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高崎市 倉賀野 ジャズ喫茶 蔵人
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/406.html
投稿者 富山誠 日時 2013 年 1 月 24 日 13:15:20: .ZiyFiDl12hyQ
 

(回答先: アンティーク・オーディオが聴ける店 _ 長野県 _ JAZZ喫茶 BUD 投稿者 中川隆 日時 2012 年 1 月 19 日 00:09:14)


高崎市 倉賀野 ジャズ喫茶 蔵人(クラート)
http://hige-no-clart.de-blog.jp/blog/
http://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10000413/


高崎市倉賀野町1602−1
TEL 027−346−2363


営業日  金・土・日・月曜日
営業時間 午後1時〜8時まで      


レンタルオーディオルーム  「貸し蔵」 

  時間貸しのレンタルルームお好みの音楽を大音響で楽しめます 
高級オーディオ機器 120インチ、5.1サラウンド完備

ご利用料金           
1時間   3000円
2時間   5000円
3時間以上 時間/2000円
人数はご相談下さい


プラン内容  
○音楽鑑賞:大音響でお楽しみ頂けます   LP、SP、EP、CDレコードプレイヤー
○映像観賞:120吋、 5.1サラウンド   DVD、LDプレイヤー


●オーディオ・システム

 スピーカー:JBL/K2・S9500             
アンプ :(プリ) マーク・レビンソン LNP2L 
     :(パワー) マッキントッシュ MC2600 
 LPプレイヤー : リン LP12              
CDプレイヤー : フィリップス LHH2000          
AVシステム   : ボーズ LS18      

ご予約は027−346−2363 蔵人へ
http://hige-no-clart.de-blog.jp/blog/2008/02/post_f9c0.html

アクセス
JR高崎線、八高線 倉賀野駅から歩いて5分位 倉賀野街道(中山道)沿いにあります。
倉賀野駅より、交番側から行くと徒歩で5分、近いです
http://hige-no-clart.de-blog.jp/blog/2008/02/post_c771.html

地図
http://itp.ne.jp/shop/KN1000060700039328/
http://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10000413/dtlmap/
http://www.mapion.co.jp/m/36.2929472_139.0518917_8/v=m5:%E8%94%B5%E4%BA%BA%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E5%96%AB%E8%8C%B6/


蔵人の風景
http://hige-no-clart.de-blog.jp/blog/cat6679981/


Jul.2008
古い蔵を使った不思議なジャズスペースがあると聞いて出かけてきました。
そんなこんなで、倉賀野到着。一つ先が高崎。電車を降りると、

「おおっ!」

とにかく静か。ジャズどころか、音がない。


改札口を出てを左手に。階段おりると道路がY字に分かれている。地図を見るとどちらから行っても大丈夫。左側の道を選び、3分くらい道なりに進むと大きな通りにぶつかる。道路を渡り、右折。スーパーの手前に『蔵人(KLART)』発見。目立つ場所にしっかりと看板も。看板が出ているのは派出所の前、超方向音痴の人はここで聞いてください、他所から訪ねても絶対に迷いようのない場所です。

おまけに『中山道倉賀野宿跡』の石碑。“歴史街道”か?なるほど。お店が蔵で、お店の入り口には石碑。そうみられる風景じゃないですね。

石碑の奥が『蔵人(KLART)』なのだが、手前に庭園のような場所があり、これが和洋折衷の不思議な空間。庭園側から見ると、蔵の側面がステンドグラスになっている。鮮やかな新緑とのバランスがまた絶妙。

GUEST HOUSEという表示のある建物がお店。恐る恐るお邪魔する。入り口の左手にまた入り口があり、どどーんとものすごい光景が広がっている。芸術的な素養は全くないので価値はさっぱりわからないが、デーンと置かれた大きなテーブルにつくと、正面中央、ステンドグラスの下にカエサルの胸像。うーん、ローマ帝国のジャズ会議かあ。

まさにジャズの王道を行く迫力サウンド。フレームにおさまりすぎの日常生活を過ごしていると、時々出会う“桁違い”がものすごく新鮮に感じます。『蔵人(KLART)』、桁違いです。

