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西山温泉 慶雲館は悪い
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/598.html
投稿者 中川隆 日時 2015 年 10 月 19 日 15:29:34: 3bF/xW6Ehzs4I
 

(回答先: 混浴温泉の世界 投稿者 中川隆 日時 2015 年 6 月 12 日 07:24:24)


奈良田温泉 白根館 のお湯は素晴らしいです! 2003/05頃に訪問

秘湯を守る会のスタンプ帳をここで埋めたことがあるくらい惚れ込んでいます。

10年ほど前から宿泊/立ち寄りをしています。

塩原元湯の大出館ほどではありませんが,喉に刺激を感じる匂いがします。お湯は硫黄臭で少し塩味があります。(自分的には美味しいです♪なので,朝食に出てくる温泉のお粥は美味しいと思います)

湯温は関東人にとっては「ぬるめ」に入ると思います。

手前の西山温泉の慶雲館が新たに温泉を掘り当ててからほどなく,「七不思議の湯」と「銀河の湯」のうちの「七不思議の湯」が枯渇してしまい,「銀河の湯」を「七不思議の湯」と改名して現在に至っています。

ちなみに,西山温泉の蓬莱館のお湯は湯温が下がって加温しなくてはならなくなり,グミのような丸くてオレンジ色の不思議な湯花?はペラペラな粕状態になってしまいました。

食事(夕食)は岩魚の塩焼きがニジマスの薫製に変わったくらいでここ10年,殆ど変わりません。本館と新館で食事の内容が少し異なり,1月に新館に宿泊したときは熊鍋が付きました。ある日チェックアウトの時,ワインと一緒に楽しもうと持ってきた山女魚の薫製を「よろしかったら召し上がってください」とご主人に渡してから次に宿泊したときには夕食の魚が薫製に変わっていました。秘湯ロマンというテレビ番組ではこの「ニジマスの薫製」を美味しいと言っていましたが,私はこのお陰で宿泊したいと思わなくなってしまいました。とても残念です(-_-;)
http://www.hikyou.jp/detail.php?shid=30273

慶雲館が所有している自然噴出源泉の湧出量は毎分400リットルであり、自然噴出の湯量として世界一が狙えるとされている。

2005年には掘削により毎分1,630リットルの新しい源泉が湧出した。

これにより元々ある自然噴出の源泉とあわせ毎分2,030リットルの湧出量となり、豊富な湯量を使い掛け流し風呂を提供している。

一方、この掘削により同じ西山温泉にある「蓬莱館」の湧出量と泉温が低下したとされ、蓬莱館は慶雲館に対して掘削源泉の使用停止を求めて訴訟を起こしている[3]。

これに対して甲府地方裁判所は2012年3月12日の判決で「科学的根拠がない」として原告棄却とした[4]。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%B6%E9%9B%B2%E9%A4%A8_(%E6%97%85%E9%A4%A8)

新源泉の掘削めぐり西山温泉の宿が対立 「湯量に影響」と蓬莱館が慶雲館を提訴


2007年03月27日 6:21 【山梨日日新聞】

 早川町の西山温泉慶雲館が二○○五年に掘った新規源泉をめぐり、

「掘削の影響で所有する源泉の湯量が減った」

などとして、西山温泉元湯蓬莱館の代表(72)が慶雲館に対し、新規源泉の利用停止を求める訴えを二十六日までに甲府地裁に起こした。

慶雲館側は「訴えには根拠がない」と反論している。 

訴えなどによると、慶雲館は○五年四月から源泉掘削に着手し、同九月に毎分千六百三十リットル、泉温五一・三度の温泉がゆう出。

掘削自噴型としては「全国有数のゆう出量」として注目を集めた。 

蓬莱館側は、所有する源泉の湯量と泉温が毎分約三十三リットル、四〇・七度(○五年三月)から、毎分約十五リットル、三三・四度(○六年一月)に変化したと主張している。 

これに対し、慶雲館側は

「県の許可を得た上で源泉を掘削、利用しており、手続きに問題はない。因果関係も明確でなく、訴えには根拠がない」

などと反論している。
http://www.47news.jp/CI/200703/CI-20070327-4950242.html

温泉争い原告敗訴
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1331690962/

 ■慶雲館の掘削で「湯減った」 地裁判決・蓬莱館控訴の方向

 早川町の西山温泉で、新たに源泉を掘り当てた旅館「慶雲館」に対し、掘削の影響で湯量が減り、湯温が下がったとして、別の旅館が湯の利用をやめるよう求めた民事訴訟で、甲府地裁の林正宏裁判長は13日、訴えを起こした「蓬莱(ほう・らい)館」側の請求を棄却した。

 訴えによると、慶雲館は2005年9月、町内に新たに温泉を掘り当てた。

源泉から約350メートル離れた場所に源泉を持つ蓬莱館の経営者は、 慶雲館の源泉掘り当てで湯量が減り、湯温が下がったと主張していた。

 判決では、昨年6月に甲府地裁が検証した結果、蓬莱館の源泉湧出(ゆう・しゅつ)口からは、慶雲館が新たな源泉を掘り当てる前と変わらない毎分36・4リットル、湯温38・8度の温泉が湧出していると認定した。

さらに東日本大震災後に検証した結果だったため、蓬莱館側が震災の影響で湧出が復活したと主張していたが、判決では、調査までに復活したようなことを示す証拠はなく、近い将来も湯量が減ったり湯温が下がったりすると認める証拠がないと退けた。

 蓬莱館の天野清次館主は

「今の湯は温度も成分もまったく違い、震災の一時的な影響。控訴する方向で検討したい」。

慶雲館の深沢雄二社長は「ほっとしている。訴え自体が事実無根だった」と話した。
asahi.com http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001203140001

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混浴の道標 ゆけむり写真館 西山温泉 元湯蓬莱館
http://www.konyokutomonokai.com/yamanasiken/houraikan.html

豪華な慶雲館と うらぶれた蓬莱館

南アルプス街道を早川沿いにさらに遡ると、千三百年前の開湯と伝えられる西山温泉があります。

慶雲館か蓬莱館かで迷いましたが、連れが「慶雲館にいきたい!」と暴れるので、こちらになりました ^^;)
http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/bbs/bbs02/bbs020801_0810.htm


お湯は(慶雲館が新源泉を掘削する前は)蓬莱館の方が比較にならない程良かったのですけどね:


西山温泉 元湯 蓬莱館
http://www.spa.or.jp/shisetu/horaikan/yado.htm
http://www.hikyou.jp/detail.php?shid=30274
http://www.food-travel.jp/yamanashi/motoyu-houraikan.html
http://blogs.yahoo.co.jp/guchiyoshi/8017900.html
http://blog.livedoor.jp/konyokudata/archives/1159452.html
http://boroyado.doorblog.jp/archives/888388.html


山梨県南巨摩郡早川町湯島73

TEL:   0556-48-2211

定休日: 無し

日帰り入浴: 10時-15時  一回入浴 1,000円  休憩 2,500円  
※混浴、かけ流し

1泊2食 10,000円〜17,000円  湯治 4,000円(自炊) 7,500円(食事付き)

駐車場:  あり(無料)


地図
https://www.google.co.jp/maps/place/%E5%85%83%E6%B9%AF%E8%93%AC%E8%8E%B1%E9%A4%A8/@35.554417,138.307293,12z/data=!4m2!3m1!1s0x0:0xc8f4f8e6574541d3


西山温泉 蓬莱館の口コミ


“素晴らしいお湯の遺産”

