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JBLアンプの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1158.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 4 月 08 日 05:50:19: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: JBLアンプ新旧プリメインアンプ対決 SA660 vs. SA750 投稿者 中川隆 日時 2021 年 4 月 08 日 05:31:15)

JBLアンプの世界


日本一音がいい ジャズ喫茶『 べイシー』 のシステム

レコード・プレーヤー  リン ソンデックLP12(最初期型)+SME3009impカートリッジ       シュアーV15タイプV 

プリアンプ   JBLーSG520

パワーアンプ  JBLーSE400S×4台

エレクトロニック・クロスオーバー・ネットワーク JBL 5230×2

クロスオーバー周波数500Hz/7kHz(-12dB/oct.)

スピーカーシステム   
ウーファー JBL2220B片チャンネル2本
            ミッドレンジ JBL375+537‐512
            トゥイーター JBL075 
エンクロージャー 底面開放型


audi1356さん曰く、

「(一ノ関の)ベイシーの音はJBLのアンプの音だと言ってもいいかも知れない。
もちろん他の要素も多分にあるんだけど、JBLのアンプなくしてあの音は出ないと思う。」

ふ〜む。確かにこうやってSA600の音を聴くと、とっても納得。それから

「ドラマーの音だ」

ともおっしゃっていた。そこはやっぱり感受性(感性)の一番強いころにずっと楽器をやっていた人ならではの感覚なんだろうな。
http://d.hatena.ne.jp/kenmihokenmiho/20070503

321:RW-2 2012/10/06(土) 11:52:31HOST:126.114.150.220.ap.yournet.ne.jp

アンプでもスピーカーでも特性だ、歪率だ、高調波だ、ナンだカンだと特性を上げていけばいくほど音楽を聴いたときの感動が薄い。心情を擽らない。引き込まれない。

古いJBLにSA600あたりを繋いだ音は、今のハイクラスオーディオから見たら擬音、騒音発生機でしかないでしょが、再生音楽のドツボとハマッてる方々も多い。やはりオーディオとは科学ではないのでしょう。

球シングルで10〜12㌅の高能率フルレンジを朗々と鳴らす。このシンプルさが案外
オーディオのひとつの終着点でしょう。ドッカ〜ン バッシャ〜ンやってた輩も歳を
取ると積上機排除、平面バフルにフルレンジと大昔に逆戻り。退化なのか進歩なのかhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1228416161/69n-

写真は上左プリアンプSG520。その下がSE400S。
右の3枚はSG520、SE400新旧二台。

未だに愛好者が居るが、これは多くのヴィンテージアンプと違いトランジスタ式である。

当初のエナジャイザー(内蔵用パワーアンプのことを JBLではこう称した)に採用されたTサーキット特許は、バート・N・ロカンシーの考案で、彼は LE15A や 075 の設計者でもある。

未だに真空管が良いとかトランジスタが良いという話が出てくるけれど、素子の違いなどはさしたる問題ではないと、これらのアンプが教えてくれる。それほど JBLアンプは良い音がした。

1963年にSE401型パワーアンプを作った時からシリコンを使ったソリッドステート式トランジスタアンプだった。コンデンサーを使っていないOCLとして、画期的な製品だった。これ以前の他社アンプは、シリコンではなく、旧式なゲルマニュウムを使っていたという時代の話だから、いかに先見性が有ったかを物語る。

また、ここに掲載したプリアンプのSG520型などは、インダストリアルデザインの点でも一級品である。これらのアンプデザインは、パラゴンをデザインしたアーノルド・ウォルフによるものである。ランシング亡き後、JBL社を引き継いだ社長のウィリアム・H・トーマス氏と、アーノルド氏のコンビは、スピーカーだけではなくアンプデザインにおいても抜群のセンスを持っていたのである。

プリアンプに比べると、JBLのパワーアンプはビルトイン方式を前提に製造されているので、デザイン的に眼を引くものではないが、写真掲載しておく次第。ロゴマークのバッジのデザインは、上の写真右中と右下の別筐体を見比べると、スピーカーと同様に新旧によって違っているのが、お解りになるだろう。

こちらはプリメインアンプでSA600型。シンプルで美しいデザインです。これまた当時、音の良さで評判を呼んだけれども、上記のセパレートアンプと同様に、当時の貧しかった日本では、とても普通の人々が買えるような値段ではなかった。

マニア達はマッキントッシュアンプとの違いをアータラコータラと語り合ってはいたが、実物を見たことさえない人達が、雑誌の記事だけを読んで、凄いらしいと言っているだけのことであった。現在のように、普通の人でも、少々無理をすれば、こういう製品を買えるということはなく、完全に不可能な時代であった。
http://fukuroo3.com/jbl14.html

827 :テンプレつくった:2011/12/22(木) 20:49:40.46 ID:X3k5oaZy

ジャズ喫茶BASIE JBL Pre/プリアンプ SG520

JBL SG520 プリアンプはその音もさることながら、オーデイオデザインの面からも最高傑作と称されています。JBL SG520をJBL社はプリアンプと言わずグラフィックコントローラーと呼んでいました。 各スイッチが、いまどの位置でどこを示しているのかが一目瞭然で機能美も鐘合わせた見事なデザインは、フロントパネルのデザインが先に出来、その後で強引に中の機構を作ったのではないか、とも言われています。

内部構造が非常に複雑でメインテナンス性が非常に悪いことが、こう言われる所以でもあります。ボリュームに代表されるような回転系のスイッチは一切使わずリニアスライドボリューム式です。 普通はロータリースイッチを用いるソースセレクター等も全て自照式のプッシュボタンになっています。また、普段あまり使わないスィッチ類はSG520フロントパネル下のヒンジドパネル内に収められています。

この、ヒンジドパネルにも細かい配慮がなされ、テープモニタースイッチなどはパネルを閉じると、自動的に(パネル側突起物により機械的に)モニタースイッチがオフになる仕掛けがされています。 このJBL SG520はデザイナー アーノルド・ウォルフの最高傑作で、氏はスイッチや調整用ノブに人間工学的要素を如何に取り入れるかに最大限気を使ったと述べています。音量調整とイコライザーは垂直方向にスライドし、 上下のスライド位置がそれぞれの増減に一致対応していました。また、プッシュ式のセレクトボタンはロータリー式のように途中のステップを経由せずに、ダイレクトに選択出来る利便性を持っていました。 プッシュ式の自照セレクトボタンは視覚的にポジションの確認を容易にしています。

1kHzのテストトーン発振器を内蔵し、F22バランスリレーとの組み合わせで、Aural Null Balancing Systemと呼ぶステレオ音量バランスコントロールを行う事が可能でした。

非常に優れたデザインと音質の両面から、発表当時大反響をよびました。1965年に、ウェスタン・エレクトロニック・ショウ・アンド・コンベンションのインダストリアル・デザインで、エクセレンス賞を受賞し、パサデナ美術館に展示されました。 JBL SG520にはパワーアンプSE400Sに仕上げと色をゴールドにしたJBL 520G、輸出用モデルで電源電圧の切替えが可能なJBL SE520E等もありました。

JBL Pre/プリアンプ SG520(初期型・後期型の違い)

JBL プリアンプSG520は機種型番が変更されずに初期型と後期型の2種類が存在します。初期型はPNP型ゲルマニウムトランジスターが使われ、後期型とはかなり音が違うといわれいます。 この音質の違いから初期型SG520のファンが多くいますが、ゲルマニウムトランジスターは耐久性がなく、電源スイッチを入れる時の電流ショック程度でも、破損する恐れがあります。 ゲルマニウムトランジスターは希少品で現在入手が困難で、実質的に修理は不可能です。このことから、古くからのJBLアンプファンはSG520に限らず複数台数同一機を所有しトラブルに備えています。

また、SG520は初期に10台の試作モデルが作られ、その中には前記したゴールド仕上げ以外にも仕上げの違うものがあったと言われています。


JBL プリアンプ SG520音質的傾向

JBL プリアンプSG520はしっかりとした骨格の明るい、これぞJBLサウンドといった音を聴かせてくれます。一点の曇りもなく低域の見事な切れ込みに始まり、高域まで綺麗に抜ける音は見事です。 JBL パワーアンプSE400Sとの純正の組み合わせは、これに一層の磨きが掛かり説得力のある音が何処までも音楽的に迫ってくるようです。

http://jbl-amp.digi2.jp/jbl_pre_amp_sg520.html


JBL PowerAmp/パワーアンプ SE460

JBLSE460パワーアンプは1965年に発売したSE400S(408S)の出力を40W+40Wから60W+60Wに増強し、1971年に登場したパワーアンプです。 SE408Sのようにエンクロージャーに組み込むエナジャイザータイプのものではなく、一般的なパワーアンプと同じボンネットが付いたタイプです。 パワーの増強以外の基本スペックはSE401と全く同一です。

また、同時にFMチューナーST860を発売しますが、この2機種をもって JBLは民生用エレクトロニックス製品から撤退します。これはJBL Amp Historyにあるように、JBLの親会社となったハーマンインターナショナルよりの強い意向でした。

1980年に、JBLブランドとしてプリアンプ JBL SG620とパワーアンプ JBL SA640を発売しますが、音・デザインともにこれまでのような高い評価を得られませんでした。 JBL アンプのファンにとっては、このSE460が実質的に最後の製品といえます。

JBL パワーアンプ SE460S音質的傾向

JBL SE400S/SE408Sと同一です。


■型式 ステレオパワーアンプ
●実行出力:60W+60W(8Ω)
●外形寸法:w378 × H110 × D160(mm)

http://jbl-amp.digi2.jp/jbl_pow_amp_se460.html


JBL アンプの歴史

JBLはご存じにようにスピーカーメーカーとして、1946年にジェームス・B・ランシング (James Bullough Lansing)により設立され、多くの歴史的名機と呼ばれるスピーカーユニットやスピーカーシステムを開発してきました。

JBLはスピーカー以外にも、1960年代にもうひとつのオーディオの歴史にその名を残す名作アンプを開発しました。JBLのアンプの歴史は1969年のハーマンインターナショナルのJBL買収によって、1971年にパワーアンプJBL SE460、JBL FMチューナーST860を最後にその幕を閉じることになりました。

それは、ハーマンインターナショナルの直系子会社であるハーマンカードン製品を重視の戦略、それからくる圧力と、JBLの民生用エレクトロニックス製品(民生用アンプ)事業が赤字続きであった、2つの要因からでした。

プリメインアンプ(インテグレートアンプ)プリメインアンプSA600、SA660、プリアンプJBL SG520、パワーアンプJBL SE400S、JBL SE408Sと、ハイエンドオーディオを語る上で、これからは、いずれも忘れ去られることのない名作揃いです。

華やかなJBLのスピーカーの歴史の陰に隠れてしまいがちなJBLアンプですが、それらは現在でも多くのオーディオマニアに支持され続けてています。

JBLアンプは非常に高い評価を受けた素晴らしい製品であったにも関わらず、ビジネス的なJBLコンシューマーエレクトロニックスの失敗、あまり日の当たらない存在となってしまいました。

1963
ゲルマニュウムトランジスター使用のパワーアンプJBL SE401 発売

1964
スライドボリュウムとプッシュボタンスイッチで構成したプリアンプJBL SG520 発売

1965
全段直結差動回路=JBL/Tサーキットを新開発。
パワーアンプ JBL SE408S、JBL SE400S。
プリメインアンプ(インテグレートアンプ)JBL 600 発売

