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関東大地震の前兆? e-pisco…7月中旬から9月末が危ない!? 大気イオンと地震予知
http://www.asyura2.com/09/jisin16/msg/115.html
投稿者 月読 日時 2009 年 7 月 04 日 22:56:11: ydTjEPNqYTX5.
 


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1 :Ψ:2009/07/04(土) 21:59:19 ID:bTKWaOyO0
「大気イオン地震予測研究会e−PISCO」というところが、2009年6月26日発行したFAX情報によると、関東地方の大地震発生の可能性が危険度1から5に高まったようです。

7月中旬〜9月末 関東南部 M8規模発生も
国家総動員で態勢強化を
(1) 19日以降、南房総測定点では大気イオン濃度測定値が振り切れる状態がつづいている。また、厚木測定点でも新たな異常値が記録されるなど、事態はいっそう深刻化しているため、関東南部の地震予測は次のように修正する。場所=大正関東地震震源域付近、規模=M7を超え、場合によってはM8クラスも、時期=規模が大きくなれば遅くなり、M8クラスであれば9月まで持ち越される可能性も。

(2) 予測が現実になれば、首都圏は深刻な被害を受けるおそれがある。ただし、地震の規模が大きくなれば、それだけ地震発生までの時間には余裕ができる。大気イオン法だけでは万全とは言えず、これを機に、政府、学界、企業、一般国民などの知恵を総動員し、この危機を乗り越える態勢をつくらなければならない。政府や国立大学、その他の研究者にはGPSや歪み計など、各々が持つ観測データの解析、企業や一般国民には身の回りの防災態勢強化や宏観異常の観察をお願いしたい。あらゆる情報を私の手元に寄せてほしい。そして、根拠のないデマを流さぬようお願いしたい。

http://www.e-pisco.jp/r_ion/attention/090702.html
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マイナスイオンと地震予知

 マイナスイオンの話はちょっとお休みにしようと思ったら、そういかなくなった。先日、渡辺正先生からご自身の最初の訳書である「動物は地震を予知する」、ヘルムート・トリブッチ著、朝日選書277、ISBN4-02-259377-6を参考のために、と渡された。この本の原著は、1978年に発行されている。そこに、マイナスイオンと地震の意外な関係が記述されていた。ただし、用語としては、「帯電エアロゾル」である。

 今でこそ、動物が地震を予測するといっても怪しい科学だと思う人は少ないと思うが、どうやら、その当時は学界から全く無視されたいたようだ。

 この著者、ヘルムート・トリブッチは物理化学者で、光合成のモデル研究や太陽エネルギーの化学的変換・貯蔵の研究で知られている。決して、怪しい科学者ではない。

 いずれにしても、「大気イオンと地震予知の関係」、こんな話があったとは。
 

C先生:トリブッチ博士は、物理化学者だから、地震予知、しかも、動物の異常行動などによる地震予測などとは全く無関係の学者だ。それがこんな分野で本を書くことになったのは、自分の出身地で両親の居住地であるイタリアのフリウリ州での地震直後に現地入りして、そこで住民から聞いた動物の異常行動が余りにも多いことから、動物には地震の前兆を感じる能力があると直感的に判断して、関連文献を集めこの本を書いている。

A君:そして、トリブッチ博士の結論が、なんと大気イオンのうち、プラスの大気イオンが地震のときに増加するから、それに動物が反応するという理論。
 調べてみると、日本でもそんな測定をやっている大学、岡山理科大学があって、そこのHPのアドレスが次のものです。
http://www.pisco.ous.ac.jp/

B君:プラスの大気イオンも、サイズによって大イオン、中イオン、小イオンに分けるが、そのうちの大イオンが増加するということらしいという結論になっているようだ。

C先生:東大名誉教授の力武先生が書いた本、予知と前兆−地震「宏観異常現象」の科学- 力武常次(東京大学名誉教授)著 近未来社というものがあることも検索ページから見つかった。この本には、トリブッチ博士からのコメントが出ているようだ。

