」が盛大に発生します。それを「味方」に付けることで音楽的な情報量を増やしたり、演奏の味わいを深められるのだと私は考えています。

ところが音源がデジタルになると、この「響き」が生み出されなくなります。アップサンプリングやビット伸長を行うことで音の細かさは向上しますが、響きが増えることはありません。

これが再生プロセスの芸術性でデジタルがアナログを超えられないと考える理由です。デジタルの音はアナログよりもあっさりしている、アナログのような暖かさや情緒深さが感じられない、立体感に乏しい、これらはすべて「響きが足りない」からだと考えられます。

このデジタルで不足する「響き」を補えるのが、真空管アンプです。今回のテストから明らかなように、真空管が音楽信号に呼応して響き、音楽の味わいを深めます。プレーヤー(音源)で響きを作るすべを封じられた今こそ、真空管アンプに注目すべきだと私は考えています。」

つまり、CDにしろSACDにしろさほどの変化を感じられなかった原因は「音の響き」がプアなせいだったのか、と思い当たった。

我が家の場合は、いまさらレコードに戻るのも億劫だしデジタルの音を「真空管アンプ+昔の高能率のユニット」で鳴らす方が「音の響き」にとって丁度いい塩梅だと勝手に思っている。

デジタルもアナログもそれぞれ長所もあれば弱点もあるので、長所をいかに伸ばし、弱点をいかにカバーするかが、ありふれたことだがオーディオの王道なのだろう。

そういえばオーディオ誌などを見ているとシステムや機器の「弱点」に触れている記事はまず見かけないのでうかつに信用できない。

たとえば「響きが足りないデジタルの音を響きの少ないTRアンプで鳴らす」風潮などがそうで、オーディオが衰退の一途をたどっている一因もその辺りにあると推察している。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/2c67fa684e71ad82afe94a6cfedd509c

62. 中川隆[-13071] koaQ7Jey 2020年3月05日 00:58:58 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[462] 報告

アナログとデジタルについて

 今のオーディオの世界でデジタルが良いとかアナログが良いとか論議が絶えないようですが、論議をされている方に何か勘違いがあるのではないかと思われます。
オーディオシステム全体は全てアナログです。
デジタルが使用されるのは音を保管する方法の事で、その部分だけがデジタルかアナログかどちらが良いかということでしょう。比較する方法に問題があるのです。

自分自身のシステムの中での比較でしたら論議の意味はないと思います。
好きな方を聞けばよいのです。

本当に問題なのは利益追求の為に急にアナログのLPを生産中止してデジタルのCDだけを生産するメーカーの姿勢です。私には比較され公表される事を恐れたものとしか思えませんでした。

デジタルもアナログも良いところと悪いところを持ち合わせています。確かにデジタルは便利です。低価格のオーディオは全てデジタルに取って替わりました。
 
オーディオを歴史的に考えてみましょう。ここでは少しハイレベルでのお話をしてみます。

再生技術が発表されたのは1800年後期ですが、トーマス・エジソンの蓄音機の発明がきっかけとなります。

1900年初期に78回転のSPレコードの生産がはじまり、1940年代にモノーラルLPレコード、そして1960年になってステレオLPレコードが販売されています。そして1985年頃にCDが発売されたと思います。

これに音楽の歴史を重ねて見ましょう。

歴史に残るモダンジャズやクラシックが最高の時期を迎えたのは1900年頃から1970年頃まででしょう。この時期に歴史的な演奏が数多く行われ録音されてきました。それは殆んどSPやLPレコードに収められています。

そしてオーディオの技術が頂点に達したと思われるのは1950年から1960年代でしょう。
その後、業務用のオーディオ機器の大半が劣化の道をたどっています。

うそ〜 と思われる方が多いと思いますが話を続けます。
古いとか新しいとか関係なく御自分の耳で確かめてください。

ある程度の高価なオーディオ機器を持ち、音楽を良い趣味として楽しんでおられる方はお解かりと思いますが、1950年代のもノーラルレコードや1960年代のステレオレコードは驚くほどの音質で録音されています。

その当時に生産されたLPレコードは、近年に作られたLPの重量盤やハーフカッティングや誰かの推薦盤などとは全く違って本物なのです。

LPレコードの音質をどんどん劣化させた現在、デジタルと比較する事は全く意味がありません。

 アナログのLPレコードの魅力は高級機での再生にあります。
正確に録音された歴史的な演奏はそれなりにしっかり作られた良いシステムを使用しないと正しい音での再生は出来ません。