1969
プリメインアンプ(インテグレートアンプ)JBL 660 発売

1971
パワーアンプSE460、FMチューナーST860を開発・発売。これを最後にコンシューマーエレクトロニックス製品から撤退

1980
新世代のJBLアンプ プリアンプJBL SG620/パワーアンプJBL SA640を開発・発売
http://jbl-amp.digi2.jp/index.html
http://jbl-amp.digi2.jp/jbl_amp_history.html


JBL アンプ 設計・デザイナー

バート・N・ロカシー (Tサーキット産みの親)

バート・N・ロカシーはジェームス・B・ランシングとともに、JBLのエンジニアの中で重要な人物です。当初は、音響機器コンサルタントとしてJBLの製品開発に携わり、 ジェームス・B・ランシングと直接会っている数少ないエンジニアです。ジェームス・B・ランシングが、1952年に亡くなり、8年後の1960年にJBLの技術担当部長 (後に技術部門担当副社長)に任命されていますが、正式のJBLに加わったのは、それよりずっと以前の1954年頃だと言われています。

JBLのアコースィックレンズは バート・N・ロカシーの設計といわれており、JBL HL-90、巨大なあの有名なJBL HL-88などもロカシー氏の手によるものです。 初期のJBLユニットは、何らかの形で設計に加わっていると思われますが、ロカシー氏自身のインタビューでは、

「最初から最後まで自分の意志が貫かれた製品は、 LE15と075でけである」

とも答えています。これから類推すると、他の製品は設計にアドバイスとして協力したり、共同作業であったと思われます。

スピーカー以外に、バート・N・ロカシーはJBL民生用エレクトロニックスの開発を指揮する立場でもありました。その中の重要な業績に、Tサーキットを採用した JBLパワーアンプSE400Sの設計があります。

このTサーキットは、オーディオ用アンプとして、最初にコンプリメンタリー出力段を採用し、その後Tサーキットは 多くのアンプメーカーにコピーされ、内外のパワーアンプ回路に大きな影響を及ぼすこととなりました。NFB量を最小限に抑え、広帯域の様々な負荷条件においても 処理能力を持つTサーキットは、極めて直線性が良く、歪み率も低く、安定性も良く、画期的でありアンプ設計のスタンダードとなりました。

Tサーキットの実質的な プロジェクト・エンジニアにはアレン・ディレックの名もがありますが、Tサーキットの特許申請はロカシー本人となっています。 1970年にJBLを離れるまでの間、数々のJBL製品を産みだしました。JBLを離れた後、ガウス社、パイオニアTDシリーズ等の開発に携わり、 1986年〜1987年AES(オーディオ・エンジニアリング・ソサエティ)の会長も務めました。

アーノルド・ウォルフ (パラゴン〜SG520 美の巨人)

アーノルド・ウォルフは、いまでこそインダストリアルデザイナーとして、オーディオ界を越え有名ですが、正式にインダストリアルデザインを学んだことはありません。 カリフォルニア大学バークレイ校で舞台美術と装飾美術を学んでいます。そんな、アーノルド・ウォルフが、JBLのために最初に仕事をした時、まだ、A.ウォルフは カリフォルニア・バークレイにインダストリアルデザインの事務所を開いたばかりの頃でした。

それは1956年の8月頃に、W・H・トーマス(当時JBL社長)から依頼されたJBLD216とJBL075で構成された立体的な造形を持つJBL D42020ベルエアーでした。

当時、JBLスピーカーシステム設計者R・レインジャーから湾曲反射パネルの音響的重要性と問題点を教えられたA.ウォルフは、アイディアスケッチに2週間を費やします。 アイデアとその構想が固まるにつれて、ただの図面だけでは表現出来ないと感じ、1/12の模型を制作します。A.ウォルフはそのサンプルを靴箱に入れロサンジェルス行きの夜行列車に乗り、 翌朝JBL社に持ち込みます。そして、生まれたのがJBL D44000 です。

この成功によりアーノルド・ウォルフは、1957年からJBLにコンサルタント・デザイナーとして迎えられ、13年間に渡り数々の名作デザインを生み出します。

JBLスピーカーシステムとして、L88ノバ、

そしてアンプでは

JBL メインアンプSE401リアパネル面デザイン(スピーカーエンクロージャーに組み込むことが前提のアンプだったため、アンプ内部は剥き出し状態だったため、リアパネルのみのデザイン)、SE400S、

そして、アーノルド・ウォルフ傑作中の傑作と評されるSG520、SA600等です。

また、1960年半ばから使われている感嘆符「!」と「JBL」の文字を組み合わせた、有名なオレンジ色の「JBL」のロゴマークも、アーノルド・ウォルフの手によるものです。 その後、アーノルド・ウォルフは1970年にJBLより副社長として招聘され、社長を経てリタイヤしています。
http://jbl-amp.digi2.jp/jbl_amp_desi.html

JBL PowerAmp/パワーアンプ SE400S/408S

JBLSE400S と SE408S は、JBLのパワーアンプを代表する製品です。

この2つのJBL パワーアンプ違いはSE400Sがボンネットカバーがついて 単独独立で使える一般的なパワーアンプであるのに対し、SE408SはJBLスピーカーエンクロージャーに組み込み用でリアパネルしか付かず内部は剥き出しの状態です。

SE400SとSE408Sの内部構造は、ほぼ同一です。また、ダイキャストフレーム部分は前作JBL パワーアンプSE401と同じですが、内容は全くの別物です。

これまでトランジスターはゲルマニュウムでしたが(前作SE401も)、SE400SとSE408Sは当時新しい素子であったシリコントランジスターを採用しています。 型番末尾の「S」はシリコントランジスター(silicon transistor)のSを示しています。 JBLはこのシリコントランジスターを用いTサーキットと呼ばれる前段直結作動回路を開発、このJBL パワーアンプSE400SとSE408Sに搭載しました。 Tサーキットと呼ばれる、JBLオリジナルの OCL(アウトプット・コンデンサー・レス)のピュアコンプリメンタリー回路は、トランジスターのメリットを最大限に発揮させる回路です。 トランジスターにある極性の違う2つのタイプ(NPNとPNP)、この極性の違いを巧みに利用し組み合わせているのがTサーキットの特長です。 広帯域の様々な負荷条件においても処理能力を持つTサーキットは、極めて直線性が良く、歪み率も低く、安定性も良く、画期的でありトランジスター・アンプ設計の原点となりました。

SE400SとSE408Sはダイキャストフレームがパワートランジスターの放熱板を兼ねる合理的で巧みな設計によりコンパクトに仕上がっています。 SE408Sはエナジャイザーとしてエンクロージャーに組み込むことが前提で、当時、一部のJBLスピーカーシステムのエンクロージャー背面には、SE408Sを取り付けるための切り掛けがありました。 JBLのスピーカーシステムに応じて各種のイコライザーボードが用意され、挿しかえることでパ ワーアンプとスピーカーを含めた周波数特性を、JBL推奨の理想的な特性にコントロールするイコライザーボードです。 また、このイコライザーボードは更に巧みに設計され、挿入方向を変えることで1枚のボードがイコライズドとフラットの2つの特性が得られるようになっています。 ボンネット付き
http://www.audiosharing.com/blog/2009/12/


詳細は

ジャズ喫茶「ベイシー」の選択 _ JBLの本当の音とは
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/402.html  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 中川隆[-5918] koaQ7Jey 2021年4月08日 08:23:22 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[9] 報告
実はボク、audi1356さんのお宅ではサブシステムでJBL C38を同じくJBLのSA600で鳴らされていることしか聞いていなくて、どんなメインシステムなのかはこの時点で全く知らなかった。

パリッとしたいい音がしてたなぁ。CDの音も凄く良かった。

SA600の音を初めて聴いたけど、力強くしなやかで、迫力満点。しかも、美しい。
いいアンプだなぁ。

audi1356さん曰く、

「(一ノ関の)ベイシーの音はJBLのアンプの音だと言ってもいいかも知れない。もちろん他の要素も多分にあるんだけど、JBLのアンプなくしてあの音は出ないと思う。」

ふ〜む。確かにこうやってSA600の音を聴くと、とっても納得。それから

「ドラマーの音だ」

ともおっしゃっていた。そこはやっぱり感受性(感性)の一番強いころにずっと楽器をやっていた人ならではの感覚なんだろうな。

「じゃ、そろそろ上に行きましょうか」というaudi1356さんの後ろについて2階に上がって「どわぁ=!」

HL88が最初に目に飛び込んできた。

「うわぁ〜。蜂の巣だぁ。でけぇ〜!」

初めて実物の蜂の巣と対面して、いきなり興奮値はレッドゾーンに飛び込んでしまった。

いやぁ〜。まいった。凄い。かっこいい。素敵っ。欲しいっ!

箱はタテマツ音工製の4530。ウーファーは2220B。蜂の巣HL88にはもちろん375。そして075。すべて16Ω。
率直な疑問をaudi1356さんにぶつけてみた。

「なぜ16Ωなんですか?」。

audi1356さん曰く

「16Ωのほうが自然な音がすると思う。例えば、075。よくうるさいっていう人がいるけど、16Ωの075は決してそんなことはない。」

一階のC38のD130と075も16Ωだそう。なるほど。

低域を鳴らすMC-501

中域を鳴らすMC-2500

高域を鳴らすMC-7150とアキュのチャンデバ

プリはレビンソンのML-1

CDPはスチューダー

EARのフォノイコ

ガラード301。アームはオルトフォン309とSMEのプロトタイプ。

「ボクはSPUフェチだから」とaudi1356さん。赤箱がずらり。プラシェルのSPUって独特の艶があって美しい。GTとGEを使い分けていらっしゃる。

SMEにはCG25D。残念ながら調整中。このSMEのアームは初めて見たなぁ。SPU用のSMEがあったなんて知らなかった。


そのSMEのプロトタイプはもう1本あってお土産にもらった(ウソ)。ピンボケしちゃったけど、この不思議なシルバーのシェルがなんともかっこいい。ゼロバランスも簡単に取れるようになっていて、とても使い易いそう。

ビッグバンドを中心にレコードをかけて頂いたんだけど、いやはやなんとも気持ちのいい音でした。印象的だったのがベース。とにかくよく弾む。バックロードホーンの音をちゃんと聴いたのは初めてだったけど、プルンプルンと軽快そのもの。audi1356さんはコーン紙の軽さを含めた2220Bの素性の良さと同時にバックロードホーンをドラムに例えて説明してくれた。バスドラはキックする面の向かい側のヘッドに穴を開けることが多い。それは音抜けをよくすることが主な目的だけど、それと同じだと。そうやって2220Bは前後に思いっきり自由に動くことが出来る。なるほど。

そして、なんと言ってもラッパの音の痛快なこと。とにかくこっちに向かって飛んでくる。トランペットは特に快感。「やっぱりずっとラッパ吹いてたからね」とaudi1356さん。「どうしてもオーディオって、その人の好きな音になっちゃうみたいです」とも。

今思い出してみても、強く優しい音だったように思う。ビッグバンドの音がバーンと塊になって迫ってくるんだけど、刺激的な成分が全く無く、あくまでも音楽を奏でる。スイングする。音量を上げても気持ちいいだけ。うるささは微塵もなく、オーディオ的快楽があるのみ。


楽しく、刺激的なひと時をありがとうございました。
また(間違いなく)お邪魔させて頂きたいと思いますので宜しくお願いします。

あ、そういえば、ノラ嬢の赤盤がすでにaudi1356さん宅にはあった。「ど、どうしたんですか、これ」「いや、もうアメリカでは出てるから」「。。。。。流石。」

dakkun 2007/05/04 19:13
ウーッス!! kenmihoさんお疲れ様でした。淡々と飲んでらしたんでぜんぜん酔ってないと思ってたら2件目で突然カクッとなったのでちょっとビックリしてしまいました。

Five Starsの選曲は我々が酔っていたことを差し引いてもホントすばらしかったと
思います。次の日すかさずビクターフェルドマン買っちゃいました。
うまい酒を飲んで、いいジャズきいて、ジャズとオーディオについて語るってボクの日常ではほとんど初体験だったんで、ホント楽しかったです。
ぜひまた飲みましょう!!

