★阿修羅♪ > 近代史02 > 358.html ★阿修羅♪ |
|
日本中の温泉マニアを熱狂させた あの安部城温泉は今… http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/358.html
(回答先: あの伝説の名湯は今_ 幻の秘湯 戦慄の二股ラヂウム温泉 投稿者 中川隆 日時 2010 年 4 月 30 日 17:49:54)
1. 在りし日の 安部城温泉
小さな小さな湯船に似合わぬ太いパイプ。そこから猛烈な勢いで湯が噴出している。”流出”なんて生易しいものじゃなく、”噴出”なのです。 たった一枚の写真ながら、そのインパクトは強力で私はKOされました。 以来、その温泉のことが頭から離れず、下北まで飛ぶきっかけとなったわけです。万が一、閉鎖や建て替えなどになって、この湯に入りそびれたら、私は間違いなく一生後悔する!と無我夢中でした。そんな風に思える温泉、そうそうありません。 ようやくたどり着いた、恋焦がれたその湯は、とっても小さな掘立小屋でした。森の中にポツリと佇んでいる姿に心逸るものの、順番待ちの軽トラが。 話を聞くと「人気なので15分交代なんだよ」とのこと。 しびれが切れた軽トラのおじさんが小屋へと乗り込み、しっかりのぼせ上がった男性を連行してきました。(笑) 気が付くと私の後ろにも車の列が出来ています。ナンバーを見ると結構遠くからのお客さんも。こんななんにもない森の中、みんなよく知っているなぁと、自分が愛知くんだりから来ていることを忘れて感心しきり。 15分きっかりで出て来てくれた軽トラのおじさんと交代し、遂に中へ! そして浴場からは猛烈な湯の音が・・・ 超素早く服を脱ぎ捨ていざ出陣! 例の湯船の傍らに立ち、思わずため息をついてしまいました。 憧れの温泉が私のすぐ足元にあるんだ、そう思うと目頭が・・・熱くなってるヒマはこれっぽっちもなかった(-_-;)15分、15分! 湯船は本当に小さく、パイプは本当に太く、湯量は本当に猛烈でした。 これだけの湯量を目の当たりにすると、成分云々などどうでもよくなります。 「会えて良かったよ〜♪」と鼻歌+独り言。 とにかく笑いが止まらない。 こうしてギリギリまで堪能し、再会を心に誓って次の人にバトンタッチ。
瑞々しく清々しい若葉に、抜けるような青い空。先客がいる場合は、気長に待ちましょう。 安部城温泉 共同湯(上の内部) 2001年5月入湯 2人がやっと入れる湯船に、ドバドバと湯が注がれていました。自専になった模様。
私が今までで最も感動した温泉がここだと言っても過言ではありません。 ここまでにナチュラルで豪快な掛け流し温泉が存在したとは! 砂利道の突き当たり、湯小屋の前のスペースに1台の車が停まっていました。私たちは、その車の横に駐車し、先客が湯から上がるのを車内で待っていました。 ここの湯船は極小さいもので、どんなに仲良くても二人は入れないぐらいのサイズなのです。だから湯船に交代で入る仲間同士なら一緒に入っても構わないけれども、知らない人なら先客が上がるのを待つというのがルールとなっているのですね。一組あたりの入浴時間は15分以内を目安に。長湯をしなくちゃ嫌だという人には向いていません。 金気臭がプンプン香る湯は、太いパイプからゴボッ、ゴボボボッ、と逞しい音を立てながら湯船に注がれます。湯船に人が入って溢れ出したせいで一瞬減った湯船の湯は、ものの数秒で元通り。溢れた湯は、川のように流れを作りながら、下方の小川に捨てられています。本当に素晴らしい温泉に入浴させて頂き嬉しかったです。(2002年5月訪問) 下北半島の奥深くにひっそりとある共同浴場です。ここも事前に知らなければ訪れることもなく通り過ぎてしまいます。