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(回答先: 教員、警察官、県職…横行する議員口利き 大分事件の端緒は「金券ショップ」だった 投稿者 taked4700 日時 2011 年 1 月 09 日 11:57:23)
http://blog.goo.ne.jp/charotm/e/8ed4463bbc13f02fa28a5ba8fb739ecf
大分県の教職員採用汚職事件
2008-07-21 00:04:58 | 教育と研究
この所、大分県の教職員採用に関する汚職疑惑が毎日のように報道されている。教職員の資質低下が問題にされて久しいが、教師採用時に不正があったのでは暗澹たる思いがする。教師=聖職の観念は、大分県においては既に消え去ったのであろうか。
【疑惑の濁流】カネで買われた教壇…「汚れ役はトップへの登竜門」か、大分教員汚職
2008.7.19 14:40
教師になるのも、昇進するのもカネ次第−。教員採用をめぐる汚職事件で、元県教育委員会ナンバー2や現職校長ら5人が逮捕される異常事態となっている大分県。県教委はついに、不正な点数加算で採用試験に合格していた教員を解雇することを表明した。子弟を教員にするために、多額の現金や商品券が飛び交う“裏口採用”。あってはならない聖職者の不正が次々と明らかになっている。金品のやりとりは大分の特異な事例なのか、それとも教育界に蔓延する悪弊なのか…。
1人当たりの相場は200万円…逮捕者は5人に
逮捕者は収賄側が2人、贈賄側が3人。容疑者はいずれも県教育界の幹部クラスだった。
大分県警の調べでは、平成19年夏に実施された20年度小学校教員採用試験で、佐伯市立蒲江小学校長、浅利幾美容疑者(52)が長男と長女に便宜を図ってもらう目的で、県教委義務教育課参事の江藤勝由容疑者(52)に商品券100万円分と現金300万円を渡した疑い。その仲介には同課参事の矢野哲郎容疑者(52)と妻のかおる容疑者(50)が当たっていた。
江藤容疑者は、採用試験や教員人事を所管する義務教育課長補佐も兼ねており、採用試験の面接や試験結果の資料作成などの実務を担当していた。
浅利容疑者の長男と長女は400万円相当を供与することで教職についた。1人当たりの相場は200万円だった実態が浮かび上がっている。
浅利容疑者の事件で仲介役をした矢野容疑者と妻のかおる容疑者も、18年の小学校教員採用試験で、長女を合格させてもらった謝礼として、江藤容疑者と、採用試験全体を取り仕切っていた県教委ナンバー2の元教育審議監で同県由布市教育長の二宮政人容疑者(61)に、それぞれ100万円分の商品券を贈っていた。やはりここでも1人当たりの相場の200万円が動いていた。
「出世できると思った」…100点以上げたをはかせるケースも
合格させる手口は単純そのもの。江藤容疑者が中心となって試験の点数を書き換えて、実際の得点にげたをはかせていただけだった。
江藤容疑者は調べに対し、「18、19年の小学校教員採用試験で合格した82人のうち、少なくとも30人の得点を水増しして、手心を加えた」と供述したという。
合格者のほぼ4割が不正によるものだったという供述は、“裏口採用”が県教委全体で常態化していた可能性をうかがわせる。
関係者によると、18年の採用試験では、二宮容疑者が、部下の江藤容疑者に15人以上の受験者名を挙げて、得点に手心を加えるように指示したという。
19年には、1次試験の点数表を江藤容疑者が上層部に提出すると、口利きを依頼された約20人に印が付けられ、うち約15人の点数を水増し。中には100点以上を増やして合格させた受験者もいた。
加点で平均点が不自然に高くなることを避けるために、ボーダーライン上に近く、本来は合格していた別の約10人の成績は減点し、不合格とさせていたというのだから、まともに試験を受けた受験者はやり切れない。
江藤容疑者は19、20年度の中学校教員採用試験でも「点数を改竄(かいざん)した」と周辺関係者に話していたことも判明しており、小学校の不正と同様に県教委上層部の指示があったとみられる。
「上層部からの指示を断れば、出世ルートから外れる。自分もトップへの登竜門まで来ていた。汚れ役をやれば出世できると思った」
出世への執念だったのか、江藤容疑者はこう供述しているという。県警はこの供述を重視。謝礼に加え、県教委上層部からの指示が心理的圧力になっていたとみている。
江藤容疑者は「上層部からの直接的な見返りはなかった」とする一方で、「自分だけが捜査のターゲットにされた」とも供述。県教委内では採用担当者が不正操作の“汚れ役”を請け負うような、「組織的な犯行」が慣習的行われていたこともうかがわせている。
しわよせ不合格者の採用表明も答案廃棄で確認できず
汚職事件を受けて県教委は今月16日、臨時委員会を開き、過去の採用試験で不正な点数操作などによって合格したことが確認できた場合、教員の採用を取り消すことを決めた。不正合格者のしわ寄せで不合格となった受験者については、本人の希望があれば採用するとしている。
また、校長や教頭への昇任人事についても、同様の不正があれば懲戒処分などを行うという。
教育現場の混乱は必至だが、県教委関係者は「信頼回復には背に腹をかえられない」と危機感を隠せない。
小矢文則教育長は「可能な限り期間をさかのぼって確認したい」としているものの、得点の不正操作のデータや資料などは県警に押収されているほか、ここ数年の試験の答案用紙はすでに廃棄されるという不手際も明らかになっている。
不正があったとされる18年から19年の小学校教員採用試験の答案用紙や面接結果については、文書管理規定で10年間の保存期間が定められていたのにもかかわらず、それぞれ試験のわずか半年後に廃棄されていたのだ。
県教委はプロジェクトチームを立ち上げ、具体的な不正の確認方法を8月中にまとめると表明したが、最大の根拠となる答案の原本などを自ら廃棄していたことで、完全な検証作業は不可能に近い。
