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民進「県政与党」打ち出す/混乱収拾と結束狙う
新潟日報[3面] 2016年10月28日
共・社歓迎、自民は批判
25日に就任した米山隆一知事に対し、民進党県連が支持する方針を打ち出した。米山氏は民進党を離党して知事選に出馬し、民進党は米山氏を推薦せず自主投票で臨んだ経緯があるが、初の非自民系県政での存在感を高めるとともに、知事選対応で生じた混乱を収め、意思統一を図りたい狙いがある。米山氏を推薦した共産など3党は歓迎するが、県政で "大多数野党" となる自民党からは「軸がぶれている」と批判も出ている。
「われわれは米山さんの仲間だ」。知事着任前日の24日、民進党県連の代表代行に就いた鷲尾英一郎衆院議員は記者会見でこう強調した。県連はこの日の会合で米山県政を支える方向を確認した。
もともと米山氏は党衆院新潟5区総支部長だった。24日に県連代表を辞任した黒岩宇洋衆院議員によると、県連として自主投票を決めた後に米山氏が出馬の意思を示したため、黒岩氏らが立候補断念を求めた。その結果、米山氏は離党し、共産、自由、社民の3野党の支援で出馬した。
結局、民進党は知事選で積極的な役割を果たせなかった。選挙戦後半になって蓮肪代表や県関係国会議員が米山氏の応援に人ったが、主導権は自由党の森裕子参院議員ら党側が終始握っていた。
とはいえ、新潟H軸社の出口調査では民進党支持層の8割超が米山氏に投じていた。森民夫氏か推薦した自民、公明両党への対抗意識も一因とみられ、民進党県連には「知事を生んだ県民世論を尊重すべきだ。対自民党という流れも大事にしたい」(県連幹部)との雰囲気が強まっている。
県議会は国政と同様に自民1強が続いており、全53議席のうち、米山氏を推薦した3党の議席はわずか3。民進系会派の7議席と一部の無所属が加われば2桁となり、米山氏の支持は少数与党ながらも一定の存在感を示すことができる。
民進系会派の県議団長も務める大渕健県連幹事長は「是々非々ではあるが、直前まで同じ党にいたのだから政策の親和性はある」と与党の立場で臨む方針を示す。米山氏は知事就任会見で「大変ありがたい。民進党の期待に応えるのも非常に重要だ」と述べた。
推薦した3党側も歓迎する。社民党県連代表の小山芳元県議は「県政の安定には多くの議員が必要で、特に複雑な思いはない」と前向きに受け止める。共産党の渋谷明治県議は「民進党にも事情があってのことで、違和感はない。しっかり支えていただきたい」と述べた。
民進党の判断は、県連が置かれた厳しい状況も背景にある。知事選を巡る県連執行部の一貫しない対応は党内外から批判され、とりわけ支援団体の連合新潟は強く非難。連合は、民進党の独自候補断念を受けて森民夫氏の支持を決めた経緯があり、はしごを外された格好になったためだ。民進党としては黒岩氏の代表辞任で体制を刷新すると同時に、県政でのスタンスを明確にして結束を図りたい意図がある。
今後の主導権争いをにらみ、米山知事を「少数与党」側につなぎとめておきたい狙いもある。県連幹部の1人は「知事が県議会対策で窮すれば、自民党寄りになる恐れもある。少しでも対自民の与党側を増やし、ともに頑張る姿勢を示す必要がある」と明かす。
これに対し、県議会の3分の2近い議席を押さえる自民党は冷ややかだ。県連総務会長の沢野修県議は「他党のことではあるが、自主投票としながら当選後に米山支持を打ち出すの は、党としてバラバラという印象を持つ。軸がぶれているのではないか」と指摘。他の県議からは「想定内だが、党としての矜持がない。相変わらず調子がいい」といった声も上がる。
11月16〜18日には臨時議会が開かれる予定で、民進系会派も代表質間に立つ方向だ。原発政策など知事と主張が異なる分野もあり、「県政与党第1党」の姿勢が問われる。
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