それとこのaudi1356さんのシステムはすごいですね
130Aと175DLHのハークネスは何度か聞いたことがありますが
375と蜂の巣+075のバックロードって・・。うーん、激しく聞いてみたい反面、
ショック死しそうでコワイような・・。

ホント楽しかったです。


kenmihokenmiho 2007/05/04 19:22
んじゃ、ボクもウーッス!!
いやホントすんません。2件目で一瞬落ちたのをかすかに覚えています。
でも楽しかったですねっ。また行きましょ=!
dakkunさん宅にも襲撃したいなぁ。
ジーン・アモンズを是非!
類似コラーニ 2007/05/04 19:24
おっとesl付き・メタルナイフエッジの09ですね。そのボードじゃあ124向きですね。ウチのにそっと載せてあげたい...。
kenmihokenmiho 2007/05/04 19:29
eslとは何ですか?
流石SMEって感じで、とっても美しいアームでした。
明日、宜しくお願いします。m(__)m
audi1356 2007/05/04 19:29
>kenmihokenmiho さん
昨日は遠路はるばるお越しいただきありがとうございました。
ベイシーのノリを楽しんでいただけたようでヨカッタです。
また機会があれば是非遊びにいらしてください。お待ちしております。
kenmihokenmiho 2007/05/04 19:34
こちらこそ、本当にありがとうございました。
貴重な体験をさせて頂きました。
そして本当に楽しかったです。ビッグバンドって素敵ですねっ!
是非またお邪魔させて下さい。(次回は人数が増えると思いますが。。。)
audi1356 2007/05/04 19:38
>(次回は人数が増えると思いますが。。。)
うっ、まずい。来客用のイスを買わねば..

cozy 2007/05/04 19:40
うーん、いいですねぇ〜〜
凄いですねぇ〜〜
類似コラーニ 2007/05/04 19:41
ウチのもアウ爺なので、お仲間に入れては頂けませんか?
kenmihokenmiho 2007/05/04 19:44
アウ子、アウ太郎、アウ爺でトリオですね。
アウ太郎はV6でしたぞっ!
類似コラーニ 2007/05/04 19:52
しかしこれは非常にまずい展開です。特級技能士の試験で三菱電機さんに行った時を思い出してしまった。手に脂汗です。
kenmihokenmiho 2007/05/04 21:13
cozyさま
ビンテージJBLはなんとも深淵な世界ですね。
今回バックロードホーンにとても興味を抱きました。ハークネスを
cozyさんが愛する気持ちが少し分かったような気がしました。
cozy 2007/05/04 22:43
学生時代に聴いた吉祥寺の「赤毛とソバカス」だったか? は
4530+2220+2420+小型のストラントホーンレンズ(JBL暗号忘れ)でした
「タワーオブパワー」のベイエリア・ファンクのベースとドラムのウネリとブラスの厚みのある鳴りっぷりは今でも耳に残ってます。

4530の方がバックロードではパワフルな印象があります。
やはり低域をドライブするアンプの制御力が物をいうようです。
類似コラーニ 2007/05/04 23:16
ここのブログでタワー・オブ・パワーの名前が出るとは!昔は良く見に行ったもんです。ハコの中でギュウギュウ詰めになりながらブラスを浴びる。血が沸いたもんです。それが今では老眼が進み、↓の”画像内の文字列を入力して下さい”が良く見えない有様...。
学園天国 2007/05/05 00:04
プロ用バックロードホーンで素直に物量投入するとaudi1356さんのようになるわけですね。Satoさんの将来が伺えるシステムです。クロスオーバの設定は500/7Kくらいですかね・・

dakkunさんのサブリンとは菅原さんがOffで使うというやつですね。ドライバは同じでしょうか。でも別物に鳴るんでしょうね・・


結局れろれろ男爵最強ですけどw


こだわり無く音楽を聴くのはらしいです。>Cozy
audi1356 2007/05/05 00:51
> クロスオーバの設定は500/7Kくらいですかね・・
Bingo! です。さすがに学園天国さん...スルドイです。
2220B は意外に上が伸びているので 1K ぐらいでも十分鳴らせるのですが、やはり 375 のおいしいところを聴くためには定石通り 500 のクロスになりますね。
ひぃ〜 2007/05/05 01:10
16Ωかぁ・・・いずれおいらも・・・らんらんらららんらんらん
学園天国 2007/05/05 01:42
恐れ入ります。数少ない経験値を基に妄想しておりますw>audi1356
勉強になります。

ごめん。Smooth Criminalのリフにしか聞こえないw>ひぃ〜
sato 2007/05/05 03:21
勤労中年は今お帰りですよー!疲れました。
いやぁ、見てはいけない物だらけじゃないですかwww
アブナイアブナイ・・・
sato 2007/05/05 03:41
オーディオと全く関係ありませんが・・・・・・
audi1356さ〜ん、バリゴの気象計ですね!ボクも同じの愛用してま〜す。
audi1356 2007/05/05 08:33
> sato さん
GW 中のお仕事お疲れ様です。
> バリゴの気象計ですね
格好は良いのですがウチのはどうも気圧の表示が高すぎるような..よろしければ次回は kenmiho さんと一緒においで下さい。
kks 2007/05/06 14:02
ここ最近、皆さまの凄さに圧倒される思いです。
スゴイ..

kenmihokenmiho 2007/05/06 14:06
こんにちは、kksさん。
本当に皆さん凄いですね。ボクも圧倒されています。
昨日、また凄い音を聴いてきました。今書いてるところです。
もう一発、圧倒されてください(笑
http://d.hatena.ne.jp/kenmihokenmiho/20070503

2. 中川隆[-5916] koaQ7Jey 2021年4月08日 08:25:14 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[11] 報告
JBL SG520の整備 2015-05-03
http://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/0ea407b749bdec5c3a6ea2555c17be85?fm=entry_awp
 有名なJBLのプリアンプSG520です。

デザイナーはJBLパラゴンやSA600のアーノルド・ウォルフ。

 縁あって拙宅に来ました。実は同じ個体で2度目、いわば出戻りです。

 出ている間にプロの手によるメンテナンスを受けています。
内容はアンプ基板の電解コンデンサーの取り替えでとても良好な結果だったとのことです。

久々の我が家での音出しでしたが残念ながら(一度は手放したのを恨んでいるのか)不具合発生。片CHに結構激しいノイズが混じる。

Trアンプに関しては全くメンテナンスしたことはありません。貴重なビンテージアンプを壊さないようにしなくては、、。

 一番気を使うのは絶版Trで、特にこのアンプはゲルマニウムTrを多用している関係で壊すと厄介です。またプリント基板の箔の剥がれにも気を使います。

 アンプ基板は中央のシールドを兼ねた筐体を挟んで2階建てです。プッシュSWにはランプが組み込まれこのランプ点灯のために別の整流回路があります。

 このアンプの意匠を決定づけるスライドボリュームは不良が多く発生しこのアンプも一度1ヶ所を交換しています。カップリングの電解コンデンサー不良によるDCのもれが原因と思われます。

カップリングコンデンサーは電解コンデンサーでフラットアンプだけで片CHで7個使われています。電解コンデンサーの音を聴いているようなものか??

 さてトラブルですが全く原因がわからない。ラインアンプからだというのははっきりしています。しょうがないので動作させながらパーツを爪で弾いてみると、ラインアウト真近の2N508からノイズが出ます。どうもこの付近が怪しい。

テスターで電圧を測定してみると定電圧回路の電圧が3V高い。あれこれテスターを当てているとバリっと音と共に静かになりました。。やってしまいました。貴重なTrを破壊してしまったみたい。

恐れていたことが起きてしまいました。ゲルマニウムTrの2N508のご臨終を確認。。

 あわててネットオークションで探すと数社出品しています。確か入手困難だったはずと思いながらも落札して待つ事2週間(UKはとにかく時間がかかる)。
やっと届いた2N508は説明の写真とは似ても似つかぬ形状、やっぱりか〜。

おまけに2N508ではなく2N5087です。とほほ、。

交換すると幸いにも音は出ました(とにかく良かった)。左右の音が違ってしまうことを考えて複数注文しています。でもこれは使いたくないので辛抱強く探すことにします。

 ところが再度問題発生。無事だったはずのもう片CHが低周波発振、まるでモーターボーティングです(最近多いなぁ)

これには困りました。トーンコントロールを動かすと周期が変わるのでこの部分をパスすると発振は治まります。しかし怪しいと睨んだコンデンサなどを交換しても一向に改善しない。

ほとほと困って以前この個体を整備された方に教えを請うと、、「他のSG520でも発振に悩まされた事がある」「基板から出ているワイヤーをシールドするなどして対応した」とのこと。

早速ワイヤーを振ったりつかんだりするもびくとも(?)せずに発振し続ける。やがてTr交換した方も発振するようになってしまいました。

そのうちに回路図と現物のトーンコントロールの接続が微妙に異なることに気づきました。メンテされた方はこの部分は触っていないとのこと。また片CHのBASSのスライドボリュームにはRが外付けされています。これはどういうことか??

トーンコントロール回路の入り口と出口には電解コンデンサーでしっかりと区切られているのでとにかく闇雲に触っているとBASSのボリュームの中点からアースするとおさまります。(理由はワカラナイ)

外付け抵抗を外し回路図通りに接続を変更しても安定しています。トーンコントロールもすべて機能する。対症療法でとにかく発振は抑え込む事ができました。

最初のノイズは不定期に発生することがありまた爪ではじくと治るパーツがあります。スチロールコンデンサーあたりが怪しい。これはもう少し様子を見ていずれ交換しようと思います。

2N508はデッドストックらしいのがebayで出品がありましたので懲りずにまた落札して到着を待っています。

 整備をしているといつもの事ですが次第に愛着が湧いてきます。SA600,SA660用はレプリカをよく目にしますがSG520サイドの木製ボードはなかなか見当たりません。

見た目が命(!)のアンプですので自作してみます。
採寸してホームセンターで合板を切ってもらって突き板を貼って塗装しました。


ちょっとピカピカすぎます。やっぱり塗装は難しい。


 試聴中にノイズが混じるとフタ開けて基板上のパーツを爪で弾いてみる。
と大抵はどのパーツでも基板でもバリバリ言います。

そのうちEQ回路の初段の2N508がぐらぐらしているのを発見!
点検すると基板からハンダが浮いていました。

足を磨いて再ハンダ付け、、。っと治ったようです!


