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松本清張スペシャルドラマ 〜塗られた本〜
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/676.html
投稿者 中川隆 日時 2016 年 12 月 31 日 21:59:36: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 犬神家の一族 投稿者 中川隆 日時 2015 年 11 月 11 日 16:42:51)


松本清張スペシャルドラマ 〜塗られた本〜
https://www.youtube.com/watch?v=dIsOB1G3v4k


制作年 : 2007年

ディレクター・監督 : 竹之下寛次

原作 : 松本清張


松本清張の長編サスペンス「塗られた本」を初の映像化。

物語は、不治の病に苦悩する夫、下心を秘める作家、愛人の銀行支店長…男たちを虜にする妖艶な女社長をめぐり欲望が渦巻いていく。魔性と品性を併せ持つ主人公・紺野美也子役は、沢口靖子。清張作品初挑戦の沢口が野心家でしたたかなキャラクターを熱演した。


【ストーリー】

出版社の経営者である紺野美也子(沢口靖子)の夫・卓一(勝村政信)は芥川賞を受賞したこともある作家だったが、今は脳の病に侵されて日常生活もままならない。夫の再起を懸けて、もう一度作品を出版してあげたい美也子は、会社を少しでも有名にしようとあらゆる手を尽くす。

ベストセラー作家・青沼禎一郎(吹越満)に近づいた美也子は、強引に書き下ろし小説の原稿を依頼。銀座の一流ホステスだった美也子は、女の武器をちらつかせ青沼に原稿の執筆を承諾させた。そんな彼女の前に、思いがけない敵が現れる…。
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1954/
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 中川隆[5796] koaQ7Jey 2017年1月01日 09:34:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6238]


地方紙を買う女 〜作家・杉本隆治の推理 松本清張二夜連続ドラマスペシャル
https://www.youtube.com/watch?v=cOsnDNiaWXc
http://doramayoutubetv.blog18.fc2.com/blog-entry-934.html


放送:テレビ朝日/スペシャル/16.03.12

原作:松本清張「地方紙を買う女」(「張込み」所収)

出演:田村正和、広末涼子、水川あさみ、北村有起哉、片瀬那奈、駿河太郎、渡辺麻友、木下ほうか、須藤理彩、遊井亮子、西田尚美、佐々木すみ江、佐野史郎、寺島進、大杉漣、橋爪功

内容:武蔵野に居を構える作家・杉本隆治は、小説「野盗伝奇」を『甲信新聞』という地方紙に連載していた。

ある時、東京の潮田芳子という女性から「野盗伝奇が面白そうだから貴紙を読んでみたい」旨の購読申し込みが甲信新聞に届く。杉本隆治は感謝の礼状を芳子に送った。

ところが、申し込みから1か月も経たないうちに「小説がつまらなくなったのでもう購読しない」という葉書が届く。


2. 中川隆[5810] koaQ7Jey 2017年1月01日 21:06:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6252]

2013年版 松本清張没後20年スペシャル 寒流
https://www.youtube.com/watch?v=cakQXTqW5rE


原作 松本清張『寒流』

出演者

沖野一郎:椎名桔平(新都銀行池袋支店の新支店長)
前川奈美:芦名星(料亭「みなみ」の女将)
桑山英己:石黒賢(新都銀行の常務で沖野の同期)
沖野蓉子:有森也実(沖野の妻)


3. 中川隆[5815] koaQ7Jey 2017年1月02日 05:27:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6257]
>>2 追記

新都銀行池袋支店の新支店長・沖野一郎(椎名桔平)はあいさつ回りで料亭の女将・奈美(芦名星)と知り合う。奈美は30そこそこながら立派な経営者で絶世の美女。おまけに未亡人だ。沖野はひと目で心を奪われる。奈美の期待に応えるべく、沖野は料亭増築に必要な融資をゴリ押しする。そして彼女の元に足しげく通い、次第に距離を縮めていく。

奈美との不倫関係が進展していく一方で、妻・蓉子(有森也実)との関係は冷え切っていた。蓉子の父親からは早く子どもを作れと矢のように催促されているが、日頃からの激務でそれもままならない。この状況には蓉子も心身ともに疲れていた。そんな家庭内のいざこざを振り払うように沖野はさらに奈美にのめり込んでいく。

ある日、沖野のもとに桑山(石黒賢)がやってきた。桑山は沖野と大学の同期だが新都銀行の常務。出世のために頭取の娘婿になりながらも女性の影が絶えず、沖野も幾度となく後処理に借り出されていた。そんな折、奈美が融資の相談に来たと報告が。桑山が彼女に興味を示したため、沖野は仕方なく奈美に桑山を引き合わせる。数日後、再び沖野のもとにやってきた桑山は奈美と3人で熱海へドライブに行こうともちかける。翌日、熱海の高級旅館にやってきた桑山は沖野の目の前で公然と奈美を口説き・・・。

それ以来、奈美は沖野の電話に出ず会うことも出来ない。そんな沖野に追い討ちをかけるように不幸が続く。妻・蓉子が救急車で運ばれ、自らも群馬の支店への異動辞令が出たのだ。異動は明らかに桑山による左遷だ。失意のどん底で沖野は伊牟田(笹野高史)という探偵や群馬で知り合った総会屋・福光(中尾彬)の手を借りて、桑山と奈美への復讐を誓う。

(公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

新都銀行の支店長である沖野は、料亭の女将・奈美と出会った。
その魅力の虜となった沖野は、奈美と不倫の関係となり、彼女の求めに応じ助力を惜しまなかった。

当然、妻である蓉子との関係は断絶状態に。

奈美に便宜を図り続ける沖野だったが、奈美と常務である桑山を引き合わせたことから状況が激変する。
桑山は奈美に興味を抱き、奈美もまた沖野を捨て、より大きな力を持つ桑山に乗り換えてしまう。

奈美を諦めきれない沖野は奈美に執着。
これに対し、桑山は沖野を左遷することで応じる。

桑山への復讐を胸に誓った沖野。
探偵の伊牟田に桑山と奈美の関係を調べさせる。

数日後、桑山たちの密会日時を記録した報告書が届けられる。
それはあまりに頻繁なものであった。

嫉妬に駆られた沖野は伊牟田に依頼し、証拠の写真を手に入れさせる。
その写真を持って、沖野は総会屋の重鎮・福光に掛け合う。
写真をネタに桑山を追い込むように依頼する沖野。
了承する福光だったが……。

後日、沖野は福光に呼びつけられる。
どうやら、怒っているようだ。

沖野を呼びつけた福光は、証拠資料がすべて捏造であったと主張。
沖野が伊牟田に騙されたのだと告げる。
さらに、このことで恥をかいたと謝罪と金を要求する。
伊牟田に騙されたと考えた沖野はこれに応じざるを得ない……。

「あの野郎、騙したな!!」
伊牟田への怒りを胸に探偵事務所へ駆け込む沖野。
だが、伊牟田は探偵を辞めていた。
怒りの矛先を失った沖野は虚脱する。

幾日か経過した。
ある晩、銀行の大口客である久保田の紹介で岩上仁吉と引き合わされた沖野。
岩上は暴力団の組長であった。
桑山から依頼を受けていた岩上は沖野に「これ以上、手を出さないように」と脅迫する。
これまた、沖野は応じざるを得なかった。

さらに幾日か経過して……ある日、沖野のもとへ伊牟田から手紙が届く。
どうやら、沖野が捜していたことを聞きつけ連絡を寄越したようだ。

探偵を辞めた伊牟田は中古車のセールスマンになっていた。
「騙された!!」との怒りを抱き、伊牟田を問い詰めた沖野。
だが、伊牟田は自身の調査が正確であることを主張。
福光が写真をネタに桑山から金を受け取り、寝返ったのだろうと語る。

伊牟田は桑山と奈美の不倫現場写真を他にも複数所持していた。
それは間違いなく、不倫の証拠である。
自身の調査が正確であったことを証明した伊牟田は、桑山の姦計により調査の正当性を汚されたと憤慨。
全力で沖野に協力することを約束する。

心強い味方を得た沖野。
その帰路、沖野は桑山の愛車を思い出す。
これを利用することを思いついた沖野。

桑山は88年式のジャガーを愛車としていた。
そして、伊牟田は中古車を商っている。
伊牟田の協力を得て、桑山のジャガーを同型の別の車にすり替え、窃盗罪の現行犯で逮捕されればどうなるか。
しかもそのとき、桑山の隣に奈美が乗っていれば……。

2人の不倫は露見し、これを皮切りに桑山の不正や奈美の脱税が明らかになるのではないか!!

こうして、伊牟田の助力を得た沖野は桑山のジャガーを別の車とこっそり交換。
交換された車自体に盗難届を出しておいたことで、沖野の狙い通り桑山と奈美は窃盗罪で連行される。

だが……。

数日後、桑山は自身のオフィスで電話を架けていた。
「変な噂が立ちましたがね。所詮は噂ですから。車ですか?売ってしまったんですよ。いやぁ、またゴルフ行きましょう」
電話口の相手に笑いかける桑山、彼の地位は不動である。

奈美は奈美で新しいパトロンを見つけていた。
「国税の件は任せてくれたまえ」
口にする男は政務官であった。

彼らは何も変わらない。
沖野乾坤一擲の復讐は何も生まなかったのである。

沖野はと言えば、網走支店に飛ばされることになった。
明らかな報復人事であった―――エンド。

<感想>

原作は松本清張著『寒流』(新潮社刊『黒い画集』収録)。
過去記事にてネタバレ書評(レビュー)がありますね。

・『寒流』(松本清張著、新潮社刊『黒い画集』収録)ネタバレ書評(レビュー)

ラストと車交換の件以外は、割と原作に正確にドラマ化されていましたね。
それだけに、よもやラストに捻りを加えて来るとは思わなかった。
まさか、ここで「強者には結局、勝てない」との結論にするとは……虚しいなぁ。
原作ラストはやや現実味に欠け、すっきり解決したとは言えないものの、あそこで終わるから救われる点もあるのだし、この改変には批判的になるかなぁ……。

奈美はともかく、流石にあの状態から頭取の娘婿である桑山が無傷はあり得ないと思うのだが。
仮に地位は保たれたとしても、スキャンダルの影響は残ると思うけどなぁ。
反頭取派の人間も居るだろうし、これ幸いと頭取含む桑山の追い落としを謀ることもありそうだが。
リアル路線に拘ったのだろうか。

仮にリアル路線に拘るのならば、沖野は桑山に奈美の件で恩を着せるなり、それをネタに地位を要求する手もあった。
そうでなくとも、行内の反頭取派の人間に証拠を渡せばそれで良かった筈。
それが駄目でも、マスコミに匿名で証拠を送りつけることも出来た。
現に、作中で桑山は沖野に対し様々な手で圧力をかけている。
それだけ、沖野の存在を怖れていたことにも繋がる筈。
沖野は表に出る必要が無い。

ところが、あのラスト。
あれだけ自由に出来るのだったら、桑山は沖野に圧力をかける必要がないような……。
そこらは変えずに、ラストを変えるのは納得いかないなぁ。
もっとも、そこまで改変してしまうと原作を遥に逸脱してしまうワケだが……。

管理人は原作も合わなかったんだけど、ドラマ版も合わないなぁ。
どうにも、ラストの改変に納得出来ない。

改変と言えば、車の件もそうですね。
原作だと交換ではなく、奈美との逢瀬を終えた桑山に車で移動したと勘違いさせ別の車に乗せる方法でした。
今回よりはスマートだと思います。
流石に交換してしまうのはリスクが高いし、より犯罪性が高まるし。
原作だと、あくまで「勝手に置いておいた車がたまたま桑山の愛車とそっくりだったので勘違いした」と言い抜け出来る人間らしさを活かした方法でした。
やっぱり、原作の方法が優れているように思います。
成功する可能性もほどほどですが、失敗しても特に不安はないワケだし。
ドラマの方法は危険すぎます。

全般的に改変点には不満が残りました。
ただ、ドラマの持つ雰囲気自体はなかなかだったように思います。
キャストも良かった。

それにしても、石黒賢さんがあの役を演じるとは……。
「奥さん、寒いんです。奥さ〜〜〜ん」には衝撃を受けた。
土曜ワイド劇場「温泉(秘)大作戦(12)」の「財布」に続く衝撃でした。

2013年1月16日追記:

1日経過し冷静に振り返ってみて「本作は格差社会を描いた作品だったんだなぁ」と気付きました。
社会的地位の高い者たち「暖流」とそれ以外の「寒流」の対立だったのでしょうね。

それと幾つか疑問点があるように思います。
コメントにてご質問を頂いたこともあり、省略部分が原作から特に改変されていないこと前提で、疑問点を解消して行きたく思います。

Q1.誰が味方で誰が敵だったのか?

A1.沖野側に伊牟田、桑山側に福光ですね。
原作では、福光に関して後に桑山に買収されていたことを明示する描写がありました。
確か、岩上を桑山に紹介したのが福光だった筈です。

「暖流」「寒流」でいえば分かり易いかも。
「暖流」が桑山、福光。
「寒流」が沖野、伊牟田。

Q2.桑山は何処まで知っていた?

A2.伊牟田が沖野側である以上、窃盗罪に問う復讐の内容については桑山は何も知らないと考えられます。
だからこそ、罠に嵌ったのです。

Q3.じゃぁ、なんで桑山も奈美もピンピンしてるの?

