以前お伺いしたTK邸・・・この時も、Fさんと大@神戸とご一緒にお伺いして・・・ 【1091】110703 TK邸訪問(その1):驚きの連続・・・(^^; [2011/08/02] https://mtt2.blog.fc2.com/?date=201108&page=0#entry1144 以降、全8話・・・ この7話目で、ロンドンウェスタンのユニットの音を聞かせていただいてたんですね・・・(^^; 【1097】110703 TK邸訪問(その7):ロンドンウエスターンでLPを・・・(^^; https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1150.html そう言えば、この時、一緒に伺った大@神戸さん、このユニットのサウンドに物凄く魅了されておられる様子で、KTさんとのお話が、物凄く盛り上がっていたなと・・・なるほど、そういうことだっただ!・・・あの時のお話に、頻繁に出て来ていた方が、今日お伺いするかめきちさんだったんですね・・・ https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1471.html ▲△▽▼ TK邸訪問(その1):驚きの連続・・・(^^; [2011/08/0207:00] https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1144.html 酒仙坊邸のオフ会でお会いした、酒仙坊さんご愛用のStream Playerと言う再生アプリの作者でもあるFさんから、きっと惹かれるものがあるんじゃないかと、ご紹介いただいたTKさんのお宅へ伺ったお話を・・・ ただ、若輩者のσ(^^)私には、機器の名前さえ聞いたこともない珍しい・・・多分、お好きな方には、お宝の山なんでしょうが・・・珍しい機器ゆえ、そのいわれも何も分かっていないと言う、もったいない状況でして・・・ ま、とにかく、のっけから驚きっぱなしの、衝撃的な体験でした・・・ まず、お部屋に置かれた機材・・・広さは、12~13畳だと思うんですが・・・巨大な機材が、所狭しと置かれていました・・・ 更に、その周りは、入り口以外の3面が、別の部屋に隣接していまして、そこに膨大なライブラリが・・・SPやLPなどレコードとテープも・・・そのコレクションの数は、千の単位を遥かに超える膨大な量だそうで・・・(@@; 一方で、インフラノイズの機器を使ったPCオーディオもされているそうですが、残念ながら、今回は時間の関係で聞けませんでした・・・ さて、その膨大なレコードを聞かれるメインの送り出しは・・・ 【EMTのターンテーブル】 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/20110801020807305.jpg
送出しは、EMTのターンテーブルで、奥がモノラル用、左がステレオ用、手前は自作?のアームのようでした・・・カートリッジは・・・ステレオ用はオルトフォンのSPU・・・スミマセン良く分かってませんm(_ _)m
で、最も興味深く、驚きだったのが・・・その設置方法・・・中が丸見えですが、これも音のために外側のパネルを外しておられるのだそうで(これはσ(^^)私の勘違いのようで、もともとこれをコンソールに入れて使うんですね)・・・それより、一番下のボードからミルフィーユのように何層にもなっているのは、米松の合板を重ねて接着したボードの間に、カーペット使い古しのウール毛布あるいは綿毛布を数枚挟んで、浮揚?されておられるようで・・・この組み合わせで、音の調整をされているのだそうで、長年の試行錯誤の積み重ねで、そのノウハウを、文字通り積み重ねられてのセッティングだとか・・・(@@ で、こちらは、更に分かりませんが・・・昇圧トランス・・・ 【積層浮揚セッティングの昇圧トランス】 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/201108010208073bd.jpg こちらも、積層浮揚セッティングされた昇圧トランスで・・・一番奥一番手前のもので聞かせていただいたようです・・・
それから、プリアンプは、マランツの#1で・・・ 【プリはマランツの#1】 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/20110801020806b91.jpg これは、左右チャンネルに2台をいれているのだったと思いますモノラルを左右チャンネルに各1台を使われてました・・・(汗
でもって・・・パワーアンプは・・・ 【巨大な管球式パワーアンプ】 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/201108010208062ac.jpg
Audio Researchの巨大な管球式のパワーアンプで・・・6550が何十本も使われていて、片チャンネル250WをBTL接続?されて、500WのモノラルアンプAcoustat#6が#3を上下2台連結していて、入力端子が2台分あるので、これにそれぞれ接続して使われているそうです・・・ で、この巨大な超度級管球式アンプ2台で、左右のそれぞれのSPを駆動されていると・・・ でもって、このアンプが支えているのが・・・AcoustatのコンデンサーSPのサウンド・・・ 【超巨大モニュメントのようなSP】 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/2011080102080606d.jpg それにしても・・・なんて巨大なSPなのでしょう!・・・2.5m位あるんじゃないでしょうか?・・・もう天井スレスレです!(@@
と言うことで・・・これが、冒頭、聞かせていただいたシステムで・・・ っと、残念ながら、今日はここで時間切れ・・・ ってわけで、つづきは明日・・・いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに! デハ ^^)/~ https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1144.html ▲△▽▼ 【1092】110703 TK邸訪問(その2):これ、コンデンサーSP?・・・(^^; [2011/08/0307:00] https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1145.html