メインはCDですが、ADを聴かせていただけました。大きなテーブルにドシッと腰かけ、ゆったりとした雰囲気の中で、ゆったりとジャズとコーヒーを楽しめます。ゆったりと豊かな時間が過ごせるのは、。元々リラックスするためにつくられたプライべートスペースがオープンになったという流れが背景になっているようです。
ボクは美術関係は興味の対象外なんだけれど、そちらに興味をもたれている方はもっと深い楽しみ方ができるかもしれません。古今東西のあれこれがたくさん並んでいます。

遠方からの訪問者も多い様子。納得、です。
http://www.h4.dion.ne.jp/~j.orange/jazz_kittsa_junnrei_klart.html

ジャズ喫茶・蔵人 2008-05-24 20:00:00


先日、高崎市内からの帰り道、倉賀野町の旧中山道沿いで信号待ちのときに、何気に 「JAZZ・珈琲・骨董」の看板を発見!

え!こんなところにジャズ喫茶があったんだ〜♪
よし!今度来てみよう〜・・・

と言うことで・・・

本日、キレイめデニムにトングサンダルをつっかけて 笑
ぶらり 行ってきました〜。

そのお店の名前は、蔵人(クラート)さん。ホント、目立たないところにひっそりたたずむ、 古い蔵を改修したジャズ喫茶です。

駐車スペース3台。近所の人は、チャリを利用 笑

骨董品や絵画、いろいろな書籍が飾られた店内。
その中に調和している超ド級のスピーカー。
おお!それは、やっぱり・・・

JBLの最高峰、Project K2 S9500!!
定価は500万円を超えるシロモノが鎮座。
JAZZを聴くなら、JBL。
もう言い尽くされてますよね・・・

やはりアンプもマッキントッシュ等のド級品で鳴らしています・・

お店に入ったときはクラシックが流れていて、 ありゃ?と思いましたが、しばらくするとJAZZに切り替わり、流れ出したファーストトラックは

「Art Pepper Meets The Rhythm Section」
のYou'd Be So Nice To Come Home To・・・♪♪

ド級名盤を代表する名演奏です。

録音状態が良く、オーディオマニアが音質チェックする時によく使われる一枚。自信の表れですね。

Project K2 S9500の前でケーキセットを頼み、 コーヒーをすすりながらのJAZZ浸り。最高!♪
深煎りの蔵人ブレンドとショコラのセットです。

メニューは、コーヒー&紅茶とあとはケーキセットのみ。とってもシンプル。

ロリンズ〜コルトレーン〜ハートマン・・・とお店の好選曲にしばらく、くつろいでいると奥さまが声を掛けてきました。。。


「何かリクエストありますか・・・?」
奥さまが声を掛けにきてくれました♪

リクエスト!!
ジャズ喫茶ならではの楽しみですね。

個人的には、ハードな熱いアルバムが好きなのでぜひこのスピーカーで聴いてみたいものがありましたが、なんとなく、他のお客様とその時の店内の雰囲気で、 入門者風ですけど無難に?
ビル・エヴァンスのピアノをリクエストしました〜♪

薄暗い店内は、とても落ち着きます。

エヴァンスは「New Jazz Conception」から「Five」!
ナイスな選曲です。
 
いきなり裏名盤からかけてくれるなんざ〜
やってくれますね! 

次は「Everybody Digs Bill Evance」から 「Young And Foolish」。
これ、個人的に最高に好きな曲!ウレシィ〜
いいシステムで聴いてみたかった曲。
まるで以心伝心じゃないですか?(^〜^)

けど、さすがにド級オーディオですね。
家の貧弱な 笑 コンポでは再生されない、オトがいくつも発見できました。

家で聴くのがイヤになっちゃうな・・・・(。>0(。)

店内には、版画の世界的巨匠棟方志功や、 第1回の人間国宝に指定された陶芸家、富本憲吉などの作品が飾られていて、合い席したご年配の常連さんのお話しでは、全て本物!ということでした。

お宝鑑定級のお店ですね(笑)


いいオトとすわりここちの良いソファーに包まれて、あっという間2時間近くも滞在してしまいました。(・∀・)

エヴァンスの選曲は、段々極めつけの演奏になってきて、超ド級名盤「Waltz For Debby」から 「My Foolish Heart」。。。

この曲を耳にしながら、名残惜しくお店を後にしました。
ビル・エヴァンスのピアノ。
極上のシステムでたっぷり堪能できました。
今度は絶〜対!熱いペットを掛けてもらお!

