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(回答先: 室内用いろりロケットストーブを作ってみました(自ブログからの転載) 投稿者 日 日時 2013 年 3 月 09 日 15:15:55)
経緯 当初は正当なロケットストーブを目指しました。
けれども、高さが最低でも1.2m、横幅が30cm以上無ければ、満足する吸い込みは得られませんでした。
これでは非常時に、或いは被災時に多くの方々が使うには、まだ大き過ぎ、作り難いとも感じました。
そこで、これを単純小型化する為に、どうしても吸い込み機能を、若干犠牲にしなければなりませんでした。
ただ、それをカバーする為に、燃焼スペースを本体直下、更に長い薪を使わない事等の工夫をすれば、
煙を室内に洩れ出さない条件を見い出す事が出来、これを漸くクリア致しました。
ですから、たとえ正当な室内型ロケットストーブをお持ちの方であっても、その環境が失われた時の保険として、
より簡単、軽量、サイズも小型なこの囲炉裏ストーブを、予備に保管される事は決して無駄ではないと存じます。
長所 ・「薪」の消費量が従来の薪ストーブの半分以下で済むことです。
ロケットストーブでは更に1/4〜1/7と謳われていますが、そこまでは無く、控えめにしておきますが、
逆に、石炭/豆炭/練炭が室内でも使える様になり、練炭一個で安全な、無人夜間暖房を実現しています。
※熾き火に練炭などを投入すれば、煮炊きのカロリーまではありませんが、朝まで柔らかな暖房が続きます。
勿論、長所はこれだけではないのですが、この一点のみを強調しておきます。
欠点 @量産体制が整って、安価に売り出されている薪ストーブに比べれば高い(自作で約1.6倍、完成品で約4倍の費用)。
Aヤカンがひとつしか載せられない。
Bロケットストーブとの比で、吸い込みが若干弱い(上記経緯で、それはカバー済みと説明)。 といったところです。
この長所と欠点@は、どちらもコストです。この差を逆転するのは燃費になります。
この囲炉裏ストーブは、細々と燃やしながらも消えない仕組みは維持しながら、
開放型焚口からの吸い込み気流で、薪全体に周る炎を押し戻しつつ、
それが同時に燃焼酸素の供給でもあるため、薪の先端から少しずつ燃えていきます。
その吸い込みと燃焼の絶妙なバランスは、あえて狭くした燃焼スペースにもあります。
そんな最低限の炎の持続で、薪を長持ちさせ、安価なコストパフォーマンスを実現しています。
暑過ぎる程の燃焼は快適とは言えませんし、浪費にもなります。
薪が何倍も必要で、調達コストや労力が高くつきます。この差は1シーズン以下で逆転します。
結論として、このストーブは経済的に安くつく品物になります。
そんなこのストーブを準備する事は、非常に重要です。
阪神大震災、東日本大震災と、その災害規模が次第に巨大になっており、
次はそれらが予行演習に見えるほどの、更に巨大化した大災害が身近に切迫しているという危機意識が、
あなたと愛するご家族、可愛いペットを救うでしょう。
日常使用しても良いし、家が倒壊した後でも残るような場所に準備しておく事も大切です。
各ご当地の自治会館に、班単位での備蓄をしておくことも強くお勧めします。
又、都会人でも普段は他の暖房、これはたまに練炭兼用でいいですから、平穏な日常が過ごせられている内に、
このストーブを自作、設置され、練習のつもりで体験しておき、いざという時のために習熟しておきましょう。
何時襲い来るか判らない大災害に備え、皆様と、大事なご家族、可愛いペットのための、
自給自作出来る暖房設備として、お役に立つことを願っております。
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