ライン入力のノイズなのになぜEQのトラブルが原因なのかは不思議ですが電源へ接触不良のノイズの混入によるものと解釈。

 phonoにしてみると左右chのホワイトノイズの出方がかなり異なっています。
基板を見比べるとノイズの多いAchのTrが違うものに交換されています。。

やっぱり半世紀以上経過したものですので色々な手が入っている。

絶版Trの入手は絶対不可能、、ではないようです。
EQアンプは2N508 x2 2N2614x1の3石。がんばって探してみます。

 オークションに出品し一度は落札されたアンプが返されてきました。


UESUGI U-BROS1 プリアンプです。

実家に戻されたのは「バランスボリュームを右に回し切ると音が途切れる」というものでした。

音出しすると確かにそのような症状が出ることがありました。Youtubeに動画をアップした時には確認できませんでした。

説明が無かったとの指摘でしたので商品代金、送料、振込手数料を返却し送り返して(当然着払い)もらいました。

 毎度のことながらオークションでは出品する方がずっと気を使います。このアンプは1975年発売ですのですでに製造して40年経過しています(多分初期型と思われる)
UESUGI社のアンプとしては1800台売れたヒット作で先日ご逝去された上杉佳郎氏の初期の代表作。2階建基板にCRを配置し、真空管は筐体に固定し配線している。ちょっとJBL SG520と似ています。

外国製品のような妖艶さ(?)は感じませんが、高価なそして日本製品特有の堅実さがあります。RCAにプラグを差した時やロータリースイッチ、ボリュームを回した時などに。

ガリオームのクレームで戻ってきたのは全く残念な事です。40年も経過すればやはり部品の劣化は避けられない。私たちは価値あるオーディオ製品をメインテナンスし、稼働させることでビンテージオーディオを楽しんでいます。

一方で不特定の方にそのような(古い電気製品)を売却することは大きなリスクを伴います。音が出ないなどはまだいい方で出火、漏電、爆発(!)と悪く考えればキリがありません。

入手された方がそのような状況を認識されて私達と同じように製品に接していただければいいのですが。。やっぱり都合の良い幻想でしょう。

ノークレーム、ノーリターン、ジャンク扱い、などはなるべく書きたくなかったのですが自分の身を守るためには必要なのかもしれません。

 この個体は正面から見たときにウッドケースの縁が薄いのが特徴です。(他では見たことがない)BRAUNのスピーカーもそうですが額縁が薄いのは個人的にはとても気に入ってます。JBL SG520も正面からは見えません。オートグラフも見えるところはほとんどサランネット。

 しばらくUESUGIプリアンプを楽しんでまたJBL SG520に戻すと、、Bchから音が出ません!

また何処かの接触が不良になったか、などとのんびり構えて(オークションでは許されないなぁ)いじってみましたが一向に回復しない、、。入力を変えても同じ。嫌な予感がします。

基板を外すのにも慣れてきました。

素人の悲しさでどうやってチェックしたらいいか分からない。とりあえずパーツと基板を触ってみる。(プロはどうするのだろう?)

人体によるシグナルトレースを行うと3段増幅のラインアウトの2N508をさわると大きなノイズが出るのでこの段は正常動作している様子。ライン入力なのにEQを触ってもノイズが出るのは不思議。。

そのうちトーンコントロール直前の2N3215がえらく熱くなっているのに気づく。(写真の左側の大きなTr)ところでこのTrはラインアウトの終段(写真の右端のTr)と一緒のはずです。

あーやっぱり交換されて違うのがついている。2N3215もゲルマニウムTrです。

電源落として冷えると暫くは回復するがそれも一瞬でまたダウンする。
低周波発振もここが問題かもしれない。

ebay見たら出品されています。当時物が来ることを祈りつつ落札しました。

2N3215 VCE=-30V,PC=14W,IC=5A,fT=300kHz


英国から届いた2N508 モトローラ製です。
JBL SG520の古いモデルには黒色のGE製が使われています。

まともなのが来たようでほっとする。
早速入れ替えました。かわいそうな(?)2N5087となぜかEQに入っていたTrと。

2個交換してAchはすべて回路図通りのTrとなりました。phonoポジションのホワイトノイズもかなり軽減しました。増幅率がかなり異なるTrだったようです。

ところで今はBchも正常稼動している、、、。
でもパーツが届いたら当然交換します。その他気になる抵抗もあります。

モトローラの2N508が到着した翌日に本命が来ました。。

GE製2N508ブラックヘッド(勝手に命名)です。運良く5個入手できました。
JBL SG520には8個使われています。これで暫くは大丈夫でしょう。

2N508はEQの初段と次段、ラインアンプの初段とトーンコントロールを受けるアンプの初段に使われていてこのアンプのマサにキーパーツ。

「電解コンデンサーの音を聞いているみたい」などと悪口を叩きましたがゲルマニウムTrでDCアンプを構成するのはなかなか大変(安定度などで)みたいです。にもかかわらずこのアンプが愛されるのは意匠以外でも魅力があるからと。

ゲルマニウムTrで必要以上に大きなTrを使ったのは耳で聞きながら素子を選んだのでしょう。

翌年の1965年にはシリコンTrのTサーキットのSE400Sが登場します。

その後もJBL SG520は結構長い間作り続けられたわけで回路変更は無かったし改良バージョンも出されなかった。

残念ながらJBLはアンプ部門を止めてしまうわけですがもし作り続けていたら、、興味は尽きません。(ホントは作ってました)


1980年に発表されたJBL SG620です。今となってはSG520よりもレアです。
でも人気は今ひとつでいかにオーディオ機器はデザインが大切かを証明した(?)アンプ。


こちらはJBL SG520です。

整備途中ですがJBL L75 MINUETを繋いで聴いています。
メインアンプは同じくJBL SE460。

かなり硬化したランサロイゴムエッジのLE8Tです。新旧LE8Tは様々なエンクロージャーで聴いてきましたが、、これは!!よく鳴ってます。

JBLだし同世代(MINUETは1966年発表)だから当たり前?
LE8T独特の高域の癖がほとんど感じられません。
これならランサー101なども相性良さそう。

USAから届いた2N3215(semiconductors)です。箱入り!

箱の中にはさらに3つのパッケージが入っています。

本体、ネジ類、マイカ

貴重品ということがこれでもか!と伝わる。いつ頃の製品かわからないが2015年まで保存されて激安で販売されるとは、、。

 Bchの異種Trを2N3215に交換しました。対症療法の発振対策配線も外しました。問題なく稼働します。よかった。

日常的に使用して様子を見ることにします。

、、やっぱりBchが不調です。正常動作していて時間が経つと(どれ位かは未だ不明)音が出なくなる。根本原因は交換したTrではなかったようです。

ラウドネスSWを入れたら出なくなることもありました。フラットアンプ前段がやはり怪しい。

交換していなかったライン出力調整VRの電解コンデンサーを置き換えます。大きなフィリップス製と思われるもの。

激安コンデンサーはちょっと容量がオーバー、形も大きくなってぎりぎりで収まります。この美しいコンデンサーを見ると欧米を感じる。

現在は両ch正常に鳴っている。いつも音が出ないわけではないので困ります。

 午前中から10時間以上経過しましたが不具合は発生していません。


後日談
テープモニターSWが不調だった可能性があります。
下段の扉を閉めると自動的にOFFになりますがこの部分の不具合だったか?
http://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/0ea407b749bdec5c3a6ea2555c17be85?fm=entry_awp

3. 中川隆[-5915] koaQ7Jey 2021年4月08日 08:26:08 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[12] 報告
JBL SE400の修理(1)2016-04-24
http://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/fc423e84d8bab0ba2799a8158bf8f4e4
 JBLは有名な高級スピーカーメーカーですが、かつてはアンプも作ってました。

JBLスピーカーはデザインが秀逸で美しいのが特徴ですがアンプも同様できっちりデザインされています。

 最初のアンプが発表されたのは1963年頃で当時は真空管アンプがほとんどの時代でした。

JBLはソリッドステート(トランジスター)を採用した世界最初のメーカーの一社でまた数年後にはTサーキットと呼ばれる現在のアンプにつながる画期的な回路を発表した先進の会社です。

 アンプは数年間作られてその後は撤退しましたが、数種類あるアンプの最初に発表されたのがJBL SE401というメインアンプでした。

 JBLのメインアンプはスピーカーに組み込まれた状態で使用する形態を取っていて名称もエナジャイザーと呼ばれ、スピーカーに適したイコライザー基盤を搭載することで音色を作っていた。スピーカーに組み込むため露出する所のみのデザインだったが、単体で動作させることを目的にした製品はケースに組み込まれています。

 今回のJBL SE400は SE400S(ケースに組み込まれてTサーキット、シリコントランジスター採用)と同様のケースに組み込まれたアンプでゲルマニウムトランジスターを搭載しています。

内容は JBL SE401,402(この2種類の差は不明)と同様でとても珍しい。

大体型番が「400」で一番若い番号。
これは既に「歴史的な」という文言が付いてるJBLアンプの「最初のアンプ」だった可能性が大。

 デザイナーは(多分)パラゴンやJBL SG520で有名なアーノルド・ウォルフでこの古いアンプの最大の魅力となっています。


 出力回路はSEPPですがTrがパラにそれも同種類のものが上下にあります。SEPPはPNPとNPNの組み合わせで構成されるはずですが、、

 同種Trでも位相反転で工夫すれば可能というわけでこの位相反転にはなんとトランスが使用されています。さすがにソリッドステート黎明期のアンプで初めて見た回路です。

 同様な回路を探してみると、、1972年発行の初歩のラジオ別冊 初歩のステレオ製作技術 にキットの解説として載っていました。「トスカ」「日本サウンド」のプリメインアンプでも採用されています。なおこの2社のアンプは出力にも電解コンデンサーアリでやっぱり時代を感じます。

 他の記事を見ると準コン、純コンまでありアンプの序列がはっきりしていて「いつかはクラウン」などという名コピーを思い出すような熱気あふれる夢多き世界。

 今は「日本サウンド」だけど一生懸命貯金していつかは「ラックスキット」を買うぞ〜。なんて、、。

 ちなみに「JBLのアンプ」なんて雲の上の存在で(価格も桁違いだし)現物も見たことがないわけで。雑誌の写真を見て故瀬川冬樹さんの試聴記事を読んでオーディオ少年たちは妄想に耽ってました。(と思います。何せリアルタイムではないので)

 さて入手した個体ですが、、バリバリのジャンクで動作しない。


 両サイドの黒色カバーの中には


 一方は電源トランスと整流ダイオード、トランスの下には回路ヒューズが4本、電源AC関係。ヒューズホルダーの蓋が無い!のでとりあえず手持ちの似たのと付け替えた。

 もう一方は整流用電解コンデンサー(2000μF)2本とその下にインターステージトランス(さすがは世界初のトランジスターアンプ、真空管アンプでもインターステージトランスは超古典)

 今日はパネル磨き頑張りました。中身はどーでもいいです。嘘です。

 メイン基盤の裏です。結構来てます。

 出力トランジスター群

 回路ヒューズは電源トランスの下にあります。実は裏パネルのシリアルNo部分の樹脂板が溶けてるのが不思議でしたがどうもこのフューズの過熱が原因のようです。構造ははっきりしませんが切れるとランプが点灯するのではないかと思われます。一番端のフューズが切れたのか直結(!)状態だった。

 このランプ付きフューズは検索したのですが発見できず。普通のスローブローフューズと入れ替え。

 出力トランジスターは2個損傷していました。しかし4個はオリジナルのようだが2個は適当なものが付いている様子。パラ接続を1個にしてみる。

 これでインターステージトランスに信号を入れてみると両ch出力されます。しかしドライブ基盤は1枚は損傷している様子。片方だけでも動作してくれれば比較して不具合部分が見当がつくのでありがたい。

 こんな状況で土曜の夜を楽しみました。Beatlesをモニターしながら。
 基盤の中の電解コンデンサーは全滅の模様です。(電圧を上げるとダウンする)Trとともに手配しなくては。。