ブログ情報では、還暦過ぎという、マスターと奥さまに温かく迎えてもらえました。マスターのお名前は、根岸蔵人さん。
芳名帳には、東京など関東各地からのたくさんのお客様の記名がありました。

斜陽と言われる喫茶店業界で、しかもマニアの巣窟(笑)と化しそうなジャズ喫茶ですが、こちらのお店では、ご年配のお客様が多くて、変なうんちくは必要なく、気軽に寄れる雰囲気です。

要 再訪! の落ち着いた大人向け隠れ家でした。(^-^)/
http://ameblo.jp/gardensite/entry-10099699962.html
http://ameblo.jp/gardensite/entry-10099736990.html


蔵のジャズ喫茶 蔵人 2008年10月16日

高崎からひと駅となりの倉賀野駅の近く。旧中山道である国道沿いにジャズ喫茶「蔵人」(クラート)はあった。となりにはスーパーマーケット。

店に入る前から様々なオブジェが出迎える。店内は吹き抜けになった蔵の高い天井が印象的な濃密な空間だった。

ステンドグラス・石膏像・蓄音機・額縁・書籍・レコードなど、マスターの趣味が色濃いコレクションがあふれている。これは私にはツボ入りまくりの世界だ。

とりあえず、コーヒーを頼み、店内を観察する。色々な画集や古本。植草甚一なんかそろっていて懐かしい。大きなテーブルだと思っていたのは、実は巨大な扁額だった。棟方志功の作だというから驚いた。

ミンガスやドルフィーが好みだと話すと、マスターはミンガスの「オーヤー」をかけてくれた。このように濃い空間で聴くミンガスはたまらない。「久しぶりに聴いたなあ」とマスターも楽しそうだ。

随分歴史のありそうなこの店、実は数年前に定年退職を機に始められたのだという。もともとはマスターの趣味のコレクションルームだったのだろう。いろいろ話してみると、マスターはそれほどジャズに通じているようではない。本当に好きなのは美術や骨董らしい。「これにお名前を書いていただけますか」とマスターは芳名帳を差し出した。地元を中心に、全国様々なところからの来訪者がいるようだ。

ジャズ喫茶としてはいかがかなとは思うが、夏の高崎の旅の最後を締めくくる楽しいお店だった。丁寧にドリップされたコーヒーも旨い。帰りにいただいた名刺の写真がナイス!

コメント
1. ジャズ極道 蔵人 2011年09月16日 07:09
初めて見ました 書いて頂いて光栄です 私は20代初めからジャズに親しんできました。その結果が骨董や美術に繋がっています。NHKカルチャー教室のジャズ講座の講師を3年間続けております こんなジャズ喫茶があっても良いのではないでしょうか
来店時には、ドルフィーのことでも語り合いましょう
http://blog.livedoor.jp/schizou/archives/51108435.html


ジャズ喫茶 蔵人 CLART   2007.7.28

喫茶コーナーからSPを望む 
JBL プロジェクトK2 9500
3管式プロジェクター                           大型スクリーン                         
ターンテーブル:
マイクロ製ターンテーブルSK-8000(エアーフロート式)+モーターRY5500+慣性イナーシャ
アーム:SME 3012ゴールドDーL  
カートリッジ:オルトフォン SPUmeister GE

写真には写っていませんが、MCカートリッジ用ヘッドアンプ マークレビンソン JC-1AC5があります。

ターンテーブル:テクニクスSP10 アーム:FR64S    
カートリッジ:DENON? モノカートリッジ
CDプレイヤー:フィリップス LHH2000(これはお宝)
プリアンプ
上段:マーク・レビンソン M−7L               
下段:マーク・レビンソン LNP−2L

○ラインアップ
LP再生 SK-8000+SME3012G+SPU+JC-1AC5  SP10+FR64S+モノカートリッジ+M-7L(フォノ回路)   
CD再生 LHHー2000         
                             