A3.これがドラマオリジナル要素。
原作は桑山たちが罠に嵌った時点で完結しています。

ここからは推測となりますが、おそらく政治力で事実を捻じ伏せたのでしょう。
ただ、これに対する不満点は前述の感想で述べた通り。

それと、原作とドラマ版では罠の内容が異なっています。
詳しくは感想にもある『寒流』ネタバレ書評(レビュー)をご覧ください。

Q4.ジャガーのキーはどうしたの?別物なんだからそもそも桑山は乗車出来ないのでは?

A4.これこそ、原作とドラマ版で罠の内容を変更したことの弊害だと思うのですが。
これまた推測となりますが、桑山と奈美が料亭「諫早」での逢瀬中に隙を見て伊牟田がキーを摩り替えたのでしょう。

これでご納得頂けない場合ですが、おそらく触れてはいけないことなので触れないように。


本作はどちらかと言えば、厳密性よりも「暖流」「寒流」の人間模様を描くことに重きを置いた作品というポジションなのかもしれませんね。
http://mysterytuusinn.seesaa.net/article/308350615.html


4. 中川隆[5830] koaQ7Jey 2017年1月02日 18:46:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6272]

「松本清張 影の車」
https://www.youtube.com/watch?v=nn_0OAEaoJQ

2001年2月19日21:00-22:54、TBS系列にて放映。


キャスト
浜島幸雄:風間杜夫 (保険会社社員)
小磯泰子:原田美枝子 (看護婦)
浜島啓子:浅田美代子 (浜島の妻)
小磯健一:山田一樹 (泰子の子)

都心から80分ばかりかかる住宅地に住む浜島幸雄は、会社帰りのバスの中で、小磯泰子から声をかけられ、学生時代以来の再会をする。

1週間後、再びバスの中で遭遇した泰子は、家に立ち寄るよう勧めた。思い切ってバスを降りた浜島は、泰子が夫を失い、保険の集金の仕事をしながら、六歳の健一という名前の息子と二人で暮らしているのを知る。

泰子の態度に、妻には見られないやさしさを感じる浜島。他方、浜島の妻は、それほど温かい気持ちの女ではなく、家の中は索漠としていた。浜島と泰子の間は急速に進み、二人は結ばれる。少ない収入にもかかわらず、浜島に心から仕える泰子。

しかし、息子の健一はひどく人見知りし、一向に浜島に馴れない。泰子と話をしていても、健一の存在が煙たく、気持ちにひっかかってくる浜島。

浜島はふと、自分の小さいときの記憶を途切れ途切れに思い出すようになったが、その記憶に潜在する光景が、現在の浜島に思わぬ影をもたらす。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%B1%E3%81%AE%E8%BB%8A

これは名作


5. 中川隆[5840] koaQ7Jey 2017年1月03日 06:48:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6282]

映画 影の車 松竹 1970年
http://www.bilibili.com/video/av5712711/


監督 野村芳太郎
脚本橋本忍
音楽 芥川也寸志

キャスト

浜島幸雄:加藤剛
小磯泰子:岩下志麻
浜島啓子:小川真由美
浜島の母親:岩崎加根子
浜島のおじさん:滝田裕介
石川:近藤洋介
小磯健一:岡本久人
浜島の少年時代:小山梓
小磯貞雄:永井智雄
刑事:芦田伸介
医師:稲葉義男


1970年6月6日に松竹系にて公開された。主な舞台を東急田園都市線・藤が丘駅周辺の「ささおやま団地」とし、浜島の勤務先を旅行代理店、妻・啓子の職業をフラワー教室とするなど、時代背景は、高度経済成長の進行を踏まえた設定となっている。

また、本映画オリジナルの設定として、浜島と泰子の故郷を千葉県千倉町(現・南房総市)としている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%B1%E3%81%AE%E8%BB%8A


6. 中川隆[6001] koaQ7Jey 2017年1月10日 22:50:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6445]

松本清張スペシャル 球形の荒野 2010年 フジテレビ
http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=jnonda00&skey=%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E5%BC%B5%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E7%90%83%E5%BD%A2%E3%81%AE%E8%8D%92%E9%87%8E&prgid=46644425
http://jp.channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=gogoucc&prgid=40230994
http://search.pandora.tv/?query=%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E5%BC%B5%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E7%90%83%E5%BD%A2%E3%81%AE%E8%8D%92%E9%87%8E&ref=ch&lot=tag


キャスト

野上顕一郎:田村正和 (戦時中の在スウェーデン公使館一等書記官。終戦の1年前に病死したと発表される)

野上久美子:比嘉愛未 (野上顕一郎の娘。フランス語通訳として働く『東京オリンピック』コンパニオン)

村尾芳生:佐野史郎 (外務省欧亜局課長)

野上孝子:風吹ジュン (野上顕一郎の妻、久美子の母)

滝 良精:草刈正雄 (世界文化交流連盟常任理事)

昭和36年のこと、奈良の唐招提寺を訪ねた芦村節子は、その芳名帳に、大戦中に外交官であった亡き叔父・野上顕一郎に相似した筆跡を発見する。名前は違っていたが、懐かしさを覚えた節子は、夫の亮一や野上未亡人・孝子にこの件を話す。彼らは野上顕一郎の死亡は確認されているとして取り合わなかったが、孝子の娘・久美子のボーイフレンドである添田彰一は、野上顕一郎の死亡前後の事情を調べてみようと試みる。しかし、当時の関係者は一様に冷淡な反応を示し、村尾課長は「ウィンストン・チャーチルに訊け」との謎めいた言葉で添田を煙に巻く。

ところが間もなく、当時の公使館関係者の一人が、世田谷で絞殺死体となり発見された。さらに、野上久美子の行く場所で、拳銃狙撃などの怪事件が相次ぐ。久美子も添田も、一連の事件に見えない糸が張りめぐらされているのを感じていた。やがて、終戦間際の公使館に端を発する悲劇が、徐々にその貌を現わしていく。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%83%E5%BD%A2%E3%81%AE%E8%8D%92%E9%87%8E


7. 中川隆[6071] koaQ7Jey 2017年1月15日 16:38:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6517]

霧の旗 テレビ朝日 1991年版
https://www.youtube.com/watch?v=OHZRgmlI5Jc


キャスト

柳田桐子:安田成美 (呼子町から兄の弁護を依頼するために上京してきた若い女性)
大塚欽三:田村高廣 (東京・新宿の弁護士)
河野径子:阿木燿子 (フランス料理屋「みなせ」のオーナー)
阿部圭一:平田満 (『週刊フロンティア』の編集者)
柳田正夫:大和田獏 (桐子の兄で小学校教師)
杉原建治:広岡瞬 (「みなせ」のボーイ長)
佐々木信子:松井紀美江 (東銀座のバー「海草」のホステス)


桐子の故郷は佐賀県呼子町(現・唐津市)、大塚弁護士事務所の所在は新宿に設定
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%A7%E3%81%AE%E6%97%97


柳田桐子は高名な大塚欽三の法律事務所を今日も訪れた。だが返事は冷たい拒絶の言葉であった。

熊本の老婆殺しにまきこまれた兄のために、上京して足を運んだ桐子は、貧乏人のみじめさを思い知らされた。

「兄は死刑になるかも知れない!」と激しく言った桐子の言葉を、何故か忘れられない大塚は、愛人河野径子との逢瀬にもこの事件が頭をかすめた。熊本の担当弁護士から書類をとり寄せた大塚は、被害者の致命傷が後頭部及び前額部左側の裂傷とあるのは、犯人がギッチョではなかったかという疑問にとらわれた。この疑問は大塚の頭の中で雲のように広がった。

数日後桐子の名前で「兄が死刑になった」と知らされた。大塚は弁護をひき受けなかった自分を悔んだ。兄の死後、上京した桐子はバー“海草”のホステスとなった。そして常連の記者から「大塚が事件の核心を握ったらしい」と聞かされて復讐の念にかられた。

その頃桐子は同僚のホステス信子から恋人杉田健一の監視を頼まれた。ある夜尾行中の桐子は、健一が本郷のしもた屋で何者かに殺害される現場に来あわせた。そして桐子は偶然いあわせた大塚の愛人径子に冷たい視線を送った。

桐子は健一の死体の側にあった径子の手袋を残すと、健一の親友であった山上のライターをバッグにしまった。

径子は殺人犯として逮捕され、大塚の社会的地位もあやぶまれた。大塚は証拠品のライター提出と、正しい証言をもとめて桐子の勤め先に足を運んだ。

そんなある夜、桐子はライターを返すと大塚をアパートに誘い、ウイスキーをすすめて、強引に大塚に関係を迫った。

翌日桐子は担当検事に「大塚から偽証を迫られ、暴行された」と処女膜裂傷の診断書をそえて訴えた。いまや大塚は完敗した。
九州に向う連絡船上、桐子の胸に虚しさがつきあがって来た。
http://movie.walkerplus.com/mv21466/


8. 中川隆[6087] koaQ7Jey 2017年1月15日 23:46:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6533]

美食カメラマン 星井裕の事件簿
第2作(2011年) 「京都源氏物語・華の道の殺人」
https://www.youtube.com/watch?v=kvzxzNToIZY


北條富士子(京都の華道「北條流」初代家元) - 松原智恵子
北條ひかる(「北條流」二代目家元・由美の恋人) - 藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)
北條あおい(北條流京都会館館主・養女) - いしのようこ
清水華子(城端産院看護師) - 田根楽子
長澤英一(「北條流」専務・元代議士秘書) - 江藤潤
花乃坊永観(華道「花乃坊流」家元) - 若林豪
花乃坊由美(永観の娘・「花乃坊流」次期家元) - 内田もも香
月山聖心(華道「月山流」家元) - 橘ゆかり
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E9%A3%9F%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3_%E6%98%9F%E4%BA%95%E8%A3%95%E3%81%AE%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E7%B0%BF


これは酷すぎ
見る価値無し


9. 中川隆[6181] koaQ7Jey 2017年1月20日 19:40:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6630]

松本清張 黒い画集 〜草〜 2015年 テレビ東京
http://www.bilibili.com/video/av2147022/
http://7tv7dorama.blog.fc2.com/blog-entry-7971.html


キャスト

沼田一郎:村上弘明 (スコッチ出版社編集長)
沼田亜衣:剛力彩芽 (沼田の娘)
河原 民子:かたせ梨乃 (ヘルパー)
桐嶋 英司:陣内孝則 (城西警察署の刑事)


ある日、スコッチ出版社という小さな出版社を営む編集長の沼田一郎が、意識不明で病院に運び込まれます。

連絡を受けた娘の亜衣が慌てて駆けつけます。幸い沼田は、一命を取り留めます。三日三晩徹夜した上、鎮痛剤&睡眠導入剤と酒を大量に摂取したことによる肝臓疾患と診断され、

しばらく病院で治療を受けることになります。その病院は、朝島病院といって、古くからある大病院で先代の院長はとても有名な臨床医でもあり、

宮家の主治医をしたこともありました。息子の朝島憲一郎が、病院を引き継ぎますが、先代が偉かったせいか二代目になると見劣りするという印象を世間に与え、

一時は衰退寸前までいきます。しかし、先代の右腕として働いていた事務長・笠井光雄のおかげで何とか持ち直し現在に至っていました。

最近、病院内では、院長・憲一郎と看護師長・雨宮順子が、特別な関係だという噂が広まっていました。それは、さらに順子と薬剤管理室長・堀村康晴も

特別な関係にあるのではという噂も生んでいました。その事を耳にした院長・憲一郎の妻・朝島陽子は2人を呼び出し、事実関係と堀村が、

無断欠勤しているのは、その事が原因なのかを問いただします。しかし、その直後、雑木林で薬剤管理室長・堀村の遺体が発見されます。

現場状況と合わせて見ると自殺の可能性が高いものでした。薬剤管理室長・堀村の遺体と対面した妻・みどりは、堀村が「あの病院にいるのは辛くて苦しい」と、

話していたことを警察に話します。城西警察署の刑事・桐嶋英司だけは、堀村の妻の話から他殺ではないかと睨みます。桐嶋英司は、部下に遺体を

解剖にまわすよう指示します。そんな桐嶋の単独行動に、刑事課の課長・村木隆俊は苦々しく思っていました。しかし、その翌日、なんと院長・憲一郎と、

看護師長・順子も無断欠勤するという事が起きます。二人と連絡がつかなくなり、病院内は混乱します。院長夫人の陽子は、まさか二人で駆け落ちしたのかと

取り乱します。捜査で桐嶋が、病院に訪れたことから、薬剤管理室長・堀村の死が病院に広まり病棟付きのヘルパーや入院患者たちは事件の話で騒ぎます。


薬剤管理室長・堀村は、看護師長・順子につきまとっていたので、院長・憲一郎と看護師長・順子が殺し、そのまま逃亡を図ったのではという憶測も流れます。

さらに1年半前に医療ミスで患者が命を落とし、遺族が復讐を企てているという噂までが持ち上がる始末です。そんな中、沼田は隣の病室の入院患者金子と

事務長・笠井が言い争っている声を聞きます。沼田は、入院患者金子と何度か廊下で会う内に話をする間柄になっていました。金子から院長がいなくなり、

不祥事続きだから治療費を2割安くしてもらえないかと、事務長・笠井に話を持ちかけたことが原因だと聞かされます。その後も笠井は首を縦にふらなかったため、

金子は入院患者の署名を集める治療費2割引運動をはじめ、沼田も断れずに渋々2割引運動に署名します。そうこうしている内に事務長・笠井が、

病院の中庭で飛び降り自殺遺体で発見されます。院内では、入院患者金子が自殺に追い込んだようなものだという雰囲気が広がってしまいました。

そして、笠井が自殺したのと同じ頃、薬品室に何者かが忍びこんだ形跡があることが発覚します。


原作では、ここから一気に結末に向けての展開が始まります。なんと自殺した事務長・笠井は麻薬中毒の状態だったのです。院長・憲一郎と看護師長・順子が、失踪してから、責任を一手に引き受けた重圧から事務長・笠井が日に日に憔悴していったように思えたのは、薬のせいでもあったのでした。

