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今までの説明で、
癌とは何か?
なぜ、癌が発症するのか?
なぜ、癌が治療できないように仕組まれているか?
等、おおまかに説明して来ました。
今回は、解糖系の亢進がなぜ、
癌の発症となるのか?
について説明します。
まず、
フレッド・ホイル博士の研究を紹介します。
それは以下のようなものです。
〜「大腸菌への致死量となる紫外線の放射」に関する研究〜
<実験内容>
大腸菌群に「個体数の半数が死滅する量」の紫外線を放射する。
<経過>
半数ずつ次々と死んでいき、
原子核の崩壊のように、
次々と固体は減っていく。
たとえば、
1万から5000に、
5000から2500に、
と、
あっという間に個体数は激減していく。
ところが、
個体数が、
「約1000分の1」になった頃、
変化が現れる。
個体数が「約1000分の1」になった頃、
残った固体全体が何と
「死ななくなる」。
ということなのです。
以上が、博士の研究からの引用です、
「死ななくなる」。
要するにその時点で、
「新しいDNAの修復機能を獲得する」ということです。
これは何度繰り返しても同じで、
大腸菌は、
「個体数が約1000分の1になると、
突如、
それまでの死の原因に対しての耐性がつく」ということです。
つまり、
「ある時点で死ぬことをやめる機能を持っている」
という感じなのです。
これは、既に何度も説明していますが、
原核生物が環境の変化に短時間で素早く、
遺伝子を変化させ、
環境に適応する特徴を持っていると言う事である。
これは、医療の世界でも、
現場での抗生物質の使い過ぎで、
病原菌(原核生物等)が、
耐性をもってしまい、
抗生物質が効かなくなる現象と同じです。
とにもかくにも、
原核生物の根源的な生命力や、
環境適応能力に関しては、
我々真核生物を圧倒的に凌駕する
能力をもっています。
原核生物は、自力で、
環境の変化に素早く対応する強力な能力
(遺伝子を変異させ分裂して生き残る)
をもっているのです。
そうでなければ、
あれだけ単純で下等で原始的な生物ですから、
とっくに滅びていたことでしょう。
ということで、
「解糖系が亢進すると癌になる」
なぜ、解糖系が亢進すると癌になるのか?
この質問に対する答えは、
わざわざ、ここで私が、もっともらしく
説明するまでもないのですが、
いちおう、説明します。
解糖系は、少しの環境変化に、
素早く反応し、
その環境変化に適応できるのです。
「糖質を過剰に摂取していれば、
この、異常な環境に適応せざる負えなくなり、
遺伝子を変異させ、
癌を発症させる。」
というのが答えです。
「解糖系の亢進」というのは、
環境の変化に対する反応です。
癌は、過剰な糖質の摂取でも発生しますが、
他にも、
放射性物質、
ステロイド、
アルコール、インシュリン等
様々なものが、
解糖系の亢進を促し、
癌を発生させます。
日常的ではない(本来あるべき生活習慣や食生活他)
環境が、
解糖系の亢進をもたらし、
癌を発症させる。
という理解をしていただければ、
幸いです。
次回から癌の各論をさらに、推し進めたテーマで、
説明していきます。
P.S.人類と糖新生というタイトルの私の記事で、
「糖は、我々の体内で生成すべきもの(糖新生)。
糖は決して、体外から摂取すべきものではない。」
と結論づけましたが。
ステロイド等も我々の体内で生成されますが、
これらも、安易に、人工的につくったものを、摂取させようという、
摂取させ、多くの人が苦しんでいますが、
これに関しても、(T型糖尿病は除き)、
発がんを促進させる行為となっていまします。
(つづく)
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