2012/01/10に投稿しました

施設自体はかなり古く、高度経済成長の時代に思いを馳せさせます。
若い人なんかはちょっと「うわっ」と思うかもしれませんが、その前近代的で、時代に取り残された感じも、切なくてすごく好きです。

お風呂は、浴槽が木でできていて、3つに区切られています。
区切られていることで温度がちょっとずつ違います。

木肌がすごく気持ちいいし、ぬるめのお湯や温かいお湯(それでも41度ないくらいかな)をローテーションして入っていくことで、体にも無理がなく、温泉を満喫できます。

温かいお湯であたたまってから、一番ぬるいお湯に入るとかなり温度が低く感じますが、それでも汗がどんどん出てくるのは、温泉の醍醐味ですね。

お湯にこまかいかすのような物が浮いているように見えますが、それこそここの温泉のウリの、オレンジ色の湯の花です。

お湯に浮いていると白っぽく見えますが、肌の上に乗せてみるとオレンジ色なのがわかります。
汚れではありませんよ。

それと、少し炭酸も入っているようで、体に泡がつくのも楽しいです。


2012年1月に、2011年4月以来再訪しましたが、お湯の量と湯の花が大分増えたように感じました。

湯量が抱負なので、新鮮なお湯が堪能できる気がして、とても気持ちいいです。
自噴の掛け流しの温泉は、飲泉もできるほどの清潔なお湯です。

ご飯は山菜の天麩羅や猪汁、山女など地の物が中心ですが、どれもいい味付け。
山梨の温泉宿どこもそうなんですが、お野菜をたくさん食べられるので、体に無理がなくていいですね。
ご飯もおひつで出てきます。

そしていつも宿のおじさん、おばさんが感じが良くて、何度も訪れたくなります。

けっして豪華な宿ではありませんが、体に無理なく温泉を満喫したい方には一番にお薦めしたい温泉です。

今はちょっと淋しくなってしまった宿ですが、昭和の隆盛期に思いを馳せながらお風呂に入ってみてください。
すごく大切なものを感じさせてくれる宿です。

客室選びのポイント: 川側のお部屋がお薦めです

2012年 1月に、カップルで訪問(体験)
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1121178-d1879613-r122822990-Nishiyama_Onsen_Horaikan-Hayakawa_cho_Minamikoma_gun_Yamanashi_Prefecture_Chubu.html#CHECK_RATES_CONT


“祝!オレンジ色の湯の花完全復活!”

2012/05/20に投稿しました

冬以来の再訪です。

5月中旬、宿のある早川の地域は新緑があざやかでした。

お風呂に入ってまずは広い窓一面の緑に心奪われましたが、その後さらにびっくりしたのが、お風呂一面にオレンジ色の湯の花が舞っていること。

蓬莱館はもともとはこの湯の花がウリだったようですが、近くの慶雲館がボーリングをした影響か、近年は湯の花がかなり減少してしまっていたとのことでした。

私が通い始めたのは湯の花がほとんどない時期で、でもお風呂の風情や宿の感じの良さに惚れ込んでいたのですが、さらにここに来て湯の花がこんなに見られるとは!

たしかに今年の1月にうかがったときも、湯量と湯の花が増えているな、とは感じていましたが、今回の湯の花の見事さには、ほんとうに感激しました。

さらに、今までよりも肌がつるつるになる感覚もより強く感じました。

お風呂は湯量が増えたせいか、全体的に温度が高くなっているように感じますが、一番ぬるいところにはずーっと入っていても体に負担がありません。
気持ちよく汗が出て来ます。

夕食の際に、宿のおじさんに「お湯どうだった?」と聞かれて、「湯の花がびっくりするほど増えていました」と答えたら、「そうでしょう。地震の影響でね」と本当にうれしそうに話していました。

ガンに効くというお客さんもいるんだよ、とのことでしたが、その真偽はともかくとしても、とにかくぜいたくなお風呂です。

今回は1日目に蓬莱館に泊まり、2日目に奈良田温泉の白根館に泊まりましたが、帰りに結局蓬莱館に日帰りで入っていってしまいました。

朝日を浴びた緑が本当に美しく、お湯のよさと相俟って、贅沢な時間でした。
奈良田の帰りにやはりこちらに入りたくて寄ったとおじさんに伝えたら、「うちはボーリングじゃなくて、完全自噴だからね、1300年の歴史があるからね」と言っていましたが、そのお湯に対する愛情が心から納得できる、いい時間でした。

温泉好きな人には、ぜひ一度は訪れてもらいたい温泉です。

最近はやりの商業的、テーマパークのような温泉をあまり好きではない人、ゆったりとした時間を楽しむことも温泉の醍醐味として考えている人には、とくに喜んでもらえると思います。

とくに温泉好きじゃなくても、この湯の花を見るだけで楽しめると思います。

この温泉が温泉を紹介する本やテレビ、HP等で紹介されることがほとんどないのが、ほんとうに残念です。

おそらく、現代的ないろいろなことに乗り遅れているからメディアにはのりにくいんでしょうが、だからこそのいい部分が私は大好きです。
こういう宿、ずっと残って欲しいなぁ。

今度は連泊でさらにのんびり、決定です。

2012年 5月に、カップルで訪問(体験)
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1121178-d1879613-r130222571-Nishiyama_Onsen_Horaikan-Hayakawa_cho_Minamikoma_gun_Yamanashi_Prefecture_Chubu.html#CHECK_RATES_CONT

西山温泉「蓬莱館」

山梨屈指の名湯と噂も高い湯治宿をようやく攻めました。

西山温泉の開湯伝承は約千三百年前、慶雲年間に遡り、武田信玄、徳川家康も入湯したと伝えられる古湯です。外観、館内とも鄙びまくりの風情で、湯治棟にも活気があり、湯治宿としてもしっかり機能しているようです。

道路を挟んで対峙する、高級秘湯 (^^; 慶雲館とは対照的で源泉も別です。


        
湯治棟にある浴室は混浴ですが脱衣所は男女別。

総木造りの湯船は木板で3つに仕切られています。

左手(男性側)手前は、岩の上に据えられた石の湯口からダイレクトに注がれるいちばん熱い3人くらいのスペース。左手奥は、ややぬるめで5.6人。右手(女性側)はさらにぬる目で10人くらい。

湯口は10L/minと5L/min程度のがふたつで、湯船フチから時折オーバーフローする源泉かけ流しでしょう。

カラン5程度、シャンプー・ドライヤーなし。

土曜14時でおばさん8人、男性5人と盛況。

みな長湯モードバリバリで平気で1時間くらい入っています。


お湯は、ほぼ無色透明で、伝説の ^^) みかんの皮のような湯の花と白い糸クズのような浮遊物がたくさんあったのはラッキー。弱い石膏臭と石膏味。弱いキシキシがあってぬくぬくと居心地のいいやわらかな浴感は長湯向き。かすかにアワつき?があって、浴後には爽快感が広がります。

この内容で1,000円は評価の分かれるところでしょうがさすがに名湯、じっくりと長湯で攻めたいお湯です。

でも個人的には、やはり迫力で勝る奈良田「白根館」の”銀河の湯”の方が好みですが・・・。
http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/bbs/special/utubo_yamanasi8/utubo_yamanasi8_2.htm#hiroikeso

西山温泉 「蓬莱館」2005-10-04


湯の花はにごり湯とともに、温泉の見どころのひとつといえる。ストイックな温泉マニアは、これらを劣化の証として嫌う向きもあるが、やはり温泉気分を盛り上げる大きな要素であると思う。