プリアンプ LNP-2L
パワーアンプ  マッキントッシュMC2600(マークレビンソンML-3L 休止中)

スピーカー  JBLプロジェクトK2 S9500

*他のスピーカー:アルテックバレンシアあり
SP関係のコレクションも豊富です。
手回し式から電蓄に改造した蓄音機                                     

この店を一言で言うならば、個人美術館にお邪魔して音楽を聴かせて頂いたと言う印象です。



Comments: (4)

2007.8.28 15:05:50
三束雨 : 私も先日SP聴かせていただきました。
蔵書もお宝だらけですよねー。
あ、ちょいちょい行ってますので。^^


2008.2.27 00:29:21
ナナ : 1度は行って見たい店ですが、
1人で行くのは勇気が要りそう?
何人かの知り合いは、行った事が有るそうです。
そのうち、行きたいな・・・

05:21:06
カメック  : 蔵人に限らず、一見さんには昔のジャズ喫茶は入りずらい店が多かった。
一度お出かけ下さい。
http://pub.ne.jp/kamekutobu/?entry_id=832502

JAZZ喫茶 蔵人(クラート) 2010/6/14(月)

オーディオ仲間と出かけた
店内を入ると、薄暗い
ケーキセットは売り切れ・・・残念
ホット・冷珈琲

JBLスピーカー
名器のアンプ類

残念だがJBLは鳴っていなかった
天井高くにアルテック?が鳴っている

雑誌も豊に揃っている
店主は骨董品・カメラも趣味?

暫し本でも読んでいたが
先客がカウンターでモノラル盤を聴いている


コメント

薄暗いといいますが
優しい光で脳が休まりそうですね。
街の雑踏から離れて静かに音楽の流れに身を任せたいですね……
2010/6/15(火) 午前 1:48 [ まさぽ ]


Majorさん 店内の音量も煩くなくゆっくり出来ますよ
>街の雑踏から離れて静かに音楽の流れに身を任せたいですね…
なんか詩人みたいですね!・・・テレサ店?
2010/6/15(火) 午後 8:07 [ paragon ]



この店は入り難いかも知れませんが?
店内に、とても優しそうな奥様・旦那がいますよ
1度、よっては如何でしょうか・・・
2010/6/16(水) 午後 5:57 [ paragon ]


K2じゃなかったっけな
時々行ってますが、ここら辺のjazz喫茶の中では一番音はいいかと思いますね

骨董の方でも興味深いものは多く、皆さん以外に気付かないかもですが、奥にどでんと鎮座しているでかいテーブルは棟方 志功と聞いていますね。
JBLが確か当時440万のはずですが、値段は・・・スピーカーどころじゃないかと(^^;)

いつも行く度に、何かリクエストは?と聞いてくださいますからついつい・・・
2011/9/24(土) 午前 9:43 [ けん ]
http://blogs.yahoo.co.jp/sakiy7/36267363.html

JAZZ・今に生きる蔵。 2012/12/19(水)

今日、ずっと前から気になっていたところに行って来ました。
ここ、どんなところだと思います?
群馬県高崎市(倉賀野町)にあるJAZZ喫茶なのです。

明治時代の蔵を活用して、ちょっと不思議な空間ですね。

蔵人・CLART。
高崎は音楽の街。
こんな面白い素敵なところがあっても不思議じゃないでしょ。…エッヘン!

こーいう蔵の利用のしかたってステキですよね。
蔵だから、音の密閉性もあるし…、和洋折衷・古今融合で粋ですよね。

センスいいよね。
明治時代からの蔵のエントランス部分に、ステンドグラスをあしらったレンガ造りを配して。

本日は残念ながら、このお店「CLART」は定休日(営業日は、月・金・土・日のみ)。
でも、外でマスターにお会いして、お話を伺いました。
私のお気に入りのスポットが、また一つ増えてしまいそうな予感。
きっと店内も素敵なんだろうなー。


あっ、そうそう・・・
このお店のある倉賀野町ってこんなところ。
中山道が通っているんですよ。
お店の前には、この石碑が…
中山道倉賀野宿。

これぞまさに、 和洋折衷。古今融合。
そして・・・  温故知新ですねー。

コメント

こんばんは☆

素敵な建物ですね〜。
明治や大正の建物って重みがあってモダンでオシャレです♪
レンガや漆喰、すごくイイ
中山道も通っていて、そんな古い歴史にふれられる環境、うらやましいな☆
2012/12/19(水) 午後 10:57


