http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/689.html
Tweet |
(回答先: 物理の根幹、新たな数式 名大教授の予測を実証 (小澤正直・名古屋大教授)/asahi.com 2012年1月16日 投稿者 短足鰐 日時 2012 年 1 月 16 日 21:21:24)
【二つの不等式ー冪や冫の意味するものが微妙に違う(h:プランク定数、π:円周率】
ハイゼンベルク流:冪冫≧h/4π
冪:位置の不確かさ 冫:運動量の不確かさ
小澤流:冪冫+冪σq+σp冫≧h/4π(二つの項を加え精密にした)
冪:位置の誤差 冫:運動量の誤差
σq:位置の量子ゆらぎ σp:運動量の量子ゆらぎ
「量子力学の国」(では)、測定による誤差が、「不確定さ」をもたらす。さらにこの国では位置や運動量に、量子力学につきものの「ゆらぎ」という不確定さがある。
不確定さには、二つの系統があるわけだ。
ハイゼンベルグ流の不確定原理の式は、位置と運動量の不確定さをさ冪と冫と書いただけ。このため2系統のどちらを意味するかで混乱があ…った。
名古屋大学の小澤正直教授(61)はこれを仕分けし、測定に伴うものだけを冪、冫として、標準偏差σ(シグマ)で表される量子ゆらぎを別扱いにした。
〔《 》内は小澤さんの話〕
《科学は、反証できるものでなくてはなりません。ハイゼンベルクが示した不確定性関係は反証のしようがなかったが、私の研究で反証可能になりました。そのために、誤差と乱れを数学的に定義し、実際に測る方法を明らかにしました。それを実験で確かめると、ハイゼンベルクの不確定性原理が反証されました。新しい科学が開かれたと考えています。》
小澤さんは1970年、東京工大に入学。大学院で量子情報理論を修めた。学部時代に科学哲学などに触れたことが、その後の研究の根っこにある。
《哲学者は、量子力学の基礎や相対論の基礎について気軽に語ります。だから、物理学の根本原理を直すことに抵抗はありませんでした。》(以下、略)
(編集委員:尾関章、松尾一郎)
【前稿の式の訂正】
前稿の小澤の不等式は、「σ」を「Q」に間違えて写しとったようです。前稿の式はこちらのものに訂正します。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 環境・エネルギー・天文板4掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。