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京都の「おもてなしの文化」 とは _ わかる人にはわかる日本一ハイ・センスな京都 俵屋旅館
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/231.html
投稿者 中川隆 日時 2012 年 4 月 14 日 21:11:29: 3bF/xW6Ehzs4I
 

(回答先: 超絶人気の仙仁温泉 岩の湯 _ 温泉の泉質も宿からの景観も料理もすべて一流半なのに何故? 投稿者 中川隆 日時 2012 年 4 月 01 日 20:19:43)


        /          イf它メミー-   < _  く ̄\
         ィ⌒´/ ̄廴   / {い辷彡ク―- 、 \\  _〕 \ヽ
        f´l |  /  / ハ/ / >=≠=ー-   \ \ヽ __厂ヽ \
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      /⌒7⌒ー┬ァ   / / /  l   |   l     \  l l / - ― r'
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      lノ     ´ ̄ 川  l| |||」|   l|`T 7 ハT | l | | | ::.::.::.::.::.::| |
      ⊥∠ ̄`ー-<⌒ 川  |l kヘ 八   | |/,,斗=ミk j | ! | ::.::.::.::.::. | |
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京都の「おもてなしの文化」と聞いてすぐに思い浮かぶのは

@ 味がわからない英米人が絶賛する日本一の旅館 京都 俵屋

A 高い金を取られるだけで、お持ち帰りはできない祇園の舞妓さん
http://www.kanko-kyoto.net/plan_2_2.htm
http://www.gion-hanasaki.com/maiko.html
http://mamesoku.com/archives/2865815.html
http://blog.livedoor.jp/darkm/archives/51111515.html


B 誰も食べた人が居ない伝説の京都名物 ぶぶ漬け


C 京都御艶 _ 京都のおもてなし文化を全身で体感したかったらここ


京都御艶の会席料理 お品書き
http://www.kyoto-gyoen.com/menuSystem.html

おいでやす、京都ならではの「おもてなしの文化」を現代に色濃く伝える『京都御艶』へ
http://www.kyoto-gyoen.com/
http://pinsalo.info/rpt10/nhv_derh.htm
http://yoikoworld.blog77.fc2.com/blog-entry-64.html
http://blog.livedoor.jp/kutikomitaikenki/archives/51475418.html
http://www.f-lib.com/fbbs/cbbs.cgi?mode=res&namber=18853&page=&no=0
http://www.f-lib.com/fbbs/cbbs.cgi?mode=res&namber=18873&page=&no=0


では 京都の「おもてなしの文化」の評価です。


【サービス】サービス?なにそれ食べられるの?

【店員】店ぐるみのぼったくりです。

【金額】人生勉強にはこんなものか。


 みなさん、くれぐれも気をつけてください。命は大切にしようね!
http://pinsalo.info/rpt10/nhv_derh.htm

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京都の店すべてに共通するのは『 洗練されたボッタクリ』


しかし、同じ様なボッタクリにしても、その洗練度の差によって印象や人気に天と地ほどの差が出てしまいます。


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1. 一度は泊まってみたいボッタクリ旅館 俵屋

まずは京都人も憧れるハイセンスなボッタクリ旅館 俵屋のお話


俵屋

〒604−8094 京都市中京区麩屋町通り姉小路上ル
電話:075-211-5566
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26002127/
http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g298564-d310306-Reviews-Tawaraya_Ryokan-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.htm

俵屋 京都 日本を代表する三大旅館の一つ 日本旅館
http://www.youtube.com/watch?v=qELO31VA8QI

俵屋旅館 春
http://www.youtube.com/watch?v=WLCUcx4Yug0

俵屋旅館 夏
http://www.youtube.com/watch?v=FDWuQ2lmHLc


行き方:京都駅からタクシーで約15分
地下鉄烏丸線御池駅から徒歩15分  東西線京都市役所駅から徒歩7分

チェックイン:午後2時  アウト:午前11時
部屋数:18室 定員50名    
駐車場:5台 (無料)


地図
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=%E4%BF%B5%E5%B1%8B%E6%97%85%E9%A4%A8&ie=UTF8&ll=35.022687,135.769815&spn=0.009701,0.022745&z=14&iwloc=A&cid=35010384,135765932,4813335775668031121&source=embed


一度は泊まってみたい京都の俵屋へ


 京都の純和風には御三家があるらしい。「俵屋」、「炭屋」、「柊屋」の3軒だと言う。

料金ももちろん高いが、それよりも格式の高さが、フツー人には心理的な敷居の高さとなって予約を躊躇わせる。石州(島根県)の呉服問屋「俵屋」の京都支店の支配人として赴任した岡崎和助のもてなし上手が買われて後に石州藩士の定宿にもなったというのが「俵屋」の始まり。

幕末には、安政の大獄の立役者・長野主膳の定宿になり、公卿さんも頻りに出入りしていたようだ。明治時代となって東京に遷都が行われると、鷹司、近衛、三条、九条などの京都出身の華族達は里帰りの度に「俵屋」を宿にしたと言う。その上、長州の毛利氏、水戸徳川公などのお殿様、そして岩倉具視、伊藤博文、木戸孝充、大久保利通などの明治の元勲達が「俵屋」の顧客名簿にずらーーっと名を連ねているのだ。益々泊まりにくい。

近年でもレナード・バーンスタイン、ヒッチコック、アイザックスターン、マーロン・ブランド、某国の国王、アメリカの大統領、日本の有名俳優・・・・・・この宿に泊まった著名人の名前も枚挙にいとまがない程。京都で最古の宿、300年の由緒ある「俵屋」は、それほど畏れ多い宿なのだ。

何年もどうしようかと迷った末、この秋エイヤ!と勇気を出して電話を掛けた。

「はいはい、お一人様でもお泊り頂いてよろししゅうございますが、ただ、料金の方がお高くなりますがよろしゅうございましょうか?」

と優しい返事。よし!これで長年の憧れの俵屋に泊まれるぞ。

近くにある本能寺  
俵屋の入り口
道を隔てた柊屋


 「俵屋」は、地下鉄「御池・からすまおいけ駅と京都市役所駅の中程にある。住所で言えば中京区麩屋町御池下ル。近くには、あの本能寺があり、通りを隔てた隣には御三家の1つ「柊屋」が建っている。因みに「炭屋」も歩いて数分だ。

緊張しながら、床に打ち水された「俵屋」に入る。本日の宿泊者の名簿らしい紙を手にし、涼しげな作務衣を着た下足番の男衆(宿ではこう呼ぶらしい)の方がいらして、名前を告げると

「ようよういらっしゃいました。さぁさぁどうぞ」

と迎え入れくれた。次はもう少し若い男衆が荷物を受け取り、2階に案内してくれる。

今日の私が泊まるのは「霞」の間である。 絹の布が貼られた扉を開けると、正面に獅子の親子だろうか、ちょっとデフォルメした像が出迎えてくれる。右に折れると、全面ガラス張りの窓の外に青竹が美しく見える。踏み込みの部屋は書斎のように使うのだろうか。部屋全体はL字型で、書斎コーナーの右側に和室がある。8畳のしっとりした数寄屋造りの部屋だ。

鮮やかな朱漆塗りの座卓と心地よさそうな座椅子2つが向き合う。現在の11代目のご主人佐藤年さんが3年の研究の末、作り上げた通称「ベンツ座椅子」。微妙なカーブのある大きめの座椅子で、愛車のベンツの乗り心地から思いつかれたそうな。名称はわからないが部屋の隅に高さ15センチ程高くなっていて、そこだけがシンプルな床の間を感じさせる。その上にピンクのコスモスが何気なく投げ入れたように飾られている。

掛け軸は「燈火町滅孤窓前」とあって墨跡美しい。調べてみたら、墨跡研究の第一人者で書画も巧みで「俵屋」の顧客でもあった田山方南(1980年没)の作品だった。「俵屋」では、毎月館内メインと全客室の美術品を入れ替えるのだそうで、田山方南の掛け軸も9月の霞の間を飾るという訳だ。そう言えば、先程ロクに見もしないで通り過ぎた正面玄関にあった屏風は、梅原龍三郎の「月」という作品であることが部屋にあった資料でわかり、不明を恥じる。私が好きな台湾の「故宮博物館」でさえ、展示の入れ替えは3ヶ月に1度なのに、毎月とは「俵屋」は、どれほどの美術品を持っているのだろうか。その管理や選別も大変な作業であろう。

千利休が完成したと言われる数寄屋建築は、茶室に代表されるように外面の美しさを否定し、極限まで装飾性を排す特徴だが、テレビも見事に隠れていた。コンセントも畳の縁などに巧みに隠されているのだが、携帯電話充電用のプラグが大きくて、部屋のどのコンセントにも差し込めなかったのは残念だった。  

 和室からも、書斎コーナーからも大きなガラス窓を通して、青竹が美しく見える。青竹は、小さな坪庭から生えていて、何室かの客室から角度を変えて楽しめる恰好だ。坪庭には、井戸のようなものが見えた。次の間兼書斎兼廊下のような6畳の間がすっかり気に入ってしまった。窓側に細長いカウンターのような棚があり、その下は掘り炬燵形式に足を出して腰掛けることが出来る。カーテンの機能を務めるのは細かな簾だ。手縫いの上品な麻絹布で覆われた電話、桜の手彫り盆の上には、錫製品だろうか

キレイなポットに冷たい水が入っている。絹の袋の中には裁縫セット、文具セットの横には何と半月型の墨箱に硯と墨、毛筆があるではないか。誰かにサラサラと恋文でも書いてみたいが、毛筆は苦手なのでヤメタ。灯りの下には、「俵屋のデザイン2002」という大特集を掲載した『婦人画報』2003年9月号、村松友視著『俵屋の不思議』、そして『俵屋の月次つきなみ』が置いてあった。『俵屋の月次』は、一年間の毎月の行事が克明に、しかも美しく表現されている。例えば、

1月は歳の始め、
2月冬木立、
3月雛の愁、
4月華見の誘い、

と言った具合だ。今は9月。9月を見れば重陽。真綿を被せた菊の花を「着せ綿」と言い、中国古代の趣向だったとか。一夜の露を含ませて顔を拭くと良いとされたそうで、菊の花にある精気を移したのではないか、とあった。この「着せ綿」をした菊は、1階に飾られているそうだから後で見に行こう。重陽には、虫の音を聴きながら菊の酒を飲む趣向もあったようだ。

季節と言えば、遊楽のお伴にと月替わりのお弁当も用意されている。

1月百合根ごはん、
2月初午ちらし、
3月鯛ごはん、
4月筍ごはん、
5月豆ごはん、
6月鮎ごはん、
7月鱧ごはん、
8月飯まむし、そして
9月は湯波ごはん

だった。夜までに注文すると、翌日の朝10時には受け取れる。3千円だが、宿泊者は5%引きとなる。サービスしてその後のメニューも記そう。

10月松茸ごはん、
11月栗ごはん、
12月すぐきごはん。


翌日、仁和寺の境内で頂いた湯波ごはんは、ちりめんじゃこご飯に生湯波が敷き詰められ、マナ鰹の西京焼、半熟卵、茄子の田楽、菊菜としめじの酢の物、茗荷、銀杏が入っていて、見て美しく、食べて美味しいお弁当であった。「俵屋」の故事に因んだ細やかな心遣いに、早くもほとほと感心してしまった。

この宿は、安らいだり、楽しんだりする他に学ぶ場所でもある。四季に厳然と向かい合い、その移ろいを楽しむ技を、イニシエの京都の人々がいかに持っていたか。それを受け継ぎ、凝縮したカタチが今の「俵屋」にある。


書斎コーナーの左手に洗面室や風呂がある。この宿には大風呂はなく、客室の風呂を利用する。これも今の季節の暖簾なのだろう、麻地に薄の柄である。茶系と白の落ち着いた洗面台で、小さめの丸いシンク。「京都俵屋旅館」のラベルが貼られた有名な石鹸、英文字のロゴの入ったタオル類はバスタオル4枚、フェイスタオル4枚、ハンドタオルは5枚とふんだんに用意されている。その他シャンプー、コンディショナー、シャワーキャップ、歯ブラシ、男性用の髭剃りセットなど過不足ない。ドライヤーは扉で目隠しされ、冷蔵庫は何と洗面台の下あった。数寄屋風に合わないものは、徹底的に隠すという姿勢が貫かれている。

冷蔵庫の中は、ミネラルウォーター、ビールの小瓶、ウーロン茶、トマトジュース、レモンビタミンの缶が入っているが、無料であった。体重計には板片が貼られ、これも無機質感を嫌っているのだろう。この部屋をシゲシゲと見て、感心しきりだったが、1つ意外に思ったのはクローゼット。

布をカーテン代わりにしたクローゼットで、オリジナルデザインのハンガーが何本か。この布が途中で垂れていて、ちょっとみっともない。普通の宿なら何とも思わないのだろうが、何せここまで唸りっぱなしであったからね。クローゼットの床には金庫、その下には汗取り用の浴衣があった。1泊なら良いが、長期滞在するには、荷物の収納場所が少ないのではと気になった。ま、私がそうゆうことで困ることは無いだろうが。

トイレはシャワートイレである。

さて、お風呂だ。床と正面の壁は、大小合わせた木で敷き詰められ、几帳面な美しさがある。湯船は高野槙という木材を使った湯船だそうで、冷めにくい特徴があると言う。湯は地下水を汲み上げていて何度入っても湯当りしないそうだ。湯船には、既にたっぷりのお湯が張られている。温度計があるので計ってみたら42度。何時入れたお湯だろう、確かに冷めにくいんだね。湯桶はとても薄く、たっぷりのお湯を被るのに、まことに使いやすい。薄くて細い浴用タオルも然りで、日本のホテルで悩みのタネの浴用タオルはすべて「俵屋」仕様にすれば良いと思うほどである。オリジナルの天然香料を使った石鹸も仄かな香り。

シャワーのお湯がなかなか出ない。洗面台にも「お湯を使う場合は、全開して5分程流してください」と注意書きがあったな。何分流しても水のままなので、諦めた。

湯船にザザーッとお湯をこぼしながら、湯に浸かる。柔らかいお湯だ。窓を開けてみると、9月の爽やかな風が入って来て、夢心地となった。普段カラスの行水なのに、珍しく鼻歌を口ずさんで長湯してしまった。あぁ、「俵屋」の風呂は気持ち良い。

美術品とセンスに溢れた館内


 部屋の紹介を先にしてしまったが、時間を到着時に戻そう。男衆に案内され、部屋の説明を受けた。その後、女性スタッフが夕刊とお茶を持っていらした。部屋の係りは後ほどご挨拶に見えると言う。「俵屋」では1室1名のお部屋係りがいて、今日の霞の間担当は、ちょっと年配の女性だった。

煎茶と朱塗りの小盆に、竹の葉を敷いた青竹の器で蕨餅が供される。この蕨餅は、最高の蕨粉を使って厨房で手作りしている。今まで、小石川「一幸庵」の蕨餅が一番美味しいと思って来たが、この蕨餅は絶品である。お替りと言いたいが、テイクアウトは出来ないらしい。

さて、お茶も頂いたことだし、「俵屋」の内部探索に出かけよう。霞の間は、母屋の2階にあるが、左手には3階建ての新館があり、全部で18室。竹泉、松籟しょうらい、晩翠ばんすい、翠みどり、東雲しののめ、茜あかね、楓かえでなどの風雅な部屋の名前が連なる。部屋の広さも造作もどれ1つとして同じものはなく、すべて趣きが違う部屋というので、全室制覇は夢のまた夢と思いながら憧れる。

外国人客を意識した国際観光ホテル法では「いす及びテーブルの備え付けのある広縁その他の施設があること」という条項があるそうで、この数寄屋造りを主体とした部屋を如何に美しく条項を叶えるかが、主人の佐藤さんが背負った課題だったと言う。霞の間書斎コーナーのカウンター下が掘り炬燵形式に座れるようになっていたのは、その工夫の一環だったのだ。なるほどなぁ。災い転じて福と成すとはこのことで、国際観光ホテル法が「俵屋」ならではの心地よい美しい空間が出来たという背景は面白い。

ついでに言えば、ご主人の佐藤年さんは、1932年生まれ、学習院大学卒、カメラマンのアーネスト・サトウ氏と結婚され、昭和41年にご実家の「俵屋」の仕事に付かれて11代の主人になられた。俵屋の建物は平成11年、国の有形文化財に登録されたそうだ。


和紙で包んだ消化器を横目に階段をトントンと降りる。ここではスリッパなど必要ない。左手は正面玄関で、部屋で学んだ梅原龍三郎の「月」の屏風を拝見する。右手には、「俵屋」を象徴するような坪庭があり、もちろん空を仰ぐことが出来る。坪庭は、月次(つきなみ)の飾り付けをする場所らしく、大きな石の花器の中には、たくさんの花や薄と一緒に重陽の「着せ綿」をした菊もある。何とも風情がある。

「俵屋」の年間行事は正月の寿ぎの節会御膳から始まり、7日の七草粥、15日の小正月と小豆粥、2月3日の節分、3月3日上巳ひな祭では江戸、明治、昭和の三代雛を飾り、4月は華見と続くが、最後の12月12日の行事は餅花だと言う。泊まり客がそれぞれ餅花を作り、この坪庭に飾る風景は見事としか言いようが無いと部屋係りの方に教えて頂いた。「是非、今年の餅花の日にお出でください」とも。

坪庭を取り囲むように廊下があり、奥の部屋に行ってみると、図書室の「高麗洞」があった。手前のロビーには、重陽の飾り付けとして、時代ものの虫籠があり、籠の外で秋の虫が遊んでいる。テーブルの上には裏に薄の模様のある杯と酒、そして1本の煙草と灰皿。何とも粋な趣向ではないか。火燈口をくぐって奥の部屋に行くと、そこが「高麗洞」だった。白い部屋だが、韓国で漉いた韓紙の効果か、柔らかな包み込むような印象だ。ぎっしり収められた蔵書に囲まれ、読書に親しむには絶好の図書室。


料理も器も美しい夕食

さて、楽しみの夕食だ。食前酒は「俵屋」の白ワイン、先ほどロビーにあった裏に薄模様のある平らな杯で頂く。先付けは、海老と蓮煎餅と翡翠銀杏。1品、1品が部屋係りの方が運んで下さる。おぼろ蒸し(白身魚、鰻、鶉の卵、しめじ、隠元豆)、平目へぎ造り、萩真蒸 松茸・芽葱・柚子、かます柚庵焼き 栗茶巾、湯波鮨 茗荷鮨、はもとお芋さんを葛で炊いたん、粟麩と舞茸の白酢和えと続く。冷酒にも「俵屋」のブランドがあり、ついつい美味しくて4合飲んでしまった。味はもちろん、季節に合わせたそれぞれの器が素晴らしく、拍手してしまう。赤だし、香の物でご飯を頂くが、このご飯も香ばしくてお替りをした。無花果のデザートまで、美味しく、美しく、楽しい食事であった。黒川料理長、ごちそうさまでございました。

  

海老と蓮煎餅 
翡翠銀杏で始まるワインを飲んだ小皿の裏には秋があった
おぼろ蒸しは薄いーとろみ
平目へぎ造りはプリプリ 縁側も旨いよ
松茸・芽葱・柚子を載せた萩真蒸       
朱塗りのお椀の裏にも秋が
絶品のかます柚庵焼き 
栗茶巾もほくほく      
冷酒は「俵屋」          
凌ぎの湯波鮨 茗荷鮨、

  

はもとお芋さんを葛で炊いたん        
粟麩と舞茸の白酢和え                
デザートは無花果


 夕食が終わってからマッサージをお願いすることにした。書斎コーナーでぼんやりしているうちに、部屋係りの方がたちまちのうちに、食事処を静かな寝室に変身させてくれた。ここの寝具は定評がある。

厚手のマットレスの上に敷いた真綿の敷布団、柔らかいのと硬いのが揃った羽毛枕、そして麻のシーツとカバー、羽毛の夏掛け布団。これも主人の佐藤さんが、長年の研究の末に完成した寝具だそうで、お値段はびっくりする程高価なものだとか。京都に惚れ込んで住まいまで移されたある女性は、母親の親孝行にどうしてもこの布団が欲しいとお願いし、同じものを手に入れたという話を聞いたことがある。

ナイティには、淡い色調のコットン&ガーゼで、柔らかく着心地が良い。L字型の部屋の庭側には、障子は閉められ、就寝前の干菓子とお茶が用意された。マッサージは、午後2時から11時までで、40分4500円であった。

一夜明けて、朝だ。昨日指定した新聞の朝刊と共に、フレッシュオレンジジュースと小梅、お茶が届けられた。7時半のことで、部屋係りの方がもう出勤しておられる。住み込みかと思ったら、通われておられる由。この方は館内の案内を忘れたり、お茶をこぼしたりでそそっかしいことと、質問すると、その都度聞きに行かれるので時間がかかるという難点はあったが、人柄の良い方であった。

寝室は食事処にまた変身して朝食の膳が並べられる。立派な湯豆腐桶には炭が入っていて、豆腐とつけ汁を温めている。薬味は細葱、大根おろし、海苔に鰹節。昨夜焼魚の希望を聞かれ、真鯵のヒラキを注文するとハタハタと共に皿に乗っている。他にぜんまいと油揚げの炊いたん、青菜の煮浸し、ちりめんじゃこ、昆布煮、漬物、アサリの味噌汁で、つい美味しくて朝からご飯を3膳も頂いてしまった。連泊客用や外国人客も多いので洋朝食の用意もあるようだ。

  
 6時に目が覚めたので必要は無かったのだが、モーニングコールのサービスがある。ランドリーサービスもある。ベビーシッターサービスもある。カードもOKだ。電話のモジュラーもある。数奇屋造りの純和風旅館の姿をしていていも、ホテル的現代サービス機能はちゃんと整えている。夜の10時には、防犯のために玄関は閉まるが、ベルを押せば何時でも開けてくれる。夕食を済ませてから、バーに繰り出しても、これで大丈夫なのだよ。

帰り際に、1階のギャラリー「遊形」で「俵屋」オリジナルグッズを求めた。ベストセラーの天然香料石鹸、ハンガー、傘、紙衣茶缶、リネンを使用したバッグ類、その他小物類が魅力的に購買を誘う。屑箱1つとっても、主人の発想から研究尽くされ、作られているから大いに迷う。

お香を紙で包んでデザインした慶長グリーティングカードを何通か買うことにした。名残り惜しいが帰ることにしよう。玄関の上がりかまちには、私の愛用のウォーキングシューズがウヤウヤシク置かれているではないか。しかも靴紐が解かれて、左右にキチンと伸ばされている。ちょっと恥ずかしい。靴も履いた。リュックの荷物も受け取った。入り口に何歩か歩くうちに、玄関付近にいらしたスタッフの方全員が私の見送りをしてくれる。7人もいらしただろうか。恐縮しながらお礼の挨拶をして、通りに出る。大きな通リまで約30メートル。背中で感じるのだ。やっと角に辿り着き、曲がるついでに後ろを振り返ると、やっぱり全員の方が、先ほどと同じところに立っていらいして会釈をされた。私も深々と会釈をした。

                                                          
料金:平日、休前日とも通年(但し特別日除く) 

2名利用で1人4万6千円(特別日は6万5千円)
3名以上利用で1人4万4千円(特別日は6万3千円)

これに15%のサービス料と消費税がつく

私の場合は、1人で宿泊したので5万5千円+8250円+3163円=6万6413円

素泊まり、食事のみをOKのようですので、宿にお問い合わせください。

泊まった日:平成15年9月
http://www.yumeko-club.com/hotel/tawaraya.htm

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            )人ミ、.弋トミ、  、    / {ノ /〃/ノノイ / /
               jノ} ノ代_   、.. .-乂 弋 ( {! λ(__:( / /
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2. わからない人にはわからない俵屋旅館のハイセンス

京都の俵屋旅館に行ってきました。1人で・・^^;

京都の宿って言ったら、俵屋、柊家、炭屋の3軒でおもてなしの宿として有名らしいです。

料金は一番安い部屋だったのですが、1人の為、70,035円でした。
ちなみに2人だったら、1人42,263円だったそうです。感想は42,000で泊まったとしての感想です。

ここはネットで予約が出来ないので、電話で予約。電話はこんな感じでした。

自「あの〜、ちょっとお伺いしたいんですけど・・・」

宿「はい、どうぞ。」

自「1人旅は受け付けてますか??」

宿「1人宿泊と言うことですね。受付しておりますが、(ここらはうろ覚え)部屋代+食事代で80%、90%がどうのこうので、料金がかなり上がる」と言われました。
(80%?90%?意味がよく分からないので)

自「○月○日はいくらから泊まれますか?」

宿「はい、私共の宿はお正月以外は同額料金でその日は一泊70,035円からになります。」

自「じゃあ、それでお願いします。」

宿「1泊70,035円からになりますが、よろしいですね?」

自「はい。」

で、名前と電話番号のやりとりの後、

宿「お客様はご利用になるのは初めてですか?」

自「そうです。」

宿「初めてのお客様の場合、宿泊予定日の一週間から10日前くらいに電話でご連絡をさせて頂くことになっています。2日前になってもご連絡が取れない場合、自動的にキャンセルとさせて頂きますがよろしいでしょうか??」

自「はい。」

宿「ご予約ありがとうございました。」その後に一言言われたような気がしたけど、忘れました。

自「はい、お願いします。」ツーツー

ちょっと京都訛りのある男性で声が若く、30代前半くらいの男性だと思いました。でも実際泊まってみたら、予想より15歳くらい上で皇太子似の方でした。後で分かったことですが、

1人42,263×2=84,526 
70,035÷84,526=82.8%

これを説明してたみたいです。

ここは料金表が無い宿です。予約する前に1人宿泊は6万円台という物をネットで見ていました。で、JTBの予約サイトを見ると48,000と54,000の部屋があって、48,000は満室。だから行かれた方の1人宿泊よりも高いし、54,000の部屋に泊まることになるのかなって行く前は思ってました。でも行ってみたら、48,000よりもさらに安い部屋があって、その一番安い部屋でした。

う〜ん、いつから値上げになったんでしょうか。

帰りの領収書を見ると、70,035の内訳は消費税が3,335で、サービス料が8,700との事でした。70,035−3,335=66,700

サービス料が10%じゃないので、朝夕食のサービス料が2人分?取られてるみたいです。(この分が値上げ?)
ちなみにルームチャージは、常磐の部屋の場合4万円です。

それなので、66,700−44,000=22,700が、夕食&朝食の料金です。

これに消費税がかかるので、夕食が約20,000、朝食が約3,000です。(2人なら夕食は18,000かもしれません)

料金表がないので簡単に書くと、42,000から84,000まで6,000単位であります。ただし、78,000だけはありません。

どの部屋がいくらかっていうのも聞いたので全部分かりますが、料金表が無い宿なので載せることが出来ません。

宿には14:30頃に到着。(イン14:00 アウト11:00)

でもその前に10:30に傘を借りに行って、13:30に傘を返しに行きました。13:30の時でもチェックインは出来たっぽいです。

傘を借りた時に名前を聞かれましたが、その時に浴衣のサイズを準備したようです。(最初からちょうどいいサイズだったので)2回ともわざわざ外にまで出て、しばらく外で見送ってくれていました。

宿の入り口は、やはりここもこぢんまりしています。入り口にドアが見当たらないのですが、戸締まりはどうするんだろ??

中に入って少し行くと日が差す場所になり、その左側が帳場になります。靴を脱いでスリッパに履き替えると、すぐに部屋へ案内です。このスリッパは紙のスリッパのように軽くて、履いてる感じがあまりしないスリッパです。靴を履き替える真ん前に茶寮宗園並みの巨大な屏風がありました。


中に行くとまた中央が吹き抜けと言うよりは、外ですね。この外の部分とは別に庭園などがあるみたいです。案内してくれたのは40代の女性で、ちょっと奈美悦子に似てました。この方はかなり感じのいい方で出会った中では一番良さそうな方でした。

通された部屋は常磐という部屋で、部屋に付くと部屋の簡単な説明とテレビを使うか聞かれ、使う人は中にしまってあるテレビを出してくれます。荷物は前日の柊家別館が宿まで送り届けてくれていました。

あとからお茶が来るということを伝え、奈美悦子さんは退室。少し経つと、お茶とわらび餅とおしぼりを持って、20代の女性が来ました。(わらび餅の竹の器は、キンキンに冷えていました。お茶が美味かったので、遊形という俵屋直営の店で土産に買って帰りました。かぶせ茶という物らしいです。)この方とは傘の貸し借りでその前にも2回会ってます。世間話はありませんでしたが、かわせみのように音を立てないよう、ゆっくりゆっくり置いていました。

さらにしばらく経つと、奈美悦子さんがまた来て、若奥がお茶の席を用意しているがいかがですか?と。簡単な席なので是非とのこと。若奥(わかおく)とは、簡単に言えば若女将のことで、若女将の呼称が嫌いなので若奥と呼んでいるとか。

茶室に行ってみると3畳ほどの所で、少し熱めの抹茶と俵形のお菓子が出されました。時間は10〜15分くらいいたと思うのですが、1対1なので見合いをしているみたいでした。若奥は30代くらいの方だと思います。戻ってしばらくすると、今度は夕食係の方(60前後の方)がほうじ茶を持ってきました。

◆部屋 95点
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広さは8畳+4畳分位の居間?+風呂。

眺めは、つわぶきの木が3,4本あって、春だったかに咲くそうです。障子があって上が見えないようになっていますが、高層ビルが2つありそれの目隠しを兼ねてます。

椅子には腰当てと膝掛け、ソファーには昼寝用の掛け布団?がありました。
朝日新聞の夕刊と朝刊がサービス。
防音は、主室などにいる時は上下の音は聞こえませんでした。隣室は階段で無かったのですが、階段を挟んだ反対側か廊下の声は結構響きました。

冷水は最初から置いてあります。その下にお茶セットがありますが、お湯が無いし無くてもいいような気が・・・
冷蔵庫はありませんでした。

ハンガー1つ1つやトイレには匂い袋がありました。花はありませんが、掛け軸の近くに柳の枝?があります。
掛け軸が梅の木なのでそれを映えさせるのに使っているんでしょう。

この掛け軸は月替わりで、1部屋1部屋違うものが置いてあり、帳場近くの屏風や通路の掛け軸も月替わりみたいです。

掃除はどこも行き届いていました。


布団は俵屋名物の?分厚い布団です。敷き布団の高さが15cm位あります。その大部分(10〜12cmくらい)が固めのマットレスです。僕は固いマットレスは好きではないので、背中が固くてあまり好きではありませんでした。掛け布団もいいのを使っていて、保温に優れていると思います。

でも部屋自体が熱を通しにくいし(エアコンを12時に止めて7時になってもそれほど寒くありませんでした)、布団の中は熱くて汗が出るほどなので、毛布もあったけどいらないっぽいです。腹の所までしか布団を掛けずに寝たので、朝は波にさらわれる夢で目が覚めましたorz

布団の所に目覚まし時計があって、朝食時間の30分前にセットしてありました。使わなかったので音は分かりません。

あと布団の所にパジャマ?も置いてあるのですが、着てみると上が異常に長くて膝の辺りまで丈がありました。人間ダックスフンドの出来上がり?!着方があるのかもしれませんが、分かりませんでした。

水回りはかなり古いです。洗面は1つで、周りには俵屋オリジナルの物が色々ありました。


トイレはウオシュレット。トイレの手洗いは、かなり昔にあった蛇口が下についてて回転させて出す奴です。洗面も1つだし、トイレ&洗面&風呂は少し狭いです。まあここの場合はそれを売りにしてるのかもしれないけど。気になったのは防音くらいです。

で、すごいなぁと思ったのが部屋の造り。たぶん和風建築の建物でここより部屋の造りのいい旅館は無いんじゃないでしょうか。素人なので詳しいことは分かりませんが、ところどころ微妙に色を変えたりして飽きさせない様になっています。それに合わせるようにテーブルや障子なども1部屋1部屋変えてあるようです。


コンセントやスイッチなどは目立たない所になぜか横向きで。


一番気に入ったのは、部屋と光が調和してるような感じです。この部屋にはこの明るさしかないって言うくらい絶妙で、光が部屋に映えてました。

電気の位置もいい所に置いてあって、こういうのが部屋に置いてあった本に書いてある、「物の配置を知っている」って言うことなのかなと思いました。だからこの部屋は昼間よりも暗くなってからの方が良かったです。
そうそう、1泊6万の部屋(翠)も見せてもらいましたが、少し部屋が広くなるくらいで造り自体はそんなに変わりませんでした。

庭園もありましたが、茶寮宗園の方が遙かにいいので何とも思いませんでした。茶寮宗園の1泊63,000の部屋も見せてもらいましたが、こちらも部屋が少し広くなって露天風呂が付くくらいで造りはそんなに変わりません。どちらの宿も中途半端な金を出すなら上の方のクラスにした方がお勧めです。茶寮宗園なら84,000以上、俵屋なら72,000以上がいいと思います。

☆部屋のオリジナル画像はコチラ
http://blog.livedoor.jp/levin110/archives/52386747.html

☆宿の見取図はコチラ
http://blog.livedoor.jp/levin110/archives/52387306.html

◆風呂 大浴場が無いので点数なし
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ここには大浴場が無いんですよ。
でも調べてみたら、京都の町家風の旅館は大浴場がほとんどありませんでした。一部、柊家などは家族風呂がいくつかあるくらいです。

広さは測った訳じゃないけど、100〜110cm×2m強くらいかなぁ。やや狭く、完全に1人用。

湯船の長辺が90cm位しかないため、足を伸ばすことが出来ませんでした。湯船の広さは6万の部屋も同じでした。係の方の話だとどこもそんなに変わりないそうです。

俵屋石けんと垢擦りと温度計が置いてあります。

到着した時からお湯を引いてくれていて、16:30に一度入ってみた時のお湯の温度は48度でした。

シャンプーなどは俵屋オリジナルで、玉理化学の物らしい。旅館のいわゆる、ぱさついてまとまらないシャンプーとは違い、質の良い物でした。柊家にもオリジナルシャンプーがありますが、僕は柊家の方が好きかな。