ゆったりとお湯に浸かりながら、ふわふわと湯のなかにただよう湯の花と戯れていると時間のたつのを忘れてしまう。

湯の花の多くは、微生物(バクテリア類)の集合体(コロニー)といわれ、濾過や循環、強い消毒などをかけるとてきめんになくなってしまうので、これを湯づかいの良さの指標にする人もいる。

湯の花はふつう硫黄泉とセットで考えられているが、それ以外の泉質でも出る。
硫黄泉系では白や緑や黒、その他の泉質ではうす茶色〜灰色くらいの落ち着いた色味のものが多い。だが、山梨、西山温泉「蓬莱館」のそれは個性あふれるもので有名だ。

山梨屈指の名湯と噂も高い西山温泉の開湯伝承は約千三百年前、慶雲年間に遡り、武田信玄、徳川家康も入湯したと伝えられる古湯である。「蓬莱館」は鄙びまくりの風情がある湯治宿。

湯治棟にある浴室は混浴で、総木造りの湯船は木板で3つに仕切られている。

お湯は、ほぼ無色透明で、白い糸クズのような浮遊物にまじって、みかんの皮のようなオレンジ色の大きな湯の花がけっこうたくさんただよっていた。この伝説 (^^; の湯の花はまったく出ないときもあるそうなのでラッキー。

むろんここのよさは湯の花だけではない。お湯は全体にぬるめで入り心地よく、弱い石膏臭と石膏味をともなうもの。硫酸塩系の弱いキシキシとわずかながらアワつきもあり、ぬくぬくと居心地のいいやわらかな浴感は長湯向き。湯治客と思われるおじさんおばちゃん連中はみな長湯モード全開、平気で1時間くらいは入っている。浴後にえもいわれぬ爽快感が広がり、あとを曳きまくるのはさすがに名湯の貫禄か。

はっきりいって、建物はかなり年季入っていて、トイ面にある別源泉の高級宿「慶雲館」とは対照的。

「慶雲館」には喜んで入った連れも「蓬莱館」は外観を見ただけでパスしていた (^^;。

この施設内容で立ち寄り1,000円は高い気もするし、長湯で真価を発揮するお湯に思えるので、泊まりで味わうのが○かもしれない。


Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉
 
41.3℃、pH=9.21、34.6L/min自噴

成分総計=1.256g/kg
Na^+=308.8mg/kg (71.63mval%)、Ca^2+=103.4 (27.52)、Cl^-=251.9 (38.14)、SO_4^2-=484.0 (54.08)、CO_3^2-=18.0、HS^-=0.08、陽イオン計=418.6 (18.75mval)、陰イオン計=788.3 (18.64mval) 
S63.1.12分析
http://blog.goo.ne.jp/itugou/e/7a7f3ed797e6cda4e00852789b4e93ae

西山温泉にある鄙び系の旅館です。

湯治も受け付けており、裏側にまわるとかなりボロイです。

お風呂は内湯×1です。脱衣所は別ですが中は混浴です。

大きな木造の浴槽が3つに仕切られており、それぞれ温度差がついています。

一番おきな浴槽はかなりぬるく、源泉が注いでいる浴槽が勿論一番暖かくなっています。


お湯は無色透明で少しのぬめり感があり肌触りはとても柔らかいです。

ちょっぴりとろみ感もあり入浴感は十分あります。

白い湯花も舞っており、窓越しに見える紅葉を眺めながらぬるめの湯にとっぷり浸かっていると時間の感覚がなくなってしまいます。

硫黄臭も湯口でかなり感知でき、浴室の雰囲気といい湯質といい、とてもいい感じです。一度湯治に挑戦してみたいです。(1999/11/27/PM3:00)
http://www.kumagary.com/onsen/yamanashi/houraikan.htm

              /##二二__ヽ、      
                /##/    、 ヽ ヽ
             ,'## / /_/」_ハ `、 `、    
               |ヘ、#_lノ ;≠、'ノ 刈 l  l!
               { (( ッ'ト-リ ゙   ,、リソハ |'   ああ・・・
               ヽヽ o゚ ´   /ソ}'ノ ノノ
               Y ° - ' `゚イイ´     今週中に必ずお金を作りますから・・・
               /⌒ ( Y)` ;‐‐ ' ゚( i )
            |:::::::::::〉i/^^ゝ-、 (y )       もう少しだけ
             l++::::(/\ ,ミ}::ハ:ヽ〉i(
            l+┘ /::::::::::ソ:::::}:( y)       もう少しだけ待ってください・・・
                l::::::/:::::::::::/::::::/::::)i〈
             l:::::;++、::/:::::::::!::::{l|ll}       
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世界最古の旅館「慶雲館」 暖簾を守る秘訣は「借金するな」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141107-00000006-pseven-life
週刊ポスト2014年11月14日号


 世界最古の宿は日本に存在する。それが創業1309年、西山温泉の「慶雲館」(山梨県南巨摩郡)である。

 南アルプスの麓、武田信玄と徳川家康が訪れた宿は、705年、藤原鎌足の長男・真人によって開湯された。ギネスブックが認定する世界最古の宿として知られ、成田空港からタクシーで訪れる海外客もいる。第52代目の深澤雄二社長が、暖簾を守り抜く心得をこう語る。

「先代からの教えは、『金は貸しても借金はするな』。副業などに手を出していたらとっくにつぶれていたでしょうね。代々温泉を守ることだけ考えてきたおかげで1300年以上も続けることができたのだと思います」

 原則として、食事は「部屋出し」で、ベッドの客室もあえて用意していない。あくまで古き良き温泉旅館にこだわるのが老舗としての矜持だという。

 写真は、樹齢2000年以上の古代檜で造られた露天風呂「望渓の湯」。標高800メートル、南アルプスの雄大なパノラマが迫る。
http://www.asyura2.com/14/hasan91/msg/518.html

>世界最古の旅館「慶雲館」 暖簾を守る秘訣は「借金するな」

実際は


暖簾を守る秘訣は

「金にならない客には手をかけるな」

「給料の高い従業員は首にしろ」

西山温泉 「慶雲館」

お湯は、無色透明、微重曹味、無臭。上品な感じのお湯で、硫酸塩泉らしいキシキシ感がありますが弱く、それほど印象に残る浴感はありませんでした。

宿の雰囲気、ロケーション、接客なとどあわせて味わうお湯のような気がします。魅力のある宿ですが、なかなかのお値段で、金欠うつぼ家にはハードル高すぎです ^^)
http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/bbs/special/utubo_yamanasi3/utubo_yamanasi3_3.htm


格調の高い温泉 [西山温泉 慶雲館]
とつかんさん [入浴日: 2006年4月 ]

格調高い温泉です。

2年前に、両親を連れて日帰りで立ち寄ったのですが、両親はあまり喜びませんでした。
遠いわりに、お湯自体の印象が薄く、眺めも山ばかりというのが主な理由でした。


リラックス出来ませんね [西山温泉 慶雲館]
ポッポさん ゲスト [入浴日: 2005年7月 ]

日帰りの立ち寄り湯での利用です。慶雲館に付いたのは12:30くらい フロントには誰も居ません しばらく待ちましたが。。。 

やっと出てきた方は1時間で1000円です(休日です)と言ってレシートに時間を記入
 
1Fの野天 4Fの展望 こちらから聞かなければ特に案内もありません。 

1分まで管理されるとリラックス出来ませんね もう少し顧客満足を意識して欲しいな 
 
新しいこともあり 温泉はとても気持ちよかったので 3点 
今後古くなった場合は? ですね。 1Fはかび臭い感じがしましたので・・・・

宿泊者と日帰りへの態度が [西山温泉 慶雲館]
西山さん ゲスト [入浴日:2007年2月]