今のところ地元民専用ではなく一般にも開放されているようです。湯小屋の外観が何とも手作り感溢れるもので、微笑ましくなってしまいます。このような造りで冬場は大丈夫なのだろうかと心配になります。(右の写真は源泉のポンプ場) お風呂は内湯×1があり、混浴です。頑張れば2人入れますが、私はどうしても一人で入りたい広さの浴槽です。そこへ太いパイプからお湯がザバザバと注がれ掛け流されていきます。 これは見事なほど豪快な光景です。とにかく浴槽から溢れ出るるお湯の量が半端ではありません。眺めているだけでうーんと唸ってしまいます。 お湯はやや熱めに感じますが、浸かっているとそれほではありません。小さな気泡が舞っていますがそれほど付きは良くありません。とにかくフレッシュなお湯に思い切り触れられるので、心地の良いことこの上ありません。 泉質云々といったレベルを超越した素晴らしい浴感・肌触りです。源泉の持つ素晴らしさが肌を通してビシビシと染み込んできます。 あああ、気持ちがいい!!この素晴らしさ・心地よさは言葉になりません。 地元の方々が大事に管理されている施設ですので、くれぐれもマナーを守っての利用をお願いいたします。(2002/08/17/AM9:00) とにかく湯量が多い。太いパイプからそばどばと出ている。底の栓を抜いているのに湯船からのオーバーフローがこれだけある。これだけの湯量と底からも湯を抜いているため、レジオネラ菌が住み着くゆとりもなさそうだ。 湯は上の老人施設からのあまり湯らしい。 口コミで利用する人も多いらしく一回15分以内の張り紙が出ていた。 17 A温泉 共同湯 地元専用共同湯。簡素な造りで仮設であると思われる。ポリエチレンの乳白の波板が張ってある外観の掘建て小屋に木製の一人用の浴槽が設置され150φの塩ビパイプから湯が流れている。 明らかに浴槽の容積よりも湯量が余りにもオーバーしているので激しい溢れ状態になっている。小さな浴槽のため入浴すると更に湯が溢れ川の流れに入っているような流れ方である。 浴室の床は木が張ってあり良い雰囲気である。 湯は2グラムほどの芒硝泉と推測する。透明、芒硝味、微硫黄臭+微湯の香と観察した。新鮮さこの上なしの仮設共同湯で、素晴らしい存在であった。(2002年 11月 06日)
(お願い) 川内町行政当局からも地域外の方は入浴を遠慮して欲しい旨の御指導がありましたので、本ホームページでは「地域住民専用」と紹介することにいたしました。 安部城温泉は地元専用 青森の温泉仲間から、地元の方々の利用に支障が出ているとの情報をもらいました。 これほど素晴らしい温泉ですから何度でも入りたいですが、しかたないです。(03.5.7) 安部城温泉 これぞ幻の共同湯 安部城集落の近くにある温泉浴場です 簡素なビニールトタンで囲った 幻の共同湯です 但し、決まり事はきちんとありました。 それも入浴時間は、1組15分以内です その家庭用サイズには 到底不釣り合いな150ミリの大口径パイプからは、 なんとも豪快です(@_@) 脇野沢温泉へ立ち寄り、再び川内町に戻り、実は下北行きを決定づけた憧れの温泉へいざ出陣! どのHPかはもう忘れてしまいました。ふと私の目に飛び込んできた一枚の写真。 「なにコレ???」 その説明も何も要らない圧倒的な風景は、以来、私の心にずっと住み続けていたのです。 恋焦がれた相手・安部城に、ようやく会うことができました。 桶に湯を汲んでおかないと流されます。 本当に言葉にならない、説明など要らない感動でした。 最愛の温泉に出会えた後は、どうも腑抜け。 湯野川も和白もいい湯だと思います。しかし今ひとつ印象が希薄・・・。 下北を旅したいと思ったきっかけの温泉。