2つを比べると、柊家はフラワー系の香りでサラサラ感が強い感じ、俵屋は地味めな香りでしっとり感が強い感じ。石けんもやっぱり地味めな香りで、花王との共同開発なので花王のマークが入ってます。

湯船は木ですが、本を読んでいたら檜ではなく高野槙という物らしいです。あまりよく違いが分かりませんが、手触りや匂いなどが檜よりもより木っぽい感じがしました。

光が低い位置にあるので湯船の表面が少し光り、やっぱりここでも光の使い方が上手です。

防音は、僕が風呂に入っていたらちょうど上の階も入ってきたらしく、入ってきたのがよく分かりました。

あと外が少し空いていて、僕の泊まった部屋は大通りに近い部屋のため、通行人の会話が結構はっきり聞こえました。

正直ここの風呂がいいとは思えないなぁ・・

湯船が狭くて足を伸ばせないし、洗い場も最低限のスペースしかありません。部屋によっても違うと思いますが、湯船に浸かりながら通行人の会話や上の階の音が聞こえるのには興ざめ。いい点は、水面が光る、シャンプー類がいい、木の香りがかなりするくらいかなぁ。

でも周りの音が聞こえるし、やや狭くてくつろげないっていう点でアウトです。


◆従業員 95点
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夕食の係の方を除けば、僕が想像していた高級旅館の接客をしてくれる所でした。恐らくここには誰が行っても接客には満足するんじゃないでしょうか。藤井荘のような細かい気配りはありませんが、接客の仕方は一流だと思います。僕が良かったのは奈美悦子似の方ですが、茶寮宗園の売店の女性並みに良かったです。
他にも若奥やフロントの男性も良かったし、帰りの見送りにいた方達も感じは良さそうでした。

フロントの男性は、京都の塀が外側から見ると建物に向かって倒れるようになっている(正確には横から見ると山の形、帰って写真を見て気付きました)のを何軒か見たので気になって聞いてみると、初めて聞かれた質問だとかで中村なんとか工務店に電話をして、わざわざ部屋まで次の日に教えに来てくれました。

回答は、昔の土壁にはそういうのが見られて、崩れにくくするためにそういう風になっているんだそうです。現在はほとんど残っておらず、昔の名残でそういう風にしてる所もあるとか。

接客で唯一残念だったのが、夕食の係の方が悪すぎたこと。通路で会った他の2人の方でも、同じような感じになってたっぽいです。夕食の係って言うよりは、夕食を運ぶだけの人っていう感じですかねぇ。サービス料も多めに取られてるわけだし、もう少しがんばってもらいたいものです。

夕食係が客と接するのが一番長い訳だから、是非改善して欲しい。まあでもこっちが若いから適当にやってるだけかもしれないので、行く人が違えばきちんとするのかもしれません。行かれた方の夕食係の対応を聞いてみたいものです。

事前の情報では、ここの女将はかなりすごい女将で話もおもしろいらしく絶賛されていました。だからどうしても一目見てみたかったので、若奥や夕食係にそれっぽいことを言いました。でも、女将は部屋に挨拶などは一切せず、仕事ぶり?が有名とのことでした。

帰りの日に土産を買って宿に12時頃に戻ると、努力の甲斐あって?女将がいて突然話しかけてきました。

まさかいるとは思ってなかったので、てんぱってかなり失礼なことを言ってしまいましたが、全然嫌な顔はしなかったですね。やっぱり感じのいい方で、何かオーラが出ててかなり緊張しました。僕が若奥や夕食係に言ったことは逐一伝わっていたようです^^;

今度は1人じゃなく、新婚旅行の時にでも来て下さいとのことでした。
着物は着ていなくて、黒のネグリジェっぽい物を着てました。見た目は60代に見えましたが、調べてみたら74歳みたいです。タクシーを待つ間にその女将の仕事ぶりが見られたのですが、ここはこの位切るだとか色々指導してました。貴重な物が見られて満足です。

その一連の様子を見てて、若奥っていう呼称が嫌いというよりは、若女将の女将っていう言葉で並べられるのが嫌だから若奥が一歩引いてるような感じに思えました。


◆パブリック
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ここにはパブリックスペースがいくつかあります。


庭座・・・あまり落ち着かないのでイマイチ。

ラウンジ・・・ここは普通かな。

図書室・・・入り口が狭く、中が広がっているような構造。子供の頃の秘密基地みたいな感じです。

アーネスト・スタディ・・・女将の旦那さんの書斎を再現したもの。ここが一番良かったです。17時に開きますが、17時台に行くと人気があって人口密度が高いです。
ここにはちょっとしたキッチンもあって、セルフですが色々と飲み物が飲めます。

☆パブリックスペースオリジナル画像はコチラ
http://blog.livedoor.jp/levin110/archives/52387121.html


◆感想
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コストパフォーマンスは悪いかなぁ。理由は夕食が値段に見合わなかったからです。

ただここやかわせみは土曜も同じ料金なので、土曜に泊まるとお得だと思います。

夕食を除けばかなり満足しているので、夕食抜きなら是非また泊まりたいです。(他の部屋も見てみたいし)

部屋の造りと接客は超一流だと思いますので、是非一度は行ってみることをお勧めします。でも新婚旅行に使うのは、防音が悪いからやめた方がいいかな。


◆帰りのタクシーにて
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俵屋に呼んでもらったタクシーで俵屋がどうだったか聞かれたので、部屋と接客は良かったけど料理が全然ダメだったって答えました。

料理の事について聞かれたので、ダシを含めて味付けが薄い、手間暇は掛かっていて不味くはないけど見た目ばっかり気にして味がおろそか。料金が2万するらしいけど、出しても1万円くらいで8千円くらいの内容などなど言いたい放題答えました。

で、運転手の発言はこれ。


俵屋、柊家、炭屋はおもてなしの宿として有名。京都は軟水の昆布だし、関東は硬水で鰹だし。だから味が薄く感じるとか。関東は素材をいかに美味しくするかだけど京都はそうじゃないとか。こんな様なやりとりをして、2人が行き着いた答えはこれ。

京都の夕食は旅館ではなく、おいしい料亭を自分で調べてそこで取るということ。

運転手がいうには、料理にあれこれ注文をして、自分の好きな物を注文するのが京都。その為に色々な料亭に行ったり、自分で調べたりしてお気に入りの料亭をまず見つける。気に入ったのが見つかったらそこの常連になって、俵屋などのおもてなしの旅館に泊まるのが京都流なんだそう。

なるほどな〜って思いました。

女将のことも聞いてみたら、大学などでおもてなしについて公演したりしているそう。有名な女将みたいです

http://polpo.iiyudana.net/kutikomi/kansai/tawaraya1.html

◎◎食事編◎◎

今回は食事編を別枠にしました。


◆夕食 75点
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夕食は部屋食です。

運ぶスペースは結構早めで1時間30分位で食べ終わりました。高級旅館だと大体2時間くらいが多いので、早いほうだと思います。

食事にはかなりがっかりしました。料理の内容にも係の方にも。(係の方は点数に入ってません)

やっぱり係の方が中年以上になると適当にやられる確率高いです・・

まず係の方から書くと、最初は入る時に失礼します、料理を置く時にも説明がありました。

3品目辺りになると、すぐ側に来てから失礼します、料理の説明は無くどうぞだけ。
適当にやってるのがよく分かるから、わざと料理の質問をして興味があるのを見せたりもしましたが、その後も料理の説明は無し。

後半になると、失礼しますは言わなくなり、どうぞだけ。世間話も無かったですね。夕食係が客と接するのが一番長いのにどうして適当にやるかなぁ・・・ただでさえ高い金払ってるのに。

前後の柊家別館と鳥羽グランドホテルも60前後の係の方だったけど、どちらもきちんとしてたけどな。

アーネスト・スタディにまだ他の方が食べてる時間に行ったので、自分の係以外の方に2人会いましたが、どちらも高齢であまり感じが良さそうには思えませんでした。

で、肝心の料理の方は、俵屋の不思議には「旅館の粋を超えた料理」とありました。

これも感じ方なんですかねぇ。柊家別館やホテルセントノームの山水(料理の鉄人に出場した料理人がいる所)は料金相応の味でした。(山水は1,575円の割には鰯の土佐煮、漬け物などは絶品でご飯のおかわりも出来て、接客も内装もいいのでお勧めです)

京都の味付けって他と違って独特らしいんです。僕は料理って調理や味付けなどによって、いかに素材をおいしくするかだと思ってます。でも京都はそうじゃないらしく、後にも書きますが、鰯の土佐煮だったら鰯の味は全然残っていません。(山水は鰯の味を残しておいしかったです)元の素材の味を全く変えるのが京都流なら、全く変わっていたのは俵屋だけだし、一流なのかもしれません。

僕の場合は違う味にしちゃうんだったら、最初から別の魚を使えば?って思っちゃうんですよね。

料理の内容自体は、あまり高級食材は使わず、手間暇で勝負っていう感じでしょうか。
お皿も温かい物は温かく、冷たい物は冷たくなっていました。

だけど、味付け&ダシは薄い、旨みもあまり感じず、僕にはそこまでおいしいとは思えませんでした。時間を掛けて作った割には、それが味につながってないっていう感じですかねぇ・・

単に僕の口に合わなかっただけかもしれません。夕食には20,000円ほど掛かってるそうなのですが、僕には8,000円くらいで味わえるのでは?っていう内容でした。

それなので点数が低いんです。決して不味かったわけではありません。点数は70点にしようかと思ったんですが、京都の味付けが独特なので5点上げました。

最初に日本酒を飲みました。



フタを開けると・・・


◆先附 
白豆含め煮 蟹釜○笹巻

◆升盛り 
信田寿司 栗○南部焼
鰯土佐煮 菜の花からし和
海老艶煮 梅人参
(○は字が読めませんでした)

これはまあまあおいしかったかな。最初はこんなもんでしょう。
上にも書きましたが、鰯土佐煮は鰯の味が全く残っていなくて、メニューを見なければ何の魚か分かりませんでした。 

◆小吸物
むしり海老薄夢仕立て ○○り生姜
ダシの味はあまり感じず、柊家別館で食べたものと同じくらいの味でした。昆布だしだからダシの味があまりしないんですよね。やっぱり吸物は鰹だしの方がおいしいです。
ちなみに茶寮宗園の吸物も昆布ダシがメインでした。茶寮宗園の場合は他にも何か入っていたようですが・・

◆向附 鮃へぎ造り
○風 山葵
柊家別館や山水でも鮃のお造りは出ましたが、全部似たような味で大差ありません。


◆煮物 鳴戸豆腐磯香仕立て
白魚 若筍 わらび 花弁百合根
ダシの味はあまり感じず(これも昆布だし)、普通かな。具の方は結構おいしかったです。

◆焼 物 鯛八幡花山椒焼
蕗の塔 はじかみ
唯一、これだけかなりおいしかったです。
自分的にはこれがメインの料理に感じました。

◆御凌ぎ 蛸小倉煮
御多福 木の芽
僕はタコとかイカの軟体動物は好きなのですが、タコの味は残っておらず無味でした。タコに浸けてあるタレも薄味でほとんど味は感じません。タコ自体は結構柔らかくなっています。
この料理は酒を飲む方用の料理かなっていう感じです。

◆温物 鴨摘入れ煮
聖護院大根 菊菜 針柚子
これは鰹ダシだったのでダシの味が結構しました。でも僕的にはまだ足りないので、これも普通かな。
具の方も特においしいとは思えず、普通だと思います。


◆強 肴 赤貝 取貝 帆立 うるい 山独活
酢味噌和 芽じそ
これは居酒屋のお通しで出るような味なので、やっぱりこれも酒を飲む方用の料理ですね。これも普通です。

◆止 椀 赤出し
ご飯と漬け物がメニューに無いので一緒に書きます。
みそ汁は黒味噌で、黒味噌はあまり好きじゃないので何とも言えません。ご飯は、一口食べた印象は普通のご飯。15回ほど噛むとやっと米の味がしてきます。その米の味は結構おいしいですが、ちょっと美味しいっていう時間が掛かりすぎかなぁ。

藤井荘や笹音やここのご飯はおいしいのですが、何かひとつ物足りない感じがするんですよね。それがかわせみや茶寮宗園ほど美味しいって思わない理由です。

ご飯はダシとか関係ないから、やっぱり料理は特別美味くはないのかなってここでも思います。
漬け物は、柊家別館と変わりないです。


◆水 物 苺ゼリー寄せ
おいしい苺でした。


個別の感想はこんな感じです。満足したのが、最初と焼き物とご飯くらいでした。
汁が美味しいとは思わないのに、3品出てきたからちょっとなあ。
焼き方とかは上手だと思いますよ。でも満足度は2万前後の宿と変わらない感じです。

ここだったら、なごみ野やみやこの料理の方が好きですね。行った時期も悪かったんだと思います。やっぱり京都は鱧が美味しい時期に行くのがお勧めです。

関係ない話ですが、僕は一番美味い物が集まってるのは、東京、横浜辺りだと思うんですよ。で、旅館の粋を超えた料理って言うのは、かわせみくらいだと思っています。かわせみだったら、東京の有名な所と同じくらいおいしいんじゃないでしょうか。


◆朝食 95点
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朝食の焼き魚は、アジかカレイの一夜干しか鮭の塩焼きを選べます。僕はかわせみで食べたカレイが絶品で忘れられないので、カレイにしてみました。

食べてみた感想は、美味しいけどやっぱりここもかわせみには足下にも及ばないですね。正確にはカレイの種類も違うでしょうから、全く同じ物ではないですけど。

朝食には焼き魚がもう1匹付きますが、ハタハタです。

ご飯は昨日の夜とは違って、最初から米の旨みを感じました。でも噛んでいっても味は変わらず、米の旨み自体は夜の方が美味かったと思います。時々、ここみたいに朝と夜の米の味が違うように感じる所があります。

豆腐は湯豆腐か厚揚げ?とどちらか選べます。
僕は湯豆腐にしたら、藤井荘で出たものと全く同じセットが出てきました。
おかずの種類は少ないですが、ご飯も焼き魚も結構美味しいので朝は満足しました。

http://polpo.iiyudana.net/kutikomi/kansai/tawaraya2.html

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因みに、上の人が料理を絶賛している宿は:


(参考) 御宿 かわせみ
福島県福島市翡翠の里2-14
TEL:024(543)1111
http://www.hisuinosato.com/
http://r.tabelog.com/fukushima/A0701/A070101/7001326/

料亭でも温泉旅館でも無い宿、御宿 かわせみに行ってきました。
泊まったのはもちろん一番安い部屋(2階高級室)です。一番安いと言っても、37000円しましたが・・・

普通の宿に泊まれば、2,3泊出来るのでかなり期待していきました。

場所は飯坂温泉の少し手前、近くに住宅地が密集してる場所近くの川沿いの所にあります。(カーナビ通りに行くと、かなり狭い所を勧めてくるのでご注意を。ローカル線沿いの道を走っていると、大きな看板があります。)近くに川が流れ、周りに何もないのは覚楽に似ています。ここは周りが住宅地で景色は悪いため、1階の料金が高いんだと思います。

宿には14時少し前に到着。駐車場らしき所に、お車の方は玄関までお越し下さいの文字があったので、玄関に行きました。玄関までの道は砂利で道幅は車一台がちょうど通れる広さでした。徐行しながら少し行くと玄関に到着。玄関では男性が掃き掃除をしていました。その男性と中からも男性が1人出てきて、荷物を運んでもらいました。中に入ると入り口に女性が2人正座で待機してて、靴を片付ける役の?男性が1人いました。

女性2人は1人が若くて、1人がおばちゃんでした。そして笑顔で、「ようこそ、お越し下さいました。」だったかな・・・もう記憶が飛んできてますwその若い従業員の方に抹茶から帰りの見送りまで、ほとんどの世話をしてもらいました。

やや狭い通路を進んで行くと、ロビーの所で急に広くなります。よく見ると通路のガラスにはカワセミの絵?があったり、照明もよく見るとカワセミが彫ってありました。

その後ロビーの椅子に座り、抹茶とお菓子を頂きました。一緒におしぼりが出ましたが、顔がすっぽり埋まってしまうほど大きいです。膝掛けくらいの大きさがありました。お菓子は、神社でもらう米のおかし?(白とかピンクの)に似たもので、中にあんこが入っていました。

お茶を飲んでいる最中に従業員が通ると、必ず立ち止まって深々とお辞儀をしながら挨拶していきます。

ロビーには鳥のさえずりの音が流れていて、気持ちが落ち着きます。その落ち着いた気持ちで庭園ばかりに目がいきますが、テーブルをよく見ると結構ほこりが・・・

ちょうど抹茶を飲み終わる頃にまた戻ってきて、部屋への案内となります。エレベーターはありません。

部屋は蒲公英という部屋でした。

部屋に着くと緑茶を入れてくれますが、お茶請けはありませんでした。次に説明を笑顔で丁寧に説明してくれましたが、世間話は何もありませんでした。一流旅館の接客を期待していたので、何か寂しかったです。夕食の時間と飲み物を決めると、退室。

部屋は12畳+7,5畳+庭園付きです。ちなみに2階高級室で一番良い部屋は、茶梅(さざんか)です。庭園が付いてる部屋は蒲公英と茶梅だけで、茶梅の庭園は蒲公英の倍あり(ライトアップもします)、部屋の広さも全部屋の中で一番広いです。


浴衣は1着しか使ってませんが、他にもう1着最初から置いてあったっぽいです。
それと就寝前にもう1着届きます。

部屋には花が1カ所飾られ、お香もありました。

テレビは液晶、DVDビデオ付きです。DVD、ビデオの貸し出しあり。

内風呂は古代檜。ドアが開けられるので露天風呂の気分も味わえます。

金庫はありません。トイレはウォシュレット。アメニティも種類が多かったです。
部屋はどこも綺麗に掃除されていました。到着時から新聞があり、次の日の朝にも朝刊が届きます。


よく見ると座布団や浴衣、洗面の照明の所にもカワセミが!こだわってるなぁ。

大浴場にはタオルとバスタオルが置いてあります。飯坂温泉に近いですが、残念ながら温泉ではありません。内風呂や露天は、客室数を考えると広さは充分です。カランは6個ありますが、隣との境は無く、密着してます。って言っても、会っても最高1人だけでしたけど^^;

ただ風呂の作りとしては、高級感はなく1泊1万円の宿と大差は無いです。

露天の隣には、かまくらの形をした低温サウナがあります(広さは3人が限界)温度が40〜60度で、15分ほど入ってようやく汗が出始めた程度でした。サウナにはテレビが付いていて、ゆっくり出来ます。

休憩処にはドリンクが置いてあります。ここはヨーロッパ風で高そうな家具や絵がありました。ドリンクは、夜はリンゴジュースとアイスティー、朝はレモン水とヨーグルトドリンクでした。


さて、いよいよ楽しみにしていた夕食。評判通り、料理の味は最高でした。
あちこちの旅館の絶品料理を集めたような、そんな感じがしました。
高級食材が多かったですが、器も高そうで割らないように冷や冷やしました(笑)

おしぼりも3回来ます。食事の時間は2時間ちょっとかかりました。

料理を持ってくるタイミングは、ちょうどいいと言うより、少し間があります。係の子は料理の説明をゆっくりしゃべり、物を運んだりするのにも音を立てないようにかなり気を配っていました。こういうのが時間を忘れさせる接客なのかな?と思いました。


このこ豆腐 晩秋の盛り合わせ 甘鯛須賀川葱椀

寒鰤造り・平目造り 古代米飯蒸し 伊勢海老 河豚 ポルチーニの競演

牛ロース柳川 火取平貝桜海老城扇薯梅肉あん掛け お食事物

水菓子・甘味 ゆずのシャーベット からすみと大根

量は男性には少し物足りないと思います。でも希望をすれば布団を敷く時におにぎりが夜食としてもらえます。ここの米は本当に美味しいので、無理してでも食べた方がいいです。ご飯を食べるのにおかずがいらないって言うのは、こういう事かって思いましたから。


布団を敷く時に、浴衣、冷水、夜食が届きます。よく見ると布団にもカワセミが!


朝食もやはり美味しく、焼き魚とかうまかったです。
これなら他の旅館はちょっと太刀打ち出来ないんじゃないでしょうか?!

朝食後にコーヒーか紅茶をサービス。なお、朝食はおしぼりが2回来ます。


精算はロビーの椅子に座ってやりました。その後玄関まで送ってもらい、見えなくなるまで手を振ってくれました?
大雪と道が狭くて見てる余裕がありませんでした^^;

感想
料理は本当に美味しかったです。今までに泊まった所とは明らかにレベルが違いました。

でも、料理を除くと他とあまり変わりません。接客ならこの間行った、たにがわの方が僕はいいですし、大浴場の作りもイマイ
チでした。

僕が一番気にするのはコストパフォーマンスですが、悪かったです。と言うのも、器が高かったり、浴衣が3着あったり、おしぼりが何回も来たり、アメニティが多かったり、自分はあまり気にしないからです。

料理だけだったら、レストランで2万も出せば美味い物が食べられるし、わざわざ旅館に行く事も無いかなと思いました。

料金が3万以下で、係の子がもう少し話してくれれば満足はしました。

もしここに泊まるのなら、1階特室以上がお勧めです。(出来ればグループで)
そうすると平日47000円以上しますが、お金の事を気にせず、上に書いたような事を楽しめる方じゃないと厳しいんじゃないかなと思います。自分には宝くじが当たらないと無理かなぁ(笑)

http://polpo.iiyudana.net/kutikomi/tohoku/kawasemi.htm

(参考) 飯坂温泉 御宿かわせみ

福島県 飯坂温泉 御宿 かわせみに2年振りくらいに行ってきました。(イン 14:00 アウト 11:00)

料金は、37,150円でした。

前回は温泉ではなかったのですが、今回は温泉になったので入湯税がかかります飯坂温泉からは結構離れていますが、運び湯じゃなくて長い距離でも引いてる?そうです。

着いたのがちょっと早すぎたので、かわせみに併設されたガラス美術館に行きました。ここは大人700円 小人400円ですが、宿泊者は無料で見学出来ます。絵画も展示してあったり、雑貨やガラス工芸などの販売、喫茶もあります。2階にあるガラスの展示室は、季節ごとに変わるそうです。で、ここで見学していたら、1:35分頃にお部屋の準備が出来ましたと本館から連絡があり、チェックインしました。

あのこぢんまりとした玄関に向かうと、外に男性3名、中には女性3名が待ってました。男性は全員中高年、女性は1人が30代で他は中高年です。

まずはロビーに通され、そこで抹茶と塩味饅頭を頂きます。この塩味饅頭は前回と同じでした。(塩って言うより、皮は米のお菓子?のような味だけど、売店で塩味饅頭として売ってました)

前回はテーブルが目に見えてほこりが結構あったのですが、今回は全くありませんでした。


飲んで一息ついて部屋へ。案内してくれたのは、30代前半の女性でした。
部屋に着くとまたお茶出しがあって(お茶菓子はありません)、その後退室。
浴衣は前回同様、何も言わなくてもちょうどいいサイズの物がありました。

■部屋 90点
15畳+6畳+広めのベランダ?+踏み込み3畳程。

トイレはやや狭いですが、ウオシュレット。洗面は1つですが相変わらずアメニティは充実しています。

浴室は、前回泊まった蒲公英よりも少し広く、シャワーのスペースが追加されたような感じです。

景色は蒲公英よりもいいのですが、他の宿と比べると、やはり少し狭いかなぁ。

あと大浴場は温泉になりましたが、部屋付きの内湯は温泉ではありません。1階の露天風呂付客室に泊まれば、露天風呂は温泉なんだそうです。


到着時と翌朝、部屋で朝日新聞が読めます。
部屋の掃除は行き届いていました。
防音は、上階はありません。隣室は全く気にならず、下階は数回ドアの開け閉めするような音が聞こえたくらいでほとんど気になりません。

眺望は庭園が見え、右の方を見ると川が流れています。

蒲公英の部屋から左を見ると住宅街が見えたのですが、今回は左が部屋なので、住宅街も見えません。

やっぱり2階高級室はこの茶梅が一番良い部屋かなぁ。
濡縁って言うのがどんなものか分からないけど・・・
広さで言ったら間違いなくここが一番広いし、庭園のライトアップもここはあるから。
畳だけじゃなくて、フローリングもあった方が良ければ、蒲公英の方が良いのかも。

ここって平日2階高級室は結構空いてることが多いのですが、何も言わなければ空いてる場合は普通良い部屋から通してくれるので、前回は茶梅が埋まっていて蒲公英になったっぽいし、やっぱりどちらかがお勧めかな。もし今度行ったら、杜鵑花に泊まってみたいなぁ。


■風呂 80点
お湯は結構つるつるしました。源泉の温度が高いそうで(53℃って言ってたかな)、少し加水しています。

温度で考えると、割合的に温泉と水が7:3か8:2くらいなんかなぁ?

内湯の湯口のお湯の量は少ないですが、露天の方は最初から結構な量が出てるので、こっちは最初から混ざってるかも。だから内湯の湯口の所がたぶん一番濃いお湯です。

飯坂温泉街の方のお湯は入ったことがないので、同じくらいなのかは分かりません。岩手の佳松園もお湯は良かったのですが、お湯自体は佳松園の方がいいようです。

あと気になるのが内湯にいると、露天とのドアの所辺りから風の音が聞こえます。
風が強すぎるのか設計上のミスなのか分かりませんが。

他に気になったのは、シャンプーが資生堂の水分ヘアパックシャンプーなんですよね^^;
買ってきたボトルそのまま置いてあるから、もろに分かってしまうわけで・・・
確か前は違うものが置いてあったはずなんだけどなぁ・・・
部屋風呂のシャンプーは別のものなので、そのシャンプーにすればいいのに。
ただこれは部屋係の人と話していて、この話が出たから言ってみたので、その内変わると思います。

湯上がり処にサロンがあって、初日はフレッシュジュースとアイスティー、翌朝はレモン水と飲むヨーグルト?です。

そんな感じで、温泉になって前よりは満足するようになりました。
でもお風呂目的で行くなら、他にいい宿はたくさんあります。
http://polpo.iiyudana.net/kutikomi/tohoku/kawasemi2-1.html

(参考) 飯坂温泉 御宿かわせみ 続き

■夕食 100点
部屋食。

ここは係の方が最初から最後まで同じなので、案内してくれた30代前半の女性です。
運び方は最初から最後まで一品出し。料理の説明もあります。食事の時間は確か2時間くらいです。

最初の方の金の細長い皿?に乗っている料理で少し遅れて食べ終わる前に椀物が届きましたが、その次のお造りは時間をおいて持ってきてくれました。これをゆめやでもやって欲しかったんだよなぁ。

あと烏龍茶を頼みましたが、栓を開けてくれなかったな・・・これはちょっとがっかり。


■濁り酒とカラスミと○○院大根。
酒は結構効きましたorz。
カラスミはおいしいけど、確か仙寿庵のも同じ様な味だったなぁ。


■蒸鮑蕗の春香白和え
これはかなりおいしかったです。またいつも通り、一つ一つ食べたのですが、どれも良かったです。

やっぱりこういうのを食べると、他の旅館と違うなぁって思います。


■季節の盛り合せ
左から鴨肉、その奥がトリュフを混ぜた料理、なまこ、ふぐの唐揚げ、菜の花の辛子和え、手前がフォアグラ、奥が1週間つけ込んだチーズ

鴨肉はおいしいけど、佳松のはもっとおいしかったかな。
生ガキとかなまこは大嫌いなんですが、ここのは食べられたっていうか、おいしかったです^^;

生臭さみたいなものは完全には消えていないのですが、それが程よくてちょうどいい味でした。

ふぐの唐揚げは普通かな。他の旅館でも食べられそうな味です。

菜の花もおいしかった。朝食にもほうれん草のお浸しのような料理が出るけど、どちらも本当おいしいです。

チーズも普通食べられないような味のチーズでした。
トリュフとフォアグラは似たような料理を食べたことがないので、よく分かりません。
でも味はまあまあおいしかったです。

■海老シン薯 シンは米参 はなびら椀
シンジョとシンジョウ・・・なんか色々な字があるみたいですね。この椀物はめちゃくちゃおいしかった!
具もおいしかったけど、汁の方が特においしかった。

佳松の料理長もすごいけど、これは作れないだろうなぁ。


■河豚造り 油目造り 
きれいに食べてありますが、褄もおいしいんです。
河豚は身は薄く切ってあって、中に何かの野菜を巻いていました。
他にあのヒモみたいなものもありました。

油目は3つ程ありました。
河豚は別に普通だったなぁ。
伝七で食べたものと味はそんなに変わらないし。
かわせみで食べてこれなら、やっぱり河豚って特別おいしくないのかも^^;
油目はほとんど食べたことがないからよく分かりません。

河豚がポン酢、油目がレモン酢?とイギリス産の塩(○○○○)

塩の名前は聞いたけど、料理長のこだわりらしいのでとりあえず伏せ字。なんか塩がピラミッドの形をしてるんだそうです。

係の方にまずは塩でおためし下さいと言われました。でもやっぱり刺身に塩って合わなかったから、一つ食べて残りはレモンで食べました。

かわせみのお造りは珍しい?魚が出たりして分かりづらく、いいことはいいけど、前回もそうだし今回もそれほどいいとは思いませんでした。同じものじゃないから分からないけど、お造りなら佳松の方が良いんじゃないかなぁ。

■蒸寿司
これはメイン料理の前の休憩って感じなのかな。おいしいことはおいしいです。


■大間の本鮪 網焼き 辛子黄身醤仕上げ
手前の山菜の天麩羅、奥の芋をすり潰して作った料理、右の味噌漬けされた卵黄など、どれもおいしかったです。
鮪は一口サイズの物が6〜7個。


さて・・大間の本鮪。
佳松やゆめやで出た、牛肉の網焼きに味がかなり似ていましたが、それよりも旨いです。

魚の脂でさっぱりしてるし、柔らかさも鮪なので肉よりも柔らかく、ジューシーでした。

おそらく鮪だって言われなければ、牛肉って感じる人の方が多いと思います。だから、魚なのに肉みたいに食べられてスゴイって感じる人には大絶賛かなぁ?

でも僕は全く逆で、肉みたいにするなら最初から肉を使って欲しいっていうタイプだから・・・

食事で出された肉の網焼きよりもおいしいし、味はもちろん絶品なのですが、絶品なんだけどなんかしっくりきませんでした。

ただ、このくらいの物が食べられるのはやっぱりかわせみだけかなぁ。

ここでお口直しのライムのシャーベット。

■くわい飛竜頭
これは普通だったかな。このくらいなら他でも食べられそうだから。

■牡丹海老 千枚蕪巻
これはまあまあでした。確かこれも辛子和えのような感じでした。
菜の花、メイン、これと辛子を使った料理だけど、最近は辛子の料理に凝ってるのかな??