さて、いよいよ、TK邸で初めて見る機器達・・・その背景にあるものを、全く知らないと言うもったいない訪問だったのですが・・・何より、まず目が行ったのが、その設置方法・・・ 丁度、ゲル浮揚実験で、機器を浮かせて聞ける音の不思議に夢中でしたから・・・ウール毛布や綿毛布と米松合板の積層浮揚という設置方法には、興味津々!(^^; 果たして、どんなサウンドを聞かせてくれるんだろう?・・・ 巨大なモニュメントのようなSPは、後の壁からは1mほど離れたフリースタンディング・・・ リスニングポジションは、部屋の中央を中心とする1辺2m強の三角形の頂点・・・ SPとの距離は、拙宅と似たようなものですが・・・さすがにこの大きさの板状の物体があると、圧巻ですね・・・まるで、その部分には、壁か柱が立っているような感じです(^^; で、最初におかけいただいたのは・・・ソニーロリンズのサキソフォンコロッサスから、2曲目のYou don't know what love is. うわっ!!(@@;・・・冒頭から、めっちゃぶっといサックスに、思わず体がビクッと浮いた! まるで、ラッパの口に耳を近付け、直接、リードの振動板の振動する音も逃さず聞こうって感じ・・・ リードの音の直接音と、そこからラッパの開口部までの金属パイプを息が通り抜けて広がる音・・・ そのぶっといサックスの後方に、暖かく包み込むようにベースとドラムのリズム・・・ ブラシで叩くシンバルの音も生々しく、優しくそっとサポートするピアノの音も軽やかに・・・ なんとも鮮烈なサックスの音を、正にかぶりつきで浴びるように聞かせていただきました・・・ 何とエネルギッシュで、鮮烈な音なんだろう! この巨大なモニュメントのような平面から・・・中身は極々薄いフイルムなのに・・・ 何とも不思議な鳴り方!・・・座って聞いても、正面に中央に・・・立って聞いても正面中央に・・・ 音像の出来方も何とも不思議・・・ コンデンサーSPも、こんな、鮮烈でエネルギッシュに鳴るものなんだ・・・(@@ 単身赴任中・・・2年半ほど前に、千葉の通称クオードを聴く会で、初めて体験した、コンデンサーSPのエネルギッシュな鳴り方・・・ 【186】090124 クォードを聴く会 Part3(DECCAのSPを聞く①) [2009/01/28] https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-206.html
以降6話・・・
この1話目の中のリンク先にある通り、ESL-63ProやESL-57をフリースタンディングで、少し離れた位置から、聞かせていただいて、膜のSPが、非常にパンチ力のあるサウンドが出るんだ・・・って事を体験したことがあったんですが・・・ 今回お聞かせいただいたのは、振動板の面積が、2倍以上ある上、ほぼかぶりつきのニアフィールドだからと言うのもあるのでしょうが・・・ また、全く違った鳴り方の印象・・・ホント、ビックリでした!(@@ っと、面食らって、しばし感心していると・・・ 次にかけていただいたのは・・・ブラックコーヒーを・・・ どひぇ~!・・・めっちゃ近い!(^^; 最前列のテーブルで、マイクなしに直接、歌を聞いているようなかぶりつき状態・・・ミュートトランペットも時折、耳の近くまでやってくる・・・ 熱く妖艶なボーカルに見つめられながら・・・目の前で聞いている・・・そんな感じ・・・ っと、ここで一旦お茶タイム・・・ ここで、ご一緒させていただいた大さんが、以前のプレゼントのお返しで・・・っと、ヴァンゲルダーがカッティングまでしたレコードをプレゼント・・・入手して、クリーニングもしていないと・・・ じゃあ早速・・・っと、残念、今日は、ここで時間切れ・・・ ってわけで、つづきは明日・・・いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに! デハ ^^)/~ https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1145.html ▲△▽▼ TK邸訪問(その3):一体何を聴いているの?・・・(^^; [2011/08/0407:00] https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1146.html
さて、のっけから、コンデンサーSPって、こんな鳴り方するの?と、驚くばかりのエネルギッシュで鮮烈なサウンドを聞かせていただき・・・
演奏の熱気・・・歌の思い・・・何か、この曲の一番熱いところはここなんだよ!・・・って感じで、ストレートに迫ってくる・・・そんなサウンドに、ああ、音楽ってこんな風に感じれないと面白くないんだなと、ハッと気づかせていただいた気がします・・・ っと、冒頭の興奮状態をクールダウンするかのように、お茶タイムに入り・・・ ご一緒した大さんが、持参された・・・ヴァンゲルダーがカッティングまでしたレコードのお話から・・・ジャケットのない特殊なレコードで・・・ノーマングランツが起こしたクレフやノーグランの音源に近いものとのこと・・・ っと、先程の再生系のお話があって・・・SPUのGシェルから、384を通ってマランツ#1のフォノイコを使っての再生とのことでした・・・ それから、ウェスタンのプレーヤーとフェアチャイルドのプレーヤーのお話になりまして・・・じゃ、ちょっとかけましょうかと・・・ 【フェアチャイルドのプレーヤー】 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/20110804052523f80.jpg
フェアチャイルドのプレーヤーで、エラフィッツジェラルドをモノラルで・・・
う~ん・・・声の存在感が凄い・・・バックの演奏を聞くと、古さを感じさせる録音って感じなんですが・・・歌の生々しさと言うか存在感は、全く古さを感じさせない・・・ 【カートリッジは225A?】 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/2011080405252334b.jpg 【ユニークな駆動方式】 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/201108040525229e9.jpg 回転速度を、上部のレバーで切り替えると、下のモーターのところのコックドベルトを切り替える仕組みになっているのだそうです・・・ それはそうと、σ(^^)私には・・・ステレオでも、モノラルでも、立っても、座っても・・・目の前あたりに声の主がいるようななり方が、不思議で・・・ アクースタットのコンデンサーSPの鳴り方に、何か、パネルの位相を変えているとか、仕組みがあるのか?