ここへは日帰りで行ったことが数回あります。お湯、お風呂はとても良いです。

強いて言うと、頭をもたせ掛けたり、お湯から出て座ったり寛げるスペースが浴室内にないのが残念です。

ですが、お湯は本物、完全掛け流しにされていて気持ちが良いです。

気になるのは宿泊者と日帰り客に対しての態度がかなり違うこと。

女性のスタッフは気持ちよく「ありがとうございました」などと言ってくれますが、男性スタッフの日帰り客に対する接客はとても温泉宿のベストランキングに入る宿とは思えません。

温泉を上がって帰る際に「ありがとうございました」と言っても無視して、私たちが脱いだスリッパをこれみよがしに等間隔に並べなおしたり・・・。

相手が宿泊者だったら絶対にやらないでしょう。

宿泊者には評判が良いようですが、日帰りで行く場合は多少の態度の悪さは覚悟した方が良いです。

ちなみに電話で問い合わせた値段と実際の値段が違いました。
電話応対の方が値上げたのを忘れていたのだと思いますが。


江戸ッ子じゃあるまいし… [西山温泉 慶雲館]
水無月さん ゲスト [入浴日:2007年8月]

私は立ち寄り湯ができるギリギリの時間に入りました。
そのせいでしょうか?お客さんは私しかいませんでした。
温泉を一人占めでき、皆さんの評価通りお湯は抜群だったのですが、とにかく湯が熱すぎる!!

45℃以上あったと思います。足を入れるだけで真っ赤になり、腰まで入れたらもう限界。

ゆっくり露天のお湯につかりながら外の景色を楽しむ…なんて絶対にできない。
お湯は良いのに楽しめませんでした。江戸ッ子じゃないんだから、あんな熱い湯はカンベン。

そろそろ立ち寄り湯の時間が終わる頃、私は帰るため脱衣室でジーンズをはこうとしたら湯番のオジサンが入ってきて(もしかしてパンツ見られた?)内湯のジャグジーのスイッチを入れた。

なんだよ、立ち寄りの客が帰る頃にジャグジーをONにするって…。

そしてオジサンは館内電話でどこかに「お湯が熱すぎる」という連絡をしていました。

立ち寄りで入ってた客がいたのに、泊り客が入る時間になってやっとお湯の確認しに来るなんて遅い。

日帰り客と泊り客で差別があるかも?という書き込みがありましたが
残念ながら私もそれを感じてしまいました。

高級旅館とはいえない [西山温泉 慶雲館]
名旅館探検隊さん ゲスト [入浴日: 2008年3月]

高級旅館として紹介されていたので、そのつもりでホスピタリティを期待して予約したがスタッフのおぼつかなさに興冷め。

フリーターかと思うようなカジュアル感ただよう若い人や日本語のたどたどしい外国人の接客でこちらが料理内容などを質問してもハテナ顔。

しかし、これはオフィシャルHPのブログ文章を見て納得。おもてなしの心などは持っていなさそうなノリ……。

アメニティもビジネスホテル並み。机の角がはげていたり、障子がやぶれていたり、ひなびた感じもあちらこちらに。

料理は豪華で品数も豊富だったが、熱いものは冷めていて、冷たいものはぬるかった。

また、ほかのお客さんがお風呂で大声で騒いだりと品のいい感じではなくて、これも残念。泉質には定評があるらしいので、泉質目当て以外の方にはオススメできない。(周辺に宿泊施設がほかにもあるので、泉質目当てならもっと安い宿でいいと個人的に思いました)


高級旅館?? [西山温泉 慶雲館]
ガセ高級旅館に注意さん [入浴日: 2012年5月4日 / 1泊]

あまりにもびっくりした。行くだけでも大変だったのに期待してたら到着しても誰1人挨拶なし。

従業員は皆さん派遣かバイトなのか、担当に付いた人がピアスをしていて敬語の使い方も不慣れな感じ。とても高級旅館の仲居とは思えず…。

仲居の着付けのことについて書いてた方がいましたが納得。部屋も虫の死骸や一部ホコリの固まりがあり、脱衣場や湯船も汚い印象でした。ちゃんと清掃しているのでしょうか?
http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen002120/2.htm


西山温泉慶雲館 ダメダメ 2011年05月26日18:47


俺は非常に執念深い性質なので、これまで俺に嫌がらせをしてきたヤツラを逐一メモっている。そして、機会があれば、そう例えば、首都直下型地震なんかが来て、未曾有の混乱があちこちに出始めれば、それに乗じて、過去、俺に嫌がらせをしてきた連中に思いのタケをぶつけてやりたい、と常々思念している。

直下型地震が来ても、敵は山梨県の山中に位置するため、混乱に乗じての復讐というわけにはいかないのだが、しかし少なくとも俺を敵に回したことを後悔させるに足るのが、西山温泉慶雲館だ。


彼らにとっては全くもって、不幸だ。

俺も名前は失念していたし、過去、確かに怨みのネタとして持っていたものの、今日のこの寸前までついぞ記憶中にはなかった。

なんでもギネス登録されたようだ。最古の温泉とやらで。

そこで、名前が挙がってしまったのが、彼らにとっての不幸、というわけだ。

眠れる龍をあえて起こすとは、いやはや、彼らの暴挙には敬服する。

どんな仕打ちを受けたかと言えば、概要は次の通りだ。

もう3、4年前にはなろうかと思う。

ある爽やかな日、車二台で連れ立って山梨へドライブ、日帰り温泉でも楽しもうか、という話になった。

山梨は、そもそも俺の先祖発祥の地でもあり、そして一時期武田信玄に傾倒していたこともあり、甲州には足しげく通った。

ところが、鰍沢より地図上では左方、すなわち早川町の辺りは、道路上でもどん詰まりのため、今まで行ったことが無かった。そこで、その日はGO,ということになったわけだ。

そして、上記の慶雲館が出てきた。

なるほど、西山温泉ということで温泉でもあるのだろう。ここで日帰り入浴をしようか、という話になった。

だが、一瞬おれはいやな感じがした。同館のHPでも見れば多分全容が出てくるだろうが、山の中にあるくせに異様に場違いな立派さを持っているのだ。

かつて本ブログで処断してやった、イナカの下品な彩りでくくられている巨大旅館というわけではなく、色合いはさして目立つことは無いのだが、文字通り、巨大なのだ、この慶雲館とやらは。

誰もいない(というより、先にも書いたとおり、このどん詰まりの中で=一本道はどこにも抜けられない道路なので、人は少ない)山中であたり払う無用な威容さが、何かカチンと来たのを覚えている。

大体、俺の温泉遍歴から言うと、このテの「間違った」方向性を売り物にしているところは、経営者の感覚が180°あさっての方向を向いていて、ともすればそうした「間違った」方向性が従業員の傲慢さに自然とトップダウンされていることが得てして多いのだ。

予感は容易にあたった。

日帰り入浴の客などお断り、というわけだ。取り付く島も無かった。

せっかくの楽しい思い出が一点の下らない・取るに足らないバカげたことで台無しになることは良くある。さながら、白装束に一点の墨がついてしまったかの如く、だ。

結局、その山梨行は、慶雲館の従業員の態度でまったくつまらない一日に成り果ててしまった。


確かに、有名旅館の場合、日帰り入浴をお断りするケースが多いのは良くあることだ。1人¥500〜2000では、割に合わないというのだろう。だから、宿によっては入浴を「休憩」とセット販売し、昼食や昼寝できる座敷を提供して合わせて、¥5000としているようなところもあるし、そもそも入浴は宿泊客にしか提供しない、という店もある。

