陰謀論における世界支配者達の支配の手法 一般的に、陰謀論においては、「この世界には、諸国家の上位に、超国家的・超法規的・非公式的・非公開的な、世界支配者層の秘密の(共通する信仰や政治目的や利権や、血縁や人脈を、基にした)ネットワークが存在し、そして、各国の統治者は、この世界支配者層の手下・傀儡・走狗であり、各国国民にその存在を気づかせないように、隠然と世界を支配している」という言説が主流である。これを「国際秘密力」と陰謀論では呼称する。各国単位では各国(の表政府)を裏から支配する「裏(非公式)政府」という意味で「ディープ・ステート」と呼ぶ。権力者(支配者)同士にとってお互いは敵ではなく、権力者にとっての真の敵は、支配対象となる各国国民(被支配者)そのものである。ゆえに彼らは結託する。彼らは自身を「神」「神々」「神の代理人」「神の意志の代行者」「(自由意志や知性や理性を持った)真の人間」と見做し、国民を「(姿形だけ人間に似ているだけの中身は獣同然の)人間」、「神々に代わって(卑賤な肉体労働を)働く奴隷」「家畜」「作物」と見做している。そうした世界支配者層の(いかにして国民を騙すかという)支配の手法について、以下のことが唱えられている。 秘密結社の設立。秘密結社はピラミッド型の位階制を取る。メンバー(メンバーの情報は組織外および組織内でも下位の者には秘密)の組織化。秘密結社の設立・運営は宗教的・政治的・経済的動機に基づいている。秘密結社は社会のあらゆる組織(支配機構)への浸透を図る(「浸透戦術」)。そして、浸透したこれらの各組織が、秘密裏に連携して、共通する「究極目的」へと分進合撃する(「分進合撃戦術」)。国民は、これらの組織が、各々無関係な(あるいは対立した)独立した組織であると思わされ、連携している(グルである)とは気づかないし、気づかせない。よって国民は、油断したり、対応を分散させられ翻弄され、その進撃を阻止できない。 また、「分進合撃戦術」には、「行動主体の分割」だけでなく、「究極目的」から逆算して、政策を分割して(「政策の分割」)、一見各々無関係な個々の政策として(時間差をもって)成立させ、それらが全て積み重なると、「究極目的」が達成される、といった意味でも使われる。国民がそれら政策の各々は無害か大したことではないと思って油断して(その場その時で法案の成立を黙って見過ごして)いると、気づいた時には手遅れになっていたという仕組みである。 (カルトを含む)宗教組織の設立と既存宗教組織への浸透。自ら(秘密結社や宗教組織や経済組織や特定人種や特定民族や特定一族や特定個人。以下同)に有利な(=国家と国民に不利な)教義による信者の洗脳支配と集金と集票と政治運動への動員。宗教組織の幹部は秘密結社のメンバーである。世界中の宗教組織は秘密結社そのものであるか、(新興宗教においてはほとんどが)その下部組織(ダミー団体)である。 情報機関の設立。情報機関は各国家・各国民のためではなく、世界支配者層のために存在する、その本質は私的組織である。情報機関の構成員は秘密結社や宗教組織のメンバーである。各国における国民に関する情報収集(監視)と裏工作や傀儡間の連絡係など。 大学などの教育機関の設立と既存教育機関への浸透。自らに有利な(=国家と国民に不利な)教義やイデオロギーによる、将来の社会の指導層となる学生の洗脳や、権威を利用した世論操作。大学内秘密結社はメンバーのリクルート元の一つ。教育機関の幹部や教授陣などは秘密結社や宗教組織のメンバーである。彼らの作った世界史には秘密結社とその活動は記述されず、そのため国民がその存在を知ることもない。存在を認識され(させ)ないことは存在しないも同然である。国民は存在しないモノとは戦えない。歴史を裏から動かしてきた秘密結社の絶大な影響について触れない世界史は偽物である。例えば国際連盟や国際連合やEUが秘密結社(オカルト&カルト組織)によって設立されたことを、その本当の設立経緯を、どれだけの人間が知っているであろうか? わざと莫大な金額がかかるようにした選挙資金や供託金などによって、自らの傀儡しか候補者や政治家になれないようにした、実質的に国民に参政権・選択肢を与えない擬似民主制度。国民には正常に民主主義が行われていると信じ込ませる。国民は自己の選択の結果だと思えば、どんな悪政でも自己責任として受け入れざるを得ない。またいつでも民主制度によって覆せると、油断することになる。実際には、世界支配者層の政策には、ラチェットが組み込まれていたり、あるいは、傀儡政治家に主(あるじ)の命令を覆す意思は無いので、一度実現すれば、後戻りはできない。 マスメディアの設立と(広告代理店や株式や人脈を通じた)支配と既存メディアへの浸透。自らに有利な(=国家と国民に不利な)擬似世論の形成や、低俗な娯楽番組による国民の愚民化や、彼らによる傀儡に対する通信簿である捏造世論調査。傀儡に不都合があった場合の話題反らしや、意に沿う人物の引き立てや、意に沿わない人物の脅迫や追放が任務。マスメディアの所有者および幹部は秘密結社や宗教組織や経済組織のメンバーである。