そして、院長・憲一郎と看護師長・順子の失踪から一ヵ月後、山梨県の山の中で順子の遺体が発見され、茨城県の海岸では憲一郎の遺体も発見されます。

病院では、金子が退院するということで酒を片手に沼田の病室を訪れ一緒に飲もうと誘ってきたため沼田は、渋々酒を口にします。

《結 末》

ほろ酔いになったところで、編集長の沼田に来客があったため入院患者金子は一旦自室に戻ります。その後、来客から書類を受け取った編集長の沼田は、

金子の部屋を訪れ、手錠を取りだし金子の手にかけます。編集長の沼田は、実は入院患者になりすましていた刑事だったんです。手錠をかけられた金子ですが、

彼は、実は麻薬組織の一味で密売をしていたのです。そして、朝島病院の薬品室は麻薬の供給庫となっていたのです。その事を知っていたのが、

院長・憲一郎、看護師長・順子、薬剤管理室長・堀村と事務長・笠井だったのです。憲一郎と順子は、憲一郎が麻薬の管理を断ったため麻薬組織から

心中をしたようにみせかけて殺害されていたのです。堀村と笠井は事実が発覚してしまうのを恐れて自殺したのです。
http://sakigake-tsushin.com/matumotoseitiyou-kusa/


10. 中川隆[6229] koaQ7Jey 2017年1月21日 19:49:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6680]

松本清張スペシャル 死の発送 2014 フジテレビ
http://www.bilibili.com/video/av1163151/
http://7tv7dorama.blog.fc2.com/blog-entry-6379.html


キャスト

底井武八:向井理 (「週刊ドドンゴ」の記者)
津村亜紀:比嘉愛未 (底井の同僚記者)
山崎治郎:寺尾聰 (底井の上司で編集長)
玉弥:伊藤裕子 (神楽坂の芸者)

25歳にして税金5億円を横領したかどで社会を騒がせ、服役していた元N省の官吏・岡瀬正平が、7年の刑を終えて出所した。警視庁では、岡瀬の費消した先を調べたが、その使いぶりが乱脈過ぎたか、約1億円が使途不明のままとされていた。

夕刊紙Rの編集長・山崎は、記者の底井に、岡瀬の匿し金の行方を追跡するよう命じた。山崎の意図に疑問を感じつつも、岡瀬の行動を日々張込み、尾行を続ける底井。しかし、2カ月近く経った時点で、岡瀬は福島県内の山林で死体となって発見された。犯人逮捕の報道が出ない中で、ひそかに単独行動を始めた様子の山崎に、底井は不審を抱く。

やがて山崎は、6月15日の朝に自宅を出て以来、消息不明となり、東北本線の五百川駅近くで、ジュラルミントランク詰めの死体となって発見された。ところが、トランクの発送元の田端駅に現れた男は、トランクに詰められた被害者の山崎自身であったという。

これは怪談か?犯人の仕掛けた重層的トリックが、事件の謎に挑む底井の行く手を阻む。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E3%81%AE%E7%99%BA%E9%80%81


11. 2017年2月03日 20:14:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7000]

「ドラマスペシャル 波の塔」 2012年 テレビ朝日
http://jp.channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=gogoucc&prgid=45827063
http://videonavi.blog66.fc2.com/blog-entry-2595.html


【原作】 松本清張『波の塔』(文春文庫刊)

【脚本】 竹山 洋

【音楽】 加羽沢美濃

【監督】 佐々部清


キャスト

小野木 喬夫 (42) - 沢村一樹 独身。東京検察庁刑事部検事。

黒田 頼子 / 結城 頼子 (30) - 羽田美智子 結城庸夫の妻。

石井 哲夫 - 佐野史郎 東京検察庁刑事部副部長。

結城 庸夫 - 鹿賀丈史 権力者
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A2%E3%81%AE%E5%A1%94

昭和35年、東京・赤坂のダンスホールで一人の踊り子が殺害された。東京地方検察庁の検事・小野木喬夫は、容疑者を追って山梨へ。そこで、小野木は美しい女性と出会う。そのはかなげな女性のたたずまいに、小野木はすっかり心を奪われてしまう。

後日、東京に戻った小野木は、踊り子殺しの裏には、建設省をめぐる汚職事件が絡んでいることを突き止める。その直後、容疑者と思われた人物が自殺し、小野木らは一つの手掛かりを失う。そんな中、山梨で会った美女から小野木に連絡が。黒田頼子(羽田美智子)と名乗る女性との再会に、小野木は心を躍らせる。



12. 中川隆[-5484] koaQ7Jey 2018年3月08日 18:02:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ドラマ SP 松本清張没後20年特別企画 『疑惑』 PANDORATV - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=fVgnoTs5kz4

松本清張 没後20年 特別企画 『留守宅の事件』 PANDORATV - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zGY1bNeGPeA



13. 中川隆[-5473] koaQ7Jey 2018年3月09日 10:30:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
ドラマ SP 3週連続・松本清張特別企画 03「聞かなかった場所」마쓰 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=m_xlGSGFhI0

14. 2018年3月10日 00:00:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

松本清張 花実のない森 2017 03 29 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=YOSIJeH6CwM

15. 中川隆[-5467] koaQ7Jey 2018年3月10日 21:56:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
ドラマ SP 松本清張没後20年特別企画 『事故』 PANDORATV - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=jK07d1ljAJw

これは酷過ぎ


16. 中川隆[-5463] koaQ7Jey 2018年3月11日 23:11:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

松本清張サスペンス「影の地帯」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=geHCyXj7QCE


これも下らなかった


17. 中川隆[-5460] koaQ7Jey 2018年3月15日 09:29:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

松本清張特別企画 喪失の儀礼 PANDORATV - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=pSiat0KhaDI


絶対に有り得ない設定を沢山積み上げて最後は感動までさせようとしてるけど
白けるだけ

松本清張はIQ低過ぎ

こんなんで良く読者が付いたね


18. 中川隆[-5467] koaQ7Jey 2018年3月16日 20:23:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

3週連続 松本清張特別企画 01 張込み PANDORATV - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=XyASSNf7Lv8

19. 中川隆[-5464] koaQ7Jey 2018年3月16日 23:24:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

松本清張スペシャル「指」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Opw9947o0QM

20. 中川隆[-5430] koaQ7Jey 2018年3月17日 22:54:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

松本清張特別企画 02「鉢植を買う女」
https://www.youtube.com/watch?v=1tK_kQIPJ8w


これはホラーより怖かった


21. 中川隆[-5455] koaQ7Jey 2018年3月19日 02:27:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
松本清張スペシャル・書道教授・美しい未亡人の妖しい家 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=NQF3Lzbfs3M
https://www.youtube.com/watch?v=5iBhd0N5LnM

2010年3月23日21:00-23:18、日本テレビ系列にて放映。

制作局 日本テレビ

原作 松本清張『書道教授』

脚本 ジェームス三木

撮影協力:
清水寺、大覚寺、頂法寺、京都四條南座、元離宮二条城事務所、彩雲堂本舗、湯の花温泉 すみや亀峰菴、京福電気鉄道、京聯自動車 ほか

プロダクション協力:松竹京都撮影所


キャスト
川上克次:船越英一郎 (双葉銀行の銀行員)
勝村久子:杉本彩 (書道教室の教授)
神谷文子:荻野目慶子 (ホステス)
川上保子:賀来千香子 (克次の妻)

主人公は、妻・保子(賀来千香子)とごく普通の夫婦生活を送っている銀行員・川上克次(船越英一郎)。陰では、ホステス・神谷文子(荻野目慶子)を愛人にし、愛欲の蟻地獄から抜け出せずにいた。

この主人公が、書道教室の女性教授・勝村久子(杉本彩)の書に心打たれて弟子になり、個人指導を受けるため教授の元に通ううち、屋敷内に漂う奇妙な雰囲気に気づく。未亡人の書道教授は、お手伝いと二人暮らし。しかし、屋敷内では、どこからともなく微かに女の話し声が聞こえてくる。やがて、殺人事件が発生・・・

そして主人公の妻が妊娠。これを知り、態度を一変させる愛人。主人公は、次々と運命の大波を浴び、翻弄され始める。


____


松本清張生誕100周年記念スペシャルドラマ「書道教授」
杉本彩オフィシャルブログ


京都を舞台に繰り広げられる
このサスペンスは、


船越英一郎さん演じる
銀行マン川上が、
3人の女性たちの間で

別の顔を見せ、


いつしかその糸が縺れはじめ、
罪に手を染めていきます。

加来千香子さん演じる妻…

荻野目慶子さん演じる
愛人のホステス…

そして、
私が演じるのは、
祇園の芸妓上がりの書道教授です。

周りを固めるキャストも、
私と同郷の

野川由美子さんや、
嶋田久作さん、
友情出演で的場浩二さん、など
実力と個性を備えた
素晴らしい方々ですビックリマーク

男と女がいて、
愛と欲望がある限り、
根っからの悪人でなくとも、
誰もが罪人になる可能性があるのだと、


松本清張作品は、
リアリティーを持って
観る者を作品の世界に引き込んでくれます。

重い本格派サスペンスだから

生まれる緊迫感と、
愛と欲望から生まれる苦悩、
主人公の人生が壊れていく様を、
ドラマを越えた
映画テイストで撮っています。
https://ameblo.jp/sugimoto-aya/entry-10487428837.html


22. 中川隆[-5474] koaQ7Jey 2018年3月20日 00:57:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

松本清張スペシャル 「内海の輪」 2001 03 27 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=WI0tT4Zy09U

23. 中川隆[-5473] koaQ7Jey 2018年3月20日 20:47:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

松本清張スペシャル 「一年半待て 」 2002 01 15 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=pcp50k7KgC0


これもどうしようもない落ちで白けた


24. 中川隆[-5501] koaQ7Jey 2018年3月22日 00:02:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8544]

松本清張特別企画「証明」原田美枝子 風間杜夫 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=8nxOPD0Im-M


これも現実には絶対に有り得ない設定を積み上げてでっち上げたアホ話


25. 中川隆[-5501] koaQ7Jey 2018年3月22日 23:24:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8576]

全国指名手配・二つの顔をもつ女 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=biscL1iOOMo

何これ?

何でも書けばいいというもんじゃないんだけどな


26. 中川隆[-5512] koaQ7Jey 2018年3月23日 21:08:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8632]

11 ドラマ SP 松本清張没後20年 2週連続ドラマスペシャル「十万分の一 の偶然」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zyg2Uxjwiko


これも現実には絶対に有り得ない設定

松本清張はド素人の文学青年とレベルが全然変わらないな


27. 中川隆[-5608] koaQ7Jey 2018年3月24日 18:45:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8767]

松本清張スペシャル・霧の旗 PANDORATV - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=4TzpAd4RnYQ

2010年版
大塚欽也:市川海老蔵 (若手の敏腕弁護士)
柳田桐子:相武紗季 (柳田正夫の妹)
阿部啓一:東貴博 (フリーライター)
河野径子:戸田菜穂 (和風レストラン「みなせ」のオーナー)
奥村雅之:津川雅彦 (大塚弁護士事務所の事務員で元検察事務官)


28. 中川隆[-5642] koaQ7Jey 2018年3月25日 06:59:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8809]
点と線〜松本C張生誕100年記念特別 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=gc1tKTHB31E

2018年 03月 20日 点と線
https://tannoy.exblog.jp/29662862/

始めて松本清張の推理小説を読んだのは、もう思い出せもしないほど昔のことです。新幹線が走る前の時代の話ですから、昭和の三十年代の話なのです。社会派の推理小説で、役人の汚職がよくテーマになっていました。今も昔も変わらない構図ですね。初期の名作、点と線、時間の習俗もその範疇です。

金曜の夜、BSのテレビを見ていたら、たけしの「点と線」の再放送と出会いました。前宣伝が派手だったので、最初から見ることが出来ました。ただ、BSの再放送では、コマーシャルが多くて長く、一旦 CMが始まると3分ぐらいは番組に戻ってきませんから、頻繁に来るその3分間のCMの忍耐が大変でした。民放というのは、CMのために放送していると言うことがよく解ります。

この作品は、制作したテレビ朝日の開局50周年を記念した番組で、映画なみの費用と時間を投入しています。見所は豪華な俳優陣と的確なキャスティング、そして、問題の四分間の東京駅のホームや、殺害現場となった福岡の香椎海岸への香椎駅の昭和三十年代のオープンセットです。オープンセットは大変よく出来ており、昭和三十年代がカラーでよみがえってきます。看板や家並みばかりではなく、歩いている人たちの服装やヘアースタイルも重要です。


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実在した中華屋さんの名前も使われ、その頃を知る人には懐かしい風景が再現されています。実際の写真と比べると勿論違うのですが、よく出来ていると思います。

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この作品で一番重要なシーンは、空白の四分間を再現することでしょう。ロケ場所に、大阪の宮原総合運転所が選ばれ、寝台特急「あさかぜ」のブルートレインの24系車両や、湘南電車の113系の車両も揃えて、あの頃の東京駅を再現していました。