例えば音質的に上手く組み合わせられた約50万円以上の良いシステムでしたら少しはアナログの良さが多いことを確認できるでしょう。

LPレコードからは非常に繊細な多くの音質の聞分けができますがCDプレーヤーの再生では少しの音の違いしか確認できません。これが非常に良質のシステムの場合アナログでは気合の入った全く違う演奏にも感じさせるのです。

デジタルとアナログの比較をした場合、低価格システムの場合ではデジタルが有利で、こだわりの高級システムの場合はアナログが有利になるでしょう。

 別の方向から説明しますと、アナログ録音は無限の連続ですがデジタル録音は有限の断続です。比較して機械的な測定ではアナログ録音再生の良いところは小信号にあり、デジタル録音再生の良いところは大信号にあります。

要するにアナログは微細な音色を表現する音や緩やかに変化する音が有利であり、音楽が一番必要としている感情を表現する音質が得意なのです。大きな爆発的な瞬間の音、要するに劇的な音で音楽性の上では少々荒れてもかまわない音に弱いのです。このことがジャズやクラシック、ポップス、ロックなどの音楽の表現力として有利になります。

一方デジタルは大きな音や大きな変化に強く、微小な変化を表すのが弱点であり、このことがハードロック音楽などの衝撃的な音に有利に思われますが、これは機械的な測定結果によるものであり、現実はハードロックを聴かれるかたの方がアナログファンが多いのです。

それは、大音量の中に色々な多くの感情を表現する音が含まれて音楽として構成されていますので、大音量こそ感情表現に乏しいデジタル音では、音楽の表現を聞き取る事が難しく耐えることすら困難になります。

全ての音楽家は、音楽の中で自らの表現をなるべく多く正確に伝えるが為に、良い楽器を選び、心を込めて演奏しているのです。そこで聞く側として、演奏家の音楽としての表現をいかに上手にとらえるかを努力したいものです。

 「良いものは永遠に残る」、ということわざがありますが、30年前に日本国内で生産中止された真空管が今では高級品として残るがごとく、15年前に生産中止されたLPレコードがいまだに人気があるのです。

新しいものが古いものを超える場合は、古いものは2〜3年も経たないうちに見放されてしまうのが常識でしょう。

デジタルの音に対する難関は音のアナログ信号をデジタルに変換する事、もっと難しいのはデジタルの信号をアナログに変換する事です。非常にややこしい、スピードの遅い作業です。しかし、デジタルコピーなら何回コピーしてもほとんど同じ物が出来ます。デジタル技術が進んできた現時点で便利なデジタルがアナログのどの程度まで追いついているのかという事が論争になる部分であり、デジタルがアナログを超えているというのは非常に早過ぎる話だと思います。また、デジタルが進化するとしてもアナログも同じように進化しますので、超える事は無いにしろどちらでも良い程度の時代が数十年後には来るかもしれません。


 ここで良質なLPレコードを良質な高級システムで再生した場合の音質について書いておきます。

一般にアナログは聞きやすく柔らかい音だと言われていますが、それでは何かボケた音、ふわーとしたバックグランドミュージックの音のように勘違いします。しかし、本物はそういう単純なものではなく極自然な音なのです。全ての感情を現すために、非常にスピードがあり、繊細で強烈でやさしく激しく、澄み切った空間に奥行きのある音で広がり、癖が無く、1つの楽器の音でも気持ちが現れる色々な音色を出します。それはあたかも演奏家が自分の為に目の前で演奏して何かを伝えようとしているかのごとく楽しむ事ができるのです。

そして、1950年代のモノラルや1960年代のステレオのレコード鑑賞は多くの意味で生演奏を超える事があるのです。

http://www.otono-edison.com/edisonkyo/ade.htm

63. 中川隆[-10333] koaQ7Jey 2020年11月01日 08:22:07 : isjVvzRBMk : ZzBKTnRsbE8xMFk=[17] 報告
軽量高能率スピーカーユニットには EAR の出力が大きいアンプは合わない?