どれもおいしかったから良かったけど。でもメイン後の2品は佳松の方がおいしいかな。

■食事
牛肉の網焼きと白いご飯、牡蠣の赤出し。

牛肉はまあまあ。

ご飯は・・・やっぱりかわせみの米は旨いです。この夕食の米は、今回もおかずが要らないご飯でした。

どこの米か聞いてみたら、やっぱり会津産の米でした。以前は魚沼産コシヒカリを使っていたそうですが、会津産の米を使用したら評判が良くなって、それからはずっと会津産の米を使用しているそうです。

会津は結構広いのですが、合併で町名が消えちゃった地域の物を使ってるみたいです。

■甘味
おいしかったです。


やっぱりここの料理は旨いです。唯一、かわせみと同じくらい満足出来るのが、佳松かなぁ。

ゆめやが3番て書いたけど、かわせみや佳松と比べると少し差があります。

かわせみと佳松で比べると、箸附は同じ、前菜と椀替わりはかわせみ、造里と凌義は佳松、鉢肴&進肴とメイン1品で比べてかわせみ、蓋物と留鉢は佳松、食事はかわせみ、デザートは同じかな。

こんな感じなので、本当にいい勝負です。料理目的で宿を選ばれる方には、かわせみか佳松に是非とも行ってもらいたいです。


夕食後、布団の時におにぎりと冷水が届きます。ただこのおにぎり・・・今回のはイマイチだったなぁ。

前回は届いてすぐ食べて、今回は30分くらい経ってから食べたのが影響したのかな?
夜食のおにぎりは冷めても大丈夫なように、それ用の米を使っているそうです。
でも今回は塩加減がほとんどないし、表面が30分くらいで、もうすでにぱさついていました。


朝食前、布団を片付ける時に、名水がサービスです。水は6種類から選べますが、僕はあぶくまの天然水にしました。


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8000万年という歳月をかけて創られたあぶくま洞・入水鍾乳洞という大自然の造形美から生まれた水。端麗な味に加えカルシウムなどの天然のミネラル成分が口当たりをまろやかにしています
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この水もおいしかったです

■朝食 100点

部屋食。

普段だったら、焼き魚は真魚鰹か太刀魚らしいのですが、前回気に入った柳カレイにしてもらいました。

で、その柳カレイを2年ぶりくらいに食べたのですが・・・
なんかこれも前回の方がおいしかったなぁ。作り方は前と同じで塩のみで焼くそうです。

でも前回はもっと身がほぐしにくくて、もっと旨みが詰まってるような感じだったんです。身が今回程ふっくらしてなかったような気がします。

まあそれでも、俵屋や佳松園の物よりもおいしかったんですけど。


変わってたのは湯葉かなぁ。この湯葉は普通の湯葉よりも甘みがありました。
もしかしたら、手前に写ってる豆乳を使ったのかもしれません。

あと、不思議なのが白いご飯かな。おいしかったんだけど、夕食のようにおかずの要らないご飯までは行きませんでした。

米は夕食と同じだって言ってたから、やっぱり炊き方なのかなぁ。夕食の物よりも水分が多かったので、その微妙な塩梅なのかな。この米は少し乾燥してる(固い?)くらいの方が旨いのかも。たぶん夜に炊いた人は水分を少なめに炊くようだから、夜食のおにぎりがぱさついたみたいだし。

前回の印象が強すぎてしまったのかもしれませんが、それ以外の物もかなりおいしいし、一応大満足です。


■従業員 95点
今回の係の方は良かったなぁ。同じ宿でもこんなに違うの?っていうくらい、違いました。

今回は色々教えてもらえたし、やっぱり話してくれる係の方の方がいいなぁ。
なんかここは最低30歳近くにならないと従業員を雇わないそうです。

で、ある程度訓練して、最後に館主の試験があるんだとか。それに合格しないと使ってもらえないそうです。

前回の係の方の話もしました。僕は25〜27くらいに見えましたが、実はその時30歳くらいだったそうです^^;

あと、かわせみは館内で従業員にあまり出会さないのですが、そういう指導を受けてるそうです。

だからフロントには誰もいないみたいです。フロントにお客様に気を遣わせないよう奥にいるので用がある時はチャイムを鳴らして下さいの記述がありました。

今回の係の方は良かったけど、どっちかって言うと前回の係の方のような感じの人の方が多いかもしれません。

朝食後にコーヒーか紅茶のサービス(右上画像)

精算して帰ろうとしたけど、やっぱり僕の車は動かせなかったみたいです。
精算時にコーヒーを開発中?で試供品としてコーヒーを頂きました。

■感想
今回は食事が前回程は感動しなかったけど、それ以外が全て前回よりも満足したので、総合では前回泊まった時よりも満足出来ました。これならまた再訪したいっていう気になります。

あちこち行ってみて分かったけど、やっぱりここほど料理が旨い旅館は無いんです。今回も椀物やメインだけなら、他の旅館を寄せ付けません。だから、いずれまた泊まりに行きたいです。
http://polpo.iiyudana.net/kutikomi/tohoku/kawasemi2-2.html


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再び俵屋旅館の話に戻ります:

京都を代表する名旅館・・・・・のはずが '10/08/27 ('10/08 訪問)

「・・・こんなに素敵な旅館があるんだ」

以前購入した「美の気配  京都 俵屋旅館」という写真集を見て感動した。

それからというもの、いつかきっとこの旅館に泊まりに行く!と心に決め、貯金を始めた。宿泊された方々のブログを読んだり、「俵屋の不思議」を購入したり、いつか来るその日をひとり夢見ていた。

当代の佐藤年さんという方のインタビューの載っている雑誌に目を通し、その高い「志」にまた感動した。

安らぎ、居心地のよさ、美味しい料理、徹底した「お客様至上主義」、この旅館で過ごす心地よさと、古き良き日本の、京都の風情・・・

「一個人」という雑誌には 

「この旅館に泊まれば理想とする京都を体験できる」と書いてあった。

日程と財布の都合をつけて、「八月の下旬に宿泊する」と予約の電話を入れた。

「10日前にこちらからご確認の電話を差し上げます。」

丁寧に、またはっきりとしたフロントマンの対応に、「さすがだな」とまた感心、もうすっかり俵屋旅館のファンになっていた。

・・・しかし、予約の10日前になっても電話がかかってこない。

お忙しいのかな?、もう少し待ってみようかな・・・・・2、3日しても電話がない。

仕方ないのでこちらからかけてみると「お部屋はとってあるので、当日2時からならチェックイン出来ます」

「失礼しました」もなければ「忘れておりました」もなし。このあたりから「イヤな予感」がしていた。

「当日2時頃には入らせていただきます。」そう伝えて電話を切った。

まぁまぁ、と自分をなだめて宿泊日当日、京都へ!

俵屋旅館に泊まるためだけに京都へ行く・・・この期待の大きさを想像してください。

少し早めに着いたので喫茶店で時間つぶし。

午後2時過ぎに、夢に見た憧れの俵屋へ・・・・・・・・・・

「・・・こんなもんなのか?」部屋に通され、蕨餅を食べながら首を傾げた。

玄関先での男衆の対応、手順も悪く、段取りも今ひとつ。

気を取り直して、玄関正面の坪庭の前へ・・・俵屋のメインステージと讃えられる場所。

その坪庭のつくばいには花の散った蓮とその葉っぱ、しかも枯れている。

その坪庭の横にはオフィスと呼ばれる執務室、私の気配を感じると同時に

「バタン!!」

大きな音をさせて襖が閉まる。期待は少しずつ失望へ。

とりあえず部屋にあるお風呂へ。

このお風呂は、皆さんが絶賛される通りのすばらしいお風呂。高野槇のお風呂、通算7回も入りました!

その後館内を見てまわったが、なんだか全体が浮き足立った印象を受ける。活気があるのではなく、バタバタしてて落ち着かない。要になる人、差配できる人が不在なのか、とにかくバタバタしている。この空気で落ち着けないのは私だけではないと思った。

夕方には客室係の方が部屋に来られた。用意しておいた心付けを渡して打開をはかったが、この方とも呼吸が合わない。私が未熟だからなんだろうか?・・・なんだか辛くなってきた。

夕食は京懐石だと思うが、有名店とは比較にならない。

俵屋旅館の夕食は美味しいと聞いていたが、出汁に力が無い。盛り付けは確かに綺麗だが、金額を考えると他店で食べた方が賢い選択だと思った。

食事が出てくるタイミングもなんだか押し付けがましい感じでやはり納得できない感じだった。

布団に入っても熟睡できない

「ここは本当に俵屋旅館なのか?」

「ここに66000円を払う価値があるのか?」

結局熟睡できないまま、朝を迎えた。

朝食も評判ほど良くもない。カレイの干物も骨がましく、ハタハタも脂がのっていない。

ご飯も他店のものより味が悪い。

・・・なんなんだろう、この感じは。

チェックアウトをするため部屋を出ると、部屋を掃除されている方に出会った。

すっと頭を下げ、「おはようございます」

・・・そうそうこの感じ、たぶんこの方が第一線におられる時が私の理想とする俵屋旅館が存在していたのだろう。

この旅館はいま過渡期なのかもしれない。ただ過渡期だからといってお客を蔑ろにしてもよいはずはない。金額的に決して安くないけれど、それに見合う価値があると信じて訪れるわけだから。
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26002127/dtlrvwlst/COND-0/smp2/?lc=0&PG=2


“名ばかりの名旅館”2012/02/06


昨日、日本の名旅館と某雑誌で掲載されていた京都俵屋さんに宿泊して参りました。

この宿が日本を代表する宿とするならば、私は日本人として恥ずかしいです。

表面的には、お部屋の改装等手を加えているのでしょうが、ビルトインの空調等は古く設定室温二十度位で一晩中カタカタ音がします。お風呂もとても狭く、水回りの老朽に根本的に手を入れていないようで、シャワーは熱くなったり冷たくなったりを繰り返します、係りの女性には俵屋さんのご自慢を沢山伺いました。

夜マッサージをお願いしたら、力任せの荒業で、その旨係りの方にお話ししたら、下手なら自分で止めてもらって下さいとのことでした。

評判のお布団ですが、ビジネスホテルクラスの堅いお布団でシングルサイズです、良く眠れずまだ体調不良です。それからお願いですので、断りもなく私のフェラガモにホカロンを入れないで下さい。

2012年2月に訪問(体験)、家族で行きました。

http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g298564-d310306-r110653484-Tawaraya_Ryokan-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html#REVIEWS

“疑問だらけ、です。”2010/10/26


前々から一度は泊まってみたかった旅館でした。そして出迎えは申し分なし、でした。

しかし、お風呂のシャワー口に身体を洗う茶色い布(白いタオルじゃなくて)がかけてあったのですが、ふつう、そういうものは、タオルと同様に真新しいものが置いてあるものじゃないでしょうか? 前の客の使い古しですか? さらに、この布に黒い髪の毛が一本、ついていました。ゲッと思ったのですが、旅の気分をプチ壊したくないので黙っていました。

また夕食は、かなりもの足りませんでした。秋の季節に松竹の土瓶蒸しも出ないとは! 
さらに、献立表ももらっていません。高級旅館ではふつう、さりげなく置きますよね。手の込んだところでは和紙に手書きの献立表です。ということは、家に帰ってから思うのは、一品か二品、ごまかされていたんじゃないかという疑問です。

そして翌朝、寝起きにコーヒーをたのんで、その後、風呂にでも入って朝食までの時間を静かにすごそうと思ったのに、仲居さんたちがコーヒーを持ってきた続きでバタバタと朝食の用意をし始めたのです。朝食時間を前日に指定いたにも関わらず、です。しかも仲居さんたちは笑い声をあげてしゃべりながら、昼食の支度をしようとしていました。文句を言って、やっと朝食の時間まで出て行ってもらいましたが。静かに過ごそうと思っていた朝がなんとなく台無しになりました。

俵屋旅館とは、こういう宿なのですか? だれか疑問に答えてほしいものです。

2010年10月に訪問(体験)

http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g298564-d310306-r110653484-Tawaraya_Ryokan-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html#REVIEWS


檜風呂は最高でしたが・・・。'12/01/05 ('11/04 訪問)


食べログなどで見る限り、素敵な旅館かと思っていました。

確かに、造りはいい造りをしています。雰囲気もいいです。お料理もそれなりにいいです。

かなりこだわりのある感じです。

しかし、仲居さんはよくしゃべります。おもてなしも普通のホテルと変わらない。

いい旅館だからと言って、すっごく期待して行かない方がいいと思います。

私は現に、非常に期待して行ってしまったので、他と変わらないおもてなしでがっかりでした。


ただ、お風呂だけは、本当に気持ちよかった。石鹸の受け皿もこだわりがあり、よかった。

アメニティグッズは、都内のワンランク上のホテルの例えば、ブルガリのものや、ブランドのアメニティグッズが置いてあるが、ここは、オリジナルのアメニティグッズ。

そこの見えない気配りは、よかった。

http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26002127/dtlrvwlst/

“何故。。?”2009/07/13

数回今まで泊まってます。1階の部屋がお薦めではありますが(部屋によって食事内容が変わります)、正直そんな日本一の名旅館といわれる程のもんか?って感じです。

よくブログなんかで、ここを『歴史ある建物の中で、日本の良さを再認識』とか書いてるヒトがいますが、ここで日本の何が分かるの?って感じです。もはや、ここのブランドが通用するのも、何も分かってない外国人と、自称セレブ(単なる成金)くらいじゃないでしょうか。

高野槙のお風呂はいいと思いますが、部屋の調度品もそれ程の文化的価値ではないと思いますし、ウリである料理も私には特にスゴいとは思えませんでした(確かに他の京都の超有名旅館は、もっと酷いですが)。それほど辺りも静寂ではなかったし、『出しゃばらないけど、行き届いたサービス』も今じゃどこでも当たり前です。

このご時世で『一見さんお断り』では、もうないようですが、世界のセレブが落として行った金を、ご年配の方々のみリーズナブルに宿泊できるするなどして、還元するという考えなどないのでしょうか?

老舗の暖簾といっても、バカな成金や、無能な国賓のためだけであれば、そんな物に一体どれだけの価値があるというのでしょうか?

2009年3月に訪問(体験)、カップルで行きました。

http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g298564-d310306-r50458741-Tawaraya_Ryokan-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html#REVIEWS


2010年12月24日(金) 08時01分37秒 saki0806の投稿

俵屋旅館・夕食


俵屋旅館のディナーです
テーブルセッティング


メニュー

【先付】
・海老胡麻酢掛け 粟麩、焼きしめじ、菊葉、松葉千社塔

・羽二重豆腐風呂吹
・むかご白酢和

【小茶碗】かすみ湯波 絞り生姜

【向付】鮃へぎ造り、白ぐじ昆布〆、鮪とろ、蟹真蒸、椎茸、うぐいす葉、柚子

【焼物】まな鰹西京焼、火取り雲子、海老芋雲丹焼

【お凌ぎ】蕪むし、甘鯛、銀杏、舞茸、木茸、山葵

【温物】鴨鍋 白葱、壬生葉、焼麩、粉山椒

【強肴】烏賊、赤貝、分葱、辛子酢味噌和

【水物】蜜柑ゼリー

今回、俵屋さんに宿泊した最大の決め手は、お食事が京都No.1という評価を拝見し3か月前から予約をお願いし、楽しみにしていました。しかし、正直‥期待し過ぎたと感じました(ゴメンなさい)

お部屋は、1番良いお部屋を選択したこともあり雰囲気や居心地は最高でしたが
残念ながらお料理に関して、立派で達筆なお品書きから想像するほどの感動はありませんでした

せっかく素晴らしいお部屋で食事をしているのに、お食事を出して頂く際、流れ作業のようで説明も求めなければして頂けなかったので、寂しかったです

全品一定以上のレベルではありましたが わざわざ食べに行きたいと思うほど私達の好みではありませんでした

この内容で、お会計が2泊で40万円弱だったので決してCPが良いとは言えません‥

ただ、本当にお部屋は素晴らしかったです
http://ameblo.jp/saki0806/entry-10744816448.html
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26002127/dtlrvwlst/2318903/


まどん奈 (122) 30代後半・女性・東京都

4度目にしてまさかまさかのランクダウン'09/11/29 ('09/11 訪問)


これまで、全国のお気に入り旅館の中でも常にベスト3をマークしていた京都の俵屋旅館。今回で4回目の訪問。

まず、係の方との呼吸の合わなさを感じる。

サービスの質の低下と言ってよいのか、ただ単に相性が合わないだけなのか・・・。
このちぐはぐ感は、結局チェックアウトまでずぅーっと続いた。

それはさておき、お宿を評価するにあたってお料理を最重視する私たち夫婦にとって、俵屋旅館のお料理はこれまでこの上なく評価が高く、今回の期待度もとても高かった。

・・・がしかーし、今回は冒頭の先附から様子が違う。

ん?と思いながらも、何しろ全国でもベスト3のお気に入り旅館。このあとのお料理に期待すべく、ここはにっこり笑って、「うん、おいしいよね♪」。

そして、小茶碗、向附、煮物とお料理が進む。

やっぱり、何か違う。
ん?ん?ここは本当に俵屋か?

と思いながら、ついにデザートまできてしまい、思わず係りの方に

「料理長の方は変わられたんですか?」

と聞いてしまった。回答は、

「いいえ、16年間同じ料理長でございます」。

あれぇ、今日はたまたま調子が悪かったのかしらぁ。でも、次回もまた今回のようなお料理が出される可能性があるのだとしたら、ここまでのコストを払って俵屋に泊まることはできない。シティホテルに泊まり、市内のおいしい料理屋に行ったほうがいいかもしれない。

http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26002127/dtlrvwlst/

ペンタングル
2度目にしてマークダウン。期待の食事が外れると結構痛い。'08/08/08 ('08/08 訪問)

(今回 ’08.8)
2年ぶりの夏。
前回が初めてで「送り火の宵」だった。

今年も熱い京都で、部屋に通されたあとの「蕨もち」での始まりはマズマズだった。
部屋の風情も充分で期待通り。

ただし、今回は食事がいけなかった。
夜の会席はお定まりの流れだが、全体に「出汁の力強さ」を感じない。
更に、向附けの「甘鰈造り」や煮物の「鰻博多豆腐」に微妙な「匂い」を感じてチョッとびっくり。鱸潮煮も然り。

期待の朝食も焼き魚(若狭鰈、ハタハタ)に香ばしさが欠け、蜆味噌汁も出汁不足。
心なしかご飯も柔らかすぎ。

その辺の温泉旅館の食事と思えばもちろん合格ラインだが、この宿で、しかも京都の旅の数多有力候補ひしめく夕食を一回分「犠牲」にしていることを考えると、やはりイタダケナイ。

「ブランド展開」や「カフェ」の運営で手広く忙しいのかもしれないが、そのせいで原点の「京の宿」のしかも「食事」が弛んでいるのであればチョッと心配だ。


(初回 ’06.8)
「大文字送り火」に一泊。噂に違わぬ接客。こちらに一切の気を遣わせない距離感。かと思えば「送り火」の見所など実に気の利いた案内。「大文字」に合わせ、かなり早めの夕食となったが、これがまた宿飯としては最高の水準。奇をてらわずしっかりした食材を最高の「出汁」で少しずつ。季節の「鱧」等ちりばめて、質も量もぴったりの文句の言いようの無い料理。

せっかく京都に旅したからには「宿」と「飯」をゆっくり別々に楽しみたいと言う気持ちは確かにある。でもここの「宿飯」を「侘び寂び」の中で味あうことは、換えがたい価値だと思う。

大文字の見所を歩き廻って心地よい疲れの後、高野槙の湯ぶねにつかり、これ以上無い心地よい寝具に包まれ爆睡。

で、朝、また新しい感動。図抜けた旨さの朝飯が登場。湯豆腐、若狭鰈の一夜干し、まあ一度味わってくださいな。この朝飯を目的に一泊しても良い。

勘定をして玄関に出れば、昨晩歩いてほこりにまみれた靴がピッカピカ。
きめ細かな気配りに頭が下がる。
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26002127/dtlrvwlst/

“がっかりしました。”2011/09/19


京都に旅した折、今までに4回ほど利用させてもらいましたが最後に宿泊したときに残念なことがいくつかありました。

夕食の時です。おしぼりをお願いしましたがなかなか出て来ません。暫くしてやっと出てきたのでが、これがなんと触れないほど熱い。余程慌てていたのでしょうか。

そしてお料理。いつものおいしいお料理を期待していたのですが、その中の一品に入っていた香草が何かの間違いとしか思えないほどにニオイと苦味がこれまたキツイのです。これで楽しかった場が一気に白けました。

翌朝のチェックアウトの時もお願いした精算がなかなか終わらず、タクシーが到着してから慌てて玄関先でサインする始末。この時は京都が大好きな母が一緒だったのですが、何ヶ月も前から楽しみにしていた旅行がすっかり台無しです。

それまでには寒い朝に靴が温めてあった事や、お部屋のしつらえや調度品の素晴らしさなどに感動したり関心させられたりしたことも多々ありました。それだけにその時々でこんなにもサービスに差があるとはとても信じられません。俵屋さんは日本を代表するような旅館と思っていただけに失望感が大きく、なんとなく後味の悪い旅の思い出になってしまいました。

2010年11月に訪問(体験)、家族で行きました。

http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g298564-d310306-r126246827-Tawaraya_Ryokan-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html#REVIEWS


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3. 京都旅館御三家

Re: 無題 - あびたろう 2009/08/16 (Sun) 23:32:31

旅館なら「京都三屋」でしょう。「俵屋」・「柊家」・「炭屋」です。

「俵屋」・「炭屋」は日本料理を食べ慣れた人向きかなとも思っています。

最初は「柊家」をお奨めします。とてもわかりやすい味です。
新館に泊まれば、なにも不満は残らないと思います(料金以外は・・笑)
http://abita2000.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=3506803

近又の料理は美味しかったですよ。宿の料理としては御三家より上かもしれません。
しかし宿としては疑問が残りました。建物が古いのは、それはそれで構わないのですが、居心地が良くないのです。

心配りでいかようにもなる所で不満が残ります。

その点、俵屋は素晴らしい。私が経験した宿の中では日本一だと思っています。
ただ俵屋の料理は渋いです。例えば、「かわせみ」の料理を好む方にはお勧めできません。

宿と料理のバランスがとれているのは柊家だと思います。京都にしては結構華やかな味ですし、万人から不満の出にくい料理でしょう。

宿も、古いものが好きな方には本館、新しくて綺麗な部屋を好む方には新館と選択できます。


「俵屋に泊って柊家の料理を食べる。」

昔、どこかの掲示板で書いた覚えがあります(笑)
http://puiko2000.blog27.fc2.com/blog-entry-261.html

Re: あさば 満点星 - あびたろう 2010/03/17 (Wed) 00:48:31

「俵屋」、日本文化の集大成のような宿だと思っています。世界に誇れる宿でしょう。

一般的に宿は、「味覚」・「視覚」・「聴覚」を大事にします。名旅館といわれる宿は、その上に「嗅覚」を大事にしています。
「俵屋」の凄いと思うところは、「触覚」まで満足させてくれるところです。この点に於いては、他の追従を許さないでしょう。

私の「俵屋」に対する思いは、最初の訪れから変わることがありません。唯ひとつ、食事に対する思いが良い方向に変わりましたが(笑)

http://abitaro.com/tawaraya/tawaraya.htm


今読み返しましても、ほとんど言い尽くしているなと。
http://abita2000.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=3873924


「料理が美味しい旅館」という情報はマスコミや口コミでよく聞きますが、実際訪問して満足される事が多いでしょうか。

「あさば」、「炭屋」、「俵屋」 そして最近では高額なだけがウリの「強羅花壇」。
支払い時に満足感を持たれて店をあとにされた旅館が沢山あるかどうか。

「料理がおいしい旅館」と雑誌で知り、奥湯河原の「指月」を初めて訪問したのは10年以上前の事でした。

あまり期待しない訪問だったからでしょうか、確か初夏という あまり食材的に恵まれていない時期だったにもかかわらず、供された料理はどれも満足するもの。 旅館の料理、わざわざ奥湯河原までいった、といった立地や条件の妙も後押ししたかもしれませんが、旅館料理としてはかなりのレベルだと判断しました。 初回の訪問ほどの驚きはありませんが、その後の再訪でも、期待を決して裏切らない安定した料理に私は今でも時たまではありますが、再訪しております。

この料理長は京都出身、京の食材を取り寄せた「京料理」がこの旅館の最大のウリとなっております。

こじんまりした建屋ですから閑静な雰囲気の中、2箇所の風呂で温泉を充分堪能してから部屋で夕食が始まります。京都など西からの食材を使用した料理は、本場の高レベルの店と遜色ない仕上がりとなっておりました。

一人4万円前後に15%のサービス料は普通に考えると高いですが、湯河原あたりで上質な京料理を堪能できるので、温泉つかり放題で宿泊付きを考えれば高くはないと考えます。高台寺 和久傳では夜の料理だけの価格ですからね。

http://www.9393.co.jp/tomosato/kako_tomosato/2006/06_0427_tomosato.html

よひさん [05年10月20日 06:56]

湯河原温泉指月の料理、特に朝食は圧巻でした。いきなり鮑からスタートしましたが感動しました。板前さんは炭屋出身とのことですが炭屋での食事の100倍良かったです。
http://ryokan-gp.com/pre_data/vote.cgi?forked=link&link=%8Ew%8C%8E%2F%93%92%89%CD%8C%B4%89%B7%90%F2&file=kanto


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1) 炭屋

〒604-8075 京都府京都市中京区麩屋町三条下る白壁町431
TEL 075-221-2188
http://www2.odn.ne.jp/sumiya/
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26002263/dtlrvwlst/
http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g298564-d321393-Reviews-Sumiya_Ryokan-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html

地図
http://www.ikyu.com/ap/srch/UspW17005.aspx?aid=00001439


炭屋 2008年5月下旬訪問


本降りの雨の中、車を玄関先に停めると中から傘を持った男衆が出てきた。名前を告げると「少しそのままでいてほしい」とのこと。 そして待つこと 1 〜 2 分もしないうちに若い男性が「車を移動する」とキーを預かり預り証をくれた。

パーキングはすぐ右隣にあった。車を預かってくれた若い男性はパーキングの従業員であった。 玄関で靴を脱ぎ、古さを感じる廊下を通り、 若い女性が部屋まで案内してくれた。

部屋は「残月」。表千家の残月亭の写しとのことである。

そこでお茶とお菓子を振舞われ、宿帳を記入した。部屋係りの女性とは別であった。 入れ替わりに中年の部屋係の女性が現れ、夕食の時間を決めた。 18 時か 19 時の選択であった。

部屋を入ると4畳ほどの控えの間がある。ここには鏡台と衣桁、それに浴衣やタオル類が入った衣装棚が置いてあった。 着替えを隠すことのできるクローゼットが無いため、衣装は衣桁に掛けておくしかない。押入れの中には布団類が収められてあった。

主和室は 12 畳ほどであるが、特徴ある床の間が 2 畳占めている。

建物はなるほど古いのであるが、その古さはさほど苦にならない。むしろ風情を感じる。畳も青畳であるし、床の間のしつらえも見事である。

広縁には古色蒼然とした三点セットが置いてあるが、これは使い勝手が悪い。
ガラス戸の向こうは中庭になっている。

湧き水が風情を醸し出している。右手に見えるのは「洗月」の濡縁である。

広縁の一方の端には洗面台がある。アメニティグッズはなぜか鏡台の所に置いてあった。ありきたりの品であった。

他方の端は、トイレと風呂への入り口。

中に入ると狭い脱衣場と一坪もないような狭い風呂があった。 しかし狭いながらも、地下水を沸かした軟らかいお湯と槙の浴槽の良い香りが相まって、とても心地良い湯浴みであった。

トイレはこれまた狭い所に無理やりシャワートイレを押し込んだというものであった。 これは狭くて落ち着かなかった。

部屋の入り口を入ったところに冷蔵庫がある。食事中の日本酒はここから出したようである。

(夕食)
受け狙いのまったくない、むしろ地味とも言える料理であった。
しかし丁寧に造った、しっかりした料理だと思う。奥の深い京料理ではないだろうか。
酒は「炭屋オリジナル純米大吟醸」と「桃の滴・純米吟醸」の二種類が用意されてあった。どちらも飲みやすい酒であった。


先付  :あっさりとした薄味。
  向附き :太刀魚・平目・車海老の三種類。太刀魚はことのはか美味しかった。 車海老の頭は軽く焼いてあった。
  煮物椀 :鰹のより効いた出汁であったが、昆布出汁も充分効いていた。とても満足。
  焼物  :蓼酢霙がとても爽やかであった。鱸は走りか。
  凌ぎ  :とても丁寧な仕事である。鯖寿司は素晴らしく美味しかった。
  炊き合せ:文句なしに美味しい。今まででも最高の炊き合せだと思う。
  冷やし鉢:擂り流しは香りも良く、とても上品な味であった。
  八寸  :これはそれまでの流れと一変して味が濃かった。やや不満が残った。
  石焼き :なくてもがなという感じである。
  酢の物 :品の良い出汁加減であった。
  留椀  :白味噌主体の合せ味噌であったが、はっきりとした味でとても美味しかった。
  御飯  :新蓮根御飯、絶品であった。あっさりとしながらこくのある味。
  水物  :まずまずといったところか。
  コーヒーは別注であった。やや酸味の強い味であった。

(寝具)
ウレタン系の薄いマットと綿の敷布団、寝心地は普通。
リネン類の肌触りも普通。
絹のパジャマが用意されてあった。

(朝食)
これは文句なしに美味しかった。私の中では「半水盧」・「蓬莱」と並ぶ最高の朝食だったと思う。しみじみ、ほのぼの、お代わりを何杯もしたくなる朝食であった。

「めひかり」の一夜干、脂の乗りも素晴らしくとても美味しかった。
湯豆腐も漬け汁の出し加減ともどもとても美味しい。
赤だしの蜆も肉厚で良い味であった。
メロンの甘さは不満であった。
最後に、お薄とお菓子が出る。生八橋のような味であった。

(応対)
品格のある丁寧な応対であった。お高くとまっていることはまったくなく、とても親切である。さすが京都の伝統ある宿といった雰囲気であった。

(その他)
食事中、女将が挨拶に来て、「別な所に風呂があるので、後からどうぞ」といわれたので、腹が落ち着いてからいそいそと出かけた。 まず見つけた風呂は電気が消えていて、浴槽の中は空。

申込みが必要なのかなと半分あきらめて脱衣場から出たら、部屋係の女性が現れ、「こちらの風呂が今空いているからどうぞ」、案内してくれた。 大人数人が一度に入れるような浴室であった。これも家族風呂とのこと、一人で占領するのも落ち着かなく、雰囲気を味わうだけですぐに退散した。 窓の向こうで話し声が聞こえてきたが、三ヶ所目の家族風呂のようである。

玄関の横には応接室がある。
新館への通路である。

女将との会話中に「洗月」の興味を話したら、この部屋を見せてくれた。数家族で宿泊していたグループが食事に使っていたらしい。 素晴らしい雰囲気の部屋であった。風呂・トイレがないので普段は泊めないらしいが、ずっとそこにいたいと思わせられる部屋であった。

(感想)
いろんな訪問記で書かれている部屋の古さ、座って見ているだけなら取立てて言うほど苦にはならない。むしろ、ただ新しいだけの高級旅館の和室よりはずっと楽しいと思う。

しかしながら、さて使い勝手となると非常に具合が悪い。導線もきわめて悪い。 狭い場所に部屋風呂を無理やり造るよりも、男女別大浴場を充実させた方が却って心地良いのでは、と考えさせられる。

こういう部屋に泊まると、常に部屋を改修している「俵屋」の凄さが浮き彫りになる。

http://abitaro.com/sumiya/sumiya.htm


炭屋


京都旅館御三家のひとつです。炭屋は歌舞伎役者など玄人筋が良く使う宿だと聞き及んでいます。

酒は「炭屋オリジナル純米大吟醸」と「桃の滴・純米吟醸」の二種類が用意されていました。どちらも飲みやすい酒でした。

先付: あっさりとした薄味。

向附き: 太刀魚・平目・車海老の三種類。太刀魚はことのはか美味しかった。

車海老の頭は軽く焼いてありました。

煮物椀: 鰹のより効いた出汁でしたが、昆布出汁も充分効いていました。とても満足。

凌ぎ: とても丁寧な仕事です。粽は鯖、菖蒲は穴子の鮨です。

鯖寿司は素晴らしく美味しかった。

中は穴子鮨。

焼物: 蓼酢霙がとても爽やかでした。鱸は走りでしょうか。

炊き合せ: 文句なしに美味しい。今まででも最高の炊き合せだと思います。

冷やし鉢: 擂り流しは香りも良く、とても上品な味でした。

八寸: これはそれまでの流れと一変して味が濃かったです。やや不満が残りました。

石焼き: なくてもがなという感じでした。

酢の物: 品の良い出汁加減でした。

留椀: 白味噌主体の合せ味噌でしたが、はっきりとした味でとても美味しかった。

御飯: 新蓮根御飯、絶品でした。あっさりとしながらこくのある味。

水物: まずまずといったところでしょうか。

コーヒーは別注でした。やや酸味の強い味。


受け狙いのまったくない、むしろ地味とも言える料理だと思います。 しかし丁寧に造った、しっかりした料理でした。
これが本当の京料理ではないだろうかという印象を持ちました。

http://puiko2000.blog27.fc2.com/blog-entry-44.html


“これが御三家・・・??”2010/12/24に投稿


京都宿の御三家と聞き、期待しながら宿泊予約をしました。
が、宿泊してみてその期待は木っ端微塵に。。。


お部屋■可もなく不可もなく
お食事■可もなく不可もなく
アメニティ■これが●万円支払う老舗宿のもの?と思ってしまいました。
        都内のシティホテルのほうがずっと充実しています。
サービス■可もなく不可もなく


宿泊費が10000円前後であればナットクのサービスなのですが決して安くはないお値段でこの内容だと正直満足はできません。

俵屋さんに宿泊し、その差を痛感しました。

2009年12月に訪問(体験)、カップルで行きました。
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g298564-d321393-r102031993-Sumiya_Ryokan-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html#CHECK_RATES_CONT

炭屋旅館 '06/05/02 ('05/10 訪問)

着いているはずの荷物が着いていないと言われたり(実際は着いていた)、チェックインの時間がすぎているのにまだ担当が決まっていないと言うし大丈夫?って感じ。

京都の老舗旅館御三家の一つのはずなのに(それに一泊一人四万もするのに)・・・内装もイマイチで、少なくともサービスと内装は御三家の一つの柊家のセカンドである柊家 別館(一泊二食付きで一人一万五千円の安さで料理も美味しい)の方が数段上。

しばらくして夕食開始。子供用に白粥も作ってもらった。我々の食事はウニと湯葉、キャビアのつきだしに始まり、八寸(ちょっと味が濃いめ)、上質なお造りとつづく。椀物は鱧松茸。この後は子持ち鮎の塩焼き、にしんと茄子の炊き合わせ、グジのトウジ蒸し、酢の物、そして松茸ご飯。かなり満腹、料理も美味しい。

翌朝の朝食は、塩鮭、茶碗蒸し、飛龍頭の煮物、佃煮、ご飯、赤だし、香の物。鰊の佃煮が一番美味い。

二泊目の夜は蟹とマイタケとトンブリのつきだしで始まり、お造り。トロとトロの炙りの寿司、土瓶蒸しは鱧と松茸。マナガツオの焼き魚、鯛の頭のうま煮と続き、次は天麩羅。ゆり根饅頭、松茸と大徳寺麸の酢の物、そして菊の花あんかけご飯(鱧と梅肉のアクセント)、そしてフルーツといった構成。

昨日の印象と同様、全般的にしっかりした味付けだが美味しい。土瓶蒸しは上品な味付けで、素揚げに近い天麩羅も伊勢海老等、素材がよく美味しく揚げられている。特に〆のあんかけご飯旨し。

料理は1万5千円程度の価値があるが、1泊4万円の価値ある部屋とサービスかと言うと?だ。

http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26002263/dtlrvwlst/

味は確か・・・確保出来た部屋に依る?'10/10/25 ('04/12 訪問)

料理は流石に 美味しかったです。特にお吸い物と銀杏の揚げ物が印象に残ってます。私自身は 茶道を習い始めだった為、1度は御邪魔したかったので利用させて頂きました。

が・・・CPを考えると 手狭な部屋でも4万強の御値段・・・
サービス満点で味が伴わない料理店よりは 遥かに良いです。ただ再訪するかと問われると、ハード・ソフト両面から見て同料金で選択肢は他に沢山ありそうな気が。

京料理らしい飾り付けに限って言えば、奥湯河原の「つばき」とほぼ、変わりありませんでした。目で楽しむなら 奥湯河原で充分。本来の京懐石を求めるなら こちらは選択肢に入りますが折角、京都迄 足を運ぶなら・・・此方は1度でも良いかな。

