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(回答先: アイルランド:リスボン条約賛成が優勢 国民投票締め切り【毎日JP】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 10 月 03 日 13:17:01)
リスボン条約:可決へ アイルランド国民投票【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/world/news/20091004k0000m030078000c.html
【ダブリン福島良典】
欧州連合(EU、加盟27カ国)の機能を強化する新しい基本条約「リスボン条約」の是非を問うアイルランドの国民投票の開票が3日、実施された。
アイルランド公共放送RTEテレビによると、賛成多数で条約批准が可決される見通し。
これにより、来年初めまでの条約発効に道が開け、全加盟国の批准手続き終了を経て、EUは独自の「大統領」や「外相」を備えた新体制に移行する。
条約を国民投票に付すのは加盟国中、アイルランドだけで、投票は批准が否決された昨年6月に続き2度目。
RTEテレビが伝えた中間開票・集計状況によると、首都ダブリンの主要地区などで批准賛成が6割前後で、4割前後の反対を大きく引き離し、全国的に賛成票が反対票を上回っている。
有権者数は約308万人。
マーティン外相は地元ラジオで「今回は賛成が圧勝のようだ」と述べ、事実上、勝利宣言した。
批准反対運動を進めてきた反EU政党「リベルタス」のガンリー党首も「賛成の圧倒的な勝利」と敗北を認め、カウエン首相に祝意を表明した。
前回は政府による啓発の出遅れやカウエン首相の不人気が響いて批准が否決され、欧州統合にブレーキがかかった。
今回はEUがアイルランドの軍事的中立の尊重などを保証したことに加え、主要政党や経済界が「金融危機による打撃からの再生にEUが必要」と訴えた運動が奏功した。
リスボン条約の発効には全加盟国の批准が必要で、アイルランドの批准で未批准国はポーランドとチェコの2カ国で、近く批准する見通し。
条約発効で、EUが01年から取り組んできた機構改革努力が実を結ぶ。
リスボン条約下ではEUを代表する「大統領」が新設されるほか、対外的な窓口が「外相」に集約され、国際社会に対するEUの発言力が強化される。
また、行政府・欧州委員会の組織が改革され、EUの政策決定にあたり、加盟国や欧州議会の権限が強化される。
◇ことば リスボン条約
20カ国以上に拡大したEUの求心力を高め、効率化するため「欧州憲法」が提案されたが、05年に仏とオランダの国民投票で否決された。
この後、憲法の呼称やEU旗・歌など憲法色を排除した基本条約が提案され、07年12月にリスボンで署名された。
地名からリスボン条約と呼ばれる。
大統領職の創設などを定める。
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毎日新聞 2009年10月3日 21時21分(最終更新 10月3日 21時27分)