EAR の真空管アンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/947.html


「音楽&オーディオ」の小部屋
オーディオに完璧という言葉は無いのですが・・ 2020年10月27日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d5b694c77e8b55fe495cef62b451b2a5


とても程度のいい「AXIOM80」がオークションに出品されていたのはご承知のとおり。

実は、この件に関して関西在住のある読者からご相談を受けていた。仮に「H」さんとしておこう。

「〇〇美術館で学芸員をしている「H」と申します。

5年程前よりこのブログ毎日興味深く拝見させていただいてます。

真空管とAXIOM80に大変興味があったもので直ぐにここにたどり着いてしまいました。私はどちらも素人です。

50年前のFMラジオから始まったオーディオ人生も、直ぐにパイオニアのPE-16、岩崎千明氏の影響でD130の平面バッフルに移行したのですが、折からのオーディオブーム(?)に飲まれ、真空管はダイナコ以外は使わずに40年程経ちました。

それでも、オーディオ少年の夢で、マランツ7、パラゴン、AXIOM80を未だに追っかけています。

私も九大のOBでして、中高時代は北九州無線に入り浸っていたのですが、如何せん、当時はどれも現役で試聴することが出来ませんでした。

高校の修学旅行で吉祥寺にパラゴンを聴きにいったり、京都のやまとやにヴァイタボックスCN191と頑張っていたのですが、東京の西武美術館、その後現在の美術館に就職し、仕事が忙しく、ほどほどの努力で終わっていました。

10年程前に小さな小さな家を建て(私は美術館専門の建築家でもあります)た時から、昔の夢が再燃し始めました。相模原のジュピターオーディオに通ってマランツ7以下いろいろなヴィンテージの音を知りました。後はAXIOM80だけです。

その後、音楽&オーディオの小部屋さんのブログで真空管アンプの世界を知りました。

私は大メーカーの既製品しか知らなかったのでその魅力に驚きの連続でした。小部屋さんの日々の奮闘、本当に楽しく見せていただき、大変参考にさせていただいています。

私の部屋は6畳で、天井にはロフトの入り口のドアがあり、兎に角狭いのが残念です。

仕事の関係で、TVも映像も見続けていますが、オーディオでは主にレコードを聴きます。クラシックは少ないですが購入品だけでも6千枚はあると思います。

90年代末、大型ごみで未使用を含めたレコードが沢山捨てられていたので、コレクションが膨れ上がりました。

現在のメイン機器は、アンプがEAR912とEAR861、スピーカーがJBLのL75メヌエットとSABAのPermadyn19-200の20pフルレンジ後面開放型です。他も全部フルレンジです。

最終的に入手予定のSPはAXIOM80です。確かに程度の良いものを聴いたことがありませんが、小部屋さんのブログや他の方のブログから推し量っても私の行きつく先はこのSPだと思っています。間違っているかもしれませんが。

本当は、最後の買い物(?)なので急ぐつもりはなかったのですが、じっくりキャビネットを設計したり(音響ホールの設計が専門なので 建築学科を途中で変更しましたが)、最低でもBOXを購入してユニットを入手するつもりだったのですが、ヤフオクに魅力的なユニット出ていたんで、メールさせていただきました。

小部屋さんの80に関するブログは何度も読ませていただいています。

ずっと付き合うにはいいものかと思ったのです。感想を聞かせていただければ幸いです。」

すぐに返信した。

「AXIOM80」の話です。現在オークションに出品中の物は、外見で見る限り、ハイレベルだと思います。(オークションでは)めったに見かけないほど程度いいです。

問題はお値段です。私の場合は「36万円」(初期版)で手に入れました。このユニットはこの額以内であればお買い得でしょう。おそらく上回ると思います。


ただ、問題は鳴らし方です。このくらい難しいユニットはないです。まず箱をどうするのか、それからどういうアンプを使うかです。いい箱に巡り会う、あるいは作るにはかなりの時間を覚悟しておいた方がいいでしょう。

それに、どんなにうまく鳴らしたとしても「オーケストラ」の本格的なスケール感は無理なので、結局「セカンドシステム」として位置付けておく方が無難です。

まあ、実際に鳴らしてみないと得心が行かないとは思いますが・・。

結局、いくら「AXIOM80」といえども「過大な期待」は禁物だと言いたいです。まあ、オーディオに完璧という言葉は無いのですが・・。

ただ、このユニットじゃないと出せない音があることもたしかです。むしろ、いろんなお宅の「AXIOM80」を実際に聴いて、気に入ればそっくり箱からアンプまで真似するのが一番無難ですかね。」