繁盛期、真っ最中だった為  部屋の選択が出来なかったせいもあるかと思います。
趣ある家屋ですが、確保出来た部屋にも依るかもとの思いから  評価は低くなってしまいました。茶室のスペースに慣れている方なら問題無いかもしれませんが 部屋に依っては狭所恐怖症の方は  よく確認された方が良いかと思います。
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26002263/dtlrvwlst/


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                 ,ィ圭ア'/ィ圭ィ圭ア l l`くミ<三三三三三= ,' ,' i ,'  ,',' ,'   '//     , r ', ∨´, ','     '
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    l ∧            ,'ヽ, '´,'_i ,'´  ,' _             ,'、__二ヾミ>`三三三=, '=´','  , '   ,' ,' ,'//,イ三三ミ、
    l  l          ,'  i   ̄ i   ,〈、::ヽ         , '´ .,'´    ヾミ>三三=, ' -´ ,. ' ,'   ,' ,' ,','/,イ三三三三=,
    l  l         ,'   i、    i  _,r'='ー='、_ _ _ _ _, - ' ´  ,'       ヾミ>、三,'三'´ ,イ  , ',', ' /,イ三三三三三/
   / /         .i   i ヽ. _ ,.r.'´   `、   ,‐ ',、三三,-‐'´,'         ヾミ>、'三三= , r ', '/ /,イ三三三三三=/
   / /.         ',   レ' .`Y`‐、   _,-`,´,‐'´      _l           ヾミ> ' ´, '―'´/ /,イ三三三三三三/
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                ',                  ,'     /´                   `く三ヽ三三=/
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                .i                  ,'   ./                         `く三∨
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2) 柊家

柊家本館
〒604-8094 京都府京都市中京区中白山町277
TEL 075-221-1136 ‎
http://www.hiiragiya.co.jp/
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26002921/
http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g298564-d310202-Reviews-Hiiragiya-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html


柊家別館(参考)
〒604-0933 京都府京都市中京区御幸町二条下る山本町431
TEL 075-231-0151
http://www.hiiragiya.co.jp/bekkan/
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26000454/


柊屋 京都 日本を代表する三大旅館の一つ 日本旅館
http://www.youtube.com/watch?v=dJ7RLg5vJHs


地図
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&rls=com.microsoft:ja:IE-ContextMenu&rlz=1I7DAJP&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.r_qf.,cf.osb&biw=1093&bih=830&wrapid=tlif133437798981310&um=1&ie=UTF-8&q=%E6%9F%8A%E5%AE%B6&fb=1&gl=jp&hq=%E6%9F%8A%E5%AE%B6&ei=DP6IT9-LCKiNmQXp09XVCQ&sa=X&oi=local_group&ct=image&ved=0CBwQtgM


柊家旅館 2004年11月中旬訪問

麩屋町通、京都御三家の「炭屋」・「柊家」・「俵屋」が立ち並ぶ小路であるが、なかでも「柊家」と「俵屋」は向かい合わせに存在する。

素晴らしい玄関で靴を脱ぐと、すぐさま部屋に案内された。

そこで、お薄とお菓子を振る舞われる。お菓子は「朧月」といい、とても美味しかった。

部屋は14号室、フロントやロビーのすぐ側であり、川端康成がこよなく愛した部屋だそうである。

部屋の入口の戸を開けると、すぐ6畳の控えの間があり、その奥に10畳の主和室がある。主和室の周り二面に縁側があり、その向こうは庭となっている。文字通りの角部屋である。

建物は相当古く、廊下はギシギシときしむし、廊下のガラス戸や障子も年代物である。ガラス戸のガラスは昔のままのもので、向こうが歪んで見えた。割れたらもう入手することのできない代物である。廊下には三点セットも置いてある。控えの和室の横には、1畳ほどの化粧部屋もあった。

主和室の片隅には大型の液晶テレビが置いてあるが、和風の覆いが掛けてあり違和感はない。 テーブル、座布団、あらゆるものに柊の葉の紋様が描かれていた。面白いのは、トイレが和洋それぞれあったこと、しかしどちらも、とても綺麗な造りであった


(応対)
男性スタッフの多さが目に付いた。大半が背広を着ており、男衆というよりもフロントスタッフという雰囲気であった。 服装から受ける雰囲気が硬いのであるが、応対は皆とても親切であり、かつフレンドリーであった。
一方、部屋係の女性達は殆どが中年以上であったが、ややドタバタした感が拭えなかった

(部屋風呂)
槙の風呂である。小振りであるが、とても清潔感あふれ気持ちがよい。壁はなんと柊の紋様の入った漆塗りであった。ただ換気が不十分で湯気が籠もるのは残念であった。
備え付けの、タオルの数が少ない。夜、朝の二セット分、欲しいものだ。
洗面スペースが狭いことは仕方がないか。

(家族風呂)
家族風呂にはめったに入らないのであるが、ここ柊家の家族風呂は素晴らしいと聞いていたので、真っ先に利用した。

成る程、噂に違わず素晴らしい。

二〜三人がゆったり入れ、清潔感溢れる槙の浴槽、広々とした洗い場、それからなんといっても壁に埋め込まれたステンドグラスが見事である。一方はステンドグラスの「大原女」、対面は陶器製の「熱帯魚」。

槙の香り、湧かした井戸水の肌触り、出るのが本当に惜しい、見事な家族風呂であった。それを管理している、とても親切な湯番のおじさんには、感謝感謝。


(夕食)
これぞ京料理とでもいおうか、本当に美味しい料理であった。

上品な味付け、切れ味ある鰹出しのやや勝った絶妙な出し味、マジ旨かった。皿や椀に残った煮汁や出し汁、全部飲み干してしまった。

「こくのなかに、きれ」を感ずる半水盧、「きれのなかに、こく」を感ずる海石榴、それらの中間の出し加減であろうか。

「お献立」をみたとき、品数の多さに少しばかりびびったが、奥方ともども完食できてしまった。 味の濃いもの、薄いもの、口当たりのコンビネーションも抜群であった。

今までのなかでは、半水盧と並び、最高の夕食だと思う。


お献立

•食前酒 : 大吟醸 桃の滴
•先付け : ずわい蟹 帆立貝柱 水菜 舞茸 ポン酢 酢立
•向付け : 鯛 鮪とろ 縞鰺 岩茸 穂じそ より人参
•椀     : 牡蠣豊年椀 蓮草 椎茸 柚子
•八寸   : 海老・唐墨 すだち釜(烏賊 イクラ) 古老柿 
•          鴨松風 かます雲丹焼 よろい鰈 ばち子
•焼肴   : 牛八幡焼 きんぴら アスパラ ポテト 松の実
•お凌ぎ : 千枚漬寿司 鯛 赤蕪 菊菜 壬生菜
•鍋     : 湯葉鍋 ふり柚子 三つ葉
•炊合せ : 小蕪 ふかひれ 海老 小松菜 生姜
•揚げ物 : 銀鱈唐揚げ 青唐 しめじ 黒ばら海苔 卸し 掛天出汁
•酢の物 : 蟹ゼリー寄せ もずく 胡瓜 茗荷 針生姜
•留椀   : 合せ味噌仕立て
•        海老芋揚げ煮 焼粟麩 軸三つ葉 ちんぴ紫蘇
•御飯   : 鯛ご飯
•香の物 : 千人漬 刻み漬 茄子
•水物    : ラ・フランス 柿 苺


(寝具)
厚めのウレタン系マットと綿敷布団の二枚組で、寝心地は、まずまずといったところか。 リネン類の肌触りは、いまいち。
浴衣は、柊柄のものが二枚用意されていた。

廊下のカーテンを枕元から電動で開閉できるが、その装置がまさに歴史を感じる代物であった。

  

(朝食)
夕食の素晴らしさに比較すると、やや物足りないが、それでも、お代わりをしてしまうくらい美味しい朝食であった。

なかでも御飯にかける、「鮭の、ほぐし」と、「牛肉の、そぼろ」は絶品。

最初にフレッシュオレンジジュースが出たが、それほどの味ではなかった。俵屋のそれには遠く及ばない。

  

《感想》
京都を代表する二軒の名旅館「柊家さん・・・柊」と「俵屋さん・・・俵」、大きな違いがありました。

〈部屋と庭〉
「俵」は古い部屋(庭)にどんどん手を入れてきましたが、そこには古きを残しながらも現代的な感覚が溢れています。視覚的に計算され尽くした、芸術品と言っても良いしつらえです。

「柊」は昔のままの佇まいを残しています。子供の頃「おばあちゃんの家でみた風景」にそっくりです。本当に懐かしい思いがしました。

〈風呂・トイレ〉
「俵」の槙の部屋風呂は有名ですが、「柊」の風呂はもっと力を入れているなと感じます。 トイレも「柊」の方が気持ちがよい。


〈寝具〉
これは「俵」が文句なしです。「あさば」と並んで他の追従を許さないでしょう。


〈食事〉
「柊」が自信を持ってお勧めできるもの、といって差し支えないのではないでしょうか。


〈応対〉
「俵」の、ただすれ違うだけでも感じる格調の高さ、比類なきものです。


〈総合〉
「俵」の方が、五感すべてにわたって満足させようという気概を感じます。

「俵屋さん」の部屋に泊まって、「柊家さん」の家族風呂に入って食事をする。
これで、「天下無敵」ではないでしょうか。


翌日、「柊家さん」に荷物を預けたまま、地下鉄に乗って南禅寺に紅葉を見に行くことにしました。
玄関先で女将はじめ数人のスタッフが見送ってくれましたが、しばらく歩いて振り返ると、まだ見送っていてくれました。お辞儀をしたら、むこうもお辞儀を返してくれました。

これは「俵屋さん」でも同じですね。

http://abitaro.com/hiiragi/hiiragi.htm

柊家再訪 2006年6月中旬訪問 

延び延びとなっていた柊家新館の宿泊がやっと実現した。三階建てのやや威圧感を感じる建物であったが違和感はない。今回は二家族で訪れたので二部屋を紹介できる。

51号室(二階)
どの部屋も入口の扉が廊下から奥まっているので室内はとても静かである。
10畳の和室と3畳ほどの板の間の控え室。

部屋の外には濡れ縁と月見台が設けられてある。こじんまりとした庭もあった。残念なのは近くに高層マンションがあるためプライバシーが保たれにくいことである。宿側もそのことには苦慮しているようで窓ガラスの上部を磨りガラスにしたり簾を吊したりしていた。

洗面所は広々としておりダブルシンクの洗面台の他に湯上がりの腰掛けスペースも作られていた。浴室も広々としており、槇の浴槽はとても広く大人二人がゆっくりと浸かれるものであった。井戸水を湧かしたお湯はサラッとしており槇の香りと相まって心地よい入浴気分を味わえた。素晴らしい風呂である。贅沢の極みとでも言おうか。

浴室の外にも腰掛けスペースが造られてあった。
不満はタオルの予備がないことである。滞在中何度も入浴するわけであるから、せめて二セットは欲しい。フロントに電話したらすぐ持ってきてくれた。

63号室(三階)
ガラス張りの開放感溢れた部屋である。
10畳の和室と3畳ほどの控えの和室。広縁のガラスの外には綺麗に手入れされた庭があり心を和ませる。通りの向こうは「俵屋」である。改装工事の真っ最中であった。

風呂はこじんまりとしており従来の部屋風呂と同じ雰囲気である。しかし浴槽の向こうには坪庭があり主和室の床の間からもガラス越しに眺めることができる。とても面白い造りである。

トイレの洗面台がとても凝った造りであった。


(夕食)
前回同様とても美味しい。驚くような味付けではないが、とても上品で食べやすいのである。品数も多く、献立を見たときはとても食べきれないと思うのだが、それがそうでないのである。とりわけ揚げ物、最後のほうで腹が膨らんでいてもとても美味しかった。余程美味しいのであろう。造りも本当に美味しかった。鱧も鱸も、いよいよ旬であろうか。

若い層や外国人を考慮しているのか、肉類も二品でた。鴨ロースは臭みを見事に消してあり賀茂茄子ともども絶品であった。

私の食欲では、蒸し物、酢の物替りは無くても構わなかったのだが。 水物の出来は、いまいちだった。

(寝具)
やや厚めのウレタン系マットの二枚組。厚さも充分ありリネン類の肌触りも良く素晴らしい寝心地であった。前回より随分改良されている。


(朝食)
残念ながらオレンジジュースは俵屋やレ・セゾンのそれには及ばない。

笹がれいの干物や炊き合わせの味は素晴らしく、そぼろ類は相変わらず旨い。何杯もお代わりをしたくなるような朝食である。

(感想)
最初の予約から半年遅れの宿泊でしたが、充分満足のいくものでした。単に新しいというだけでなく随所に趣向をこらしてありました。テレビの場所もまったくわかりません。

驚きは床の間の漆に玉虫の羽が塗り込められてあったことです。とても綺麗でした。

また63号室、控えの間の外は屋根ばかりなのですが障子の桟に屋根を形どった遊びも見受けられました。その他にも数々の趣向が見受けられました。また来たいものです。

今回大女将と何度もお話をする機会がありましたが、素晴らしい雰囲気を持った方で、それだけで満足してしまう気分になってしまいました。いつまでもお元気でいらしてほしいものです。

「俵屋」さんと「柊家」さん、テイストは随分違いますが,どちらも素晴らしい宿です。

http://abitaro.com/hiiragi2/hiiragi2.htm

正直に、正直であること '11/07/29 ('11/07 訪問)

magnolian (135) さんの口コミ ( 女性・東京都)

宵山の時に。

お墓参りはついでではだめだそうなので、お墓参りのついでに宵山へ行くことになり、いつもとは違う宿を取るように、
だけど、錦と花重さんの間で、というなんとも狭い選択肢。

そんなリクエストには絶対屈しないぞということで、柊さんに。
旧館の1階で2番目に広いお部屋を用意していただきました。

夏の京都はあじろを敷いていてとっても涼やか。
だら〜んと寝転んで気が付くとだらしない恰好で転寝していたりします。

お部屋も家族風呂もいい意味でも悪い意味でもノスタルジック。
接客ももうちょっと。

「古き良き」という言葉をよく使いますが、柊さんの場合は、「古い」で言葉が止まっちゃうの。
でもね、当時はとても贅沢な建物だったのだと思います。
直しながら使っている姿勢はすごいなって思います。

お料理のお品書きはプリント。手書きではないのが残念。

先付、八寸、椀物、ご飯 どれも京都の平均的な味。
「うわっ、おいしい」というところまではいかないの。

でもね、これでいいんです。柊さんのいいところは別にあるの。

こういうところに泊まるには少し安めで、番頭さんもフレンドリー。
お願いごとも結構な範囲で聞いてくれる。

お墓参りの際の箒もごみ袋も蚊取り線香もライターも全部お借りしました。おかげで蚊に刺されなかったの、よかった。

麸屋町で有名な旅館は「うわっ!」という感動があり、すごいインパクトを与えてくれるけれど、柊さんは穏やかで正直で静かな感動を与えてくれる。

お部屋の設備も古いけれど、一生懸命直しながら使っているところあたりが、何ともいじらしい。
欄間も窓のサッシも昔はしょうがなく作ったものであったとしても今となっては凄く贅沢なつくり。素朴で贅沢、そして正直。
古い建物だということを隠していないまっすぐさ。

そうそう、何十年も前に作った、電動カーテンの丸い装置が何とも秀逸。訪れた方(特に男性は)上げ下げに夢中になることでしょう。

親戚の家で気兼ねせずくつろぐ。もしくは、田舎に帰る。田舎のない私の疑似帰郷体験でした。

http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26002921/dtlrvwlst/3054523/

“がっかり”2011/09/17に投稿

とても評価が高い老舗旅館。そんな旅館に一度で良いから年老いた両親を宿泊させたいという思いで、柊家さんに空き部屋状況を問い合わせました。すると女将さんらしき人が対応してくださったのですが、いきなり

「11月といっても、いつ頃とか言っていただかないと、こちらとしても伝えようがありませんよ」

ときつい口調で言われました。私が「空いている日にちを教えていただいて検討したいのですが…」と伝えると、結局、結構な日にちが空いていたので、それを伝えたくなかったのかなと(汗)

その後、宿泊代について訊くと

「どの部屋のことですか? 予約と言っても色々な部屋があって金額も違うんですよ」

ときつい口調で言われました。HPで宿情報を見ながら女将さんと話をしたのですが、どの部屋が幾らなのかよく分からずそれを伝えたところ、

「予算はどれぐらいなんですか?」

と、またきつい口調。4万円ぐらいと伝えると、

「じゃあ38,000円ですね」

と言われ、どんな部屋か、眺めはどうかと訊くと、

「眺めは悪いですよ」

と、如何にも安い部屋なんだからと言わんばかりにきつい感じでした。最後に礼を言い、宿泊を検討する旨伝えると何の返答もなく切られました。勿論宿泊するに至らず、とても残念でした。
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g298564-d310202-r118237060-Hiiragiya-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html#CHECK_RATES_CONT


“「来者如歸」とは感じられず”

 2泊しましたが、2泊目の対応が1泊目と比べてガタっと落ちました。

 1泊目の料理は確かに見た目もきれいで、おいしかったです。でも、2泊目は客室係の方から、1泊目と同じような料理になってしまうからと言われて、選択肢の中からステーキを選んだところ、冷めたコーンスープ、コンビニの総菜かと思わせるようなサラダ、油っこいソースのかかったステーキ、見た目といい、味といい、ひどいものでした。

 朝についても、2日目はオレンジジュースが出て、これがとても新鮮でおいしかったのですが、3日目には忘れたのか、ありませんでした。

 部屋は坪庭も見え、いい感じではあったのですが、トイレは目の高さのところに綿ぼこりがいくつもブラブラ揺れていて、掃除が全く行き届いていない印象を受けました。

 また、客室係が近くの桜の見どころや美術館について尋ねても何も答えられないかと思うと、毎回同じ話題をしてきたり、私が気を遣って話題を合わせていることが多く、妙な気分でした。

2008年3月に訪問(体験)、一人で行きました。
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g298564-d310202-r86709828-Hiiragiya-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html#REVIEWS


御三家の一角として '06/12/09 ('06/12 訪問)


京都の旅館御三家と称される、俵屋・炭屋・柊家。

しかしながら俵屋と、他二軒の差はあまりにも大きい。 料理・部屋・設え・接客・・・・・様々な面において。
それに比べ宿泊料金の差はそれほどでもないから不思議だ。

柊家に入ると誰でも気付くのは「柊」のマーク。
そこここに在りながら、何故か目立たずにひっそりと。
そしてそれぞれが微妙に違う形で “陰ながら見守っています”というささやかさを感じる。

料理に関しては「まずまず:70点」というところでしょうか。

いいもの、そうでないもの、いらないものと様々。

無駄な皿を削ぎ落とし、一皿一皿の凛とした主張と全体の調和ができれば90点なのだけれど、惜しい!

とは言うものの、ご好意で二次会三次会と宿泊者の部屋に入れていただき、満喫。
間違いなく、素晴らしい宿でありました。

もしお泊りになりたい方は、グレードの高い「新館」へ。
もしくはコストパフォーマンスを求めるなら 一寸離れたところにある「柊家別館」もナカナカ。

とかいいながら、翌日のために 狭いビジネスホテルに泊まる私でした(涙;+;)

http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26002921/dtlrvwlst/


    ヽ|′  ノ  /ヽィl   ′| l|   l| |l  | |ト、  | l | l〈″ ::.::.::. 〈|
      lノ     ´ ̄ 川  l| |||」|   l|`T 7 ハT | l | | | ::.::.::.::.::.::| |
      ⊥∠ ̄`ー-(⌒ 川  |l kヘ 八   | |/,,斗=ミk j | ! | ::.::.::.::.::. | |
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        ヽ ::.::.::.::.::.::.::.: >ヘ l 八 U   、       / /l |´::.::.::.::ー―{  、  ̄ ヽヽ
         \::.::.::.:: /..:::..\{  ヽ     __   u イ l| |\::.:..\::.「::.弋_ \ \ }ノ
           〉、::.:〃.::.::.::.::|〔_ト   ト   ` ̄  /┼ノ |::.::.ヽ::.::.ヽ|::.::.: ノヽ l\ ヽ
          / ハh ::.::.::.:: j  |  |├]>  (__/l/  ; ::.::.::.::.::.::.::.: /   '.| ヽ ゛、
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      ´ / /   / `7⌒ヽ/ | ノ|ー- _ ̄   ̄イ ;′.:´     ヽ{i:i:i:i:ト--(ハ  }
 .     /  イ \ー ‐=彡i:i:i:i:iノ |{ l    `ヽ   |l {           .\i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ト、
    / / 乂  >i:i:i:i/i:i/:i:i/  い  u      八 ゝ             i:i:i:i:i:i:i:ハi:i:ハ
    { {   イ:i:i:i:i:i:i/:i:i':i:i:/    \ \_ノ)        u         l:i:i:i:i:i:i:{:i:}i:i:i:ト、
       /:i:i:i:/:i/:i:i:i:i:i/      ` ー '´                   :|i:i:i:fヾi:i〉トi:i:i:i:i〉
       {i:i:i/i:i:i/:i:i:i|:i:i:|        u                 ::c ;   |:i:i|i:}:i:l:i:i||:i:i:|/
       ヽ/i:i:i/:i:|i:i:|i:i:l{:  :::c ;              、          ∧i:||i:i:i|:i:ハi:i|
        'i:i:i:イ:i:i:|i:i:|i:i:八   `´              \        :.イ  }ハi:i|/  }iノ
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4. コスト・パフォーマンスさえ考えなければ俵屋への評価は180度変わる


俵屋のお部屋 - ミヤリッチ 2010/08/15 (Sun) 23:58:44

あびたろう様 以前、あさば旅館に行く際も参考にさせて頂きました。

実際に行き、あさばさんが凄い気に入り、依頼何度か行きました。それぞれの部屋とも素晴らしいのですが、やはり私の中では「萩の間」が強く印象に残っています。あの塀のない山に続く庭と小川です。まさに絵画ですね。

今度、俵屋さんに行きたいと思いますが、是非おすすめのお部屋を教えて頂けないでしょうか?

あぴたろうさんの感想や写真を拝見した感じでは「翠の間」や「泉の間」に惹かれました。
どの部屋も素晴らしいと思いますが何度も宿泊しているあびたろうさんが思うザ・俵屋と思われるお部屋を一つあげるとしたら是非、理由と共に教えて頂ければ幸いです。



Re: 俵屋のお部屋 - あびたろう 2010/08/16 (Mon) 00:20:19

「あさば」さんの「萩の間」、私も大好きです。「浅葱の間」と双壁だと思っています。

さて俵屋さん、私の好みでは3部屋あります。

「翠」・「松籟」・「泉」です。


「翠」は、歴史の重さを感じる部屋。
「松籟」(京都紅葉 2008 其の二)は、遊び心を感じる部屋。
「泉」(京都紅葉 2006)は、新しい感覚で造られた部屋。機能的にも練られていると思います。

この三つの部屋なら、すべて「俵屋」さんの良さを充分味わえるのではないでしょうか。ただ困ったことは(あさばさんでも同様ですが)、改装された部屋は宿泊料が跳ね上がります(笑)

新しい「翠」は、ちょっと高すぎる感じもしました(笑)

「松籟」が、対コストを考えるとベストだと思っています。


Re: 俵屋のお部屋 - ミヤリッチ 2010/08/16 (Mon) 23:53:20

もし上記3部屋のお値段がお解りになりましたら教えて頂けないででしょうか。

また、3タイプのお部屋が同じお値段と仮定した場合に、私が旅の達人!美的感覚の持ち主!と思う、あびたろうさんの感性にて第一優先でどちらのお部屋を選択するでしょうか? 

それでも「松籟」でしょうか?


Re: 俵屋のお部屋 - あびたろう 2010/08/17 (Tue) 00:25:50

すべて私が宿泊した時の値段で「税サ込み」です

「翠」・・・・改装前が50K、改装後には72K
「泉」・・・・改装後で72K
「松籟」・・54K


同じ値段と仮定した場合(そのお考え、よくわかります)なら「泉」でしょうか。

その理由は、「浴室」です。浴室の眺めや造りが他の2部屋より素晴らしい。
部屋は、それぞれ個性があり甲乙つけがたいものがあります。庭の眺めも同様です。
料理も大差ないと思います。(同じ食材の良い部分とそうでない部分の違いくらいでしょう)


来年の桜の季節の週末に予約を入れていますが、予約時「翠」しか空きがありませんでした。押さえてありますが、「松籟」のキャンセルがでたら電話をくれるようになっています(笑)



Re: 俵屋のお部屋 - ミヤリッチ 2010/08/17 (Tue) 05:22:56

是非「泉の間」を第一候補としたいと思います。ご回答を頂き、「やっぱり!」と確信致しました。

掲載されております各部屋からの写真を拝見し、「泉」の浴室の作り、庭の眺めがとても素晴らしいと思っておりました。また、他の部屋では庭に共有感みたいなものを感じましたが「泉」の庭は独占感みたいなものを、部屋の作りも和モダン的なものを感じました。

「翠」には、あびたろうさんがおっしゃる通り、俵屋の伝統や重厚感というか大人で男性的といいますかそういうものを感じました。正直、ここも非常に捨てがたい・・・。

「松籟」からはこれも、あびたろうさんがおっしゃる通り、遊び心や女性的なものを感じました。すべて、想像の世界ですが。

宿泊料の跳ね上がり度は確かにびっくりですね。ですので「松籟」が、対コストを考えるとベストというのも納得です!

この点をあさばさんで例えるなら能舞台を観るアングル、対コストを考えますと私の場合、「湯谷の間」がベストに感じております。ただし、能舞台を観るアングルで私がベストと思うのはサロンからなので、あの塀のない美しい庭の「萩の間」が一番好きです。お値段も真ん中位と。



Re: 俵屋のお部屋 - あびたろう 2010/08/17 (Tue) 15:17:22

俵屋さんの三つの部屋の特徴を良く捉えておられますね。感心しました。
訪問記を振り返ってみましても「泉」の庭は昼夜たがわず素敵ですね。

あさばさんのサロンからの眺めは大好きです。特に夕暮れから夜の眺めが最高です。

「あさば」と「俵屋」、私の独断ですが、今まで泊った宿の中で双壁だと思っています。日本の宿の中にそびえたつ二大巨峰ではないでしょうか。

「あさばワールド」と並ぶ「俵屋ワールド」、是非体感してみてください。

http://abita2000.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4145940


俵屋行って来ました! - ミヤリッチ 2010/11/07 (Sun) 18:02:45


俵屋に行って来ました。ご推薦頂いた「泉の間」です。

11月後半の紅葉時期がベストだと考え、前に電話しましたが曜日や部屋(泉)を指定しましたので少し早い時期となりました。

まずは、素晴らしかったです!

京都という町や文化を一つの宿に凝縮したかの様に感じました。
部屋の創り、庭の創り、そしてその一体感・・・何とも美しく、懐かしくもある空間なのか!

かまくらの様な図書室の美空間・小宇宙!
ここが2階であることを忘れさせるアーネスト室!
部屋や通路に飾られた数々の古美術品!
庭の見えるお風呂!
深き寝心地のお布団!

スペースを無駄無く、美しく、まさに『センス』だと思います。
それを支える職人技も。まさに造形美の極み!

あさば旅館(凛とした空気感)には日本を感じ、その誇りを感じ、自然との一体感や脈々伝わるパワーを感じます。これら自然美なのかも知れません。

共に受け継がれてきた伝統や部屋のシンプルさ、不要な物は置かない点は共通しているな〜と感じました。

接客、料理については人間は感情動物で、生まれ育った環境や現在の環境により考え方、感じ方、味覚等は違うと思います。出会いもまた運命・・・

凛が(ツン)と感じる人もいれば、フレンドリーが(商)と感じる人もいるかもしれません。

心に刻まれた旅、宿でした。 俵屋さんも『泉の間』も間違いありませんね。


Re: 俵屋行って来ました! - あびたろう 2010/11/07 (Sun) 18:49:36

「泉の間」に泊られたのですね。羨ましいなあ〜

>スペースを無駄無く、美しく、まさに『センス』だと思います。

本当にそのとおりで、「美」の極致ですよね。

おっしゃるように、「あさば」と「俵屋」は------受け継がれてきた伝統や部屋のシンプルさ、不要な物は置かない----共通していると思います。

先日、アマンダリに行ってきましたが、そこも同じようにーーーーーー受け継がれてきた伝統や部屋のシンプルさ、不要な物は置かないーーーーーーだと思いました。

アマンを彷彿とさせるといって、東南アジアの置物を脈絡もなしに置いてある宿を見かけますが、そのような浅薄な感性とは対極にある「美」の極みですよね。アマンダリこそ「俵屋」を真似ている、と思ったくらいでした。

「あさば」と「俵屋」、日本の誇りとしていつまでも輝いていてほしいものです。
http://abita2000.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4281889

2003年9月下旬訪問

京都の小路は一方通行が多いので、車ではなかなか目的地に行き着かない。行ったり来たりを繰り返し、やっとの思いで「俵屋さん」(こう表現したくなるような旅館であった)の玄関に辿り着いた。出迎えの男衆に車の鍵を預け、中に案内される。

「おこしやす」 優しく、温かく、にこやかな出迎えで、こちらの緊張が一瞬のうちに解きほぐされる。帳場の男性、部屋へ案内してくれる女性、部屋係の仲居さん、最近の言葉でいうと、まさに「フレンドリー」「アットホーム」なのである。

部屋は、一階の「富士の間」。一見古ぼけた感じの 10 畳と6畳の和室、それに内風呂とトイレである。驚くべきことに部屋に鍵がない。セキュリティに絶対の自信があるのだろうか、こちらもそれを信じていくことにした。和室は二間とも鼈甲色の「あじろカーペット」が敷き詰めてあった。「究極の畳」に寝転がることが出来なかったのは残念であるが、涼感溢れる肌触りは、それはそれで心地良いものであった。

三和土から庭に出ることができる。手入れの行き届いた庭の向こうにある木立の間から、問題のマンションを見ることができた。なるほど邪魔だ、しかし見えないように上手く工夫してあった。日当たりの悪さに対しては、グランドカバーに吉祥草、シダ、苔類などの日陰に強い下草を巧みに配置してあった。

三和土と部屋の間に、栗のなぐり腰掛がしつらえてある。風呂とトイレへの廊下も兼ねているのだが、削った面が行灯の灯りを反射し夕陽に輝く金色の海のようであり、足の裏に対する刺激が実に心地よい。

部屋は薄暗い電球色の照明であるが、計算しつくされている感じである。行灯の灯り、間接照明、見事としか言いようがない。

最初に出される「おしぼり」、これがまた感動ものである。柔らかなタオルの肌触り、ほのかな心やすまる素晴らしい香り(あの石鹸 Savon de Tawaraya の香り)、丁度よい温度加減、至福の瞬間であった。

(風呂)
槇の風呂である。小ぶりではあるが、清潔で、木の香りもよい。ほど良い照明と相まって、のんびりと心地よく入ることができた。お湯の肌触りがとても良かった。聞くところによると井戸水を沸かしているそうである。温泉の大浴場と違って、湯上りの火照った身体を落ち着かせるスペースがないのが少し残念。タオル類はとても上等な品が 2 組ずつ用意されている。朝風呂も可能である。


(夕食)
正直、少しばかり物足りなかった。味に余韻を感じない。

先付け八寸、本当に手の込んだ感動をあたえるのものではなかった。

お凌ぎまではとにかくあっさりした味付けであるが、温物から打って変わって味付けが濃くなった。私としては後半の味付けのほうが好みであるが、腹が膨らんできてからは却ってくどく感じてしまい、食べきれなくなってしまった。

願わくば、一品ごとの分量をもう少し減らし、味にもう少しメリハリがあればと思う。漬物の味が今ひとつであったのは残念。茄子がないのが寂しかった。

(寝具)
とにかく贅沢である。マットレス、綿の敷布団、真綿の敷布団の三層構造であるが、寝心地としては、かなり硬めである。真綿の柔らかさを背中に感じるが、芯の部分では硬い。腰の沈み込む感じがないのは良いが、ベッドの硬めのマットの微妙な弾力が恋しかった。季節柄、カバーは麻であった。羽毛の掛布団に麻のカバーはなじまないと感じたのは私だけであろうか。絹の寝巻きが用意されていた。   

(朝食)
朝の目覚めに、しぼりたてのオレンジジュースか、長野から産地直送のヨーグルトを出してくれる。とても美味しいヨーグルトであった。

焼き魚が、「ぐじの干物」「かれいの干物」「あじの干物」「しゃけ」から選ぶようになっている。湯豆腐がついているが、湯葉がことのほか美味しかった。

やはり漬物はいただけなかった。京都の漬物は本当に美味しいのに、期待はずれであった。


(お弁当)
今月(9月)の折箱は湯葉ごはん。通年の天巻きずし,ともにとても美味しかった。

(感想)
各界の著名人が絶賛する俵屋旅館、胸躍らせて行ってきました。

やはり、温泉宿とは違います。広々とした大浴場、開放感あふれ眺めの良い露天風呂、これらは宿泊の大きな醍醐味です。槙の小さな内風呂では全く勝負になりません。

しかし俵屋さんには、限られた空間を完璧に計算しつくした芸術ともいえる佇まい、それに非の打ち所のないホスピタリティーがあります。さらに、視覚・嗅覚のみならず触覚まで満足させてくれる心使いを感じました。それは本当に感動ものです。これらを維持していくのに、どれだけのエネルギーをつぎ込んでいるのか、想像も出来ません。

川のせせらぎ、滝の音、鳥や虫の鳴き声、聴覚を満足させてくるこれらがあれば申し分ないのでしょうが、そのかわり俵屋さんは静寂を与えてくれます。

そこを目指して行く宿としては、いささか不満が残るかもしれませんが、京都に観光で行く、京都に仕事で行く、そしてその夜をすごす。そのためとしては申し分のない宿であると思いました。旅の宿として定宿にするには最高の宿だと断言できます。本当に「居心地の良い」宿です。

