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原発再稼動問題 踏み込む候補者
朝日新聞[23面 新潟版] 2016年10月8日
「ノーと言う覚悟」「できない」
知事選(16日投開票)の主な侯補者らが相次いで、東京電力柏崎刈羽原発がある柏崎市や刈羽村に入り、支持を訴えた。再稼働問題が注目される中、告示の時と少しずつ主張の言い回しが変わってきている。
前長岡市長の森民夫氏(67)=自民、公明推薦=は7日、柏崎市の市民プラザやスーパーの前で演説に立った。自民党の細田健一衆院議員(新潟2区)、柏崎市・刈羽郡選挙区選出の三富佳一県議らが並んだ。
森氏は告示の時から、再稼動について「安全確保を最優先の課題とする」と訴えていた。この日はさらに、原子力規制委員会の適合審査の結果が出ても「すぐ、再稼働することはありません」と踏み込んだ。泉田裕彦知事は県技術委員会と二人三脚で安全確保のために取り組んできたと評した上で、その委員会で独自に検証して問題があれば、東電や国に「再稼働はノーと言う覚悟で臨んでいる」と力を込めた。
三富県議は、同日朝に安倍晋三首相から「しっかり頑張らないと大変なことになるぞ」と電話があったことを報告し、激戦と言われる中、陣営を引き締めた。
医師の米山隆一氏(49)=共産、社民、生活推薦=は6日に刈羽村と柏崎市に入り、原発から約1キロのスーパー前や市中心部などでマイクを握った。
東日本大震災時に福島県双葉町長だった、井戸川克隆氏も応援にかけつけた。井戸川氏は刈羽村の演説で「ここは空気がきれいだ。 私の町はマスクをしないと入れない。防災計画を読んだが、皆さんの生活保障を約束する人はおらず、大きな問題だ」と訴えた。
米山氏も「原子力防災指針をどう読んでも、皆さんを安全に避難させられる計画は現時点で立てられない」とし、再稼働を間われれば「できないと答える以外にない」と明言した。
放射線科医の経歴から「万が一を考えるなら刈羽村でも急性被曝へのきちんとした医療ができる機関がないといけない」と主張。 再稼働できない間の雇用対策にも取り組むとした。
知事選には、元団体職員の三村誉一氏(70)、行政書士の後藤浩昌氏(55)も立候補している。
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