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ケーブルはいつごろから、なぜ太くなっていったのか(電源の場合)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1185.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 5 月 09 日 15:14:06: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: オーディオ機器の性能は「電源ケーブル」で決まる 投稿者 中川隆 日時 2020 年 6 月 18 日 15:01:21)

ケーブルはいつごろから、なぜ太くなっていったのか(電源の場合)


audio identity (designing)宮ア勝己 
Date: 8月 12th, 2019
ケーブルはいつごろから、なぜ太くなっていったのか(電源の場合・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=29620

8月のaudio wednesdayは、電源コードの比較試聴も行った。
愛知県からの常連のHさんが、カルダスの電源コードを二種類持ってきてくれた。
現行製品ではなくすでに製造中止になっている。

この他に、5月に自作した電源コードと、
それ以前に使っていた電源コード(ベルデン製に少し手を加えている)、
あわせて四種類の比較致傷を行った。

ベルデンに手を加えたモノは、常連のHさん(上のHさんと違う人)が気に入ってくれて、
最初に手を加えたベルデンの電源コードは、Hさん宅で使われている。
喫茶茶会記に置いているのは二本目である。

愛知のHさんは、以前にもカルダスの電源コードを持ってきてくれている。
短い時間だったが、その時も聴いている。
今回は、「GODZILLA KING OF THE MONSTERS」のサウンドトラック盤から、
ゴジラのテーマ曲で試聴したことが、
前回聴いたときよりもカルダスの音の特徴を抽き出したようにも感じた。

私の自作の電源コードも、ベルデンの電源コードも、
いまとなっては太いとはいわない太さである。
それに硬くない。

硬くないから取り回しも楽である。
カルダスは太いだけでなく、硬くそれに重い。

電源コードの長さは、カルダスがいちばん短く、
ベルデンがいちばん長い。とはいえ極端に違うわけでもない。

それでもカルダスのモノが重い。
この硬さ、重さ、その他をふくめての感触の違いは、
実際の音の印象にかなり近い、と感じる。
http://audiosharing.com/blog/?p=29620


ケーブルはいつごろから、なぜ太くなっていったのか(電源の場合・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=29630

とはいっても音を聴く前からそう感じていたわけではなく、
実際に四種類の電源コードの音を聴いてから、なるほどな、と感じていた。

「GODZILLA KING OF THE MONSTERS」はサウンドトラック盤だから、
映画のなかで使われた音楽である。
そのなかでも、ゴジラのテーマ曲である。

日本のゴジラ映画を観てきた人にとっては、
懐しいともいえるメロディの、あの曲である。

とはいっても最新の演奏、最新の録音によるゴジラのテーマ曲である。

いつのころからだろうか、
映画の音、そして使われる音楽の音がはっきりと変ってきた、と感じている。
特にCGを使ったアクション、SF、ホラーといった映画で顕著に感じる。

それまでと違って、重量を感じさせる音が表現できるようになった、
そう感じている。

どの映画から、どの時代から、そういったこまかなことははっきりといえないものの、
よく重低音というけれど、実際の低音は重いわけではない──、
そんなことはオーディオの世界では以前からいわれ続けていることだが、
ここでは、文字通りの重低音のことである。

重低音という言葉から受ける印象通りの音のことである。

実際には、つまりナマの音としてこんな音は存在しないだろうが、
だからといってけしからん、とか、こんな音は認めない、などではない。

映画に必要な音であろうし、必要な音楽としての音として認めているし、
それになっといっても聴いていて快感であるのも事実だ。

カルダスの電源コードは、どちらも、この音の重量感に関しては、
聴き手のこちらを唸らせるものがあった。
http://audiosharing.com/blog/?p=29630


ケーブルはいつごろから、なぜ太くなっていったのか(電源の場合・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=29633

(その2)で書いたことは、映画だけのことではないようにも思っている。
私は行かないので、実際に鳴っている音がどんな感じなのか想像するしかないのだが、
クラブで鳴っている音というのも、共通するところがあるのではないのか。

こういう音は、アクースティックな楽器を、どんなにいい音で録音して、
それをうまく再生しても、そういう音にはまずならない。

けれど、オーディオマニアとして快感につながっていくと感じてしまうし、
自分の音として日常的に鳴らしたいとは思わないまでも、
一ヵ月に一度、たとえばaudio wednesdayのような集まりでは鳴らしてみたい、
聴いてみたい、と思うわけだ。

このことはスピーカーシステムの音についてもいえる。
別項「AAとGGに通底するもの」で書いている、
「欠陥」スピーカーとついいいたくなってしまう、とあるスピーカーのこと。

非常に高価だし、その時鳴らしていたアンプもCDプレーヤーもまた非常に高価だった。
ラックもケーブルも同じである。
信号、電源ともにケーブルはカルダスだったようにも記憶している。