以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d5b694c77e8b55fe495cef62b451b2a5


ノーベル賞をもらったオークション理論 2020年10月29日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/87775fc22921cee3535e2219bb21f0e0

さて、関西在住の「H」さんとメールのやり取りが続いている。そして、次のようなメールが届いた。

「急なメールに早速返答いただき恐れ入ります。具体的な内容で本当にありがとうございます。

〇〇さんの記事などを参考にさせていただいても、このユニットの状態は良いのだと思っておりました。

金額も参考にさせていただきます。税込み40万円までは思っておりましたが、きっと全然違う金額になるのではと予想しています。正直、AXIOMの初心者です、これから苦労していくつもりなので、今回が絶対とは思っておりません。

私は歌謡曲とフォーク等のコレクターです。太田裕美、ちあきなおみ、美空ひばりが色っぽく歌い、ジャズトリオが魅力的ならそれで全く満足です。オールマイティなものは期待していません。

40年前はD130に比べてLE8Tの音を嫌っていたのですが、今は毎日が楽しくてしかたがありません。〇〇さんの音には遠く及びませんが、似た傾向の音が好きなのではと勝手に思っています。アンプ以外は機材似ていますので。EAR861は16Ω仕様で、AXIOM80に合う音なのではと選びました。イメージから入るタイプです。

大分県立美術館の〇〇氏は私の同級生だったのですが、今は大学に戻っています。よく大分に遊びに行ってました。

今回は、あまりにも良さそうなので落札は期待薄ですが、何時かは必ずお仲間入りすると思いますので、良き指導宜しくお願いします。実家は若松(北九州)ですので、きっと伺う機会もあると思っております。

なお、画像を添付します。

写真のうち衣装と小物は全部本物です。衣装に合わせ1体ずつマネキンを製作します。700カ所の採寸、原型から型取りを繰り返し、彩色まで約半年掛かります。私の人件費を除いても200万円以上は掛かります。

デパートや店のマネキンを1点ものなら1000万円は掛かります。量産品でも50万円以上です。結構高いものです。

モーツアルト時代の衣装は数十点所蔵しています(マネキンも同数)250年以上前の衣装を毎日触る仕事です。

2018年は佐渡豊さんに頼まれて、フィガロの結婚の衣装解説を芸術劇場のパンプに書かせていただきました。

ご褒美に初日の一番いい席で見せていただきました。楽しい一日でした。
もう1点はスーラ―の「グランドジャット島の日曜日の午後を本物で再現したものです。」

エッ、「マネキン」ってとても緻密な作業が要るし、それに随分高価なんですね〜。驚きました!

そして、すぐに返信した。

「指導なんてとんでもないです。私も「AXIOM80」の正解が見出せない「迷える子羊」の一人です。一緒に考えながら前進していければと考えてます。

今回の出品物が40万円以下だといいですね・・。もし手に入ったら、アンプは今のままでいいでしょうから箱をどうするかですね。箱に容れないで裸で鳴らすとこのユニットは確実に壊れます。

私もこれまで4〜5回修繕に出してます。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/87775fc22921cee3535e2219bb21f0e0


メラメラと燃え上がる怒りの炎! 2020年10月31日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

メールを開けてみたところ「落札できませんでした」のタイトルが目に踊った。

「〇〇美術館のHです。非常に 残念ですが予想通り落札出来ませんでした。いろいろお訊きしたのに申し訳ないです。

50万円近くまで粘ってみたのですが、このまま続けても、相手が強力で、どんどん上がるだけだと思ったので止めました。

一度自分の耳で納得するまで聴き、その後に入手しても遅くないと思っています。今回は縁が無かったですが、これがスタートだと思っています。

今後ともよろしくお願いします。確かに状態は最高であった気がしますが、私には過ぎたレベルだと今は思っています。」

すぐに返信メールを打った。

「おはようございます。早寝早起きなのでこのメールが真っ先に目に入りました(笑)。

結論から言いますと「見送って正解」です。いくら何でも50万円近い金額は無茶です。

落札者はおそらくお金に糸目をつけない〇〇系の業者じゃないでしょうか。

別の機会がきっと訪れますし、「果報は寝て待て」の心境もいいものです。

それに使い込まれた中古品でも十分です。万一故障したときの修理のうまい業者も知ってますよ」。

それから、おいおい状況がはっきりしてきた。落札者は累計で3000件以上にも及ぶ専門業者でやっぱり投機筋の〇〇系のようだし、具体的な落札金額は税込み価格で「48万円」だった。もし最後まで競争をしかけていれば確実に50万円を超えるどころか果てしない金額に上ったことだろう。