森の中にひっそり佇む小さな小屋には先客が上がるのを待つ1台の軽トラがあり、みんなこうして自分の番を待つようです。地元専用という張り紙もなく、そもそも地元といっても周囲に民家もありません。常連客の間で混雑し始めたことへの不満が膨らみ、混んでいる時は地元の方々優先でお願いします、といったニュアンスのようです。 やっと順番が周ってきて胸を躍らせながら中へ入ると、ネットの写真で見た通り、とっても小さな1人用の湯船に太いパイプからドッバドバ、いやゴーゴーと音を立てて激流のように源泉が流し込まれていました♪ 想像していた以上にすごい光景です。湯量を浴槽の大きさで割ればやはり日本一でしょうね!洗い場も川のように湯が流れ洗面器は水を張っておかないとドンブラ漂流します。 浸かっている自分も湯量の激しさでゆらゆら。 お湯は少々熱めで無色透明、うっすら塩味+金気臭。 尚、入浴は15分以内が大原則で、混んでいる時は地元の方々優先でお願いします。貸切で利用するので後の人へのマナーはきちんと守って、いつまでも存続していってもらいたいと切に願ってやみません。(2003.07入) ドバドバ 入湯日 2003年7月13日 安部城を語るにドバドバ以外の言葉が見つからない。一体どれほどの湯量なんだろうか?毎分500リットルは出ているんじゃないだろうか。 今回この安部城温泉に入りたくて下北行きを決めただけのことはあり、もう最高の気分である。 日本一か? こんな凄いところは見たことが無い。体重77kgの権兵衛が湯船から出て2秒でお湯が溢れ出すのである。 ただし利用時間は15分まで、車の先着順でマナーを守って利用しましょう。 怒涛の掛け流し 浴場は、ほったて小屋風 日帰り温泉施設「ふれあい温泉」が休館日でガッカリする私に「温泉が好きなの?ここにも温泉があるのよ」と、地元の御婦人が阿部城の共同浴場を教えてくれた。 奥さんに教えられた通りに道を進むと、かなりボロイほったて小屋がひとつ。 「これが温泉なのかなぁ?それにしてもボロイなぁ」とオソルオソル近付いてみる。 奥さんは「先客がいたら外で待つのが決まりなの」と言っていたけれど、扉は開いているし、車は一台もない。及び腰になりつつ「すみませーーん」と言いながら中へ入ってみた。 誰もいない。 浴室の扉を開けてビツクリ! 小さい浴槽に怒濤のごとく掛け流しだ!! 「なんじゃこりゃあっっ」と思わず叫んでしまった。 強烈に叩き込まれる湯は無色透明。浴槽は鉄色に染まっているも。 下北半島の隠しダマ、秘密兵器といっても過言ではない。 教えてくれた奥さんに感謝しつつ、料金箱に料金を入れようとしたら見当たらず。「何?ここ無料なのかい?」なんか非常に申し訳なく、浴場を後にしたのであります。 それにしても、あんな凄い湯、観光に利用しないテはないんじゃないかい?と守銭奴な私は思ってしまった。(03年9月)
もともとは温泉付き分譲地のモデル的な簡易温泉施設だったものと思われる。 小さな小屋で浴室は1つだけだが、このお湯が実に豪快ですばらしい。 直径20cm以上有りそうな大きなパイプから注がれるお湯はとても気持ちよく、鉄臭いさらりとしたお湯である。炭酸味がする適温のお湯はこれでもかというくらいどばどばと注がれている。泡つきもあると思われるが,勢いが良すぎてそれを感じ取る暇がない。 こんなにフレッシュなお湯に今まで出会ったことがないといっても過言ではないだろう。鉄の成分が付着して赤みがかった床や浴槽がなおこのお湯の良さを強調してくれる。 この湯小屋を守っている地元の人たちに感謝して入るようにしたい。入浴時間15分を守り、できれば上がる際に掃除もして上がりましょう。(2003/10/4) 安部城温泉の共同浴場は何処? 何処? 砂利道へ分けた所におじいさんが歩いていて尋ねたら 「すぐそご、今がらいぐとご」ですと。 