今になって見ると、明治・大正期の建築物ってモダンですよね。
この建物の場合、和の漆喰と、その後付け足した煉瓦とが、素敵な「味」を出していますね。
倉賀野町は、昔の宿場。旧家が結構残ってます。
2012/12/20(木) 午後 8:18


今も往時を偲ばせる家屋が残っている町・倉賀野です。
昔は烏川を利用した水運の拠点でもありました。
そんなところに、このようなお店。いいですね。
2012/12/21(金) 午後 11:40
http://blogs.yahoo.co.jp/sak_51908/10240967.html


で、やって来ました。 JAZZ喫茶[CLART]

ここが入口。
入口を入ると・・・
こんなお出迎え。

玄関ドアが二段階?になっているんです。

で、二度目のドアを開けると・・・
こんな空間が・・・。


うわっ!
思った通り。 これはこれは・・・。
素敵な空間でしょ。

もっと御紹介しましょう。
ステンドグラスがイイ味出してますね。
「蔵人・CLART]って。こんなお店。

マスターも私のこと、覚えていて下さいました。
マスター御夫妻、とても感じがいい人。 その上、お客様もフレンドリーで・・・。

気分は、もうすっかり御常連。
また、きっと近いうちに来ます!
http://blogs.yahoo.co.jp/sak_51908/10251475.html

Persimmon Marsh Loft カテゴリー「蔵人」の記事
http://hatomusic.air-nifty.com/blog/cat8000281/index.html


私は変わります。 2008年3月 7日 (金)

 音楽喫茶「蔵人」へは週に2度ほどの割りで行ってます。マスターとママが温かくもてなして下さるためか、一人寂しい生活を送ってる私はつい足が向いてしまいます。家にいたのでは話す機会がないので、紅茶をいただきながらショパンを聴いたりし、つい四方山話をしてしまいます。

 本日はどうしたことか、マスターとママは相談したかように「私の外見を変えよう」といろいろ提案してきました。新しいカッキーにしようと、お二人の中にはすでに構想が浮かんでいるかのごとくです。どうしたことでしょう。

 それもその筈、マスターの前職は美容師です。人を見ると「どのようしたらこの人はいっそう輝くだろう」と自然に考えが浮かぶといいます。私は今、練習している「遺作ハ短調」を聴きながらいい気分に浸っていましたが、私に耳慣れない言葉がいろいろ発せられ始めました。

 まず、スニーカーを履きなさい。ジーパンを穿きなさい。ベルトをしなさい。ジャケットを着なさい。スカーフをしなさい。髪型を変え、最後はネックレスをつけ、大きく変身しなさいとのこと。これではまるで仮装行列ではないかとかなりの抵抗を感じました。でも、もしかして今までにない自分になれるかと気持ちは左右に揺れました。

 マスタ曰く「10日に一緒に買い物に付き合いカッキーに似合うものを見つけてやる」とのこと。その後、お手の物である髪型を直して徹底的にイメージチェンジするといわれました。果たして、私の心はついていけるでしょうか。

 これを想像しただけで今までにない私が頭に浮かびますが、こんな格好で私の倉賀野町を歩けるだろうか。私は期待より不安のほうが数倍上に感じてしまいました。でも、それをしないと「今のまま、ずっと女性にもてないで、何時になってもいい出会いのチャンスはないよ」とまで言われました。

 「今のままでも充分いいと内心思っていた私は」かなりのショックを受けました。

 女性というものは「結構、男性の外見を良く観察してるものだよ」とまで言われました。このことは分かってはいたのですが、なかなか私一人では私を変えられないものです。折角お二人が一生懸命説得されるので、ついその気になってしまったのです。さあ、大変。

 果たして来週は今までにない私になるのでしょうか。不安でたまりません。でも、資格をお持ちで長いこと美容を職業としてきたプロの仰るようにしてみます。近所の人にカッキーはいよいよどうかしたと笑われないでしょうか。
http://hatomusic.air-nifty.com/blog/2008/03/post_f822.html