私の宿に対する考え方をとことん変えたのが、イギリスのコッツウォルズにある、ザ・リゴン・アームズでした。 450 年以上前に建てられた石作り(ハニーカラーのライムストーン)の古い建物で、中は薄暗く、階段や廊下は古ぼけていてミシミシと軋みます。しかし部屋の中は統一された色調のもと、寝心地の良い最高級のベッドと肌触りの素晴らしいリネン、清潔感あふれ気持ちの良いバス、最上級のタオル類やバスローブが備えられています。廊下には所々置かれたポプリから心地よい香りが漂い、庭では手入れのいきとどいたハンギングバスケットやウィンドウボックスが目を楽しませてくれます。スタッフの素晴らしいホスピタリティー、土地の産物を利用した、そこそこ美味しい料理。素晴らしい宿でした。

それまでは新しければ新しいほど便利で良い、綺麗で良いと思っていましたが、見事に打ち砕かれてしまいました。 洋の東西を問わず、旅の宿を突き詰めていくと、同じところに行き着くようです。

http://abitaro.com/tawaraya/tawaraya.htm


俵屋再々訪 2004年12月下旬訪問

タクシーが柊家さんの前に停まったら、反対側の俵屋さんから法被姿のあのおじさんがニコニコ笑いかけながら現れました。
柊家さんの方からは誰も出てきません。不思議でした。先月同じ場所にタクシーが停まった時は、柊家さんの男衆がすぐさま現れたのに・・・・

ライブラリー横の坪庭には、見事な餅花が飾られていました。 今回の楽しみのひとつでした。
月末には、玄関先に出すそうです。

 部屋は一階一番奥の「栄」、俵屋さんを代表する部屋のひとつです。入口を入るとすぐに四畳程の和室、そこには掘り炬燵がありました。その向こう一段下がった庭に面した板の間、これが有名な庭を眺めるスペースです。椅子が一脚置いてあります。

「翠」でもそうでしたが、なにげない唯の椅子、これがとても座り心地が良いのです。見栄えはまったく良くないのですが、とても吟味された椅子だと思います。

それから八畳の主和室、曇りのまったくない、よく磨き上げられた大きなガラス戸の向こうは苔生した庭で、蹲いや灯籠がしつらえてありました。

脱衣場は俵屋さんにしてはとても広く、却って違和感を覚えたくらいでした。お風呂は、宿に着いたときには既にお湯がはられていました。しかしその時は風呂に入らずに出かけたので「お湯が冷めてしまうなあ」と思いましたが、三時間程して部屋に戻ると、風呂のお湯は熱いままでした。再び温度調節してくれたのでしょう。

風呂上がりに、例の椅子に座ってビールを飲んで庭を眺めていたのですが、障子の位置がやや低く思え、目線に少しばかり圧迫感を覚えました。


(夕食)
献立ひとつひとつの味はなかなか良かったのですが、全体を通しての満足度にやや不満が残りました。「口当たり」、「舌触り」にもう少しコンビネーションがあっても良いかな、といった印象でした。


(寝具)
相変わらず豪華な寝具です。カシミヤの毛布でしょうか、それとダウンの掛け布団を一枚のシーツで覆ったものですが、夏と同じ薄い絹のナイティでも寒さはまったく感じず、とてもホカホカして暖かい寝心地でした。ただ、ここの綿シーツがややざらざらしているのが少し残念なことです。

マットはやや硬めですが、ちょうどドイツ車のシートを思い起こしました。日本車からドイツ車に乗り換えた頃「なんて硬いシートなんだ」と感じましたが、慣れれば、その硬さが却って腰に「楽さ」を与えてくれるように思えてきたものでした。
フワフワのクッションは最初気持ちよいのですが、だんだん沈み込みが苦痛になってきます。

(朝食)
起き抜けに、フレッシュオレンジジュースかヨーグルトが出ますが、今回のジュース、甘さが少し足りないように感じました。季節はずれなのでしょうか。

ぐじの干物の皮がとても美味しく、また半熟玉子やシラス干しのそぼろも絶品でした。

(感想)

「富士」・「翠」・「栄」、それぞれ個性に溢れた部屋でした。 部屋の面白さから言えば、「翠」、「栄」でしょうか。
次は桜の4月、その次は紅葉の11月、それぞれ違う部屋に挑戦したいものです。
11月、最も紅葉の時期の週末、18室の内、3室しか空きがありませんでした。
一年も先だというのに・・・・

http://abitaro.com/tawaraya3/tawaraya3.htm

俵屋・桂の間 2005年4月10日訪問

桂の間は2階にあり、翠の間の真上に位置します。

階段を上がると6畳ほどの副和室。寝室になります。

8畳の主和室。簡素な落ち着いた部屋です。

テレビは上手に隠されています。

主和室の横には2畳ほどの隠れ部屋。

なぐりの床が心地良い縁側。まるで月見台のようです。 縁側の隅には、物書き机が設えてありました。眺めを楽しみながら書き物をするのはさぞ楽しいことでしょう。

ガラス戸の向こうはモミジの大木が枝を拡げていました。紅葉すればさぞ見事なことでしょう。

浴室は、俵屋としては、とりたてて特徴のない造りでした
http://abitaro.com/kyotosakura/kyotosakura.htm


俵屋・泉 2006年11月23日訪問

改装なった「泉」に宿泊した。8畳ほどの主和室と副和室、主和室は掘り炬燵になっている。

掘り炬燵風に足の置ける書斎があり、目線を変えると素晴らしい坪庭が見える。宿の事務室の庭と共有しているようであるが、気分転換にとても良い。憎いほどの心配りだと思う。

広い三和土が設けられてあり、座り心地の良い椅子が置いてある「なぐり」の廊下から風呂場に通ずる。床の間の設えも素晴らしい。欄間には「阿」・「吽」二匹の狛犬の置物がさりげなく置かれてあった。鬼門を向いているとのこと。

素晴らしい部屋風呂である。ガラス戸は開け閉めでき天窓も作られているので半露天の雰囲気も味わえる。洗面所は清潔感に溢れていて、上質のタオル類も豊富に用意されている。

庭は狭いながらも実に上手く造ってあり、夜景ともども素晴らしい眺めである。いつもながら庭や部屋造りの上手さには驚嘆する。

http://abitaro.com/kyotokouyou/kyotokouyou.htm

俵屋3月 2010.03.15

京都旅館御三家筆頭「俵屋」です。

弥生三月、白酒でお祝い。
吟醸酒「俵屋」。 とても美味しいオリジナルのお酒です。

もろこは木ノ芽酢をしっかり付けないと少しばかり生臭かったです。

とても上品な味の茶碗蒸し。

針魚は昆布で〆てあって、とても美味しい。
定番の鮃のへぎ造り、今回は歯ごたえに欠けていました。
生姜とぽん酢醤油の相性が素晴らしい。

薄味と腑抜けが紙一重の出汁味。
しかし、このぎりぎりの薄さが煎りあられの風味を引き出していました。

蕗を油目で巻いてあります。 蕗の塔ではなく、蕗の葉でした。

定番の、粟麩三色田楽。 相変わらず美味しい。


とても優しい味の蒸し寿司。


素晴らしい若布で出汁が良く出ていました。 汁を全部、飲み干してしまいました。


これも優しい味。


ゼリーはもう少しパンチが効いていてもよいと思います。


とても美味しいコーヒーでした。

最初のうちはどこか物足らないと感じていた俵屋の料理、回を重ねるごとにその奥ゆかしさ奥深さがわかってきました。
炭屋と並んで、本当の京料理はこうではないだろうかと思うようになりました。
http://puiko2000.blog27.fc2.com/blog-category-57.html

俵屋・翠 平成22年3月中旬訪問

俵屋の部屋は、みな異なった顔を持つ。 なかでも「翠」は最も好きな部屋のひとつであった。その「翠」が改装されたということで、今回訪問した。

いつものように部屋で「蕨餅」。 これは本当に美味しい。

入ってすぐの7畳ほどの副和室。 以前と 変わった気配はない。

副和室から主和室を見る。
相変わらず、心が安らぐ部屋だ。
真ん中には堀炬燵。
主和室から副和室を見る。
特徴ある三和土。

心配していた魯山人の行灯もあった。 しかし大きな一枚木のテーブルは無くなっていた。 大きなテーブルの醸し出す雰囲気は、数ある雑誌やパンフレットの中で最も美しいと思う、俵屋の顔とでも言うべき風情であったのだが。

庭の眺めは、相変わらず素晴らしい。
しかし、四角いテーブルが返す返すも残念。

改装の目玉は、この書斎である。

機能的なライティングデスクが設置されてあった。 簾ふうの仕切りが素晴らしい。このために狭さを感じない。

窓からの眺めも、気分転換にはうってつけ。
何気ない掛け軸は、伊藤若冲であった。

脱衣洗面所や浴室も改装されていた。 化粧台の鏡に写っているカーテンの中はクローゼットであり、反対側は主和室の襖で開け閉めできるようになっている。

狭さを感じない浴室である。
浴室のタイルは床暖房がなされてあった。 もちろん脱衣室も床暖房。
ガラス戸の一枚を開けることができ、半露天の雰囲気を味わうことができる。

風呂上り、夕食までの時間を、行灯や庭を眺めながらビールを楽しむ。

(夕食)
食前酒は、白酒。
頼んだ酒は、いつものように吟醸酒「俵屋」。
もろこは木ノ芽酢をしっかり付けないと少しばかり生臭い。
とても上品な味の茶碗蒸し。
針魚は昆布で〆てあって、とても美味しい。
鮃のへぎ造りは定番であるが、今回は歯ごたえに欠けていた。
生姜とぽん酢醤油の相性が素晴らしい。

薄味と腑抜けが紙一重の出汁味。
しかし、この薄さが煎りあられの風味を引き出していた。

蕗を油目で巻いてある。 蕗の塔ではなく、蕗の葉であった。

定番の、粟麩三色田楽。 相変わらず美味しい。

とても優しい味の蒸し寿司。

素晴らしい若布で出汁が良く出ていた。 汁を全部、飲み干してしまった。

これも優しい味。

ゼリーはもう少しパンチが効いていてもよいと思う。
とても美味しいコーヒーであった。

(寝具)
リネン類が素晴らしい。
マットの硬さも身体が覚えると、とても寝心地が良い。
朝まで熟睡した。

とても着心地の良い寝巻きである。

(朝食)
起き抜けに煎茶と梅干。
今回は何時もよりさらに甘いと思ったら、オレンジではなく蜜柑の一種。
出回る次期が、ほんの少しの期間しかないと。

湯豆腐でなく、揚げ出し豆腐を選択した。 豆腐はとても美味しいのだが、朝御飯にしては少しくどすぎた。次からは湯豆腐に戻そう。

品数は少ないが、我々にはこれくらいで充分。

ポットはジノリ。
カップはロイヤルコペン。

坪庭には素晴らしい紅白枝垂れ梅。

ラウンジにはお雛様。

連れている犬は狆。
明治初期の作。

今月のお弁当は「鯛ごはん」。
季節の野菜、筍・蕗の薹・タラの芽などの天麩羅、冷めていても美味しい。

定番の「天巻き」。


改装なった「翠」、相変わらず素晴らしい部屋である。 私としては、伝統の「翠」、軽やかな「松籟」、モダンな「泉」、この三部屋がベスト3と思っている。 しかし「泉」といい、今回の「翠」といい、改装後の宿泊料金が跳ね上がる。

「あさば」もそうであるが、改装するのはよいが宿泊料金が跳ね上がると手の届かない存在になっていくようで心配だ。
http://abitaro.com/midori/midori.htm


俵屋 茜 平成23年4月初旬訪問

予約をした時は「翠」しか空きがなかったが、大震災の影響で外国人のキャンセルが相次ぎ、部屋にかなりの空きが出たと電話があった。 その中で、リニューアルしたばかりだという「茜」を選ぶことにした。

茜の間は新館の3階にある。 正面はエレベーター。左手前が茜の間のドア。

ドアが三つ並んでいる。 一番右が茜の間、二番目がプライベートスペース。
そして、いちばん左はパティオに出るドアである。

部屋に入ると、新しい木の香が満ちていた。
部屋の窓からはマンションが林立しているのがよくわかる。

まずは定番の蕨餅。 最高に美味しい。

押し入れの左手には冷蔵庫。右手はクローゼット。
中味は無料。
浴衣と羽織。

床の間の右のガラス戸からは、パティオが見える。 普段は入ることができないとのこと。

地袋の中にテレビは収納されてある。

パティオの向こうにも高層マンション。

戸の絵は孔雀の間と同じ作者。

市井の歯科医とのこと。

隣の部屋はベッドルーム。

部屋が狭いため、普通のダブルベッドサイズ。
クイーンやキングサイズでないため、カップルによっては一考を要するかもしれない。

足元の戸は玄関に通ずる。

マットは俵屋定番のものが使用されていた。
寝心地も定番の寝床と同じ。
窓からの眺め。
右手に見るのは柊家の新館。

玄関横には書斎風ライティングデスクが造られてある。
最近のリニューアルでは「翠」や「泉」にもみられる。

今までの書斎は和の趣であったが、今回はどこか洋風。

簾の戸の向こうはベッドルーム。
暖簾の向こうはバスルーム。
洗面所から浴室。
化粧台も設けられてある。
上質のタオルが豊富に。
アメニティは変わっていない。
右手はトイレ。
槙の浴槽は小振りである。
浴室の窓の向こうにはマンションと俵屋の甍が良く見える。
相変わらず、ちょっとした置物が素晴らしい。
床の間の掛け軸。
ベッドルームの窓。
書斎の仕切り。
これも書斎の仕切り。
硯箱
香炉


(夕食)
「あびたろうの食べある記」 を参照してください。

(朝食)
いつもながら美味しいフレッシュ・オレンジジュース。
焼き魚は、鮭・甘鯛・鯵・鰈からの選択。
味噌汁は定番の蜆。
定番の湯豆腐。
コーヒーも本当に美味しい。
お代わりのポットも素晴らしい。

(感想)

狭い部屋を上手く改装してあると思いますが、それでも少しばかり無理があるように感じました。 やはり1階の部屋が良いかな。
http://abitaro.com/akane/akane.htm

「あびたろうの食べある記」 俵屋4月

俵屋さんは泊る部屋によって食事のレベルが異なります。
3階の部屋に泊ったのですが、いちばん上のランクにしてもらいました。

食前酒は「桜酒」。桜の花が漬けてあります。色もうっすらとピンクでした。

食中酒はいつものように「俵屋」。

蛍烏賊の味附けは申し分なく、帆立のあられ焼きの食感も面白いものでした。

御多福の摺り流しは薄味の極致で、満足いくものでした。

まさに桜鯛。

海老や針魚を胡麻塩で食べるのは発見でした。素晴らしく美味しかった。

お椀も薄味の極致。
葛や桜の微妙な香りが活きていました。
最近、この薄味が本当に美味しいと思うようになりました。

諸子の付け焼き、少し生臭さを感じました。
焼雲丹も感激は無し。
最後に満腹になり、後から振り返るに、この料理はいらなかったと思いました。

定番の粟麩田楽は流石に美味しい。これを必ずリクエストする客もいるそうです。

この出汁加減も素晴らしい。

飛龍頭も若布も筍も最高。

白魚は揚げてあります。

赤出汁の具は、お揚げを細かく刻んだもの。やや甘みのある味でとても美味しかった。

定番のゼリー仕立て。

とても美味しいコーヒー。ここは。いろんなものが吟味されています。


コメント


 みみん : 2011/04/06 (水) 19:47:18 
本当にどれもこれも美味しそう♪
薄い味付けと日本酒でゆっくりと…至福の時ですね。

お造りを胡麻塩で頂くというのは初めて知りました。
淡白な針魚と胡麻の風味が合いそうですね。
海老も2パターン味わえるなんて素敵!

いつかお邪魔してみたい憧れの宿です。

 あびたろう : 2011/04/06 (水) 21:34:26 修正
俵屋の料理は、「八泉」や「やま内」以上に薄味です。究極の薄味かもしれません。
以前は物足らないと思った薄味ですが、最近は好みになってきました。

ただ、ここの不満は、時々、流れに合わない料理が出てくることです。それが無ければ最高なのですが(笑)

宿としては、私は日本一だと思っています。
本物しかありません。アマンのお手本になったということも充分頷けます。
それでいながらアットホーム。きっと嵌りますよ(笑)


春の京都 湯平 : 2011/04/06 (水) 22:06:45 
春の京都、あびたろうさんは4月第1週にしたのですね。 桜の開花時期は博打みたいなものですが、今年は冬が寒かったので、花の時期は第2週かなと思って、私は第二週を予約しました。 今週末に京都を訪れます。花はちょうどよいみたいなんですが、あとは天気次第であります。

俵屋、大変みたいですねえ。リーマンショックの余韻まだあるなか、原発事故まで起きて。私は年に数度しか行かない客ですけど、微力ながら助けになれればなどとも思ってしまいます。


春の俵屋 湯平 : 2011/04/14 (木) 21:39:04 
春の俵屋、行ってきました。
当たり前のことながら、あびたろうさんの料理とまったく同じでした。 非常に安定感ある、いつもの美味しい俵屋の料理を堪能できました。

さて、あびたろうさんの指摘のある諸子焼き、たしかに、鰤や真名鰹や甘鯛の焼物と比べるとあきらかに完成度は低く思えます。ただ、春の時期の俵屋の定番の料理ですし、また他の時期にもアレンジして出てきますので、俵屋としてはこだらりのある食材なんでしょうね。

桜に関しては、私の行ったときは、桜の開花にドンピシャでして、満開の桜のもとを歩き続けていたら、桜に酔ったような気分になれました。

Re:春の俵屋 あびたろう : 2011/04/14 (木) 22:27:41 修正
さて、諸子ですが、建仁寺祇園丸山で食事をしたと時に諸子が出てきました。
http://puiko2000.blog27.fc2.com/blog-category-49.html

その時、八泉の大将と女将が特に諸子に拘られ、「良く手に入っているな」 とおっしゃっていました。
俵屋だけでなく、京都の料理人にとって特別拘りのある魚なのでしょうね。

http://puiko2000.blog27.fc2.com/blog-entry-161.html


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5. 俵屋旅館の不思議 


俵屋の不思議 村松 友視

世界に名だたる京都の老舗旅館「俵屋」を舞台に、一徹に貫かれる女主人と職人たちの志。京都だからこそ生きる、こだわりの技と感性とはなにか。「俵屋」の仕事人をとおして描く、その不思議の先に、京都の、そして日本の心が見える。
http://www.amazon.co.jp/%E4%BF%B5%E5%B1%8B%E3%81%AE%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0-%E6%9D%91%E6%9D%BE-%E5%8F%8B%E8%A6%96/dp/4418995099

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俵屋旅館の不思議 irei blog


俵屋旅館の不思議  「奥」を創り出すアプローチ

俵屋の入り口は、素っ気ない。塀の中にポコッと穴が空いているような感じなんです。
大きなホテルや旅館のように立派な玄関なんてものではありません。

ところが、さすが俵屋・・・このアプローチがとても気に入りました。
街を引き込むように屋根の掛かった引きの空間があり、そこを右に折れると屋根のない中庭に出ます。
その左手に民家の縁側にも似た玄関・・・というよりも靴脱ぎ場があるのですが江戸末期の雰囲気を残した、慎ましやかな風情で、「俵屋に泊まるぞ!!」という無駄な緊張感がす〜とほぐれる感じがするのです(笑)。


俵屋の「アプローチの仕組み」は外と内の繰り返しでしたが、僕の設計した「光が丘の家」(新建築・住宅特集00,9月号)と、「ヒンプンハウス」(新建築・住宅特集03,3月号)のアプローチは外のアプローチを内蔵化し、そこから玄関や勝手口にアプローチすることになっています。

建具を開けて玄関だと思ったら、そうでなくて、さらに奥に続く・・・。
「奥」を感じさせる空間の引き込み方となっていると思います。

俵屋のアプローチはまさにそう・・・これが京都か?・・・と思ったものでした。
そう言えば、沖縄の民家に見られる「ヒンプン」も奥を感じさせる、空間の引き込み装置かも知れませんね。

先日、建築家の吉井歳晴さんが僕の和室の取り方について「奥」を感じる・・・
というような事を話してくれました。本人としてはそのような意識はなかったのです。今考えると、上記したような「街からの空間の引き込み方」が、実際の住まいの大きさよりもず〜と「奥」を感じるような設計になっている・・・
それが奥の方に和室を作る傾向があるので(どうも、僕はそうらしい)、そう感じたんでしょうね・・・ちょっと、納得。

http://irei.exblog.jp/4102021/


俵屋の不思議・・・町の引き込み方

何度訪れても、このアプローチには惹かれます。
俵屋はパーフェクトな「コートハウス」とも言えるかも知れないのですが決して大きくないいくつかのコートが散りばめられ、様々な方向から表情を変えて楽しませてくれます。

訪れた人が最初に出会うコートがここなのですが本当に地味な入り口・・・町から、屋根のある空間でちょっと引き込んでおいて、右手に空に抜けたコートに導きます。「外」から「内」へ引き込み、また「外」へ・・・。
わくわくする路地にも似た、町の引き込み方がとても気に入っています。

どこにも豪華さや脅かしはありません。簡素だけれど、貧相ではない、素朴だけれど、粗野でない・・・イヤミのない品格が漂っています。
http://irei.exblog.jp/5649079/


俵屋の不思議・・・雨のみち

先日、学校の研修旅行で京都へいってきました。
翌日は、せっかくだから・・・仕事なんだから・・・と家内やスタッフに言い聞かせ、ひとりで俵屋へ調査!!にいかせていただきました。もちろん、泊まらないと仕事になりません。

途中、話を聞きつけた中村好文さんがいっしょに泊まるような雰囲気もあったのですが
「伊礼といっしょじゃなあ・・・」というわけで結局、ひとり。
中村さんに「霞の部屋もいいよ」とお伺いしていたので今回は「霞」をリクエストしておきました。

部屋の話はあとにするとして、
今回は入り口の雨樋・・・そろそろタニタスタンダード「ガルバ半丸」が販売開始になるのに便乗して、あるいは盛り上げ(笑)をということで、この写真です。

小さくていいですね。今後のガルバ半丸にこれくらいの小さな樋を加えたい・・・
ちょうど、今やっている現場で、小庇用の樋があればなあ?と思っていたところですので・・・。

http://irei.exblog.jp/5643115/

俵屋の不思議  「霞の間」

中村好文さんは意中の建築で俵屋について書くに当たって、すべて部屋を見せていただいたそうです。
その中で「竹泉の間」を選んで宿泊し、あの原稿を書いた・・・。
その時に「霞の間」もいいなあと思ったに違いありません。俵屋に泊まる・・・という話をしたら「霞の間もいいよ」とアドバイスをいただきました。というわけで今回は迷わず、この部屋をリクエストしておいたのです。

予約を入れた安心感で、それ以上は予習もせず、旅館にたどり着いて案内されたところが旧館・・・
前回は新館(40年前に吉村順三事務所で設計したところ)なので、ちょっとドキドキしたものです。

部屋は廊下の突き当たり・・・
なるほど中村さんの落ち着く部屋の条件のひとつをちゃんと満たしています。

中へ入ると・・・なかなか小さい・・・これも中村好みのような気がしました。
開口が中庭に向いてL型であるのみ・・・
明暗のはっきりした部屋で、まるで「小さなコートハウス」だと思いました。

その日は、もう俵屋初心者ではありませんのでのんびりして翌日、プランを採ってみました。ごらんのとおり、小さなコートハウスです。内に隠りながら「外に向かう意識」が強く喚起されるような部屋です。

南国生まれの僕としては、最初は少し、圧迫感を感じたものでしたが単純なプランは強い空間に繋がるのだなあ・・・と感心しました。

バッグから荷物を取り出し、それ相応の場所へセッティングしていくと段々と自分の居場所になっていくから不思議です。

この開口廻りが何とも気持ちいい・・・というわけで、早速、実測!。
天井が2100を切っています。開口の高さも1700を切っているところが、ぐっと落ち着きを感じるところと圧迫感の狭間のような気がしました。

そういえば、引っ越した新しいうちの事務所の内法の高さ(開口のの高さ)がこことほぼ同じなんです。
引っ越しを決めた理由は、実は「霞の間」が効いていたのかも知れません(笑)。

いや・・・よく考えるとその頃には、事務所の改装工事に、すでに入っていたわけですから、この寸法はもともと相性がいい空間だったのでしょう(笑)。
http://irei.exblog.jp/5795589/

俵屋の木漏れ日

今回は「霞の間」の木漏れ日。

小さなコートハウスのようなこの部屋は、L型の窓から孟宗竹を目の当たりにします。
風に揺れる孟宗竹の葉から漏れてきた光が窓硝子に反射し、映り込み、中に入ってきた光は畳にバウンドして天井を照らします。

小さなコートハウスからは孟宗竹で空がよく見えないので畳を見て陽が差していることを確認する・・・不思議な感じです。


1階の庭座近くの廊下に漏れてきた光の玉が俵屋の暗い廊下でとても眩しく思えました。
http://irei.exblog.jp/6483951/


俵屋の不思議  「霞の間」の雪見障子

開口部には内側に雪見障子が仕込まれています。障子の下、ひとマス残しているところが面白い。
おそらく、景色の切り取り方が、その方がきれいだろうという女将の判断だと思います。
真冬、外側にあるガラス戸(シングル)だけだと寒いので、庭を見ながら断熱性能を上げるのに有効ですね。
寝るときには障子を降ろすとプライバシーも守れて断熱もより良くなる・・・
優れた日本の建具のひとつです。

俵屋ではそれだけでは収まりません・・・
ガラス戸と雪見障子の間にカーテンが隠れています(吉村順三事務所のやり口ですね)。カーテンと雪見障子は必要なときだけ壁の中から出てくるのです。

障子も最後に出てくる奴は戸蓋付きになっています。少しでも気密を良くしようという丁寧な設計の基本・・・。
http://irei.exblog.jp/5865610/

俵屋の不思議  フロアスタンドの愉しみ

俵屋旅館のあちこちに、控えめにあんどん型のフロアスタンドが置かれています。
落ち着いた空間を創るとき「明かりの重心」を低くします。例えば、天井面に照明をできるだけ付けないだけでも違います。

中には女将がデザインしたオリジナルのスタンドもあり、ショップで販売しておりました(上部、右の写真)。

フロアスタンド好きの身としては、オリジナルの「けれんみのないスタンド」を創りたいですね。
http://irei.exblog.jp/4145358/


俵屋の不思議  夕食のメニュー

俵屋の夕食です。
こういうネタは早くアップした方が感動が伝わると思うのですが・・・
時間が経ってしまいました。

たぶん、興味のある方は多いと思いますが・・・すごいという感じはありません(俵屋らしい)。
建築同様、簡素で品格があります。

メインのメニューは鴨鍋です。厚みのある鴨肉と生麩が水菜とネギの2色に分けられた中央に浮いています。
もちろん・・・おいしい。

僕には正直なところ、どうこう、判断できない水準の様な気もします(笑)・・・
取り合えず、ご報告まで。

http://irei.exblog.jp/4197164/

俵屋の不思議  パジャマ

旅館に泊まってくつろぐのは、浴衣に着替えたとき。しかし、前からず〜と思っていたのですが、浴衣で寝るのはどうしても心地よくない。はだけてしまってだらしない、帯でおなかを締め付ける感じが苦手らしい。

俵屋では部屋着は浴衣ですが、寝間着(パジャマ)が別に用意されています。
女将のデザインだと思いますが、このような気配りが俵屋らしいですね。

俵屋の布団は高さが20センチはあるのではないか?と思われるほどの立派なもの。
掛け布団は羽毛らしい・・・。
「秒殺のふとん」と呼んでもいいかもしれません。

ただ、僕は日付が変わるまで部屋を実測していました(笑)・・・・
やっぱり、疲れる旅館です。
http://irei.exblog.jp/4207730/

俵屋の不思議  朝食

僕の勘違いかも知れませんが鰹だしを濃縮した餡をおかゆにかけて食べる・・・
そんな、俵屋の朝ご飯が一番おいしいという話をどこかで読んだ記憶がありました。
(そう言えば、自分の文体で、そんな・・・
と表現する、「そんな」が無駄!!と栗田亘さんに指摘されまし・・・た笑)

ですから、前の晩に、朝、いただく干物を2種類選んでくださいと言われた時、ちょっと、がっかりしたのです(笑)。アジとハタハタにしていただきました。

京都ですから、湯豆腐が基本、ちりめん山椒も欠かせません。もちろん、京野菜のお新香もそろい踏みとなります。典型的な京旅館の朝ご飯といえるでしょう。
http://irei.exblog.jp/4203309/


旅の宿から

今日から事務所はお休み。のんびり、京都に来ています。

吉村展につられたこともあるのですが、念願の「俵屋」に居ります。

「俵屋」新館は吉村順三先生の設計、それも芸大時代の恩師である、若かりし頃の奥村昭雄先生の担当でした。

2階の小さな部屋、中庭を見下ろせる、紅葉のきれいな「楓」に部屋を取って頂きました。

街から、一歩、中に踏み込んだ所から何とも心地よい空気が漂っています。
部屋の中にもさりげなく、様々なしつらえが施され、質素ながらも和風旅館の「おもてなしの粋」を味わっています。

部屋の片隅に中村好文さんの「意中の建築」が置かれていました。
「俵屋」は中村さんの意中の建築であったのです。
ここへくるにあたって、中村さんに幾つかアドバイスをいただいたのですが、そのひとつが、旧館の2階にある、この「アーネスト、スタディ」に寄る事。女将の亡きご主人、アーネストさんの書斎です。

午後5時をすぎると宿泊客に開放されます。
そこが何ともすてきな書斎・・・ひとり閉めさせてもらっています(笑)。

そこからブログをアップさせて頂いていますが、詳しいレポートは、また後日。

宮脇檀さんが俵屋の事を「疲れる旅館」と話していました・・・
実測したりして、よく寝られない・・・寝るのがもったいないとのこと(笑)。
さて、実測でもしますか(結局は仕事)?
http://irei.exblog.jp/3957559/


俵屋 01   「アーネストスタディ」

俵屋の最初はブログをアップした「アーネスト・スタディ」からにしましょう。
(この部分はおそらく吉村順三事務所ではないでしょう)

ここは女将・佐藤年さんのご主人であり、写真家で大学教授だった故アーネスト佐藤さんの書斎です。
午後5時過ぎに宿泊客に開放され、アート関係の洋書が自由に閲覧できます。
小屋裏部屋のようなプロポーションとスケール、それと絶妙な開口のあり方と外の緑がとても落ち着いた書斎を創り上げています。屋根の上に工夫された植栽は見事・・・。

さて、その書斎の右手にカウチがおかれた何とも小さな空間があり、5角形に変形した空間は、より、包み込むような効果を出しています。特にこのコーナーが気に入ってしまいました。そこで、早速実測!

