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(回答先: 自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間 投稿者 中川隆 日時 2014 年 8 月 21 日 23:59:19)
昭和を代表する大女優の、スマートな暮らしぶりに感動 〜 マガジンハウス担当者の今推し本
http://getnews.jp/archives/899340
高峰秀子の引き出し – 2015/4/2 斎藤 明美 (著)
http://www.amazon.co.jp/%E9%AB%98%E5%B3%B0%E7%A7%80%E5%AD%90%E3%81%AE%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%97-%E6%96%8E%E8%97%A4-%E6%98%8E%E7%BE%8E/dp/4838727402
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皆さんは、”高峰秀子”という女性について、何を知っていますか? 正直に告白します、私は、名前しか知りませんでした! ごめんなさい! 「すんごい大女優だったらしい」とか「随筆もたくさん書いていて…」というあやふやな知識だけを頼りに読んだこの本、自社商品を褒めるのも手前味噌ですが(いまさら)かなり面白かったんです。面白いだけでなく、数々の格言は思わずメモりたくなり、夫婦愛には胸キュンし…。この感動を伝えるべく、担当編集のNさんに来てもらいました。
―――Nさん、こんにちは。本書は、女優であり随筆家でもあった高峰秀子さんの、知られていない顔を多く教えてくれていますが、これが女優の顔を知らない私でも、とっても面白く読めて。
N 「確かに、いまは高峰秀子さんをよく知っているという人は少なくなってきているかもしれませんね。もちろん私もリアルタイムの世代じゃないですよ(笑) それで、この本を編集するにあたって、改めて高峰秀子さんに関する資料を見たり、自身の著作を読んだりしたんですね」
―――私も、下準備として(笑)、母(60代)に聞きました、「高峰秀子ってどんな人?」って。そうしたら、「とにかくすごい女優。みんな大好きで、みんなが大絶賛。今の誰かには例えることができない」と言われまして。
N 「そうなんです。改めて見ても、本当にため息が出るほど素敵で、憧れの憧れの憧れの存在。いわゆる美人女優とも違う美しさがあり、稀有な存在でした。まず欠点がないと思ったんですが…」
―――でも、本書を読むと…。
N 「ね(笑)。ご主人である松山善三さんに心底惚れてらして、松山さんのお食事はきちんと作るのに、一人でお留守番の時は即席めんを鍋から直に食べていたり。意外なほど人間らしいユニークな日常エピソードが散りばめられているでしょう」
松山善三氏のセーター。白いカシミアが黄ばんできたのを、高峰がブルーのインクで染めたという。
http://getnews.jp/img/archives/2015/04/64a5f507656d82505f3bf0bedbcc6b1b.jpg
―――喋り方がべらんめえ口調なのも可愛かったです。でも、そのライフスタイルは、とっても丁寧ですよね。ご主人が着られる服も、ボタンを付け替えたり、染め直したり、ひと手間加えてて。
N 「お宅ものごようす、すごく簡素でセンスがいい。いわゆる大女優の邸宅なら、自分のポートレートが大きく飾られてたり…」
―――猛獣のはく製が置いてあったり(笑)そういうイメージですよね。でも高峰さん、というか松山家は、好みのものしか置いていないし、それがすべて整頓されている。高峰さんの暮らしぶりは、今どきの”丁寧に暮らす”風潮の、何歩も先を行っています。
N 「今の若い方々にも、ファンは多いんです。先日、池袋の新文芸坐で、無声時代の出演映画を、本書の著者でもある斎藤明美さんが弁士として解説するというイベントがあったんですが、若いお客さんが多いんですよ」
松山邸の玄関。無駄な装飾は一切なし。清潔感がありさっぱりしていて、高峰秀子自身のよう。
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―――今の若い女優さんにも、高峰さんを憧れとして挙げる方がいますよね。
N 「そういった若い世代の方には、高峰秀子という人をより知るための入り口として、そしてもちろん銀幕の彼女を観てきた世代の方には、意外な一面を知る本として、読んでいただければ嬉しいです」
―――そして結婚生活の参考としても!
N 「そうそう、この御夫婦のありようも、本当に素敵でうらやましい限りですので、是非お読みになってください!」
華美なものを好まなかった高峰が愛用していたブローチと腕時計。銀の腕時計は、夫からの贈り物。
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(写真はすべて本書から)
http://getnews.jp/archives/899340
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