蔵人が上毛新聞タカタイに掲載される 2007年12月 8日 (土)

 私の住む倉賀野町には文化施設があまり見当たりません。そのような環境にあって「蔵人」(クラート)は文化の薫り高く、県外からも常連客が訪ねて来る音楽喫茶です。

 一人暮らしのためもあり、時間が許す限り好きな音楽を聴きに行ってます。私は時折ピアノのホームコンサートを開いている関係で、今、練習してる曲について名手の演奏を参考に聴くことができ、紅茶をいただく寛ぎと共に一石二鳥です。 

 最近は専らダン・タイ・ソンによるショパンのノクターン11番ト短調、及び遺作ノクターンハ短調です。家に帰ってからこれらを練習し、いつの日か、お聴きしたい方のためにいい演奏を夢見てます。

 ところで、先日伺いましたら偶然にも女性記者が取材に来てました。地元群馬の地方紙である上毛新聞社です。彼女はたくさん写真を撮り、マスターにいろいろ尋ねていました。私とも少しだけ話す機会があり、このブログで「蔵人」を時々載せてますと言いましたら、アドレスを聞いていきましたので、ご覧になったかもしれません。

 昨日、配達された新聞に写真のように広い紙面を使って「蔵人」が掲載され、マスターとママはすごく喜んでます。中央下の円形の写真に写ってる左の方がマスターで、恥ずかしながら後姿が私です。地図入りですので読まれた方が訪れることでしょう。

 不思議なことにお客は皆さん知り合いになり、いつも和気藹々です。お陰で拙い私のコンサートにいらした方までいます。これはきっとマスターとママのお人柄によることが大きいと思われ、常に家族的な雰囲気が醸し出されています。 

 また、特徴の一つに壁面に120インチの大スクリーンによる映画やビデオ鑑賞が可能で、先日は小澤征爾さんとヨーヨーマさんの共演を見ました。大スクリーンは迫力満点で、つい吸い込まれてしまいます。

 明治11年築による蔵を活用して聴くジャズやクラシックの雰囲気にお客は虜となり、日本人としての懐かしい気持ちが蘇えるのでしょう。
http://hatomusic.air-nifty.com/blog/2007/12/post_7ed7.html

年越しは遺作とテンペストか 2007年12月 3日 (月)

 蔵人でショパンの「遺作ノクターンハ短調」を聴き、見事なまでの哀しい旋律に惹かれ、今宵はしばし呆然としてました。

 この曲の前にある「遺作嬰ハ短調」も以前に旋律の魅力に感銘し、ついに練習を開始、その後、人前で弾いたことがあります。こちらは映画「戦場のビアにスト」で多くの方に聴かれ人気抜群です。

 今宵のCDの演奏者はヴェトナム戦争中の幼少時代、地下室で秘密裏に練習したと伝えられるダン・タイ・ソン。戦渦よる混乱の中、母の教えのもとよくぞ猛練習し、世界のダン・タイ・ソンになられました。

 私は音楽を聴いてる時、本を読んだり、いろんな事があまり考えられないのです。それは作曲者が旋律を作った時の心境について、なぜこのような旋律ができたのか私なりにいろいろ推測したいからです。

 蔵人では今宵、この「ハ短調遺作」にゴッホのようなマスターも感銘されたようで、2人で続けて3回も聴いてしまいました。不思議なことに飽きないのです。いくら聴いても新鮮な哀しさがあるのはどうしてなのでしょう。そして、私はふとイスラエル国歌に似ているかなと思いがよぎりました。

 今宵は蔵人で英国王室紅茶をいただきながら、これからの年末年始、この曲に挑戦していこうと心を新たにしました。行動を起こにはやはり感銘が引き金のようです。

 新曲のマスターはかなりの練習量が必要で、ページ別に練習し、しばらく次へ進まないようにしてます。ノートに正の字を書き込み練習回数を記録し繰返し弾くことでしょう。ある程度、回数を弾くと指は次第に記憶してくるので、確実かどうか目や耳で判断しなくてはなりません。