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このホームのシーン一つでも、ホームの番線の看板、駅名、各種表示、ホームに立っている人、野菜を運んでくるおばさんの担ぎ屋、女学校の生徒、あの時代の旅行バッグをもった乗客。サラリーマンの服装。ん?服装が原作の時期と違うと気がつきました。この放送が放映されたのは、2007年の11月末でした。ですからロケが行われたのは、まだ暑い頃だったのでしょう。その季節感の違いが違和感として出てきました。

映画なみの力の入れようで、さいぶにわたりよく時代考証がされていると感心しましたが、この番組用に脚色されていて、原作には書いてないエピソードも出てきました。何十年も前に読んだ小説と印象が違うので、確認のために家の本棚を探して見ました。しかし、何十年も前の本なので、一番奥の方にしまわれているのか、どうしても見つかりません。こうなると、探し続けるのが、老人力です。目の前に偶然転がってきた石の事にこだわりすぎるのですね。

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仕方がないので、翌日の配達の通信販売をポチろうと思ったのですが、そのページに行くと、kindle版という項目がありました。そうか、kindleなら今すぐ読めると思い、ipadから注文しました。しかし、初めてですからどうしたら発注できるのか、どのように使うのか解りません。それでも、サンプル版を触っていたら、ほぼ本を読むのと変わらない形式で、すぐに読めることが解ってきました。

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原作を読んでみると、やはり、ドラマ化するにあたって、相当脚色されているのが解りました。小説が必要充分な情報で出来ているのがよくわかりました。同時代のひとに時代背景や風景を説明する必要は無いからでしょう。気がついたら明け方近くまで、小説を読み進み、同じコンビが出てくる「時間の習俗」もkindleで発注していました。翌日読むと、こちらは説明的で、アリバイの為のアリバイが凝りすぎていると感じました。しかし、松本清張は最初の5年間ぐらいで、砂の器の名作を含む、推理小説の名作を残しております。


偶然見たたけしの10年前の作品がよく出来ていて、出てくる俳優がみな10歳若いのをみると、同時代の人間としては、活気ある昭和30年代と同時に、60歳前の本ブログを立ち上げた頃の自分の年齢も重ねてみていました。


Comments(6)


Commented by リウー at 2018-03-20 18:42 x

 私も途中から観ました。かなり、引っ張られて、その挙句、私たちは、貧乏人だから云々(でんでん、笑)というアリバイ崩しは、がっくりきました。
 子供の頃、砂の器の映画を親に釣れられて、観に行って、現在なら重厚な感じと思ったでしょうが、妙に重苦しい感じが残ったのを覚えています。
昭和40年代だったでしょうか。

Commented by パグ太郎 at 2018-03-21 11:22 x

『点と線』、原作もドラマも題名しか知らないのですが、昭和30年代の香椎の写真に反応してしまいました。実は4歳まで同地に住んでいたことがあります。殆ど当時の記憶は無いのですが、駅前に買物に行って母とはぐれて、泣きながら一人で家に向かったということを覚えています。その時の印象では、あの商店街はもっと大きく賑わっていて、人ごみの中、心細い思いをしたのですが、写真を見ると、街ともいえぬような有様ですね。写真を拝見して、断片的な三つ子の初めての記憶の断片が幾つか、久々に意識に蘇ってきました。

Commented by TANNOY-GRF at 2018-03-22 15:08

 リウーさん あのころはやはり飛行機で移動する人は限られていたようです。鉄道の特急のかかくも高かった時代ですが、飛行機は、二倍以上ですからなかなか庶民の感覚には無かったのでしょうね。新幹線が出来て、旅もだいぶ合理的になりましたが、九州や北海道は、丸一日乗っていましたから、今のヨーロッパより遠く、地球の裏側と同じぐらい遠かったのですね。

Commented by TANNOY-GRF at 2018-03-22 15:12

パグ太郎さんは、福岡にお住まいだったのですか!それも香椎とは!こちらもビックリですね。パグ太郎さんの居られたのは、昭和30年の後半でしょう。この小説が書かれてから急速に公害住宅化して、賑やかになっていったようです。同じ頃の、西武新宿線や池袋線の駅のさびしい感じを思い出しました。

Commented by のびー at 2018-03-24 08:40 x

「点と線」を読んだのは確か中学生のころだったと思います。東京駅の場面以外はほとんど覚えていませんが、松本清張の作品を読了した満足感は記憶しています。良いきっかけを頂いたのでイースター休暇に再読してみます。

Commented by TANNOY-GRF at 2018-03-24 13:11

のびーさん 何十年も前に読んだ本は、ほとんど覚えていない物ですが、この推理小説の筋書きはディテールまで覚えていましたが、アリバイ以外の描写は始めて読む本のように新鮮でした。kindleで簡単に入手出来ますから、美味しいワインを飲みながら、春の風に吹かれながら読んで下さい。
https://tannoy.exblog.jp/29662862/


29. 中川隆[-5720] koaQ7Jey 2018年3月25日 13:31:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8905]

小説「点と線」あらすじ

この事件の謎は昭和32年、福岡市の香椎という小さな街の海岸で男女の死体が発見されたことから始まる。亡くなった男の方は官僚、女は料亭の女中。地元警察はこの2人を服毒による心中と断定し、事件は解決したかに思えたが、一人の老刑事 鳥飼重太郎はこの男女の死に疑問を持った。それは死んだ男の所持品の中に“お一人様”と、書かれた列車車内食堂の領収書があったことからだ。「東京から2人できたはずなのになぜ“二人”ではなく“お一人様”なのか?この男女は本当に心中なのか?」という疑問からストーリーが展開していく。

当時、死亡した官僚の男の部署に、汚職の疑惑がもたれていた。汚職と心中の関係を調べるため、東京警視庁より若い刑事 三原紀一が福岡に送られた。こうして地元老刑事鳥飼と若手刑事三原がこの事件に乗り出したのだが、二人に早速大きな壁が待ち受けていた。

心中説を有力にする目撃証言が出たのだ。事件当日、香椎の駅前を男女が歩いていたというもの、更には東京駅で停車中の、博多行き夜行列車あさかぜに二人が乗っていたというのも目撃されていた。だが三原は、奇妙なことに気付いたのだ。

東京駅で目撃された博多行きの夜行列車は15番ホームに停車していた。目撃者は13番ホームから二人を見たというのだが、この2つのホームの間にはひっきりなしに列車が行き交い、見通すことが難しかしいということだ。三原は調べていくうちに1日の内で17時57分から18時01分までの4分間。たった4分間だけ見通すことのできる時間があることに気付いた。三原は「意図的に目撃者をつくりあげた奴がいる」と、推理したのだ。

そして浮上してきたのが、機械工具商の安田という人物だった。安田は汚職疑惑のある省庁の出入り業者だった。三原は安田に疑惑の影を追うのだが、調べれば調べるほど安田のアリバイは完璧であった。心中事件のあった日、安田はなんと北海道に出張しているのだ。しかし周到な安田のアリバイも三原の執念によって、もろく崩れたのだ。

ある日、三原が何気なく立ち寄った喫茶店でのことだ。偶然入り口で一緒に入った見ず知らずの女性と、二人連れの客だと店員に勘違いされたのだ。この時三原に事件の全てが見えた。

「目撃された男女は、本当に心中した男女だったのか?」

三原は事件の核心に迫っていく。そして判ったことは、心中だと思われていた男は、官僚汚職の口封じの犠牲者だったのだ。一方女は、安田の行き付けの料亭の女中で、安田の愛人でもあった。また、犯人は安田一人ではなく共犯者がいることも判った。それは鎌倉で病に伏していた安田の妻であった。偽装心中はこの夫婦によってつくられたものだったのだ。病気の妻は、出張の多い夫 安田の時刻表を眺め遠い地に思いを馳せていた。夫に愛人がいる事を認めながらも憎悪に膨れ上がっていた妻は、時刻表を使った犯罪を計画したのだった。

しかし、事件は詳細の真相が判らないまま、安田夫婦の心中によりあっけない結末を迎えたのだ。

最後に三原から鳥飼に宛てた手紙で小説は終わる。

『なんとも後味の悪い事件でした。ほっとした気持ちでくつろいでいても、すっきりしないのです。・・・』
http://www.d3pro.com/post/doc_dra/P_03.html


30. 中川隆[-5725] koaQ7Jey 2018年3月25日 13:39:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8911]
アリバイ崩しの刑事の説明。

「犯人は福岡から東京、東京から札幌へと飛行機を利用、小樽まで汽車で引き返し、函館から来る急行「まりも」に乗り、札幌に電車で到着したように見せかけた」だが飛行機の乗車名簿に犯人の名前はなく、乗客に偽名はなかった。オチとしては三人に名前を貸してもらったわけだが、トリックとしては最低。青函連絡船の名簿トリックも他人に頼んだだけ。子供だましだ。

◆二人が一緒に死んでいたから情死と思われた。ということは別々の場所で死んだことになる。しかし、その場所で死んだかどうかは、失禁痕などから簡単に判断できる。又目撃されずに死体を運んでくるのも大変だ。杜撰な警官と犯人だね。

◆最大のトリックは東京駅のたった4分間の目撃情報。二人の女中に佐山とお時を目撃させるのは比較的簡単だが、佐山とお時にあの時間あそこを歩いて電車に乗らせるのは困難だ。佐山とお時は顔見知り程度なのだし、誰かが近くで誘導しない限り、まず不可能。安田の妻にやらせるしかないでしょう。

◆佐山が1月14日から1月20まで誰とも連絡をとらないのも不自然。家族や親しい友人があるのだから、誰かに相談したと思う。
又1月14日あさかぜに乗車したお時が熱海で一人だけ下車して19日に安田の妻が訪ねて来るまで、誰とも連絡をとらなかった説明もない。少なくとも家族や友人には連絡を入れるのでは?

◆さらに安田妻が1月の寒い夜に佐山を香椎の海岸まで連れていくのにどう誘ったのか説明がない。同じく安田がお時を香椎の海岸まで連れていく説明がない。どんな誘い文句が考えられますか?情死旅行なのに佐山が一人で泊るという不自然さ。すぐ警察に勘づかれますよ。いろいろと設定に無理が多いのだ。賢い犯人なら二人を列車で博多まで行かせ、一緒に泊まらせます。安田の妻が同行しながら別行動をとり、宿屋で青酸カリを飲ませれば済む。これなら安田は苦労してアリバイを作る必要なしです。

◆肝心の汚職捜査はどうなったのか?そのエピローグもなしに無理心中で終わってしまった。安田妻の心理が理解できません。病弱で夫婦関係ができないから愛人を了承。でも第二の愛人が登場すると夫を独占したいので無理心中。女は夫の汚職のことも知って、殺人を手伝っている毒婦なのに。28歳なのに実年齢40歳の女優が演じるのも違和感あり。犯人がすぐ分かる演出も限定対象。
https://www.jtnews.jp/cgi-bin/review.cgi?TITLE_NO=9619


31. 中川隆[-5723] koaQ7Jey 2018年3月25日 14:14:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8911]

Points and Lines Ten to Sen 1958 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=jlwHDnw5x-Q

1958年11月11日公開。

配給 東映
監督:小林恒夫

キャスト
安田亮子:高峰三枝子
安田辰郎:山形勲
三原紀一(警視庁捜査二課警部補):南広
鳥飼重太郎(東福岡署刑事):加藤嘉


32. 中川隆[-5732] koaQ7Jey 2018年3月25日 23:06:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8923]

ゼロの焦点 - Video Dailymotion
http://www.dailymotion.com/video/x5y7pt2
http://www.dailymotion.com/video/x5y7pt3
http://www.dailymotion.com/video/x5y7pt5


2009年東宝

監督:犬童一心
主題歌:中島みゆき「愛だけを残せ」

キャスト
鵜原禎子:広末涼子
室田佐知子:中谷美紀
田沼久子:木村多江
鵜原憲一:西島秀俊
室田儀作:鹿賀丈史


33. 中川隆[-5731] koaQ7Jey 2018年3月25日 23:33:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8923]

松本清張は怒っているだろう・・ゼロの焦点


25年以上も前に見た「ゼロの焦点」は、今でもその怖さを覚えている。主人公の夫が突き落とされた絶壁とそこからのぞきこんだ荒波のたつ岩だらけの海岸。野村芳太郎監督は白黒の映像で清張の世界をぴったり描き出していた。

ところが、だ!!2週間ほど前にユニモで見た「ゼロの焦点」は許せない。「広末涼子以外の俳優はよかった。その青っちい演技は役柄仕方のないのかも」とかいう映画評を読んで、広末涼子にはまったく期待していなかった。「おくりびと」以来彼女には期待していないのでそれは仕方ないと。

しかし、脚本があまりに稚拙なので、県立中央図書館で清張の原作をあたってみた。やはり、許せないほど改ざんされていた。

犯人は女子大をでたけれど、戦争で両親を失い、弟を養うためにパンパンになり、アメリカ人将校のオンリーになり、流れてある会社社長の秘書になり、社長の妻が亡くなってから社長夫人になった。女性の地位向上を目指して政治活動しているというのが、事件当時の背景だ。

そこにパンパン時代に見たことのある元警官で、保険の営業をしている男が現れる。男は、自分が社長夫人をかつてパンパンとして検挙したことがあることに気づいていない。にも拘わらず、犯人の社長夫人は、猜疑心からその男を殺してしまうところから、どんどん殺人事件が起きていくのである。

改ざんの1つは、犯人の夫である会社社長の扱いである。原作では温厚な紳士だ。妻がもとパンパンであろうともそれを許す度量もある男である。ところが、今度の映画では、成り上がりでアクが強く、従業員を紙くずのように扱う男にされている。必然性がない。