と伺ってみたんですが・・・上下3枚ずつのパネルを、フルレンジとして、同一位相で鳴らしているのだそうで・・・なお更、不思議な鳴り方だなあと・・・トーンゾイレのSPみたいなものかなあ? っと、今度は、先程の大さんが持参されたレコードをかけてみましょう・・・後で、クリーニングもやってみましょうと・・・ 送り出しを再びEMTに戻して、かけられたレコードは・・・オスカーピーターソン? ここまで聞かせていただいたレコードは、ほとんどスクラッチノイズがしなかったんですが・・・こちらは、結構スクラッチノイズが聞こえます・・・ 古い録音らしい、中域中心の暖かなサウンドで、柔らかなピアノの演奏に、とっても心地良く響くクラリネット・・・ブラシもベースも控えめにリズムを刻んでいる・・・とても軽快に楽しい演奏・・・ っと、それじゃあ、ちょっとクリーニングをやってみましょうと・・・ 【クリーニングを】 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/201108040525221dd.jpg まずは、TKさんオリジナルの洗浄剤にオリジナルのブラシを使って、粗洗いで、溝の汚れを浮かして・・・別の液で別のブラシで表面の汚れを濯ぐ・・・で、洗った液をバキュームで吸い取る・・・ ざっと、片面のクリーニングを見せていただいて・・・この間、ほんの5分程度・・・ まだ、充分乾いていませんが、ちょっと再生をと、再び再生・・・ おおお!・・・凄い!全く別のレコードを聴いているみたい!(@@ スクラッチノイズは、少し残っていますが、冒頭のピアノの音が・・・クリーニング前は、音が丸く、酷く曇った感じだったのが明らかに・・・ホントに、同じ曲か?と疑うほどに抜けのよい軽やかなサウンドに、大変身!・・・ピアノの打鍵の瞬間の音が非常にクッキリ・・・クラリネットも数倍、演奏に力と抑揚がついてクリアに抜けのよい感じに・・・ いやいや・・・これほどまでに変わるもんですか!(@@ っと、次にかけられたのは・・・西田佐知子の女の意地・・・ は~!・・・冒頭のサックスがドッと飛んでくる・・・っと、ボーカルの何と存在感のある歌声! 「ことば」が「詩」として、はっきりと迫ってくる!・・・ 間奏のギターも、音にもの凄いエネルギー感が・・・ああ、でも、やっぱりサックスの存在感が強烈に印象に残ります・・・(^^; こんどは、クラシックをと言うことで、ジネットヌヴーでショパンノクターンを・・・ 【ジネットヌヴーでショパンノクターンを】 ああ、なんて物悲しく切ない演奏!・・・セピア色の雰囲気ではあるんですが・・・なんと言うか・・・あっという間にバイオリンの調べに、気持ちが引き込まれ、思わず胸が熱くなる・・・気がつくと、手のひらをギュッと握り締めていた・・・
う~ん・・・じわっと来るショック・・・自分は普段、何を聴いているの?・・・ 音じゃなく、音楽って、こう言う事・・・っと、今日は、ここで時間切れ・・・ ってわけで、つづきは明日・・・いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに! デハ ^^)/~ コメント やっぱり出ましたか。 西田佐知子がやっぱり出ましたか。TKさんのお宅は以前に訪問させていただきました。システムは若干違っていますが、「オーディオの極道」いや「オーディオ道の極み」といった印象でした。通常のオーディオが安物のTVドラマか、映画とすれば、TKさんのオーディオは、歌舞伎か京劇といった印象で伝統の重み、文化の香りがします。この道にはまりかけているのが、年は若いが大さんでしょう。 [2011/08/04 11:47] 酒仙坊さん、コメントありがとうございますm(_ _)m 現代オーディオとは一線を画す、全く別の音楽再生という感じで・・・ この曲、この演奏の、ここを聴かずして・・・と言った感じで、σ(^^)私の感覚では、究極のクローズアップサウンドの方向ってことになる気がします・・・このサウンドに嵌ったら、もう他は・・・(^^; ただ、ふと思ったのは、このオーディオ再生を堪能するには、この音に合うソースも充分持っていればこそなのかなと・・・
[2011/08/04 12:32] 忘れてはならないのは ものの価値です。 オイロッパ系のシステムは 現代のハイエンドスピーカーと 比較して特性で劣るものは ありません。かかっているコストは とんでもないものです。 国の威信をかけたものですから オーディオメーカーが営利目的 で開発するものとは かかるコストも桁が違います。
凝縮した音のものだと片付けるのは せっかくの経験がもったいない。 レンジの不足感があるならツイータを 加える方法がありますが、 音楽の本質に気づくべきです。 [2011/08/06 02:36] スタジオマンさん、コメントありがとうございます。 レスが遅くなってスミマセンm(_ _)m このSPの素性を全く知らないもので、特性やその実力については、分かりませんが、聞かせていただいた音楽に、強く引き寄せられたのは確かです。 仰る通り、現代録音のソースを再生すれば、その実力を知ることが出来たのかも知れませんね。 ソースや駆動系も近い世代のもので聞かせていただいたわけですが、その中に時折聞き取れる微細で繊細な音と澄んだ音色が、その片鱗だったのかもと思っています。 それとは別に、気持ちが強く惹きつけられたのは、演奏そのもののパワーが大きいとは思うのですが、それをキチンと伝えられるシステムだったからだと思うのですが、それが、一体どういう部分なんだろうと言う興味が強く湧いてきます。 そういう部分をしっかり受け取れる感性と、キチンと再生できるオーディオ的ノウハウを身に付けたいなと思います・・・道のりは長く、険しそうですが・・・(^^; [2011/08/07 09:51]
極道
一言で極道だと思います。 料理でも、お酒でも 極めていくとそうなっていくと 思います。知れば知るほど、 いい物を見れば見るほど 深みにはまっていく。 結局はその人の情念にかかわる こと。 Mt.T2さんがいったい自分は なにを求めているのかに 早く気づかれて、枝葉の部分を 調整するのでなく、自分自身を 見つけられることを期待します。 高額なヴィンテージを使わなくて ご使用中の機器で、ヴィンテージが 持つ本質を出すことは可能です。 ただし物理的な差を縮めることは 必要です。いくら数百万する現代の ハイエンドスピーカーでも オイロダインのドライバーの 振動板のエネルギーには負けます。 物量というのはやはり必要です。 でも他の方法である程度は カバーできるのです。 インシュレーターや、ケーブルなどで 後からつじつまを合わせるより つじつまを合わせる必要のない方法を 探してください。 [2011/08/08 10:54] スタジオマンさん、コメントありがとうございます。