下の野帳はスピーディに書いているのでプロポーションは正確ではありません。
いづれ、時間を見つけて起こしてみたいと思います。


開口部の大きさ、高さ、出窓風になった窓の出の深さが特徴的、壁は漆喰、天井は和紙貼りだと思います。

ほぼ、1坪ちょっとの空間、天井の高さは1860・・・
スタディコーナーから160下がり、窓の高さが1550・・・
これだけでも十分、包み込む秘密がわかります。

それに加えて5角形に変形した小さな空間であることがスタディコーナーと繋がりながらも、包み込むスペースを可能としていると思いました。違和感のない、大好きなスケール感です。
客室は割と暗めですが、ここは白い壁がまぶしいほど・・・。

書斎コーナーとカウチコーナーの間に外部が食い込んだようなプランとなっています。
写真で室内側に出っ張って見える窓の上は室内(外部ではない)となっています。

窓だけ部屋に飛び出して、書斎からカウチまで、窓を通して視線が抜けます。
包まれつつ抜けていると言った方がいいでしょうか?
こんなやり方もあるか?・・・という感じでした。

是非、このような包み込まれる空間を取り入れていきたい。

ホントはいいアングルがたくさんあったのですが欲張って、「絞り優先モード」で撮ってしまい・・・ぶれてしまいました。
使えません・・・・3脚がないと無理でしたね。
素人は無理せず、オートモードで撮った方が安全だと身にしみました(笑)。
http://irei.exblog.jp/3969545/


俵屋 2 アーネスト・スタディ  キッチン

アーネスト・スタディに付随するキッチンです。
本格的なキッチンには適さないと思いますが、宿泊客はここで自由にお茶を入れて、ゆったりすることができます。

一見、極、普通のミニキッチンに見えますが、かなり奥行きが浅いのです。
こんな寸法でもいけるではないか!!・・・と言うような発見があります。
と言うわけで、早速実測!(やみくもに実測するわけではありません)。

まず、驚くのが流し部分の奥行きが385です。
普通のキッチンなら650ですね。
アパートなどのキッチンですと550くらいです。
加えて、水洗の位置がポイントです・・・とらわれない自由さ、頭の柔らかさを感じます。
L型になったカウンタートップの奥行きも変えてあります。

もう一方は奥行きが485・・・たいていの家電は置けます。
カウンタートップは大理石、流しの前の水がかかりそうなところは壁も大理石張りですが、ちょっと、はずれると板になっています。L型のコーナーの、流しよりのところで、きっぱり、切り分けて合理的。

キッチントップの高さが800、仕切りを兼ねた収納棚の高さが床から1705です。
僕はアーネストさんの事を、ほとんど知りません・・・
しかし、この部屋から推測するに、大柄な方ではなかったのでは?と思います。
実測に間違いがなければカウチの長さは1800程度です。
僕ならそれで十分なのですが・・・ちょっと、背の高い人では足が伸ばせないでしょう。

キッチンの高さは、もしかしたら、女将さんにあわせて造ったのかも知れません。
どのような、日常だったのかの知りませんし、幾度も手を入れてきた推移があるでしょうから、
なんとも判断はできませんが・・・推理する楽しみはつきません。

それにしても、まだまだ、「いいもの」を見たりない事を痛感します。
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俵屋 3 客室・楓の間

俵屋の客室・楓の間をご案内しましょう。
たぶん、俵屋でもっとも安い部屋だと思います(笑)。新館2階の真ん中の小さな部屋。

俵屋に関しては、「一見さんおことわり」、「1泊7万円・・・」という噂があり、ダメ元で電話してもらったのですが、伝説であることがわかりました(笑)。
1週間前くらいに予約入れればたいてい大丈夫であること、値段も部屋によるようですね。


さて、楓の間ですが、ドアを開けると前室、左側が「本間」、右が水回りとなっています。
「本間」(6帖)からモミジが見えることがこの部屋の特徴とのこと・・・。

入り口ドアのすぐ裏がカバン置き場・・・
浮いた板一枚の何とも簡素な作りですが、ドアの裏というのがなかなかの位置。目に入りにくく、係の人がサービスするときはしばらく開け放しとなるのですが、ドアの裏なので防犯的にもひと工夫されているというわけです。

入り口正面は横使いの小竹で視線を遮った、衝立状の壁があり、その斜め下に冷蔵庫置き場があります。
その冷蔵庫も、もっとも小さなもの・・・とにかく簡素です。

「本間」は大きな雪見障子が特徴です。中庭を切り取り、よけいな景色を遮る役割です。
「本間」の横に実質3畳ほどの府室があります。ゆっくりと腰掛け、庭を見ながら、本を読んだり、たばこを吸ったり、お茶を飲んだりするような小さな場所です。写真で見えるマットのようなものは昼寝のための「シエスタマット」・・・
ベットのない旅館では、そのような気遣いがうれしいですね。ちょっと横になるために、布団を敷いてもらったりするのも心苦しいですものね。この府室も気に入りました。

翌朝、係の人が朝一番で絞りたてのジュースを、そこのコーナーに運んでくれました。
庭を見ながらジュースを飲んでいる間に布団を上げ、朝食の準備をしてくれる・・・。
そんな時にも役に立つスペースです。


俵屋は全体が街からの「隠り部屋」のような作りですが、さらに随所に小さな包み込まれるような「隠り部屋」を内蔵している・・・
そんなところが魅力のひとつだと思います。

一日中くつろげる空間・・・・、小物、気遣いがさりげなく、簡素にしつらえられた旅館が俵屋でした。
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俵屋 4  簡素な水回り

納まりの話をする前に、客室の水回りの写真をアップしておきましょう。

左の写真が、次の間・・・ちょっと彫り込まれて座椅子が並んでいた背の部分です。
小竹のスクリーンで入り口からの視線を遮るようになっています。
地袋の上には電話は旅館の案内、中村さんの「意中の建築」や村松さんの「俵屋の不思議」が置いてありました。

真ん中の写真は前室からサニタリー部分への入り口となります。
奥村先生がTOTO通信の中で話していましたが、このような布も女将と一緒に買いに行ったそうです。
和服の生地をたくさん買ったようですね・・・。

右の写真がトイレの手洗い部分ですが、驚くほど簡素ですよね。
板の手洗器、内部に銅板が張られていました。

しかし、どこにも豪華さがないのです・・・さすがです。
豪華さやけれんみのない、質素な品の良さに満ちあふれた空間です。

お風呂は高野槇の浴槽と檜の壁です。
僕はいつも15ミリ厚のサワラを壁に使うのですが、ここは1ミリ厚・・・
壁がちょっとペナペナしていました。
メンテナンスが楽と言うことでしょうか?・・・よくわかりません。
奥村先生曰く、
窓の高さも照明の高さも座った時を基準に決めたとのことでした。
照明が低いとお風呂の水面が明るく輝いてきれい・・・。
ここに、和風のシンプルな浴室の基本がすべてありました。

・しかし、かなり暗いんですよ・・・相変わらず(笑)。
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俵屋 5  客室の空間の骨格について

客室の空間の骨格の話です。
日本建築は柱の太さ、内法の高さ、天井の高さ、間の種類(関東間、関西間・・・)で空間がだいたい決まります。
それに、柱の面の寸法、枠ちり、鴨居や天井縁の見つけの寸法でかなり空間の性格が決定されると言っていいでしょう。
面の取り方に加えて、建具・・・障子などのデザイン、(框や組子の寸法)で色気の具合が決まります。
仕上げの色、素材で空間の「風合い」が出てきます。
今回はその辺の必要最小限の実測結果の話です。

上の実測をご覧の通り、吉村順三事務所ですから、京都の一般的な寸法から言って、無骨です。

コンクリートの箱の中に木造の空間を創り、木造のグリットは960(ミリ)になっています。
関東間が910ですからゆったりしています。

天井高さは「今回は8尺3寸(2490)でいこう」と吉村先生がおっしゃったようです。
奥村先生は「ちょっと高いなあ・・・」と内心思っていたとのこと。
柱は「3寸8分(114)にしよう」と言うことで、内法は1890、鴨居の見附は36,天井廻り縁は30(図面でも確認)・・・無骨ですねえ。数寄屋でありながら、書院って感じですよね。

ただ、天井高さは実測では2350でした。図面集での「竹泉の間」の天井高さは2430・・・。
1階と2階では変えたのかも知れませんし、現場で変わったのかも知れません。

障子の框は30、見込み30、組子の見つけは15・・・いつもの「吉村障子」とは違います。
雪見障子にしたためでしょう。

ここで、気になったのが柱の面取り寸法なんです。
実測では30になっています・・・大きいですね・・・これは測り間違いではないか?と「吉村順三の設計図集」新建築社を引っ張り出してみました・・・ありました、俵屋の「竹泉の間」の平面詳細と展開図が丸ごと出ていました。
この部屋は中村好文さんが「意中の建築」で宿泊してレポートした部屋です。

それによると柱の面は6ミリとなっています(若き日の奥村先生の文字が幼い)。
実測の間違いか?・・・でも、記憶では「面は大きかったなあ・・」と思っていました。

ここはデジタル写真のいいところ・・・写真を拡大して見ると、確かに30くらいありそうです・・・20くらいかな?
ほっとすると共に、面取り30・・・この大きな面はどうしてなのか?が理解できません。

もしかしたら、あとで削ったのかも知れない・・・と思っても見たのですが、実測図の中に「鴨居との取り合い」の絵があります・・・
これはどう見ても、後で削ったと言うわけではなさそうです。

いやいや、柱は天井まで通っているのであるから、後で削ってもこうなる・・・と、また思い返してみたり・・・。
日本建築に疎い自分にはこれ以上わかりません。
のんびり、調べて見ます・・・と言うわけで、今日はここまで。

面が大きいことで、少し、無骨さが和らいでいるような気もします。

*図面をよく見ると付け柱が面取り6ミリで、柱は基本的に面皮柱でした。

ほら、障子の枠の見付と同じくらいでしょう・・・30くらいですよ。
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俵屋の不思議  「庭座」という空間


俵屋旅館の廊下の一角に「庭座」という小さいコーナーがあります。
俵屋の魅力は各所に小さな心地よい空間があることだと思います。
この「庭座」という名前もとても素敵だと思いました。
もちろん、早速実測!(笑)。

廊下からにじり口のような入り口をくぐり、180ミリ下がった3帖の空間は室内でありながら、まるで外(庭)にいるような感覚・・・
そこで庭を見ながら、本を読んだり、話をしたりするのです。
にじり口と廊下から床を下げることで、室内から切り取られて庭の一角の小さな居心地の魚井場所となるのです。

これまで、庭というのは、僕はおっさん臭い空間だと思っていました(笑)・・・
ここで感じた事は、庭は「常に変化する建築空間」なんだということです。
設計者の意図とは違うこと(外部)が自分の中に入り込んでくる・・・と言う感じなんです。
それが豊かなことに思える・・・そんな捕らえ方ができたのは収穫。

「外部」とは「変化」なのかも知れませんね・・・漠然とそんな事を感じました。
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俵屋の不思議  ティールームと図書室

入り口の脇に坪庭があり、その坪庭に面してティールームと図書室があります。
ティールームが図書室の前室のような構成・・・どちらも小さな空間です。


ティールームから図書室の入り口を見たところ・・・これも「にじり口」のようですね。
図書室は座の空間・・・地窓から庭を楽しみつつ、本を読みます。
この庭は、先程の坪庭とは違う庭・・・図書室は坪庭には閉じています。


写真ですと暗いと感じるでしょう・・・実際はやっぱり、暗いです(笑)。
慣れなんでしょうね?

さて、この部屋も実測・・・と思ったところで、仲居さんがやってきました。
「ひとつ、部屋が空いていますので、その部屋をご覧になりますか?」とのこと。
もちろん、喜んで!!。

実は、俵屋に到着するやいなや、番頭さんらしき方や仲居さんに

「設計をやっていること、ここを担当された奥村先生の研究室の出身であること・・・」

など、お話ししてあったのです(姉歯のことも聞かれましたが・・・笑)。

案内された部屋というのが、なんと、新館の奥のスイートルーム、「暁翠(ぎょすい)」の間。
「しばらく、ご自由にどうぞ」とのこと・・・・
http://irei.exblog.jp/4041595/

俵屋の不思議  暁翠の間(スイートルーム)

さて、お約束通り、今回は特別に見せていただいた「暁翠の間」です。
下のプランをご覧下さい。
中村好文さんの「意中の建築」(新潮社 上下 各2800円)から拝借させていただきました。
その中の8番の部屋が「暁翠の間」です。ちなみに、僕の泊まった部屋は15番の「楓の間」。


「暁翠の間」は新館のハナレ・・・一度外へ出て部屋へアプローチします。
下の写真は入り口を入って正面の次の間。
この部屋は最近改装されて、吉村事務所のオリジナルの雰囲気ではありません。
次の間も、オリジナルはソファとイージーチェアが置かれていました。
今はご覧の通り、庭を見るシッティングスペースと書斎がついています。


1996年「TOTO通信」SEP-OCT号で奥村先生と宮脇檀さんの対談があります。
「俵屋」に見る吉村順三のディテール・・・と題していろいろとお話をされています。
その中に出てくる写真を見ると、庭の感じは、ほぼ変わっていないようです。
吉村順三展の「図録」でご覧になってもいいでしょう。
ちょうど「暁翠の間」の写真が出てきますので比べてみてください。

書院混じりの無骨な数寄屋が,数寄屋らしい数寄屋に改装されていましたが、それでも、やっぱり、吉村流の簡素な品の良さがあちこちに残っていました。


上の写真がアプローチの中庭です。この庭を見ながら部屋に向かいます。
部屋の中からは寝室と浴室の庭となります・・・つづく。
http://irei.exblog.jp/4057385/


俵屋の不思議  暁翠の間(スイートルーム)2


暁翠の間にはベッドルームがあります。
旅館の場合、ちょっと昼寝したいとか、早めに休みたいというとき布団を敷いてもらうというのは、ちょっと気が引けます。

そのために、俵屋では写真の通り、シエスタマットも常備してありますがやっぱり、しっかり休みたいというときにはベッドがいいですねえ。これなら外国からのお客様にも十分対応できます。


部屋へのアプローチの際、見えた中庭を地窓から望み、上部を和紙で透かしています。
なんだか寝室のお手本のような部屋です。
改装前(吉村順三事務所設計)はここは4帖半の和室でした。
地窓はそのころからの名残です。
http://irei.exblog.jp/4061483/


俵屋の不思議 スウィートルームの水回り

洗面所には写真の洗面台とは別にお化粧台がありました。
ホテルフジタの洗面所でもそうなっていて、顔洗うところと、化粧をするところは分けるものなんだと学んだ・・・
と宮脇檀さんが確か、「TOTO通信」に書いてあったと記憶します。
写真を撮った手前側にそれは準備されていました。

お風呂は地窓付き。
ここはオリジナルからほとんど変わっていないように思います。
照明の高さも普通よりかなり低く付けられ、視線の重心が地窓あたりの高さに設定されています。
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俵屋の不思議  「暁翠の間」、開口部の納まり

「暁翠の間」、本間に入ると正面に竹の庭が目に入ります。
床を背に座敷に座ると、正面に見えるのが、奥行きのある庭。
この両方の庭を丸ごと部屋に引き込むためには開口部の納まりもひと工夫が要りますね?

建具に建具をぶつける、解放すると何もない・・・やはり、こうなりますか!!
基本といえば基本です。(しかし、こんな時の敷居の組み方は難しい・・・)
やっぱり、和の空間には框が細くないとダメですね。


「楓の間」でもお話ししたとおり、本間には障子とガラス戸の間にカーテンが仕込まれています。
カーテンは壁の中に仕舞われるようになっています。

昔、奥村先生がモダンリビングの対談の中で、和の空間にカーテンがぶら下がっているのはだらしなくて・・・
というような事をおっしゃっていたように思います。そんな事を思い出させる開口部でした。

ここの改装も中村外二工務店なんでしょうか?・・・お伺いするのを忘れました。
http://irei.exblog.jp/4097701/

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Y 二 ヽ 人ノノノハ ゞ┴'   、` }   }         ! ! !八 |从八
{ 仄} }} ノミ辷彡'}      ,. '  从 ヽ'_       !:/:/レ人< ヽ
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6. 俵屋のハイセンスを手軽に体験するには

@ 京都俵屋旅館の石鹸 2012-02-09 21:11:57

以前お土産で頂いて以来、お気に入りのこちらは↓・・・・
京都の老舗旅館 俵屋旅館の石鹸です (*^o^*)

なくなってしまったので、お取り寄せしようと思っていたらまた頂いてしまいました^^ 嬉しい( ´艸`)♪

こちらの石鹸を使うと、お肌がしっとりとしてお風呂上りのお肌からなんとも言えないい〜い香りが漂います^^
朝晩の洗顔にも使ってます^^
和の香りではなく、ベルガモット、ローズ、サンダルウッド、ジャスミン、ラベンダーなどの天然香料にムスクなどをブレンドした、オリエンタルな香りです。割とゴージャスな香りなので、ゴージャスは足元から!!!
と ワタクシはチェストの靴下ゾーンにひとつ入れています( ̄▽+ ̄*)

息子を妊娠してから香水はつけなくなってしまいましたが、クローゼットやチェストの中にいい香りの石鹸やサシェを入れると布地からほんわりと香って、とってもいい気持ちになりますo(^▽^)o

http://ameblo.jp/miniunikko/entry-11160144890.html

京都の高級旅館 「 俵屋旅館 」 のオリジナルせっけん 「 Savon de Tawaraya 」

以前たまたま知人からお土産で頂いて、以来とっても気に入っている石鹸です。 一度使うと、とりこになってしまいます。
しあわせを感じるような いい香りなのですが、そのわけは、

ベルガモット・ローズ・サンダルウッド・ジャスミン・パチュリー・ラベンダー

などなど、天然香料が200種以上も贅沢にブレンドされているから。 乾燥肌の私でも、洗い上がりのお肌しっとりしているし、 泡の感じといい、使用感といい、天然アロマ効果といい、すばらしい逸品です

でも、京都でしか買えないんですね〜。

俵屋旅館の女将さんが こだわりを持って作り上げたオリジナル品でもともと旅館のアメニティとして使われていたのだけど、 買って帰りたいという声が多かったので、販売もする事になったそうです。

「俵屋旅館」と「ギャラリー遊形」というショップ、この2ヶ所にしか置いてないので、 道に迷いながらもやっとで「ギャラリー遊形」までたどりつき、買ってきました。 これでしばらく、幸せなバスタイムを過ごせます。

アッ、もちろん友達にも、おすそ分けします。パッケージも素敵。
京都に行かれるかたは、是非みつけてください。女性へのお土産にもオススメです!

http://plaza.rakuten.co.jp/sawaraonthetable/diary/200705290000/

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A 福俵

軽くて日持ち、海外への手みやげにも

 世界からそのもてなしを評価される旅館「俵屋」。300年の歴史で培われた独自の審美眼とさりげない心配り。その粋を凝縮したアメニティを中心に約400点が一般にも販売されている。

 今回推したのは、屋号をモチーフにした干菓子。「和菓子はちょっと苦手」という彼女をうならせたのは、控えめで上品な甘みと、綿のように軽い口当たりだった。  人さし指ほどの小ぶりな俵型を舌の上にのせると、上質の和三盆がほろりと溶け始める。口の中に広がる自然な甘みは、清涼感さえ感じさせる。

 約10センチ四方のコンパクトな小箱の中に、和三盆が行儀よく並ぶ。軽い上に日持ちがする。仕事上の訪問先への手みやげはもちろん、久しぶりの友達に会う際のちょっとしたプレゼントとしても、さらには海外に出かける時などにも、用途は多彩に広がる。 【京都新聞夕刊 2007年11月12日掲載】

 【ふくだわら】 香川産の和三盆のみで作った干菓子。抹茶風味との2種。俵屋旅館では、夕食後から就寝前までに、お茶うけとして使われる。24個入り630円。ギャラリー遊形(京都市中京区姉小路通麸屋町東入ル)TEL075(257)6880。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/miyage/071112.html

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B俵屋旅館のわらびもち

おもてなしの心が満ちている俵屋旅館ですが、到着後に出されるわらび餅は、本わらび粉100%の贅沢な自家製和菓子です。黒糖がかかった黒っぽいわらびもちが、竹筒の中に入っています。絶品の味で、評判が非常に高いです。

このわらび餅は、俵屋旅館に宿泊された方だけが食べることのできるもので、お土産としては販売されていません。しかし、俵屋旅館の近くにある「遊形 サロン・ド・テ 」というカフェで、いただくことができます。

http://kiha.theraveonline.com/ryokan/category0/article081101181512257.html

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C 吟醸酒 俵屋

やっぱり今夜も私は日本酒! 
吟醸酒 俵屋 京都の北にある羽田酒造の「 初日の出」というお酒。
俵屋さんでは俵屋のラベルが貼られて出されています。 辛口で軽い口あたりのお酒。お料理によく合います。
酒器のちろりが可愛いでしょう〜
http://manekicat2.exblog.jp/10267936/


京都土産、お酒が好きな父に日本酒を買って帰りました。

先月、テレビ『旅の香り』で、京都北山の“羽田酒造”が紹介されていました。ここは、あの俵屋旅館プロデュースの天ぷら屋さん“点邑”に、オリジナル酒“俵屋”を卸している蔵元です。お酒好きで有名な、女優 山本陽子さんも絶賛し、とも美味しそうだったので、百貨店で羽田酒造のお酒を探しました。

大丸で、羽田酒造の“京都北山 初日の出 純米吟醸”を発見

大吟醸はまろやか過ぎるので、辛口好きの父には、いつも吟醸を選んでいます。大分に帰り、早速頂きましたが…美味しい

口当たりはとってもまろやか、ほんのり甘味さえするのですが、のどを過ぎると辛さが日本酒度は「+1 やや辛口」となっていますが、口当たりが良い分、飲み終えた後の辛さが引き立ってきます。ただ辛いだけのお酒も多い今日この頃。これは、本当のお酒好きのためのお酒ですね

呑む2〜3時間前に冷蔵庫に入れ、冷やすのがいいそうです。いつか“俵屋”も、呑んでみたいな

因みに、お酒“俵屋”は、俵屋旅館プロデュースのショップ“ギャラリー遊形”で購入することができます。
http://blog.goo.ne.jp/rs37717318/e/29c2173e0fbfcced25003786f8b7adb1

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1) 京都 俵屋旅館のショップ「ギャラリー遊形」とカフェ「YUKEI SALON DE THE(遊形 サロン ド テ)」

俵屋旅館グッズ&カフェ併設

京都市中京区姉小路通麩屋町東入ル
電話075−257−6880 営業時間10〜19時 
※第1・3火曜日定休(4・5・10・11は無休) 1月1日(12/31/は 16時閉店)

地図
http://www.jalan.net/ou/oup2000/ouw2003.do?rootCd=&afCd=&screenId=OUW2001&spotId=guide000000174407&odkType=1


京都 俵屋旅館のショップ「ギャラリー遊形」とカフェ「YUKEI SALON DE THE(遊形 サロン ド テ)」

2008.10.01/Wed/09:00:00

俵屋旅館を出て、アメニティを販売している「ギャラリー遊形」とカフェ「YUKEI SALON DE THE(遊形 サロン ド テ)」に行きました。2店とも、俵屋旅館のすぐ近くにあります。

ギャラリー遊形:京都市中京区姉小路通麩屋町東入ル 075-257-688
YUKEI SALON DE THE(遊形 サロン ド テ):京都市中京区姉小路麩屋町東入ル 075-212-8883

俵屋と柊屋のある麩屋町通りから姉小路通りを入ったところにあります。

「ギャラリー遊形」と「YUKEI SALON DE THE(遊形 サロン ド テ)」はお隣同士。


ギャラリー遊形では、俵屋旅館オリジナルのアメニティグッズを販売しています。

人気の俵屋石鹸(6個入…1365円 12個入…2415円)もこちらにあります。


そしてカフェ「YUKEI SALON DE THE(遊形 サロン ド テ)」にも行きました。

ロイヤルミルクティー1200円。おっと、お値段高いですね。。

コーヒー、フレッシュジュースも1200円と、そんな価格帯です。

俵屋旅館で頂いて美味しさに感激したわらび餅もありました。>>「わらび餅&煎茶」2000円

俵屋旅館でもそう思ったのですが、お水が冷えていてすごくおいしい。 旅館で聞いたところ、たしか井戸水(だったと思います)を使っていますとのことでした。


家具は北欧のアンティークで、俵屋旅館のライブラリーやロビーを彷彿させます。ご主人のこだわりを感じるインテリアで、中庭もあって贅沢な時間が過ごせるカフェでした。

http://ourmuseum.blog82.fc2.com/blog-entry-270.html

ギャラリー遊形


老舗旅館「旅館俵屋」が実際に使用している品々を販売しているギャラリーショップです。世界のトップレベルの人々のもてなしに使われている品々だけに、いずれも機能とデザインを兼ね備えた逸品ぞろい。しのばせておくにはもったいないようなお洒落な香袋をはじめ、さりげなく雅な香りの石鹸、ナイティや食品・・・、作家物の器も置いてあります。

こちらで俵屋旅館オリジナルブランドの日本酒「俵屋」を購入することができます。

吟醸酒 俵屋 2,363円(720ml)

「俵屋」石鹸 1個(ソープケース付) 1050円
       ギフト 2100円
       12個 2415円
       6個  1365円
カシミア手袋 7350円

http://www.tv-asahi.co.jp/tabinokaori/contents/tabinikki/0069/


俵屋では、客室に置かれる天然香料の石鹸などの旅館グッズが評判だが、それらを一般に販売するギャラリー遊形というショップを近所にOPENしている。俵屋に宿泊した方にはもちろん、一般人の京土産としても人気で人の出入りは多い。季節の靴下、俵屋で用意されるパジャマなどの衣類からもてなしのオリジナル干菓子「福俵」まで、宿泊しなくても質の良い俵屋に触れることができる。

特に人気はサヴォンド タワラヤと名付けられた天然香料を使用した俵屋オリジナル石鹸。金色の包み紙にくるまれた真四角の石鹸は、ほんのりと上品な香りで、部屋に置くだけでもいい。 6個入1365円〜と値段も手ごろ。

福俵とは俵屋旅館で供される本和三盆の干菓子。讃岐の地で栽培されたヴィタミン、ミネラル豊富な和三盆をつなぎを加えず、100%使用してつくったもので、俵屋の屋号にちなみ、小さく小さく招福の思いを込めて作った一品だそう。

福俵は季節により桜色のものがあったりと楽しい。
桜の季節がやって来て、ギャラリー遊形にも季節限定の青福俵(せいふくだわら)が登場した。

通常は抹茶と白の福俵なのだが、この季節には真ん中に桜色の福俵を囲んだ青福俵が販売されるのである。

 

この福俵はよく贈答に利用するが、自宅でも常備するほど、なんとも至福の味がする。小さく薄いが故に舌に乗せた途端、まろっと蜃気楼のようにとろけてなくなる。本和三盆とはかくなるものであったかと口にするたび驚く一品である。

20個入りで630円。この時期限定となれば尚、喜ばれるだろう。
友人へ、ご自宅用に、ぜひともすすめしたい福俵。ここでしか買えない逸品である。

http://tabitano.main.jp/7yukei.html


老舗旅館 俵屋旅館プロデュースの美しく贅沢なティーサロン 遊形サロン・ド・テ

俵屋旅館がプロデュースしているギャラリー遊形では俵屋旅館で使用されているアメニティなどが販売されている。
特に上品な香りの石鹸は人気で、よく買って送って欲しいと頼まれたりもする。 

そのギャラリー遊形を西へ行ってすぐいティーサロンがある。俵屋のわらび餅などが頂けるので、人気である。

遊形サロンドテはドアを開けたその時からハイセンスな空間に包まれる。姉小路に面した窓側の席、奥のソファ席、苔の美しい中庭のあるテーブル席にカウンター席。どこに案内されるのかわくわくしてしまう。

おすすめは中庭に面したカウンター席。光やわらかく苔の上に降り注ぎ、なんとも癒されるのだ。取ってのちょこんとついたグラスもかわいらしいし、おしぼりのタオルもふかふか。いい香りがする。

お値段はかなりの贅沢であるが、少しだけ俵屋旅館を感じてみたりする。一度宿泊してみたいなあと。

デザートセット。深煎コーヒーと紅茶より紅茶をチョイス 2200円。ふとさっき頂いたランチより高いのに罪悪感を覚えるが、いやいやと打ち消す。

季節のデザートはキャラメルのババロア そら豆のソースであった。どこにキャラメルのババロアが?と思うほどたっぷりと空豆のソースが器を満たしている。さすがにほどよい甘さで良い味である。底まで掬うと夕張メロン色のババロアが顔を出した。

紅茶は残念ながら少し渋みを感じるほどで出すぎのようだった。ポットにはたっぷりと用意されており、2.5杯くらい楽しめるのでゆっくり過ごせる時におすすめだ。

深煎コーヒーポットサヴィス1200円。俵屋の名物干菓子、福俵が2つ添えられる。
連れは、ポットサービスは量が多かったのも有り、個人的に味は喫茶葦島の方が好みだと言っていた。

何はともあれ、贅沢なティータイムになった。

http://kyoto.hiho.jp/7kyoto-yukei.html

___________

2) 点邑(てんゆう)

点邑

住所:京都市中京区御幸町通三条下ル海老屋町324-1
電話: 075-212-7778
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26000451/

営業時間 11:30〜13:30
     17:30〜21:00
定休日 火曜日


地図
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26000451/dtlmap/


Lunch
天ぷらどんぶり:2,310円
点心天ぷら:3,990円
天ぷらコース:5,250円より


点心天ぷらどんぶりのコースもあり。
お昼のコース5,250円、7,350円、9,450円(もうひとつ上のコースもあるよう。)
夜は天ぷら以外に、懐石天ぷらのコース、季節の鍋のコースが。

夜は午後5時半〜午後9時(ラストオーダー)で、天ぷらコースが8925円、懐石天ぷらコースが12600円から。夜のコースはすべて要予約。


●俵屋旅館のてんぷら

俵屋旅館が、宿泊客以外の方にも味わってもらおうと誕生した天ぷら専門店、それが「点邑 (てんゆう)」です。さすが、俵屋旅館のお店だけあって、おいしいとの評判です。接客が心地よい、サービスの素晴らしいお店です。
http://kiha.theraveonline.com/ryokan/category0/article081101181512257.html


2006/09/21 俵屋旅館「点邑」 9月のお弁当 

俵屋旅館の連泊客が食事に飽きないように、またレイトチェックインのお客さんに暖かい食事をサービスするため、作られたのが、俵屋旅館から歩いて5分もかからない処にある、天ぷらの「点邑」です。ランチは手軽な値段で楽しめるので、かなりの人気。観光客よりも京阪神の地元のお客さんが多いようです。


●俵屋旅館「点邑」・9月のお弁当 湯葉ごはん

最初のころ、このビルの1階にギャラリー遊形もありました。今は、点邑のためのウェイティングになっているようです。この点邑の天麩羅もいいのですが、一日10食限定の月替わりのお弁当が...
京都のどんな老舗料亭のお弁当にも、似たものはありません。

むしろ、他のお弁当が似たり寄ったり。俵屋旅館のオーナーの美意識と味覚に叶った、12ヶ月のもうひとつの俵屋旅館がこのお弁当箱の中にあります。

ここ3ヶ月のメニューは、

8月が飯まむし(鰻をご飯に混ぜ込んだものを笹巻きにして)

9月は湯波ごはん(俵屋オリジナルのちりめん山椒ご飯の上に特上生湯波を敷き詰めたもの。おかずは真鰹の西京焼、俵屋卵、茄子田楽、菊菜としめじの酢橘釜、酢取り茗荷、素上げの塩銀杏に守口漬けの香の物)。

10月は松茸ごはん。(まだ食べたことがありません。)

「点邑」12ヶ月のお弁当は、月によって値段が違うので注文の時、注意して下さいね。2,000円から一番高くて7月の鱧ごはんの4,000円くらいまで。16センチ×10センチ、高さ5センチの折り詰めの中に俵屋が集約されています。


●湯波ごはん パッケージ 税込みで3,000円。細かく言うと2,99?円

オーナー直筆の熨斗包みがとてもキレイです。
1日10食限定ですが、宿泊しなくても、前日までに予約をして、点邑受け取りで注文できます。

もうひとつのお弁当が「てん巻き」。季節にかかわらず12ヶ月楽しめます。


●俵屋旅館「点邑」・てん巻き

これは、折り詰めですが、贈答用に竹篭入りもあるよう。
海老天巻き、ちりめん山椒巻き、穴子巻きと3種類。海苔がプツプツ切れる歯ごたえが気持ちいいカンジ。おかずは俵屋卵と、麩田楽、そして香の物。

基本的にこのお弁当は、新幹線の中のためのお弁当なのですが、我が家では京都旅行のお愉しみとして、帰宅後に晩御飯で食べています。


●てん巻き パッケージ

http://tokidokikyoto.blog51.fc2.com/blog-entry-38.html

高級旅館の味を手軽に楽しめると人気の点邑(てんゆう)。俵屋で修業を積んだ、小林料理長の創作天ぷらが自慢です。

京天ぷらのこだわりは、食材の香りを生かすこと。そのため、油に入れた瞬間、軽く振って余分な衣を落とします。

また、関東でよく使われる「ごま油」と違い、点邑では、綿実油(めんじつゆ)を使用。こうして、より軽い天ぷらに仕上がり、お酒と一緒においしく頂けるんです。

「料理に合う辛口でさっぱりした酒が欲しい」と特注した、こだわりの「吟醸酒 俵屋」をこちらで味わうこともできます。

昼の天ぷらコース 5,250円〜 (前菜・天ぷら7品・小天丼 or 天茶・デザート)
吟醸酒 俵屋 735円(1合)
http://www.tv-asahi.co.jp/tabinokaori/contents/tabinikki/0069/


天ぷら「点邑」 素材と油にこだわった絶品2012.2.1 12:24

野菜を中心とした素材の味を引き出すため、ごま油ではなく綿実油を使用するのが点邑(てんゆう)の天ぷらの特徴だ

 ≪さっくり 広がるうま味≫

 約300年の歴史と伝統を誇り、世界のセレブ(有名人)に愛される京都の老舗旅館、俵屋。その俵屋が経営する天ぷら店が「点邑(てんゆう)」だ。1994年5月の開業以来、京都の四季を感じさせる素材と油にこだわった天ぷらは、俵屋の連泊客以外の食通の間でも知名度を高め、いまや京都を代表する天ぷら店に。ここ数年は定期的に訪れる外国人観光客のリピーターも増えているという。
 

外国人のリピーター
 俵屋から南東に下って5分ほど。洛中らしい落ち着いた風情を感じさせる界隈にある点邑は、いかにも京都のお店といった感じの佇まいが印象的だ。2階には10席のカウンター。3階は10人前後の団体客向けだが、外国人客の比率が高い。店長兼料理長の小林紀之さん(47)は「全体の3分の1は外国人でリピーターのお客様です」と教えてくれた。

 実は、俵屋の懐石料理には天ぷらがないため「懐石が続く連泊客や海外からの宿泊客から天ぷらの要望が多かった」(小林さん)という。そこで天ぷら店を近くで開業したのが点邑の始まりだ。

小林さんは約25年間、俵屋で料理人を務めているが、7人いる料理人のうち、料理長に次ぐ2番手。つまり点邑では、日本一とも称される俵屋のもてなしと料理を俵屋に宿泊しなくても楽しめるというわけだ。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120201/wlf12020112260012-n1.htm


野菜を中心とした素材の味を引き出すため、ごま油ではなく綿実油を使用するのが点邑の天ぷらの特徴だ

 旬の素材で京都の四季を感じてもらうため「木の芽など、1年に1〜2週間しかないネタもある」といい、野菜は契約農家から供給するなど厳選している。いまは定番のエビや生麩(なまふ)のほか、クワイやネギ、シイタケなどが楽しめる。

 もうひとつのこだわりが油だ。東京など関東では天ぷらにはごま油を使うが、小林さんは「京都は野菜がメーンなので、ごま油だと香りが強すぎます。野菜の繊細な甘みなどを活かすため、うちでは無臭で軽い綿実油を使っています」と説明する。

 確かに、ごま油を使った色も味も濃厚な関東の天ぷらと違い、衣は白く薄く、さっくりした食感は素材本来のうま味を最良の形で引き出している。

 

名曲を聴くようなコース

 さらに凄いのが、なまこの卵巣を重ね乾しした高級珍味、ばちこと、うにの天ぷらだ。小林さんは「この2種類が味わえるのは日本でうちだけです」と胸を張る。ばちこは左党にはたまらない濃厚でオツな味。たくさんのうにを海苔に包んで揚げたうにのてんぷらは、うにの芳醇な甘さと海苔の香ばしさが融合した絶品だ。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120201/wlf12020112260012-n2.htm

