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2009/01/15(木) 10:53:52 ID:3ENtbBK4
発信箱:国民運動! 与良正男(論説室)
首相だけでなく、官房長官や与党幹事長らには新聞やテレビ、通信社十数人の記者が担当として張り付き、
年中、追いかけ回す取材が続く。番記者というヤツだ。ところが、ポストを外れると様相は一変する。
かつて、あるベテラン議員が要職を離れた途端に誰も取材に来なくなったのに驚いて「君たちも冷たいもの
だ」とぼやいたのを思い出す。取材する、しないはニュースになるかどうかが大きな判断基準。確かにマスコミ
は現金である。
だから渡辺喜美元行政改革担当相はこれからが大変だ。耳目を集め続けた離党話にけりがつき、しかも、
当面、同調者は少なさそうだとなれば、マスコミの関心は薄れていくだろう。
それでも私が少し注目したいのは、渡辺氏が「これから永田町の外から国民運動を起こす」と言っている点だ。
どう運動するのかは不明。絵空事と片づけるのも可能。だが、それは今の自民党へのアンチテーゼというだ
けでなく、とかく「何人造反すれば衆院で再可決できなくなる」などと政治家以上に政局目線でとらえがちな
私たち政治記者への挑戦状でもあるように思えるのだ。
永田町だけでは政治は変わらない。変えるのは国民だ。そんな当然の話をばかにしていては希望もなくなる
ではないか。
小選挙区制になって新党結成は難しくなった。資金も要る。それを承知で注文すれば、この際、新党を作る
なら、現職に頼らず、1人でも2人でも新人候補を発掘したらどうだろう。大半が新人ながら一定の勢力を
得た旧日本新党の例もある。その程度はしないと国民運動にはならないと言ってもいい。
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20090115k0000m070145000c.html