> Mt.T2さんがいったい自分は > なにを求めているのかに > 早く気づかれて、枝葉の部分を > 調整するのでなく、自分自身を > 見つけられることを期待します。 訪問時のおさらいを、最後までわりましたが、まだσ(^^)私には・・・ 中域の重要性とモノラルのエネルギーなんて辺りを、今後、自分のシステムにどのように反映させるのかを考えていこうかとは思っておりますが・・・ ちょっと、道を極めると言うところを目指すつもりはなくて(^^; 最後に振り返った時に、自分なりにやり切った充実感が得られれば嬉しいですね・・・ > 高額なヴィンテージを使わなくて > ご使用中の機器で、ヴィンテージが > 持つ本質を出すことは可能です。 これには興味津々です!・・・が、その前に、本質を知ることが先ですが(^^; > ただし物理的な差を縮めることは > 必要です。いくら数百万する現代の > ハイエンドスピーカーでも > オイロダインのドライバーの > 振動板のエネルギーには負けます。 > 物量というのはやはり必要です。 > でも他の方法である程度は > カバーできるのです。 この辺りが、ノウハウとして身に付けられればと、憧れます!(^^; > インシュレーターや、ケーブルなどで > 後からつじつまを合わせるより > つじつまを合わせる必要のない方法を > 探してください。 う~ん、経験として、今のσ(^^)私には、これも必要なんだと思っているのですが・・・ やっぱり、道のりは長そうですね・・・ [2011/08/09 17:57] https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1146.html ▲△▽▼ 【1094】110703 TK邸訪問(その4):これがオイロッパジュニア?・・・(^^; [2011/08/0507:00] https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1147.html
さてさて、じわじわ感じ始めた焦り・・・自分は今まで、何を聴いてきたのか・・・って、過去、何度かこのパターンになったことがあるんですよね・・・(^^;
良い音って何?・・・ 元々は、映画や音楽を鑑賞して、ハッとしたり、グッと来て感動したくて、そんな体験が、少しでも多く出来ないか?ってのが始まりだったような気がするものの・・・ それが、いつの間にか、機器やアクセサリーを変えた時の音の変化に一喜一憂して・・・結局、何がなんだか分からないまま・・・ でも、そんな事とは、全く関係無しに、聞かせていただいた曲は・・・こんなにエネルギッシュに、ストレートに、その歌や演奏の思いや熱気をぶつけてくる・・・音楽って、こんなに楽しく、凄いものなんだよって・・・ そんな思いが、徐々に体中に染み込んできた頃・・・TKさんから、Mt.T2さんはどんな曲が?とリクエストを求められたんですが・・・このジワジワ来るショックのため、半ば放心状態の頭には、全く何も思い浮かばない・・・慌てて、何でも聞きますのでと答えるのが精一杯・・・(汗 と、それじゃあ今度はポピュラーを・・・そうだ、オーディオ的にポピュラーなこれを、さわりの部分だけと・・・かけられた曲は・・・ドナルドフェイゲンのナイトフライ・・・ 【ドナルドフェイゲンのザ・ナイトフライから】 1094-01ドナルドフェイゲンのナイトフライ.jpg あっ!・・・こう言うことなんだ・・・・ レンジも広く、抜けがよく、非常にタイトに、極めて歯切れの良い、シャープにリズミカルにカッコいいサウンド!・・・フュージョンらしいサウンド・・・そう、これはそのまま、そういう風に鳴るわけなんですよね・・・ 膜のSPなので、微細な音は得意で、アタックの時の立ち上がりが早く、シャープで、ドラムの制動も素早くドスッと・・・量感、重量感と引き換えに、素晴らしいトランジェント・・・なんて感想が、直ぐに頭に浮かんでくるわけです・・・ こうじゃないんですよね・・・ここまでに聞かせていただいた曲は、何か、頭に、気持ちに、ガツンって来るんですよね・・・ 何てσ(^^)私の思いはともかく・・・この時、話題は、先のクリーニング前後の音の変化を聞くと・・・ひょっとすると、レコードを掃除すれば、勿論全部とは行かないものの、半分位は、このサウンドに近付けるんじゃないかって、思ってしまう・・・なんて話題で大ウケ!大盛り上がり・・・(^^; 更に、Gシェルで、こんなにトランジェントが良いのは凄いってコメントがあり・・・実は、ここにもTKさんならではのチューニングが施されているとのことで・・・一同、感心して納得・・・(^^; さてさて・・・次は、更なる驚きの体験へ・・・ TKさんは、片チャンネルのアンプの調子が悪いので・・・それに、最近鳴らしていないので、寝起きの音しかでませんからちょっと・・・って感じだったんですが・・・ 是非にと、お願いして聞かせていただきました・・・(^^; まず、送出しは・・・ウエスタンのプレーヤー・・・あれれ?ここではまだ使われてなかったかな?・・・この後のもう一つの再生系の時に使われたのかも?・・・もう記憶になくって・・・m(_ _)m ⇒やはり、このプレーヤーは、SP専用で、この後のもう一つの再生系の時に聞かせていただいととのこでしたm(_ _)m 【ウエスタンのプレーヤー】 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/20110805062338d98.jpg これは、演奏前なので、ターンテーブルの上にカバーが乗ってますが、演奏時には、このかバーがどけられ、綺麗なターンテーブルシートが姿を現しました・・・ おそらく、ご存知の方々には、珍しいものなのだろうと思うのですが・・・無知ゆえ、こんな、コメントしかかけないんです・・・スミマセンm(_ _)m でもって・・・今度の主役はこちら・・・ 【オイロッパジュニア】 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/201108050623370fc.jpg えっと、こちらも、全く、知識がなくて・・・オイロダインという名前を聞いたことがあるだけで・・・その小型バージョンなのだろうとは思うのですが・・・オイロッパジュニアというSPだそうです・・・ これは、全く逆で、クラングフィルムオイローパジュニアはクラングフィルムオイロダインより前のモデル(オイローパジュニアの小型版がオイロダイン)だとのことでしたm(_ _)m 励磁型のSPだそうで・・・要は、今のSPユニットの後のマグネットの部分が、電磁石になっているってことですよね?(^^; なので、このユニット・・・通常は上のホーンのドライバと下のウーファーの2つ、左右では計4つの励磁電源が要るのだそうで・・・本来はそれぞれ別々に電源を当てておられるそうですが・・・この時は、1組が貸し出し中とのことで、左右、各1台の電源で・・・ で、このSPを駆動するアンプは?・・・多分、ウエスタンのプレーヤーの右にあった黒い大きな2つの箱がそうなんでしょうが・・・画像撮るのを忘れました・・・多分、ウエスタンのアンプだったような・・・スミマセンm(_ _)m このパワーアンプは、同じくクラングフィルム製のKL401dと言うアンプだとのことでしたm(_ _)m ってわけで、不調ながらに、無理を行って聞かせていただいた・・・っと、ここで時間切れm(_ _)m ってわけで、つづきは明日・・・いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに! デハ ^^)/~ https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1147.html ▲△▽▼ TK邸訪問(その5):驚きのオイロッパジュニアのサウンド・・・(^^; [2011/08/06 07:00] https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1148.html