小林さんは、数年前にやってきた欧州オーストリアのピアノ奏者の一言が忘れられない。

「ここの天ぷらのコースは強弱と美しいメロディーがある。まるで名曲の演奏を聴いているようです」。

言い得て妙だ。懐石天ぷらコースだと、俵屋の懐石と天ぷらが同時に楽しめる。

 お昼には天ぷらどんぶりも楽しめるが、こちらも「無農薬の米を使い、軽い天ぷらにこだわりつつしっかりした味のタレにくぐらせてうまみを出しています」(小林さん)。すこし背伸びしても、ぜひ一度訪れたい名店だ。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120201/wlf12020112260012-n3.htm

点邑 ― 名旅館「俵屋」がプロデュースする天ぷら [Kyoto] 2009-03-12 09:57

ランチは点邑でいただく。一度は泊まってみたい2Fが10席ほどのカウンター。3Fは個室のようだ。

点心天ぷらを選択。点心天ぷらとは3皿プラス丼ものor天ぷら盛り合わせ。だんなは天ぷらコースを選ぶ。もちろん日本酒も。

しっかりとした大豆の甘味とねっとりとした舌触りの湯葉豆腐から。かかっているポン酢はきっりとしたお味。ゆずの収穫期にまとめてしぼって保存しておくとのこと。

次は蛤のぬた。白味噌も甘すぎず、酢もきつ過ぎずちょうどいいお味。

三皿目は百合根饅頭の葛餡かけ。葛餡とほわっとした百合根の組み合わせが絶妙。饅頭の中には鴨の挽肉が入っている。しょうがの効いた葛餡、百合根、鴨それぞれの味がきちんと生きている。お代わりしたいくらい。いずれも吟醸酒「俵屋」とよく合う。

ほどなく天丼が赤だし、漬物と共に登場。フキノトウや白魚などの季節の食材と生麩などの京都を意識した食材を使っている(コースの食材と一部かぶっている)。肉厚のシイタケが美味しい。天ぷら自体がさらっと揚がっているせいか、軽い天丼だ。

だんなの天ぷらコースは、海老からスタート。玉ねぎ、白魚やフキノトウ、生麩などが続き、穴子となる。添えられているレモンはオレンジ色。完熟になるとこんな色になると板長。だんなはレモンとは思わず、別の柑橘かと思ったとのたまう。レモンと塩で食べたシイタケが最高とのこと。〆に天茶か天丼のいずれかを選べ、だんなは天丼をチョイス。

最後の水菓子(いちごとジュレ)と京番茶は共通。

大変美味しゅうございました。


<余談>
電話で予約した際の応対はいいのだが、確認中に流れる音楽がいただけない。ちょっとはずれた電子音楽なんて、センスのいい俵屋さんプロデュースとは思えないんだけど…。

http://m-emorandum.blog.so-net.ne.jp/2009-03-12


御上りさんや味がわからない英米人は騙せても…


★沙季★ (275) さんの口コミ ( 20代後半・女性・東京都)
2010年12月27日(月)08時01分31秒


俵屋旅館おすすめの点邑に行って参りました

俵屋さんのご好意で、2日間続けてお部屋での夕食にならないようにと同俵屋さん経営の天ぷら屋さんにお席をご用意いただきました。お店の場所は、旅館より数分とご説明頂いておりましたが雨が降っていたせいか、実際に歩いてみると10分ほどかかったような感覚でした

お店に着くとコの字型のカウンター席の1番奥にご案内頂きました
そこで驚いたのは、板さん始め数名の店員さんがニコリともせずどちらかといえばお怒りの目つきだったため、少し緊張しました

その後は順調にお料理をご提供いただきましたがサービスとは別にお料理だけを見ても、印象に全く残りませんでした

更に残念なことに、天ぷらではありがちですが私は途中から胸焼けになってしまい、お店を出た後の数時間は少し気持ち悪かったです

繰り返しになりますが、今回、俵屋さんを選んだ最大の理由は京都1番の美味しいお料理を頂けるという感動を味わう為です

私は昨年も京都に来たのですが、その際最高のお店とお料理に出会い、京都がますます好きになりました
そのお店は“近又”さんです
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260201/26000452/dtlrvwlst/983142/

その近又さんを凌駕する高い評価を得ている俵屋さんに多大な期待を寄せていた分、旅館および点邑さんの夕食には肩が落ちる思いでした.
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26000451/dtlrvwlst/2327078/
http://ameblo.jp/saki0806/entry-10745906556.html

人気の天麩羅屋さんです '11/12/26 ('11/12 訪問)
ライフタイム (50) さんの口コミ ( 男性)

日曜日のお昼に5名でお伺いしました。予約時に「午後の予定も有り、11:30から13:00頃までに終了したいのですが」と伝えて有ったため、当日接客して頂いた女性の方に「お料理は5000円のコースでお願いします」と言われ、お任せする事にしました。

板前さんに飲み物は何が合いますかね?と伺うと、白ワインを飲まれる方が多いですとの事でしたので、私達も白のシャブリを頂きコースがスタートしました。

まず最初に海老が出てきました、サクッとしていて香ばしく美味しいです、油のしつこさもありません。

その後、キス、玉葱、生麩、椎茸、ハゼ、カボチャと次々にハイペースで出て来ます。男性の私はよいとしても、女性の方にはちょっと早すぎるかも?ランチで終了の時間を決めているからなのでしょうね。

天麩羅については、生麩は京都らしくて良かったです、天麩羅では初めて食べました。椎茸も肉厚でいい香りがしていたのですが、大きすぎて口に入らず、冷めるまで待たなければならなかったのが残念でした。
全体的には美味しい天麩羅でしたが、天つゆやお塩にしろ、印象に残るようなお料理がありませんでした。

ランチではなく、夜のコースで時間に余裕を持って食事をすればだいぶ印象も変るのだろうなと感じました。
その点がちょっと残念でした。
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26000451/dtlrvwlst/3639152/

点邑'07/05/28 ('07/05 訪問)

俵屋旅館プロデュースの天ぷら屋は、モダンなエントランスでいかにもそれっぽい。カウンター10席程度(座敷もあるらしい)のシンプルな内装だ。

5250円のコースをお願いしたのだが、はじめに出された海鼠腸ののった冷たい茶碗蒸しが旨い。さすが俵屋と思わせたのはここまでで、肝心の天ぷらは油切れは悪くないのだが、火の入れ加減がイマイチで、しっかり火が入りすぎている。

海老はまだミディアム程度だったが、アオリイカはウェルダン。折角のアオリが固くなってしまっていた。

加茂茄子であるとか、万願寺とかいった京野菜を揚げてくれるのは嬉しく、玉葱を含め野菜はいいし、稚鮎のようなしっかり揚げた方がいいものは良いのだが、レアにした方がいいような食材は不得手のように思えた。

また天茶も出汁茶漬けを期待したのだが、煎茶だったのが残念。期待が大きかった分、ちょっとガッカリだった。
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26000451/dtlrvwlst/

話のネタに一度行けば十分と感じました。 '10/03/29 ('10/03 訪問)
ウィーンの森の物語さんの口コミ ( 男性・大阪府)

俵屋プロデュースの天婦羅専門店があると聞き、興味本位で伺ってみた。
正直、元々「関西の天婦羅」には期待してはいない。
ただ、関東とはネタの構成(京野菜や生麩など)が若干異なるのと、野菜に関しては、ネタにもよるけど、関東よりも胡麻油の配合を抑えて、軽めに揚げる「関西のスタイル?」に魅力を感じることが多いかな。

自分は、ランチに伺い、5,250円のコースを戴きました。
海老、玉葱、海苔の海鼠腸包み、生麩、蕗の薹、稚鮎・・・と供されたけど、正直、ネタで美味しいと感じたのは、和歌山で獲れたという鯊のみ。ネタ質はどれも凡庸で、何より火の入れ方が中途半端な為、「揚げるという行為によって素材の旨味を昇華し切れていない」と感じられた。

はっきり言って、↑が為されていないのであれば、天婦羅にする意味がありません。
それから、天汁や塩にも、もう少し気を遣って欲しい。。。(>_<)
記憶に残ったのは肝心な天婦羅よりも、最後に白御飯と共に供されたじゃこの旨さと言う有様・・・。

この内容であれば、北新地の萬のランチの方が安いし、味も上と思う。
この金額を出せば、京都では十分贅沢な昼の懐石コースが戴ける店が無数にあるので、個人的には再訪する動機は見当たりません。あっ!でも、一日限定10食の月替わり弁当だけは少し気になるかな。。。^^;
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26000451/dtlrvwlst/1567990/


点邑'05/11/06 ('05/11 訪問)

接待で使うために日々沢山食べ歩いています
他の高級店と比べどうかがチェックポンイトです
観光客が行きにくい場所なので有名店と比べ週末の突発予約は出来やすいです

但し、やはり、味、サービスは有名点に比べ見劣りします
特にサービス面は悪くはないですがもう少しです
価格がその分、安価ならいいかもしれませんが価格メリットもほとんどないことから☆三つです
味は十分満足できます

http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26000451/dtlrvwlst/COND-0/smp2/?PG=3&lc=0

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7. ぶぶ漬けの世界 _ 住んではいけない・・・それが京都

祗園の姉妹(1936年)

監督・原案:溝口健二
キャスト(役名) - 祇園の姉妹
小野道子 (美津ひろ)
木暮実千代(美津次)
中村玉緒 (美津丸)
勝新太郎 (木村保)
進藤英太郎(工藤三五郎)
http://www.youtube.com/watch?v=SyNm7sqh5JM&feature=results_main&playnext=1&list=PLF22F7F633F753C43
http://www.youtube.com/watch?v=bxaUj_0T2bA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=3nuZehx0OPY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=TIYgXq0uZTo&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=f4LTdIjKHEI&feature=related
        


祇園囃子(1953)

監督:溝口健二
撮影:宮川一夫
キャスト(役名) - 祇園囃子
木暮実千代 (美代春)
若尾文子 (栄子)
河津清三郎 (楠田)
進藤英太郎 (沢本)
菅井一郎 (佐伯)
http://www.youtube.com/watch?v=IHHhs97Yfo8&feature=results_main&playnext=1&list=PL3CEBE6626E74A48E
http://www.youtube.com/watch?v=4SeBIPIWEHk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=eR0jlz6Jt8E&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=kbY5BnPIx4k&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=B8bZF9ZDRfk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=T95Qqif8XWE&feature=related


58 :七つの海の名無しさん:2009/04/22(水) 01:39:29 ID:qsEUqLPo

キッシンジャー国務長官は来日したときに、京都でものすごいハイテンションで祇園遊びをした。

酒に酔ったキッシンジャーは隣にいた舞妓に舞妓は"Yes Yes”と答えるだけだった。

次の日、舞妓は驚くべき事実を告げられた。 なんとキッシンジャーが大激怒しているというのだ。

実はあの時キッシンジャーは舞妓に『今夜、私の部屋に来るか?』と問いかけていた。
舞妓はYesと答えていたので、てっきりOKと思ったキシンジャーは一晩中有頂天になって舞妓を待ち続けていたのだった。

160 :七つの海の名無しさん:2009/04/25(土) 03:28:01 ID:obWA5jPE
>>58
京都では Yes=No なのだよ。
わからん阿呆キッシンジャ−は

”田舎もん、どすな〜、キッシンジャ−はん。ぶぶ漬けでもいかがどすえ?”

(とっとと、帰れという意味)


「いけずのぶぶ漬け弁当」

京野菜+じゃこごはん+白みそ汁
あっさりとして美味!一日十客限定。
螺鈿の机で雅な気分でいただけます。

○町屋+昼食・・・・・・・・3000円
○町屋+着付け+お茶席+昼食・・・・・8000円
http://lookpage.co.jp/topics/no020115/

京都の人の家に訪問して、「ぶぶ漬けでもどうどす?」と食事をしていくように勧められても、あくまでそれは婉曲表現であって、本心では「もう帰ってくれ」という意思表示なのです。

 私の知り合いの先生の体験ですが、京都で法事があり、その家の人に「ご飯食べて帰りよし」と何度も言われたので、ぶぶ漬け伝説は知っていたのですが、あまりの熱心さに「そんなに言わはるのやったら」と食べていかれたのです。すると遠くのほうから、「あの人、ほんまにぶぶ漬け食わはった」「ほんまや、ほんまや」と陰口が聞こえてきて、その後3日間ほど寝込んでしまったらしい(笑)。
http://www.dnp.co.jp/jis/g_gakko/talk/45/45_talk2_1.html

それは、友人Aが京都に旅行したときの時の話である

そのAには、京都に行ったら寄ろうと心に決めていた料理屋があった。ガイドブックに載るほどの有名店で、各界の著名人も多数出入りする店である。しかしAは、京都についての知識をそれなりに持っていたのでその店に入るのをためらっていた

なぜなら、京都の有名店、いや京都の料理屋は大概が「一見さんお断り」の店だと聞いていたからだ(※一見さん→誰からの紹介もなく、初めて店を訪れる客)

普通の料理屋でも「一見さんお断り」だという噂があるのに、果たしてその有名店に入れるのだろうか?

Aはビクビクしながらも、その有名店に足を踏み入れることにした
ダメでもともと!断られたら断られたでしょうがない。まずは、その店に行ってみよう
断られたら諦めよう、それでいいじゃないか。とにかく行かずに諦めるなんて悔いだけは残したくない

Aは勇気をふりしぼり、単身その店ののれんをくぐった

女将「おいでやすー」

A「あのー、はじめてなんですけど、食事できますでしょうか?」

女将は、オドオドしながら標準語で問いかける客に一瞬怪訝そうな表情をしたがすぐに笑顔でこう答えた

「どうぞ、入っておくれやす〜」

友人は、あまりにアッサリと店に招き入れる女将に多少面食らったものの憧れの名店で食事できる喜びと、店に入れた安堵感で有頂天だった

「一見さんお断り」なんて、ただの都市伝説だったんだ〜

おしぼりで手を拭きながら、友人はウットリとそんなことを考えていた

そして、まずは店員にビールを注文することに
緊張で乾いていた喉を、まずはビールで潤したかった

京都の有名店での食事。あれも食べたい、これも食べたい
何を食べようか迷う友人の所に、ビールを注文した店員とすれ違いに別の店員がやってきた

あれ、この店員は何をしに来たんだろう?食事の注文を取りに来たのかな?
そんなことをボンヤリ思った友人の目の前に置かれたのは…

京都名物ぶぶ漬け!


その、あまりにも早い登場にAは面食らった
まだビールも出てないのにぶぶ漬け!
座って5分も経たずにぶぶ漬け!
問答無用でぶぶ漬け!

あまりの衝撃と屈辱に言葉を失ったAは箸に手をつけることなく、席を立ちフラフラと店の出口へ向かった
その背中に女将からの声が響く

「あら?お客はん、もうお帰りどすか〜?」

とか「お代は結構どす〜、おおきに〜」

そんな台詞が、Aの背中に向かって投げかけられたそうな

女将の顔は見なかったが、Aにはわかったという
Aの背中を見ながらニタァーッと笑う、鬼か、はたまた化け狐の如く顔のゆがんだ女将の笑顔が、友人にはハッキリと見えていたそうな

http://taketaka.cocolog-nifty.com/mogu/2004/05/post_24.html

          /l
 ___       〉 〉           /l
 ヽ ゙i_       〉 __ヽ,_    r‐'" ノ
  l、__ `l_,.-'く く_コ `'l ,ヘ、,ヘノ  l~
    l  /ー-、ヽ─‐'"/.__\ /
    `/l ̄V''ーv l_ し'"V   / ヽ
      | l、__/   ゙、__/   l     あなたは幸運ですね
      |       rニヽ,       |   < 何故かって?
     |     lニニニl      /      ぶぶ漬けを食べられたからです
      \           /       
         `ーァ---──'''"ヽ,        ハッピー
        / / l,  i ヽ ` \

京都の人の家に訪問して、「ぶぶ漬けでもどうどす?」と食事をしていくように勧められても、あくまでそれは婉曲表現であって、本心では「もう帰ってくれ」という意思表示なのです。

 私の知り合いの先生の体験ですが、京都で法事があり、その家の人に

「ご飯食べて帰りよし」

と何度も言われたので、ぶぶ漬け伝説は知っていたのですが、あまりの熱心さに

「そんなに言わはるのやったら」

と食べていかれたのです。すると遠くのほうから、

「あの人、ほんまにぶぶ漬け食わはった」

「ほんまや、ほんまや」

と陰口が聞こえてきて、その後3日間ほど寝込んでしまったらしい(笑)。

「ゆっくりしていかはったらよろしやないの、今おいしいお茶いれまっさかいに。新幹線なんか待たしといたらよろしいがな」

といいながら、後ろにさかさぼうきが立っている。これが最初のサントリーのお茶のコマーシャルです。

これは市田ひろみさんが出演されていたコマーシャルの事です。

「さかさぼうき」とは、長居をしたり、食事の時間になってもなかなか帰らないお客さんがいる時に、玄関や出入口にほうきを逆さまに立てかけておくというもの。


京都のお宅を訪問するからには、自ら”ぶぶ漬け”を忍ばせて訪問するぐらいの備えと心構えが必要である。

そして敢えて長居を決め込み、

「ぶぶ漬けでも食べていきなはれ」

と言われたら、

「いえ、手持ちのものがありますから」

と、その場でオカ持ちから”ぶぶ漬け”を取り出してムシャムシャと食べ始める。もちろん、それだけじゃ許さない!! 

逆に「ぶぶ漬けいかがどす?」と、こちらから茶碗を差し出してやるのだ! 

”必殺ぶぶ漬け返し”! 

京の伝統に従って、ぶぶ漬けをすすめられた者は、その場を立ち去らねばならない。相手は自分の家であるにも関わらず、荷物をまとめてその家を出て行くことになるわけだ。

途方にくれた相手がとりあえずホテルで一泊を過ごそうとしても、先回りしてホテルの前に”ぶぶ漬け”を置いておく。ドラキュラが十字架を恐れるように、京都人は”ぶぶ漬け”を越えることができない。

仕上げはここからだ。途方に暮れる相手の前にタイミングよく現れて仲直りを持ちかけて温泉へと誘いだす。そして相手がリラックスして湯につかっているところに、ご飯とお茶っ葉をぶち入れて叫ぶのだ!

「どうだー! おまえが、ぶぶ漬けだー!!!」


だが一度噴火した怒りの火山は相手を退治したぐらいでは納まらない! 今度は、”ぶぶ漬け”宅配業者となって京の都を恐怖に陥れてやる! まず手近なラーメン屋に忍び込み、かかってきた注文の電話を何食わぬ顔でとる。そしてラーメンの出前を頼んだ気になって油断している客の家に、いきなり”ぶぶ漬け”を届けてやるのだ!

宅:「お待たせしました。来来軒でーす!」

家の奥から子供が走りだしてくる。

子:「わーい、らーめんらーめん!」

宅:「おい、ぼうず。これはな…ぶぶ漬けだーー!!!!」

子:「ぎゃーー!」

一家で出前ラーメンを食べるはずの楽しい夕べは、”ぶぶ漬け”によって家を追い立てられる悲劇の時間に変わるのだ!! 京都人である以上、この不文律を破ることは許されない。破れば京都人失格だ。京の都は家を失った人であふれかえる。子供達は全員トラウマだ。

更に今度は市の職員を装い、腹を空かせた人々の前に現れて食料配給を行うのである。もちろん、配給する食糧は”ぶぶ漬け”に決まっている。そして集まってきた人々に茶碗を差し出しながらこうささやくのだ…。

「ぶぶ漬け食べますか? 京都人やめますか?」
http://www1.odn.ne.jp/aaa55210/kara1/bubu1.htm


京都人はなぜ性格が悪いのか? aya1587asdfさん

京都のバスの運転手って、お客さんがバスに乗るために走っているのが見えているのに、あと5秒待ってあげればお客さんはのることが出来るのに、待ってあげずに発車をする事が多いですよね?

自分の体験なんですけど、5千円両替できますか?って言ったら「できへん」この一言だけでした。普通の運転手さんなら「お客様のなかでどなたか5千円刷を両替してくださる方は居ませんか?」とか言ってなんとか助けてくれるのに・・。仕方なく自分で両替してくれる人をさがしました。

あと、知人の体験ですが、高級な料理屋さんに入って、暑い日だったので、きゅうすに入れてあるお水を全部のんで、「お水ください」っていったら、すごく嫌そうな顔して「え?全部飲みはるなんて・・・」とか文句を言われたうえに、なかなかお水を出してくれなかったそうです。

お客が金はらって自由に水飲んで、何が悪いねんって感じなんですが、京都人にとっては「お水は全部飲まないのがマナー」もしくは「ただで飲めるお水ではなくて、何か飲み物を注文するのがマナー」なんでしょうか?それともチップを出さなかったからおこっているんでしょうか?

なんで京都人はこんなにも意地が悪いんでしょうか?特に京都の古いお店って、けっこうしょうもない品物の割に、つりあわない値段をつけてる場合が多いですよね。その上接客する人も偉そうだったり憮然とした態度をとるので(なんで憮然とされてるのかは分かりませんが)気分がわるいです。京都でも新しくできたような店はそうでもないんですが、老舗はひどいです。

昔は都はだったから、貴族の末裔みたいな人が多くて、おたかくとまっていたことが、抜け切れてないのかな?

でももう時代は変わったんだから、商売なんだから、お客様として接するのが当たり前だと思うんですが。

京都人って一体なに考えているんでしょうか?

補足 steamloco9600さん、建設的な回答はできないんですかね?あなたのしてることって下らない人間がすることにしか見えませんけど。

debuoyaji2さん、別に文句ばかり書き込んでるつもりはありませんよ。純粋に京都の土地柄とかしきたりとかについて質問しているんです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1415840374

京都人ってそんなに酷いの?質問者:zetzet 投稿日時:2004/07/24 11:47

大阪、神戸、京都あたりにセカンドハウスとしてマンションを借りようと思ってます。家族は京都が良いのではと言っていますが、いろんな所で京都の情報を見てみますと、

「暑い、寒い、人柄が悪い・・・」

というのが目立ちます。暑い、寒いのは良いのですが、人柄というのが気になってます。読んでいますと、こんなに居心地悪い所なのに、なぜ京都に行きたがる人が多いのか?観光だけだからなのか?と思ってしまいます。

そんなに京都というところは京都人以外に冷たいのでしょうか?
年代に関わらずそうなのでしょうか?

セカンドハウスと言いましても、祖母や祖父が度々行く予定なので、少し不安です。
京都へ引っ越された経験のある方、別荘をお持ちの方、感想をお聞かせください。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/937805.html?pg=0

No.1回答者:noname#113260 回答日時:2004/07/24 11:57

私も京都の人間は嫌いです。

よく言われるように、口で言うことと腹の中が違っている事が多く、口約束を当てにしてプランを進めて痛い目にあったのは再々です。知り合いでも、京都に転勤した者は大抵こういった京都気質で悩みますので、本などによく書いてある

「ぶぶ漬でも(お茶漬けでもいかがですか)」

と誘われ、まともに受けてご馳走になると「野暮な奴」とバカにされるのは本当かと思います。
こうした気質を飲み込めばどこも同じとは思いますが、私は馴染めません。
うちの妻も京都近辺の出身です。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/937805.html?pg=2

No.10回答者:springhills 回答日時:2004/07/25 18:08

畿内人はよそ者に冷たいは本当です。特に名古屋と東北に対してはかなり激しく馬鹿にします。出身県(私は東北の宮城以外)を告げると

「OO県なんかどこにあるか分からない」だの
「OO県って洞穴に住んでるんでしょ」、
「交通手段は馬なんでしょ」、
「冬は雪に埋もれて動けないでしょ。食料どうするの。店もないのに飢え死にしないの。あ、だから今こっちに来てんのか。乞食するために」

だのと言います。私だけではありません。同郷の友人たちも畿内に行ったときは、大体かんかんに怒って帰ってくるか、泣いて帰ってくるかどちらかです。

畿内の中でも京都は特にひどいのです。いまだに京都が都で日本で三番目ぐらいの大都市だと思っているらしいです。

名古屋や札幌に追い越され、今や福岡や仙台と大差ないことを知らないようです。京都で生まれ育って最近まで京都で働いていた人が福岡に転勤になったとき、「地方に飛ばされた」などと言って泣いていました。横滑り人事だったのですが。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/937805.html?pg=1


No.14回答者:verify 回答日時:2004/07/26 22:19

5年間住んでました。人柄は正直言って、最悪です。

有る程度覚悟していたのですが、参りました。地方から来た人間には蔑みが耐えられないでしょうね。

嫌な5年間でした。関西(特に京都・奈良)が水に合わなかったのかもしれませんが。ただ、四国や中国の方とは非常に気が合いました。近畿はホント特別ですね

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/937805.html?pg=1

No.24回答者:yuka27 回答日時:2004/08/12 10:51

マンションなら土地柄などは色濃く出ないような気がします。私が以前勤めていた場所はいかにも”京都”で先祖代々から住んでいるような家が並んでいました。

ある家の御主人が余所から婿養子という形でそこの町に来られましたが今だに周りからは旧姓で呼ばれる、というような話も聞いたことがあります。もう30年以上は住んでいるのに。私たちの仕事場はそういう土地の住民の方に理解を得て「建てさせてもらった」という立場でしたので、ある方はしょっちゅう目を付けていて

「タンポポの綿毛が飛んで洗濯物にくっつくから抜いて」とか

「エアコンの室外機の音がうるさいから防壁をつくって」とか、あと確か

「お宅の敷地の金網から蚊がすり抜けてきて玄関で人と喋っていると刺されるの」

とも言われた記憶が。。立場的にこちらは強く出られないので「はい、分かりました」と素直に?聞いて防壁を作る工事をしたりしていました。


腹黒いというよりもしたたかだなぁと思いました。「立場の上下」を利用されているようで。

恩を仇で返すような真似をしようものなら長くて静かな猛反発をくらうでしょう。でも顔は笑っている、、という感じでしょうか。

本気で腹を立ててもしょうがないのでよく私たちは話のネタにしていました。

No.22回答者:hiroki1179 回答日時:2004/08/04 01:51 No10の回答。

涙が出そうな話ですね・・・・。

それと思い出しました。
姉は京都の彼氏と付き合っていて、私の両親の出身地を聞いて、相手の両親に結婚を猛反対されました。
「この家系に、よそ者の血が混ざるなんて・・・。」
実話です。多分アホです。

No.21回答者:hiroki1179 回答日時:2004/08/04 01:39

大阪市出身のごく普通の会社員です。大阪の某大学に通っていました。
結論を言います。最悪です。

当時、京都の友達が多かったです(5人程)。そして彼らの彼女は全員京都人でした。

とにかく、大学生やというのに、行動範囲が狭いったりゃありゃしない。最悪でした。
遊ぶのはいーーーっつも、四条河原町。あとは地元(長岡)だけ。

「たまには梅田で遊ぼうや!」と誘っても、
「え〜遠い」
「電車賃高い」
「彼女がイヤがってる。京都まで来てくれ。」


猛反発くらいました。

「電車揺れるのがイヤやねん。」と言ってるふざけた彼女もいました。

いーーーっつも僕が京都まで行ったのを覚えています。

あと京都人は「京都は、あーだ、こーだ。」

聞いてもないのに、京都に誇りを持っています。

あげくな果ては

「”東京都”と書いて『”ひがし”の”きょうと”』と書く。」

と堂々と言ってました。多分首都を奪われたコンプレックスから生まれた、先祖代々受け継がれた言葉なのでしょう。
とにかく、よそ者に対しては手につけられません。
たまたまじゃないと思いますね。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/937805.html


京都人


7.両親の祖父母とも京都出身でないと、京都人と認めません。 「京都十代」といって、十代に渡って住み続けなければ京都人ではない。

十代に渡って住み続けた人見たことがない。明治初期20万の人口しかなかったので、統計的にほとんどいないことになる。 移り住んだ人も京都人らしく振舞うことが内外から求められるので「京都人の〜」といった本は良く売れる。


18.表面上、大阪を見下しながら、実は大阪に依存している。 京都を捨てて、大阪に出ていく人間が結構多い。

でも大阪人は京都人のことを「腹の底では何思ってるかわからへん」と敬遠してる。 自分たちのことを貶めてでも笑いとその場の和を大切にする大阪人に比べ、プライドだけが無駄に高くて排他的で腹を割って話ができないところが原因。もちろん例外的な京都人もいるが、「誇り高い京都人」はもう孤高でいてくれて結構。


28.旅慣れた者にとって、「京都人は最も冷たい。」は常識。 例えば(観光客などから)道を聞かれた場合でも、

「田舎モンの用事で、時間とらせんといておくれやす」

などと、心の中で考えるケースも・・・。

30.京都人以外で自分より格下だと思った相手には、親しげに接する(内心見下している)、自分より格上だと思った相手は存在しない事にして徹底的に無視する。

32.男のくせに非常に嫌味くさく憶測でものを言う人間が多い。 女は陰口や人の噂好きが多い。わがまま人間が多い。

33.京都市(または、その近郊)の出身者に対しては、「大阪(または神戸)の人ですか?」と聞くのはタブー。


34.京都人の異質性が強調されるが、フランス人、特にパリ市民に近い。 例えば極度に個人主義的な点、都会としての歴史が長く、異質なものに寛容な点、他人に不干渉な点など。

http://wiki.chakuriki.net/index.php/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E4%BA%BA

京都が風雅な古都というのは名ばかりで、昭和30年代の汚らしい雑居ビルや安アパートやボロ一戸建てが無秩序に混在し、その中にぽつんぽつんと観光名所があるだけ。

駅ビルの高さを云々言う前に景観が著しく損なわれてるっちゅーの!

古都の美名にあぐらをかき、観光客へのサービスも最悪。改善のための努力を怠ってるから京都を訪れる修学旅行生も激減。それでも「俺様は田舎者に華の都(プ)を見せてやってるんだ感謝しろ」の高慢ちき。

伝統も、悪い伝統ばかりが目立つ旧態依然のムラ社会。極端な差別主義とそれに対する逆差別が横行し(これ以上は書けない・・・・)、言論の自由すらない不穏な非民主主義社会。

京都の人間は、笑止な選民思想を持っており、自分は1200年の伝統が醸し出す洗練された人間と勘違いしているが実は野暮ったい田舎っぺそのもの。前述の通り差別(逆も含む)が凄まじく、閉鎖的なムラの論理ばかりが横行し、新住民や新しい文化、気質を受け入れない。住みやすいなんてのは全くの嘘。

「比叡山より東は蛮族の棲み家」

が彼らの口癖。 究極の井の中の蛙!東京って知ってる?

頭の中は坂上田村麻呂征夷大将軍の時代で止まっているらしい。おそらく彼らの世界観は高句麗や唐、せいぜい天竺どまりで、地球が丸いことも知らないのだろう。京都が学術の都というのもガセ。確かに大学数が多いが、殆どが極右、極左で、何も知らないで入学すると変な思想で洗脳され、卒業するときとんでもない人間になってたりする。

人口も、もはや茨城県にも抜かれ停滞気味。それでも京都「府」という特権意識だけは非常にがめつい。

最後に自称雅やかな古都の礼儀作法「三度の辞退」をば。


他県人「どうぞつまらんものですが、召し上がって下さい」

京都人「いいえ、けっこうです」

他県人「まあそうおっしゃらずに、軽い気持ちで遠慮なくどうぞ」

京都人「いいえ、けっこうなんです」

他県人「本当にいらないんですか?」

京都人「はい」

他県人、それならと差し出したお菓子を引っ込めようとする。京都人、突然ブチ切れる。

京都人「何やボケ!そんな謙遜を真に受ける奴がおるかこの田舎者め!わしに食わさんとは礼儀知らずなやっちゃのう!!!」

他県人「・・・・・(唖然)・・・・」


「はるばる田舎からようきやんしたなあ」

「あの、東京から来ました」

「それはそれは」

「はるばる田舎からようきやんしたなあ」(爆

京都で進学・就職後、今関東にいるが、京都気質がぬけず苦労している。

京都では、徹底して相手をこきおろす社会やったから、なかなか他人を信じられない。人間不信、瞬間にして敵・味方を判別、相手を罵倒・威嚇する。この癖は当分、なおらんと思う。


京都に旅行に行ったとき、やたらと「差別をなくそう!」という看板やビラがあり、その時は何のことかさっぱりわからなかった。(東北出身なもので)

事実を知り、ゾッとした。

古都とか日本情緒あふれる・・・なんて優雅なイメージは表だけ、実は非常にドロドロした所だと感じた。京都には住みたくありません


京都生まれ・京都育ちのくせに「この人性格いいな」と思ったら、大抵その人の両親は、他府県出身者。ジジババのころから代々京都生まれの奴に、ロクなのがいない。

「ゆっくりしていかはったらよろしやないの、今おいしいお茶いれまっさかいに。新幹線なんか待たしといたらよろしいがな」

といいながら、後ろにさかさぼうきが立っている。これが最初のサントリーのお茶のコマーシャルです。

これは市田ひろみさんが出演されていたコマーシャルの事です。

「さかさぼうき」とは、長居をしたり、食事の時間になってもなかなか帰らないお客さんがいる時に、玄関や出入口にほうきを逆さまに立てかけておくというもの。


京都の人は本当に恐ろしいですね.

他府県出身で、京都に住んでも何とかなるのは、大学生だけ。一般人は踏み込むべきではありません。

京都の常識は、世間では非常識!!

京都人ほど、高慢ちきで、人間関係において内・外を使い分ける人種を他に知らない。他人を無視するのでも一度無視したら、あいつら何年という期間で無視するやん。ホンネはいわへんし、執念深いし。したたかで、ずる賢くて他人を利用するし。こんな陰湿な常識が、他の世界に通用するか?

大半の人間は、驚いて「あしらう」レベルに到達しいひんで、ただオロオロするだけちゃうか?

ただし、極少数のいい人がいるのも事実。知っている限りでいい人達の特徴は、京都生まれで京都育ちだけど両親が他府県出身のひとたちと、高卒の人達が多かった。京都の私学の附属あがりの金持ち連中及び西陣・祇園の商売人の息子・娘たちは、ホント高飛車にも程がある、根性腐った奴が多かったよ。


オレも京都嫌い。
湯豆腐1000円で売ったり、あんなチャッチい野菜高く売りつけたりする
ボッタクリ商売人は氏んで欲しい。消費者の敵。

オレ、和牛オーナーだったが預託会社が高槻に高級肉の直売店を建てたところ
京都のクサレ食肉団体がカス議員→ゴミ警察に圧力掛けてその店を潰した。
そのせいで預託会社は倒産して金は返ってこなくなった。
金返しやがれカス!