それはもちろん、宿ごとの勝手な経営方針によるものだから、自由だろうし、駄目なら駄目でよいのだが、しかし、断り方というのがある。そこが、経営者の教育が成っているかどうかの見極めポイントだ。女将を出してきて、そこで丁寧な断り方をしてくるのか、だらしない従業員に唾棄されるかの如く拒絶されるのか、では印象が違う。言うまでも無く、慶雲館は後者だったわけで、しかも駐車場の整理員ごときに見下されたかのように追い払われたことは、決して忘れることは出来ない(といって、忘れていたが chuckle)。

しかし、残念な話、得てして有名な温泉街や有名旅館の場合、傲慢な態度を平然としているアホ従業員が多いのも事実だ。何も慶雲館だけの罪ではない、と思うが、冒頭書いたとおり、処断の対象になってしまったのは、結局彼らにとっての不幸だったというわけだ。


ギネスを申請して、最古の温泉ということで登録を受けたらしいが、そんな暇があれば、オマエラのバカ従業員に教育の「キ」の字でも教える方に労力・時間を割くことの方が優先なのではないのか?

何を勘違いしてやがるのか。

経営者がバカであれば、その下について日銭を稼ぐバカは二乗・三乗化されるのは自明の理というものだろう。そこがわからず、宿の本分であるホスピタリティを捨て、無用な名誉を求めるという明後日の方向性こそ、このバカ宿に似つかわしい。よしんば、ギネスの名に惹かれて一旦は客入りが増えたとしてもだ。バカとバカ二乗者によってしか構成されていないバカの巣窟に一宿一飯を求めたところで、日常生活を離れた良質のホスピタリティが期待できるわけがない。

というよりもこの慶雲館は最初から方向性のズレがあったのではないかと思う。

というのも、あの山中であの威容さをよしとするのは、やっぱりオカシイと思う。一体だれにあんなに威張った造りを誇示しているのか?タヌキにか、熊にか?それともキコリにか。

ああいう建築を良しとしたセンスが、ギネス申請に行き着いた、というわけなんだろうが、チャンチャラおかしい。


ドラマ「HOTEL」の一話にこんな話がある。

主人公の勤めるホテルプラトンに親子三人連れがやってくる。その親は、しかし仕事の関係もあって、宿泊は出来ず、子供が雑誌を見て目を輝かせたホテルプラトンに日帰りで遊びに来たというわけだ。だが、従業員の態度がそっけないこともあり、子供の最大の興味対象は脆くも崩れ去る―。後日、その母親がプラトン社長宛てにそのクレームを手紙で出し、従業員一同奮起し、無料で親子三人を再度プラトンに招待したのだった。

まあ、これはドラマの下りなのだが、たとえ目前の仕事に忙殺されていたとしても、客の中には単なる「宿泊施設」以上に考えている客もまたいる、という想像力をもって仕事をしなければ、宿全体のホスピタリティを遺憾なく発揮できることは出来ない、という教訓がここにはある。

「日帰り入浴希望者など、利益化には程遠いから、そんなヤツラ来たら追っ払いなさい」と教育しているのを十分に想像させうる、あの無礼な慶雲館側の態度は、そっけない態度どころの話ではないし、ホスピタリティとは全くもって程遠い。プラトンの従業員は、己の油断を知ったわけだが、慶雲館側は、日帰りの客に対しての油断と、それに由来する侮りがあったのは事実である。

こういう見方も成立するだろう。

窮余の一策としてのギネス申請、ということ。

そもそも従来どおりに経営がうまくいっていれば、ギネス申請などしなくとも良い。

ギネス申請するぐらいにまで、追い詰められているのではないのか。

というのも、昨今、温泉の存在意義が随分と落魄しているのでは?という懸念がある。

高速道路の整備も進んだ。高速料金も低下した。つまり、首都圏の人間の1日当たりの行動範囲が広がった。温泉宿は、先にも示したとおり、恐らく日帰り入浴だけ受け入れていても成り立つはずが無く、結局のところ、宿泊客を増大させねば売り上げ増加には直結しない。すると、人民の移動インフラが整備されすぎることは、彼ら温泉主にとって決してプラスではない。結局、一日で帰れてしまうからだ。

その意味で、山梨の湯村温泉などは、格式のある立派な温泉街だったが、昨今の凋落ぶりは目に余るものがあるといえる。湯村などは東京からも急行で2時間あれば着いてしまう「中途半端」な距離にあるからだ。

石和は、そもそも新しい温泉と言うこともあり、温泉街というよりも歓楽街に近く、温泉コンパニオンを大量に集め乱痴気騒ぎしていれば儲かるわけだから、ここでは問題視しない。

この観点から見ると、早川町などは非常に中途半端な位置に存在すると言える。先にも言ったとおり、長野や静岡に抜ける幹線道路があるわけでもなし、付近に有名な観光地があるわけでもなし、鉄道の駅も付近には無い。従って、そうしたナイナイ尽くしのエリアにおいては、一にも二にも地道なホスピタリティの追求こそが近道であったと思うのだが、慶雲館の場合、恐らく経営がうまくいかないものだから、コンサルタントを招聘して、その助言もあって同館の歴史を紐解く、地味な作業を始めたら、なんと最古じゃねえか、というわけで早速申請した、という辺りなんだろう。

慶雲館がギネス登録されたという記事を掲載していたサイトでは、社長の言葉として「おもてなしを大事にギネスで認定された希少価値を大事にしていきたい」と出ていたが、ここでの「おもてなし」に糞バエを払うかのごとく追い立てられた一見の日帰り入浴希望者が含まれていないことは自明の話である。


無論、慶雲館が経営的にキツイのか、そうでないのかなどは、空想の話であって、真相は知らないし、知る気もない。今、慶雲館に行けばかつてとは豹変して猫ナデ声で勧誘してくるかもしれないが、あんな山中、高いガソリンを消費してまで、そんなバカげた予想を当てに行きたくもない。

また、ギネス登録された結果、儲かれば儲かるでいいんじゃない、とも思うが、しかし、過去嫌な思いをさせられたのも事実だ。ここで黙っているという法則は俺には通用しない。

同社の社長は「おもてなし」をしゃあしゃあと語るが、オマエラのやっている「おもてなし」などはママゴト以下だ。オマエラ以上の「おもてなし」をしっかりとやっている所なんざ、数えるまでも無く多数いる。ギネスのような無用な装飾など無縁に地道にホスピタリティを追求しているマジメな温泉旅館経営者からすれば、ママゴト的な「おもてなし」を語るだけでも許せねえでしょうな。

その「おもてなし」とやらの方向性は俺らじゃなく、ギネス関係者でしょう。山中にこもりすぎで世の中が見えてないんじゃないんですかね。夜郎自大もいいとこだ。

まあ、少なくともこの慶雲館が非常に権威ぶっていることだけは良くわかった。

ホスピタリティ充実よりもギネス申請を優先している姿勢がそういえるだろうし、また「最古」なんて称号こそ、権威主義者が大好きなもんだもんナ。


一見の客や日帰り入浴客にとっては、旅館サイドの事情、すなわち入浴だけじゃ元がとれないとか、安っぽく入れれば権威が落ちるとかの事情は知ったことではない。要は入れるか入れないか、だけが興味の対象でしかない。