えっと・・・月末月初の輻輳状態のために、帰宅が遅くって・・・おさらいの進みが悪い上、今回聞かせていただいた機器について、全くと言って良いほど知識がないということもあって、記憶が乏しくて・・・どの機器が、どの系統の時に使われてたのかがさっぱり・・・(^^; そんなわけで、昨日のお話しで、ウエスターンのプレーヤーをご紹介しましたが・・・あれは、まだ、この後の再生系で登場したということが判明し増した・・・(^^; で、多分、この時の送り出しは、EMTだったと思われます・・・m(_ _)m ま、それはともかく・・・この珍しい、励磁型のSP、オイロッパジュニアのお話に・・・ っと言うのも、送り出しがどうこうと言う事はどうでも良くなる、驚きの体験だったからです・・・ 【オイロッパジュニアを】 https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1148.html
片チャンネルのアンプの調子が悪く、最近ならされていなかったとのことで、寝起きの音しかしないのでと、乗り気でないTKさんに、是非にとお願いしたわけですが・・・ その準備に少しかかって・・・やはり、片チャンネルからは、プチ、ジリジリ、ギャーと、時折ノイズが出ますが、一応、両チャンネルとも鳴ることが確認でき・・・ いよいよ、このオイロッパジュニアを聞かせていただいたわけで・・・ 【ベートーベンの第九】
おかけいただいたのは・・・フルトヴェングラー:バイロイト第九第4楽章の前半を・・・
おお、おおお!・・・ガ~ン!!・・・やっぱり来ました!(@@; レコードに針を下ろされた瞬間は、溝をトレースする音も盛大に、ゴ~ッと・・・冒頭、太鼓や管、弦の音からは、古い録音なりのナローなサウンドが・・・ ところが、すぐさま太鼓のパンッと飛んでくる音に、緊張と熱気の塊のような管と弦・・・深々と地面ごと救い上げて押し寄せてくるようなコントラバスの低い音色・・・ そのダイナミックなコントラストに、ノイズやレンジのことなど、一瞬にしてどこかへ・・・グングン、ドラマチックな演奏の波に飲み込まれ、溺れて行く・・・息継ぎをどこでして良いのかさえ分からなくなるほどに・・・ っと、演奏の隙間に聞こえた、会場の咳払い・・・鳥肌!!! その咳払いの周辺の音の澄み方に、驚きの感覚!・・・ノイズ交じりの音の向こうに、澄んだ巨大なホールの空間が広がったような気がして・・・ と、その巨大なホールの空間・・・地の底を思わせる低く太い弦の音色が、お馴染みのメロディーに・・・相変わらず、目の前の世界では、プチパチとノイズが聞こえているんですが・・・オイロッパの向こうに見える巨大なホールの空間には・・・バイオリンが優しく澄んだ空間にたなびいていく・・・次第に金管も交えた壮大な演奏に・・・ っと、スリル満点のジェットコースターの頂上に止まったかと思った瞬間・・・男声の歌が正面から搾り出されるように飛び出してくる・・・なだらかなうねりから、コーラスが入って、再び静かに盛り上がり始め・・・女声が伴ってグングン高みへ・・・コーラスと共にずっと登り詰める・・・ プチパチのノイズだけの空間に戻って・・・思わず、口から出たのは・・・う~ん、素晴らしい! アンプ不調のノイズや寝起きの音?・・・レンジが狭くナローな音・・・そんなの全く関係ない!・・・意識は、あっという間に、向こうの空間に入り込んだかのように、演奏を全身で感じ、受け止めようと集中し、手前の空間が消え去っていた・・・ ふと気がつくと手前の世界に戻りって・・・いやいや、凄い!いや~参りました!・・・って状態に 正に、現代オーディオとは、全く異なる次元の音世界・・・ 素晴らしい演奏のソースがあって、大切な部分だけは確実に伝える力のあるシステムがあればこその、とびっきりの感覚を体験させていただきました!・・・ っと、次にかけられたのは・・・園マリで夢は夜開く・・・ どっひぇ~!(^^;・・・ギターの伴奏にベースが下支え・・・録音が新しいからか、中高域が先程とはガラッと雰囲気が違う・・・ああ、中高域の見通し?透明感?・・・ボーカルが、熱く目の前で歌いだした・・・ことばを大切に語るように歌う・・・詩の重みがずっしりと・・・ 何とも実体感のある演奏・・・音の密度が桁違いに高い気がする・・・でも、何より、曲のイメージの伝わり方が違う気が・・・ 耳から脳へ、なんて無粋なイメージでなくて・・・直接、胸が熱くなるような・・・ それこそ、胸ぐら掴まれ、これが分からんのか!って、凄まれているみたいな・・・(^^; っと、お次は、再びクラシックで・・・ありゃ、残念、夜が開ける・・・今日はこれで時間切れ・・・ ってわけで、つづきは明日・・・いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに! デハ ^^)/~ https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1148.html ▲△▽▼
TK邸訪問(その6):オイロッパジュニアで次々と・・・(^^; [2011/08/07 07:00] https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1149.html
突然、胸元をグッとつかまれたように、驚きつつも、身動きできなくなるような、迫ってくるサウンドを聞かせてくれたオイロッパジュニア・・・アンプの不調から、最近、聞かれていなかったので、寝起きの音だからと・・・いやあ、とてもそんな風には・・・いきなり気持ちを鷲掴み状態ですから(^^; で、お次は、モノラル盤で、奥行きが良く出るんですと・・・ 【こちらがモノラル用のアーム】 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/20110807064721f10.jpg
バーンスタイン:ウエストサイドストーリーをかけていただいた・・・ ほー!今度は、随分レンジが広がった感じが・・・録音が新しいんでしょうか?・・・ クラリネットやドラムやホーンセクションが・・・指パッチンが綺麗に響く・・・それぞれの楽器が個々に自分のパートをキチンと聞かせ、とってもカッコいいサウンド・・・だったんですが、ちょっと高域がキツイので、そこそこで中断・・・ こっちをかけましょうと、シュタルケルのコダーイ無伴奏チェロソナタ第1楽章を・・・ 【シュタルケルのコダーイ】 チェロの中高域あたりが、ちょっと切ない感じに聞こえて・・・中低域の深い表現と交互に・・・それにしても何て滑らかで澄んだ響なんでしょう!