 暮れから正月かけてはレース鳩の訓練やお酒も忙しくなりそうですが、ピアノでは「ハ短調遺作」と「テンベスト」の練習に重点を置いて年越しし、来年こそは本当にいい年であってほしいと思わずにはいられません。
http://hatomusic.air-nifty.com/blog/2007/12/post_0bb2.html


久しぶりにパガニーニを聴く 2007年11月15日 (木)

 最近は音楽喫茶「蔵人」に週に1度位行くようになり、家にあるCDを持参して聴くこともあります。

 先日、聴いた曲は19世紀最大のバイオリンニストの1人と称されるパガニーニのバイオリンコンチェルト第1番及び第2番です。本当に暫らくぶりに超絶技巧を含むこの曲を耳にし、懐かしい若き日が蘇えりました。

 実は昔、家にこのレコードがあり、うっすらと聴き覚えがあったのです。17才頃です。それ以来ほとんど聴いてません。多少ジプシー的な感じもする第1番の序奏は長く、なかなか独奏バイオリンが出てきません。哀愁味を内包した序奏の名旋律に心はすでに吸い込まれています。

 「蔵人」には本もたくさんあり、つい手にして音楽を聴いてしまいやすいのにパガニーニの作風はそれを許しません。心を虜にする魔力があるのです。

 前述の通りパカ゜ニー二は彼自身バイオリン奏者で、若くして才能を表わし、11歳位頃より演奏会で頭角を現したといわれます。次第に今までの常識的奏法を超え、パガニーニ運弓といわれる独自の奏法を駆使し、独創的な超絶技巧への奏法を切り開いたといわれます。

 このため、バイオリンニスト兼作曲家としてバイオリンの可能性をどこまでも追求したコンチェルトが完成したのでしょう。曲は全体を通して哀愁味の中にも強烈な印象を与えます。

 一方、ご存知の通り、ピアノ曲であるリストの「ラ・カンパネラ」は超絶技巧の曲としてあまりにも有名ですが、元々パガニーニの曲です。リストの音楽は多くがジプシー的、彼はパガニーニの作風に深く共鳴したと考えられます。

 ピアノの名手であったリストは、このパガニーニのバイオリンコンチェルト第2番の第3楽章「ラ・カンパネラ」をピアノ用に編曲したのです。これによりこの曲はいっそう有名になったと思われます。
http://hatomusic.air-nifty.com/blog/2007/11/post_5992.html


「蔵人」で聴くグラズノフの名曲 2007年10月30日 (火)

 夕刻、音楽喫茶「蔵人」に行きました。築明治10年の蔵を改造した室内は太い丸太の梁が縦横に走り、俗世間とは趣を異にする雰囲気を漂わせています。音楽に耳を傾け、英国紅茶を飲みながらのお喋りはcloud nineのリラックスした気持ちになります。ここは「蔵人」(クラート)なので音が似てます。

 本日は家から持参したCDをマスターにかけて頂きました。曲は先日ブログで触れましたサックスの名曲、近代ロシアの作曲家グラズノフの協奏曲です。晩年を過ごしたフランスで作曲されたといわれます。

 サックスはベルギーで生まれフランスで発達した楽器のためか、彼は当時、クラシックサックスの最先端であるフランスでこの楽器の魅力に触れ、この曲と「サックス四重奏曲」の古典的名作を残しました。

 作風は弦楽のユニゾンで始まるロシア的序奏。雰囲気はどちらかと言えば暗く重厚に響き古典的です。続いてアルトサックスによるこれまたロシア的な旋律が始まり、曲は徐々に速さを増し、高音からのアッチェルランドな半音階で下降、一段落します。

 その後出てくる歌曲的なテーマはサックスの気まぐれ的持味が発揮され、人の声とも相通ずる心地よいビブラートが心を満たしてくれます。

 ところで、気さくな「蔵人」のママさんは最近行かれた北軽井沢の紅葉について、その色彩の鮮明さに感銘されたようです。私はママさんの話とグラズノフに酔いしれ、時間の経つのを忘れてcloud nineの心境になりました。

 近年、私はピアノに向かってることが多くなりましたが、時々はソプラノサックスを吹いて、青春に戻るのもいいでしょう。ゴールドプレートのセルマー・ソプラノは音の通りがいいので広い会場で吹いてみたい。
http://hatomusic.air-nifty.com/blog/2007/10/post_56e6.html


