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四川大地震から1年/復興と癒えぬ心と【しんぶん赤旗】 以下は「しんぶん赤旗記事情報/G-Search」から検索、貼り付け。 ======================================== 四川大地震から1年/復興と癒えぬ心と 死者・行方不明約八万七千人を出した中国・四川省の大地震から十二日で一年を迎えます。がれきはすっかり片付き、復興工事が各地で進んでいます。その一方、肉親を亡くした人たちの悲しみは癒えていません。 (成都=山田俊英 写真も) 省都成都の北西、都江堰市。傾いたり、外壁が落ちた建物ばかりだった街が、いまは新しい塗装のビルばかりです。建物が倒壊した所は更地になり、地震の跡が分かりません。 無償で新居 震源地の竜門山脈へ向かって舗装道路を十数`上ると、新緑の中、両側に四階建てのマンションが現れました。同じ規格の真新しい住宅がずらり。95%の家が壊れた棋盤村。市内の村の一つです。 国や省が資金を出して集合住宅を造り、山中に点在する農家を集めました。住宅の自己負担はゼロです。 タイル張りの広場で野菜を並べて売っていた楊容さん(25)は「地震のときは出稼ぎに行っていました。新しい家を無償でもらえるというので夫と帰ってきました。ここの方がずっといいから」と笑顔が絶えません。 いまは百平方bのマンションで母、夫と三人暮らし。中が二階建てのメゾネット型。水道、ガスも完備。震災前、燃料は炭でした。 「こんないい家がもらえるなんて思わなかった。地震前はもっと上の方に住んでいたけれど、喜んで移ってきたわ」と近所の董小玉さん(38)も言います。 夫婦げんか 同じ都江堰市。一年前、中学校倒壊現場の取材で携帯電話の番号を教えてくれた男性がいます。中学二年生の長女を亡くしました。電話すると「娘の写真や学校からもらった賞状を見せたいから、ぜひ来てください」。 町はずれの舗装されていない道を、携帯電話で場所を尋ねながら行く途中、突然通話できなくなりました。人に聞いて探し当てると、様子が変です。 家の外で近所の人に囲まれて立つ姿は確かにその人ですが、精気がなく、涙さえ浮かべています。「学校が倒壊したのは手抜き工事だ。徹底的に追及する」と叫んでいたときとは、まるで別人です。家の中には乳飲み子を抱いた妻がしょんぼり座っています。 四十日前に二人目の子が生まれたが育てる金がない。これをめぐって夫婦げんかとなり、妻が携帯電話をたたき壊したといいます。彼の口からは酒のにおいがします。 昼間から酒を飲まずにいられない悲しみ。それを見るに堪えない妻の憤り。地震がなく、子どもが死ななかったら、違う家族の姿があったでしょう。 (3面につづく)
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10262446574.html から転載。
2009-05-17 09:08:05
gataro-cloneの投稿
テーマ:世界の動き
2009.05.11 日刊紙 1頁 総合 (全1,005字)
新しいマンションの前に立つ棋盤村の人たち=7日