 とりあえず手持ちの近似値のphilipsの電解コンデンサーと交換した出力段の基板。やっぱり舶来の(死語)コンデンサーは美しい。。

 ドライブ基板と出力段基板を左右混ぜて接続して出力にDCが出てないことを確認してしばらく聴いていました。

 。。いいかもしれない。。ゲルマニウムマジックか?
http://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/fc423e84d8bab0ba2799a8158bf8f4e4


JBL SE400の修理(2)2016-05-02
http://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/85521f79274337e74fcaec018562cd0c
 出力段の基板は修復できたのですが(出力Trを差してみて両ch動作した)ドライブ基盤は両chとも不動になってしまいました。途中までは一方は動いてたのですが、、。

 Trをまた壊した可能性が高いと思いますので基板からはずしてチェックが必要。でも周辺のパーツ(主に電解コンデンサー)は不良と思われますのでまずここから交換していきます。

 チューブラー型の電解コンデンサーが欲しかったのですがとりあえず回路図からリストアップして隣町のパーツ屋さんまで買いに行きました。このお店は電設関係と同居して広い売り場です。こちらは地方都市ですがバイクパーツの大型店やアマチュアレストアラー御用達の店などがありとても恵まれています。

 JBL SE400に使われているTrはたった3種類(!)なのです。

 2N508
 2N1304
 2N2147


 ドライブ基板にこの3種が1個ずつ使われています。
すべてゲルマニウムトランジスターですがなんと2N1304はNPN型なのです。
ちょっとびっくり。


 日本製のTrは2SA、2SBがPNP型、2SC、2SDがNPN型だと思います

ゲルマニウムトランジスターは初期のTrで大抵はPNP型でした。

2SAは高周波用、2SBは低周波用。当時のTrは高価で貴重でしたし熱に弱かったので半田付けには気を使いました。

 さてTrは見た目では正常、異常の区別はつかず、電気的なチェックをしなくてはいけません。Trの記号は

 NPNとPNPはこのようにエミッタの矢印の向きが異なります。

トランジスターはダイオードという半導体を2個組み合わせた構造をしています。ダイオードは真空管の2極管という意味で電流が一方向しか流れない性質があります(半導体の由来)。方向は矢印で示されます。

 トランジスターをダイオードで表すとこうなります。

矢印方向しか電流が流れない、Tr記号の矢印と比較すると分かりやすい(忘れにくい)。

この模式図を見るとテスターを当てた時の電流が流れる方向が理解できます。
正常なTrであれば、、例えばコレクタとエミッタはどうやっても電流は流れない。コレクタとベース、エミッタとベースは一方向のみ電流が流れます。

 もう一つ、3本足のどれがどの電極か、、はデータシートを見るしかありません。
2N2147のようなパワーTrは本体がコレクタなのでヒートシンクに取り付けるときに絶縁しなくてはならないことがあります。

 簡易チェックはアナログテスターを当てることが多いのですが直流抵抗の低いレンジにして行います。注意するのはテスター棒の黒にプラスの電圧が来ています。このレンジで手持ちのアナログテスターをデジタルテスターで測ってみると3V台でした。

 さてこの個体ですが、ドライブ段基板のTrを外さずにチェックしてみるとあれれ、、どれも正常、、。なぜ動かない??

 2016年のGWに北海道に行ってきました。結構な強行軍だったのですがメインイベントの一つは旭山動物園の動物達に会いに行くこと。

 大混雑を覚悟していたのですが早朝から出かけたおかげでスムーズに廻れました。評判のアザラシチューブ(勝手に命名)や大迫力のシロクマの泳ぎ(というか遊び)もしっかり観れて良かったです。動物達に対する愛に溢れてました。また行きたいと思います。

 人間以外の動物の写ってない写真(右上のペンギン2羽は多分オブジェ)


 旅行中もいろいろとJBL SE400のことを考えてたことを帰って早速実行してみる。その結果、、

  ドライブ基板のNFB回路の電解コンデンサーは破損していた。

  片chの初段は2N508から2N404に変わっています。hfe値が大きく異なりますので要交換です。虎の子のGE製ブラックヘッド2N508と交換(両chとも揃いました)

 ドライブ基板の電解コンデンサーは入力部を除いてすべて交換しました。

 同世代のJBLスピーカー L75メヌエット をつないで試聴。

 よく言えば素直でおとなしい。悪く言えば平面的で抑揚に欠ける。
でも修復が完了しないと最終的な評価はできない。

 入力の電解コンデンサーを交換すると、、かなり変化あり。信号の通過する部分なので当たり前。音質向上のためにはさらなる吟味が必要だがここは歴史的なアンプということを尊重して電解コンデンサーのままで。

 しかしハムが大きい。ドライブ基板を外すと消えますのでこの段が原因。

電源のコンデンサーはそのままなのでパラに高容量のコンデンサーを繋いでも変わらず。

 そのうちインターステージのDCカットコンデンサーの両端の電位が異常に高い(交換した電解コンデンサーが耐圧オーバーでパンクした)ことに気がつき、基板からの配線が1本はずれていることが判明してノイズの原因がようやく解りました。

 今回交換したパーツです。

 注文したパワートランジスターがまだ届いていませんが、左右交換して稼働することを確認して店じまいします。


 トランジスターが届くのは10日後の予定。ドライブ段の2N2147もダメだろうと思って余分に注文してます。高いTrだったのでちょっともったいなかった。

 入手した回路図はJBL SE401の1964年バージョンです。SE400は全く同じ回路かと思っていましたが抵抗値や回路がわずかに異なります。またNPNTrも実機は2N1308(回路図では2N1304)。機種によって異なるのか変更があったのかは不明。

 ノーハムはソリッドステートアンプでは当たり前ですがやはりありがたい。

 測定もしていないですが各部正常動作の様子なので割愛。

 音質はなかなかの安定度です。あまり細かいことは知らんぷりな世界。
これはこれでいいのでは、、。初期の半導体アンプのとげとげしさは全く感じません。
(もともとそうではなかったかもしれない。初期のデジタル録音盤、初期のCDの音とごちゃ混ぜかも)


 やっぱり美しいアンプです。

 欠品だった足は小さなゴム足探して取り付けました。ウッドケースに入れては台無し。

 パネルの透明アクリルの窓から見えるのはイコライザー基板で差し込む向きでフラットアンプとの切り替えができるようになっています。

 QUADのソリッドステートアンプもそうですが当時はこの大きさで(小ささで)出力40W+40Wという大出力(!)でちょっとびっくりさせてやろう、、という意図を感じます。

 「トランジスタ」という文言は当時は「小さくて優れている」ということの代名詞になっていて日本でも「トランジスタグラマー」や「トランジスタスイカ」なんてのもありました。

 凝縮された構造、デザインはメンテナンスや生産性、製品の長期安定性には問題はあったと思いますが、この小さなアンプが1950年代の重厚長大の大好きだったアメリカで開発されたわけで、同時代のL75メヌエットも超小型スピーカーですしBeatlesのアメリカ上陸などがあった時代の流れに敏感な企業の作品だな、、と勝手に妄想。

 最先端技術は時間とともに廃れていく運命だけれどこのデザインの美しさはMarantzの#10までの機器と同様に後世まで残っていくと信じてます。

 後日談 その1

 予定より早く今日2N2147が届きました。
片ch4個早速取り付けて、4階建の基板を固定するスペーサーも切ったりして寸法合わせして取り付ける。

 左右chの音量、音質差は感じられない。JBL SE400の入力ボリュームを少し絞ったほうがJBL SG520のボリューム調整がしやすい。エッグミラーのスライドボリュームの左右偏差も目立たなくなります。

 JBL SG520との相性も良いと思う。(ただし他は繋いでないけど、、)

 初めてSTEREOで聴いての印象は片chでの印象とやはり同じで、「穏やかな」「聞きやすい」音で刺激的な要素が少なく一般にイメージされる「真空管の音」に近い。

これは意識的に音造りした可能性が高く今までの真空管アンプのユーザーに受け入れてもらうため(真空管アンプはスピーカーボックスに組み込むのは困難)採った策かと思います。

 かといって情報量が少ないボケた音とも異なりちょっと不思議な感じがします。

この音を好まれる方も多いのではないでしょうか?
JBL SG520もキーデバイスはゲルマニウム製でやはりここがポイントのような気がします。

JBL SE400Sはオールシリコントランジスターでまた違う世界か。


 スピーカーにアンプを組み込む(いわゆるパワードスピーカー)はプロユースではよくありますがコンシューマーユースにも持ち込もうとした理由は、、スマートでスタイリッシュなシステムを目指していたJBLにとっては「メインアンプ」は裏方で邪魔な存在だったのでしょう。

 古い雑誌を見てもJBL SE401などの試聴記事はほとんど見当たりません。

JBL SE400Sが偉大すぎて今となっては取り上げる必要もない存在なのかもしれない。
JBL SE400に至っては存在した記述を見つけること自体困難な状況です。

オールゲルマニウムトランジスターアンプという古典ですが現在でも素子が入手できることに感謝しています。
http://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/85521f79274337e74fcaec018562cd0c 

4. 中川隆[-5914] koaQ7Jey 2021年4月08日 08:26:44 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[13] 報告
JBL SE460の修理 2016-05-14
http://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/55977dddb6a563d99be44f6ea323a0b0

 JBL SE400Sは画期的なアンプとしてオーディオの歴史に残る存在、という意見に異論はないと思います。

発表された1960年代はまだまだ真空管アンプが主流であって、次世代アンプと言われたソリッドステートアンプは真空管をトランジスターに置き換えたような構成が多かった。

 トランジスターの特性を十分に生かした初めてのアンプで基本的な構成は現在でも変わっていないと言われます(実は現代のアンプはよく知らない)。出力は40W+40Wで当時としてはかなりの大出力。

 しかし人間というのは欲深なもので(オイオイ)より高出力が求められて60Wバージョンが発表された。JBL SE460はこれです。

 当時の試聴記事を読むとこの2種類のアンプの音は微妙に異なっており、それはプリメインアンプのJBL SA600とJBL SA660の違いにも表れているとのこと。

 JBL SE400Sのマニュアルや回路図などの資料は入手できるのですが

 JBL SE460("S"は付かない)は見当たりません。
しょうがないので入手できるJBL SA660のメインアンプ部の回路

 電源電圧以外はほとんど同じですが初段の差動増幅部、NFBなどが異なっています。
これはメインアンプとプリメインアンプの違いかもしれない。
素子は同一かは実機を開けてみないとわからない。

 現在の状況は一応両chとも音はでますがホワイトノイズのような雑音が混ざります。
今までの修理状況は不明です。

JBL SA600、JBL SA660は各々JBL SE400S、JBL SA460に簡易のプリアンプを搭載しフロントパネルをリアーに回して新たに魅力的なフロントパネルをくっつけたものでデザイナーは当然アーノルド・ウォルフ。

 プリメインアンプの修復も控えているのですが底部にある入出力端子とも相成って複雑極まりない構造です。JBL SE460を十分にメインテナンスしてその日に備えようという目論見。

 下はJBL SE400でフロントパネルのデザインは一緒で(カバーの塗装色が異なる)ロゴ見ないと見分けがつかない。

 しかし奥行きが異なります。これはJBL 400Sも同様です(カタログの仕様で確認)

 奥行きが長いのは電源トランスが大きいため。


 基板は片ch1枚づつでシンプルです。しかし電源ボードの裏には電圧かさ上げ用の(?)チューブラー型のコンデンサーが6個並びます。ここはナントしてもチューブラー型を探さなくては、、。

 外装、内部ともとても綺麗で手が入った形跡はありません。一般の売買では新同、ニアミント、極上といったところ。このまま何もしない、、という選択枝もありです。いい加減な修復は許されない。

 電源ボードの裏ですがぐちゃぐちゃの配置。

ラグ板2枚に部品を渡してますがこれではブロックコンデンサーやチューブラーコンデンサーの交換が容易でない。

美しいのが好きなJBLらしからぬ。ブロックコンデンサー用の大きな穴が開いてますのでここに複合コンデンサーを収めようとしたのかもしれない。途中で設計変更があったのか。

 メインの基板は2枚ですが中央に向かい合わせでリベット固定(!)されています。
ブロックコンデンサーもリベットでカシめてある。

修理、交換はするなという意思表示なのか絶対に壊れないと思ってたのか、、。

このリベットを外すかこのままで部品交換するかは迷うところです。
ガラスエポキシ基板なので裏から光をあてると透けて見えるのでなんとかこのままイケるかもしれない。


 ケースを外してしばらく稼働させてみるとやはり片chにホワイトノイズが入る。片chということは電源ではないということでせっかく用意した電源のコンデンサーの交換は見送ることにします。メイン基板のパーツを爪で弾くと雑音が入る。いろいろと叩いて行くと初段のDCバランスの半固定ボリュームが怪しい。

 両chともノイズが入ります。とりあえず取り外してみました。


 カシメを外して分解してみると

 かなりの部品数で高級品ということがわかります。抵抗体は巻線です。摺動子と端子は経年変化で黒変している。

 コンパウンドで研磨しアルコールで洗浄してまた組み立てて再使用しています。また50年使えるでしょうか?