京都駅の八条口にタクシー乗り場がありますが運賃値下げをしたMKタクシーは“村八分”状態にされて乗り場内に立ち入ることを他のタクシーが阻止していた。


新幹線で大坂から東京に帰るとき、自由席だと京都から乗ってくる人が何とか席に座ろうとして、あまりにもあさましいのを何度も見てるからです。でも、京都の人のあの独特の性格は必要悪だと思っています。あの異常なまでの誇りがなければ、他の地方都市と同じようにミニ東京になってしまうでしょう


ヤフーで個人売買していた際に最も嫌な思いをした取引相手は京都人でした。もーずうずうしいったらありゃしない。
京都ではそうかもしんないけど、東京や神奈川は違うんだよ!!
あたしゃずっと神奈川だからさ、そんな京都の常識語られたって知らんよ、もう。

ちなみに取引物は某少女趣味のブランド服。
勝手に電話番号調べてきて「他の人より高く買うから自分に譲ってくれ」と文句たれ。あんまり煩いからそれでOKしたら今度は「東京は知りませんけど京都ではこの服もっと安く買えるからもっと安くしてくれ」だって。
最初と話ちがうじゃん。

「こっちもね、主婦だからたいへんなんですよ。」って知るかもう・・・・。
この態度がまた自分のほうが正当である!!とさも言わんばかり。
あーもうアンタ逝っていいよ・・・・と何度口から出そうになったことか。

この厨房主婦の次の京都人も最悪だった。
それ以来京都人を見る目がかわった。もー逝ってくれ。


京都人の武器はやはり口です。そして彼らに口で勝つのは至難の業です。

彼らはこちらが失敗などして劣勢にあるとき、落ち込んでいるとき、つまり反撃できない状態にある時を機敏に察知して、攻撃してきます。

やり方は「○○ちゃうんけ!」といった言葉をややヒットアンドアウェイぎみにかますことが多いと思います。(あとでむかついてくる)

また、こちらが一般的に優位な立場にある場合は、過去の細かな失敗を適当に誇張して、こちらを蹴落とす世論を構築しようとします。

この行動はこちらも察知できて、しゃくなのですが、そのような細かい事をいちいちとがめることも出来ず、非常にストレスがたまります。

で、一番言いたいのは、このような理不尽な行いも受け止めることです。
彼らが何故このようなことをするのか、道徳的に心の中で批判してみてもこちらのストレスがたまって参ってしまいます。そういうものなのだと受け止めて下さい。

彼らのなれなれしい言葉、親切に心を開かないこと、また、とりあえず下手に出て彼らの弱みを握るチャンスを得ること、これが対策法だと思います。

おれが大学で東京に住んだときはなんちゅう「ばか正直」なやつが多いんやとおもったなあ。普通にしゃべる中で、ちょっとかま掛けても「そうなんだ、ふうん」とかえされて、こまってしもたわ。

私は東京出身だけど、京都で働いてた時によく地元の人に「あんた。素直やねぇ」とよく言われました。バカ正直って意味なのね。ごめんなさいね。関東人の美徳なのよ。

私は、知的でセンスがあって、出が良くて気の利いた会話が出来ても性格が屈折して陰険な人物は最初から(人として)低いと思うけどね。


京都は関西のくせに、隠れ見栄張りが多いね。そのくせして、居酒屋とかで飲んでも、1円単位まできっちりと割り勘にする。このギャップにずいぶんとまどった。見え張りというよりも、やせ我慢に近い。。。

ようするに、せこいくせに、プライドだけは一人前って事。
矛盾してるのに、認めようとせずに、突っ込まれたら急に、流暢な京都弁でさらりとかわす・・これが手口。


京都の富裕層、特に金持ちの商売人(祇園・西陣)が最悪やね。あと、材木屋・漬物屋・かんざし屋とか地場産業の連中。洛南出身の人達は、おそらく京都の富裕層階級の子弟だと思われる。


だから、言ってるやん。京都の金持ちは、根性汚いのが多いって。全員が全員やないけど、私の知っている限りの、京都の有名私学の金持ち連中たちの世界は別世界。ほんまに極悪!!!


ちなみに、私の妹は小学校途中で左京区の学校に転校したが、卒業するまで、いじめぬかれたよ。絶対、よそもんは入れない社会やね。


悪いけど、京都を日本と思ったらあかん、京都の常識は、世間の非常識やしね。


京都は怖くていけないよね…。


自分の知らないしきたりで意思表示されても知らないから、裏で陰口言われるんだろうね。


「あの人、嫌だって言ってるのに居座りつづけてるよ。 だから、東京の田舎もんはやなんだ。」


http://mimizun.com/log/2ch/yasaitr/971890080/


                  r〈沙夊ァ
             ,x)水.ゞムイ´Xx,`   、
           ,xXXXxxxxXXXXXXx,. ` 、
           /ァ''^"´,   `^''xXXXXX,.  ヽ.
         / ´    !       l `xXXXX,    ),
.        /     l      l   `xXXX,.   ),
         ′     l.     l l   `xXX{.   |
.        !  / /  i| i   ! l / ! ,仆、 `XxL  |
       l /,/ | _|小、!   |/)' |/,斗∨ |XXマk !
       ! 〉l ∨ |≧t圦  リ_>チ〒ァ、} ! };;ト、 }}
.       l l 从. ト、ト弋リゝ\{ イ弋リノ' ノ ノ/l;;|,リノ'|
        | ‖ ', マヽ`ー'      _,ノ / /|;! ||. i   な〜に♪
       l |  ', '込 ""  、  "" _,ノ,/ / l! ノ' |
        !十!l´', マ价x、 ー -' , イ/ /`l!ー'く、 i
.       ,´ヽ! !l ', ∨从 > .ィ /../ / l!.:.:.:.:.:ヽi
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8. 京都人の陰湿さの背景

★京都人は日本人ではありません。

★遺伝的にも朝鮮人であると完全に証明されています。


▼梅原猛(愛知県出身・京都在住の哲学者)
『近畿人は日本人全体からかけ離れて朝鮮人に近い。東大の埴原和郎先生は近畿人は日本人じゃないと言うんだ』

▼国民百科事典(平凡社)
『近畿地方を中心とする関西地方の人々が、朝鮮人的要素を有することは注目に値する』

▼池田次郎(京都大学名誉教授・自然人類学)
『畿内人は韓国朝鮮人と同じグループに属し、日本人から最も離れている』

▼レヴィン(旧ソ連の人類学者)
『シベリア抑留者1万人を調査した結果、近畿人は朝鮮人とほぼ同じだが、東西へ向かうに従い日本人となっていく』

▼岩本光雄(京都大学名誉教授・霊長学)
『畿内人と大陸人、とりわけ朝鮮人は人種的につながっている』

▼埴原和郎(東京大学名誉教授・自然人類学)
『近畿人、特に畿内人は目立って朝鮮の集団に近く、日本人からは外れている』

▼関晃(東北大学名誉教授・熊本県出身)
『帰化人たちは、ほとんど全部が大阪京都奈良に根を下ろしたといってよい』

▼松村博文(札幌医科大学准教授・解剖学)
『畿内人は一番胴長短足の人たちなのです。朝鮮半島の人々も畿内人と同じようだとわかりました』

▼欠田早苗(兵庫医科大学名誉教授・解剖学)
『京都を中心とする近畿地方の人たちは、百済地方の人たちと匹敵するほど頭の形が丸い』

▼網野善彦(山梨県出身・歴史学者)
『以前サントリーの会長が東北には未開なクマソが住んでると言って問題になりましたが、あれは関西人の発想です』

▼手掌紋D線3型出現率から求めた朝鮮人との遺伝的距離 (山口敏『日本人の顔と身体』より)

0.000…朝鮮半島 ←★チョン★
0.007…近畿地方 ←★チョン★
- - - - - - - - - - -
0.012…中部地方
0.035…中国地方
0.035…九州地方
0.038…四国地方
0.048…関東地方
0.068…東北地方

▼各地の男性頭骨の弥生・縄文判別関数値
(池田次郎・京都大学名誉教授による)※数値が高いほど朝鮮に近い

+2.12…畿内 ←★チョン★
+1.08…四国
+0.76…東中国
+0.70…西中国、北東九州
+0.51…関東、東北
+0.40…北陸
-0.87…西九州、南東九州 ←★天皇家★


▼身体的特徴から求めた朝鮮人との遺伝的近似性(小浜基次・阪大教授による)

     頭示数 比肩峰幅 比上肢長 比下肢長
蝦夷人  76.55   23.65   44.60   55.14(小顔・足長の美しい日本人DNA)
東北人  80.16   23.07   44.46   54.33(小顔・足長の美しい日本人DNA)
畿内人  84.98   22.67   43.99   54.23(顔デカ・胴長短足の醜い朝鮮人DNA)
朝鮮人  85.16   22.35   43.30   53.48(顔デカ・胴長短足の醜い朝鮮人DNA)


62 :実名攻撃大好きKITTY:2012/03/10(土) 17:57:52.11 ID:vzRVNzqX0

☆B44-DR13の分布
朝鮮半島   7.0% ←
近畿地方   6.6% ←
関東地方   5.7% ←


★B54-DR4の分布
朝鮮半島   4.4% ←
近畿地方   6.6% ←
関東地方   7.5% ←


☆B44-DR13→近畿で頻度が高い。
『モンゴロイドへの道』(朝日選書)

日本人はるかな旅展(国立科学博物館)

赤色 縄文系の人々
黄色 渡来系の人々(朝鮮半島周辺)

(図1)縄文時代
http://www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/5/img/5_17_01.jpg
(図2)弥生〜古墳時代
http://www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/5/img/5_17_02.jpg
(図3)歴史時代
http://www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/5/img/5_17_03.jpg

赤色→北海道、沖縄、北東北、鹿児島
中間→南東北、関東、新潟、九州
黄色→近畿

仮想混血集団の混血率
http://www.geocities.jp/k_saito_site/abc2.gif

       縄文系 弥生系
中国地方   2    8
近畿地方   1    9
関東地方   3    7

今日朝鮮半島からの大規模な人の移動を示す遺物として朝鮮系の土器に注目されるが、それらの故地や、流入時期、分布状況に際立った特徴のあることが指摘されている。 それによれば、

土器の故地は加耶諸国を中心とし、それらの流入は五世紀中葉から六世紀初頭に限られる時期に最も多いとされる。

また列島内における分布は、畿内の河内、大和にとりわけ多く、吉備、筑紫地方がこれに次ぎ、半島からの地理的な距離にかかわらない偏在性が強く認められる。

(『アジアからみた古代日本』、『橿原考古学研究所論集』九)

67 :実名攻撃大好きKITTY:2012/03/10(土) 22:14:49.76 ID:vzRVNzqX0


▼解剖学者・松村博文先生(兵庫出身)の常識的見解
http://www.frpac.or.jp/rst/sem/sem1721.pdf

『近畿人は胴長短足、朝鮮人も胴長短足』
『近畿人は短頭、朝鮮人も短頭』
『近畿人は乾燥耳垢、朝鮮人も乾燥耳垢』
『近畿人は耳たぶが痩せている、朝鮮人も耳たぶが痩せている』
『近畿人は髭が薄い、朝鮮人も髭が薄い』
『近畿人は一重まぶた、朝鮮人も一重まぶた』
『近畿人は蒙古襞、朝鮮人も蒙古襞』
『近畿人と朝鮮人は歯の形が同じ』


筑波大の原田先生(鹿児島出身)の研究

渡来人は中央権力のあった近畿地区を目指して移り住んだ。だから、そのルートには下戸が多いと推理する
http://27.media.tumblr.com/tumblr_l5mx3u4UoG1qz7zrao1_400.jpg

都道府県別アセトアルデヒド分解酵素活性型遺伝子の保有率上位分布状況
http://www.geocities.jp/k_saito_site/sake.gif

各地方毎のALDH2*1頻度と飲酒量
http://homepage1.nifty.com/koutarou/insyuryou.jpg


__________


6:名無しさん@涙目です。(WiMAX):2011/10/28(金) 18:06:18.76 ID:RNVRwNQp0
貴族遊びまくり庶民餓死しまくり
貴族が牛車で呑気におでかけする脇道には死体がゴーロゴロ

17:名無しさん@涙目です。(長屋):2011/10/28(金) 18:13:14.61 ID:j5KVDQzL0
>>6
あいつら死体が道に落ちてたらソッコーで家に帰って清めするだろ


41:名無しさん@涙目です。(アラバマ州):2011/10/28(金) 18:22:19.86 ID:T8Am9NQl0
武家政権になってからは常にトップは色々考えてるし、平時の趣味も座禅や弓矢やら硬派だぞ

53:名無しさん@涙目です。(アラバマ州):2011/10/28(金) 18:26:59.80 ID:T8Am9NQl0
精神を鍛錬して武芸を磨いてたおかげで元に勝ったわけで
貴族の和歌よりはよっぽど役に立つ

210:名無しさん@涙目です。(三重県):2011/10/28(金) 21:53:29.65 ID:5UrmWtqv0
武家政権が一番強固な時代だったしね。
ラッキーだったとしか思えん。
ぬるま湯平安時代とかにやってきたらボコボコにされてたろうな。

28:名無しさん@涙目です。(東京都):2011/10/28(金) 18:15:52.73 ID:+z8ty5Br0
平安時代は和歌とか紫式部とかのほほんとした平和なイメージだけど あれは貴族の話。
一般市民は餓死しまくりで路上に死体が転がっていて政治機能はマヒだから次の時代に武家社会が到来した


37:名無しさん@涙目です。(アラバマ州):2011/10/28(金) 18:20:58.16 ID:T8Am9NQl0
藤原家の奴とか大体和歌詠んでは天皇や上皇にゴマすってるだけで何にもしてないよな

45:名無しさん@涙目です。(長屋):2011/10/28(金) 18:23:39.06 ID:j5KVDQzL0
>>37
あいつら道端に猫の死骸がありましたとかで仕事休むからな
自分とこの荘園管理以外仕事してないな

4 :日本@名無史さん:2006/07/15(土) 10:47:12
平安期の貴族は糖尿病と見られる症状が出ていたらしい。 世界の貴族と同じ。
だが、後に日本の支配者となった武家にはそのような記録はほとんどないはず。

86 :日本@名無史さん:2007/05/02(水) 15:34:48
平安時代の貴族は糖尿病が多い。
史料には「飲水病」と書かれ、水を異常に欲しがる様子が描かれ、糖尿病のことらしい。

後一条天皇、藤原伊周などはこれで死んだらしい。


131 :日本@名無史さん:2007/06/08(金) 02:52:26

NHK 知るを楽しむ 『歴史に好奇心』 教育テレビ 6月7日 午後10:25〜10:50
「藤原道長の食卓・衝撃の偏食」

平安時代、宮廷や貴族の祝宴で出された「大饗料理」は、第一に見せる料理である。

塩辛い「乾きもの」が多く、味付けはいたってシンプルだったが、素材の切り方、盛り付け方には異様なほど神経を使った。

「この世をば我が世とぞおもう」の藤原道長は毎日のように大饗料理を食べ、糖度35パーセントという猛烈に甘い日本酒を愛飲して中年期から糖尿病に苦しんだ。

しかも牛乳を濃厚なチーズ状にしたものにたっぷりと蜜をかけた「道長スペシャル」ともいうべきデザートを手放せず病気を悪化させていく。見栄えは良いが多すぎる塩分と糖分で生活習慣病を頻発させた平安貴族の食生活を描く。


29 : 風吹けば名無し: 2011/10/18(火) 23:28:42.30 ID:kIPo3rgn [3/3回発言]
NHKで平安貴族の食事を再現してて酒がありえないくらい糖分でドロドロだった。
見た目からして糖尿病まっしぐら。

http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/ojyuken/1331048080/


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \_________
||__|        | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/        = 完 =

要するに、

@ 京都人は奈良時代まで途絶える事無く続いた渡来人の流入の為に、遺伝子も容姿も考え方も日本人とは全く違ってしまった。

A 長い間の特権的地位や文化の為に日本人を差別し、搾取の対象としか見なくなった。


という事でしょう。 インドのアーリア人と土着民族との関係と全く同じですね。


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コメント
 
01. 2012年4月17日 20:50:41 : MiKEdq2F3Q


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鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱蠧止.                  ベシ       旧疆鬱鬱鬱


京都は美しい街、 しかし幽鬼の住む死の世界

いい日旅立ち 京都へ
http://www.youtube.com/watch?v=QMhX_pF0NkA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=gBDVDeupbhc

遥かな しまなみ 錆色の凪の海
セピアの雲は流れて どこへ行く

影絵のきつねを追いかけた あの頃の夢を今もふところに 西へ行く

ああ 日本のどこかに私を待ってる 人がいる
いい日旅立ち ふたたび風の中 今も聞こえるあの日の 歌を道連れに

蛍の光は 遠い日の送り火か
小さく見える景色は 陽炎か

出逢いも別れも 夕暮れにあずけたら自分の影を捜しに 西へ行く

ああ 日本のどこかに私を待ってる 人がいる
いい日旅立ち 朝焼けの雲の中 今も聞こえるあの日の 歌を道連れに

ああ 日本のどこかに私を待ってる 人が居る
いい日旅立ち 憧憬は風の中 今も聞こえるあの日の 歌を道連れに

いい日旅立ち _ 山の向こう側にいるのは…
http://www.asyura2.com/10/yoi1/msg/191.html



03. 2013年2月19日 13:23:04 : W18zBTaIM6

湯河原温泉の「指月」は何故山を下りたのか _ あさば・蓬莱・白銀屋
http://www.asyura2.com/10/yoi1/msg/190.html

04. 2013年3月12日 09:39:25 : W18zBTaIM6

日本語の母体のY-DNA「D」縄文語がホモサピエンスの祖語かもしれない
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/450.html

大和朝廷は漢民族?
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/451.html

インド人とは何か?_カースト制の起源
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/680.html


05. 中川隆 2013年3月15日 22:38:35 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

酔狂老人卍 グルメレビュー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/427.html

6. 中川隆[7812] koaQ7Jey 2017年4月17日 09:56:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8302]

古都  川端康成 
http://blog.livedoor.jp/sambockarie/archives/51988614.html


   美しい作品である。 一読すれば平易な作品ともおもえる。


川端康成「古都」は、昭和36年10月から翌年1月にかけ朝日新聞掲載小説として当初執筆、内容文章を修正後刊行。

作者曰く、当時睡眠薬過量内服し続けていたため

「何を書いたかもよくはおぼえていなくて」

「果たしておかしいところ、辻褄の合わぬようなところが少なくなかった。校正でだいぶ直したが」

という有様、事情であったとか、ただしお言葉通りの事情ではないだろう。

当時の日本は戦後のどさくさから高度成長期に変遷し、
京都の美に対する大衆の憧憬、渇望が募っていたのかもしれない。

同時期、両親に連れられ小学生であった私は何度か京都観光に向かった。
まだ山陽新幹線のなかったころである。特急でも6時間、退屈苦痛であった。
あちこちの寺社を巡ったが、当時の父は建築、日本庭園に魅了されるも、仏像、書画、その他には興味はなかった。

仁和寺、西芳寺、金閣、銀閣から鷹峯の光悦寺、宇治平等院まで廻った記憶がうっすらとではあるが蘇ってくる。

当時の三十三間堂、今よりもずっと薄暗くうらぶれており気味が悪かったし、仏像も修復の及んでいなかったものもあり、荒んだ印象であった。
まだアメリカ式のホテルが殆どなかった。いつも日本旅館が宿になった。

一度だけ大昔の俵屋旅館に父の友人、京都市内の歯科開業医の伝手で宿泊したことがある。
ひたすら底冷えの寒さ、炬燵の中に潜り込むが退屈してくる、天井が低く暗く狭い廊下、弟と一緒に廊下を走り回っていたら宿のおじさんに叱られてしまった。
子供のいくところではない。


久々に手にした「古都」である。 懐かしく読み進む。

なにしろ昭和30年代後半の京都が舞台であるから、懐かしさも時代がかってはくる。

春夏秋冬にちなんで桜の平安神宮、仁和寺、夕暮れの東山、清水寺であり、冬は雪の北山杉等々、華やかな祭礼の数々、盛りだくさんである。

しかし、この作品の骨格がけして情緒的、恣意的なものではなく、あらかじめ計算しつくされた設計図を基に制作された精密機械であることにやがて気づかされる。
まず古典、本歌どりのごとく散りばめられ、あらわにそれと名指しはできないものの、どこかで思い起こさせるがごとき筋立て、一見奇妙に思えるエピソードだが前後の流れを辿ると、読者の思念を様々に逍遥させる、かのごとき構造が作者によって巧妙に構築されている。

別離したまま再び巡り会う双子の姉妹、そのままの筋立てというものは少ないものの、竹取物語、伊勢物語、堤中納言物語であり、とりかえばや、源氏のどこかの巻でもあったのかもしれない。

更に最も重要な点は、古今東西の共通項、エデイプス的葛藤が中枢に鎮座している点である。

千恵子の抱く実父の死に対する罪悪感、幻想なのであるが、それは典型的ではある。

また養父太吉郎に対する複雑に交錯する感情、献身的親孝行、「絶対的服従」もその「罪滅ぼし」であろう。その古典的描画の上でしか千恵子は動かないのであるし、その行動は予め定められているのである。川端が幼少期に両親と死別した体験とも重なっていく。

かくの如き骨格が綿密に塩梅良くも見積もられた上に、この美しい物語は形作られていく。

ノスタルジックに読み進むうち、作品の中盤である。
主人公の千重子、双子の妹である苗子が意外なことを言い始める。

千重子は、観光化によって頽落していく京都を批判する。

まずやり玉に挙がったのが門跡院青蓮院である。次いで南禅寺周辺の料亭、旅館、今ではブランド化し殷賑を極めている「名店」なのであるが。

この時すでに大家の名を確立していた川端康成に名指しで批判(あくまで二十歳の町娘の言であるが)されたこれらの方々、相当な打撃であったろう。当時の有様を歴史に残るノーベル賞受賞作家の記述として掲載されるとは、思ってもみなかったであろう。

これで批判が終了ならば、よくある観光地批判で終わったろうが。

川端康成の筆はさらに意地悪く先鋭化する。
あくまで北山の山村で労働に勤しむ小娘の言としてであり、うまくアリバイ作りをしたのであろう。

純朴な娘苗子は言う。
北山杉についてである。

「人間のつくった杉どすもの。」

「この村は、まあ、切り花つくっとるもんどっしゃしゃろ・・・。」

前述の千恵子の言に戻ると、養父太吉郎の「盆栽」という言葉にこたえて言う。
「それが京都やおへんの?山でも、川でも、人でも・・・・・・。」

 川端康成、その「毒」を評したのは、三島であったろうか、私の記憶が定かではないが、どこか破滅的、毒を内包させた作家であった。

美しい日本の私、の清潔に整えられた言語世界の中にもどこかに毒が几帳面に埋伏されている。

それは日本の美、という超越者化した、読みかえれば神化した呪物である。川端における美の隠喩とは、健全な、それこそアポロン的なものではけしてなく、死を予感させつつ平安の世以前から近世、現代までに連綿と続く不死の美なのである。

その呪物が乗っかった神輿、或いは山鉾を飾り立て担ぎ続けるもの、そのもっとも端的な人々、その世を経た人々こそが京都の人々である。

この毒に冒され、全身に回りきった毒、それに恍惚とするものが数寄者に代表される人々である。その毒は京都を中心に、やがて日本の津々浦々までに拡がっていくのであるが。

川端自身、その毒を自覚しそれを諦念し果て、更に体現していた。
彼の骨董収集の情熱は名高い。

国宝となった近世画の玉堂、大雅、蕪村を所有していたし、家計は常に火の車であった。

死後の借金は大変なものであった、とか。

また京都の粋筋、東京では銀座でもよく周遊していたとか
支払いは附け、ですぐに忘れてしまったとか。

その粋筋を知り尽くした川端康成が描き出した粋人、主人公千恵子の養父太吉郎である。

この人物、なかなか興味深く描き出されている。

嵯峨野の寂れた草庵で古代ぎれを眺めつつ、新たな帯の柄を模索し、煩悶する。その姿とはよくありがちな趣味人のそれの域を出ない。

その域を出てしまうのが、チンチン電車の中で出会った美しい少女というよりも幼女、

上七軒で預かっているお茶屋の娘であったが、に強い関心、執着を示す。

これで終われば今の世でもよく耳にする変態、ロリコンおじさんで済むかもしれないが。

今の世でも不可思議な挿話が続く。

昔通いなれた上七軒のお茶屋に「しんどなった、やすませてくれ」と昼間に上がり込むのはよいが寝てしまう、

かと思うと、若い芸妓をよんでしまう、芸妓は来るが太吉郎は居眠りしかかっている、

気が乗らない中で芸妓に喋らせまくり、彼女のとっておきの話「セクハラ客の舌を血が出るほど噛んでやった」を聞き興味を抱く。

で「お前の歯を見せろ」と太吉郎が迫る超セクハラエピソード。

こんな無粋なことを昭和30年代とはいえ、お茶屋でやるのだろうか。門外漢にはうかがい知れない。

なにか川端の倒錯ごのみ、というかあまりに清らかで美麗な物語の裏打ちには汚泥こそが相応しい、という陰鬱な思いがあったのだろう。

私的には、こちらの世界のお話のほうがずっと興味深いと思うのだが。


  
写真はお花見で登場した御室仁和寺、酔っ払いが多いと太郎吉に嫌われた場所。

古い門跡時らしく、また華道の家元でもある。

豪華な宸殿と庭園、御所漉きであろうか、植木の手入れも万全であった。

火災のため宸殿は意外と新しく明治に入って。
明治、大正の職人たちの腕の冴えが窺われる。 

国宝の茶室は人だかり激しく、見るのを諦めた。
http://blog.livedoor.jp/sambockarie/archives/51988614.html


7. 中川隆[7815] koaQ7Jey 2017年4月17日 10:43:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8305]

川端康成 美しさと哀しみと 1965 松竹 無料動画
http://www.bilibili.com/video/av6298390/

監督:篠田正浩


キャスト

大木年雄:山村聰

大木文子:渡辺美佐子

大木太一郎:山本圭

坂見けい子:加賀まりこ

上野音子:八千草薫

音子の母:杉村春子

作品中の人物「坂見けい子」を加賀まりこが演じることになり、川端は原作者として加賀と初対面した。川端は加賀のリハーサルの演技を見て、

「加賀さんの熱つぽい激しさに私はおどろいた」

「私がまるで加賀まりこさんのために書いたやうな、ほかの女優は考へられないやうな、主演のまりこがそこに現はれた」

と述べ、登場人物の「けい子」というエキセントリックで妖精じみた娘に、

「演技より前の、あるひは演技の源の、加賀さんの持つて生まれた、いちじるしい個性と素質が出てゐた」

と褒めている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%95%E3%81%A8%E5%93%80%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%A8

京都でのお正月ーーこれは30年ほど前の憧れであった。

小説≪美しさと哀しみと≫‐川端康成作。
冒頭ーーーー
除夜の鐘を聴く為に京都へ行くという男 大木の描写から始まるその小説のシーンがなぜか強烈に頭に残っていてその京都行きに憧れたからだ。

今思えばなんと少女趣味なと思ってしまうが、京都へ通うようになってその動機は忘れて、それが当たり前のようになった。

大木は除夜の鐘を聴きに行くのか、24年前に別れた女性音子に逢うためなのか
分からないまま列車に乗る。

24年前音子は16歳
大木は31歳であった。

音子に子を身ごもらせたが事情はいろいろあって音子は自殺未遂を図り破局を迎える。

その音子をモデルに書いた小説が図らずも大木の出世作となった。

京都で日本画家として著名になっている音子に24年ぶりに逢うのだが、大木はそこで音子の女弟子のけい子の妖しい魅力に魅かれてしまう。

大木との哀しい恋を知った、音子を敬慕するけい子は大木への復讐を誓うのであった。

大木を誘惑し、その息子太一郎を誘惑し、その事実を双方に分からしめ、一途な太一郎をけい子は命をかけて心中に追い込む。

というストーリーであるが、この映画でけい子に扮した加賀まりこが鮮烈な個性を見せた。

川端の文章は、抒情と、時間と、色情のロマネスクを著わすなかで得意の京都の美しい風雅をたっぷりと描いた。

その京の雰囲気を音子に紛する八千草薫が演じ、55歳になった元恋人を山村 聡が、そして、息子太一郎を当時人気絶頂の山本圭が演じた。

原作は昭和30年代に書かれ、遠からずして、鬼才篠田正浩がメガホンを取った。

小説は川端得意の男女の恋模様を書いているわけだが三文小説とはっきり違うのは
主人公達の背後に感じさせる知性、教養といったものの重みの描写であろう。

京の歴史の重みや、川端の伝統文化への憧憬、そういったものが小説に厚みを加えている。

今でこそ全国、はたまた海外旅行とこぞって出かけるがやはり昭和30年代にこういうものを読んでも京旅行など小説の世界で堪能するのがせいぜいであったはず。

こういう京旅行の味わい方もあるんだと知ったのが昭和40年代でした。
そして実行したのが昭和50年代。

京旅行の主旨も連れも小説とはかけ離れていましたが大晦日の夜の京のお散歩は一年間の垢落としと同時に新年の希望をしみじみ感じる贅沢な時間でした。

晦日の京滞在のきっかけとなった小説の映画化。


加賀さんの少女の顔のなかに宿る魔性の女の魅力と
京美人の大人の魅力の筈の八千草さんが
幾つになっても少女の面影を失わない素敵さ
それを上手く映像に溶け込ませた篠田監督。

川端文学をどこまであらわせたか、また全然違う!と感じるかは
  見た方たちそれぞれのものでしょう!
https://plaza.rakuten.co.jp/nadeshikosumika/4048/


8. 中川隆[-9152] koaQ7Jey 2024年9月11日 07:40:58 : NVGJS3tnAU : NUF2bDdrRjg3SVU=[4] 報告
<■58行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「音楽&オーディオ」の小部屋
人生の最終的な勝利者とは
2024年09月11日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b6af2f770594a47e4170817b0a6ea806

作家の「井上 靖」氏、「司馬遼太郎」氏、「松本清張」氏のお歴々の「鼎(てい)談」とくれば見逃す手はない。

どなたも「故人」なので、過去の「鼎談」や「対談」を寄り集めて発行した本である。

興味深く読ませてもらったが、長年の疑問が一点だけようやく氷解したので、それに絞って記録しておこう。

その疑問とはこうである。

「血で血を洗うほどの凄まじい戦国時代の猛将たちが、なぜあれほど静穏極まる茶の湯に没頭したのか」

な〜に、取るに足りない「ささやかな疑問」だが(笑)、これに関して以下の通り引用してみよう。

井上「大体において戦国の武将はみんな字がうまいですね。家康や秀吉に限らず戦国の歴史に名を出している連中は、だいたい立派な字を書いてますね」

松本「やっぱり教養の一つでしょうね。だから各国の禅僧を手元に置いたりして、信玄なんか五山文学をささえて、それから山口の大内ね、幸い応仁の乱で禅僧たちは京都で食えないから、地方大名に保護を求めて行った。」

井上「それからお茶ですね。茶道具というものをそれぞれ大切にしているけれども面白いことですね。僕など凡人は乱世になったら、そんな余裕はないな、まず勝たなければならないと思うんだけれども。」

司馬「そういう意味で言えば文化というか、そういうものへの憧れは我々の想像以上に強かったようです。」

井上「強いですね。今の時代は茶がなくとも生きられますけれども、あの頃は生きられなかったと思います。ほんとにあの頃は茶というものが、彼らの持っていた死生観の中に生きていたと思います。それほど凄まじい時代だったでしょう」

司馬「それを非常に殺風景に解釈すると、茶や茶室というものは非常に利用価値があった。たとえば松本清張先生と私が話をするときは松本先生が上段の間に座って、室町時代の作法だと私のような若輩ははるか下へ座って、顔を上げちゃいけないんです。

ですから将軍が「これからお前と協力して信濃国を盗ろうと思うがお前はこうしろ」とディテールを話そうとしても、数十歩を隔ててですから、できない。それは室町の小笠原流ですね。

それで対面の式が終わったあとで、茶室へ行こうというので行くと、松本清張将軍は亭主に過ぎない。それから私は客に過ぎないでしょう。そうすると、亭主と客というだけの無階級の場で、一尺隔ててのことですから、非常にディテールを話すことができる。

つまり、お茶というものが政治工作にどれだけ大きな役割を果たしたか、想像を絶するほどですね」

とまあ、以上の通りで「茶の湯」にそういう役割があったなんてまったく「目からうろこ」で、猛将たちが茶の湯に勤しんだのも風流どころではなくて「生き残る」ためだった!

「茶席での内密の話」を知り過ぎた「利休」が権力を持っていくのとは裏腹に危険視されて秀吉から切腹を命じられたのもわかるような気がしてくる。

それにしても戦国時代の「茶席」の意義は現代における「ゴルフ」に通じるような気がしてならない。

大事な商談をはじめ組織での重要なポイントや人事などが公式の場を離れて私的なゴルフのときの身近な会話を通じて決められていく・・。

したがってゴルフをしない人は出世競争から自然と脱落・・。

というわけで「音楽&オーディオ」に割く時間を「ゴルフ」に充てていたらもっと偉くなれたかもしれない・・、「後悔先に立たず」だけど、今となっては組織でどんなに偉くなって退職を迎えようとも、その後の人生においては大差ない気がする。

「人生の最終的な勝利者」とは、健康で長生きして趣味を存分に楽しんで(人生を)謳歌した人間だよね〜、ま、人それぞれだけどね(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b6af2f770594a47e4170817b0a6ea806

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