A君:1978年のトリブッチ博士の原著は、周囲のまともな地震学者から全く無視されて、特に、Natureとかいった有名科学雑誌に投稿した論文が全部却下されたという話が出てきますが、まあ、科学というものもそんなものであるということですね。

B君:現時点でも、怪しい科学と本物の科学の境目は見えにくい場合も多い。これまでも、重大な発見が一流論文誌に無視されたということはいくらでもある。マイナスイオンの話にしても、現状では、ほぼ怪しい科学であるが、今後、努力しだいできちんとした科学になる可能性も皆無ではない。

C先生:しかし、それには、日本の家電メーカーがちゃんとしたデータを取らなければ駄目だ。いい加減な市場を舐めた態度で製品を作って、それが売れるのは最悪。しかも、調子に乗って次々と製品を出すといった態度だと、まともな科学者の信頼を得ることはできない。

A君:さらに、それに便乗して、いかさま商品を大量に出す商売人が多いから、状況はますます悪い。

B君:現状での動物の地震予知能力について研究をしている岡山理科大には弘原海(わだつみ)清という教授がいるらしい。報告書がインターネット上で読める。
http://www.kdoyukai.on.arena.ne.jp/ksf/3teigen/index.htm

A君:理論としては、岩盤に巨大な力が掛かってピエゾ電気が起きて、そのために、(1)電場ができる、(2)電気的なパルスが出る、(3)電磁波が発生する、(4)放電などで大気イオンができる、(5)音波が生ずる、といった物理現象があって、さらに、(6)放射性物質であるラドンなどが放出される、ということもある。それらに対して、動物は感度が高いから反応する、といった理論のようです。

B君:結局ヒトは感度が低いということか。

A君:まあ、低いでしょう。もともと、本能を失いかけているのがヒトですし、それに、電場を感じるのは、どうも体毛も一つの要素のようで、ヒトには体毛が少ないですから。

B君:トリブッチ説、すなわち、大気イオンによる影響という説は、現時点では、どうやら優先順位が高くは無いようだな。

A君:1978年に提案されて、学界から無視されて、それ以後、復活はしたようですが、結局、どうも余りはっきりしない。

C先生:大気イオンが生物に対してある種の作用を持っていることは、トリブッチ説では絶対確実ということになっているが、最近では、それもいささか怪しいということか。

A君:まだ調査が十分ではないのですが、トリブッチの本によれば、1928年にはすでに「天候過敏症」という症状が知られていて、そのような人は、大気中のイオン濃度によって大きく影響を受けるという論文があるそうで、その後、1958年までに大気イオンが生物に与える影響を取り扱った論文が300件もあるそうです。

B君:トリブッチの結論は、マイナスの大気イオンが鎮静作用を、プラスの大気イオンが有害な作用を持つ。ただし、マイナスの大気イオンでも、正常だった箇所にはっきりとした痛みを訴えるという結論を出している論文もあるそうだ。

A君:そして、これほどの実験量がありながら、学界では承認されなかった。それは、「条件をよく制御していない実験や、非現実的な実験、間違いだらけの実験があって、ある程度当然ながら、これらは批判にさらされた。例えば、条件によっては、イオン発生器からオゾンや窒素酸化物も同時に発生する。これらの濃度を制御せずに行われた実験がいくつかある」。などといった記述になっています。

B君:今と変わらないな。

A君:マイナスの大気イオンには、大きさによって、大イオン、中イオン、小イオンと分ける場合もあって、その後もっとも研究されたのが、小イオンのバクテリアに対する効果。要するに殺菌力です。1956年発表論文。

B君:シャープのカビ菌をやっつけるという研究の根拠が、1956年にあるとはね。

C先生:セロトニン仮説なるものも、トリブッチ学説の一部なのかな。

A君:いいえ、クリューガーとその一派がやったモルモットを対象とした実験が元のようです。マイナスの大気イオンを吸入するとセロトニン濃度が低下し、プラスの大気イオンを吸入すると著しく増加したそうです。