蔵人でチャイコフスキーを聴く 2007年10月 9日 (火)

 暫らくぶりに歩いて10分程の音楽喫茶「蔵人」(クラート)へ行きました。最近はどこへ行くにもデジカメは必携で、新聞記者の取材のようです。ブログでは自分の足で歩いて自分で感じたこと自分で考えたことを載せたいです。

 蔵人ではマイさんは来られたかなとゴッホに瓜二つのマスターに訊こうとしたら、開口一番、彼の方からマイさんはまだ来てないようです」と言いました。よく覚えている方で驚きます。

 喫茶店内にはインターネットが見られるようになっていて、このブログも時々ご覧になってくださるようです。このためマスターも女性スタッフもマイさんの訪問が心にあるように感じました。

 蔵人では音楽のジャンルは多岐にわたって聴けます。聴きたいCDがあれば申し出ればかけてくれます。若き日インドにいた頃、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲をよく聴いていたので、暫らくぶりにかけてもらいましたら青春が蘇り懐かしくなりました。

 音楽の不思議さの一つに、昔であってもその曲を聴いた頃の状況がそのまま浮かび上がるものです。当時の心境や生活が心の中で再現されるのですね。

 これは音楽特有のなせる業で、他の事柄にない大きな特徴でしょう。お気に入りの音楽であればあるほどその印象は深く心に刻まれ、聴くことはもちろん演奏した場合はその傾向が一層著しいように思います。

 蔵人では紅茶を入れてくださる女性スタッフさんと初めてカウンターでしばらく話すことができました。彼女は私に「ピアノを教えればいいのではないか」と仰いました。でも、私はそれは考えてない旨を話しました。そのような時間があれば自分でより究めたいのです。また、レッスンをすると曜日や時間が制約されるので困るのです。

 27日【土】にはホームコンサートが控えてるので、目標はタッチについてや腕のスムースさなどに重点をおき、納得できる音色を求めたいと思ってます。 
http://hatomusic.air-nifty.com/blog/2007/10/post_f5a9.html


静かにシンフォニーを聴く 2007年9月24日 (月)


 歩いて10分ほどの音楽喫茶クラート【蔵人】へ行きました。お客さんがいなかったので一人淋しく紅茶を飲みながら、マスターにCDをお願いしました。ベートーベンの第7シンフォニーです。オーボエで始るAーEーCisーFisの冒頭は、この曲がまさに羽を広げようとしてる優雅な力を内包してるようです。

 最近、第7を聴く人が多いと聞きます。クラシック音楽ファンでなくとも、溢れ出るリズムと活力ある響きが多くの人を惹きつけるのでしょう。

 「ある指揮者の提言」の著者ワインガルトナー(オーストリア1863〜1942)は第7について次のように述べています。「ゆっくりしたテンポは存在しない。ある亡き将軍の葬送の列が遠く通り過ぎて行くかと思われる程ゆっくり演奏したら、人々はいったい何と言うだろう」とこの曲が示すPoco sostenutoのテンポの解釈について若い指揮者に提言しています。

 私がお気に入りである第二楽章は、対比する悲しいメロディーがそれぞれ個性を十分に保ちながら対旋律と絡み合い次第に融合、そして充実さを増していきます。

 ワインガルトナーは彼の師匠に当たるグラーツの言葉を引用し「第二楽章冒頭のa-mollの和音は魔法の鏡を覗き込むことを示し、やがて、ある人物の姿がおぼろげに浮かび上がり、その人は幻想的な世界を見つめているかのような目で我々の前を通り過ぎて消えてしまう。」と著書の中で思い出してます。

 世の中には美しいメロディーが限りなくあっても、ベートーベンが生み出したこの楽章の比類なき美しさは、彼の対位法的手腕が最高に発揮されてるのではないでしょうか。作曲の年齢は回復不可能な耳の病が進行している42歳。芸術は厄年に左右されないのであろうか。

 ひと月に1度は蔵人で音楽を聴きたい。できれば一人でなく行ってみたい。
http://hatomusic.air-nifty.com/blog/2007/09/post_d4a7.html

 

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