2つめは、原作にはないのに犯人の弟を登場させている。まったく必要のない人物だ。画家で、飲んだくれてて、姉である犯人の肖像画を描いている。その絵が、映画のラストシーンで、銀座の画廊に飾られ、彼女がその後の日本をみつめているというストーリーになっている。人を殺しておいて、女性運動もないだろう。

小説の最後のシーンは、犯人の女が男を突き落とした海岸から小船で沖へ沖へと漕いでいくところである。夫である社長と、夫を殺された主人公が、それを見送っている。社長は「さっきあれに手を振ったんですよ。そうしたら彼女も手を振り返してくれました。そのうちあの小船は荒波で乗り手を失うでしょう」といって小船をいつまでもみつめているのである。彼女の過去を知ってもなお彼女を愛していることを犯人が知っていいれば、こんな殺人事件は起きなかっただろうというのが、人生のアイロニーとして描かれているのだと思う。

新しい映画では、確かに小船は出てくるが、唐突に小舟が映し出され、「1週間後にアメリカのタンカーによって、小船が発見されました」とテロップが流されるだけだ。犯人の夫である社長は拳銃で自殺し、彼女の罪をかぶろうとする。愛しているという証なのかもしれないが、まったくわけがわからない。清張の遺族はこれで怒らないのだろうかと疑問をもった。日本の映画の質はかなり落ちているのではないだろうか?
http://oymwalkers.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-5bd1.html


34. 中川隆[-5889] koaQ7Jey 2018年3月27日 12:55:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9070]

砂の器 Suna no Utsuwa - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=chSZ-8yqZbg
https://www.youtube.com/watch?v=sMfeqVhuvxM


テレビ朝日 2011年9月10日・11日に2夜連続で放送

親子の放浪理由が変更されており、本浦千代吉が殺人容疑で逮捕され、証拠不十分で釈放されたものの、村人達からの疑惑の目に耐え切れず息子・秀夫を連れ放浪の旅に出たとされている。


監督 藤田明二

キャスト
吉村 弘:玉木宏(西蒲田署刑事 / 幼少期:澤畠流星)
山下 洋子:中谷美紀(毎朝新聞記者 / オリジナルキャラクター)
和賀 英良:佐々木蔵之介(作曲家 / ヌーボーグループ)
今西 栄太郎:小林薫(警視庁捜査一課刑事)


35. 中川隆[-5888] koaQ7Jey 2018年3月27日 13:14:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9070]

砂の器を 1974年に松竹で映画化した際、

ハンセン氏病の元患者である本浦千代吉と息子の秀夫(和賀英良)が放浪するシーンや、ハンセン氏病の父親の存在を隠蔽するために殺人を犯すという場面について、全国ハンセン氏病患者協議会(のち「全国ハンセン病療養所入所者協議会」)は、ハンセン氏病差別を助長する他、映画の上映によって“ハンセン氏病患者は現在でも放浪生活を送らざるをえない惨めな存在”と世間に誤解されるとの懸念から、映画の計画段階で製作中止を要請した。

しかし製作側は「映画を上映することで偏見を打破する役割をさせてほしい」と説明し、最終的には話し合いによって「ハンセン氏病は、医学の進歩により特効薬もあり、現在では完全に回復し、社会復帰が続いている。それを拒むものは、まだ根強く残っている非科学的な偏見と差別のみであり、本浦千代吉のような患者はもうどこにもいない」という字幕を映画のラストに流すことを条件に、製作が続行された。

協議会の要望を受けて、今西がハンセン氏病の患者と面会するシーンは、シナリオの段階では予防服着用とされていたが、ハンセン氏病の実際に関して誤解を招くことから、上映作品では、背広姿へと変更されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E3%81%AE%E5%99%A8


36. 中川隆[-5887] koaQ7Jey 2018年3月27日 13:17:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9070]
松本清張著 『砂の器』とハンセン病 荒井裕樹

1 松本清張『砂の器』の問題点

『砂の器』は昭和35年6月から約1年にわたり読売新聞に連載された松本清張の代表作である。推理小説を要約することほど難しいことはないのだが、大体の筋だけ示しておこう。

将来を嘱望されている前衛音楽家和賀英良は、音楽界での成功ばかりでなく、大物政治家の愛娘との婚約も決まり、着実に名声を得つつあった。そんな折、彼の真の身元を知る元巡査、三木謙一が不意に現れる。実は和賀英良の正体はハンセン病者本浦千代吉の息子本浦秀夫であった。彼は戦後の混乱に紛れ身元を偽造し、現在の地位を手に入れたのだった。彼はその地位と名声を守るため三木謙一を殺害する。

この作品には「業病」という言葉が頻出する。かつてハンセン病(「癩病(らいびょう)」)は遺伝性のものと考えられ、「業病」や「天刑病」などと呼ばれ、前世の罪の報い、もしくは悪しき血筋による病との迷信があり、それを発病することは少なからぬ罪悪を犯すことと同義とされた。もし一人でも親族に発病者が出ると、その家は共同体の中で一切の関係性を断絶され、時には一家離散に追い込まれたという。そのような患者迫害が最も激しかった時期、それが昭和10年代の無癩県運動期であった。

本浦父子が放浪し、父千代吉が三木謙一巡査に保護され療養所に収容された昭和13年という時代はちょうどこの無癩県運動期に該当する。無癩県運動とは〈民族浄化〉を旗印に各府県警察の主導で患者狩りが広く展開された時代である。本浦父子もこの無癩県運動の被害者であったと言えよう。ハンセン病は〈一等国日本〉にとっては〈国恥病〉であり、その存在自体が〈国辱〉とされ、誤った伝染力の認識と相俟(あいま)って、国家を挙げて隔離撲滅が奨められた。ハンセン病は「業病」であり同時に凶悪な伝染病であるという、患者にとって極めて不都合な偏見が幾重にも重なり合っていた。そのような境遇に貶(おとし)められたハンセン病患者を父に持つ本浦秀夫は、戦後の混乱に乗じて自身の身元を偽造し、和賀英良に再生することに成功する。苦労して手に入れた現在の地位を守るために、自身の正体を知る三木謙一を殺害したのだ。しかしそのような嘘で作り上げた彼の栄光はもろくも崩れていく。まるで砂で作った器のように。

松本清張は『砂の器』の作品内時間を発表時期と同じ昭和35年前後に設定している。つまり彼はリアルタイムのこととして同作を書いたことになる。しかし昭和35年には、ハンセン病はすでに科学治療法が確立していたばかりか、患者たちは自分たちの権利獲得と境遇改善のための運動を広く展開していた。昭和34年には「癩病」から「ハンセン氏病」への改称の動きも出ている(『全患協運動史』参照)。そんな昭和35年当時に、松本清張がなんらの疑問を抱くことなく「業病」と言い切れるのはなぜなのか? 社会派と称された松本清張でも、ハンセン病問題に関しては見識が乏しかったとしか考えられない。彼が欲したのは作品の山場を作るに相応(ふさわ)しい〈社会的負性〉であった。その〈社会的負性〉に相応しいものとしてハンセン病=「業病」があったのだろう。とにかく、隠すべき〈社会的負性〉の象徴としてのハンセン病という偏見自体が、同作の中で全く疑われていないのは問題であろう。

2 映画版『砂の器』の問題点

映画版『砂の器』(監督野村芳太郎)は昭和49年に映画化され、同年の『キネマ旬報』の読者投票では一位に選ばれている。脚本を山田洋二と橋本忍が担当していることもあり、幾分ハンセン病問題に配慮した痕跡が窺(うかが)える。

原作から映画への最大の変更点は、刑事今西栄太郎による和賀英良の正体暴露の場面である。捜査本部の刑事たちを前にして、三木謙一殺害事件の真相を語る今西は、今まで隠されてきた本浦父子の境遇について言及する。原作ではわずか約6ページにすぎないこの箇所は、映画では約45分弱と全体の大半を占めることになる。「親知らず」の浜を夕陽に照らされながら父子の歩む美しい映像や、秀夫を苛める悪童たちを追い払う千代吉の姿など、悲惨な境遇に陥った親子の愛情を感傷的に描き出し、涙を誘う仕掛けがなされている。そのような感傷的なシーンとクロスして今西刑事の調査報告が差し挟まれ、和賀英良が三木謙一を殺害するに及んだ経緯が詳細に説明される。原作では和賀英良が正体を隠すことは殺人の単なる動機として描かれているのだが、ここではやむを得ない事情に換えられていると言えよう。原作ではすでに死亡したことになっている本浦千代吉が映画版では生存し、和賀英良の写真を差し出す今西刑事に向かって涙ながらに「知らん男だ」と叫ぶ場面は、息子の幸福を願い、親子の関係を自ら否定する父親の悲しい愛情という映画独自の脚色である。しかし、やはりここでも隠すべき〈社会的負性〉としてのハンセン病という偏見は相対化されていない。

映画が製作された昭和49年には、すでに他ならぬハンセン病回復者自身によって隔離政策への歴史的再考がなされていた。そのような時代に、無癩県運動によって隔離される本浦父子を感傷的に描くばかりで、ハンセン病=〈社会的負性〉という偏見を相対化する視点がなかったのは残念である。

さて、映画は当然のことながら映像を表現の手段とする。そのため不可避的にハンセン病患者を映像化する必要が生じる。『砂の器』はハンセン病患者を、シミのある土気色のメイク、ボロボロの衣裳、ずらしてはめられた軍手(歪んだ手)という形で表現したが、実はこれらの映像表現は、『小島の春』(昭和15年)、『ここに泉あり』(昭和30年)、『愛する』(平成9年)にも共通するハンセン病患者を映像化するための紋切型なのである。そしてこのように表現された患者たちはいずれも重く沈痛な表情をしている。いわば悲しげな表情もメイクの一部となっているのだ。もちろんこのような者もかつてはいただろう。しかし映像化される患者がことごとく同様の紋切型で描かれ、いつも泣いているものだと思われては、描かれる側としてはたまったものではないだろう。

3 ドラマ『砂の器』

2004年にTBS系列で放映された『砂の器』(中居正広主演)では、すでに原作の持っていた推理小説の要素は完全に消失している。このドラマの主眼は、それまで刑事視点から描かれてきた『砂の器』を和賀英良の視点から描きなおし、そこに単なる推理小説に収まらない人間性を描こうとしたことにあったのではないだろうか。

このドラマ版『砂の器』に言及するに際して最も強調しておきたいのは、作品の核ともいうべき本浦千代吉の設定が、ドラマ開始以前にすでに予想できたということだ。実はこれより先、某テレビ局により、本浦千代吉を精神障害者という設定でリメイクした『砂の器』が放映されたことがある。ハンセン病、精神障害者等がすでに人権問題で使えなくなっている現在、公共のテレビ番組で〈社会的負性〉として描けるのは、比較的人権擁護意識の高まっていない犯罪者、それも窃盗や強盗程度ではなく、確実に殺人を含む重大犯罪者だろうと思っていた。

しかしドラマが始まってみて、本浦千代吉が「31人殺し」の犯罪者として設定されていたのには正直驚いた。治安悪化が叫ばれる現在では、1人2人の殺人では〈社会的負性〉としてはインパクトが弱いとでも判断されたのだろうか? そもそも『砂の器』のメインになるのは、本浦秀夫から和賀英良への「すり替え」と、和賀英良のあまりにもショッキングな正体による。そしてそのショッキングさを担保していたのが、ハンセン病や精神障害者の父の存在であった。つまり『砂の器』という作品が作品として成立するためには、リメイクされる時代時代の〈社会的負性〉を必要とするのである。そして描かれる〈社会的負性〉が時代によって変遷をたどるということは、その時々の人権意識によって浸蝕される作品でもあるということだ。

今回のドラマも大変な好評を得たというから、『砂の器』はいずれまたリメイクされることだろう。その際、本浦千代吉はいかなる設定になるのだろうか? おそらくこの本浦千代吉は戦後文学・映画・ドラマ史上、もっとも不幸な役割を負わされた人物かもしれない。
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n278/n278015.html


37. 中川隆[-5886] koaQ7Jey 2018年3月27日 14:43:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9070]

玉木宏さん主演の「砂の器」見たんですけど… 2011-09-17


もう1週間たってしまいましたが、玉木宏さん主演の
「砂の器」を見たので感想を書いておこうかなと思います。
当初は3月12日、13日に放送予定だったんですよね。
しかし11日に発生した大震災、津波による報道特別番組で
放送が見送られて、やっと先週末に2夜連続で放送されました。
今回で4回目のドラマ化だそうです。

僕が憶えているのは仲代達矢さんが今西刑事で田村正和さんが
和賀英良を演じたものとSMAPの中居くんが和賀を演じた
ものです。この時の今西刑事役は渡辺謙さんでしたね。

実はさっき野村芳太郎監督の映画版「砂の器」をDVDで
見たばかりなんです。ちょっと見てみようと思ったら
ぐいぐい引き込まれて最後まで見てしまいました。
今まで何度も見ていますが、見るたびに泣いてしまう、
深くて重いテーマを見事に映像で表現された名作だと
思います。この作品を見た方なら分かると思いますが、
本浦親子がお遍路姿で村から旅立つシーンで菅野光亮さん
作曲の「宿命」が流れだすとと何故か涙が毎回流れるのです。
もうパブロフの犬状態です〜(笑)

僕が初めて映画「砂の器」を見たのは中学生の頃で
しょうか。その頃、松本清張さんの「わるいやつら」
という小説を読んでいて、面白くて学校の授業も
そっちのけで教科書で隠しながら読みふけっていて
はまってしまったんです。清張ミステリーに。
代表作はだいたい読んでますよ〜。
もちろん「砂の器」も。