深い悲しみのシーンから心が入り乱れ葛藤するようなシーンへと・・・怒り?はたまたやるせない悲しみに?・・・という感じに、次から次へと思い浮かぶ情景が変わって行く・・・ しかし、その澄んだ深い響と悲しく切ない中域の綺麗な響、やるせない悲しみのように澄んだ中高域の響と・・・目まぐるしく変わるイメージを簡単に思い浮かべられるような熱く鬼気迫る演奏・・・ いやあ、良かったです!素晴らしく引き込まれる演奏ですね・・・ お次は、フルトヴェングラー:ワーグナータンホイザー序曲を・・・ 【フルトヴェングラー:ワーグナータンホイザー序曲】 豊かなホルンの調べから、静かにドラマチックな弦の盛り上がり・・・ホーンと太鼓が加わって壮大な雰囲気に・・・バイオリンが不安で悲しげな雰囲気に・・・また穏やかなホーンの調べ・・・バイオリンの明るい音色でシーンが変わり目くるめく世界に・・・やがて再び勇壮なシーンへ・・・って感じに
この曲も疎くて、どんな曲なのか良く分かりませんが、映画を見ているように、情景が次第に変わっていく感じで、ついつい引き込まれていきました・・・ 次は、フルトヴェングラー指揮ミュンヒメニューイン(Vn)でベートーベンのバイオリンコンチェルト・・・ 【メニューインのバイオリンコンチェルト】 穏やかな弦の調べから繊細で綺麗な音色のバイオリンがクラリネットと交互に・・・バイオリンの繊細に澄んで滑らかに伸びる中高域が何とも心地良いく・・・何か、このどことなく儚いようなバイオリンの音色に、気持ちが吸い寄せられるような感じが・・・
う~ん、なんなんでしょう?・・・何を聴いても、直ぐに引き込まれてしまいますね・・・ っと、ここまででオイロッパジュニアでの演奏は終了・・・ で、再びお茶タイムに・・・同時に、TKさんは次の準備を・・・ 【ロンドンウェスターンSP(2080A+2090A)】 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/2011080706471980d.jpg お次はこちらのスピーカー・・・ロンドンウェスターンのSP(2080A+2090A)だそうです・・・
さて、一体どんな演奏を聞かせてくれるのか?・・・ おっと、外が明るくなってきた・・・なので、今日はここで時間切れ・・・ 毎度、こま切れですみませんm(_ _)m・・・なかなかおさらいが進まないもので・・・(^^; ってわけで、つづきは明日・・・いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに! デハ ^^)/~ https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1149.html ▲△▽▼
【1097】110703 TK邸訪問(その7):ロンドンウエスターンでLPを・・・(^^; https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1150.html さて、TK邸での驚きの連続の体験・・・アクースタットの巨大なコンデンサーSPで、浴びるようなサウンドを・・・オイロッパジュニアで、瞬時に引き込まれる音楽をと・・・
既に、ここのところ、自分が出そうとしていた再生音とは、全く異なる次元の再生音楽を、たっぷり楽しませていただいたわけですが・・・ まだ、これで終わりではありません・・・(@@; お茶タイム(とっても美味しいお抹茶をいただきました)の後で、お次は、もう一つの再生系・・・ 【ロンドンウェスターンSP(2080A+2090A)】1096-05 https://blog-imgs-32-origin.fc2.com/m/t/t/mtt2/2011080706471980d.jpg ロンドンウェスターンのSPでの再生です・・・
TKさんは、いずれ、このウーファーを後4本揃え、片チャンネル4発としてバッフルを組んで・・・との計画をお持ちだそうですが、今はその途中の段階で、床置きなのだとのこと・・・ で、片方のチャンネルの調子が良くないので、ちゃんと鳴るかどうかと仰りながら、オーディオリサーチのアンプ(アクースタット用より大分小振りな別のアンプ)を接続し、準備完了・・・ まずは試しにと、先程のメニューインのバイオリンコンチェルトを少しかけられた・・・ オイロッパジュニアの時とは、随分違った雰囲気で、低域はユニットが裸なので少ないものの、非常にフラットなレンジの広い印象・・・逆に、オイロッパジュニアには、独特の個性があったんだなと、改めて感じました・・・ と言うか、ロンドンウェスターンでも、かなり濃く厚い方だと思うんですが・・・オイロッパジュニアを聞いてしまうと・・・(^^; 印象の違いとしては、オイロッパジュニアに比べて、レンジが広く感じる分、ロンドンウェスターンでの音の方が線が細く薄い感じが・・・その原因の1つは、アンプ・・・片や、オイロッパジュニアを鳴らしたのは、劇場用のアンプだから・・・ それともう1つは、カートリッジが、オイロッパの時はモノラル用だったのが、今はステレオ用で鳴らしたと言う事も・・・やはり、エネルギー感が随分違って、さっぱりとしてしまった感じで・・・ とは言え、接触の不調も今は、辛うじて出ていないようなので、ロンドンウェスターンでの再生を続けましょうと言うことで・・・大さんのリクエストで、オスカーピーターソントリオのプリーズ・リクエストのB面1曲目をかけていただいた・・・ ほ~!・・・オイロッパジュニアに通じる中域の厚みや濃さはあるものの、その鳴り方は、σ(^^)私の知る普通のSPの鳴り方に近い気がする・・・これがソースによるものなのかSPの鳴り方の傾向によるものかは分からないけれど・・・ ただ、そうは言っても、厚みを持ちながら中域~中高域が全くストレスなくふわっと広がる、何とも不思議な、それでいてとっても心地良い鳴り方には、非常に好感を持った・・・どうもこの独特の12セルのホーンによるもののような気がするんだけど・・・どうなんでしょうか?(^^; ウーハーはそのままで、クロスは600Hzくらいとのこと・・・ お次は、マイルスディヴィスのマイファニーバレンタインを・・・ ほっほ~!・・・ピアノの音色を聞くと、このホーンの感じが出ているような気がするんですが・・・バッフルなしのウーハー側の音かな?・・・ハハハよう分かりません(^^; でも、ミュートトランペットの音は、正しく!って感じで・・・グイッと迫ってくる・・・これは、オイロッパのときとはまた違った印象で、凄く良いなあ!・・・あっ!ピアノのソロのところを聞くと、やっぱりこのホーンの感じのような気がする・・・このストレスなくふわっと鳴る感じ、良いなあ(^^; そして、お次は・・・ホプキンソン・スミスで、デュフォーのリュート組曲?