答案用紙などの廃棄について、県教委は「不正を隠す意図はなかった」と釈明するが、汚職が組織的かつ慣習的に行われていたことをうかがわせる現状では、「“証拠隠滅”だったのでは」との疑念も広がる。
信頼回復への道は相当険しそうだ。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080719/crm0807191439019-n1.htm
調査が進む中で、大分県教育委員会は直接に関与した校長や教頭を免職とするであろうが、県や市の教育委員会自身が人事刷新などを行って体質改善しなければなるまい。不正な過程を経て採用された教師は、自らそれを知っているだろうから、教育に自信を持てず次第に教壇を去ると想像される。子供達は、慣れ親しんだ先生が突然に去ることで暫くショックを受けるだろう。こうした事案では、最大の被害者は子供達である。
実は、類似した教員採用時の不正問題は私達の住む東北地域でも起きていると何度か聞いており、地縁・血縁関係が重んじられる田舎では、ある割合の教師採用において止むを得ないものと思っていた。そうした地方における慣行に加えて、一方では日教組が全国的に教師人事権を発揮していることも伝えられている。
日教組の組織率が大きい地方では、長期にわたって教師の配転、教頭や好調の昇進にも日教組が深く関与していると言う。そうした実態を掘り起こして、現実の姿を国民に伝えるべき存在のマスコミは、基本的に日教組支援体質があるからあからさまにしようとはしない。
結局は、この問題も大分県固有の問題に局在化され、数ヶ月もすれば忘れ去られるのだろう。初等教育や中等教育の在り方に気配りをする政権の時には、こうした不祥事が表沙汰にならず、教育に何ら関心の無い福田政権の時期に教育者の資格売買事案が露呈する。福田首相は、のんびりと夏休みとやらで時を過ごし、このような大きな問題に対しても無関心で、ただ風化を期待しているように見える。
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ええッ 4割が不正合格? (駄目ネコ)
2008-07-21 12:29:59
ニュースに拠ると 過去2年間においては 合格者の4割が 口利きに縁る不正合格だと云う。しかも、過去の答案用紙は廃棄済みだというから 特定は困難だろう。不正合格に加担した連中も 自分の不正を証拠立てるメモなど 何時までも保存しているはずも無いだろうから・・・。不正合格者は資格を剥奪すると 大分県教育委員会のお偉方が 言っていたが精々 遡って 1〜3年程度がやっとだろう。
合格者の3〜4割を不正合格者が占める・・・と云う図式は おそらく 過去10〜20年以上 続いた慣行だったとすると 大多数はスルーしてしまうと云う事になる。6割を占める実力での合格者の教師達は 今後 ずっと 「 不正合格者 」の疑惑の眼で見られてしまうのだ。
こういう事態で予想されるのは 教育現場での 教師全部に対する「 信頼感 」の失墜だろう。自分が不正合格で無いという証明は不可能となってしまうからだ。エラそうな事は言えなくなってしまう。カンニングするな、もっと努力しろ、勉強しろ・・・全て 空虚な言葉にしか聞こえない。
他県でも 合格発表前に 議員等への 合否連絡をしていた・・・と云う報道もあったばかりだ。これは 議員の口利きが在ったと云う何よりの証拠だろう。
議員を応援する メリットの一つが 各種口利きであり、子弟の公務員(役場・警官・消防署員。教員など)への就職に絶大な事は どこでも半ば常識化している。
大分県だけでなく 教職員だけでなく 広く 常態化しているのでは?と思う。
それが 議員を一生懸命、選挙で応援するメリットです。
どこかの国の破壊工作では! (pampam)
2008-07-23 15:13:10
教育はその国の根幹を成すものです。その国の方向性などは似非政治屋がもっともらしく、御託を並べても
日教組の腹積もりひとつでどうにでもなるのです。その日教組たるや、その内部に日本を内部より破壊しようとするどこかの国の教育を受けている人が大勢おられるのではないでしょうか?この人たちの長年の工作の甲斐があって皆さん!現在の日本はごぞんじのように各分野において、このような状態になってしまいました。おもえば38年前に三島由紀夫氏が今のこの
日本を見越して日本人に精神的決起をそくしたのでは
ないでしょうか! もう遅いかしれません。
擬似ピラミッド (pippo)
2008-09-04 18:11:55
失礼します。私がこのブログにたどり着いたのは、お書きになっている教育委員会内部でこの事件に関与した者と処分、その一点を正確に知りたかったからだと思います。
思うに、教育委員会とは表向きには「学校教育の円滑化を図る」「指導要録にのっとったより効果的な教育の質の向上を」とか言いますが、彼らの行動の動機は、このような少なくとも児童・生徒の視点・目線などに向けられるよりも、歌った人には悪いけれど「上を向いて歩こう」、これだと思っています。
権威に従順で、本来の使命を忘れているのではないでしょうか。学校現場の教師との関係で言えば、「指導・助言」などといっている場合ではない。これは間違いだと思います。
彼らは「サポート」出来なければ、彼らの使命を果たしているとはいえないと思うのです。学校現場は悲鳴をあげ、彼らはその現実を肌で感じようともしない。
残るものは「私は君たちを管理する立場」という錯覚の所産であるグロテスクな「見下し」です。官僚が選挙で選ばれていないのと同じように、彼らは言わば「得体の知れない人たち」とも言えるのではないでしょうか。
上ばかり見て錯覚を起こし。そんな教育委員会はいらないのです。難しいかもしれないけれど、官僚体質からの脱却を強く望むものです。
ちなみに、私は教員ではありません。
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