すると、Hさんから再びメールが届いた。

「この2日間、AXIOM80を入手すれば封印されるはずだったSABApermadyn19-200とJBLL75(LE8Tユニット)を真剣に試聴することにしました。

〇〇さんが以前のブログで書かれていた美空ひばりオンステージと井筒香奈江ダイレクトカッテイング、荒井由実ミスリム、上田正樹アフターミッドナイト、ビル・エヴァンスのレコードと、唯一のデジタルSACDで中森明菜ベストコレクションという偏った選曲にしました。

2日間で約10時間、SABAが7時間、L75が3時間ほどです。今終わったばかりです。平日は家族が全員仕事に行っているので、私にはこの時しかないのですが。

SABAはオーディオもてぎさんに行って茂木さんとお話ししているうちに大好きになったSPです。

2,3年探していたのですが、何故かヤフオクに引き取り限定で大型エンクロージャー入りの極上ユニットがほぼタダ同然に出ました。(私は拾うことが大好きなので)ほぼタクシー代だけで入手できました。

(車とバイクの趣味は完全封印しています)それでも2カ月ほど改造し、後面開放エンクロージャーに作り替えました。いい音だとは思っていたのですが、TVやCDの音が痩せ細るので、常用していませんでした。仕舞っていました。

私が知る限りEAR912と861は音を美化するトップクラスのアンプです。初めはMCを聴いていたのですが、結局今はシュアーのULTRA500 に戻ってしまいました。この条件で聴くと、レコードは8:2でSABAが勝ちました。物凄く吃驚しました。せめて同点位と思っていたので。

しかしながら、TV、動画サイト、SACD、CD、ハイレゾというデジタルソフトは100:0でL75がいいです。

同じ20pアルニコマグネットのフルレンジ、設計は数年違いますが。全然違う音質というわけでなく、どちらもバランス良く人の声が自然に聞えます。

L75が少しウェットではありますが。SABAで聴くデジタルは何とも痩せてか細いのです。一番の違いはコーンの重さ、ユニットの重さだと思います。

レコードあれほどまったりしていて、血が通っていた声がミニコンポみたいになるのです。電気を最高速で音に変える軽い軽いコーン紙が何か悪さしているのでしょうか?

もともとラジオ用のユニットですからシーメンスとは反対側にいるものです、JBLともAXIOM80とも逆なのだと思います。

何が言いたいかというと、束縛の無いコーン紙≒SABA、重いダイキャストフレーム≒LE8T 〇〇さん宅のデジタルなら問題ないのでしょうが、AXIOM80とは、どんな方向性の音がするのだろうかと、更に興味が沸いたという話でした。

聴かなくては分からないと承知しながら、音を想像する愉しみは何事にも勝ります。ただ、SABAの悪い分以下でないことは望んでいますが(いや寧ろ、反対側が凄ければそれでもいいですね)

L75ならレコードと違うSACDの良さが分かるのですが、SABAは何故なんでしょうかね。周波数特性もSABA50Hzから十分でしたし、上は12000Hzまでしか聴こえませんし、L75も同じ位の周波数特性でした。

SABAもこのまま残して、AXIOM80の箱は別に作ろうかと思った次第です。SABAより軽い(?)コーン紙の音。楽しみです。」

折り返し、返信した。

「とても興味深い話です。たしかに仰る通り、デジタル系の音とアナログ系の音にあったユニットの相性がありますね。

コーン紙が軽いユニットはアナログ系の響きの豊かな音に合うような気がしています。

AXIOM80の初期版のコーン紙の軽さは有名ですが、やはりアナログ系に合っていそうです。我が家ではレコードは無いのですべてDACを通していますが、アナログならさぞかしと思います。

それかといって、デジタルでもあまり不足は感じていませんが、時折り感じる「響き」の少なさがアナログでは解消するかもしれませんね。

私はデジタルで低音域を豊かに鳴らすことに固執しているので、まやかしですが「AXIOM80」の同一バッフルに「リチャードアレン」(口径20センチ)のサブウーファーを取り付けて2台の真空管アンプで楽しんでます。