ラッキー。 行けばすごい掘っ立て小屋。こりゃわからんです。看板などなし。 「一人500円」。え? 御仁は当番の者だと申します。 脱衣所は男女共用一カ所。誰もいません。おー!貸し切り! 「この温泉は無料ではありません」の看板は解るとして「お風呂は15分以内でして下さい」って看板はなんだろう。 風呂に入ってぶったまげ! 何というお湯の量! 何という湯船の小ささ! どでかいパイプから二人で満員の湯船に適温の源泉がこれでもかと超掛け流しです。 二人で「せーの!」ざぶーっ! 湯船の栓も抜かれているのに、二人が出てもあっという間にザブザブ溢れる。 凄い所だぁ! 「せーの!」ざぶーっ!「せーの!」ざぶーっ! あー何て楽しいんだろう。十回位やっちゃいました。 娘「凄い所だねー」と言いながら床に溢れる湯と戯れトド。 そろそろ出ようと外に出てびっくり。あれよあれよと4台も到着。 御仁が雪かきしながら整理。次の家族が入って行くけれど他の車から人が出て来ない。 モラルで成り立つ素晴らしいシステム。 温泉付き別荘開発が破局したバブル遺産を地元で細々と守っている。 ずっと続いて欲しい。 表通りに出てまたびっくり。更に3台待っている。 安部城温泉(あべしろ) 安部城の湯 24h \500/500
2. 湯小屋なんか無くても…
※2003年末突如撤去されました・・・(涙) 安部城温泉は取り壊し・閉鎖されてしまいました。
これからもそんな温泉が増えるのでしょうか? そう考えると悲しい気持ちがしますが、それでも最後に会えて良かった・・・。 下北半島の秘湯中の秘湯と言われていた安部城温泉ですが、何と最近湯小屋が取り壊され、休止されてしまいました!!(下記写真参照) といっても、源泉槽からお湯はドバドバと川に捨てられている状態ですので、いつの日か復活することを望みたいです。(2004.1.13) 安部城温泉 温泉ファンの間で超有名な安部城温泉です。 2年ほど前までは湯小屋があって、そこに見事な掛け流しの浴槽があったのですが、その後訪れた時は湯小屋が撤去されていてお湯だけが流されていました。 再々訪時にこんな立て札のみで湯小屋は撤去されていました。ショックでしばらく立て札の前に立ちすくんでしまいましたが、その後アビルマンと化したことは言うまでもありません。 こちらはありし日の安部城の湯船です。湯の投入量に対する浴槽の大きさという点で圧倒的な掛け流しの温泉ですね。 これ以上の掛け流し量の温泉を私は知りません。 安部城温泉 2004年現在、小屋は撤去され、浴槽のみあります。入れます(笑)
最近浴槽が設置されて再び入浴できるって聞いたからちょい様子を見にいってきたじょ 噂どおり小さめのステン浴槽が設置してあったじょ ひっかかる感触の良好なお湯が従前どおりドバドバかけ流しで 看板には入浴しないでの文言が… 湯小屋が廃止になった経緯もあり何事も「自己責任」とゆことで‥ 立て看板には「入れません」と書いてあるけど浴槽の前になぜかスノコがあり ダメって看板がでてるのに入浴してる人がいるみたい‥ 安部城温泉 ステンレスの湯(無料野湯) 青森県下北郡川内町安部城 以前は湯小屋の中に木製の湯壷があったそうですが、湯小屋は撤去されてしまい 泉 質 :たっぷりどばどば〜〜 以前はボロ湯小屋の中に木製の湯壷があったそうですが、その湯小屋は撤去されてしまい今はパイプの下にステンレスの浴槽が置かれていました ちょうど地元のおばちゃんが山菜採りで汗をかいたから浴びにいらしてて 「いいお湯だから、あんたらも浴びてき〜」と恩恵を受けることに(^o^) 地元の方に断りたくっても第一村人を発見できなそうな人口の少ない村なのに助かりました(^o^) 一人しか入れない狭い浴槽に体を沈めたらドッパァァ〜とものすごい量のお湯が溢れたけどパイプから流れ落ちている湯量が半端でないので、あっという間にまた満杯に! 背中に当たるお湯はチト熱めだけど、内湯でなく露天で入浴できたことに感謝、感謝 今後またこの場所に同じどばどば〜の共同浴場ができるのかな?(2004.9.14)