OKが出れば、その客は日帰り入浴を通じて、その温泉旅館がどのような施設を持っているか?従業員の態度はどうか?脱衣場やロビーはキレイか?などの様々な評価を下しているはずであり、その点からすれば未来の顧客につながる可能性はゼロではないはず。

それが見られたくない宿であれば、虚飾としてのギネスでも何でも取ればよいし、無論、ウチはそんな一見から出世する客を育てる必要性も無いくらいお得意様で一杯です、という話なら日帰り入浴希望者を傲慢に・見下したかのように・冷笑的に・侮蔑的に・あざ笑って・顎で突き返しても良いだろうが、昨今の温泉旅館でそこまで余裕コイテる奴は一握りの話だろう。

従って、未来の客になる可能性を持ち、また口コミ等で敵対者とならせない為にも(俺みたいな粘着質者)、それ相応の断り方を持つべきだろう。


今回の話は確かに直接的には慶雲館に腹が立っているのだが、同時にその背景にある多数の有名旅館共への警鐘でもある。だから、慶雲館にとっての不幸は、たった一回のミスだけで口汚い敵対者を出してしまった己の油断にこそ、ある。湯量の豊富さでもギネス申請するらしいが、改めてオマエラの本分はなんだ?ということを、全社対応でもって早急に自問自答しなければならない。

一旅館としてお客様を迎えるよりも、ギネス追求に目を血走らせていること自体が、オマエラの油断につながっていることを知らなければならない。

コメント

4. キタロウ 2014年01月23日 17:35
この方のおっしゃる通り慶雲館は糞旅館です。トップの考えがずれているのも事実です。やはりわかる方は分かるのだと思います。

温泉の質で持っているような旅館です。旅館のプライドだけは高いのですが、ホスピタリティは三流以下と残念な旅館です。


5. かいと 2014年02月08日 03:46

うーん、どんな態度を取られたのかわかりませんが、そまそも行く前に確認してから行けば良かった話で、あんな遠くに行くのに、入浴できるかどうか確認もせずに行くこと自体が無計画すぎるでしょう。

それに温泉に行くのなら近くに奈良田の里温泉という公共の施設もあるのですからそちらを利用してみては?ほちらもお湯はかなりいいですよ。

あるいは駐車場の案内をしている職員からも客として相応しくないと思われたのでは?

末端の従業員の教育が行き届いていないことがあったとしても、あなたが宿に対してどれだけの配慮をもって接したのかわからないですし、これだけをもって慶雲館が悪い宿だとは全く思いませんね。少なくとも私が利用した時は素晴らしいサービスでしたよ。

それと、客を断るにしても女将が出てくる必要はないですよ。女将はもともと受け入れるべき客ですらない人に相手をする時間はないです。女将の仕事を軽減する意味でも、門前払いすること自体は正しい判断だと思いますよ。

仮に言い方が悪かったとしたら問題ですが。

6. 温泉大好き 2014年07月21日 07:54

私も実際に泊まり、同じような雰囲気、態度を感じました。
 
ここに泊まって初めて今まで泊まった良い宿を思い出しました。

料金を払えば、満足度に比例するのはあたりまえだと思っていましたが・・・泊まる宿は、ギネスや料金なんて関係ないのかも。小さい宿で料金が安くても満足できる宿の方が私には合うのですね。

旅館の中には、たくさんの方が働いていましたが、おもてなしをする心が感じられず表面的な印象をうけました。

笑顔がないし、インカムをつけている人たちはロボットのようでなんかつらそうでした。毎日楽しいのかな。

食事もちょっと・・・好みではありませんでした。評価は人それぞれですが、泊まってみて素直に感じた感想です。
http://blog.livedoor.jp/kazaguruma_ya7/archives/4866257.html

慶雲館の口コミ
“気分最悪”2014/08/20

一泊二日で利用しました。色々と旅行をしてきましたが、家族揃って『今までで1番ひどい。』の評価です。

特に値段を間違えたにもかかわらず、言い訳していたフロントの男性は、客を舐めてるとしか思いません。

子供歓迎と書いてありましたが、子連れへの対応もとても冷たかったです。

極みつけは、部屋食が絶対の旅行だったので、値段は少し高いけど確約のプランにしました。

しかし何も説明なく食事処(個室)に変更になってました。しかも、その部屋は蟻が何匹もうろついている、じっとり湿った部屋でした。どこが高級旅館??

さすがに頭にきてデンワでフロントに言っても、係りに伝えます。のみ!

ちなみにチェックアウトの時にも例の男性に言いましたが、客の目すら見ず、わざとしか思えない様なうわべの謝罪。

もうがっかりでした。

殿様商売ですね。

子連れはおすすめしません。完全に歓迎されてません。

お風呂も特に感動しません。最近ではよくある、高級旅館特有のアメニティもありません。

かけ流しだけなら、他で十分です。
行って後悔て本当にあるんですね。
2014年 8月に訪問(体験)
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1121178-d1126599-r223059482-Keiunkan-Hayakawa_cho_Minamikoma_gun_Yamanashi_Prefecture_Chubu.html#CHECK_RATES_CONT

“料金だけ一流”

2013/01/10に投稿しました

我が家にしては奮発して泊りに行ったが最悪でした。

まず、チェックインの20分前に着いてしまったが一切出迎えはありません。

部屋でお茶を頂いたが薄く湯呑は茶卓にのせずそのまま。

4Fの大浴場に行けば扉は以上に重く開閉困難。

部屋のエアコンは強でもとても寒く、明るい内からカーテンと障子を閉めてやっと凌げたが、吸気部の部品がうるさくファンヒーターを持ってきてもらった。

夕食は、大宴会場という事で向かったが係はおらず、団体が呼んでいたコンパニオンに「いっらっしゃいませ」と言われる始末で、揚句カラオケが始まりうるさく、肝心の料理は、温かいものは冷たく、冷たいものはぬるく、刺身の薬味はヒーターでカラカラ。

焼魚は冷たいから串から外れず、セリご飯とやらは一切風味なく、赤出汁のみそ汁も当然?ぬるい。

そして、途中から4組の配膳を一人でしていたが回らず応援に来た者の携帯が配膳中に鳴り出し、しかも、後から来た方たちの方が先に料理を出される始末。

飲み物もチェックイン時に忙しく聞かれたのに出ていなく、催促してもさらに用意し忘れ。

翌朝、また大浴場に行ったが、今度は開いたまま閉める事が出来ず、そのまま入浴をし、朝食を食べ、部屋に戻ると、これまたチェックイン時に聞かれた布団は上げられる始末。

もう、ここまで来ると、何をしに行ったのか分からなくなってしまったが、最後に、掃除係の方に深々とお辞儀をされたのが、唯一の救いかと、皆で言い聞かせるのがやっとでした。

こちらの宿では、我々が支払った料金は安い方なのかも知れませんが、それ以下でも十二分な所はいくらでもあるかとつくづく思い知らされました。


2013年 1月に、家族で訪問(体験)
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1121178-d1126599-r149273141-Keiunkan-Hayakawa_cho_Minamikoma_gun_Yamanashi_Prefecture_Chubu.html#CHECK_RATES_CONT


“2年で豹変!本当に残念です”