今のところ私の駄耳では満足してます。要は工夫次第ということですか。

いや、けっして自画自賛ではないですよ(笑)。

サバとLE8Tは両者ともボーカルを楽しむにはとても合っていると思います。

あえて口径20センチのフルレンジを選択される趣味の良さも大いに感じますし、アンプもあの「パラヴィッツーニ」設計の優れものなので、この組み合わせで十分だと思います。わざわざ「AXIOM80」を求めることもないでしょう。

もちろんそれなりの良さもあるとは思いますが、おそらく「フ〜ン、AXIOM80といってもお値段ほどのことはないな」がオチだと思います。

そういえば「聴かぬが花」という言葉を思い出しましたよ(笑)。」
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

詳細は

昔の軽量高能率スピーカーにはドライブ力が強い最新のトランジスタアンプは合わない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1102.html

64. 中川隆[-8969] koaQ7Jey 2020年12月25日 08:22:47 : FSuacswpLw : YmxBMnM2QW1TUC4=[3] 報告
伝説のオーディオ・デザイナー、ティム・デ・パラヴィッチーニ氏が逝去
2020年12月21日 ダン・マインワルド、EAR USA
https://positive-feedback.com/audio-discourse/tim-de-paravicini/


伝説のオーディオ・デザイナー、ティム・デ・パラヴィッチーニ氏が12月17日、

日本で75歳で亡くなったことを深い悲しみとともに報告する。死因は肝臓がんでした。

ティムはナイジェリアでイギリス人の両親のもとに生まれました。彼の家系は、
母国イタリアと数百年前に一族の一枝が定住したイギリスの両方で名家の血統を

受け継いでいます。彼の先祖の一人は、ジェノバから教皇グレゴリー15世の

特使であり、後にジェノバの公爵となったアゴスティーノ・パッラヴィチーニ

である。アンソニー・ヴァン・ダイクが描いたパラヴィッチーニの肖像画は、
ゲッティ美術館のコレクションとして常設展示されています。ティムは実は

男爵であり、彼の家系には何世代にもわたってその称号が受け継がれていました。

ティムは教育のためにイギリスに連れてこられ、電気工学の学位を取得しました。

学位を取得した後、南アフリカのヨハネスブルグに移り住み、

hi-fl店のコンサルタントとして働き、トランスやアンプを製造する工場を経営し、

ロックグループのPAシステムを構築したり、レコーディングスタジオの仕事を

したりしていました。彼がヨハネスブルグで働いていた人々の中には、

ラックスマンの輸入代理店もあり、1972年にはラックスマンを日本以外の

世界に注目させるために、ラックスマンの最高経営責任者に雇われることになりました。
彼は当時日本でオーディオデザインの仕事をしていた最初で唯一の西洋人でした。

ティムがLuxmanで働いている間に日本語を学び、妻のOlivaと出会い、

今でも注目を集めているいくつかの注目すべきオーディオコンポーネントを

デザインしました。おそらく最も有名なのは、世界初のマッスルアンプの一つであり、
日本から出た最初の製品である巨大なトランジスタパワーアンプの

M6000でしょう。他にも、当時世界で唯一のモノブロックアンプで
あった真空管アンプMB3045も設計しており、現在では当初の販売価格の

数倍の価格で売買されています。

ティムは真空管コンポーネントの設計で最もよく知られていますが、

M6000アンプの存在は、彼が真空管とトランジスタの両方のギアを

設計していたのが彼にとっては容易であったことを物語っています。

彼は、どちらが優れているということはないと考えており、
適切な回路設計を行えば、両者は同じ音を奏でるはずだと考えていました。


ティムはプロオーディオの世界と家庭用Hi-Fiの世界の両方に

またがっていました。プロオーディオの世界では、ATRとStuderの

テープ・マシンを根本的に改造したことで知られています。

これらのマシンはデジタルレベルのS/N比を実現し、8Hzから80,000Hzを超える
帯域幅を持っています。ここでもティムは真空管とソリッドステートの

両方のデバイスを使用しました。Waterlily Acousticsがグラミー賞を
受賞した「Meeting By The River」のレコーディングに使用した