当時はよく劇場で上映されていたんです。「砂の器」って。
松竹の作品ですけど、新作を公開しても興行成績が
ふるわなかったりすると急遽「砂の器」が併映になったり
していた記憶があります。ある時期の松竹の屋台骨を
寅さんと共に支えた作品じゃないでしょうか。
リバイバルもよくされてたような気がします。
僕が見た時は「鬼畜」と2本立てでした。清張ミステリー
映画の特集だったのかも知れません。僕のお目当ては
「鬼畜」だったのですが同時上映の「砂の器」を見て
びっくりしました。原作との違いに。映画を見る前に
原作は読んでいましたが映画については予備知識が
なかったので、あの原作がこんな作品になるのかという
驚きと、癩病(現在はハンセン病)と言われる病気に目を
背けず、真正面から描ききった作り手たちの熱意にです。

ハンセン病とは当時は遺伝性のものと考えられていて
前世で犯した罪の報い、もしくは呪われた血筋などと
呼ばれ、一人でも親族に発病者がでると、その一家は
共同体の中から排除され、一家離散を余儀なくされた
んだそうです。外見に現れる疾患なので、謂れのない
差別の対象になったんでしょうね。
昭和10年代に「無癩県運動」という国による政策が
押し進められて患者さんたちを強制的に隔離して
しまったそうです。「砂の器」の中で本浦親子が旅を
するシーンはこの頃のことなんですよね。

現在ではハンセン病は菌が侵入する感染経路は
明らかにされていて、感染力は非常に弱く、薬で
快癒することは解明されています。

「砂の器」という作品の素晴らしさはハンセン病に
向けられた差別と偏見がいかに人間の尊厳を
奪い続けてきたのか、無知というものがいかに
愚かなことなのかということをミステリーという
小説や映画という媒体を通して強く人々に訴え
続けているということです。

ハンセン病に限らず、差別や偏見が人の人生を
狂わせるということは以前も「唐人お吉」の時に
感じたことですけどね。

原作は1960年に発表され、橋本忍さんと山田洋次さんは
3週間ほどで一気に脚本を書き上げたそうですが脚本を
読んだ当時の松竹会長、城戸四郎さんが題材のヘビーさに
製作にストップをかけたそうです。しかし野村芳太郎監督
以下スタッフは必ず映画化すると誓い、14年後にこの名作が
完成するのです。その情熱がこれだけの作品を生んだのかも
しれないですね。

出演している俳優さんたちみなさん素晴らしい演技です。
丹波哲郎さんは前半で見せる森田健作さん演じる若手の刑事と
地道にあちこち捜査の為に歩き回るシーンのどこか飄々とした
力の抜けた感じと後半の合同捜査会議で加藤剛さん演じる
和賀英良の悲惨な子供時代と犯行容疑を涙に耐えながら
語るシーン、すべていいですよね〜
今回再見して丹波さんの魂と今西というキャラクターの
魂が共鳴しあったような感じを受けました。

緒形拳さんが殺される三木謙一役で出演されていますが、
出演依頼があった時、緒形さんは本浦千代吉の役をやりたいと
監督に申し出たそうです。しかし監督は映画化すると決めた時
から本浦千代吉の役は加藤嘉さんに決めていますからと
言われたそうです。緒形さんも名優ですけど、加藤さんしか
考えられないですよね。この役は。この作品の要ですもんね。
名演技ですよね〜。親子で旅から旅へと彷徨うシーンで見せる
自分の運命に絶望した表情。息子に向ける慈愛に満ちた表情。
自分の為に息子にまで背負わせてしまった非常な宿命に言葉には
しないけれど許してくれと言っているような眼差し。
すべてが素晴らしいです。

重い宿命に抗いながら生きて来た男、和賀英良を演じた
加藤剛さん。彼が唯一信じられるのは音楽だけでは
ないんでしょうか。逢いたくても逢いに行けない父の為に
書いたのが「宿命」という曲なんだと僕は思います。
この曲を発表するまでは邪魔するものは許さないという
気持ちだったんじゃないでしょうか。複雑なキャラクター
をクールに演じてらっしゃいます。

この頃の島田陽子さんはとても清らかなイメージですね。
市川崑監督「犬神家の一族」の珠世さんとともに、見た人の
心にいつまでも残る女優さんですね。

映画版の話が長くなってしまいましたが、そろそろ今回の
ドラマのお話をしなければですね。

松本清張ファンとしては期待をしていました。今回も。
この作品の核であるハンセン病をどう描くのか。
ドラマ化する際はハンセン病を扱えないのは良く分かって
います。過去にドラマ化されたものすべて違う理由づけに
なっていました。松本清張さんの遺族からハンセン病は
扱ってほしくないという申し入れがあったという話も
聞きますがどうなんでしょうか。これを描けないのであれば
ドラマ化する必要ないんじゃないでしょうか。
ちょっと辛口ですけど。

2007年にテレビ朝日開局50周年記念として松本清張さん
原作の「点と線」が放送されました。これも2夜連続
だったんですけど、これが素晴らしいドラマだったんです。
松本清張さんが原作で訴えたかった精神がきっちり描かれて
いて俳優さんたちもみなさん良かったし、美術スタッフの
仕事がこれまた素晴らしかったのです!
芸術祭テレビ部門で大賞を受賞しています。
監督は石橋冠さん。脚本は竹山洋さんでした。

そのテレビ朝日で今度は「砂の器」ですよ。期待しない方が
おかしいじゃないですか。でも期待はちょっと裏切られました。
野村芳太郎監督の映画版が巨大な山のように聳え立っているので
新しく作る側は大変だとは思うのですが…。
監督は藤田明二さん。脚本は「点と線」と同じ竹山洋さん。

結論からいうととても残念な出来でした。出演している
俳優さんたちはみなさん良かったのになあ。ある一人を
除いては。どうしてああいうキャラクターが必要なんでしょうか。
作品のトーンを一人ぶち壊す俳優さんがいましたね〜。

玉木宏さんのイヤミのない肩の力が程良くぬけた感じや、
佐々木蔵之介さんの利己的で心に深い闇をかかえた男の
冷たさや、小林薫さんの淡々とした中にも時折見せる
鋭さや、中谷美紀さんの重い作品の中のちょっとした安らぎ
など俳優さんたちはとても好感が持てるいいお芝居をされて
いるのに脚本と演出がどうも残念でした。

これでは俳優さんが可哀想です。
映画版を意識せず作られているように思いましたが本浦親子が
背負った「宿命」があの設定ではどうしようもありませんね。
えらそうなことを言って申し訳ないのですが
作り手の作品に対する愛情や熱意が感じられませんでした。
やはり今西刑事を主役にした方が自然だと思います。

もう少しテレビドラマと言えども、人間の業というものを
厳しく描いてほしかったと思います。
https://ameblo.jp/tron-12/entry-11021078890.html


38. 中川隆[-5885] koaQ7Jey 2018年3月27日 14:51:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9070]

砂の器/1974年(邦画)
https://ameblo.jp/wonda007/entry-12137179923.html

初めて観たのは東京飯田橋の名画座で、高校二年の秋と記憶しています

その後、テレビで一度、レンタルで三度


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「砂の器」

1974年/日本

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


松本清張による同名小説を、野村芳太郎監督、橋本忍・山田洋次脚本で映画化した社会派サスペンス


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<原作>

松本清張


<監督>

野村芳太郎

<脚本>

橋本忍

山田洋次


<音楽>

芥川也寸志


<撮影>

川又昴


<キャスト>

丹波哲郎/今西刑事

森田健作/吉村刑事

加藤剛/和賀英良(子)

緒方拳/三木謙一

加藤嘉/本浦千代吉(父)

島田陽子/高木理恵子

山口果林/田所佐知子


佐分利信、松山省二、菅井きん、渥美清 他


まさにオールスターキャストに相応しいスケールの大きな映画です!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


松本清張作/昭和35年新聞掲載


テレビで過去何度もドラマ化していますが、ドラマでは犯罪の理由となる父親の設定が違ったりしており、根本的にはこの映画と別のストーリーと思った方がいいと思います!


この映画・・というより、この物語は犯人の動機がわからないと到底理解できないです!


テレビではこのあたりが曖昧にすり替えられており、原作の持っていた推理小説の要素は完全に消失しています

主人公(和賀英良)の父(加藤嘉)はハンセン病により故郷を追われます


その「ハンセン病」とは何か?


それを少しでも理解できていないとこの映画の真理に近づけません。某書籍よりの抜粋ですが、簡単に説明します


ハンセン病とは、らい菌が主に皮膚と神経を侵す感染症ですが、治療法が確立された現代では完治する病気です。にもかかわらず、社会の無知、誤解、無関心また、根拠のない恐れから一部で差別、偏見が根強く残っています。


この小説は昭和35年が舞台ですが、主人公が父千代吉と放浪の旅の末、三木巡査に保護された昭和13年当時は、ハンセン病は前世の罪のむくい、悪しき血筋による病との迷信や迫害があったそうです。

さらに、ハンセン病は「業病」であり、凶悪な伝染病であると信じられ偏見、迫害をうけ、国家をもあげて隔離撲滅が行われていたとされています


ジブリの「もののけ姫」はハンセン病を描いており、さらに、以前このブログで紹介した「ベンハー」でも、「業病」という言い方をしています

なお、自分の説明不足、理解不足がありましたらお詫びいたします。ただ、この映画を紹介するにあたり、この部分は絶対に避けては通れないことをご理解いただきたいと思います



物語は、国鉄蒲田操車場で初老の殺害死体が発見されたことから始まります・・・


捜査が難航しますが、刑事たちの執念で追及・・美しい日本の四季の風景を織り交ぜながら捜査の過程を叙情豊かに描きます


人間ドラマ

壮大な音楽

謎ときのスリル

美しい日本の四季


父の難病ににより故郷を追われ、暗い過去と決別するため殺人を犯す、主人公の和賀!


美しい日本の四季の風景と、荒涼たる厳しい冬の風景が、父子との心情と重なり印象深い物語です


原作は上下巻で800ページを越す大作ですが、松本清張氏が数ある彼の映画の中で唯一「原作を超えた」と言わしめた映画です!



143分の大作映画の上、重くて暗い哀しい物語です!


しっかりと真正面から観るべき映画だと思います


つっこみどころも多く、ご都合主義のところもも否めません。友人曰く、3回借りて3回とも退屈で途中で寝たというのもわからないでもないですがねえ(笑)

一部の若手俳優たちの大根ぶりにもあきれます(笑)

ただ、映画は減点ゲームで観るべきではないと思います。そういう楽しみ方もありますしそれを否定するつもりもありません。映画は自由に楽しんでいいのですから!

何度も観るうちにアラも見つかってきますが、感動は薄れるどころか深まるばかりです

この長編を見事にまとめ上げた脚本がすごいですね。さらに、撮影が川又昴さんですからねえ〜日本の四季の美しさと哀しさが見事です!


まるで風景が生き物のようでした


後半の回想シーンに目がいきがちですが、前半の構成がすばらしいと思います



この映画は、父と子の美しくも哀しい愛と絆の物語です!


「宿命」


人情味あふれる三木巡査(緒形拳)の養子になって生きる、という道は少年(和賀)にはあったはずなのにそこから逃げ出します。ハンセン病で施設に収容された時の父子の別れ


この時、彼は「父を捨てた」というより「過去を捨てた」のでしょうねえ・・・一緒に各地を放浪した彼等にとっては別れることが耐え難いことだったでしょう


施設でハンセン病の本浦千代吉が、立派に成長した息子の写真を見せられます


「知らねえ〜そんな人は知らねえ!」


わなわなと震え叫ぶシーンは凄かったです

子どもとの縁を断ち切らなければならなかった父からの愛の叫びです!



「なぜ、和賀は殺人を犯さなければならなかったのか?」


父である本浦千代吉の設定さらに、和賀が恩人を殺害するに至った経緯が描かれていないテレビドラマとは全く別の物語であるということを、まず理解してください!

吉村刑事(森田健作)は、今西刑事(丹波哲郎)に尋ねます


「和賀は、父親に会いたかったんでしょうね?」


「そんなことは決まっとる!」


父も子と会いたがっている。でも、会わないと決めている!そのことを善人な三木にはわからなかった、そこが悲劇です!

善意が悲劇となります!




圧巻のクライマックス!


加藤剛扮する和賀の奏でるピアノ演奏と、ハンセン病を患った父親との悲哀の過去が交差するシーンは圧巻で、松本清張氏が「本では表現できない」と絶賛したほど感動的です


「宿命」の旋律と一体になります!


幼い和賀が、父と苦楽を共に歩んできた旅の映像

セリフは一切ありません


冬は凍えそうな雪の吹きすさぶ浜辺を歩き、桜が咲き誇る春はムラの子供たちにいじめられ・・切っても切れない父と子の絆です!


「宿命」


不覚にも涙がこぼれました・・・

自身の父と自分と二人だけの生活がよみがえった瞬間でした!


甘っちょろいと言われてもいい・・


この映画は沁みます!