3. 安部城温泉の最後
近くの畑仕事のおばあさんに話を聞くと、近所に立派な温泉施設が出来たがこの無料共同浴場がある為にみんなが足を運ばないのでやむなく取り壊したとの事でした。
その後どうなったか気になり、05年7月に行ってみましたが、小屋は勿論、浴槽等もすべて撤去されていました。絶対に入浴しないようお願いをした貼紙だけが残っていましたが、それも随分と色褪せていました。小屋を撤去後も入浴者が絶えなかったんでしょうか。(05年7月) ※今はこのパイプも浴槽も撤去されたらしい???
_______
2006年06月05日 kanataku氏からのミッション: 「安部城温泉にブルーシートで作った湯船ができているということなので、早速取材してレポートをあげること。」 に従い、現場調査を敢行!も、ありゃりゃ・・・・・??? ブルーシートどころか草ボーボーの荒れ放題。うーん、何とかしたいものです。
ここがなくなってしまったのは日本にとって重大な損失です。 記入者 スワン URL 2006/05/26/02:19:16 No.34 ------------------------- アブラ電気商会 2006/05/26/22:44:48 No.42 ここは最高でしたね! と過去形で書かないといけないのが悲しいです。 廃湯になった温泉の中ではNO.1かもしれません。
旧川内町と言うのは、地図で見ると以外に面積の広い自治体です。マサカリ型をした下北半島の、丁度刃の部分の南側の半分程度は、この川内町の管轄する区域でした。 そんな訳で、この町内を走っている道路も殆どありません。まともに地図から読み取れる路線は、東隣のむつ市から陸奥湾の海岸線ギリギリのところを湾岸沿いに西へと伸びている国道338号線と、町役場にほど近い川内という地区からほぼ町のど真ん中の山中を北へ向って進む地方道46号線(通称を「かもしかライン」といいます。)だけです。 さて、その「かもしかライン」を陸奥湾の沿岸から10キロほど北に進むと、「安部城(あべしろ)」という小さな集落のある地域に至ります。 道路とほぼ並行して走る川内川の沢沿いに開けたこの集落、一旦道路から外れると、1キロも進まないうちにそこはもう雑木林の中、みたいな正に人里離れたところなのですが、この小さな集落に、かつて小さな温泉小屋がありました。 幹線道には何の看板もなく、未舗装の砂利道を100メートルほど進んだ先にある小さな湯小屋は、地元有志の方々が手に手に持ち寄った有り合わせの材料で作られたもの。 湯小屋の中には、人一人入れば満杯になってしまうほどの小さくて狭い湯舟があり、その湯船には、風呂のサイズに比して不釣合いなほどの太さのパイプから、そばに置いた湯桶まで流されてしまうほどの勢いで、大量のお湯があふれかえっていたと言います。 このお風呂、本来は地元の方のみの共同浴場というのが建て前でしたが、これと言って入浴するものの制限はなく、入りたいと思えば誰でも自由に入れる温泉だったそうです。 しかし、建てた当初は利用するのは地元のごく限られた人間だけ、お金も要らず、何の気兼ねもいらなかったこの小さな共同浴場に、あるとき大きな変化が起こりました。 一人の温泉マニアが、この湯小屋を訪れ、感動して この小さな湯小屋を自分が開設しているInternetのホームページで具体的な場所の解説までして紹介してしまったのです。 