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「日本は改憲せよ」トランプ弾劾案提出議員(改憲は押しつけ?!)
http://www.asyura2.com/09/kenpo3/msg/470.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2017 年 7 月 21 日 10:29:24: N0qgFY7SzZrIQ kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo
 

 よく改憲論者の云う事に「平和憲法は米国の押しつけだからけしからん」と有るが。いま非武装平和主義憲法を「改憲」して利益を得たがっている最大の勢力は米国軍事受益者ではないか。
 その議論に、駐留米軍に支払い続けている多額な「思いやり」についての言及は皆無だ。
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投稿日:2017/7/21
「日本は改憲せよ」トランプ弾劾案提出議員
http://japan-indepth.jp/?p=35166

古森義久(ジャーナリスト・麗澤大学特別教授)

「古森義久の内外透視」

【まとめ】
・民主党シャーマン議員が7月にトランプ大統領弾劾決議案提出。
・日本の識者の観測と違い、弾劾の実現可能性は低い。
・シャーマン議員、下院公聴会にて、日米安保の不均衡を指摘、憲法改正と防衛費増額を求めた。

■民主党ベテラン議員、大統領弾劾決議案提出

ワシントンでは連邦議会の民主党ブラッド・シャーマン下院議員が7月12日、トランプ大統領に対する弾劾決議案を提出したことがちょっとした話題となった。

大統領に辞任を迫る弾劾の手続きはまず下院で半数以上の賛成を得なければ、始まらない。いまの下院はトランプ大統領を支持する共和党が多数派だから、この弾劾決議案は前進する見通しはない。だからこそその決議案の提出は「ちょっとした話題」にしかならなかったのだ。

日本の大手メディアもこのシャーマン議員の動きを報じていた。新聞でもごく小さな扱いだった。この決議案への賛同はシャーマン議員のほかには同じ民主党議員ただ1人だけだったこともきちんと報道されていた。

日本側のいわゆるアメリカ通の“識者”たちの間では、もっぱら「トランプ大統領への弾劾が近づく」という観測がこのところしきりだった。だが実際に弾劾の決議案が公式に出てきても、アメリカでも、日本でもメディアの扱いはこんな程度なのだ。アメリカの国政の現状をみれば、当然の反応だろう。現実の弾劾がはるか彼方にあることの反映だろう。

周知のように、定員435人の下院ではいま共和党が過半数の240議席を占める。民主党は194議席に過ぎない。トランプ大統領はその共和党が公式に指名した候補なのだ。だから民主党が大統領弾劾を実際に進めるには過半数の218議員の賛同が必要となる。現在では24議席も足りないわけだ。だから弾劾手続きが進む見通しはいまはないといえるのだ。日本の識者の見解とアメリカの政治の現実との間にはかなりの距離があるといえよう。とくに目新しい現象ではない。

■シャーマン議員日本に「改憲」求める

さてその弾劾案を出したシャーマン議員とはどんな人物なのか。

民主党内では超リベラル派、トランプ政権への反発も激しい。そのシャーマン氏はカリフォルニア州の選出、当選11回のベテランでもある。だがそのシャーマン議員が日本の憲法についてきわめて明確で強固な意見を再三、述べてきたことは日本側ではほとんど知られていないだろう。その日本憲法論は憲法改正論なのである。

私はシャーマン議員が日本に対して憲法の改正を求める声をあげるのを少なくとも2回、アメリカ議会で直接に聞いたことがある。

「日本は日米同盟により有事にはアメリカに助けられるのに、自国は憲法を口実にしてアメリカを助けはしない。そんな憲法ならば、改正すべきだ」

シャーマン議員がこんな激しい発言をしたのは今年2月28日だった。アメリカ連邦議会の公聴会が舞台だった。下院外交委員会のアジア太平洋小委員会が開いた公聴会である。トランプ政権下での新議会では日本関連の初めての公聴会でもあった。

シャーマン議員はこの小委員会の民主党側筆頭議員である。そのときのテーマは「中国の海洋突出を抑える」とされていた。南シナ海と東シナ海での中国の無法な膨張をアメリカはどう抑えるべきか、が審議の主題だった。だがそれに関連して日米同盟や日本の防衛のあり方までが論題となった。その過程で民主党側議員を代表するシャーマン議員が日本に関連して次のような発言をやつぎばやにしたのだった。

「日本は憲法上の制約を口実にアメリカの安全保障のためにほとんどなにもしないのに、アメリカは日本側の無人島の防衛を膨大な費用と人命とをかけて引き受けるのは理屈に合わない。日本側はこの不均衡を自国の憲法のせいにするが、かといって、『では憲法を変えよう』とは誰もいわない」

「2001年9月の9.11同時多発テロ事件でアメリカ人3千人が殺され、北大西洋条約機構(NATO)の同盟諸国は集団的自衛権を発動し、アメリカのアフガニスタンでの対テロ戦争に参戦した。だが日本はアメリカを助ける軍事行動は憲法を口実になにもとらなかった。その時、『日本はもう半世紀以上もアメリカに守ってもらったのだから、この際、憲法を改正してアメリカを助けよう』と主張する日本の政治家が一人でもいただろうか」