 トリーマを回してスピーカー端子にDCが出ないように調整。
 雑音は消えて快調です。動作も安定している。

 JBL SE400と比べるとやはりかなり異なる。急に解像度が上がって現代風の音。音場が広がってステレオ感が増す。

 これ以上何も必要はないのでは、はちょっとオーバーか。

 オールシリコントランジスターのコンプリメンタリのアンプは今や標準仕様ですが、電源のノイズ対策や保護回路もないというプリミティブな構成が逆に良い結果をもたらしているような気がします。電源が不安ならクリーン電源につなげばいいし。(賛否いろいろですが、、)

 今回は全く修理費用をかけずに完了してしまいました。集めたコンデンサー類は次回の修理に廻すことにします。オリジナル度の高いアンプだったのでこの対処となりました。
http://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/55977dddb6a563d99be44f6ea323a0b0

5. 中川隆[-5913] koaQ7Jey 2021年4月08日 08:27:13 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[14] 報告
JBL SA600の修理 2016-05-22
http://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/24543ec81a5fd81d64266a3e3f1879e9

 最高級(死語)プリメインアンプです。発表は1965年というから1回目の東京オリンピックの翌年という半世紀以上前の骨董。デザイナーはもちろんアーノルド・ウォルフ。

 JBL SE400Sで発表された Tサーキットと呼ばれる DCアンプにプリミティブなプリアンプを接続したものという解説が一般的。

 あくまでもデザイン優先のアンプでフロントマスクの美しさはもとより、リアパネルは JBL SE401から受け継いだもの。というかフロントパネルにプリアンプがくっついて、リアパネルにメインアンプがくっついた構造。

したがってプリメインアンプに必要な入出力端子はなんと下側から取り出すというもの。


 分解してのメインテナンスのやり辛いこと!

 ツマミも高級。パネルとの隙間は同心円である必要があるため加工精度が求められる。

 フロントパネルはこのアンプの命なので取り外して保管。
このように3分割のグタグタになる。ここはコネクターだろう!!、、と愚痴が出る。

 プリアンプ部。コンデンサーが大量使用。以前一部が交換された既往あり。

 リアパネルはヒートシンクを兼ねていて重量のあるキャスト。
部品の配置はほぼ単品のメインアンプと同じ。

 こちらは JBL SG520プリアンプの回路図です。

JBL SA600 のプリアンプ部は簡易的なものと言われていますが、比べてみると EQ段、ボリュームコントロール段、トーンコントロール段とほとんど一緒です。


 JBL SA600 のマニュアルでもトランジスターの品番は公表されていない。
現物を見ると全てモールドタイプなのでシリコントランジスターと思われる。
でもなぜか塗装されていて品番がよく見えないのは困ります。

 JBL SA600 は回路的には JBL SG520 とJBL SE400S を合体させたものと考えて良いようです。
(しかし個人的には大きな違いを感じていますので後述させていただきます)


 さて現在の状態ですが音は出るのですが電源スイッチを入れた時のノイズが酷く、DC漏れの可能性もあるため大切なスピーカーは接続できない、、という惨状。とりあえずスピーカー出力の電位を測ってみましょう。

 、、確かにDCが出力されますが半固定抵抗で調節できます。
マニュアルでは±0.1Vが正常とのことです。
半固定抵抗は外観はやはり劣化(サビなど)ありますので JBL SE460の時と同様に分解整備してみます。

 どうしてもプリとメインの接続部を外さないと作業ができない。

メインアンプの入力は RCAジャックになっていて外部プリを接続できる構造にはなっています。しかしシールドコードを引き込むスペースはなく猛者はケースに穴を開けていた写真を見たことがあります!潔く切断して作業開始。


 これで組んでみるとDC漏れは十分に規定値以内に抑えることができます。またノイズなども感じられない、、ということでこの個体もここまでの修理にしました。(修理というより単に清掃か)

 リアパネルです。後ろの美しさにこだわるのはスティーブ・ジョブズと一緒。


 問題の端子類です。銘板は両面テープで固定されている。
今回古いのを苦労して剥がしてやりかえました。
メインアンプのみ引き出すにはリアパネルを止めているネジ4本を抜けば可能です。

 ピンコードはアンプを直置きするとかなり曲げられて無理がかかるのでいつもかさ上げが必要なのです。美しくないんですけど。。

 この状態でしばらく聴き込んでみました。


 やはり JBL SG520 + JBL SE460 とはニュアンスが異なります。

一言ではより今風、現代的。

 静寂の中に広がる音場。いわゆるソリッドステートの音。普通の音。

一定の水準のステレオコンポーネントであれば再現するのでは。

機能が限定されて構造がコンパクトである事から一般的な音質の評価は JBL SG520 + JBL SE400S よりも JBL SA600 単体の方が高いのも頷けます。

 故瀬川冬樹が初めて JBL SA600 を聴いた時の衝撃についての記述はオーディオ史の銘文として紙面に幾度となく登場します。


氏は Marantz #7 を聴いてプリアンプを自作することをやめ、

JBL SA600 を聴いて仕事を放り出して寝食忘れてレコードを聴いて、

マークレビンソンに陶酔したのち人生の終焉を迎えました。


まだ CDが発売される以前の時代です。ご自身でオーディオの黄金期を体験され冴筆で多くの人々に夢を見せてくれました。今なお中古市場の相場を見るといかにその影響が大きかったかわかります。

 晩年、ご自身のオーディオ遍歴を振り返った文章で

「時代の先端を行く技術は常に後発に追い抜かれる運命にある」

「一方でその個性を追求したものはそうはならない」

という観点で Marantz と Mcintosh 製品を比較しています。

現代(当時80年代)の Marantz#7 の価値は何かと考えるとそれは「デザイン」。

なんとクールな視点か。。でもそっくりJBL SA600にも言えるように思います。

インダストリアルデザインの名器としての価値は他の JBL のアンプと同様に衰えることはないと確信しています。

オーディオ評論家だった氏の多くのオーディオ遍歴の中で一番驚嘆したのは JBL SA600 を聴いた時との事。

50年後に当時の情景を思い浮かべながら夢の機器に触れるのとができて感謝です。

 後日談

 内蔵のプリ部を JBL SG520 に置き換えて聴いてみました。

 気のせいかゲルマニウムとシリコンの差を感じます。phono入力ではもっと違いが出そう。

それよりも JBL SG520 のS/Nの悪さが気になる。。
(蓋外してたからかもしれないが)この個体はノーメンテだったので新たな課題が。。
http://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/24543ec81a5fd81d64266a3e3f1879e9

6. 中川隆[-5911] koaQ7Jey 2021年4月08日 08:28:16 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[16] 報告
JBL SE400Sのメンテナンス 2016-05-24
http://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/9a23e9f6bba2447fcd2f00a5752ba5e1

 縁あって拙宅に再三話題のJBL SE400Sがやってきました。

 マルチシステムの高音用アンプだったみたいです。(裏にシールあり)チャンネルデバイダーを用いた大掛かりなシステムも最近では見なくなりました。

 いろいろと手が入っています。外観からの改造は入出力端子の交換。

古いJBL製品全般に言えることですがスピーカー端子が小さく現在の標準コードでも入りづらい。ピンジャックともに高級品に換えられている。

 JBLロゴシールは痛んでいます。最も気になるのは喫煙環境で使用されていたというのが一目で分かる位のくすみ。

 開けてみると、、かなり改造あり。。

 電源のブロックコン、チューブラーコンともに全取り換え。
 基板の電解コンは取り替えられてさらにフィルムコンがパラに複数接続。

 入力の電解コンはフィルムコンに。また基板裏はさらに凄まじく4ヶ所に3個ずつのパラのフィルムコンが。

 回路構成は多分変わっていないと思われます。

 いつの時代に改造されたかはわかりませんが、、こう言った改造が盛んだった、オーディオの熱気があった、良い音への欲求がまだまだあった、マルチシステムが設置できるくらいのスペースが家長の権限で確保できていた、社会全体に豊かで資金的に余裕があった、改造しない方が高く売れる、、などとは考えない潔い時代、と考えると80年代かもしれません。

 もし仮に80年代としても既に30年程度は経過しています。(改めて自分は年取ったと思う)

 早速音出しすると、、くっきりシャープな飛び出す音です。

ちょっと冷たいような気がするが良い音だと思います。この音をリファレンスとすれば今までの機器は再々メンテが必要か。やっぱりコンデンサーを取り替えて。
http://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/9a23e9f6bba2447fcd2f00a5752ba5e1

7. 中川隆[-5910] koaQ7Jey 2021年4月08日 08:30:28 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[17] 報告
最終ページはJBLアンプのページとしました。

写真は上左プリアンプSG520。その下がSE400S。右の3枚はSG520、SE400新旧二台。

未だに愛好者が居るが、これは多くのヴィンテージアンプと違いトランジスタ式である。

当初のエナジャイザー(内蔵用パワーアンプのことを JBLではこう称した)に採用されたTサーキット特許は、バート・N・ロカンシーの考案で、彼はLE15Aや075の設計者でもある。未だに真空管が良いとかトランジスタが良いという話が出てくるけれど、素子の違いなどはさしたる問題ではないと、これらのアンプが教えてくれる。それほど JBLアンプは良い音がした。

1963年にSE401型パワーアンプを作った時からシリコンを使ったソリッドステート式トランジスタアンプだった。コンデンサーを使っていないOCLとして、画期的な製品だった。これ以前の他社アンプは、シリコンではなく、旧式なゲルマニュウムを使っていたという時代の話だから、いかに先見性が有ったかを物語る。

また、ここに掲載したプリアンプのSG520型などは、インダストリアルデザインの点でも一級品である。これらのアンプデザインは、パラゴンをデザインしたアーノルド・ウォルフによるものである。ランシング亡き後、JBL社を引き継いだ社長のウィリアム・H・トーマス氏と、アーノルド氏のコンビは、スピーカーだけではなくアンプデザインにおいても抜群のセンスを持っていたのである。