Studer C37は全て真空管で、Mobile Fidelity Sound LabがLPやCDのマスタリングに
使用しているテープ・マシンの電子機器はソリッド・ステートですが、

LPのカッティング・ヘッドはEARの真空管アンプで駆動されています。

ティムは1976年に日本を離れ、イギリスに戻り、最初は他の人のために

デザインの仕事をしていました。この時期の彼の製品で最もよく知られているのは、
Michaelson & Austinのために製作したTVA-1とTVA-10アンプでは

ないでしょうか。彼は1978年にEAR(Esoteric Audio Researchの

頭文字をとったもの)を設立し、
その名のもとにオーディオ製品のラインアップを作り始めました。

彼はまた、Musical Fidelity、Alchemy(現在は廃業)、そして最近では

Quadなど、他の会社でもデザインを続けています。


彼の機材を使用している多くの有名なレコーディングおよびマスタリング

エンジニアのリストには、ジミ・ヘンドリックス、レッド・ツェッペリン、

ローリング・ストーンズ、エリック・クラプトン、レディオヘッド、

ダイアー・ストレイツ、フランク・ザッパなどが含まれています。

ポール・スタッブルバインは、テープ・プロジェクトのために、

テープ・マシンを使ってリール・ツー・リールのテープを再生したり

複製したりしています。1978年からピンク・フロイドのプロデューサー兼

レコーディング・エンジニアを務めているジェームス・ガスリーは、
EARのテープ・マシンとその他の機材を多数所有しており、

最近ではピンク・フロイドの全カタログのリマスタリングに使用しています。

ティムの機材を所有し使用しているミュージシャンのリストには、

ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、故ジョージ・ハリスン、
レニー・クラヴィッツ、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアなどが

含まれており、文字通りティムの機材をいくつも所有しています。

ティムのオーディオ・コンポーネントは数々の賞を受賞しており、

その中には、The Absolute Sound誌のゴールデン・イヤー賞や
クリティックス・チョイス賞、Stereophile誌のクラスA賞

(といくつかの-B賞)、フランスの雑誌Revue Du Son、

Haute Fidelite、Diapasonの12以上のトップ・アワード、

イギリスの雑誌Hi Fi Newsのエディターズ・チョイス賞、

日本の雑誌Stereo SoundのComponent Of The Yearなどがあります。
ティム・デ・パラヴィチーニ氏には、妻のオリバ?(芳野さん)、息子のネヴィン、

娘のアバロンが遺されています。EAR社は、ネヴィン・デ・

パラヴィッチーニの有能な手の下で運営を続けていきます。

個人的には、ティムとは30年以上の付き合いがあり、

そのほとんどの期間、彼の米国での代理店を務めたことは、

私にとって名誉であり特権でした。彼を知らない人(知っている人も)は、

彼が不機嫌で短気なこともあると思うかもしれませんが、

彼をよく知っている人は、彼が最も優しくて寛大な人の一人で

あることを知っていました。音楽を聴くためにシステムの電源を

入れるたびに彼がいなくなるのは寂しいですが、同時に金属、

ガラス、プラスチック、ワイヤーの塊を本物の音楽のように

聴かせる彼の素晴らしい能力の恩恵を受けることができたことに

感謝しています。

65. 中川隆[-8941] koaQ7Jey 2020年12月25日 19:07:10 : FSuacswpLw : YmxBMnM2QW1TUC4=[37] 報告
<訃報>EAR創業者 ティム・デ・パラヴィチーニ氏が逝去
ファイルウェブ編集部
2020年12月23日

EARの創業者であり、ヨシノトレーディング(株)の取締役でもあるティム・デ・パラヴィチーニ氏が、2020年12月17日早朝に逝去された。


1945年にアフリカ・ナイジェリアで生まれたパラヴィチーニ氏は、著名ブランドのオーディオエンジニアを経て1978年にEAR社を設立。アナログ関連製品の開発はもとより、モービル・フィデリティー社等とのレコードの制作やマスタリングも手がけるなど、生涯をかけてアナログ再生を追求してきた才能溢れるエンジニアであった。

パラヴィチーニ氏は亡くなる直前まで、子息のネヴィン・デ・パラヴィチーニ氏と300Bの真空管を用いたパワーアンプの開発を進めており、遺作となるこの製品の発売は来春に予定されているという。

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