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ハンマー投げ室伏 事実上の引退表明「体力の限界」[NHK]
6月24日 20時26分
アテネオリンピックの陸上ハンマー投げ金メダリスト、室伏広治選手が24日、名古屋市で開幕した陸上の日本選手権で、リオデジャネイロオリンピックの出場権を獲得することができず、競技の第一線を退き、事実上現役を引退することを明らかにしました。
室伏選手は2年ぶりの実戦の舞台となるオリンピック最終選考会を兼ねた日本選手権で、男子ハンマー投げに出場しました。
室伏選手は1投目で64メートル74センチ、2投目で64メートル2センチ、3投目はファウルで、日本記録でもある自己ベストに20メートル以上届かず、上位8人による4投目以降に進めませんでした。
室伏選手は出場した19人中、12位に終わり、5大会連続となるオリンピック出場権の獲得はなりませんでした。
室伏選手は競技のあと、「体力の限界を感じた。今後はオリンピックや世界選手権を目指すことはない」と述べて、競技の第一線を退き、事実上、現役を引退する意向を明らかにしました。
室伏「これが1つの区切り」
室伏選手は競技のあと、「精いっぱいやった結果だと思う。久しぶりにこういう場に来て投げることができて、よかったと思う」と振り返りました。
そのうえで、「短い準備期間だったというのもあるが、やはり体力の限界は感じた。オリンピックや世界選手権など第一線で高みを目指したり、活躍することは今回が最後になると思う。これが1つの区切りだと思う」と述べ、事実上現役を引退する意向を明らかにしました。
そして、今後については、「これからは後輩の指導に当たったり、日本のスポーツ界に少しでも貢献できればいいと思っている。多くの方のサポートがあって長く競技を続けてこれたし、今はただお礼を言いたい」と笑顔を見せながら話していました。
競技以外の活動にも積極的
室伏広治選手は静岡県出身の41歳。男子ハンマー投げの日本記録保持者で、アテネオリンピックの金メダリストです。
「アジアの鉄人」と呼ばれた父、重信さんの影響でハンマー投げを始め、指導も受けて世界のトップ選手に成長しました。
オリンピックには4大会連続で出場していて、初出場のシドニー大会は9位でしたが、2回目のアテネ大会では、当初金メダルを獲得した選手がドーピング違反で失格となったため、銀メダルから繰り上がり、投てき種目では日本選手初の金メダルを獲得しました。続く北京大会は5位、37歳で迎えた前回のロンドン大会では銅メダルでした。
84メートル86センチの日本記録を持ち、日本選手権ではおととしまで前人未到の20連覇を達成するなど長く陸上界を引っ張ってきました。
競技以外の活動も積極的で、国内では2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会では、アスリートの視点からアドバイスを送るスポーツ・ディレクターを務めるほか、東京医科歯科大学の大学教授の肩書きも持ち、現役選手では異例となる、JOC=日本オリンピック委員会や日本陸上競技連盟の理事を務めています。
海外でも、国際陸上競技連盟とWADA=世界アンチドーピング機構のアスリート委員を務め、反ドーピング活動にも力を入れています。
さらに最近は、震災などの被災地支援や後進の指導などにも力を入れているため、競技以外の分野での活動が多忙を極め、競技のための練習量が限られていましたが、「熊本地震の被災者を勇気づけたい」という思いから2年ぶりの日本選手権への出場を決め、5大会連続のオリンピックに向け、短い時間を利用し、独特の練習方法で調整していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160624/k10010570791000.html?utm_int=all_side_ranking-social_003
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