ラストシーン


コンサートの中、逮捕しようとする刑事を止め、今西刑事が言い放ちます


「彼はもう、音楽の中でしか父親に会えないんだよ!」

不覚にも、また泣けました・・



「砂の器」


映画の冒頭にあります


「作っては壊れを繰り返す砂の器のように、人の幸せも儚いもの」


砂の器はどんなに完全に作っても、いずれは壊れる「宿命」なのだから・・・


39. 中川隆[-5941] koaQ7Jey 2018年3月27日 21:36:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9136]

水曜ミステリー9 松本清張生誕100年特別企画 駅路 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=RDhcD5yMB-c


2009年 フジテレビ


原作 松本清張『駅路』
脚本 向田邦子


キャスト
呼野刑事:役所広司
福村慶子:深津絵里
福村よし子:木村多江
小塚貞一:石坂浩二
小塚百合子:十朱幸代


40. 中川隆[-5940] koaQ7Jey 2018年3月27日 21:40:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9136]

松本清張のドラマ 「駅路」

松本作品には、細部にはいくつもの現実的な難点があります。

この作品の致命的不自然さは、「失踪届け」だけでは、捜査当局はわざわざ捜査にのりだすことはないということです。これだけでは事件性は希薄です。ゴーガン、佐藤春夫詩集をこじつけたきらいがります。

定年後の悲哀という点ではじつによくできていますが、現実にはありえない筋立てのようなきがします。

ちなみに私は捜査一課主任警部をしていました。
https://blog.goo.ne.jp/tsn_take/e/5b2ed1d7454549b894c6f8682e692719


41. 中川隆[-6010] koaQ7Jey 2018年3月28日 14:40:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9232]

松本清張 黒い画集 証言 (音声改善版) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=BTZ1wlL68Mw

1992年 TBS

監督 松原信吾
原作 松本清張『証言』
脚本 大藪郁子


キャスト
石野貞一郎:渡瀬恒彦
石野春美:岡江久美子
梅谷千恵子:有森也実


42. 中川隆[-6015] koaQ7Jey 2018年3月28日 19:57:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9232]

松本清張スペシャル 恐喝者 藤真利子 1997 02 25 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=K4oL_vO7Pfg


1997年 日本テレビ

監督 松尾昭典
原作 松本清張『恐喝者』
脚本 大野靖子

キャスト
尾村凌太:古谷一行
竹岡多恵子:藤真利子
加治宇一:本田博太郎


43. 中川隆[-6621] koaQ7Jey 2018年3月29日 20:45:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9367]

松本清張生誕100年特別企画・黒の奔流 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=WvS4TZZUNRk


2009年 テレビ東京

監督 瀧川治水
原作 松本清張『種族同盟』
脚本 田子明弘


キャスト

丹羽修造(弁護士):船越英一郎
丹羽ひとみ(丹羽の妻):賀来千香子
横山リエ(被告人):星野真里
岡橋由基子(丹羽の助手):黒谷友香


44. 中川隆[-6620] koaQ7Jey 2018年3月29日 21:00:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9367]

2009.03.11「黒の奔流」ドラマ&映画、そして原作の「種族同盟」


先日、ふとテレビを見ていたら、いつもは正義の味方系の船越英一郎さんが、
星野真里さん演じる女に追い詰められ、翻弄されている珍しい役柄の不思議な
ドラマをやっていて、つい最後まで見てしまいました。

テレビ欄で確認したら松本清張原作の「黒の奔流」というドラマで、船越さんは
丹羽という弁護士役。

くどくなりますが、ちょっとあらすじをご紹介。

男性の崖からの転落死について殺人の容疑をかけられた被告・リエ(星野さん)の
国選弁護を矢野が担当、被告絶対不利の状況の中、見事被告無罪を勝ち取る。
一躍話題の敏腕弁護士となった丹羽は、名誉と先輩弁護士の美人令嬢を妻に
する幸運も手に。

しかし無職だったリエを事務所で採用すると、それまでかよわい被害者という
雰囲気だったリエが豹変。丹羽を誘惑し、追いまわし、結婚を迫り、妻が誤解を
するまでに。

焦った丹羽は彼女を解雇しようとするが、リエは何と実は自分が真犯人であると
爆弾発言。疑う矢野に、無罪の決め手になったトリックの種明かしをし、見つ
かっていなかった被害者の免許証を丹羽につきつけ嘲笑うに至り、丹羽は
自分がリエに騙されたのを悟る。

さらにリエは自分が犯人だと告白しても一事不再理の原則で逮捕されることは
ないが、自分が丹羽に関係を迫られたなどと言えば、矢野の敏腕弁護士と言う
名誉も地位も失う。

本当のことを言われたくなければ自分を雇い続けるしかないと開き直る。
追い詰められた丹羽はリエ殺害を決意するが、自分が逆に刺され・・・という
話で、星野さんの相手を信用させ、誘惑し、また恐怖さえ感じさせるような目の
演技がなかなか怖かったですし、人間の欲と名誉を炙り出していて面白い作品
でした。

ただ清張作品は、どちらにしても作品の設定が現代の状況にそぐわなくなって
いるので、たいていいくつかの変更をせざるを得ません。
今回原作はどうなっているのかと気になり、図書館で原作の「種族同盟」が
収録されている短編集を借りて読んでみました。


すると原作は、ドラマでは女性だった被告が原作では男性、女性だった被害者が
男性と設定が逆でした。

原作の元被告の男・阿仁は同じように無罪を勝ち取ると弁護士事務所(原作では
弁護士の一人称で進むので名前がない)で働き始めるが、事務所の金銭をくすね、
弁護士の助手(女性)を事務所内で襲おうとするなどするので、弁護士が解雇
しようとすると、阿仁は自分が犯人であると自白し、黙っていて欲しければこれ
からもいろいろ要求させてもらうと開き直り、弁護士が恐怖を抱く所で終わる。
ドラマにあった弁護士と被告の男女関係がないので、ドロドロ感が薄く、タイ
トルも含めてドラマ版の方がサスペンス色が強かったです。

さらに調べてみると「黒の奔流」というタイトルですでに何度も映像化されて
いると判り、折角なのでTsutayaで映画版(72年/渡辺祐介監督)をレンタル
して見てみました。

映画は弁護士・矢野役に山崎努さん(目がギロギロ、かなり脂ぎった感じ)、
被告・藤江役に岡田茉莉子さん(今の女優さんには少ない<女オーラ全開>)、
先輩弁護士役に松村達雄さん、弁護士の娘にまだうら若い松坂慶子さん、ほかに
中村伸郎さん、菅井きんさんなどなかなか豪華な顔ぶれ。

山崎さんの演じる矢野は原作、ドラマ版に比べてもっと欲望に正直なタイプで、
ドラマでは、リエ側が矢野を誘惑しストーカー的行動に出るのですが、映画では
明らかに矢野が一時の欲望に任せて藤江と関係をもったことで、他に身寄りの
ない藤江が矢野の親切を愛情と勘違いして思いを募らせ、矢野が婚約していると
知るや(ドラマと違ってまだ結婚していない)結婚を阻止すべく、矢野の立ち
回り先に現れ、妊娠を口実に結婚を迫り、矢野が拒絶するや自分が犯人だと告白、
結婚に邪魔が入ることが矢野が恐れ、藤江を殺害しようと伊豆の湖にボートで
誘い出すが、矢野を誰にも(具体的には婚約者に)渡したくないと藤江の抵抗に
あい、ついに二人を載せたままボートは水中に沈没してしまう、また違う結末
でした。

真犯人(被告)が原作の男性から映像化の段階で女性になったところで一捻り、
さらに昭和につくられた映画では男性の権力欲に女性が振り回され、わずかな
抵抗を図るという雰囲気なのですが、平成のドラマになると、明らかに女性の
方が主導権を握って、男性を翻弄する展開だったのは興味深かったです。
ただ、今回のドラマは途中までは人間の怖さで引っ張りまくった割に、ラスト
殺されたかと思った矢野が九死に一生を得、妻の誤解も解け、リエは現行犯逮捕
されてしまうというハッピーエンドだったのが拍子抜け。

映画は矢野は地位と名誉のために空回りした挙句に殺され、別の弁護士が矢野と
同じように詳しく知らない被告の弁護に向かうところで終わるという、70年代的
アナーキーさで面白く、さらに原作は「私」と助手がその後もおそらくは阿仁に
脅され続けるか、何か手を打つかの想像を読者に委ねていて、終わりを提示
しない分ゾッとしました。

個人的には映画版が、昔の恵比寿の様子とかが出てきたこともあって、昭和の
雰囲気が似つかわしい清張にはぴったりで面白かったです。

そういえば、この春も藤木直人くん主演でドラマ「夜光の階段」、広末涼子さん
主演で映画「ゼロの焦点」、米倉涼子さん主演で舞台(再演)「黒革の手帖」と
いずれも松本清張さん原作ものが次々と取り上げられています。

まだまだ主題は古びず、ストーリーは面白く、清張のネームバリューは大きいと
いうことの証なんでしょう。
http://reserve-seat.tea-nifty.com/kanoko/2009/03/post-7dcd.html


45. 中川隆[-6641] koaQ7Jey 2018年3月30日 02:41:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9373]

松本清張傑作選 〜状況曲線〜1994 11 26 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Vbk3a1zyOHo


1994年 テレビ朝日

監督 松尾昭典
原作 松本清張『状況曲線』
脚本 吉田剛


キャスト
大石謙吉:村上弘明 (日星建設の事業開発室長)
照葉:七瀬なつみ (粟津温泉の芸者)
矢田部刑事:蟹江敬三 (二俣署の刑事)
味岡正弘:財津一郎 (日星建設の専務)
巨勢堂明:田中明夫 (東明経済研究所・南苑会事務所所長)


46. 中川隆[-12937] koaQ7Jey 2018年6月08日 23:32:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-15082]

松本清張 『疑惑』 2009年版 テレビドラマ

動画
http://www.veoh.com/watch/v173151634BcA7pCs


放送期間 2009年1月24日
制作局 テレビ朝日

監督 藤田明二
原作 松本清張『疑惑』
脚本 竹山洋

テレビ朝日の開局50周年記念と、松本清張の生誕100周年を記念して、同局系列にて、2009年1月24日の21:00 - 23:21(JST)にスペシャルドラマとして放送。視聴率は18.5%(関東地区)。事件の舞台を金沢市としている。

主役の田村にとって、松本清張作品への出演は1984年放送の「松本清張の地の骨」(フジテレビ)以来25年ぶりであった。

なお、カースタントではメルセデス・ベンツCクラス(W202)が使用された。


出演
佐原卓吉:田村正和
白川球磨子:沢口靖子
大堀裁判官:野元学二
原山正雄:津川雅彦
白川福太郎:小林稔侍
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%96%91%E6%83%91_(%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E6%B8%85%E5%BC%B5)


47. 中川隆[-13330] koaQ7Jey 2018年6月20日 15:30:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-15799]

『松本清張 強き蟻』

動画
https://www.youtube.com/watch?v=KM8NpWNn3LE&list=PLDs-d2A1jlTY-xlnOtep_gzCuJDeBDBt1


放送期間 2014年7月2日(1回)
制作局 テレビ東京
原作 松本清張『強き蟻』
脚本 森下直

キャスト

沢田伊佐子〈36〉 - 米倉涼子 (美貌の女性で沢田信弘の後妻)
佐伯義雄〈37〉 - 高嶋政伸 (佐伯法律事務所の弁護士)
宮原素子〈25〉 - 比嘉愛未 (速記者)
沢田妙子〈29〉 - 笛木優子 (信弘の前妻との娘)
椿サキ〈58〉 - かたせ梨乃 (沢田家の家政婦)
川瀬卓郎〈51〉 - 矢島健一 (大日本工学の新社長)
石井寛二〈30〉 - 要潤 (Jリーグ選手)
塩月芳彦〈57〉 - 宅麻伸 (帝国食品の副社長)
沢田信弘〈67〉 - 橋爪功 (伊佐子の夫で大日本光学の役員)


48. 中川隆[-13545] koaQ7Jey 2018年6月23日 22:37:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16123]

『松本清張没後20年・ドラマスペシャル 熱い空気』

動画
https://www.youtube.com/watch?v=MNUh4SbiFpI


放送期間 2012年12月22日(1回)
制作局 テレビ朝日
監督 松田秀知

原作 松本清張『熱い空気』
脚本 竹山洋


キャスト(2012年版)

協栄家政婦会
河野信子〈32〉(協栄家政婦会所属の派遣家政婦) - 米倉涼子
平田牧子(協栄家政婦会の会長・元家政婦) - 東ちづる
加藤シズ(信子の家政婦仲間) - 岩本多代
小林ヒロミ(信子の家政婦仲間) - 伊藤麻実子

稲村家
稲村春子〈45〉(田園調布に居を構える稲村家の妻) - 余貴美子
稲村達也〈48〉(春子の夫。東都大学病院の内科部長) - 段田安則
稲村繁子〈70〉(達也の母) - 野際陽子


米倉涼子主演ドラマの原作 松本清張「熱い空気」
 
 松本清張といえば、推理小説作家ですが、「熱い空気」は推理小説ではありません。

 市原悦子さん主演の「家政婦は見た」シリーズの第1作でもあったように、家政婦の物語です。

あらすじ

「夫の浮気が原因で離婚した河野信子は、身寄りもないことから渋谷区道玄坂上の「協栄家政婦協会」に三年前から所属し、派遣の家政婦として働いている。ある時、派遣された稲村家で主人の浮気を知った信子。信子は稲村の妻や子どもに酷い扱いを受けた腹いせに、稲村家を不幸に陥れようと画策する。信子の計画通り祖母は耳の火傷で入院し、水戸へ出張と言って出て行った夫が水戸へは行っていないことも妻の春子に知れた。揉める夫婦を見て喜ぶ信子。しかし、夫が浮気相手と宿泊していた熱海のホテルでチフスが発生し、妻春子の実の妹、寿子がチフスを発症したことから、意外な浮気相手に信子も驚く。チフスの騒動で稲村夫妻が留守なのをいいことに、ベランダの長椅子でくつろぐ信子。天丼までとって、味わっているところに、三男健三郎が放った矢が信子に致命傷を与える。」

