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(回答先: 〔某国会議員への反論〕 「検察審査会は憲法で保障された制度である」 その根拠/ 投稿者 夜明けの晩 日時 2010 年 12 月 25 日 19:08:47)
http://blog.livedoor.jp/khideaki/archives/52070333.html
2010年01月19日
検察リークの指摘とその不当性を考える
マスコミに垂れ流されているここ数日の小沢さんの政治資金規正法違反に関するニュースに関しては、それがすべて検察が流すリークであり、それが正しいかどうかの裏もとらずにマスコミは垂れ流していると僕には思える。それを考えさせてくれる数々の情報を
「浅井久仁臣 グラフィティ」
「きっこのブログ」
の中に見つけた。ここからいくつかの記事を引用して、それが不当な検察リークであることを考えてみたいと思う。
まずは浅井久仁臣さんの「検察主導の報道にヴェテラン記者が疑問」という記事から次の文章を引用しよう。
「「『小沢疑惑報道』の読み方」と題したコラムで長谷川氏は、「多くの記事を読む限り、正直言って『これはいったい、なんだ』という感じも抱いてきた」と疑念を書き、捜査当局のリークに頼り、その情報の確認作業もしないまま記事にしている可能性を危惧している。取材に当たる記者に対しての配慮をしつつも、「結果的に当局の情報操作に手を貸す結果になっているとしたら、それもまた見逃せないのだ」と警告している。」
検察リークの異常な報道は、素人でも分かるくらいひどいものだと思うのだが、プロのジャーナリストが指摘していることで、この不当性をかなり確信できるのではないかと思う。
また、「マスコミの暴走 胡散臭い水谷建設マスコミの暴走 胡散臭い水谷建設」という記事では、水谷建設から小沢氏へ賄賂が渡されたということが供述されたようにマスコミが報じていたがそれがかなり胡散臭いことであることを次のように指摘している。
「違法献金の話にしても、証言したのが水谷建設という、いわゆる政財界では札付きの会社のものである。鵜呑みにしていいものか、マスコミは考えるべきだ。
この会社、これまで脱税など数々のお騒がせ事件を起こしてきた。それらの事件を通じて捜査当局から司法取引を迫られて協力するようになった、“信用ならない会社”と見る業界関係者が多い。
司法取引と思われる証言の最たるものは、福島県発注のダム建設を巡っての汚職疑惑だ。佐藤栄佐久知事(当時)側に土地売却について利益供与を行なったと証言をして、結果的に佐藤氏を辞任に追い込んだ。
だが、水谷建設関係者の証言は裁判で次々に崩され、今も最高裁で係争中だが、佐藤氏が逆転無罪を勝ち取る可能性が高いとされている。
佐藤氏の場合、反原発の立場を崩さず、福島に原発を造りたい政財官から“狙われた”と言われている。つまり、水谷建設は、捜査当局の差し金で佐藤氏に不利になるような偽証を行なったのではないかと言われているのだ。
そんな会社の元社長(服役中)の獄中での「1億円を(小沢氏側に)渡した」との証言をどこまで信じることが出来るものなのか。」
この記事を読むと、水谷建設の供述は、検察に都合がいいように言わされている可能性がかなり高いことを予想させる。本来のジャーナリズムであれば、これは必ず裏をとらなければならないことではないかと思う。裏をとらずに、検察のリークで書いているとすれば、マスコミのひどさはここに極まれりということになる。また、この記事には
「小沢氏は今日の記者会見で、4億円が自分の貯金で、検察にはその預金口座番号まで弁護士を介して教えてあると述べた。」
という記述も見られる。つまり、小沢氏は、問題の4億円に対してそれがどこからの金であるかということを明確に説明しているのである。だが、このことは果たしてマスコミの記事になっているだろうか。僕は気づかなかった。浅井さんの指摘で初めて知った。
「小沢一郎氏周辺に強制捜査」という記事には次のような記述が見られる。
「だが、特徴的なのは、ほとんどの情報が明らかに検察のリークと思われるものだ。マスコミは、検察から流される情報を精査することなく、ほぼ垂れ流し状態で画面や紙面に反映させている。大体、小沢氏が4億円を紙袋に入れて石川秘書(当時)に渡したと報道されているが、冷静に考えればそれが「作り話」であることは容易に分かることだ。札束の重さは、1億円で約10キログラムだ。4億円なら40キロを超える。小沢氏一人で、しかも紙袋で簡単に運べる重さではない。」