もちろん彼らの私的所有物にして対国民用プロパガンダ機関・洗脳装置であるマスメディアが諸国家よりも上位の存在である世界支配者層について触れることはない(陰謀など存在しない「偽りの日常」の演出。誤った世界解釈の提供)。 資金や票や組織力を提供することで、メンバー(傀儡・手下)を政界や官界に送り込み、国民の意思を排除して、擬似世論と教義(オカルト)とイデオロギーと極秘計画に基づき、自らに有利な(=国家と国民に不利な)利益の獲得・政治決定・法制度の改変を行わせる政治力。そうして各国国民の富を国家単位で世界支配者層へと収奪する(新自由主義・グローバリズム・あらゆる公的分野の民営化=私営化=世界支配者層による私物化)。有力な政治家や官僚とその候補達は秘密結社や宗教組織や経済組織のメンバー(信者)である(でないと出世できない)。 間接支配の道具として、その国の被差別民族や被差別民から、(出自を隠させて)各界に送り込み、社会の上層を一般国民に気づかれぬように、従来の支配者層と入れ替える。 政党の設立と既存政党への浸透。スポンサーや幹部メンバーは秘密結社や宗教組織や経済組織のメンバーである。各国の各政党は、与党と野党は、どれも、どちらも、世界支配者層を主とする、グルである。対立の偽装。世界支配者層にとって、どちらが選ばれても構わない「両建て戦術」。そのため、コントロールが容易な二大政党制が好まれる。国民には実際には選択肢は無い。 メンバー(傀儡・手下)を警察検察機構や法曹界に送り込み、現実の法の運用を支配。メンバーの犯罪(違法行為)の黙認・揉み消しや、メンバーに有利な(=国家と国民に不利な)法判断や、意に沿わない者の脅迫や追放が任務。警察検察官僚や司法官僚は秘密結社や宗教組織のメンバーである。 その国の暴力団や被差別民族や被差別民を、秘密結社や宗教組織を通じて組織化。擬似世論形成(街宣活動やデモ行進やネット世論操作)などの世論工作や脅迫や暴力行為や暗殺などの汚れ仕事(違法行為)を行わせる。対価として政治的・経済的優遇を与える。その国やその国の国民や歴史や制度を憎んでいるので、忠実な手下になる。 右翼(保守)組織や左翼組織やテロ組織(全て偽装)の設立と既存組織への浸透。組織の幹部は秘密結社や宗教組織のメンバー。実行部隊は暴力団や被差別民族や被差別民。最下層は何も知らない一般国民。国民の(自らに有利な(=国家と国民に不利な)イデオロギーと世界観への)洗脳と囲い込みと政治運動への動員や、(偽装)右翼と(偽装)左翼の(偽装)対立(猿芝居・出来芝居)による世論分断(本当に国家と国民のためになる世論の形成の妨害)と自らに有利な(=国家と国民に不利な)世論誘導と自らに有利な(=国家と国民に不利な)擬似世論形成が任務。真に愛国的・民族的な右翼(保守)や左翼(共産主義者)は排除される。自らが組織した偽装テロ組織により自作自演テロを起こすことで、侵略戦争(建前は自衛戦争)の口実としたり、テロ対策(や利便性向上)の口実で、傀儡政府の権限を強化し、国民への監視や統制を強化(共謀罪やマイナンバー制度やキャッシュレス化やIoTや街中に監視カメラの設置など)する。 株式と銀行(金融)とメンバー幹部を通じた、経済団体と企業群の支配による経済力。経済支配により、(例えば税率や労働法制を改変することで)国民の保有財産やライフスタイル(働き方・消費行動・婚姻形態・家族形態・出生率・人口など)や、さらには、思想をコントロール。「経済という下部構造が人間の意識という上部構造を規定する」という法則の応用。 陰謀論自体のコントロール。いくら秘密結社がメンバーに秘密遵守の誓い(破った者は殺される)を立てさせようとも、真実は遅かれ早かれ、どこからか漏れるものである。そのため陰謀論自体が秘密結社のコントロール下に置かれることになる。陰謀論を主導的に公開しているのは疑惑の対象となる彼ら自身である。実際に陰謀論の中には部分的に多くの真実が含まれている(ただし本当に知られたくない核心や黒幕には触れない、せいぜい匂わせや寸止めであり、決定的な証拠は提示しない)が、荒唐無稽の説や誤情報を混ぜることで、また、「陰謀論、陰謀論者」と嘲笑することで、(部分的に含まれる真実ごと)陰謀論の信用を落としたり、国民をミスリードする手法が行われる。また、信じさせないだけでなく、反対に、陰謀論を信じた者(陰謀論には部分的に真実が含まれているので、彼らによって教育機関やマスメディアを通じてばらまかれた偽りの常識の洗脳を打ち破るだけの、知性と勇気を持った者が現れるのは当然である)を、主導し組織化することで囲い込み、これまた間違った方向へミスリードする手法も行われる(例えば彼らの仲間・味方を、あたかも国際秘密力やディープステートに抵抗・対抗する者であると、誤って信じさせ、支持させる、など)。また、陰謀論や娯楽(映画や小説やアニメや漫画やゲームなど)という非公式(公式ではないので、国民には反論も反撃もできない)の形で情報開示することで、徐々に国民を(彼らの世界観に)慣れさせているという面もある。このように幾重もの罠が張り巡らされている。
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