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(回答先: 天才ピアニスト ヴァン・クライバーンとは何だったのか? _ アメリカ人には音楽は理解できない 投稿者 富山誠 日時 2013 年 3 月 23 日 12:26:55)
Backhaus Piano roll - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Backhaus+Piano+roll+
バックハウス、レア音源集 2012年9月28日 (金)
あのバックハウスがラフマニノフやモシュコフスキを弾いていた!
レア音源を一挙にまとめたファン狂喜のアルバム登場
ヴィルヘルム・バックハウスといえば、純ドイツ・ピアニズムの王者で、ベートーヴェンやブラームスをゆるぎなき構築力と深みで再現した「鍵盤の獅子王」。彼のベートーヴェンのピアノ・ソナタ録音は、今日でもベスト演奏とされることの多い決定盤です。
そのバックハウスの最初期にあたる1908年9月の録音をはじめ、貴重な音源を集めた大歓迎企画盤。バックハウスは意外にも、若い頃は非独墺作品も好んで弾き、技巧的なサロン音楽も得意としていました。実際、ゴドフスキやラフマニノフのように派手なトランスクリプションもいくつか残していて、それらを自演で聴くことができるのも存外の喜びと申せましょう。
『ドン・ジョヴァンニのセレナード』は、マンドリン伴奏で歌われる名歌ですが、バックハウスの編曲は装飾音の洪水に目が眩むほど。後のバックハウスが弾くことのなかったショパンのピアノ協奏曲第1番、第2楽章ロマンツァの編曲も凝っています。この曲にはバラキレフによる編曲もありますが、原曲に忠実なバラキレフ版(でも物凄く難しい)に比べ、バックハウス編曲はさらに音を加え、より華麗かつ難しくしています。これが清潔な名演でピアノロールとは言え、バックハウスのショパンの協奏曲を味わえるとは奇跡です。
さらにラフマニノフ編曲のクライスラーやドホナーニ編曲のドリーブのバレエ音楽でのヴィルトゥオーゾぶりなど、バックハウスの印象が大きく変わること間違いありません。
アコースティック録音も貴重。
ショパンの『小犬のワルツ』は指鳴らし的なイントロを付け、驚くほど軽やかで快速な個性的演奏。1908年当時最新作だったラフマニノフの有名な前奏曲もラフマニノフの自作自演とは全く異なるアプローチが興味津々なうえ、アルベニスの『イベリア』の難曲『トゥリアーナ』、モシュコフスキの演奏効果抜群の『スペイン奇想曲』といった作品をバックハウスの演奏で楽しめるのもピアノ・ファン狂喜。
池田理代子の名作「オルフェウスの窓」で描かれていた頃のバックハウスで、切れ味鋭い恐るべき技巧の持ち主だったことを教えてくれます。
しかし語り口はバックハウス節炸裂で、モシュコフスキの『スペイン奇想曲』などスケールの大きさは驚きながら、ヨゼフ・ホフマンの奔放自在な魔術的演奏とは別の作品とみまごう、拍を正確にきざんだ伸び縮みのない端正さ。ドイツ・ピアニズム極まれりという貴重な記録です。(キングインターナショナル)
【収録情報】
『ヴィルヘルム・バックハウス、レア音源集』
CD1:協奏曲とピアノロール [76:46]
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537『戴冠式』(1940年録音)
フリッツ・ザウン指揮、ベルリン市立管弦楽団
・モーツァルト/バックハウス編:ドン・ジョヴァンニのセレナード(1923年 ロール)
・R.シュトラウス/バックハウス編:セレナード Op.17-2(1924年 ロール)
・ピック=マンジャガッリ:オラフの踊り Op.33-2(1923年 ロール)
・ショパン/バックハウス編:ピアノ協奏曲第1番〜ロマンツェ(1925年 ロール)
・クライスラー/ラフマニノフ編:愛の悲しみ(1926年 ロール)
・ドリーブ/ドホナーニ編:ナイラ・ワルツ(1923年 ロール)
・リスト:演奏会用練習曲『軽やかさ』(1928年 ロール)
・メンデルスゾーン/リスト編:結婚行進曲によるパラフレーズ(1926年 ロール)
・ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35より(1924年 ロール)
CD2:SP録音 [78:54]
・ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2(1908年9月録音)
・リスト:『愛の夢』第3番(1908年9月録音)
・ヴェーバー:ピアノ・ソナタ第1番〜無窮動(1908年9月録音)
・ショパン:幻想即興曲 Op.66(1908年9月録音)
・リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調(1928年1月録音)
・ドリーブ/ドホナーニ編:ナイラ・ワルツ(1925年11月録音)
・シューベルト/バックハウス編:軍隊行進曲変ホ長調 Op.51-1(1928年1月録音)
・ショパン:子守歌 Op.57
・モシュコフスキ:スペイン奇想曲 Op.37(1928年1月録音)
・メンデルスゾーン/ハッチソン編:真夏の夜の夢〜スケルツォ(1925年録音)
・アルベニス:『イベリア』〜トゥリアーナ(1928年1月録音)
・リスト:演奏会用練習曲『森のささやき』(1925年11月録音)
・ショパン:小犬のワルツ Op.64-1(1926年録音)
・ブラームス:自作主題による変奏曲 Op.21-1(1935年12月録音)
・ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
http://www.hmv.co.jp/news/article/1209280007/
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