これはかなり説得力のある指摘だ。ちょっと考えればすぐに分かりそうなおかしさがあることをそのまま記事にしているということは、検察リークを確認するために考えることもしないで、そのまま鵜呑みにしてマスコミは記事にしているということなのだろう。
きっこのブログでは「検察が石川氏逮捕のために嘘の供述をリーク」には次のような記述がある。
「民主党の石川知裕衆院議員(36)が東京地検特捜部に異例の逮捕をされた問題で、産経新聞をはじめとした一部のメディアは、15日付で、石川容疑者が「これ以上は小沢先生に相談しないと話せない」と涙ながらに語ったとの報道を行なったが、この報道に対して、石川容疑者の弁護人が「そのような事実はない」と全面的に否定した。弁護人によると、石川容疑者は東京地検特捜部から打診された16日の任意聴取を快諾していたのにもかかわらず、その前日の15日夜に緊急逮捕された。弁護人は「18日から始まる国会での逮捕許諾請求の手続きを避けるための強引な逮捕だ」と批判した上で、「特捜部は検察内部で石川容疑者の逮捕の了解を得るために、任意聴取で(石川容疑者が)『これ以上は小沢先生に相談しないと話せない』と涙ながらに話した、などという嘘の供述をでっちあげた」と指摘した。つまり、本来は在宅のまま取り調べる「記載漏れ」という軽微な事件であるため、それを是が非でも逮捕するための口実として、検察が嘘の供述をでっちあげてマスコミ各社へリークしたということである。」
「検察が石川議員に自白を強要」には次の記述がある。
「通常は在宅のまま取り調べる「記載漏れ」という軽微な政治資金規正法違反の容疑であるのにも関わらず、東京地検特捜部に異例の逮捕、拘束をされている石川知裕衆院議員(36)の弁護人、安田好弘、岩井信両弁護士は、17日、石川議員が任意聴取の段階で検事らから「容疑を認めないと自宅に帰さない」などと、自白を強要されていたと発表した。安田弁護士らは「全面可視化が自白の強要や冤罪を防ぐのに不可欠である」として、地検、最高検、東京高検、法務省に対して、石川容疑者に対する取り調べの全過程の録音、録画(全面可視化)を求める申し入れ書を送付した。また、取り調べをしている特捜部が「石川容疑者の供述」として外部のマスコミに事実無根の内容をリークし続けている疑惑に対して、有識者の間からは東京地検の佐久間達哉特捜部長を国家公務員法違反の容疑で刑事告発する動きも起こっている。」
これらの記事に対する信頼性に疑問を感じる人もいるだろうが、マスコミには載らないこのような情報もあるということは知っておいた方がいいだろうと思う。そして、ここに語られていることの方が事実であるとすれば、マスコミが垂れ流す検察リークがいかに不当なものであるかが分かるだろう。それは一般国民が保障されなければならない基本的人権を侵すものだと思う。
Posted by khideaki at 00:59│Comments(1)│TrackBack(0)
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この記事へのコメント
評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime/
小沢一郎氏は「戦いモード」ではゲームに勝てない をお読みください 面白いですよ
以下、引用です
>また、ある人からの又聞きなので名を伏せるが、鳩山政権成立直後に、霞ヶ関の官僚と複数のメディアの経営者が同席した会合で「いずれ民主党を叩く」ということについて申し合わせがなされたという(もちろん正式な合意ではなく、そういう合意が口頭ベースであった、というだけだ)。新聞・雑誌など既存の大手メディアにとって検察・警察はコンテンツの供給元であり、メディアが彼らの利害の側に就くのは当然のことだ。また、大手メディアの「政治部」はしばしば出世コースだが、出世は記者個人の人脈に大きく影響される。現在の幹部には自民党の有力政治家と人的なつながりを持っている人が多いだろう。
彼らが相当程度「恣意的」なのは、(宜しくはないが)「現実」であって、ゲームの「前提条件」だ。小沢氏及び民主党はこれらを理解しておかなければならない。
やっぱりねって感じです つまり日本は二大政党制に、なったようで まだまだ一党独裁の残滓があるってことですね
そのためにも民主に頑張ってもらいたい
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