・・・ 【ホプキンソン・スミスのリュート】 1097-01ホプキンソンスミスのリュート.jpg う~ん、この音の密度濃さは、凄く生々しさを感じるなあ・・・この軽々と音が立ち上がるのは、このホーンドライバーと、このホーンならではなんでしょうかねえ・・・それに、凄く澄んだ音色で、空間の響も凄く綺麗に聞こえるんですね・・・ これにウーファーが4発になって、バッフルがつくと、どんなバランスになるんでしょうかね?(^^; っと、それでは次はSPをかけましょうかと・・・遂にあれを!・・・ ハハハ、先に勘違いでフライング紹介した・・・ 【ウエスターンのプレーヤー】 1097-02ウエスターンのプレーヤー.jpg ウエスターンのプレーヤーが、遂に登場です・・・が、またまた今日は時間切れ・・・ ってわけで、つづきは明日・・・いよいよラストか?・・・ いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに! デハ ^^)/~ [2011/08/08 07:00] コメント
London Western 2080は良いユニットだと思います。 当時の劇場用システムの完成度には昔の技術を感心させられました。 この時代の方が音楽の原点に近い鳴り方をしていると感じる人も多いでしょう。 Mt.T2さん良い体験が出来ましたね! [2011/08/09 15:46] URL | 大佐 大佐、コメントありがとうございますm(_ _)m 軽く適度な減衰で、耳障りな振動音を出さない振動板で、高能率な遠達性の高いスピーカー そんなユニットと箱が・・・おっと、そのサウンドを活かす部屋も・・・
この後、おおよそ2週間後に、またひとつ、貴重な体験を・・・ そんな体験が、自分の周りのそこかしこで、つながり始めれば、更に充実した世界が?・・・なんて思いを持ちつつ、音の不思議を色んな点で、楽しんで行きたいです\(^^)/ [2011/08/09 18:15] URL | Mt.T2 私は最初はビンテージに浸かってましたから、ハイエンド系は苦手だった。
聴いていても情報量が多くても楽しくない音に感じて、これならビンテージのまままで 良いと30年過ごしてました。 しかし今のシステムで両立出来た気がします。 それぞれの軌跡を得て今があると思います。 Mt.T2さんも良い方向を進まれていると感じますよ! [2011/08/09 18:41] URL | 大佐 大佐、再レスありがとうございますm(_ _)m
アンテナ高くセンス良く判断の速い方、信念やポリシーをお持ちの方、育った環境など影響で、早くに自分の音楽観やイメージをお持ちの片なら、方向性の振幅は大きくなく、直ぐに収束して行かれるのでしょうが・・・ 残念ながら、素質や育ちも縁遠いところで蠢いておりますので・・・いつまで経っても、右往左往の振幅は大きく、毎度行き過ぎないと方向転換できないわけで・・・ まあ、あれもこれも欲張って、何度も失敗を続ければ、そのうち少しは、学習効果も・・・ そんな、気の長~い歩みを続けることで、いつか少しは進歩があるかも・・・ せっかくやるなら、楽しくと・・・おまけ的気持ちで書いているのがこのブログ・・・ 焦らず、時折振り返って、またぼちぼちと歩いていくことにしますわ・・・v(^^ [2011/08/09 19:28] URL | Mt.T2 https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1150.html ▲△▽▼
【1098】110703 TK邸訪問(最終話):SPの電気再生とクレデンザ・・・(^^; https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1151.html
さて、巨大コンデンサーSPのアクースタットからかぶりつき席で、浴びるように聞かせていただいたロリンズのぶっとく厚く、めっちゃ熱いサックス・・・ 励磁型のヴィンテージSPのオイロッパジュニアで、瞬時に、気持ちを鷲掴みにされたように入り込んでしまったシュタルケルのむせび泣く様なチェロの深い響・・・ あまりに厚く濃く、ストレートに迫ってくる音楽のエネルギーに圧倒されたもんだから・・・ 熱さも濃さも持ちながら、独特の暖かく柔らかくふわっと包み込むように、囁くマイルスのトランペットが、クールに?聞こえたロンドンウェスターン・・・ 【ロンドンWEのSP】1096-05 1096-05ロンドンWEのSP.jpg いよいよ今度は、同じウェスターンのプレーヤーで、SPを聞きましょうと・・・ 【ウエスターンのプレーヤー】1097-02 1097-02ウエスターンのプレーヤー.jpg SPの電気再生の1曲目は・・・カールエルプの君を愛す・・・ シャープチプチプチっという古いSP盤をかけた時のイメージの音から始まったんですが・・・ 高域の無い詰まった音をイメージしていると・・・思いの外、中高域が伸びている・・・ 更に、曲が始まると、突然信じられないほど、シャープチプチプチって音が消え、ピアノの伴奏と男声の響が聞こえ出す・・・ああ!やっぱり音の厚み、密度が凄く、声のエネルギーが、驚くほどドバッと迫ってくる・・・ オイロッパジュニアのようにほとばしるように音のエネルギーの塊が次々ぶつかってくるのとは違い・・・一応演奏している空間が少し感じられ、そこから歌が押し寄せてくる感じで・・・より実体をイメージしたところから、声が迫ってくる感じ・・・ お次は・・・セゴビアのソルテーマ・・・ おお?今度のトレース音?は、かなり高い音でショワーって感じで、結構盛大・・・ っと、またまた、この音は聞こえてるものの、ギターの演奏が始まった途端、このショワーって音が、ガクンと音量が下がったかのように、ギターの演奏がクリアに聞こえ始めた・・・弦を指で弾く瞬間の音と弦が震える音もはっきりと・・・ 続いては・・・ゴールドベルグ、クラウスのモーツアルトVnソナタK378から冒頭を・・・ ピアノの音色が艶っぽく暖かく響くなか・・・何とも生々しい実在感で、バイオリンが・・・目を瞑れば、なお更そこで演奏しているような感じが増す・・・今のソースや機材の音に比べれば、帯域もかなり狭く、シャープチプチとノイズも盛大に聞こえているんですが・・・演奏のエネルギー感と実体感は、信じられないほど高い・・・正に中域の密度とエネルギー感の違い・・・モノラルの威力?(^^; それじゃオーケストラをと・・・ワルターウィーンフィルで田園第5楽章前半を・・・ ああ!