プリアンプに比べると、JBLのパワーアンプはビルトイン方式を前提に製造されているので、デザイン的に眼を引くものではないが、写真掲載しておく次第。ロゴマークのバッジのデザインは、上の写真右中と右下の別筐体を見比べると、スピーカーと同様に新旧によって違っているのが、お解りになるだろう。


こちらはプリメインアンプでSA600型。シンプルで美しいデザインです。

これまた当時、音の良さで評判を呼んだけれども、上記のセパレートアンプと同様に、当時の貧しかった日本では、とても普通の人々が買えるような値段ではなかった。

マニア達はマッキントッシュアンプとの違いをアータラコータラと語り合ってはいたが、実物を見たことさえない人達が、雑誌の記事だけを読んで、凄いらしいと言っているだけのことであった。現在のように、普通の人でも、少々無理をすれば、こういう製品を買えるということはなく、完全に不可能な時代であった。
http://fukuroo3.com/jbl14.html

8. 中川隆[-5909] koaQ7Jey 2021年4月08日 08:43:33 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[18] 報告
JBL 製品一覧
https://audio-heritage.jp/JBL/index.html

JBL アンプ一覧
https://audio-heritage.jp/JBL/amp/index.html


日本一音がいい ジャズ喫茶『 べイシー』 のシステム

プリアンプ   JBLーSG520
パワーアンプ  JBLーSE400S×4台


▲△▽▼ 


JBL SG520 ¥268,000(1970年頃)
https://audio-heritage.jp/JBL/amp/sg520.html

回転型のツマミを一切使わず、ストレートライン型のコントロールとプッシュボタンスイッチだけで構成されたコントロールアンプ。

初期のモデルから後期モデルまで型番は変わっていませんが、内部の回路には改良が加えられています。

1kHzのテストトーン発振器を内蔵しており、これにリレーコントロールF22を組み合わせると、Aural Null Balancing Systemと呼ばれるステレオ音量バランスコントロールを行う事が可能です。

フロントはアルミパネルですが、パワーアンプSE400Sの仕上げと合わせたゴールドパネルのSG520Gや、エキスパートモデルで電源電圧の切替えが可能なSE520Eなどがあります。



機種の定格
型式 ステレオコントロールアンプ
出力 3V
周波数帯域 20Hz〜20000Hz
入力感度 Phono:6mV
AUX:300mV
全高調波歪率 0.15
トーンコントロール 高域:20kHz、+21 -17dB
低域:20Hz、±17dB
付属回路 ラウドネスコントロール
オーラルナルバランサー付
https://audio-heritage.jp/JBL/amp/sg520.html



▲△▽▼


JBL SE400S ¥178,000(1970年頃)
https://audio-heritage.jp/JBL/amp/se400s.html

40Wx2の出力を持つシリコントランジスタパワーアンプ。
SE408Sとは内部の仕様はほぼ同じとなっています。
SE408Sでは正面パネルだった部分がリアパネルになっており、全体にカバーがついた構造になっており、全面パネルの中央のアクリル部からイコライザーボードが見える構造になっています。
リアパネルはトランジスタの放熱器も兼ねた設計となっています。

Energizerと呼ばれる方式が採用されています。
この方式では、内部にプリント配線ボードがあり、この基板は、JBLのスピーカーシステムに応じて数種類の回路が用意されており、挿しかえることによりパワーアンプとスピーカーを含めた周波数特性(型番によってはダンピングファクターも)を、理想特性にコントロールするイコライザーともなっています。

JBLの一部のスピーカーの、エンクロージャー背面にある切りかけにはSE408をはめ込むためにあります。



機種の定格
型式 ステレオパワーアンプ
実効出力 40W+40W(8Ω)
周波数帯域 3Hz〜20000Hz
入力感度 0.8〜3V
S/N比 90dB
全高調波歪率 0.15%(40W)
ダンピングファクター 27(8Ω)
使用半導体 トランジスタ:22個
ダイオード:20個
外形寸法 幅378x高さ110x奥行160mm
https://audio-heritage.jp/JBL/amp/se400s.html

9. 中川隆[-5908] koaQ7Jey 2021年4月08日 08:49:44 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[19] 報告
ビンテージ系の機器は、ヤフオクによる個人売買ではリスキーのため、信頼の置ける専門ショップ、またはメンテナンス工房からの購入が妥当である。

ビンテージの名器、マランツの#7/#9やマッキントッシュのC22/MC275、JBLのSG520/SE400Sなど、人によって、その音質評価に著しく差が出るのは、機器のコンディションによって、次元が異なるほど「良し悪し」に差が出るからである。

ビンテージを愛用するならば、きっちりとメンテナンスされた機器をチョイスするのが大前提だ。

10. 中川隆[-5907] koaQ7Jey 2021年4月08日 08:55:25 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[20] 報告
AudioDripper
中古 ハイエンドオーディオ&ヴィンテージオーディオ専門店:オーディオドリッパー

JBL SG 520 の納品前整備 2017/08/21
https://audiodripper.jp/jbl-sg-520


ヴィンテージJBLプリアンプ&パワーアンプのレストアメニューの考察。

JBL SG520 preamp USED


先日ご成約頂いたJBL SG520は納品前整備がついている個体としてご案内したものでした。ご納品前に計測を行い、全体アナライズを行い不良部分は整備します。まず、技術担当から指摘があった部分として音色に関わる部分に日本製パーツが使用され修理されていました。

国産パーツに変更されていた部分を米国製パーツへ変更

今回は当時のブランドの現代版などを使用します。50年前当時のオリジナルパーツはコスト的な問題もありますが、デッドストックでも計測すると規定通りでない部品が多いためなかなか使えません。

下記はノイズ原因でもあったトーンコントロール配線部。パターンは綺麗です!

JBL_SG520_ハムの原因は、トーンコントロールに敗戦から、ノイズを拾っておりました(ノイズの原因)


下記の写真は納品整備での交換部品。レストアではありません。ダイオード関係も熱劣化でNGでした。実はこのJBL SG520は何名かのお客様もお聴きになり、ノイズなど皆無でした。計測結果では歪率もあまりよくなく、正弦波形などは歪んでいました。

SG520の劣化パーツ


下記の下写真が調整後の正弦波となります。

JBL_SG520_スペック点検、オシロスコープの正弦波に波形もきれいに観測されました


JBL_SG520_後面のヒューズホルダーが新品に変わりました。


あと、いくつかの部品が揃えば完了です。仕上がりが愉しみな一台!

JBL SG620 プリアンプのレストア

つい最近まで半年ほどかかりレストアしていたJBLSG620のメイン基板。じつはこれが超難関でした。部品が日本製とアメリカ製のハイブリッドされたプリアンプ。しかも前回修理跡の状況が悪く壊れていました……..


JBL SG620 内部写真

このプリアンプをレストアするために輸入したトランジスタ。使用するのは僅かですが、hfe(増幅率)を測定し誤差3%以内のものを選択。


JBL SG620 USAから大量にトランジスターを輸入、hfe(増幅率)を測定し誤差3%以内に納めます。

下記は交換パーツですが……….結果的には、超赤字となりましたが、お客さんは到着初日からS/N比やダイナミズムなどの変化がわかられたようでした。通常これだけでやってシビアな調整をしますと25万円〜コースです。。。


JBL SG620取り外した電子パーツ

JBL_SG620_スペック測定、歪率、0_03%程度とこちらも優秀な成績です


調整後の歪率ですが50年前のプリアンプです!サウンドはあえて米国製の不純物が多いパーツを使用する意味は大きく、国産パーツの純度が高いものを使用するより「耳」に効いてきます!


JBL SG520 SE400系のレストアについて

過去にJBL系のアンプレストア整備、修理からSG520とSE400系のレストアが可能となりました。シリコントランジスタ製は極力シリコンTRを使用した方が良いです。これに替わるものはありませんが、出力計測した場合に左右均等な特性が得られるかはその状態次第というところ。

現在のパーツでも特性がひじょうに近いものを探す事ができましたが、お客様の要望によって使用する事になります。9月頃からメニュー化する予定です。

JBL SG520 SE400Sのフルレストアとセミレストア品
JBL SG520 SE400Sのセミレストア品とフルレストア品

https://audiodripper.jp/jbl-sg-520

11. 中川隆[-5906] koaQ7Jey 2021年4月08日 08:58:12 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[21] 報告
JBL SG-520 - ジュピターオーディオ
http://www.jupiteraudio.com/1060/1060.html
        
JBLファンであれば誰もが憧れ、一度は使ってみたいコントロールアンプのSG-520 の極上美品が入荷いたしました。

ほとんどの520 は少なからず問題点を抱えているのが普通です。

しかし今回の個体は、前ユーザー様の保管状態が極めて良かったこともあり、ほぼパーフェクトコンディションです。
スライドボリュームやバランスにもガリは全くありません。
使用頻度は極めて少ないようです。

サーキットに使用されている電解コンデンサーは、殆どNG となっていますが、今製品に限ってはまだ十分にご使用いただけます。
もちろん交換する必要があるものに関しては、メンテナンス時にSPRAGUE の同規格品に交換させていただきます。

さて、電気的な動作としては問題ないにしても、肝心なのは音であります。
それはどうかと言いますと、全く心配の必要はございません。
JBL 自社製品の癖を知り尽くした上での音づくりは、パラゴンやハーツフィールドに接続し、様々な検証をいたしましたが、癖の強いスピーカーでもここまで飼い慣らされてしまうのか、と思えるほどです。
JBL の持つ良い意味での凶暴さはコントロールされ、飼い主に従順なペットのようにう嬉しさをあらわにしてくれます。
McIntosh などでも中々手強い猛獣を手なずけるあたりは、さすがSG-520 です。

これほどのアンプは今後もう排出されることはないでしょう。
逆に毎年のように姿を消していくのが実情ではないでしょうか。
こうした中で、今回ほどのコンディションはミラクルかもしれません。
お探しの方はこれを逃す手はないでしょう。
JBL としてはおすすめの逸品です。
ぜひ店頭にてご確認ください。
http://www.jupiteraudio.com/1060/1060.html

12. 中川隆[-5904] koaQ7Jey 2021年4月08日 09:57:23 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[23] 報告
クリップスオーディオ
JBL SG520 Stereo Pre-Amplifier
http://www.clipx.co.jp/shop/JBL/SG520/161026/SG520.html


外観

特徴的な外観はパラゴンなどをデザインしたアーノルド・ウォルシュ、中の回路は375や075を造ったバート・ロカンシーが設計したプリアンプです。

1964年スピーカーメーカーとしてNo.1であったJBLが渾身の力をもって発表した、回路設計とインダストリアルデザインの両方で当時の最先端を行くプリアンプです。

照光式プッシュスイッチによるセレクターにリニアモーションのボリュームやトーンコントロールと、それまでのプリアンプの常識を完全に覆 す未来的なインダストリアルデザインを身にまとい、中身も外観に負けず当時最先端の回路技術によるソリッドステート増幅回路により構成されています。

外観は50年という年月をものともせず非常に綺麗な状態です。正面パネルやコントロール類はほぼ無傷に近いレベルでコレクションとして充分満足できると思 います。プッシュSWやスライダーの表示に一部薄くなっている部分があります。フロント下部のサービスパネルはスムーズに開閉しますし中の端子やスイッチ 類も綺麗です。筐体の天板と左側板に少し擦り傷がありますがラックに置けば見えない部分です。バックパネル側もかなり綺麗でターミナル類もサビなどない良 い状態です。