 最後は「頭のなかに火箸を突っ込まれたようになった。痛いという感覚でなく、眼の玉が飛び出そうな灼熱を感じた」とあり、健三郎がテレビの西部劇を真似てつくった竹の矢が耳か頭に刺さったようでした。
 竹の矢にはさらに火がついており、日頃から健三郎が火のついた矢を放って遊んでいるのさえ「健三郎をおだてれば、この家を焼くくらいわけないかもしれない」などと思ったりして、放置していたことのある種天罰というか、不用心が招いた悲劇というか、別の見方では自業自得とも言えます。

 要するに信子という女は、ものすごく稲村一家、特に妻の春子に嫌悪感を抱いていて、皆不幸になればいいと思っていたような、ちょっと、いや、かなり性格の歪んだ女として描かれています。

 その歪み具合は市原悦子さん演じる家政婦とも、米倉涼子版の家政婦とも違って、もっと暗くてネチネチして時にはものすごくガラの悪い女性像です。
http://honjitumorakuten.girly.jp/archives/52


米倉涼子版「熱い空気」のあらすじ(ネタバレ)と感想


 原作は松本清張「事故」に併録されている同名小説ですが、市原悦子さん主演の「家政婦は見た」と言ったほうが有名ですね。「家政婦は見た」の第1作が「熱い空気」で、これが好評だったため「家政婦シリーズ」が誕生したそうです。


 それでは米倉涼子主演「熱い空気」のあらすじです。

 大学病院で内科部長をつとめる稲村達也(段田安則)の田園調布の自宅に、協栄家政婦会から河野信子(米倉涼子)が派遣されてくる。「ブラウスはエトロ、時計はショパール、ダイヤの指輪はハリーウィンストンね・・・・」応対に出てきた達也の妻の春子(余貴美子)を一目見ただけで、身に着けているブランド品の全てを見抜く目を持っている信子だったが、彼女のいでたちはおかっぱ頭に黒ぶちメガネ、野菜のはみ出したリュック、と野暮ったかった。

 協栄家政婦会に戻った信子はカツラとメガネをとってメイクをし、見違えるような姿になる。出かけた先のデパートの喫茶店で春子とその妹寿子を見つける。「やっぱりいた」と二人の会話を盗み聞きする信子。サングラスを掛け立ち去る信子の姿を見て、気づかない春子と寿子は「女優かな?」「モデルよ」「キレイな人」と会話する。

 稲村家で掃除をしていた信子は、達也の書斎で手紙の束が隠されているのを見つける。怪しい製薬会社名義の封筒を見て「女の手紙に違いない」と判断する信子。内容はやはり浮気相手からの手紙だった。そこへ急に現れた達也は「バーのホステスの恋文ですよ」と言う。

 家族はバラバラで、子供たちは隠れてタバコを吸ったり、親の財布からお金を抜いたりしていた。嫁と姑はいがみ合い、夫は怪しい出張で不在がち。「前の家政婦さんは、ご主人の子を妊娠して田舎に帰った」と出入りのクリーニング店の男から聞いた信子。ポストに来ていた製薬会社名義の封筒をこっそり開封して読むと、達也に不倫旅行を誘う内容だった。偶然封が開いていたと嘘をつき、達也に「どうしましょうか?」と連絡する信子。弱みを握られたと感じる達也だった。

 家族の秘密を嗅ぎまわっている様子の信子を嫌った春子は、協栄家政婦会へ「信子さんには盗癖がある」とデタラメを言って、解雇を要求してきた。勝手に書斎へ入っていたから解雇したと達也に告げる春子だったが、信子が現れ「旦那様に頼まれたから」と事情を説明し「前の家政婦さんのウワサをご近所で聞きました」と言うと、達也の春子も態度を急に変えて信子に親切になる。

 ある日、姑の繁子が「耳を掘るのにマッチがいい」とマッチを探しているところに三男の健三郎が現れ、マッチ箱を渡すが、そのマッチが特殊なマッチだったため、繁子は耳を火傷して救急搬送される。信子は達也が不倫旅行に出かけていると知りながら、春子に達也へ連絡したほうがいいと言い、春子が言う達也の行き先「水戸医科大学」にあえて電話し、達也が行っていない事を確認する。しかしその夜、あと一日会合が延びるという電報が水戸から届き、信子は達也が東海道新幹線で西の方へ行ったはずなのに、なぜ水戸から電報が届くのかと不思議がる。

 翌日、達也の手紙に「一条」という名前が出ていた事を思い出した信子は、大学病院へ一条の事を問い合わせ、達也の患者で小説家の一条に電話して「水戸から電報をうったのは一条さんですね」とたずねる。そうだと認める一条。一条に連絡をとってもらい、繁子の入院を知らせる。

 編集者の本田が訪ねてきて、春子に信子の本当の姿の動画を見せる。怖いと本田にすがる春子。帰ってきた達也は、繁子の病室で浮気を疑う春子ともめる。「とにかく帰ろう」と言う達也に春子は信子の本当の姿の動画を見せる。本当の姿は家政婦の仲間にしか見せないという信子を「事件でも起こしているのでは」と不気味がる達也と春子。帰宅した達也と春子をさらに不仲にさせようと、辞めた前の家政婦から達也あてに電話があったことを伝える信子。翌日、休日のため出かける信子に「メールをするから、それを見てよく考えたほうがいい」と達也が言い、本当の姿の動画が送られて来る。動画は家政婦仲間のヒロミが本田から5万円で頼まれて撮影し、流出したものだった。

 達也が不倫旅行で宿泊していた熱海のホテルでチフスが発生したと知り喜ぶ信子。ホテルに恨みを持った何者かが、チフスに感染したネズミを投げ込んだ事が原因だった。信子は熱海の警察に匿名で達也の住所と名前を書いたハガキを「泊まっていたことは確実です」と送りつける。しかし、「寿子がチフスで入院したのよ」と春子から聞いて驚く信子。達也の浮気相手は春子の実の妹寿子だった。信子は春子に、いつも人のことを笑っているから、こういう不幸なことが起こるのだと諭す。退院した繁子は「今日で終わりにして下さい」と信子に解雇を告げる。その時熱海の警察の刑事が訪ねてくる。

 チフスに感染したネズミをホテルに投げ込むという脅迫状の事件を調べていると言う刑事。熱海のホテルに寿子が偽名で宿泊していた事、一緒に「荒木正雄」という男が宿泊していた事を尋ねられ、達也が疑われる。しかし突然信子が「そのハガキは私が書きました」と申し出て、ウソを書いたと言う。幸せそうだったので嫌がらせに書いたと信子は言い、「先生は熱海には行っていません」と断言する。それを聞いて帰って行く刑事たち。

 今日で稲村家を去る信子は本当の姿で家族の前に現れ挨拶をする。最後に春子へ「この顔のせいで夫に捨てられました」と語る信子。美しいが故に嫉妬深い夫から浮気を疑われ、暴力を受けた。逃げた夫は普通の容姿の女性と幸せになっていた。それ以来顔を隠して生きるようになったと語る信子。信子が去った稲村家には平穏な日々が訪れる。


*******************************


 まあ「米倉涼子を観るドラマ」でしたね。

 ストーリー自体は無理がありました。マッチや手紙や電報なんて、今の時代「昭和のアイテム」だし、それならそれで時代設定が古いのかというと携帯とかスマホとか出てくるしで、ちょっとねえ・・・・。

 あと細かい点だけど、最初のほうで「主婦はデパートの喫茶店が好き」というシーン、映っていたのは京都高島屋の外観でしたね。ドラマの舞台は田園調布なんだけどねえ・・・。別にロケ地がどこでもいいけど、あまりに有名な建造物とかデパートを映す事はないだろうと思いました。「協栄家政婦会」がある場所も原作では渋谷だそうですが、今回どう見てもまわりの町並みが京都でした。

 余談ですが「なんでテレ朝のドラマっていつも京都が舞台なんだろう」と思って調べた事があります。

 東映とテレビ朝日はお互いの株を持ち合う関係で、テレビ朝日が東映の筆頭株主。東映もテレビ朝日の大株主だそうです(東映Wikipedia)。その関係から東映が多くのテレビ朝日のドラマを制作しています。今回も「制作:テレビ朝日・東映」でした。wikiによると東映には「東京撮影所」と「京都撮影所」の2つの撮影所を所有しています。「相棒」などは東京撮影所で撮影されているようですが、他の多くのテレ朝ドラマが「東映京都撮影所」で撮られています(高島屋や家政婦協会のロケ地から、今回も京都撮影所と思われます)。

 「京都」という地名がブランドだから、皆「京都」とタイトルにつくと見たがるから、という意見がありました。しかしそれだけが理由ではないという気がします。ここからは私の推測になりますが、かつては沢山の時代劇が京都撮影所で制作されていた。昔は現代劇は東京、時代劇は京都で撮影されていた(←私の推測です)が、時代劇の放送がめっきり減った今、京都撮影所は役目を終えた。しかし、そのまま閉所してしまうには設備も大きいし、損失も大きい、それに時代劇も全く無くなったわけではない、ということで何とか京都撮影所を存続させるため、京都が舞台のドラマを沢山撮影しているのではないでしょうか。


 原作は社会派と言われる松本清張です。確かに「砂の器」や「ゼロの焦点」など、社会的弱者にスポットを当てたテーマ性は私も嫌いじゃありません。しかし、最初に読んだ松本清張が「点と線」で、その結末というか謎解きが「ええ、今時何それ?」という内容でガッカリしました。当時としては斬新だったんでしょうね。推理小説なので、一応結末は書きませんが・・・・。

 推理小説のトリックや謎解きなんて、時代と共にどんどん古くなっていくと思います。
 なんで今さら「熱い空気」を無理してリメイクしたのか・・・と考えたら、「家政婦のミタ」が大ヒットしたからとしか思えません。
 あっちがタイトルをモジってパクるなら、本家本元のこっちも負けちゃおれんというところでしょうか。
 しかし、相当無理がありましたね。おばあちゃんの耳が燃えるシーンなんて、コントかと思いました。
 「すぐに火がつくマッチ」て、今時ほとんど流通していない上に、子どもが持っているなんてあり得ないもの。

 あと、チフスのくだりとか、よくわからない。
 チフスって・・・・原作に忠実にドラマ化したのかもしれないけど、携帯とかドラマに出すんだったら、ここも「食中毒」とか「ノロウィルス」くらいに変えても良かったのに。
 そして、その「チフス脅迫事件」は別に犯人とかどうでもいいわけね。たしかに本筋とは関係ないけどさ。

 なんだか全体的にぼんやりして、変なストーリーでした。
 原作を読んだらぜんぜん違う話だったりして・・・・。
 「熱い空気」というタイトルの意味すら不明・・・と思って検索したら、やっぱりかなり原作とは違うみたいです。市原悦子版では、ラストが家庭崩壊で、高笑いする家政婦信子だったけど、稲村家の子どもが原因で信子も悲しい結末を迎えるようでした。本来ハッピーエンドではないみたい。今回、無理やりハッピーエンドに持っていった事で、かなり話に無理があり、訳がわからなくなっている様子です。

 「本当は美人」なんていう設定にしないで、徹底的にダサい容姿の家政婦を演じさせた方がずっと面白かったのにね。市原悦子版はその点、よくできていたと思います。特に市原さん演じる家政婦が「ブス」とか「醜い」容姿ではなかったけど、そこはかとなく漂う「ダサい感じ」を市原さんが巧みに演じていらっしゃいまいた。



 それと、家政婦協会の会長さんが東ちづるとはね。ずいぶん雰囲気変わりました。元総理大臣の愛人シズさんはストーリーに絡んでくるのかと思いきや、ただの脇役でした。
 私はやっぱり会長さんは「渡鬼のタキさん」でもおなじみの野村昭子さんがいいわあ。あと仔猫の「はるみちゃん」もね。市原さんがグチや不満を家政婦協会に戻って「ねえ、はるみちゃん、どう思う?」と語りかけるシーン、好きだったのよ。

 あと余貴美子さんはミスキャストでは・・・・・。演技力がないわけではないけど、なんだか「嫌味な医者の妻」という感じにそぐわない。演技も今ひとつ「嫌な奥様」になりきれていなくて、ちょっとコントぽかった。もっと高飛車で人を見下した感じの人(あるいは演出)の方が面白くなったのになあと思いました。
 
高岡早紀は影薄かったですね。
http://rakutentuhan.blog58.fc2.com/blog-entry-950.html


49. 中川隆[-13432] koaQ7Jey 2018年7月04日 22:57:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

松本清張三回忌特別企画・草の陰刻

怪火事件に隠された黒い疑惑 過去を消した男と謎のスネークダンサー
1994年8月5日フジテレビ「金曜エンタテイメント」
https://www.youtube.com/watch?v=bwaHqUSdftI


50. 中川隆[-13419] koaQ7Jey 2018年7月09日 20:20:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16399]

松本清張特別企画 犯罪の回送 2018年7月2日 180702 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=5cOEcLivPWc

51. 2019年1月02日 08:39:43 : 45qP55FaI2 : 6VuA8Te7WTo[283] 報告
松本清張氏は日本のバルザックとして、ノーベル文学賞が授与
されるべきだったという意見が東大教授をはじめ専門家の意見も根強い。
時代背景が阻んだことはあるに違いない。無冠の帝王は永遠に不滅だろう。

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