・・・シャーの中なのに、ホールの響と言うか、空間に音が広がる感じまで・・・よく、オーディオ機器の試聴で、ベールを1枚はいだように・・・なんて表現がありますが・・・確かに、シャープチプチって音は、粗い織りのレースのカーテン越しに聞いているようではあるんですが・・・粗い目の向こうは、実際の演奏現場って感じで・・・ある種、生々しさや実体感を感じるんですよね・・・ っと、貴重なSP盤を電気再生で聞かせていただいてきたんですが・・・ いよいよ最後に・・・蓄音機でと・・・ 【クレデンザで】 1098-01グレデンザで.jpg 一際、その存在感を示していた、家具のような蓄音機・・・クレデンザでの再生・・・ まずは・・・コルトー:ラヴェル水の戯れ・・・ へ~!電気再生の時は、あれだけ盛大にシャーって聞こえてたのに・・・微かにシャーって聞こえる程度で、ほとんど気にならない・・・ で、流れ始めた、優しく繊細なピアノの調べ・・・思いの外柔らかく、優しい感じ・・・でも、その分細かな音の表情が聞こえるような・・・ 針が、真鍮の針だそうで、波状の特殊な構造の針だからなのだとか・・・ と、最後は・・・エリカモリーニのVn小品をと・・・ う~ん、何とも暖かく思いやりに満ちた、優しい演奏・・・ピアノを後に、バイオリンが情感たっぷりに、ある種の切なさも伴って・・・それにしても細かな音までよく出るんだなあ・・・ いやあ、素晴らしい!・・・パチパチパチ コンデンサーSPから、不調で最近鳴らしていないので、ちゃんと鳴るかどうか・・・鳴っても寝起きの音しか出ませんよとのことでしたが・・・嬉しいことに、何とか鳴ってくれて、完調ではないにせよ、圧倒的に厚く濃く、トンでもない音楽のエネルギーを感じさせていただきました・・・ 普段、聞いている音楽やそのサウンドも、それはそれなりに好きなんですが・・・今日聞かせていただいた音楽は、全く別次元のもの・・・ソースの持つエネルギーもあるのでしょうが、ヴィンテージ機器の驚くほど、音楽のエネルギーをストレートに伝える力・・・ 帯域や特性とかスペックには全く関係なく・・・音楽のエネルギーと実体感、何より、中域の厚く濃く、完全に中身の詰まったサウンドで・・・演奏の熱気と思いをダイレクトに受け取る素晴らしさ・・・ スペックに現れない、音楽の大切な要素に気付かせていただきました・・・ TKさん、長時間に渡って貴重な体験をさせていただき、大変ありがとうございましたm(_ _)m おちゃらけた音遊びからは、まだ卒業できそうにありませんが、お聞かせいただいた素晴らしい音のエッセンスを心に留め、あらたな観点も加えた、自分の音作りをして行きたいなと思います・・・ 今後とも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m ってわけで、こま切れ度が増し、少々長くなってしまったこのお話も、ここで一旦お終い・・・ 明日からは・・・多分、またおちゃらけ音遊び?(^^; ま、いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに! デハ ^^)/~ [2011/08/09 07:00] コメント Mt.T2さん、長文の試聴記をありがとうございました。多少なりともお役に立てたならば幸いに存じます。また宜しければいつでもお越しください。 [2011/08/09 23:05] URL | TK TKさん、こちらこそ、長々とお付き合いいただき、大変ありがとうございました。 レコードというソースと、ヴィンテージと呼ばれる機器、アナログでの音楽再生の持つ、強烈な魅力を再認識させていただきました。 ただ、そのソースも機材も、今からは入手も維持も多くのノウハウと労力、コストが必要ですので、σ(^^)私には、その世界に入り込むことは難しいとも、感じました。 でも、この体験を通して感じたアナログならではのエッセンスや、アドバイスいただいた考え方を参考に、今後のσ(^^)私のシステムの調整や音作りに、少しでも取り込んでいけたらと思っています。 ま、今のところは、その思いだけで、何をやればどう変わるのか、その術は、全くありませんので、また、ぼちぼちと経験値を上げるべく、右往左往を繰り返し、続けて行きたいと思っています。
今後とも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m [2011/08/10 04:10] URL | Mt.T2 オーディオの王道 TK邸の詳細レポートありがとうございました。Mt.T2さんの異次元のサウンド体験の印象が十分に伝わってきました。 TK邸のこれだけのシステムをそれぞれうまく鳴らせるのは、並みの努力、並みの力量ではできないと思います。また、SPからPCオーディオまで、幅広く楽しんでおられるのですが、SPやLPを極められているからPCオーディオの良さも分かり、PCオーディオをやっているからSPやLPの良さも再認識できるということでしょう。 それに比べて、昨今のオーディオは少し底が浅いと言うか、代わり映えしない新製品の羅列とか、アクセサリー遊びなど、本質からずれているように思います。 [2011/08/10 07:25] URL | 酒仙坊
酒仙坊さん、コメントありがとうございます。 レスをつけたはずが、上手く更新されていなかったようで、遅い返信になり、申し訳ありませんm(_ _)m
さて、TK邸で体験させていただいたサウンドは、以前、単身赴任で神奈川にいた時、先輩に連れて行っていただいたお宅・・・思い返すと、かなりのお宅が、いわゆるヴィンテージに入るシステムをお使いで、その頃から、何か気持ちを捉えて離さない魅力を感じてはいたのですが、まだ、音に対する経験が浅く、充分その良さを理解出来ていなかったように思います。 そんな背景もあり、TKさんのお宅では、その魅力を色濃くストレート出されていて、σ(^^)私の感覚でも感じとりやすかったような気がします・・・そのようなサウンドに調整されているTKさんの情熱のおすそ分けをしていただいたような感じです(^^; > それに比べて、昨今のオーディオは少し底が浅いと言うか、代わり映えしない新製品の羅列とか、アクセサリー遊びなど、本質からずれているように思います。 う~ん、耳の痛いお話・・・でも、その違いも、一度は体験して見ないと、本質に辿り着けないような気もするのですが・・・と言いつつ、まだ本質がよく分かっておりませんが・・・足掻くしか方法を思いつかなくて(^^; [2011/08/11 05:04] URL | Mt.T2 https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-1151.html
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