そして、この最果ての地の知る人もないはずの小さな湯小屋が、日本全国の温泉マニア達の知るところとなってしまいました。 その結果、みんなが我も我もと先を争ってこの温泉を目指すようになってしまいました。 残っている記録を見ると、一時は順番待ちの車が列をなし、高々100メートルもない入り口の砂利道が、遠方からやってきた“余所者”の車であふれ帰っていたということです。 さて、そういった状況を見て、いささか面白くないと考える人間がいました。それはこの川内町の町政を司る立場にいるお方。 それもそのはず、実はこの川内町、最初に書いたようにその管轄区域は山ばかり、これと言って売りになるような観光地もなかったのですが、つい数年前に、大枚かけて町内の数少ない観光施設(?)、川内川沿いのキャンプ場に日帰り用の温泉入浴施設を建てたばかりなのでした。(悪い事に、この入浴施設は件の安部城のすぐそばでした。) 「お湯は同じなのに、何でこんなちっぽけな湯小屋に長蛇の列が出来て、 多分そんな風に考えたのでしょう。 この湯小屋がある限り、折角建てた温泉にはお客が寄り付かない。そんなら、いっそのことそんな湯小屋など潰してしまえ! 安部城温泉跡地には取り壊しを指示したお上の「使うことまかりならん」という強い意志を感じさせるようなオマケの看板まで立てられてしまいました。 ____________
地場産品などを使った薬膳料理「あっちゃのまま(=おとうさんのご飯)」と周りを原生林に囲まれた明かりとり窓の大きいお風呂が特徴です。 お風呂は44度のそこそこ熱いお湯と48度の飛び上がるくらい熱いお湯があります。
安部城温泉 新田1号泉(阿部城2本の源泉のうちの1本を載せておきます) 和白温泉 「ふれあい温泉川内」 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 ※加水あり、塩素系薬剤使用あり 安部城温泉 共同湯 地元専用共同湯。簡素な造りで仮設であると思われる。ポリエチレンの乳白の波板が張ってある外観の掘建て小屋に木製の一人用の浴槽が設置され150φの塩ビパイプから湯が流れている。明らかに浴槽の容積よりも湯量が余りにもオーバーしているので激しい溢れ状態になっている。小さな浴槽のため入浴すると更に湯が溢れ川の流れに入っているような流れ方である。浴室の床は木が張ってあり良い雰囲気である。 湯は2グラムほどの芒硝泉と推測する。透明、芒硝味、微硫黄臭+微湯の香と観察した。新鮮さこの上なしの仮設共同湯で、素晴らしい存在であった。 和白温泉 「ふれあい温泉川内」 湯の川温泉の近くにある日帰り温泉施設。総計1390mgの石膏芒硝泉50.1度である。 単純泉に近い薄さながら色付きの湯で個性的である。薄茶色、石膏味、少湯の香である。成分よりずっと濃く感じる温泉である。 またキシキシの触感もあり石膏泉の特徴も良く表現している。高温湯では掛け流しの量も多く取ってあり良かった。 和白温泉 「ふれあい温泉川内」 むつ市の西部を通る県道46号沿いにある日帰り温泉施設です。平日の日中のためか、施設内は従業員以外は誰もいなくてかなり閑散としており、なにか寂しいものがあります。 お風呂はガラス張りの浴室に、温度差を設けてあるそれぞれ趣向の異なる浴槽が二つあります。高温浴槽は桧風呂で4-5人ほどの広さです。低温浴槽はタイル張りの10人サイズのものです。 高温浴槽は45℃と熱め、「加水あり」表示がありましたが、こちらはほとんど源泉そのままと思う。湯表面は貝汁のように白っぽく、湯は半透明な黄金色といった感じ。土類成分によるキシキシ浴感が感じられます。とても浸かり心地がいい温泉で、熱いながら何度も出たり入ったりを繰り返したしまうほどです。 低温浴槽はジャグジーが併用されており、落ち着かない。低温とは言えども42℃はあり、ちっとも低温ではありません。平日で閑散としていたけど、休日などはお客さん入るのかなー?(06年7月)