B君:鎮静剤だといことか。

A君:ラットを対象に追試をした人の実験によれば、「ボタンを押すと餌がでるが、あるボタンを押してある音がでたときには、ボタンを押さないと電気ショックが与えられるようにセットした実験装置」を使って、マイナスの大気イオンを吸入させると、電気ショックに対する恐怖感を失うという効果を示したそうです。

B君:それは大変だ。車を運転しているときにマイナスの大気イオンを吸っていると、恐怖感が無くなるということにつながる。

A君:トリブッチはさすがに科学者ですから、マイナスの大気イオンに対する知識がまだまだ貧弱であること、特に、地震との関係では分かっていないことが多すぎることを述べています。間接的な証拠が、大気イオンの発生と地震の発生とが関係しているのではないか、という関連性を明確に示しているが、という表現はしていますが。

B君:そういえば、先に紹介した報告書によれば、神戸の大震災の前に、マイナスイオン測定器を作っていた神戸電波では、マイナスイオンの異常な増加を検出していたらしい。

「兵庫県南部地震前、被災地中心の神戸市東灘区のM神戸電波では、自社製の大気イオン測定器KSI-1000の連続テストが行われていた。通常濃度は±300〜500個/ccであるが、地震の9日前の1月8日に異常な増大(+840、−860)が始まり、9日には最大値(+2,351、−3,100)を記録した。10日と11日で急減(+610、−520)、12日に再上昇(+1,129、−1,424)、以後、地震前日まで減少(+550、−558)し、17日の早朝に地震に直撃され器械は破壊した。地震前に、帯電エアロゾル変化が直接計測された世界最初のデータであろう」。

A君:しかし、その「帯電エアロゾル」の実体については、分かっていないようです。日本エアロゾル学会なる学会があって、そこの掲示板に、「地震の際に検出される帯電エアロゾルの主たる成分は、地中から供給される放射性ラドンの娘核種である、鉛210が吸着した岩石の微粉末であるとされています。これは本当か」、という質問がでています。

B君:しかし、全員が無視しているのだろう。想像だが。

A君:その通りです。

B君:誰も実体が何か知らない。しかも、怪しい科学だと思っている。

C先生:ちょっと話を戻すが、現状では、クリューガーのセロトニン仮説も必ずしも100%の支持を得ているという訳ではなくて、現在行われている研究も、1950年代の質を凌駕するものにはなっていない。その最大の理由が、やはり、化学組成が分かっていないことだろう。そろそろこれで終わろうか?

A君:ちょっと待ってください。一つ重大な発見もあったのです。Webを帯電エアロゾルというキーワードで検索していて見つけたのですが、なんと、疫学上厳然として存在する環境問題「高圧線と発がん」との関係も帯電エアロゾルで説明可能という説を、2000年9月にBBC放送が流していたという情報です。
http://www.asyura.com/sora/bd10/msg/368.html

B君:それはあり得る。マイナスイオンが硝酸の微粒子だとしたら、活性酸素を出す場合もありそう。プラスイオンなら、まず確実に何かありそう。

C先生:シャープのクラスターイオンは、マイナスイオンもプラスイオンも出すらしい。前から言っているように、その殺菌効果が普通の人にとって良いものだとはどうしても思えない。万一、使用者の家族にがん患者が出て、発がんとクラスターイオン発生装置との関連性で訴訟にでもなったら、シャープは勝てるのだろうか。かなり疑問だ。
 今回、渡辺先生のおかげで、意外な進展を見た。「大気イオン」という雷を中心とした研究があって、これとは全く別の分野、すなわち、地震の予知という分野で、「帯電エアロゾル」と呼ばれているものがある。そして、この二つはひょっとすると同じものである可能性があり、さらに、一般には電磁波の問題とされている高圧線とがんの問題も、同じような概念で説明可能かもしれない、ということだ。

A君:となると、この話しばらく続くのでしょうか。

B君:健康に良いというマイナスイオンについてなら興味は無いが、環境問題や地震予知の問題は面白そうだ。

C先生:まあそういうことだと、まだ何か新しいことが分かるかもしれない。しかし、いずれにしても、化学種の特定が絶対に必要だ。

http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/MinusEarthQuake.htm
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