2009年12月に行われた試聴会でのことだった。
グレン・グールドのゴールドベルグ変奏曲が、試聴会が始まる前から鳴っていた。

バッハのゴールドベルグだ、ということは会場に入ってすぐにわかっても、
誰の演奏なのか、すぐにはわからなかった。

グールドっぽい、とまず思った。
でも聴けば聴くほど、グールドとは思えなくなる。
そのくらい音楽を歪めている、と感じた音である。

試聴会で鳴らされたクラシックのディスクは、
どれも感心しなかった。
改めて「欠陥」スピーカーだ、と再確認できた、と思いながら聴いていた。

それでも最後のほうで鳴らされた一曲は、すごかった。
アメリカのハイエンドオーディオのマニアのあいだで流行っているディスクらしい。

ここでの低音の鳴り方が、今回ここで書いている音と同種、同傾向の音であった。
http://audiosharing.com/blog/?p=29633


ケーブルはいつごろから、なぜ太くなっていったのか(電源の場合・その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=29636

「AAとGGに通底するもの(その8)」で書いたことのくり返しになるが、
その時鳴った音は、
左右のスピーカーのあいだに、空気の密度が急激に高まった結果の見えない硬い壁ができ、
それをこれまた、異常に硬いもので叩いた、もしくは貫いた結果の音──、
そんな感じの音だった。

ジェット戦闘機が音速を超える際に発生するソニックブームとは、
こんな感じの音なのかも、と思えるような音だった。

アクースティックな楽器では、いかなる楽器をもってこようとも、
こんな音は絶対に出せないだろう、といった低音(衝撃音に近いかも)が伝わってきた。

これはこれで快感である。
聴く快感であり、こういう音を、周りに気にせず鳴らせることができるのも、
オーディオマニア的快感のはずだ。

でも、それがグレン・グールドのゴールドベルグ変奏曲の再生には、
まったく寄与していないどころか、
奇妙な異和感をまとって鳴るのだから、やっぱり「欠陥」スピーカーとしかいいようがない。

「欠陥」スピーカーについて、また書き始めると横路にどんどんそれてしまうので、
このへんにしておくが、ゴジラのテーマ曲では、そういう面がずっと洗練されて、
音楽的な魅力をより高めているようにも感じただけに、
カルダスの電源コードでの鳴り方は、惹かれるものがあったし、
それだけでなく自作の電源コードをこれからどういじっていくかの方向も見えてきた。

8月7日のaudio wednesdayでは、自作のコードにちょっとだけ手を加えた。
そんなことは予定していなかったから、材料を持ち合わせていたわけではない。

それでも手元のモノで、どういう傾向になるのかの確認はできる。
試してみると、こういうふうに、やはり変って行くのか、ということを確認できた。

ただ、それから先に進むのかは、また微妙なところである。
それはジュリーニによるマーラーの「大地の歌」を聴いたからである。
http://audiosharing.com/blog/?p=29636


Date: 8月 30th, 2019
ケーブルはいつごろから、なぜ太くなっていったのか(電源の場合・その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=29736

ジュリーニのマーラーの「大地の歌」は、1980年代の録音である。
サントリーのCMでも使われていたから、ジュリーニの演奏と知らずに耳にしている人は多い。

オーケストラの録音といっても、
「大地の歌」と「GODZILLA KING OF THE MONSTERS」とでは、
録音時期の隔たりも大きいし、録音された音楽としてのつくりも大きく異る性質もある。

「GODZILLA KING OF THE MONSTERS」がうまく鳴ると、
オーディオマニア的快感がはっきりとある。
その快感をとことん追求していきたければ、
硬く太く重たい、しかも高価な電源コードをあれこれ試してたくなるであろう。

「大地の歌」での電源コードによる音の違いは、もちろんあった。
あったけれど、「GODZILLA KING OF THE MONSTERS」での音の違いと同じではない。

ここではカルダスの電源コードが、
「GODZILLA KING OF THE MONSTERS」の時ほど魅力的に感じない。
カルダスの電源コードが悪い、といいたいのではなく、
かける音楽の構成、つくられ方などによって、魅力的に感じたり、
それほどでもなく感じたりする、ということである。

これは私の感じ方であり、
この日、いっしょに聴いていた人が、どう感じていたのかまでは確認していない。

「大地の歌」でもカルダスの電源コードがよかった、と感じた人もいたのかもしれない。

それに、ここでの音の印象は、あくまでも喫茶茶会記でのシステムでの音の印象である。
スピーカーが大きく違えば、「大地の歌」を聴いての印象に変化がない、とはいえない。

それにここできいたカルダスは、すでに製造中止になっている。
最新のカルダスや、ライバル的なブランドの電源コードを、数種類まとめて聴けば、
また印象は変っていくであろう。

今回の電源コードの比較試聴は、余興のつもりだった。
なので、それほど時間も割いていない。
やっていて、余興で終らせたくはない、と思ってもいた。

今回の試聴では、スピーカーケーブルは秋葉原では1mあたり80数円で売られているカナレ製だし、
ラインケーブルも1mあたり200円ほどの、
太くも硬くも重たくもない、そして高くもないケーブルである。

信号系のケーブルとの相性も、そうとうにあるように感じた。
機会をあらめたて、じっくり電源コードを集中的に比較試聴してみたい。
http://audiosharing.com/blog/?p=29736  

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