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週刊文春11月18日(水) 13時30分配信 / 国内 - 政治
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091118-00000000-sbunshun-pol
社民党の党首選挙が「十二月四日告示――十九、二十両日投票、二十一日開票」の日程で行われる。今のところ対抗馬擁立の動きはなく、福島瑞穂党首(消費者担当相)が無投票で四選される見通しになっている。衆院選で落選(比例で復活)した土井たか子前党首の後を継ぎ、福島氏が幹事長から昇格したのは二〇〇三年十一月十五日。無投票の流れは七年目に入った福島体制の安定ぶりを示しているかに見えるが――。
社民党関係者が解説する。
「特に入閣してからは大臣の椅子がよほどうれしいのか、ずっとハイな状態で、言わなくていいことまでベラベラしゃべってしまう。重野安正幹事長や阿部知子政審会長は『浮かれすぎだ』『言葉が軽すぎる』と顔をしかめています」
その代表例が、沖縄県宜野湾市で十一月八日に開かれた、米軍普天間飛行場の県内移設反対集会への出席問題だ。「『護憲の旗手』を自任する福島氏は、地元からの出席要請に二つ返事で『もちろん行きま〜す』と約束したのです。社民党が県内移設に反対していることは周知の事実であり問題はない、という判断でした。しかし、これを知った首相官邸は『まずいことになる』と慌てた。普天間移設問題では国会で『閣内不一致』と批判されているからです。『福島大臣が出席したら自民党に格好の追及材料を与えてしまう』と平野博文官房長官が火消しに動き、結局、集会二日前に福島氏は出席を取りやめ、代わりに渕上貞雄副党首が出席することになりました」(民主党担当デスク)
「時に判断がぶれるのは、忙しすぎるのも一因ではないか」と同情するのは社民党の同僚議員。福島氏は内閣府特命担当相として消費者のほか少子化対策、食品安全、男女共同参画を担当している。
「政治主導、官僚答弁禁止と言われる中、担当の問題を頭に入れておかなければ恥をかくと、連日、猛勉強している。民主党の閣僚に負けられないという思いも強い。勢い余って閣議でほかの大臣のペーパーまで読みあげてしまうことも一度ならずあったようだ」
ノー天気な福島氏に対抗馬が出ないのは、人材不足に加え、「独自路線」派の福島氏と「連立重視」派の阿部氏らが全面対決する形の党首選になれば、民主党の小沢一郎幹事長に手を突っ込まれかねないという警戒心も影響している。このままでは、巨大与党に吸収される日も近い?
(週刊文春2009年11月26日号「THIS WEEK 政治」より)