シャーマン議員が「日本側の無人島」と呼ぶのはもちろん尖閣諸島のことである。トランプ政権が尖閣も日米安保条約の適用範囲に入ると言明してすぐのこの発言はそのトランプ政権の政策への反対表明だった。ただし日本が憲法を改正し、集団的自衛権を行使できるようにすれば、日米同盟の不公正が減り、アメリカが尖閣を守ると誓約してもよいだろう、というわけだ。

■日本の防衛費増も求める

シャーマン議員は次のような発言も重ねた。

「アメリカなどが国際的な紛争を防止して、平和を保とうと努力するときでも、日本は血も汗も流さない。憲法のせいにするわけだ。日本の防衛費はGDPの1%以下だ。アメリカは3.5%、NATO加盟諸国は最低2%にするという合意がある」

そしてシャーマン議員は「日本が防衛費をGDPの1%以内にするというのは、それも憲法上の制約のためなのか」と証人たちに質問までをぶつけていた。同議員は以前にも日本の憲法が日米同盟を阻害しているから変えるべきだという議会証言をしていた。

日本側でもこんな事実があることをこの際、知っておいてもよいだろう。

*トップ写真:出典)ブラッド・シャーマン議員HP

◆この記事を書いた人
古森義久・ジャーナリスト
産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授。1963年慶應大学卒、ワシントン大学留学、毎日新聞社会部、政治部、ベトナム、ワシントン両特派員、米国カーネギー国際平和財団上級研究員、産経新聞中国総局長、ワシントン支局長などを歴任。ベトナム報道でボーン国際記者賞、ライシャワー核持込発言報道で日本新聞協会賞、日米関係など報道で日本記者クラブ賞、著書「ベトナム報道1300日」で講談社ノンフィクション賞をそれぞれ受賞。著書は「危うし!日本の命運」「中・韓『反日ロビー』の実像」「トランプは中国の膨張を許さない!」など多数。
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コメント
 
1. 2017年7月21日 12:26:32 : 116qjuAmEg : g6rYfuQ3aw8[2]
古森なんてネオコンのケツ舐め奴隷の記事なんざ信憑性無し。

つーか、自分の都合と希望的観測じゃねーのか?


2. 2017年7月23日 10:37:33 : RwFzzjuSDI : nY90rPOjnvQ[1]
厳密には正確ではないです。私は英語よりドイツ語(フランス語)が好きなので間違っているかもしれんが、例の小委員会の件で見れば動画と議事録をみても、さすがに「改憲しろ」などとは一言も言っていません。

シャーマンが言ったのは尖閣ではなく、南沙諸島の問題です。南沙諸島には日本と韓国のタンカーが通過するのに、日本はカネを出してディフェンスしようとしない。アメリカの石油でもないのに、なんでアメリカが巨額の軍事費を出して守らないといけないのか。それから911以降アメリカはアフガンで血を流し、NATOもGDP2%の軍事費を出しているところもあれば、軍隊を出して一緒に戦っているところもある。日本は憲法の制約でなにも出来ないというばかりだ。こんな調子。
こういう意見は昔からアメリカ(議員)では珍しいわけではない。リベラルかどうかは関係なく。シャーマンは特に尖閣問題も、日本と中国の争いにアメリカが巨額の防衛費をかけて加担する必要はないという考えの持ち主のようです。古森らも当初は尖閣に関与したがらない議員としてみていたのだろうとは想像がつく。
ただしネオコンではないです。これまでネオコンを汚い言葉で罵倒しているし、どちらかといえばトランプらと一緒で防衛費増額を押し付けてくるタイプで、リベラルとも共通項があるとすれば、アメリカ軍は巨費をかけて海外展開すべきではないという点かもしれない。

ただし防衛費の増額が憲法によるものではないとは一応認識しているので、阻害している要因は憲法ではなく法律で
「That is by law. That is not their constitution. We have a law that we spend only so much for defense, but we change
that every year.」としたうえで「 And they could spend more.」 と言っている。

そのあとに発言したローラバッカー氏が、安倍首相と偉大な仲間たちが憲法上の問題を解決しようとしていると述べています。というわけで、ひたすら安倍の改憲案を賛美しているのは共和党のダナ・ローラバッカーで、シャーマンはひたすらカネカネカネ、Taxがどうたらと言っています。似たり寄ったりかもしれんが、シャーマンの場合は戦闘機買えだの言っているトランプらと同程度の知識しかないと言った方がいいかもしれない。いつも思うのだが、太平洋に面しているというだけで、なんかカリフォルニアの人は無理やり日本ツウにさせられているような気もします。

日本に理解の深いアメリカ人は本当に少ないし、一方ではテキサスなんとかだの、ケントなんちゃらだのばかりが日本でも注目されておさむい限り。

ところで、このローラバッカーを親友だと公言しているのは幸福実現党の人がいます。中国の臓器狩りだか知りませんが、こういう人らとオトモダチになった共和米国議員がアジア小委員会でひたすら安倍改憲を賛美しているのに、古森氏にはそれがアメリカのリベラルにみえるらしい。

米国で一番の私の親友、ダナ・ローラバッカーが、現在、国務長官候補に急浮上してきました。あえば直道のBLOGより  (理想国家日本の条件、自立国家日本)
2016年12月07日 00時00分00秒 | 拡散記事・報道、


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