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(回答先: 地球はこれから寒冷化する〜温暖化の主犯はCO2ではない。それどころか−/丸山茂徳 投稿者 短足鰐 日時 2009 年 10 月 31 日 16:32:33)
温暖化の原因がCO2であるという説に対する批判が、非建設的であるという主張が、ある。
果たしてそうだろうか。無責任な匿名のコメントではなく、署名つきのページを新しく起こして検討しよう。
まず科学的な見地からすると、真理を追及し多くの人が信じている説に異を唱えることは、建設的で、勇気のいることである。この点で、CO2説に対する批判を非建設的であるという者は、コペルニクスやガリレオやアインシュタインを否定しているのである。その認識でよろしいか。私は憤然として問いただしたい。
経済的な観点から申し上げよう。昨今の動向を鑑みれば、CO2説に従えば、CO2の排出権の取引という結論になる。これは単に、現行の経済システムを維持したまま、新しい投機市場をつくって経済危機をごまかしてしまおうという、極めて非建設的な考えである。すこし考えてみればいい。排出権を売り買い可能にすることは、たんにCO2という新たな流通をつくるにすぎない。排出したい者は排出権を価格が下落したときに買い取るだけでよく、権利転がしが現れ、CO2排出の観点でみれば全く持って賢くない。阿呆である。
科学技術の観点から申し上げよう。CO2の排出量競争は、そのまま単なる省エネ競争になってしまい、企業はこれに終始して独創性のある商品をつくらずとも付加価値のついたものを出すようになる。これを、非建設的といわずして何というか。
政治的にみれば、エコポイントだのエコカー減税だの、怪しげな制度を量産し、リサイクルの仕組みも確立していないのに、不必要な買い替えを促進し、挙げ句のはてに取り壊しの仕方も分からないような怪しげな発電所(原発を筆頭に)を推進している。これは、まじめに環境を考えれば単なる環境破壊である。CO2の名の元に、その他の環境負荷がないがしろにされつつある。これでもし、温暖化の主犯がCO2ではなかったとしたら、どうなる。私は、声高らかに宣言したい。CO2排出規制論者は破壊者であると!
以 上