機能

中はオリジナルのままです。各所チェックしてみましたが部品を交換した形跡は見当たりません。もちろん部品交換しない範囲でのメンテナンスは丁寧にされてい るようで中はホコリなど見当たらない非常に綺麗な状態です。造られてから50年経過していますので電解コンデンサーが心配だったのですが漏液している気配 は微塵もなく、また特性を測ってみてもコンデンサー容量が減少している気配はないので現状何も問題なく使用可能です。またボリュームやトーンコントロール もガリなどなくスムースに変更することができます。スイッチ類の操作も問題なく、ほぼ全ての機能をテストしましたが何も問題なく良い音を奏でています。

やはり1960年代半ばという米国製造業の黄金時代さらにはオーディオ製品の黄金時代に製造されただけあり、非常に高品質で長寿命を誇れる製品だと思います。

当初は電解コンデンサーは現行品と交換しようかと思っていましたが、非常に安定して動作していますので現状では交換する必要性はありません。必要になれば コンデンサーの交換は何時でもできますし、交換すると音質が幾分変わるであろうことは否めないので本当にコンデンサーが不良となるまではオリジナルのまま で使用するのがベストだと判断し、このままの状態で販売いたします。
http://www.clipx.co.jp/shop/JBL/SG520/161026/SG520.html

13. 中川隆[-5903] koaQ7Jey 2021年4月08日 10:02:40 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[24] 報告
JBL SE400S - ジュピターオーディオ
http://www.jupiteraudio.com/1031/1031.html

              
久しぶりにJBL SE400S シャンパンゴールドパネル仕様が入荷致しました。
SE408Sはたまに見かけますが、この400Sは見かけなくなりました。
このアンプの特徴としては、やはり自社のスピーカーを鳴らす時にその真価を発揮するようです。

歴代のオリンパスやパラゴン、ランサー等と組み合わせることにより、上手く全体を聴きやすくまとめ上げてくれるあたりは流石です。

ドライヴが強いマッキンのアンプ等で鳴らす場合、稀に耳障りになってしまう時がありますが、この400Sでドライヴする限り、上手く中和させてくれます。
反応速度はわずかに遅く感じるところもありますが、それが功を奏してか、ウッドベースやバスドラの音も、適度なウェット感を伴い、楽器の質感を忠実に再現してくれるように思われます。

音楽とは迫力のある音が出れば良い訳では無く、聴いていて心地の良い、そしてワクワク感のそそられるサウンドが美味しい音だと思います。
この400Sはその絶妙なバランスを、難なくこなしてくれるアンプです。
さらに、SG520との共演であれば、見事な程のスウィングを聴かせてくれます。
http://www.jupiteraudio.com/1031/1031.html

14. 中川隆[-5902] koaQ7Jey 2021年4月08日 10:05:27 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[25] 報告
JBL SE400S トランジスタ・パワーアンプ
http://lajazz.jp/products-page/jbl-amplifier_end/jbl-se400s


Price: $3,170.00 約329,800円(参考)
この商品は売り切れです

極上!全パーツ完全オリジナルの人気商品。

本品はJBL社から1971年に発売されたトランジスタ・ステレオ・パワーアンプ、SE400Sです。

それまでに真空管パワーアンプで培った知識と経験を惜しみなく活かした JBLを代表するトランジスタ使用パワーアンプ。
出力は40W(ワット)。素晴らしい音を奏でてくれます。

キャビネットに組み込むタイプのSE408Sとは違い、全体がカバーに覆われているため外付けのパワーアンプとしてご利用できます。

言わずと知れた名店、Jazz Spot BASIEでもSE400Sを組み込んだシステムを使用していることも有名です。

本品は状態が非常に良く、内部もすべてオリジナル状態。
シャーシなどの外観も目立った傷やへこみもないこの上ない状態です。
それでありながら完全動作というまさに極上品です。
http://lajazz.jp/products-page/jbl-amplifier_end/jbl-se400s

15. 中川隆[-5901] koaQ7Jey 2021年4月08日 10:08:01 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[26] 報告
JBL SG520,SE400S入荷しました!! | SOUND CREATE 2011.03.24
https://soundcreate.co.jp/jbl-sg520se400s%e5%85%a5%e8%8d%b7%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%ef%bc%81%ef%bc%81/

1964年にJBLが初めて発売したプリアンプ、パワーアンプのセット。
当時主流となる真空管アンプではなく、トランジスタアンプを採用。
JBLスピーカーを鳴らすために設計されたアンプとなります。

グラフィックコントローラーとネーミングされたSG520
ロ―タリーボリュームやセレクターを一切使用せず、プッシュスイッチとスライドボリュームのみで構成された、現在のセッティングがひと目でわかるシンプルで近未来的(当時)デザインがカッコ良い!!

デザインは、パラゴンの設計者アーノルドウォルフ
回路設計は、075、LE15の設計者バートNロカンシ―

コンディションは極上です。
天板に一部キズがありますが
ボリューム、バランスコントロールのガリ、セレクター切替時のノイズは全くありません。ランプ切れなしの完動品となります。

JBL SG520,SE400Sセット価格
¥980,000(税込)

16. 中川隆[-5900] koaQ7Jey 2021年4月08日 10:14:33 : dyVNzycV9Q : dXdmQ2x3RGpxc3M=[27] 報告
残念乍ら、今も残存するSA600で、まともに鳴るものはほぼ皆無だと思うし、
(メンテすれば、全く別の素子による別の回路を持ったアンプになってしまう)
そもそも地球上に新しいゲルマがない以上、当該部品交換やそれに準じたメンテは絶望的な今、まともに当時の音が再現できる個体は全滅だと思う。

現在、まともな音の出るものは、ほぼ皆無だろう。
球のアンプと違い、時代の経過した骨董の石アンプはメンテのしようがない。
全面OHという手もあるが、それはもうSA600とは別のものになる。

JBL SA600 再現?【SA750】1
2021-03-15
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12662490924.html

何十年ぶりの事なのであろうか。
JBLのインテグレーテッド・アンプがひっそりと発表されていたようだ。
社としてコンシュマー向けの最後のアンプがコントロールアンプのSG620と対を成すパワーアンプが最後だったと記憶している。

しかし、インテグレーテッド・アンプは、後にも先にも有名なSA600とそのパワーアップ版、SA660だけだ。

やや低域側にシフトした帯域バランスは
ブックシェルフと組み合わせるためであろう。


このSA600アンプとランサー101の組み合わせは、
当時としては伝説的な黄金の組み合わせと断言してもいい。
(三菱の六半を弄っていた頃の当時の我ら小僧には、
実際に視聴室で聴かせてもらった時には、腰を抜かさんばかりだった。)

今でもランサー101を鳴らすなら、SA600以外考えられない。
さほどの最強コンビだったと思う。


残念乍ら、今も残存するSA600で、まともに鳴るものはほぼ皆無だと思うし、
(メンテすれば、全く別の素子による別の回路を持ったアンプになってしまう)
そもそも地球上に新しいゲルマがない以上、
当該部品交換やそれに準じたメンテは絶望的な今、まともに当時の音が再現できる
個体は全滅だと思う。

SA600はその役目を終えて、インテリアのアート作品として、
往年のランサー101を鳴らしきった
その姿を想像し遠くから眺めるだけで良いのである。

しかしメモリアルとしての置物であったとしても、このアンプの造形は
半世紀経った今でも、とても魅力的だ。
デザイナーはあのアーノルド・ウォルフ。
後に副社長となるこの天才デザイナーが在籍したおかげで、
JBLは歴史に残る秀逸なインダストリアル製品を数々残すことになる。
これはブラウンなどの、ピーターラムスと双璧の存在だ。


そのSA600の現代復刻版?とおぼしきものが
SA750なのだろうか。

詳細な開発コンセプトがわからないが、造形から推測するに
SA600をが姿を若干変え、21世紀に再現させたということなのか。

SA600を知るものにとっては興味あるところだ。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12662490924.html

JBL SA600 再現?【SA750】2
2021-03-17
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12662496987.html


詳細な開発コンセプトがわからないが、造形から推測するに
SA600をが姿を若干変え、21世紀に再現させたということなのか。

SA600を知るものにとっては興味あるところだ。


JBL SA-750


写真で見る限り、往年のSA600をベースに手が加えられているが
注意深く観察すると細部では色々と異なる部位がみつかるし気にもなってくる。

筐体やパネルのレイアウトのイメージ的にはSA600の後継と認識できる。
これをぱっと最初に見た時に最も印象に残るのは、パネルに開けられたウインドウ。

現在に蘇らせる上で今のデジタル風を強く印象付けたかったのだろうが、
これは余計。

SA600はあのヘアラインを縦横に研磨し配した
瀟洒なパネルデザインが魅力の一つだがパネル上にこんな
愛想無しの窓を開けてどうすると言いたい。

DAC付らしいが、21世紀的な”ハイレゾごっこ”のコントロールウインドウを目指すなら、
最初からデジタル的かつ未来へ向けての、
それなりのコントロールパネルのデザインで統一した方が良いだろう。
何もSA600の残像を中途半端にノスタルジックで再現するのはいかがなものか。

そして細部を見るならノブやスイッチ類、銘板の位置関係も変だ。
とにかくボリュームのノブがデカすぎる!

SA600の持つ知的かつ高貴な繊細さがない。
他のノブのサイズとデザインも頂けないし、それ等のレイアウトは間が空きすぎて
間延びしている。

何もパネルまで、ソーシャルディスタンスは必要ない。
他にパネルの横幅が間延びし増長、それでバランスを崩してているのと、

側の木目調フィニッシュもわざわざ安っぽくさせており、
何だかなあ?である。

例えば若い頃にあこがれた人、或いは自分も含めてそれを無理して買い

手元で愛用していた人々、そうした古くからのファンの一部には、

SA600への感傷的な思いれから、SA750を小遣い銭で”ポチって”しまう事のできる、

経済的にも豊かな一定の顧客層はいると思うし、そうした人達向けの製品であろう。

ただ結局のところ、音を聴いたわけではないが、これいいな!というインスピレーションが湧いてこない。

開発者には悪いが、どっちつかずのデザインや余計なお世話のDAC付、

個人的に食指は動かない。

(もちろん現物を見て、聴いてみないと、何とも言えないのはわかっているのだが・・)

例えばである。むしろレプリカとして、完コピで同じデザインで復刻させた方が良かったかもしれない。
だとしたら、レプリカは本来嫌いだが、今回だけは私も無理を承知で手を挙げたい。

SA600がまっさらの状態で復刻されるなら、それは”買い”だ。

(観賞用として)

何だかケチばかりつけてしまったが、言い換えればいかにSA600が
微細にまで計算されつくした、これ以上ないという完璧なレベルでノブのサイズや質感
スイッチ類の配置にまで巧みに計算されたものであったかと再認識させられた。

天才的なアーノルドの事など知らない新世代のデザイナーによる
SA750を、これと比較しては可哀そうな話ではある。

ブラウンの製品もだが、SA600という製品が一介の音響製品という枠を超え、
NY近代美術館へ収納されても、けっしておかしくない次元の
奇跡的なアート作品であったかという事になる。


      現在、まともな音の出るものは、ほぼ皆無だろう。

      球のアンプと違い、時代の経過した骨董の石アンプはメンテのしようがない。

       全面OHという手もあるが、それはもうSA600とは別のものになる。

       ならばそっとしておき、アート作品としてずっと眺めていたい。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12662496987.html

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