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(回答先: 福島第一原発1号機爆発時、3人被曝 県発表 (アサヒ・コム) 投稿者 七転八起 日時 2011 年 3 月 12 日 22:09:11)
過去の事例から見ても原発は、情報隠しの常連だ。もしかしたら政府にも報告せずに情報隠しをしているかもしれない。政府は住民のパニックを恐れて情報統制しているのかもしれないが。
避難地域がころころ変わるのもそのためだろう。
東京新聞が2007年に書いた社説の時代と原発の情報隠ぺい体質が何も変わっていないとしたら事態は深刻だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2007040602006424.html
【社説】
原発事故隠し 自負できる安全対策を
2007年4月6日
原子力施設は安全が絶対的条件だ。電力業界はそれを求められているのに隠蔽(いんぺい)体質が改まっていない。完璧(かんぺき)だと自負できるくらいの対策を早急にまとめ、原発への信頼を回復する覚悟が必要だ。
電力会社の首脳が代わる代わる経済産業相に呼ばれて平謝りする。残念というほかない。電力十二社の発電所総点検の結果、トラブル隠しなど三百六項目で一万回もの不正事例が五日明らかになった。大半は水力だが、うち九十七項目、約四百五十回が原子力だ。
東京電力は一九七八年に福島第一原発3号機が臨界状態に達したのに隠蔽してしまった。九八年には同4号機で制御棒が脱落した。北陸電力でも志賀原発で八年前の臨界事故隠しが明るみに出た。
二十九年前に直ちに公表され原因を電力各社が共有していれば改善策を講じられた。各社やメーカーが情報を共有するシステムづくりも遅れてしまった。悔やまれてならない。
今回の不祥事では臨界事故を起こした原子炉が沸騰水型であったこと、どの社も例外なく不正事例を隠蔽したこと、この点に着目して対応策を練る必要がある。
沸騰水型の構造上の問題を指摘する専門家は少なくない。そもそも原発の技術者に十分な運転能力が備わっていたのか。原子力という極めて危険性の高いものを扱っているという初歩的な認識が薄くなっているのではないか。原因を徹底究明し、人為的ミスも見逃さない二重、三重の防止策を講じないと不信が増幅するばかりだ。
こんな話もある。電力会社首脳の会合で「経産省は過去のトラブルにこだわり、原発の将来に目を向けようとしない」という趣旨の不満が噴出したというのだ。昨秋に発覚した中国電力のダムの測量データ改ざんを機に経産省は不正事例を洗い出して報告するよう各社に求めたが、手間がかかるので、すんなりと受け入れることに抵抗があったようだ。
原発は供給安定性に優れ、二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーとされる一方で、時に旧ソ連のチェルノブイリ原発のような破滅的な事故を引き起こす。それでも、原油価格の高騰や地球の温暖化防止などを背景に、多くの国が再評価し、共存の道を探り始めている。
日本もエネルギー政策の中核に据えているが、原子力分野を目指す学生は減少傾向にあり原発を支える土台は心もとない。技術者の養成も含め、国や電力業界などが一体となって安全対策を具体化し、それを実践する体制を確立する必要がある。
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