2014/03/17に投稿しました

温泉と食事の良さで、今回二年ぶりに宿泊しました。

中部横断道の増穂ICが開通して、県道37号線も新たにトンネルが開通して、だいぶ近く感じました。

お風呂は前回と同じで、柔らかいお湯で大変気持ちよく堪能しました。ただ、アメニティーは2年前よりだいぶ品落ちしてましたが、気にはなりませんでした。

夕食は部屋食でなく、宴会場でした。それはいいけど、テーブルが非常に小さく、席間も非常に狭く・・そこで肉を焼くから 大衆焼肉店のようでした。

料理は、お吸い物は最後の赤だしの味噌汁はぬるく、焼き立ての串に刺したイワナは冷たく、刺身はパサパサでした。うまい・まずい以下だと思います。翌日、フロントに言ったら、安いプランだから仕方ないでしょう!モンクがあるなら、アンケートに書いてくれ!と・・

で、車が用意できたと知らしてもくれないので、自分で車を探してお見送りもなく帰りました。

ちなみに料金は2人で6万でした。

客室選びのポイント: 2階は宴会場から廊下中、肉の臭いがすごいから、避けたほうがいいですよ
もっと見る


2014年 3月に、家族で訪問(体験)
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1121178-d1126599-r197652732-Keiunkan-Hayakawa_cho_Minamikoma_gun_Yamanashi_Prefecture_Chubu.html#CHECK_RATES_CONT

“あ〜あ、がっかりです”

2014/05/28に投稿しました

高級な旅館、ギネスにも乗った・料理も賞をとった!温かいものは温かく、冷たいものは冷たくとHPのトップに堂々と書いてあるのに、イワナが冷めている。

持ってくるときはシャレて燻煙のぼりながら・・・なのに。ポーズだけ。

親孝行のために、高級旅館に泊まろうと頑張ったのに。

食事は本当に残念。いいの?これでって感じ。

2階の食事処からは、夜中まで廊下に焼肉の匂い充満してますし。

部屋の扉は一番普通の部屋だったためか、いまだに鉄のとびら。重いのなんのって。

一番よかったのは、ヒノキのお風呂でした。21日に張り替えたそうです。そこだけは本当によかった。

予約のお風呂は熱すぎて5分で出てきちゃったしね。


宿泊の金額にみあっていません。

もう、二度と行きたくないです。本当にがっかりしました。


2014年 5月に、家族で訪問(体験)
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1121178-d1126599-r207436347-Keiunkan-Hayakawa_cho_Minamikoma_gun_Yamanashi_Prefecture_Chubu.html#CHECK_RATES_CONT


05. 2014年11月07日 08:35:43 : b5JdkWvGxs

念願の慶雲館にお泊り。松田先生の温泉番付でも上位の宿。

館内に6つある風呂のうち5つに入った。どのお風呂も「源泉じゃばじゃば」ですばらしく気持ちのよい湯である。これぞホンモノの温泉だ。

1階の露天は昔からの源泉と思われ成分も濃いような気がする。4階の展望露天風呂「望渓の湯」は山々に吸い込まれるような絶景風呂である。

【お湯情報】
・加水なし
・加温なし
・循環なし
・塩素なし
・昔からある源泉は自噴、平成17年に掘り当てた源泉は掘削自噴か。

【場所】山梨県 52号線を南アルプス側に入っていく山奥


【エピソード】
ちょっぴり残念だったのは、場所によって若干カビ臭かったことである。

サービスや全体の建物の作りや雰囲気、お料理、など文句のつけようもないのだが、安いプランだったためか当たった部屋と一階の貸切風呂の2箇所でカビ臭さを感じ、あ〜っ残念。

いい湯を守ってほしい宿だけに、細部までぜひ気をきかせて手を打ってほしいものだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/shifudon0423/58616856.html

Dogwood@さんの感想 (女性/40〜49歳)

慶雲館の口コミ
2回目の利用です。前回の印象がとても良かった分(全体的に五つ星)、今回の接客には非常にがっかりしました。

先ずは、到着後の仲居さんによる案内が接客業失格です。

こちらがリピーターであるにもかかわらず、名前を間違えて呼ばれました。訂正しても、客の言っていることが耳に入らないようで、ずっと間違えっぱなし。

部屋に通された後の一通りの説明の後に、こちらのリクエストを聞かれたため、予約制露天風呂に2つ目の予約を入れたい旨要望を述べると、「予約状況がわからない」、「他の予約がなければ入れられる」等、今すぐ客のために調べようとする気配がまったくなしでした。

3、4回目の押しで、ようやく聞き入れてくれた次第です。その他でも、仲居さんの思い込み、一方的な案内と失礼な言動に、リピートしたことを後悔したほどです。

また、食事(食堂にて)については、わざわざ歩いていって係りの方を呼んでまでしてお願いしたいことがあったにも関わらず、配膳優先(係りの都合優先)でした。

一つの小鉢の火の通りが悪く、肉が半生でしたので、取替えをお願いしたのですが、出てくる前にこちらの食事が先に済んでしまいました。済んでしまった後に、責任者のような方が出ていらして、「もう暫くお待ちを」と言われても困ります。また、メニューの説明をするのでしたら、小声でぼそぼそ言わず、聞こえるぐらいの声の大きさでお願いしたいです。

出されたメニュー一つ一つはとても美味しくいただいた分、給仕で評価を下げざるを得ないのが残念です。


宿泊日: 2013/03/04
利用人数: 2名(1室)
部屋 : 標準客室 和室10畳 前室 踏込(和室)
宿泊プラン : 【最安値】冬季特別謝恩企画!!!リニューアル15周年記念「秘湯の1軒宿で心も体もリフレッシュ」
食事: 夕朝食付
http://www.ikyu.com/00001376/review/

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 中川隆[-12816] koaQ7Jey 2019年1月21日 19:02:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-22225] 報告

(株)湯島(旧:(株)西山温泉慶雲館)


〜ギネス認定の世界最古の温泉旅館〜

 (株)湯島(旧:(株)西山温泉慶雲館、TSR企業コード:340107081、法人番号:5090002015009、山梨県南巨摩郡早川町湯島825、登記上:東京都中央区八重洲2−8−7、設立昭和26年1月8日、資本金1000万円、代表清算人:深沢雄二氏)は1月8日、東京地裁から特別清算開始決定を受けた。

 負債は現在調査中。


 ギネスブックに世界最古の宿と認定されている飛鳥時代の慶雲2年(西暦705年)創業の山梨県西山温泉の「慶雲館」の元運営会社。甲斐国主の武田信玄や日本統一のさなかに徳川家康も二度にわたり入湯したと伝えられ、705年の開湯から源泉は一度も枯れていないとされる。高級温泉旅館としての地盤を固め、平成12年3月期の売上高は約9億9600万円をあげていた。

 平成17年には全室掛け流しの露天風呂を設置したが、ここ数年は消費低迷や価格競争などで売上が伸び悩み、過去の投資負担が利益を圧迫。28年3月期の売上高は5億9600万円にとどまり、赤字に転落していた。

 このため29年6月1日、会社分割で新設した(株)西山温泉慶雲館(TSR企業コード:023826657、法人番号:4090001015027、山梨県南巨摩郡)に旅館事業を譲渡。当社は、29年12月7日、東京都に本社登記を移転し同月7日、(株)西山温泉慶雲館から現商号に変更。30年6月30日、株主総会の決議により解散した。
 なお、世界最古の宿「慶雲館」は譲り受けた西山温泉慶雲館が事業を継続。第53代目の当主、川野健治郎社長は「世の中の動向にまどわされず、温泉一本で経営を続けていくという教えを守り、歴史を継承していきたい」とコメントした。

2. 中川隆[-12815] koaQ7Jey 2019年1月21日 19:06:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-22225] 報告