比較的広さのある浴場は、窓が大きくとられ外光がよく射し込み明るい雰囲気。浴槽は二つあり、片方は4人サイズ、もう片方は10人サイズとなっています。 まずは小浴槽ですが、湯口より激熱湯をチョロチョロと投入、浴槽温度46℃と結構な熱湯。比較的濁りのある明るい黄土系の色づき湯で、一口含むと味は極薄であるものの、なんとも言えぬ温泉味を感じます。ギリッと熱いギチギチ浴感が印象的。 すぐお隣の大浴槽は、適温の薄茶色づいた透明湯が次々と溢れ出ています。湯の印象からこちらは加水という事でしょうか。定番の激しいブクブク作動あり。カランも温泉利用。 館内掲示に塩素使用とありましたが、気になるものではありませんでした。(06年7月) ふれあい温泉川内の評価は:
温泉よりここは薬膳料理が有名だそうで、でも私は懐かしいすいとんを頂きました。 硫酸塩化物泉とのことですが単純泉かと思いました。
季節によって変わるメニューから、自分の体調にあわせて選び、召し上がれば、体の中から、癒されることでしょう あつ湯の方はやや暗い黄色味を帯びたお湯で青森ヒバでできた浴槽です。かなり熱く感じるお湯で、浸かった瞬間にピリリときますが浸かり続けているとそう熱くも感じなくなりますが45度以上はありそうです。このあつ湯がかなり入り心地がよく、多分源泉だと思われるお湯が注がれています。 ここのお湯は臭い・味ともかなり弱いため存在感がちょっぴり希薄に感じられるのが惜しいですが、なかなか良いお湯だと思いました。(2002/08/17/AM11:00)
5. 安部城温泉についての噂
〒039-5201 青森県むつ市川内町家ノ辺107−4 へ直接問い合わせて下さい. 1. 元々は温泉付別荘地として計画されていたものの、バブル崩壊などもあり、あまり売れなかったが,温泉はしっかりと残っており, 波板で囲っただけの建物の中に2人入ればやっとの浴槽があり、 大量のお湯が掛け流されていた。
「お湯は同じなのに、何でこんなちっぽけな湯小屋に長蛇の列が出来て、もっと立派で綺麗なウチの日帰り施設にお客がこないんだ―。」 と怒って <安部城温泉は地域住民の方のための温泉なので,地域外の方は入浴を遠慮して欲しい> という通達を出した. 実際には地元といっても周囲に民家もなく,地元民からは混んでいる時は地元の方々優先でお願いします、といった程度の要望しかなかった.
この湯小屋がある限り、和白温泉「ふれあい温泉川内」には客が寄り付かない。 という事になり,2003年末に強制的に湯小屋を撤去した. 撤去の名目上の理由は <誰かが連れ込んだペットのノミが脱衣所で繁殖した為>
地元のおばちゃんが旅行客に「いいお湯だから、あんたらも浴びてき〜」と勧めていたそうだ.
川内町の役人はそれを苦々しく思い、 “絶対に入浴するな” という警告の 10. それでもステンレス浴槽に入りに来る温泉マニアは減らなかったので
とっても悲しいことに、安部城温泉は2003年末に突如撤去されてしまったそうです。 跡形も無く・・・。 どうしてでしょう? いつもの”お役所”絡みでしょうか? 再会を誓ったのにもう会えません。 でも・・・本当に会えておいてよかった。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 近代史02掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。 すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。 |