消費低迷や価格競争の激化により売上が低迷したことに加え過去に行った設備投資の負担などが重荷となり、

2017年(平成29年)6月に旅館の運営を会社分割にて新設の新会社「(株)西山温泉慶雲館」へ譲渡し、

旧会社の(株)西山温泉慶雲館は「(株)湯島」へ商号を変更した後、東京地裁より2019年(平成31年)1月8日付で特別清算の開始決定を受けた。

3. 2022年6月16日 13:38:57 : TDury0Uh3Y : SEFmMzNXbDVyZkU=[1] 報告
西山温泉 蓬莱館 - 秘境温泉 神秘の湯
珍品オレンジの湯の花が舞う!静かでぬるめの極上湯
日帰りレポート 最終更新日 2019/09/08 投稿者 しおり
https://hikyou.jp/report/dayuse/56036/


※※※※このレポートは2005年6月に訪れた時のものです※※※※

南アルプス早川渓谷上流へ小さな温泉街西山温泉がある。
高速のインターより約2時間の長い下道を走らなければならな山梨で数少ない秘湯と言っていいだろう。

この日は奈良田温泉 白根館へ宿泊していた為、帰りがけにできれば寄りたいと思っていた。こちらは変わった湯の花が温泉好きに有名である。
西山温泉 蓬莱館2 西山温泉 蓬莱館3


建物はかなりの年期もの。はっきり言ってしまうと今にも崩れそうなボロ(失礼)な建物だ。
駐車場は建物前の道路を挟んだところに5・6台のスペースがある。
到着すると秘湯に似つかわしくない金髪のお兄ちゃんが出てきて案内してくれた。


ご家族で経営されているようで他にやさしそうなおばあちゃんがいた。
お風呂が混浴なのでバスタオルでもなんでも巻いて入ってね、と心配そうに言ってくれたのがとても嬉しかった。

鮮やかなオレンジ色の湯ノ花は珍品 静かな空間でのんびり

浴室は2面の壁は窓で明るい。でもちょっと熱かったので窓を開けようとすると開かない・・。
1部以外は開けれないようにしてあった。
温度は全体的に少しぬるめ。


オレンジ色の湯ノ花

脱衣所


湯船が3つに分かれており、適温〜ぬるめが楽しめる。
無色透明、微硫化水素臭、無味。
驚いたのは鮮やかなオレンジ色の湯ノ花。
柑橘系の香りがするのではないかと思わず匂いを嗅いでしまった。(無臭だったけど)この湯の花は珍品!一度ご賞味ください。
https://hikyou.jp/report/dayuse/56036/


御主人は亡くなられていました
2021年3月頃に訪問

「えっ?!嘘・・」ショックな事を聞きました。予約時の電話の声が御主人では無かったので、御主人はどうされているのかなあ?病院とかも行っていらっしゃったし・・」と思いながら何だか気になり、久々に伺いました。
そうしたら昨年の調度今頃、急性心不全でお亡くなりになられたんだそうでした。持病を持ってはいたがお元気で、お客さんを見送り普通にされていたのに突然だったそうです。

一昨年私は予約を入れ乍ら日にちを変更し、そして結局予定を変更しキャンセルしたのでした。御主人の優しさに甘えた部分もあったかも知れません。あの時の御主人の声を今でも覚えています「いいよ いいよお また来てねー」と。
御主人のお顔が函館の濁川温泉・新栄館の御主人と重なって上手く思い出せませんが、幾つかの思い出の会話を偲ばせて頂きたいと思います。

数年前、蓬莱館に初めて宿泊する日、私は富士駅のホームで身延線の乗り継ぎに失敗し、早川町の最終バスに間に合わなくなり、宿をキャンセルしないと仕方がない事になり電話を入れました。そうしたら「迎えに行くよ。折角来てくれるんだから」と言われ、下部温泉駅まで片道1時間以上の道のりを迎えに来て下さいました。以来御礼の気持ちで連泊した事もありました。
浴室に案内され温泉自慢「山から出た温泉がここへ着くまでにまろやかになってね。飲んでみてね。飲泉の許可が出ている温泉は少ないんだから」ロッカーの上には瓶が並びオレンジ色の湯の花が。パッと見ただけでは何か解らない様な、ちっちゃなみかんゼリーが溜っていた。
浴槽は1つだけど「これが家族で入るのにいいの。介護で入りに来る方がいるからね」と言われ、宿泊客が重なると「お互いで都合付けて入ってよ。どうする?」なんて、客同士に決めさせる呑気さ。
お料理も御主人が作られていて美味しかったな。息子さんが「後を継いでくれたらいいんだけどどうかなあ」と言われていたが、この鄙びた秘境温泉を若者が継ぐ事は難しいと言うより無理だろう。御親戚の方が後を継がれたそうだ。
部屋には宿泊ノートが置いてあり、そこには「30年ぶりに来たけど何も変わっていません」など古いリピーターの声が多く寄せられていた。現在の御主人も「閉めようかと思ったけどずっと来てくれてる方もいるから」と、蓬莱館を継いで行こうと思われたそうで、お一人で奮闘されていた。
2食付きだと1人泊で12000円程に値上がっていたので今回は素泊りにした。6700円程度。布団はセルフで敷く。部屋は以前泊まった時と同じ部屋だった。窓からは、立派な慶雲閣と廃館になっている廃屋の宿が対比の様に見えている。蓬莱館もかなり鄙びているが、当時はそこそこ立派な宿だったのではないだろうかと思ったりもする。


何年かぶりに宿の前に降り立つと、蓬莱館は以前にも増し活気なく古び、寂れきっている様な侘しさを感じた。今思うと、御主人を失ったからだったのだろうか・・この宿は。
驚いた事に温泉が全く「夏のぬる湯」に変わっていた。S.63年当時の温泉分析表と見比べると、泉温は10℃下がり、湧出量は5分の1となり、PHは9.0台から8.0台になり、泉質まで単純泉になってしまっていた。
そしていつからか、加温源泉を投入する配管が湯船に設置され、それにより、浸かると39℃〜40℃程の温かさだったが、ほとんど溢れだしも無いため匂いも良くない。
事の他寂しかったのが、投入口の丸い大岩から2本の源泉が投入されていたのが、片方はほとんど出ず、一方からだけになってしまっていた。
宿の前に建っている慶雲閣の温泉削掘に寄り、蓬莱館の源泉が出なくなっていて裁判をしていると聞いていた。もう和解したという風にも聞いたけど、何だか寂しい。
どうしたって源泉量がこれだけ少なくなって来ていれば、当然循環がはかどらず湯面には汚れの泡が浮いて来る。それを除けて投入口付近に浸かると、湯底に溜まっていた僅かな薄い橙色の固形湯華が舞い上がった。蓬莱館の象徴である湯の花の色までも褪せていた。
源泉投入されている小さな湯船の湯温は冷たく、30度越え程度。この温泉に浸かるのは少し勇気も要ったが、何度か加温槽と交互浴を繰り返す内に慣れ、最後は温泉より温かいシャワーで身体を温めた後は気持ち良く浸かれた。
1500mの引湯距離とこの湯量では、泡も付かなかった。無味無臭の温泉。ただ、板張りの湯底は長年の温泉成分の蓄積で、めのうの様な綺麗な玉虫色で、これだけは変わりなかった。
暖かい季節になると、この木の湯舟と鄙びた静けさに癒されるのであろうか。すっかり夏の温泉に変わってしまっていた蓬莱館。 御主人様のご冥福をお祈りします。

アクセス例:JR見延駅もしくは下部温泉駅より早川町バス(1日4本)で西山温泉下車、すぐ前。

https://hikyou.jp/report/dayuse/56036/

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